JP2023061394A - 調整可能な機械装置のためのシステムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械装置は、特定かつ特有の構成において、異なる複数の工作物を加工するように増強または再構成される。特に、マルチステーション調整可能ジグ機械システムおよびその運転方法に関する。【解決手段】工作物70を加工するための機械装置20であって工具フレーム44と、工作物を工具装着フレームに対して保持するように構成された保持テーブル40と、(i)工具装着フレームを選択された位置へ工作物保持テーブルに対して移動させ、かつ(ii)工具装着フレームを工作物保持テーブルに対して保持するように構成された、位置決めアセンブリと、を含み、位置決めアセンブリは、工具装着フレームを第1位置および第2位置において工作物保持テーブルに対して移動させるように作動可能であり、第1位置は、前記第2位置とは異なっている、機械装置。【選択図】図2

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年10月19日に出願された米国仮出願第63/257,304号の利益を主張するものである。(1つ以上の)上記出願(の各出願)の(1つ以上の)開示全体が、参照によって本明細書に援用される。
本出願は、機械装置に関し、特に、マルチステーション調整可能ジグ機械システムおよびその運転方法に関する。
このセクションは、本開示に関する、必ずしも従来技術であるとは限らない背景情報を提供するものである。
様々な目的のための運転を行うために、固定ジグシステム等の固定システムが使用されてもよい。例えば、ジグシステムは、車両のフェイシア等の様々な部分内または様々な部分上に、様々なパンチング作業および溶接作業を行うために使用されてもよい。例えば、様々な要素を受け入れるための穴をフェイシアに打ち抜くために、ジグ等の機械装置が使用されてもよい。次いで、それらの要素および完成したフェイシアが、自動車等の車両に取り付けられてもよい。機械には、固定ジグが含まれていてもよい。当該固定ジグは、加工プロセス中に、選択された位置および向きにおいて、フェイシア等の所定の部材を受け入れまたは保持してもよい。
このセクションは、本開示の全般的な概要を提供するものであり、本開示の全範囲または本開示の特徴の全てを包括的に開示するものではない。
機械システムには、フェイシア等の工作物を保持し得る、ジグまたはホルダアセンブリが含まれてもよい。前記フェイシアは、自動車用のバンパフェイシア等の、最終的な組立製品の一部分に関するものであってもよい。機械には、工作物に対して様々な作業を行うための、複数の構成要素または工具が含まれてもよい。例えば、この機械には、様々なパンチング工具または溶接工具が含まれてもよい。さらに、工具は、複数の構成要素によって保持されてもよい。
前記機械は、一組の固定工具ホルダおよび/または一組の可動工具ホルダを含んでもよい。前記機械は、複数の可動工具ホルダを含み、かつ固定工具ホルダを含まなくてもよいことがわかる。しかしながら、様々な実施形態において、前記機械は、2以上のワーク(加工)ステーションをさらに含んでもよい。したがって、前記機械はさらに、第1ワークステーションにおいて、一組の固定工具を含み、第2ワークステーションにおいて、一組の可動工具、または、少なくとも一組の工具であって、複数の当該工具のうちの少なくとも一部の複数の工具が可動である少なくとも一組の工具を含んでもよい。
前記機械は、運転ステーションまたはオペレータステーション、フレームアセンブリ、および、選択された位置において当該工具ホルダを保持するための様々な構成要素を含んでもよい。さらに、前記機械は、基部と、前記機械の工具保持部分を移動させるための1または複数の移動アセンブリまたは移動システムと、を含んでもよい。前記移動アセンブリは、当該工具ホルダを選択された位置へ移動させるように構成された1または複数の部分を含んでもよい。選択された前記位置は、前記フェイシアの大きさ、前記フェイシアの幾何学的形状、前記フェイシアに対して行われるべき作業の選択された数等の、様々なパラメータに基づくものであってもよい。いずれにしても、前記移動アセンブリは、選択された工具ホルダおよび/または2以上の工具ホルダを、前記フェイシアに対する作業を行うために、選択された位置へ移動させてもよい。
さらに適用可能な領域は、本明細書の記載から明らかになるだろう。本概要における記載および具体例は、単に例示を目的とするものであって、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
ここに記載された図面は、可能な全ての実施形態を示すことではなく、選択された実施形態のみを例示することを目的としており、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
様々な実施形態による、可動工具ホルダを含む機械の周囲を示す斜視図である。 複数の工具カートリッジを伴う、機械装置の斜視図である。 図1の機械装置の詳細平面図である。 図1の機械装置の背面斜視図である。 様々な実施形態による、図1の機械装置の一部分の詳細な正面図である。 移動システムである。 様々な実施形態による、図1の機械装置の代替構成の正面図である。 図7Aの機械装置の背面斜視図である。 様々な実施形態による、機械装置の運転のフローチャートである。 様々な実施形態による、機械装置の運転のフローチャートである。 様々な実施形態による、Cフレーム装置の第1斜視図である。 図10のCフレーム装置の第2斜視図である。 図10のCフレーム装置の第3斜視図である。 様々な実施形態による、Cフレーム装置に関する直線移動システムの第1詳細斜視図である。 図13による直線移動装置の第2詳細斜視図である。 様々な実施形態による、図10のCフレーム装置に関する移動装置の回転の第1斜視図である。 図15の移動装置の回転の第2斜視図である。 様々な実施形態による、工具装置の模式図である。 様々な実施形態による、工具を除去するプロセスに関するフローチャートである。 様々な実施形態による、工具を設置するプロセスに関するフローチャートである。 様々な実施形態による、工具装置を運転するプロセスに関するフローチャートである。
対応する参照符号は、図面のいくつかの図を通じて、対応する部分を示す。
さて、例示的な実施形態について、添付の図面を参照しつつより十分に説明する。
はじめに、図1を参照する。機械装置20が示されている。機械装置20は、フレーム24等の様々な主要構成要素を含んでもよい。フレーム24は、機械装置20の様々な構成要素を保持および支持するために使用されてもよい。機械装置20はまた、機械アセンブリまたは機械システム、および、ジグまたはジグシステムまたはジグ装置と称され得る。本明細書において論じているように、機械装置は、1または複数のステーションを含んでもよい。1または複数の当該ステーションは、2以上の構成により工作物の加工が行われるように構成されてもよい。機械装置は、様々な部分および工具を含んでもよい。当該様々な部分および工具は、例えば、米国ミシガン州テンペランスに事業所を有するAim Holdings LLC bda Accuworxが販売するソニックパンチ(sonic punch)および溶接機械に含まれるもの等である。
機械装置20は、様々な表示装置および制御装置28を含んでもよい。当該様々な表示装置および制御装置28は、機械装置20を運転するユーザまたはオペレータのために設けられている。様々な実施形態において、制御装置は、表示装置32を含んでもよい。当該表示装置32は、機械装置20を運転するためのタッチディスプレイであってもよい。加えて、1もしくは複数の運転開始/停止ボタン、および/または、その他の手動入力装置36もまた、機械装置20の運転のために設けられ、かつ/または提供されてもよい。さらに、表示装置および制御装置28は、プログラマブルロジックコントローラ等の、1または複数のプロセッサモジュールを含んでもよい。したがって、1または複数のオペレータは、フレーム24内に保持または収容された機械装置20を運転し得る。機械装置20は、電気構成要素および/または制御構成要素を収容する電気筐体38内に、動力用接続部、制御装置等を含んでもよい。様々な格納アセンブリおよび/または接続アセンブリが、フレームアセンブリ24上に設けられ、かつ/または保持されてもよい。例えば、格納アセンブリは、様々な構成要素および接続部、工具ビットもしくは機械装置20のための取付け具、またはその他の適切な部分を含んでもよい。
機械装置20は、ジグまたは保持テーブル40等の、概ねフレームアセンブリ24内に保持された様々な構成要素を含んでもよい。1または複数の工具フレーム44もまた、機械装置20のフレームアセンブリ24内に保持されてもよい。工具フレーム44は、4個の工具フレーム(それらの各々が全て44と示され、小文字が加えられ得る)等の、複数の工具フレームを含んでもよい。工具フレーム44はまた、「C字」フレームおよび/またはパンチCフレームと称され得る。Cフレームはまた、工具装着フレームと称され得る。様々な実施形態において、Cフレームは、工具を保持および/または向き付ける(方向付ける)ように構成されてもよい。機械装置20は、Cフレーム44が移動可能に固定された基部50をさらに含んでもよい。ジグまたはテーブル40もまた、基部50に対して移動してもよい。
1または複数の溶接カートリッジまたは溶接カート56は、フレームアセンブリ24および基部または床部50に対して移動可能であってもよい。図2にさらに示すように、溶接カートリッジ56は、様々な目的のために、フレームアセンブリ24から取り外されてもよい。例えば、溶接カートリッジ56は、例えば4個の溶接工具60a~60d等の、選択された数の溶接工具を含んでもよい。溶接工具60a~60dの各々は、選択された部材に対して加工作業を行うために、当該選択された部材(例えば、フェイシア部材)と相互作用してもよい。しかしながら、様々な実施形態において、3つの溶接工具60a´、60b´および60d´のみが、別個のまたは代替の溶接カートリッジ56´上に含まれていてもよい。
このように、機械装置20は、溶接カートリッジ56または溶接カートリッジ56´を含むように、様々な目的のために、増強および/または変更されてもよい。例えば、カートリッジ56によって4個の部分を溶接するために、または、カートリッジ56´によって3つの部分を溶接するために、機械装置20が使用されてもよい。さらに、カートリッジ56上の工具部分60a~60dは、選択された第1位置を向けられていてもよく、一方、溶接カートリッジ56´上の工具部分60a´~60d´は、代替的なまたは異なる位置を向けられていてもよい。したがって、機械装置20は、溶接カートリッジ56、溶接カートリッジ56´のうちの選択された1つの溶接カートリッジを用いることによって、フェイシアの2以上の幾何学的形状に関して設定(構成)されてもよい。加えて、機械装置20は、溶接カートリッジ56を用いて第1溶接作業を行い、溶接カートリッジ56´を用いて第2溶接作業を行うことによって、複数の溶接作業を行うために使用されてもよい。このように、当業者であれば、溶接カートリッジ56、溶接カートリッジ56´の選択、および/または、溶接カートリッジ56、溶接カートリッジ56´のうちの1もしくは複数の溶接カートリッジを使用する順序を利用して、選択された特定の溶接作業を選択された工作物に対して行ってもよいことがわかる。
工具部分60は、基部50に固定されていてもよいことがさらにわかる。このため、カートリッジ56は必須ではなく、省略され得る。さらに、カートリッジは、当該カートリッジを機械装置20に接続する、1または複数の接続部を含んでもよい。当該接続部は、電気接続部および/もしくは情報接続部57、ならびに/または、空気接続部59を含んでもよい。接続部によって、動力および/または制御が、工具部分60に提供されてもよい。さらに、接続部によって、機械装置への情報の送信が可能であってもよい。カート接続部57、カート接続部59は、例えばカート受け入れエリア65において、機械装置20に含まれるフレーム接続部61、フレーム接続部63と、係合または接続してもよい。例えば、カート56、カート56´の各々は、工作物の加工を行うための識別情報および/または設定を送信してもよい。例示的な情報として、溶接作業の回数および/または位置が挙げられ得る。この情報にはまた、本明細書において論じているように、例えばCフレーム44の位置等の、機械装置20のその他の作業に関する設定情報が含まれてもよい。この情報はまた、カート56、カート56´に関連付けられた無線周波数識別(radio frequency identification:RFID)メンバ、ユーザ入力等の、その他の部分とともに送られてもよい。
