JP2023069607A - connector - Google Patents
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Description
本開示は、コネクタに関するものである。 The present disclosure relates to connectors.
従来、一対の回路基板同士を電気的に接続するために、基板対基板コネクタが使用されている。しかし、あらかじめ設定した回路基板同士の相対的な位置がずれてしまうことがある。そこで、回路基板の位置ずれを吸収するために、一方又は両方のコネクタをフローティング構造とすることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。 Conventionally, a board-to-board connector is used to electrically connect a pair of circuit boards. However, the relative positions of the circuit boards set in advance may be shifted. Therefore, in order to absorb the positional deviation of the circuit board, it has been proposed that one or both of the connectors have a floating structure (see, for example, Patent Document 1).
図13は従来の互いに嵌合した基板対基板コネクタを示す断面図である。 FIG. 13 is a sectional view showing a conventional mated board-to-board connector.
図において、810は、第1回路基板891の表面に実装されたフローティングコネクタであり、嵌合方向(図13における上下方向)に変形して撓むことが可能な複数の信号端子861と、グランド端子としての上グランド端子854及び下グランド端子853とを備えている。なお、上グランド端子854は、移動可能に保持されている。
In the figure, 810 is a floating connector mounted on the surface of a
また、910は、第2回路基板991の表面に固定された相手方コネクタであり、相手方グランド端子951を備える。
A
そして、フローティングコネクタ810と相手方コネクタ910とが嵌合した状態においては、上グランド端子854の上接点部854aが相手方コネクタ910の相手方グランド端子951によって下向きに押圧され、上グランド端子854の下接点部854bが、下グランド端子853の上接点部853aの上面に弾性的に当接する。これにより、第1回路基板891のグランド回路と第2回路基板991のグランド回路とが電気的に接続される。また、フローティングコネクタ810と相手方コネクタ910との間に位置ずれが生じても、確実に吸収される。
When the
しかしながら、前記従来のコネクタにおいて、フローティングコネクタ810のグランド端子は、上グランド端子854と下グランド端子853とに分かれ、構造が複雑化しているにも関わらず、上下方向の弾性変形可能範囲が十分に大きくない。そのため、第1回路基板891と第2回路基板991との間隔が大きく変化したり、その変化が速かったりすると、相手方グランド端子951と上グランド端子854との接触状態、又は、上グランド端子854と下グランド端子853との接触状態が解除され、第1回路基板891のグランド回路と第2回路基板991のグランド回路との電気的な接続が切断されてしまうことがある。
However, in the above-described conventional connector, the ground terminal of the
また、相手方グランド端子951、上グランド端子854及び下グランド端子853の形状が複雑で、第1回路基板891のグランド回路と第2回路基板991のグランド回路との間に形成された相手方グランド端子951、上グランド端子854及び下グランド端子853を通る導電経路が長くなっている。そのため、第1回路基板891のグランド回路と第2回路基板991のグランド回路とを等電位に保つことが困難であり、グランドを安定化させることが困難である。
The
ここでは、前記従来の問題点を解決して、グランド端子の導電経路が短く、グランド端子の変形の自由度が高く、グランドを強化することができ、嵌合状態を確実に維持することができ、小型化することができ、構造が簡素で、部品点数が少なく、製造が容易で、コストが低く、信頼性の高いコネクタを提供することを目的とする。 Here, by solving the above conventional problems, the conductive path of the ground terminal is short, the degree of freedom of deformation of the ground terminal is high, the ground can be strengthened, and the mated state can be reliably maintained. To provide a connector that can be miniaturized, has a simple structure, has a small number of parts, is easy to manufacture, is low in cost, and has high reliability.
そのために、コネクタにおいては、第1固定ハウジングと、該第1固定ハウジングに対して移動可能な第1可動ハウジングと、前記第1固定ハウジング及び第1可動ハウジングに保持される第1信号端子と、前記第1固定ハウジングに保持される固定グランド端子とを備える第1コネクタと、第2固定ハウジングと、該第2固定ハウジングに保持され、前記第1信号端子と接触可能な第2信号端子と、前記第2固定ハウジングに保持され、前記固定グランド端子と接触可能な弾性グランド端子とを備える第2コネクタと、を具備するコネクタであって、前記第1信号端子は、複数であって、列を形成するように配設され、前記固定グランド端子は、前記第1信号端子の配列方向外側において、前記第1固定ハウジングに保持され、前記第2信号端子は、複数であって、列を形成するように配設され、前記弾性グランド端子は、前記第2信号端子の配列方向外側において、前記第2固定ハウジングに保持され、前記第1コネクタと第2コネクタとの嵌合方向に弾性変形可能である。 For this purpose, the connector comprises a first fixed housing, a first movable housing movable with respect to the first fixed housing, first signal terminals held by the first fixed housing and the first movable housing, a first connector including a fixed ground terminal held by the first fixed housing; a second fixed housing; a second signal terminal held by the second fixed housing and contactable with the first signal terminal; a second connector held by the second fixed housing and comprising a resilient ground terminal contactable with the fixed ground terminal, wherein the first signal terminals are plural and arranged in rows; the fixed ground terminal is held by the first fixed housing outside the arrangement direction of the first signal terminals; and the second signal terminals are plural and form a row. The elastic ground terminal is held by the second fixed housing outside the direction in which the second signal terminals are arranged, and is elastically deformable in the fitting direction of the first connector and the second connector. be.
他のコネクタにおいては、さらに、前記弾性グランド端子は、基板に固定可能な基板固定部と、弾性変形可能な弾性変形部と、前記固定グランド端子と接触可能な接触部とを含む。 In another connector, the elastic ground terminal further includes a substrate fixing portion that can be fixed to a substrate, an elastic deformation portion that can be elastically deformed, and a contact portion that can come into contact with the fixed ground terminal.
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記第2コネクタは、基板に固定可能な固定部材を更に備え、該固定部材と前記基板固定部とは、互いに、第2固定ハウジングの幅方向反対側に配設される。 In still another connector, the second connector further includes a fixing member that can be fixed to the board, and the fixing member and the board fixing portion are arranged on opposite sides of the second fixed housing in the width direction. is set.
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記弾性変形部は、基板の表面の接続パッドに接触可能な基板接続部を含む。 In still another connector, the elastically deformable portion further includes a substrate connecting portion that can contact a connection pad on the surface of the substrate.
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記弾性グランド端子は一対であり、各弾性グランド端子は、互いに、前記嵌合方向に観て、第2コネクタの長手方向及び幅方向の中心点を対称の中心とする点対称となるように配設される。 In still another connector, the elastic ground terminals are a pair, and the elastic ground terminals are symmetrical with respect to the central points of the longitudinal direction and the width direction of the second connector when viewed in the fitting direction. It is arranged so as to be point symmetrical with
本開示によれば、グランド端子の導電経路を短くし、グランド端子の変形の自由度を高めて、グランドを強化することができる。また、嵌合状態を確実に維持することができ、コネクタを小型化することができる。さらに、構造が簡素で、部品点数が少なく、製造が容易で、コストを低減することができるとともに、信頼性が向上する。 According to the present disclosure, it is possible to shorten the conductive path of the ground terminal, increase the degree of freedom of deformation of the ground terminal, and strengthen the ground. Moreover, the mated state can be reliably maintained, and the size of the connector can be reduced. Furthermore, the structure is simple, the number of parts is small, the manufacturing is easy, the cost can be reduced, and the reliability is improved.
以下、本実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。 Hereinafter, this embodiment will be described in detail with reference to the drawings.
