JP2023067632A - riveting support device - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、打鋲支援装置に関するものである。 The present disclosure relates to a riveting assist device.
従来、身体の動作によって実施され、所定の物を扱う所定の作業に関わる技能を、参照者及び対象者で比較する技能比較装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技能比較装置では、対象者の動作を測定し、対象者の動作終了後に、測定した対象者の身体の動作に基づく対象値を求め、参照者の参照値と共に出力している。 2. Description of the Related Art Conventionally, there is known a skill comparison device that compares a reference person's and a target person's skills related to a predetermined task of handling a predetermined object, which is performed by body movements (see, for example, Patent Literature 1). This skill comparison device measures the motion of the subject, obtains a target value based on the measured body motion of the subject after completion of the motion of the subject, and outputs the target value together with the reference value of the referee.
特許文献1の技能比較装置では、対象者の動作終了後に、対象値及び参照値に基づく参照者及び対象者の動作を比較することから、動作中においては、技能比較を行うことが困難である。ところで、対象者が行う動作として、打鋲作業がある。打鋲作業は、被対象物の他方側に当て盤をおいて、被対象物の一方側から打鋲ツールにより打鋲を行う。ここで、訓練者の打鋲作業による打鋲の良否判定は、熟練者の経験に基づき判断されることが一般的である。このため、打鋲の良否判定を、打鋲作業中及び打鋲作業後において定量的に評価することができず、また、打鋲作業を行う訓練者は、適切な打鋲作業の習得に時間を要するものとなっていた。 The skill comparison device of Patent Document 1 compares the motions of the referrer and the target based on the target value and the reference value after the motion of the target is finished, so it is difficult to compare the skills during the motion. . By the way, as an operation performed by the target person, there is a riveting work. In the riveting operation, a pressing plate is placed on the other side of the object, and riveting is performed from one side of the object with a riveting tool. Here, it is common to judge whether the riveting work of the trainee is good or bad based on the experience of the expert. For this reason, it is not possible to quantitatively evaluate the quality of riveting during and after riveting. was required.
そこで、本開示は、作業者の打鋲作業を好適に支援することができる打鋲支援装置を提供することを課題とする。 Accordingly, an object of the present disclosure is to provide a riveting assist device that can favorably assist the riveting operation of the operator.
本開示の打鋲支援装置は、被対象物に対して打鋲を行う打鋲ツールと、前記被対象物を挟んで前記打鋲ツールの反対側に当てられる当て盤と、前記打鋲ツールの位置を検出する第1の位置検出器と、前記当て盤の位置を検出する第2の位置検出器と、打鋲時における打鋲音を検出する音検出器と、打鋲を行う作業者に対して報知を行う報知部と、前記第1の位置検出器、前記第2の位置検出器及び前記音検出器に基づく処理を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1の位置検出器の検出結果及び前記第2の位置検出器の検出結果に基づいて、前記打鋲ツールと前記当て盤との相対的な位置を導出し、前記報知部により、導出した前記相対的な位置と、前記音検出器の検出結果に基づく前記打鋲音の音情報とを、前記作業者にリアルタイムに報知する。 A riveting assist device according to the present disclosure includes a riveting tool for riveting an object to be riveted; A first position detector for detecting the position, a second position detector for detecting the position of the abutting plate, a sound detector for detecting a riveting sound during riveting, and a worker who is riveting. and a control unit that performs processing based on the first position detector, the second position detector, and the sound detector, wherein the control unit performs the first Based on the detection result of the position detector and the detection result of the second position detector, the relative position between the riveting tool and the pressing plate is derived, and the relative position derived by the reporting unit The operator is informed in real time of the position and the sound information of the riveting sound based on the detection result of the sound detector.
本開示によれば、作業者の打鋲作業を好適に支援することができる。 According to the present disclosure, it is possible to favorably assist the worker's riveting work.
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。 EMBODIMENT OF THE INVENTION Below, embodiment which concerns on this invention is described in detail based on drawing. In addition, this invention is not limited by this embodiment. In addition, components in the following embodiments include components that can be easily replaced by those skilled in the art, or components that are substantially the same. Furthermore, the components described below can be combined as appropriate, and when there are multiple embodiments, each embodiment can be combined.
