JP2023055872A - マルチコアファイバ内視鏡によるイメージングの強化 - Google Patents

マルチコアファイバ内視鏡によるイメージングの強化 Download PDF

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Abstract

【解決手段】マルチコアファイバとセンサとの間のインタフェースを改善するための断熱的に先細の近位ファイバチップおよび/または近位光学素子と、ファイバに沿った減衰を低減するフォトニック結晶ファイバ構成と、必要とされる可撓性および光学忠実度を維持しながら減衰を低減する内視鏡のための画像処理方法およびジョイントされた剛性リンク構成とを含む。様々な構成は、ファイバおよび内視鏡を通して送達される放射線の情報内容を増加させるスペクトル多重化アプローチ、ならびに画質を改善し、視野を強化し、長手方向情報を提供する構成を含む。様々な構成は、ファイバベースの波面センサを含む。【効果】画像解像度を増大させ、スペクトル画像および3次元画像などの内視鏡を非常に薄く維持しながら、追加の動作モードの統合を可能にする。【選択図】図2

Description

本発明は、内視鏡の分野に関し、より詳細には、マルチコアファイバ内視鏡に関する。
様々な構成の内視鏡は、様々な医療問題の効率的な治療、ならびにアクセスが制限された様々な状況を操作するための手段を可能にする。内視鏡手術は、照明、検出、および治療が長くて狭い手術モードに限定されるという点で困難である。光ファイバ技術は、そのような技術の中心的なイネーブラ(enabler)であり、ファイバベースの内視鏡は、継続的な改善を経験する。
以下は、本発明の最初の理解を提供する簡略化された概要である。この概要は、必ずしも重要な要素を特定するものではなく、本発明の範囲を限定するものでもなく、単に以下の説明の導入部として役立つに過ぎない。
本発明の様々な態様は、マルチコアファイバとセンサとの間のインタフェースを改善するために、断熱的に先細りになった(adiabatically tapered)近位ファイバチップ(proximal fiber tips)および/または近位光学素子(proximal optical element)のいずれかを備える、対応する製造および使用方法、ファイバに沿った減衰を低減するフォトニック結晶ファイバ構成、必要な可撓性および光学忠実度を維持しながら減衰を低減するジョイント剛性リンク構成、画像処理方法、ファイバおよび内視鏡を通して送達される放射線の情報内容を増大させるスペクトル多重化手法、ならびにファイバベースの波面センサを提供する。
本発明のこれらの、追加の、および/または他の態様および/または利点は、以下の詳細な説明に記載され、おそらく詳細な説明から推論可能であり、および/または本発明の実施によって学習可能である。本発明の実施形態のより良い理解のために、また、本発明がどのように実施され得るかを示すために、ここでは、単に例として、添付の図面が参照され、添付の図面において、同様の数字は、全体を通して対応する要素またはセクションを示す。
図1Aは、本発明のいくつかの実施形態による、近位テーパ端を有するマルチコア画像ファイバの高レベル概略図である。 図1Bは、本発明のいくつかの実施形態による、近位光学素子を有するマルチコア画像ファイバの高レベル概略図である。 図2は、本発明のいくつかの実施形態による、マルチコアフォトニック結晶ファイバの断面の高レベル概略図である。 図3は、本発明のいくつかの実施形態によるハイブリッド内視鏡の高レベル概略図である。 図4Aは、本発明のいくつかの実施形態による、内視鏡およびその照明源の高レベルの概略図である。 図4Bは、本発明のいくつかの実施形態による、内視鏡およびその照明源の高レベルの概略図である。 図4Cは、本発明のいくつかの実施形態による、内視鏡およびその照明源の高レベルの概略図である。 図4Dは、本発明のいくつかの実施形態による、内視鏡およびその照明源の高レベルの概略図である。 図5Aは、本発明のいくつかの実施形態による、波長多重化超解像撮像を実施するように構成された、内視鏡およびその照明源の高レベル概略図である。 図5Bは、本発明のいくつかの実施形態による、波長多重化超解像撮像を実施するように構成された、内視鏡およびその照明源の高レベル概略図である。 