JP2023058766A - シンク機器及び情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】効率的にEDID情報の設定を実行できる、シンク機器及び情報処理方法を提供する。【解決手段】シンク機器は、シンク機器と通信接続されたソース機器の機器情報を取得する通信部と、複数のソース機器の機器情報にそれぞれ対応付けられた複数のEDID(Extended Display Identification Data)情報から、前記通信部が取得した前記機器情報に対応付けられたEDID情報を検索する検索処理の結果に基づいて、前記EDID情報又は所定のEDID情報を前記シンク機器に対して設定する制御部と、を備える。【選択図】図4
Description
本発明は、シンク機器及び情報処理方法に関する。
従来、例えばテレビ装置などのシンク機器は、コンテンツの信号を供給するソース機器と通信可能に接続され、当該ソース機器から送信された信号に基づいて映像を表示したり音声を出力したりするように構成されている。シンク機器とソース機器とを接続するケーブルやインターフェースには、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)規格、DVI(Digital Visual Interface)規格、あるいはこれらのバージョン違いの規格など、様々な規格が使用されている。
シンク機器は、どの規格での接続に対応可能であるかを示すために、当該シンク機器の特性を記述したEDID(Extended Display Identification Data)情報を記憶し、当該EDID情報をソース機器に対して送信する。ソース機器は、受信したEDID情報に応じた映像又は音などのコンテンツの信号を出力する。
しかし、ソース機器が、シンク機器から受信したEDID情報に対応する機能をもたない場合、ソース機器は、シンク機器から受信したEDID情報を正しく解釈できず、その結果、例えばシンク機器側で設定されていないEDID情報で信号を出力するなどの処理を行う可能性がある。
引用文献1には、このような不具合の発生を解消させる表示装置が開示されている。例えば、引用文献1には、表示装置(シンク機器)に設定されたEDID情報にソース機器が対応できない場合に、EDID情報のバージョンを1つ低いバージョンの情報に書き換える表示装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、対応可能なバージョンの違いにより発生する不具合を効率的に解消できない場合がある。例えば、バージョンの更新によりEDID情報のバージョンの数が増えた場合、特許文献1では、複数のバージョン間で不具合を解消する処理が煩雑になりうる。例えば、HDMI2.0とHDMI1.4との間でバージョンを書き換える場合と比較し、HDMI2.1とHDMI1.4との間でバージョンを書き換える場合には、まずHDMI2.1をHDMI2.0に書き換え、その後HDMI2.0をHDMI1.4に書き換える必要がある。さらに上位のバージョンが使用されるようになった場合、更なるバージョンの書き換え処理が必要になりうる。
本開示は、上述の問題に鑑みてなされたものである。本開示の目的は、効率的にEDID情報の設定を実行できる、シンク機器及び情報処理方法を提供することである。
本開示の一形態のシンク機器は、シンク機器と通信接続されたソース機器の機器情報を取得する通信部と、複数のソース機器の機器情報にそれぞれ対応付けられた複数のEDID(Extended Display Identification Data)情報から、前記通信部が取得した前記機器情報に対応付けられたEDID情報を検索する検索処理の結果に基づいて、前記EDID情報又は所定のEDID情報を前記シンク機器に対して設定する制御部と、を備える。
本開示の一形態の情報処理方法は、シンク機器が実行する情報処理方法であって、シンク機器と通信接続されたソース機器の機器情報を取得するステップと、複数のソース機器の機器情報にそれぞれ対応付けられた複数のEDID(Extended Display Identification Data)情報から、取得した前記機器情報に対応付けられたEDID情報を検索する検索処理の結果に基づいて、前記EDID情報又は所定のEDID情報を前記シンク機器に対して設定するステップと、を含む。
以下、本開示のいくつかの実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面において、同一又は同等の構成要素には同一の符号を付し、同一又は同等の構成要素に関する説明が重複する場合は適宜省略する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るコンテンツ出力システム1の概略構成を示す図である。図1に示すように、第1実施形態に係るコンテンツ出力システム1は、シンク機器10と、ソース機器20と、情報処理装置30と、を備える。
図1は、第1実施形態に係るコンテンツ出力システム1の概略構成を示す図である。図1に示すように、第1実施形態に係るコンテンツ出力システム1は、シンク機器10と、ソース機器20と、情報処理装置30と、を備える。
シンク機器10は、映像及び/又は音を含むコンテンツを出力可能な装置である。シンク機器10は、例えば後述する表示部16を備えた表示装置である。シンク機器10は、例えば、後述する音出力部17を併せて備える表示装置であってもよく、音出力部17を備えないモニタ装置であってもよい。本実施形態では、シンク機器10は、表示部16と音出力部17とを備えるとして説明する。シンク機器10は、例えばソース機器20から受信したコンテンツの信号に基づいて映像及び/又は音を出力することが可能である。シンク機器10は、例えば、テレビ装置をはじめ、表示部16付きのパーソナルコンピュータ(PC)やタブレット型の端末装置などの情報処理装置、スマートフォンなどの携帯電話機、プロジェクタ装置などであってよい。ただし、シンク機器10は、ここで示した例に限られず、本明細書で説明する機能を実行可能な他の装置により構成されていてもよい。
シンク機器10は、1つ以上のHDMI端子を備えていてよい。図1に示す例では、シンク機器10は、2つのHDMI端子を備えている。各HDMI端子には、それぞれ1台のソース機器20を通信可能に接続することができる。図1に示す例では、HDMI1というHDMI端子にソース機器20が接続されている。図1に示す例では、HDMI2というHDMI端子にソース機器20が接続されていないが、HDMI2にもソース機器20が接続されてもよい。つまり、シンク機器10には、複数のソース機器20が接続されてよい。
ソース機器20は、通信接続されたシンク機器10に対して、コンテンツの信号を出力する装置である。ソース機器20は、例えばBlu-ray(登録商標)プレイヤ、Blu-rayレコーダ、HDD(Hard disk drive)レコーダなどのコンテンツ再生装置もしくはコンテンツ録画装置、設置型のPC、モバイルPCもしくはタブレット端末などの情報処理装置、携帯電話機、又はビデオカメラなどであってよい。ただし、ソース機器20は、ここで示した例に限られず、本明細書で説明する機能を実行可能な他の装置により構成されていてもよい。
情報処理装置30は、シンク機器10と情報通信可能に接続された装置である。情報処理装置30は、例えばサーバ装置又はコンピュータなどにより構成されていてよい。本実施形態において、情報処理装置30は、シンク機器10から受信した情報に基づいて所定の検索処理を実行する。情報処理装置30が実行する検索処理の詳細については後述する。