[実施形態]
本実施形態に係る打鋲支援装置10は、作業者に対して打鋲作業を支援しつつ、被対象物Wに対して打鋲を行うための装置である。打鋲支援装置10としては、例えば、作業者に打鋲作業の訓練を行うための打鋲訓練装置に適用されたり、打鋲作業を実作業として行う打鋲装置に適用されたりする。なお、本実施形態では、打鋲支援装置10として、打鋲訓練装置に適用する場合について説明する。
[Embodiment]
A
ここで、打鋲作業について説明する。打鋲作業は、打鋲を行う対象である被対象物Wに対して鋲を打つ作業である。打鋲作業では、二名の作業員が被対象物Wを挟んで配置され、被対象物Wの一方側(例えば裏側)において一方の作業員が打鋲箇所に当て盤を当て、被対象物Wの他方側(例えば表側)において他方の作業員が打鋲箇所に打鋲ツール21を用いて打鋲を行っている。
Here, the riveting operation will be described. The riveting operation is a riveting operation to an object W to be riveted. In the riveting work, two workers are arranged with the object W sandwiched therebetween, and one worker applies a pressing board to the riveted part on one side (for example, the back side) of the object W, and the object W On the other side (for example, the front side), the other worker is driving a riveter using the
図1は、本実施形態に係る打鋲支援装置の概略構成図である。図2は、第1の表示部に表示される画面の図である。図3は、第2の表示部に表示される画面の図である。図4は、記憶部に記憶される検出情報の説明図である。図5は、打鋲支援装置の処理に関するフローチャートである。 FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a riveting assist device according to the present embodiment. FIG. 2 is a diagram of a screen displayed on the first display unit. FIG. 3 is a diagram of a screen displayed on the second display unit. FIG. 4 is an explanatory diagram of detection information stored in a storage unit. FIG. 5 is a flowchart relating to the processing of the riveting assist device.
(打鋲支援装置)
打鋲支援装置10は、打鋲ツール21と、当て盤22と、第1の位置検出器24と、第2の位置検出器25と、騒音計(音検出器)27と、第1の圧力計28と、第2の圧力計29と、第1の表示部31と、第2の表示部32と、制御装置35と、を備えている。
(Rivet driving support device)
The riveting
打鋲ツール21は、被対象物Wの他方側から打鋲箇所に打鋲を行う工具となっており、例えば、ストローク軸I1(図4参照)を有するエアーハンマー等の工具が用いられる。打鋲ツール21は、被対象物Wに対して、ストローク軸I1が所定の角度となるように、鋲を介して被対象物Wに押し当てられる。ストローク軸I1は、打鋲を行うときに被対象物Wに対して近づいたり離れたりする方向となるストローク方向に移動する軸となっており、被対象物Wに打ち付けられる工具先端と一体となっている。また、打鋲ツール21には、作動させるためのトリガー23が設けられている。
The
当て盤22は、被対象物Wの一方側から打鋲箇所に押し当てられる部材となっている。当て盤22は、被対象物Wに押し当てられる押し当て面に対して直交する軸が支持軸I2(図4参照)となっており、被対象物Wに対して、支持軸I2が所定の角度となるように、被対象物Wに押し当てられる。
The
第1の位置検出器24は、打鋲ツール21の位置を検出している。具体的に、第1の位置検出器24は、打鋲ツール21の位置として、被対象物Wを基準としたときの打鋲ツール21の位置、方向及び姿勢を検出している。第1の位置検出器24は、例えば、モーションキャプチャシステムが用いられている。
A
