JP2023067016A - 測定支援装置および測定支援方法 - Google Patents

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理 齊藤
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里美 清水
Satomi Shimizu
智之 加藤
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Abstract

【課題】生体からの生体信号の測定を支援する測定支援装置を提供する。【解決手段】生体から測定した生体信号を入力する入力部と、生体信号に基づいて、生体信号の測定品質を算出する測定品質算出部と、測定品質が予め定められた条件を満たさなかった場合に、予め定められた複数の原因から生体信号の測定品質低下原因を特定する原因特定部とを備える測定支援装置を提供する。生体から測定された生体信号を入力する段階と、生体信号に基づいて、生体信号の測定品質を算出する段階と、測定品質が予め定められた条件を満たさなかった場合に、予め定められた複数の原因から生体信号の測定品質低下原因を特定する段階とを備える測定支援方法を提供する。【選択図】図1B

Description

本発明は、測定支援装置および測定支援方法に関する。
特許文献1には、「生体音の測定位置の適否を的確に判断することのできる生体音検査装置」が開示されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
特許文献1 特許第5508517号公報
本発明の第1の態様においては、生体から測定した生体信号を入力する入力部と、生体信号に基づいて、生体信号の測定品質を算出する測定品質算出部と、測定品質が予め定められた条件を満たさなかった場合に、予め定められた複数の原因から生体信号の測定品質低下原因を特定する原因特定部とを備える測定支援装置を提供する。
本発明の第2の態様においては、生体から測定された生体信号を入力する段階と、生体信号に基づいて、生体信号の測定品質を算出する段階と、測定品質が予め定められた条件を満たさなかった場合に、予め定められた複数の原因から生体信号の測定品質低下原因を特定する段階とを備える測定支援方法を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
測定支援装置100の構成の概要を示す。 測定支援装置100の構成の一例を示すブロック図である。 測定部110が測定した生体信号Sbの一例を示す。 生体200の症状の一例を示す。 生体信号Sbの測定品質の低下原因を説明するための図である。 生体信号Sbとして測定した心音図と心電図の一例を示す。 生体信号Sbとして測定した心音図と心電図の一例を示す。 生体信号Sbとして測定した心音図と心電図の一例を示す。 測定支援装置100の変形例を示す。 測定支援装置100の変形例を示す。 測定支援装置100の変形例を示す。 測定品質低下原因Cqとその改善方法を紐づけた紐づけ情報の一例を示す。 測定支援方法の動作フローチャートの一例を示す。 提示部90に提示された改善方法の一例を示す。 提示部90に提示された改善方法の一例を示す。 提示部90に提示された改善方法の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1Aは、測定支援装置100の構成の概要を示す。測定支援装置100は、測定部110と、測定用端末120と、情報処理サーバ130とを備える。本例の測定支援装置100は、第三者端末140を備える。
測定部110は、生体200の生体信号Sbを測定する。例えば、生体信号Sbは、心電、心音、乳酸値、呼気ガス、血圧および脈波の時系列データの少なくとも1つである。生体信号Sbは、心電および心音の両方を含んでもよい。測定部110は、測定者によって手で持ち運び可能であり、予め定められた測定位置に押し当てられるハンドヘルド機器であってよい。測定者は、生体信号Sbを測定される生体200本人であってもよいし、生体200以外の第三者であってもよい。
