JP2023063769A - 制御システムおよび制御システムの制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切な交流電力を負荷に供給できるようにする。【解決手段】送電部は、第1のクロック信号を基にしたタイミングで交流電力をスイッチングし、スイッチングした交流電力を無線で送電するスイッチ部と、第1のクロック信号を無線で送信するクロック送信部とを有し、受電部は、クロック送信部から無線で送信された第1のクロック信号を受信するクロック受信部と、スイッチ部により無線で送電された交流電力の電力量とスイッチングタイミングを検出する検出部と、検出部により検出されたスイッチングタイミングを基に第2のクロック信号を生成するクロック生成部と、検出部により検出された電力量に応じて、第1のクロック信号または第2のクロック信号を選択するクロック選択部と、クロック選択部により選択されたクロック信号を基にしたタイミングで、スイッチ部により無線で送電された交流電力をスイッチングする整流部とを有する。【選択図】図1

Description

本開示は、制御システムおよび制御システムの制御方法に関する。
モータに電力を供給して駆動させるシステムがある。例えば、半導体露光装置では、ウエハを露光位置に移動させるための粗動ステージ上に、ウエハ上にパターンを形成するためにウエハを微細移動させる微動ステージと、この微動ステージを動かすモータが搭載されている。このモータを駆動するための電力を供給する給電ケーブルは、粗動ステージ上に搭載されたモータに接続される。この給電ケーブルは、粗動ステージの移動に併せて動くため、給電ケーブルの張力がステージの位置決め精度に影響を与える。そこで、モータ駆動のための電力伝送を無線化することが考えられている。
ステージを動かすモータには交流電圧を印加する必要がある。例えば、ステージを1軸上で、正方向に動かすときには正電圧を印加し、負方向に動かすときには負電圧を印加する必要があるためである。微動ステージを動かすためには、粗動ステージ上に搭載されたモータに交流電圧を印加する必要がある。
モータに印加する交流電圧は、一般にモータドライバと呼ばれる回路で作られる。モータドライバに直流電圧と制御信号を与えることで、モータに印加する交流電圧を作り出す。特許文献1には、モータドライバを粗動ステージ上に配置し、無線電力伝送を用いて粗動ステージ上に搭載されたモータに交流電圧を印加するモータ無線駆動システムの構成が記載されている。粗動ステージが無線電力伝送の受電側となっており、粗動ステージ上に無線電力伝送の受電部が配置されている。粗動ステージ上の受電部に直流電圧を無線伝送し、粗動ステージ上のモータドライバに直流電圧を与えることで、粗動ステージ上に搭載されたモータに印加する交流電圧を生成し、モータを駆動する。
特開2018-54847号公報
しかし、無線電力伝送の受電側にモータドライバを配置するスペースが必要となるため、粗動ステージが大型化する。そのため、粗動ステージ制御系を大規模にする必要がある。また、適切な交流電力を負荷に供給することが求められている。
本開示の目的は、適切な交流電力を負荷に供給できるようにすることである。
制御システムは、交流電力を無線で送電する送電部と、前記送電部から無線で送電された交流電力を受電する受電部とを有する制御システムであって、前記送電部は、第1のクロック信号を基にしたタイミングで前記交流電力をスイッチングし、前記スイッチングした交流電力を無線で送電する第1のスイッチ部と、前記第1のクロック信号を無線で送信するクロック送信部とを有し、前記受電部は、前記クロック送信部から無線で送信された第1のクロック信号を受信するクロック受信部と、前記第1のスイッチ部により無線で送電された交流電力の電力量とスイッチングタイミングを検出する第1の検出部と、前記第1の検出部により検出されたスイッチングタイミングを基に第2のクロック信号を生成する第1のクロック生成部と、前記第1の検出部により検出された電力量に応じて、前記クロック受信部から出力された第1のクロック信号または前記第2のクロック信号に基づくクロック信号を選択する第1のクロック選択部と、前記第1のクロック選択部により選択されたクロック信号を基にしたタイミングで、前記第1のスイッチ部により無線で送電された交流電力をスイッチングする第1の整流部とを有する。
本開示によれば、適切な交流電力を負荷に供給することができる。
制御システムの構成例を示すブロック図である。 制御システムの構成例を示す斜視図である。 受電アンテナと受信アンテナに生じる電圧波形を示す図である。 制御システムの構成例を示すブロック図である。 制御システムの構成例を示すブロック図である。 制御システムの構成例を示す斜視図である。 制御システムの構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は、特許請求の範囲を限定するものではない。実施形態には、複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが必須のものとは限らず、また、複数の特徴は、任意に組み合わせられてもよい。さらに、図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
[システム構成]
図1は、第1の実施形態による制御システム300の構成例を示すブロック図である。制御システム300は、送電部100と、受電部200と、交流電源401と、負荷402を有する。送電部100と受電部200の間は、物理的には接続されていない。送電アンテナ101から受電アンテナ201へ電力が非接触で送られ、送信アンテナ103から受信アンテナ203へクロック信号が非接触で送られる。送電アンテナ101と受電アンテナ201は、磁界結合で結合している。一方、送信アンテナ103と受信アンテナ203は、電界結合で結合している。以下、制御システム300の制御方法を説明する。
送電部100は、送電アンテナ101と、スイッチ回路102とを有する。スイッチ回路102は、交流電源401から供給された交流電圧を、交流電源401から供給された交流電圧の周波数よりも高い周波数でスイッチングして送電アンテナ101に送る。送電アンテナ101は、受電アンテナ201に無線送電する。
スイッチ回路102は、供給される交流電圧をスイッチングするために、例えば2つのFETのソース同士とゲート同士を接続して成る双方向スイッチを有する。双方向スイッチは、2つのFETのドレイン間に正電圧と負電圧のどちらが印加されても、2つのFETのボディダイオードはオンとならないため、交流電圧をスイッチングすることができる。2つのFETのゲート-ソース間に電圧を与えることで、2つのFETのドレイン間がオン/オフにスイッチされる。
また、送電部100は、送信アンテナ103と、クロック送信回路104と、第1のクロック生成回路105を有する。第1のクロック生成回路105は、第1のクロック信号を生成し、生成された第1のクロック信号をクロック送信回路104を介して送信アンテナ103に送る。送信アンテナ103は、受信アンテナ203に第1のクロック信号を無線送信する。第1のクロック生成回路105は、第1のクロック信号をスイッチ回路102にも送り、スイッチ回路102のスイッチングタイミングを制御する。
受電部200は、受電アンテナ201と、整流回路202を有する。受電アンテナ201は、送電アンテナ101から送電された交流電力を無線受電する。整流回路202は、受電アンテナ201により無線受電された交流電力を整流することにより、交流電源401が供給した元の交流電圧波形を復元し、復元した交流電圧を負荷402に出力する。スイッチ回路102、送電アンテナ101、受電アンテナ201、および整流回路202は、電力を効率的に無線伝送するために共振回路を形成している。
