JP2023077839A - 情報処理システム、情報処理装置、表示端末、情報処理方法及び通信方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、表示端末、情報処理方法及び通信方法 Download PDF

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麻秀 神谷
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Abstract

【課題】モバイル環境に適した個室空間をユーザに提示すること。【解決手段】本開示に係る情報処理システムは、オーナ端末、ユーザ端末及び管理装置を含む。オーナ端末は、貸出可能な期間のうちの少なくとも一部の期間が車両を走行させない状態の停車期間として指定されているか否かを示す車両情報を出力する。ユーザ端末は、ユーザが免許証を保有している状態であるか否かを示す免許証情報を出力する。管理装置は、車両が停車期間であるか否か、免許証を保有している状態であるか否か及び車両の貸出を許可するか否かの対応が予め登録されたマッチング許可情報と、オーナ端末からの車両情報と、ユーザ端末からの免許証情報とに基づいて、貸出可能な期間において停車期間の車両を含む複数の車両からユーザが少なくとも車室を利用可能な車両を選定し、選定された少なくとも車室を利用可能な車両を示す情報をユーザ端末へ出力する。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理システム、情報処理装置、表示端末、情報処理方法及び通信方法に関する。
従来、自宅やオフィスから離れたモバイル環境においては、例えばWeb会議や休憩などの用途で個室空間を利用したいという需要がある。個室空間とは、例えばWeb会議や情報漏洩に留意すべき作業での利用に適する、遮音性や遮蔽性を有するように外部から仕切られた空間である。
モバイル環境において、例えばWeb会議や休憩などの用途で利用可能な個室空間としては、貸し会議室や独立したボックス型の個人会議室、ホテルの客室などがあり、ユーザは、利用したい場所の個室空間を予約し、モバイル環境での個室空間を確保していた。
特開2020-052698号公報
しかしながら、個室空間の需要が高く、利用したい場所で個室空間を確保することが困難な場合があった。また、貸し会議室やホテルの客室は、1人で利用する場合にはコストパフォーマンスが悪いという問題があった。また、独立したボックス型の個人会議室は、遮音性も良いが、例えばビジネスチェアへ座る姿勢が必要であり、横たわるような休憩には適さないという問題があった。また、貸し会議室やホテルの客室、個人会議室がユーザの利用したい場所には存在しない場合もあった。
本開示が解決しようとする課題は、モバイル環境に適した個室空間をユーザに提示することである。
本開示に係る情報処理システムは、オーナ端末と、ユーザ端末と、管理装置とを含む。前記オーナ端末は、貸出可能な期間のうちの少なくとも一部の期間が車両を走行させない状態の停車期間として指定されているか否かを示す貸出条件を含む車両情報を出力する。前記ユーザ端末は、ユーザが免許証を保有している状態であるか否かを示す免許証情報を出力する。前記管理装置は、車両が停車期間であるか否か、免許証を保有している状態であるか否か及び車両の貸出を許可するか否かの対応が予め登録されたマッチング許可情報と、前記オーナ端末からの前記車両情報と、前記ユーザ端末からの前記免許証情報とに基づいて、貸出可能な期間において停車期間の車両を含む複数の車両から前記ユーザが少なくとも車室を利用可能な車両を選定し、選定された前記少なくとも車室を利用可能な車両を示す情報を前記ユーザ端末へ出力する。
本開示によれば、モバイル環境に適した個室空間をユーザに提示することができる。
図1は、実施形態に係る個室空間マッチングシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係るユーザ端末の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係るオーナ端末の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図5は、実施形態に係る管理情報の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るマッチング許可情報の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る個室空間マッチング処理の一例を示すシーケンス図である。 図8は、実施形態に係る個室空間マッチング処理で表示される表示画面の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る個室空間マッチング処理で表示される表示画面の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る個室空間マッチング処理で表示される表示画面の一例を示す図である。 図11は、実施形態に係る個室空間マッチング処理で表示される表示画面の一例を示す図である。 図12は、実施形態に係る個室空間マッチング処理で表示される表示画面の一例を示す図である。 図13は、実施形態に係るAPI(Application Programming Interface)を介して個室空間マッチングサービスを提供する個室空間マッチングシステムの構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る情報処理システム、情報処理装置、表示端末、情報処理方法及び通信方法の実施形態について説明する。
なお、本開示の説明において、既出の図に関して前述したものと同一又は略同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付し、説明を適宜省略する場合もある。また、同一又は略同一の部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表されている場合もある。また、例えば図面の視認性を確保する観点から、各図面の説明において主要な構成要素だけに参照符号を付し、既出の図において前述したものと同一又は略同一の機能を有する構成要素であっても参照符号を付していない場合もある。
(第1の実施形態)
実施形態に係る個室空間マッチングシステム1の構成の一例を示すブロック図である。実施形態に係る個室空間マッチングシステム1は、少なくとも運転免許証の保有の有無を条件として、車両の車室を個室空間として貸し出したいというオーナ側の需要と、車室に限らずモバイル環境に適した個室空間を借り受けたいというユーザ側の需要とをマッチングする個室空間マッチングサービスを実現するように構成されるシステムである。ここで、個室空間マッチングシステム1は、情報処理システムの一例である。
個室空間マッチングシステム1は、図1に示すように、ユーザ端末3、オーナ端末5及び管理装置7を含む。ユーザ端末3、オーナ端末5及び管理装置7は、ネットワーク9を介して通信可能に接続される。個室空間マッチングシステム1は、例えば、サーバ装置としての管理装置7と、クライアント装置としてのユーザ端末3及び/又はオーナ端末5とを含む、サーバクライアント型のシステムとして構築される。ここで、管理装置7は、情報処理装置の一例である。また、ユーザ端末3は、表示端末の一例である。
ユーザ端末3は、個室空間マッチングサービスにおいて、個室として利用する車室を探すユーザ、すなわち個室空間マッチングシステム1を用いてモバイル環境に適した個室空間を借り受けたいユーザが使用する操作端末である。ユーザ端末3は、ユーザが免許証を保有している状態であるか否かを示す免許証保有情報と、当該ユーザが免許証を形態している状態であるか否かを示す免許証携帯情報とを含む免許証情報322を出力する操作端末である。ユーザ端末3としては、例えばノートPCやタブレット端末、スマートフォン、スマートウオッチなどのウエアラブル機器など、各種の携帯端末が適宜利用可能である。また、ユーザ端末3として、通常のPCなどの据え置き型の端末が利用されても構わない。
図1は、ユーザ端末3としてユーザ端末3a,3bを例示する。ユーザ端末3aは、免許証を保有するユーザにより使用されるユーザ端末3の一例である。ユーザ端末3bは、免許証を保有しないユーザにより使用されるユーザ端末3の一例である。なお、個室空間マッチングシステム1において、ユーザ端末3は、1台であってもよいし、3以上の複数台であってもよい。
