JP2023073884A - 情報処理システム、プログラム及び密回避MaaSシステム - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、情報処理システム、プログラム及び密回避MaaSシステムに関する。
MaaS(Mobility as a Service)とは、公共交通機関をはじめとする様々なサービスを最適に組み合わせることでユーザそれぞれの移動ニーズに応えるサービスである。特許文献1には、MaaSを提供する車両管理システムが開示されている。
ここで、MaaSの普及に向けて、さらなる技術発展が望まれる。
本開示では上記事情を鑑み、新規な技術を提供することとした。
本開示の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムにおける取得ステップでは、ユーザの位置情報と、ユーザの移動目的とを含むユーザ情報を取得する。決定ステップでは、ユーザ情報と、参照情報とに基づき、移動経路を決定する。参照情報は、移動目的に関係する可動性を示す情報である。表示ステップでは、移動経路に基づく移動指示を表示させる。管理ステップでは、移動指示に従った移動が行われなかった場合、ユーザに対して所定のアプリケーションの利用またはその機能の少なくとも一部を制限する。
本開示によれば、新規な技術を提供することができる。
以下、図面を用いて本開示の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0または1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、または量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、およびメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
[実施形態]
1.ゲームの説明
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示す情報処理システム1では、情報処理装置2、複数のユーザ端末3および複数の店舗端末5が通信ネットワーク11を介して互いに通信可能に接続され、ユーザ端末3においてゲームを実行可能である。
1.ゲームの説明
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示す情報処理システム1では、情報処理装置2、複数のユーザ端末3および複数の店舗端末5が通信ネットワーク11を介して互いに通信可能に接続され、ユーザ端末3においてゲームを実行可能である。
本実施形態に係るゲームは、情報処理システム1にて実行されるオンラインのゲームである。このゲームでは、ユーザ端末3のユーザは、1または複数のプレイヤキャラクタを仮想ゲーム空間で活動させたり、プレイヤキャラクタを、ノンプレイヤキャラクタである敵キャラクタと対戦させたりする。また、キャラクタは、オブジェクトの一例である。つまり、本実施形態におけるユーザは、ゲームをプレイするユーザである。
上記のようなゲームは、プレイステーション(登録商標)などの家庭用ゲーム機、ニンテンドースイッチ(登録商標)などの携帯用ゲーム機、もしくは、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末などの電子機器であるユーザ端末3を用いて実行される。
2.情報処理システム1の概要
図1に示されるように、情報処理システム1は、情報処理装置2、複数のユーザ端末3および複数の店舗端末5を含む。情報処理装置2は、ゲームプログラムおよびゲームデータを記憶しており、ユーザ端末3の(下記のアカウント情報ごとの)ゲームデータの管理を行う。情報処理装置2は、例えばサーバにより構成される。複数のユーザ端末3それぞれは、互いに同じ構成を有する。
図1に示されるように、情報処理システム1は、情報処理装置2、複数のユーザ端末3および複数の店舗端末5を含む。情報処理装置2は、ゲームプログラムおよびゲームデータを記憶しており、ユーザ端末3の(下記のアカウント情報ごとの)ゲームデータの管理を行う。情報処理装置2は、例えばサーバにより構成される。複数のユーザ端末3それぞれは、互いに同じ構成を有する。
ユーザ端末3は、ユーザの操作に基づいて所定のゲームを実行する。そのために、ユーザ端末3は、通信ネットワーク11を介して、情報処理装置2からゲームプログラムおよびゲームデータを受信(具体的にはダウンロードおよびインストール)する。各ユーザには、ユーザ端末3に対応づけて、識別情報およびパスワードを含むアカウント情報が、ユーザごとに割り当てられている。このアカウント情報は、ログイン時、ユーザ端末3から情報処理装置2に送信され、情報処理装置2におけるユーザ認証に利用される。
ユーザ認証を経て、情報処理装置2とユーザ端末3との相互通信が可能となる。ログイン後、ユーザ端末3は、ゲーム進行に必要なデータ(ゲーム進行状況に関するデータ)を情報処理装置2から受信すると、ユーザの操作に基づいてゲーム画像や音声をディスプレイ4aおよびスピーカ4bに出力しながら、ゲームを進行させる。
2.1 ハードウェア構成
以下、図1を参照して、情報処理システム1の各ハードウェア構成について説明する。
以下、図1を参照して、情報処理システム1の各ハードウェア構成について説明する。
<情報処理装置2>
図1に示されるように、情報処理装置2は、通信部21、記憶部22および制御部23を有する。通信部21および記憶部22は、通信バス20を介して制御部23と電気的に接続されている。
図1に示されるように、情報処理装置2は、通信部21、記憶部22および制御部23を有する。通信部21および記憶部22は、通信バス20を介して制御部23と電気的に接続されている。
通信部21は、インターネットおよびLANなどの通信ネットワーク11を介して各ユーザ端末3と通信可能に接続される、いわゆるネットワークインターフェースである。情報処理装置2が通信部21を介して受信する主な情報としては、ゲームプログラムのダウンロード要求情報、ユーザの操作に応じたガチャの抽選要求、クエスト実行要求、オートプレイの実行/終了の要求、アカウント情報、ゲームデータなどが挙げられる。情報処理装置2が通信部21を介して送信する主な情報としては、ゲームプログラムをユーザ端末3が受信したことを確認するための情報、ガチャにて得られたゲーム媒体に関する情報などが挙げられる。
記憶部22は、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)およびSSD(Solid State Drive)などで構成される。記憶部22には、本実施形態にかかるゲームプログラムの一部を含む各種プログラムやゲームに関する各種データなどが記憶されている。
具体的には例えば、記憶部22は、ユーザDBや抽選リストなどを記憶している。ユーザDBには、ゲームをプレイするユーザの識別番号ごとに、ユーザ名、ユーザランク、ユーザが操作するプレイヤキャラクタに関するステータス等の情報、仮想ゲーム空間内にて使用可能な消費媒体の額、パラメータに関する情報などが、対応付けられて記憶されている。抽選リストは、一般にガチャと呼ばれる抽選処理に用いるものであって、選択対象となるゲーム媒体に関する情報を複数含む。抽選リストには、ゲーム媒体に関する情報(名称、能力パラメータ、レアリティ、レベルなど)と、抽選による選択割合とが、対応づけられている。また能力パラメータとは、例えば、ゲーム媒体がプレイヤキャラクタの場合、戦力、HP、攻撃力、防御力、賢さ、または速さなどを含む。
制御部23は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、自装置である情報処理装置2の動作を制御する。特に、制御部23は、記憶部22に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、自装置である情報処理装置2に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部22に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部23によって具体的に実現されることで、後述の各機能部が実行されうる。なお、制御部23は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部23を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
制御部23によって実行される情報処理として、例えば、課金の決済処理、ユーザアカウントの認証処理、ガチャの抽選選択処理などが挙げられる。課金の決済処理は、例えばゲーム中のパラメータを所定量回復するために必要な課金の要求に基づいて実行される。ユーザアカウントの認証処理は、例えばユーザ端末3から受信したユーザの識別情報を用いて実行される。ガチャの抽選選択処理は、ガチャの抽選要求に伴って、抽選リストの中から、ゲーム媒体ごとの選択確率に基づいて1以上のゲーム媒体を抽選により選択する処理である。ガチャの抽選選択処理によれば、選択したゲーム媒体に関する情報と、抽選要求の送信元となる操作を行ったユーザの識別情報とが、ユーザDBにて関連付けられ、これにより、当該ユーザには、自身でガチャを引いた結果当選したゲーム媒体が付与される。
ここで、上記をさらに補足すると、「ゲーム媒体」とは、ゲームに関する要素を表した電子データであって、プレイヤキャラクタとして使用するキャラクタの名称、プレイヤキャラクタが仮想ゲーム空間内にて使用するアイテム(武器、防具、道具)などが含まれる。ユーザは、ゲーム媒体を、課金による直接購入やクエストクリアの他、ガチャと呼ばれる抽選方法によって入手することができる。入手したゲーム媒体は、そのゲーム媒体を所有することとなったユーザの識別情報と対応づけて、ユーザDBに記憶され管理される。さらに、「ガチャ」とは、情報処理装置2にて、抽選リストの中から、所定の選択割合に基づき任意のゲーム媒体を抽選により選択する方法である。選択された任意のゲーム媒体は、ユーザのユーザ端末3に付与される。「ガチャで選択したゲーム媒体を、ユーザに付与する/ユーザが所有する」とは、「抽選処理で選択されたゲーム媒体を、ユーザを示す識別情報と関連づける/関連づけられている」ことと同義である。
<ユーザ端末3>
ユーザ端末3には、ディスプレイ4a、スピーカ4bおよび入力デバイス4cが外部接続または内蔵される。また、ユーザ端末3は、通信部31、記憶部32、制御部33、グラフィック処理部34a、オーディオ処理部34bおよび操作部34cを有する。通信部31、記憶部32、グラフィック処理部34a、オーディオ処理部34bおよび操作部34cは、通信バス30を介して制御部33と電気的に接続されている。
ユーザ端末3には、ディスプレイ4a、スピーカ4bおよび入力デバイス4cが外部接続または内蔵される。また、ユーザ端末3は、通信部31、記憶部32、制御部33、グラフィック処理部34a、オーディオ処理部34bおよび操作部34cを有する。通信部31、記憶部32、グラフィック処理部34a、オーディオ処理部34bおよび操作部34cは、通信バス30を介して制御部33と電気的に接続されている。
通信部31は、ユーザ端末3と、情報処理装置2との間で各種データを送受信するために、通信ネットワーク11に通信可能に接続される、いわゆるネットワークインターフェースである。ユーザ端末3が通信部31を介して受信する主な情報としては、アカウント情報、新たなゲームデータのダウンロード要求情報、ガチャ実行要求、クエスト実行要求などが挙げられる。ユーザ端末3が通信部31を介して送信する主な情報としては、ダウンロード要求情報に応じて情報処理装置2から送られてきた新たなゲームデータ、抽選処理により選択されたゲーム媒体に関する情報などが挙げられる。
特に、ユーザ端末3は、通信部31を介して、位置情報60を取得可能に構成される。また、公共交通機関や、商品またはサービスを提供する店舗等の利用に用いる各種アプリケーションを利用して決済を実行する場合には、ユーザ端末3は、決済日時、決済場所、決済金額などを他の情報処理装置との間で送受信可能に構成される。