図1は本実施の形態における嵌合前の状態の第1コネクタ及び第2コネクタを示す斜視図、図2は本実施の形態における嵌合した状態の第1コネクタ及び第2コネクタを示す斜視図、図3は本実施の形態における第1コネクタの第1の二面図、図4は本実施の形態における第1コネクタの第2の二面図、図5は本実施の形態における第1コネクタの斜視図、図6は本実施の形態における第1コネクタの分解図である。なお、図2において、(a)は斜視図、(b)は上面図であり、図3において、(a)は上面図、(b)は下面図であり、図4において、(a)は側面図、(b)は正面図であり、図5において、(a)は第1コネクタの斜め上方から観た斜視図、(b)は第1コネクタの斜め下方から観た斜視図である。 FIG. 1 is a perspective view showing a first connector and a second connector in a state before mating in this embodiment, and FIG. 2 is a perspective view showing a first connector and a second connector in a state in which they are mated in this embodiment. 3 is a first dihedral view of the first connector in this embodiment, FIG. 4 is a second dihedral view of the first connector in this embodiment, and FIG. 5 is the first connector in this embodiment. , and FIG. 6 is an exploded view of the first connector in this embodiment. 2, (a) is a perspective view, (b) is a top view, in FIG. 3, (a) is a top view, (b) is a bottom view, and in FIG. 4, (a) is a In FIG. 5, (a) is a perspective view of the first connector seen from above, and (b) is a perspective view of the first connector seen from below.
図において、10は、本実施の形態におけるコネクタである基板対基板コネクタ1の一方としての第1コネクタである。該第1コネクタ10は、実装部材としての基板である後述される第1基板91の表面に実装される表面実装型のレセプタクルコネクタであって、相手方コネクタとしての第2コネクタ101と互いに嵌合される。また、前記第1コネクタ10は、いわゆるフローティングタイプのコネクタであって、第1基板91の表面に固定的に取付けられる固定ハウジングとしての第1固定ハウジング11と、該第1固定ハウジング11に対して移動可能な可動ハウジングとしての第1可動ハウジング31とを備える。
In the figure,
一方、前記第2コネクタ101は基板対基板コネクタ1の他方であり、実装部材としての基板である後述される第2基板191の表面に実装される表面実装型のプラグコネクタである。前記第2コネクタ101は、いわゆるフローティングタイプのコネクタではなく、第2基板191の表面に固定的に取付けられる固定ハウジングである相手方ハウジングとしての第2固定ハウジング111のみを備え、移動可能な可動ハウジングを備えてはいない。
On the other hand, the
また、本実施の形態におけるコネクタ対の第1コネクタ10及び第2コネクタ101は、好適には、基板としての第1基板91及び第2基板191を電気的に接続するために使用するものであるが、他の部材を電気的に接続するためにも使用することができる。前記第1基板91及び第2基板191は、例えば、電子機器等に使用されるプリント回路基板、フレキシブルフラットケーブル(FFC)、フレキシブル回路基板(FPC)等であるが、いかなる種類の基板であってもよい。
The
なお、本実施の形態において、コネクタ対の第1コネクタ10及び第2コネクタ101の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、前記第1コネクタ10及び第2コネクタ101の各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
In this embodiment, directions such as up, down, left, right, front, and back are used to describe the configuration and operation of each part of the
前記第1コネクタ10は、図3及び4に示されるように、幅方向(Y軸方向)から観て左右対称となるように構成され、また、長手方向(X軸方向)から観ても左右対称となるように構成されている。そして、前記第1コネクタ10の第1固定ハウジング11及び第1可動ハウジング31は、それぞれ、合成樹脂等の絶縁体(誘電体)によって一体的に形成された部材である。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
前記第1固定ハウジング11は、概略矩形の角盆状の部材であり、前記第1コネクタ10の長手方向(X軸方向)に延在する矩形の平板状の底板部11cと、該底板部11cの長手方向両端における一対の短辺の各々から上方(Z軸正方向)に向けて起立するように形成され、各々、第1コネクタ10の幅方向(Y軸方向)に延在する一対の短壁部11aと、前記底板部11cの幅方向両端における一対の長辺の各々から上方に向けて起立するように形成され、各々、第1コネクタ10の長手方向に延在する一対の長壁部11bとを有する。そして、前記底板部11cの上面側には、周囲4辺を短壁部11a及び長壁部11bによって囲繞された可動ハウジング収容凹部14が形成されている。該可動ハウジング収容凹部14は、平面視における形状が矩形の浅い凹部である。なお、前記底板部11cの下側面は、第1基板91の表面に対向する第1固定ハウジング11の実装面11dである。
The first
また、前記第1固定ハウジング11は、その長手方向両端近傍における幅方向両側縁に、ハウジング固定用金具として機能する第1グランド端子としての固定グランド端子51を取付けるためのグランド端子装着部12を有する。該グランド端子装着部12は、長壁部11bの外側面から第1コネクタ10の幅方向外方に向けて突出するように形成されている。そして、各グランド端子装着部12には、固定グランド端子51の被保持部52を保持するグランド端子保持凹部12aが幅方向内側に向けて凹入するように形成されている。各グランド端子保持凹部12aは、グランド端子装着部12の幅方向両側面に形成された上下方向(Z軸方向)に延在する細長い溝状の凹部であり、その内部に固定グランド端子51の被保持部52が収容されて保持される。
Further, the first fixed
さらに、前記第1固定ハウジング11は、その長手方向中央近傍における幅方向両側縁に、第1コネクタ10の信号端子である第1信号端子61の固定側被保持部62を取付けるための信号端子装着部13を有する。該信号端子装着部13は、長壁部11bの外側面から第1コネクタ10の幅方向外方に向けて突出するように形成されているが、その突出量は、グランド端子装着部12よりも小さい。そして、各信号端子装着部13における第1コネクタ10の長手方向両外側にグランド端子装着部12が、それぞれ、位置している。また、各信号端子装着部13には、第1信号端子61の固定側被保持部62を保持する複数の信号端子固定側保持凹部13aが幅方向内側に向けて凹入するように形成されている。各信号端子固定側保持凹部13aは、信号端子装着部13の幅方向両側面に形成された上下方向に延在する細長い溝状の凹部であり、その内部に各第1信号端子61の固定側被保持部62が収容されて保持される。なお、図に示される例において、信号端子固定側保持凹部13aは、第1固定ハウジング11の左右両側にそれぞれ30ずつ形成されているが、その数は第1信号端子61の数に合せて変更される。
Further, the first fixed
前記第1可動ハウジング31は、その長手方向両端に位置する一対の端部32と、各端部32にその長手方向両端が接続された中央壁部33とを有する。そして、各端部32は、上下方向に延在する端壁部32aと、該端壁部32aの下端から第1可動ハウジング31の長手方向外方に向けて突出する外方突出部32bとを含んでいる。
