JP2023073715A - Rain cover device for shipping - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、穀物等の荷をシップローダで船積みするに際し、荷が降雨で濡れたり、風で荷役中の荷が飛散するのを防ぐ船積み用雨除け装置に関する。 TECHNICAL FIELD The present disclosure relates to a rain protection device for shipping that prevents cargo such as grain from getting wet due to rainfall and scattering due to wind when cargo such as grain is loaded on a ship loader.
荷役中の荷が降雨で濡れるのを防ぐ船積み用雨除け装置として、特許文献1に記載の装置が知られている。
A device described in
特許文献1に記載の装置では、スライド式ハッチカバー上に載置される装置本体の基部の底面部にリップシールを取り付け、このリップシールにより、基部とスライド式ハッチカバーの隙間をシールしている。
In the device described in
しかし、リップシールは単一の弾性部材からなるので、シール性能向上という点で改良の余地が残されている。 However, since the lip seal consists of a single elastic member, there is still room for improvement in terms of improving sealing performance.
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、シール性能を向上することができる船積み用雨除け装置を提供することにある。 Therefore, the present disclosure was created in view of such circumstances, and its object is to provide a rain shelter for shipping that can improve sealing performance.
本開示の一の態様によれば、
船倉の上部開口を開閉するスライド式ハッチカバーが開いたときに形成されるハッチ口を覆うように構成された装置本体と、
前記装置本体に設けられ前記スライド式ハッチカバー上に載置される基部と、
前記基部に設けられたシール装置と、
を備え、
前記シール装置は、
前記スライド式ハッチカバーに接触される弾性部材と、
前記弾性部材を前記スライド式ハッチカバーに向かって付勢する付勢機構と、
を備える
ことを特徴とする船積み用雨除け装置が提供される。
According to one aspect of the present disclosure,
a device body configured to cover a hatch opening formed when a sliding hatch cover that opens and closes an upper opening of the hold is opened;
a base provided on the apparatus main body and placed on the sliding hatch cover;
a sealing device provided at the base;
with
The sealing device is
an elastic member that contacts the sliding hatch cover;
a biasing mechanism that biases the elastic member toward the sliding hatch cover;
There is provided a shipping rain shelter comprising:
好ましくは、前記付勢機構は、機械式または流体式バネを含む。 Preferably, said biasing mechanism comprises a mechanical or hydraulic spring.
好ましくは、前記シール装置は、前記基部の底面部に設けられる。 Preferably, the sealing device is provided on the bottom surface of the base.
好ましくは、前記シール装置は、前記基部の側方から着脱可能なように前記基部に取り付けられる。 Preferably, the sealing device is attached to the base so as to be removable from the side of the base.
本開示によれば、シール性能を向上することができる。 According to the present disclosure, sealing performance can be improved.
以下、添付図面を参照して本開示の第1実施形態を説明する。図1は、シップローダ、船舶及び本実施の形態に係る船積み用雨除け装置の概略図である。図2は、船舶にセットされた船積み用雨除け装置を斜め上方から視た概略斜視図である。図3は、蓋部材の正面図である。図4は図3の要部拡大図である。 A first embodiment of the present disclosure will be described below with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a schematic diagram of a ship loader, a ship, and a rain shelter for shipping according to the present embodiment. FIG. 2 is a schematic perspective view of a shipping rain protection device set on a ship, viewed obliquely from above. FIG. 3 is a front view of the lid member. 4 is an enlarged view of a main portion of FIG. 3. FIG.
本実施形態において、スライド式ハッチカバーの開閉方向は船舶の左右方向および幅方向と一致する。また船積み用雨除け装置の長さ方向は船舶の前後方向および長さ方向と一致し、船積み用雨除け装置の幅方向は船舶の左右方向および幅方向と一致する。 In this embodiment, the opening/closing direction of the sliding hatch cover coincides with the horizontal direction and width direction of the ship. The length direction of the rain shelter for shipping coincides with the longitudinal direction and the length direction of the ship, and the width direction of the rain shelter for shipping coincides with the lateral direction and the width direction of the ship.
