JP2023087887A - 生産作業効率化支援システム、生産作業効率化支援方法、及び生産作業効率化支援プログラム - Google Patents

生産作業効率化支援システム、生産作業効率化支援方法、及び生産作業効率化支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】生産過程における作業の効率化を支援する生産作業効率化支援システム、生産作業効率化支援方法及び生産作業効率化支援プログラムを提供する。【解決手段】作業対象物に対する作業を支援する生産作業効率化支援装置と、作業時に作業者が装着するメガネ型ウェアブルデバイスと、を含む生産作業効率化支援システムにおいて、生産作業効率化支援装置10は、状態取得部155と、支援情報生成部157と、支援情報出力部158と、を備える。状態取得部は、作業対象物の作業対象箇所に対する作業が完了したか否かを示す作業状態を取得する。支援情報生成部は、作業対象物を表す対象物画像と、対象物画像に関連付けられたアノテーション画像とを含み、作業対象箇所に対する作業が完了の場合と未完了の場合とでアノテーション画像の表示態様を異ならせることにより、作業対象箇所の作業状態を示す支援情報を生成する。支援情報出力部は、支援情報を出力する。【選択図】図5

Description

本開示は、生産作業効率化支援システム、生産作業効率化支援方法、及び生産作業効率化支援プログラムに関する。
VR(Virtual Reality)、AR(Augmented Reality)、MR(Mixed Reality)等のxR技術を活用した生産作業の効率化を支援する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、部品の虚像を部品の組付けの手本として示すことにより組付け作業を支援する製造支援システムが開示されている。
国際公開第2020-049999号
一般的に、製品の生産過程では、作業対象物の作業対象箇所は、30箇所、100箇所等、複数あって、作業漏れ及び重複作業の虞がある。作業漏れ及び重複作業を防止するため、作業が完了した箇所のメモ、マーキング等を行っており、作業効率が低いという課題がある。
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであり、生産過程における作業の効率化を支援することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の生産作業効率化支援システムは、状態取得部と、支援情報生成部と、支援情報出力部とを備える。状態取得部は、作業対象物の作業対象箇所に対する作業が完了したか否かを示す作業状態を取得する。支援情報生成部は、作業対象物を表す対象物画像と、対象物画像に関連付けられたアノテーション画像とを含む支援情報であって、作業対象箇所に対する作業が完了の場合と未完了の場合とでアノテーション画像の表示態様を異ならせることにより、作業対象箇所の作業状態を示す支援情報を生成する。支援情報出力部は、支援情報を出力する。
本開示によれば、作業対象箇所に対する作業が完了の場合と未完了の場合とで表示態様の異なるアノテーション画像を含む支援情報が生成されて出力されるため、作業漏れ及び重複作業を防止することができる。これにより、生産過程における作業の効率化を支援することができる。
実施の形態1に係る生産作業効率化支援システムの概要を示す図 実施の形態1に係るメガネ型ウェアブルデバイスの構成を示すブロック図 実施の形態1に係るメガネ型ウェアブルデバイスの機能を示すブロック図 実施の形態1に係る生産作業効率化支援装置の構成を示すブロック図 実施の形態1に係る生産作業効率化支援装置の機能を示すブロック図 実施の形態1に係る対象箇所情報記憶部の一例を示す図 実施の形態1に係る対象箇所情報記憶部の一例を示す図 実施の形態1に係る支援画像の一例を示す図 実施の形態1に係る重畳画像の一例を示す図 実施の形態1に係る生産作業効率化支援処理を示すフローチャート 実施の形態1に係るウェアブルデバイス処理を示すフローチャート 実施の形態2に係る生産作業効率化支援装置の機能を示すブロック図 実施の形態2に係る対象箇所情報記憶部の一例を示す図 実施の形態2に係る生産作業効率化支援処理を示すフローチャート 実施の形態3に係る支援画像の一例を示す図 実施の形態3に係る生産作業効率化支援システムの概要を示す図 変形例に係る支援情報生成部による支援情報生成処理を示すフローチャート 変形例に係る重畳画像の一例を示す図
以下、本開示に係る生産作業効率化支援システム、生産作業効率化支援方法、及び生産作業効率化支援プログラムの実施の形態について図面を参照して説明する。
[実施の形態1]
図1を参照して、製品の生産過程における作業の効率化を支援する生産作業効率化支援システム1の概要について説明する。本実施の形態では、作業は、製品、部品等の作業対象物Mの作業対象箇所の寸法を検査する寸法検査作業である。作業対象箇所の寸法は、作業者がデジタルノギスDNで測定することにより取得される。デジタルノギスDNは、対象箇所の寸法を測定すると、測定した値を生産作業効率化支援システム1に供給する。以下では、デジタルノギスDNは、1つであるものとするが、デジタルノギスDNは、複数でもいい。また、1つの作業対象物Mには、複数の作業対象箇所が含まれるものとする。なお、作業対象箇所の寸法は、作業対象物Mの属性値の一例である。
生産作業効率化支援システム1は、作業対象物Mに対する作業を支援するための生産作業効率化支援装置10と、作業時に作業者が装着するメガネ型ウェアブルデバイス20とを含む。
生産作業効率化支援装置10は、作業を支援する支援情報を生成する。支援情報は、メガネ型ウェアブルデバイス20を装着する作業者が、作業が完了した作業対象箇所を把握できる情報である。
メガネ型ウェアブルデバイス20は、AR(Augmented Reality)技術を利用して、メガネ型ウェアブルデバイス20の周辺の現実空間に存在する物体に支援情報を重ねて表示部21に表示する。本実施の形態では、メガネ型ウェアブルデバイス20は、透過型のメガネ型ウェアブルデバイス20である。
以下、図1~図3を参照して、メガネ型ウェアブルデバイス20の構成について説明する。
図2に示すように、メガネ型ウェアブルデバイス20は、現実空間に存在する物体に支援情報を重ねて表示する表示部21に加えて、現実空間に存在する物体を撮像する撮像部22と、各種データの送受信を行う通信部23と、物体の機械的性質、物体の物理的性質等を信号に変換するセンサ24と、各種処理を実行するプロセッサ25と、プロセッサ25の作業領域として用いられる主記憶装置26と、各種データを記憶する補助記憶装置27とを含む。主記憶装置26は、RAM(Random Access Memory)を含む。補助記憶装置27は、フラッシュメモリといった不揮発性メモリを含む。
表示部21は、ハーフミラーのレンズ211と、画像情報に基づいて画像をレンズ211に投影する投影装置212とを含む。レンズ211は、利用者の左眼及び右眼の前方に配置される。なお、レンズ211は、利用者の左眼と右眼との一方のみの前方に配置されてもよい。
撮像部22は、周辺の現実空間に存在する物体を撮像し、その撮像した物体を表す撮像画像の画像情報をプロセッサ25へ出力する。本実施の形態では、撮像部22は、利用者の視野を撮影できる位置に設けられ、利用者の視野に含まれる現実空間に存在する物体を撮影する。撮像部22は、カメラであって、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等を含む。
通信部23は、イーサネット(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)等の通信規格に対応する通信を行い、プロセッサ25による制御に応じてデータの送受信を行う。