さらに、保持テーブル40は、選択された位置または向きに、フェイシアを保持および位置決めするために使用されてもよいことがわかる。例えば、図3を参照すると、保持テーブル40は、1または複数のバンパまたは静止部材64a~64dを含んでもよい。しかしながら、任意の適切な数の保持部材64を使用して、選択された工作物を保持してもよい。さらに、バンパフェイシア70は、機械装置20の運転中に使用され得る、工作物(work piece)(本明細書において、工作物(workpiece)とも称される)の単なる例示に過ぎない。任意の適切な部分が機械装置20を用いて加工されてもよく、バンパフェイシア70は単なる例示に過ぎないことがわかる。さらに、機械装置20を用いて移動および/または作動される工具は、選択された任意の材料のバンパフェイシアに対して作動されてもよい。様々な実施形態において、バンパフェイシアは、選択されたポリマーによって形成されていてもよいが、当業者であれば、金属、金属合金、アモルファス材料、結晶材料、または任意の適切な材料等の、ポリマーから形成されていない工作物を加工するように、機械装置20が運転してもよく、かつ/または、機械装置20が工具を作動させるために使用されてもよいことがわかる。このように、当業者であればわかるように、機械装置20は、様々な材料および/または工作物を加工するために使用されてもよい。
続いて図1~図3を参照すると、工作物は、上述したように、バンパフェイシア70等の、任意の適切な工作物であってもよい。に示すバンパフェイシア70(仮想線で示されている)は、ジグまたはテーブル40上に配置されており、カート56における工具とCフレームまたは工具取付け具44における工具との間で移動される。ジグ40は、カート56(ステーション1とも称され得る)から、Cフレーム44(ステーション2とも称され得る)へ移動してもよい。したがって、フェイシア70は、機械装置20によって、かつ、機械装置20内において、実質的に自動的に、2つのステーションの間で移動されてもよい。したがって、フェイシア70は、フェイシア70に対して行われるべき少なくとも2つの作業のために、当該2つのステーション間で移動されてもよい。上述したように、カート56は、フェイシア70に対して作業を行うための、1または複数の工具部分60を含んでもよい。さらに、1または複数のCフレーム44も同様に、フェイシアに対する作業のための、パンチまたはソニックパンチ等の工具を含んでもよい。
次に、図4および図5を参照する。Cフレーム44は、任意の適切な数のCフレーム44を含んでもよい。一例として、4個のCフレーム44a、44b、44c、および44dが図示されている。Cフレーム44の各々は、ソニックパンチまたはパンチアセンブリ74等の工具を、保持または向き付けしてもよい。工具74は、クイック変更特徴(quick change feature)等の適切な接続部によって、Cフレーム44に接続されていてもよい。クイック変更部は、工具74および/またはダイのいずれか両方に設けられてもよい。これにより、ダイクリアランスへの適切なパンチを保証しつつ、パンチおよびダイユニットを、Cフレーム44上に迅速に設置することが出来るようになる。
ソニックパンチアセンブリ74は、フェイシア70に対して行われるべき作業のために、複数のCフレーム44の各々のジグまたは保持部分76に対して移動されてもよい。上述したように、フェイシア70は、テーブル40上に配置されてもよい。テーブル40は、Cフレーム44によって保持された工具の作動ができるように、Cフレーム44の近傍のまたはCフレーム44に隣接する第2位置へ移動されてもよい。したがって、パンチ74は、フェイシア70に対して作業が行われるように、それが選択された位置に位置決めされたとき、概ね矢印80の方向に移動してもよい。当業者であれば、テーブル40は、Cフレーム44に対して適切な方法で移動されてもよく、その位置決めは、様々なセンサで確認されてもよいことがわかるだろう。当業者によって一般に認識されているように、テーブル40上においてCフレーム44に対してフェイシアを移動するために、適切なモータが使用されてもよい。
図5に示すように、Cフレーム44は、選択された向きに位置決めされて、フェイシア70等の工作物に対して、切削または加工を行ってもよい。上述したように、パンチ74は、テーブル40によって保持されたフェイシアを、それがCフレーム44に対して位置決めされたときに、パンチしてもよい。Cフレーム44は、フェイシア70に対して行われるべき加工が可能となるように、74における工具を、フェイシア70に対して向き付ける。このようにして、Cフレーム44は、Cフレーム44の選択された位置に、工具を保持してもよい。加えて、本明細書において論じているように、複数のCフレーム44は、工具を保持しつつ、基部50に対して、テーブル40に対して、および/または、互いに対して、移動してもよい。
図1~図5に示すように、Cフレーム44は、選択された配置または向きで示されている一方、Cフレーム44は、図6に示す、選択された移動機構または移動アセンブリ90によって、移動してもよい。様々な実施形態において、例えば、移動機構90は、複数のCフレーム44の各々に対して、個々の移動機構を含んでもよい。各Cフレーム44は、個々の移動機構90に接続されていてもよい。このため、図7Aおよび図7Bに示すように、Cフレーム44a~44dの各々は、個々の移動機構90a、90b、90cおよび90dを有する。
各々の個々の移動機構90a、90b、90cおよび90dは、それぞれのCフレーム44a~44dの各々と、基部または床部プレート50との間に、設けられてもよい。移動機構90a~90dの各々は、基部または床部50に対してCフレーム44を選択された位置に保持するように、適切な剛性および強度を含んでもよい。例えば、図4および図5に示すように、複数のCフレーム44は、移動機構90a~90dによって、第1の向きに保持されていてもよい。しかしながら、図7Bに示すように、様々な実施形態において、移動機構90a~90dは、Cフレーム44a~44dのうちの1または複数のCフレームを、1もしくは複数の他のCフレーム44および/または基部50を含むフレームアセンブリ24に対して、移動させてもよい。
移動システム90は、これらの選択されたCフレーム44の各々の質量を支持し、かつ、それらのCフレーム44を選択された向きに互いに対して移動させることができる、任意の適切な移動システムであってもよい。例えば、1または複数のモータのアセンブリを使用して、複数のCフレーム44が、互いに対して、および/または、選択された位置へ、例えば、概ね第1軸94および第2軸98に沿うように、移動されてもよい。この2つの軸は、Cフレーム44の直交移動またはデカルト座標移動を可能にする、X軸およびY軸であってもよい。しかしながら、図6に示すように、様々な実施形態において、移動構造体90は、例えばヘキサポッド100等の、6自由度移動構造体または構成体アセンブリを含んでもよい。
ヘキサポッド100は、基部または床部50に接続するための基部104と、Cフレーム44に接続するための台部108と、を含む、移動構造体90であってもよい。移動構造体または部材112は、基部104と台部108とを相互接続してもよい。ヘキサポッド100は、ドイツのカールスルーエに事業所を有するPhysik Instrumente “PI” GmbH and Co.が販売する、H-850ヘキサポッド、H-855ヘキサポッドまたはH-845ヘキサポッド等の、高荷重ヘキサポッドを含んでもよい。ヘキサポッド100では、部材112の各々は、両矢印114の方向に往復移動してもよい。部材112の各々の移動の量によって、台部108が、基部104に対して、選択された量だけ移動する。これにより、台部108は、基部104に対して、上昇、下降、傾斜および回転できるようになる。それに応じて、台部108に固定された任意の部分も同様に、似たように移動し、または、同じように移動する。移動の量は、部材112の運動範囲に依存してもよい。また、部材112の移動は、命令を実行するように設計され、かつ/または命令を実行するように設定可能なプロセッサ(プロセッサモジュール、または同様のものとして言及される)を有する、選択されたコントローラによって制御されてもよい。
しかしながら、任意の適切な移動システム90が、選択されたCフレーム44を移動させるために作動および/または移動されてもよく、ヘキサポッド100は、単なる例示に過ぎないことがわかる。いずれにしても、ヘキサポッド100によって、軸94および軸98だけでなく第3軸120を含む、3つの軸において、台部108が並進することが可能となる。さらに、台部108はまた、軸94、軸98および軸120の各々の周りを回転してもよい。したがって、複数のCフレーム44は、基部50に対しておよび/または互いに対して、選択された運動範囲または移動範囲において、少なくとも6自由度を有し得る。
移動構造体90a~90dは、Cフレーム44a~44dの各々が互いに独立に移動し得るように、互いに実質的に独立に作動されてもよい。これにより、互いに対しての運動量または移動量を選択することも可能になる。したがって、移動構造体90a~90dによって、Cフレーム44a~44dにより担持されるそれぞれの工具74がテーブル40に対して位置決めされるように、それぞれのCフレーム44が互いに対して移動できるようになる。
例えば、図5に示すように、複数のCフレームの各々は、例えば、テーブル支持構造体41に対して、および/または、互いに対して、第1の絶対位置に位置決めされてもよい。さらに、Cフレーム44は、基部または床部50に対して、絶対位置に位置決めされてもよい。図5に示すように、例えば、複数のCフレーム44の各々は、テーブル40上に配置されたフェイシア70に対して作動するために、選択された第1位置または初期位置に位置決めされてもよい。
引き続き図5を参照しつつ、さらに図7Aおよび図7Bを参照すると、機械装置20は変更されてもよい。上述したように、カート56は、当該カート56に配置または固定された、選択された工具を有してもよく、フレームアセンブリ24に対して移動されてもよい。様々な実施形態において、工具アセンブリ60は、選択された位置においてフェイシア70に対して部分を溶接する、溶接アセンブリであってもよい。図2に示すように、その位置には、カート56´上の3つの工具アセンブリ60a´、60b´および60d´が含まれてもよい。これに応じて、Cフレーム44は、同様の構成において、フェイシア70に穴またはパンチ(穴)を形成するように向き付けられてもよい。
図7Aおよび図7Bに示すように、第1Cフレーム44aおよび44dが中央支持体41から離れるように角度付けられ、Cフレーム44bが中央支持体41の近傍に、または中央支持体41と一列になるように位置決めされるよう、Cフレーム44が向き付けられてもよい。したがって、それぞれのCフレーム44の各々によって担持されたそれぞれの工具74は、フェイシアに加工を形成する(例えば、フェイシアに穴を打ち抜く等)ために、テーブル40によって担持されたフェイシア70に関する選択された向きまたは位置に位置決めされてもよい。この構成では、例えば、Cフレーム44b、Cフレーム44cおよびCフレーム44d上の工具74のみが作動され得るように、選択されてもよい。
Cフレームは、工作物70の加工(例えば、フェイシア70に穴を打ち抜く等)を特定の位置で行うように、位置決めされてもよい。次いで、フェイシア70上に形成された穴は、カート56´上に配置されたそれぞれの工具60a´、60b´および60d´に対して、位置合わせされることになるだろう。したがって、Cフレーム44は、他の工具または加工工程に関して整合し、または位置合わせされるように、工作物70の加工を行うための選択された位置へ移動されてもよい。例えば、カート56´の工具部分60a´、60b´および60d´と位置合わせされた穴が形成される。
Cフレーム44は一般には、いったん設置されると、機械装置20から取り外されるのではない。むしろ、Cフレーム44は、移動アセンブリ90によって移動されてもよい。例えば、いったん設置された場合、機械装置20は、Cフレーム44の2以上の構成に適するように、機械装置20の組立ておよび/または分解なしに構成されてもよい。
例えば、図5、図7Aおよび図7Bを参照すると、移動構造体90aおよび移動構造体90dは、それぞれのCフレーム40aおよび40dを、床部50に対して、選択された位置に保持してもよい。Cフレーム40aおよびCフレーム40dの選択された位置は、全てのCフレーム44の異なる2つの構成に適するように維持されてもよい。例えば、図5、図7Aおよび図7Bにおいて、Cフレーム40aおよびCフレーム40dは、同じ相対位置に留まっている。