The first
該外方突出部32bは、第1可動ハウジング31が第1固定ハウジング11の可動ハウジング収容凹部14内に収容された状態において、その下面が底板部11cの上面に当接したときに、その上面と、第1固定ハウジング11に取付けられた固定グランド端子51の梁部55の下面との間に間隙が生じるように設定される。これにより、前記固定グランド端子51の梁部55は、第1可動ハウジング31の上方への移動を、わずかながら許可しつつ、制限する上方移動制限部として機能し、前記外方突出部32bの上面は上方移動被制限部として機能する。
When the lower surface of the outward projecting
前記中央壁部33は、上下方向及び第1可動ハウジング31の長手方向に延在する平板状の部材である左右一対の壁部材33aと、左右の壁部材33aの下端同士を接続する底板33cと、左右一対の壁部材33aの間に形成され、長手方向両端が端壁部32aの長手方向内側面によって画定され、下端が底板33cによって塞がれ、上端が開放された空洞部33bとを含んでいる。そして、前記壁部材33aにおける幅方向内側面には、第1信号端子61の接触部65を収容する信号端子接触部収容凹部37が形成されている。各信号端子接触部収容凹部37は、上下方向に延在する細長い溝状の凹部であり、その内部に各第1信号端子61の接触部65が収容されて保持される。また、前記底板33cには、各信号端子接触部収容凹部37の下端に接続されるように、第1信号端子61の可動側被保持部66を保持する信号端子可動側保持凹部38が形成されている。該信号端子可動側保持凹部38は、上下方向に延在して前記底板33cを貫通し、その内部に各第1信号端子61の可動側被保持部66を収容して保持する。
The
複数の第1信号端子61の各々は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された弾性を備える細長い棒状の部材であり、図6に示されるように、固定側被保持部62と、該固定側被保持部62の下端に接続された基板接続部としてのテール部63と、前記固定側被保持部62の上端に接続された屈曲部64と、該屈曲部64の上端に接続された可動側被保持部66と、該可動側被保持部66の上端に接続された接触部65とを含んでいる。
Each of the plurality of
前記複数の第1信号端子61は、列を形成するように配設されている。図に示される例において、第1信号端子61は、第1コネクタ10の長手方向に延在する左右一対の列を構成するように所定のピッチ(例えば、0.3~0.5〔mm〕程度)で30本ずつ並んで配設されている。なお、第1信号端子61の本数及びピッチは、適宜変更することができる。また、第1コネクタ10の長手方向に観て、左右の各列の第1信号端子61同士は、対称となるように配置されている。そして、各第1信号端子61は、第1コネクタ10の長手方向に平行な面内に延在する板材を、第1コネクタ10の横断面(Y-Z面)内において屈曲するようにして、形成されている。
The plurality of
前記テール部63は、上下方向に延在する固定側被保持部62に対して、約90度屈曲して接続され、第1固定ハウジング11の幅方向外方に向けて延出する。そして、その下面は、第1固定ハウジング11の下面である実装面11dとほぼ面一であり、後述される第1基板91の表面に形成された接続パッド92である信号用接続パッド92Sにはんだ付等の手段によって接続されて固定される。該信号用接続パッド92Sは、典型的には、第1基板91において信号を伝達する信号ラインを構成する導電トレースに接続されたものである。また、図3(a)に示されるように、上方から観て、前記テール部63は、少なくともその先端が第1固定ハウジング11の信号端子装着部13よりも幅方向外側に位置して視認可能であり、かつ、長壁部11bに沿って、第1コネクタ10の長手方向に延在する列をなすように配設される。したがって、第1コネクタ10を第1基板91の表面へ実装する作業において、オペレータは、第1基板91の表面に形成された信号用接続パッド92Sへのテール部63の接続状態を容易に視認することができる。さらに、該テール部63は、その先端が信号端子装着部13から幅方向外方に突出する量が小さく、長さが短くなるように設定されている。これにより、第1信号端子61のインピーダンスの増加を防止することができる。
The
前記屈曲部64は、図6に示されるように、第1コネクタ10の長手方向(X軸方向)から観て、蛇行するように屈曲した部分であって弾性変形部として機能する。そして、前記屈曲部64は、直線状部分としての第1直線部64a1、第2直線部64a2及び第3直線部64a3を含み、90度以上屈曲した曲線状部分としての第1曲線部64b1及び第2曲線部64b2を含んでいる。前記第1直線部64a1は、その上端が可動側被保持部66の下端に接続され、その下端が第1曲線部64b1に接続された上下方向に短い距離だけ延在する部分である。また、前記第2直線部64a2は、その両端が第1曲線部64b1及び第2曲線部64b2に接続され、第1固定ハウジング11の幅方向に対して傾斜した方向に延在する部分である。さらに、前記第3直線部64a3は、その上端が第2曲線部64b2に接続され、その下端が固定側被保持部62の上端に接続された上下方向に延在する部分である。
As shown in FIG. 6, the
このように、下端が第1固定ハウジング11の信号端子固定側保持凹部13aに保持される固定側被保持部62に接続され、上端が第1可動ハウジング31の信号端子可動側保持凹部38に保持される可動側被保持部66に接続された屈曲部64は、概略S字状の側面形状を備え、直線状の第1直線部64a1、第2直線部64a2及び第3直線部64a3を90度以上屈曲した第1曲線部64b1及び第2曲線部64b2によって接続するようになっているので、第1固定ハウジング11又は第1可動ハウジング31によって拘束されることのない部分、すなわち、自由に弾性的に変形可能な部分の長さが長くなっている。そのため、信号端子固定側保持凹部13aと信号端子可動側保持凹部38との間に存在する屈曲部64が柔軟に変形することができ、第1可動ハウジング31は第1固定ハウジング11に対して柔軟に移動することができる。しかも、屈曲部64は、第1固定ハウジング11及び第1可動ハウジング31と干渉せずに変形することができる。したがって、第1可動ハウジング31は、第1固定ハウジング11に対し、第1信号端子61のスパン方向、すなわち、第1コネクタ10の幅方向、及び、第1信号端子61のピッチ方向、すなわち、第1コネクタ10の長手方向に移動することができる。さらに、第1可動ハウジング31は、第1固定ハウジング11に対し、第1信号端子61のスパン方向に傾動することもできる。
In this way, the lower end is connected to the fixed side held
そして、各第1信号端子61の接触部65は、相手方信号端子である第2コネクタ101の第2信号端子161と接触する部分であり、断面形状が矩形で、その幅方向(X軸方向)及び厚さ方向(Y軸方向)の寸法が概略一定の直線的な棒状乃至帯状の部分であって、信号端子接触部収容凹部37内に収容される。なお、前記接触部65は、第1可動ハウジング31の底板33cの下方から、信号端子可動側保持凹部38を通って、信号端子接触部収容凹部37内に挿入されて収容される。
The
また、各第1信号端子61の接触部65の下端に接続された可動側被保持部66は、断面形状が矩形で、その幅方向(X軸方向)及び厚さ方向(Y軸方向)の寸法が概略一定の直線的な棒状乃至帯状の部分であり、望ましくは、幅方向両側面から幅方向外側に向けて突出する複数の突起を含んでいる。これにより、第1可動ハウジング31の底板33cの下方から、信号端子可動側保持凹部38に挿入された可動側被保持部66は、左右の突起が信号端子可動側保持凹部38の左右の壁面に食込んで、安定的に保持される。
Further, the movable-side held
さらに、各第1信号端子61の固定側被保持部62は、断面形状が矩形で、その幅方向(X軸方向)及び厚さ方向(Y軸方向)の寸法が一定の直線的な棒状乃至帯状の部分であり、望ましくは、幅方向両側面から幅方向外側に向けて突出する複数の突起を含んでいる。これにより、信号端子固定側保持凹部13aに上方から挿入された第1信号端子61の固定側被保持部62は、左右の突起が信号端子固定側保持凹部13aの左右の壁面に食込んで、安定的に保持される。