記憶部32は、HDD、SSD、RAMおよびROMなどで構成される。記憶部32には、情報処理装置2からダウンロードしたゲームデータ、ゲームプログラムの一部を含む各種プログラム、自装置であるユーザ端末3のアカウント情報、ユーザ情報6などが格納されている。なお、ユーザ情報6は、情報処理装置2の記憶部22で記憶するユーザDBの少なくとも一部の情報である。ユーザDBでユーザ情報6のマスタを管理し、ユーザ端末3の記憶部32は、このマスタの少なくとも一部の情報が情報処理装置2から配信され、これを記憶する。ユーザ情報6に含まれる各項目は、いずれもユーザによって、入力デバイス4cを操作して入力され得るが、外部サーバとの通信により、ユーザ情報6が取得されるものであってもよい。
制御部33は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、自装置であるユーザ端末3の動作を制御する。特に、制御部33は、記憶部32に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、自装置であるユーザ端末3に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部32に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部33によって具体的に実現されることで、後述の各機能部が実行されうる。なお、制御部33は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部33を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
特に、制御部33は、自装置であるユーザ端末3のユーザによる入力デバイス4cの操作に従って、ゲームを実行するように構成される。具体的には、制御部33は、ゲームデータに含まれる仮想ゲーム空間オブジェクトおよびテクスチャなどのデータを記憶部32から読み出すか、または情報処理装置2から受信したデータを用いて、2次元または3次元のゲーム画像情報を生成する。ゲーム画像情報がグラフィック処理部34aによって処理されることにより、ディスプレイ4aには処理後のゲーム画像が逐次表示される。換言すると、制御部33は、ゲームの実行にあたり、自装置であるユーザ端末3のユーザの操作などに応じてディスプレイ4aの表示制御およびスピーカ4bの音声出力制御を行うように構成される。
グラフィック処理部34aは、制御部33から出力されるゲーム画像情報に従って、キャラクタおよび仮想ゲーム空間に関する各種オブジェクトを含むゲーム画像を、動画形式で描画する。グラフィック処理部34aは、例えば液晶型であるディスプレイ4aと接続されており、動画形式に描画されたゲーム画像は、ゲーム画面としてディスプレイ4a上に表示される。オーディオ処理部34bは、スピーカ4bと接続され、制御部33の指示に従ってゲーム音声を再生および合成すると、これをスピーカ4bから出力させる。操作部34cは、入力デバイス4cと接続され、操作入力に関するデータを入力デバイス4cとの間で送受信する。ユーザは、入力デバイス4cを操作することで、ユーザ端末3に操作信号を入力する。なお、入力デバイス4cは、ディスプレイ4aと一体化されたタッチパネル、外付けのゲームパッド、マウスやキーボード等の総称である。
<店舗端末5>
店舗端末5は、通信ネットワーク11を介して情報処理装置2に商品またはサービス(以下、商品等とよぶことがある)を提供する提供場所8の取扱状況72を送信可能な端末である。例えば、店舗端末5は、商品等の提供場所8に設置される端末である。また、例えば、店舗端末5は、商品等を提供する提供場所8で管理される端末と通信可能な端末である。店舗端末5は、通信部、記憶部および制御部を有し、通信部および記憶部は、通信バスを介して制御部と電気的に接続されている。
店舗端末5は、通信ネットワーク11を介して情報処理装置2に商品またはサービス(以下、商品等とよぶことがある)を提供する提供場所8の取扱状況72を送信可能な端末である。例えば、店舗端末5は、商品等の提供場所8に設置される端末である。また、例えば、店舗端末5は、商品等を提供する提供場所8で管理される端末と通信可能な端末である。店舗端末5は、通信部、記憶部および制御部を有し、通信部および記憶部は、通信バスを介して制御部と電気的に接続されている。
ここで、提供場所8とは、例えば、スーパー、コンビニエンスストア、本屋、薬局等の小売店や、ユーザに美容サービスを提供する美容室、エステサロン等の店舗、カフェ、レストランなどの飲食店、家電量販店、病院等が挙げられる。なお、これに限らず、ユーザに商品等を提供可能なあらゆる施設(場所)を含む。また、提供場所8とは、商品等を提供する提供場所8そのものが店舗端末5を兼ねる場合を含む。この場合、店舗端末5は、自動販売機、コインロッカー、ワークブース等である。さらに、店舗端末5は、商品等の提供場所8の取扱状況72を管理するサーバであってもよい。この場合の例としては、駐車場、レンタルオフィス、シェアサイクル等の貸出管理サーバが挙げられる。
なお、各提供場所8の出入口周辺や施設内外には、カメラが設置されていることが好ましい。カメラによる撮像画像は、通信ネットワーク11を介して、情報処理装置2に送信される。このとき、撮像画像は、通信ネットワーク11を介して外部サーバに送信されてもよい。外部サーバにおいて撮像画像から提供場所8の周辺および施設内の混雑状況71を分析し、その分析結果を情報処理装置2に送信する態様でもよい。
店舗端末5の記憶部は、提供場所8で商品等の取扱状況72を記憶する。通信部、記憶部および制御部についての詳細は、情報処理装置2における通信部21、記憶部22および制御部23の記載を参照されたい。
2.2 機能構成
次に、情報処理装置2の制御部23の各機能構成について説明する。ここで、本実施形態に係るシステムは、情報処理システム1により実現され、特に制御部23により実現される。
次に、情報処理装置2の制御部23の各機能構成について説明する。ここで、本実施形態に係るシステムは、情報処理システム1により実現され、特に制御部23により実現される。
図2は、本実施形態に係る情報処理装置2のうち、制御部23の機能構成を示すブロック図である。制御部23は、記憶部22に記憶された各種プログラムを実行することにより、取得部231、決定部232、表示制御部233、管理部234およびゲーム制御部235として機能する。すなわち、記憶部22に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェアの一例である制御部23によって具体的に実現されることで、制御部23に含まれる各機能部として実行されうる。
取得部231は、取得ステップを実行可能に構成される。取得ステップにおいて、取得部231は、通信部21または記憶部22を介して情報を取得し、これを作業メモリに読出可能に構成される。特に、取得部231は、通信ネットワーク11および通信部21を介して種々の情報を取得するように構成される。本実施形態では、取得部231が取得した種々の情報は、記憶部22に記憶されるものとして説明する。
特に、取得部231は、ユーザ端末3からユーザ情報6を取得する。また取得部231は、店舗端末5から、商品またはサービスの在庫情報721および利用可否情報722を取得する。在庫情報721および利用可否情報722は、参照情報7として記憶部22に記憶される。また、取得部231は、GNSS(Global Navigation Satellite System)等の外部サーバ(不図示)から道路の混雑状況71を示す情報を取得する。混雑状況71を示す情報は、渋滞情報、事故情報、工事情報、速度規制および車線規制情報を含む。
取得部231は、さらに外部サーバ(不図示)から気象情報を取得可能である。具体的には、取得部231は、所定の気象情報提供サービス(サーバ)からインターネット回線等を介して気象情報を取得する。気象情報には、天気予報に加え、風の強さ、風の向き、気温情報、災害発生予測、大雨危険度等の各種注意報、台風情報等の予測および現在の状況データが含まれる。
取得部231は、外部サーバ(不図示)から事件情報を取得してもよい。具体的には、取得部231は、公的機関が提供する防犯アプリケーション、twitter(登録商標)等のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)サーバ等からインターネット回線等を介して事件情報を取得する。事件情報には、事件の発生時間、事件内容、事件の解決状況等が含まれる。また、取得部231は、子どもの通学路を識別可能な地図データベースを取得することが好ましい。
取得部231は、外部サーバ(不図示)から日陰情報を取得してもよい。具体的には、取得部231は、日影シミュレーションシステムから、日影情報を取得する。また、取得部231は、建物等の3D画像を含む地図データベースを取得してもよい。この場合、表示制御部233は、取得した地図データベースおよび日時情報を用いて日陰シミュレーションを実行し、シミュレーション結果を日影情報として記憶する。
取得部231は、外部サーバ(不図示)から所定の会場で開催されるイベント情報を取得してもよい。イベント情報は、興行場等の施設で開催されるイベントの日時、内容、場所、収容人数等を含む。例えば、イベントがスポーツの試合である場合、取得部231は、試合日程(入場時間、開始時間、終了時間を含む)、試合会場、対戦チームまたは対戦選手、試合結果等の試合情報を取得する。
決定部232は、決定ステップを実行可能に構成される。決定ステップにおいて、決定部232は、ユーザ情報6と、参照情報7とに基づき、目的地92までの移動経路9を決定する。詳細は後述する。
表示制御部233は、表示ステップを実行可能に構成される。表示ステップにおいて、表示制御部233は、記憶部32に記憶された種々の情報またはこれらを含む画面等を、ユーザ端末3で視認可能な態様で表示させる。具体的には、表示制御部233は、画面、画像、アイコン800、メッセージ等の視覚情報を、ユーザ端末3の表示部に表示させるように制御する。表示制御部233は、視覚情報をユーザ端末3に表示させるためのレンダリング情報だけを生成してもよい。
管理部234は、管理ステップを実行可能に構成される。管理ステップにおいて、管理部234は、移動指示と、ユーザの位置情報60に基づき、所定のアプリケーションの利用またはその機能を制御する。具体的には、管理部234は、移動指示に従った移動が行われなかった場合、ユーザに対して所定のアプリケーションの利用またはその機能の少なくとも一部を制限する。所定のアプリケーションがゲームである場合、管理部234は、ゲーム制御部235に、ゲームの機能を制御させる。詳細は後述する。
ゲーム制御部235は、ゲーム制御ステップを実行可能に構成される。ゲーム制御ステップにおいて、ゲーム制御部235は、ゲームの動作を制御可能に構成される。詳細は後述する。
3.アプリケーションの概要
本節では、情報処理システム1がユーザ端末3で実行可能なアプリケーションについて説明する。ユーザ端末3で実行される好ましいアプリケーションの一例として、ユーザの位置情報60を利用するゲームを例に挙げて説明する。図3は、ユーザ端末3で表示されるGUIの一例を示している。
本節では、情報処理システム1がユーザ端末3で実行可能なアプリケーションについて説明する。ユーザ端末3で実行される好ましいアプリケーションの一例として、ユーザの位置情報60を利用するゲームを例に挙げて説明する。図3は、ユーザ端末3で表示されるGUIの一例を示している。
ゲーム制御部235は、出発地91から目的地92までの移動経路9と、ユーザの位置情報60とを関連付けて、ゲームイベントを実行可能である。まず、ゲーム制御部235は、ユーザ情報6に基づき、ユーザが操作するキャラクタが所属するグループや、ユーザが操作可能なキャラクタの属性または種類を決定する。ゲーム制御部235は、ユーザが出発地91に到着した場合、または、出発地91からの移動を開始した場合、クエストを開始させる。なお、出発地91が、仮想空間上のスタート地点となる。