しかしながら、移動アセンブリ90bは、Cフレーム44bを移動させるように作動してもよい。図5に示すように、そして図7Aに仮想線で示すように、Cフレーム44bは、初期位置または選択された1つの位置から移動されてもよい。図7Aに示すように、この移動は、第2位置または移動位置(例えば、中央支持体41の近傍の位置または中央支持体41に関する位置等)のCフレーム44b´への、矢印101に沿って概ね少なくとも直線方向の移動であってもよく、かつ/または、この移動には、回転が含まれてもよい。
図5に示すように、移動アセンブリ90cは、初期位置または第1位置から、Cフレーム44cを移動させてもよい。図7Bに示すように、Cフレーム44cは、第2位置のCフレーム44c´へ移動されてもよい。この移動は、概ね矢印103の方向への、直線移動および/または回転移動であってもよい。選択されたフェイシア70に対する作業のための機械装置20の運転をCフレーム44cが妨害せず、かつ/または、当該運転の邪魔にならないところへCフレーム44cが移動されるように、第2位置は、邪魔にならない位置であってもよい。例えば、支持構造体41および/またはテーブル40から遠ざかるように、Cフレーム44cを傾けてもよい。上述したように、フェイシアに対する選択された作業のための選択された位置にCフレーム44を移動させるように、または、適切な工作物に対して加工を行うための選択された位置にCフレーム44を移動させるように、それぞれの移動アセンブリ90が作動してもよい。
このように、上に例示したように、機械装置20は、選択された工作物を加工するために、少なくとも、複数のCフレーム44の2つの構成間で、向き付けられてもよい。工作物には、バンパフェイシアが含まれてもよい。実行される加工には、自動車の駐車、自動運転および他の道路検知または物体検知状況において使用されるように構成されたセンサのための穴の形成、ならびに、当該センサのためのブラケットの取り付けが含まれてもよい。複数の構成によって、幾何学的形状、大きさ、材料等の異なる、様々なバンパフェイシアに適応するように、種々の位置で加工が行われることができるようになる。
さらに、選択された異なるフェイシアに対して異なる加工処理または様々な加工処理が行われるように、フレームアセンブリ24に対して位置決めされ得る複数のカート56を、機械装置20は含んでもよい。例えば、4個の工具60a~60dは、選択された長さまたは構成を有する第1フェイシアに対して作業を行ってもよい。また、4個のCフレーム44a~44dは、第1フェイシアに対して加工を行うように位置決めされてもよい。第2のまたは代替のフェイシアは、3つの加工位置のみを必要とするか、または3つの加工位置を含むように選択される幾何学的形状または形状を含んでもよい。したがって、3つの位置において加工を行うように、カート56´がフレームアセンブリ24に対して位置決めされてもよく、Cフレーム44に結合または接続された工具74が代替のまたは第2のフェイシアを加工するための位置を向くように、Cフレーム44が移動されてもよい。したがって、機械装置20は、種々の位置および/または向きにおいて異なるフェイシア等の種々の複数の工作物を加工するために、Cフレーム44のいずれか1つを取り外して交換することなしにCフレーム44を移動させるように、運転および構成されてもよい。
機械装置20は、図8に示すプロセス160等の様々なプロセスに従って運転されてもよい。一般に、開始ブロック170において、プロセスが開始する。そして、ブロック174において、オペレータは、工作物をローディング(装荷)して(取り付けて)もよい。次いで、ブロック176において、オペレータは、機械アセンブリの運転を開始してもよい。様々な実施形態において、機械装置20は、例えば、様々なセンサ(光センサ、圧力センサ等が含まれる)を通じて、工作物が存在することを検証してもよい。次いで、ブロック180において、上述したように、工作物は、例えば、テーブル40を移動させて上昇させることによって、位置1またはステーション1(ステーション1)へ移動されてもよい。次いで、ブロック184において、加工がステーション1で行われてもよい。上述したように、行われる加工には、Cフレーム44によって保持される工具74の作動が含まれてもよい。工具74は、工作物に穴を打ち抜くかまたは穴を形成し得るパンチまたはソニックパンチ等の、適切な工具を含んでもよい。例えば、穴は、バンパフェイシアにおいて、ソニックパンチによってパンチされてもよい。いずれにしても、ステーション1において行われる加工は、任意の適切な加工であってもよく、Cフレーム44が保持するパンチは、単なる例示に過ぎない。
ステーション1において加工が行われた後、工作物は、位置2またはステーション2(ステーション2)へ移動されてもよい。上述したように、ワークテーブル40は、ステーション2へ、例えばカート56が保持する工具60に対して、工作物を移動させてもよい。オペレータは、例えば、第2位置での作業のために、ブラケットまたは部材がカート56の工具に対して位置決めされることを保証する工程等の、様々な工程を実行してもよい。機械装置20は、オペレータからの追加の入力によって、例えば、ブラケットの位置決め等の作業をしてもよく、または、機械装置20は、オペレータからの追加の入力とは独立に、作業をしてもよい。いずれにしても、様々な実施形態において、オペレータが、カート56の工具にブラケットを位置決めしてもよい。そして、工作物は、ステーション2へ移動されてもよい。当該ステーション2は、カート56に隣接するステーションであってもよく、または、カート56に関するステーションであってもよい。機械装置20は、ステーション2において、例えばブラケットを工作物に溶接する等の加工を行ってもよい。当該工作物は、穴がパンチされた後のバンパフェイシアであってもよい。任意の適切な加工が行われてもよく、ブラケットの工作物への溶接は例示であることがわかる。
次いで、ブロック196において、機械装置20は、加工を完了してもよい。加工を完了する工程には、例えば、ポリマー材料の硬化を保証するための休止時間、接着剤の硬化、または他の任意の適切な加工完了処理等の、様々な処理が含まれてもよい。その後、ブロック200において、プロセスは停止してもよい。ブロック200における停止工程には、工作物をアンローディングする(取り外す)工程、オペレータによる処理もしくは加工を開始する工程、または他の任意の適切な工程が含まれてもよい。いずれにしても、ブロック200において、機械装置20は、工作物の加工を停止または完了するように運転してもよい。
最初に、機械装置20は、フェイシアの加工に適するように構成されてもよい。上述したように、オペレータによって、Cフレーム44を構成(設定)するための入力が提供されてもよい。追加的および/または代替的に、カート56、カート56´は、Cフレーム44を構成するために入力される情報を含んでいてもよい。いずれにしても、Cフレーム44は、適切な入力に基づく移動構造体90の作動によって、自動的に構成されてもよい。このように、オペレータは、Cフレーム44のいずれについても、種々の構成のために、手動で移動させかつ/または交換する必要がない。
上述したように、機械装置20は、種々の工作物または代替の工作物に対する複数の作業のために、機械装置20の様々な部分(例えば、Cフレーム44等)を位置決めするように再構成されてもよい。当該種々の工作物または代替の工作物は、大きさ、幾何学的形状等が異なっていてもよい。例えば、オペレータは、選択された一工作物に対する作業のための適切な位置にCフレーム44等の選択された部分が位置決めされることを保証するように、機械装置20を運転してもよい。
図9を参照する。プロセス210は、機械装置20が様々な機械加工に関して適切に構成された状態にあるように構成および/または保証する工程を示す。開始ブロック220において、プロセスは開始してもよい。そして、選択的に、ブロック224において、工具カートがローディング(設置)されてもよい。上述したように、工具カート56は、1または複数の工具カートを含んでもよく、カート56と結合した様々な工具を含んでもよい。このように、オペレータは、機械装置20の作業のための適切な位置に工具部分が位置決めされることが保証されるように、フレームアセンブリ24の適切な部分に対して、工具カートを位置決めしてもよい。
カートを設置後、機械アセンブリは、ブロック230においてカートを読み取り得る、カートリーダを含んでいてもよい。カートリーダは、RFIDリーダ、カート接続部57、カート接続部59を介して機械装置20の適切な部分へ送信される特定の命令、または、その他の適切な通信を含んでもよい。様々な実施形態において、通信は、無線接続であってもよく、および/または、有線接続であってもよい。追加的および/または代替的に、ブロック230において、オペレータによって、Cフレーム44の構成に関して、様々な入力が行われてもよい。例えば、オペレータは、入力28にモデルもしくはIDナンバーを含めてもよく、かつ/または種々のCフレーム44の具体的な構成(例えば、距離、回転の向き)を提供してもよい。いずれにしても、機械装置20は、フレームアセンブリ24に対して位置決めされた、それぞれのまたは特定のカートに関して、および/または、テーブル40上に位置決めされたフェイシアもしくは工作物に関して、複数のCフレーム44のうちの1または複数のCフレーム44、および/または、Cフレーム44によって保持された工具の動作を、例えばオペレータからの入力を含む適切な入力に基づいて、読み取ってもよく、または再構成してもよい。
入力は、例えば、Cフレーム44の適切な構成を決定するための制御装置28を含むプロセッサを用いて命令を実行することに基づいて、評価されてもよい。プロセッサは、命令を実行するように設計されており、かつ/または、命令を実行するように構成可能である(プロセッサモジュール、または同様のものとして言及される)。入力には、(例えば、データベースからの)所定の構成に対する選択された呼び出し、一組の座標、またはCフレーム44の構成を決定するために使用されるその他の入力が含まれてもよい。次いで、コントローラは、Cフレーム44を決定された構成へ移動させるための移動機構90をどのように作動させるのかを決定する命令を実行してもよい。次いで、コントローラは、Cフレーム44が移動するように、自動的に命令してもよい。
ブロック240において、Cフレーム44は、ブロック230からの入力に従って構成されてもよい。ブロック240における構成は、例えば、図4に示す初期位置から、例えば、図7Aに示す第2のまたは代替の位置へ、Cフレーム44を移動させる工程を含んでもよい。しかしながら、Cフレーム44の構成は、任意の適切な構成であってもよいことがわかる。さらに、構成は、フレームアセンブリ24に対するカート56の配置によって、実質的に自動であってもよく、例えば、カート56からの情報または入力を受け付けてもよい。カートアセンブリ26は、例えば、機械装置20に接続するための電気接続部57および/または空気圧アンビリカル(umbilical)接続部59等の、様々な接続部を含んでもよい。これらの接続部は、様々なRFID部分を含んでもよく、かつ/または、Cフレーム44を構成するための機械装置20への情報の送信を提供してもよい。例えば、Cフレーム44は、工具60または工具60´を有する等のカート56の位置または構成に基づいて、構成されてもよい。
Cフレーム44は、実質的に自動的に移動されてもよく、Cフレーム44によって保持および/または担持された工具74もまた、Cフレーム44が構成されるときに移動されてもよい。さらに、工具74はまた、様々な作業および/または特定の工作物(例えば、フェイシア)のために変更されてもよい。このため、オペレータは、適切な方法で、例えば、選択されたクイック接続システムを用いて、工具を変更してもよい。これにより、工具74が変更され、および/または、工具74がCフレーム44と共に移動されることが可能になる。
したがって、機械装置20は、Cフレーム44を構成(設定)することによって2以上の工作物に対して運転または加工を行うように、構成されてもよい。Cフレーム44を構成する工程は、Cフレーム44を移動させる工程を含む。Cフレームは、自動的に移動されてもよい。Cフレーム44は、移動システム90等の移動システムの作動によって移動されてもよい。Cフレーム44は、床部50を含むフレームアセンブリ24に対して取り外して交換される必要はなく、移動システム90によって、当該フレームアセンブリ24に対して移動されるのみであってよい。このように、上述したように、ブロック240においてCフレーム44を構成する工程は、適切な移動装置90によってCフレーム44を移動させる工程を含んでもよい。