整流回路202は、スイッチ回路102と同期してスイッチングすることで、スイッチ回路102でスイッチングされた交流電圧を整流し、交流電源401から供給された交流電圧を復元する。整流回路202は、交流電圧を負荷402に出力するために、スイッチ回路102と同様の双方向スイッチを有する。その双方向スイッチを用いたスイッチ回路102と整流回路202により、交流電源401が負荷402に印加する所望の交流電圧を無線電力伝送することができる。負荷402は、例えば、交流電流を印加することで、物理的に変位動作するモータであり、例えばボイスコイルモータである。
特許文献1では、負荷402であるモータが駆動する微動ステージの移動方向を制御するための交流電圧は、受電部200で生成されており、送電部100には直流電源より直流電圧が印加されている。直流電圧を無線電力伝送により受電部200へ供給し、受電部200にあるモータドライバへ直流電圧が供給される。そして、モータドライバがモータへ印加する交流電圧を生成することで、微動ステージの移動方向を制御する。モータへ印加する交流電圧を高精度にするために、直流電圧は一定に保つように制御されている。
一方、本実施形態の制御システム300は、特許文献1の構成とは異なり、受電部200にはモータドライバがなく、受電部200が小型である。交流電源401が特許文献1のモータドライバに該当する。送電部100には、交流電源401で生成された微動ステージの移動方向を制御するための交流電圧が印加される。そして、その交流電圧は、スイッチ回路102を介して無線電力伝送により受電部200へ供給され、整流回路202で元の交流電圧波形に復元され、微動ステージを動かすモータである負荷402に印加される。
また、受電部200は、検出部205と、第2のクロック生成回路206と、クロック切替回路207を有する。検出部205は、受電アンテナ201が受電した交流電力の電力量とタイミングを検出する。受電アンテナ201が受電した交流電圧の波形は、交流電源401から印加された交流電圧波形をスイッチ回路102でスイッチングした波形となっている。検出する電力量とは、受電アンテナ201が受電した交流電圧振幅、もしくは交流電流振幅、もしくはその双方から計算される交流電力振幅の大きさである。また、検出するタイミングとは、受電アンテナ201が受電した交流電圧、もしくは交流電流、もしくはその双方から計算される交流電力の波形がゼロ付近となるタイミングである。第2のクロック生成回路206は、検出部205で検出されたタイミングを基に、第2のクロック信号を生成し、第2のクロック信号をクロック切替回路207へ送る。
また、受電部200は、受信アンテナ203と、クロック受信回路204を有する。受信アンテナ203は、送信アンテナ103から送信された第1のクロック信号を無線受信する。クロック受信回路204は、受信アンテナ203により無線受信された第1のクロック信号を波形整形し、波形整形された第1のクロック信号をクロック切替回路207に送る。
クロック切替回路207は、入力された第1のクロック信号と第2のクロック信号のどちらかを選択して整流回路202へ出力する。整流回路202は、選択された第1のクロック信号または第2のクロック信号に基づいて、受電アンテナ201が受電した交流電圧をスイッチングすることにより、交流電源401から供給された交流電圧を復元し、負荷402へ供給する。
図2は、第1の実施形態による制御システム300の構成例を示す斜視図である。受電アンテナ201と整流回路202は、リニアモータ501によって1軸上をスライド移動するステージ502の上に搭載されている。ステージ502は、例えば粗動ステージである。送電アンテナ101は、受電アンテナ201に対して長尺となっている。ステージ502の動きに対して、ステージ502のどの位置でも、送電アンテナ101と受電アンテナ201が非接触で対向するようになっている。それにより、ステージ502がどの位置であっても、受電アンテナ201が送電アンテナ101から電力を無線で受電することができる。
また、受信アンテナ203とクロック受信回路204は、同様にステージ502の上に搭載されている。送信アンテナ103は、受信アンテナ203に対して長尺となっている。ステージ502の動きに対して、ステージ502のどの位置でも、送信アンテナ103と受信アンテナ203が非接触で対向するようになっている。それにより、ステージ502がどの位置であっても、受信アンテナ203が送信アンテナ103からクロック信号を無線で受信することができる。
[クロック切替回路の役割]
クロック切替回路207は、入力された第1のクロック信号と第2のクロック信号のどちらかを選択して整流回路202へ出力する。クロック切替回路207は、検出部205で検出された電力量に基づき、第1のクロック信号と第2のクロック信号のどちらかを選択する。クロック切替回路207は、検出部205で検出された電力量が閾値より大きい場合には、第2のクロック信号を選択し、検出部205で検出された電力量が閾値より小さい場合には、第1のクロック信号を選択する。閾値は、予め設定された閾値である。
この選択の理由について以下に説明する。検出された電力量が閾値より大きい場合、すなわち交流電源401から負荷402に供給する電力量が大きい場合には、送電アンテナ101と受電アンテナ201に生じる電圧も大きい。例として、9Ωの負荷402に45Vの直流電圧を無線電力伝送した場合の受電アンテナ201に生じる電圧波形のシミュレーション結果を図3(a)に示す。スイッチ回路102のスイッチング周波数は1.51MHzであり、送電アンテナ101のインダクタンスは1.8μHであり、受電アンテナ201のインダクタンスは0.98μHである。図3(a)のグラフより、受電アンテナ201に生じる電圧は、共振により290Vppほどとなっている。
それに対し、受信アンテナ203が受信するクロック信号の振幅は、送信アンテナ103と受信アンテナ203との間でクロック信号が減衰するため、微小である。例として、送信アンテナ103に8MHzの10Vppのクロック信号を印加した場合のクロック受信回路204が受信する電圧波形の実測結果を図3(b)に示す。クロック受信回路204には、例としてコンパレータ回路を用いている。図3(b)のグラフの-2.5V付近の2つの波状の波形は、コンパレータ回路のプラス側とマイナス側の電圧波形を表しており、上下に尖っている波形は、それらの差分の波形であり、コンパレータ回路の差動入力波形を表している。図3(b)のグラフより、コンパレータ回路の差動入力波形、すなわち受信アンテナ203で受信されてクロック受信回路204に伝わる信号の電圧振幅は、25mVほどしかない。
これらの電圧が生じる受電アンテナ201と受信アンテナ203の配置関係は、図2で示すように密接している。受電部200が配置されるステージ502は、リニアモータ501の負荷を軽くするためや、自身の動きにより発生する慣性を小さくするために、なるべく小型にすることが求められる。そのため、受電部200の受電アンテナ201と受信アンテナ203もなるべく少ないスペースに密接して収められる必要がある。すると、受電アンテナ201と受信アンテナ203の間で電磁干渉が起き、クロック受信回路204に伝わる小振幅の信号に受電アンテナ201による大振幅のノイズが重畳し、クロック受信回路204で正しく波形整形ができなくなってしまう場合がある。すると、クロック受信回路204が出力する第1のクロック信号にビットが欠けるなどのエラーが発生してクロック信号が正しくなくなる場合がある。その結果、スイッチ回路102のスイッチングと整流回路202のスイッチングが同期できず、整流回路202が交流電力波形を正しく復元できなくなってしまう場合がある。
