JP2023072120A - Controller, server, power information display system, power information display method, and program - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、コントローラ、サーバ、電力情報表示システム、電力情報表示方法及びプログラムに関する。 The present disclosure relates to controllers, servers, power information display systems, power information display methods, and programs.
太陽光、風力、地熱、水力、バイオマス等をエネルギー源とした再生可能エネルギーによる発電は、温室効果ガスを排出しないため地球温暖化対策の観点から好ましく、また、エネルギー源を国産で賄えるため、エネルギー自給率の改善にも寄与するというメリットを有する。 Power generation using renewable energy sources such as solar power, wind power, geothermal power, hydraulic power, and biomass is preferable from the perspective of global warming countermeasures because it does not emit greenhouse gases. It has the merit of contributing to the improvement of the self-sufficiency rate.
このようなことから、我が国において、再生可能エネルギーの活用が重視され、再生可能エネルギーの主力電源化に向けた動きが活発化しつつある。 For this reason, Japan attaches great importance to the use of renewable energy, and there is a growing movement toward making renewable energy the main power source.
再生可能エネルギーの主力電源化のためには、再生可能エネルギーの活用に対する、ユーザ、すなわち、需要家の意欲を高めることが重要といえる。 In order to use renewable energy as a main power source, it is important to motivate users, that is, consumers, to use renewable energy.
これに対し、例えば、特許文献１には、需要家が一般電力とグリーン電力のそれぞれの使用実態を容易に把握することができるように、一般使用電力量とグリーン使用電力量とを電力量表示部にそれぞれ個別に表示する電力量計が開示されている。 On the other hand, for example, Patent Literature 1 discloses a method for displaying the amount of general electricity used and the amount of green electricity used so that consumers can easily grasp the usage status of each of general electricity and green electricity. A watt hour meter is disclosed that displays each part individually.
特許文献１に開示される電力量計は、グリーン使用電力量の多少にかかわらず、使用電力量のうちの一定割合（例えば２５％）の電力量をグリーン電力量として算出し、表示する。このため、需要家は、グリーン使用電力量の実績を確認できるものの、再生可能エネルギーの活用に対する自身の貢献の実感が湧きにくいという課題がある。 The watt hour meter disclosed in Patent Document 1 calculates and displays a certain percentage (for example, 25%) of the power consumption as the green power consumption, regardless of the amount of the green power consumption. For this reason, although consumers can confirm the actual amount of green electricity used, there is a problem that it is difficult for them to realize their own contribution to the utilization of renewable energy.
したがって、再生可能エネルギーの活用に対する需要家の意欲を高めるためのさらなる工夫が求められているのが実情である。 Therefore, the actual situation is that further measures are required to increase the willingness of consumers to utilize renewable energy.
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、再生可能エネルギーの活用に対する需要家の意欲を高めることが可能なコントローラ、サーバ、電力情報表示システム、電力情報表示方法及びプログラムを提供することを目的とする。 The present disclosure has been made in view of the above circumstances, and provides a controller, a server, a power information display system, a power information display method, and a program that can motivate consumers to use renewable energy. With the goal.
上記目的を達成するため、本開示に係るコントローラは、
需要地に対する再生可能エネルギーに基づく電力の供給実績を示すグリーン電力供給量を取得する供給量取得手段と、
取得したグリーン電力供給量が予め定めた供給量閾値を超えている場合、又は、前記需要地の消費電力量に対する前記グリーン電力供給量の割合が予め定めた割合閾値を超えている場合、グリーン電力を使用していることを示す表示を表示手段に指示する表示指示手段と、を備える。
In order to achieve the above object, the controller according to the present disclosure
a supply amount acquisition means for acquiring a green power supply amount indicating the actual supply of power based on renewable energy to a demand area;
If the acquired amount of green power supply exceeds a predetermined supply amount threshold, or if the ratio of the green power supply to the power consumption of the demand area exceeds a predetermined ratio threshold, green power and a display instruction means for instructing the display means to display that the is being used.
本開示によれば、再生可能エネルギーの活用に対する需要家の意欲を高めることが可能となる。 According to the present disclosure, it is possible to increase the willingness of consumers to utilize renewable energy.
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present disclosure will be described in detail with reference to the drawings.