Further, the fixed-side held
前記固定グランド端子51は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、第1基板91及び第2基板191のグランドラインを接続するための端子としての機能に加えて、第1固定ハウジング11を第1基板91に確実に固定する機能、及び、第1可動ハウジング31の上方への移動を制限する機能も発揮する。図6に示されるように、前記固定グランド端子51は、前記第1信号端子61の配列方向外側において、第1固定ハウジング11の長手方向(X軸方向)両端近傍にそれぞれ取付けられる部材であって、前記第1固定ハウジング11の幅方向(Y軸方向)に延在する平坦な帯状の梁部55と、該梁部55の両端に、約90度湾曲する上湾曲部52aを介して、接続された被保持部52と、該被保持部52の下端に、約90度湾曲する下湾曲部52bを介して、接続された基板接続部としてのテール部53とを含んでいる。
The fixed
前記梁部55は、第2コネクタ101が備える弾性グランド端子としての可動グランド端子151と接触する接触部として機能する部分であり、その上面は固定接触面55aであって、前記可動グランド端子151の接触部155が接触する面である。
The
また、前記被保持部52は、断面形状が矩形で、その幅方向(X軸方向)及び厚さ方向(Y軸方向)の寸法が概略一定の直線的な帯状の部分であり、望ましくは、幅方向両側面から幅方向外側に向けて突出する複数の突起を含んでいる。これにより、グランド端子保持凹部12aに上方から挿入された固定グランド端子51の被保持部52は、左右の突起がグランド端子保持凹部12aの左右の壁面に食込んで、安定的に保持される。
The held
さらに、前記テール部53は、上下方向に延在する被保持部52に対して、約90度湾曲する下湾曲部52bを介して接続され、第1固定ハウジング11の幅方向外方に向けて延出する。そして、その下面は、第1固定ハウジング11の下面である実装面11dとほぼ面一であり、後述される第1基板91の表面に形成された接続パッド92であるグランド用接続パッド92Gにはんだ付等の手段によって接続されて固定される。該グランド用接続パッド92Gは、第1基板91のグランドラインを構成する導電トレースに接続されたものである。また、図3(a)に示されるように、上方から観て、前記テール部53は、グランド端子装着部12のグランド端子保持凹部12a内に位置する。したがって、第1コネクタ10を第1基板91の表面へ実装する作業において、オペレータは、第1基板91の表面に形成されたグランド用接続パッド92Gへのテール部53の接続状態を容易に視認することができる。また、前記テール部53の先端は、グランド端子装着部12の幅方向外側面よりも外方に突出することがない。したがって、第1基板91の表面における第1コネクタ10の実装面積が広くなることがない。
Further, the
また、図4(b)に示されるように、固定グランド端子51が第1固定ハウジング11に取付けられた状態において、梁部55は、第1固定ハウジング11の上面より上方に位置する。しかも、第1固定ハウジング11の可動ハウジング収容凹部14内に収容され、その下面が底板部11cの上面に当接した状態の第1可動ハウジング31の外方突出部32bの上面と、梁部55の下面との間に間隙が生じるようになっている。これにより、固定グランド端子51又はその梁部55は、第1可動ハウジング31の上方への移動を、わずかながら許可しつつ、制限する上方移動制限部として機能し、前記外方突出部32bの上面は上方移動被制限部として機能する。
Moreover, as shown in FIG. 4B , the
次に、第2コネクタ101の構成について説明する。
Next, the configuration of the
図7は本実施の形態における第2コネクタの第1の二面図、図8は本実施の形態における第2コネクタの第2の二面図、図9は本実施の形態における第2コネクタの斜視図、図10は本実施の形態における第2コネクタの分解図である。なお、図7において、(a)は上面図、(b)は下面図であり、図8において、(a)は側面図、(b)は正面図であり、図9において、(a)は第2コネクタの斜め上方から観た斜視図、(b)は第2コネクタの斜め下方から観た斜視図である。 FIG. 7 is a first dihedral view of the second connector in this embodiment, FIG. 8 is a second dihedral view of the second connector in this embodiment, and FIG. 9 is the second connector in this embodiment. A perspective view and FIG. 10 are exploded views of the second connector according to the present embodiment. 7, (a) is a top view, (b) is a bottom view, in FIG. 8, (a) is a side view, (b) is a front view, and in FIG. 9, (a) is a FIG. 8B is a perspective view of the second connector as seen from obliquely above, and FIG. 8B is a perspective view of the second connector as seen from obliquely below;
本実施の形態において、前記第2コネクタ101は、上下方向(Z軸方向)に観て(平面視において)、長手方向(X軸方向)及び幅方向(Y軸方向)の中心点を対称点(対称の中心)とする点対称な形状となるように構成されている。そして、前記第2コネクタ101の第2固定ハウジング111は、合成樹脂等の絶縁体(誘電体)によって一体的に形成された部材である。
In the present embodiment, the
該第2固定ハウジング111は、図に示されるように、概略直方体の形状を備える。そして、第2固定ハウジング111における第1コネクタ10と嵌合する側、すなわち、上側(Z軸負方向側)には、周囲が囲まれた概略長方形の凹部であって、第1可動ハウジング31の少なくとも一部が収容される相手方ハウジング収容凹部としての嵌合凹部112が形成されている。そして、該嵌合凹部112内には第1可動ハウジング31の空洞部33bと嵌合する島部としての第2凸部113が第2固定ハウジング111と一体的に形成され、また、前記第2凸部113の両側には該第2凸部113と平行に延在する側壁部114が第2固定ハウジング111と一体的に形成されている。前記第2凸部113及び側壁部114は、第2コネクタ101の長手方向に延在する。これにより、前記第2凸部113の両側には、嵌合凹部112の一部として、第2コネクタ101の長手方向(X軸方向)に延在する細長い凹部である凹溝部112aが形成される。なお、前記第2凸部113は、側壁部114よりも上方(Z軸負方向)に突出するように形成され、第2凸部113の上面113aは、側壁部114の上面114aよりも上方に位置する。
The second fixed
また、前記嵌合凹部112の下端は、底板部111cによって塞がれ、該底板部111cの下側面は、第2基板191の表面に対向する第2固定ハウジング111の実装面111dである。なお、前記底板部111cは、必ずしも嵌合凹部112の下端の全体を覆う必要はなく、例えば、嵌合凹部112の長手方向両端近傍部分の下端のみを塞ぐようにすることもできる。
A lower end of the
前記第2凸部113の両側の側面には凹溝状の信号端子接触部収容凹部115aが形成され、側壁部114の下面には凹溝状の信号端子保持凹部115bが形成されている。そして、前記信号端子接触部収容凹部115aの各々、及び、前記信号端子保持凹部115bの各々には、第2コネクタ101の信号端子である第2信号端子161が収容される。なお、前記信号端子接触部収容凹部115a及び信号端子保持凹部115bを統合的に説明する場合には、第2信号端子収容凹部115として説明する。これにより、第2信号端子161は、第2コネクタ101の長手方向に延在する左右一対の列を構成するように所定のピッチ(例えば、0.3~0.5〔mm〕程度)で、複数本(図に示される例において、30個)ずつ並んで配設される。なお、第2信号端子161の本数及びピッチは、適宜変更することができる。また、第2コネクタ101の長手方向に観て、左右の各列の第2信号端子161同士は、対称となるように配置されている。