測定用端末120は、測定部110と通信可能に設けられる。測定用端末120は、測定者が操作することにより、測定部110による生体信号Sbの測定を制御してよい。測定用端末120は、スマートフォン、タブレット端末、スマートウォッチ等の汎用の端末であってよい。測定用端末120には、測定専用のアプリケーションがインストールされてもよい。測定用端末120は、生体信号Sbの測定結果を情報処理サーバ130に送信してよい。本例の測定用端末120は、インストールされたアプリケーションによって、自動的に測定結果を情報処理サーバ130に送信するが、測定者が手動で情報処理サーバ130に送信してもよい。
情報処理サーバ130は、ネットワーク150を通じて測定用端末120と通信可能に設けられる。情報処理サーバ130は、測定用端末120から生体信号Sbなどの測定結果を取得して解析してよい。情報処理サーバ130は、生体信号Sbの測定品質を算出してよい。情報処理サーバ130は、生体信号Sbの測定に成功したか否かを判定してよい。情報処理サーバ130は、生体信号Sbの測定品質が低下した場合に、測定品質低下原因Cqの判定結果を測定用端末120に送信してよい。情報処理サーバ130の具体的な処理については後述する。
第三者端末140は、ネットワーク150を通じて測定用端末120および情報処理サーバ130と通信可能であってよい。第三者端末140は、生体200の担当医などの医療従事者が使用して、生体200の健康状態を把握するために使用されてよい。第三者端末140は、薬局等の薬剤師によって使用されてもよい。測定支援装置100は、生体200の症状が悪化した場合に、第三者端末140に測定結果を通知することにより、第三者が早急に生体200の症状の悪化に対処できる。
図1Bは、測定支援装置100の構成の一例を示すブロック図である。測定支援装置100は、入力部10と、測定品質算出部20と、原因特定部30と、提示部90とを備える。
入力部10は、生体200から測定した生体信号Sbを測定結果として入力する。本例の入力部10は、取得した測定結果を測定品質算出部20に入力する。入力部10が入力する情報は、測定用端末120にインストールされたアプリケーションから送信されてよい。入力部10は、生体信号Sbの測定結果に加えて、生体200に関する情報を入力してもよい。
測定品質算出部20は、生体信号Sbに基づいて、生体信号Sbの測定品質を算出する。測定品質算出部20は、生体信号Sbの測定品質を示す指標を作成して、測定品質を数値化してよい。測定品質算出部20は、数値化した生体信号Sbの測定品質を集計して、予め定められた条件毎に分類してもよい。
また、測定品質算出部20は、生体200からの生体信号Sbの測定が成功したか否かを判定してもよい。測定品質算出部20は、生体信号Sbの測定品質が予め定められた条件を満たす場合に生体信号Sbの測定に成功したと判定し、生体信号Sbの測定品質が予め定められた条件を満たさない場合に生体信号Sbの測定に失敗したと判定する。
原因特定部30は、生体信号Sbの測定品質が予め定められた条件を満たさなかった場合に、予め定められた複数の原因から生体信号Sbの測定品質低下原因Cqを特定する。原因特定部30は、生体信号Sbの測定結果を入力データとして、測定結果に応じた測定品質低下原因Cqを出力するモデルを事前に作成してよい。測定品質低下原因Cqの具体例については後述する。
提示部90は、生体信号Sbに基づく判定結果を測定者に提示する。提示部90は、測定品質算出部20が算出した生体信号Sbの測定品質を提示してよい。また、提示部90は、生体信号Sbの測定が成功したか否かを提示してよい。例えば、提示部90は、生体信号Sbの測定が失敗であった場合に、生体信号Sbの測定者に原因特定部30で特定した測定品質低下原因Cqを提示する。提示部90は、測定用端末120の画面に表示してもよいし、振動または音声等によって測定者に測定結果を提示してもよい。提示部90は、測定品質低下原因Cqに応じた対応策を測定者に提示してもよい。
本例の測定支援装置100は、測定者に測定品質低下原因Cqを提示することにより、測定方法の改善策をフィードバックすることができる。これにより、生体信号Sbの測定をより正確に実行することができる。測定支援装置100は、測定者に測定品質低下原因Cqを提示することにより、測定品質が低下した原因を明らかにして、測定時の不安を軽減することができる。
