JP2023084312A - 排気管構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力損失の増大を抑制しつつ、排気ガスに対する還元剤の分散性を高めることができる排気管構造を提供する。【解決手段】排気管構造1は、車両の内燃機関に接続される構造であって、排気ガスGを流通させる排気管10と、排気管10内に還元剤Kを導入するインジェクタ50と、排気ガスGと還元剤Kとの合流位置若しくはその下流側に配置され、排気ガスG中に還元剤Kを分散させる分散板25と、分散板25よりも下流側に配置され、排気ガスG中の還元剤Kを混合するミキサ26と、分散板25及びミキサ26を保持する筒状部材27と、を備え、筒状部材27は、分散板25とミキサ26とを所定の間隔をもって離間させるスペーサ部分27aを有している。【選択図】図3

Description

本開示は、排気管構造に関する。
従来の排気管構造として、例えば特許文献1に記載の排ガス浄化装置がある。この従来の排ガス浄化装置は、排気ガス流路における拡径流路の上流側に設けられ、上流側から流入した排気ガスを拡径流路へ拡散するように流出させる拡散部材と、排気ガス流路における拡散部材よりも上流側へ還元剤を供給する供給装置とを備えている。また、還元剤が排気ガスと合流する合流位置には、還元剤の流れを複数に分岐して拡散部材へ誘導する誘導部材が設けられている。
また、例えば特許文献2に記載の排気浄化装置は、筒状のインジェクタ本体を有するインジェクタが排気管に設けられている。インジェクタ本体は、排気管内に挿入されている。インジェクタ本体の一端には、還元剤を噴出させるノズルが取り付けられるノズル取付部が設けられ、他端には、噴出された還元剤を拡散する制御羽根が設けられている。
特開2014-100628号公報 特開2020-045774号公報
上記特許文献1に記載の排ガス浄化装置における拡散部材は、拡径流路における排気ガスの流れの偏りを抑制する機能を有するものの、排気ガス中に偏って存在する還元剤を分散させる機能は有していないと考えられる。特に、排気ガスと還元剤とが合流する位置において還元剤の供給方向と排気ガスの流通方向とが異なる場合、排気ガスの流れの影響で還元剤の流れが偏り易くなるおそれがある。
上記特許文献2に記載の排気浄化装置では、排気管内に挿入されたインジェクタ本体の側壁に排気ガスを取り込む取込開口部が設けられている。インジェクタ本体内に導入された還元剤は、取込開口部からインジェクタ本体に取り込まれた排気ガスと共にインジェクタ本体内の当て板に衝突し、排気ガス中に分散する。しかしながら、特許文献2の構成では、取込開口部付近の排気ガスの圧力損失が増大し、内燃機関の性能に影響を与えることが懸念される。
本開示は、上記課題の解決のためになされたものであり、圧力損失の増大を抑制しつつ、排気ガスに対する還元剤の分散性を高めることができる排気管構造を提供することを目的とする。
本開示の一側面に係る排気管構造は、車両の内燃機関に接続される排気管構造であって、排気ガスを流通させる排気管と、排気管内に還元剤を導入するインジェクタと、排気ガスと還元剤との合流位置若しくはその下流側に配置され、排気ガス中に還元剤を分散させる分散板と、分散板よりも下流側に配置され、排気ガス中の還元剤を混合するミキサと、分散板及びミキサを保持する筒状部材と、を備え、筒状部材は、分散板とミキサとを所定の間隔をもって離間させるスペーサ部分を有している。
この排気管構造では、分散板及びミキサを保持する筒状部材において、分散板とミキサとを所定の間隔をもって離間させるスペーサ部分が設けられている。分散板とミキサとを離間させることで、分散板で十分に排気ガス中に還元剤が十分に分散した状態でミキサによる排気ガス中の還元剤の混合を進行させることができ、還元剤が分散板及びミキサの双方をすり抜けてしまうことも抑制できる。したがって、排気ガスに対する還元剤の分散性を高めることができる。また、この排気管構造では、分散板とミキサとの間にスペーサ部分が存在することで、排気ガスと還元剤との合流位置で細くなった主流がある程度広がった状態でミキサに向かうこととなる。したがって、ミキサ近傍での主流の滞留が抑えられ、圧力損失の増大を抑制できる。
スペーサ部分は、分散板を通過した還元剤が少なくとも一回当該スペーサ部分に衝突可能な長さを有していてもよい。これにより、排気ガス中に還元剤が一層確実に分散した状態でミキサによる排気ガス中の還元剤の混合を進行させることができる。したがって、排気ガスに対する還元剤の分散性をより高めることが可能となる。
筒状部材は、ブラケットを介して排気管に接合されていてもよい。これにより、分散板及びミキサを排気管内でしっかりと保持できる。また、ブラケットによって筒状部材による排気ガスの筒状部材の保温効果が高められ、還元剤の蒸発を促進できる。