図2は、実施形態に係るユーザ端末3の構成の一例を示すブロック図である。ユーザ端末3は、図2に示すように、制御部31、記録部32、通信部33、表示部34、入力部35及び位置情報取得部36を有する。
制御部31は、ユーザ端末3の全体の動作を制御する。制御部31は、ハードウェア構成としてプロセッサ及びメモリを有する。制御部31は、メモリにロードされたプログラム321をプロセッサで実行することにより、登録機能311及び借受機能312を実現する。
登録機能311において制御部31は、ユーザの免許証保有情報を登録する。一例として、制御部31は、免許証の両面を撮影した写真データを登録する。具体的には、制御部31は、免許証の両面を撮影した写真データを入力部35により取得する。制御部31は、取得された免許証の写真データの正当性を判定する。取得された免許証の写真データの正当性は、例えば記載事項の読み取り可否に応じて判定され得る。正当と判定された場合、すなわち撮影された写真データが免許証として認証された場合、制御部31は、免許証情報322の免許証保有情報を免許証保有として更新するとともに、ユーザへ免許証保有情報の登録が完了したことをユーザへ通知する。また、制御部31は、免許証保有情報を通信部33により管理装置7へ送信し、個室空間マッチングシステム1に登録する。一方で、撮影された写真データが免許証として認証されない場合、制御部31は、登録エラーとして、免許証保有情報の登録が完了できなかったことをユーザへ通知する。
なお、本実施形態では、免許証の写真データを用いてユーザの免許証保有情報が登録される場合を例示するが、これに限らない。例えば、免許証の情報がマイナンバーや社会保障番号に紐づけられている場合など、免許証の記載事項や運転資格の有無の情報を個室空間マッチングシステム1の外部から取得できる場合には、免許証の写真データが使用されない態様もあり得る。
借受機能312において制御部31は、ユーザの免許証の保有状態を判断する。具体的には、制御部31は、ユーザの免許証保有情報を記録部32から読み出す。また、制御部31は、ユーザの操作入力に応じた入力部35の出力に応じて、免許証の携帯に係る電子同意の有無を判断する。制御部31は、免許証保有情報が登録済みであり、かつ、ユーザが免許証を携帯していることに電子的に同意したとき、当該ユーザは免許証を保有している状態であると判断する。一方で、制御部31は、免許証保有情報が登録されていない場合や、免許証の携帯に係る電子同意が無い場合には、当該ユーザが免許証を保有していない状態であると判断する。制御部31は、ユーザの免許証の保有状態を示す免許証携帯情報を、免許証情報322として記録部32に書き込む。また、制御部31は、免許証携帯情報を通信部33により管理装置7へ出力する。また、制御部31は、通信部33により取得された候補情報に基づいて、貸出可能な期間において停車期間の車両6を含む複数の車両6から選定された、ユーザが少なくとも車室を利用可能な車両6を示す表示画面を表示部34により表示する。
記録部32は、ユーザ端末3で使用される各種のデータを記憶する。記録部32は、図2に示すように、プログラム321及び免許証情報322を記録する。
免許証情報322は、ユーザの免許証に関する情報である。具体的には、免許証情報322は、ユーザが免許証を保有するか否かを示す免許証保有情報と、ユーザが免許証を携帯しているか否かを示す免許証携帯情報とを含む。ここで、ユーザが免許証を保有するか否かを示す情報とは、例えば、ユーザが免許証の両面を撮影した写真データを個室空間マッチングシステム1において登録したか否かを示す情報である。なお、ユーザが免許証を保有するか否かを示す情報として、ユーザの免許証の写真データが記録されていてもよい。
なお、免許証情報322には、ユーザの免許証の種別を示す情報が含まれていてもよい。ここで、ユーザの免許証の種別とは、その免許証が発行された国や地域、ユーザが運転可能な車両6の区分などである。この場合、借受機能312において制御部31は、個室空間として車室を借り受ける予定の車両6に関して免許証が有効であるか否かにさらに応じて、免許証の保有状態を判断してもよい。あるいは、制御部31は、免許証の種別ごとに免許証の保有状態を判断し、免許証情報322として記録してもよい。
通信部33は、ネットワーク9を介して外部と通信する。通信部33は、例えば免許証情報322を管理装置7へ送信する。また、通信部33は、候補情報を管理装置7から受信する。ここで、通信部33は、出力部及び取得部の一例である。
表示部34は、ユーザに表示画面を提示する。表示部34は、免許証の写真データの登録に係る操作画面や、免許証の携帯に係る電子同意に関する入力画面を表示する。また、表示部34は、車室を含む借受可能な個室空間の候補を提示する表示画面を表示する。
入力部35は、ユーザの入力を受け付ける。入力部35は、例えば、免許証の写真データの登録に係る操作入力や、免許証の携帯に係る電子同意に関する操作入力を受け付ける。
位置情報取得部36は、ユーザ端末3の位置情報を取得する。位置情報取得部36は、ハードウェア構成として、位置センサを有する。位置センサは、GPSセンサであってもよいし、Wi-FiなどのアクセスポイントやBluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)ビーコンなどを用いて位置情報を取得するセンサであってもよい。位置情報取得部36は、ユーザ端末3の向きを取得するジャイロセンサ等の方位センサをさらに有していてもよい。
オーナ端末5は、個室空間マッチングサービスにおいて、個室として利用する車室を貸し出す車両6のオーナ、すなわち個室空間マッチングシステム1を用いて車両6の車室を個室空間として貸し出したいオーナが使用する操作端末である。オーナ端末5は、車両6を貸出可能な期間のうちの少なくとも一部の期間が車両6を走行させない状態の停車期間又は自律走行期間として指定されているか否かを示す貸出条件を含む車両情報を出力する操作端末である。オーナ端末5としては、例えばPCやタブレット端末、またはスマートフォン、スマートウオッチなどのウエアラブル機器など、各種の携帯端末が適宜利用可能である。また、オーナ端末5として、通常のPCなどの据え置き型の端末が利用されても構わない。また、オーナ端末5として、車両6に搭載されたナビゲーション装置が利用される態様もあり得る。
また、オーナ端末5は、車両6を保有するオーナにより直接操作される端末に限らず、当該オーナからの委託を受けて車室を貸し出す処理を実行可能に構成されたAIシステムにより実現されてもよい。当該AIシステムは、例えば、オーナの車両6の使用履歴や使用予測、現在位置、オーナの予定を示す予定情報などの入力に応じて、車室を個室空間として利用可能な場所及び時間帯を出力するようにパラメータが決定されたモデルを有する。また、当該AIシステムは、車両6から独立した端末であってもよいし、ロボットカーなど、自律走行可能な車両6に組み込まれた端末であってもよい。
図1は、オーナ端末5としてオーナ端末5a,5bを例示する。オーナ端末5aは、車両6としての車両6a,6bを保有又は管理するオーナにより使用されるオーナ端末5の一例である。オーナ端末5bは、車両6としての車両6cを保有又は管理するオーナにより使用されるオーナ端末5の一例である。なお、個室空間マッチングシステム1において、オーナ端末5は、1台であってもよいし、3以上の複数台であってもよい。また、各オーナの保有又は管理する車両6は、3以上の複数台であってもよい。
なお、図1は、個室空間を有する車両6として乗用車を例示するが、これに限らない。車両6は、個室空間としての車室を有していればよく、キャンピングカーの車室やトラックの荷室やバスの客室が利用されてもよい。つまり、本実施形態に係る個室空間マッチングシステム1においては、トラックの荷室やバスの客室も車両6の車室の一例であるとする。また、車室は、少なくとも一部が外部から遮蔽されていればよく、例えば、屋根が無いオープンカーの車室でもよい。また、車室の屋根は、固定型に限らず、開閉可能な稼働型であってもよい。
なお、車両6は、駆動方式を問わず、ガソリン車でもよいし、EV車でもよいし、ハイブリッド車でもよいし、燃料電池車でもよい。
図3は、実施形態に係るオーナ端末5の構成の一例を示すブロック図である。オーナ端末5は、図3に示すように、制御部51、記録部52、通信部53、表示部54及び入力部55を有する。