ユーザが移動を開始すると、図3に示されるように、ゲーム制御部235は、移動指示や移動目的61に対応したミッションを表示させる。例えば、ミッションは、「郵便局まで移動してください」、「漫画Zを購入してください」などと表示される。つまり、目的地92に到着するまでの道のりで、移動指示がゲーム上のミッションという形で表示され、ユーザは、移動指示に従って移動することで、ミッションをクリアすることができる。ゲーム制御部235は、目的地92への到着時間を考慮して、目的地92までの所要時間が長い場合は多くのミッションを与えるなど、所要時間に応じてミッションの数を調整可能である。
また、ゲーム制御部235は、移動経路9の混雑状況71に応じて、ミッションの内容を変化させる。例えば、移動途中で移動経路9が変更され、ユーザが混雑度の高い経路を通行した場合、「周囲の人と距離をとってゆっくり移動してください」と表示させる。
そして、ゲーム制御部235は、ユーザが目的地92に到着すると、ボスキャラクタとの対戦を開始させ、ボスキャラクタを倒すことでクエストが終了させる。
4.情報処理システム1の動作について
本節では、前述した情報処理システム1の情報処理方法について説明する。
本節では、前述した情報処理システム1の情報処理方法について説明する。
4.1 情報処理の概要
図4は、情報処理システム1により実行される処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。以下、このアクティビティ図に沿って、情報処理の流れを概説する。
図4は、情報処理システム1により実行される処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。以下、このアクティビティ図に沿って、情報処理の流れを概説する。
まず、ユーザ端末3を操作するユーザによって、移動目的61をはじめとするユーザ情報6が入力される(A1)。
以下、入力された移動目的61が、「イベント会場Xで開催される子ども向けイベントに参加すること」である場合を例に説明する。また、予め登録可能なユーザ情報6として、ユーザが提供を求める商品、すなわち、ユーザが欲しいものが登録される。ここでは、欲しいものに「ゲーム装置Y(新品)」が設定されているものとする。このとき、予め登録可能なユーザ情報6には、購入したい商品だけでなく、レンタルしたい商品や、提供を受けたいサービスが含まれる。また、購入したい商品とは、具体的な商品名だけでなく、商品名を指定せず、商品の種類が入力される場合を含む。また、ユーザ情報6には、ユーザの属性を示す属性情報62が含まれる。ここでは、属性情報62として、「扶養家族あり」、「子どもを連れている」等が入力されているものとする。
入力された移動目的61および属性情報62を含むユーザ情報6は、通信ネットワーク11を介して情報処理装置2に送信される。なお、ユーザの現在地は、情報処理装置2に絶えず送信されるものとする。また、「今日」とは、2021年4月1日であるものと仮定して説明する。
続いて、取得部231は、通信ネットワーク11および通信部21を介して、ユーザ端末3から送信されたユーザの位置情報60と、ユーザの移動目的61と、ユーザが提供を求める商品またはサービスとを含むユーザ情報6を取得する(A2)。
続いて、決定部232は、取得した移動目的61に基づき、移動目的61を達成可能な目的地92を決定する。具体的には、決定部232は、移動目的61(「イベント会場Xで開催される子ども向けイベントに参加すること」)に含まれる単語や文章に基づき、イベント会場Xを目的地92に決定する(A3)。
続いて、決定部232は、ユーザが提供を求める商品またはサービスを提供する提供場所8における、商品またはサービスの取扱状況72を参照する(A4)。具体的には、決定部232は、ユーザが購入を求める「ゲーム装置Y」を販売する店舗(提供場所8)における、「ゲーム装置Y」の現在の在庫情報721を参照する。このとき、ユーザが提供を求める商品またはサービスが「商品のレンタル」である場合、決定部232は、その商品をレンタルする店舗における、その商品のレンタル状況を示す利用可否情報722を参照する。一方、「サービスの提供」である場合、決定部232は、そのサービスを提供する店舗の現在の予約状況等を示す利用可否情報722を参照する。
ここで、ユーザの現在地またはユーザによって指定された位置から所定の範囲内に、「ゲーム装置Y」の在庫がある店舗がない場合、決定部232は、「ゲーム装置Y」の類似商品を販売する店舗の取扱状況72を参照する(A5)。「類似商品」とは、同一の商品名であって、その商品の状態または取引形態が異なるものを含む。例えば、決定部232は、新品の「ゲーム装置Y」の在庫がある店舗がない場合、中古の「ゲーム装置Y」を販売する店舗における、現時点の在庫情報721を参照する。また例えば、決定部232は、「ゲーム装置Y」をレンタルする店舗における、現時点の利用可否情報722を参照する。以下、ユーザが提供を求めた商品と類似する類似商品またはユーザが提供を求めたサービスと類似する類似サービスを提供可能な提供場所8を、第2提供可能場所82とよぶ。
中古の「ゲーム装置Y」の在庫がある店舗が複数ある場合、または「ゲーム装置Y」を現時点でレンタル可能な店舗が複数ある場合、表示制御部233は、これらの店舗(第2提供可能場所82)を経由地の候補として、ユーザが選択可能に表示する(A6)。
そして、提示された候補の中から、ユーザによって、少なくとも一つが選択され、(A7)取得部231は、選択結果を受け付ける。このとき、候補の中から、複数の店舗(第2提供可能場所82)が選択され得る。
一方、決定部232は、ユーザの現在地またはユーザによって指定された位置から所定の範囲内に「ゲーム装置Y」の在庫がある場合、その店舗を、ユーザが提供を求めた商品またはサービスを現時点で提供可能な第1提供可能場所81として、経由地に決定する。このように、決定部232は、ユーザ情報6と、商品またはサービスを提供する提供場所8における、商品またはサービスの取扱状況72とに基づき、ユーザが提供を求めた商品またはサービスを現時点で提供可能な第1提供可能場所81までの移動経路9を決定する。
このとき、所定の範囲内に「ゲーム装置Y」の在庫がある店舗が複数ある場合、決定部232は、所定の条件を満たす店舗を、移動中に経由する目的地92に決定する。所定の条件とは、例えば、「ゲーム装置Y」の価格が何れの他の店舗よりも安いことや、「ゲーム装置Y」の在庫が何れの他の店舗よりも安いこと等である。条件が複数ある場合は、予め優先順位を設定可能であり、どの条件を満たせばよいかは、ユーザが予め選択可能である。
つまり、決定部232は、ユーザの現在地またはユーザによって指定された位置から所定の範囲内に第1提供可能場所81が複数ある場合、その第1提供可能場所81のうち、所定の条件を満たす第1提供可能場所81を、ユーザが立ち寄る目的地92(経由地)として移動経路9を決定する。所定の条件とは、例えば、商品またはサービスの価格が何れの他の第1提供可能場所81よりも安いことである。また、例えば、商品の在庫が何れの他の第1提供可能場所81よりも多いことと、商品またはサービスの利用可能枠が何れの他の第1提供可能場所81よりも多いこと、のうち少なくとも一つである。
一方、ユーザが求めた商品を現時点で提供可能な第1提供可能場所81がない場合、決定部232は、類似商品を提供する店舗を、第2提供可能場所82として経由地に決定する。すなわち、表示制御部233は、ユーザの現在地またはユーザによって指定された位置から所定の範囲内に、第1提供可能場所81がない場合、第2提供可能場所82をユーザが選択可能に表示し、取得部231は、その選択結果を受け付ける。そして、決定部232は、ユーザに選択された第2提供可能場所82を目的地92として移動経路9を決定する。
続いて、決定部232は、ユーザ情報6と、参照情報7とに基づき、移動経路9を決定する。具体的には、決定部232は、ユーザの出発地91の周辺から目的地92の周辺までの通路における混雑状況71(参照情報7)と、属性情報62とを参照する(A9)。
続いて、決定部232は、ユーザが混雑を回避して移動可能に、出発地91から目的地92までの移動経路9を決定する。また、決定部232は、ユーザの属性情報62をさらに考慮して、移動経路9を決定可能である。例えば、決定部232は、属性情報62に基づき、所定の属性のユーザ同士が接触可能な移動経路9、または所定の属性のユーザ同士が接触しない移動経路9を決定する(A10)。具体的には、同じ属性のユーザ同士が接触するように移動経路9を決定する場合、目的地92までの移動経路9の候補のうち、同じ属性を有するユーザが最も多く位置する経路を優先して移動経路9に決定する。このように、決定部232は、属性情報62と、混雑状況71とに基づき、移動経路9を決定する。このような態様によれば、ユーザが目的地92まで移動する際、混雑度が小さい通路を優先して通行するとともに、ユーザの属性に応じて、より最適化された移動経路9をユーザに案内することが可能となる。
続いて、表示制御部233は、決定された移動経路9に基づく移動指示をユーザ端末3に表示させる(A11)。ユーザは、移動指示に従って移動を開始する。同時に、ゲーム制御部235は、ゲーム内のクエストを開始させる(A12)。
ゲーム制御部235は、ユーザ端末3に表示させる移動指示のうち少なくとも一つを「ミッション」として表示させる。ミッションは、ここでは、「100m先の郵便局まで移動する」、「経由地に到着する」、「ゲーム装置Yを購入する」、「経由地で10分間休憩する」など、移動目的61の達成に関係する行動である。
続いて、ユーザは、移動指示に従って移動を行い、経由地に到着して「ゲーム装置Y」を購入したとする(A14およびA15)。この場合、ゲーム制御部235は、ミッションを達成したものとして、ゲームを進行させる(A16)。
ここで、決定部232は、再度移動を開始した後(A17)、参照情報7(混雑状況71)に基づき、移動経路9を変更可能である。具体的には、決定部232は、移動指示に基づき移動を開始したであっても、混雑状況71を参照し(A18)、移動経路9を変更することができる(A19)。例えば、決定された移動経路9の混雑度が時間の経過により閾値を超えた場合、決定部232は、移動経路9aを変更し、表示制御部233は、新たに決定された移動経路9に沿って移動するように、ユーザ端末3に移動指示を表示する(A20)。これにより、決定部232は、最新の混雑状況71に基づき、移動経路9を随時変更可能である。
目的地92に到着するまでの間に、移動指示に従った移動が行われなかった場合、管理部234は、ユーザに対して所定のアプリケーションの利用またはその機能の少なくとも一部を制限する。アプリケーションがゲームである場合には、管理部234は、ゲーム制御部235にゲームの進行を停止させる(A21)。例えば、移動指示に従った移動が行われなかったことで、ゲーム制御部235は、敵キャラクタとの対戦が始まって攻撃を受けるように制御したり、味方キャラクタが状態異常になる等の処理を実行することで、ゲームの進行を停止させる。
一方、移動指示の通りに移動した場合、ゲーム制御部235は、ミッションを達成した報酬を付与することができる(A22)。ここで、「移動指示に従った移動が行われなかった場合」とは、具体的には、移動指示で指定された移動経路9からは外れた道を進むことをいう。なお、管理部234は、移動指示に従った移動が行われた場合、機能等の制限を行わない。
そして、ユーザが目的地92に到着すると(A23)、ゲーム制御部235は、クエストを終了させる(A24)。
以上をまとめると、本実施形態に係る情報処理システム1は、次の各構成要素を備える。取得部231は、ユーザの位置情報60と、ユーザの移動目的61とを含むユーザ情報6を取得する。決定部232は、ユーザ情報6と、参照情報7とに基づき、移動経路9を決定する。参照情報7は、移動目的61に関係する可動性を示す情報である。表示制御部233は、移動経路9に基づく移動指示を表示させる。管理部234は、移動指示に従った移動が行われなかった場合、ユーザに対して所定のアプリケーションの利用またはその機能の少なくとも一部を制限する。