第1の位置検出器24は、打鋲ツール21に付された複数のマーカー41と、複数のマーカー41を撮像する複数のカメラ42とを含んでいる。複数のマーカー41は、打鋲ツール21に取り付けられ、打鋲ツール21の位置、方向及び姿勢を検出可能な箇所に設けられている。また、複数のマーカー41は、被対象物Wにも設けられており、被対象物Wの位置を検出可能な箇所に設けられている。複数のカメラ42は、複数のマーカー41を撮像可能な位置に設けられている。複数のカメラ42は、複数のマーカー41を撮像することで、複数のマーカー41の画像情報を取得する。第1の位置検出器24の複数のカメラ42は、制御装置35に接続されている。制御装置35は、複数のマーカー41の画像情報に基づく画像処理を実行して、打鋲ツール21の位置、方向及び姿勢を検出する。
The
第2の位置検出器25は、当て盤22の位置を検出している。具体的に、第2の位置検出器25は、当て盤22の位置として、被対象物Wを基準としたときの当て盤22の位置、方向及び姿勢を検出している。第2の位置検出器25は、第1の位置検出器24と同様に、例えば、モーションキャプチャシステムが用いられている。
A
第2の位置検出器25は、第1の位置検出器24と同様となっており、当て盤22に付された複数のマーカー43と、複数のマーカー43を撮像する複数のカメラ44とを含んでいる。複数のマーカー43は、当て盤22に取り付けられ、当て盤22の位置、方向及び姿勢を検出可能な箇所に設けられている。また、複数のマーカー43は、被対象物Wにも設けられており、被対象物Wの位置を検出可能な箇所に設けられている。複数のカメラ44は、複数のマーカー43を撮像可能な位置に設けられている。複数のカメラ44は、複数のマーカー43を撮像することで、複数のマーカー43の画像情報を取得する。第2の位置検出器25の複数のカメラ44は、制御装置35に接続されている。制御装置35は、複数のマーカー43の画像情報に基づく画像処理を実行して、当て盤22の位置、方向及び姿勢を検出する。
The
また、第1の位置検出器24及び第2の位置検出器25は、被対象物Wの位置を検出している。制御装置35は、複数のマーカー41,43の画像情報に基づく画像処理を実行して、被対象物Wの位置を検出する。なお、被対象物Wの位置は、第1の位置検出器24及び第2の位置検出器25のいずれか一方を用いて検出してもよい。
Also, the
騒音計27は、打鋲時における打鋲音を検出している。具体的に、騒音計27は、打鋲時における打鋲音の音圧レベルを音情報として検出している。騒音計27は、制御装置35に接続されている。制御装置35は、音情報として、騒音計27で検出した音圧レベルを取得して記録する。なお、本実施形態では、音情報として、音圧レベルを取得したが、特に限定されず、周波数等を取得してもよい。
A
第1の圧力計28は、被対象物Wに対する打鋲ツール21の押圧を検出している。第1の圧力計28は、打鋲ツール21に設けられており、検出した圧力を、無線通信により制御装置35へ向けて出力している。制御装置35は、第1の圧力計28で検出した圧力を取得して記録する。
The
第2の圧力計29は、被対象物Wに対する当て盤22の押圧を検出している。第2の圧力計29は、当て盤22に設けられており、検出した圧力を、無線通信により制御装置35へ向けて出力している。制御装置35は、第2の圧力計29で検出した圧力を取得して記録する。
The
第1の表示部31は、作業者に対して報知を行っており、報知する情報を提供する報知画面G1を表示している。第1の表示部31は、例えば、ディスプレイ等の表示デバイスである。なお、第1の表示部31は、特に限定されず、ウェアラブルディスプレイ等の表示デバイスであってもよい。第1の表示部31は、打鋲ツール21を使用する作業者に対して情報を提供している。
The first display unit 31 notifies the worker and displays a notification screen G1 for providing information to be notified. The first display unit 31 is, for example, a display device such as a display. Note that the first display unit 31 is not particularly limited, and may be a display device such as a wearable display. The first display section 31 provides information to the operator using the
ここで、図2を参照して、第1の表示部31に表示される報知画面G1について説明する。報知画面G1には、打鋲ツール21を使用する作業者に提供する情報として、打鋲ツール21の位置に関する情報と、打鋲音に関する情報とを提供している。
Here, the notification screen G1 displayed on the first display unit 31 will be described with reference to FIG. As information to be provided to the operator using the