図１は、実施の形態における電力情報表示システム１の全体構成を示す図である。電力情報表示システム１は、本開示に係る電力情報表示システムの一例である。電力情報表示システム１は、各需要地Ｄ（例えば、一戸建て住宅、集合住宅、店舗等）において、太陽光、風力、地熱、水力、バイオマス等をエネルギー源とした再生可能エネルギーの活用に対する需要家の意欲を高めるように再生可能エネルギーに基づく電力（以下「グリーン電力」という。）の使用実績を示す情報を表示するシステムである。図１に示すように、電力情報表示システム１は、サーバ２と、各需要地Ｄに設置される、制御装置３と、操作端末４と、電力計測装置５と、給湯機６とを備える。
FIG. 1 is a diagram showing the overall configuration of a power information display system 1 according to an embodiment. The power information display system 1 is an example of a power information display system according to the present disclosure. The electric power information display system 1 is designed to help consumers to utilize renewable energy sources such as solar power, wind power, geothermal heat, hydraulic power, biomass, etc. It is a system that displays information indicating the usage record of electricity based on renewable energy (hereinafter referred to as “green electricity”) in a motivating manner. As shown in FIG. 1 , the power information display system 1 includes a
＜サーバ２＞
サーバ２は、本開示に係るサーバの一例である。サーバ２は、再生可能エネルギーの流通を管理する機関、アグリゲータ等によって設置され、運用されるコンピュータであり、インターネット等の広域ネットワークであるネットワークＮに接続される。図２に示すように、サーバ２は、ハードウェア構成として、ＣＰＵ（Central Processing Unit）２０と、通信インタフェース２１と、ＲＯＭ（Read Only Memory）２２と、ＲＡＭ（Random Access Memory）２３と、補助記憶装置２４とを備える。これらの構成部は、バス２５を介して相互に接続される。
<
The
ＣＰＵ２０は、サーバ２を統括的に制御する。ＣＰＵ２０によって実現されるサーバ２の機能の詳細については後述する。通信インタフェース２１は、ネットワークＮを介して他の装置と通信するためのハードウェアである。ＲＯＭ２２は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。ＲＡＭ２３は、ＣＰＵ２０の作業領域として使用される。
The
補助記憶装置２４は、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）等で構成される。読み書き可能な不揮発性の半導体メモリは、例えば、ＥＥＰＲＯＭ（Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory）、フラッシュメモリ等である。補助記憶装置２４には、契約を交わした各需要家に対するグリーン電力量の供給に関するプログラム（以下「グリーン電力量供給プログラム」という。）を含む各種のプログラムと、これらのプログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。
The
＜制御装置３＞
制御装置３は、本開示に係るコントローラの一例である。制御装置３は、各需要地Ｄに設置され、当該需要地Ｄで使用される電力を管理する装置であり、例えば、ＨＥＭＳ（Home Energy Management System）コントローラである。図３に示すように、制御装置３は、ハードウェア構成として、ＣＰＵ３０と、通信インタフェース３１と、ＲＯＭ３２と、ＲＡＭ３３と、補助記憶装置３４とを備える。これらの構成部は、バス３５を介して相互に接続される。
<
The
ＣＰＵ３０は、制御装置３を統括的に制御する。ＣＰＵ３０によって実現される制御装置３の機能の詳細については後述する。通信インタフェース３１は、当該需要地Ｄに構築された無線ネットワーク（以下「構内ネットワーク」という。）を介して、電力計測装置５、給湯機６及び図示しない１又は複数の機器と無線通信するためのネットワークカードと、操作端末４と無線通信又は有線通信するためのネットワークカードと、ネットワークＮに接続してサーバ２等の他の装置と通信するためのネットワークカードとを備える。構内ネットワークは、例えば、エコーネットライト（ECHONET Lite（登録商標））に準じたネットワークである。
The
ＲＯＭ３２は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。ＲＡＭ３３は、ＣＰＵ３０の作業領域として使用される。補助記憶装置３４は、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ、ＨＤＤ等で構成される。読み書き可能な不揮発性の半導体メモリは、例えば、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリ等である。補助記憶装置３４には、当該需要地Ｄで使用される電力を管理するためのプログラム（以下「電力管理プログラム」という。）を含む各種のプログラムと、これらのプログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。
制御装置３は、上記の電力管理プログラム又は電力管理プログラムを更新するための更新プログラムをネットワークＮを介した通信により他の装置から取得することが可能である。また、これらのプログラムは、ＣＤ－ＲＯＭ（Compact Disc Read Only Memory）、ＤＶＤ（Digital Versatile Disc）、光磁気ディスク、ＵＳＢ（Universal Serial Bus）メモリ、ＨＤＤ、ＳＳＤ（Solid State Drive）、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。制御装置３は、そのような記録媒体が自身に直接又は間接的に装着された場合、当該記録媒体から電力管理プログラム又は更新プログラムを読み出して取得してもよい。
The
＜操作端末４＞
操作端末４は、本開示に係る表示手段の一例である。操作端末４は、押しボタン、タッチパネル、タッチパッド等の１つ以上の入力デバイスと、液晶ディスプレイ、有機ＥＬ（Electro Luminescence）ディスプレイ等の表示デバイスと、通信インタフェースとを備えた、例えば、スマートフォン、タブレット端末等のスマートデバイスである。操作端末４は、制御装置３と、Ｗｉ－Ｆｉ（登録商標）、Ｗｉ－ＳＵＮ（登録商標）、有線ＬＡＮ（Local Area Network）等の周知の通信規格に則った通信を行う。
<Operation terminal 4>
The operation terminal 4 is an example of display means according to the present disclosure. The operation terminal 4 includes one or more input devices such as push buttons, a touch panel, and a touch pad, a display device such as a liquid crystal display and an organic EL (Electro Luminescence) display, and a communication interface. It is a smart device such as a terminal. The operation terminal 4 communicates with the
操作端末４は、ユーザからの操作を受け付け、受け付けた操作内容を示す情報を制御装置３に送信する。また、操作端末４は、制御装置３から送信された、ユーザに提示するための情報を受信し、受信した情報を表示する。このように、操作端末４は、ユーザとのインタフェース（いわゆる、ユーザインタフェース）としての役割を担う。
The operation terminal 4 receives an operation from the user and transmits information indicating the content of the received operation to the
＜電力計測装置５＞
電力計測装置５は、商用電力系統から当該需要地Ｄに供給される電力、換言すると、当該需要地Ｄにおける消費電力を計測する。図４に本実施の形態における商用電力系統を示す。図４に示すように、本実施の形態では、複数の発電事業者の各発電設備７によって生成された電力が、送電事業者が備える送配電設備８を介して各需要地Ｄに供給される。これらの発電事業者には、化石燃料等の非再生可能エネルギーで発電する発電設備７を備えた非再生可能エネルギー発電事業者と、太陽光、水力等で発電する発電設備７を備えた再生可能エネルギー発電事業者とが含まれる。