ブロック240におけるCフレーム44を構成する工程の後、ブロック250において、プロセス210が終了してもよい。ブロック250においてプロセスを終了する工程は、実行すべきさらなる加工に適するように機械装置20が構成されることを保証する工程を含んでもよい。したがって、機械装置20は、選択された構成にCフレーム44を構成した後に運転する必要はなく、例えば、さらなる加工への移行のために、様々な期間にわたって終了(停止)されてもよい。
いずれにしても、ブロック256において、構成されたCフレーム44によって加工が実行されてもよい。構成されたCフレーム44によって加工を行う工程は、上述した加工を行う工程を含んでもよい。さらに、当業者であればわかるように、構成されたCフレーム44によって行われる加工は、任意の適切な加工であってもよい。いずれにしても、プロセス210は、次いで、ブロック250において終了してもよい。これには、様々な終了処理が含まれてもよい。例えば、オペレータは、加工が行われた後に、機械装置20から工作物を取り外してもよく、第2のもしくは代替の作業位置へ工作物を移動させてもよく、または、その他のプロセスが機械装置20によって行われてもよい。
このように、機械装置20は、その様々な部分を移動させることによって、工作物に対して様々な作業を行うために使用されてもよい。例えば、上述したように、Cフレーム44は、ブラケットおよび/または電子機器等の様々なアセンブリを設置するためにバンパフェイシアに穴を打ち抜く、ソニックパンチを含んでもよい。ブラケットは、ソニックシステム等の電子機器の取り付けが可能となっていてもよい。当該ソニックシステムによって、フェイシアおよびきちんとした電子システムを備える車両の警告または自動運転が可能となる。したがって、機械装置20は、特定の別個の機械装置20を必要とすることなく複数のCフレーム44を再構成して、2以上の工作物に対する様々な作業のために設計および構築されることが可能である。上述したように、単一の装置20に、複数のCフレーム44の全てが設けられていてもよく、複数のCフレーム44の全ては、様々な工作物に適するように、単一の装置内において移動/構成されてもよい。したがって、上述したように、当該単一の装置には、いくつかのCフレーム44が含まれ得る。図示のように、例示的な装置20には、4個のCフレーム44が含まれるが、4個を超えるCフレーム44または4個未満のCフレーム44等の、任意の適切な個数のCフレーム44が設けられていてもよい。
上述したように、Cフレーム44は、工作物に対して様々な加工作業を行うために、機械装置20に設けられている。Cフレーム44は、上述した移動機構90によって移動されてもよい。移動機構90は、上述したものを含む、様々な部分を含んでもよい。移動機構90は、任意の適切な位置において、Cフレーム44を移動させてもよい。当該任意の適切な位置には、少なくとも、3つの軸94、98、120によって定められ得る3次元空間内の位置が含まれる。しかしながら、様々な実施形態によれば、本明細書においてさらに論じているように、Cフレーム44は、1または複数のモータを用いて、当該移動機構に加えて適切な方法で移動されてもよく、および/または、当該移動機構の代わりに適切な方法で移動されてもよい。モータは、Cフレーム44に関する構造体または部分に組み込まれていてもよく、代替のおよび/または追加のCフレーム構成要素を形成してもよい。さらに、移動機構は、様々な実施形態に従って、Cフレームを移動させてもよい。
最初に、図10を参照すると、Cフレーム300が示されている。Cフレーム300は、ここに示すものを除いては、上述したCフレーム44と実質的に同様の部分を含んでもよい。同一部分の開示をここに繰り返すことはしない。例えば、Cフレーム300は、Cフレーム部材または工具フレーム部材304を含んでもよい。Cフレーム部材304は、移動タワーまたは位置決めタワー308に可動に接続されていてもよい。位置決めタワー308は、基部312に可動に接続されていてもよい。基部312は、任意の適切な基部または基部部材であってもよい。したがって、本明細書において論じているように、Cフレーム部材304は、少なくとも3つのデカルト座標位置および/または3つの角度位置を含む、少なくとも選択された数の自由度で、基部312および/または工作物70に対して移動され得る。これにより、パンチアセンブリ74は、少なくとも6自由度内の位置へ移動できるようになっている。パンチアセンブリ74は、固定されまたは据え付けられたパンチ部分74a、および、可動パンチ部分74bを含んでもよい。本明細書においてさらに論じているように、可動パンチ部分74bもまた、モータによって移動されてもよい。
図10~図16に示すように、Cフレームアセンブリ300は、機械装置20内に固定され得る基部312を含んでもよい。基部312は、Cフレーム44、300の各々に対する単一の基部を含んでもよく、かつ/または、複数のCフレーム300の全てが接続された単一の基部312を含んでもよい。基部313は、Cフレーム部材304に選択的に接続されていてもよい。しかしながら、様々な実施形態において、位置決めタワー308によって、Cフレーム部材304と基部312との間の接続部が提供されてもよい。本明細書において論じているように、様々なモータは、工作物70に対して選択された位置および/または向きにパンチアセンブリ74が位置決めされるように、位置決めタワー308および/もしくはCフレーム部材304に動力供給してもよく、または、位置決めタワー308および/もしくはCフレーム部材304の移動を選択的に引き起こしてもよい。本明細書において論じているように、モータの各々は、1または複数のプロセッサモジュールを含み得る、選択されたコントローラによって制御されてもよい。適切なコントローラには、Allen Bradley、JVL、SEW、Siemens、三菱のうちの1または複数のメーカによる選択されたモータに関して設計および/または販売されているコントローラが含まれてもよい。
Cフレーム部材304は、1または複数のモータによって、基部312および/または工作物70に対して移動してもよく、接続部が、Cフレーム部材304と基部312との間に提供されてもよい。例えば、移動タワー308が、回転移動システム320に接続されていてもよい。当業者であればわかるように、回転移動システム320は、任意の適切な移動システムであってもよく、様々な軸受、歯車、および駆動部分を含んでいてもよい。回転移動システム320は、ドイツのGremsdorfに事業所を有するIMOが販売する、WDシリーズスリュードライブ等の、スリュードライブ(slew drive)を含んでもよい。
回転移動システム320によって、軸324の周りの移動タワー308の回転が、概ね両矢印328の方向に可能であってもよい。回転の量は、選択された平面に対して、例えば、約0°~約180°(約0°~約40°が含まれる)等の、任意の適正な量であってもよい。選択された平面は、装置20におけるゼロ平面または原点平面(origin plane)であってもよい。したがって、回転移動システム320によって、工具74が位置決めされるように、軸324の周りのCフレーム部材304の移動が可能であり得る。移動は、選択された量、速さ等に制御されてもよい。例えば、移動は、0.1秒~約10秒あたり、約0.1度~約10度であってもよい。回転移動システム320は、基部308または他の装着プレートに直接、取り付けられていてもよい。例えば、回転移動システム320は、プレート321およびプレート322に取り付けられていてもよい。
軸方向移動または直線移動を可能にする移動システムが、さらに、移動タワー308に結合されてもよく、かつ/または移動タワー308の移動を可能にしてもよい。例えば、第1のレールまたは第1の一組のレール340は、中間基部344を基部312と相互接続してもよい。中間基部344の移動は、モータ350によって、概ね軸354の方向に駆動されてもよい。モータ350には、1または複数のサーボモータおよび/またはアクチュエータが含まれてもよく、モータには、ステッピングモータ等の選択されたタイプのモータが含まれてもよい。モータには、Allen Bradley、JVL、Siemens、SEW、または三菱のうちの少なくとも1つのメーカによって製造または販売されたモータが含まれてもよい。
したがって、モータ350は、概して、中間基部344を、概ね両矢印358の方向に移動させ得る。駆動モータ350は、概ね、中間基部344に、約0ミリメートル(mm)~約300mm(約0mm~約150mmが含まれる)の距離を移動させてもよい。様々な実施形態において、例えば、モータ350は、中間基部344を、原点平面のいずれかの方向に、約30mm移動させてもよい。
中間基部344の反対側には、第2の一組のレール360があってもよい。第2の一組のレール360に沿って、移動タワー308は、駆動モータ368によって、軸364に沿って直線的に移動し得る。駆動モータ368は、概ね、移動タワー308を、両矢印372の方向に移動させ得る。概ね軸364に沿った駆動モータ308の移動の量は、軸354に関して上に示した距離と同様または同等であってもよい。このように、移動タワー308は、概ね、軸364に沿って、選択された量または適切な量だけ移動し得る。さらに、モータ368は、上述したモータ350と同様または同一のモータであってもよい。
したがって、駆動モータ350および駆動モータ368は、移動タワー308を、概ね、軸354および軸364によって定められた平面内で、概ね、両矢印358および両矢印372の方向に、移動させ得る。さらに、Cフレーム部材304は、1または複数のレール380によって、この平面に対して実質的に直角に移動し得る。Cフレーム部材304は、駆動モータアセンブリ388によって、概ね両矢印392の方向に、軸384に沿って移動され得る。したがって、Cフレーム部材304はまた、軸354および軸364によって定められた平面に直交に移動し得る。軸384に沿った、概ね両矢印392の方向への移動の量は、上述した移動の量と同様または同一の移動の量であってもよい。さらに、モータ388は、上述したモータと同様のモータ、同一のモータであってもよい。
また、Cフレーム部材304は、移動タワー308に対して回転し得る。上述したように、回転移動アセンブリ320は、移動タワー308と中間基部344との間に配置されている。同様に、回転アセンブリ400が、Cフレーム部材304と移動タワー308との間に配置されていてもよい。回転アセンブリ400は、Cフレーム部材304を、軸404の周りに回転させ得る。概ね、回転は両矢印408の方向であり得る。軸404の周りの回転の量は、概ね、回転アセンブリ320に関して上述した回転の量と同様の回転の量、同一の回転の量であってもよい。同様に、回転アセンブリ400は、運動を駆動するモータを含む回転アセンブリ320と、同様または同一であってもよい。また、回転アセンブリ400は、任意の適切な方法で、Cフレームアセンブリ300に組み込まれてもよい。
回転アセンブリ420は、Cフレーム304を、軸424の周りに、概ね両矢印428の方向に回転させ得る。軸424に対するCフレーム部材304の回転の量は、上述した回転の量と同様であってもよい。同様に、回転アセンブリ420は、運動を駆動するモータを含む回転アセンブリ320と、同様または同一であってもよい。また、回転アセンブリ420は、任意の適切な方法で、Cフレームアセンブリ300に組み込まれてもよい。
このように、パンチアセンブリ74は、回転および直線移動の両方に関して少なくとも3の自由度で、装置20に対して回転および/または直線移動され得る。したがって、上述したように、パンチアセンブリ74は、選択されたパンチ穴が工作物70に形成されるように、当該工作物70に対して移動され得る。さらに、パンチアセンブリの可動部分74bは、Cフレーム部材304に対して、実質的に直線的に移動され得る。駆動モータ440は、可動パンチアセンブリ部分74bを、レールまたはトラック444に沿って、概ね、両方向矢印448の方向に、軸449に沿って移動させ得る。しかしながら、レールまたは案内444は、任意の適切な方法で、可動パンチアセンブリ部分74bを案内してもよい。可動パンチアセンブリ74bの移動は、適切な量で行われてもよい。当該適切な量は、可動パンチアセンブリ部分74bを工作物70に対して移動させ、工作物70に対しての加工の実行を可能にする量であってもよい。移動の量(例えば、軸449だけ)は、約0mm~約500mm(約0mmから、最大移動量約150mm~最大移動量約250mmまで、が含まれる)であってもよい。