制御部51は、オーナ端末5の全体の動作を制御する。制御部51は、ハードウェア構成としてプロセッサ及びメモリを有する。制御部51は、メモリにロードされたプログラム521をプロセッサで実行することにより、貸出機能511を実現する。
貸出機能511において制御部51は、オーナにより貸し出される車両6に関する車両情報522を登録する。具体的には、制御部51は、個室空間として貸し出す車両6を特定するための情報を取得する。また、制御部51は、オーナの操作入力に応じた入力部55の出力に応じて、指定条件を設定する。制御部51は、車両6を特定するための情報に指定条件を示す情報を関連付けて、車両情報522として記録部52に記録する。車両情報522については後述する。
記録部52は、オーナ端末5で使用される各種のデータを記憶する。記録部52は、図3に示すように、プログラム521及び車両情報522を記録する。
車両情報522は、上述したように、車両6を特定するための情報と、指定条件を示す情報とを含む。
車両6を特定するための情報は、例えば入力部55のカメラにより取得された車両6の写真データである。なお、車両6の写真データは、オーナ端末5で撮影された写真データに限らず、オーナ端末5の外部から取得された画像データであってもよい。また、車両6を特定するための情報は、写真や画像のデータに限らず、車種や年式、搭載されている装備などを示すテキストデータなどであってもよい。
指定条件を示す情報は、貸出条件、貸出場所及び予約可能時間帯を含む。
貸出条件は、車両6が貸し出される際の車両6の走行状態を指定する情報である。具体的には、貸出条件は、車両6を貸出可能な期間のうちの少なくとも一部の期間が車両を走行させない状態の停車期間又は自律走行期間として指定されているか否かを示す情報である。例えば、貸出条件としては、停車期間、自律走行期間又は運転可能期間が指定可能である。
一例として、停車期間が指定されたとき、停車中の期間だけ車両6が貸し出し可能である。この場合、借り受けたユーザは、例えば車両6が駐車されている駐車場において車室を利用可能であり、車両6を走行させることができない。これにより、例えば交通渋滞などによる返却の遅れを抑制できるため、オーナは、貸出後の自身の使用に支障をきたすことなく、自身が使用しない期間だけ車両6を貸し出すことができる。また、オーナは、例えば車両6がPHV自動車又はEV自動車である場合には、充電中の車両6の車室を貸し出すこともできる。
一例として、自立走行期間が指定されたとき、自動運転による自律走行の期間だけ車両6が貸し出し可能である。この場合、借り受けたユーザは、例えば車両6が自動運転により自律走行している期間だけ車室を利用可能であり、車両6を運転手として走行させることはできない。これにより、オーナは、車両6を借り受けるユーザの運転技能によらず、車両6を貸し出すことができる。また、オーナは、車両6の回送中であっても、車両6を貸し出すことができる。また、ユーザは、移動しながら、車室を利用することができる。
一例として、運転可能期間が指定されたとき、一般的なレンタカーと同様に、予約可能時間帯において車両6が貸出可能である。これにより、借り受けたユーザは、停車中又は自律走行中の車室を利用したり、車両6を運転して移動したりすることができる。また、ユーザは、車両6を移動させて食事休憩を取ったり、例えば静粛な環境など所望の場所において車室を利用したりすることもできる。
貸出場所は、車両6を貸し出す場所を指定する情報である。例えば貸出条件として自律走行状態又は運転可能状態が指定された場合などには、車両6の返却場所がさらに指定され得る。貸出場所は、オーナの主観で「駅前の駐車場A等」のテキストデータでもよいし、貸し出す車両6に取り付けられたGPSなどの位置センサが送信する位置情報でもよい。車両6の位置情報を利用する場合、例えばネットワーク9を介して車両6の位置情報が管理装置7に送信され、管理装置40により車両6の位置が動的に把握される。
予約可能時間帯は、車両6を貸し出し可能な期間を指定する情報である。
なお、貸出条件としては、状態情報、場所情報及び時間情報に限らず、例えば、ペット可否、飲食可否、喫煙可否、複数人利用可否、SNSの特定グループに対する利用可否など、任意に条件を設定可能である。
通信部53は、ネットワーク9を介して外部と通信する。通信部53は、例えば車両情報522を管理装置7へ送信する。
表示部54は、ユーザに表示画面を提示する。表示部54は、オーナが貸し出す車両6に関する車両情報522の登録に係る操作画面を表示する。
入力部55は、ユーザの入力を受け付ける。入力部35は、例えば、オーナが貸し出す車両6に関する車両情報522の登録に係る操作入力を受け付ける。
管理装置7は、個室空間マッチングサービスにおいて、個室空間マッチングシステム1の全体を管理し、車両6の車室を貸出対象として管理する装置である。例えば、管理装置7は、例えば個室空間マッチングサービスの提供者により運用される。具体的には、管理装置7は、少なくとも運転免許証の保有の有無を条件として、車両6の車室を個室空間として貸し出したいオーナと、車室に限らずモバイル環境に適した個室空間を借り受けたいユーザとをマッチングする処理を実行する装置である。より具体的には、管理装置7は、管理情報722と、マッチング許可情報723と、ユーザ端末3からの免許証情報322とに基づいて、貸出可能な期間において停車期間の車両6を含む複数の車両6からユーザが少なくとも車室を利用可能な車両6を選定する。また、管理装置7は、選定された車両6を示す候補情報をユーザ端末3へ出力する装置である。管理装置7としては、サーバ装置やクラウドシステムで実装される装置などが適宜利用可能である。例えば、管理装置7は、複数の装置の組合せにより構成されていても構わない。つまり、実施形態に係る個室空間マッチング処理において管理装置7が実行する処理は、複数の装置による分散処理で実現されてもよい。
図4は、実施形態に係る管理装置7の構成の一例を示すブロック図である。管理装置7は、図4に示すように、制御部71、記録部72、通信部73及びビッグデータ部74を有する。
制御部71は、管理装置7の全体の動作を制御する。制御部71は、ハードウェア構成としてプロセッサ及びメモリを有する。制御部71は、メモリにロードされたプログラム521をプロセッサで実行することにより、マッチング機能711を実現する。
マッチング機能711において制御部71は、少なくとも運転免許証の保有の有無を条件として、オーナ端末5により登録された車両6の車室を含む個室空間の候補と、ユーザ端末3からのモバイル環境に適した個室空間の要求とをマッチングする。具体的には、管理装置7は、管理情報722と、マッチング許可情報723と、ユーザ端末3からの免許証情報322とに基づいて、貸出可能な期間において停車期間の車両6を含む複数の車両6からユーザが少なくとも車室を利用可能な車両6を選定する。
より具体的には、制御部71は、ユーザ端末3から免許証の保有の有無を示す免許証保有情報を取得し、ユーザを一意に特定するユーザIDに紐づけてユーザ登録する。また、制御部71は、オーナ端末5から車両6を特定するための情報を取得し、オーナを一意に特定するオーナID及び車両6を一意に特定する車両IDを紐づけてオーナ登録及び車両登録する。
また、制御部71は、オーナ端末5からの指定条件を示す情報をさらに取得し、管理情報722として記録部72に記録する。また、制御部71は、ユーザ端末3からの免許証携帯情報を取得し、管理情報722及びマッチング許可情報723に基づいて、モバイル環境に適した個室空間の候補を選定する。管理情報722及びマッチング許可情報723については後述する。
記録部72は、管理装置7で使用される各種のデータを記憶する。記録部72は、図4に示すように、プログラム721、管理情報722及びマッチング許可情報723を記録する。
管理情報722は、オーナ端末5からの車両情報522に基づく情報である。具体的には、管理情報722は、オーナ端末5から受信した1つ以上の車両情報522、すなわち車両6ごとの車両情報522である。図5は、実施形態に係る管理情報722の一例を示す図である。図5は、貸出条件が「停車期間」であり、貸出場所が「駐車場A」であり、予約可能時間帯が「8:30~9:30」である、車両IDが「#11」の車両6の管理情報722を例示する。また、図5は、貸出条件が「なし」、すなわち運転可能期間であり、貸出場所が「駐車場A」であり、予約可能時間帯が「10:00~16:00」である、車両IDが「#12」の車両6の管理情報722を例示する。また、図5は、貸出条件が「自律走行期間」であり、貸出場所が「駅前ロータリ」であり、予約可能時間帯が「18:00~24:00」である車両IDが「#13」の車両6の管理情報722を例示する。