<
The
電力計測装置５は、当該需要地Ｄに配設された図示しない電力線に接続される図示しないＶＴ（Voltage Transformer）とＣＴ（Current Transformer）とにより、線間電圧と相電流とを計測する。そして、電力計測装置５は、各計測値をマイコン（図示せず）で演算することで、当該電力線における瞬時電力と、予め設定された時間に亘って積算した積算電力とを計測する。また、電力計測装置５は、無線通信インタフェースを備え、上記の構内ネットワークを介して、制御装置３と通信可能に接続される。なお、電力計測装置５は、外付けの通信アダプタ（図示せず）を介して、構内ネットワークに接続されてもよい。
The
電力計測装置５は、制御装置３からの要求に応答して、現在時刻（計測時刻を意味する。）と、計測値とが格納された電力情報を制御装置３に送信する。計測値には、瞬時電力値と積算電力値とが含まれている。なお、電力計測装置５は、電力情報を自発的に一定の時間間隔（例えば、１分間隔）で制御装置３に送信してもよい。
In response to a request from the
＜給湯機６＞
給湯機６は、本開示に係る表示手段の一例であり、また、給湯機の一例である。給湯機６は、ヒートポンプユニット６０と、タンクユニット６１と、リモコン６２とを備える貯湯式の給湯機である。ヒートポンプユニット６０とタンクユニット６１とは、湯水が流れる水配管６３で接続されている。ヒートポンプユニット６０は、ＣＯ２（二酸化炭素）又はＨＦＣ（ハイドロフルオロカーボン）を冷媒として用いたヒートポンプ式の熱源機である。ヒートポンプユニット６０は、周辺の空気を熱源として、タンクユニット６１の貯湯タンク６１０内の低温水を高温水に沸き上げる。図５に示すように、ヒートポンプユニット６０は、圧縮機６００と、第１熱交換器６０１と、膨張弁６０２と、第２熱交換器６０３と、送風機６０４とを備える。
<
The
圧縮機６００と、第１熱交換器６０１と、膨張弁６０２と、第２熱交換器６０３とは、冷媒配管６０５により環状に接続される。これにより、冷媒が循環する冷媒回路が形成されている。冷媒回路は、ヒートポンプ又は冷凍サイクルともいう。水配管６３は、貯湯タンク６１０の下部を起点に、循環ポンプ６１１及び第１熱交換器６０１を経て貯湯タンク６１０の上部に戻るように配設されている。これにより、湯水が循環する沸き上げ回路が形成されている。
圧縮機６００は、冷媒を圧縮して温度及び圧力を上昇させる。圧縮機６００は、駆動周波数に応じて単位当たりの送り出し量である容量を変化させることができるインバータ回路を備える。圧縮機６００は、タンクユニット６１（詳細には、給湯コントローラ６１２）からの指示に従って上記の容量を変更する。
第１熱交換器６０１は、市水を目標の沸き上げ温度まで昇温加熱するための加熱源である。沸き上げ温度は、貯湯温度ともいう。第１熱交換器６０１は、プレート式、二重管式等の熱交換器であり、冷媒配管６０５を循環する冷媒と貯湯タンク６１０から送られてきた水との間で熱交換を行う。第１熱交換器６０１における熱交換により、冷媒は放熱して温度が下降し、水は吸熱して温度が上昇する。
The
膨張弁６０２は、冷媒を膨張させて温度及び圧力を下降させる。膨張弁６０２は、圧縮機６００が備える図示しないマイコンと図示しない通信線を介して通信可能に接続され、当該マイコンからの指示に従って弁開度を変更する。
第２熱交換器６０３は、送風機６０４により取り込まれた外気と冷媒との間で熱交換を行う。第２熱交換器６０３における熱交換により冷媒は吸熱して温度が上昇し、取り込まれた外気は放熱して温度が下降する。送風機６０４は、圧縮機６００が備える上記のマイコンと図示しない通信線を介して通信可能に接続され、当該マイコンからの指示に従って回転数を変更する。
The
図１に戻り、タンクユニット６１は、貯湯タンク６１０と、循環ポンプ６１１と、給湯コントローラ６１２とを備える。これらの構成部品は、金属製の外装ケースに収められている。貯湯タンク６１０は、ステンレス等の金属、樹脂等で形成されている。貯湯タンク６１０の外側には断熱材が配置されている。これにより、貯湯タンク６１０内で、高温の湯を長時間に亘って保温することができる。
Returning to FIG. 1 , the
循環ポンプ６１１は、貯湯タンク６１０の下部からの低温水をヒートポンプユニット６０へ搬送する。循環ポンプ６１１は、インバータ回路を備え、給湯コントローラ６１２から指示される制御値に従って駆動回転数を変更することにより、搬送する水の流量を変化させる。
給湯コントローラ６１２は、いずれも図示しないが、ＣＰＵと、ＲＯＭと、ＲＡＭと、通信インタフェースと、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリで構成される補助記憶装置とを備え、給湯機６を統括的に制御する。
The hot
給湯コントローラ６１２は、タンクユニット６１に設けられた、制御に必要な情報を計測する複数のセンサ（図示せず）と通信線を介して通信可能に接続し、これらの計測値を定期的に取得する。これらのセンサには、例えば、出湯する湯量を計測する流量センサ、出湯する湯の温度を計測する出湯温度センサ、貯湯タンク６１０内の高さ方向にほぼ等間隔で配置された貯湯温度を計測する複数の貯湯温度センサ等が含まれる。なお、貯湯量は、これらの貯湯温度センサの計測値に基づいて導出される。
The hot
また、給湯コントローラ６１２は、循環ポンプ６１１と図示しない通信線を介して通信可能に接続し、搬送する水の流量を調整するための制御値を循環ポンプ６１１に送信する。また、給湯コントローラ６１２は、ヒートポンプユニット６０の圧縮機６００と図示しない通信線を介して通信可能に接続し、ヒートポンプユニット６０に動作に関する指示を与えるとともに、ヒートポンプユニット６０の状態を取得する。ヒートポンプユニット６０の状態には、圧縮機６００を含む各構成部の動作状態、ヒートポンプユニット６０が備える各種センサの計測値等が含まれる。
Hot
また、給湯コントローラ６１２は、通信線６４を介してリモコン６２と通信可能に接続される。リモコン６２は、需要家であるユーザから、沸き上げ、給湯等に関する操作入力を受け付けたり、給湯機６の運転状態、貯湯状態等を表示してユーザに提示したりするための給湯機６専用のリモートコントローラである。なお、給湯コントローラ６１２とリモコン６２との通信が無線で行われる構成であってもよい。
Hot
また、給湯コントローラ６１２は、上述した構内ネットワークを介して制御装置３と無線通信する。なお、給湯コントローラ６１２が、外付けの通信アダプタ（図示せず）を介して、構内ネットワークに接続される構成であってもよい。
Hot
＜サーバ２及び設備機器３の機能構成＞
図６は、サーバ２及び制御装置３の機能構成を示すブロック図である。図６に示すように、サーバ２は、消費電力量取得部２００と、グリーン発電量取得部２０１と、供給量決定部２０２と、供給量通知部２０３と、余剰予測部２０４と、余剰情報通知部２０５とを備える。これらの機能部は、ＣＰＵ２０が補助記憶装置２４に記憶されている上述したグリーン電力量供給プログラムを実行することで実現される。
<Functional Configuration of
FIG. 6 is a block diagram showing functional configurations of the
設備機器３は、消費電力量通知部３００と、供給量取得部３０１と、表示要否判定部３０２と、表示指示部３０３と、余剰情報受信部３０４と、給湯機制御部３０５とを備える。これらの機能部は、ＣＰＵ３０が補助記憶装置３４に記憶されている上述した電力管理プログラムを実行することで実現される。
The
制御装置３において、消費電力量通知部３００は、当該需要地Ｄの直近の消費電力量（ｋＷｈ）をサーバ２に通知する。詳細には、消費電力量通知部３００は、サーバ２からネットワークＮを介して定期的に送られてくる消費電力量の要求を示す通知（以下「消費電力量要求通知」という。）を受信すると、直近の消費電力量、すなわち、過去１時間当たりの消費電力量（例えば１ｋＷｈ）を示す情報（以下「消費電力量情報」という。）をネットワークＮを介してサーバ２に送信する。なお、消費電力量通知部３００は、消費電力量情報を自発的に一定の時間間隔（例えば、１時間間隔）でサーバ２に送信してもよい。
In the
サーバ２において、消費電力量取得部２００は、本開示に係る消費電力量取得手段の一例である。消費電力量取得部２００は、各制御装置３から各需要地Ｄの消費電力量を取得する。詳細には、消費電力量取得部２００は、各制御装置３に対して定期的に（例えば１時間毎に）上記の消費電力量要求通知をネットワークＮを介して送信し、かかる消費電力量要求通知に応答して各制御装置３から送られてくる上記の消費電力量情報を受信して各需要地Ｄの消費電力量を取得する。消費電力量取得部２００は、取得した各需要地Ｄの直近の消費電力量を顧客毎（すなわち、需要地Ｄのユーザである需要家毎）且つ時系列で分別して補助記憶装置２４に格納する。つまり、補助記憶装置２４には、顧客毎に消費電力量の履歴が保存される。
In the