まず、シップローダ及び船舶について説明する。図1に示すように、シップローダ1は、岸壁2上に敷設されたレール3上を走行する走行部4と、走行部4に旋回自在に設けられた旋回部5と、旋回部5に俯仰自在に設けられたブーム6と、ブーム6の先端に吊下して設けられ穀物等の荷を船倉7内に供給するためのノズル部8とを備える。ブーム6には、岸壁2からの荷をノズル部8に移送するためのコンベア(図示せず)が設けられる。なお、荷は穀物に限るものではない。荷は、雨に濡れることが好ましくない他のバラ物であってもよい。
First, the ship loader and ship will be described. As shown in FIG. 1, a
図1に示すように、船舶9は、貨物船である。船舶9は、上部開口10を有する船倉7と、上部開口10を開閉するスライド式ハッチカバー11とを備える。スライド式ハッチカバー11は、船舶9の左右両側に対向して一対設けられると共に、それぞれ左右方向にスライド自在に設けられる。すなわち、スライド式ハッチカバー11は、左右両開き式であり、対向端12を互いに突き合わせることで上部開口10を閉じ、対向端12を互いに離間させることで上部開口10を開く。また、スライド式ハッチカバー11は、任意の間隔で上部開口10を開けるように形成される。以後、スライド式ハッチカバー11が開いて形成されるスライド式ハッチカバー11間の開口をハッチ口13という。なお、スライド式ハッチカバー11は、船舶9の前後方向に開閉可能に設けられてもよい。
As shown in FIG. 1, ship 9 is a cargo ship. A ship 9 includes a
次に、本実施の形態に係る船積み用雨除け装置について説明する。 Next, a rain protection device for shipping according to this embodiment will be described.
図1~図3に示すように、船積み用雨除け装置20は、ハッチ口13を覆うように構成された装置本体20Aを備える。装置本体20Aは、一対のスライド式ハッチカバー11が開いたときにその一対のスライド式ハッチカバー11上に跨がって配置され、ハッチ口13を覆う。 As shown in FIGS. 1 to 3, the shipping rain shelter 20 includes a device body 20A configured to cover the hatch opening 13. As shown in FIGS. The apparatus main body 20A is arranged across the pair of sliding hatch covers 11 when the pair of sliding hatch covers 11 are opened, and covers the hatch opening 13. - 特許庁
装置本体20Aは、スライド式ハッチカバー11上に配置されるレール19と、レール19に走行自在に設けられハッチ口13の一部を覆う船上シュート22と、ハッチ口13の他の部分を覆う蓋部材23とを備える。
The apparatus main body 20A includes a
レール19は、左右のスライド式ハッチカバー11上に平行に、かつ、前後方向に延びて配置される。また、レール19は、ハッチ口13の前後方向の寸法より短いレール片21を、長手方向(前後方向)に複数連結して構成される。レール19の長さは、レール片21を所定数連結したときハッチ口13の前後長さと概ね同じ長さとなるように設定される。なお、レール19は連結構造でなくともよい。この場合、1本のレール片21によりレール19が構成され、レール片21の長さは、ハッチ口13の長さと概ね同じに設定されるとよい。
The
図2に示すように、船上シュート22は、レール19に走行自在に設けられる走行部31と、ノズル部8が挿入される略円筒状のシュート本体部32とを備える。走行部31は、複数の固定キャスターを備える。固定キャスターは、図4に示す蓋部材23の固定キャスター34と共通である。
As shown in FIG. 2 , the
シップローダ1のノズル部8には、シュート本体部32を上方から覆って荷が濡れるのを防止するカバー部材14が設けられる。
The
蓋部材23は、前後方向に伸縮自在に形成され、船上シュート22の前後に配置される。蓋部材23の前後方向における一端は、船上シュート22に固定される。蓋部材23の前後方向における他端は、ハッチ口13の端部近傍のレール19に着脱可能に固定される。蓋部材23は、船上シュート22の走行に応じて伸縮する。例えば、図5および図6に示すように、荷Bの供給時にノズル部8により船上シュート22が押され、船上シュート22が前方に走行したときには、船上シュート22より前方の蓋部材23が前方に収縮し、船上シュート22より後方の蓋部材23が前方に伸長する。
The
蓋部材23は、前後方向に伸縮可能に形成された複数の蛇腹部69と、蛇腹部69を支持する蛇腹支持部70とを備える。
The
蛇腹部69は、左右のレール片21に跨がるアーチ状に形成された複数のアーチフレーム42と、これらアーチフレーム42同士を前後方向に近接離間自在に連結する伸縮リンク43と、これらを覆う止水シート41とを備える。
The