シンク機器10には、EDID情報が設定される。EDID情報は、シンク機器10とソース機器20との間の通信で用いられる規格を示す情報である。シンク機器10は、当該シンク機器10に対して設定されたEDID情報をソース機器20に送信する。ソース機器20は、受信したEDID情報に応じたコンテンツの信号をシンク機器10に送信する。しかしながら、ソース機器20は、シンク機器10から受信したEDID情報に対応する機能をもたない場合、シンク機器10で設定されているEDID情報とは異なるEDID情報で、コンテンツの信号を送信することになる。
例えば、シンク機器10では、EDID情報として、第1モード、第2モード及び第3モードという、3つのモードに対応可能であるとする。ここでは、第1モードが、最もバージョンが低いEDID情報で、第3モードが、最もバージョンが高いEDID情報であるとする。一般に、バージョンが最も低い第1モードは、より多くの機器が対応可能であるため、汎用性が高い。一方、一般に、バージョンが最も高い第3モードは、より高機能なコンテンツの出力が可能である。画質の規格を例に説明すると、例えば、第1モードは2Kの信号に対応可能なEDID情報であり、第2モードは4Kの信号に対応可能なEDID情報であり、第3モードは8Kの信号に対応可能なEDID情報である。
このようにシンク機器10が3つのモード(バージョン)に対応可能である場合に、シンク機器10に設定されたEDID情報が第3モードであっても、ソース機器20が第1モードまたは第2モードのEDID情報にのみ対応可能である場合、ソース機器20は、シンク機器10側で設定されているEDID情報を正しく解釈できない。この場合、ソース機器20は、例えばシンク機器10側で設定されていないEDID情報で信号を出力するなどの処理を行う可能性がある。しかしながら、シンク機器10は、設定されていないEDID情報の信号を受信しても、映像を正常に表示できない場合がある。
一方、例えば、シンク機器10に第1モードのEDID情報が設定されている場合には、ソース機器20も第1モードで対応可能であるため、ソース機器20から第1モードでコンテンツの信号がシンク機器10に送信されるため、映像は正常に表示される。しかしながら、シンク機器10及びソース機器20の双方が、より高機能な第2モードに対応可能であるにもかかわらず、第1モードに設定されている場合、ユーザはシンク機器10及びソース機器20の機能を十分に享受できないこととなる。
本開示に係るコンテンツ出力システム1は、これらの事情に鑑み、効率的にEDID情報の設定を実行しようとするものである。なお、本明細書では、以下の説明においても、具体例として、EDID情報に、第1モード、第2モード及び第3モードという3つのモードが存在する場合について説明することとする。
図2は、図1のコンテンツ出力システム1の構成の一例を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、シンク機器10は、シンク制御部11と、シンク記憶部12と、シンク操作部13と、シンク第1通信部14と、シンク第2通信部15と、表示部16と、音出力部17と、を備える。
シンク制御部11は、シンク機器10の各機能部をはじめとして、シンク機器10の全体を制御及び管理する。シンク制御部11は、例えばシンク記憶部12に格納された制御プログラムを動作させるなどして、各種制御を行う。例えば、シンク制御部11は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)などの制御デバイスにより構成することができる。シンク制御部11は、シンク機器10に対してEDID情報を設定する。シンク制御部11が実行するEDID情報の設定方法の詳細については、後述する。
シンク記憶部12は、プログラム及びデータを記憶可能な記憶媒体である。シンク記憶部12は、例えば半導体メモリ又は磁気メモリなどで構成することができる。具体的には、シンク記憶部12は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)により構成することができる。シンク記憶部12は、例えばシンク制御部11を動作させるためのプログラムなどを記憶してよい。また、シンク記憶部12は、例えば、シンク機器10に対して設定可能なEDID情報を記憶してよい。
シンク操作部13は、シンク機器10に対してユーザが操作入力を実行可能な機構である。シンク操作部13は、例えばシンク機器10の本体に設けられた操作ボタン群により構成されてよい。シンク操作部13は、例えばリモートコントロール装置(以下、単に「リモコン」ともいう)及び当該リモコンから発信された操作信号を受信する操作信号受信部などにより構成されていてもよい。なお、表示部16にタッチセンサが設けられている場合、表示部16に設けられたタッチセンサがシンク操作部13として機能してもよい。
シンク第1通信部14は、ソース機器20との通信を実行する。シンク第1通信部14は、例えば図1で示したHDMI端子により構成されていてよい。シンク第1通信部14は、例えばケーブルなどの通信路を介してソース機器20と通信を行う。シンク第1通信部14は、例えば、シンク機器10と通信接続されたソース機器20の機器情報を、ソース機器20から取得する。機器情報は、ソース機器20を特定可能な情報であり、例えばCEC(Consumer Electronics Control)機器名であってよい。また、シンク第1通信部14は、シンク機器10に対して設定されたEDID情報をソース機器20に送信する。
また、シンク第1通信部14は、例えばソース機器20から送信されるコンテンツの信号を受信する。例えば、シンク第1通信部14は、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)信号を受信する。TMDS信号は、例えば、映像信号、音信号、及び出力を制御する制御信号を含んでよい。シンク制御部11は、シンク第1通信部14がソース機器20から受信した信号に基づいて、表示部16に映像を表示させたり、音出力部17から音を出力させたりすることができる。
シンク第2通信部15は、情報処理装置30との通信を実行する。シンク第2通信部15は、有線又は無線により情報処理装置30との情報通信を実行することができる。シンク第2通信部15は、例えば、シンク制御部11の制御により、シンク第1通信部14がソース機器20から取得した機器情報を、情報処理装置30に送信することができる。また、シンク第2通信部15は、例えば、情報処理装置30が機器情報に基づいて実行する検索処理の結果を、情報処理装置30から受信することができる。シンク制御部11は、シンク第2通信部15が情報処理装置30から受信したEDID情報を、シンク機器10に対して設定することができる。
表示部16は、映像を表示するデバイスである。表示部16は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro-Luminescence Display)、又は無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro-Luminescence Display)などの周知のディスプレイにより構成されてよい。表示部16は、シンク制御部11の制御により、例えばソース機器20から受信した信号に基づく映像を表示する。なお、表示部16は、映像をスクリーンに投影する投影部として構成することもでき、この場合シンク機器10はプロジェクタ装置として機能する。
音出力部17は、音を出力可能な装置である。音出力部17は、例えばスピーカにより構成されてよい。音出力部17は、シンク制御部11の制御により、例えばソース機器20から受信した信号に基づく音を出力する。
図2に示すように、ソース機器20は、ソース制御部21と、ソース記憶部22と、ソース通信部23と、ソース操作部24と、を備える。