センサ24は、検知対象物の角速度を検出する角速度センサ、検知対象物の加速度を検出する加速度センサ等を含む。センサ24は、検出結果を示す信号をプロセッサ25へ出力する。
プロセッサ25は、CPU(Central Processing Unit)等を含む。プロセッサ25は、表示部21、撮像部22、通信部23、センサ24、主記憶装置26及び補助記憶装置27を資源として利用して、図3に示すメガネ制御部250として機能する。
メガネ制御部250は、撮像画像の画像情報を取得する撮像画像情報取得部251と、支援情報を取得する支援情報取得部252と、重畳画像情報を生成する重畳画像情報生成部253と、作業対象箇所の指定を受け付ける指定受付部254とを含む。
撮像画像情報取得部251は、撮像部22が撮像する撮像画像の画像情報を取得する。
支援情報取得部252は、通信部23を介して生産作業効率化支援装置10から支援情報を取得する。
重畳画像情報生成部253は、撮像画像の画像情報と支援情報とに基づいて、撮像部22が撮像した物体に支援情報が重なる重畳画像の画像情報を生成する。重畳画像情報生成部253は、生成した重畳画像の画像情報に基づいて投影装置212を制御することにより、重畳画像をレンズ211に表示させる。なお、重畳画像情報生成部253は、投影装置212による制御に失敗した場合、レンズ211にエラーメッセージを表示させる。
指定受付部254は、直近に作業する予定の作業対象箇所の指定を受け付ける。
作業者は、直近に作業する予定の作業対象箇所を、例えば、ジェスチャー操作で指定した後、デジタルノギスDNで指定した作業対象箇所を測定する。以下、直近に作業する予定の作業対象箇所を「予定箇所」という。
指定受付部254は、例えば、撮像部22が撮像する撮像画像、センサ24からの信号等に基づいてジェスチャー操作を検知することにより、予定箇所の指定を受け付ける。指定受付部254は、指定された予定箇所の位置を示す予定箇所情報を、通信部23を介して生産作業効率化支援装置10へ供給する。予定箇所の位置は、例えば、作業対象物Mのある基準点からの相対位置で表される。
続いて、図1~図8を参照して、生産作業効率化支援装置10の構成について説明する。
図4に示すように、生産作業効率化支援装置10は、作業者を含む利用者による操作を受け付ける操作部11と、画像を表示する表示部12と、各種データの送受信を行う通信部13と、各種処理を実行するプロセッサ15と、プロセッサ15の作業領域として用いられる主記憶装置16と、各種データを記憶する補助記憶装置17とを備える。
操作部11は、利用者による操作を受け付けて、その操作に応じた信号をプロセッサ15へ出力する。操作部11は、タッチセンサ、キーボード、マウス等を含む。
表示部12は、プロセッサ15から出力された信号に基づいて画像を表示する。表示部12は、液晶ディスプレイ、有機EL(Organic Electro Luminescence)ディスプレイ等を含む。
通信部13は、プロセッサ15による制御に応じてデータの送受信を行う。通信部13は、イーサネット(登録商標)、USB等の通信規格に対応する通信を行う通信装置を含む。
プロセッサ15は、MPU(Micro processing Unit)、CPU等を含む。主記憶装置16は、RAMを含む。補助記憶装置17は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SDD(Solid State Drive)等の不揮発性メモリを含む。
補助記憶装置17は、図5に示すように、支援情報を生成するために必要な情報を記憶する記憶部170を含む。
記憶部170は、生産作業効率化支援装置10の設定情報を記憶する設定情報記憶部171と、作業対象物Mのモデル情報を記憶するモデル情報記憶部172と、作業対象箇所の属性情報を記憶する対象箇所情報記憶部173とを含む。
設定情報記憶部171に記憶される設定情報は、生産作業効率化支援装置10が処理を実行する際に参照される。設定情報は、例えば、メガネ型ウェアブルデバイス20との通信間隔を示す情報を含む。
モデル情報記憶部172は、作業対象物Mのモデル情報を記憶する。モデル情報は、作業対象物Mを示す設計情報と、設計情報に付加されるメタ情報とを含む。設計情報は、例えば、設計部門が管理する情報であって、設計情報は、3次元CAD(Computer Aided Design)データ、2次元CADデータ等である。本実施の形態では、設計情報が3次元CADデータであって、作業対象物Mが3次元モデルで表されるものとする。
メタ情報は、作業対象箇所に対する注釈情報であるアノテーションと、アノテーションを識別するアノテーション識別情報とを含む。
また、モデル情報記憶部172は、設計情報とアノテーションとの関連付けを示す関連付け情報を記憶する。詳しくは、モデル情報記憶部172は、設計情報である3次元CADデータを識別する情報と、アノテーション識別情報と、3次元CADデータによって示される3次元モデル上のアノテーションが付加される位置を示すアノテーション位置情報とを関連付けて記憶する。アノテーションの位置は、例えば、3次元CADデータで表される3次元モデルのある基準点からの相対位置で表される。
対象箇所情報記憶部173は、作業対象箇所の属性情報を含む対象箇所情報を記憶する。対象箇所情報記憶部173は、作業対象物Mの種別ごとに対象箇所情報を記憶する。対象箇所情報記憶部173に記憶される情報であるレコードは、生産過程において作業対象物Mに対する作業が完了する度に追加される。
図6A及び図6Bは、複数種別のあるうちのある1つの作業対象物M「M001」で識別される種別の作業対象物Mの対象箇所情報を示している。対象箇所情報は、図6Aに示すように、作業対象箇所に対する作業前に予め登録される基本情報と、基本情報以外の情報であって、図6Bに示す作業時に取得される作業時取得情報とを含む。基本情報と作業時取得情報とは関連付けて対象箇所情報記憶部173に記憶される。なお、図6Aは、作業開始前の対象箇所情報記憶部173を示し、図6Bは、作業中であって、2つの作業対象箇所の寸法が測定された後の対象箇所情報記憶部173を示す。
基本情報は、作業対象物Mの識別情報である対象物識別情報173aと、作業対象箇所の識別情報である対象箇所識別情報173bと、作業対象箇所の寸法の基準値を示す基準値情報173cとを含む。基本情報は、レコードが追加される度にその情報がコピーされて利用される。
作業時取得情報は、作業対象箇所の寸法の実測値を示す実測値情報173dと、作業対象箇所の作業状態を示す状態情報173eと、作業対象箇所に対する作業の実行者である作業者を示す作業者情報173fと、作業対象箇所に対する作業を実行した日時を示す作業日時情報173gと、作業対象箇所の作業に使用した機器の識別情報である機器識別情報173hとを含む。
対象物識別情報173aには、作業対象物Mを一意に特定する値が記憶される。対象物識別情報173aには、例えば、作業対象物Mの種別及び生産過程における作業順序に基づいて作業対象物Mを一意に特定する値が登録される。図6Aに示す例では、作業対象物Mの種別を示す情報として「M001」を示す値が登録されている。図6Bに示す例では、作業対象物Mの種別を示す情報である「M001」に、生産工程における作業順序を示す情報「001」が付加された値が登録されている。対象物識別情報173aには、生産工程で作業対象物Mに対する作業が実行される度に、シーケンスされた値が作業対象物Mの種別を示す情報に付加された値が登録される。