また、別の態様によれば、本実施形態に係る情報処理システム1は、次の各構成要素を備える。取得部231は、ユーザの位置情報60と、ユーザが提供を求める商品またはサービスとを含むユーザ情報6を取得する。決定部232は、ユーザ情報6と、商品またはサービスを提供する提供場所8における、商品またはサービスの取扱状況72とに基づき、ユーザが提供を求めた商品またはサービスを現時点で提供可能な第1提供可能場所81までの移動経路9を決定する。取扱状況72は、商品の在庫情報721と、商品またはサービスの現時点における利用可否を示す利用可否情報722とのうち少なくとも一つを示す。表示制御部233は、移動経路9に基づく移動指示を表示させる。
さらに、別の態様によれば、本実施形態に係る密回避MaaSシステム(情報処理システム1)は、次の各構成要素を備える。取得部231は、ユーザの位置情報60と、ユーザの移動目的61とを含むユーザ情報6を取得する。移動目的61は、商品の購入と、商品またはサービスの利用とのうち少なくとも一つを含む。決定部232は、ユーザ情報6と、MaaS参照情報(参照情報7)とに基づき、移動目的61をスムーズに達成可能な移動経路9を決定する。MaaS参照情報(参照情報7)は、移動目的61に関係する可動性を示す情報である。表示制御部233は、移動経路9に基づく移動指示を表示させる。
これらの態様によれば、ユーザに対して、移動指示に従って移動することでアプリケーションの機能制限を受けないというインセンティブが与えることが可能となり、ユーザが混雑を避けるように設定された移動経路9で移動することで、密回避が促進される。また、商品等の取扱状況72に基づき設定された移動経路9が示されるため、ユーザが所望する商品等を確実に入手可能となり、店舗にユーザが足を運んだものの商品が在庫切れであった、などという状況を避け、効率よく移動することができる。さらに、旅行などの場面で、観光スポットに向かう前に重い荷物を持っているのでコインロッカーに荷物を預けたい、というような場合にも、本構成よれば、コインロッカーに立ち寄ってから観光スポットに向かう移動経路9を示すことができるため、スムーズに移動することができる。
4.2 情報処理の詳細
次に、図5~図13を参照しながら、上記で概説した情報処理の詳細を説明する。
次に、図5~図13を参照しながら、上記で概説した情報処理の詳細を説明する。
<ユーザ情報6>
図5は、ユーザ情報6の一例を示す図である。図5で示されるように、ユーザを識別するユーザID、氏名をはじめとして、ユーザ端末3により入力された、年齢、性別、配偶者の有無、扶養家族の有無、職業等の属性情報62、移動目的61等がユーザ毎に紐付けられている。
図5は、ユーザ情報6の一例を示す図である。図5で示されるように、ユーザを識別するユーザID、氏名をはじめとして、ユーザ端末3により入力された、年齢、性別、配偶者の有無、扶養家族の有無、職業等の属性情報62、移動目的61等がユーザ毎に紐付けられている。
移動目的61は、例えば、ユーザが今後行いたい用事、ユーザが購入したいもの、提供を受けたいサービス等の指定である。
図6は、ユーザ端末3で表示されるGUIの一例を示している。図6に示されるように、表示制御部233は、図6で示されるようなユーザ情報6の入力画面をユーザ端末3に表示させる。そして、ユーザ端末3を操作するユーザによって、移動目的61や属性情報62等のユーザ情報6が入力される。図6の例では、移動目的61の一例として「イベント会場Xで開催されるイベントへの参加」、ユーザが購入したいものの一例として「ゲーム装置Yの購入」および「漫画Z」が示される。
決定部232は、移動目的61に含まれる単語や文章に、具体的な目的地92が記載されていない場合、外部サーバにアクセスして、日付や単語を照合することにより、その移動目的61に適合する目的地92を特定する。例えば、決定部232は、本日予定されている移動目的61にイベントの名称が記載されている場合、外部サーバにアクセスして、イベントの名称と、そのイベントが開催される日付とを照合して、そのイベントの開催場所を特定することができる。
また、決定部232は、取得したユーザ情報6に、ユーザが欲しいものとして商品の種類が含まれる場合、その種類に該当する具体的な商品名を決定する。具体的には、決定部232は、外部サーバにアクセスして代表的な商品を検索したり、記憶部22に記憶されたユーザの購入履歴を参照することにより、その種類に該当する具体的な商品名を特定する。
また、管理部234は、ユーザ情報6の一部を属性情報62として管理する。属性情報62は、例えば、氏名、年齢、性別、配偶者の有無、扶養家族の有無、職業、所属する組織、喫煙の有無、犯罪歴の有無、趣味嗜好等である。趣味嗜好とは、ある菓子A/菓子Bが好き、あるプロスポーツチームのサポーター(ファン)、日向/日陰を好むなどである。また、取得部231は、ユーザ端末3に入力された属性情報62を取得するとともに、外部のAPI(Application Programming Interface)を用いて属性情報62を取得することができる。
<取扱状況72>
取扱状況72は、商品の在庫情報721と、商品またはサービスの現時点における利用可否を示す利用可否情報722とのうち少なくとも一つを示す。図7は、在庫情報721の一例を示す図である。図7の例では、自動販売機における2021年4月1日11時45分現在の在庫情報721が示される。在庫情報721には、各商品の売価、現在の在庫数、商品の補充上限、次回入荷予定日等が含まれる。
取扱状況72は、商品の在庫情報721と、商品またはサービスの現時点における利用可否を示す利用可否情報722とのうち少なくとも一つを示す。図7は、在庫情報721の一例を示す図である。図7の例では、自動販売機における2021年4月1日11時45分現在の在庫情報721が示される。在庫情報721には、各商品の売価、現在の在庫数、商品の補充上限、次回入荷予定日等が含まれる。
図8は、利用可否情報722の一例を示す図である。図8の例では、上野駅周辺および鶯谷駅周辺に設置されたコインロッカー毎の利用状況が示される。図8に示されるように、利用可否情報722には、商品またはサービスを利用可能か否かに加え、利用可能枠の上限に対する現在の利用可能枠が含まれる。図8では、サービスの例として、コインロッカーを例に示したが、パーキングエリアである場合、満車情報および空車情報を含み、美容院である場合、予約状況を含む。
<混雑状況71>
参照情報7は、移動目的61に関係する可動性を示す情報であり、混雑状況71を含む。なお、本実施形態では、参照情報7を、MaaS参照情報とよぶことがある。図9は、決定部232により決定された移動経路9の一例を示す図である。図9の例では、混雑度に応じて、道の表示態様が異なるように表示される。具体的には、他の道路と比較して色の濃い道路は、人通りが多く混雑状態であることを示す。また、他の道路と比較して色の薄い道路は、道路が混雑することなく、円滑に走行することができることを示す。
参照情報7は、移動目的61に関係する可動性を示す情報であり、混雑状況71を含む。なお、本実施形態では、参照情報7を、MaaS参照情報とよぶことがある。図9は、決定部232により決定された移動経路9の一例を示す図である。図9の例では、混雑度に応じて、道の表示態様が異なるように表示される。具体的には、他の道路と比較して色の濃い道路は、人通りが多く混雑状態であることを示す。また、他の道路と比較して色の薄い道路は、道路が混雑することなく、円滑に走行することができることを示す。
例えば、混雑状況71を数値で示した場合、以下の表1に示す指標により表される。
上記指標を図9に対応させた場合、3.00以上の混雑度である道路が最も濃い色で表示され、混雑度が1.00以下である道路が最も薄い色で表示される。
上記指標を図9に対応させた場合、3.00以上の混雑度である道路が最も濃い色で表示され、混雑度が1.00以下である道路が最も薄い色で表示される。
<目的地92の決定>
達成すべき用事が「商品の購入」である場合、決定部232は、その商品を販売する店舗の在庫情報721を参照し、現時点で在庫のある店舗を目的地92として決定する。一方、達成すべき用事が「商品のレンタル」である場合、決定部232は、その商品をレンタルする店舗の利用可否情報722を参照し、現時点でユーザが希望した商品をレンタル可能な店舗を目的地92として決定する。達成すべき用事が「サービスの提供を受けること」である場合、決定部232は、そのサービスを提供する店舗の利用可否情報722を参照し、予約に空きがあるなどしてユーザが希望したサービスを現時点で利用可能な店舗を目的地92として決定する。
達成すべき用事が「商品の購入」である場合、決定部232は、その商品を販売する店舗の在庫情報721を参照し、現時点で在庫のある店舗を目的地92として決定する。一方、達成すべき用事が「商品のレンタル」である場合、決定部232は、その商品をレンタルする店舗の利用可否情報722を参照し、現時点でユーザが希望した商品をレンタル可能な店舗を目的地92として決定する。達成すべき用事が「サービスの提供を受けること」である場合、決定部232は、そのサービスを提供する店舗の利用可否情報722を参照し、予約に空きがあるなどしてユーザが希望したサービスを現時点で利用可能な店舗を目的地92として決定する。
<移動経路9の決定>
ここで、図9で示される地図の北西がユーザの現在位置であるとともに、出発地91であり、経由地はなく、目的地92は、「イベント会場X」であるものと仮定して、移動経路9の決定方法についてさらに説明する。
ここで、図9で示される地図の北西がユーザの現在位置であるとともに、出発地91であり、経由地はなく、目的地92は、「イベント会場X」であるものと仮定して、移動経路9の決定方法についてさらに説明する。
決定部232は、出発地91から目的地92までの移動経路9になりうる道路の混雑状況71に基づき、経路として挙げられた候補のうち、最も混雑度の小さい道を通るように移動経路9を決定する。図9に示されるように、決定部232は、色が濃く混雑度の高い大通りを避け、色の薄い道路を優先して通行するように、移動経路9aを目的地92までの経路に決定する。このとき、決定部232は、必ずしも目的地92までの最短ルートを移動経路9に決定しない。つまり、決定部232は、目的地92への到着予定時刻に間に合う範囲で、遠回りしてでも、混雑度の小さい経路を移動経路9を決定する。
移動経路9に屋内が含まれる場合、決定部232は、屋内の混雑状況71をさらに参照して、混雑の少ない出入り口や通路を移動経路9に決定する。また、目的地92までの移動に電車等の公共交通機関を利用する場合、決定部232は、混雑度の小さい車両、出入口、通路等を通行するように、移動経路9を決定する。
<属性に応じた移動経路9の決定>
決定部232は、属性情報62に基づき移動経路9を決定することができる。例えば、ユーザが喫煙者である場合、決定部232は、喫煙所を通るように、移動経路9を決定する。また、ユーザが子どもである場合、決定部232は、車通りが少ない道、人通りが多い道、店舗や街灯などがある道、見通しのよい道等を優先的に通行するように、移動経路9を決定する。
決定部232は、属性情報62に基づき移動経路9を決定することができる。例えば、ユーザが喫煙者である場合、決定部232は、喫煙所を通るように、移動経路9を決定する。また、ユーザが子どもである場合、決定部232は、車通りが少ない道、人通りが多い道、店舗や街灯などがある道、見通しのよい道等を優先的に通行するように、移動経路9を決定する。
図10は、属性情報62に基づき決定された移動経路9の一例を示す図である。図10の例において、アイコン800は、「扶養家族なし」および「子どもを連れていない」との属性を有するユーザの現在地を示す。アイコン801は、「扶養家族あり」、「子どもを連れている」および「子どもの年齢が10歳以下」との属性を有するユーザの現在地を示す。アイコン802は、「扶養家族あり」、「子どもを連れている」および「子どもの年齢が3歳以下」との属性を有するユーザの現在地を示す。