マッチング許可情報723は、車両が停車期間であるか否か、免許証を保有している状態であるか否か及び車両の貸出を許可するか否かの対応が予め登録された情報である。マッチング許可情報723は、一例として、車両6を借り受けるユーザの条件と、車両6を貸し出すオーナの貸出条件とのマッチング可否を示す情報である。図6は、実施形態に係るマッチング許可情報723の一例を示す図である。マッチング許可情報723は、図6に示すように、免許保有状態と、貸出条件と、許可情報との対応を示す。図6は、免許保有状態が「あり」の場合には、貸出条件によらず許可情報が「OK」となり、個室空間の候補となり得る場合を例示する。また、図6は、免許保有状態が「なし」の場合には、貸出条件が「停車期間」又は「自律走行期間」の場合に限って許可情報が「OK」となり、個室空間の候補となり得る場合を例示する。
なお、例えば、自律走行を行う自動運転車をユーザに貸し出すにあたって、ユーザが免許証を保有する必要があるか否かの判断は、国や地域の法規制により異なり得る。このため、マッチング許可情報723は、例えば個室空間マッチングサービスが提供される国や地域、行政区分ごとに登録される。一例として、マッチング許可情報723は、国、地域又は行政区分を示す複数のコードのそれぞれに対応付けられている。ここで言う免許証は、自動車の運転免許証であり、当該運転免許証を発行した国、地域又は行政区分が参照され、車両6が貸し出される国、地域又は行政区分で当該運転免許証が有効か否かが判断される。一例として、X国の運転免許証を保有していても、車両6を利用する場所がY国である場合であって、Y国ではX国の運転免許証が有効ではない場合、あるいは予め所定の申請が為されていない場合には、運転免許証の保有状態としては、保有していない状態であると判定される。
なお、マッチング許可情報723は、例えば、サービス提供先の法規制の変更に応じて随時更新される。マッチング許可情報723の更新は、オペレータにより行われてもよいし、法規制の変更情報の入力に応じて自動で行われてもよい。
通信部73は、ネットワーク9を介して外部と通信する。通信部73は、例えばユーザ端末3からの免許証情報322と、オーナ端末5からの車両情報522とを取得する。また、通信部73は、選定された貸出候補の車両6を示す情報を含む候補情報をユーザ端末3へ出力する。ここで、通信部73は、取得部の一例である。
ビッグデータ部74は、個室空間のマッチングに関して収集されたデータからビッグデータを生成する。また、ビッグデータ部74は、データレイクとして利用するためのインデックスを生成する。また、ビッグデータ部74は、収集されたデータあるいは生成されたビッグデータに対して、ノイズや個人情報のクリーニング処理を行う。
ビッグデータ部74は、蓄積されたビッグデータを、データレイクを介して用いることにより、例えば、地区別、時間帯別、滞在時間別、ユーザ属性別に、モバイル環境を求めるユーザのニーズ量の分析を行うことができる。分析により得られたニーズ量の分析データは、有償又は無償で他の用途で活用され得る。
ニーズ量の分析データを無償の用途で活用する一例としては、個室空間マッチングサービスに車室を提供する個室オーナを獲得するための営業への利用が考えられる。本サービスを展開したり、さらには拡大したりする上では、個室オーナの獲得が欠かせない。例えば、本サービスの提供者は、ニーズ量の分析データを、個室オーナを獲得する際のバックデータとして利用することができる。例えば、個室オーナは、分析データを参照して本サービスへの個室提供是非や適正価格を判断できる。また、例えば、本サービスの提供者は、上記の判断材料を個室オーナに提供するとともに、個室空間の需要に応じて、営業をかける地域や個室オーナを判断するなど、営業活動の効率化を図ることができる。
ニーズ量の分析データを無償の用途で活用する一例としては、本サービスを利用して個室空間を探すユーザに対する情報提供への利用が考えられる。本サービスを展開したり、さらには拡大したりする上では、個室空間を借り受けるユーザが欠かせない。例えば、本サービスの提供者は、ニーズ量の分析データに基づき、ユーザが属するユーザ属性にとって人気のあるエリアの情報を当該ユーザに提供する。人気のあるエリアの情報は、当該ユーザにとって個室を探す際に有益な情報となり得る。
ニーズ量の分析データを有償の用途で活用する一例としては、昼休みの時間帯に昼食休憩の用途が多いと推定される地区には、その時間帯にキッチンカーを集めたり、フードデリバリーサービス会社にニーズ情報として販売したりする利用が考えられる。
また、別の一例として、ニーズ量の分析データを国や地域などの行政に販売する利用が考えられる。分析データの提供を受けた行政は、都市計画を行う上での参考データとして利用することができる。
また、別の一例として、ニーズ量の分析データを広告会社や広告を依頼する企業に販売する利用が考えられる。分析データの提供を受けた広告会社や広告を依頼する企業は、例えば女性など、特定の属性が多い地区には当該属性に応じた広告カーを集めるなどのマーケッティング戦略も可能になる。
なお、有償とするか無償とするかは、あくまでも一例であり、例えば管理装置7の運用と、ニーズ量の分析データの活用とをいずれの事業者が実施するかなどに応じて適宜決定され得るものである。例えば、本サービスをアプリケーションプログラミングインターフェース(API)で提供する場合など、他の事業者が個室オーナの獲得に係る営業活動を行う場合には、上記の利用は有償での活用となる場合もあり得る。
なお、個室空間マッチングシステム1において、管理装置7は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体や可搬型の外部記憶装置を介して、管理情報722やマッチング許可情報723、ビッグデータ部74による処理データ、地図情報などを格納するデータベースにアクセス可能に構成されていても構わない。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、CD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等が適宜利用可能である。また、可搬型の外部記憶装置としては、HDDやSSD、Flashメモリ等が適宜利用可能である。
上述の各制御部31,51,71のプロセッサとしては、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの各種のプロセッサが適宜利用可能である。
上述の各制御部31,51,71のメモリとしては、例えばRAM(Random Access Memory)が利用可能である。また、上述の各記録部32,52,72は、ハードウェア構成として、ROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、Flashメモリなどの各種の記憶媒体や記憶装置を有する。また、上述の各記録部32,52,72には、一時的に作業中のデータを記憶するRAMがさらに設けられていてもよい。
上述の各通信部33,53,73は、ハードウェア構成として、有線通信用の通信回路、無線通信用の通信回路又はこれらの組合せの通信回路を有する。無線通信用の通信回路としては、3Gや4G、5G、6G、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの各種の規格に対応した通信回路が適宜利用可能である。
上述の各表示部34,54は、ハードウェア構成として、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ又はプロジェクタなどを有する。また、上述の各表示部34,54は、表示に限らず、スピーカなどの音声出力によりユーザに情報を提示可能な出力部として構成されていてもよい。
また、上述の各入力部35,55は、ハードウェア構成として、例えば上述の各表示部34,54の表示面上に設けられ、触れられた位置に応じた情報を出力するタッチパネルを有する。また、上述の入力部55は、ハードウェア構成として、車両6の写真データを取得するカメラをさらに有する。なお、上述の入力部35は、免許証の写真データを取得するカメラをさらに有していてもよい。