対象箇所識別情報173bには、作業対象物Mの作業対象箇所を一意に特定する値が記憶される。対象箇所識別情報173bには、利用者が予め設定した値が記憶される。利用者は、生産過程における作業対象物Mのうちの作業対象箇所を予め決定し、その作業対象箇所を一意に特定する値を予め設定する。
基準値情報173cには、作業対象箇所の寸法の基準値であり、設計者によって予め設計された設計値が記憶される。設計値は、例えば、設計情報である3次元CADデータから抽出される。
実測値情報173dには、作業対象箇所の寸法をデジタルノギスDNで測定して得られた測定値が実測値として記憶される。
状態情報173eには、作業対象箇所の作業状態を示す値が記憶される。状態情報173eには、作業対象箇所に対する作業が「未指定状態」、「指定状態」、及び「作業完了状態」のいずれかを示す値が記憶される。なお、状態情報173eには、「未指定状態」の値がデフォルト値として記憶される。
上記のように、作業者は、複数の作業対象箇所の中から、デジタルノギスDNで寸法を直近に測定する予定の作業対象箇所、すなわち予定箇所を指定し、指定した予定箇所の寸法をデジタルノギスDNで測定する。以下、予定箇所が指定される前の作業の状態を「未指定状態」といい、予定箇所が指定された場合の作業の状態を「指定状態」といい、予定箇所の寸法に対する測定が完了した場合の作業の状態を「作業完了状態」という。なお、「未指定状態」及び「指定状態」は、デジタルノギスDNでの測定が未完了の状態に相当する。
作業者情報173fには、作業者を識別できる氏名、作業者の社員番号等を示す識別情報が記憶される。
作業日時情報173gには、デジタルノギスDNから測定値を取得した日時を示す値が記憶される。
機器識別情報173hには、寸法検査作業に利用したデジタルノギスDNを識別する情報が記憶される。デジタルノギスDNを識別する情報は、例えば、デジタルノギスDNの固有値である。
図4に示すプロセッサ15は、記憶部170に記憶される生産作業効率化支援プログラムPGを実行することにより、図5に示すように、装置制御部150として機能する。なお、プロセッサ15は、操作部11、表示部12、通信部13、主記憶装置16及び補助記憶装置17を資源として利用する。
装置制御部150は、利用者による設定を受け付ける設定受付部151と、設計情報を取得する設計情報取得部152と、設計情報とアノテーションとの関連付けを設定するためのアノテーション設定部153と、基準値情報を取得する基準値情報取得部154と、作業対象箇所の作業状態を取得する状態取得部155と、作業対象箇所の寸法の実測値を取得する属性値情報取得部156と、支援情報を生成する支援情報生成部157と、支援情報を出力する支援情報出力部158とを含む。
設定受付部151は、生産作業効率化支援装置10が後述の処理を実行する際に参照するパラメータの設定を受け付ける。パラメータは、メガネ型ウェアブルデバイス20との通信間隔を示す情報、3次元モデルの管理情報等である。3次元モデルの管理情報は、3次元CADデータを識別するための識別情報、3次元CADデータに対するアクセス権の設定情報等を含む。3次元CADデータを識別するための識別情報、3次元CADデータに対するアクセス権の設定情報等は、社内ルールにしたがって設定される。
利用者は、操作部11を操作することにより、表示部12に表示された画面上でパラメータとして設定する値を指定できる。設定受付部151は、利用者がパラメータとして設定する値を指定すると、指定された値を設定情報記憶部171に記憶させる。
設計情報取得部152は、作業対象物Mの設計情報を取得する。設計情報取得部152は、モデル情報記憶部172に取得した設計情報を記憶させる。
アノテーション設定部153は、設計情報によって示される3次元モデルとアノテーションとの関連付けの設定を受け付ける。利用者は、例えば、表示部12に表示された3次元モデルを含む画面上で、操作部11を操作することにより3次元モデルとアノテーションとの関連付けを設定する。詳しくは、利用者は、設計情報によって示される3次元モデルのある箇所、例えば、寸法を測定する対象である作業対象箇所を囲む複数の箇所を指定した後、当該作業対象箇所に関連付けるアノテーションの識別情報を指定する。これにより、設計情報とアノテーションとの関連付けを設定することができる。
アノテーション設定部153は、設計情報とアノテーションとの関連付けを示す関連付け情報をモデル情報記憶部172に記憶させる。また、アノテーション設定部153は、アノテーションと関連付けられた複数の箇所、例えば、複数の箇所に含まれる端の位置、中央の位置等を示す情報をアノテーション位置情報としてモデル情報記憶部172に記憶させる。
基準値情報取得部154は、アノテーションと関連付けられた複数の箇所を参照して、複数の箇所によって囲まれる作業対象箇所の基準値を示す情報を設計情報から取得する。基準値情報取得部154は、作業対象箇所に対応する対象箇所情報記憶部173の基準値情報173cに、取得した値を記憶させる。
状態取得部155は、作業対象箇所に対する作業が完了したか否かを示す作業状態を取得する状態取得処理を実行する。状態取得部155は、図3を参照して説明した指定受付部254が予定箇所の指定を受け付け、メガネ型ウェアブルデバイス20から予定箇所を示す予定箇所情報が供給されると、当該予定箇所に対応する対象箇所情報記憶部173の状態情報173eの値を「指定状態」に変更する。また、状態取得部155は、属性値情報取得部156が実測値を取得すると、実測値が取得された作業対象箇所に対応する対象箇所情報記憶部173の状態情報173eの値を「作業完了状態」に変更する。
図5に示す属性値情報取得部156は、デジタルノギスDNが測定した実測値を予定箇所として指定された作業対象箇所の寸法の実測値として取得する。属性値情報取得部156は、実測値が取得された作業対象箇所に対応する対象箇所情報記憶部173の実測値情報173dに、取得した値を記憶させる。
図5に示す支援情報生成部157は、支援情報を生成する支援情報生成処理を実行する。支援情報は、メガネ型ウェアブルデバイス20を装着する作業者の視野に含まれる現実空間に存在する物体に重ねて作業者に提示される情報であって、作業対象箇所に対する作業状態を示す情報を含む。
本実施の形態において、支援情報は、図7に示すように、支援画像SGを示す情報である。支援画像SGは、設計情報によって示される作業対象物Mを表す3次元モデルの対象物画像MGと、設計情報に関連付けられたメタ情報に含まれるアノテーションを表すアノテーション画像AGとを含む。
図7に示す例では、アノテーション画像AGは、作業対象箇所の寸法線を表す画像と、作業対象箇所の寸法の基準値を表す数字の画像とを含む。なお、基準値は、支援情報を生成する際に、図6A及び図6Bを参照して説明した対象箇所情報記憶部173の対象箇所識別情報173bとアノテーション識別情報とが一致する基準値情報173cから支援情報生成部157によって取得された値が利用される。支援情報生成部157は、アノテーション位置情報が示す位置にアノテーション画像AGを表す支援画像SGを示す情報を生成する。
支援情報生成部157は、作業対象箇所に対する作業が完了の場合と作業対象箇所に対する作業が未完了の場合とでアノテーション画像AGの表示態様を異ならせることにより作業対象箇所の作業状態を示す情報を含む支援情報を生成する。本実施の形態では、作業対象箇所に対する作業が完了の場合と作業対象箇所に対する作業が未完了の場合とでアノテーション画像AGの色彩が異なる。
支援情報出力部158は、支援情報を出力する支援情報出力処理を実行することにより、メガネ型ウェアブルデバイス20に支援情報を供給する。
メガネ型ウェアブルデバイス20の支援情報取得部252は、メガネ型ウェアブルデバイス20の通信部23を介して、支援情報を取得する。