サーバ２のグリーン発電量取得部２０１は、本開示に係るグリーン発電量取得手段の一例である。グリーン発電量取得部２０１は、各再生可能エネルギー発電事業者の発電設備７による発電量（以下「グリーン発電量」という。）を取得する。詳細には、グリーン発電量取得部２０１は、各再生可能エネルギー発電事業者の事業者サーバ９に対して、定期的に（例えば１時間毎に）発電量の要求を示す通知（以下「発電量要求通知」という。）をネットワークＮを介して送信する。各事業者サーバ９は、各再生可能エネルギー発電事業者によって設置され、運用されるコンピュータであり、ネットワークＮに接続される。各事業者サーバ９は、かかる発電量要求通知を受信すると、直近の発電量、すなわち、過去１時間当たりの発電量を示す情報（以下「発電量情報」という。）をネットワークＮを介してサーバ２に送信する。
The green power
グリーン発電量取得部２０１は、送信した発電量要求通知に応答して各事業者サーバ９から送られてくる上記の発電量情報を受信して各再生可能エネルギー発電事業者のグリーン発電量を取得する。グリーン発電量取得部２０１は、取得した各再生可能エネルギー発電事業者のグリーン発電量を合算し、合算した値（以下「総グリーン発電量」という。）を時系列で分別して補助記憶装置２４に格納する。つまり、補助記憶装置２４には、総グリーン発電量の履歴が保存される。
The green power generation
供給量決定部２０２は、本開示に係る供給量決定手段の一例である。供給量決定部２０２は、各需要地Ｄに対するグリーン電力量の供給実績、すなわち、各需要地Ｄに供給された直近のグリーン電力量の概念上の実績を示すグリーン電力供給量（ｋＷｈ）を決定する。詳細には、供給量決定部２０２は、直近の総グリーン発電量（例えば１０ＭＷｈ）と、各顧客の直近の消費電力量と、各顧客との契約内容に含まれるグリーン電力量の目標割合（例えば５０％）とに基づいて、各顧客のグリーン電力供給量を決定する。その際、供給量決定部２０２は、顧客毎に、当該顧客の直近の消費電力量と当該顧客の目標割合とから当該顧客の目標グリーン電力量を算出する。
The supply
そして、供給量決定部２０２は、総グリーン発電量が余らないように、且つ、各顧客の目標グリーン電力量に近づけるように各顧客のグリーン電力供給量を決定する。各顧客の目標割合（％）は、顧客情報として補助記憶装置２４に保存されている。
Then, the supply
供給量通知部２０３は、本開示に係る供給量通知手段の一例である。供給量通知部２０３は、供給量決定部２０２によって決定された各顧客のグリーン電力供給量を各顧客の制御装置３に通知する。詳細には、供給量通知部２０３は、決定されたグリーン電力供給量を示す情報を含む供給量情報をネットワークＮを介して各顧客の制御装置３に送信する。
The supply
制御装置３において、供給量取得部３０１は、本開示に係る供給量取得手段の一例である。供給量取得部３０１は、制御装置３から送られてきた上記の供給量情報を受信して当該顧客のグリーン電力供給量を取得する。表示要否判定部３０２は、供給量取得部３０１によって取得されたグリーン電力供給量に基づいて、グリーン電力を使用していることを示す情報を表示する必要があるか否かを判定する。表示要否判定部３０２は、取得されたグリーン電力供給量が予め定めた供給量閾値を超えている場合、グリーン電力を使用していることを示す情報を表示する必要があると判定し、取得されたグリーン電力供給量が供給量閾値以下の場合、グリーン電力を使用していることを示す情報を表示する必要がないと判定する。供給量閾値は、本開示に係る供給量閾値の一例である。
In the
なお、表示要否判定部３０２は、直近の消費電力量に対するグリーン電力供給量の割合が予め定めた割合閾値（％）を超えている場合、グリーン電力を使用していることを示す情報を表示する必要があると判定し、直近の消費電力量に対するグリーン電力供給量の割合が割合閾値以下の場合、グリーン電力を使用していることを示す情報を表示する必要がないと判定してもよい。割合閾値は、本開示に係る割合閾値の一例である。
Note that the display
表示指示部３０３は、本開示に係る表示指示手段の一例である。表示指示部３０３は、表示要否判定部３０２によってグリーン電力を使用していることを示す情報を表示する必要があると判定された場合、グリーン電力を使用していることを示す情報の表示を操作端末４及び給湯機６に指示する。かかる指示を受けると、給湯機６の給湯コントローラ６１２は、図７に示すように、グリーン電力を使用していることを示すマーク６２０（例えば、緑色の葉を模したマーク）をリモコン６２に表示させる。また、操作端末４も上記指示を受けるとマーク６２０と同様のマークを表示する。
The
なお、リモコン６２及び操作端末４は、上記のマークに替えて、あるいは併用して、グリーン電力を使用していることを示すメッセージを表示したり、グリーン電力供給量及び／又はグリーン電力供給量の割合を示す情報を表示してもよい。
Note that the
サーバ２において、余剰予測部２０４は、本開示に係る余剰予測手段の一例である。余剰予測部２０４は、グリーン発電量の余剰を予測する。詳細には、余剰予測部２０４は、１日１回、予め定めた時刻（例えば２２時３０分）になると、総グリーン発電量の履歴と、各顧客の消費電力量の履歴と、各顧客の目標割合と、気象サーバ１０から取得した翌日の天気予報とに基づいて、翌日において総グリーン発電量に余剰が生じる時間帯と、その余剰量とを予測する。気象サーバ１０は、気象庁、気象事業者等によって設置され、運用されるコンピュータであり、ネットワークＮに接続され、気象情報を一般に利用可能に提供する。気象情報には、各需要地Ｄを含む地域における天気、日射量、日照時間、気温等の予報である気象予報が含まれている。
In the
余剰情報通知部２０５は、本開示に係る余剰情報通知手段の一例である。余剰情報通知部２０５は、余剰予測部２０４の予測結果を示す情報（以下「余剰情報」という。）を各顧客の制御装置３に通知する、詳細には、先ず、余剰情報通知部２０５は、余剰予測部２０４によって予測された余剰量の各顧客への割当量（以下「余剰割当量」という。）を決定する。その際、余剰情報通知部２０５は、余剰量を顧客数で除算することで各顧客の余剰割当量を決定してもよいし、各顧客における、グリーン電力量の使用実績、目標割合等を勘案して各顧客の余剰割当量を決定してもよい。そして、余剰情報通知部２０５は、余剰が生じる時間帯（以下「余剰時間帯」という。）を示す情報と、決定した余剰割当量を示す情報とを含む余剰情報をネットワークＮを介して各顧客の制御装置３に送信する。
The surplus
制御装置３において、余剰情報受信部３０４は、本開示に係る余剰情報取得手段の一例である。余剰情報受信部３０４は、制御装置３から送られてきた上記の余剰情報を受信し、受信した余剰情報を表示指示部３０３と、給湯機制御部３０５とに供給する。表示指示部３０３は、余剰情報で示される余剰時間帯の開始時刻になると、電力の消費をユーザに促す情報の表示を操作端末４及び給湯機６に指示する。かかる指示を受けると、給湯機６の給湯コントローラ６１２は、電力の消費をユーザに促す情報、例えば、“使用電力の増加を推奨します”等のメッセージをリモコン６２に表示させる。また、操作端末４も上記指示を受けるとリモコン６２と同様のメッセージを表示する。
In the
また、表示指示部３０３は、余剰時間帯の終了時刻になると、電力の消費をユーザに促す情報の非表示を操作端末４及び給湯機６に指示する。かかる指示を受けると、給湯機６の給湯コントローラ６１２は、電力の消費をユーザに促す情報の表示をリモコン６２に終了させる。また、操作端末４も上記指示を受けると、電力の消費をユーザに促す情報の表示を終了する。
Moreover, the
給湯機制御部３０５は、本開示に係る給湯機制御手段の一例である。給湯機制御部３０５は、余剰時間帯及び余剰割当量に基づいて、余剰時間帯に給湯機６の沸き上げ運転の実施が可能か否かを判定する。余剰時間帯に給湯機６の沸き上げ運転の実施が可能な場合、具体的には、余剰割当量が給湯機６の沸き上げ運転に必要な消費電力量よりも大きい場合、給湯機制御部３０５は、余剰時間帯の開始時刻前の沸き上げ運転の中止を指示する制御指令（以下「第１制御指令」という。）を給湯機４に送信し、また、余剰時間帯の沸き上げ運転の実施を指示する制御指令（以下「第２制御指令」という。）を給湯機４に送信する。
Water
第１制御指令を受信した給湯機６の給湯コントローラ６１２は、余剰時間帯前に実施を予定してた給湯機６の沸き上げ運転を中止する。例えば、給湯コントローラ６１２は、電気料金が安くなる、いわゆる深夜時間帯（例えば２３時～翌朝７時）に実施を予定していた給湯機６の沸き上げ運転を中止する。また、第２制御指令を受信した給湯機６の給湯コントローラ６１２は、余剰時間帯に給湯機６の沸き上げ運転を実施する。
Hot
＜グリーン電力供給量通知処理＞
図８は、サーバ２によって実行されるグリーン電力供給量通知処理の手順を示すフローチャートである。サーバ２は、定期的に（例えば１時間毎に）以下のグリーン電力供給量通知処理を実行する。
<Green power supply amount notification processing>