図7に示すように、伸縮リンク43は、一対の棒状フレーム50をピン51を介してX字状に結合してなる交差部材52を複数連結して構成される。交差部材52同士の連結は、棒状フレーム50の先端同士をピン51を介して結合することでなされる。また、交差部材52の端部は、アーチフレーム42に固定される固定端部52aと、アーチフレーム42にスライド可能に設けられる可動端部52bとに分類される。可動端部52bは、ピン51を介してスライダ53に回動自在に結合される。スライダ53は、筒状の部材であり、アーチフレーム42にスライド自在に嵌合される。
As shown in FIG. 7, the
止水シート41は、柔軟なシートであり、アーチフレーム42間で伸縮するように変形可能である。
The
図2及び図8に示すように、蛇腹支持部70は、蛇腹部69の端部に設けられ、一対のハッチカバー11に跨がるアーチ状に形成される。蛇腹支持部70の下端にも、前記同様の固定キャスターが設けられる。蛇腹支持部70には、雨除けシート76が設けられる。
As shown in FIGS. 2 and 8 , the bellows support
また、図2および図8に示すように、蓋部材23の他端に位置される蛇腹支持部70に、端部シート64が設けられる。これにより、スライド式ハッチカバー11の側面間に形成されるハッチ口13も塞ぐことができる。
Further, as shown in FIGS. 2 and 8 , an
ところで、装置本体20Aとスライド式ハッチカバー11との間には隙間があり、この隙間からハッチ口側に雨水が浸入することが考えられる。具体的には、図4の蛇腹部69の外皮を構成する止水シート41は、蛇腹状に変形する。このため、レール19と止水シート41との間には隙間があり、この隙間からハッチ口13側に雨水が浸入することが考えられる。また、図4のスライド式ハッチカバー11とレール19が密接されずスライド式ハッチカバー11とレール19との間に隙間ができる場合、スライド式ハッチカバー11とレール19との間からハッチ口13側に雨水が浸入することが考えられる。
By the way, there is a gap between the device main body 20A and the sliding
そこで、図4及び図9に示すように、船積み用雨除け装置20は、スライド式ハッチカバー11と装置本体20Aとの隙間からハッチ口13側(右側)への浸水を抑制する止水部100を備える。止水部100は、レール19及びスライド式ハッチカバー11間から風水が浸入することを抑制するための第1シール80及び第2シール81と、止水シート41とレール19との間に設けられる止水部材88とを備える。
Therefore, as shown in FIGS. 4 and 9, the rain protection device 20 for shipping includes a
ここで、レール19は、装置本体20Aに設けられスライド式ハッチカバー11上に載置される基部20Bをなすものである。基部20Bは、装置本体20Aの最下端に位置され、その上方の装置本体20Aの部分の重量を支持する役割を果たす。
Here, the
止水部材88は、ブラシで構成され、ブラシヘッド89と、ブラシヘッド89に植えられるブラシ毛90とを備える。ブラシヘッド89は、ブラケット82を介してレール19に支持される。ブラシ毛90は、樹脂、金属、動物の毛等によって形成される。ブラシ毛90の先端は、止水シート41の内面に当接される。止水部材88は、ブラシで構成されるため通気性を有する。これにより、船倉7内の圧力を逃がすことができる。なお、止水部材88は、メッシュ状に形成された軟質の樹脂シート等で構成されてもよい。レール19と止水シート41との間の隙間にブラシ等からなる止水部材88を設けることで止水シート41の伸縮によって変わる隙間に対して適切に変形したブラシ等が外部からの風水の浸入を防ぐように働くことができる。
The
第1シール80は、比較的軟質なゴム等の弾性材料により一定厚さの薄いシート状に形成される。第1シール80の基端部はブラケット82を介してレール19に支持され、第1シール80の先端部はスライド式ハッチカバー11の上面に重ねて当接される。ブラケット82は、レール19の延長方向(左右方向)に連続的に延びて形成されると共に、ハッチ口13の反対側すなわち反ハッチ口側(左側)に延びる。ブラケット82の傾斜取付面82aには、第1シール80の基端部がボルト91で取り付けられる。第1シール80の中間部は、基端部及び先端部間に生じた角度差を許容するように湾曲される。これにより、中間部には第1シール80の形状を復元させる方向の力が発生し、この力は先端部をスライド式ハッチカバー11に圧接させる。ブラシヘッド89は、第1シール80の基端部と共に共通のボルト91でブラケット82にボルト締めされる。これにより、止水部材88と第1シール80は連続的に接続され、スライド式ハッチカバー11から止水シート41に亘る範囲を止水できる。
The
第2シール81は、特許請求の範囲にいうシール装置を構成し、本実施形態の特徴部分をなす。 The second seal 81 constitutes a seal device referred to in the claims, and is a characteristic part of this embodiment.