メガネ型ウェアブルデバイス20の重畳画像情報生成部253は、支援情報に基づいて重畳画像JGの画像情報を生成する。重畳画像情報生成部253は、図8に示すように、レンズ211越しの作業者の視野に含まれる現実空間に存在する作業対象物Mに対象物画像MGが重なる重畳画像JGを、メガネ型ウェアブルデバイス20の表示部21に表示させる。なお、本実施の形態では、対象物画像MGと区別するため、現実空間に存在する作業対象物Mを点ハッチングで示している。
作業対象物Mと対象物画像MGとの重ね合わせ方法は、例えば、エッジ認識方法を利用することができる。エッジ認識方法では、撮像部22が撮像する撮像画像の情報に基づいて、支援画像SGに含まれる対象物画像MGのエッジと現実空間に存在する作業対象物Mのエッジとが認識され、現実空間に存在する作業対象物Mに対象物画像MGが重ね合わせられる。
以下、図1~図10を参照して、生産作業効率化支援装置10によって実行される生産作業効率化支援処理、及び、メガネ型ウェアブルデバイス20によって実行されるウェアブルデバイス処理について説明する。なお、生産作業効率化支援処理及びウェアブルデバイス処理が実行される前に、図6A及び図6Bを参照して説明した対象箇所情報記憶部173には、基本情報、すなわち、生産過程で生産する対象である作業対象物Mの対象物識別情報173aと、その作業対象物Mの作業対象箇所の対象箇所識別情報173bと、対象箇所識別情報173bに対応する基準値情報173cとが予め登録される。また、作業者は、生産作業効率化支援処理の開始を指示する前に、メガネ型ウェアブルデバイス20を装着する。
作業者が生産作業効率化支援装置10の操作部11を操作して生産作業効率化支援処理の開始を指示すると、生産作業効率化支援処理が開始される。生産作業効率化支援処理の開始が指示されると、生産作業効率化支援装置10の属性値情報取得部156は、作業者識別情報を取得する。属性値情報取得部156は、図6Bを参照して説明した作業者情報173fに取得した値を記憶させる。例えば、作業者は、生産作業効率化支援装置10の操作部11を操作することにより生産作業効率化支援装置10に作業者識別情報を予め入力する。また、寸法検査作業の作業対象物Mの種別が複数である場合、作業者は、生産作業効率化支援処理の開始を指示する際に、複数種別の作業対象物Mの中から、作業の対象となる作業対象物Mの種別を指定する。
生産作業効率化支援処理が開始されると、支援情報生成部157は、支援情報を生成する(ステップS101)。詳しくは、支援情報生成部157は、図7を参照して説明した支援画像SGを表す画像情報を支援情報として生成する。
支援画像SGは、モデル情報記憶部172に記憶されるモデル情報のうちの作業者が指定した種別の作業対象物Mの対象物画像MGと、当該作業対象物Mを示す設計情報に関連付けられたアノテーションを表すアノテーション画像AGとを含む。支援情報生成部157は、例えば、未指定の作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGを「黒色」で表す支援画像SGを含む支援情報を生成する。未指定の作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGの色彩は、設定情報記憶部171に予め記憶されている。
次に、支援情報出力部158は、生成された支援情報をメガネ型ウェアブルデバイス20に供給する(ステップS102)。なお、支援情報生成部157は、例えば3次元モデルのポリゴン数が多いため支援情報の容量が、生産作業効率化支援装置10とメガネ型ウェアブルデバイス20との少なくとも一方の許容する容量を超過する場合、エラーを通知する支援情報を生成してもよい。
メガネ型ウェアブルデバイス20は、支援情報取得部252が支援情報を取得すると、図10に示すウェアブルデバイス処理を実行する。なお、ウェアブルデバイス処理は、メガネ型ウェアブルデバイス20が支援情報を取得する度に実行される。
ウェアブルデバイス処理が開始されると、メガネ型ウェアブルデバイス20の重畳画像情報生成部253は、図8の下側に示す図のように、現実空間に存在する作業対象物Mに対象物画像MGが重なる重畳画像JGの画像情報を生成する(ステップS201)。重畳画像情報生成部253は、生成した画像情報に基づいて、メガネ型ウェアブルデバイス20の表示部21に重畳画像JGを表示させる(ステップS202)。なお、現実空間に存在する作業対象物Mを表す撮像画像の画像情報は、メガネ型ウェアブルデバイス20が起動すると、撮像画像情報取得部251によって取得され、メガネ型ウェアブルデバイス20が起動中、継続して取得される。重畳画像情報生成部253は、撮像画像情報取得部251が取得する撮像画像の画像情報に基づいて、レンズ211越しの作業者の視野における作業対象物Mのレンズ211上の位置及びサイズを取得し、位置及びサイズに基づいて作業対象物Mに対象物画像MGが重なる重畳画像JGの画像情報を生成する。
次に、指定受付部254は、デジタルノギスDNで直近に測定する作業対象箇所、すなわち、予定箇所の指定が受け付け済みであるか否かを判定する(ステップS203)。指定受付部254は、予定箇所の指定が受け付け済みであると判定すると(ステップS203;Yes)、メガネ型ウェアブルデバイス処理は終了する。
一方、指定受付部254は、予定箇所の指定が受け付け済みではないと判定すると(ステップS203;No)、作業者による予定箇所の指定を受け付けたか否かを判定する(ステップS204)。
指定受付部254が、予定箇所の指定を受け付けていないと判定した場合(ステップS204;No)、ウェアブルデバイス処理は、ステップS204へ戻り、指定受付部254が予定箇所の指定を受け付けるまで待機する。
作業者は、例えば、現実空間で、複数の作業対象箇所のうちのある作業対象箇所の付近でジェスチャー操作することにより、予定箇所を指定することができる。作業者は、例えば、図8に示す例において、「1000」が基準値として表される作業対象箇所を予定箇所として指定する。
作業者が予定箇所を指定すると、指定受付部254が予定箇所の指定を受け付け(ステップS204;Yes)、指定された予定箇所の位置を示す情報、すなわち、予定箇所情報を生成して生産作業効率化支援装置10に供給する(ステップS205)。これにより、ウェアブルデバイス処理が終了する。
図9のステップS103では、生産作業効率化支援装置10の状態取得部155が予定箇所情報を取得済みであるか否かを判定する(ステップS103)。状態取得部155が予定箇所情報を取得済みではないと判定すると(ステップS103;No)、状態取得部155は、メガネ型ウェアブルデバイス20からの予定箇所情報を取得したか否かを判定する(ステップS104)。
状態取得部155が予定箇所情報を取得したと判定すると(ステップS104;Yes)、対象箇所情報記憶部173に情報を記憶させる(ステップS105)。詳しくは、状態取得部155は、指定された予定箇所、すなわち、直近に作業する予定の作業対象箇所に対応する対象箇所識別情報173bに関連付けられた状態情報173eの値を「指定状態」に変更する。なお、作業対象箇所に対応する対象箇所識別情報173bは、作業対象箇所に関連付けられたアノテーションのアノテーション識別情報と一致する対象箇所識別情報173bを示す。
状態情報173eの値が変更されると、生産作業効率化支援処理は、ステップS101へ戻る。