打鋲ツール21の位置に関する情報としては、被対象物Wに対する打鋲ツール21の位置P1と、打鋲が適正であるとする予め規定された位置指標P2とがある。打鋲ツール21の位置P1は、被対象物Wに対する打鋲ツール21の姿勢であり、具体的には、被対象物Wの打鋲される面と、打鋲ツール21のストローク軸I1とが為す角度(傾斜角度)となっている。傾斜角度は、例えば、被対象物Wの打鋲される面と交わる垂直な軸を基準軸としており、垂直軸とストローク軸I1とが為す角度となる。なお、基準軸は、垂直な軸に限らず、任意の角度を有する軸であってもよい。なお、報知画面G1に表示される、打鋲ツール21の位置に関する情報としては、特に上記に限定されず、例えば、被対象物Wの打鋲される面の面内方向における位置ズレに関する情報であってもよい。打鋲ツール21の位置P1は、予め検出した被対象物Wの位置と第1の位置検出器24の検出結果とに基づいてリアルタイムに導出される。位置指標P2は、打鋲が適正であるとする予め規定された範囲であり、具体的には、被対象物Wの打鋲される面と、打鋲ツール21のストローク軸I1とが為す所定の角度範囲(傾斜角度範囲)となっている。傾斜角度範囲は、傾斜角度と同様に、例えば、被対象物Wの打鋲される面と交わる垂直な軸を基準軸としており、基準軸とストローク軸I1とが為す所定の角度範囲となっている。この位置指標P2は、ストローク軸I1を中心に、所定の角度範囲となる円形の輪(点線)で表示(いわゆる、レーダーチャート表示)されており、任意に角度範囲を設定可能となっている。
Information on the position of the
打鋲音に関する情報としては、打鋲音の音情報P3と、打鋲が適正であるとする予め規定された音指標P4とがある。打鋲音の音情報P3は、騒音計27により検出した打鋲時における打鋲音の音圧レベルであり、リアルタイムに導出される。音指標P4は、打鋲が適正であるとする予め規定された範囲であり、具体的には、音圧レベルの範囲となっている。この音指標P4は、円弧形状となるスケールバーで表示されており、打鋲音が適正となる所定の範囲と、打鋲音が適正でない所定の範囲とが、ともに表示されている。
The information about the riveting sound includes sound information P3 of the riveting sound and a predetermined sound index P4 indicating that riveting is appropriate. The sound information P3 of the riveting sound is the sound pressure level of the riveting sound detected by the
第2の表示部32は、第1の表示部31と同様に、作業者に対して報知を行っており、報知する情報を提供する報知画面G2を表示している。第2の表示部32は、例えば、ディスプレイ等の表示デバイスである。なお、第2の表示部32は、第1の表示部31と同様に、特に限定されず、ウェアラブルディスプレイ等の表示デバイスであってもよい。第2の表示部32は、当て盤22を使用する作業者に対して情報を提供している。
The
ここで、図3を参照して、第2の表示部32に表示される報知画面G2について説明する。報知画面G2には、当て盤22を使用する作業者に提供する情報として、当て盤22の位置に関する情報を提供している。
Here, the notification screen G2 displayed on the
当て盤22の位置に関する情報としては、被対象物Wに対する当て盤22の位置P5と、打鋲が適正であるとする予め規定された位置指標P6とがある。当て盤22の位置P5は、被対象物Wに対する当て盤22の姿勢であり、具体的には、被対象物Wの打鋲される面と、当て盤22の支持軸I2とが為す角度(傾斜角度)となっている。傾斜角度は、例えば、被対象物Wの打鋲される面と交わる垂直な軸を基準軸としており、基準軸と支持軸I2とが為す角度となる。なお、基準軸は、垂直な軸に限らず、任意の角度を有する軸であってもよい。なお、報知画面G2に表示される、当て盤22の位置に関する情報としては、特に上記に限定されず、例えば、被対象物Wに当て盤22が当てられる面の面内方向における位置ズレに関する情報であってもよい。当て盤22の位置P2は、予め検出した被対象物Wの位置と第2の位置検出器25の検出結果とに基づいてリアルタイムに導出される。位置指標P6は、打鋲が適正であるとする予め規定された範囲であり、具体的には、被対象物Wの打鋲される面と、当て盤22の支持軸I2とが為す所定の角度範囲(傾斜角度範囲)となっている。傾斜角度範囲は、打鋲ツール21の傾斜角度範囲と同様に、例えば、被対象物Wの打鋲される面と交わる垂直な軸を基準軸としており、基準軸と支持軸I2とが為す所定の角度範囲となっている。この位置指標P6は、支持軸I2を中心に、所定の角度範囲となる円形の輪(点線)で表示(いわゆる、レーダーチャート表示)されており、任意に角度範囲を設定可能となっている。