まず本実施形態の第2シール81について説明する前に、特許文献1の装置(比較例という)の第2シールを説明する。 First, before describing the second seal 81 of the present embodiment, the second seal of the device of Patent Document 1 (referred to as a comparative example) will be described.
図14に示すように、比較例では、第2シールとして、断面V字状のリップシール150が用いられている。このリップシール150は、ゴム等の弾性材料により形成され、レール19の底面部に着脱可能に取り付けられている。
As shown in FIG. 14, in the comparative example, a
具体的には、レール19の底面部に金属製のシールホルダ151が設けられ、リップシール150はこのシールホルダ151により保持される。シールホルダ151は、レール19の底面部に一体的に取り付けられた取付基部152と、取付基部152の底面部にボルト153で着脱可能に取り付けられ互いに離間された一対の脚部154とを備える。一対の脚部154は、リップシール150を挟んで保持すると共に、リップシール150に係合する爪155,156を備える。一対の脚部154の底面部には第3シール157が接着等により設けられる。
Specifically, a
しかし、比較例のリップシール150は単一の弾性部材からなるので、シール性能向上という点で改良の余地が残されている。
However, since the
例えば、リップシール150は断面V字状の弾性部材であり、脚部154とハッチカバー11の隙間の大きさに合わせて開閉することで隙間をシールする。しかし、その最大開度がそれ程大きくないため、隙間が大きくなると、隙間を塞ぎきれなかったり、ハッチカバー11への面圧が弱くなったりする。よって、隙間が大きい場合、適切な面圧と隙間を塞ぐ変位量を有するシールが必要になる。
For example, the
そこで本実施形態では、図9に示すように、第2シール81を、比較例のリップシール150とは異なるシール装置101により構成した。以下、この本実施形態の構成を、要部を拡大して示す図10を用いて説明する。
Therefore, in this embodiment, as shown in FIG. 9, the second seal 81 is configured by a seal device 101 different from the
図10(A)は、基部20Bがハッチカバー11に載置されておらず、第2シール81がハッチカバー11に接触していない自然状態であるときの状態を示す。図10(B)は、基部20Bがハッチカバー11に載置され、第2シール81がハッチカバー11に接触しているときの状態を示す。図10(C)は、基部20Bが基本的にハッチカバー11に載置されているものの、基部20Bの長手方向(前後方向)においてハッチカバー11が平らでないため図示の位置で基部20Bとハッチカバー11の間に隙間ができてしまっているが、第2シール81がハッチカバー11に接触しているときの状態を示す。
FIG. 10A shows the state in which the base 20B is not placed on the
図示するように、シール装置101としての第2シール81は、ハッチカバー11に接触される弾性部材102と、弾性部材102をハッチカバー11に向かって付勢する付勢機構103とを備える。
As illustrated, the second seal 81 as the sealing device 101 includes an
ここでレール19の底面部には、比較例のシールホルダ151に類似の基台104が設けられる。この基台104も装置本体20Aの基部20Bをなす。基台104は、レール19の底面部に一体的に取り付けられた取付基部105と、取付基部105の底面部の左右両端部にボルト(図示せず)で着脱可能に取り付けられ互いに離間された一対の脚部106とを備える。但し脚部106には、比較例のような爪は設けられていないので、爪の機械加工に要する費用を削減できる。一対の脚部106の底面部には第3シール107が設けられる。
A base 104 similar to the
第2シール81は、一対の脚部106の間でかつ取付基部105の下方に配置されている。弾性部材102は、ゴム等の弾性材料により形成され、略四角形の断面形状を有し、その底面部は断面円弧状に湾曲されている。弾性部材102は、比較的大きい上下方向の高さHを有し、図10(B)および(C)に示すようにハッチカバー11に接触されたとき、雨水が乗り越えられない程の十分な高さHを有している。弾性部材102の幅(左右方向の幅)は、一対の脚部106の間隔より小さくされる。
The second seal 81 is arranged between the pair of
弾性部材102は、耐久性を考慮し、比較的大きな硬度を有する中実の弾性材料(例えばゴム)で形成することができる。但し弾性部材102の形態はこれに限定されない。弾性部材102は、比較的小さな硬度を有する中実の弾性材料、または多孔質の弾性材料(例えば発泡ゴム)で形成してもよい。
The