上述したように、工具74に対して選択的に移動および位置決めするために、様々な直線アセンブリおよび回転アセンブリが、Cフレーム300に組み込まれてもよい。リニアレール部分のためのレールは、適切なレールであってもよく、または、案内には、日本の東京都港区に事業所を有するTHKが販売するリニアガイド等のリニアガイドが含まれてもよい。選択された部分を直線的に駆動するためのモータは、Allen Bradley、JVL、SEW、Siemensまたは三菱から入手し得る上述したモータ等の、適切なモータを含んでもよい。上述したように、回転駆動アセンブリは、スリュードライブを含んでもよい。スリュードライブは、IMOによるスリュードライブ、および/または、Allen Bradley、JVL、SEW、Siemensまたは三菱のうちの1もしくは複数のメーカによるモータ等の、適切なモータによって駆動されてもよい。したがって、さらに、モータを含むアセンブリの各々は、Allen Bradley、JVL、SEW、Siemens、三菱のうちの1または複数のメーカによる選択されたモータに関して設計および/または販売されているコントローラ等の、選択された制御システムによって制御されてもよい。
様々な実施形態によれば、機械装置20、600は、当該装置の動作を制御するための適切な設計のプログラマブルロジックコントローラ(programmable logic controller:PLC)をさらに含んでもよい。当該プログラマブルロジックコントローラは、表示装置および制御装置28であってもよく、かつ/または、表示装置および制御装置28に含まれるものであってもよい。上述したように、PLCは、様々なモータおよび/またはロボットを作動および制御して機械装置20、600の運転を達成させるように、設けられ、かつ/またはプログラムされてもよい。例えば、様々な実施形態による、フローチャート160、フローチャート210、フローチャート700、フローチャート770またはフローチャート840に例示的に記載した動作は、PLCによって全体的にまたは少なくとも部分的に実行され得る命令に、組み込まれてもよい。表示装置および制御装置28には、1または複数のヒューマンインターフェース部分が含まれてもよい。当該1または複数のヒューマンインターフェース部分は、運転の開始、選択の実行等をするために設けられてもよい。当該ヒューマンインターフェース部分には、1または複数のボタン、ターンノブ、タッチスクリーン、キーボードまたはキーパッド等が含まれてもよい。
上述したように、様々な移動システムまたは駆動システムには、上述したものを含む、システムに関する様々な選択肢が含まれてもよい。図13および図14の例示的な議論では、モータ350は、レールアセンブリ340に関して図示されている。上述したように、レールアセンブリ340は、基部312に接続されていてもよい。モータ350は、ピストン500を駆動してもよい。ピストン500は、中間プレート344に固定されたブロック504を移動させてもよい。モータ350は、第2ブロック512を介して、基部312に固定されていてもよい。したがって、モータアセンブリ350によるピストン500の駆動によって、中間基部344が、基部312に対して移動され得る。レールアセンブリ340は、第1レール340aおよび第2レール340b等の、複数のレールを含んでもよい。2つのレール340a、340bによって、基部312と中間基部344との間で、力がバランスされるようになっていてもよい。1または複数の案内部材または案内520が、中間基部344に固定されていてもよく、レール340に沿ってスライドしてもよい。したがって、中間基部344は、案内520がレール340に沿って運ばれるように、モータアセンブリ350が中間基部344を移動させることによって、基部312に対して移動され得る。
当業者であれば、モータアセンブリ350が、選択された方法で作動してもよく、電気モータ、液圧駆動装置、またはピストン500を移動させるためのその他の適切な駆動機構等の、任意の適切なモータまたは駆動システムを含んでもよいことがわかるだろう。さらに、当業者であれば、適切な軸受または軸受材料が、案内520とレール340との間、ピストン500とモータアセンブリ350のハウジングとの間、およびその他の適切な部分間に設けられてもよいことがわかる。いずれにしても、中間基部344は、基部312に対して、概ね軸354に沿って移動し得る。同様に、他のレール移動アセンブリ、ならびに、モータ368、モータ388およびモータ440を有する駆動システム等の駆動システムもまた、同様の方法で作動してもよく、例示的に上述したものと同様または同一の部分を含んでもよい。
同様に、上述したように、回転駆動アセンブリは、Cフレームアセンブリ300の様々な部分の回転移動が可能となるように、Cフレームアセンブリ300の様々な部分の間に相互接続されていてもよい。回転駆動アセンブリは、回転駆動部320に関して図15および図16に例示的に示した構成要素等の、様々な構成要素を含んでもよい。回転駆動アセンブリ320は、第1の軸受または装着部分550と、第2のまたは反対側の軸受または装着部分554と、を含んでもよい。2つの軸受部分550、554は、互いに対して回転するように、2つの部分に相互接続されていてもよい。第1の軸受または装着部分550は、軸334に対して、概ね両矢印328の方向に回転してもよい。装着プレート550は、ハウジングまたは第2の装着プレート部分554に対して移動してもよい。したがって、Cフレームアセンブリ300の複数の部分は、その両方が回転移動アセンブリ320に取り付けられている場合、互いに対して回転し得る。
回転移動アセンブリ320は、非回転部分554に対して回転部分550を駆動するために、駆動モータ560等の様々な部分を含んでもよい。駆動モータは、電気モータ、液圧モータ等の、任意の適切なタイプの駆動システムであってもよい。駆動システムは、ウォームギアまたは他の適切な駆動部材を回転させて、軸344の周りを回転移動させるものを含んでもよい。やはり、当業者であればわかるように、モータ560、および/または、回転システム322の他の部分の運動を制御して、回転を引き起こすために、様々な制御システムが用いられてもよい。
さらに、回転移動システム400および移動システム420の回転を含む、様々な回転移動システムには、上述の図15および図16に例示したものと同様または同一の部分が含まれてもよいことがわかるため、繰り返して述べることはしない。しかしながら、当業者であれば、接続、運動、運動の制限等の助けとなるよう、様々な部分が変更および/または追加されてもよいことがわかるだろう。
上述したように、装置20は、様々な実施形態による、Cフレーム44、Cフレーム300を含む、任意の適切な数のCフレームを含むことができる。加えて、装置20は、溶接カートまたはカートリッジカート56等の、様々な構成要素を含んでもよい。上に示したように、工具装置20は、4個のCフレーム44を含む、選択された数のCフレーム44を含んでもよい。追加的および/または代替的に、Cフレームは、上述したCフレーム300であってもよい。また、適切な数の溶接カートまたはカートリッジカート56が、機械装置20と結合されるように設けられてもよい。さらに、Cフレームは、任意の適切な方法で移動されてもよい。例えば、Cフレームは、上述した移動機構90によって、および/または、Cフレーム300において示した複数のまたは選択された数のモータおよび移動部分によって、移動されてもよい。
図17に示すように、様々な実施形態により、複数のステーションおよび/または複数の部分が工具装置600に設けられてもよい。工具装置600は、ここに論じる部分を除いては、上述した工具装置20と同様であってもよい。例えば、工具装置600は、選択された数のCフレームを含む、複数のパンチステーションを含んでもよい。当該複数のパンチステーションは、第1パンチステーション604および第2ステーション608を含んでもよい。パンチステーションの各々は、適切な数のCフレームを有してもよい。当該適切な数のCフレームは、4個のCフレームを含んでもよい。本明細書において例示的に論じているように、パンチステーション604およびパンチステーション608は、4個のCフレーム300を含んでもよい。しかしながら、パンチステーション604およびパンチステーション608は、任意の適切な数のCフレーム300、Cフレーム44を含んでもよいことがわかる。
パンチステーション604、パンチステーション608の各々は、互いに実質的に同一であってもよい。様々な実施形態において、パンチステーションの各々は、4個のCフレーム300を含んでもよい。工具装置600は、第1溶接ステーション612、第2溶接ステーション616、第3溶接ステーション620および第4溶接ステーション624等の、選択された数の溶接カートまたは溶接ステーションをさらに含んでもよい。上述したように、溶接ステーション612~624の各々は、溶接カートリッジまたは溶接カート56と、実質的に同様であってもよい。溶接ステーションまたは溶接カート612~624の各々は、工具装置600に対して、取り外し可能に配置されてもよい。複数の溶接ステーションが相互交換可能であるように、複数のカートが、工具装置600に対して設けられてもよく、かつ/または、複数のカートが選択された工作物に対して設けられてもよい。当該複数のカートには、5個以上のカートが含まれてもよい。さらに、本明細書においてさらに論じているように、複数の溶接ステーションによって、種々の溶接部分もしくはパンチ位置、および/または、種々のパンチ部分もしくはパンチ位置を含む、互いに異なる複数の工作物に対して、効率的なワークフローが可能となり得る。
上述したように、溶接カートの各々は、種々の工具および/または工具部品を有してもよい。当該種々の工具および/または工具部品により、工作物70に対して、種々の位置の溶接が可能である。1人以上のユーザは、機械装置および工具装置600に対して溶接点および/またはその他の工具部分が提供されるように、溶接ステーション612~624に対してカート56を移動させてもよい。
上述したように、パンチステーション604、パンチステーション608は、複数のCフレーム300を含んでもよい。Cフレーム300の各々に対して、またはCフレーム300の各々において、様々な工具がパンチ工具74の代わりに提供されてもよい。例えば、種々の大きさ、形状等のものが、パンチ工具部分74に含まれていてもよい。したがって、工具格納部が、各パンチステーションに対して設けられてもよい。例えば、第1工具格納部630が、第1パンチステーションに対して設けられてもよく、第2工具格納部634が、第2パンチステーション608に対して設けられてもよい。工具変更ロボット640等の工具変更システムが、パンチステーション604、パンチステーション608に対して設けられてもよい。総変更ロボット640は、パンチステーション604、パンチステーション608に対して移動し得る、任意の適切なロボットであってもよい。ロボット640は、ミシガン州ロチェスターに事業所を有するFanucが提供するロボット、または、ミシガン州オーバンヒルズに事業所を有するABBが提供するロボット等の、適切なロボットであってもよい。例示的なロボットは、ABBが販売するIRB 6660であってもよく(必要に応じて、選択された工作物を移動させるように適合されてもよい)、または、Fanucが販売するM-900シリーズロボットであってもよい。
ロボット640は、格納エリア630、格納エリア634、および、それぞれのパンチステーション604、608の様々なCフレーム300に対して移動するアーム644を含んでもよい。このため、工具は、様々な仕様および構成による選択されたCフレーム300内で交換され得る。上述したように、工作物70には、それぞれのカートリッジカート56に関連付けられ得る、および/または、ユーザ650等のユーザによって入力され得る他の命令による、特定の設計および/または加工が行われてもよい。このように、640に係る工具ロボットは、適切な工具をピッキングし、当該工具を適切なCフレーム300に挿入し得る。
工具は、適切なCフレーム300に配置されてもよい。例えば、工具は、固定されまたは据え付けられたパンチ部分74a上等に配置されてもよい。工具ロボット640は、選択的に工具に係合して、当該工具を配置し、かつ/または、当該工具を固定パンチ部分74aの工具ホルダ642と係合してもよい。工具ホルダ642は、パンチ74の作業中に選択的かつ適切に工具が保持されるように工具に係合するための、磁気工具保持部分を含んでもよい。磁気工具保持部分は、永久磁石、電磁石、または任意の適切な磁石を含んでもよい。磁気工具保持システムには、インディアナ州ミシャウォーカに事業所を有するKendrion、LLCが販売するものが含まれてもよい。
