JP2023088061A - 三次元モデル生成装置、三次元モデル生成方法及び三次元モデル生成プログラム - Google Patents
三次元モデル生成装置、三次元モデル生成方法及び三次元モデル生成プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023088061A JP2023088061A JP2021202690A JP2021202690A JP2023088061A JP 2023088061 A JP2023088061 A JP 2023088061A JP 2021202690 A JP2021202690 A JP 2021202690A JP 2021202690 A JP2021202690 A JP 2021202690A JP 2023088061 A JP2023088061 A JP 2023088061A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical surface
- dimensional model
- mask
- images
- model generation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T17/00—Three dimensional [3D] modelling, e.g. data description of 3D objects
- G06T17/30—Polynomial surface description
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T7/00—Image analysis
- G06T7/50—Depth or shape recovery
- G06T7/55—Depth or shape recovery from multiple images
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T7/00—Image analysis
- G06T7/50—Depth or shape recovery
- G06T7/55—Depth or shape recovery from multiple images
- G06T7/593—Depth or shape recovery from multiple images from stereo images
Abstract
【課題】複数の画像に含まれる光学面を適切に処理して三次元モデルを生成する。【解決手段】三次元モデル生成装置は、複数の撮影位置から撮影した複数の画像を取得する画像取得部と、取得した複数の画像のうち、光の反射によって視認される反射像及び透明部材を介して視認される透過視認物の少なくとも一方が映る光学面領域を検出する光学面検出部と、光学面領域にマスクを配置し、マスクを配置した複数の画像に基づいて三次元モデルを生成するモデル生成部とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、三次元モデル生成装置、三次元モデル生成方法及び三次元モデル生成プログラムに関する。
被写体に対して撮影位置を変えながら複数の画像を撮影し、撮影した複数の画像データに基づいて三次元モデルを生成するフォトグラメトリーという技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
被写体の中に鏡面等の反射面や窓等の透過面等の周囲の像を映す光学面が設けられる場合、当該光学面の奥にも空間が存在するかのように三次元モデルを生成したり、光学面に対応する部分が破れたような三次元モデルを生成したりする場合がある。このように、フォトグラメトリーにおいては、画像に含まれる光学面を適切に処理して三次元モデルを生成することが求められる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、画像に含まれる光学面を適切に処理して三次元モデルを生成することが可能な三次元モデル生成装置、三次元モデル生成方法及び三次元モデル生成プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る三次元モデル生成装置は、複数の撮影位置から撮影した複数の画像を取得する画像取得部と、取得した複数の前記画像のうち、光の反射によって視認される反射像及び透明部材を介して視認される透過視認物の少なくとも一方が映る光学面領域を検出する光学面検出部と、前記光学面領域にマスクを配置し、前記マスクを配置した複数の前記画像に基づいて三次元モデルを生成するモデル生成部とを備える。
本発明に係る三次元モデル生成方法は、複数の撮影位置から撮影した複数の画像を取得することと、取得した複数の前記画像のうち、光の反射によって視認される反射像及び透明部材を介して視認される透過視認物の少なくとも一方が映る光学面領域を検出することと、前記光学面領域にマスクを配置し、前記マスクを配置した複数の前記画像に基づいて三次元モデルを生成することとを含む。