ソース制御部21は、ソース機器20の各機能部をはじめとして、ソース機器20の全体を制御及び管理する。ソース制御部21は、例えばソース記憶部22に格納された制御プログラムを動作させるなどして、各種制御を行う。例えば、ソース制御部21は、CPU又はMPUなどの制御デバイスにより構成することができる。ソース制御部21は、シンク機器10に、ソース機器20の機器情報を送信する。
また、ソース制御部21は、シンク機器10に出力させるコンテンツの信号(例えば映像信号及び音信号)に対して種々の信号処理を実行する。シンク機器10に出力させる映像及び音などのコンテンツは、図示しない放送受信部で受信したもの、ソース記憶部22に格納されたもの、図示しない可搬記録媒体読取装置に装着された可搬記録媒体に記録されたものなどを含んでよい。コンテンツは、ソース制御部21の制御により読み出され、信号処理が実行される。ソース制御部21は、信号処理を実行することにより、シンク機器10に送信する信号(例えばTMDS信号)を生成する。
ソース記憶部22は、プログラム及びデータを記憶可能な記憶媒体である。ソース記憶部22は、例えば半導体メモリ又は磁気メモリなどで構成することができる。具体的には、ソース記憶部22は、例えばEEPROMにより構成することができる。ソース記憶部22は、例えばソース制御部21を動作させるためのプログラムなどを記憶してよい。また、ソース記憶部22は、例えば、当該ソース記憶部22を備えるソース機器20の機器情報を記憶してよい。ソース記憶部22は、例えば、シンク機器10に出力させる映像及び音などのコンテンツを記憶してよい。
ソース通信部23は、シンク機器10との通信を実行する。ソース通信部23は、例えばケーブルなどの通信路を介してシンク機器10と通信を行う。ソース通信部23は、例えば、ソース機器20の機器情報をシンク機器10に送信する。また、ソース通信部23は、例えば、シンク機器10から、シンク機器10に対して設定されたEDID情報を受信する。また、ソース通信部23は、例えばコンテンツの信号をシンク機器10に送信する。例えば、ソース通信部23は、TMDS信号を送信する。
ソース操作部24は、ソース機器20に対してユーザが操作入力を実行可能な機構である。ソース操作部24は、例えばソース機器20の本体に設けられた操作ボタン群により構成されてよい。ソース操作部24は、例えば及び当該リモコンから発信された操作信号を受信する操作信号受信部などにより構成されていてもよい。
図2に示すように、情報処理装置30は、装置制御部31と、装置記憶部32と、装置通信部33と、を備える。
装置制御部31は、情報処理装置30の各機能部をはじめとして、情報処理装置30の全体を制御及び管理する。装置制御部31は、例えば装置記憶部32に格納された制御プログラムを動作させるなどして、各種制御を行う。例えば、装置制御部31は、CPU又はMPUなどの制御デバイスにより構成することができる。本実施形態では、装置制御部31は、情報処理装置30がシンク機器10から受信した機器情報に基づいて、検索処理を実行し、処理結果を、シンク機器10に送信する。検索処理は、装置記憶部32を参照することによって、機器情報に対応付けられたEDID情報を検索する処理である。検索処理において、機器情報に対応付けられたEDID情報が特定された場合、装置制御部31は、当該EDID情報をシンク機器10に送信する。検索処理において、機器情報に対応付けられたEDID情報が特定されなかった場合、装置制御部31は、該当するEDID情報が検出されなかったことを示す信号をシンク機器10に送信する。
装置記憶部32は、プログラム及びデータを記憶可能な記憶媒体である。装置記憶部32は、例えば半導体メモリ又は磁気メモリなどで構成することができる。具体的には、装置記憶部32は、例えばEEPROMにより構成することができる。装置記憶部32は、例えば装置制御部31を動作させるためのプログラムなどを記憶してよい。
また、装置記憶部32は、例えば、ソース機器20の機器情報と、EDID情報とを対応付けて記憶してよい。装置記憶部32には、例えば、情報処理装置30のユーザ(例えば管理者)などにより、予めソース機器20の機器情報とEDID情報とが対応付けて記憶されていてよい。具体的には、例えば、装置記憶部32には、複数のソース機器20の機器情報と、各ソース機器20における最適なEDID情報とが、対応付けて記憶されている。ここで、最適なEDID情報は、特定の基準に基づいてユーザなどが定めることができる。例えば、最適なEDID情報は、ソース機器20が対応可能なEDID情報のうち、最もバージョンが高いEDID情報であってよい。あるいは、最適なEDID情報は、ソース機器20の性質を考慮して定められた、適宜のバージョンのEDID情報であってもよい。最適なEDID情報は、当該EDID情報を適用することにより、シンク機器10から出力されるコンテンツ(映像及び音)の品質が、最も高くなるEDID情報であることが好ましい。
装置通信部33は、シンク機器10との通信を実行する。装置通信部33は、有線又は無線によりシンク機器10との情報通信を実行することができる。装置通信部33は、例えば、シンク機器10が送信した機器情報を受信することができる。また、装置通信部33は、例えば装置制御部31の制御により、装置制御部31が実行した検索処理の結果をシンク機器10に送信することができる。
次に、図3を参照しながら、コンテンツ出力システム1により実行される処理の一例について説明する。図3は、図1のコンテンツ出力システム1による処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、シンク機器10とソース機器20との間で通信接続が確立される(ステップS11)。例えば、シンク機器10とソース機器20とがケーブルで接続されることにより、通信接続が確立される。あるいは、例えば、予めシンク機器10とソース機器20とがケーブルで接続されており、ユーザの操作入力によってシンク機器10の電源がオフ状態からオン状態になることによって、シンク機器10からソース機器20にも電源が供給され、シンク機器10とソース機器20との電源がオン状態になることにより、通信接続が確立される。
シンク機器10とソース機器20との間で通信接続が確立されると、ソース機器20は、当該ソース機器20の機器情報をシンク機器10に送信する(ステップS12)。具体的には、ソース機器20は、ソース記憶部22に記憶された、当該ソース機器20の機器情報をシンク機器10に送信することができる。ソース機器20は、例えば、シンク機器10との通信接続が確立されことを検出した場合に、機器情報をシンク機器10に送信してよい。あるいは、例えば、シンク機器10が、ソース機器20との通信接続が確立されたことを検出した場合に、機器情報の送信を要求する要求信号をソース機器20に送信し、ソース機器20は、当該要求信号を受信したときに、要求信号への応答として、機器情報をシンク機器10に送信してもよい。
シンク機器10は、ソース機器20から機器情報を受信すると、受信した当該機器情報を情報処理装置30に送信する(ステップS13)。
情報処理装置30は、受信した機器情報に基づいて、検索処理を実行する(ステップS14)。情報処理装置30は、例えば、ソース機器20の機器情報とEDID情報とが対応付けられて記憶された装置記憶部32の情報を参照することによって、検索処理を実行する。
ここで、検索処理の詳細について、一例を説明する。上述したように、装置記憶部32は、例えば、ソース機器20の機器情報とEDID情報とが対応付けて記憶されている。一例として、装置記憶部32に、プレイヤAというソース機器20の機器情報と、第3モードというEDID情報とが対応付けられて記憶されているとする。また、装置記憶部32に、プレイヤBというソース機器20の機器情報と、第1モードというEDID情報とが対応付けられて記憶されているとする。