一方、このとき、検出部205は、受電アンテナ201に生じる電圧が大きいため、電力量とタイミングを正しく検出しており、第2のクロック生成回路206は、第2のクロック信号を正しく生成している。また、検出部205が検出する電力量は、大きくなっている。
よって、クロック切替回路207は、検出部205が検出した電力量が大きい場合には、正しく生成されている第2のクロック信号を選択して整流回路202へ出力することで、スイッチ回路102と整流回路202が同期してスイッチングする。その結果、整流回路202は、交流電源401から供給された交流電圧を高精度に復元することができる。
次に、交流電源401から負荷402に供給する電力量が小さい場合について説明する。この場合は、送電アンテナ101と受電アンテナ201に生じる電圧も小さく、受信アンテナ203へのノイズ重畳量は小さく、第1のクロック信号に影響しにくくなる。その結果、クロック受信回路204は、正しく波形整形された第1のクロック信号を出力することができる。
一方、このとき、検出部205は、受電アンテナ201に生じる電圧が小さいため、検出する電力量が小さくなる。さらに、検出部205は、タイミングを検出しようとしても、受電アンテナ201に生じる電圧が小さいため、その電圧が検出部205の検出限界を下回ると、タイミングを検出できなくなってしまう場合がある。また、元々の交流電源401が負荷402に供給する電力がゼロ付近でプラスとマイナスを行ったり来たりするような波形の場合には、本来波形がゼロ付近となるスイッチ回路102のスイッチングタイミングとの切り分けができなくなる場合がある。すると、第2のクロック生成回路206が検出部205で検出されたタイミングを基に生成する第2のクロック信号に、ビットが欠けるなどのエラーが発生して、第2のクロック信号が正しくなくなる場合がある。その結果、スイッチ回路102のスイッチングと整流回路202のスイッチングが同期できず、整流回路202が交流電力波形を正しく復元できなくなってしまう場合がある。
よって、クロック切替回路207は、検出部205で検出された電力量が小さい場合には、正しく生成されている第1のクロック信号を選択して整流回路202へ出力することで、スイッチ回路102と整流回路202が同期してスイッチングする。その結果、整流回路202は、交流電源401から供給された交流電圧を高精度に復元することができる。
尚、受電アンテナ201に生じる電圧が検出部205の検出限界を下回るような小さな電圧のときには、電磁干渉により受信アンテナ203の信号に重畳するノイズは、必然的に検出限界よりも小さくなる。そのため、クロック受信回路204の波形整形に影響することない。逆に、受電アンテナ201に生じる電圧が検出部205の検出限界を上回る場合には、第2のクロック生成回路206が正しい第2のクロック信号を生成することができる。よって、必ず第1のクロック信号が正しい場合と、第2のクロック信号が正しい場合の2通りのみに分けることができる。
以上のように、クロック切替回路207は、検出部205で検出された電力量に基づき、正しい第1のクロック信号または第2のクロック信号を選択して出力する。制御システム300は、電磁干渉によるクロック信号のエラーを抑制し、負荷402へ供給する電力の大きさに寄らずに、スイッチ回路102と整流回路202が同期してスイッチングし、交流電源401から供給された交流電圧を高精度に復元することができる。
[スイッチ回路と整流回路の同期]
クロック切替回路207に入力される第1のクロック信号と第2のクロック信号は、双方とも第1のクロック生成回路105で生成されたクロック信号が大元になっているため、周波数が一致している。しかし、第1のクロック信号と第2のクロック信号は、それぞれ異なる経路を通ってきているため、位相が必ずしも一致していない。整流回路202のスイッチング動作に求められるスイッチングタイミングは、スイッチングする対象である受電アンテナ201に生じる電圧のスイッチングタイミングである。よって、整流回路202に求められるスイッチングタイミングは、検出部205で受電アンテナ201に生じる電圧から検出されたスイッチングタイミングである。よって、クロック切替回路207は、切り替える前に、クロック受信回路204から出力された第1のクロック信号を、検出部205で検出されたスイッチングタイミングの位相と合うように移相してもよい。
クロック切替回路207が第1のクロック信号を第2のクロック信号の位相と合うように移相する場合に、負荷402に供給する電力が小さいと、前述した通り、検出部205は、電圧が検出部205の検出限界を下回ると検出できなくなってしまう場合がある。また、負荷402に供給する電力がゼロ付近でプラスとマイナスを行ったり来たりするような波形の場合には、検出部205において検出すべきスイッチ回路102のスイッチングタイミングとの切り分けができなくなる場合がある。このような場合、検出部205が正しいスイッチングタイミングを検出できず、クロック切替回路207は、第1のクロック信号を第2のクロック信号の位相と合うように正しく移相することができない場合がある。
このような場合を回避するために、制御システム300は、負荷402へ所望の電力を供給するシーケンスを開始する前に、スイッチ回路102と整流回路202の同期を確立するための初期動作をしてもよい。具体的には、検出部205が充分タイミング検出できる大きさの電力を、制御システム300の初期動作として交流電源401から出力し、そのときに、クロック切替回路207は、第1のクロック信号を第2のクロック信号の位相と合うように移相する。そして、以降、クロック切替回路207は、この移相量を保持する。このようにすることにより、負荷402へ所望の電力を供給するシーケンスを開始しても、常に第1のクロック信号は第2のクロック信号と位相が一致する状態となる。そのため、クロック切替回路207がどちらのクロック信号に切り替えたとしても、常にスイッチ回路102と整流回路202のスイッチングタイミングの同期を保つことができ、交流電源401から供給された交流電圧を高精度に復元することができる。
以上のように、送電部100は、交流電力を無線で送電する。受電部200は、送電部100から無線で送電された交流電力を受電する。クロック生成回路105は、クロック生成部であり、第1のクロック信号を生成する。スイッチ回路102は、スイッチ部であり、送電アンテナ101を介して、クロック生成回路105により生成された第1のクロック信号を基にしたタイミングで、交流電源401の交流電力をスイッチングし、そのスイッチングした交流電力を無線で送電する。クロック送信回路104は、クロック送信部であり、送信アンテナ103を介して、クロック生成回路105により生成された第1のクロック信号を無線で送信する。
クロック受信回路204は、クロック受信部であり、受信アンテナ203を介して、クロック送信回路104から無線で送信された第1のクロック信号を受信する。検出部205は、スイッチ回路102により無線で送電された交流電力の電力量とスイッチングタイミングを検出する。クロック生成回路206は、検出部205により検出されたスイッチングタイミングを基に第2のクロック信号を生成する。