Information about the position of the
また、当て盤22の位置に関する情報としては、相対的な位置に関する情報がある。相対的な位置P7は、当て盤22に対する打鋲ツール21の相対的な角度であり、具体的には、当て盤22の支持軸I2と打鋲ツール21のストローク軸I1とが為す角度となっている。相対的な位置P7は、第1の位置検出器24の検出結果及び第2の位置検出器25の検出結果に基づいてリアルタイムに導出される。相対的な位置P7は、被対象物W、打鋲ツール21、当て盤22を模したシンボル画像を用いて表示される。
Information on the position of the
制御装置35は、打鋲支援装置10の各部を制御している。制御装置35は、第1の位置検出器24、第2の位置検出器25、騒音計27、第1の圧力計28、第2の圧力計29、第1の表示部31及び第2の表示部32にそれぞれ接続されている。
The
制御装置35は、制御部46と、記憶部47と、通信部48と、を有する。制御部46は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の集積回路を含んでいる。制御部46は、各種計器から入力された情報に基づいて、表示部31,32を介して作業者に情報を提供する制御を実行する。記憶部47は、半導体記憶デバイス及び磁気記憶デバイス等の任意の記憶デバイスである。記憶部47は、各種情報を記憶している。記憶部47は、記憶する情報として、図4に示す検出情報がある。通信部48は、無線通信モジュールであり、第1の圧力計28及び第2の圧力計29から出力される検出結果を無線通信により取得する。
The
ここで、図4に示すように、検出情報としては、第1の位置検出器24、第2の位置検出器25、騒音計27、第1の圧力計28及び第2の圧力計29により検出された情報である。具体的に、検出情報としては、打鋲ツール21のストローク軸I1の上記した傾斜角度を含んでいる。ストローク軸I1の傾斜角度は、上記したように、基準軸とストローク軸I1とが為す角度である。このとき、ストローク軸I1の傾斜角度は、基準軸に直交する面内において、基準軸を中心とした直交する二方向におけるそれぞれの傾斜角度D1,D2を含んでいる。また、検出情報としては、打鋲ツール21のストローク軸I1の軸方向における移動量D3を含んでいる。二方向の傾斜角度D1,D2及び移動量D3は、第1の位置検出器24の検出結果に基づいて導出される。さらに、検出情報としては、打鋲ツール21の振動D4と、押圧D5とを含んでいる。振動D4は、被対象物Wへ押し当てたときの打鋲ツール21の振動である。振動D4は、第1の位置検出器24より検出された打鋲ツール21の加速度に基づいて導出される。押圧D5は、被対象物Wへ打鋲ツール21を押し当てたときの圧力である。押圧D5は、第1の圧力計28により検出された圧力である。また、検出情報としては、上記の相対的な位置D6(P7)であり、当て盤22に対する打鋲ツール21の相対的な角度を含んでいる。
Here, as shown in FIG. 4, the detection information is detected by the
検出情報としては、当て盤22の支持軸I2の上記した傾斜角度を含んでいる。支持軸I2の傾斜角度は、上記したように、基準軸と支持軸I2とが為す角度である。このとき、支持軸I2の傾斜角度は、基準軸に直交する面内において、基準軸を中心とした直交する二方向におけるそれぞれの傾斜角度D7,D8を含んでいる。また、検出情報としては、当て盤22の支持軸I2の軸方向における移動量D9を含んでいる。二方向の傾斜角度D7,D8及び移動量D9は、第2の位置検出器25の検出結果に基づいて導出される。さらに、検出情報としては、当て盤22の振動D10と、押圧D11とを含んでいる。振動D10は、被対象物Wへ押し当てたときの当て盤22の振動である。振動D10は、第2の位置検出器25より検出された打鋲ツール21の加速度に基づいて導出される。押圧D11は、被対象物Wへ当て盤22を押し当てたときの圧力である。押圧D11は、第2の圧力計29により検出された圧力である。また、検出情報としては、上記の音情報D12(P3)であり、打鋲音の音圧レベルを含んでいる。
The detected information includes the above-described inclination angle of the support shaft I2 of the