なお、測定支援装置100の各構成は、測定用端末120および情報処理サーバ130のいずれに設けられてもよい。即ち、入力部10、測定品質算出部20、原因特定部30および提示部90は、測定用端末120または情報処理サーバ130のいずれかに配置されてよい。一例において、測定用端末120には提示部90が配置され、情報処理サーバ130には、入力部10、測定品質算出部20および原因特定部30が配置されてよい。具体的な配置方法については後述する。
図1Cは、測定部110が測定した生体信号Sbの一例を示す。本例の測定部110は、生体信号Sbとして、生体200の心音と心電を測定している。本例の生体信号Sbは、測定品質が予め定められた条件を満たした場合の信号である。測定品質が予め定められた条件を満たすとは、測定不良がなく、生体信号Sbの解析が可能な程度にノイズが少ない場合を指してよい。生体信号Sbの測定が成功したか否かを判断するための条件は、測定する生体信号Sbの種類または生体200の症状等に応じて変化してもよい。例えば、より厳密な測定が必要な場合には成功と判断するための条件を厳しくして、厳密な測定が要求されない場合には成功と判断するための条件を緩くする。
図2Aは、生体200の症状の一例を示す。患者である生体200が心不全を患っていると、心機能の悪化と回復を繰り返し、入退院を繰り返す場合がある。生体200は、退院した後も継続的に測定部110を用いて血行動態を監視して、再入院する前に必要な処置を行い、心機能の悪化を予防することが好ましい。特に、高齢者または一人暮らしの慢性心不全患者には、継続的な血行動態の監視が重要となる。しかしながら、生体200によっては、測定部110による測定を失敗して、生体信号Sbを正確に測定できない場合がある。
図2Bは、生体信号Sbの測定品質の低下原因を説明するための図である。生体信号Sbの測定品質低下原因Cqには、生体信号Sbの測定方法に起因する品質低下、測定機器の不具合に起因する品質低下、および測定環境に起因する品質低下等がある。
生体信号Sbの測定方法に起因する品質低下として、測定部110の不適切な測定位置が原因になることがある。この場合、測定部110の押し当てが適切であっても、生体信号Sbが微弱になることがある。測定部110で心音等を測定しようとする場合、服の下から測定機器を入れて測定しようとすると、測定機器の位置が見えないので正確な位置の調整が困難である。また、身体的特徴の問題により、正確な位置に押し当てるのが困難な場合もある。
また、生体信号Sbの測定方法に起因する品質低下として、測定部110の不安定な押し当てが原因になることがある。この場合、測定部110の測定位置が適切であっても、生体信号Sbが微弱になることがある。患者によっては、神経系の問題などで手が震えて押し当てが不十分になったり、握力等が弱くて十分に押し当てられなくなったりする場合がある。生体信号Sbの測定方法に起因する品質低下として、測定手順の不遵守が原因になることがある。例えば、測定機器を押し当てるタイミングを誤ってしまい、生体信号Sbを測定すべきタイミングで測定機器が押し当てられていないことが考えられる。また、生体信号Sbの測定を、予め定められた測定時間を待たずに途中で終了してしまう場合も考えられる。
測定機器の不具合に起因する品質低下として、測定機器の故障または電池切れなどが原因になることがある。測定機器とは、測定部110または測定用端末120であってよい。
測定環境に起因する品質低下として、家電の発する電磁波等によって電磁的ノイズが原因になることがある。また、測定環境に起因する品質低下として、音響ノイズが原因になることがある。音響ノイズには、衣擦れ、生活音または人の声などがある。さらに測定環境に起因する品質低下として、生体200の安静時の体動による不要な心電波形の変化などが考えられる。
ここで、提示部90は、測定品質が予め定められた条件を満たした場合に、「計測が正常に完了しました」と音声で提示してよい。提示部90は、測定位置に問題がある場合に、正常方向に動かすように音声で提示してよい。提示部90は、測定位置に問題がある場合に、正常方向に動かすように測定部110を振動させて測定者に情報を提示してもよい。このように、提示部90による情報の提示方法はディスプレイ等による表示には限定されない。
また、提示部90は、測定機器の押し当てが不安定な場合に、測定機器の内側全体を振動させることで、測定機器を強く押し当てるように誘導してよい。さらに、提示部90は、測定環境に問題がある場合に、測定用端末120からビープ音を鳴らして、測定者に測定環境を確認させてもよい。