クロック切替回路207は、クロック選択部であり、検出部205により検出された電力量が第1の電力量である場合には、クロック生成回路206により生成された第2のクロック信号を選択する。また、クロック切替回路207は、検出部205により検出された電力量が第1の電力量より小さい第2の電力量である場合には、クロック受信回路204から出力された第1のクロック信号に基づくクロック信号を選択する。
整流回路202は、整流部であり、クロック切替回路207により選択されたクロック信号を基にしたタイミングで、スイッチ回路102により無線で送電された交流電力をスイッチングする。
クロック切替回路207は、検出部205により検出されたスイッチングタイミングの位相と合うように、クロック受信回路204から出力された第1のクロック信号を移相してもよい。その場合、クロック切替回路207は、検出部205により検出された電力量が第2の電力量である場合には、上記の移相したクロック信号を選択する。
クロック切替回路207は、制御システム300の起動直後の期間に、検出部205により検出されたスイッチングタイミングの位相と合うように上記の第1のクロック信号を移相し、以降、その移相の移相量を保持することができる。上記の制御システム300の起動直後の期間は、スイッチ回路102により無線で送電された交流電力が検出部205の検出限界の下限を上回る期間である。
また、クロック切替回路207は、検出部205により検出された電力量が閾値より大きい場合には、クロック生成回路206により生成された第2のクロック信号を選択する。また、クロック切替回路207は、検出部205により検出された電力量が閾値より小さい場合には、クロック受信回路204から出力された第1のクロック信号に基づくクロック信号を選択する。
なお、2つの閾値を設けてもよい。クロック切替回路207は、検出部205により検出された電力量が第1の閾値より大きい場合には、クロック生成回路206により生成された第2のクロック信号を選択する。また、クロック切替回路207は、検出部205により検出された電力量が第2の閾値より小さい場合には、クロック受信回路204から出力された第1のクロック信号に基づくクロック信号を選択する。また、クロック切替回路207は、検出部205により検出された電力量が第1の閾値より小さくかつ第2の閾値より大きい場合には、クロック受信回路204から出力された第1のクロック信号と上記の第2のクロック信号を和算したクロック信号を選択する。
上記の閾値は、ヒステリシス特性を有するようにしてもよい。これにより、検出部205が検出した電力量が閾値を頻繁に跨ぐ場合に発生するチャタリングを防止することができる。
スイッチ回路102と整流回路202は、それぞれ、双方向スイッチを用いてスイッチングする。図2に示すように、受電アンテナ201は、送電アンテナ101に対して、相対的に移動可能である。受信アンテナ203は、送信アンテナ103に対して、相対的に移動可能である。
以上、本実施形態によれば、制御システム300は、例えば、粗動ステージ502上のモータに無線電力伝送を用いて交流電圧を印加することができ、受電部200を小型化することができる。また、検出部205が検出する電力量が大きい場合には、受信アンテナ203の第1のクロック信号へのノイズ重畳量が大きくなる。検出部205が検出する電力量が小さい場合には、受信アンテナ203の第1のクロック信号へのノイズ重畳量が小さくなる。クロック切替回路207は、検出部205が検出する電力量に応じて、クロック信号を選択することにより、整流回路202のスイッチングタイミングを適切に制御し、無線で送電された交流電圧を高精度に負荷402へ印加することができる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態による制御システム300の構成例を示すブロック図である。図4の制御システム300は、図1の制御システム300に対して、第1の分周回路106と第2の分周回路208を追加したものである。送電部100は、第1の分周回路106を有する。受電部200は、第2の分周回路208を有する。以下、第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点について説明する。
送電部100の第1のクロック生成回路105は、第1のクロック信号を生成し、生成された第1のクロック信号を第1の分周回路106に送る。第1の分周回路106は、第1のクロック信号を分周することにより、第1のクロック信号の周波数を変更した後、分周後のクロック信号をスイッチ回路102に送り、スイッチ回路102のスイッチングタイミングを制御する。スイッチ回路102は、第1の分周回路106で変更された周波数のクロック信号でスイッチングする。そのため、検出部205が検出するスイッチングタイミングの周波数も、第1の分周回路106で変更された周波数である。第2のクロック生成回路206が検出部205で検出されたタイミングに基づき生成してクロック切替回路207に送る第2のクロック信号の周波数も、同様に、第1の分周回路106で変更された周波数である。
受電部200のクロック受信回路204は、第1のクロック信号を第2の分周回路208に送る。第2の分周回路208は、第1のクロック信号を分周することにより、第1のクロック信号を第1の分周回路106と同じ周波数に変更した後、分周後の第1のクロック信号をクロック切替回路207に送る。
以上より、クロック切替回路207に送られる第1のクロック信号と第2のクロック信号の周波数は、どちらも第1の分周回路106と第2の分周回路208で変更された周波数で一致している。しかし、第1の実施形態と同様に、第1のクロック信号と第2のクロック信号の位相は必ずしも一致していない。よって、クロック切替回路207は、切り替える前に、第2の分周回路208から出力された第1のクロック信号を、検出部205で検出された変更された周波数のスイッチングタイミングの位相と合うように移相してもよい。
第1の分周回路106と第2の分周回路208を設けることで、スイッチ回路102と整流回路202は、任意の周波数で同期スイッチングすることができる。このようにすることにより、制御システム300は、独立した複数の負荷402に対して、独立した複数の交流電源401から出力された電力を異なる周波数で同時に無線で供給することができる。
図5は、例として、2つの独立した負荷402および412に対して、2つの独立した交流電源401および411から出力された電力を異なる周波数で同時に供給する場合の、第2の実施形態による制御システム300の構成例を示すブロック図である。
図5の制御システム300は、図4の制御システム300に対して、交流電源411と、送電アンテナ111と、スイッチ回路112と、第1の分周回路116を追加したものである。さらに、図5の制御システム300は、図4の制御システム300に対して、受電アンテナ211と、整流回路212と、検出部215と、第2のクロック生成回路216と、クロック切替回路217と、第2の分周回路218と、負荷412を追加したものである。
送電部100は、送電アンテナ111と、スイッチ回路112と、第1の分周回路116を有する。受電部200は、受電アンテナ211と、整流回路212と、検出部215と、第2のクロック生成回路216と、クロック切替回路217と、第2の分周回路218を有する。
スイッチ回路112は、交流電源411から供給された交流電圧を、交流電源411から供給された交流電圧の周波数よりも高い周波数でスイッチングして送電アンテナ111に送る。送電アンテナ111は、受電アンテナ211に無線送電する。第1のクロック生成回路105は、生成した第1のクロック信号を第1の分周回路106および116に送る。第1の分周回路106は、第1のクロック信号を分周することにより、第1のクロック信号の周波数を変更した後、分周後のクロック信号をスイッチ回路112に送り、スイッチ回路112のスイッチングタイミングを制御する。