On both side surfaces of the
前記第2信号端子161の各々は、導電性の金属板に打抜き等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、図10に示されるように、被保持部162と、該被保持部162の下端に接続された基板接続部としてのテール部163と、前記被保持部162の下端近傍から第2コネクタ101の幅方向(Y軸方向)中心に向けて延在した後、屈曲し、上方に向けて延在する接続部164と、該接続部164の先端(上端)近傍において、被保持部162に向けて突出するように形成された接触部165とを含んでいる。なお、前記被保持部162には、上方に向けて突出する被係止突起部162aが形成されていることが望ましい。そして、第2信号端子161は、実装面111dの下方(Z軸正方向)から第2信号端子収容凹部115内に挿入される。これにより、被保持部162が信号端子保持凹部115b内に収容され、望ましくは、被係止突起部162aが信号端子保持凹部115bに食込んで、安定的に保持される。また、接続部164における接触部165の近傍部分が信号端子接触部収容凹部115a内に収容され、接触部165の少なくとも一部が凹溝部112a内に突出する。
Each of the
前記テール部163は、被保持部162の下端から、第2固定ハウジング111の幅方向外方に向けて延出する。そして、その下面は、第2固定ハウジング111の実装面111dとほぼ面一であり、後述される第2基板191の表面に形成された接続パッド192である信号用接続パッド192Sにはんだ付等の手段によって接続されて固定される。該信号用接続パッド192Sは、典型的には、第2基板191において信号を伝達する信号ラインを構成する導電トレースに接続されたものである。また、図7(a)に示されるように、上方から観て、前記テール部163は、少なくともその先端が第2固定ハウジング111の側壁部114よりも幅方向外側に位置して視認可能であり、かつ、前記側壁部114に沿って、第2コネクタ101の長手方向に延在する列をなすように配設される。したがって、第2コネクタ101を第2基板191の表面へ実装する作業において、オペレータは、第2基板191の表面に形成された信号用接続パッド192Sへのテール部163の接続状態を容易に視認することができる。さらに、前記テール部163は、その先端が側壁部114から幅方向外方に突出する量が小さく、長さが短くなるように設定されている。これにより、第2信号端子161のインピーダンスの増加を防止することができる。
The
また、前記第2固定ハウジング111は、その長手方向両端には第2突出端部121が各々配設されている。各第2突出端部121は、第2グランド端子としての可動グランド端子151を取付けるためのグランド端子装着部122を有する。該グランド端子装着部122は、幅広に形成され、その幅方向両側面は、側壁部114の幅方向外側面よりも、幅方向外方に位置する。そして、前記グランド端子装着部122は、可動グランド端子151の屈曲部154の少なくとも一部を収容する凹部であるグランド端子収容凹部122aと、可動グランド端子151の被保持部152を収容する凹部であるグランド端子保持凹部122bと、第2固定ハウジング111に固定するための固定部材として機能する補助金具171の被保持部172を収容する凹部である補助金具保持凹部122cとを含んでいる。
Also, the second fixed
前記グランド端子収容凹部122aは、グランド端子装着部122を上下方向(Z軸方向)に貫通する断面矩形の貫通孔である。また、前記グランド端子保持凹部122bは、第2固定ハウジング111の幅方向から観て、グランド端子収容凹部122aと重なる位置において、該グランド端子収容凹部122aに隣接して形成された上下方向に延在する細長い溝状の凹部である。さらに、前記補助金具保持凹部122cは、グランド端子収容凹部122aよりも第2固定ハウジング111の長手方向中心寄りにおいて、前記グランド端子収容凹部122aに隣接して形成された上下方向に延在する細長い溝状の凹部である。なお、前記グランド端子保持凹部122bと補助金具保持凹部122cとは、互いに第2固定ハウジング111の幅方向反対側となるように配設されている。また、第2固定ハウジング111の長手方向の一端と他端とに形成されたグランド端子保持凹部122b同士は、互いに第2固定ハウジング111の幅方向反対側となるように配設されている。さらに、第2固定ハウジング111の長手方向の一端と他端とに形成された補助金具保持凹部122c同士は、互いに第2固定ハウジング111の幅方向反対側となるように配設されている。
The ground
また、前記第2突出端部121は、前記グランド端子装着部122と嵌合凹部112との間に形成された仕切壁部123を含んでいる。該仕切壁部123は、上下方向に観て、コ字状に形成され、前記嵌合凹部112の両端面及び該両端面に隣接する両側面を画定する。なお、前記仕切壁部123は、第2突出端部121における他の部分よりも上方に突出するように形成され、仕切壁部123の上面123aは、第2突出端部121の上面121aより上方に位置する。しかも、仕切壁部123の上面123aは、第2凸部113の上面113aよりも上方に位置する。なお、第2突出端部121の上面121aは、側壁部114の上面114aの高さとほぼ同一である。
Further, the second projecting
前記可動グランド端子151は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であって、少なくとも第1コネクタ10と第2コネクタ101との嵌合方向(Z軸方向)に弾性変形可能であり、第1基板91及び第2基板191のグランドラインを接続するための端子としての機能に加えて、第2固定ハウジング111を第2基板191に固定する機能も発揮する。図10に示されるように、前記可動グランド端子151は、被保持部152と、該被保持部152の下端に接続された基板固定部としてのテール部153と、前記被保持部152の上端に接続された屈曲部154と、該屈曲部154の上端に接続された接触部155とを含んでいる。可動グランド端子151は、第2コネクタ101の長手方向両端において、第2突出端部121のグランド端子装着部122に、1つずつ配置されている。なお、各可動グランド端子151は、第2コネクタ101の長手方向に平行な面内に延在する板材を、第2コネクタ101の横断面(Y-Z面)内において屈曲するようにして、形成されている。
The
前記テール部153は、上下方向に延在する被保持部152に対して、約90度屈曲して接続され、第2固定ハウジング111の幅方向外方に向けて延出する。そして、その下面は、第2固定ハウジング111の実装面111dとほぼ面一であり、後述される第2基板191の表面に形成された接続パッド192である固定用接続パッド192Fにはんだ付等の手段によって接続されて固定される。該固定用接続パッド192Fは、典型的には、第2基板191の導電トレースに接続されていない。
The
図7(a)に示されるように、上方から観て、前記テール部153は、グランド端子保持凹部122b内に位置する。したがって、第2コネクタ101を第2基板191の表面へ実装する作業において、オペレータは、第2基板191の表面に形成された固定用接続パッド192Fへのテール部153の接続状態を容易に視認することができる。また、前記テール部153の先端は、グランド端子装着部122の幅方向外側面よりも外方に突出することがない。したがって、第2基板191の表面における第2コネクタ101の実装面積が広くなることがない。
As shown in FIG. 7A, the
前記屈曲部154は、図10に示されるように、第2コネクタ101の長手方向(X軸方向)から観て、大きく湾曲した部分であって弾性変形部として機能する。そして、前記屈曲部154は、直線状部分としての第1直線部154a1、第2直線部154a2、第3直線部154a3及び第4直線部154a4を含み、屈曲した曲線状部分としての第1曲線部154b1、第2曲線部154b2、第3曲線部154b3及び第4曲線部154b4を含んでいる。前記第1直線部154a1は、その上端に接触部155が接続され、その下端が第1曲線部154b1に接続され、第2固定ハウジング111の幅方向(X軸方向)に対して傾斜した方向に延在する部分である。また、前記第2直線部154a2は、その両端が第1曲線部154b1及び第2曲線部154b2に接続され、概略上下方向(Z軸方向)に延在する部分である。さらに、前記第3直線部154a3は、その両端が第2曲線部154b2及び第3曲線部154b3に接続され、概略第2コネクタ101の幅方向に延在する部分である。さらに、前記第4直線部154a4は、その下端が第3曲線部154b3に接続され、その上端が第4曲線部154b4を介して被保持部152の上端に接続され、第2固定ハウジング111の幅方向に対して傾斜した方向に延在する部分である。