さらに、工具装置600は、部品ロボットまたは工作物ロボット660を含んでもよい。部品ロボット660には、上述したロボット等の、適切なロボットが含まれてもよい。部品ロボット660は、溶接ステーション612~624の各々、および、パンチステーション604、608の各々に対して、移動してもよい。部品ロボット660は、溶接ステーション616等の、複数の溶接ステーションのうちの1または複数の溶接ステーションから、パンチステーション608等の、パンチステーション604、パンチステーション608のうちの1または複数のパンチステーションへ、工作物70に係合して移動させることができるアーム機構664を含んでもよい。ロボット660は、例えば、それぞれの溶接ステーション612~624とパンチステーション604、608との間を回転移動してもよく、かつ/または、ロボット660は、概ね工具装置600内の軸668に沿って、軸方向に移動してもよい。このように、ロボット660は、選択されたパンチステーション604、608と溶接ステーション612~624との間において、工作物70を移動させ得る。ユーザ650は、適切な命令、および/または、上に論じここにさらに論じるプロセスに基づいて、選択された溶接ステーションから工作物をローディングおよびアンローディングしてもよい。
このように、工具装置600によって、複数のパンチステーション(例えば、2つのパンチステーション604、608)と、複数の溶接ステーション(例えば、4つの野生ステーション612~624)と、を可能にさせてもよい。パンチステーションおよび/または溶接ステーションの数は、選択されたプロセスおよび/またはワークフローに応じて、変更(例えば、増加または減少)されてもよいことが、当業者であればわかる。工具装置600は、任意の適切な数の、パンチステーションおよび溶接ステーションのいずれか一方のステーション、または、任意の適切な数の、パンチステーションおよび溶接ステーションの両方のステーションを含んでもよい。上述したように、様々な実施形態によれば、パンチステーションは、適切な数の、Cフレーム300および/またはCフレーム44を含んでもよい。このように、工具装置600によって、選択されたパンチステーションまたは溶接ステーションのいずれかにおいて、工作物70等の選択された工作物に対する加工が行われることが可能であってもよい。
上述したように、工具装置20、工具装置600は、様々な実施形態に従って運転してもよい。例えば、技師またはユーザ650は、工具装置20、工具装置600の様々な自動化された部分を作動するように入力を与えてもよい。様々な実施形態によれば、例えば、工具装置600は、上述したように、プロセッサモジュール(プロセッサモジュール、または同様のものとして言及される。命令を実行するように設計されかつ/または命令を実行するように設定可能である)に格納された命令に基づいて、ユーザ600からの入力によって、動作してもよい。プロセッサモジュールは、工具除去プロセス700を含む、図18に示すプロセス700による命令、またはプロセス700の命令を実行してもよい。工具除去プロセス700は、工具装置600における、様々な実施形態による複数のCフレーム300のうちの1または複数のCフレームから、工具を除去する工程を含んでもよい。また、上述のものを含む、任意の実施形態によるCフレームから、工具が除去されてもよいことがわかる。
開始ブロック704において、工具除去プロセス700が開始してもよい。ブロック708において、工具除去制御システムの選択の受け付けがなされてもよい。例えば、工具除去選択は、オペレータが工具装置600に入力を与える工程、オペレータが複数のカセット56のうちの選択された1つのカセット56を設置する工程、またはその他の適切な入力を含んでもよい。いずれにしても、ブロック708において、制御システムは、工具除去命令または工具除去選択を受け付けてもよい。次いで、ブロック712において、例えば、工具が除去されるべき複数のCフレーム300のうちの特定の1つのCフレーム300の特定、どの工具が除去されるべきかの特定、工具が格納されるべき場所の特定等の、動作に関する入力の受け付けが行われてもよい。ブロック712において受け付けられる動作にはまた、加工されるべき工作物70のタイプもしくはモデル、行われるべき加工、または工具装置600が行うこととなるその他の動作工程が含まれてもよい。
動作ブロック712に関する入力を受け付けた後、ブロック716において、第1パンチステーションからどの工具が除去されるべきかのリコール(呼び出し)がなされてもよい。ブロック716における、第1パンチステーションからどの工具が除去されるべきかをリコールする工程の後、ブロック720において、工具ロボットを作動するサブルーチンへ移行してもよい。工具ロボット640は、本明細書に記載されているもの等の、様々な働きを実行してもよいことがわかる。しかしながら、様々なシステムにおいて、別個のロボット、パートナー、またはその他のオペレータが、様々な機能を実行してもよい。いずれにしても、サブルーチン720は、パンチステーションの工具を除去するブロック724を含む。ブロック728において、除去工具がカセット56上に配置されてもよい。上述したように、カセット56は、設定のための自動プログラミングの提供、様々な作業のための溶接部分および/または工具の位置決め等の助けとなるように、工具装置600に対して移動してもよい。このように、ブロック728において、工具がカセット上に配置されてもよい。さらに、ロボット640は、工具を格納部630、格納部634内に配置してもよく、第2ロボットまたはオペレータ650は、複数のカセットのうちの選択された1つのカセット上に、工具格納部を配置してもよい。このように、工具除去は、適切なカセット56を用いて工具を配置する工程を含んでもよい。
ブロック732において、C字ファーム300から工具が除去されたこと(例えば、工具がカセット56内で交換されたこと)が確認されてもよい。この確認には、カセット56における工具の位置決めを確認する、当該カセット56におけるセンサが含まれてもよい。上述したように、さらなる確認が、選択された入力として、ユーザによって提供されてもよい。カセット56は、工具装置600から除去されてもよく、ブロック736において、カセットが切り離された(undock)ことの確認が行われる。上述したように、様々な接続部、センサ等を使用して、工具装置600に対するカセット56の位置が決定されてもよい。
次いで、システムは、決定ブロック740において、2つ以上の工具の除去が行われるべきか否かを決定してもよい。追加のステーションおよび/またはCフレームからの追加の工具が発生するという決定がなされた場合には、YES経路744に従い、ブロック748において、どの工具が除去されるべきかをリコールしてもよい。その後、サブプロセス720における工具移動ロボットの動作は、上述したことに従うものであってもよい。追加の工具が除去されない場合には、NO経路752に従って、ブロック758においてプロセスが終了してもよい。このように、上述したように、工具は、選択された動作のための工具装置600の構成の助けとなるよう工具を除去するため、1または複数のCフレームから除去され、カセット上に配置されてもよい。
上述したように、工具除去プロセス700は、図18に示されている。工具挿入または設置プロセス770は、図19に示されている。様々な実施形態による、工具装置600、工具装置20において、工具が除去および/または設置されてもよい。プロセス770は、命令を実行するように設計されかつ/または命令を実行するように設定可能である、1または複数のプロセッサ(プロセッサモジュール、または同様のものとして言及される)による制御によって、実行されてもよい。
ブロック774において、工具除去プロセスが開始してもよく、ブロック778において、工具設置モード命令を受け付けてもよい。工具設置命令モードを受け付ける工程は、工具装置600が工具設置のために準備されるべきであることを、選択された入力デバイスによってユーザが入力する工程を含んでもよい。加えて、上述したように、カセット56は、工具装置600に挿入されてもよく、かかる新たな設置は、工具設置モード選択であると自動的に決定されてもよい。準備モードは、工具ロボット640および/またはCフレーム300等の様々な部分が、定位置に戻る工程を含んでもよい。
選択的に、ブロック782において、カセット56が設置されていることの確認が行われてもよい。カセット56が設置されていることの確認は、ユーザによって手動で行われてもよく、選択されたセンサまたはプラグからの信号を受け取ることによって自動的に行われてもよく、または、カセット56の設置のその他の適切な確認であってもよい。いずれにしても、カセットの設置の確認のブロック782は、適切な部分が位置合わせされ、工具設置のために提供されることを保証するのに役立つものであってもよい。しかしながら、プロセス770において、カセットの設置の要求または確認は、選択的であってもよい。
ブロック786において、設置しようとする選択された工具のリコールまたは受け付けが行われる。リコールまたは受け付けられる工具選択には、具体的な工具の特定、Cフレーム300におけるその構成、またはその他の適切な特定が含まれてもよい。やはり、工具には、Cフレーム300を含むパンチ部分に挿入され得る、パンチまたはその他の適切な工具が含まれてもよい。
ブロック790において、工具ビンがパンチステーションにあることの確認がなされてもよい。様々な実施形態において、格納部630、格納部634等の工具ビンには、Cフレーム300に設置するための工具が含まれてもよい。上述したように、工具ビンは、カセット56と結合されてもよく、ユーザはそれを、工具格納部634を含む工具設置領域へ、例えばパンチステーションに対して移動させてもよい。工具ビンがステーションにあることを確認するブロック790は、工具ロボット640が選択された場合に選択された位置へ移動するように工具が配置されることを保証する。
上述したように、工具ロボットの運転は、工具配置ロボット640によって部分が作動または実行されることができるようになり得る、サブプロセスであってもよい。しかしながら、プロセス770において、様々な工具の手動配置が行われてもよく、工具ロボットの運転または使用は、任意選択的であることがわかる。いずれにしても、工具ロボット640は、サブプロセス794において運転してもよい。サブプロセス794は、ブロック798において、工具ビンから工具をピッキングする工程を含む。工具ビンから工具をピッキングする工程は、Cフレーム300に設置するための選択された工具に(例えば、ロボット640の一部分が)係合する工程を含んでもよい。ブロック798においてピッキングされた工具は、ブロック802において、適切な命令または構成に従って、選択されたステーションに設置されてもよい。工具の設置は、工具ロボット640内で行われてもよい。設置は、Cフレーム300の作動のために位置決めを保証する工程を含む、Cフレーム300に対して適切な位置に工具を配置する工程を含んでもよい。上述したように、工具は、磁気工具ホルダシステムを介して、Cフレームに固定されていてもよい。Cフレーム44、Cフレーム300への工具の適切な配置の確認は、ダイクロージャスイッチ(図示せず)によって検証されてもよい。ダイ閉鎖スイッチは、工具ホルダ642と共に配置される、電子スイッチまたは機械スイッチであってもよい。正しい工具が工具ホルダ642内に配置されていることの確認は、無線周波数識別(RFID)システムを介して達成されてもよい。RFIDシステムは、工具上にあるRFIDタグと、工具ホルダ642上または工具ホルダ642近傍にあるRFIDリーダと、を含んでもよい。RFIDリーダは、RFIDタグからの信号を読み取りまたは受信し、当該信号をコントローラに送信してもよい。工具のアイデンティティ(同一性)を決定するために、信号が使用されてもよく、識別された工具が工作物70に対して行われるべき加工に関して適切な工具であることを確認するために、プロセス(例えば、ルックアップテーブルとの比較)が利用されてもよい。工具が適切である場合、パンチが作動されてもよい。工具が適切でない場合、工具が変更されてもよく、ユーザ650に警告を発してもよく、かつ/または検査のために装置600が停止されてもよい。
次いで、ブロック806において、より多くの工具が設置されるべきか否かが決定されてもよい。より多くの工具が設置されるべきである場合、YES経路810に従い、ブロック814において、設置されるべき追加の工具および位置をリコールしてもよい。設置されるべき追加の工具をリコールする工程の後、ロボットを作動するサブルーチンに進み、ブロック798およびブロック802において、工具をピッキングおよび設置してもよい。このように、プロセス770は、上述した工具装置20、工具装置300の複数のパンチステーションに、任意の適切な数の工具を設置する工程を含んでもよい。
工具がこれ以上設置されない場合には、NO経路820に従い、ブロック824において、プロセス770を終了してもよい。このように、プロセス770によって、工具装置600による手順を実行するために、適切な位置に、適切な工具および適切な数の工具を設置することが可能になる。