受電アンテナ211は、送電アンテナ111から送電された交流電力を無線受電する。整流回路212は、受電アンテナ211により無線受電された交流電力を整流することにより、交流電源411が供給した元の交流電圧波形を復元し、復元した交流電圧を負荷412に出力する。
検出部215は、受電アンテナ211が受電した交流電力の電力量とタイミングを検出する。第2のクロック生成回路216は、検出部215で検出されたタイミングを基に、第2のクロック信号を生成し、第2のクロック信号をクロック切替回路217へ送る。
クロック受信回路204は、第1のクロック信号を第2の分周回路208および218に送る。第2の分周回路208は、第1のクロック信号を分周することにより、第1のクロック信号を第1の分周回路116と同じ周波数に変更した後、分周後の第1のクロック信号をクロック切替回路217に送る。
クロック切替回路217は、検出部215で検出された電力量が閾値より大きい場合には、第2のクロック信号を選択し、検出部215で検出された電力量が閾値より小さい場合には、第1のクロック信号を選択する。そして、クロック切替回路217は、選択した第1のクロック信号または第2のクロック信号を整流回路212に出力する。整流回路212は、選択された第1のクロック信号または第2のクロック信号に基づいて、受電アンテナ211が受電した交流電圧をスイッチングすることにより、交流電源411から供給された交流電圧を復元し、負荷412へ供給する。
図5の制御システム300は、図4に対して、第1のクロック生成回路105、クロック送信回路104、送信アンテナ103、受信アンテナ203およびクロック受信回路204は共通として1セットとなっており、それ以外が2つに増えた構成となっている。1セットの送信アンテナ103と受信アンテナ203を用いて非接触で送られる1つのクロック信号により、独立した2セットのスイッチ回路102,112と整流回路202,212がそれぞれ同期することができる。よって、制御システム300は、独立した2つの負荷402および412に対して、独立した2つの交流電源401および411から出力された電力を異なる周波数で同時に無線で供給することができる。
異なる周波数にする利点を説明する。図6は、2つの独立した負荷402および412に対して、2つの独立した交流電源401および411から出力された電力を異なる周波数で同時に供給する場合の、第2の実施形態による制御システム300の構成例を示す斜視図である。スイッチ回路102と送電アンテナ101の上に、追加したスイッチ回路112と送電アンテナ111を重ねて配置し、受電アンテナ201と整流回路202の上に、追加した受電アンテナ211と整流回路212を重ねて配置している。前述した通り、受電部200が配置されるステージ502は、リニアモータ501の負荷を軽くするためや、自身の動きにより発生する慣性を小さくするために、なるべく小型にすることが求められる。そのため、受電部200の受電アンテナ201と追加した受電アンテナ211もなるべく少ないスペースに密接して収められる必要がある。すると、受電アンテナ201と受電アンテナ211の間で電磁干渉が起き、互いの交流電力が互いに重畳し、負荷402および412に正しい交流電力を供給できなくなってしまう場合がある。
しかし、第1の分周回路106および116で異なる周波数に変更し、第2の分周回路208および218で同様に異なる周波数に変更することで、受電アンテナ201および211に生じる電圧のスイッチング周波数が互いに異なる。さらに、整流回路202および212のスイッチング周波数も互いに異なるため、互いに重畳しても整流回路202および212で互いの異なる周波数の電圧は整流されず、結果として、負荷402および412に供給される交流電力には互いに影響しない。よって、受電部200の受電アンテナ201と追加した受電アンテナ211が密接して配置されても、交流電源401および411から出力された交流電圧を各々独立して高精度に復元して負荷402および412に供給することができる。
例として2つの独立した負荷402および412に対して、2つの独立した交流電源401および411から出力された電力を異なる周波数で同時に供給する場合について説明したが、3つ以上でもよい。その場合、追加するスイッチ回路、送電アンテナ、受電アンテナおよび整流回路をさらに上に重ねてもよい。
以上のように、図4では、分周回路106は、周波数変更部であり、クロック生成回路105により生成された第1のクロック信号の周波数を変更したクロック信号をスイッチ回路102に出力する。スイッチ回路102は、分周回路106から出力されたクロック信号を基にしたタイミングで交流電力をスイッチングする。
分周回路208は、クロック受信回路204から出力された第1のクロック信号の周波数を変更したクロック信号をクロック切替回路207に出力する。クロック切替回路207は、検出部205により検出された電力量が閾値より小さい場合には、分周回路208から出力されたクロック信号を選択する。
次に、図5の制御システム300について説明する。分周回路116は、クロック生成回路105により生成された第1のクロック信号の周波数を変更したクロック信号を出力する。スイッチ回路112は、分周回路116から出力されたクロック信号を基にしたタイミングで他の交流電力をスイッチングし、送電アンテナ111を介して、そのスイッチングした交流電力を無線で送電する。
分周回路218は、クロック受信回路204から出力された第1のクロック信号の周波数を変更したクロック信号を出力する。検出部215は、スイッチ回路112により無線で送電された交流電力の電力量とスイッチングタイミングを検出する。クロック生成回路216は、検出部215により検出されたスイッチングタイミングを基にクロック信号を生成する。
クロック切替回路217は、検出部215により検出された電力量が第3の電力量である場合には、クロック生成回路216により生成されたクロック信号を選択する。また、クロック切替回路217は、検出部215により検出された電力量が第3の電力量より小さい第4の電力量である場合には、分周回路218から出力されたクロック信号を選択する。整流回路212は、クロック切替回路217により選択されたクロック信号を基にしたタイミングで、スイッチ回路112により無線で送電された交流電力をスイッチングする。
以上、本実施形態によれば、分周回路106、116、208および218を設けることにより、複数の負荷402および412に適切な交流電圧を印加することができる。
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態による制御システム300の構成例を示すブロック図である。図7の制御システム300は、図1の制御システム300に対して、第1の制御回路120と、分周回路209と、移相回路210と、第2の制御回路220を追加したものである。送電部100は、第1の制御回路120を有する。受電部200は、分周回路209と、移相回路210と、第2の制御回路220を有する。第1の制御回路120は、分周回路121と、移相回路122と、パルス幅調整回路123を有する。第2の制御回路220は、分周回路221と、移相回路222と、パルス幅調整回路223を有する。以下、第3の実施形態が第1および第2の実施形態と異なる点について説明する。