FIG. 8 is a flow chart showing the procedure of green power supply amount notification processing executed by the
（ステップＳ１００）
サーバ２は、各顧客の制御装置３、すなわち、各需要地Ｄに設置されている制御装置３から各需要地Ｄの直近の消費電力量を取得する。その後、サーバ２の処理は、ステップＳ１０１に遷移する。
(Step S100)
The
（ステップＳ１０１）
サーバ２は、各再生可能エネルギー発電事業者から直近の発電量であるグリーン発電量を取得する。その後、サーバ２の処理は、ステップＳ１０２に遷移する。
(Step S101)
The
（ステップＳ１０２）
サーバ２は、取得したグリーン発電量を合算した直近の総グリーン発電量と、取得した各顧客の直近の消費電力量と、予め保持する各顧客のグリーン電力量の目標割合とに基づいて、各顧客のグリーン電力供給量を決定する。その後、サーバ２の処理は、ステップＳ１０３に遷移する。
(Step S102)
The
（ステップＳ１０３）
サーバ２は、決定した各顧客のグリーン電力供給量を各顧客の制御装置３に通知する。その後、サーバ２は、本周期でのグリーン電力供給量通知処理を終了する。
(Step S103)
The
＜電力情報表示処理＞
図９は、制御装置３によって実行される電力情報表示処理の手順を示すフローチャートである。制御装置３は、サーバ２から消費電力量の要求を示す消費電力量要求通知を受信する度に以下の電力情報表示処理を実行する。
<Power information display processing>
FIG. 9 is a flow chart showing the procedure of the power information display process executed by the
（ステップＳ２００）
制御装置３は、当該需要地Ｄの直近の消費電力量をサーバ２に通知する。その後、制御装置３の処理は、ステップＳ２０１に遷移する。
(Step S200)
The
（ステップＳ２０１）
制御装置３は、サーバ２からグリーン電力供給量の通知を受けたか否かを判定する。サーバ２からグリーン電力供給量の通知を受けた場合（ステップＳ２０１；ＹＥＳ）、すなわち、サーバ２から供給量情報を受信した場合、制御装置３の処理は、ステップＳ２０２に遷移する。一方、サーバ２からグリーン電力供給量の通知を受けていない場合（ステップＳ２０１；ＮＯ）、すなわち、サーバ２から供給量情報を受信していない場合、サーバ２は、引き続き、ステップＳ２０１の処理を行う。
(Step S201)
The
（ステップＳ２０２）
制御装置３は、サーバ２から通知されたグリーン電力供給量に基づいて、グリーン電力を使用していることを示す情報を表示する必要があるか否かを判定する。詳細には、上述したように、制御装置３は、グリーン電力供給量が供給量閾値を超えている場合、グリーン電力を使用していることを示す情報を表示する必要があると判定し、グリーン電力供給量が供給量閾値以下の場合、グリーン電力を使用していることを示す情報を表示する必要がないと判定する。
(Step S202)
Based on the green power supply amount notified from the
あるいは、制御装置３は、当該需要地Ｄの直近の消費電力量に対するグリーン電力供給量の割合が割合閾値を超えている場合、グリーン電力を使用していることを示す情報を表示する必要があると判定し、直近の消費電力量に対するグリーン電力供給量の割合が割合閾値以下の場合、グリーン電力を使用していることを示す情報を表示する必要がないと判定してもよい。
Alternatively, the
グリーン電力を使用していることを示す情報を表示する必要があると判定した場合（ステップＳ２０２；ＹＥＳ）、制御装置３の処理は、ステップＳ２０３に遷移する。一方、グリーン電力を使用していることを示す情報を表示する必要がないと判定した場合（ステップＳ２０２；ＮＯ）、制御装置３は、電力情報表示処理を終了する。
When it is determined that it is necessary to display information indicating that green power is being used (step S202; YES), the process of the
（ステップＳ２０３）
制御装置３は、グリーン電力を使用していることを示す情報の表示を操作端末４及び給湯機６に指示し、電力情報表示処理を終了する。これにより、操作端末４及び給湯機６のリモコン６２は、グリーン電力を使用していることを示す情報を表示する。
(Step S203)
The
＜余剰情報通知処理＞
図１０は、サーバ２によって実行される余剰情報通知処理の手順を示すフローチャートである。サーバ２は、１日１回、予め定めた時刻（例えば２２時３０分）になると、以下の余剰情報通知処理を実行する。
<Surplus information notification processing>
FIG. 10 is a flow chart showing the procedure of surplus information notification processing executed by the
（ステップＳ３００）
サーバ２は、気象サーバ１０から翌日の天気予報を取得する。その後、サーバ２の処理は、ステップＳ３０１に遷移する。
(Step S300)
The
（ステップＳ３０１）
サーバ２は、総グリーン発電量の履歴と、各顧客の消費電力量の履歴と、各顧客の目標割合と、翌日の天気予報とに基づいて、翌日における総グリーン発電量に余剰が生じる余剰時間帯と、その余剰量とを予測する。その後、サーバ２の処理は、ステップＳ３０２に遷移する。
(Step S301)
Based on the history of the total amount of green power generation, the history of power consumption of each customer, the target ratio of each customer, and the weather forecast for the next day, the
（ステップＳ３０２）
サーバ２は、翌日に総グリーン発電量の余剰が発生すると予測したか否かを判定する。翌日に総グリーン発電量の余剰が発生すると予測した場合（ステップＳ３０２；ＹＥＳ）、サーバ２の処理は、ステップＳ３０３に遷移する。一方、翌日に総グリーン発電量の余剰が発生すると予測しなかった場合（ステップＳ３０２；ＮＯ）、換言すると、翌日に総グリーン発電量の余剰が発生しないと予測した場合、サーバ２は、余剰情報通知処理を終了する。
(Step S302)
The
（ステップＳ３０３）
サーバ２は、予測した翌日の総グリーン発電量の余剰量に基づいて、各顧客の余剰割当量を決定する。その後、サーバ２の処理は、ステップＳ３０４に遷移する。
(Step S303)
The
（ステップＳ３０４）
サーバ２は、予測した余剰時間帯及び決定した余剰割当量を各顧客の制御装置３に通知する。その後、サーバ２は、余剰情報通知処理を終了する。
(Step S304)
The
＜余剰消費処理＞
図１１は、制御装置３によって実行される余剰消費処理の手順を示すフローチャートである。制御装置３は、サーバ２から余剰情報を受信する度、すなわち、余剰時間帯及び余剰割当量の通知を受ける度に以下の余剰消費処理を実行する。
<Surplus consumption processing>
FIG. 11 is a flow chart showing the procedure of surplus consumption processing executed by the
（ステップＳ４００）
制御装置３は、通知された余剰時間帯及び余剰割当量に基づいて、余剰時間帯に給湯機６の沸き上げ運転の実施が可能か否かを判定する。余剰時間帯に給湯機６の沸き上げ運転の実施が可能な場合（ステップＳ４００；ＹＥＳ）、具体的には、余剰割当量が給湯機６の沸き上げ運転に必要な消費電力量よりも大きい場合、制御装置３の処理は、ステップＳ４０１に遷移する。一方、余剰時間帯に給湯機６の沸き上げ運転の実施が可能でない場合（ステップＳ４００；ＮＯ）、制御装置３の処理は、ステップＳ４０３に遷移する。
(Step S400)
Based on the notified surplus time period and surplus allocation amount, the
（ステップＳ４０１）
制御装置３は、余剰時間帯の開始時刻前の沸き上げ運転の中止を給湯機６に指示する。その後、制御装置３の処理は、ステップＳ４０２に遷移する。
(Step S401)
The
（ステップＳ４０２）
制御装置３は、余剰時間帯の沸き上げ運転の実施を給湯機６に指示する。その後、制御装置３の処理は、ステップＳ４０３に遷移する。
(Step S402)
The
（ステップＳ４０３）
制御装置３は、現在時刻が余剰時間帯の開始時刻に到達したか否かを判定する。現在時刻が余剰時間帯の開始時刻に到達した場合（ステップＳ４０３；ＹＥＳ）、制御装置３の処理は、ステップＳ４０４に遷移する。一方、現在時刻が余剰時間帯の開始時刻に到達していない場合（ステップＳ４０３；ＮＯ）、制御装置３は、引き続き、ステップＳ４０３の処理を行う。