図3Aは、生体信号Sbとして測定した心音図と心電図の一例を示す。本例では、測定部110の押し当てが不十分であり、心音および心電が微弱になっている。原因特定部30は、心音および心電が微弱になっている場合に、測定部110による測定方法が測定品質低下原因Cqであると特定することができる。
図3Bは、生体信号Sbとして測定した心音図と心電図の一例を示す。本例では、測定部110の心音センサが故障しており、心音の測定に失敗している。原因特定部30は、心音のみが測定に失敗している場合、心音センサの故障が測定品質低下原因Cqであると特定することができる。また、測定部110からの信号が全く検出されなかった場合も、心音センサの故障が測定品質低下原因Cqであると特定されてもよい。
図3Cは、生体信号Sbとして測定した心音図と心電図の一例を示す。本例では、音響ノイズの影響により心音に大きなノイズが含まれている。本例の音響ノイズは、生体200の声であり、不規則なノイズが心音に含まれている。原因特定部30は、心音のノイズを解析することにより、測定環境が測定品質低下原因Cqであると特定することができる。本例では、生体200の声がノイズとなっているが、環境音などのその他のノイズが原因になっている場合も同様に測定品質低下原因Cqを特定することができる。
このように、原因特定部30は、生体信号Sbを解析することにより、生体信号Sbの測定品質が予め定められた条件を満たさなかった場合に測定品質低下原因Cqを特定することができる。原因特定部30は、図3Aから図3Cで示されたような信号の入力に応じて測定品質低下原因Cqを出力するモデルを予め作成しておくことにより、生体信号Sbの測定に応じて測定品質低下原因Cqを特定することができる。
図4Aは、測定支援装置100の変形例を示す。本例の測定支援装置100は、第1原因判定部31および第2原因判定部32を備える。第1原因判定部31および第2原因判定部32は、原因特定部30の一例である。本例では、図1Bの実施例と相違する点について特に説明する。
測定用端末120および情報処理サーバ130には、測定支援装置100が備える各構成が分散して配置されている。本例の測定用端末120には、入力部10、第1原因判定部31および提示部90が設けられている。情報処理サーバ130には、測定品質算出部20および第2原因判定部32が設けられている。
入力部10は、第1原因判定部31に生体信号Sbを入力する。入力部10は、ネットワーク150を通じて、情報処理サーバ130に設けられた測定品質算出部20に生体信号Sbを入力してよい。入力部10は、測定用端末120および情報処理サーバ130の両方に設けられてもよい。
第1原因判定部31は、複数の原因のうち予め定められた第1原因C1について判定する。本例の第1原因判定部31は、生体信号Sbの測定者が有する測定用端末120上で動作する。第1原因判定部31は、ネットワーク150を通じて、情報処理サーバ130に設けられた測定品質算出部20に第1原因C1の判定結果を送信してよい。第1原因判定部31は、提示部90に第1原因C1の判定結果を送信して、測定者に判定結果を提示させてもよい。
本例の第1原因判定部31は、生体信号Sbを取得するための測定機器の不具合または生体信号Sbの測定手順の不遵守について原因判定する。即ち、第1原因判定部31は、情報処理サーバ130において生体信号Sbの詳細な解析をする必要がない測定品質低下原因Cqについては、情報処理サーバ130で解析することなく、測定品質低下原因Cqを判定してよい。第1原因判定部31は、測定品質算出部20が算出した測定品質に基づかずに、生体信号Sbを直接解析して第1原因C1に該当するか否かを判定してもよいし、測定品質算出部20が算出した測定品質に基づいて、第1原因C1に該当するか否かを判定してもよい。
測定品質算出部20は、生体信号Sbに基づいて、生体信号Sbの測定品質を算出する。測定品質算出部20は、測定用端末120に設けられなくてもよい。測定品質算出部20が測定用端末120に設けられない場合、第1原因判定部31は、生体信号Sbの測定品質に基づかずに第1原因C1を判定してよい。
第2原因判定部32は、複数の原因のうち、第1原因C1と異なる第2原因C2について判定する。本例の第2原因判定部32は、測定用端末120と通信可能に接続された情報処理サーバ上で動作し、測定品質算出部20から入力された生体信号Sbの測定品質に基づいて、第2原因C2を判定する。