なお、上述の各入力部35,55は、タッチパネルに限らず、キーボードやマウス、ユーザの音声入力を受け付けるマイクロフォンなどの他の入力装置を有していても構わない。
なお、本実施形態では、ユーザ端末3及びオーナ端末5がそれぞれネットワーク9を介して管理装置7に接続される場合を例に個室空間マッチングシステム1を説明するが、これに限らない。
一例として、オーナ端末5を利用する車両6のオーナと管理装置7を用いて個室空間マッチングシステム1を提供する管理者とが同一の場合があり得る。あるいは、管理装置7が設置された駐車場に車両6を駐車したオーナが当該駐車場においてオーナ端末5を利用する場合もあり得る。これらの場合、オーナ端末5が有線又は無線の専用回線を用いて管理装置7に直接接続されてもよいし、オーナ端末5及び管理装置7が一体に構成されていても構わない。
別の一例として、管理装置7が設置された場所においてユーザがユーザ端末3を利用する場合があり得る。この場合、ユーザ端末3が有線又は無線の専用回線を用いて管理装置7に直接接続されてもよいし、ユーザ端末3及び管理装置7が一体に構成されていても構わない。
別の一例として、管理装置7が設置された駐車場において当該駐車場に車両6を駐車したオーナがオーナ端末5を利用するとともに、ユーザがユーザ端末3を利用する場合があり得る。この場合、ユーザ端末3及びオーナ端末5の少なくとも一方が、有線又は無線の専用回線を用いて管理装置7にそれぞれ直接接続されてもよいし、管理装置7と一体に構成されていても構わない。あるいは、ユーザ端末3及びオーナ端末5が一体に構成されていてもよいし、ユーザ端末3、オーナ端末5及び管理装置7が一体に構成されていても構わない。
以下、図面を参照して、実施形態に係る個室空間マッチングシステム1の動作について説明する。なお、以下に説明する処理の流れは一例であり、処理順序の変更や一部の処理の削除、他の処理の追加も可能である。
図7は、実施形態に係る個室空間マッチング処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、管理装置7において、マッチング許可情報723の登録が行われる(S101)。S101の流れは、例えば個室空間マッチングシステム1によるマッチングサービスの提供開始前に行われる。なお、S101の流れは、例えば交通法規の変更やサービスの提供地域拡大などに伴い、任意のタイミングで繰り返し実行され、マッチング許可情報723が更新される。
また、ユーザ端末3において、免許証保有情報の登録が行われる(S102)。一例として、免許証の写真データが免許証保有情報として取得される。また、取得された免許証保有情報は、ユーザ端末3から管理装置7へ送信されて管理装置7においてユーザを一意に特定するユーザIDと紐づけられて登録される(S103)。
また、オーナ端末5において、車両情報522の登録が行われる(S104)。車両情報522は、上述したように、車両6を特定するための情報と、指定条件を示す情報とを含む。オーナ端末5からの各車両6に関する車両情報522は、管理装置7に送信され(S105)、管理情報722として管理装置7に記録される(S106)。
その後、ユーザ端末3における個室候補要求(S107)に応じて、個室候補のマッチング(S108~S113)の流れが開始される。
図8は、実施形態に係る個室空間マッチング処理において、ユーザ端末3で表示される表示画面210の一例を示す図である。表示画面210は、個室候補要求(S107)のための操作画面211を含む。ユーザは、操作画面211を用いてモバイル環境、すなわち個室空間の検索条件を設定する。ユーザは、個室を借りたい日付211a、時間211b及び探索の起点となる場所211dの検索情報と、免許証携帯情報211cとを入力する。例えばユーザは、探索の起点として、現在位置や今後の訪問予定先などを指定することができる。図8は、ユーザが免許証携帯情報211cとして「YES」を入力することにより、免許証を携帯していることに電子的に同意する場合を例示する。
ユーザにより設定された免許証携帯情報(S108)及び検索情報(S109)は、それぞれユーザ端末3から管理装置7へ送信される。なお、免許証携帯情報及び検索情報は、図7に例示するように互いに独立した情報として送信されてもよいし、借受要求として一括して送信されてもよい。なお、ユーザの免許証保有情報が管理装置7に予め登録されている、あるいは任意に外部から取得可能であるなど免許証保有情報が電子的に管理されている場合もあり得る。このように、免許証の携帯が必要ではない国又は地域の場合には、免許証携帯情報は送信されなくても構わない。
管理装置7は、設定されたモバイル環境の検索条件と、管理情報722と、マッチング許可情報723とに基づき、個室空間の候補情報を生成し、ユーザ端末3へ送信する(S110)。
一例として、管理装置7は、ユーザが免許証を保有していない状態であるとき、少なくとも車室を利用可能な車両6として停車期間又は自律走行期間の車両6を選定し、選定された車両6を示す候補情報を生成する。
ユーザ端末3は、管理装置7から受信した個室空間の候補情報を表示画面210において表示する。例えば図8に示すように、表示画面210は、個室空間の候補情報として、各候補213a,213b,213cを一覧表示する。各候補213a,213b,213cの表示は、オーナIDと、レンタルのタイプ及び料金を示すレンタル情報214と、お薦めランキング215と、モバイル環境の検索条件として指定された場所からの移動時間217の表示を含む。
レンタル情報214のレンタルのタイプとしては、停車期間を条件に貸し出す車室レンタルや移動も可能な通常のレンタカー、自動運転車の自律走行期間を条件に貸し出す自動運転レンタルなどの種別が表示される。例えば、移動も可能な通常のレンタカーであれば、免許証の保有及び携帯が要求されるため、免許証が必要であることを示すアイコン216が表示され得る。
お薦めランキング215は、一例として、探索の起点とする場所、すなわちユーザの現在位置からの移動時間と、移動距離と、料金と、ユーザの免許証情報322とのうちの少なくとも1つのパラメータに基づき決定される。お薦めランキング215は、いずれのパラメータを優先するかが指定可能であってもよい。
なお、メンテナンス時間に有人清掃が実施済みか否かの情報が管理装置7により管理されていてもよい。この場合、図8に示すように、表示画面210において、清掃済のアイコン218が表示されてもよい。また、清掃済か否かの情報がお薦めランキング215を決定するパラメータとして使用されてもよい。
このように、管理装置7は、免許証情報322と、ユーザの現在位置と、貸出候補の車両6それぞれに関する、移動距離と、移動時間と、料金と、清掃済か否かの情報とのうちの少なくとも1つをパラメータとして貸出候補の車両6のランキングを決定し、決定されたランキングを示すお薦めランキング215をユーザ端末3へ出力する。また、ユーザ端末3は、管理装置7からのお薦めランキング215を含む表示画面210を表示する。
また、ユーザ端末3において、各候補213a,213b,213cの詳細情報が表示されていてもよい。図9は、実施形態に係る個室空間マッチング処理で表示される表示画面220の一例を示す図である。例えばユーザにより図8の表示画面210において個室空間の候補213aが選択されたとき、図9の表示画面220に遷移する。表示画面220は、貸出候補の個室空間の詳細情報221として、車両6のメーカや車種、外観の情報、探索起点からの経路情報223、予約可能時間帯に関する情報225が提示される。
探索起点からの経路情報223には、貸出位置の情報が含まれる。図9は、ユーザの現在位置を示す人型のアイコン、星印のアイコン及びテキストデータにより貸出位置を表示する場合を例示する。
予約可能時間帯に関する情報225としては、例えば、予約可能な時間帯と、各時間帯で借り受けることができるレンタルのタイプと、各時間帯の間のメンテナンス時間227とが表示され得る。
ユーザ端末3において個室候補と予約時間とが選択されると、選択情報として、管理装置7へ送信される(S111)。
管理装置7は、ユーザ端末3からの選択情報に基づき、個室空間として貸し出す車両6のマッチングを行う(S112)。また、管理装置7は、予約された時間に基づき、管理情報722を更新する。管理装置7は、マッチングが完了したとき、ユーザ端末3及びオーナ端末5のそれぞれにマッチング通知を送信する(S113)。