本発明に係る三次元モデル生成プログラムは、複数の撮影位置から撮影した複数の画像を取得する処理と、取得した複数の前記画像のうち、光の反射によって視認される反射像及び透明部材を介して視認される透過視認物の少なくとも一方が映る光学面領域を検出する処理と、前記光学面領域にマスクを配置し、前記マスクを配置した複数の前記画像に基づいて三次元モデルを生成する処理とを含む。
本発明によれば、複数の画像に含まれる光学面を適切に処理して三次元モデルを生成することができる。
以下、本発明に係る三次元モデル生成装置、三次元モデル生成方法及び三次元モデル生成プログラムの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る三次元モデル生成装置100の一例を模式的に示す図である。図2は、三次元モデル生成装置100の一例を示す機能ブロック図である。図1及び図2に示す三次元モデル生成装置100は、フォトグラメトリーの原理に基づいて三次元モデルを生成する。図1及び図2に示すように、三次元モデル生成装置100は、処理部10と、記憶部20とを備える。
処理部10は、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置と、RAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)等の記憶装置を有する。処理部10は、画像取得部11と、光学面検出部12と、色属性検出部13と、面積検出部14と、モデル生成部15とを有する。
画像取得部11は、複数の撮影位置から撮影した複数の画像Iを取得する。各画像Iは、例えばカメラCR(C1、C2等)等の撮影装置により撮影された画像である。
光学面検出部12は、取得された複数の画像に含まれる光学面領域を検出する。本実施形態において、光学面領域は、例えば画像内において周囲の像が映る領域であり、光の反射によって視認される反射像が映る反射面領域及び透明部材を介して視認される透過視認物が映る透過面領域の少なくとも一方を含む。光学面検出部12は、公知の手法により画像に含まれる光学面領域を検出することができる。例えば表示装置により三次元空間Kに向けて所定のパターンを表示して当該パターンを一方向に移動させるようにし、この状態で三次元空間を撮影する。光学面検出部12は、撮影された映像のうちパターンの移動が反転して映し出される領域又はパターンの移動が均一ではない領域が存在するか否かを検出する。光学面検出部12は、パターンの移動が反転して映し出される領域を検出した場合、当該領域を反射面領域とすることができる。また、光学面検出部12は、パターンの移動が均一ではない領域を検出した場合、当該領域を透過面領域とすることができる。光学面検出部12が光学面領域を検出する具体的な手法については、上記に限定されず、他の手法であってもよい。
本実施形態における反射面領域としては、例えば表面に鏡面処理が施された非金属部材や、金又は銅等の有彩色の金属部材等のように下地の部材の色が鏡面に映る像の色に重なって見える領域と、表面に鏡面処理が施された無彩色の金属部材のように鏡面に映る像の色がそのまま見える領域とを含む。本実施形態における透過面領域としては、例えばガラス板等の光を透過する光透過部材の表面などが挙げられる。透過面領域としては、有彩色の光透過部材及び無彩色の光透過部材等を含む。
色属性検出部13は、光学面領域の色属性を検出する。本実施形態における色属性は、いわゆる色の三属性である色相、彩度及び明度を含む。色属性検出部13は、例えば画像処理により、光学面領域における色属性を検出する。光学面領域の色属性を検出することにより、光学面領域の色属性の傾向を求めることができる。色属性検出部13は、光学面領域の色属性を構成する色相、彩度及び明度について、例えば色空間における座標等の数値として検出することができる。
面積検出部14は、光学面領域の面積を検出する。面積検出部14は、例えば画像Iにおいて検出された光学面領域に対応する画素の数を光学面領域の面積として検出することができる。
モデル生成部15は、画像取得部11で取得された複数の画像に基づいて三次元モデルを生成する。モデル生成部15は、例えばフォトグラメトリーの原理に基づいて三次元モデルを生成することができる。ここで、フォトグラメトリーの原理を説明する。以下、2個の画像データから三次元画像データの生成する場合について説明する。図3は、フォトグラメトリーの原理を適用する2つの画像の位置関係を表す説明図、図4は、2つの画像の位置関係を表す説明図である。
モデル生成部15は、例えば位置データが示す位置が同じとなる2個の画像データを抽出する。なお、位置が同じとは、厳密に同じであることに限られず、所定量位置がずれたものも、位置が同じとみなしてよい。
まず、対象物に対して視野の画像用のカメラC1および視野の画像用のカメラC2(いずれも、図3参照)によって2組セット画像データを得る。次に、モデル生成部15は、2組セットの画像データに基づいて特徴点の対応点探索を行う。モデル生成部15は、例えば、画素毎の対応付けを行い、差が最小になる位置を探す。ここで、図3に示すように、2視点に同時に存在しているとするカメラC1、C2は、光軸Ol、Orが同一のX-Z座標平面上に含まれるように、Yl=Yrの関係に配置されているものとする。モデル生成部15により探索された対応点を用いて画素毎の角度の差に相当する視差ベクトルを計算する。