提示部90は、第1原因判定部31および第2原因判定部32が判定した測定品質低下原因Cqを提示する。即ち、提示部90は、測定品質低下原因Cqとして、第1原因判定部31が判定した第1原因C1を提示してもよいし、第2原因判定部32が判定した第2原因C2を提示してもよい。提示部90は、測定品質算出部20が算出した測定品質を提示してもよい。
本例の測定支援装置100は、測定用端末120と情報処理サーバ130のそれぞれに原因判定部を設けることにより、段階的に測定品質低下原因Cqを判定することができる。例えば、測定支援装置100は、測定用端末120で簡易的に測定品質低下原因Cqを判定した後に、情報処理サーバ130で生体信号Sbを詳細に解析することで、情報処理サーバ130における処理を簡略化することができる。また、測定用端末120で簡易的に測定品質低下原因Cqを判定することにより、明らかに測定品質が低い場合には即座に測定者に知らせることができる。
図4Bは、測定支援装置100の変形例を示す。本例の測定支援装置100は、入力部10、測定品質算出部20、原因特定部30および提示部90を測定用端末120に配置している。このように、測定用端末120に測定支援装置100の全ての構成を配置して、測定用端末120で測定品質低下原因Cqを特定してもよい。測定用端末120で測定支援装置100の処理を完結させることにより、オフラインであっても測定品質低下原因Cqを特定して提示することができる。測定用端末120は、測定品質低下原因Cqの特定に必要な情報を予め情報処理サーバ130からダウンロードしてよい。
図5Aは、測定支援装置100の変形例を示す。本例の測定支援装置100は、改善提案部40および記憶部80を備える。本例では、図1Bの実施例と相違する点について特に説明する。
測定用端末120および情報処理サーバ130には、測定支援装置100が備える各構成が分散して配置されている。本例の測定用端末120には、提示部90が設けられている。本例の情報処理サーバ130には、入力部10、測定品質算出部20、原因特定部30、改善提案部40および記憶部80が設けられている。
改善提案部40は、測定品質低下原因Cqに基づいて、生体信号Sbの測定条件の改善方法を提案する。例えば、改善提案部40は、測定部110の測定位置が不適切であることが測定品質低下原因Cqである場合に、測定部110を適切な位置に移動することを提案する。また、改善提案部40は、測定部110の押し当てが測定品質低下原因Cqである場合に、測定部110を適切に押し当てることを提案する。改善提案部40は、生体信号Sbの測定方法が測定品質低下原因Cqの場合に、Webラーニングなどの動画コンテンツを提供してもよい。
記憶部80は、測定品質低下原因Cqと、測定品質低下原因Cqに対する改善方法を紐づけた、紐づけ情報を記憶する。記憶部80が紐づけ情報を記憶しておくことにより、改善提案部40は、測定品質低下原因Cqに応じた改善方法を即座に提案することができる。紐づけ情報については後述する。
ここで、原因特定部30は、他のユーザに関する情報に基づいてモデルを作成して、測定品質低下原因Cqを特定してもよい。例えば、原因特定部30は、複数の生体200に関する測定情報を記憶し、複数の生体200に関する測定情報に基づいて、測定品質低下原因Cqを特定する。測定情報には、生体200の生体信号Sbと、生体信号Sbに対応する測定品質低下原因Cqが含まれてよい。原因特定部30は、複数の生体200の測定情報を追加して、適宜モデルを再構築してよい。複数の生体200に関する測定情報は、記憶部80に記憶されてもよい。原因特定部30は、記憶部80への情報の書き込みおよび記憶部80からの情報の読み取りが可能であってよい。
また、原因特定部30は、機械学習等の手法により収集データを用いて学習させることで、測定結果を入力データとしてラベルを返すモデルを事前に作成しておいてよい。また、原因特定部30は、生理学的な知識をもとに作成したフローチャートなどで、測定結果を入力データとしてラベルを返すモデルを事前に作成しておいてもよい。原因特定部30は、入力部10から入力された測定結果を受け取り、作成したモデルに入力することで、測定品質低下原因Cqに応じたラベルを出力してもよい。ラベルの具体例については後述する。