(Step S403)
The
（ステップＳ４０４）
制御装置３は、電力の消費をユーザに促す情報の表示を操作端末４及び給湯機６に指示する。その後、制御装置３の処理は、ステップＳ４０５に遷移する。
(Step S404)
The
（ステップＳ４０５）
制御装置３は、現在時刻が余剰時間帯の終了時刻に到達したか否かを判定する。現在時刻が余剰時間帯の終了時刻に到達した場合（ステップＳ４０５；ＹＥＳ）、制御装置３の処理は、ステップＳ４０６に遷移する。一方、現在時刻が余剰時間帯の終了時刻に到達していない場合（ステップＳ４０５；ＮＯ）、制御装置３は、引き続き、ステップＳ４０５の処理を行う。
(Step S405)
The
（ステップＳ４０６）
制御装置３は、電力の消費をユーザに促す情報の非表示を操作端末４及び給湯機６に指示する。その後、制御装置３は、余剰消費処理を終了する。
(Step S406)
The
以上説明したように、本実施の形態における電力情報表示システム１では、制御装置３は、サーバ２から通知されたグリーン電力供給量が供給量閾値を超えている場合、又は、グリーン電力供給量の割合が割合閾値を超えている場合、グリーン電力を使用していることを示す情報の表示を操作端末４及び給湯機６に指示し、かかる指示を受けた操作端末４及び給湯機６は、グリーン電力を使用していることを示すマーク等を表示する。これにより、需要家に対してグリーン電力の使用に貢献していることを実感させることができ、再生可能エネルギーの活用に対する需要家の意欲を高めることが可能となる。
As described above, in the power information display system 1 according to the present embodiment, when the amount of green power supply notified from the
また、グリーン発電量に余剰が生じている場合、制御装置３は、電力の消費を需要家に促す情報の表示を操作端末４及び給湯機６に指示し、かかる指示を受けた操作端末４及び給湯機６は、電力の消費を需要家に促す情報を表示する。このため、需要家は、グリーン発電量に余剰が生じていることを知ることができ、グリーン電力の使用の促進が図れる。
In addition, when there is a surplus in the amount of green power generation, the
また、グリーン発電量に余剰が生じることが予測される場合、制御装置３は、余剰時間帯の沸き上げ運転の実施を給湯機６に指示するため、より確実にグリーン電力の使用の促進が図れる。
In addition, when a surplus of green power generation is predicted, the
（変形例１）
制御装置３は、グリーン電力を使用していることを示す情報の表示を他の機器にも指示し、当該機器がグリーン電力を使用していることを表示してもよい。図１２に、エアコン１１が、ＬＥＤ（Light Emitting Diode）表示部にグリーン電力を使用していることを示すマーク１１０を表示している例を示す。
(Modification 1)
The
（変形例２）
目標割合が顧客（すなわち、需要家）によって任意に変更され得る場合、制御装置３は、定期的又は変更される度に目標割合をサーバ２に通知してもよい。
(Modification 2)
If the target ratio can be arbitrarily changed by a customer (that is, a consumer), the
（変形例３）
サーバ２は、各事業者サーバ９からグリーン発電量を取得するのではなく、各再生可能エネルギー発電事業者から電子メール、ファクシミリ、電話等によって入手したグリーン発電量を示す情報をオペレータがサーバ２に入力してもよい。
(Modification 3)
The
（変形例４）
需要地Ｄにスマートメータと呼ばれる通信機能を有する電力メータが設置されている場合、サーバ２は、当該電力メータから当該需要地Ｄの消費電力量を取得してもよい。
(Modification 4)
If a power meter having a communication function called a smart meter is installed in the demand area D, the
（変形例５）
サーバ２が制御装置３に通知する余剰情報に、さらに、予測の確度を示す予測確度が含まれていてもよい。この場合、例えば、サーバ２の補助記憶装置２４には、余剰予測モデルとその予測確度とが記憶されている。余剰予測モデルは、総グリーン発電量の余剰を予測するためのモデルであって、例えば、晴れ、曇り、雨等のような天気別に用意されている。サーバ２の余剰予測部２０４は、総グリーン発電量の余剰を予測する際、翌日の天気に対応した余剰予測モデルを使用する。そして、余剰情報通知部２０５は、余剰時間帯を示す情報と、余剰割当量を示す情報と、当該使用した余剰予測モデルの予測確度とを含む余剰情報を各顧客の制御装置３に送信する。
(Modification 5)
The surplus information notified to the
余剰情報を受信した制御装置３の給湯機制御部３０５は、当該余剰情報に含まれる予測確度に応じて給湯機６の沸き上げ量を変更してもよい。このようにすることで、湯切れのリスクを低減することができる。なお、サーバ２は、予測した結果と、当日の実績と、従前の予測確度とに基づいて当該余剰予測モデルの予測確度を更新する。
The water
（変形例６）
制御装置３の表示指示部３０３は、サーバ２から取得したグリーン電力供給量が供給量閾値を超えている場合、当該グリーン電力供給量が、予め定めた基準供給量以下である場合と、基準供給量より大きい場合とで操作端末４及び給湯機６によるグリーン電力を使用していることを示す表示の態様を変化させてもよい。例えば、表示指示部３０３は、取得したグリーン電力供給量が供給量閾値より大きく基準供給量以下である場合、赤色のマークの表示を操作端末４及び給湯機６に指示し、グリーン電力供給量が基準供給量より大きい場合、緑色のマークの表示を操作端末４及び給湯機６に指示する。
(Modification 6)
The
同様に、表示指示部３０３は、消費電力量に対するグリーン電力供給量の割合が割合閾値を超えている場合、当該割合が、予め定めた基準割合以下である場合と、基準割合より大きい場合とで操作端末４及び給湯機６によるグリーン電力を使用していることを示す表示の態様を変化させてもよい。
Similarly, when the ratio of the amount of green power supply to the amount of power consumption exceeds the ratio threshold value, the
（変形例７）
サーバ２の供給量決定部２０２は、各需要地に対する再生可能エネルギーの種別毎（例えば、太陽光、風力、地熱、水力、バイオマス毎）のグリーン電力供給量を決定し、供給量通知部２０３は、決定された各需要地に対する種別毎のグリーン電力供給量を各制御装置３に通知してもよい。この場合、制御装置３の表示指示部３０３は、サーバ２から取得した種別のグリーン電力供給量が予め定めた当該種別の供給量閾値を超えている場合、又は、消費電力量に対する取得した種別のグリーン電力供給量の割合が予め定めた当該種別の割合閾値を超えている場合、当該種別のグリーン電力を使用していることを示す表示を操作端末４及び給湯機６に指示してもよい。
(Modification 7)
The supply
（変形例８）
サーバ２の機能部（図６参照）の全部又は一部が、専用のハードウェアで実現されるようにしてもよいし、制御装置３の機能部（図６参照）の全部又は一部が、専用のハードウェアで実現されるようにしてもよい。専用のハードウェアとは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、ＡＳＩＣ（Application Specific Integrated Circuit）、ＦＰＧＡ（Field-Programmable Gate Array）又はこれらの組み合わせである。
(Modification 8)
All or part of the functional units of the server 2 (see FIG. 6) may be realized by dedicated hardware, or all or part of the functional units of the control device 3 (see FIG. 6) may be It may be realized by dedicated hardware. Dedicated hardware is, for example, a single circuit, a composite circuit, a programmed processor, an ASIC (Application Specific Integrated Circuit), an FPGA (Field-Programmable Gate Array), or a combination thereof.