モデル生成部15は、得られた視差ベクトルが奥行き方向のカメラC1、C2からの距離に相当することから、遠近法により視差の大きさに比例させて距離計算を行う。撮影者のカメラC1、C2がほぼ水平にしか移動しないと仮定すれば、カメラC1、C2をその光軸Ol、Orが同一のX-Z座標平面上に含まれるように配置しておくことにより、対応点の探索はエピポーラ線Epl、Eprである走査線上のみで行えばよいことになる。モデル生成部15は、対象物の2個の画像データと、カメラC1、C2から対象物までのそれぞれの距離を用いて対象物の三次元画像データを生成する。モデル生成部15は、生成した三次元画像データについて、例えば記憶部20に記憶させてもよいし、不図示の出力部又は通信部から外部に出力又は送信してもよい。
一方、左画像上の点Ql(Xl、Yl)と右画像上の点Qr(Xr、Yr)とが対応する場合、点Ql(Xl、Yl)における視差ベクトルはVp(Xl-Xr、Yl-Yr)である。ここで、2つの点Ql、Qrは同じ走査線(エピポーラ線)上にあるので、Yl=Yrであり、視差ベクトルは、Vp(Xl-Xr、0)と表されることになる。モデル生成部15は、このような視差ベクトルVpを、画像上の全ての画素点について求め、視差ベクトル群を作成することで画像の奥行き方向の情報を得る。ところで、エピポーラ線が水平ではないセットに関しては、片方のカメラ位置の高さが違っている(確率は低い)ことがある。この場合、モデル生成部15は、大きな探索範囲を、対応点マッチングを意識することなく大きな2次元領域で対応点探索をする場合に比べ、エピポーラ線方向と、エピポーラ線に対し直交方向でその水平からのずれ具合程度の長方形内で探索することで、最低限の長方形の計算量は少なくなり合理的になる。そして、モデル生成部15は、図4に示すように、最低限の長方形に関するエピポーラ線方向探索範囲をa~b=c~dとし、直交方向探索範囲をb~c=d~aとした場合の探索範囲を示す。この場合、エピポーラ線方向の探索幅は、ΔE、エピポーラ線と直交する方向Tの探索幅はΔTとする。最低限の傾斜した長方形abcdを含む傾斜しない最小の長方形ABCDが求める領域となる。
このようにモデル生成部15は、複数のカメラC1、C2の特徴点の対応点からエピポーラ拘束条件にて視差ベクトルを求め、各点の奥行き方向の情報を得て、3次元形状の表面上のテクスチャーをマッピングして、三次元画像データを生成する。これにより、計算に使用する画像データにある部分のモデルは、その前面側半球からの見る空間を再現することができる。また、三次元画像データの画像データに写っていない部分が存在する場合、周りのテクスチャーのラインやサーフェスを延長して繋がる場合は、その間を同じテクスチャーを用いて補間する。
なお、三次元画像データの生成方法は、上述したものに限定されるものではなく、他の方法を用いてもよい。
モデル生成部15は、複数の画像Iに光学面領域が含まれる場合、光学面領域に対して当該光学面領域を覆うマスクを配置し、当該マスクを配置した複数の画像Iに基づいて三次元モデルを生成する。モデル生成部15は、光学面領域の色に対応した色のマスクを光学面領域に配置することができる。例えば、モデル生成部15は、色属性検出部13により検出される光学面領域の色属性が所定の傾向にある場合、光学面領域の色属性に対応した色属性を有するマスク(以下、対応マスクと表記する)を生成して配置することができる。一方、モデル生成部15は、色属性検出部13により検出される光学面領域の色属性が所定の傾向にない場合、予め設定されたマスク(以下、標準マスクと表記する)を配置することができる。
モデル生成部15は、例えば光学面領域の色相、彩度及び明度を示す各値が色空間における所定範囲内に閾値以上の割合で分布している場合、当該光学面領域の色属性が所定の傾向にあると判定することができる。本実施形態において、光学面領域の色属性が所定の傾向にある場合、光学面領域は有彩色である。光学面領域の色属性が所定の傾向にない場合、光学面領域は無彩色又は無彩色に近い状態である。
モデル生成部15は、光学面領域の色属性に対応した対応マスクを生成する際、当該対応マスクの色属性を、例えば光学面領域の色属性を示す値の分布におけるピーク値に応じた色属性とすることができる。これにより、光学面領域の色に対応する色のマスクが光学面領域に配置されるため、観察者の違和感が低減される。この場合、モデル生成部15は、例えば対応マスクに光沢を示す表示を付してもよい。この場合、観察者に当該対応マスクの領域が光学面領域であることを認識させることができる。
モデル生成部15は、光学面領域の色属性が所定の傾向に無い場合、予め設定された標準マスクを配置する。この場合、標準マスクとしては、例えば無彩色の鏡の反射面を模した外観のマスク等を設定することができる。