送電部100の第1のクロック生成回路105は、生成した第1のクロック信号を第1の制御回路120に送る。第1の制御回路120は、分周回路121と移相回路122とパルス幅調整回路123により、第1のクロック生成回路105で生成された第1のクロック信号に対して、周波数と位相とパルス幅を変更し、変更後の第1のクロック信号をスイッチ回路102に送る。これにより、第1の制御回路120は、スイッチ回路102のスイッチングタイミングを制御する。第1の制御回路120とは、例えばMCU(マイクロコントロールユニット)でもよい。
スイッチ回路102は、第1の制御回路120で変更された周波数でスイッチングするため、検出部205で検出されるスイッチングタイミングの周波数も、第1の制御回路120で変更された周波数である。第2のクロック生成回路206が検出部205で検出されたタイミングに基づき生成する第2のクロック信号の周波数も、同様に変更された周波数である。分周回路209は、第2のクロック生成回路206で生成された第2のクロック信号の周波数を、第1のクロック生成回路105が生成した第1のクロック信号の周波数に変更する。
クロック受信回路204から出力される第1のクロック信号の周波数は、第1のクロック生成回路105で生成された第1のクロック信号の元の周波数のままである。移相回路210は、クロック受信回路204から出力された第1のクロック信号の位相を、分周回路209から出力された第2のクロック信号の位相と合わせるように移相して、クロック切替回路207に送る。
さらに、分周回路209は、変更後の第2のクロック信号をクロック切替回路207に送る。よって、クロック切替回路207には、移相回路210で移相された第1のクロック信号と、分周回路209で変更された第2のクロック信号が入力される。クロック切替回路207に入力される第1のクロック信号と第2のクロック信号の位相は、移相回路210によって一致している。移相回路210は、第1の実施形態と同様に、初期動作時に移相して同期をとり、以降保持してもよい。
クロック切替回路207は、検出部205で検出された電力量の大きさによって、第1のクロック信号または第2のクロック信号を選択して第2の制御回路220に出力する。クロック切替回路207は、第1の実施形態と同様に、電力量が閾値より小さい場合には第1のクロック信号を選択し、電力量が閾値より大きい場合には第2のクロック信号を選択する。
第2の制御回路220は、分周回路221と移相回路222とパルス幅調整回路223により、選択された第1または第2のクロック信号に対して、周波数と位相とパルス幅を変更し、変更後の第1または第2のクロック信号を整流回路202に送る。これにより、第2の制御回路220は、整流回路202のスイッチングタイミングを制御する。第2の制御回路220とは、例えばMCU(マイクロコントロールユニット)でもよい。
第2の制御回路220は、クロック切替回路207から出力されたクロック信号を、第1の制御回路120と同じ周波数に変更した後、検出部205で検出したスイッチングタイミングの位相と合うように移相してもよい。また、第2の制御回路220は、第1の実施形態と同様に、初期動作時に移相して同期をとり、以降保持してもよい。
さらに、第1の制御回路120と第2の制御回路220は、パルス幅調整回路123および223により、クロック信号のパルス幅を変更することができる。例えば、パルス幅調整回路123および223は、パルス幅を変更してクロック信号にデッドタイムを設けることができる。デッドタイムを設けることにより、スイッチ回路102や整流回路202における貫通電流を抑制したり、スイッチング損失を減らしたりすることができる。
また、第2の実施形態と同様に、スイッチ回路102と整流回路202は、任意の周波数で同期スイッチングすることができる。そのため、独立した複数の負荷402に対して、独立した複数の交流電源401から出力された電力を異なる周波数で同時に無線で供給してもよい。その場合、クロック切替回路207などは、図6において送信アンテナ103および受信アンテナ203と隣接する送電アンテナ101および受電アンテナ201を用いて無線電力伝送を行う1セット目の交流電源401および負荷402のセットのみに設ければよい。送信アンテナ103および受信アンテナ203から離れた送電アンテナ111および受電アンテナ211を用いる2セット目の交流電源411および負荷412や、さらにその上に重ねた場合の3セット目以降には、クロック切替回路207を用いなくてもよい。2セット目以降には、第2のクロック生成回路206とクロック切替回路207と分周回路209と移相回路210を設けず、1セット目のみに設けられたクロック切替回路207の出力を2セット目以降の各々の第2の制御回路220に入力すればよい。そして、検出部205は、タイミングのみを検出すればよい。第2の制御回路220は、クロック切替回路207から受け取ったクロック信号を第1の制御回路120と同じ周波数に変更したあと、検出部205で検出したタイミングと合うように移相し、同期をとればよい。
1セット目のみにクロック生成回路206とクロック切替回路207と分周回路209と移相回路210があればよい理由は、受信アンテナ203へ電磁干渉によりノイズ重畳を起こしやすいのは、受信アンテナ203と隣接する受電アンテナ201だからである。1セット目において、クロック切替回路207を用いて、第1のクロック生成回路105が生成したクロック信号を常に正しく得られるようになるため、2セット目以降は、このクロック切替回路207から出力されるクロック信号を用いればよいからである。2セット目以降のスイッチ回路102と整流回路202の同期に関しては、2セット目以降は、分周回路121によりスイッチング周波数が各々異なっているため、各々の検出部205と第2の制御回路220を用い、各々で同期をとればよい。尚、2セット目以降のスイッチング周波数は、全て異なっている必要はなく、同じでもよい。電磁干渉が問題になる場合に周波数分離することで干渉を抑制することができる。
また、クロック切替回路207において、電力量の閾値は任意に決めてよく、ヒステリシス特性を設けてもよい。これにより、検出部205が検出した電力量が閾値を頻繁に跨ぐ場合に発生するチャタリングを防止することができる。または、クロック切替回路207は、閾値を2つ設け、検出部205が検出する電力量を大、中、小の3段階に分けてもよい。クロック切替回路207は、電力量が大のときには第2のクロック信号を選択し、電力量が小のときには第1のクロック信号を選択し、電力量が中のときには第1のクロック信号と第2のクロック信号の双方をOR回路等で和算したクロック信号を出力してもよい。クロック切替回路207は、中段階を設けることで、切替時のクロック信号の消滅やサージ発生を抑制することができる。また、外来ノイズ等によりどちらかのクロック信号が誤ったとしても、もう一方があることでエラー抑制を強化することができる。
また、分周回路にフィルタを設け、帯域を調節することでクロック信号が持つノイズを除去したり、単発のノイズに反応せずに元のクロック信号を保つようにしてたりしてもよい。これにより、よりクロック信号の信頼性が向上する。
また、送電アンテナ101や受電アンテナ201は、プリント基板の配線で形成してもよいし、プリント基板に磁性シートを貼付して電磁界結合時の損失や電磁ノイズの放射を低減してもよい。また、送電アンテナ101や受電アンテナ201は、フェライト等の磁性体とリッツ線等の巻線を用いた巻線トランスでもよい。