上記の各変形例に係る技術思想は、それぞれ単独で実現されてもよいし、適宜組み合わされて実現されてもよい。 The technical ideas according to each of the modifications described above may be implemented independently, or may be implemented in combination as appropriate.
本開示は、上記の実施の形態及び各変形例に限定されず、本開示の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。 The present disclosure is not limited to the above-described embodiments and modifications, and various modifications are of course possible without departing from the gist of the present disclosure.
１ 電力情報表示システム、２ サーバ、３ 制御装置、４ 操作端末、５ 電力計測装置、６ 給湯機、７ 発電設備、８ 送配電設備、９ 事業者サーバ、１０ 気象サーバ、２０，３０ ＣＰＵ、２１，３１ 通信インタフェース、２２，３２ ＲＯＭ、２３，３３ ＲＡＭ、２４，３４ 補助記憶装置、２５，３５ バス、６０ ヒートポンプユニット、６１ タンクユニット、６２ リモコン、６３ 水配管、６４ 通信線、１１０，６２０ マーク、２００ 消費電力量取得部、２０１ グリーン発電量取得部、２０２ 供給量決定部、２０３ 供給量通知部、２０４ 余剰予測部、２０５ 余剰情報通知部、３００ 消費電力量通知部、３０１ 供給量取得部、３０２ 表示要否判定部、３０３ 表示指示部、３０４ 余剰情報受信部、３０５ 給湯機制御部、６００ 圧縮機、６０１ 第１熱交換器、６０２ 膨張弁、６０３ 第２熱交換器、６０４ 送風機、６０５ 冷媒配管、６１０ 貯湯タンク、６１１ 循環ポンプ、６１２ 給湯コントローラ
1 power
Claims (17)
取得したグリーン電力供給量が予め定めた供給量閾値を超えている場合、又は、前記需要地の消費電力量に対する前記グリーン電力供給量の割合が予め定めた割合閾値を超えている場合、グリーン電力を使用していることを示す表示を表示手段に指示する表示指示手段と、を備える、コントローラ。 a supply amount acquisition means for acquiring a green power supply amount indicating the actual supply of power based on renewable energy to a demand area;
If the acquired amount of green power supply exceeds a predetermined supply amount threshold, or if the ratio of the green power supply to the power consumption of the demand area exceeds a predetermined ratio threshold, green power and a display instruction means for instructing the display means to display that the is using.
前記表示指示手段は、前記時間帯に前記表示手段が電力の消費を需要家に促す情報を表示するように前記表示手段に指示を与える、請求項１に記載のコントローラ。 surplus information acquisition means for acquiring surplus information including information indicating a time zone in which a surplus is generated in the amount of green power generation, which indicates the amount of power generated based on renewable energy, and information indicating a surplus allocation amount allocated to the consumer; prepared,
2. The controller according to claim 1, wherein said display instruction means instructs said display means to display information prompting consumers to consume power during said time period.
前記給湯機制御手段は、前記予測確度に応じて前記給湯機の沸き上げ量を変更する、請求項４に記載のコントローラ。 The surplus information includes prediction accuracy indicating accuracy of prediction,
5. The controller according to claim 4, wherein said water heater control means changes the boiling amount of said water heater according to said prediction accuracy.
前記表示指示手段は、取得した種別のグリーン電力供給量が予め定めた当該種別の供給量閾値を超えている場合、又は、前記需要地の消費電力量に対する当該種別のグリーン電力供給量の割合が予め定めた当該種別の割合閾値を超えている場合、当該種別のグリーン電力を使用していることを示す表示を表示手段に指示する、請求項１から７のいずれか１項に記載のコントローラ。 The supply amount acquisition means acquires the green power supply amount for each type of renewable energy,
When the green power supply amount of the acquired type exceeds a predetermined supply amount threshold value of the type, or the ratio of the green power supply amount of the type to the power consumption of the demand area is 8. The controller according to any one of claims 1 to 7, which instructs the display means to display that the type of green power is being used when a predetermined percentage threshold for the type is exceeded.
再生可能エネルギーに基づく発電量を示すグリーン発電量を取得するグリーン発電量取得手段と、
前記各需要地の消費電力量と、前記グリーン発電量と、前記各需要地の需要家との契約内容とに基づいて、前記各需要地に対する再生可能エネルギーに基づく電力の供給実績を示すグリーン電力供給量を決定する供給量決定手段と、
決定された各グリーン電力供給量を各需要家に通知する供給量通知手段と、を備える、サーバ。 power consumption acquisition means for acquiring the power consumption of each demand area;
Green power generation acquisition means for acquiring a green power generation amount indicating the power generation amount based on renewable energy;
Green power indicating a supply performance of renewable energy-based power to each demand area based on the amount of power consumption in each demand area, the amount of green power generation, and the content of a contract with the consumer in each demand area. supply amount determination means for determining the supply amount;
and supply amount notification means for notifying each consumer of each determined green power supply amount.