次に、図5を参照して、打鋲支援装置10による打鋲作業の支援に関する処理について説明する。打鋲作業を開始する前に、打鋲支援装置10は、第1の位置検出器24と第2の位置検出器25とを用いて、被対象物Wの位置を取得する。打鋲支援装置10において、制御装置35は、作業者が打鋲ツール21を作動させるためのトリガー23が操作する準備ができたか否かを、開始スイッチがONされたか否かであるとして判定する(ステップS1)。制御装置35は、開始スイッチがONされたと判定する(ステップS1:Yes)と、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2では、開始スイッチがONされてから、打鋲ツール21による打鋲作業が整うまで、所定時間だけ待機する。なお、ステップS1において、制御装置35は、開始スイッチがONされていないと判定する(ステップS1:No)と、打鋲作業の支援に関する処理を実行せずに終了する。
Next, referring to FIG. 5, the process related to assisting the riveting work by the
制御装置35は、ステップS2において、所定時間が経過した(ステップS2:Yes)と判定すると、アラーム音を発すると共に、打鋲ツール21の傾斜角度、押圧、移動量及び加速度並びに当て盤22の傾斜角度、押圧、移動量及び加速度の情報を取得して記録を開始する(ステップS3)。なお、ステップS3のアラーム音としては、電子音がある。また、アラーム音に代えて、ランプ等の警告灯を点灯または点滅させてもよい。ステップS3の実行後、制御装置35は、取得した各種データを、第1の表示部31及び第2の表示部32に表示する(ステップS4)。つまり、ステップS4では、第1の表示部31に報知画面G1に含まれる情報を表示し、第2の表示部32に報知画面G2に含まれる情報を表示する。
When the
また、制御装置35は、ステップS2において、所定時間が経過した(ステップS2:Yes)と判定すると、打鋲音を取得して記録を開始する(ステップS5)。ステップS5の実行後、制御装置35は、取得した打鋲音のデータを、第1の表示部31に表示する(ステップS6)。つまり、ステップS6では、第1の表示部31に、報知画面G1に含まれる音情報を表示する。
Further, when the
ステップS4及びステップS6の実行後、制御装置35は、打鋲ツール21のストローク軸Iにおける移動量から、打鋲ツール21が所定量だけ被対象物Wから後退したか否かを判定する(ステップS7)。ステップS7では、被対象物Wからの後退を判定することで、打鋲ツール21による打鋲作業が終了したか否かを検出している。制御装置35は、ステップS7において、打鋲ツール21が被対象物Wから後退したと判定する(ステップS7:Yes)と、ステップS3及びステップS5における記録を終了する(ステップS8)。一方で、制御装置35は、ステップS7において、打鋲ツール21が被対象物Wから後退していないと判定する(ステップS7:No)と、再び、ステップS3及びステップS5に進み、打鋲ツール21が被対象物Wから後退するまで、ステップS3からステップS7を繰り返し実行する。
After executing steps S4 and S6, the
制御装置35は、ステップS8の実行後、記録済みの各種データを、第1の表示部31、第2の表示部32及び他の表示部のいずれかに表示する(ステップS9)。この後、制御装置35は、記録済みの各種データと、各種データに対応する画像とを紐付けて、第1の表示部31、第2の表示部32及び他の表示部のいずれかに、評価結果として表示する(ステップS10)。なお、打鋲作業の評価は、打鋲ツール21と当て盤22との相対的な位置、打鋲音、押圧等から、総合的に判断される。制御装置35は、ステップS10の実行後、打鋲作業の支援に関する処理を終了する。なお、ステップS10において表示される評価結果は、打鋲品質そのものの評価に用いたり、打鋲品質の評価因子として用いたりすることもできる。
After executing step S8, the
なお、本実施形態では、打鋲訓練装置に適用される第1の位置検出器24及び第2の位置検出器25として、マーカー41,43とカメラ42,44を含むモーションキャプチャシステムを適用したが、特に限定されない。打鋲支援装置10を実作業で用いる場合、第1の位置検出器24及び第2の位置検出器25は、3軸ジャイロセンサ等の加速度センサを用いてもよい。
In this embodiment, a motion capture
また、本実施形態では、開始スイッチのONにより、所定時間経過後に、各種データの記録が開始されて、作業者によるトリガー23の操作によって、打鋲ツール21の作動が開始されるが、この構成に特に限定されない。例えば、開始スイッチのONの後、打鋲ツール21が被対象物Wに対して所定量の範囲内に近接したことを検知して、各種データの記録を開始してもよい。加えて、当て盤22が被対象物Wに対して所定量の範囲内に近接したことを検知して、各種データの記録を開始してもよい。一方で、当て盤22が被対象物Wに対して所定量の範囲内に近接していないことを検知する場合、第1の表示部31、第2の表示部32及び他の表示部のいずれかに警告を表示してもよい。