ステップS101では、支援情報生成部157は、予定箇所として指定された作業対象箇所を作業者に認識させることができる支援情報を生成する(ステップS101)。詳しくは、支援情報生成部157は、予定箇所として指定された作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGの色彩を未指定の作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGの色彩とは異なる支援情報を生成する。支援情報生成部157は、例えば、指定された作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGを「緑色」で表す支援画像SGを含む支援情報を生成する。なお、予定箇所として指定された作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGの色彩は、設定情報記憶部171に予め記憶されている。
支援情報出力部158は、支援情報を、通信部13を介して、メガネ型ウェアブルデバイス20に供給する(ステップS102)。
メガネ型ウェアブルデバイス20の重畳画像情報生成部253は、予定箇所として指定された作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGが未指定の作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGと異なる色彩に変更された支援画像SGに基づいて重畳画像JGの画像情報を生成する(図10のステップS201)。重畳画像情報生成部253は、生成した画像情報に基づいて重畳画像JGを表示部21に表示させる(ステップS202)。この結果、作業者は、予定箇所として指定された作業対象箇所を容易に認識することができる。
図9のステップS103において、生産作業効率化支援装置10の状態取得部155が予定箇所情報を取得済みであると判定すると(ステップS103;Yes)、生産作業効率化支援装置10の属性値情報取得部156は、デジタルノギスDNから測定値を取得したか否かを判定する(ステップS106)。
作業者は、指定した予定箇所に対応する作業対象箇所の寸法を、デジタルノギスDNで測定した後、例えば、デジタルノギスDNが備える送信ボタンを押操作する。これにより、測定した測定値が生産作業効率化支援装置10に供給される。
生産作業効率化支援装置10の属性値情報取得部156は、デジタルノギスDNから測定値を取得すると(ステップS106;Yes)、その測定値を、予定箇所として指定された作業対象箇所の寸法の実測値として取得する。属性値情報取得部156は、対象箇所情報記憶部173に取得した情報を記憶させる(ステップS105)。詳しくは、属性値情報取得部156は、デジタルノギスDNからの測定値を、予定箇所として指定された作業対象箇所に対応する対象箇所識別情報173bに関連付けられた対象箇所情報記憶部173の実測値情報173dの値として記憶する(ステップS105)。また、属性値情報取得部156は、デジタルノギスDNからの測定値を取得した日時を示す情報を、図6Bを参照して説明した作業日時情報173gとして取得し、対象箇所情報記憶部173に記憶させる。更に、属性値情報取得部156は、測定した値を示す情報とともにデジタルノギスDNの固有値を機器識別情報173hとしてデジタルノギスDNから取得し、対象箇所情報記憶部173に記憶させる。
また、状態取得部155は、予定箇所として指定された作業対象箇所に対応する対象箇所識別情報173bに関連付けられた状態情報173eの値を「作業完了」に変更する。
対象箇所情報記憶部173に情報が記憶されると(ステップS105)、生産作業効率化支援処理は、ステップS101へ戻る。
ステップS101では、支援情報生成部157は、作業完了済みの作業対象箇所を作業者に認識させることができる支援情報を生成する(ステップS101)。詳しくは、支援情報生成部157は、作業完了済みの作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGの色彩を未完了の作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGの色彩とは異なる支援情報を生成する。支援情報生成部157は、例えば、作業完了済みの作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGを「赤色」で表し、未完了の作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGを「黒色」で表す支援画像SGを含む支援情報を生成する。なお、作業完了済みの作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGの色彩は、設定情報記憶部171に予め記憶されている。
支援情報出力部158は、支援情報を、通信部13を介して、メガネ型ウェアブルデバイス20に供給する(ステップS102)。
メガネ型ウェアブルデバイス20の重畳画像情報生成部253は、作業完了済みの作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGが未完了の作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGと異なる色彩に変更された支援画像SGに基づいて重畳画像JGの画像情報を生成する(図10のステップS201)。重畳画像情報生成部253は、生成した画像情報に基づいて重畳画像JGを表示部21に表示させる(ステップS202)。この結果、作業者は、作業完了済みの作業対象箇所を容易に認識することができる。
一方、属性値情報取得部156が、デジタルノギスDNから測定値を取得していないと判定すると(図9のステップS106;No)、装置制御部150は、生産作業効率化支援処理を終了する指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS107)。
装置制御部150が生産作業効率化支援処理を終了する指示を受け付けていないと判定すると(ステップS107;No)、生産作業効率化支援処理は、ステップS103へ戻る。
一方、装置制御部150が生産作業効率化支援処理を終了する指示を受け付けたと判定すると(ステップS107;Yes)、生産作業効率化支援処理は終了する。なお、作業対象箇所に対する作業が少なくとも1つ未完了であるにも関わらず、生産作業効率化支援処理を終了する指示を受け付けた場合、支援情報生成部157は、エラーを通知する支援情報を生成し、支援情報出力部158は、メガネ型ウェアブルデバイス20に支援情報を供給してもよい。これにより、メガネ型ウェアブルデバイス20の表示部21にエラーメッセージが表示され、作業者に対する注意を喚起することができる。
以上説明したように、実施の形態1に係る生産作業効率化支援システム1によれば、作業完了済みのアノテーション画像AGが未完了のアノテーション画像AGと異なる色彩に変更された重畳画像JGがメガネ型ウェアブルデバイス20の表示部21に表示される。重畳画像JGは、現実空間に存在する作業対象物Mに重ねられてメガネ型ウェアブルデバイス20の表示部21に表示される。これにより、作業者は、作業完了済みの作業対象箇所を視覚的に把握することができる。この結果、作業漏れ及び重複作業が防止され、生産過程における作業の効率化を支援することができる。
また、本実施の形態によれば、デジタルノギスDNで測定された測定値が属性値情報取得部156によって取得され、実測値として対象箇所情報記憶部173に記憶される。これにより、測定値を作業ノートに記載する作業、測定値のデータを入力する作業等の作業者による記録作業を省略することができる。この結果、生産過程における作業の効率化を図ることができる。
また、例えば、作業ノート、作業履歴等の紙媒体に測定値を記載する場合の誤記を防止でき、品質低下を抑制することができる。あるいは、表計算ソフト、データベース等に測定値のデータを入力する場合の入力ミスを防止することができる。