図5Cは、本発明のいくつかの実施形態による、波長多重化超解像撮像を実施するように構成された、内視鏡およびその照明源の高レベル概略図である。 図6は、本発明のいくつかの実施形態による、マルチモード、マルチコア照明ファイバを有する内視鏡の高レベル概略図である。 図7Aは、本発明の幾つかの実施形態に係るマルチコアファイバを有する内視鏡の高次概念概略図である。 図7Bは、本発明の幾つかの実施形態に係るマルチコアファイバを有する内視鏡の高次概念概略図である。 図8Aは、本発明のいくつかの実施形態による、視野が強化された内視鏡の高レベルの概略図である。 図8Bは、本発明のいくつかの実施形態による、視野が強化された内視鏡の高レベルの概略図である。 図9Aは、本発明のいくつかの実施形態による、長手方向に感知する内視鏡の高レベルの概略図である。 図9Bは、本発明のいくつかの実施形態による、長手方向に感知する内視鏡の高レベルの概略図である。 図9Cは、本発明のいくつかの実施形態による、長手方向に感知する内視鏡の高レベルの概略図である。 図10は、本発明のいくつかの実施形態による、波面感知内視鏡の高レベル概略図である。 図11(1)は、本発明のいくつかの実施形態による方法を示す高レベルフローチャートである。 図11(2)は、本発明のいくつかの実施形態による方法を示す高レベルフローチャートである。
以下の説明では、本発明の様々な態様について説明する。説明の目的のために、本発明の完全な理解を提供するために、特定の構成および詳細が記載される。しかし、本発明は、本明細書に提示される特定の詳細なしに実施され得ることも、当業者には明らかであろう。さらに、本発明を曖昧にしないために、周知の特徴は省略または簡略化されている。特に図面を参照すると、示された詳細は、例として、本発明の例示的な議論の目的のためだけであり、本発明の原理および概念的態様の最も有用で容易に理解される説明であると考えられるものを提供するために提示されることが強調される。この点に関して、本発明の基本的な理解のために必要である以上に、詳細に本発明の構造的詳細を示す試みはなされておらず、図面を用いてなされた説明は、本発明のいくつかの形態が実際にどのように具現化され得るかを当業者に明らかにする。
本発明の少なくとも1つの実施形態を詳細に説明する前に、本発明は、その適用において、以下の説明に記載されるか、または図面に示される構成要素の構成および配置の詳細に限定されないことを理解されたい。本発明は、開示された実施形態の組み合わせだけでなく、様々な方法で実施または実行され得る他の実施形態にも適用可能である。また、本明細書で使用される語法および用語は、説明の目的のためのものであり、限定とみなされるべきではないことを理解されたい。
特に明記しない限り、以下の説明から明らかなように、本明細書全体を通して、「処理する」、「計算する(computing)」、「計算する(calculating)」、「決定する」、「強化する」、「導出する」などの用語を利用する説明は、計算システムのレジスタおよび/またはメモリ内の物理量などの物理量として表されるデータを、計算システムのメモリ、レジスタ、または他のそのような情報記憶、送信、または表示装置内の物理量として同様に表される他のデータに操作および/または変換する、コンピュータまたは計算システム、または同様の電子計算デバイスの動作および/または方法を指すことが理解される。開示されたモジュールまたはユニットのいずれも、コンピュータプロセッサによって少なくとも部分的に実装され得る。
マルチコアファイバおよび内視鏡構成が、対応する製造および使用方法と共に提供される。様々な構成は、マルチコアファイバとセンサとの間のインタフェースを改善するための断熱的に先細の近位ファイバチップおよび/または近位光学素子と、ファイバに沿った減衰を低減するフォトニック結晶ファイバ構成と、必要とされる可撓性および光学忠実度を維持しながら減衰を低減する内視鏡のための画像処理方法およびジョイントされた剛性リンク構成とを含む。様々な構成は、ファイバおよび内視鏡を通して送達される放射線の情報内容を増加させるスペクトル多重化アプローチ、ならびに画質を改善し、視野を強化し、長手方向情報を提供する構成を含む。様々な構成は、ファイバベースの波面センサを含む。