As shown in FIG. 10, the
このように、第2固定ハウジング111のグランド端子保持凹部122bに保持される被保持部152に一端が接続され、他端である自由端に接触部155が接続された屈曲部154は、第2コネクタ101の長手方向から観て、下方に向けて膨出するU字のように湾曲した形状を有し、第2固定ハウジング111によって拘束されることのない部分、すなわち、自由に弾性的に変形可能な部分の長さが長くなっている。そのため、ばねとして機能する屈曲部154は、ばね長が長いので、強いばね力を発揮することができるとともに、柔軟に変形することができ、前記屈曲部154の自由端に接続された接触部155は、第2固定ハウジング111に対して柔軟に移動することができる。
In this manner, the
なお、屈曲部154は、第1直線部154a1、第1曲線部154b1及び第4曲線部154b4を除き、その大部分がグランド端子収容凹部122a内に収容される。そして、該グランド端子収容凹部122aの第2コネクタ101の長手方向に関する寸法は、屈曲部154における第2直線部154a2、第3直線部154a3、第4直線部154a4、第2曲線部154b2及び第3曲線部154b3の第2コネクタ101の長手方向に関する寸法より、わずかに大きい程度に設定されている。したがって、屈曲部154の自由端に接続された接触部155は、第2固定ハウジング111に対し、第2信号端子161のスパン方向、すなわち、第2コネクタ101の幅方向、及び、嵌合方向、すなわち、上下方向には、広範囲に亘って変位することができるが、第2信号端子161のピッチ方向、すなわち、第2コネクタ101の長手方向には、ほとんど変位することがない。
Most of the
そして、概略第2コネクタ101の幅方向に延在する第3直線部154a3は、基板接続部156として機能し、その下面が後述される第2基板191の表面に形成された接続パッド192であるグランド用接続パッド192Gに接触して接続することができる。該グランド用接続パッド192Gは、典型的には、第2基板191においてグランドラインを構成する導電トレースに接続されたものである。図7~9に示されるように、第2コネクタ101が第1コネクタ10と嵌合しておらず、可動グランド端子151の接触部155に外力が付与されていない状態、すなわち、初期状態においては、基板接続部156としての第3直線部154a3の下面は、第2固定ハウジング111の実装面111dよりも上方(Z軸負方向)に位置し、グランド用接続パッド192Gに接触していない。しかし、第2コネクタ101が第1コネクタ10と嵌合し、可動グランド端子151の接触部155が、第1コネクタ10の固定グランド端子51の梁部55に当接して下方(Z軸正方向)に変位させられると、第3直線部154a3も下方に変位し、その下面がグランド用接続パッド192Gに接触して導通する。
The third linear portion 154a3 extending substantially in the width direction of the
前記補助金具171は、金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、第2固定ハウジング111を第2基板191に確実に固定するための部材である。図10に示されるように、前記補助金具171は、上下方向に延在する平坦な板状の被保持部172と、該被保持部172の下端に、約90度屈曲して接続された基板固定部としてのテール部173とを含んでいる。
The
前記被保持部172は、断面形状が矩形で、その幅方向(X軸方向)及び厚さ方向(Y軸方向)の寸法が概略一定の直線的な帯状の部分であり、望ましくは、幅方向両側面から幅方向外側に向けて突出する複数の突起を含んでいる。これにより、補助金具保持凹部122cに上方から挿入された補助金具171の被保持部172は、左右の突起が補助金具保持凹部122cの左右の壁面に食込んで、安定的に保持される。
The held
また、前記テール部173は、上下方向に延在する被保持部172に対して、約90度屈曲して接続され、第2固定ハウジング111の幅方向外方に向けて延出する。そして、その下面は、第2固定ハウジング111の実装面111dとほぼ面一であり、後述される第2基板191の表面に形成された接続パッド192である固定用接続パッド192Fにはんだ付等の手段によって接続されて固定される。該固定用接続パッド192Fは、典型的には、第2基板191の導電トレースに接続されていない。
The
図7(a)に示されるように、上方から観て、前記テール部173は、補助金具保持凹部122c内に位置する。したがって、第2コネクタ101を第2基板191の表面へ実装する作業において、オペレータは、第2基板191の表面に形成された固定用接続パッド192Fへのテール部173の接続状態を容易に視認することができる。また、前記テール部173の先端は、グランド端子装着部122の幅方向外側面よりも外方に突出することがない。したがって、第2基板191の表面における第2コネクタ101の実装面積が広くなることがない。
As shown in FIG. 7A, when viewed from above, the
前記補助金具171は、可動グランド端子151よりも第2固定ハウジング111の長手方向中心寄りにおいて、可動グランド端子151に隣接するように配設されている。また、前記補助金具171と、可動グランド端子151の被保持部152とは、互いに第2固定ハウジング111の幅方向反対側となるように配設されている。さらに、一対の可動グランド端子151及び一対の補助金具171は、それぞれ、互いに、上下方向(Z軸方向)に観て(平面視において)、第2コネクタ101の長手方向(X軸方向)及び幅方向(Y軸方向)の中心点を対称点(対称の中心)とする点対称となるように配設されている。これにより、補助金具171は、可動グランド端子151による第2固定ハウジング111を第2基板191に固定する機能を効果的に補って、第2固定ハウジング111を第2基板191に固定する機能を発揮することができる。したがって、可動グランド端子151及び補助金具171によって、第2固定ハウジング111を第2基板191に確実に固定することができる。
The auxiliary metal fitting 171 is arranged near the center of the second fixed
次に、前記構成の第1コネクタ10と第2コネクタ101とを嵌合させる動作について説明する。
Next, the operation of fitting the
図11は本実施の形態における嵌合直前状態の第1コネクタ及び第2コネクタを示す三面図、図12は本実施の形態における嵌合した状態の第1コネクタ及び第2コネクタを示す三面図である。なお、図11において、(a)は側面図、(b)は(a)のA-A矢視断面図、(c)は(a)のB-B矢視断面図であり、図12において、(a)は側面図、(b)は(a)のC-C矢視断面図、(c)は(a)のD-D矢視断面図である。 FIG. 11 is a trihedral view showing the first connector and the second connector in a state immediately before mating in this embodiment, and FIG. 12 is a trihedral view showing the first connector and the second connector in a mated state in this embodiment. be. In FIG. 11, (a) is a side view, (b) is a cross-sectional view taken along line AA of (a), and (c) is a cross-sectional view taken along line BB of (a). , (a) is a side view, (b) is a sectional view taken along line CC of (a), and (c) is a sectional view taken along line DD of (a).