上述したように、工作物70は、当該工作物70に対する加工の実行のために、工具装置20、工具装置600に対して位置決めされてもよい。加工には、パンチングおよび/もしくは溶接、または、他の適切な加工が含まれてもよい。したがって、選択されたプロセス700、プロセス770による工具の除去および設置は、適切な加工が行われるように工具装置20、工具装置600を構成することによって行われてもよい。
様々な実施形態によれば、適切な工具が設置された工具装置600の運転は、図20に示すプロセス840に従って行われてもよい。プロセス840は、命令を実行するように設計されかつ/または命令を実行するように設定可能である、1または複数のプロセッサ(プロセッサモジュール、または同様のものとして言及される)による制御によって、実行されてもよい。
上述したように、工具装置600は、工作物(例えば、工具装置600内に配置された工作物70等)に対する手順のために準備されてもよい。上述したように、工具装置600は、複数のパンチステーションおよび複数の溶接ステーションを含んでもよい。当該複数の溶接ステーションのうちの1または複数の任意の溶接ステーションと、当該複数のパンチステーションのうちの1または複数の任意のパンチステーションとの間で、アクションが生じてもよい。したがって、様々な実施形態によれば、工具装置600は、一部のまたは選択された同時アクションを含む、複数の方法で動作してもよい。これは、1または複数の工作物に対して、少なくとも2つの異なる構成を打ち抜く工程を含んでもよい。プロセス840は、様々な実施形態による、工具装置600の運転に関するプロセスを示す。
ブロック844において、プロセス840が開始する。ブロック844におけるプロセスを開始する工程の後、ブロック850において、工作物のタイプまたは構成の受け付けがなされる。工作物のタイプまたは構成を受け付ける工程は、工作物のタイプ、工作物70の構成、工具装置600の様々な部分の構成、またはその他の入力を受け付ける工程を含んでもよい。ユーザ650または他の適切な入力装置によって、入力が提供されてもよい。例えば、工具装置600は、工作物70のバーコードをスキャンして読み取るバーコードスキャナ等の、読取装置を含んでもよい。上述したように、制御システムは、バーコードの読み取りに基づいて特定の工作物に必要な構成をリコールするための、メモリおよびプロセッサモジュールを含んでもよい。したがって、工作物の構成を受け付ける工程は、工作物70に対して適切な加工を行うための、適切な情報を受信する工程および工具装置600の構成要素を含む当該工具装置600の構成を決定する工程を含んでもよい。
ブロック850における、工作物のタイプまたは構成を受け付ける工程の後、工具装置600は、ステーション(例えば、複数の溶接ステーション612~624のうちの1または複数の溶接ステーション)のローディング(装荷)を示すように、選択的または任意選択的に運転してもよい。工作物ロード(装荷)インジケータは、例えばオペレータ650によって工作物70をロードするための位置を示してもよい。当該インジケータは、ビジュアルキュー(視覚的手掛かり)(例えば、光)触覚フィードバック等を含んでもよい。ブロック858において、工作物がローディングされたことの確認が行われてもよい。確認は、オペレータ650によるさらなる入力、工具装置600のセンサ(例えば、複数の溶接ステーションのうちの1または複数の溶接ステーション上のスケール)、または他の適切な確認入力を含んでもよい。
さらに、ブロック850において受け付けられた構成は、プロセス700またはプロセス770による工具の除去および/または設置についての情報または命令を含んでもよい。したがって、ブロック858において工作物のローディングが確認されるのと同時に、および/または工作物のローディングが確認されるよりも前に、工具除去および/または設置サブプロセス862が行われてもよい。工具除去および設置サブプロセス862は、構成サブプロセスであってもよく、ブロック868における、工具を除去するプロセス、および、ブロック872における、工具を設置するプロセスを含んでもよい。このため、工具装置600は、工作物70の加工に適切な工具を配置する工程、および/または当該適切な工具を除去する工程を含むように構成されてもよい。工具装置600を構成する際に、工具装置は、様々なCフレーム300、44の位置決めに基づいて、および、当該Cフレームに対する工具の位置決めに基づいて、工作物70に対して選択された作業を行うように構成されてもよい。工作物70に対して行われる加工は、単一の工作物に特有かつ固有であってもよく、工作物間で異なっていてもよい。
ブロック880において、プロセス840は、選択されたパンチステーションを受け付ける工程をさらに含む。選択されたパンチステーションを受け付ける工程は、パンチステーション1(604)またはパンチステーション2(608)のいずれか一方のパンチステーションを選択する工程を含んでもよい。上記のように、工具装置600は、3個以上のパンチステーションを含んでもよく、2つのパンチステーションは、単なる例示に過ぎないことがわかる。いずれにしても、ブロック880において、1または複数のパンチステーションのいずれかが選択される受け付けが行われる。
ブロック880において、パンチステーションが選択され、当該パンチステーションが受け付けられると、ブロック884において、選択されたパンチステーションへ、工作物を移動させるように運転してもよい。部品ロボット660は、選択された溶接ステーション612~624のうちの1つの溶接ステーションから、選択されたパンチステーション604、608へ、工作物70を移動させてもよい。このように、工作物は、複数の溶接ステーションのうちの任意の適切な1つの溶接ステーションに配置され、複数のパンチステーションのうちの適切な1つのパンチステーションへ移動されてもよい。ロボット660は、一般に知られている移動技術によって、パンチステーションへ工作物を移動させるように動作してもよい。上述したように、ロボットは、複数のパンチステーション604、608のうちの1または複数のパンチステーションに対して適切な位置へ工作物が移動できるようにする、様々な部分(例えば、6自由度運動のエンドエフェクタ、様々な関節式アーム部分等)を含んでもよい。
パンチステーションに工作物70を配置した後、ブロック890において、パンチを作動させてもよい。上述したように、ブロック890におけるパンチの作動は、例えばCフレーム300を含む、選択された複数のパンチ装置のうちのいずれか1つのパンチ装置を、工作物に対して移動させる工程を含んでもよい。また、上述したように、複数のCフレーム300のうちの1または複数の任意のCフレームは、工作物のパンチが形成されるように選択された位置へ移動されてもよく、かつ/または、工作物70をパンチしないよう邪魔にならないところへ移動されてもよい。このように、工作物70は、選択された複数のパンチステーション604、608のうちの1つのパンチステーションに対して移動されてもよく、パンチ作動は、工作物70に対して行われてもよい。パンチステーションは、工具を除去および/もしくは設置することによって、ならびに/または、選択されたCフレーム300を適切なパンチが形成されるように適切な位置へ移動させることによって、構成されてもよい。
また、プロセス840は、溶接のための部品(例えば、ブラケット)および溶接工具が、適切な溶接ステーション612~624に受け取られ、および/または配置されていることを確認する工程を含んでもよい。溶接部品および溶接工具は、プロセス840における任意の適切な時(例えば、パンチステーションへの工作物72の移動中、パンチステーションの作動中等)に配置および確認されてもよいことがわかる。いずれにしても、溶接部品および溶接工具が溶接ステーションに受け取られているという確認が、溶接プロセスの実行を助けるために行われてもよい。
ブロック898において、工具装置600は、工作物を溶接ステーションカセットへ移動させるように動作してもよい。ここでも、部品ロボット660は、工作物70に係合し、当該工作物72を、選択された複数の溶接ステーションまたはカセット612~624のうちの1つへ移動させてもよい。複数の溶接ステーションのうちの選択された1つの溶接ステーションは、ロボット660が工作物を適切に構成された適切な溶接ステーションへ実質的に自動的に移動させ得るように、ブロック850における工作物のタイプおよび構成の受け付け中に選択されてもよい。
次いで、ブロック902において、工作物を溶接するために、溶接ステーションを作動させてもよい。次いで、プロセス840では、ブロック906において、Cフレームおよび/または溶接ステーション部分等の、システムの様々な部分が、定位置に戻ることができるようにしてもよい。次いで、プロセス840は、ブロック912に進んでよい。
プロセス840に係る運転によって、実質的に自動的な移動および工作物70の加工の作業が可能であり得る。工具装置600は、ブロック850において構成されてもよく、その後、工具ロボット660は、工作物を、複数のパンチステーションのうちの選択された1つのパンチステーションへ移動させてもよく、パンチステーションにおいて、パンチが作動してもよく、部品ロボット660は、工作物70の溶接のために、選択された複数の溶接ステーションのうちの1つの溶接ステーションへ工作物を後ろヘ移動させてもよい。このように、工具装置600の運転は、工作物70に関して受け付けられた命令および構成に基づき、実質的に自動的であってもよい。
さらに、図17に示すように、工具装置600は、複数の溶接ステーション612~624を含んでもよい。溶接ステーションの各々は、工作物の種々の構成のために個々に構成されてもよい。したがって、図17に示す例によれば、工具装置600は、新しい溶接ステーションカセット56を設置または交換することなく、実質的に同時にまたは少なくとも順次的に、工作物の4つの異なる構成を実質的に加工するように運転してもよい。さらに、カセット56の各々は、Cフレーム300のパンチに設置するための工具格納部を含んでもよい。工具は、それぞれの工具格納ビン612a、616a、620a、および624aに格納されてもよい。カセット56と共に格納された工具はカセットに特有であってもよく、工具装置600の効率的な設定(構成)を可能にするものであってもよい。
工作物70は、パンチステーション604、608内のCフレーム300の交換、および/または、工具装置600に対する溶接ステーション612~624の移動を必要とすることなく、複数の構成に関する運転が順番に達成されるように、選択された溶接ステーションへ、および、選択された溶接ステーションから、移動されてもよく、ならびに、選択されたパンチステーションへ、および、選択されたパンチステーションから、移動されてもよい。したがって、様々な実施形態において、これにより、工具装置600の実質的な再構成を必要とすることなく、オペレータ650等の単一のオペレータまたはユーザが、ワークフローにおける複数の工作物および/または複数のタイプの工作物に対して運転を行うことが可能であってもよい。効率のために、Cフレーム300は、上述したように、Cフレーム300の移動の運転によって再構成されてもよく、かつ/または、溶接ステーションは、異なる構成を達成するために、選択された並びまたは順序で選択的に選択されてもよい。特定の工作物70に基づいて、種々の工具が、選択された作業のために、パンチステーションに設置されてもよい。さらに、上述したように、工具装置600は、複数のパンチステーションのうちの単一のパンチステーション、複数の溶接ステーションのうちの単一の溶接ステーション、および/またはCフレーム44、300を含んでもよいことがわかる。当業者であればわかるように、様々な部分は、交換可能であってもよい。
例示的実施形態は、本開示が完全であり、その範囲が当業者に十分伝わるように提供されている。本開示の実施形態が完全に理解されるように、具体的な構成要素、装置および方法の例等の、多数の具体的な詳細が記載されている。具体的な詳細は用いられる必要がなく、例示的実施形態を多くの種々の形態で実施してもよく、いずれの例示的実施形態も、本開示の範囲を限定するものと解釈されるべきではないことは、当業者には明らかだろう。一部の例示的実施形態において、周知の方法、周知の装置構造および周知の技術は、詳細には説明していない。
実施形態の上述の記載は、例示および説明を目的として提供されたものである。網羅的であること、または、本発明を限定することは、意図されていない。特定の実施形態の個々の要素または特徴は、概してその特定の実施形態に限定されるものではなく、当該個々の要素または特徴は、適用可能な場合には、具体的に図示または説明されていない場合であっても、相互交換可能であり、選択された実施形態において使用することができる。また、当該個々の要素または特徴は、多くの点において変更されてもよい。かかる変形形態は、本発明からの逸脱とみなされるべきではなく、かかる全ての修正形態が、本発明の範囲内に含まれることが意図される。