開示された構成の多くは、画像解像度を増大させ、スペクトル画像および3次元画像などの内視鏡を非常に薄く維持しながら、追加の動作モードの統合を可能にする。以下では、組織を撮像対象として言及するが、任意の他の要素、対象、表面、または部分が、開示されたファイバおよび内視鏡によって撮像されてもよく、用語「組織」は、いかなる形でも本発明を限定するものと解釈されるべきではないことに留意されたい。さらに、構成は、単にそれぞれの説明を単純化するために別々に開示され、構成は、異なる図に示され、かつ/または異なる実施形態で開示され得る2つ以上の構成を有する内視鏡のために組み合わされ得ることに留意されたい。
テーパ端
図1Aは、本発明のいくつかの実施形態による、近位テーパ端120を有するマルチコア画像ファイバ100の高レベル概略図形である。マルチコアイメージングファイバ100は、ファイバ100の遠位端100Aにおいてイメージングされた組織90(非限定的な例として)から放射線95Aを受け取り、ファイバの長さ全体にわたって放射線を伝達し、ファイバ100の近位端100Bにおいてセンサ80に放射線95Bを送達する。マルチコアイメージングファイバ100は、共通のクラッドおよび/または複数のクラッド構造112内に多数のコア110を備えることができ、例えば、マルチコアイメージングファイバ100は、数十または数十万のコア110を備えることができる。図1Aは、説明のために、わずかなコア110のみを概略的に示す。特定の実施形態は、マルチコアイメージングファイバ100を含む内視鏡を含む。
例えば、マルチコアイメージングファイバ100は、共通のクラッド112を有する少なくとも10,000個のコア110(おそらく50,000個のコア、100,000個のコア、または任意の中間もしくは他の数)を含み得、ファイバ100の遠位端100Bにおいて組織90から画像放射線95Aを送達するように構成された近位チップ100Aを有する。画像放射105Aは、コア110A(例えば、0.5-2μm間、1-1.5μm間などの直径dlを有する)に閉じ込められてもよく、コア110Aは、コア110A間のクロストークを防止するために、ファイバ断面積Al(コア110Aは、例えば、数μmなければならない、例えば、3~5μmなければならない)内に間隔を置いて配置されてもよい。断面100Aは、遠位端100Aからファイバ100の全体にわたって広がっているが、ファイバ100のテーパ付き端部120については、クラッド材料または構造112Aによって囲まれ、画像放射105Aがコア110Aに閉じ込められた各コア110Aを示すように示されている。コア110は、様々な程度の秩序を有することができ、ある程度のランダム性で繊維断面全体に分散させることができることに留意されたい。コア110間の間隔、すなわちピッチL1は、平均または中央間隔として理解することができる。
テーパ付き端部120を有する近位チップは、長さTによって示されるように、例えば2cm、1cm、0.5cmなどよりも非常に短く、断熱的にテーパを付けて、ファイバ断面積を(例えば、ファイバ直径Dlおよび断面積Alからファイバ直径D2および断面積A2に)低減し、コア直径を(例えば、コア110Aのコア直径dlからコアHOBのコア直径d2に、および対応するピッチL1から低減されたピッチL2に)少なくとも3の係数低減し、画像放射105Bが狭められたコアHOBを出ることを可能にすることができる。テーパがかけられた端部120を有する近位チップは、元のファイバ断面積対センサ面積比(A3:A1)よりもはるかに大きい有効画像面積対センサ面積比A3:A2)で、画像放射線105Bを放射線95Bとして隣接するセンサ80に送達するようにさらに構成されてもよい。
例えば、有効画像面積対センサ面積比(A3:A2)は、少なくとも1:3、1:2、またはさらに大きくてもよく、おそらく1:1に近づく。センサ面積に対する画像面積の比が大きいことにより、より小さいセンサ80を使用すること(画像によるセンサカバレージがより効率的であるため)、より効率的に大きいセンサ80を使用すること(より多くの画素が画像データを感知する)、および/またはより単純なセンサ80を使用すること(コア110A間の空間が低減され、放射105Bがテーパ状端部の断面積A2の大部分またはすべてにわたって送達され得るため、画素間にギャップがない)のいずれかが可能になる。放射線105Bは、テーパ付き端部120においてより小さいコアHOBを出て、コアHOBの累積面積よりも大きい面積にわたってセンサ80に放射線95Bを送達する一方で、近位端部100Bの短さによるクロストークを回避し、テーパ付き端部120が機械的に固定され、曲がることができないという事実によるクロストークを回避することができる。