「扶養家族あり」および「子どもを連れている」の属性を有するユーザ同士が接触するように移動経路9を決定する場合、決定部232は、図10に示されるように、移動経路9を決定する。具体的には、決定部232は、出発地91から目的地92までの経路のうち、「扶養家族あり」および「子どもを連れている」の属性を有するユーザが最も多く位置する移動経路9bを目的地92までの経路に決定する。
ここで、決定部232は、属性情報62および混雑状況71に基づき、移動経路9を決定する場合、混雑度に閾値を設けることができる。例えば、移動経路9の候補となる道の混雑度が2.00未満である場合、決定部232は、ユーザの属性を優先して移動経路9を決定する。また、決定部232は、混雑度が2.00以上である場合、属性情報62を考慮せず、混雑の少ない道を優先して移動経路9に決定するなど、移動経路9の決定基準を設け、移動経路9を決定する要素に優先順位をつけることができる。このとき、移動経路9の決定基準は、ユーザが任意に指定可能であってもよい。なお、ここでいう「接触」とは、ユーザの移動経路9に、他のユーザの現在地が含まれることで、ユーザ同士が出会うことをいう。すなわち、ユーザが決定された移動指示に従って指定された移動経路9を通行することで、所定のユーザと出くわす可能性がある場合に、「ユーザ同士が接触可能」という。
<経由地の決定>
図11は、第1提供可能場所81bを経由する移動経路9の一例を示す図である。決定部232は、第1提供可能場所81が複数ある場合、その第1提供可能場所81のうち、所定の条件を満たす第1提供可能場所81を目的地92として移動経路9を決定する。所定の条件とは、例えば、商品またはサービスの価格が何れの他の第1提供可能場所81よりも安いことである。
図11は、第1提供可能場所81bを経由する移動経路9の一例を示す図である。決定部232は、第1提供可能場所81が複数ある場合、その第1提供可能場所81のうち、所定の条件を満たす第1提供可能場所81を目的地92として移動経路9を決定する。所定の条件とは、例えば、商品またはサービスの価格が何れの他の第1提供可能場所81よりも安いことである。
ここで、ユーザが提供を求める商品が新品の「ゲーム装置Y」である場合を例に説明する。このとき、現時点で「ゲーム装置Y」の在庫がある第1提供可能場所81として、ユーザの現在地またはユーザによって指定された位置から所定の範囲内に、第1提供可能場所81aおよび第1提供可能場所81bがあるものとする。また、第1提供可能場所81bでは、「ゲーム装置Y」が50,000円で販売され、第1提供可能場所81bでは、60,000円で販売されていると仮定する。このとき、決定部232は、第1提供可能場所81aと比べて価格が安い第1提供可能場所81bを立ち寄る目的地92(経由地)として、移動経路9cを経路に決定する。つまり、決定部232は、商品またはサービスの価格が何れの他の第1提供可能場所81よりも安い第1提供可能場所81を、経由地として決定する。このような態様によれば、より安い価格で商品を購入またはレンタルしたいユーザが、安さを求めて提供場所8を何店舗も回ることなく、価格の安い商品を購入またはレンタルすることが可能となる。
また例えば、所定の条件は、商品の在庫が何れの他の第1提供可能場所81よりも多いことと、商品またはサービスの利用可能枠が何れの他の第1提供可能場所81よりも多いこと、のうち少なくとも一つである。例えば、第1提供可能場所81aにおいて、「ゲーム装置Y」の現時点における在庫が15台であって、第1提供可能場所81bにおいて、現時点における在庫が6台であると仮定する。このとき、決定部232は、第1提供可能場所81bよりも在庫の多い第1提供可能場所81aを目的地92(経由地)として設定する。つまり、決定部232は、商品の在庫が何れの他の第1提供可能場所81よりも多い第1提供可能場所81を目的地92として決定する。また、決定部232は、商品またはサービスの利用可能枠が何れの他の第1提供可能場所81よりも多い第1提供可能場所81を、目的地92に決定する。このような態様によれば、ユーザが商品購入を望む場合、在庫切れが早い商品を購入したい場合や、複数の商品を購入したい場合は、在庫の多い店舗に向かうこととなるため、より確実に商品を手に入れることが可能となる。また、ユーザがサービスの提供を望む場合、利用可能枠がより多い店舗に向かうこととなるため、より確実にサービスの提供を受けることができる。
<第2提供可能場所82の選択>
表示制御部233は、ユーザの現在地またはユーザによって指定された位置から所定の範囲内に、第1提供可能場所81がない場合、第2提供可能場所82をユーザが選択可能に表示する。また、決定部232は、ユーザに選択された第2提供可能場所82を目的地92として移動経路9を決定する。ここで、第2提供可能場所82は、ユーザが提供を求めた商品と類似する類似商品またはユーザが提供を求めたサービスと類似する類似サービスを提供可能な提供場所8である。類似商品とは、例えば、ユーザが求めた商品と同種類の商品である。また、類似商品は、同一の商品名であって、その商品の状態が異なるものを含む。図12は、第2提供可能場所82を経由する移動経路9の一例を示す図である。例えば、ユーザが「ゲーム装置Y」の購入を求める場合であって、第1提供可能場所81aおよび第2提供可能場所82に在庫がない場合、決定部232は、類似商品として、「ゲーム装置Yα」を提供可能な第2提供可能場所82を経由する移動経路9dをユーザに提示する。
表示制御部233は、ユーザの現在地またはユーザによって指定された位置から所定の範囲内に、第1提供可能場所81がない場合、第2提供可能場所82をユーザが選択可能に表示する。また、決定部232は、ユーザに選択された第2提供可能場所82を目的地92として移動経路9を決定する。ここで、第2提供可能場所82は、ユーザが提供を求めた商品と類似する類似商品またはユーザが提供を求めたサービスと類似する類似サービスを提供可能な提供場所8である。類似商品とは、例えば、ユーザが求めた商品と同種類の商品である。また、類似商品は、同一の商品名であって、その商品の状態が異なるものを含む。図12は、第2提供可能場所82を経由する移動経路9の一例を示す図である。例えば、ユーザが「ゲーム装置Y」の購入を求める場合であって、第1提供可能場所81aおよび第2提供可能場所82に在庫がない場合、決定部232は、類似商品として、「ゲーム装置Yα」を提供可能な第2提供可能場所82を経由する移動経路9dをユーザに提示する。
さらに、表示制御部233は、第1提供可能場所81または第1提供可能場所81までの移動経路9の混雑状況71が閾値以上である場合、他の第1提供可能場所81と、第2提供可能場所82とのうち少なくとも一つをユーザが選択可能に表示する。また、決定部232は、ユーザに選択された第1提供可能場所81または第2提供可能場所82を目的地92として移動経路9を決定する。例えば、決定部232は、第1提供可能場所81または第1提供可能場所81までの移動経路9の混雑度が3.00以上である場合、混雑を避けて移動することができるように、他の第1提供可能場所81または第2提供可能場所82を目的地92に決定する。なお、この場合、新たな目的地92となる他の第1提供可能場所81の混雑度、および第1提供可能場所81までの移動経路9の混雑度は、新たな目的地92となる他の第2提供可能場所82の混雑度、および第2提供可能場所82までの移動経路9の混雑度は、第1提供可能場所81よりも低いものとする。また、この場合も他の例と同様に、ユーザに対して選択を求めず、決定部232は、他の第1提供可能場所81と、第2提供可能場所82とのうち少なくとも一つを目的地92として移動経路9を決定することができる。
<移動指示>
移動指示は、ユーザが徒歩で移動する場合、建物名、方向、方角、移動距離などにより表現される。例えば、出発地91が虎ノ門駅であり、目的地92が特許庁である場合、移動経路9は、「虎ノ門駅>南西に約20m進んで外堀通りに向かう>コンビニエンスストアを直進する>右側の飲食店の先を右折する>・・・>特許庁」などと表現される。
移動指示は、ユーザが徒歩で移動する場合、建物名、方向、方角、移動距離などにより表現される。例えば、出発地91が虎ノ門駅であり、目的地92が特許庁である場合、移動経路9は、「虎ノ門駅>南西に約20m進んで外堀通りに向かう>コンビニエンスストアを直進する>右側の飲食店の先を右折する>・・・>特許庁」などと表現される。
また、ユーザが自動車などの車両で移動する場合には、移動指示は、道路名および交差点名などにより表現される。例えば、出発地91が大阪駅であり、目的地92が東京駅である場合、移動指示は、「大阪駅>・・・>阪神高速11号池田線/ルート11に入る>左側2車線を使用して梅田ランプ東(交差点)で左折する(11-03/梅田の表示)>・・・>阪神高速11号池田線/ルート11に入る>・・・>首都高速3号渋谷線/ルート3を進む>・・・>東京駅」などと表現される。
また、ユーザが大阪駅から東京駅まで電車で移動する場合には、移動指示は、「大阪駅>東海道・山陽本線 各停 高槻行>新大阪駅>東海道・山陽新幹線 のぞみ22号 のぞみ東京行>品川駅>上野東京ライン 普通 小金井行>東京駅」などと表現される。なお、移動指示は、ユーザ端末3に表示された地図画面で移動経路9を表示させるだけでなく、音声により移動経路9を伝えることで行うことが可能である。
<移動経路9の変更>
ここで、図13は、移動開始後に変更された新たな移動経路9を示す図である。図13で示されるように、決定部232は、途中で混雑状況71が変化して移動経路9dの混雑度が閾値以上になった場合、決移動経路9を変更することができる。また、表示制御部233は、新たに決定された移動経路9eに沿って移動するように、ユーザに対して移動指示を表示することができる。なお、決定部232は、ユーザが移動を開始する前であっても、混雑状況71に基づき、移動経路9を随時変更可能である。このような態様によれば、最新の混雑状況71に基づき、より最適な移動経路9をユーザに対して案内することが可能となる。なお、移動経路9の変更は、出発地91を出発した直後でも可能であり、一定時間ごとに移動経路9を変更することもできる。
ここで、図13は、移動開始後に変更された新たな移動経路9を示す図である。図13で示されるように、決定部232は、途中で混雑状況71が変化して移動経路9dの混雑度が閾値以上になった場合、決移動経路9を変更することができる。また、表示制御部233は、新たに決定された移動経路9eに沿って移動するように、ユーザに対して移動指示を表示することができる。なお、決定部232は、ユーザが移動を開始する前であっても、混雑状況71に基づき、移動経路9を随時変更可能である。このような態様によれば、最新の混雑状況71に基づき、より最適な移動経路9をユーザに対して案内することが可能となる。なお、移動経路9の変更は、出発地91を出発した直後でも可能であり、一定時間ごとに移動経路9を変更することもできる。
[その他]
前述の実施形態に係る情報処理システム1に関して、以下のような態様を採用してもよい。
前述の実施形態に係る情報処理システム1に関して、以下のような態様を採用してもよい。
本実施形態では、取得部231、決定部232、表示制御部233、管理部234、およびゲーム制御部235を、情報処理装置2の制御部23によって実現される機能部として説明しているが、この少なくとも一部を、ユーザ端末3の制御部によって実現される機能部として実施してもよい。
上述の実施形態では、移動目的61として、商品の購入を含む場合を示したが、これに限らず、「本のレンタル」、「散髪」、「マッサージ」など商品のレンタルや指定のサービスを受けることが用事として設定されてもよい。また、移動目的61とともに、ユーザが欲しい商品の個数や、その目的を済ませたい予定時刻が指定されてもよい。
移動目的61は、目的地92が指定されたものであってもよい。目的地92は、住所や施設名によって指定可能であるが、ユーザ端末3により実行される地図アプリケーションや密回避MaaS(Mobility as a Service:モビリティ・アズ・ア・サービス/マース)システムに利用されるアプリケーションなどに入力してもよい。また、出発地91は、ユーザの現在地であることが好ましいが、ユーザがユーザ端末3を操作して入力した任意の地点を出発地91としてもよい。このとき、出発地91は、住所、地名、区画、駅、建物名、緯度、経度等を入力することで指定することができる。また、ユーザは、目的地92への到着予定時刻を指定してもよい。
