JP2023082848A - 通知制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】業務または学習等に集中できる環境を生成すること。【解決手段】通知制御プログラムは、情報端末装置のユーザが集中状態であることを検出する状態検出ステップと、ユーザが集中状態となる前に検出された特異状態の規則性を検出し、ルーティーン状態として記憶するルーティーン状態判断ステップと、ルーティーン状態を検出した場合、ネットワークを介したメッセージの取得があった場合の通知を制限する通知制御ステップとを情報端末装置10を動作させるコンピュータが実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、通知制御プログラムに関する。
例えば、パーソナルコンピュータまたはタブレット端末などの情報端末を業務または学習に利用することが多い。情報端末の利用中は、メールやチャット、SNSの着信などが頻繁に通知され、業務または学習などの集中を阻害する要因のひとつとなっている。コンテンツに対する鑑賞者の集中状態によってメール受信通知を制限する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008-099043号公報
業務または学習に集中して取り組みたいときは、ユーザは事前に集中状態とするための準備を行うことも多い。特許文献1の技術では、実際に集中状態になることで通知が抑制されるため、集中状態になるまでは集中したいときであっても動作しない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、業務または学習等に集中できる環境を生成することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る通知制御プログラムは、情報端末装置のユーザが集中状態であることを検出する状態検出ステップと、前記ユーザが集中状態となる前に検出された特異状態の規則性を検出し、ルーティーン状態として記憶するルーティーン状態判断ステップと、前記ルーティーン状態を検出した場合、ネットワークを介したメッセージの取得があった場合の通知を制限する通知制御ステップと、を情報端末装置を動作させるコンピュータが実行する。
本発明によれば、業務または学習等に集中できる環境を生成することができるという効果を奏する。
図1は、第一実施形態に係る情報端末装置のブロック図である。 図2は、第一実施形態に係る情報端末装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図3は、第一実施形態に係る情報端末装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、第二実施形態に係る情報端末装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、第二実施形態に係る情報端末装置における処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る通知制御プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第一実施形態]
(情報端末装置)
図1は、第一実施形態に係る情報端末装置10のブロック図である。情報端末装置10は、ユーザが集中状態になる前にルーティーン状態を検出すると、情報端末装置10におけるメッセージの取得通知を制限するシステムである。
ユーザが集中状態になる前に、ユーザが特異な行動をしたり、ユーザの周辺が特異な環境になったりすることがある。言い換えると、ユーザが特異な行動をとることや、ユーザの周辺が特異な環境になったりすることで、ユーザが集中状態になる傾向が高い場合がある。ユーザが特異な行動をしたり、ユーザの周辺が特異な環境になったりすることを、特異状態という。
特異状態とは、情報端末装置10のユーザの特異行動、または、情報端末装置10の周囲の特異環境の少なくともどちらかである。特異行動とは、例えば、ユーザが両手を上げてのびをする、腕を大きく回す、立ち上がって身体を動かすなどの体の動作、または、飲食をする、耳栓をする、ヘッドフォンを装着する、および、音楽を再生する、などの利用物体を利用する行動など通常時とは異なる行動である。特異環境とは、例えば、フロア全体の照明が消灯から点灯となった場合、始業などのチャイムが鳴る、などの特徴的な状態である。