例えば、特定の非限定的な実施形態では、近位チップ120から画像放射線95Bを受け取る隣接センサ80の有効面積は、隣接センサ80の全面積(A3)の少なくとも50%、場合によってはその少なくとも70%、80%、または90%であってもよい。特定の実施形態では、近位チップ120は、0.5cmより短く、かつ/または剛性であってもよい。特定の実施形態では、低減されたファイバー断面積A2は、0.1mm2より小さくてもよく、低減されたコア径d2は、光をコアから出てクラッド領域内を進行させるために、光波長より小さくてもよく(例えば、0.5μm-500mmより小さく、0.4μm-400mmより小さく、または他の値)、および/または低減されたコアピッチL2は、2μmより小さくてもよい。
有利には、開示された設計は、マルチコアファイバを使用してセンサ効率を改善する。
遠位端100Aと同様の近位端を有するマルチコアファイバを提供するために感知アレイ80を適用することは、撮像カメラがコア110Aとコア110A間のクラッド112Aとをサンプリングするのに十分な画素を有することを必要とする。さらに、カメラは空間を均一にサンプリングするが、コア110Aは完全には順序付けられていないので、コア110A間の領域は、カメラハードウェアの浪費を必要とし、すなわち、センサは、ファイバ内のコア110Aの数よりもはるかに多い数のピクセルを有する。しかしながら、開示された実施形態では、断面積100Bが断面積100Aよりもはるかに小さいだけでなく、コアHOB間の空間が、センサ80に隣接する断面積100Bの大部分または全部にわたって放射線95Bを送達するために、有意に低減されるか、または回避さえされるが、これは、テーパ付きセクション内を伝播する光がテーパ付きセクション内では、もはやコア領域に限定されず、むしろクラッド領域に漏出するためである。狭められたコアHOBを越えて放射線105Bを広げることは、センサ80のより効率的な使用を提供するが、近位テーパ端120が非常に短い(曲がりを防止するためにさらに剛性にされてもよい)ので、コアHOB間のクロストークをもたらさず、ファイバ100の曲がりを制限しないことに留意されたい。例えば、80,000個のコア110を有するファイバ100では、センサ80は、全ての放射線95B、95Aを検出するために、ただ1つの又は数個の100,000個のピクセルを有することができ、一方、従来技術のファイバ(近位断面100Aを有する)は、組織90からの全ての放射線を検出するために、z数メガピクセルを必要とすることがある。
実効フィルファクタ(fill factor)の光学的低減
図1Bは、本発明のいくつかの実施形態による、近位光学素子122を有するマルチコア画像ファイバ100の高レベル概略図形である。マルチコアイメージングファイバ100は、ファイバ100の遠位端100Aにおいてイメージングされた組織90(非限定的な例として)から放射線95Aを受け取り、ファイバの長さ全体にわたって放射線を伝達し、ファイバ100の近位端100Bにおいて、センサ80に放射線95Bを送達する。マルチコアイメージングファイバ100は、共通のクラッドおよび/または複数のクラッド構造112内に多数のコア110を備えることができ、例えば、マルチコアイメージングファイバ100は、数十または数十万のコア110を備えることができる。センサ80は、送達された放射線95Bを処理し、そこから画像を形成するように構成された処理ユニット180に接続された検出器85の一部であってもよい。図1Bは、説明のために、わずかなコア110のみを概略的に示す。特定の実施形態は、マルチコアイメージングファイバ100を含む内視鏡を含む。