また、モデル生成部15は、面積検出部14で検出された光学面領域の面積が所定値未満の場合には、光学面領域の色属性に関わらず、光学面領域に標準マスクを配置するようにしてもよい。光学面領域の面積が小さい場合には、光学面領域の色に対応した色の対応マスクを配置しなくても観察者に与える違和感は大きくならないと推定される。この場合、対応マスクの色属性等を設定する処理を省略できる。
なお、モデル生成部15は、光学面領域の色属性に関わらず、光学面領域に常に標準マスクを配置するようにしてもよい。
記憶部20は、各種情報を記憶する。記憶部20は、予め設定された標準マスクについての情報を記憶する。記憶部20は、例えばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等のストレージを有している。なお、記憶部20として、リムーバブルディスク等の外部記憶媒体が用いられてもよい。
記憶部20は、複数の撮影位置から撮影した複数の画像Iを取得する処理と、取得した複数の画像Iのうち、光の反射によって視認される反射像及び透明部材を介して視認される透過視認物の少なくとも一方が映る光学面領域を検出する処理と、光学面領域にマスクを配置し、マスクを配置した複数の画像に基づいて三次元モデルを生成する処理とをコンピュータに実行させる三次元モデル生成プログラムを記憶する。
次に、上記のように構成された三次元モデル生成装置100の動作を説明する。図5は、三次元空間Kを撮影する様子を示す図である。図6は、三次元空間Kを撮影した複数の画像の一例を示す図である。図7は、複数の画像にマスクを配置した状態の一例を示す図である。
まず、図5に示すように、三次元空間Kを異なる撮影位置から撮影する。画像取得部11は、撮影された複数の画像を取得する。ここでは、図6に示すように2つの画像I1、I2を取得する場合を例に挙げて説明するが、画像の数は3つ以上であってもよい。三次元空間Kには、例えば図5に示すテレビ、電子ジャー等のような家電製品を構成する有彩色(例えば、黒色等)の樹脂部材41、42、裏面鏡の反射面を構成する無彩色の金属部材43、窓を構成する無彩色かつ透明のガラス部材44等、周囲の像が映る物体が配置されているものとする。例えば、樹脂部材41、42には、反射像41r、42rが映っている。また、金属部材43には、反射像43rが映っている。なお反射像とは、光の反射によって視認される像である。また、ガラス部材44には、奥側に存在する雲、建物等の透過視認物44tが映っている。なお透過視認物とは、ガラス部材などの透明部材を介して視認される物体である。
この三次元空間Kを撮影することにより、図6に示すように、撮影された画像I1には、樹脂部材41、42、金属部材43及びガラス部材44が光学面領域51a、52a、53a、54aとして映り込む。また、撮影された画像I2には、樹脂部材41、42、金属部材43及びガラス部材44が光学面領域51b、52b、53b、54bとして映り込む。
光学面検出部12は、取得した複数の画像I1、I2に光学面領域が含まれる場合、当該光学面領域を検出する。本実施形態において、光学面検出部12は、画像I1に含まれる光学面領域51a、52a、53a、54aと、画像I2に含まれる光学面領域51b、52b、53b、54bとを検出することができる。
光学面領域51a~54a、51b~54bには、それぞれ反射像51r~53r又は透過視認物54tが映っている。この状態で三次元モデルを生成した場合、反射像41r~43r及び透過視認物44tが実際の構造物として光学面領域の奥に存在するかのように三次元モデルが生成されたり、光学面領域に対応する部分が破れたような三次元モデルが生成されたりする場合がある。そこで、本実施形態では、以下の処理を行うことにより、光学面領域を適切に処理して三次元モデルを生成するようにする。
色属性検出部13は、画像I1に含まれる光学面領域51a、52a、53a、54a及び画像I2に含まれる光学面領域51b、52b、53b、54bの色属性を検出する。また、面積検出部14は、画像I1に含まれる光学面領域51a、52a、53a、54a及び画像I2に含まれる光学面領域51b、52b、53b、54bの面積を検出する。
モデル生成部15は、光学面領域51a、52a、53a、54a及び光学面領域51b、52b、53b、54bの面積が所定値未満か否かを判定する。本実施形態において、モデル生成部15は、画像I1の光学面領域51a、53a、54aの面積、及び画像I2の光学面領域51b、53b、54bの面積については、所定値以上であると判定する。また、モデル生成部15は、画像I1の光学面領域52aの面積、及び画像I2の光学面領域52bの面積については、所定値未満であると判定する。モデル生成部15は、面積が所定値未満であると判定した画像I1の光学面領域52a及び画像I2の光学面領域52bに対しては、以下で判断する色属性に関わらず、図7に示すように、標準マスクM2を配置するようにする。
モデル生成部15は、光学面領域51a、53a、54a及び光学面領域51b、53b、54bの色属性が所定の傾向にあるか否かを判定する。本実施形態において、モデル生成部15は、例えば画像I1の光学面領域51a及び画像I2の光学面領域51bの色属性が所定の傾向にあると判定する。モデル生成部15は、色属性が所定の傾向にあると判定した光学面領域51a、51bについては、図7に示すように、色属性に対応した対応マスクM1を配置するようにする。