この状態で、情報処理装置30は、例えばステップS13において、プレイヤAという機器情報を受信したとする。この場合、情報処理装置30は、ステップS14において、プレイヤAという機器情報が、装置記憶部32に記憶されているか否かを判定する。ここでは、プレイヤAという機器情報と第3モードというEDID情報とが対応付けて装置記憶部32に記憶されているため、情報処理装置30は、プレイヤAという機器情報が装置記憶部32に記憶されていると判定する。そして、情報処理装置30は、プレイヤAという機器情報に対応付けられているEDID情報が、第3モードであると特定する。仮に、情報処理装置30は、ステップS13においてプレイヤBという機器情報を受信した場合、同様の処理により、プレイヤBという機器情報に対応付けられているEDID情報が、第1モードであると特定する。
情報処理装置30は、例えばステップS13において、プレイヤCという機器情報を受信したとする。この場合、情報処理装置30は、ステップS14において、プレイヤCという機器情報が、装置記憶部32に記憶されているか否かを判定する。ここでは、プレイヤCに関する情報が装置記憶部32に記憶されていないため、情報処理装置30は、プレイヤCに対応するEDID情報を特定できない。この場合、情報処理装置30は、プレイヤCに対応するEDID情報が記憶されていないと判定してよい。
情報処理装置30は、ステップS14の検索処理が完了すると、処理結果をシンク機器10に送信する(ステップS15)。検索処理において、機器情報に対応付けられたEDID情報が特定された場合、情報処理装置30は、処理結果として、特定されたEDID情報をシンク機器10に送信する。例えば、上述の例では、シンク機器10がステップS13において、プレイヤAという機器情報を送信していた場合、情報処理装置30は、ステップS15において、第3モードというEDID情報を送信する。同様に、上述の例では、シンク機器10がステップS13において、プレイヤBという機器情報を送信していた場合、情報処理装置30は、ステップS15において、第1モードというEDID情報を送信する。
一方、検索処理において、機器情報が装置記憶部32に記憶されていないことによって、機器情報に対応付けられたEDID情報が特定されなかった場合、情報処理装置30は、処理結果として、EDID情報が特定されなかったことを示す信号を、シンク機器10に送信する。例えば、上述の例では、シンク機器10がステップS13において、プレイヤCという機器情報を送信していた場合、情報処理装置30は、ステップS15において、EDID情報が特定されなかったことを示す信号を送信する。この場合、処理結果にEDID情報は含まれていない。
シンク機器10は、検索処理の結果に基づいて、EDID情報をシンク機器10に対して設定する。本実施形態では、シンク機器10は、例えば、ステップS15で情報処理装置30から受信した処理結果に基づいて、シンク機器10に対してEDID情報を設定する(ステップS16)。シンク機器10がステップS16で実行するEDID情報の設定方法の詳細については、図4を参照して説明する。
シンク機器10は、ステップS16で設定されたEDID情報をソース機器20に送信する(ステップS17)。これにより、シンク機器10とソース機器20とは、設定されたEDID情報でコンテンツの信号の送受信を実行することができる。
図4は、図2のシンク制御部11が実行する処理の一例を示すフローチャートである。図4のフローの開始時点で、シンク機器10とソース機器20とは、通信接続が確立されていない状態である。
まず、シンク制御部11は、シンク機器10とソース機器20との通信接続が確立されたか否かを判定する(ステップS21)。
シンク制御部11は、シンク機器10とソース機器20との通信接続が確立されていないと判定した場合(ステップS21のNo)、このフローを終了する。この場合、シンク制御部11は、図4のフローを冒頭から再度実行してよい。
一方、シンク制御部11は、シンク機器10とソース機器20との通信接続が確立されたと判定した場合(ステップS21のYes)、ソース機器20から機器情報を取得したか否かを判定する(ステップS22)。例えば、ソース機器20側の設定や、何らかのエラーにより、シンク機器10が機器情報を取得できない場合がある。そのため、ここでは、シンク制御部11がソース機器20から機器情報を取得したか否かを判定する。なお、シンク制御部11は、ステップS22を実行するにあたり、機器情報の送信を要求する信号を事前にソース機器20に送信してもよい。
シンク制御部11は、ソース機器20から機器情報を取得していないと判定した場合(ステップS22のNo)、このフローを終了する。この場合、シンク制御部11は、図4のフローを冒頭から再度実行してよい。
一方、シンク制御部11は、ソース機器20から機器情報を取得したと判定した場合(ステップS22のYes)、取得した機器情報を、情報処理装置30に送信する(ステップS23)。情報処理装置30では、シンク機器10から受信した機器情報に基づいて検索処理が実行され、処理結果がシンク機器10に送信される。
シンク制御部11は、情報処理装置30が実行した検索処理の結果に基づいて、EDID情報をシンク機器10に対して設定する。本実施形態では、シンク制御部11は、情報処理装置30から処理結果を受信すると、検索処理においてEDID情報が特定されたか否かを判定する(ステップS24)。例えば、シンク制御部11は、情報処理装置30から受信した処理結果に、EDID情報が含まれるか否かに基づいて、検索処理においてEDID情報が特定されたか否かを判定してよい。シンク制御部11は、情報処理装置30から受信した処理結果にEDID情報が含まれる場合、検索処理においてEDID情報が特定されたと判定してよい。シンク制御部11は、情報処理装置30から受信した処理結果にEDID情報が含まれない場合、検索処理においてEDID情報が特定されていないと判定してよい。
シンク制御部11は、検索処理においてEDID情報が特定されたと判定した場合(ステップS24のYes)、特定された当該EDID情報を、シンク機器10に対して設定する(ステップS25)。このとき、シンク制御部11は、図3のステップS17で説明した処理と同様に、ステップS25で設定したEDID情報をソース機器20に送信してよい。これにより、ソース機器20は、受信したEDID情報でコンテンツの信号を送信できるようになる。
一方、シンク制御部11は、検索処理においてEDID情報が特定されていないと判定した場合(ステップS24のNo)、所定のEDID情報をシンク機器10に対して設定する。具体的には、ここでは、シンク機器10に対して設定するEDID情報を決定するための決定処理を実行する。検索処理においてEDID情報が特定されていない場合は、ステップS23で送信した機器情報が情報処理装置30の装置記憶部32に記憶されていない場合である。これは、すなわち、ステップS23で送信した機器情報に関する情報が装置記憶部32に記憶されていない場合である。この場合、シンク制御部11は、シンク機器10に対して設定するEDID情報を決定するための決定処理を実行する。
決定処理は、シンク機器10に対して設定するEDID情報を決定する処理である。シンク制御部11は、シンク機器10に対して設定可能なEDID情報のうち、シンク機器10及びソース機器20が対応可能なバージョンのEDID情報を、シンク機器10に対して設定するEDID情報として決定する。シンク機器10及びソース機器20が対応可能なバージョンのEDID情報は、当該バージョンのEDID情報で、ソース機器20からコンテンツの信号が送信され、当該コンテンツの信号に基づいてコンテンツがシンク機器10から正常に出力されるEDID情報をいう。
シンク制御部11は、多様な方法で、決定処理を実行することができる。本実施形態では、シンク制御部11は、シンク機器10に対して設定可能なEDID情報のうち、バージョンが高いEDID情報から順にシンク機器10に対して設定する試行を行い、ソース機器20からのコンテンツの信号に基づいてコンテンツが前記シンク機器から正常に出力された最初のバージョンのEDID情報を、シンク機器10に対して設定するEDID情報として決定する。具体的には、本実施形態では、シンク制御部11は、ステップS26からステップS29により、決定処理を実行する。