測定用端末120が情報処理サーバ130で作成したモデルをダウンロードすることにより、測定用端末120で測定品質低下原因Cqを特定してもよい。この場合、原因特定部30が測定用端末120に設けられてもよい。なお、原因特定部30のモデルの作成は、情報処理サーバ130だけでなく、測定用端末120で実行されてもよい。
図5Bは、測定品質低下原因Cqとその改善方法を紐づけた紐づけ情報の一例を示す。紐づけ情報は、測定品質低下原因Cqとその改善方法を紐づけたテーブル形式で保存されてよい。測定品質低下原因Cqは、内容に応じてラベル分けされていてよい。
例えば、ラベル1は、測定が成功した場合に対応し、この場合は改善方法の提案が不要である。但し、改善提案部40は、測定が成功した場合であっても、測定者のモチベーションを向上させるための方法を提案してもよい。測定が成功した場合のラベルは、省略されてもよい。
ラベル2は、不適切な測定位置によって測定品質が低下した場合に対応する。この場合、改善提案部40は、「測定位置を確認してください。」と測定者に改善方法を提案してよい。測定位置の改善方法は、テキスト情報の提示に限定されず、音声または振動等によって、適切な測定位置に誘導するような方法であってよい。
ラベル3は、不安定な押し当てによって測定品質が低下した場合に対応する。この場合、改善提案部40は、「機器を強く押し当ててください。」と測定者に改善方法を提案してよい。押し当ての改善方法は、テキスト情報の提示に限定されず、音声または振動等によって、適切な力で押し当てるように誘導するような方法であってよい。
ラベル4は、音響ノイズによって測定品質が低下した場合に対応する。この場合、改善提案部40は、「静かな環境で測定するようにしてください。」と測定者に改善方法を提案してよい。測定支援装置100は、測定者が静かな環境に移動した後に生体信号Sbの測定を促してもよい。
なお、本例では、4つのラベルについて説明したが、ラベルの数はさらに多くてもよい。ラベルは、より詳細に分類された測定品質低下原因Cqに応じて細分化されてもよい。ラベルは、生体200の性別および年齢等の特徴に応じて細分化されてもよい。改善提案部40は、複数の測定品質低下原因Cqに該当する場合に複数の改善方法を提案してもよい。
複数の測定品質低下原因Cqに該当する場合、各ラベルの該当確率を返すモデルによって、確率が大きいラベルを返してもよいし、確率が大きい上位の複数のラベルを返してもよい。例えば、測定品質低下原因Cqに該当する確率について、ラベル1が20%、ラベル2が10%、ラベル3が40%、ラベル4が30%と判定された場合、ラベル3とラベル4を返すモデルが用いられてよい。
図6は、測定支援方法の動作フローチャートの一例を示す。
ステップS100において、生体200から測定された生体信号Sbを入力する。ステップS102において、生体信号Sbの測定品質を算出する。ステップS102において、生体信号Sbの測定品質が予め定められた条件を満たすか否かを判定してもよい。
ステップS104において、予め定められた複数の原因から生体信号Sbの測定品質低下原因Cqを特定する。測定品質低下原因Cqは、予め作成されたモデルを用いて生体信号Sbの測定結果から特定されてよい。測定品質低下原因Cqを特定するためのモデルは、ステップS100を実行する前に作成されてもよいし、ステップS104で測定品質低下原因Cqを特定した後に更新されてもよい。
ステップS106において、測定結果または測定品質低下原因Cqを測定者に提示する。ステップS106では、測定品質低下原因Cqの改善方法を測定者に提示してもよい。また、測定品質低下原因Cqを生体200の担当医等の医療従事者に提示してもよい。ステップS100からステップS106は、繰り返し実行されてもよい。前回の測定結果に応じて、測定品質低下原因Cqの判定基準を変更してもよい。
図7Aは、提示部90に提示された改善方法の一例を示す。提示部90は、測定に失敗している旨をテキストで表示している。また、提示部90は、原因特定部30で特定された測定品質低下原因Cqと改善提案部40で提案された改善方法を表示している。提示部90は、測定品質低下原因Cqが音響ノイズであることを示し、改善方法として静かな環境で測定することを提案している。