また、モデル生成部15は、例えば画像I1の光学面領域53a、54a及び画像I2の光学面領域53b、54bの色属性が所定の傾向に無いと判定する。モデル生成部15は、色属性が所定の傾向に無いと判定したした光学面領域53a、53b、54a、54bについては、図7に示すように、標準マスクM3、M4を配置するようにする。
図8は、本実施形態に係る三次元モデル生成方法の一例を示すフローチャートである。図8に示すように、画像取得部11は、三次元空間Kを異なる撮影位置から撮影した複数の画像を取得する(ステップS10)。光学面検出部12は、取得した複数の画像に含まれる光学面領域を検出する(ステップS20)。色属性検出部13は、光学面領域の色属性を検出する(ステップS30)。面積検出部14は、光学面領域の面積を検出する(ステップS40)。
モデル生成部15は、光学面領域の面積が所定値未満か否かを判定する(ステップS50)。光学面領域の面積が所定値未満と判定した場合(ステップS50のYes)、モデル生成部15は、光学面領域については標準マスクを配置するようにする(ステップS60)。
モデル生成部15は、光学面領域の面積が所定値未満ではない判定した場合(ステップS50のNo)、光学面領域の色属性が所定の傾向にあるか否かを判定する(ステップS70)。モデル生成部15は、光学面領域の色属性が所定の傾向にあると判定した場合(ステップS70のYes)、光学面領域の色属性に対応した色属性を有する対応マスクを生成して光学面領域に配置する(ステップS80)。一方、モデル生成部15は、光学面領域の色属性が所定の傾向にないと判定した場合(ステップS70のNo)、光学面領域に標準マスクを配置する(ステップS60)。
ステップS60又はステップS80によりマスクを配置した後、当該マスクを配置した複数の画像に基づいて三次元モデルを生成する(ステップS90)。
以上のように、本実施形態に係る三次元モデル生成装置100は、複数の撮影位置から撮影した複数の画像を取得する画像取得部11と、取得した複数の画像のうち、光の反射によって視認される反射像及び透明部材を介して視認される透過視認物の少なくとも一方が映る光学面領域を検出する光学面検出部12と、光学面領域にマスクを配置し、マスクを配置した複数の画像に基づいて三次元モデルを生成するモデル生成部15とを備える。
また、本実施形態に係る三次元モデル生成方法は、複数の撮影位置から撮影した複数の画像を取得することと、取得した複数の画像のうち、光の反射によって視認される反射像及び透明部材を介して視認される透過視認物の少なくとも一方が映る光学面領域を検出することと、光学面領域にマスクを配置し、マスクを配置した複数の画像に基づいて三次元モデルを生成することとを含む。
また、本実施形態に係る三次元モデル生成プログラムは、複数の撮影位置から撮影した複数の画像を取得する処理と、取得した複数の画像のうち、光の反射によって視認される反射像及び透明部材を介して視認される透過視認物の少なくとも一方が映る光学面領域を検出する処理と、光学面領域にマスクを配置し、マスクを配置した複数の画像に基づいて三次元モデルを生成する処理とをコンピュータに実行させる。
この構成によれば、複数の画像に含まれる光学面領域を検出してマスクを配置し、マスクを配置した複数の画像に基づいて三次元モデルを生成するため、複数の画像に光学面領域が含まれる場合においても、当該光学面領域を適切に処理して三次元モデルを生成することができる。
本実施形態に係る三次元モデル生成装置100において、モデル生成部15は、光学面領域の色に対応したマスクを光学面領域に配置する。この構成によれば、有彩色の光学面領域については、当該光学面領域の色に対応したマスクが配置されるため、観察者の違和感を低減することができる。
本実施形態に係る三次元モデル生成装置100において、光学面領域の色属性を検出する色属性検出部13を更に備え、モデル生成部15は、光学面領域の色属性が所定の傾向にある場合には光学面領域の色属性に対応した色属性を有する対応マスクを生成して配置し、光学面領域の色属性が所定の傾向にない場合には予め設定された標準マスクを配置する。この構成によれば、光学面領域の色属性に応じて対応マスクと標準マスクとを使い分けることができるため、観察者の違和感をより確実に低減することができる。
本実施形態に係る三次元モデル生成装置100は、光学面領域の面積を検出する面積検出部14を更に備え、光学面領域の面積が所定値未満の場合には、光学面領域の色属性に関わらず、予め設定された標準マスクを配置する。この構成によれば、光学面領域の面積が所定値未満の場合には、対応マスクの色属性等を設定する処理を省略できる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、上記実施形態において、モデル生成部15は、窓ガラス等のガラス部材44に対応する光学面領域54a、54bの色属性が所定の傾向に無いと判定した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。窓ガラス等の光透過領域は、奥側の景色(像)によっては、例えば青空が見える場合等、色属性が所定の傾向にある場合がある。このような場合、モデル生成部15は、光学面領域54a、54bの色属性が所定の傾向にあると判定することができる。