付勢機構103は、機械式バネを含む。なお付勢機構103として、バネのような弾性特性を有する柔らかいゴムを使用してもよい。本実施形態の付勢機構103は、機械式バネの一種であるコイルスプリング108により形成されている。コイルスプリング108は金属製であり、上下方向に伸縮可能となるよう配置され、その上端は取付基部105の底面部に固定され、その下端は弾性部材102の上面部に固定されている。 Biasing mechanism 103 includes a mechanical spring. As the biasing mechanism 103, a soft rubber having elastic properties like a spring may be used. The biasing mechanism 103 of this embodiment is formed by a coil spring 108 which is a kind of mechanical spring. The coil spring 108 is made of metal and arranged so as to be able to expand and contract in the vertical direction.
第3シール107は、中実ゴム等の弾性材料により形成された一定厚さのシートにより形成される。第3シール107の上下方向の厚さは、弾性部材102の高さHより著しく小さい。第3シール107の幅は脚部106の底面部の幅と等しくされる。
The
第3シール107は、図10(B)に示すように、基部20Bとハッチカバー11の隙間をシールすると共に、基部20Bがハッチカバー11に直接載置されることによるハッチカバー11の損傷(凹み、傷付き等)を防止する。
As shown in FIG. 10B, the
図10(A)に示す自然状態において、コイルスプリング108は最も伸長され、弾性部材102は第3シール107よりも下方に位置される。図10(B)に示すように、基部20Bがハッチカバー11に載置されると、弾性部材102がハッチカバー11に接触され、コイルスプリング108が収縮される。このときコイルスプリング108は弾性部材102をハッチカバー11に向かって付勢し、弾性部材102をハッチカバー11に押し付ける。これにより基部20Bとハッチカバー11の隙間がシールされる。
In the natural state shown in FIG. 10(A), the coil spring 108 is most stretched and the
なお、第2シール81と第3シール107はレール19の全長に亘って設けられる。
In addition, the second seal 81 and the
さて、図9に示すように、第1シール80よりも左側(反ハッチ口側)のハッチカバー11上に雨水が存在する場合、その雨水の右側(ハッチ口側)に向かう流れは、最初に第1シール80により堰き止められる。
Now, as shown in FIG. 9, when rainwater exists on the
もし仮に、雨水の流れが第1シール80を通過した場合でも、その雨水の流れは、第2シール81および第3シール107により堰き止められる。
Even if rainwater flows through the
図10に示すように、第2シール81は、弾性部材102と、付勢機構103としてのコイルスプリング108を備える。そのため、比較例のリップシール150に比べシール性能を格段に向上することができる。
As shown in FIG. 10 , the second seal 81 has an
すなわち、第2シール81では、基部20Bとハッチカバー11の隙間の大きさに合わせてコイルスプリング108が伸縮することで、弾性部材102をハッチカバー11に接触させ、隙間をシールする。このとき、コイルスプリング108の伸縮ストロークを大きく取れるため、弾性部材102の上下方向の可動範囲を大きく取れ、弾性部材102をハッチカバー11に接触させ続けることができる。図10(C)に示すように、基部20B(厳密には第3シール107)とハッチカバー11の隙間が大きくなった場合でも、弾性部材102を大きく下方に移動させ、ハッチカバー11に接触させることができる。しかもこのときの押し付け力は、コイルスプリング108のばね定数を適切に設定することにより最適に設定できる。よって隙間を塞ぎきれなかったり、ハッチカバー11への面圧が弱くなったりすることを防止または抑制でき、シール性能を大幅に向上することができる。
That is, in the second seal 81, the coil spring 108 expands and contracts according to the size of the gap between the base portion 20B and the
なお、付勢機構103における機械式バネは、コイルスプリング108以外のバネであってもよく、例えば板バネや渦巻きバネであってもよい。弾性部材102は、付勢機構103に着脱可能に取り付けられてもよい。こうすると弾性部材102を交換できる。同様に、付勢機構103は基部20Bに着脱可能に取り付けられてもよい。こうすると付勢機構103を交換できる。
The mechanical spring in the biasing mechanism 103 may be a spring other than the coil spring 108, such as a plate spring or spiral spring. The