なお、メンテナンス時間227は、予約と予約との間に設けられる、車両6の清掃や給油、充電などのメンテナンスのための時間である。図9は、メンテナンス時間227が各予約可能な時間帯の間に設けられている場合を例示する。各メンテナンス時間227は、前後の予約の形態により変動する。
一例として、前後のいずれか一方の時間帯が停車期間の車両を貸し出す車室レンタルの場合のメンテナンス時間227は、前後のいずれか一方の時間帯が車の移動も可能な通常のレンタルの場合のメンテナンス時間227以下に設定される。一例として、前の時間帯が通常のレンタルの場合のメンテナンス時間227は、後の時間帯が車室レンタルの場合のメンテナンス時間より短く設定される。これは、車両6が移動可能な通常のレンタルの場合、返却が遅延するリスクがある一方、車両6が停車している車室レンタルの場合は返却が遅延するリスクが小さいためである。
このように、実施形態に係る個室空間マッチングシステム1は、ユーザ端末3と、オーナ端末5と、ユーザ端末3及びオーナ端末5それぞれと通信可能に構成された管理装置7とを含む。ユーザ端末3は、ユーザが免許証を保有している状態であるか否かを示す免許証情報322を管理装置7へ出力する。オーナ端末5は、貸出可能な期間のうちの少なくとも一部の期間が車両6を走行させない状態の停車期間として指定されているか否かを示す貸出条件を含む車両情報522を出力する。管理装置7は、マッチング許可情報と、オーナ端末5からの車両情報522に基づく管理情報722と、ユーザ端末3からの免許証情報322とに基づいて、ユーザが少なくとも車室を利用可能な車両6を示す候補情報を生成する。ここで、マッチング許可情報は、車両が停車期間であるか否か、免許証を保有している状態であるか否か及び車両の貸出を許可するか否かの対応が予め登録された情報である。また、管理装置7は、生成された候補情報をユーザ端末3へ出力する。また、ユーザ端末3は、管理装置7からの候補情報に基づき、ユーザが少なくとも車室を利用可能な車両6を示す表示画面を表示する。
この構成によれば、ユーザは、利用可能な個室空間の候補として、少なくとも車室を利用可能な車両6の提示を受けることができる。車両の車室は、一般に遮音性に優れ、また、休憩にも適する個室空間であるが、車室が利用されない状態で街中に多く駐車されている。車両の9割が非稼働で駐車中であるともいわれている。このため、ユーザは、貸し会議室や独立したボックス型の個人会議室(個室ブース)に加えて、車両6の車室を借り受ける個室空間の候補とすることができ、ユーザによる個室空間の利用要求を容易に満たすことができる。
また、実施形態に係る個室空間マッチングシステム1によれば、運転免許証を保有していない学生や有効な免許証を保有していない外国からの旅行者であっても、停車期間の車両6を個室空間として利用することができる。停車期間の車両6であれば利用することに際し、法規制が無い国、地域又は行政区分であれば、車室レンタルのサービスは極めて有効である。
また、停車期間を条件に車両6を貸し出すことは、車両6のオーナにとっても有用である。通常の車両レンタルで例えば1時間単位で貸し出す場合、予約と予約との間のメンテナンス時間帯が占める割合が増加して貸出に係る稼働時間が短くなるため、車両6の稼働率を向上するためには、2時間以上、午前、午後といった時間単位で貸し出すことになる。このような中、実施形態に係る個室空間マッチングシステム1によれば、オーナは、午前と午後とに予約された通常レンタルの間の時間帯など、車両6の空き時間である停車期間を条件として車室レンタルすることができる。このため、実施形態に係る個室空間マッチングシステム1によれば、車両6の全体の稼働時間を向上することができ、収益を向上することができる。
また、オーナは、例えば、子供を学校へ送迎する場合など、自分が車両6を利用する時間帯がある場合、かつ、正確な時間帯で車両6を利用したい場合には、車両6の返却が遅れる可能性を考慮し、自分が使用する時間帯の前の時間帯において通常の車両レンタルを行うことは困難であった。しかしながら、本実施形態に係る個室空間マッチングシステム1によれば、車両6を個室空間として貸し出す車室レンタルを実現できるため、返却の遅延リスクを考慮することなく、車両6を貸し出すことができる。
つまり、実施形態に係る個室空間マッチングシステム1によれば、モバイル環境に適した個室空間をユーザに提示することができ、また、モバイル環境に適した個室空間としての車室を有効利用することができる。
なお、モバイル環境の検索情報における探索の起点の場所211dとしては、現在位置に限らず、例えば、フードデリバリーを受取り可能な位置とすることもできる。図10は、実施形態に係る個室空間マッチング処理で表示される表示画面230の一例を示す図である。例えば、フードデリバリーを行う小売店の情報に基づき、AAピザBB店のデリバリー可能地点として、CC駅、DD交差点及びEE駐車場が管理装置7に予めを登録されているとする。また、ユーザは、ユーザ端末3で探索の起点の場所211dをAAピザBB店受取として設定したとする。
この場合、実施形態に係る個室空間マッチングシステム1は、個室空間の候補情報として、AAピザBB店のデリバリー可能地点として登録済みの、CC駅、DD交差点及びEE駐車場を探索起点として個室候補を選定し、ユーザに提示する。この際、ユーザの自宅情報に基づき、探索起点の絞り込みが行われてもよい。例えば、ユーザが帰宅途中にフードデリバリーを受け取ることを考慮して、自宅から最遠方のCC駅は探索起点として使用しない、などの絞り込みが可能である。
この構成によれば、ユーザは、例えば帰宅の途中など、デリバリーを受け取るのに適した場所及び経路でとなる位置に駐車している車両6の車室を個室空間として借り受けることができる。また、デリバリーを行う小売店もデリバリーを行う上で適した場所の周辺で受け渡しができ、配送距離及び配送時間の低減など、デリバリーの効率化を図ることができる。
なお、フードデリバリーに限らず、図11を参照して後述するように、個室空間としての車室で利用可能な他のサービスの提供可能地点が、モバイル環境の検索情報における探索の起点の場所211dとして適宜設定可能である。
なお、貸出候補の個室空間の詳細情報221としては、候補の車室に対して提供可能なデリバリーサービスを提示することもできる。図11は、実施形態に係る個室空間マッチング処理で表示される表示画面240の一例を示す図である。
表示画面240は、候補の車室に対して提供可能なデリバリーサービスの情報243を含む。図11は、デリバリーサービスの情報243として、提供可能なデリバリーサービスの日時、種類、金額、お薦めランキングなどを例示する。デリバリーサービスの情報243には、デリバリーサービスの利用に係る料金割引やポイント付与などの特典情報が含まれていてもよい。デリバリーサービスの情報243としては、個室空間としての車室で利用可能なサービスの情報であればよく、飲食物のデリバリーサービスに限らず、掃除のサービスであってもよいし、英会話や楽器などの個別レッスンのサービスであってもよい。一例として、ユーザが車両6を予約した時間内に実施できるサービスが提示される。この場合、管理装置7は、記録部72に予め登録されたデリバリーサービスに関する情報に基づき、候補情報の一部として、候補情報の車両を借りる場合に利用可能なデリバリーサービスの情報243をユーザ端末3へ送信する。
このように、管理装置7は、選定された少なくとも車室を利用可能な車両6の貸出場所と、車両6の貸出期間とに基づいて、車両6の車室において利用可能なデリバリーサービス(配達サービス)を提案する提案情報としてデリバリーサービスの情報243をユーザ端末3へ出力する。また、ユーザ端末3は、管理装置7からの提案情報を含む表示画面240を表示する。
また、貸出候補の個室空間の詳細情報221としては、デリバリーサービスの情報243に限らず、候補の車室から利用可能な施設情報を提示することができる。表示画面240は、探索起点からの経路情報223において、車両6から移動の利便性が高いトイレ241の施設マップを含んでいてもよい。当該マップの特徴としては、候補の車両6の利用場所からの移動時間情報や経路情報が、ユーザの現在位置などの探索起点の場所から車両6までの移動時間情報とは区別して提示される点である。図11は、2か所のトイレ241まで、車両6からそれぞれ1分,5分であることを示す移動時間情報を例示する。この場合、管理装置87は、記録部72に予め登録された施設マップに関する情報に基づき、候補情報の一部としてユーザ端末3へ送信する。