また、上記実施形態において、反射面領域と透過面領域とで同一の標準マスクを適用する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。光学面検出部12は、反射面領域と透過面領域とを区別して検出してもよい。この場合、モデル生成部15は、反射面領域の標準マスクと透過面領域の標準マスクとを区別して適用してもよい。
CR,C1,C2…カメラ、I,I1,I2…画像、K…三次元空間、M1…対応マスク、M2,M3,M4…標準マスク、10…処理部、11…画像取得部、12…光学面検出部、13…色属性検出部、14…面積検出部、15…モデル生成部、20…記憶部、41,42…樹脂部材、43…金属部材、41r,42r,43r…反射像、44…ガラス部材、44t…透過視認物、51a,51b,51c,52a,52b,53a,53b,53c,54a,54b…光学面領域、100…三次元モデル生成装置
Claims (6)
- 複数の撮影位置から撮影した複数の画像を取得する画像取得部と、
取得した複数の前記画像のうち、光の反射によって視認される反射像及び透明部材を介して視認される透過視認物の少なくとも一方が映る光学面領域を検出する光学面検出部と、
前記光学面領域にマスクを配置し、前記マスクを配置した複数の前記画像に基づいて三次元モデルを生成するモデル生成部と
を備える三次元モデル生成装置。 - 前記モデル生成部は、前記光学面領域の色に対応した前記マスクを前記光学面領域に配置する
請求項1に記載の三次元モデル生成装置。 - 前記光学面領域の色属性を検出する色属性検出部を更に備え、
前記モデル生成部は、前記光学面領域の色属性が所定の傾向にある場合には前記光学面領域の色属性に対応した色属性を有する前記マスクを生成して配置し、前記光学面領域の色属性が所定の傾向にない場合には予め設定された前記マスクを配置する
請求項1又は請求項2に記載の三次元モデル装置。 - 前記光学面領域の面積を検出する面積検出部を更に備え、
前記光学面領域の面積が所定値未満の場合には、前記光学面領域の色属性に関わらず、予め設定された前記マスクを配置する
請求項3に記載の三次元モデル装置。 - 複数の撮影位置から撮影した複数の画像を取得することと、
取得した複数の前記画像のうち、光の反射によって視認される反射像及び透明部材を介して視認される透過視認物の少なくとも一方が映る光学面領域を検出することと、
前記光学面領域にマスクを配置し、前記マスクを配置した複数の前記画像に基づいて三次元モデルを生成することと
を含む三次元モデル生成方法。 - 複数の撮影位置から撮影した複数の画像を取得する処理と、
取得した複数の前記画像のうち、光の反射によって視認される反射像及び透明部材を介して視認される透過視認物の少なくとも一方が映る光学面領域を検出する処理と、
前記光学面領域にマスクを配置し、前記マスクを配置した複数の前記画像に基づいて三次元モデルを生成する処理と
を含む三次元モデル生成プログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021202690A JP2023088061A (ja) | 2021-12-14 | 2021-12-14 | 三次元モデル生成装置、三次元モデル生成方法及び三次元モデル生成プログラム |
PCT/JP2022/046110 WO2023112971A1 (ja) | 2021-12-14 | 2022-12-14 | 三次元モデル生成装置、三次元モデル生成方法及び三次元モデル生成プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021202690A JP2023088061A (ja) | 2021-12-14 | 2021-12-14 | 三次元モデル生成装置、三次元モデル生成方法及び三次元モデル生成プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023088061A true JP2023088061A (ja) | 2023-06-26 |
Family
ID=86774780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021202690A Pending JP2023088061A (ja) | 2021-12-14 | 2021-12-14 | 三次元モデル生成装置、三次元モデル生成方法及び三次元モデル生成プログラム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023088061A (ja) |
WO (1) | WO2023112971A1 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4153761B2 (ja) * | 2002-09-19 | 2008-09-24 | 成典 田中 | 3次元モデル空間生成装置、3次元モデル空間生成方法、及び3次元モデル空間生成プログラム |