次に、変形例を説明する。なお前記基本実施形態と同様の部分については説明を割愛し、以下、基本実施形態との相違点を主に説明する。 Next, a modified example will be described. The description of the same parts as those of the basic embodiment will be omitted, and the differences from the basic embodiment will be mainly described below.
[第1変形例]
図11および図12に示すように、第1変形例においても前記同様の第2シール81が設けられる。但し前記基本実施形態と異なり、第2シール81は、基部20Bの側方から着脱可能なように基部20Bに取り付けられている。
[First modification]
As shown in FIGS. 11 and 12, a second seal 81 similar to that described above is also provided in the first modification. However, unlike the basic embodiment, the second seal 81 is attached to the base 20B so as to be detachable from the side of the base 20B.
本変形例の場合、第2シール81は、基部20Bの左側(反ハッチ口側)の側方から着脱可能なように基部20Bに取り付けられている。左側の脚部106は前記基本実施形態よりも右側の位置に配置され、この左側の脚部106より左側のスペースにおいて、第2シール81が取付基部105の底面部に着脱可能に取り付けられる。
In the case of this modification, the second seal 81 is attached to the base 20B so as to be detachable from the left side (the side opposite to the hatch opening) of the base 20B. The
第2シール81は、前記同様の弾性部材102とコイルスプリング108を備える。また第2シール81は、コイルスプリング108の上端が固定される取付板109と、取付板109を取付基部105の底面部に固定するボルト110とを備える。
The second seal 81 includes an
コイルスプリング108より左側の位置において、取付板109にはボルト挿通穴111が設けられ、取付基部105の底面部には雌ネジ付きボルト穴112が設けられる。ボルト110は、ボルト挿通穴111に下側から挿通された後、ボルト穴112に締め付けられる。これにより取付板109ひいては第2シール81が基部20Bに固定される。ボルト110の種類は任意であるが、例えば六角穴付きボルトを用いることができる。
A
これらボルト挿通穴111、ボルト穴112およびボルト110はボルト取付部113を構成する。こうしたボルト取付部113は、第2シール81の長手方向(前後方向)に所定間隔で複数設けられる。
These bolt insertion holes 111 , bolt holes 112 and
本変形例によれば、基本実施形態と同様の作用効果に加え、次の作用効果を発揮することができる。すなわち、基部20Bの左側からボルト110を着脱するだけで、第2シール81を着脱、交換することができる。よって第2シール81(特に弾性部材102)が劣化したときに、第2シール81を容易に交換することができる。
According to this modified example, in addition to the same effects as those of the basic embodiment, the following effects can be exhibited. That is, the second seal 81 can be attached/detached and replaced only by attaching/detaching the
なお、比較例の場合だと、リップシール150の交換時に雨除け装置全体を横にしなければならないが、本変形例ではそうする必要がない。よって交換作業が著しく容易である。
In the case of the comparative example, the entire rain protection device must be placed on its side when replacing the
[第2変形例]
図13に示すように、第2変形例においては、第2シール81の付勢機構103が流体式バネを含む。本実施形態の付勢機構103は、流体式バネの一種である空気バネ114により形成されている。
[Second modification]
As shown in FIG. 13, in the second modification, the biasing mechanism 103 of the second seal 81 includes a fluid spring. The biasing mechanism 103 of this embodiment is formed by an air spring 114, which is a type of fluid spring.