このように、管理装置7は、選定された少なくとも車室を利用可能な車両6の貸出場所に基づいて、当該車室を借り受けるユーザが利用可能な施設と、車両6の貸出場所から利用可能な施設までの移動時間とを示すマップ情報として探索起点からの経路情報223をユーザ端末3へ出力する。また、ユーザ端末3は、管理装置7からのマップ情報を含む表示画面240を表示する。
なお、施設情報は、トイレの場合は男性用、女性用又はハンディキャップピープル用などを識別可能に表示されてもよいし、ユーザの性別などのユーザ属性に応じてフィルタリング表示されてもよい。一例として、ユーザ端末3は、選定された少なくとも車室を利用可能な車両6の貸出場所と、ユーザの属性とに基づいて管理装置7から出力された、車両6の貸出場所の近隣施設のうちの当該属性のユーザが利用可能な施設を示す提案情報を含む表示画面を表示する。また、ここでは候補の車室から利用可能な施設情報としてトイレの情報を例示したが、コンビニエントストアや自動販売機、乳幼児のためのナースリー施設などの施設情報が提示されてもよい。
なお、貸出候補の個室空間としては、車室に限らず、定置型の個室空間が提示されてもよい。図12は、実施形態に係る個室空間マッチング処理で表示される表示画面250の一例を示す図である。図12は、ユーザが免許証携帯情報211cを入力していない場合、あるいは免許証携帯情報211cとして「NA」を入力した場合を例示する。このような場合、個室空間としての車室の各候補214a,213bに加えて、検索情報を満たす定置型の個室空間としての個室ブースが候補251として提示され得る。個室ブースは、独立したボックス型の個人会議室の一例である。
なお、免許証を保有しない状態のユーザが車両6の車室を利用する場合には、法規制に応じて、ナンバプレートを遮蔽したり、車輪を機構的にロックしたり、駐車場に駐車された状態などの道路に設置しない状態に移動させたりしてもよい。これらの対策を講じるか否かは、例えば管理装置7が免許証情報322に基づいて判断することができる。一例として、管理装置7は、免許証情報322に基づいて、車両6や駐車場設備を遠隔操作することにより、上記の対策を実行する。一例として、管理装置7は、免許証情報322に基づいて、上記の対策の実行をメンテナンススタッフに通知する。メンテナンススタッフは、管理装置7からの通知を受けて、上記の対策を実行する。
なお、実施形態に係る個室空間マッチング処理は、マッチングにおいてはオーナが貸出を受託するか否かの確認を得た後にマッチング完了する流れとすることもできる。この際、ユーザの以前の利用における評価情報がオーナに提示されてもよい。
(第2の実施形態)
本実施形態では、第1の実施形態に係る個室空間マッチングサービスがAPI(Application Programming Interface)を介して提供される態様について説明する。本実施形態に係る通信方法は、ネットワークを介して互いに動作可能に接続され、アプリケーションの実行により他のコンピュータシステムへサービスを提供する。
なお、本実施形態では、個室空間マッチングサービスのうちの車両候補提供サービス83を例示して説明するが、車両貸出支援サービスがAPIを介して提供される態様もありうる。ここで、車両候補提供サービス83とは、個室空間マッチングサービスに含まれるサービスである。車両候補提供サービス83とは、第1の実施形態に係る個室空間マッチングシステム1においては、管理装置7を運用するサービス提供者によりユーザ端末3の利用者に提供されるサービスである。同様に、車両貸出支援サービスとは、個室空間マッチングサービスに含まれるサービスである。車両貸出支援サービスとは、第1の実施形態に係る個室空間マッチングシステム1において、管理装置7を運用するサービス提供者によりオーナ端末5の利用者、すなわち個室オーナに提供されるサービスである。
図13は、実施形態に係るAPI2を介して車両候補提供サービス83を提供する個室空間マッチングシステム1の構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る個室空間マッチングシステム1は、API2と、クライアントシステム4と、サービスプラットフォーム8とを含む。
API2は、クライアントシステム4の利用者が車両候補提供サービス83を利用するためにサービス提供者により提供されるインターフェースである。API2は、コマンドインターフェース21を有する。コマンドインターフェース21は、借受要求の入力を受け、貸出可能な車両6を示す候補情報を出力するコマンドのインターフェースである。
借受要求とは、貸出車両の候補の要求と、車両6を借受けるユーザが免許証を保有している状態であるか否かを示す免許証情報とを含む。なお、免許証情報が貸出車両の候補の要求として取り扱われる場合もあり得る。あるいは、車室空間の利用に免許証が不要な場合には、借受要求に免許証が含まれない場合もあり得る。
候補情報とは、管理情報722と、マッチング許可情報723とに基づきサービスプラットフォーム8から提供される、貸出可能な車両6を示す情報である。
クライアントシステム4は、車室に限らずモバイル環境に適した個室空間を借り受けたいというユーザ側で利用されるシステムである。クライアントシステム4において、第1の実施形態に係るユーザ端末3は、顧客のシステムで実行されるアプリケーションプログラムであるソフトウェア41の一部として実装される。ソフトウェア41は、第1の実施形態に係るプログラム721に対応する。
サービスプラットフォーム8は、図13に示すように、API2を介して貸し可能な車両候補を示す候補情報をクライアントシステム4へ提供するためのサービスプラットフォームである。サービスプラットフォーム8で実行されるアプリケーションプログラムであるソフトウェア81は、クライアントシステム4に対し、API2を介して、車両候補提供サービス83を提供する。サービスプラットフォーム8は、第1の実施形態に係る管理装置7に対応する。換言すれば、第1の実施形態に係る管理装置7は、本実施形態に係るサービスプラットフォーム8として実現することもできる。ソフトウェア81は、第1の実施形態に係るプログラム321に対応する。
管理情報722のデータベースは、上述したように、貸出可能な期間のうち少なくとも一部の期間が車両6を走行させない状態の停車期間として指定されている貸出条件の車両6を含む複数の車両6の情報を格納する。
マッチング許可情報723のデータベースは、上述したように、車両が停車期間であるか否か、免許証を保有している状態であるか否か及び車両の貸出を許可するか否かの対応が予め登録された情報を格納する。
本実施形態に係る個室空間マッチングシステム1によれば、顧客のシステム(クライアントシステム4)が利用される地域において、車両6を貸し出すオーナと、車両6を借受けるユーザとの双方にとって需要と供給とが増え、収益性や利便性が向上することが期待できる。例えば、顧客のシステムがショッピングモールなどの大型商業施設やオフィスビルのWebのAPIとして実現される場合、車両6のオーナは、そのエリアを訪問するユーザが利用する蓋然性が高いと推定でき、そのエリアでの移動利便性が高い場所に貸出す車両6を重点的に配置することができる。また、ユーザは、訪問先から移動利便性の良い場所で多くの貸出候補の提案を受ける事が期待できる。
上述の実施形態に係る個室空間マッチングシステム1の各装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、FD、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、上述の実施形態に係る個室空間マッチングシステム1の各装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態に係る個室空間マッチングシステム1の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、上述の実施形態に係る個室空間マッチングシステム1の各装置で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、モバイル環境に適した個室空間をユーザに提示することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 個室空間マッチングシステム
2 API
21 コマンドインターフェース
3,3a,3b ユーザ端末