ブラケットと排気管との間には、排気ガスが流通可能な隙間部分が設けられていてもよい。この場合、隙間部分に高温の排気ガスの一部が流通することにより、筒状部材による排気ガスの保温効果が更に高められる。したがって、還元剤の蒸発を一層効果的に促進できる。
本開示によれば、圧力損失の増大を抑制しつつ、排気ガスに対する還元剤の分散性を高めることができる。
本開示の一実施形態に係る排気管構造の上流側を示す側面図である。 図1に示した排気管構造の要部近傍を示す拡大斜視図である。 図1に示した排気管構造の要部近傍を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の一側面に係る排気管構造の好適な実施形態について詳細に説明する。以下では、説明の便宜上、車両への排気管の取付状態を基準として、「上」「下」の用語を用いる。また、排気管における排気ガスの流れ方向を基準として「上流」「下流」の用語を用いる。
図1は、本開示の一実施形態に係る排気管構造の上流側を示す側面図である。また、図2は、図1に示した排気管構造の要部近傍を示す拡大斜視図である。図1及び図2に示すように、排気管構造1は、排気管10を第1ヒートインシュレータ20及び第2ヒートインシュレータ30によって断熱してなる構造体である。排気管10は、例えばステンレス鋼などの金属材料によって構成されている。排気管10は、当該排気管10の屈曲又は膨出により鉛直下方に張り出す張出領域19を有している。第1ヒートインシュレータ20は、張出領域19よりも上流側の排気管10を覆うように配置されている。第2ヒートインシュレータ30は、張出領域19よりも下流側の排気管10を覆うように配置されている。
排気管10は、車両に搭載される内燃機関に接続され、内燃機関の燃焼室での燃焼で生じた排気ガスを排出する排気通路を構成する。排気管10は、内燃機関に接続された状態において、例えば車両の前後方向に沿って延在する。内燃機関の一例としては、ディーゼルエンジンが挙げられる。排気管構造1が適用される車両としては、例えば乗用車、ピックアップトラック、バス、ダンプなどが挙げられる。
排気管10の上流側には、例えばターボチャージャ、DOC(Diesel Oxidation Catalyst)、DPF(DieselParticulate Filter)等が設けられる。排気管10の下流側には、例えばSCR(SelectiveCatalytic Reduction)が設けられる。図1及び図2の例では、還元剤(例えば尿素水)をSCRに噴射するためのインジェクタ50が排気管10に配置されている。インジェクタ50は、排気管10の上流側を向くように排気管10の壁部に取り付けられている。
排気管10の上流側には、図1に示すように、接続部11と、屈曲部12,13,14とが設けられている。接続部11には、排気管10の上流側(内燃機関側)に配置された別の排気管が接続される。接続部11から延びる直線部分15は、上流側の排気管の配管経路に合わせ、インジェクタ50に向かって下方に傾斜している。屈曲部12は、当該屈曲部12よりも下流側に延びる直線部分16の下方への傾斜が直線部分15の下方への傾斜よりも小さくなるように排気管10を屈曲させている。屈曲部12よりも下流側の直線部分15の延在方向は、直線部分15よりもインジェクタ50の方向に沿ったものとなる。
屈曲部13は、インジェクタ50の基端部付近に設けられている。屈曲部13は、当該屈曲部13よりも下流側の直線部分17の下方への傾斜が直線部分16の下方への傾斜よりも大きくなるように排気管10を屈曲させている。屈曲部13よりも下流側の直線部分17は、インジェクタ50の取付位置に向かって下方に延在している。屈曲部14は、インジェクタ50よりも下流側の直線部分18が概ねインジェクタ50の軸方向に沿って延びるように、屈曲部13のすぐ下流で排気管10を屈曲させている。インジェクタ50よりも下流側の直線部分18は、水平面に対して僅かに上方に傾斜した状態で延在している。
これらの屈曲部12,13,14により、排気管10の配管経路は、例えば車両の下部構成(例えばサスペンションのクロスメンバ当)との干渉を回避可能な経路となっている。また、車両後方に向かって還元剤を噴射するように取り付けられたインジェクタ50により、排気管10の内部において還元剤を下流側に向かって噴射することが可能となっている。
排気管10は、屈曲部14の屈曲により張り出す張出領域19を有している。すなわち、排気管10では、屈曲部14よりも下流側の一定範囲が屈曲部14の屈曲により形成された張出領域19となっている。張出領域19は、一例として、排気管10を含む排気通路のうち、最も鉛直下方に位置する点(地上高が最小の点)を含んだ領域となっている。