すなわち、シンク制御部11は、シンク機器10に設定可能なEDID情報のうち、いずれか1つのEDID情報を設定する(ステップS26)。本実施形態では、シンク制御部11は、シンク機器10に設定可能なEDID情報のうち、最もバージョンが高いEDID情報を設定してよい。例えば、3つのEDID情報のうち、第3モードが最もバージョンが高い場合、シンク制御部11は、ステップS26において、第3モードのEDID情報を、シンク機器10に対して設定する。シンク制御部11は、ステップS26で設定したEDID情報をソース機器20に送信する。
そして、シンク制御部11は、コンテンツが正常に出力されているか否かを判定する(ステップS27)。具体的には、シンク制御部11は、ソース機器20から受信したコンテンツの信号に基づいて、例えば表示部16に映像を表示させたり音出力部17から音を出力させたりする処理を行う。シンク制御部11は、このときに、例えば、映像が正常に表示されているか、あるいは音が正常に出力されているかなどを確認することにより、コンテンツが正常に出力されているか否かを判定する。
コンテンツが正常に出力されているか否かの具体的な判定方法として、シンク制御部11は、例えばコンテンツの出力処理を行う過程で何らかのエラーが発生したか否かを判定することができる。シンク制御部11は、コンテンツの出力処理を行う過程で何らかのエラーが発生した場合に、コンテンツが正常に出力されていないと判定してよい。シンク制御部11は、コンテンツの出力処理を行う過程でエラーが発生しなかった場合に、コンテンツが正常に出力されたと判定してよい。
コンテンツが正常に出力されているか否かの他の判定方法として、シンク制御部11は、例えばシンク機器10のユーザの操作入力に基づいて、コンテンツが正常に出力されているか否かを判定することができる。具体的には、シンク制御部11は、映像及び/又は音が正しく出力されているかをユーザに問い合わせる問合せメッセージを、表示部16に表示したり、音出力部17から音声として出力したりする。ユーザは、問合せメッセージに対し、例えばシンク操作部13やシンク機器10のリモコンを使って、コンテンツが正しく出力されているか否かを入力する。シンク制御部11は、ユーザによる操作入力が、コンテンツが正常に出力されていることを示している場合、コンテンツが正常に出力されていると判定することができる。シンク制御部11は、ユーザによる操作入力が、コンテンツが正常に出力されていないことを示している場合、コンテンツが正常に出力されていないと判定することができる。
ステップS27において、コンテンツが正常に出力されているか否かを判定する具体的な方法は、ここで示した例に限られず、他の方法が用いられてもよい。
シンク制御部11は、コンテンツが正常に出力されていると判定した場合(ステップS27のYes)、このときにシンク機器10に設定されているEDID情報を、シンク機器10と通信接続されているソース機器20との通信に用いるEDID情報として決定する(ステップS29)。そして、シンク制御部11は、コンテンツが正常に出力されていると判定した場合にシンク機器10に設定されているEDID情報を、ソース機器20との通信に用いるEDID情報として設定する。
そして、シンク制御部11は、ステップS23で送信した機器情報と、ステップS29で決定したEDID情報とを対応付けて、情報処理装置30の装置記憶部32に記憶させる。具体的には、シンク制御部11は、ステップS23で送信した機器情報と、ステップS29で決定したEDID情報との組合せの情報を、情報処理装置30に送信する(ステップS30)。情報処理装置30は、当該組合せの情報を受信した場合、当該組合せの情報に含まれる機器情報とEDID情報とを対応付けて、装置記憶部32に記憶させる。これにより、それまで装置記憶部32に記憶されていなかった機器情報とEDID情報との対応付けの情報が記憶されることとなる。そのため、このように記憶された後、ここで記憶された機器情報をシンク機器10から受信した場合には、当該機器情報に対応付けられたEDID情報を検索処理で特定することができるようになる。
一方、シンク制御部11は、ステップS27において、コンテンツが正常に出力されていないと判定した場合(ステップS27のNo)、他の1つのEDID情報をシンク機器10に対して設定する(ステップS28)。ここでは、シンク制御部11は、シンク機器10に設定可能なEDID情報のうち、バージョンが高いEDID情報から順にシンク機器に対して設定する試行を行うため、ステップS26で第3モードを設定し、ステップS27でコンテンツが正常に出力されていないと判定すると、ステップS28で、第3モードの次にバージョンが高い第2モードをシンク機器10に対して設定する。シンク制御部11は、ステップS28で設定したEDID情報をソース機器20に送信する。
そして、シンク制御部11は、ステップS27に移行し、再び、コンテンツが正常に出力されているか否かを判定する。シンク制御部11は、コンテンツが正常に出力されていると判定した場合(ステップS27のYes)、シンク機器10に設定されているEDID情報を、シンク機器10と通信接続されているソース機器20との通信に用いるEDID情報として決定する(ステップS29)。例えば、シンク制御部11は、ステップS28で、第2モードがシンク機器10に対して設定し、ステップS27に移行して、コンテンツが正常に出力されていると判定した場合、第2モードを、ソース機器20との通信に用いるEDID情報として決定する。
シンク制御部11は、ここでも、コンテンツが正常に出力されていないと判定した場合(ステップS27のNo)、再びステップS28に移行し、1つのさらに他のEDID情報をシンク機器10に対して設定する。例えば、シンク制御部11は、第3モード及び第2モードのいずれによってもコンテンツが正常に出力されていないと判定した場合、最もバージョンが低い第1モードを、シンク機器10に対して設定する。第1モードは、最もバージョンが低く、汎用性が高いため、いずれのソース機器20でも対応可能であることが想定される。シンク制御部11は、第1モードをシンク機器10に対して設定し、再びステップS27に移行して、コンテンツが正常に出力されていると判定した場合、第1モードを、シンク機器10と通信接続されているソース機器20との通信に用いるEDID情報として決定する(ステップS29)。
このように、シンク機器10は、情報処理装置30が実行する検索処理の結果に基づいて、EDID情報をシンク機器10に対して設定する。検索処理ではソース機器20に対応付けられたEDID情報が検索され、該当するEDID情報が特定されると、当該EDID情報がシンク機器10に対して設定される。検索処理でソース機器20に対応付けられたEDID情報が特定されない場合にも、決定処理によってEDID情報が決定され、決定されたEDID情報がシンク機器10に対して設定される。このようにして、シンク機器10とソース機器20とが対応可能なEDID情報が設定されるため、コンテンツ出力システム1によれば、効率的にEDID情報を設定できる。特に、装置記憶部32において、ソース機器20の機器情報と、各ソース機器20における最適なEDID情報とが、対応付けて記憶されている場合には、シンク機器10と通信接続が確立されたソース機器20に合わせて、最適なEDID情報がシンク機器10に対して設定される。
また、本実施形態では、上述のように、検索処理でソース機器20に対応付けられたEDID情報が特定されない場合、シンク機器10は、バージョンが高いEDID情報から順にシンク機器10に対して設定する試行を行うことによって、シンク機器10に対して設定するEDID情報を決定する。そのため、シンク機器10が対応可能なEDID情報のうち、最も高いバージョンのEDID情報がシンク機器に対して設定される。これにより、ユーザはシンク機器10及びソース機器20の機能を十分に享受できる。