空気バネ114は、底面部に弾性部材102が固定されたピストン115と、ピストン115を上下方向にスライド可能に収容するピストンケース116とを有する。ピストンケース116の上端は開放され、一対の脚部106の間の位置にて取付基部105の底面部に固定される。但し、弾性部材102の交換を行う時のために付勢機構103および基台104は着脱可能であってもよい。
The air spring 114 has a
ピストンケース116の下端には、ピストン115が出入可能なピストン穴117が設けられる。ピストンケース116の下端部とピストン115の上端部とには段差状の突起118,119が形成され、これら突起118,119同士が係合することでピストン115が抜け止めされると共に、ピストン115の下死点位置が規定される。ピストン115の突起119の側面がピストンケース116の内側面上をスライドする。
A
ピストン115の下端と弾性部材102は同幅とされ、ピストン115の上昇時に弾性部材102がピストン穴117を通過できるようになっている。
The lower end of the
こうしたピストン115、ピストンケース116および弾性部材102は、レール19の全長に亘って延びている。
The
第2シール81は、ピストン115を押し下げるための圧縮空気をピストンケース116内に供給するための空気通路120を備える。空気通路120は、取付基部105の内部に設けられその長手方向(前後方向)に延びるメイン通路121と、メイン通路121の長手方向に所定間隔で設けられ、メイン通路121から分岐してピストンケース116内に連通する複数(一つのみ図示)の連通路122とを備える。メイン通路121には図示しない供給源(エアタンク、コンプレッサ等)から圧縮空気が供給される。
The second seal 81 has an
本変形例では、前記コイルスプリング108に代わる空気バネ114により、弾性部材102をハッチカバー11に押し付け、隙間をシールすることができる。ピストン115のストロークを大きく取れるため、弾性部材102の上下方向の可動範囲を大きく取れ、弾性部材102をハッチカバー11に接触させ続けることができる。図13(C)に示すように、基部20B(厳密には第3シール107)とハッチカバー11の隙間が大きくなった場合でも、弾性部材102を大きく下方に移動させ、ハッチカバー11に接触させることができる。しかもこのときの押し付け力は、圧縮空気の空気圧を適切に設定することにより最適に設定できる。よって隙間を塞ぎきれなかったり、ハッチカバー11への面圧が弱くなったりすることを防止または抑制でき、シール性能を大幅に向上することができる。
In this modified example, an air spring 114 instead of the coil spring 108 can be used to press the
また、使用時のみ圧縮空気を供給して弾性部材102をハッチカバー11に押し付ければよいため、不使用時には圧縮空気の供給を停止し、弾性部材102の押し付けを停止できる。このため、弾性部材102の耐久性を向上できる。
Moreover, since it is only necessary to supply compressed air to press the
なお、本変形例においても、基部20Bの側方から着脱可能なように第2シール81を基部20Bに取り付けてもよい。流体式バネは空気バネ114に限定されず、例えば空気以外の気体を作動流体とするガススプリングであってもよいし、液体(例えばオイル)を作動流体とする液体スプリングであってもよい。 Also in this modified example, the second seal 81 may be attached to the base portion 20B so as to be detachable from the side of the base portion 20B. The fluid spring is not limited to the air spring 114, and may be, for example, a gas spring that uses a gas other than air as a working fluid, or a liquid spring that uses a liquid (for example, oil) as a working fluid.
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示の実施形態および変形例は他にも様々考えられる。 Although the embodiments of the present disclosure have been described in detail above, various other embodiments and modifications of the present disclosure are conceivable.