図2に示すように、第1ヒートインシュレータ20は、張出領域19よりも上流側の排気管10の外表面に沿って設けられた一対の遮熱板21,22を有している。第2ヒートインシュレータ30は、張出領域19よりも下流側の排気管10の外表面に沿って設けられた一対の遮熱板31,32を有している。第1ヒートインシュレータ20は、排気管10の軸方向から見た場合に、遮熱板21,22による左右分割構造となっている。同様に、第2ヒートインシュレータ30は、排気管10の軸方向から見た場合に、遮熱板31,32による左右分割構造となっている。
第1ヒートインシュレータ20の下流側端部20aと第2ヒートインシュレータ30の上流側端部30aとは、排気管10の周方向に沿うと共に外部に連通する隙間部分が形成されるように重複部分Rを有している。本実施形態では、第2ヒートインシュレータ30の上流側端部30aが重複部分Rにおいて拡径し、第1ヒートインシュレータ20の下流側端部20aに対して排気管10の径方向の外側となるように配置されている。隙間部分には、ワイヤメッシュ40が配置されている。ワイヤメッシュ40は、例えばステンレス鋼等によって形成されている。ワイヤメッシュ40は、水などの液体を通過させる一方で、枯草などの異物を捕捉する。
図3は、図1に示した排気管構造の要部近傍を示す断面図である。同図に示すように、排気管10内には、張出領域19に対応して、分散板25と、ミキサ26と、筒状部材27とが配置されている。分散板25は、排気管10を通る排気ガスG中に還元剤Kを分散させる部材である。分散板25は、例えば排気管10の径方向に延びる3枚の羽根25aを中心軸回りに配置することによって構成されている。ミキサ26は、排気ガスG中の還元剤Kを混合する部材である。ミキサ26は、例えば排気管10の径方向に延びる8枚の羽根26aを中心軸回りに配置することによって構成されている。
羽根25a,26aは、いずれも排気管10を通る排気ガスGの流通方向(排気管10の軸方向)に対して所定の角度をもって傾斜している。ミキサ26におけるそれぞれの羽根26aの傾斜角度は、分散板25におけるそれぞれの羽根25aの傾斜角度よりも大きくなっていてもよい。ミキサ26におけるそれぞれの羽根26aの幅は、分散板25におけるそれぞれの羽根25aの幅よりも大きくなっていてもよい。
筒状部材27は、分散板25及びミキサ26を保持する部分である。筒状部材27は、例えばステンレス鋼などの金属材料によって構成され、排気管10の内径よりも一回り小さい外径を有している。筒状部材27の一端側には、分散板25が保持されている。筒状部材27の他端側には、ミキサ26が保持されている。筒状部材27の中間部分は、分散板25とミキサ26とを所定の間隔をもって離間させるスペーサ部分27aとなっている。スペーサ部分27aは、分散板25を通過した還元剤Kが少なくとも一回当該スペーサ部分27aに衝突可能な長さLを有している。本実施形態では、スペーサ部分27aの長さLは、分散板25を通過した還元剤Kがミキサ26の羽根26aに当たるまでにスペーサ部分27aの内壁に1回衝突可能な長さとなっている。
筒状部材27は、排気ガスGと還元剤Kとの合流位置若しくはその下流側において分散板25がインジェクタ50と正対し、且つミキサ26が分散板25よりも下流側に位置するように排気管10内に配置されている。排気管10に対する筒状部材27の固定にあたって、筒状部材27の外周側には、筒状部材27を排気管10に取り付けるための筒状のブラケット28が設けられている。ブラケット28は、例えばステンレス鋼などの金属材料によって構成され、筒状部材27の外径よりも一回り大きい内径を有している。
本実施形態では、ブラケット28は、第1ヒートインシュレータ20の下流側端部20aと第2ヒートインシュレータ30の上流側端部30aとの重複部分Rに位置している。ブラケット28は、例えば溶接によって、重複部分Rの位置で排気管10に対して強固に固定されている。排気管10への固定状態において、ブラケット28と排気管10との間には、排気ガスGが流通可能な隙間部分Sが設けられている。排気管10の径方向に対する隙間部分Sの幅に特に制限はないが、一例として、排気管10の壁部の厚さと同程度とすることができる。
以上のような排気管構造1では、図3に示すように、排気管10の上流側から流れてくる排気ガスGと、インジェクタ50から排気管10に導入された還元剤Kとが張出領域19において合流する。還元剤Kが合流した排気ガスGの主流が筒状部材27の一端側の分散板25に衝突することで、還元剤Kが排気ガスG中に分散する。還元剤Kは、上方からの排気ガスGの流れによって下方に押されながら分散板25の羽根25aに衝突する。