図11(b)及び(c)に示されるように、第1コネクタ10は、第1信号端子61のテール部63及び固定グランド端子51のテール部53が第1基板91の表面の信号用接続パッド92S及びグランド用接続パッド92Gにはんだ付によって接続されることにより、第1基板91に表面実装されているものとする。同様に、第2コネクタ101は、第2信号端子161のテール部163、可動グランド端子151のテール部153、及び、補助金具171のテール部173が第2基板191の表面の信号用接続パッド192S及び固定用接続パッド192Fにはんだ付によって接続されることにより、第2基板191に表面実装されているものとする。なお、図11(a)及び図12(a)においては、便宜上、第1基板91及び第2基板191の図示が省略されている。
As shown in FIGS. 11(b) and 11(c), the
まず、オペレータは、第1コネクタ10の嵌合面(図1における上側面)と第2コネクタ101の嵌合面(図1における下側面)とを対向させた状態とし、第2コネクタ101の第2固定ハウジング111における第2凸部113の位置が第1コネクタ10の第1可動ハウジング31の中央壁部33における空洞部33bの位置と合致するように調整する。これにより、図11に示されるように、第1コネクタ10と第2コネクタ101との位置合せが完了する。
First, the operator places the mating surface of the first connector 10 (upper side surface in FIG. 1) and the mating surface of the second connector 101 (lower side surface in FIG. 1) facing each other. The position of the
この状態で、第1コネクタ10及び/又は第2コネクタ101を相手側に接近する方向、すなわち、嵌合方向に移動させると第2固定ハウジング111における第2凸部113が第1可動ハウジング31の中央壁部33における空洞部33b内に挿入され、前記中央壁部33における一対の壁部材33aが前記第2凸部113の両側の凹溝部112a内に挿入される。また、可動グランド端子151の接触部155は、固定グランド端子51の梁部55の上面である固定接触面55aに当接し、第2基板191の方向に向けて変位させられる。
In this state, when the
これにより、図2及び12に示されるように、第1コネクタ10と第2コネクタ101とが嵌合した状態になると、第1可動ハウジング31と第2固定ハウジング111とが嵌合して互いに対応する第1信号端子61と第2信号端子161とが導通し、互いに対応する固定グランド端子51と可動グランド端子151とが導通した状態となる。
Thus, as shown in FIGS. 2 and 12, when the
具体的には、第2固定ハウジング111における第2凸部113の少なくとも上端近傍部分が、第1可動ハウジング31の中央壁部33における空洞部33b内に進入し、前記中央壁部33における一対の壁部材33aの少なくとも上端近傍部分が前記第2凸部113の両側の凹溝部112a内に進入する。すると、前記第2凸部113の両側の信号端子接触部収容凹部115a内に収容された第2信号端子161の接続部164から突出した接触部165の先端が、壁部材33aの幅方向内側面に形成された信号端子接触部収容凹部37内に収容された第1信号端子61の接触部65に接触し、これにより、第1信号端子61と第2信号端子161とが導通する。このとき、第2信号端子161の接続部164がカンチレバーとして機能し、前記接触部165の先端が前記カンチレバーの発揮する弾性によって第1信号端子61の接触部65の表面に押付けられるので、前記第1信号端子61と第2信号端子161との導通状態は、確実に維持される。
Specifically, at least the portion near the upper end of the second
また、第2固定ハウジング111の長手方向両端におけるグランド端子装着部122が第1固定ハウジング11の長手方向両端におけるグランド端子装着部12に接近し、前記グランド端子装着部122に取付けられた可動グランド端子151の接触部155が、前記グランド端子装着部12に取付けられた、固定グランド端子51の梁部55の固定接触面55aに当接して、第2基板191の方向に向けて変位させられる。すると、ばねとして機能する屈曲部154が弾性的に変形し、該屈曲部154において概略第2コネクタ101の幅方向に延在する第3直線部154a3が第2基板191の方向に向けて変位させられ、基板接続部156として機能し、第2基板191の表面に形成されたグランド用接続パッド192Gに接触する。これにより、固定グランド端子51と可動グランド端子151とが導通するとともに、可動グランド端子151とグランド用接続パッド192Gとが導通する。したがって、固定グランド端子51が接続されたグランド用接続パッド92Gに接続された第1基板91のグランドラインと、グランド用接続パッド192Gに接続された第2基板191のグランドラインとは、互いに導通して等電位となる。
In addition, the ground
このとき、第2コネクタ101の長手方向から観て、下方に向けて膨出するU字のように湾曲した形状を有する屈曲部154は、ばね長が長く、強いばね力を発揮するので、接触部155が梁部55の固定接触面55aに押付けられるとともに、基板接続部156がグランド用接続パッド192Gに押付けられるので、固定グランド端子51と可動グランド端子151との導通状態、及び、可動グランド端子151とグランド用接続パッド192Gとの導通状態は、確実に維持される。例えば、第1コネクタ10と第2コネクタ101とが嵌合した状態において、第1基板91と第2基板191との間隔は、その標準値が3〔mm〕程度であるとすると、±0.3〔mm〕程度増減すると考えられるが、このように、第1基板91と第2基板191との間隔が大きく変化しても、屈曲部154は、ばね長が長く、変位量が大きいので、接触部155が第1基板91に実装された第1コネクタ10の固定グランド端子51の変位に確実に追従することができ、固定グランド端子51と可動グランド端子151との導通状態、及び、可動グランド端子151とグランド用接続パッド192Gとの導通状態を、確実に維持することができる。
At this time, when viewed from the longitudinal direction of the
さらに、図12(c)に示されるように、第3直線部154a3における第2曲線部154b2寄りの部分がグランド用接続パッド192Gに接触するので、屈曲部154において、梁部55の固定接触面55aからグランド用接続パッド192Gまでの導電経路は、概略、第1直線部154a1の長さと、第1曲線部154b1の長さと、第2直線部154a2の長さとの合計であると言え、非常に短くなっている。したがって、第1基板91のグランドラインに接続されたグランド用接続パッド92Gと第2基板191のグランドラインに接続されたグランド用接続パッド192Gとを結ぶ導電経路が短くなり、第1基板91のグランドラインと第2基板191のグランドラインとを安定的に等電位に保つことができ、グランドを安定化させ、強化することができる。
Furthermore, as shown in FIG. 12(c), a portion of the third straight portion 154a3 near the second curved portion 154b2 contacts the
さらに、グランド用接続パッド192Gには、概略第2コネクタ101の幅方向に延在し、第2基板191の表面に対する傾斜が少ない第3直線部154a3が接触するので、グランド用接続パッド192Gと第3直線部154a3とは、接触面積が大きく、接触状態が安定する。また、第3直線部154a3は、グランド用接続パッド192Gにはんだ付されていないので、はんだ付が不要となる。
Furthermore, since the
さらに、第1コネクタ10と第2コネクタ101とが嵌合した状態となると、例えば、第1基板91と第2基板191との位置関係に変動が生じ、第1コネクタ10に対して第2コネクタ101が変位した場合や、衝撃、振動等の外力を受けた場合であっても、可動グランド端子151の屈曲部154や第1信号端子61の屈曲部64が柔軟に変形して、第2固定ハウジング111と嵌合した第1可動ハウジング31の第1固定ハウジング11に対する変位を適切に吸収するので、第1コネクタ10と第2コネクタ101との嵌合状態は、解除されることなく、維持される。
Furthermore, when the
このように、本実施の形態において、基板対基板コネクタ1は、第1固定ハウジング11と、第1固定ハウジング11に対して移動可能な第1可動ハウジング31と、第1固定ハウジング11及び第1可動ハウジング31に保持される第1信号端子61と、第1固定ハウジング11に保持される固定グランド端子51とを備える第1コネクタ10と、第2固定ハウジング111と、第2固定ハウジング111に保持され、第1信号端子61と接触可能な第2信号端子161と、第2固定ハウジング111に保持され、固定グランド端子51と接触可能な可動グランド端子151とを備える第2コネクタ101と、を具備する。そして、第1信号端子61は、複数であって、列を形成するように配設され、固定グランド端子51は、第1信号端子61の配列方向外側において、第1固定ハウジング11に保持され、第2信号端子161は、複数であって、列を形成するように配設され、可動グランド端子151は、第2信号端子161の配列方向外側において、第2固定ハウジング111に保持され、第1コネクタ10と第2コネクタ101との嵌合方向に弾性変形可能である。
Thus, in this embodiment, the board-to-
これにより、固定グランド端子51及び可動グランド端子151の導電経路を短くし、可動グランド端子151の変形の自由度を高めて、グランドを強化することができる。また、第1コネクタ10と第2コネクタ101との嵌合状態を確実に維持することができ、基板対基板コネクタ1を小型化することができる。しかも、構造を簡素化して、部品点数を減少させ、製造を容易化し、コストを低減することができるとともに、信頼性を向上させることができる。
As a result, the conductive path of the fixed
また、可動グランド端子151は、第2基板191に固定可能なテール部153と、弾性変形可能な屈曲部154と、固定グランド端子51と接触可能な接触部155とを含んでいる。したがって、可動グランド端子151は、柔軟に変形することができ、固定グランド端子51との接触状態を確実に維持することができる。
Also, the
さらに、第2コネクタ101は、第2基板191に固定可能な補助金具171を更に備え、補助金具171とテール部153とは、互いに、第2固定ハウジング111の幅方向反対側に配設される。したがって、第2固定ハウジング111を第2基板191に確実に固定することができる。
Furthermore, the
さらに、屈曲部154は、第2基板191の表面のグランド用接続パッド192Gに接触可能な基板接続部156を含んでいる。したがって、可動グランド端子151における導電経路が短くなり、グランドを安定化させ、強化することができる。
Further, the
さらに、可動グランド端子151は一対であり、各可動グランド端子151は、互いに、嵌合方向に観て、第2コネクタ101の長手方向及び幅方向の中心点を対称の中心とする点対称となるように配設される。したがって、第2固定ハウジング111を第2基板191に確実に固定することができる。
Further, the
なお、本明細書の開示は、好適で例示的な実施の形態に関する特徴を述べたものである。ここに添付された特許請求の範囲内及びその趣旨内における種々の他の実施の形態、修正及び変形は、当業者であれば、本明細書の開示を総覧することにより、当然に考え付くことである。 It should be noted that this disclosure describes features of preferred exemplary embodiments. Various other embodiments, modifications and variations within the scope and spirit of the claims appended hereto will naturally occur to those skilled in the art upon reviewing the disclosure herein. be.