なお、上記実施形態では、シンク制御部11は、バージョンが高いEDID情報から順にシンク機器10に対して設定する試行を行うことによって、シンク機器10に対して設定するEDID情報を決定すると説明した。しかしながら、シンク制御部11は、必ずしもこの方法でEDID情報を決定しなくてもよい。
例えば、図4のステップS26において、シンク制御部11は、シンク機器10に設定可能なEDID情報のうち、いずれか1つのEDID情報を設定してよい。シンク制御部11は、任意の1つのEDID情報を設定してもよく、特定の規則に従って1つのEDID情報を設定してもよい。ステップS26で設定したEDID情報では、コンテンツが正常に出力されない場合(ステップS27のNo)、シンク制御部11は、ステップS28において、決定処理で未だ設定していない他の1つのEDID情報をシンク機器10に対して設定してよい。シンク制御部11は、任意の他の1つのEDID情報を設定してもよく、特定の規則に従って他の1つのEDID情報を設定してもよい。このような方法によっても、シンク機器10とソース機器20とが対応可能なバージョンのEDID情報を、シンク機器10に対して設定することができる。
ここで、シンク制御部11が実行する処理の具体例について、再度図4を参照しながら説明する。ここで説明する第1例から第3例までの具体例においては、ここまで取り上げてきた例と同様に、シンク機器10に設定可能なEDID情報は、第1モード、第2モード及び第3モードという3つのモードがあり、第1モードが最もバージョンが低いEDID情報で、第3モードが最もバージョンが高いEDID情報であるとする。また、装置記憶部32には、プレイヤAという機器情報と第3モードというEDID情報とが対応付けられ、プレイヤBという機器情報と第1モードというEDID情報とが対応付けられて、記憶されているとする。
(第1例)
第1例では、シンク機器10には、初期設定として、最もバージョンが低く、汎用性が高い第1モードのEDID情報が設定されているとする。また、第1例では、プレイヤAという機器情報を有するソース機器20が、シンク機器10と通信接続されたとする。
第1例では、シンク機器10には、初期設定として、最もバージョンが低く、汎用性が高い第1モードのEDID情報が設定されているとする。また、第1例では、プレイヤAという機器情報を有するソース機器20が、シンク機器10と通信接続されたとする。
シンク制御部11は、シンク機器10とソース機器20との通信接続が確立されたと判定すると(ステップS21のYes)、ソース機器20から機器情報を取得する。ここでは、シンク制御部11は、プレイヤAという機器情報を取得する。シンク制御部11は、機器情報を取得すると(ステップS22のYes)、取得したプレイヤAという機器情報を情報処理装置30に送信する(ステップS23)。
情報処理装置30は、シンク機器10から取得した、プレイヤAという機器情報が装置記憶部32に記憶されているか否かを判定する。ここでの例では、情報処理装置30は、プレイヤAという機器情報が装置記憶部32に記憶されていると判定し、装置記憶部32において、プレイヤAという機器情報に対応付けられているEDID情報が第3モードであると特定する。そして、情報処理装置30は、処理結果として、特定した第3モードというEDID情報をシンク機器10に送信する。
シンク制御部11は、情報処理装置30から処理結果を受信すると、検索処理において、第3モードというEDID情報が特定されたと判定する(ステップS24のYes)。そして、第3モードというEDID情報を、シンク機器10に対して設定する(ステップS25)。つまり、シンク制御部11は、シンク機器10に対して設定されているEDID情報を、第1モードから第3モードに切り替える。シンク制御部11が、ステップS25で設定した、第3モードというEDID情報をソース機器20に送信すると、シンク機器10とソース機器20との間でコンテンツの信号の送受信が、第3モードで実行される。
このように、第1例では、シンク機器10におけるEDID情報の初期設定が第1モードであるが、ソース機器20に対応付けられたEDID情報が第3モードであるため、シンク機器10に対して第3モードのEDID情報が設定される。これにより、シンク機器10とソース機器20との間で第3モードでの信号の送受信が行われる。このようにして、コンテンツ出力システム1によれば、バージョンが異なるEDID情報の切替えを円滑に実行できるとともに、よりバージョンが高い第3モードでの通信に基づくコンテンツの出力を行うことができる。すなわち、効率的にEDID情報の設定を実行することができる。
(第2例)
第2例では、第1例と同様に、シンク機器10には、初期設定として、最もバージョンが低く、汎用性が高い第1モードのEDID情報が設定されているとする。また、第1例では、プレイヤCという機器情報を有するソース機器20が、シンク機器10と通信接続されたとする。
第2例では、第1例と同様に、シンク機器10には、初期設定として、最もバージョンが低く、汎用性が高い第1モードのEDID情報が設定されているとする。また、第1例では、プレイヤCという機器情報を有するソース機器20が、シンク機器10と通信接続されたとする。
シンク制御部11は、シンク機器10とソース機器20との通信接続が確立されたと判定すると(ステップS21のYes)、ソース機器20から機器情報を取得する。ここでは、シンク制御部11は、プレイヤCという機器情報を取得する。シンク制御部11は、機器情報を取得すると(ステップS22のYes)、取得したプレイヤCという機器情報を情報処理装置30に送信する(ステップS23)。
情報処理装置30は、シンク機器10から取得した、プレイヤCという機器情報が装置記憶部32に記憶されているか否かを判定する。ここでの例では、情報処理装置30は、プレイヤCという機器情報が装置記憶部32に記憶されていない。そのため、情報処理装置30は、処理結果として、EDID情報が特定されなかったことを示す信号を、シンク機器10に送信する。この場合、処理結果にEDID情報は含まれていない。
シンク制御部11は、情報処理装置30から処理結果を受信すると、検索処理において、EDID情報が特定されていないと判定する(ステップS24のNo)。そのため、シンク制御部11は、EDID情報の決定処理を実行する。すなわち、シンク制御部11は、1つのEDID情報をシンク機器10に対して設定する(ステップS26)。ここでは、シンク制御部11は、バージョンが高いEDID情報から順にシンク機器10に設定する試行を行うとする。すなわち、この時点では、シンク制御部11は、最もバージョンが高い第3モードのEDID情報を、シンク機器10に対して設定する。
そして、シンク制御部11は、シンク機器10からコンテンツが正常に出力されているか否かを判定する。ここでは、シンク機器10からコンテンツが正常に出力されたとする(ステップS27のYes)。この場合、シンク制御部11は、第3モードのEDID情報を、シンク機器10と、プレイヤCという機器情報のソース機器20との通信接続で用いると決定する(ステップS29)。また、シンク制御部11は、プレイヤCという機器情報と、決定した第3モードというEDID情報との組合せの情報を、情報処理装置30に送信する(ステップS30)。情報処理装置30は、当該組合せの情報を受信した場合、プレイヤCという機器情報と、第3モードというEDID情報とを対応付けて、装置記憶部32に記憶させる。これにより、以後、情報処理装置30がプレイヤCという機器情報を受信した場合には、プレイヤCという機器情報に対応付けられた第3モードというEDID情報を、検索処理で特定することができる。