本明細書に開示された様々な態様は、本明細書および添付の図面に具体的に提示された組み合わせとは異なる組み合わせにおいて、組み合わされてもよいことを認識されたい。また、例に従って、本明細書に記載されたプロセスまたは方法のいずれかに係る特定の行為または事象は、別の順序で実行されてもよく、追加、併合または完全に除外されてもよいことを認識されたい(例えば、記載された行為または事象は全て、技術の実施にとって必須でなくともよい)。加えて、本開示の特定の態様は、明確にするために、単一のモジュールまたはユニットによって行われるものとして説明されているが、本開示に係る技術は、例えば、医用装置に結合されたユニットまたはモジュールの組合せによって実行されてもよいことを認識されたい。
1または複数の例において、記載された技術は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装されてもよい。ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1または複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され、ハードウェアに基づく処理ユニットによって実行されてもよい。コンピュータ可読媒体には、データ記憶媒体(例えば、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、または、命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用可能であり、かつコンピュータによりアクセス可能である、他の任意の媒体)等の有形の媒体に対応する、非一時的なコンピュータ可読媒体が含まれてもよい。
命令は、1または複数のデジタル信号プロセッサ(digital signal processor:DSP)、汎用マイクロプロセッサ、グラフィック処理ユニット(graphic processing unit:GPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルロジックアレイ(field programmable logic array)(FPGA)、またはその他の同等の集積もしくは離散論理回路等の、1または複数のプロセッサ(プロセッサモジュールとも称される)によって実行されてもよい。したがって、本明細書において使用される「プロセッサ」という用語は、前述の構造のいずれかの構造、または、記載された技術の実装に適する他の任意の物理構造を指すものであり得る。また、本技術は、1または複数の回路または論理素子において、完全に実装することもできるだろう。

Claims (21)

  1. 工作物を加工するための機械装置であって
    工具装着フレームと、
    工作物を前記工具装着フレームに対して保持するように構成された工作物テーブルと、
    (i)前記工具装着フレームを選択された位置へ前記工作物保持テーブルに対して移動させ、かつ
    (ii)前記工具装着フレームを前記工作物保持テーブルに対して保持するように構成された、位置決めアセンブリと、
    を含み、
    前記位置決めアセンブリは、前記工具装着フレームを第1位置および第2位置において前記工作物保持テーブルに対して移動させるように作動可能であり、
    前記第1位置は、前記第2位置とは異なっている、機械装置。
  2. 前記工作物テーブルを選択された位置において保持するように構成された工作物テーブル取付け具をさらに含み、
    前記第1位置は、前記工作物保持テーブル取付け具に対して、前記第2位置とは異なっている、請求項1に記載の機械装置。
  3. フレームアセンブリと、
    前記フレームアセンブリ内に取り付けられた基部と、
    をさらに含み、
    前記位置決めアセンブリは、前記フレームアセンブリ内における前記基部に固定されており、
    前記位置決めアセンブリは、前記工具装着フレームを前記基部に対して移動させるように構成されており、
    前記第1位置は、前記基部に対して、前記第2位置とは異なっている、請求項1に記載の機械装置。
  4. パンチをさらに含み、
    前記パンチは、前記工具装着フレームと共に移動される、請求項3に記載の機械装置。
  5. 溶接工具カートリッジと、
    前記溶接工具カートリッジに固定された第1溶接工具と、
    前記溶接工具カートリッジに固定された第2溶接工具と、
    をさらに含み、
    前記第1位置は、前記溶接工具カートリッジに対して、前記第2位置と異なっており、
    前記第1位置または前記第2位置は、前記第2溶接工具に対する前記第1溶接工具の位置に基づいている、請求項4に記載の機械装置。
  6. 前記溶接工具カートリッジは、第1溶接工具カートリッジと、第2溶接工具カートリッジと、を含み、
    前記第1溶接工具カートリッジおよび前記第2溶接工具カートリッジは、前記基部に対して選択的かつ別々に配置されており、
    前記第1位置は、前記第1溶接工具カートリッジに基づいて選択され、
    前記第2位置は、前記第2溶接工具カートリッジに基づいて選択される、
    をさらに含む、請求項5に記載の機械装置。
  7. 複数の溶接工具カートリッジと、
    複数のパンチステーションと、
    複数の前記溶接工具カートリッジのうちの少なくとも1つの溶接工具カートリッジと複数の前記パンチステーションのうちの少なくとも1つのパンチステーションとの間で工作物を移動させるように構成されたロボットと、
    をさらに含み、
    複数の前記溶接工具カートリッジの各々の溶接工具カートリッジは、
    前記溶接工具カートリッジに固定された第1溶接工具と、
    前記溶接工具カートリッジに固定された第2溶接工具と、
    を含み、
    各パンチステーションは、複数の前記工具装着フレームを含み、
    各工具装着フレームは、前記工作物に対して移動可能である、請求項1に記載の機械装置。
  8. 工作物を加工するための機械装置であって、
    フレームアセンブリと、
    前記フレームアセンブリ内に取り付けられた基部と、
    工具装着フレームと、
    前記工具装着フレームによって保持および位置決めされる工具と、
    前記フレーム内において移動可能に固定された工作物保持テーブルであって、工作物を前記工具装着フレームに対して保持するように構成された工作物保持テーブルと、
    (i)前記工具装着フレームを選択された位置へ前記基部に対して移動させ、かつ
    (ii)前記工具装着フレームを前記基部に対して保持するように構成された、位置決めアセンブリと、
    を含み、
    前記位置決めアセンブリは、前記フレームアセンブリ内における前記基部に固定されており、
    前記位置決めアセンブリは、前記工具装着フレームを第1位置および第2位置において前記基部に対して移動させるように作動可能であり、
    前記第1位置は、前記第2位置とは異なっている、機械装置。
  9. 前記工作物保持テーブルは、バンパフェイシアを前記工具装着フレームに対して保持するように構成されており、
    前記工具は、前記バンパフェイシアに対する加工を行うように構成されている、請求項8に記載の機械装置。
  10. 第1溶接工具および第2溶接工具を有する第1溶接工具カートリッジと、
    第3溶接工具および第4溶接工具を有する第2溶接工具カートリッジと、
    をさらに含み、
    前記第1溶接工具および前記第2溶接工具は、第1構成において、前記第1溶接工具カートリッジに固定されており、
    前記第3溶接工具および前記第4溶接工具は、第2構成において、前記第2溶接工具カートリッジに固定されており、
    前記基部は、前記第1溶接工具カートリッジと前記第2溶接工具カートリッジとの両方を受け入れるためのカートリッジ受け入れ部分を含み、
    前記第1位置は、前記カートリッジ受け入れ部分に対して、前記第2位置とは異なっており、
    前記第1位置または前記第2位置は、前記第1構成または前記第2構成に基づいている、請求項9に記載の機械装置。
  11. 前記第1溶接工具カートリッジまたは前記第2溶接工具カートリッジが前記カートリッジ受け入れ部分内にあるか否かに基づいて、前記工具装着フレームを前記第1位置または前記第2位置へ移動させるための命令を実行するように構成されたプロセッサアセンブリをさらに含む、請求項10に記載の機械装置。
  12. 前記工具装着フレームは、第1工具装着フレームと、第2工具装着フレームと、を含み、
    前記第1位置は、前記第1工具装着フレームの前記第2工具装着フレームに対する第1相対位置を含み、
    前記第2位置は、前記第1工具装着フレームの前記第2工具装着フレームに対する第2相対位置を含み、
    前記第1工具装着フレームおよび前記第2工具装着フレームは、単一の前記フレームアセンブリに含まれる、請求項10に記載の機械装置。
  13. 第1工具装着フレームおよび第2工具装着フレームを機械装置内において位置決めする方法であって、
    前記第1工具装着フレームおよび前記第2工具装着フレームの第1構成の第1入力を受け付け、
    前記第1工具装着フレームおよび前記第2工具装着フレームを前記第1構成へ移動させるように位置決めアセンブリを作動させ、
    第1工作物を前記第1構成において加工するように前記第1工具装着フレームまたは前記第2工具装着フレームによって保持された工具を作動させ、
    前記第1工具装着フレームおよび前記第2工具装着フレームの第2構成の第2入力を受け付け、
    前記第1工具装着フレームおよび前記第2工具装着フレームを前記第2構成へ移動させるように前記位置決めアセンブリを作動させ、
    第2工作物を前記第2構成において加工するように前記第1工具装着フレームまたは前記第2工具装着フレームによって保持された前記工具を作動させる、方法。
  14. 前記第1工作物は、前記第2工作物とは異なっている、請求項13に記載の方法。
  15. 前記位置決めアセンブリを基部に固定する工程をさらに含み、
    前記第1構成は、前記基部に対して、前記第2構成とは異なっている、請求項13に記載の方法。
  16. 前記位置決めアセンブリを作動させる工程は、
    前記第1工具装着フレームを移動させるように第1位置決めアセンブリを作動させる工程と、
    前記第2工具装着フレームアセンブリを移動させるように第2位置決めアセンブリを作動させる工程と、
    を含む、請求項13に記載の方法。
  17. 前記第1工具装着フレームを少なくとも3自由度で移動させる前記第1位置決めアセンブリを設ける工程と、
    前記第2工具装着フレームを少なくとも3自由度で移動させる前記第2位置決めアセンブリを設ける工程と、
    をさらに含む、請求項13に記載の方法。
  18. 前記第1工具装着フレーム、前記第2工具装着フレーム、前記第1工具装着フレームを移動させるための前記第1位置決めアセンブリ、および前記第2工具装着フレームを移動させるための前記第2位置決めアセンブリのうちの全てを、単一の機械装置において設ける工程をさらに含む、請求項13に記載の方法。
  19. 前記第1工具装着フレームおよび前記第2工具装着フレームを少なくとも3自由度で移動させる前記位置決めアセンブリを設ける工程をさらに含む、請求項13に記載の方法。
  20. 前記第1工具装着フレームおよび前記第2工具装着フレームを少なくとも6自由度で移動させる前記位置決めアセンブリを設ける工程をさらに含む、請求項13に記載の方法。
  21. 前記機械装置に第1パンチステーションおよび第2パンチステーションを設ける工程と、
    前記第1工具装着フレームおよび前記第2工具装着フレームを設ける工程であって、前記第1パンチステーションは、前記第1工具装着フレームおよび前記第2工具装着フレームを含む工程と、
    第3工具装着フレームおよび第4工具装着フレームを設ける工程であって、前記第2パンチステーションは、前記第3工具装着フレームおよび前記第4工具装着フレームを含む工程と、
    第1溶接ステーションおよび第2溶接ステーションを設ける工程と、
    前記第1パンチステーション、前記第2パンチステーション、前記第1溶接ステーション、または前記第2溶接ステーションのうちの少なくとも2つのステーションの間で工作物を移動させるための部品ロボットを設ける工程と、
    をさらに含む、請求項13に記載の方法。
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