Further, in this embodiment, when the start switch is turned ON, recording of various data is started after a predetermined period of time has passed, and the operation of the
以上のように、本実施形態に記載の打鋲支援装置10は、例えば、以下のように把握される。
As described above, the
第1の態様に係る打鋲支援装置10は、被対象物Wに対して打鋲を行う打鋲ツール21と、前記被対象物Wを挟んで前記打鋲ツール21の反対側に当てられる当て盤22と、前記打鋲ツール21の位置を検出する第1の位置検出器24と、前記当て盤22の位置を検出する第2の位置検出器25と、打鋲時における打鋲音を検出する音検出器(騒音計27)と、打鋲を行う作業者に対して報知を行う報知部(表示部31,32)と、前記第1の位置検出器24、前記第2の位置検出器25及び前記音検出器に基づく処理を実行する制御部46と、を備え、前記制御部46は、前記第1の位置検出器24の検出結果及び前記第2の位置検出器25の検出結果に基づいて、前記打鋲ツール21と前記当て盤22との相対的な位置P7を導出し、前記報知部により、導出した前記相対的な位置P7と、前記音検出器の検出結果に基づく前記打鋲音の音情報P3とを、前記作業者にリアルタイムに報知する。
A
この構成によれば、打鋲作業中において、作業者に対して、相対的な位置P7及び音情報P3を報知することができる。このため、打鋲ツール21と当て盤22との適正な状態を報知するとともに、打鋲音によって、適切な打鋲停止時期を見極めることができる。これにより、作業者による打鋲作業の質の向上を図ることができ、作業者の打鋲作業を好適に支援することができる。
According to this configuration, the operator can be informed of the relative position P7 and the sound information P3 during the riveting operation. Therefore, the appropriate state of the
第2の態様として、前記報知部は、表示部31,32であり、前記音情報には、打鋲が適正であるとする予め規定された音指標が設定され、前記制御部は、前記表示部に、導出した前記相対的な位置P7を表示すると共に、検出した前記音情報P3と前記音指標P4とを共に表示する。
As a second aspect, the notification unit is the
この構成によれば、相対的な位置P7を視認により容易に把握することができ、また、音指標P4に基づく音情報P3の良否の判断を視認により行うことができる。 According to this configuration, the relative position P7 can be easily grasped visually, and the quality of the sound information P3 based on the sound index P4 can be judged visually.
第3の態様として、前記第1の位置検出器24及び前記第2の位置検出器25は、マーカーとカメラとを含むモーションキャプチャシステムである。
As a third aspect, the
この構成によれば、打鋲ツール21及び当て盤22の位置を精度よく計測することができる。
According to this configuration, the positions of the
第4の態様として、前記被対象物Wに押し当てられる前記打鋲ツール21の押圧を検出する第1の圧力計28と、前記被対象物Wに押し当てられる前記当て盤22の押圧を検出する第2の圧力計29と、をさらに備える。
As a fourth aspect, a
この構成によれば、被対象物Wに対する打鋲ツール21の押圧と、被対象物Wに対する当て盤22の押圧とを、打鋲作業の評価において用いることが可能となる。
According to this configuration, the pressing of the
第5の態様として、前記第1の位置検出器24、前記第2の位置検出器25及び前記音検出器の検出結果を、検出情報として記憶する記憶部47と、前記検出情報を出力する出力部(表示部31,32)と、を備える。
As a fifth aspect, a
この構成によれば、打鋲作業後において、打鋲作業の評価を行うことができる。 According to this configuration, the riveting operation can be evaluated after the riveting operation.