例えば、1カ月間などの所定期間内に所定回数以上、同様のユーザの特異行動またはユーザの周辺の特異環境に対応して、ユーザが集中状態となったことが検出された場合、特異行動または特異環境である特異状態を「ルーティーン状態」とする。以下、ルーティーン行動と記載された場合は、特異行動に限定されず、特異行動と特異環境を含む。ルーティーン状態も含まれる。
本実施形態では、特異状態が、情報端末装置10のユーザの特異行動であるものとして説明する。
また、本実施形態で制限されるメッセージの取得通知とは、例えば、ネットワークを介して情報端末装置10が取得する各種通知である。各種通知とは、例えば、アプリケーションの新着通知、SNS(Social Networking Service)の新着通知、通話またはメールなどの着信通知などである。各種通知は、例えば、ユーザの業務に関連する通知であって、通話の着信通知など緊急性の高いものを除くものに限定してもよい。通知の方法は、例えば、情報端末装置10の画面上にメッセージ画像またはアイコン画像を表示したり、音声で通知したりする。これらの通知の方法は一例であり、公知の方法を使用すればよく、限定されない。
(情報端末装置)
情報端末装置10は、ユーザが使用する情報端末装置である。情報端末装置10は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末またはスマートフォンのような携帯用電子機器などである。情報端末装置10は、表示部11と、操作部12と、カメラ13と、特異行動記憶部(特異状態記憶部)14と、ルーティーン行動記憶部(ルーティーン状態記憶部)15と、通信部19と、制御部20とを備える。
表示部11は、例えば、液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。表示部11は、制御部20の表示制御部21から出力された映像信号に基づいて、各種映像を表示する。表示部11は、例えば、情報端末装置10を用いて利用する業務などに関するアプリケーションなどの情報、メッセージの取得通知のメッセージ画像またはアイコン画像を表示する。
操作部12は、例えば、表示部11に備えられているタッチパネルやキーボードなどのユーザインターフェースである。操作部12は、各種操作を受付可能である。操作部12は、操作情報を制御部20の操作受付制御部22に出力する。
カメラ13は、情報端末装置10のユーザおよび周辺を撮影するカメラである。カメラ13は、赤外線カメラ、可視光カメラ、または赤外線カメラおよび可視光カメラの組み合わせなどで構成される。カメラ13は、情報端末装置10が起動している間、映像を常時撮影する。カメラ13は、撮影した映像を制御部20の撮影制御部23へ出力する。カメラ13は、情報端末装置10のユーザを撮影可能な位置に配置されている。このため、カメラ13は、例えば、表示部11の周辺に備えられているものや、情報端末装置10に接続して利用するカメラなどである。
特異行動記憶部14は、ルーティーン行動判断部25が検出したユーザの特異行動を記憶するための記憶装置である。特異行動記憶部14は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、メモリカードなどの記録部である。または、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記録部であってもよい。
ルーティーン行動記憶部15は、ルーティーン行動判断部25によってルーティーン行動であると判断されたルーティーン行動を記憶する記憶装置である。ルーティーン行動記憶部15は、ハードディスク、SSD、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、メモリカードなどの記録部である。または、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記録部であってもよい。
通信部19は、広域の無線通信を行う通信部である。ネットワークは、例えば、インターネット網であるが、これに限定されない。通信部19は、例えば、携帯電話網用の広域無線通信モジュールで構成されている。通信部19は、Wi-Fi(登録商標)などの通信モジュールで構成され、任意のアクセスポイントや他のスマートフォンなどと接続して広域の無線通信を実現してもよい。
(制御部)
制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置(制御装置)である。制御部20は、記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。制御部20には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは制御部20におけるデータの一時記憶などに用いられる。制御部20は、ユーザが集中状態になる前にルーティーン行動を検出すると、情報端末装置10におけるメッセージの取得通知を制限するよう制御する。制御部20は、情報端末装置10を制御する。制御部20は、表示制御部21と、操作受付制御部22と、撮影制御部23と、状態検出部24と、ルーティーン行動判断部25と、通知制御部26と、通信制御部29とを有する。
表示制御部21は、表示部11における映像の表示を制御する。表示制御部21は、映像を表示部11に出力させる映像信号を出力する。
操作受付制御部22は、操作部12に対する各種操作を検出して受け入れを制御する。操作受付制御部22は、取得した操作情報を制御信号として出力する。
撮影制御部23は、カメラ13による撮影を制御し、カメラ13が撮影した映像を取得する。
状態検出部24は、情報端末装置10のユーザが集中状態であることを検出する。状態検出部24は、撮影制御部23によって取得された映像に画像認識処理を行って、ユーザが集中状態であることを検出する。ユーザが集中状態になったことは、例えば、ユーザの視線の状態、ユーザの顔を構成する部分の状態、および、ユーザの表情などから検出可能である。状態検出部24は、例えば、ユーザの表情の動きやユーザの顔の位置の動きが少ない状態が継続している場合、ユーザが集中状態であると判断する。ユーザが集中状態になったことを検出する方法は公知の方法を用いればよく、限定されない。
ユーザが集中状態となったこととは、例えば、集中状態が連続して10分間以上などの所定時間以上継続した場合としてよい。集中状態の継続とは、例えば、10秒間程度の短時間の集中が途切れたとして集中が継続しているとみなしてもよい。
ルーティーン行動判断部25は、ルーティーン行動をルーティーン行動記憶部15に記憶する機能と、ルーティーン行動を検出する機能とを有する。
ルーティーン行動判断部25における、ルーティーン行動をルーティーン行動記憶部15に記憶する機能について説明する。ルーティーン行動判断部25は、ユーザが集中状態となる前に検出された特異状態の規則性を検出し、ルーティーン行動として記憶する。本実施形態では、ルーティーン行動判断部25は、ユーザが集中状態となる前に検出された特異行動の規則性を検出し、ルーティーン行動として記憶する。より詳しくは、ルーティーン行動判断部25は、情報端末装置10におけるカメラ13が撮影した映像から、ユーザの体の動きまたはユーザの利用物体の検出結果からユーザが集中状態となる前に検出された特異行動と集中状態との規則性を検出する。
より詳しくは、ルーティーン行動判断部25は、カメラ13によって撮影された映像から、ユーザを認識し、認識したユーザの動きなどに基づいて、ユーザの特異行動を検出する。そして、ルーティーン行動判断部25は、ユーザの特異行動が検出されてから例えば5分内などの所定時間内に、状態検出部24によって集中状態が検出されたと判定された場合、ユーザの特異行動と集中したことと検出日時とを示す情報を、特異行動記憶部14に記憶する。ユーザの特異行動と集中したことと検出日時とを示す情報とは、ルーティーン行動の規則性を検出するために記憶される。ルーティーン行動判断部25は、例えば、1か月内などの所定期間内に、ユーザが、同様の特異行動をとり、その特異行動後に集中したことが、所定回数以上、特異行動記憶部14に記憶された場合、その特異行動をルーティーン行動としてルーティーン行動記憶部15に記憶する。
例えば、ユーザの「両手を上げてのびをする」行動の後に集中状態となったことが、例えば1か月内に3回以上記憶された場合、その行動をルーティーン行動としてルーティーン行動記憶部15記憶する。
ルーティーン行動判断部25は、認識したユーザの動きを、ルーティーン行動記憶部15に記憶されたルーティーン行動と対比し、ユーザがルーティーン行動をとったか否かを判定する。
通知制御部26は、ルーティーン状態が検出されていない場合、言い換えると、通常時、ネットワークを介してメールやチャットのなどのメッセージを取得した場合、通知を行うように制御する。本実施形態では、通知制御部26は、ルーティーン行動判断部25によってルーティーン行動が検出されない場合、ネットワークを介してメールやチャットのなどのメッセージを取得した場合、通知を行うように制御する。この場合の通知は、メッセージを取得したと同時に行われる。
通知制御部26は、ルーティーン状態が検出された場合に、所定期間、ネットワークを介したメッセージの通知を制限する制御を行う。本実施形態では、通知制御部26は、ルーティーン行動判断部25によってルーティーン行動が検出された場合に、例えば、45分間などの所定期間、ネットワークを介したメッセージの通知を制限する制御を行う。言い換えると、通知制御部26は、ルーティーン行動判断部25によってルーティーン行動が検出された場合、通知を保留する。
通知制御部26は、通知の抑制が解除されたとき、通知を抑制している期間に取得したメッセージの通知を行うように制御する。通知制御部26は、所定期間経過後、記憶部に記憶した通知を示す情報に基づいて、通知を行う。
通信制御部29は、通信部19を制御して、外部のサーバ装置などとの通信を制御する。通信制御部29は、通信部19を制御して、情報端末装置10に対する各種通知などを受信する。
(情報端末装置における情報処理)
次に、図2、図3を用いて、情報端末装置10における情報処理について説明する。まず、図2を用いて、ルーティーン行動をルーティーン行動記憶部15に記憶する処理について説明する。図2は、第一実施形態に係る情報端末装置10の制御部20における処理の流れを示すフローチャートである。情報端末装置10が起動されると、図2に示すフローチャートの処理が実行される。情報端末装置10の起動中、制御部20は、カメラ13によってユーザを撮影する。
制御部20は、状態検出(集中状態)および行動検出を開始する(ステップS101)。より詳しくは、制御部20は、状態検出部24によって、撮影制御部23により取得された映像に基づいて、ユーザが集中状態であることを検出する処理を開始する。また、制御部20は、ルーティーン行動判断部25によって、ユーザの行動を検出し、特異行動となるような行動の検出処理を開始する。特異行動となるような行動とは、検出されたユーザの行動において、明らかに特徴的であることが判断できるような行動である。制御部20は、ステップS102へ進む。
制御部20は、特異行動があったか否かを判定する(ステップS102)。より詳しくは、制御部20は、ルーティーン行動判断部25によって、カメラ13によって撮影された映像に基づき、ユーザが行う特異行動が検出されたか否かを判定する。制御部20は、特異行動があったと判定する場合(ステップS102でYes)、検出された特異行動を、特異行動記憶部14に記憶し、ステップS103へ進む。制御部20は、特異行動があったと判定しない場合(ステップS102でNo)、ステップS107へ進む。
特異行動があったと判定する場合(ステップS102でYes)、制御部20は、特異行動が検出されてから所定時間内にユーザが集中状態になったことが検出されたか否かを判定する(ステップS103)。より詳しくは、制御部20は、ステップS102で特異行動があったと判定してから所定期間内に、状態検出部24によって、撮影制御部23により取得された映像に基づき、ユーザが集中状態であることが検出されたか否かを判定する。制御部20は、所定時間内に集中状態が検出されたと判定する場合(ステップS103でYes)、ステップS104へ進む。制御部20は、所定時間内に集中状態が検出されたと判定しない場合(ステップS103でNo)、ステップS107へ進む。
所定時間内に集中状態が検出されたと判定する場合(ステップS103でYes)、制御部20は、特異行動と集中したことを、特異行動記憶部14に記憶する(ステップS104)。より詳しくは、制御部20は、特異行動と集中したことと検出日時とを示す情報を特異行動記憶部14に記憶する。ユーザの特異行動と集中したことと検出日時とを示す情報とは、ルーティーン行動の規則性を検出するために記憶される。制御部20は、ステップS105へ進む。
制御部20は、特異行動記憶部14に記憶された、特異行動と集中状態の情報に基づき、集中状態が対応付けられた同様の特異行動が所定回数以上記憶されているか否かを判定する(ステップS105)。より詳しくは、制御部20は、ステップS104で記憶した、ユーザの特異行動と集中したことと検出日時とを示す情報とに基づいて、集中状態とセットで記憶された特異行動が所定回数以上であるか否かを判定する。制御部20は、ルーティーン行動判断部25によって、例えば、1か月内などの所定期間内に、ユーザの特異行動と集中したことが所定回数以上、記憶部に記憶されたか否かを判定する。制御部20は、集中を伴う特異行動の記憶が所定回数以上であると判定する場合(ステップS105でYes)、ステップS106へ進む。制御部20は、集中を伴う特異行動の記憶が所定回数以上であると判定しない場合(ステップS105でNo)、ステップS107へ進む。
集中を伴う特異行動の記憶が所定回数以上であると判定する場合(ステップS105でYes)、制御部20は、ルーティーン行動判断部25によって、集中を伴うユーザの特異行動をルーティーン行動としてルーティーン行動記憶部15に記憶する(ステップS106)。ルーティーン行動記憶部15に記憶されるルーティーン行動は、単数であっても複数であってもよい。制御部20は、ステップS107へ進む。
制御部20は、処理を終了するか否かを判定する(ステップS107)。制御部20は、例えば、情報端末装置10からユーザがログオフしたとき、または、情報端末装置10の電源がOFFにされたとき、処理を終了すると判定する。制御部20は、処理を終了すると判定する場合(ステップS107でYes)、処理を終了する。制御部20は、処理を終了すると判定しない場合(ステップS107でNo)、ステップS102の処理を再度実行する。
次に、図3を用いて、ルーティーン行動判断部25がルーティーン行動を検出することで、通知を制限する処理について説明する。図3は、第一実施形態に係る情報端末装置10の制御部20における処理の流れを示すフローチャートである。情報端末装置10が起動されると、図2とともに図3に示すフローチャートの処理が実行される。ステップS111の処理は、図2に示すフローチャートのステップS101と同じ処理である。
制御部20は、ルーティーン行動があったか否かを判定する(ステップS112)。より詳しくは、制御部20は、カメラ13によって撮影された映像に基づいて検出したユーザの行動が、ルーティーン行動記憶部15に記憶されている、ルーティーン行動に一致または同等の行動であるか否かを判定する。制御部20は、ルーティーン行動判断部25によって、ルーティーン行動があったと判断する場合(ステップS112でYes)、ステップS113へ進む。ルーティーン行動があったと判断しない場合(ステップS112でNo)、ステップS116へ進む。
ルーティーン行動があったと判断する場合(ステップS112でYes)、制御部20は、通知抑制を開始する(ステップS113)。制御部20は、通知制御部26によって、ネットワークを介したメッセージの通知を制限する制御を行う。制御部20は、ステップS114へ進む。
制御部20は、例えば、45分間程度の所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS114)。より詳しくは、制御部20は、所定時間が経過したと判定する場合(ステップS114でYes)、ステップS115へ進む。制御部20は、所定時間が経過したと判定しない場合(ステップS114でNo)、ステップS114の処理を再度実行する。
所定時間が経過したと判定する場合(ステップS114でYes)、通知制御部26によって、通知抑制を終了する制御を行う(ステップS115)。このとき、制御部20は、通知を抑制している期間中にネットワークを介したメッセージを取得している場合、そのメッセージの通知を行う。制御部20は、ステップS116へ進む。
制御部20は、処理を終了するか否かを判定する(ステップS116)。制御部20は、例えば、情報端末装置10からユーザがログオフしたとき、または、情報端末装置10の電源がOFFにされたとき、処理を終了すると判定する。制御部20は、処理を終了すると判定する場合(ステップS116でYes)、処理を終了する。制御部20は、処理を終了すると判定しない場合(ステップS116でNo)、ステップS112の処理を再度実行する。
図2に示すフローチャートの処理によって、例えば、ユーザが「両手を上げてのびをする」行動をした後に、集中することが、1ヶ月以内に3回以上検出された場合、ユーザのルーティーン行動として「両手を上げてのびをする」行動がルーティーン行動記憶部15に記憶される。その後、図3に示すフローチャートの処理によって、カメラ13によって撮影された映像からユーザが「両手を上げてのびをする」行動が検出されると、ユーザが集中状態になったことが検出される前から、例えば45分間程度の所定時間、通知が抑制される。
(効果)
上述したように、本実施形態では、ユーザのルーティーン行動が検出された場合、ユーザが集中状態になったことが検出される前から、ネットワークを介したメッセージの通知を制限する制御を行うことができる。本実施形態によれば、業務または学習等に集中できる環境を生成することができる。
本実施形態は、カメラ13によって撮影された映像からルーティーン行動を検出して、ネットワークを介したメッセージの通知を制限する制御を行うことができる。本実施形態は、ユーザによる特別な操作を必要とせずに、メッセージの取得通知を制限することができる。
[第二実施形態]
第二実施形態の情報端末装置1は、基本的な構成は第一実施形態の情報端末装置1と同様である。以下の説明においては、第一実施形態の情報端末装置1と同様の構成要素には、同一の符号または対応する符号を付し、その詳細な説明は省略する。情報端末装置10の状態検出部24と通知制御部26とにおける処理が第一実施形態と異なる。
状態検出部24は、ユーザが集中状態であることが検出された場合、集中状態の持続時間を検出する。本実施形態では、状態検出部24は、ルーティーン行動判断部25によって検出されたルーティーン行動ごとに、集中状態の持続時間を検出してもよい。
ルーティーン行動判断部25は、所定期間内に、ユーザの特異行動と集中したこととが所定回数以上、記憶された場合、その特異行動を集中持続時間の平均値とともにルーティーン行動としてルーティーン行動記憶部15に記憶する。ルーティーン行動記憶部15に、複数のルーティーン行動が記憶されている場合、ルーティーン行動毎に集中持続時間が記憶される。
集中持続時間の平均値は、状態検出部24によって検出されたすべての持続時間の平均値でもよい。本実施形態では、集中持続時間の平均値は、ルーティーン行動ごとの集中状態の持続時間の平均値である。平均値に限定されず、例えば最大値または最小値でもよい。
通知制御部26は、ルーティーン状態を検出した場合、ルーティーン状態に対応した集中持続時間の間、ネットワークを介したメッセージの通知を制限する。本実施形態では、通知制御部26は、ルーティーン行動が検出された場合、ルーティーン行動記憶部15に記憶された集中持続時間の間、ネットワークを介したメッセージの通知を制限する制御を行う。
通知制御部26は、集中持続時間経過後、または、ユーザの集中状態が検出されなくなったとき、通知を制限していたメッセージの通知を行う。
次に、図4、図5を用いて、情報端末装置10における情報処理について説明する。まず、図4を用いて、ルーティーン行動をルーティーン行動記憶部15に記憶する処理について説明する。図4は、第二実施形態に係る情報端末装置10の制御部20における処理の流れを示すフローチャートである。図4に示すステップS121ないしステップS123、ステップS126、ステップS128の処理は、図2に示すフローチャートのステップS101ないしステップS103、ステップS105、ステップS107と同じ処理である。
ステップS123において、集中状態が検出された場合、制御部20は、集中状態が終了したか否かを判定する(ステップS124)。より詳しくは、制御部20は、状態検出部24によって、ユーザが集中状態ではなくなったことが検出されたか否かを判定する。制御部20は、集中状態が終了したと判定する場合(ステップS124でYes)、ステップS125へ進む。制御部20は、集中状態が終了したと判定しない場合(ステップS124でNo)、ステップS124の処理を再度実行する。
集中状態が終了したと判定する場合(ステップS124でYes)、制御部20は、特異行動と集中持続時間とを記憶する(ステップS125)。より詳しくは、制御部20は、特異行動と集中持続時間と検出日時とを示す情報を特異行動記憶部14に記憶する。制御部20は、ステップS126へ進む。
制御部20は、ルーティーン行動判断部25によって、ユーザの特異行動を集中持続時間の平均値とともにルーティーン行動としてルーティーン行動記憶部15に記憶する(ステップS127)。制御部20は、ステップS128へ進む。
図5を用いて、ルーティーン行動記憶部15に基づいてルーティーン行動を検出する処理について説明する。図5は、第二実施形態に係る情報端末装置10の制御部20における処理の流れを示すフローチャートである。図5に示すステップS131ないしステップS133、ステップS135、ステップS136の処理は、図3に示すフローチャートのステップS111ないしステップS113、ステップS115、ステップS116と同じ処理である。
制御部20は、例えば、平均集中持続時間が経過したか否かを判定する(ステップS134)。より詳しくは、制御部20は、平均集中持続時間が経過したと判定する場合(ステップS134でYes)、ステップS135へ進む。制御部20は、平均集中持続時間が経過したと判定しない場合(ステップS134でNo)、ステップS134の処理を再度実行する。
上述したように、本実施形態では、集中状態の集中持続時間、通知を制限する制御を行うことができる。本実施形態では、ユーザの集中状態が終了した場合、通知の制限を解除することができる。
[第三実施形態]
第三実施形態の情報端末装置1は、基本的な構成は第一実施形態の情報端末装置1と同様である。情報端末装置10の状態検出部24と通知制御部26とにおける処理が第一実施形態と異なる。本実施形態では、ルーティーン行動の集中度に応じて、通知の制限のレベルを変える。
状態検出部24は、ユーザが集中状態であることが検出された場合、集中度を検出する。集中度は、例えば、「低」、「高」などで示す。ユーザの集中度を検出する方法は、例えば、ユーザの表情筋の動きの変化や、瞬きの頻度などから、これらの条件を機械学習させたモデルを用いて判定するなど、公知の方法を用いればよく、限定されない。
ルーティーン行動判断部25は、所定期間内に、ユーザの特異行動と集中したこととが所定回数以上、記憶された場合、その特異行動を集中度の平均値とともにルーティーン行動としてルーティーン行動記憶部15に記憶する。
通知制御部26は、検出されたルーティーン行動に対応する集中度に応じて、通知抑制のレベルを変える。通知制御部26は、検出されたルーティーン行動に対応する集中度が高いほど、高いレベルで通知抑制する。
通知の保留期間中はすべての通知を保留することを高いレベルの通知抑制という。例えば、ポップアップ表示などのユーザが容易に確認できる通知のみを停止し、タスクトレイでの通知のみなど通知の一部は行うことを低いレベルの通知抑制という。
上述したように、本実施形態では、ルーティーン行動の集中度に応じて、通知の制限のレベルを変えることができる。
図示した情報端末装置の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
情報端末装置の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
上記に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記に記載した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
10 情報端末装置
11 表示部
12 操作部
13 カメラ
14 特異行動記憶部(特異状態記憶部)
15 ルーティーン行動記憶部(ルーティーン状態記憶部)
19 通信部
20 制御部
21 表示制御部
22 操作受付制御部
23 撮影制御部
24 状態検出部
25 ルーティーン行動判断部
26 通知制御部
29 通信制御部

Claims (5)

  1. 情報端末装置のユーザが集中状態であることを検出する状態検出ステップと、
    前記ユーザが集中状態となる前に検出された特異状態の規則性を検出し、ルーティーン状態として記憶するルーティーン状態判断ステップと、
    前記ルーティーン状態を検出した場合、ネットワークを介したメッセージの取得があった場合の通知を制限する通知制御ステップと、
    を情報端末装置を動作させるコンピュータが実行する通知制御プログラム。
  2. 前記特異状態は、前記ユーザの特異行動であり、
    前記ルーティーン状態は、前記ユーザのルーティーン行動である、
    請求項1に記載の通知制御プログラム。
  3. 前記状態検出ステップにおいて、集中状態の持続時間をさらに検出し、
    前記通知制御ステップにおいて、前記ルーティーン状態を検出した場合、検出された集中状態の持続時間、前記ネットワークを介したメッセージの取得があった場合の通知を制限する、
    請求項1または2に記載の通知制御プログラム。
  4. 前記状態検出ステップにおいて、前記ルーティーン状態ごとの集中状態の持続時間を検出し、
    前記通知制御ステップにおいて、前記ルーティーン状態を検出した場合、検出された前記ルーティーン状態に対応する集中状態の持続時間、前記ネットワークを介したメッセージの取得があった場合の通知を制限する、
    請求項3に記載の通知制御プログラム。
  5. 前記状態検出ステップは、前記情報端末装置におけるカメラが撮影した映像に基づいて、前記ユーザが集中状態であることを検出し、
    前記ルーティーン状態判断ステップは、前記情報端末装置におけるカメラが撮影した映像から、前記ユーザの体の動きまたは前記ユーザの利用物体の検出結果から前記ユーザが集中状態となる前に検出された行動の規則性を検出する、
    請求項2に記載の通知制御プログラム。
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