属性情報62の取得は、上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、ユーザのアカウントを預かって属性情報62が取得されてもよい。また、取得部231は、ユーザの購入履歴を取得することで、管理部234が購入履歴に基づいてユーザの属性を特定し、属性情報62として管理してもよい。取得部231は、インターネット回線等を介して、マイナンバー制度と連携する外部サーバからユーザの情報を取得し、属性情報62として管理してもよい。
決定部232は、趣味嗜好(属性情報62)に基づき移動経路9を決定してもよい。特に、決定部232は、イベント情報と、趣味嗜好(属性情報62)とに基づき、移動経路9を決定することができる。例えば、ユーザの移動目的61が「プロ野球チームTおよびプロ野球チームGの試合観戦」であって、目的地92であるイベント会場Xが試合会場である場合を例に説明する。決定部232は、趣味嗜好としてプロ野球チームTのサポーターであることが登録されたユーザと、プロ野球チームGのサポーターであることが登録されたユーザとが別のルートを移動するように移動経路9を決定する。例えば、決定部232は、イベント会場Xの会場内において、プロ野球チームTのサポーターと、プロ野球チームGのサポーターとが別の出入り口を移動経路9に決定する。換言すると、決定部232は、同じプロ野球チームを応援するサポーター同士が優先的に接触するように移動経路9を決定する。このように、決定部232は、目的地92が同一であるユーザの趣味嗜好を区別して、移動経路9を決定してもよい。このような構成によれば、同じ趣味嗜好を有するユーザ同士の交流が促進され、よりイベントを盛り上げることが期待される。
また、決定部232は、イベントの試合結果に応じて、移動経路9を決定してもよい。例えば、上記の例において、プロ野球チームTが試合に勝利したとする。この場合、試合に勝利したチームのサポーターは、寄り道して勝利を祝う(気分が高揚するなどにより購買意欲等が向上する)傾向があるため、決定部232は、プロ野球チームTのサポーターに対して、飲食店や小売店が多く立ち並ぶ道や、大型店舗の入り口を優先して通行するように、移動経路9を決定する。このとき、管理部234は、プロ野球チームTのサポーターに対して寄り道先となる店舗の割引クーポンを発行し、表示制御部233は、発行された割引クーポンを表示させてもよい。
一方、試合に敗北したチームのサポーターは寄り道せずに帰宅する(気分が下がるなどにより購買意欲等が減少する)傾向があるため、決定部232は、プロ野球チームGのサポーターに対して、最短経路の移動経路9を決定することが好ましい。このとき、管理部234は、プロ野球チームGのサポーターに対して、お土産を販売する店舗の割引クーポンを発行し、表示制御部233は、発行された割引クーポンを表示させてもよい。このような態様により、応援しているチームが試合に勝利して購買意欲が高まっているユーザに対して寄り道を促すとともに、ユーザ間のトラブルを防止し、よりスムーズな移動の実現が期待される。
なお、決定部232は、勝敗に関わらず、ユーザの趣味嗜好に応じて異なる移動経路9を決定してもよい。すなわち、決定部232は、勝敗に関わらず、応援するチームやグループが同じユーザ同士を同じグループ(属性)に分類し、最短経路で帰宅させる移動経路9に決定するグループと、会場周辺に寄り道させるグループとに分けて移動経路9を決定してもよい。これにより、グループごとに混雑を避けて移動することができる。
さらに、決定部232は、趣味嗜好(属性情報62)と、在庫情報721とに基づき移動経路9を決定してもよい。具体的には、決定部232は、ユーザの趣味嗜好に関連する商品の在庫が多い店舗が優先して経路に含まれるように、移動経路9を決定する。例えば、決定部232は、プロ野球チームTのサポーターに対して、プロ野球チームTの関連商品が多い店舗が優先して経路に含まれるように、移動経路9を決定する。このような態様により、ユーザの趣味嗜好と、道中の店舗も品ぞろえとを考慮した移動経路9が決定される。なお、決定部232は、趣味嗜好(属性情報62)と、在庫情報721とに基づき、ユーザの趣味嗜好に関連する商品の在庫が多い店舗を、第1提供可能場所81に決定してもよい。
なお、決定部232は、勝敗に関わらず、目的地92の場所と、出発地91の場所またはユーザの居住地情報とに基づき、移動経路9を決定してもよい。具体的には、決定部232は、目的地92の場所から所定の範囲外からユーザが訪れたか否かに応じて、異なる移動経路9を決定する。例えば、決定部232は、イベント会場Xの県外から訪れたユーザ(プロ野球チームGのサポーター)に対しては、お土産を販売する店舗を経由した移動経路9に決定する。また、管理部234は、かかる店舗の割引クーポンを発行してもよい。
一方、決定部232は、目的地92の場所から所定の範囲内から訪れたユーザに対しては、遠回りせず最短経路の移動経路9を決定する。例えば、決定部232は、イベント会場Xがプロ野球チームTの本拠地であり、プロ野球チームGのサポーターがプロ野球チームGの地元から訪れた場合は、お土産を販売する店舗を経由せずに移動経路9に決定する。なお、表示制御部233は、目的地92(イベント会場X)がある自治体などと連携し、観光地(例えば、大阪城など)の案内を表示したり、管理部234は、入場券のクーポンなどを配布させてもよい。
さらに、決定部232は、終電時間、帰宅にかかる所要時間等を考慮して、移動経路9を決定してもよい。これにより、寄り道の伴う移動経路9等を提案する際、終電時間等を考慮して、観光モデルコースや、利用する交通機関情報等を提供することができる。
さらに、決定部232は、マッチングアプリサービス(サーバ)と連携して、同属性のユーザ同士をマッチングした上で、寄り道する目的地92に決定してもよい。例えば、決定部232は、試合に勝利したプロ野球チームGのサポーター同士をマッチングし、試合後の飲み会の場所として飲食店を目的地92に決定してもよい。このような態様により、人々の移動を制御することで、混雑回避だけでなく、地方創生や人の出会いの機会を創出することが期待できる。
ユーザ情報6には、ユーザの移動に関連する希望が含まれてもよい。ユーザの移動に関連する希望とは、例えば、「階段を上りたい」、「階段を避けたい」「坂を避けたい」、「急いでいる」、「寄り道をしたい」、「安全な道を歩きたい」、「広い道を歩きたい」、「車通りの少ない道を歩きたい」等が挙げられる。ユーザの希望が複数ある場合、優先順位をつけて登録可能である。また、出会いを求めているか否か、接触を避けたい人物の氏名、接触を避けたい組織名、晩ごはんなどのメニューをユーザ情報6として予め登録可能であってもよい。さらに、ユーザの購入履歴、行動履歴、所持品、ユーザの自宅で所持する商品名等をユーザ情報6として登録可能であってもよい。
上述の実施形態では、提供場所8は、商品等を提供する店舗である場合を示したが、店舗端末5を兼ねる自動販売機、コインロッカー、ワークブース等が提供場所8であってもよい。
決定部232は、気象情報に基づき移動経路9を決定してもよい。例えば、天気が雨の場合、雨を避けて屋内や地下を優先して通行するように、移動経路9を決定してもよい。例えば、決定部232は、洪水注意報に基づき、洪水災害が発生するおそれのある通路を避けて通行するように、移動経路9を決定してもよい。例えば、決定部232は、出発地91から目的地92までの地域における気温が閾値以上に達した場合、日陰の多い道路を優先して通行するように、移動経路9を決定してもよい。これにより、例えば、気温が高い場合、ユーザは、直射日光を浴びることを防ぎながら移動することができる。これにより、安全に外出可能なことを提案できる。
また、移動経路9の周辺に学校がある場合、決定部232は、登下校の時間に合わせて通学路を優先して通行するように移動経路9を決定してもよい。この場合、決定部232は、「子どもを扶養している」との属性を有するなど、子育て経験があるユーザが通学路を優先して通行するように、移動経路9を決定することが好ましい。決定部232は、移動手段が「徒歩」である場合、通学路を優先して通行するように移動経路9を決定することが好ましい。一方、決定部232は、移動手段が「自動車」または「自転車」である場合、通学路を通行しないように移動経路9を決定することが好ましい。このように、ユーザの移動を制御することで、犯罪や事故などを防ぐことができる。
上述の実施形態では、子育て中のユーザ同士が接触するように移動経路9を決定する例を示したが、決定部232は、配偶者を有しない独身の男女同士が接触可能に移動経路9を決定してもよい。また、同じ性別や、同じ職業、または同じ出身地のユーザ同士が接触するように移動経路9を決定してもよい。
決定部232は、所定の組み合わせの異なる属性のユーザ同士が接触するように移動経路9を決定してもよい。例えば、決定部232は、ユーザの年齢に基づき、所定の年齢を超えるユーザ(お年寄り)と、所定の年齢を下回るユーザ(若者)が接触可能に移動経路9を決定してもよい。また、例えば、決定部232は、就職活動中の学生であるユーザと、企業の新卒採用を職務とするユーザとが接触可能に移動経路9を決定してもよい。
どの属性の組み合わせを接触するように移動経路9を決定するか、どの属性組み合わせの同士が接触しないように移動経路9を決定するのかについての設定は、予め定められていてもよい。また、ユーザが任意に設定可能であってもよい。例えば、ユーザは、図5で示されるユーザ情報6の入力欄等で、接触を避けたい人物の氏名や、接触を避けたい組織名が登録されている場合、決定部232は、ユーザ情報6に基づき、指定された人物や組織と接触しないように移動経路9を決定する。また、移動経路9の決定に際し、属性情報62と、混雑状況71とのうち、どちらか一方を考慮して移動経路9を決定する場合、どちらを優先して移動経路9を決定するかは、予め定められた基準に基づき設定されていてもよいし、ユーザが任意に選択可能であってもよい。
表示制御部233は、第1提供可能場所81が複数ある場合、第1提供可能場所81をユーザが選択可能に表示し、決定部232は、ユーザに選択された第1提供可能場所81を目的地92として移動経路9を決定してもよい。例えば、表示制御部233は、目的地92としての候補が第1提供可能場所81aと、第1提供可能場所81bとのうち、どちらを目的地92とするかをユーザが選択可能に表示する。このとき、表示制御部233は、第1提供可能場所81それぞれの取扱状況72をユーザが視認可能に表示してもよい。また、ユーザは、複数の第1提供可能場所81を選択可能である。このような態様によれば、ユーザは、第1提供可能場所81それぞれの在庫情報721や利用可否情報722を確認しながら、目的地92(経由地)を自由に選択することができる。
決定部232は、ユーザの現在地またはユーザによって指定された位置から所定の範囲内に第1提供可能場所81がない場合、ユーザに対して経由する第2提供可能場所82の選択を求めず、第2提供可能場所82を目的地92として移動経路9を決定してもよい。このような態様によれば、ユーザの現在地またはユーザによって指定された位置から所定の範囲内に第1提供可能場所81がない場合であっても、ユーザは、類似商品または類似サービスの提供を受けることが可能となる。
上述の実施形態では、ユーザが新品の「ゲーム装置Y」の購入を求める場合を例に示したが、ユーザが求める商品が中古の「ゲーム装置Y」である場合、類似商品は新品の「ゲーム装置Y」としてもよい。また、ユーザが「ゲーム装置Y」のレンタルを求める場合は、類似商品として、「ゲーム装置Y」を購入可能な第2提供可能場所82を目的地92としてもよい。
表示制御部233は、第1提供可能場所81を提示可能である場合であっても、第1提供可能場所81および第2提供可能場所82をユーザが選択可能に表示してもよい。また、所定の範囲内に第1提供可能場所81がない場合、表示制御部233は、類似商品等の購入時に利用可能な割引クーポンを表示してもよい。