また、送電アンテナ101と受電アンテナ201の結合と、送信アンテナ103と受信アンテナ203の結合は、電界結合、磁界結合、光結合、音波結合などを用い、どの組み合わせの結合を用いてもよい。
以上のように、分周回路121は、クロック生成回路105により生成された第1のクロック信号の周波数を変更したクロック信号を出力する。移相回路122とパルス幅調整回路123は、削除可能である。スイッチ回路102は、分周回路121から出力されたクロック信号を基にしたタイミングで交流電力をスイッチングする。
分周回路209は、クロック生成回路206により生成された第2のクロック信号の周波数を変更したクロック信号を出力する。移相回路210は、移相部であり、分周回路209から出力されたクロック信号の位相と合うように、クロック受信回路204から出力された第1のクロック信号を移相する。
分周回路221は、クロック切替回路207により選択されたクロック信号の周波数を変更したクロック信号を出力する。移相回路222とパルス幅調整回路223は、削除可能である。整流回路202は、分周回路221から出力されたクロック信号を基にしたタイミングで、スイッチ回路102により無線で送電された交流電力をスイッチングする。
次に、上記の2セット目について説明する。2セット目では、クロック切替回路207を省略可能である。2セット目の分周回路121は、クロック生成回路105により生成された第1のクロック信号の周波数を変更したクロック信号を出力する。2セット目のスイッチ回路102は、2セット目の分周回路121から出力されたクロック信号を基にしたタイミングで他の交流電力をスイッチングし、2セット目の送電アンテナ101を介して、そのスイッチングした交流電力を無線で送電する。
2セット目の分周回路221は、クロック切替回路207により選択されたクロック信号の周波数を変更したクロック信号を出力する。2セット目の整流回路202は、2セット目の分周回路221から出力されたクロック信号を基にしたタイミングで、2セット目のスイッチ回路102により無線で送電された交流電力をスイッチングする。
なお、パルス幅調整回路123および223は、第1および第2の実施形態に適用することもできる。パルス幅調整回路123は、パルス幅調整部であり、スイッチ回路102に入力されるクロック信号のパルス幅を調整する。パルス幅調整回路123は、整流回路202に入力されるクロック信号のパルス幅を調整する。
以上、本実施形態によれば、分周回路121および221を設けることにより、複数の負荷402に適切な交流電圧を印加することができる。また、複数のセットでクロック切替回路207を共用することにより、2セット目以降のクロック切替回路207を省略することができる。
なお、上述の実施形態は、何れも本開示を実施するにあたっての具体例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されない。すなわち、本開示は、上記実施形態に制限されるものではなく、様々な変更および変形が可能である。
100 送電部、101 送電アンテナ、102 スイッチ回路、103 送信アンテナ、104 クロック送信回路、105 第1のクロック生成回路、106 分周回路、111 送電アンテナ、112 スイッチ回路、116 分周回路、120 第1の制御回路、200 受電部、201 受電アンテナ、202 整流回路、203 受信アンテナ、204 クロック受信回路、205 検出部、206 第2のクロック生成回路、207 クロック切替回路、208 分周回路、209 分周回路、210 移相回路、211 受電アンテナ、212 整流回路、215 検出部、216 クロック生成回路、217 クロック切替回路、218 分周回路、220 第2の制御回路、300 制御システム、401 交流電源、402 負荷、411 交流電源、412 負荷、501 リニアモータ、502 ステージ

Claims (19)

  1. 交流電力を無線で送電する送電部と、
    前記送電部から無線で送電された交流電力を受電する受電部とを有する制御システムであって、
    前記送電部は、
    第1のクロック信号を基にしたタイミングで前記交流電力をスイッチングし、前記スイッチングした交流電力を無線で送電する第1のスイッチ部と、
    前記第1のクロック信号を無線で送信するクロック送信部とを有し、
    前記受電部は、
    前記クロック送信部から無線で送信された第1のクロック信号を受信するクロック受信部と、
    前記第1のスイッチ部により無線で送電された交流電力の電力量とスイッチングタイミングを検出する第1の検出部と、
    前記第1の検出部により検出されたスイッチングタイミングを基に第2のクロック信号を生成する第1のクロック生成部と、
    前記第1の検出部により検出された電力量に応じて、前記クロック受信部から出力された第1のクロック信号または前記第2のクロック信号に基づくクロック信号を選択する第1のクロック選択部と、
    前記第1のクロック選択部により選択されたクロック信号を基にしたタイミングで、前記第1のスイッチ部により無線で送電された交流電力をスイッチングする第1の整流部と
    を有することを特徴とする制御システム。
  2. 前記第1のクロック選択部は、前記第1の検出部により検出された電力量が第1の電力量である場合には、前記第2のクロック信号を選択し、前記第1の検出部により検出された電力量が前記第1の電力量より小さい第2の電力量である場合には、前記クロック受信部から出力された第1のクロック信号に基づくクロック信号を選択することを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記第1のクロック選択部は、前記第1の検出部により検出された電力量が前記第2の電力量である場合には、前記第1の検出部により検出されたスイッチングタイミングの位相と合うように、前記クロック受信部から出力された第1のクロック信号を移相したクロック信号を選択することを特徴とする請求項2に記載の制御システム。
  4. 前記第1のクロック選択部は、前記第1のスイッチ部により無線で送電された交流電力が前記第1の検出部の検出限界の下限を上回る期間に、前記第1の検出部により検出されたスイッチングタイミングの位相と合うように前記第1のクロック信号を移相し、以降、前記移相の移相量を保持することを特徴とする請求項3に記載の制御システム。
  5. 前記下限を上回る期間は、前記制御システムの起動直後の期間であることを特徴とする請求項4に記載の制御システム。
  6. 前記第1のクロック選択部は、前記第1の検出部により検出された電力量が閾値より大きい場合には、前記第2のクロック信号を選択し、前記第1の検出部により検出された電力量が閾値より小さい場合には、前記クロック受信部から出力された第1のクロック信号に基づくクロック信号を選択することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の制御システム。
  7. 前記第1のクロック選択部は、
    前記第1の検出部により検出された電力量が第1の閾値より大きい場合には、前記第2のクロック信号を選択し、
    前記第1の検出部により検出された電力量が第2の閾値より小さい場合には、前記クロック受信部から出力された第1のクロック信号に基づくクロック信号を選択し、
    前記第1の検出部により検出された電力量が前記第1の閾値より小さくかつ前記第2の閾値より大きい場合には、前記クロック受信部から出力された第1のクロック信号と前記第2のクロック信号を和算したクロック信号を選択することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の制御システム。