このように、第2例では、情報処理装置30の装置記憶部32に記憶されていない機器情報のソース機器20との通信接続についても、シンク制御部11がEDID情報を決定して、設定することができる。また、決定したEDID情報を装置記憶部32に記憶させることにより、以後、同一の機器情報のソース機器20が接続された場合に、迅速にEDID情報を特定することができるようになる。このようにして、効率的にEDID情報の設定を実行することができる。
(第3例)
第3例では、シンク機器10に対して、最もバージョンが高い第3モードのEDID情報が設定されているとする。これは、例えば、シンク機器10のユーザが、シンク機器10のシンク操作部13への操作入力を行うことにより、第3モードのEDID情報が設定されている場合などが想定される。また、第3例では、プレイヤBという機器情報を有するソース機器20が、シンク機器10と通信接続されたとする。
第3例では、シンク機器10に対して、最もバージョンが高い第3モードのEDID情報が設定されているとする。これは、例えば、シンク機器10のユーザが、シンク機器10のシンク操作部13への操作入力を行うことにより、第3モードのEDID情報が設定されている場合などが想定される。また、第3例では、プレイヤBという機器情報を有するソース機器20が、シンク機器10と通信接続されたとする。
シンク制御部11は、シンク機器10とソース機器20との通信接続が確立されたと判定すると(ステップS21のYes)、ソース機器20から機器情報を取得する。ここでは、シンク制御部11は、プレイヤBという機器情報を取得する。シンク制御部11は、機器情報を取得すると(ステップS22のYes)、取得したプレイヤBという機器情報を情報処理装置30に送信する(ステップS23)。
情報処理装置30は、シンク機器10から取得した、プレイヤBという機器情報が装置記憶部32に記憶されているか否かを判定する。ここでの例では、情報処理装置30は、プレイヤBという機器情報が装置記憶部32に記憶されていると判定し、装置記憶部32において、プレイヤBという機器情報に対応付けられているEDID情報が第1モードであると特定する。そして、情報処理装置30は、処理結果として、特定した第1モードというEDID情報をシンク機器10に送信する。
シンク制御部11は、情報処理装置30から処理結果を受信すると、検索処理において、第1モードというEDID情報が特定されたと判定する(ステップS24のYes)。そして、第1モードというEDID情報を、シンク機器10に対して設定する(ステップS25)。つまり、シンク制御部11は、シンク機器10に対して設定されているEDID情報を、第3モードから第1モードに切り替える。シンク制御部11が、ステップS25で設定した、第1モードというEDID情報をソース機器20に送信すると、シンク機器10とソース機器20との間でコンテンツの信号の送受信が、第1モードで実行される。
このように、第3例でも、シンク機器10におけるEDID情報の設定を、第3モードから第1モードに切り替えることができる。例えば、ソース機器20が第1モードのみに対応可能な場合であっても、第3例で説明したように、シンク制御部11は、シンク機器10におけるEDID情報の設定を、第3モードから第1モードに切り替えることができる。このようにして、コンテンツ出力システム1によれば、バージョンが異なるEDID情報の切替えを円滑に実行できるとともに、ソース機器20が対応可能なEDID情報をシンク機器10に対して設定することができる。これにより、効率的にEDID情報の設定を実行することができる。
[第2実施形態]
図5は、第2実施形態に係るコンテンツ出力システム2の概略構成を示す図である。第2実施形態に係るコンテンツ出力システム2について、第1実施形態と同一又は同等の構成要素には同一の符号を付し、第1実施形態と同一又は同等の内容については、適宜説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
図5は、第2実施形態に係るコンテンツ出力システム2の概略構成を示す図である。第2実施形態に係るコンテンツ出力システム2について、第1実施形態と同一又は同等の構成要素には同一の符号を付し、第1実施形態と同一又は同等の内容については、適宜説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
図5に示すように、第2実施形態に係るコンテンツ出力システム2は、シンク機器110と、ソース機器20と、を備える。第2実施形態におけるソース機器20は、第1実施形態におけるソース機器20と同様の機能及び構成を有する。
第2実施形態におけるシンク機器110が備える機能部は、第1実施形態におけるシンク機器10が備える機能部と同一であってよい。ただし、第2実施形態におけるシンク機器110は、シンク第2通信部15を備えていなくてもよい。従って、第2実施形態におけるシンク機器110は、例えば、シンク制御部11と、シンク記憶部12と、シンク操作部13と、シンク第1通信部14と、表示部16と、音出力部17とを備えていてよい。
第2実施形態におけるシンク機器110は、第1実施形態におけるシンク機器10及び情報処理装置30の双方の機能を有する。具体的には、シンク機器110は、シンク記憶部12において、ソース機器20の機器情報とEDID情報とを対応付けて記憶してよい。シンク機器110のシンク制御部11は、第1実施形態では情報処理装置30が実行すると説明した、検索処理を実行してよい。
図6は、図5のコンテンツ出力システム2による処理の一例を示すシーケンス図である。図6において、ステップS11及びステップS12は、図3で説明したステップS11及びステップS12とそれぞれ同一である。
第2実施形態では、シンク機器110は、ソース機器20から機器情報を受信すると、自ら検索処理を実行する(ステップS31)。検索処理の内容は、第1実施形態で情報処理装置30が実行すると説明した内容と同じであってよい。すなわち、シンク機器110は、シンク記憶部12を参照することによって検索処理を実行する。具体的には、シンク機器110は、ソース機器20から受信した機器情報が、シンク記憶部12に記憶されているか否かを判定する。記憶されている場合、シンク機器110は、記憶されている機器情報に対応付けられているEDID情報を特定する。そして、特定したEDID情報を、シンク機器110に対して設定する(ステップS16)。記憶されていない場合、シンク機器110は、シンク機器110に対して設定するEDID情報を決定する決定処理を実行し、決定したEDID情報を、シンク機器110に対して設定する(ステップS16)。
シンク機器110は、シンク機器110に対してEDID情報を設定すると、ステップS16で設定されたEDID情報をソース機器20に送信する(ステップS17)。
図7は、第2実施形態においてシンク制御部11が実行する処理の一例を示すフローチャートである。図7において、ステップS21及びステップS22は、図4で説明したステップS21及びステップS22とそれぞれ同一である。
第2実施形態において、シンク制御部11は、ソース機器20から機器情報を受信すると、自ら検索処理を実行する(ステップS31)。ステップS31の詳細は、図6で説明した内容と同様である。
シンク制御部11は、検索処理の結果に基づいて、EDID情報をシンク機器110に対して設定する。具体的には、検索処理においてEDID情報が特定されたか否かを判定する(ステップS24)。本実施形態では、シンク制御部11は、自ら実行するステップS31の検索処理で、EDID情報が特定されたか否かを判定する。