また、デジタルノギスDNで測定された測定値が実測値としてモデル情報記憶部172に記憶されることにより、品質の不正、改ざん等を防止できる。更に、ペーパーレスを実現することができる。また、紙媒体の紛失も防止することができる。
図6A及び図6Bを参照して説明した対象箇所情報記憶部173は、作業者情報173f、作業日時情報173g、及び機器識別情報173hを含む。これらの情報は、作業者のスキル分析、作業対象物Mの品質確保のためのトレーサビリティ等として活用することができる。また、作業者の作業時間の分析にも活用することができる。
本実施の形態では、表示部21がメガネ型ウェアブルデバイス20に設けられるため、作業者は、ハンズフリーの状態で重畳画像JGを視認することができる。これにより、作業者の作業効率が向上する。
なお、1つの作業対象物Mに対する作業を行う作業者の数は、1人に限定されず、2人以上であってもよい。この場合、メガネ型ウェアブルデバイス20は、作業者の人数に応じて複数設けられ、各メガネ型ウェアブルデバイス20の表示部21に表示される重畳画像JGには、対象箇所情報記憶部173に記憶される状態情報173eが反映される。すなわち、作業が完了した箇所を複数の作業者が同時に把握できる。これにより、複数人で作業を行った場合にも作業漏れ及び重複作業を防止することができる。
[実施の形態2]
図11~図13を参照して、実施の形態2に係る生産作業効率化支援装置10について説明する。実施の形態2に係る生産作業効率化支援装置10の基本構成及び基本動作は、実施の形態1の生産作業効率化支援装置10の基本構成及び基本動作と同様である。ただし、実測値が作業対象箇所の製造誤差の許容範囲、すなわち、公差の範囲であるか否かの判定結果を示す支援情報が生成される点が実施の形態1と異なる。
図11に示すように、装置制御部150は、作業対象箇所の寸法の許容範囲を示す許容範囲情報を取得する許容範囲情報取得部159と、作業対象箇所の寸法をデジタルノギスDNで測定した測定値が許容範囲であるか否かを判定する結果判定部160とを更に備える。
許容範囲情報取得部159は、作業対象箇所の製造誤差の許容範囲を示す情報を取得する。許容範囲情報取得部159は、アノテーションと関連付けられた作業対象箇所の公差を設計情報から取得し、その値を、図12に示す対象箇所情報記憶部173に記憶させる。
図11に示す結果判定部160は、作業対象箇所の寸法をデジタルノギスDNで測定した測定値、すなわち、実測値が許容範囲であるか否かを判定し、その判定結果を、図12に示す対象箇所情報記憶部173に記憶させる。
対象箇所情報記憶部173は、対象物識別情報173aと、対象箇所識別情報173bと、基準値情報173cと、実測値情報173dと、状態情報173eと、作業者情報173fと、作業日時情報173gと、機器識別情報173hとに加え、作業対象箇所の寸法の許容範囲を示す許容範囲情報173jと、作業対象箇所の寸法が許容範囲であるか否かの判定結果を示す判定結果情報173kとを更に関連付けて記憶する。なお、許容範囲情報173jと判定結果情報173kとは、作業時に取得される作業時取得情報である。
許容範囲情報173jには、作業対象箇所の製造誤差の許容範囲を示す値が記憶される。許容範囲を示す値は、例えば、設計情報から取得される。なお、設計情報に製造誤差の許容範囲の情報が含まれてない場合、「±2」といったデフォルト値を設定し、そのデフォルト値を、許容範囲を示す値とすることもできる。これにより、既存の仕組み、設計情報の内容等を変更することなく、設計情報を活用することができる。
判定結果情報173kには、「OK」及び「NG」のいずれかの値が判定結果として記憶される。結果判定部160は、作業対象箇所の寸法の実測値が許容範囲であると判定した場合、「OK」を示す値を判定結果情報173kに記憶させる。一方、結果判定部160は、作業対象箇所が許容範囲の外であると判定した場合、「NG」を示す値を判定結果情報173kに記憶させる。
図11に示す支援情報生成部157は、作業対象箇所の寸法の実測値が許容範囲であると判定した場合と、作業対象箇所の寸法の実測値が許容範囲の外であると判定した場合とで、表示態様が異なるアノテーション画像AGを含む支援情報を生成する。
以下、図13を参照して、生産作業効率化支援装置10によって実行される生産作業効率化支援処理について説明する。詳しくは、生産作業効率化支援処理のうち、結果判定部160によって作業対象箇所の寸法の実測値が許容範囲であるか否かを判定する判定処理について説明する。
結果判定部160は、属性値情報取得部156が実測値を取得すると(ステップS106;Yes)、実測値と対象箇所情報記憶部173の許容範囲情報173jの値と比較することにより、作業対象箇所が許容範囲であるか否かを判定する(ステップS301)。
次に、生産作業効率化支援処理は、ステップS105へ進み、対象箇所情報記憶部173に情報が記憶される(ステップS105)。詳しくは、対象箇所情報記憶部173の実測値情報173d、状態情報173e、作業日時情報173g、機器識別情報173hのぞれぞれに対応する値が記憶されることに加え、結果判定部160が判定結果情報173kに判定結果を示す値を更に記憶させる(ステップS105)。対象箇所情報記憶部173に情報が記憶されると、生産作業効率化支援処理は、ステップS101へ戻る。
ステップS101では、支援情報生成部157は、作業対象箇所の寸法の判定結果を示す情報を更に含む支援情報を生成する(ステップS101)。詳しくは、支援情報生成部157は、判定結果「OK」の作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGの色彩を、判定結果「NG」の作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGの色彩とは異なる支援情報を生成する。支援情報生成部157は、例えば、判定結果「OK」の作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGを「赤色」で表し、判定結果「NG」の作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGを「青色」で表す支援画像SGを含む支援情報を生成する。判定結果「OK」の作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGの色彩及び判定結果「NG」の作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGの色彩は、設定情報記憶部171に予め記憶されている。なお、判定結果「OK」の作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGの色彩及び判定結果「NG」の作業対象箇所に関連付けられたアノテーション画像AGの色彩は、いずれも未完了のアノテーション画像AGの色彩とは異なる色彩が設定される。
支援情報出力部158は、支援情報を、通信部13を介して、メガネ型ウェアブルデバイス20に供給する(ステップS102)。
支援情報がメガネ型ウェアブルデバイス20に供給されると、図10を参照して説明したウェアブルデバイス処理が実行される。詳しくは、メガネ型ウェアブルデバイス20の重畳画像情報生成部253が、判定結果を示すアノテーション画像AGを含む支援画像SGに基づいて重畳画像JGの画像情報を生成し(ステップS201)、生成した画像情報に基づいて、重畳画像JGを表示部21に表示させる(ステップS202)。
以上説明したように、実施の形態2に係る生産作業効率化支援装置10によれば、判定結果に応じてアノテーション画像AGの表示態様が異なる重畳画像JGが、現実空間に存在する作業対象物Mに重ねられてメガネ型ウェアブルデバイス20の表示部21に表示される。したがって、作業者は、作業対象箇所の実測値の判定結果を容易に把握できる。また、実測値が基準値の公差であるか否かの作業者による判定作業を省略することができる。したがって、生産過程における作業の効率化を図ることができる。