例えば、装置本体について、前記実施形態では蛇腹構造で伸縮可能なものを採用したが、これに限らず、装置本体の形態は任意である。例えば、装置本体は、伸縮しない固定式のものであってもよい。この場合、装置本体を比較的軽量な材料、例えば樹脂(FRPを含む)、アルミ等で作製してもよい。 For example, in the above-described embodiment, the main body of the device has a bellows structure and can be expanded and contracted. For example, the device main body may be of a fixed type that does not expand and contract. In this case, the device main body may be made of a relatively lightweight material such as resin (including FRP), aluminum, or the like.
第2シール81は、レール19の長手方向に分割してもよい。こうすると、基部20Bとハッチカバー11の隙間の大きさがレール19の長手方向の位置に応じて変化する場合に、各位置の隙間の大きさに合わせた最適な位置に弾性部材102を位置付けることができ、シール性能を高められる。この場合、第2シール81はレール片21単位で分割することができる。
The second seal 81 may be split longitudinally of the
第1変形例(図11)では、基部20Bに対する第2シール81の相対的な配置を逆にしてもよい。すなわち、第2シール81を基部20Bの右側(ハッチ口側)に左右反転して配置してもよい。 In a first variant (FIG. 11), the relative placement of the second seal 81 with respect to the base 20B may be reversed. In other words, the second seal 81 may be arranged on the right side (hatch opening side) of the base portion 20B by reversing left and right.
前述の各実施形態および各変形例の構成は、特に矛盾が無い限り、部分的にまたは全体的に組み合わせることが可能である。本開示の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。 The configurations of the above-described embodiments and modifications can be partially or wholly combined as long as there is no particular contradiction. Embodiments of the present disclosure are not limited to the above-described embodiments, and include all modifications, applications, and equivalents encompassed by the concept of the present disclosure defined by the claims. Accordingly, the present disclosure should not be construed in a restrictive manner, and can be applied to any other technology that falls within the spirit of the present disclosure.
7 船倉
10 上部開口
11 スライド式ハッチカバー
13 ハッチ口
19 レール
20 船積み用雨除け装置
20A 装置本体
20B 基部
81 第2シール
101 シール装置
102 弾性部材
103 付勢機構
108 コイルスプリング
114 空気バネ
7
Claims (4)
前記装置本体に設けられ前記スライド式ハッチカバー上に載置される基部と、
前記基部に設けられたシール装置と、
を備え、
前記シール装置は、
前記スライド式ハッチカバーに接触される弾性部材と、
前記弾性部材を前記スライド式ハッチカバーに向かって付勢する付勢機構と、
を備える
ことを特徴とする船積み用雨除け装置。 a device body configured to cover a hatch opening formed when a sliding hatch cover that opens and closes an upper opening of the hold is opened;
a base provided on the apparatus main body and placed on the sliding hatch cover;
a sealing device provided at the base;
with
The sealing device is
an elastic member that contacts the sliding hatch cover;
a biasing mechanism that biases the elastic member toward the sliding hatch cover;
A rain shelter for shipping, comprising:
請求項1に記載の船積み用雨除け装置。 2. A shipping rain shelter as claimed in claim 1, wherein the biasing mechanism comprises a mechanical or hydraulic spring.
請求項1または2に記載の船積み用雨除け装置。 3. A shipping rain shelter according to claim 1 or 2, wherein the sealing device is provided on the bottom surface of the base.
請求項1~3のいずれか一項に記載の船積み用雨除け装置。 The rain shelter for shipping according to any one of claims 1 to 3, wherein the sealing device is attached to the base so as to be removable from the side of the base.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021186344A JP2023073715A (en) | 2021-11-16 | 2021-11-16 | Rain cover device for shipping |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021186344A JP2023073715A (en) | 2021-11-16 | 2021-11-16 | Rain cover device for shipping |
Publications (1)
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JP2023073715A true JP2023073715A (en) | 2023-05-26 |
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ID=86425737
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2021186344A Pending JP2023073715A (en) | 2021-11-16 | 2021-11-16 | Rain cover device for shipping |
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Country | Link |
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-
2021
- 2021-11-16 JP JP2021186344A patent/JP2023073715A/en active Pending
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