シンク制御部11は、検索処理においてEDID情報が特定されたと判定した場合(ステップS24のYes)、ステップS25に移行してEDID情報を設定する。一方、シンク制御部11は、検索処理においてEDID情報が特定されていないと判定した場合(ステップS24のNo)、ステップS26に移行して決定処理を実行する。ステップS25からステップS30の詳細は、第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
このように、第2実施形態によっても、第1実施形態と同様に、EDID情報をシンク機器110に対して設定することができるため、効率的にEDID情報を設定できる。
上記第1実施形態及び第2実施形態において、シンク制御部11は、シンク第1通信部14が取得したソース機器20の機器情報に基づいてEDID情報を設定した場合、シンク第1通信部14が取得した機器情報についてフラグを設定してもよい。このフラグは、当該機器情報について、EDID情報を設定したことを示すフラグである。シンク制御部11は、例えば、機器情報と設定されたフラグの情報とを対応付けて、シンク記憶部12に記憶してよい。
シンク制御部11は、ソース機器20から機器情報を取得した場合、当該機器情報について、フラグが設定されているか否かを判定してよい。例えば、図4及び図7のフローチャートにおいて、ステップS22の次に、フラグが設定されているか否かを判定してよい。シンク制御部11は、機器情報についてフラグが設定されている場合、検索処理を実行することなく、当該フラグが設定された前記機器情報に基づいて過去に設定されたEDID情報をシンク機器10又は110に対して設定してよい。つまり、シンク制御部11は、過去にEDID情報を設定したソース機器20がシンク機器10又は110に対して通信接続された場合、過去に設定したEDID情報をシンク機器10又は110に対して設定してよい。これにより、同一の機器情報を有するソース機器20が接続されるたびに検索処理を実行する必要がなくなるため、検索処理を実行するシンク制御部11又は情報処理装置30の負荷を軽減することができる。
なお、フラグは、定期的に設定を解除されてもよい。あるいは、フラグは、ユーザなどの操作入力に基づいて設定を解除されてもよい。同一の機器情報を有するソース機器20であっても、例えばソース機器20に対するソフトのバージョンが更新されるなどにより、ソース機器20の設定が変更されている場合に、最適なEDID情報が変更される可能性がある。このような場合、フラグの設定を解除することにより、最新のソース機器20の状態に応じて、EDID情報を決定することができるようになる。
本開示を諸図面及び実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形及び修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各機能部又は各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の機能部又はステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1,2 コンテンツ出力システム
10,110 シンク機器
11 シンク制御部
12 シンク記憶部
13 シンク操作部
14 シンク第1通信部
15 シンク第2通信部
16 表示部
17 音出力部
20 ソース機器
21 ソース制御部
22 ソース記憶部
23 ソース通信部
24 ソース操作部
30 情報処理装置
31 装置制御部
32 装置記憶部
33 装置通信部
10,110 シンク機器
11 シンク制御部
12 シンク記憶部
13 シンク操作部
14 シンク第1通信部
15 シンク第2通信部
16 表示部
17 音出力部
20 ソース機器
21 ソース制御部
22 ソース記憶部
23 ソース通信部
24 ソース操作部
30 情報処理装置
31 装置制御部
32 装置記憶部
33 装置通信部
Claims (10)
- シンク機器と通信接続されたソース機器の機器情報を取得する通信部と、
複数のソース機器の機器情報にそれぞれ対応付けられた複数のEDID(Extended Display Identification Data)情報から、前記通信部が取得した前記機器情報に対応付けられたEDID情報を検索する検索処理の結果に基づいて、前記EDID情報又は所定のEDID情報を前記シンク機器に対して設定する制御部と、
を備える、シンク機器。 - 前記複数のソース機器の機器情報のそれぞれには、各ソース機器における最適なEDID情報が対応付けられている、請求項1に記載のシンク機器。
- 前記複数のソース機器の機器情報にそれぞれ対応付けられた前記複数のEDID情報は、前記シンク機器と情報通信可能に接続された情報処理装置に記憶され、
前記制御部は、前記通信部が取得した前記機器情報を前記情報処理装置に送信し、前記情報処理装置が実行する前記検索処理の結果に基づいて、前記EDID情報又は前記所定のEDID情報を前記シンク機器に対して設定する、
請求項1又は2に記載のシンク機器。 - 前記複数のソース機器の機器情報にそれぞれ対応付けられた前記複数のEDID情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記記憶部を参照することによって前記検索処理を実行し、前記検索処理の結果に基づいて、前記EDID情報又は前記所定のEDID情報を前記シンク機器に対して設定する、
請求項1又は2に記載のシンク機器。 - 前記検索処理において、前記通信部が取得した前記機器情報に対応付けられたEDID情報が特定された場合、前記制御部は、特定された前記EDID情報を前記シンク機器に対して設定する、請求項1から4のいずれか一項に記載のシンク機器。
- 前記検索処理において、前記通信部が取得した前記機器情報が前記記憶部に記憶されていないことによって、前記通信部が取得した前記機器情報に対応付けられたEDID情報が特定されなかった場合、前記制御部は、前記シンク機器に対して設定可能なEDID情報のうち、前記シンク機器及び前記ソース機器が対応可能なバージョンのEDID情報を、前記シンク機器に対して設定する、請求項1から5のいずれか一項に記載のシンク機器。
- 前記制御部は、前記シンク機器に対して設定可能なEDID情報のうち、バージョンが高いEDID情報から順に前記シンク機器に対して設定する試行を行い、前記ソース機器からの信号に基づいてコンテンツが前記シンク機器から正常に出力された最初のバージョンのEDID情報を、前記シンク機器に対して設定する、請求項6に記載のシンク機器。
- 前記制御部は、前記通信部が取得した前記機器情報と、前記ソース機器からの信号に基づいてコンテンツが前記シンク機器から正常に出力された最初のバージョンのEDID情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶させる、請求項7に記載のシンク機器。
- 前記制御部は、
前記通信部が取得した前記機器情報に基づいて前記シンク機器に対してEDID情報を設定した場合、前記通信部が取得した前記機器情報についてフラグを設定し、
前記通信部が取得した前記機器情報について前記フラグが設定されている場合、前記検索処理を実行することなく、前記フラグが設定された前記機器情報に基づいて過去に設定された前記EDID情報を前記シンク機器に対して設定する、
請求項1から8のいずれか一項に記載のシンク機器。 - シンク機器が実行する情報処理方法であって、
シンク機器と通信接続されたソース機器の機器情報を取得するステップと、
複数のソース機器の機器情報にそれぞれ対応付けられた複数のEDID(Extended Display Identification Data)情報から、取得した前記機器情報に対応付けられたEDID情報を検索する検索処理の結果に基づいて、前記EDID情報又は所定のEDID情報を前記シンク機器に対して設定するステップと、
を含む、情報処理方法。
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