決定部232は、「ゲーム装置Y」の購入履歴等がある場合、第1提供可能場所81および「ゲーム装置Yα」を提供可能な第2提供可能場所82を目的地92として決定しないように制御してもよい。表示制御部233は、「ゲーム装置Y」の購入履歴等がある場合、第1提供可能場所81および第2提供可能場所82を表示させないように制御してもよい。さらに、決定部232は、ユーザの所持品に基づき、指定された商品の個数が一定数を下回らなければ、ユーザが指定した商品を購入可能な第1提供可能場所81を目的地92として設定することができないように制御してもよい。このように、決定部232は、ユーザ情報6に基づき、第1提供可能場所81および第2提供可能場所82を目的地92としないように制御可能である。
また、決定部232は、ユーザ情報6に基づき、ユーザが提供を求めた商品を第1提供可能場所81が提供可能な場合であっても、第2提供可能場所82を目的地92として決定してもよい。具体的には、決定部232は、ユーザの購入履歴またはユーザの所持品に基づき、第1提供可能場所81を目的地92とせず、第2提供可能場所82を目的地92に決定してもよい。
例えば、ユーザの移動目的61が「ゲーム装置Y」の購入であるものとする。このとき、ユーザの現在地またはユーザによって指定された位置から所定の範囲内に、「ゲーム装置Y」の在庫がある第1提供可能場所81がある場合でも、「ゲーム装置Y」の類似商品を販売可能な第2提供可能場所82を目的地92として決定してもよい。例えば、決定部232は、過去に「ゲーム装置Y」を購入した履歴がある場合や、ユーザが「ゲーム装置Y」を自宅で所持している場合、「ゲーム装置Y」の類似商品を販売可能な第2提供可能場所82を優先的に目的地92として決定する。これにより、限られたユーザが「ゲーム装置Y」の買い占めを行うことを防ぎ、多くの人が「ゲーム装置Y」を購入することができる。
決定部232は、移動目的61に基づき、複数の第1提供可能場所81を巡回するように移動経路9を決定してもよい。例えば、食事メニューとして「カレーライス」が設定されている場合、決定部232は、カレーライスを作るために必要な食材を特定し、特定された食材の在庫がある店舗を巡回するように、移動経路9を決定してもよい。
上述の実施形態では、イベント会場Xが最終的な目的地92であり、第1提供可能場所81を経由地である場合を例に示したが、これに限られない。例えば、商品の購入等が移動目的61である場合、イベント会場Xが中間的な目的地92となり、第1提供可能場所81が最終的な目的地92となるように実施してもよい。
上述の実施形態では、ユーザが目的地92に到着した場合、ボスキャラクタとの対戦を開始させ、ボスキャラクタを倒すことでクエストが終了させる例を示したが、これに限られない。例えば、ゲーム制御部235は、ユーザが目的地92に到着したタイミングで、自動的にクエストを終了させてもよい。
上述の実施形態では、移動指示に従った移動が行われなかった場合、ゲームの進行を停止させる例を示したが、ユーザが移動指示に従って移動した時間分、歩数分、または距離分だけゲームを進行させてもよい。
本実施形態の態様は、プログラムであってもよい。このプログラムは、コンピュータに、情報処理システム1の各ステップを実行させる。
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記情報処理システムにおいて、前記参照情報は、前記移動目的に関係する混雑状況を含む、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記ユーザ情報は、前記ユーザの属性を示す属性情報を含み、前記決定ステップでは、前記属性情報に基づき、所定の属性のユーザ同士が接触可能な移動経路または接触しない移動経路を決定する、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記決定ステップでは、前記移動の開始後、前記参照情報に基づき、前記移動経路を変更する、情報処理システム。
情報処理システムであって、取得ステップでは、ユーザの位置情報と、前記ユーザが提供を求める商品またはサービスとを含むユーザ情報を取得し、決定ステップでは、前記ユーザ情報と、前記商品または前記サービスを提供する提供場所における、前記商品または前記サービスの取扱状況とに基づき、前記ユーザが提供を求めた前記商品または前記サービスを現時点で提供可能な第1提供可能場所までの移動経路を決定し、前記取扱状況は、前記商品の在庫情報と、前記商品または前記サービスの現時点における利用可否を示す利用可否情報とのうち少なくとも一つを示し、表示ステップでは、前記移動経路に基づく移動指示を表示させる、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記決定ステップでは、前記第1提供可能場所が複数ある場合、その提供可能場所のうち、所定の条件を満たす第1提供可能場所を目的地として前記移動経路を決定する、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記所定の条件は、前記商品または前記サービスの価格が何れの他の第1提供可能場所よりも安いことである、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記所定の条件は、前記商品の在庫が何れの他の第1提供可能場所よりも多いことと、前記商品または前記サービスの利用可能枠が何れの他の第1提供可能場所よりも多いこと、のうち少なくとも一つである、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記表示ステップでは、前記第1提供可能場所が複数ある場合、前記第1提供可能場所を選択可能に表示し、前記決定ステップでは、前記ユーザに選択された前記第1提供可能場所を目的地として前記移動経路を決定する、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記決定ステップでは、前記ユーザの現在地または前記ユーザによって指定された位置から所定の範囲内に前記第1提供可能場所がない場合、第2提供可能場所を目的地として前記移動経路を決定し、前記第2提供可能場所は、前記商品と類似する類似商品または前記サービスと類似する類似サービスを提供可能な前記提供場所である、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記表示ステップでは、前記ユーザの現在地または前記ユーザによって指定された位置から所定の範囲内に、前記第1提供可能場所がない場合、前記第2提供可能場所を選択可能に表示し、前記決定ステップでは、前記ユーザに選択された前記第2提供可能場所を目的地として前記移動経路を決定する、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記決定ステップでは、前記第1提供可能場所または前記第1提供可能場所までの移動経路の混雑状況が閾値以上である場合、他の第1提供可能場所と、第2提供可能場所とのうち少なくとも一つを目的地として前記移動経路を決定し、前記第2提供可能場所は、前記商品と類似する類似商品または前記サービスと類似する類似サービスを提供可能な前記提供場所である、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記表示ステップでは、前記第1提供可能場所または前記第1提供可能場所までの移動経路の混雑状況が閾値以上である場合、他の第1提供可能場所と、前記第2提供可能場所とのうち少なくとも一つを選択可能に表示し、前記決定ステップでは、前記ユーザに選択された第1提供可能場所または第2提供可能場所を目的地として前記移動経路を決定する、情報処理システム。
プログラムであって、コンピュータに、前記情報処理システムの各ステップを実行させる、プログラム。
密回避MaaSシステムであって、取得ステップでは、ユーザの位置情報と、前記ユーザの移動目的とを含むユーザ情報を取得し、前記移動目的は、商品の購入と、商品またはサービスの利用とのうち少なくとも一つを含み、決定ステップでは、前記ユーザ情報と、MaaS参照情報とに基づき、前記移動目的をスムーズに達成可能な移動経路を決定し、前記MaaS参照情報は、前記移動目的に関係する可動性を示す情報で、表示ステップでは、前記移動経路に基づく移動指示を表示させる、密回避MaaSシステム。
もちろん、この限りではない。
前記情報処理システムにおいて、前記参照情報は、前記移動目的に関係する混雑状況を含む、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記ユーザ情報は、前記ユーザの属性を示す属性情報を含み、前記決定ステップでは、前記属性情報に基づき、所定の属性のユーザ同士が接触可能な移動経路または接触しない移動経路を決定する、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記決定ステップでは、前記移動の開始後、前記参照情報に基づき、前記移動経路を変更する、情報処理システム。
情報処理システムであって、取得ステップでは、ユーザの位置情報と、前記ユーザが提供を求める商品またはサービスとを含むユーザ情報を取得し、決定ステップでは、前記ユーザ情報と、前記商品または前記サービスを提供する提供場所における、前記商品または前記サービスの取扱状況とに基づき、前記ユーザが提供を求めた前記商品または前記サービスを現時点で提供可能な第1提供可能場所までの移動経路を決定し、前記取扱状況は、前記商品の在庫情報と、前記商品または前記サービスの現時点における利用可否を示す利用可否情報とのうち少なくとも一つを示し、表示ステップでは、前記移動経路に基づく移動指示を表示させる、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記決定ステップでは、前記第1提供可能場所が複数ある場合、その提供可能場所のうち、所定の条件を満たす第1提供可能場所を目的地として前記移動経路を決定する、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記所定の条件は、前記商品または前記サービスの価格が何れの他の第1提供可能場所よりも安いことである、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記所定の条件は、前記商品の在庫が何れの他の第1提供可能場所よりも多いことと、前記商品または前記サービスの利用可能枠が何れの他の第1提供可能場所よりも多いこと、のうち少なくとも一つである、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記表示ステップでは、前記第1提供可能場所が複数ある場合、前記第1提供可能場所を選択可能に表示し、前記決定ステップでは、前記ユーザに選択された前記第1提供可能場所を目的地として前記移動経路を決定する、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記決定ステップでは、前記ユーザの現在地または前記ユーザによって指定された位置から所定の範囲内に前記第1提供可能場所がない場合、第2提供可能場所を目的地として前記移動経路を決定し、前記第2提供可能場所は、前記商品と類似する類似商品または前記サービスと類似する類似サービスを提供可能な前記提供場所である、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記表示ステップでは、前記ユーザの現在地または前記ユーザによって指定された位置から所定の範囲内に、前記第1提供可能場所がない場合、前記第2提供可能場所を選択可能に表示し、前記決定ステップでは、前記ユーザに選択された前記第2提供可能場所を目的地として前記移動経路を決定する、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記決定ステップでは、前記第1提供可能場所または前記第1提供可能場所までの移動経路の混雑状況が閾値以上である場合、他の第1提供可能場所と、第2提供可能場所とのうち少なくとも一つを目的地として前記移動経路を決定し、前記第2提供可能場所は、前記商品と類似する類似商品または前記サービスと類似する類似サービスを提供可能な前記提供場所である、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記表示ステップでは、前記第1提供可能場所または前記第1提供可能場所までの移動経路の混雑状況が閾値以上である場合、他の第1提供可能場所と、前記第2提供可能場所とのうち少なくとも一つを選択可能に表示し、前記決定ステップでは、前記ユーザに選択された第1提供可能場所または第2提供可能場所を目的地として前記移動経路を決定する、情報処理システム。