10 打鋲支援装置
21 打鋲ツール
22 当て盤
24 第1の位置検出器
25 第2の位置検出器
27 騒音計(音検出器)
28 第1の圧力計
29 第2の圧力計
31 第1の表示部
32 第2の表示部
35 制御装置
41,43 マーカー
42,44 カメラ
46 制御部
47 記憶部
48 通信部
W 被対象物
REFERENCE SIGNS
28
Claims (5)
前記被対象物を挟んで前記打鋲ツールの反対側に当てられる当て盤と、
前記打鋲ツールの位置を検出する第1の位置検出器と、
前記当て盤の位置を検出する第2の位置検出器と、
打鋲時における打鋲音を検出する音検出器と、
打鋲を行う作業者に対して報知を行う報知部と、
前記第1の位置検出器、前記第2の位置検出器及び前記音検出器に基づく処理を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1の位置検出器の検出結果及び前記第2の位置検出器の検出結果に基づいて、前記打鋲ツールと前記当て盤との相対的な位置を導出し、前記報知部により、導出した前記相対的な位置と、前記音検出器の検出結果に基づく前記打鋲音の音情報とを、前記作業者にリアルタイムに報知する打鋲支援装置。 a riveting tool for riveting an object;
a pressing plate that is applied to the opposite side of the riveting tool with the object being sandwiched therebetween;
a first position detector for detecting the position of the riveting tool;
a second position detector that detects the position of the pressing plate;
a sound detector for detecting a riveting sound during riveting;
a notification unit that notifies the worker who drives the riveting;
a control unit that executes processing based on the first position detector, the second position detector, and the sound detector;
The control unit
Based on the detection result of the first position detector and the detection result of the second position detector, the relative position between the riveting tool and the pressing plate is derived, and is derived by the reporting unit. A riveting support device for notifying the worker of the relative position and the sound information of the riveting sound based on the detection result of the sound detector in real time.
前記音情報には、打鋲が適正であるとする予め規定された音指標が設定され、
前記制御部は、前記表示部に、導出した前記相対的な位置を表示すると共に、検出した前記音情報と前記音指標とを共に表示する請求項1に記載の打鋲支援装置。 The notification unit is a display unit,
A predetermined sound index indicating that riveting is appropriate is set in the sound information,
2. The riveting assist device according to claim 1, wherein the control unit displays the derived relative position on the display unit together with the detected sound information and the sound index.
前記被対象物に押し当てられる前記当て盤の押圧を検出する第2の圧力計と、をさらに備える請求項1から3のいずれか1項に記載の打鋲支援装置。 a first pressure gauge for detecting pressure of the riveting tool pressed against the object;
4. The riveting assist device according to any one of claims 1 to 3, further comprising a second pressure gauge for detecting pressure of said pressing platen pressed against said object.
前記検出情報を出力する出力部と、を備える請求項1から4のいずれか1項に記載の打鋲支援装置。 a storage unit that stores detection results of the first position detector, the second position detector, and the sound detector as detection information;
The riveting assist device according to any one of claims 1 to 4, further comprising an output unit that outputs the detection information.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021179045A JP2023067632A (en) | 2021-11-01 | 2021-11-01 | riveting support device |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2021179045A JP2023067632A (en) | 2021-11-01 | 2021-11-01 | riveting support device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023067632A true JP2023067632A (en) | 2023-05-16 |
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ID=86326473
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2021179045A Pending JP2023067632A (en) | 2021-11-01 | 2021-11-01 | riveting support device |
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Country | Link |
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2021
- 2021-11-01 JP JP2021179045A patent/JP2023067632A/en active Pending
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