  8. 前記閾値は、ヒステリシス特性を有することを特徴とする請求項6または7に記載の制御システム。
  9. 前記送電部は、前記第1のクロック信号の周波数を変更したクロック信号を前記第1のスイッチ部に出力する第1の周波数変更部をさらに有し、
    前記受電部は、前記クロック受信部から出力された第1のクロック信号の周波数を変更したクロック信号を前記第1のクロック選択部に出力する第2の周波数変更部をさらに有し、
    前記第1のスイッチ部は、前記第1の周波数変更部から出力されたクロック信号を基にしたタイミングで前記交流電力をスイッチングし、
    前記第1のクロック選択部は、前記第1の検出部により検出された電力量が前記第2の電力量である場合には、前記第2の周波数変更部から出力されたクロック信号を選択することを特徴とする請求項2~5のいずれか1項に記載の制御システム。
  10. 前記送電部は、
    前記第1のクロック信号の周波数を変更したクロック信号を出力する第3の周波数変更部と、
    前記第3の周波数変更部から出力されたクロック信号を基にしたタイミングで他の交流電力をスイッチングし、前記スイッチングした交流電力を無線で送電する第2のスイッチ部とをさらに有し、
    前記受電部は、
    前記クロック受信部から出力された第1のクロック信号の周波数を変更したクロック信号を出力する第4の周波数変更部と、
    前記第2のスイッチ部により無線で送電された交流電力の電力量とスイッチングタイミングを検出する第2の検出部と、
    前記第2の検出部により検出されたスイッチングタイミングを基に第3のクロック信号を生成する第2のクロック生成部と、
    前記第2の検出部により検出された電力量に応じて、前記第3のクロック信号または前記第4の周波数変更部から出力されたクロック信号を選択する第2のクロック選択部と、
    前記第2のクロック選択部により選択されたクロック信号を基にしたタイミングで、前記第2のスイッチ部により無線で送電された交流電力をスイッチングする第2の整流部とをさらに有することを特徴とする請求項9に記載の制御システム。
  11. 前記第2のクロック選択部は、前記第2の検出部により検出された電力量が第3の電力量である場合には、前記第3のクロック信号を選択し、前記第2の検出部により検出された電力量が前記第3の電力量より小さい第4の電力量である場合には、前記第4の周波数変更部から出力されたクロック信号を選択することを特徴とする請求項10に記載の制御システム。
  12. 前記送電部は、前記第1のクロック信号の周波数を変更したクロック信号を出力する第1の周波数変更部をさらに有し、
    前記受電部は、
    前記第2のクロック信号の周波数を変更したクロック信号を出力する第2の周波数変更部と、
    前記第2の周波数変更部から出力されたクロック信号の位相と合うように、前記クロック受信部から出力された第1のクロック信号を移相する移相部と、
    前記第1のクロック選択部により選択されたクロック信号の周波数を変更したクロック信号を出力する第3の周波数変更部とをさらに有し、
    前記第1のスイッチ部は、前記第1の周波数変更部から出力されたクロック信号を基にしたタイミングで前記交流電力をスイッチングし、
    前記第1の整流部は、前記第3の周波数変更部から出力されたクロック信号を基にしたタイミングで、前記第1のスイッチ部により無線で送電された交流電力をスイッチングすることを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の制御システム。
  13. 前記送電部は、
    前記第1のクロック信号の周波数を変更したクロック信号を出力する第4の周波数変更部と、
    前記第4の周波数変更部から出力されたクロック信号を基にしたタイミングで他の交流電力をスイッチングし、前記スイッチングした交流電力を無線で送電する第2のスイッチ部とをさらに有し、
    前記受電部は、
    前記第1のクロック選択部により選択されたクロック信号の周波数を変更したクロック信号を出力する第5の周波数変更部と、
    前記第5の周波数変更部から出力されたクロック信号を基にしたタイミングで、前記第2のスイッチ部により無線で送電された交流電力をスイッチングする第2の整流部とをさらに有することを特徴とする請求項12に記載の制御システム。
  14. 前記送電部は、前記第1のスイッチ部に入力されるクロック信号のパルス幅を調整する第1のパルス幅調整部をさらに有し、
    前記受電部は、前記第1の整流部に入力されるクロック信号のパルス幅を調整する第2のパルス幅調整部をさらに有することを特徴とする請求項1~13のいずれか1項に記載の制御システム。
  15. 前記第1のスイッチ部と前記第1の整流部は、それぞれ、双方向スイッチを用いてスイッチングすることを特徴とする請求項1~14のいずれか1項に記載の制御システム。
  16. 前記第1のスイッチ部は、送電アンテナを介して、前記スイッチングした交流電力を無線で送電し、
    前記第1の整流部は、受電アンテナを介して、前記第1のスイッチ部により無線で送電された交流電力を受電し、
    前記クロック送信部は、送信アンテナを介して、前記第1のクロック信号を無線で送信し、
    前記クロック受信部は、受信アンテナを介して、前記クロック送信部から無線で送信された第1のクロック信号を受信することを特徴とする請求項1~15のいずれか1項に記載の制御システム。
  17. 前記受電アンテナは、前記送電アンテナに対して、相対的に移動可能であり、
    前記受信アンテナは、前記送信アンテナに対して、相対的に移動可能であることを特徴とする請求項16に記載の制御システム。
  18. 前記送電部は、前記第1のクロック信号を生成する第3のクロック生成部をさらに有することを特徴とする請求項1~17のいずれか1項に記載の制御システム。
  19. 交流電力を無線で送電する送電部と、
    前記送電部から無線で送電された交流電力を受電する受電部とを有する制御システムの制御方法であって、
    前記送電部の第1のスイッチ部が、第1のクロック信号を基にしたタイミングで前記交流電力をスイッチングし、前記スイッチングした交流電力を無線で送電するステップと、
    前記送電部のクロック送信部が、前記第1のクロック信号を無線で送信するステップと、
    前記受電部のクロック受信部が、前記クロック送信部から無線で送信された第1のクロック信号を受信するステップと、
    前記受電部の第1の検出部が、前記第1のスイッチ部により無線で送電された交流電力の電力量とスイッチングタイミングを検出するステップと、
    前記受電部の第1のクロック生成部が、前記第1の検出部により検出されたスイッチングタイミングを基に第2のクロック信号を生成するステップと、
    前記受電部の第1のクロック選択部が、前記第1の検出部により検出された電力量に応じて、前記クロック受信部から出力された第1のクロック信号または前記第2のクロック信号に基づくクロック信号を選択するステップと、
    前記受電部の第1の整流部が、前記第1のクロック選択部により選択されたクロック信号を基にしたタイミングで、前記第1のスイッチ部により無線で送電された交流電力をスイッチングするステップと
    を有することを特徴とする制御システムの制御方法。
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