本実施の形態によれば、判定結果が生産作業効率化支援装置10の対象箇所情報記憶部173に記憶される。したがって、作業者による判定結果の記録作業を省略することもできる。
作業者による判定作業は、設計図に記載された基準値、公差等を見ながら行う必要があり、作業効率が悪いという課題がある。しかし、本実施の形態によれば、判定結果を示すアノテーション画像AGが現実空間に存在する作業対象物Mに重ねて表示される。このため、設計図を見る必要がなくなり、作業効率を向上させることができる。
また、設計図に記載された基準値、公差等を見ながらの作業は、設計図の寸法の正確に読み取るといった作業者のスキルにも依存する。しかし、本実施の形態によれば、設計図を見る必要がなくなり、作業者のスキルへの依存も解消される。これにより、素人工化を期待でき、技能教育、習熟度向上等に要する時間を削減することができる。
本実施の形態によれば、対象箇所情報記憶部173が判定結果情報173kを記憶する。判定結果「OK」及び「NG」に対する判定結果「NG」である作業対象物Mの割合、すなわち、歩留まり率を容易に把握することができる。なお、装置制御部150は、歩留まり率の閾値として予め設定した値を下回る場合、作業対象物Mの設計部門に作業対象物Mの設計変更を促すメールを送信してもよい。これにより、追加工、生産のやり直し等の手戻りの発生を抑制することができる。歩留まり率の閾値は、生産管理者、設計管理者等によって予め設定されて、設定情報記憶部171に記憶されている。
また、対象箇所情報記憶部173が対象箇所識別情報173bと関連付けて判定結果情報173kを記憶するため、歩留まりを悪化させる要因となる対象箇所識別情報173b、すなわち、作業対象箇所を容易に把握することができる。
[実施の形態3]
図14及び図15を参照して、実施の形態3に係る生産作業効率化支援装置10について説明する。実施の形態3に係る生産作業効率化支援装置10の基本構成及び基本動作は、実施の形態1、2の生産作業効率化支援装置10の基本構成及び基本動作と同様である。ただし、作業が作業対象箇所の寸法を検査する寸法検査作業以外の作業である点及び3次元モデルがブラケット、ネジ等のパーツが配置されたアセンブリモデルである点が実施の形態1、2と異なる。
図14に示すように、支援画像SGに含まれる対象物画像MGを表す3次元モデルは、部品に組付けるブラケットB、ネジN等を含む。なお、ネジNは、締結部材の一例である。
本実施の形態において、作業は、部品にネジNを組み付けるネジ締め作業であり、図15に示すように、作業機器は、デジタルトルクレンチDTである。デジタルトルクレンチDTは、実施の形態1で説明したデジタルノギスDNと同様に、ネジNの締め付けトルクを示す情報を生成し、生産作業効率化支援装置10にネジNの締め付けトルクを示す情報を供給する。
図5を参照して説明した支援情報生成部157は、ネジ締め作業の作業対象箇所に対する作業状態を示す情報を含む支援情報を生成し、支援情報出力部158が支援情報を出力することにより、支援情報がメガネ型ウェアブルデバイス20に供給される。支援情報生成部157は、アノテーション画像AGとして、例えば、図14に示すネジ締め作業の作業対象箇所を指し示すとともに、当該作業対象箇所のネジNの締め付けトルクの基準値を表す画像を含む支援情報を生成する。支援情報は、実施の形態1と同様に、メガネ型ウェアブルデバイス20に供給される。
メガネ型ウェアブルデバイス20は、支援情報を取得すると、支援情報に基づいて重畳画像JGの画像情報を生成し、作業状態を示す重畳画像JGを表示部21に表示させる。
以上説明したように、実施の形態3に係る生産作業効率化支援装置10によれば、作業者は、作業対象箇所の作業状態を容易に把握することができる。この結果、作業漏れ及び重複作業を防止して、生産過程における作業の効率化を支援することができる。
なお、実施の形態1~3において説明した事項は、適宜組み合わせ可能である。例えば、生産作業効率化支援装置10は、実施の形態1、2で説明した構成と実施の形態3で説明した構成とを組み合わせてもよい。この場合、実施の形態1で説明した属性値情報取得部156は、デジタルトルクレンチDTが測定した測定値を作業対象箇所のネジNの締め付けトルクとして取得し、実施の形態2で説明した許容範囲情報取得部159は、設計情報から作業対象箇所に組み付けるネジNの締め付けトルクの許容範囲を示す情報を取得し、図12を参照して説明した対象箇所情報記憶部173の許容範囲情報173jに記憶させる。対象箇所情報記憶部173の許容範囲情報173jには、ネジNの締付けトルクの上限トルクを示す値と下限トルクを示す値とが許容範囲を示す情報として記憶される。また、実施の形態2で説明した結果判定部160は、作業対象箇所へのネジNの締付けトルクが許容範囲であるか否かを判定し、その判定結果を、対象箇所情報記憶部173の判定結果情報173kに記憶させる。支援情報生成部157は、作業対象箇所に組み付けられたネジNの締め付けトルクが許容範囲であると判定された場合と、許容範囲の外であると判定された場合とで、アノテーション画像AGの表示態様が異なる支援情報を生成する。
また、支援情報生成部157は、作業の進捗度を表す進捗度画像を更に含む支援情報を生成してもよい。図16及び図17に示すように、支援情報生成部157は、作業対象物Mの種別が指定されてその種別を取得すると(ステップS401)、図6A及び図6Bを参照して説明した対象箇所情報記憶部173に記憶される情報に基づいて、指定された作業対象物Mの作業対象箇所の総数を示す対象箇所総数を取得する(ステップS402)。次いで、支援情報生成部157は、対象箇所情報記憶部173に記憶される情報のうちの作業状態が「作業完了」を示す作業対象箇所の数を示す完了箇所数を取得し(ステップS403)、対象箇所総数と完了箇所数とを表す進捗度を取得し(ステップS404)、その進捗度を表す進捗度画像SJGを表す支援画像SGを含む支援情報を生成してもよい(ステップS405)。これにより、作業者は、進捗度を容易に把握することができる。
本開示では、アノテーション画像AGを表す画像として、作業対象箇所の寸法の基準値を表す画像が利用されたが、アノテーション画像AGを表す画像として利用される画像は、例えば、実施の形態2で説明した許容範囲を表す画像であってもよい。また、アノテーション画像AGを表す画像は、基準値とその許容範囲との組み合わせを表す画像であってもよい。
本開示では、アノテーション画像AGの色彩を変更することにより、作業対象箇所に対する作業が完了の場合と未完了の場合とでアノテーション画像AGの表示態様を異ならせたが、アノテーション画像AGの表示態様を異ならせる方法は、作業者が作業状態、判定結果等を把握できばよく、色彩を変更することに限定されない。例えば、作業対象箇所に対する作業が完了の場合と未完了の場合とでアノテーション画像AGの書体を変更することにより表示態様を異ならせてもよい。
アノテーション画像AGを含む重畳画像JGの画像情報の生成は、生産作業効率化支援装置10によって実行されてメガネ型ウェアブルデバイス20に供給されてもよい。この場合、生産作業効率化支援装置10は、メガネ型ウェアブルデバイス20が備える撮像部22、又は、外部のカメラが撮影した撮像画像を示す画像情報を取得し、その画像情報に基づいて重畳画像JGの画像情報を生成してもよい。なお、外部のカメラは、作業者の視野に含まれる現実空間を撮影する。
本開示では、生産作業効率化支援装置10とメガネ型ウェアブルデバイス20とが別体である構成を例に説明したが、生産作業効率化支援装置10は、メガネ型ウェアブルデバイス20に内蔵されてもよい。