図7Bは、提示部90に提示された改善方法の一例を示す。提示部90は、測定品質低下原因Cqに応じて、測定改善のためのWebラーニングを提供している。本例の提示部90は、測定品質低下原因Cqが生体信号Sbの測定方法である場合に、測定方法を改善するための動画を提供している。提示部90が提供するWebラーニングは、動画形式に限定されず、テキスト形式であってもよく、音声形式であってもよい。測定支援装置100は、測定者が提示された改善方法を実行したことに応じて、特典ポイントの付与などの報酬を与えることにより、測定者のモチベーションを向上させてもよい。
図7Cは、提示部90に提示された改善方法の一例を示す。提示部90は、測定結果のフィードバックと測定のワンポイントアドバイスをレポート形式で提示している。提示部90は、測定結果のフィードバックとして、血圧が先月より下がったことを提示している。また、提示部90は、測定品質低下原因Cqが測定環境起因の場合に、測定のワンポイントアドバイスとして、静かな環境で測定することを提案している。
このように、測定支援装置100は、改善提案方法を提示部90で提示することにより、測定者による生体信号Sbの測定を支援する。本例の測定支援装置100は、測定者に測定品質低下原因Cqを知らせることができるので、より適切な測定方法を実行させることができる。さらに、測定支援装置100が改善方法を提案することにより、測定品質低下原因Cqに応じた適切な改善方法を提案することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・・入力部、20・・・測定品質算出部、30・・・原因特定部、31・・・第1原因判定部、32・・・第2原因判定部、40・・・改善提案部、80・・・記憶部、90・・・提示部、100・・・測定支援装置、110・・・測定部、120・・・測定用端末、130・・・情報処理サーバ、140・・・第三者端末、150・・・ネットワーク、200・・・生体

Claims (10)

  1. 生体から測定した生体信号を入力する入力部と、
    前記生体信号に基づいて、前記生体信号の測定品質を算出する測定品質算出部と、
    前記測定品質が予め定められた条件を満たさなかった場合に、予め定められた複数の原因から前記生体信号の測定品質低下原因を特定する原因特定部と
    を備える測定支援装置。
  2. 前記生体信号の測定者に前記測定品質低下原因を提示する提示部を備える
    請求項1に記載の測定支援装置。
  3. 前記測定品質低下原因に基づいて、前記生体信号の測定条件の改善方法を提案する改善提案部を備える
    請求項1または2に記載の測定支援装置。
  4. 前記測定品質低下原因と、前記測定品質低下原因に対する改善方法を紐づけた、紐づけ情報を記憶する記憶部を備える
    請求項1から3のいずれか一項に記載の測定支援装置。
  5. 前記原因特定部は、
    複数の原因のうち予め定められた第1原因について判定する第1原因判定部と、
    前記複数の原因のうち、前記第1原因と異なる第2原因について判定する第2原因判定部と
    を備える請求項1から4のいずれか一項に記載の測定支援装置。
  6. 前記第1原因判定部は、前記生体信号を取得するための測定機器の不具合または前記生体信号の測定手順の不遵守について原因判定する
    請求項5に記載の測定支援装置。
  7. 前記第1原因判定部は、前記生体信号の測定者が有する測定用端末上で動作し、
    前記第2原因判定部は、前記測定用端末と通信可能に接続された情報処理サーバ上で動作する
    請求項5または6に記載の測定支援装置。
  8. 前記測定用端末は、前記生体信号の測定結果を情報処理サーバに送信し、
    前記情報処理サーバは、前記測定結果に基づく測定品質低下原因の判定結果を前記測定用端末に送信する
    請求項7に記載の測定支援装置。
  9. 前記原因特定部は、複数の生体に関する測定情報を記憶し、前記複数の生体に関する測定情報に基づいて、前記測定品質低下原因を特定する
    請求項1から8のいずれか一項に記載の測定支援装置。
  10. 生体から測定された生体信号を入力する段階と、
    前記生体信号に基づいて、前記生体信号の測定品質を算出する段階と、
    前記測定品質が予め定められた条件を満たさなかった場合に、予め定められた複数の原因から前記生体信号の測定品質低下原因を特定する段階と
    を備える測定支援方法。
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