例えば、マルチコアイメージングファイバ100は、共通のクラッド112を有する少なくとも10,000個のコア110(おそらく50,000個のコア、100,000個のコア、または任意の中間もしくは他の数)を含み得、ファイバ100の遠位端100Bにおいて組織90から画像放射線95Aを送達するように構成された近位チップ100Aを有する。画像放射105Aは、コア110A(例えば、0.5-2μm間、1-1.5μm間などの直径dlを有する)に閉じ込められてもよく、コア110Aは、コア110A間のクロストークを防止するために、ファイバ断面積A1(コア110Aは、例えば、数μm、例えば、3~5μm離間していなければならない)内に間隔を置いて配置されてもよい。断面100Aは、遠位端100Aからファイバ100の全体にわたって広がっており、クラッド材料または構造112Aによって囲まれ、画像放射105Aがコア110Aに閉じ込められた各コア110Aを示すように示されている。コア110は、様々な程度の秩序を有することができ、ある程度のランダム性で繊維断面全体に分散させることができることに留意されたい。コア110間の間隔、すなわちピッチL1は、平均または中央間隔として理解することができる。
近位光学素子122は、遠位ファイバ端100Bとセンサ80との間に設定されてもよく、センサ80に到達する放射線95Bのフィルファクタを効果的に低減するために、コア110からの画像放射線を遠位ファイバ端100Bの領域よりも小さい領域に収集するように構成されてもよい(フィルファクタは、画像放射線照射断面積とファイバ100の全断面積との間の比として見られてもよい)。例えば、近位光学素子122は、センサ80に到達する画像放射線95BがL1よりも小さい有効ピッチであるように、個々のコアからより近い画像放射線をシフトするように構成された1つまたは複数のプリズムおよび/または回折格子を備えることができる。特定の実施形態では、送達された放射線95Bは、コア110、および検出器85および/または処理部180の空間順序を混合するようにシフトされてもよく、シフトされたコア画像放射線を再配置して正しい画像を形成するように構成されてもよい。例えば、複数の配向を有するプリズムまたはダンマン格子(Dammann grating(s))(類似の解決策については図5Cも参照)を使用して、近位光学素子122を実装することができる。例えば、近位光学素子122は、ファイバ断面100Bの領域に対して隣接するセンサ80上のより小さい領域を満たすようにコア110から送達された画像放射を再配向することによって、例えば、ファイバ断面100Bの3分の1以下の領域(例えば、コア110によって画定される領域)を有するセンサ80を使用することを可能にするように、ファイバ断面内のコア110のフィルファクタ(a fill factor)を光学的に低減するように構成されてもよい。
本開示全体を通して、用語「遠位」は、内視鏡のインタフェース(検出器またはユーザの眼との)から遠く、撮像された組織およびその周囲に近いファイバ100および/または内視鏡150の端部および関連する部分を指すために使用され、用語「近位」は、内視鏡のインタフェース(検出器またはユーザの眼)に近く、撮像された組織およびその周囲に遠いファイバ100および/または内視鏡150の端部および関連する部分を指すために使用されることに留意されたい。コア110に関して、コア110は、単一の放射モードをサポートすることができ、または特定の実施形態では、コアは、コア110の開口数(NA)および直径ならびに送達される波長によって決定されるように、マルチモーダルであり、2つ以上の放射モードをサポートすることができることに留意されたい。
さらに、開示される実施形態のいずれかにおけるファイバ100および/または内視鏡150は、近視野または遠視野画像、またはそれらの間の任意の画像位置のために使用されてもよいことに留意されたい。近接場画像化は、内視鏡ファイバの遠位端、典型的にはファイバのチップにおける(画像化された物体、組織、および/またはそれらの周囲の)画像の形成を指す。次いで、画像は、典型的には、ファイバを介して、場合によっては近位光学素子を介して、検出器に転送される。遠視野撮像は、内視鏡ファイバの遠位端(例えば、内視鏡ファイバの遠位端は、内視鏡の光学系の開口または瞳孔面にあってもよい)、典型的にはファイバのチップにおける、撮像された物体、組織、および/またはそれらの周囲のフーリエ変換の形成を指す。撮像された物体、組織、および/またはそれらの周囲の画像は、内視鏡ファイバの近位端で、典型的にはファイバの近位チップで、または場合によっては近位光学素子を介して検出器上に直接形成することができる。