メガネ型ウェアブルデバイス20は、透過型に限定されず、非透過型であってもよい。また、メガネ型ウェアブルデバイス20は、VR(Virtual Reality)、AR(Augmented Reality)、MR(Mixed Reality)等の技術を利用したスマートグラス、HMD(Head-Mounted Display)等であってもよい。更に、メガネ型ウェアブルデバイス20の形状はメガネ型に限定されず、帽子型、作業者の頭部を覆うベルト型等であってもよい。
メガネ型ウェアブルデバイス20は、撮像部22を省略可能である。メガネ型ウェアブルデバイス20が撮像部22を備えていない場合、メガネ型ウェアブルデバイス20は、外部のカメラによって作業者の視野に含まれる現実空間に存在する作業対象物Mが撮影された撮像画像の画像情報を取得し、取得した撮像画像の画像情報に基づいて作業対象物Mに対象物画像MGが重なる重畳画像JGの画像情報を生成してもよい。
表示部21が設けられる表示装置としてメガネ型ウェアブルデバイス20を例に説明したが、表示装置は、作業対象物Mに対象物画像MGを重なる重畳画像JGを作業者が視認できる限り特に限定されない。表示装置は、例えば、タブレット端末であってもよい。
現実空間に存在する作業対象物Mと対象物画像MGとの重ね合わせ方法としてエッジ認識方法を利用する場合を説明したが、作業対象物Mと対象物画像MGとの重ね合わせ方法は、特に限定されず、例えば、ターゲットマーカ方式であってもよい。
作業対象箇所の寸法を測定する機器は、寸法を測定し測定値を出力できる機器である限り、デジタルノギスDNに限定されない。同様に、作業対象箇所に組み付けたネジNの締め付けトルクを測定する機器は、ネジNの締め付けトルクの値を出力できる機器である限り、デジタルトルクレンチDTに限定されない。
作業者が予定箇所の指定し、指定した予定箇所をデジタルノギスDNで測定する場合を例に説明したが、生産作業効率化支援装置10が対象作業箇所を指定し、作業者が指定された対象作業箇所をデジタルノギスDNで測定してもよい。
記憶部170が生産作業効率化支援装置10の補助記憶装置17に記憶される場合を説明したが、記憶部170は、生産作業効率化支援装置10とは異なる装置の補助記憶装置に記憶されてもよい。
生産作業効率化支援プログラムPGを記録する記録媒体としては、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ、半導体メモリ、及び磁気テープを含むコンピュータ読取可能な記録媒体を使用することができる。
状態取得処理は、状態取得ステップに相当し、支援情報生成処理は、支援情報生成ステップに相当し、支援情報出力処理は、支援情報出力ステップに相当する。
1 生産作業効率化支援システム、10 生産作業効率化支援装置、11 操作部、12 表示部、13 通信部、15 プロセッサ、16 主記憶装置、17 補助記憶装置、20 メガネ型ウェアブルデバイス、21 表示部、22 撮像部、23 通信部、24 センサ、25 プロセッサ、26 主記憶装置、27 補助記憶装置、150 装置制御部、151 設定受付部、152 設計情報取得部、153 アノテーション設定部、154 基準値情報取得部、155 状態取得部、156 属性値情報取得部、157 支援情報生成部、158 支援情報出力部、159 許容範囲情報取得部、160 結果判定部、170 記憶部、171 設定情報記憶部、172 モデル情報記憶部、173 対象箇所情報記憶部、173a 対象物識別情報、173b 対象箇所識別情報、173c 基準値情報、173d 実測値情報、173e 状態情報、173f 作業者情報、173g 作業日時情報、173h 機器識別情報、173j 許容範囲情報、173k 判定結果情報、211 レンズ、212 投影装置、250 メガネ制御部、251 撮像画像情報取得部、252 支援情報取得部、253 重畳画像情報生成部、254 指定受付部、AG アノテーション画像、B ブラケット、DN デジタルノギス、DT デジタルトルクレンチ、JG 重畳画像、M 作業対象物、MG 対象物画像、N ネジ、PG 生産作業効率化支援プログラム、SG 支援画像、SJG 進捗度画像。

Claims (9)

  1. 作業対象物の作業対象箇所に対する作業が完了したか否かを示す作業状態を取得する状態取得部と、
    前記作業対象物を表す対象物画像と、前記対象物画像に関連付けられたアノテーション画像とを含む支援情報であって、前記作業対象箇所に対する前記作業が完了の場合と前記作業対象箇所に対する前記作業が未完了の場合とで前記アノテーション画像の表示態様を異ならせることにより、前記作業対象箇所の前記作業状態を示す前記支援情報を生成する支援情報生成部と、
    前記支援情報を出力する支援情報出力部と、
    を備える、生産作業効率化支援システム。
  2. 前記作業対象箇所の属性値を取得する属性値情報取得部を更に備え、
    前記アノテーション画像は、前記属性値の基準値を表す、請求項1に記載の生産作業効率化支援システム。
  3. 前記属性値の許容範囲を取得する許容範囲情報取得部と、
    前記属性値が前記許容範囲であるか否かを判定する結果判定部と、
    を更に備え、
    前記支援情報生成部は、前記属性値が前記許容範囲である場合と前記属性値が前記許容範囲の外である場合とで前記アノテーション画像の表示態様を異ならせることにより、前記属性値の判定結果を示す前記支援情報を生成する、請求項2に記載の生産作業効率化支援システム。
  4. 前記属性値情報取得部は、デジタルノギスが前記作業対象箇所の寸法を測定した測定値を前記属性値として取得する、請求項2又は3に記載の生産作業効率化支援システム。
  5. 前記属性値情報取得部は、デジタルトルクレンチが前記作業対象箇所に組み付けた締結部材の締め付けトルクを前記属性値として取得する、請求項2又は3に記載の生産作業効率化支援システム。
  6. 前記作業を実行する作業者の視野に含まれる現実空間に存在する前記作業対象物に前記対象物画像を重ねて表示する表示部を更に備える、請求項1から5のいずれか1項に記載の生産作業効率化支援システム。
  7. 前記表示部は、メガネ型ウェアブルデバイスに設けられる、請求項6に記載の生産作業効率化支援システム。
  8. 生産作業効率化支援装置が実行する生産作業効率化支援方法であって、
    作業対象物の作業対象箇所に対する作業が完了したか否かを示す作業状態を取得する状態取得ステップと、
    前記作業対象物を表す対象物画像と、前記対象物画像に関連付けられたアノテーション画像とを含む支援情報であって、前記作業対象箇所に対する前記作業が完了の場合と前記作業対象箇所に対する前記作業が未完了の場合とで前記アノテーション画像の表示態様を異ならせることにより、前記作業対象箇所の前記作業状態を示す前記支援情報を生成する支援情報生成ステップと、
    前記支援情報を出力する支援情報出力ステップと、
    を備える、生産作業効率化支援方法。
  9. コンピュータに、
    作業対象物の作業対象箇所に対する作業が完了したか否かを示す作業状態を取得させ、
    前記作業対象物を表す対象物画像と、前記対象物画像に関連付けられたアノテーション画像とを含む支援情報であって、前記作業対象箇所に対する前記作業が完了の場合と前記作業対象箇所に対する前記作業が未完了の場合とで前記アノテーション画像の表示態様を異ならせることにより、前記作業対象箇所の前記作業状態を示す前記支援情報を生成させ、
    前記支援情報を出力させる、生産作業効率化支援プログラム。
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