4 クライアントシステム
41 ソフトウェア
5,5a,5b オーナ端末
6,6a,6b,6c 車両
7 管理装置
9 ネットワーク
31,51,71 制御部
32,52,72 記録部
33,53,73 通信部
34,54 表示部
35,55 入力部
36 位置情報取得部
74 ビッグデータ部
311 登録機能
312 借受機能
321,521,721プログラム
322 免許証情報
511 貸出機能
522 車両情報
711 マッチング機能
722 管理情報
723 マッチング許可情報
8 サービスプラットフォーム
81 ソフトウェア
83 車両候補提供サービス

Claims (12)

  1. 貸出可能な期間のうちの少なくとも一部の期間が車両を走行させない状態の停車期間として指定されているか否かを示す貸出条件を含む車両情報を出力するオーナ端末と、
    ユーザが免許証を保有している状態であるか否かを示す免許証情報を出力するユーザ端末と、
    車両が停車期間であるか否か、免許証を保有している状態であるか否か及び車両の貸出を許可するか否かの対応が予め登録されたマッチング許可情報と、前記オーナ端末からの前記車両情報と、前記ユーザ端末からの前記免許証情報とに基づいて、貸出可能な期間において停車期間の車両を含む複数の車両から前記ユーザが少なくとも車室を利用可能な車両を選定し、選定された前記少なくとも車室を利用可能な車両を示す情報を前記ユーザ端末へ出力する管理装置と
    を含む情報処理システム。
  2. 前記管理装置は、前記ユーザが免許証を保有していない状態であるとき、前記少なくとも車室を利用可能な車両として停車期間の車両を選定する、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記車両情報は、貸出可能な期間のうちの少なくとも一部の期間が車両を自律走行させる状態の自律走行期間として指定されているか否かを示す貸出条件をさらに含み、
    前記マッチング許可情報は、車両が停車期間又は自律走行期間であるか否か、免許証を保有している状態であるか否か及び車両の貸出を許可するか否かの対応が予め登録されており、
    前記管理装置は、前記ユーザが免許証を保有していない状態であるとき、前記少なくとも車室を利用可能な車両として停車期間又は自律走行期間の車両を選定する、請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記管理装置は、国又は地域を示す複数のコードのそれぞれに対応付けられた前記マッチング許可情報に基づいて、前記ユーザが少なくとも車室を利用可能な車両を選定する、請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記車両情報は、車両の貸出場所を示す情報をさらに含み、
    前記管理装置は、選定された前記少なくとも車室を利用可能な車両の貸出場所と、当該車両の貸出期間とに基づいて、当該車両の車室において利用可能な配達サービスを提案する提案情報を前記ユーザ端末へ出力する、
    請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の情報処理システム。
  6. 前記車両情報は、車両の貸出場所を示す情報をさらに含み、
    前記管理装置は、選定された前記少なくとも車室を利用可能な車両の貸出場所に基づいて、利用可能な施設と、当該車両の貸出場所から前記利用可能な施設までの移動時間とを示すマップ情報を前記ユーザ端末へ出力する、
    請求項1から請求項5のうちのいずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. 前記車両情報は、車両の貸出場所を示す情報をさらに含み、
    前記管理装置は、選定された前記少なくとも車室を利用可能な車両の貸出場所と、前記ユーザの属性とに基づいて、当該車両の貸出場所の近隣施設のうちの前記属性のユーザが利用可能な施設を示す情報を前記ユーザ端末へ出力する、
    請求項1から請求項6のうちのいずれか一項に記載の情報処理システム。
  8. 前記車両情報は、車両の貸出場所を示す情報をさらに含み、
    前記管理装置は、貸出可能な期間において停車期間の車両を含む複数の車両から前記少なくとも車室を利用可能な複数の車両を選定し、前記ユーザ端末からの前記免許証情報と、前記ユーザの現在位置と、選定された前記複数の車両それぞれの貸出場所までの前記ユーザの移動距離と、選定された前記複数の車両それぞれの貸出場所までの前記ユーザの移動時間と、選定された前記複数の車両それぞれの料金と、選定された前記複数の車両それぞれの清掃済か否かの情報とのうちの少なくとも1つをパラメータとして選定された前記複数の車両のランキングを決定し、決定されたランキングを示す情報を前記ユーザ端末へ出力する、
    請求項1から請求項7のうちのいずれか一項に記載の情報処理システム。
  9. 車両が停車期間であるか否か、免許証を保有している状態であるか否か及び車両の貸出を許可するか否かの対応が予め登録されたマッチング許可情報を記憶する記憶部と、
    貸出可能な期間のうちの少なくとも一部の期間が車両を走行させない状態の停車期間として指定されているか否かを示す貸出条件を含む車両情報と、ユーザが免許証を保有している状態であるか否かを示す免許証情報とを取得する取得部と、
    前記マッチング許可情報、前記車両情報及び前記免許証情報に基づいて、貸出可能な期間において停車期間の車両を含む複数の車両から前記ユーザが少なくとも車室を利用可能な車両を選定し、選定された前記少なくとも車室を利用可能な車両を示す情報を出力する制御部と
    を備える情報処理装置。
  10. ユーザが免許証を保有している状態であるか否かを示す免許証情報を出力する出力部と、
    車両が停車期間であるか否か、免許証を保有している状態であるか否か及び車両の貸出を許可するか否かの対応が予め登録されたマッチング許可情報と、貸出可能な期間のうちの少なくとも一部の期間が車両を走行させない状態の停車期間として指定されているか否かを示す貸出条件を含む車両情報と、前記免許証情報とに基づいて、貸出可能な期間において停車期間の車両を含む複数の車両から選定された、前記ユーザが少なくとも車室を利用可能な車両を示す情報を取得する取得部と、
    前記ユーザが少なくとも車室を利用可能な車両を示す情報に基づき、前記ユーザが少なくとも車室を利用可能な車両を示す表示画面を表示部に表示させる制御部と
    を備える表示端末。
  11. 車両が停車期間であるか否か、免許証を保有している状態であるか否か及び車両の貸出を許可するか否かの対応が予め登録されたマッチング許可情報を記憶し、
    貸出可能な期間のうちの少なくとも一部の期間が車両を走行させない状態の停車期間として指定されているか否かを示す貸出条件を含む車両情報と、ユーザが免許証を保有している状態であるか否かを示す免許証情報とを取得し、
    前記マッチング許可情報、前記車両情報及び前記免許証情報に基づいて、貸出可能な期間において停車期間の車両を含む複数の車両から前記ユーザが少なくとも車室を利用可能な車両を選定し、選定された前記少なくとも車室を利用可能な車両を示す情報を出力する、
    情報処理方法。
  12. ネットワークを介して互いに動作可能に接続され、他のコンピュータシステムへアプリケーションの実行によりサービスを提供するコンピュータシステムの通信方法であって、
    前記サービスは、個室空間の借受けを要求するユーザへ貸出可能な車両の情報を提供する車両提供サービスであり、
    前記サービスは、アプリケーションプログラミングインターフェースを介して提供され、
    前記アプリケーションプログラミングインターフェースは、
    貸出車両の候補の要求と車両を借受けるユーザが免許証を保有している状態であるか否かを示す免許証情報との入力を受け、
    貸出可能な期間のうち少なくとも一部の期間が車両を走行させない状態の停車期間として指定されている貸出条件の車両を含む複数の車両のデータベースと、車両が停車期間であるか否か、免許証を保有している状態であるか否か及び車両の貸出を許可するか否かの対応が予め登録されたマッチング許可情報とに基づき、貸出可能な車両の情報を出力するコマンドインターフェースを有する、
    通信方法。
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