本開示は、コネクタに適用することができる。 The present disclosure can be applied to connectors.
1 基板対基板コネクタ
10 第1コネクタ
11 第1固定ハウジング
11a 短壁部
11b 長壁部
11c、111c 底板部
11d、111d 実装面
12、122 グランド端子装着部
12a、122b グランド端子保持凹部
13 信号端子装着部
13a 信号端子固定側保持凹部
14 可動ハウジング収容凹部
31 第1可動ハウジング
32 端部
32a 端壁部
32b 外方突出部
33 中央壁部
33a 壁部材
33b 空洞部
33c 底板
37 信号端子接触部収容凹部
38 信号端子可動側保持凹部
51 固定グランド端子
52、152、162、172 被保持部
52a 上湾曲部
52b 下湾曲部
53、63、153、163、173 テール部
55 梁部
55a 固定接触面
61 第1信号端子
62 固定側被保持部
64、154 屈曲部
64a1、154a1 第1直線部
64a2、154a2 第2直線部
64a3、154a3 第3直線部
64b1、154b1 第1曲線部
64b2、154b2 第2曲線部
65、155、165 接触部
66 可動側被保持部
91 第1基板
92、192 接続パッド
92G、192G グランド用接続パッド
92S、192S 信号用接続パッド
101 第2コネクタ
111 第2固定ハウジング
112 嵌合凹部
112a 凹溝部
113 第2凸部
113a、114a、121a、123a 上面
114 側壁部
115 第2信号端子収容凹部
115a 信号端子接触部収容凹部
115b 信号端子保持凹部
121 第2突出端部
122a グランド端子収容凹部
122c 補助金具保持凹部
123 仕切壁部
151 可動グランド端子
154a4 第4直線部
154b3 第3曲線部
154b4 第4曲線部
156 基板接続部
161 第2信号端子
162a 被係止突起部
164 接続部
171 補助金具
191 第2基板
192F 固定用接続パッド
810 フローティングコネクタ
853 下グランド端子
853a、854a 上接点部
854 上グランド端子
854b 下接点部
861 信号端子
891 第1回路基板
910 相手方コネクタ
951 相手方グランド端子
991 第2回路基板
1 board-to-board connector 10 first connector 11 first fixed housing 11a short wall portion 11b long wall portions 11c, 111c bottom plate portions 11d, 111d mounting surfaces 12, 122 ground terminal mounting portions 12a, 122b ground terminal holding recess 13 signal terminal mounting portion 13a signal terminal fixing side holding recess 14 movable housing accommodating recess 31 first movable housing 32 end 32a end wall 32b outward projection 33 central wall 33a wall member 33b cavity 33c bottom plate 37 signal terminal contact portion accommodating recess 38 signal Terminal movable side holding concave portion 51 Fixed ground terminals 52, 152, 162, 172 Held portion 52a Upper curved portion 52b Lower curved portion 53, 63, 153, 163, 173 Tail portion 55 Beam portion 55a Fixed contact surface 61 First signal terminal 62 fixed side held portions 64, 154 bent portions 64a1, 154a1 first straight portions 64a2, 154a2 second straight portions 64a3, 154a3 third straight portions 64b1, 154b1 first curved portions 64b2, 154b2 second curved portions 65, 155, 165 contact portion 66 movable-side held portion 91 first substrates 92, 192 connection pads 92G, 192G ground connection pads 92S, 192S signal connection pads 101 second connector 111 second fixed housing 112 fitting concave portion 112a concave groove portion 113 2 convex portions 113a, 114a, 121a, 123a upper surface 114 side wall portion 115 second signal terminal accommodating recess portion 115a signal terminal contact portion accommodating recess portion 115b signal terminal holding recess portion 121 second projecting end portion 122a ground terminal accommodating recess portion 122c auxiliary fitting holding recess portion 123 Partition wall portion 151 Movable ground terminal 154a4 Fourth straight portion 154b3 Third curved portion 154b4 Fourth curved portion 156 Board connecting portion 161 Second signal terminal 162a Locked protrusion 164 Connecting portion 171 Auxiliary fitting 191 Second board 192F For fixing Connection pad 810 floating connector 853 lower ground terminals 853a, 854a upper contact portion 854 upper ground terminal 854b lower contact portion 861 signal terminal 891 first circuit board 910 mating connector 951 mating ground terminal 991 second circuit board
Claims (5)
(b)第2固定ハウジングと、該第2固定ハウジングに保持され、前記第1信号端子と接触可能な第2信号端子と、前記第2固定ハウジングに保持され、前記固定グランド端子と接触可能な弾性グランド端子とを備える第2コネクタと、を具備するコネクタであって、
(c)前記第1信号端子は、複数であって、列を形成するように配設され、前記固定グランド端子は、前記第1信号端子の配列方向外側において、前記第1固定ハウジングに保持され、
(d)前記第2信号端子は、複数であって、列を形成するように配設され、前記弾性グランド端子は、前記第2信号端子の配列方向外側において、前記第2固定ハウジングに保持され、前記第1コネクタと第2コネクタとの嵌合方向に弾性変形可能であることを特徴とするコネクタ。 (a) a first fixed housing, a first movable housing movable with respect to the first fixed housing, a first signal terminal held by the first fixed housing and the first movable housing, and the first fixed housing a first connector comprising a fixed ground terminal retained in the housing;
(b) a second fixed housing, a second signal terminal held by the second fixed housing and contactable with the first signal terminal, and a second signal terminal held by the second fixed housing and contactable with the fixed ground terminal. a second connector comprising a resilient ground terminal, the connector comprising:
(c) the first signal terminals are arranged in a row, and the fixed ground terminal is held by the first fixed housing on the outside in the arrangement direction of the first signal terminals; ,
(d) The second signal terminals are arranged in a plurality of rows, and the elastic ground terminal is held by the second fixed housing on the outside in the arrangement direction of the second signal terminals. 1. A connector that is elastically deformable in a fitting direction of said first connector and said second connector.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021181607A JP2023069607A (en) | 2021-11-08 | 2021-11-08 | connector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021181607A JP2023069607A (en) | 2021-11-08 | 2021-11-08 | connector |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2021181607A Pending JP2023069607A (en) | 2021-11-08 | 2021-11-08 | connector |
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2021
- 2021-11-08 JP JP2021181607A patent/JP2023069607A/en active Pending
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