JP4546155B2 (ja) * | 2004-06-02 | 2010-09-15 | パナソニック株式会社 | 画像処理方法、画像処理装置および画像処理プログラム |
JP4487660B2 (ja) * | 2004-07-07 | 2010-06-23 | ソニー株式会社 | 画像保護装置及び撮像装置 |
JP6868805B2 (ja) * | 2016-06-07 | 2021-05-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 画像生成装置、画像生成方法、およびプログラム |
-
2021
- 2021-12-14 JP JP2021202690A patent/JP2023088061A/ja active Pending
-
2022
- 2022-12-14 WO PCT/JP2022/046110 patent/WO2023112971A1/ja active Search and Examination
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2023112971A1 (ja) | 2023-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11115633B2 (en) | Method and system for projector calibration | |
US9438878B2 (en) | Method of converting 2D video to 3D video using 3D object models | |
CA2819956C (en) | High accuracy camera modelling and calibration method | |
USRE47925E1 (en) | Method and multi-camera portable device for producing stereo images | |
JP5093053B2 (ja) | 電子カメラ | |
US20120242795A1 (en) | Digital 3d camera using periodic illumination | |
KR20170134513A (ko) | 오브젝트를 표시하는 방법 | |
CN108885342A (zh) | 用于低延迟渲染的宽基线立体 | |
JPH07294215A (ja) | 画像処理方法及び装置 | |
KR102049456B1 (ko) | 광 필드 영상을 생성하는 방법 및 장치 | |
CN106068646A (zh) | 深度图生成方法、装置和非短暂性计算机可读介质 | |
EP3813019A1 (en) | Method and system for estimating the geometry of a scene | |
CN110838164A (zh) | 基于物体点深度的单目图像三维重建方法、系统及装置 | |
EP2904581B1 (en) | Method and apparatus for determining a depth of a target object | |
JP4193342B2 (ja) | 3次元データ生成装置 | |
US11043019B2 (en) | Method of displaying a wide-format augmented reality object | |
JP2022133133A (ja) | 生成装置、生成方法、システム、およびプログラム | |
WO2023112971A1 (ja) | 三次元モデル生成装置、三次元モデル生成方法及び三次元モデル生成プログラム | |
EP2866446B1 (en) | Method and multi-camera portable device for producing stereo images | |
JP2002027495A (ja) | 3次元画像生成システム、3次元画像生成方法及び3次元情報サービスシステム、並びにプログラム提供媒体 | |
Li et al. | Spatial light path analysis and calibration of four-mirror-based monocular stereo vision | |
Gurrieri et al. | Depth consistency and vertical disparities in stereoscopic panoramas | |
JPH07220113A (ja) | 画像記録再生装置 | |
JP2020187557A (ja) | 温度画像表示装置、温度画像表示システムおよび温度画像表示プログラム | |
WO2021166751A1 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム |