JP2023082791A - 表示操作部および装置 - Google Patents

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晃治 武藤
Koji Muto
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Abstract

Figure 2023082791000001
【課題】非接触式の表示操作部への操作を利用者に直感的に把握させる。
【解決手段】本発明は、操作画面24を有する操作パネル21と、操作画面24に対する利用者の操作を引き起こした発生対象(利用者の指など)にレーザL2を照射する照射部25と、を備える表示操作部2である。また、照射部25が照射するレーザL2の軌道を変える反射部29をさらに備え、照射部25は、反射部29を介して発生対象にレーザL2を照射してもよい。また、操作パネル21と離間しており、利用者の操作を検知する検知部(発光部22および受光部23)、をさらに備えてもよい。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示操作部および装置に関する。
金融機関や流通機関等には、例えば、現金自動預け払い機(ATM:Automated Teller Machine)や券売機などの自動取引装置が設置されている。自動取引装置等のような装置は、操作画面を有しており、操作画面は例えばタッチパネル付きのディスプレイによって実現される。操作画面に関して、例えば特許文献1の技術が提案されている。特許文献1では、X、Y方向の各々に配線された電極線群から取り出した電位からタッチ位置の座標を決定している。
また、近年では、タッチパネルへの接触に起因するウィルス等への感染を回避するため、非接触式の表示操作部の開発が盛んである。
特開2003-223280号公報
しかしながら、従来の非接触式の表示操作部は、利用者の指先に物理的な感触を与えることができない。このため、利用者が非接触式の操作パネルの操作を直感的に把握できない問題があった。
上記事情に鑑みて、本発明は、非接触式の表示操作部への操作を利用者に直感的に把握させることを課題とする。
前記課題を解決する本発明は、操作画面を有する表示部と、前記操作画面に対する利用者の操作を引き起こした発生対象に可視光のレーザを照射する照射部と、を備える表示操作部である。
また、本発明は、表示操作部を備える装置である。
本発明によれば、非接触式の表示操作部への操作を利用者に直感的に把握させることができる。
第1実施形態の現金自動預け払い機の外観図である。 第1実施形態の表示操作部の側面図である。 第1実施形態の表示操作部のケースの背面図である。 第2実施形態の表示操作部のケースの背面図である。 第3実施形態の表示操作部のケースの背面図である。 第4実施形態の表示操作部のケースの背面図である。 反射部の変形例の説明図であり、(a)が斜視図であり、(b)が平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、参照する図面において、本発明を構成する部材の寸法は、説明を明確にするために誇張または矮小化して表現されている場合がある。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
<構成>
図1は、第1実施形態の現金自動預け払い機の外観図である。図1に示すように、現金自動預け払い機1は、顧客に対して金融サービスを提供する装置であり、利用者との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行う。現金自動預け払い機1は、例えば銀行の支店、コンビニエンスストアなどに設置される。
現金自動預け払い機1の説明における「上下」、「前後」、「左右」は、図1の矢印に従う。当該方向は、説明の便宜上定めるものであり、本発明を限定するものではない。なお、図1の前方向は、現金自動預け払い機1の利用者(すなわち金融機関等の顧客)が位置する方向である。
図1に示すように、現金自動預け払い機1は、装置本体1aの前面に表示パネル1bを取り付けてあり、表示操作部2、キャッシュカードの挿入排出及び取引明細を排出するカード明細口3、入金及び出金時に紙幣を挿入、排出する紙幣口4、取引時の暗証番号を入力するための番号入力部51を有している。例えば、出金取引をする場合、操作者は、表示操作部2のボタンを押し、表示された案内に従ってキャッシュカードをカード明細口3に挿入し、番号入力部51で暗証番号を入力する。これによって、現金の払い戻しや預け入れができる。なお、図1に示す現金自動預け払い機1の構成はあくまで例示であり、例えば、番号入力部51が省略された構成など、他の構成であってもよい。
また、現金自動預け払い機1は、制御部6を備える。制御部6は、現金自動預け払い機1が行う各種処理を制御する。
(表示操作部2)
表示操作部2は、非接触式のタッチパネルである。利用者は、表示操作部2の操作画面24(図2参照)に触れずに空中をタッチすることで入力が完了する。
図2は、第1実施形態の表示操作部の側面図である。図3は、第1実施形態の表示操作部のケースの背面図である。図2は、表示操作部2の中央を通過して切断したときの断面図として図示されている。図3は、ケース26の内部透視図として図示されている(ケース26を点線で示している)。
図2、図3に示すように、表示操作部2は、操作パネル21と、発光部22と、受光部23と、照射部25と、ケース26と、基板27と、保持部28とを備えている。
(操作パネル21)
操作パネル21は、利用者が入力可能な指示を表示する表示部である。操作パネル21は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)である。操作パネル21は、操作画面24を有している。操作画面24は、操作に関する様々な情報(例えば、ボタン)を表示する画面である。操作画面24は、操作パネル21の表(おもて)面に配置されている。操作パネル21および操作画面24は矩形状が一般的である。操作パネル21は、装置本体1a(図1参照)に固定されている。なお、操作パネル21の表面側には、操作画面24を保護するための保護部材(図示略)や横からの覗き見防止フィルタ(図示略)が配置されている。
(ケース26)
ケース26は、発光部22、受光部23、照射部25、および基板27を囲み、保護する部材である。ケース26は枠状体であり、操作パネル21と平行に、かつ、操作パネル21から所定距離だけ前方に配設されている。利用者は、ケース26の中央部に存在する中空領域を介して操作画面24を見ることができる。ケース26は、操作画面24の周囲を囲むことができる程度の寸法を有している。
(基板27)
基板27は、発光部22、受光部23、および照射部25が取り付けられる土台である。基板27は4枚存在し、枠状体のケース26の内部、かつ、ケース26の4辺(縦(上下)2辺と横(左右)2辺)に沿ってそれぞれ配設されている。
(保持部28)
保持部28は、操作パネル21から所定距離だけ前方に離した位置でケース26を保持する部材である。保持部28は、装置本体1aに固定されている。保持部28は、操作パネル21の側面に当接する周壁部を備えており、操作パネル21を装置本体1aに固定できる。また、保持部28の周壁部の前後寸法(図2では上下方向の寸法)は、操作パネル21の板厚より大きい。また、ケース26は、保持部28の周壁部の端部に固定されている。よって、保持部28は、操作パネル21から所定距離(保持部28の周壁部の前後寸法長)だけ前方にケース26を保持できる。
(発光部22)
発光部22は、赤外線L1を照射する素子である。発光部22は、ケース26の内部、かつ、縦1辺の基板27の一方の表(おもて)面、および横1辺の基板27の一方の表(おもて)面に複数並べて配設されている。発光部22は、受光部23に向けて操作画面24に平行に赤外線L1(一点鎖線)を照射できる。
(受光部23)
受光部23は、発光部22からの赤外線L1を受光する素子である。受光部23は、ケース26の内部、かつ、縦1辺の基板27の他方の表(おもて)面、および横1辺の基板27の他方の表(おもて)面に複数並べて配設されている。よって、受光部23は、操作画面24を介して発光部22と対向して配設されている。
(照射部25)
照射部25は、可視光のレーザL2(実線)を照射する素子である。図2、図3に示すように、照射部25は、ケース26の内部、かつ、縦1辺の基板27の一方の裏面に複数並べて配設されている。また、照射部25は、ケース26の対向する縦1辺に向けて、操作画面24に平行にレーザL2を照射できる。つまり、照射部25は、ケース26の中空領域に沿ってレーザL2を照射できる。なお、ケース26の内周壁面は、赤外線L1およびレーザL2を透過可能な透明な材質でできていたり、切り欠かれていたりすることが好ましい。
<操作検知>
図2に示すように、発光部22および受光部23は、操作パネル21から同じ距離(例:数十mm)だけ前方に配設されている。発光部22から受光部23に照射される赤外線L1は、操作画面24に平行であり、ケース26の中空領域全体を網目状に通過する。利用者が操作画面24の表示内容(例:入出金ボタンなどの各種ボタンが2次元的に配置)に従い、中空領域の所定位置に指を挿入すると、所定位置を通過する赤外線L1が遮光される。制御部6は、遮光された位置を検知できる。また、制御部6は、中空領域に対向している操作画面24の入力位置(座標)を、遮光位置の対向位置として特定できる。表示操作部2は、赤外線L1が遮光された位置をタッチイベントとして処理し、操作画面24よりも手前で座標入力可能な構造になっている。発光部22および受光部23は、赤外線走査により操作画面24に対する利用者の操作を検知する光学式のセンサ装置(検知部)となり得る。
<操作報知>
従来の非接触式のタッチパネルは画面よりも手前で入力可能であるが、利用者はどこまで指を近づければ入力されるかを直感的に把握できなかった。このため、入力操作が容易でないという問題があった。
第1実施形態の表示操作部2によれば、図2、図3に示す通り、照射部25は、操作パネル21から所定距離(例:数十mm)だけ前方に、かつ、発光部22および受光部23よりも操作画面24に近接して配設されている。照射部25から照射されるレーザL2は、操作画面24および赤外線L1に平行であり、赤外線L1よりも操作画面24に近接してケース26の中空領域全体を横断する。また、照射部25は、レーザL2を常時照射することができる。
すでに説明した通り、利用者が中空領域に指を挿入すると、赤外線L1が遮光され、操作画面24に対し座標が入力される。利用者は、座標が入力されたことに気づかなかった場合、中空領域に指をより深く挿入してしまい操作画面24に接触してしまうおそれがある。しかし、この場合、指が操作画面24に接触する前に、レーザL2が指に当たる。利用者が操作画面24に対する操作を行う際、自身の指に注目する傾向が強い。よって、指向性を有するレーザL2が指に当たり、指の一部分が光っている様子に利用者は確実に気づくことができ、操作画面24に対し座標が入力されたことを報知できる。
第1実施形態によれば、利用者の指先に物理的な感触を与えることなく、非接触式の表示操作部2への操作を利用者に直感的に把握させることができる。
また、レーザL2が指に当たることで、利用者は指を操作画面24に近づけすぎたことに気づくことができるため、操作画面24に対する指の接触を回避できる。
なお、照射部25によるレーザL2の役割は、操作画面24から所定距離だけ前方に近づいた指を光らせることであり、発光部22おおび受光部23による指の検知を利用者に報知することではない。しかし、検知を報知する役割を兼ねるように制御部6が適宜処理してもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態の説明の際、第1実施形態と相違する点について主に説明し、重複する点については説明を省略する。
図4は、第2実施形態の表示操作部のケースの背面図である。図4に示すように、照射部25は、ケース26の内部、かつ、縦1辺の基板27の一方の裏面に複数並べて配設されている。第1実施形態(図3)と比較して、配設されている照射部25の数は少なく、隣接する照射部25同士の間隔は大きい。また、表示操作部2は反射板29をさらに備えている。反射板29は、例えば鏡であり、ケース26の内部、かつ、縦1辺の基板27の他方の裏面に、照射部25に対向して配設されている。つまり、反射板29は、ケース26の中空領域を介して照射部25に対向している。反射板29は、照射部25が照射するレーザL2を反射し、レーザL2の軌道を変えることができる。よって、照射部25は、反射板29を介して利用者の指にレーザを照射できる。
照射部25の各々は、反射板29の面に対して斜めにレーザL2を照射する。よって、反射板29は、レーザL2の斜めからの入射方向とは異なる方向(入射方向の逆方向を除く方向)にレーザL2を反射する。反射光となるレーザL2は、入射光となるレーザL2を照射した照射部25と、当該照射部25に隣接する照射部25との間の位置に到達する。反射光となるレーザL2は、入射光となるレーザL2と同様、操作画面24に平行である。つまり、反射光となるレーザL2は、ケース26の中空領域に沿って反射される。
ケース26の中空領域全体のうち、中空領域に挿入された指に当てられる1本のレーザL2の占有領域は部分的である。第1の実施形態では、中空領域全体に対応できる程度にレーザL2を複数本用意し、同数の照射部25をケース26の縦1辺に配設した。第2実施形態では、ケース26の縦1辺に配設された照射部25が反射板29の面に対して斜めに照射するため、照射部25からの入射光となるレーザL2の占有領域と、反射光となるレーザL2の占有領域を縦方向にずらすことができる。照射部25は、入射光となるレーザL2の占有領域に挿入された利用者の指に入射光となるレーザL2を当てることができるだけでなく、反射光となるレーザL2の占有領域に挿入された利用者の指に反射光となるレーザL2を当てることができる。つまり、1つの照射部25に対するレーザL2の占有領域が拡大する。なお、レーザL2の入射角は、入射光となるレーザL2の占有領域と、反射光となるレーザL2の占有領域が連続する程度の角度にすることが好ましい。
よって、図4に示すように、他の照射部25による反射光となるレーザL2の占有領域に入射光となるレーザL2を照射しないように、複数の照射部25の各々を離間してケース26の縦1辺に配設する構成をとればよい。かかる構成によれば、第1実施形態と比較して、より少ない個数の照射部25であっても、ケース26の中空領域全体を横断するレーザL2(入射光と反射光)を用意できる。利用者が中空領域の任意の位置に指を挿入しても、入射光となるレーザL2、または反射光となるレーザL2のいずれかが指に当たる。
第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、照射部25の数を低減でき、表示操作部2の部品点数を低減できる。その為、コストを抑えることができる。
[第3実施形態]
第3実施形態の説明の際、第1、第2実施形態と相違する点について主に説明し、重複する点については説明を省略する。
図5は、第3実施形態の表示操作部のケースの背面図である。図5に示すように、照射部25は、ケース26の内部、かつ、縦1辺の基板27の一方の裏面端部に1つ配設されている。また、表示操作部2は、第2実施形態ですでに説明した反射板29に加え、反射板29Aをさらに備えている。反射板29Aは、反射板29と同等の機能を有する。反射板29Aは、例えば鏡であり、ケース26の内部、かつ、縦1辺の基板27の一方の裏面に、反射板29に対向して配設されている。
照射部25は、反射板29の面に対して斜めにレーザL2を照射する。よって、反射板29は、レーザL2の斜めからの入射方向とは異なる方向(入射方向の逆方向を除く方向)にレーザL2を反射する。反射光となるレーザL2は、反射板29Aの面に対して斜めに照射される。よって、反射板29Aは、反射板29から反射されたレーザL2の斜めからの入射方向とは異なる方向(入射方向の逆方向を除く方向)にレーザL2を二次反射する。以降、反射板29,29A間でレーザL2の斜めの反射が繰り返される。
第3実施形態では、照射部25が反射板29の面に対して斜めに照射するため、照射部25からの入射光となるレーザL2の占有領域と、反射板29,29A間で往復するレーザL2の各々の占有領域を、縦方向にずらすことができる。照射部25は、入射光となるレーザL2の占有領域に挿入された利用者の指に入射光となるレーザL2を当てることができる。また、照射部25は、反射板29,29A間を斜めに往復するレーザL2により形成される複数の占有領域のいずれかに挿入された利用者の指に反射光となるレーザL2を当てることができる。つまり、1つの照射部25から照射されたレーザL2によって、ケース26の中空領域全体に及ぶ、レーザL2の占有領域を構成できる。なお、レーザL2の入射角は、入射光となるレーザL2の占有領域と、反射板29,29A間を斜めに往復するレーザL2により形成される複数の占有領域の各々が連続する程度の角度にすることが好ましい。
第3実施形態によれば、第1,第2実施形態の効果に加えて、照射部25の数をさらに低減でき、表示操作部2の部品点数をさらに低減できる。その為、コストをさらに抑えることができる。
[第4実施形態]
第4実施形態の説明の際、第1~第3実施形態と相違する点について主に説明し、重複する点については説明を省略する。
図6は、第4実施形態の表示操作部のケースの背面図である。図6に示すように、表示操作部2は、第3実施形態ですでに説明した照射部25、反射板29,29Aに加えて、照射部25Aを備えている。照射部25Aは、ケース26の内部、かつ、縦1辺の基板27の他方の裏面端部に1つ配設されている。
照射部25Aは、照射部25と同じ機能を有する。照射部25Aは、反射板29Aの面に対して斜めにレーザL3を照射する。よって、反射板29Aは、レーザL3の斜めからの入射方向とは異なる方向(入射方向の逆方向を除く方向)にレーザL3を反射する。反射光となるレーザL3は、反射板29の面に対して斜めに照射される。よって、反射板29は、反射板29Aから反射されたレーザL3の斜めからの入射方向とは異なる方向(入射方向の逆方向を除く方向)にレーザL3を二次反射する。以降、反射板29,29A間でレーザL3の斜めの反射が繰り返される。
第4実施形態では、照射部25Aが反射板29Aの面に対して斜めに照射するため、照射部25Aからの入射光となるレーザL3の占有領域と、反射板29,29A間で往復するレーザL3の各々の占有領域を、縦方向にずらすことができる。照射部25Aは、入射光となるレーザL3の占有領域に挿入された利用者の指に入射光となるレーザL3を当てることができる。また、照射部25Aは、反射板29,29A間を斜めに往復するレーザL3により形成される複数の占有領域のいずれかに挿入された利用者の指に反射光となるレーザL3を当てることができる。つまり、1つの照射部25Aから照射されたレーザL3によって、ケース26の中空領域全体に及ぶ、レーザL3の占有領域を構成できる。なお、レーザL3の入射角は、入射光となるレーザL3の占有領域と、反射板29,29A間を斜めに往復するレーザL3により形成される複数の占有領域の各々が連続する程度の角度にすることが好ましい。
図6に示すように、照射部25,25Aの各々がレーザL2,L3を照射することで、ケース26の中空領域の任意の位置に挿入された利用者の指の両側にレーザを当てることができる。よって、利用者は指の両側が光っている様子に容易に気づくことができる。
第4実施形態によれば、利用者の指先に物理的な感触を与えることなく、非接触式の表示操作部2への操作を利用者により直感的に把握させることができる。
[特許請求の範囲との対応関係]
現金自動預け払い機1は、特許請求の範囲における「装置」の一例である。
利用者の指は、特許請求の範囲における「発生対象」の一例である。
反射板29は、特許請求の範囲における「反射部」の一例である。
ケース26の中空領域は、特許請求の範囲における「第1領域」の一例である。
[変形例]
(a):本発明は、ATMに限らず、KIOSK(登録商標)端末、券売機、現金処理装置、その他画面および視線入力機能を有する装置に適用可能である。
(b):各実施形態では、入力のための指の検知を、赤外線による光学式のセンサ装置が行うようにした。しかし、指に対する静電容量方式や、指を撮影する撮影方式によって、指の検知を行うようにしてもよい。
(c):各実施形態では、照射部25(25A)を、発光部22および受光部23よりも操作画面24に近接して配設されるようにした。しかし、操作画面24に対して、照射部25(25A)の位置を、発光部22および受光部23の位置と同じになるように照射部25(25A)を配設してもよい。具体的には、発光部22および受光部23が配設されている基板27の表(おもて)面に、照射部25(25A)を配設すればよい。このとき、発光部22と照射部25(25A)を交互に配列したり、受光部23と照射部25(25A)を交互に配列したりするとよい。かかる構成によれば、発光部22および受光部23による利用者の指の検知のタイミングと、照射部25(25A)による入力操作の報知のタイミングを同じにできる。
(d):各実施形態では、赤外線L1が、ケース26の中空領域全体を網目状に通過するように、発光部22および受光部23を2次元的に配設した。しかし、発光部22および受光部23をケースの縦1辺または横1辺に配設し、赤外線L1がケース26の中空領域全体を横断または縦断するようにしてもよい。
(e):各実施形態では、ケース26の中空領域を通過するレーザL2を発光(照射)する照射部25を配設した。しかし、レーザL2を受光するレーザ受光素子を用意してもよい。レーザ受光素子は、例えば、中空領域を介して照射部25と反対側に配設してもよい。また、各実施形態では、レーザL2が中空領域を横断するように照射部25を配設した。しかし、レーザL2が中空領域を縦断するように照射部25を配設してもよい。また、レーザL2が中空領域を網目状に通過するように照射部25を2次元的に配設してもよい。この場合、ケース26の内部にある縦1辺および横1辺の基板27に照射部25を配設するとよい。
(f):各実施形態では、利用者が中空領域に指を挿入し、赤外線L1を遮光したことで操作画面24に対する操作を検知した。しかし、赤外線L1を遮光する発生対象は、指に限定されない。例えば、利用者が把持可能な棒体(例:ペン)でもよい。
(g):本実施形態では、照射部25(25A)は、レーザL2(L3)を常時照射していた。しかし、照射部25(25A)は、レーザL2(L3)を、所定条件を満たしている間だけ照射してもよい。所定条件は、例えば、利用者の指による赤外線L1の遮光が検出されているときとしてもよい。また、所定条件は、現金自動預け払い機1に備えられたカメラが利用者を撮影したときや、検知センサで利用者を検知したときとしてもよい。かかる処理により、レーザL2(L3)の照射時間の短縮による節電効果を奏する。
(h):各実施形態では、発光部22および受光部23を用いて赤外線L1を中空領域に通過させることで利用者の指を検知した。しかし、可視光線を発光、受光するものに発光部22および受光部23を変更し、可視光線を中空領域に通過させることで利用者の指を検知してもよい。利用者が中空領域に指を挿入した場合、発光部22からの可視光線は遮光され、指が検知されると同時に、指を照らすことができる。利用者は、照らされた指を見て、操作画面24に対する座標入力がなされたことを把握できる。つまり、発光部22に照射部25の機能を兼ねさせることができる。よって、発光部22とは別体の照射部25を備えずに済ませることができる。なお、指で遮光されず、中空領域(つまり、空中)を通過する可視光線は、操作画面24に対する利用者の視界を妨げることはない(この点は、レーザL2(L3)を用いた場合も同様)。
(i):第2~第4実施形態の反射板29、および第3,第4実施形態の反射板29Aに代えて、プリズムを反射部として用いてもよい。図7は、反射部の変形例の説明図であり、(a)が斜視図であり、(b)が平面図である。図7のプリズム30は、平面(砂面)視で直角二等辺三角形の柱状体である。例えば、照射部25から照射されたレーザL2がプリズム30の45度面31に対して垂直に入射されるように、プリズム30をケース26の内部に配設することができる。45度面31に対して垂直に入射したレーザL2は屈折することなくプリズム30内部を直進する。プリズム30内部を直進するレーザL2は、90度面32,33に対して入射角45度で(臨界角以上で)入射するため全反射する。全反射したレーザL2は、45度面31に対して垂直にプリズム30内部から出射し、反射部からの反射光となる。かかる構成であっても、入射光となるレーザL2の占有領域に対して、反射光となるレーザL2の占有領域を縦方向にずらすことができる。よって、1つの照射部25から照射されたレーザL2の占有領域を拡大させることができる。なお、プリズム30は、平面視で直角二等辺三角形の柱状体に限らず、例えば、平面視で等脚台形や多角形の柱状体でもよい。
(j):各実施形態では、ケース26が操作パネル21と平行であった。つまり、ケース26の中空領域が操作画面24に平行であった。また、発光部22が操作画面24に平行に赤外線L1を照射した。また、照射部25が操作画面24に平行にレーザL2を照射した。上記の各「平行」は、略平行を意味も含み、厳密に平行であることに限定されない。また、機能的に問題でなければ、ケース26の中空領域が操作画面24に非平行であってもよい。また、発光部22が操作画面24に非平行に赤外線L1を照射してもよい。また、照射部25が操作画面24に非平行にレーザL2を照射してもよい。また、ケース26の中空領域と、発光部22から照射される赤外線L1の方向と、照射部25から照射されるレーザL2(反射部29,29A、プリズム30で反射されたレーザL2も含む)の方向とが互いに平行であってもよいし、機能的に問題でなければ非平行であってもよい。
(k):第2~第4実施形態では、反射板29の面に対して斜めにレーザL2を照射し、反射板29は、レーザL2の斜めからの入射方向とは異なる方向(入射方向の逆方向を除く方向)にレーザL2を反射した。しかし、例えば、反射板29の面を非平面に加工して、レーザL2の入射方向がどのような方向であっても、反射光となるレーザL2の方向を任意に設定できるようにしてもよい。このとき、ケース26の中空領域の任意の位置に指が挿入されたとしても、入射光となるレーザL2、または反射光となるレーザL2のいずれかが確実に指に当たるように、反射光となるレーザL2の方向を設定することが好ましい。なお上記によれば、反射板29の面に対して垂直にレーザL2を照射した場合であっても、反射光となるレーザL2の方向を任意に設定できる。上記説明は、第3,第4実施形態の反射板29Aや、プリズム30にも適用できる。
(l):上記した発明特定事項は、適宜組み合わせ可能である。
(m):ソフトウェアで実現可能な手段をハードウェアで実現することができ、ハードウェアで実現可能な手段をソフトウェアで実現することができる。
1 現金自動預け払い機
2 表示操作部
21 操作パネル
22 発光部
23 受光部
24 操作画面
25,25A 照射部
26 ケース
27 基板
28 保持部
29,29A 反射板
30 プリズム
L1 赤外線
L2,L3 レーザ

Claims (6)

  1. 操作画面を有する表示部と、
    前記操作画面に対する利用者の操作を引き起こした発生対象に可視光のレーザを照射する照射部と、を備える表示操作部。
  2. 前記発生対象が前記利用者の指である請求項1に記載の表示操作部。
  3. 前記照射部が照射する前記レーザの軌道を変える反射部をさらに備え、
    前記照射部は、前記反射部を介して前記発生対象に前記レーザを照射する請求項1または請求項2に記載の表示操作部。
  4. 前記反射部は、前記発生対象が挿入される第1領域を介して前記照射部に対向する反射板である請求項3に記載の表示操作部。
  5. 前記表示部と離間しており、前記操作を検知する検知部、をさらに備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の表示操作部。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の表示操作部を備える装置。
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