分散板25を通った還元剤Kは、排気ガスG中に分散しながら筒状部材27におけるスペーサ部分27aの内壁に衝突し、上方に跳ね上がりながら筒状部材27の他端側のミキサ26の羽根26aに衝突する。ミキサ26の羽根26aに衝突した還元剤Kは、排気ガスG中により均一に混合され、排気ガスGの主流と共に排気管10の下流に流れる。排気管10を流通する排気ガスGの一部は、分散板25及びミキサ26を通らず、筒状部材27とブラケット28との間の隙間部分Sを通過する。隙間部分Sを通った排気ガスGは、筒状部材27の下流側で分散板25及びミキサ26を経た排気ガスGの主流と合流する。
以上説明したように、排気管構造1では、分散板25及びミキサ26を保持する筒状部材27において、分散板25とミキサ26とを所定の間隔をもって離間させるスペーサ部分27aが設けられている。分散板25とミキサ26とを離間させることで、分散板25で十分に排気ガスG中に還元剤Kが十分に分散した状態でミキサ26による排気ガスG中の還元剤Kの混合を進行させることができ、還元剤Kが分散板25及びミキサ26の双方をすり抜けてしまうことも抑制できる。したがって、排気ガスGに対する還元剤Kの分散性を高めることができる。また、排気管構造1では、分散板25とミキサ26との間にスペーサ部分27aが存在することで、排気ガスGと還元剤Kとの合流位置で細くなった主流がある程度広がった状態でミキサ26に向かうこととなる。したがって、ミキサ26近傍での主流の滞留が抑えられ、圧力損失の増大を抑制できる。
排気管構造1では、スペーサ部分27aは、分散板25を通過した還元剤Kが少なくとも一回当該スペーサ部分27aに衝突可能な長さLを有している。これにより、排気ガスG中に還元剤Kが一層確実に分散した状態でミキサ26による排気ガスG中の還元剤Kの混合を進行させることができる。したがって、排気ガスGに対する還元剤Kの分散性をより高めることが可能となる。
排気管構造1では、筒状部材27がブラケット28を介して排気管10に接合されている。これにより、分散板25及びミキサ26を排気管10内でしっかりと保持できる。また、ブラケット28によって筒状部材27による排気ガスGの保温効果が高められ、還元剤Kの蒸発を促進できる。
排気管構造1では、ブラケット28と排気管10との間に排気ガスGが流通可能な隙間部分Sが設けられている。この隙間部分Sに高温の排気ガスGの一部が流通することにより、筒状部材27による排気ガスGの保温効果が更に高められる。したがって、還元剤Kの蒸発を一層効果的に促進できる。
本開示は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上記実施形態では、スペーサ部分27aの長さLは、分散板25を通過した還元剤Kがスペーサ部分27aに1回衝突可能な長さを有しているが、スペーサ部分27aの長さLは、分散板25を通過した還元剤Kがスペーサ部分27aに衝突せずにミキサ26の羽根26aに当たる長さであってもよい。この場合、ミキサ26の位置が分散板25に近接する分、ミキサ26から排気管10の下流のSCRまでの距離を確保できる。したがって、SCRに到達するまでの間に排気ガスG中の還元剤Kの混合を十分に進行させることができる。
スペーサ部分27aの長さLは、分散板25を通過した還元剤Kがスペーサ部分27aに2回以上衝突可能な長さであってもよい。この場合、ミキサ26の羽根26aに当たるまでに、排気ガスG中に還元剤Kをより十分に分散させることができる。また、筒状部材27とブラケット28との間の隙間部分Sは、必ずしも設けられていなくてもよい。隙間部分Sに排気ガスGの一部を流通させない場合であっても、ブラケット28によって筒状部材27による排気ガスGの保温効果が十分に奏される。
1…排気管構造、10…排気管、25…分散板、26…ミキサ、27…筒状部材、27a…スペーサ部分、28…ブラケット、50…インジェクタ、S…隙間部分、G…排気ガス、K…還元剤。

Claims (4)

  1. 車両の内燃機関に接続される排気管構造であって、
    排気ガスを流通させる排気管と、
    前記排気管内に還元剤を導入するインジェクタと、
    前記排気ガスと前記還元剤との合流位置若しくはその下流側に配置され、前記排気ガス中に前記還元剤を分散させる分散板と、
    前記分散板よりも下流側に配置され、前記排気ガス中の前記還元剤を混合するミキサと、
    前記分散板及び前記ミキサを保持する筒状部材と、を備え、
    前記筒状部材は、前記分散板と前記ミキサとを所定の間隔をもって離間させるスペーサ部分を有している排気管構造。
  2. 前記スペーサ部分は、前記分散板を通過した前記還元剤が少なくとも一回当該スペーサ部分に衝突可能な長さを有している請求項1記載の排気管構造。
  3. 前記筒状部材は、ブラケットを介して前記排気管に接合されている請求項1又は2記載の排気管構造。
  4. 前記ブラケットと前記排気管との間には、前記排気ガスが流通可能な隙間部分が設けられている請求項3記載の排気管構造。
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