前記供給量決定手段は、前記各需要地の消費電力量と、各需要家の目標割合とに基づいて、前記各需要家の目標グリーン電力量を算出し、前記グリーン発電量が余らないように、且つ、前記各需要家の目標グリーン電力量に近づけるように前記各需要地に対するグリーン電力供給量を決定する、請求項９に記載のサーバ。 The content of the contract includes a target percentage of green power,
The supply amount determination means calculates the target green power amount of each consumer based on the power consumption of each demand area and the target ratio of each consumer, so that the green power generation amount is not left over. 10. The server according to claim 9, which determines a green power supply amount for each of said demand areas so as to approach a target green power amount of said each consumer.
前記余剰が生じる時間帯を示す情報と、前記余剰量を前記各需要家に割り当てた余剰割当量を示す情報とを含む余剰情報を前記各需要家に通知する余剰情報通知手段と、をさらに備える、請求項９又は１０に記載のサーバ。 surplus prediction means for predicting a time period in which the amount of green power generation will be surplus and the surplus amount;
surplus information notification means for notifying each consumer of surplus information including information indicating a time zone in which the surplus occurs and information indicating a surplus allocation amount obtained by allocating the surplus amount to each consumer. , a server according to claim 9 or 10.
前記供給量通知手段は、決定された前記各需要地に対する種別毎のグリーン電力供給量を前記各需要家に通知する、請求項９から１２のいずれか１項に記載のサーバ。 The supply amount determination means determines a green power supply amount for each type of renewable energy for each demand area,
13. The server according to any one of claims 9 to 12, wherein said supply amount notifying means notifies said each consumer of the green power supply amount for each type of said determined demand area.
前記サーバは、
前記各コントローラから、各需要地の消費電力量を取得する消費電力量取得手段と、
再生可能エネルギーに基づく発電量を示すグリーン発電量を取得するグリーン発電量取得手段と、
前記各需要地の消費電力量と、前記グリーン発電量と、前記各需要地の需要家との契約内容とに基づいて、前記各需要地に対する再生可能エネルギーに基づく電力の供給実績を示すグリーン電力供給量を決定する供給量決定手段と、
決定された各グリーン電力供給量を前記各コントローラに通知する供給量通知手段と、を備え、
前記各コントローラは、
前記サーバから前記グリーン電力供給量を取得する供給量取得手段と、
取得したグリーン電力供給量が予め定めた供給量閾値を超えている場合、又は、当該需要地の消費電力量に対する前記グリーン電力供給量の割合が予め定めた割合閾値を超えている場合、グリーン電力を使用していることを示す表示を表示手段に指示する表示指示手段と、を備える、電力情報表示システム。 A server and each controller installed in each of a plurality of demand areas,
The server is
power consumption acquisition means for acquiring the power consumption of each demand area from each of the controllers;
Green power generation acquisition means for acquiring a green power generation amount indicating the power generation amount based on renewable energy;
Green power indicating a supply record of power based on renewable energy to each demand area based on the amount of power consumed in each demand area, the amount of green power generation, and the content of a contract with the consumer in each demand area. supply amount determination means for determining the supply amount;
supply amount notification means for notifying each of the determined green power supply amounts to each of the controllers;
Each of the controllers
a supply amount acquiring means for acquiring the green power supply amount from the server;
Green power when the acquired amount of green power supply exceeds a predetermined supply amount threshold, or when the ratio of the green power supply to the power consumption of the demand area exceeds a predetermined ratio threshold and a display instruction means for instructing the display means to display that the power information display system is using the power information display system.
複数の需要地の各々に設置される各コントローラから各需要地の消費電力量を取得し、
再生可能エネルギーに基づく発電量を示すグリーン発電量を取得し、
前記各需要地の消費電力量と、前記グリーン発電量と、前記各需要地の需要家との契約内容とに基づいて、前記各需要地に対する再生可能エネルギーに基づく電力の供給実績を示すグリーン電力供給量を決定し、
決定した各グリーン電力供給量を前記各コントローラに通知し、
前記各コントローラが、
前記サーバから前記グリーン電力供給量を取得し、
取得したグリーン電力供給量が予め定めた供給量閾値を超えている場合、又は、当該需要地の消費電力量に対する前記グリーン電力供給量の割合が予め定めた割合閾値を超えている場合、グリーン電力を使用していることを示す表示を表示手段に指示する、電力情報表示方法。 the server
Acquiring the power consumption of each demand area from each controller installed in each of a plurality of demand areas,
Acquisition of green power generation, which indicates the amount of power generated based on renewable energy,
Green power indicating a supply performance of renewable energy-based power to each demand area based on the amount of power consumption in each demand area, the amount of green power generation, and the content of a contract with the consumer in each demand area. determine the amount of supply,
Notifying each controller of each determined amount of green power supply;
each of the controllers
obtaining the green power supply from the server;
If the acquired amount of green power supply exceeds a predetermined supply amount threshold, or if the ratio of the green power supply to the power consumption of the demand area exceeds a predetermined ratio threshold, green power A power information display method for instructing a display means to indicate that the power information is being used.
需要地に対する再生可能エネルギーに基づく電力の供給実績を示すグリーン電力供給量を取得する供給量取得手段、
取得したグリーン電力供給量が予め定めた供給量閾値を超えている場合、又は、前記需要地の消費電力量に対する前記グリーン電力供給量の割合が予め定めた割合閾値を超えている場合、グリーン電力を使用していることを示す表示を表示手段に指示する表示指示手段、として機能させる、プログラム。 the controller,
a supply amount acquisition means for acquiring a green power supply amount indicating the actual supply of power based on renewable energy to a demand area;
If the acquired amount of green power supply exceeds a predetermined supply amount threshold, or if the ratio of the green power supply to the power consumption of the demand area exceeds a predetermined ratio threshold, green power A program that functions as a display instruction means for instructing the display means to display a display indicating that the is being used.
各需要地の消費電力量を取得する消費電力量取得手段、
再生可能エネルギーに基づく発電量を示すグリーン発電量を取得するグリーン発電量取得手段、
前記各需要地の消費電力量と、前記グリーン発電量と、前記各需要地の需要家との契約内容とに基づいて、前記各需要地に対する再生可能エネルギーに基づく電力の供給実績を示すグリーン電力供給量を決定する供給量決定手段、
決定された各グリーン電力供給量を各需要家に通知する供給量通知手段、として機能させる、プログラム。 the server,
power consumption acquisition means for acquiring the power consumption of each demand area;
Green power generation acquisition means for acquiring a green power generation amount indicating the power generation amount based on renewable energy;
Green power indicating a supply performance of renewable energy-based power to each demand area based on the amount of power consumption in each demand area, the amount of green power generation, and the content of a contract with the consumer in each demand area. supply amount determination means for determining the supply amount;
A program that functions as supply amount notification means for notifying each determined green power supply amount to each consumer.
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2021
- 2021-11-12 JP JP2021184454A patent/JP2023072120A/en active Pending
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