プログラムであって、コンピュータに、前記情報処理システムの各ステップを実行させる、プログラム。
密回避MaaSシステムであって、取得ステップでは、ユーザの位置情報と、前記ユーザの移動目的とを含むユーザ情報を取得し、前記移動目的は、商品の購入と、商品またはサービスの利用とのうち少なくとも一つを含み、決定ステップでは、前記ユーザ情報と、MaaS参照情報とに基づき、前記移動目的をスムーズに達成可能な移動経路を決定し、前記MaaS参照情報は、前記移動目的に関係する可動性を示す情報で、表示ステップでは、前記移動経路に基づく移動指示を表示させる、密回避MaaSシステム。
もちろん、この限りではない。
最後に、本開示に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、開示の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、開示の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、開示の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された開示とその均等の範囲に含まれるものである。
1 :情報処理システム
1 :情報処理システム
2 :情報処理装置
20 :通信バス
21 :通信部
22 :記憶部
23 :制御部
231 :取得部
232 :決定部
233 :表示制御部
234 :管理部
235 :ゲーム制御部
3 :ユーザ端末
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :制御部
34 :表示部
34a :グラフィック処理部
34b :オーディオ処理部
34c :操作部
4a :ディスプレイ
4b :スピーカ
4c :入力デバイス
5 :店舗端末
6 :ユーザ情報
60 :位置情報
61 :移動目的
62 :属性情報
7 :参照情報
71 :混雑状況
72 :取扱状況
721 :在庫情報
722 :利用可否情報
8 :提供場所
800 :アイコン
801 :アイコン
802 :アイコン
81 :第1提供可能場所
81a :第1提供可能場所
81b :第1提供可能場所
82 :第2提供可能場所
9 :移動経路
9a :移動経路
9b :移動経路
9c :移動経路
9d :移動経路
9e :移動経路
91 :出発地
92 :目的地
11 :通信ネットワーク
X :イベント会場
Y :ゲーム装置
Yα :ゲーム装置
Z :漫画
1 :情報処理システム
2 :情報処理装置
20 :通信バス
21 :通信部
22 :記憶部
23 :制御部
231 :取得部
232 :決定部
233 :表示制御部
234 :管理部
235 :ゲーム制御部
3 :ユーザ端末
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :制御部
34 :表示部
34a :グラフィック処理部
34b :オーディオ処理部
34c :操作部
4a :ディスプレイ
4b :スピーカ
4c :入力デバイス
5 :店舗端末
6 :ユーザ情報
60 :位置情報
61 :移動目的
62 :属性情報
7 :参照情報
71 :混雑状況
72 :取扱状況
721 :在庫情報
722 :利用可否情報
8 :提供場所
800 :アイコン
801 :アイコン
802 :アイコン
81 :第1提供可能場所
81a :第1提供可能場所
81b :第1提供可能場所
82 :第2提供可能場所
9 :移動経路
9a :移動経路
9b :移動経路
9c :移動経路
9d :移動経路
9e :移動経路
91 :出発地
92 :目的地
11 :通信ネットワーク
X :イベント会場
Y :ゲーム装置
Yα :ゲーム装置
Z :漫画
Claims (15)
- 情報処理システムであって、
取得ステップでは、ユーザの位置情報と、前記ユーザの移動目的とを含むユーザ情報を取得し、
決定ステップでは、前記ユーザ情報と、参照情報とに基づき、移動経路を決定し、
前記参照情報は、前記移動目的に関係する可動性を示す情報で、
表示ステップでは、前記移動経路に基づく移動指示を表示させ、
管理ステップでは、前記移動指示に従った移動が行われなかった場合、前記ユーザに対して所定のアプリケーションの利用またはその機能の少なくとも一部を制限する、
情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記参照情報は、前記移動目的に関係する混雑状況を含む、
情報処理システム。 - 請求項1または請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記ユーザ情報は、前記ユーザの属性を示す属性情報を含み、
前記決定ステップでは、前記属性情報に基づき、所定の属性のユーザ同士が接触可能な移動経路または接触しない移動経路を決定する、
情報処理システム。 - 請求項1~請求項3の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、
前記決定ステップでは、前記移動の開始後、前記参照情報に基づき、前記移動経路を変更する、
情報処理システム。 - 情報処理システムであって、
取得ステップでは、ユーザの位置情報と、前記ユーザが提供を求める商品またはサービスとを含むユーザ情報を取得し、
決定ステップでは、前記ユーザ情報と、前記商品または前記サービスを提供する提供場所における、前記商品または前記サービスの取扱状況とに基づき、前記ユーザが提供を求めた前記商品または前記サービスを現時点で提供可能な第1提供可能場所までの移動経路を決定し、
前記取扱状況は、前記商品の在庫情報と、前記商品または前記サービスの現時点における利用可否を示す利用可否情報とのうち少なくとも一つを示し、
表示ステップでは、前記移動経路に基づく移動指示を表示させる、
情報処理システム。 - 請求項5に記載の情報処理システムにおいて、
前記決定ステップでは、前記第1提供可能場所が複数ある場合、その提供可能場所のうち、所定の条件を満たす第1提供可能場所を目的地として前記移動経路を決定する、
情報処理システム。 - 請求項6に記載の情報処理システムにおいて、
前記所定の条件は、前記商品または前記サービスの価格が何れの他の第1提供可能場所よりも安いことである、
情報処理システム。 - 請求項6または請求項7に記載の情報処理システムにおいて、
前記所定の条件は、前記商品の在庫が何れの他の第1提供可能場所よりも多いことと、前記商品または前記サービスの利用可能枠が何れの他の第1提供可能場所よりも多いこと、のうち少なくとも一つである、
情報処理システム。 - 請求項5~請求項7の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、
前記表示ステップでは、前記第1提供可能場所が複数ある場合、前記第1提供可能場所を選択可能に表示し、
前記決定ステップでは、前記ユーザに選択された前記第1提供可能場所を目的地として前記移動経路を決定する、
情報処理システム。 - 請求項5~請求項9の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、
前記決定ステップでは、前記ユーザの現在地または前記ユーザによって指定された位置から所定の範囲内に前記第1提供可能場所がない場合、第2提供可能場所を目的地として前記移動経路を決定し、
前記第2提供可能場所は、前記商品と類似する類似商品または前記サービスと類似する類似サービスを提供可能な前記提供場所である、
情報処理システム。 - 請求項10に記載の情報処理システムにおいて、
前記表示ステップでは、前記ユーザの現在地または前記ユーザによって指定された位置から所定の範囲内に、前記第1提供可能場所がない場合、前記第2提供可能場所を選択可能に表示し、
前記決定ステップでは、前記ユーザに選択された前記第2提供可能場所を目的地として前記移動経路を決定する、
情報処理システム。 - 請求項5~請求項11の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、
前記決定ステップでは、前記第1提供可能場所または前記第1提供可能場所までの移動経路の混雑状況が閾値以上である場合、他の第1提供可能場所と、第2提供可能場所とのうち少なくとも一つを目的地として前記移動経路を決定し、
前記第2提供可能場所は、前記商品と類似する類似商品または前記サービスと類似する類似サービスを提供可能な前記提供場所である、
情報処理システム。 - 請求項12に記載の情報処理システムにおいて、
前記表示ステップでは、前記第1提供可能場所または前記第1提供可能場所までの移動経路の混雑状況が閾値以上である場合、他の第1提供可能場所と、前記第2提供可能場所とのうち少なくとも一つを選択可能に表示し、
前記決定ステップでは、前記ユーザに選択された第1提供可能場所または第2提供可能場所を目的地として前記移動経路を決定する、
情報処理システム。 - プログラムであって、
コンピュータに、請求項1~請求項13の何れか1つに記載の情報処理システムの各ステップを実行させる、
プログラム。 - 密回避MaaSシステムであって、
取得ステップでは、ユーザの位置情報と、前記ユーザの移動目的とを含むユーザ情報を取得し、
前記移動目的は、商品の購入と、商品またはサービスの利用とのうち少なくとも一つを含み、
決定ステップでは、前記ユーザ情報と、MaaS参照情報とに基づき、前記移動目的をスムーズに達成可能な移動経路を決定し、
前記MaaS参照情報は、前記移動目的に関係する可動性を示す情報で、
表示ステップでは、前記移動経路に基づく移動指示を表示させる、
密回避MaaSシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021186627A JP2023073884A (ja) | 2021-11-16 | 2021-11-16 | 情報処理システム、プログラム及び密回避MaaSシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021186627A JP2023073884A (ja) | 2021-11-16 | 2021-11-16 | 情報処理システム、プログラム及び密回避MaaSシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023073884A true JP2023073884A (ja) | 2023-05-26 |
Family
ID=86425725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021186627A Pending JP2023073884A (ja) | 2021-11-16 | 2021-11-16 | 情報処理システム、プログラム及び密回避MaaSシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023073884A (ja) |
-
2021
- 2021-11-16 JP JP2021186627A patent/JP2023073884A/ja active Pending
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