近視野および/または遠視野画像は、光学システムの様々な実施形態、例えば、画像された物体または組織とファイバチップとの間にいかなる光学素子も無い直接画像、または任意の光学素子(例えば、レンズ)を通した画像によって実施されてもよい。光学素子は、撮像された物体または組織と遠位ファイバチップとの間に配置されてもよく、遠位ファイバチップは、少なくともほぼ、光学素子のフーリエ面(遠視野撮像の場合、異なる状況では開口面および瞳孔面とも呼ばれる)または焦点面(近視野撮像の場合、異なる状況では画像面とも呼ばれる)にある。中間撮像はまた、ファイバ100および/または内視鏡150にも適用可能であり、処理部は、空間構成(例えば、ファイバの遠位チップに対するフーリエおよび/または画像平面の相対位置)を決定し、組織から送達された放射線をそれぞれ処理するように構成される。
解決策の改善
特定の実施形態では、フーリエ領域が疎であり、少数のコアがスペクトル情報を送信するのに十分であるため(特に、コア110が周期的に順序付けられておらず、したがってフーリエのサンプリングが疎であり、撮像される物体の情報を適切に表すのにさらに良好である均一/周期的ではない場合)、内視鏡150は、ファイバ100の遠位チップ100Aが撮像システムのフーリエ平面にあり(送達された放射線として撮像された組織のフーリエ変換を送達する)、送達された放射線中のピクセルの数によって決定される検出器85における出力分解能を用いて(近接場撮像におけるようにコア110の数によってではなく)、遠視野撮像を提供するように動作されてもよい。特定の実施形態では、ファイバ100の遠位端100Aを組織90に対して対応する位置に設定することによるフーリエ平面のスパースサンプリング(sparse sampling)(遠視野撮像)を使用して、コア110間の隙間に対応する組織90を撮像することの困難性を克服することによって、例えば、近視野撮像に関して圧縮された感知アルゴリズムを実施することによって、結果として得られる画像の解像度を改善することができる(例えば、図1Aおよび図1BのピッチL1を参照)。
フォトニック結晶ファイバ
図2は、本発明のいくつかの実施形態による、マルチコアフォトニック結晶ファイバ100の断面の高レベル概略図である。特定の実施形態は、マルチコアイメージングファイバ100を含む内視鏡を含む。ある実施形態では、マルチコアファイバ100は、少なくとも2つの型において複数の空気孔101から構成されるフォトニック結晶構造を有し得る:コア型空気孔110内に画像照射105を閉じ込めるように選択された特定のコアピッチP1においてファイバ横断面領域内に交差するコア型空気孔110、及びコア型空気孔110間のクロストークを防止するように選択された特定のクラッディングピッチP2においてファイバ横断面領域内に交差するクラッディングエアホール112(コア型空気孔110間)。コア直径(コアタイプの空気孔110およびクラッド空気孔112に対してDで示される)は、コアタイプの空気孔110内の画像放射閉じ込めを支持するように構成されても型(例えば、コアタイプ空気孔110の直径は、0.7-1μmの間、例えば、0.9μmであり得る)。
有利には、コアタイプの空気孔110を提供するために空気孔101を使用することにより、例えばポリ(メチルメタクリレート)(PMAA)、ポリスチレン(PS)などのポリマー材料で作られたコア110を通って進む放射線105の減衰が低減される。クラッド空気孔112は、ポリマーコアのような屈折率の差によるのではなく、クラッド構造の空間周期性により、放射105をその中に閉じ込めるために、各コアタイプ空気孔110の周りに周期構造(periodic structure)を形成するように設計される。実際には、マルチコアファイバ100は、初めてマルチコアフォトニック結晶ファイバを提供するものとして見ることができる。例えば、特定の実施形態では、マルチコアファイバ100は、同数のポリマーコアを有する同等のマルチコアファイバよりも、例えば10cmの長さ当たり2倍小さい減衰係数を有することができる。
剛性リンク・ジョイント構造
図3は、本発明のいくつかの実施形態によるハイブリッド内視鏡150の高レベル概略図である。内視鏡150は、それぞれの複数のジョイント140によって相互接続された複数の剛性画像中継素子130に光学的に結合された遠位マルチコアファイバ100を含むことができる。遠位マルチコアファイバ100、例えば、撮像ファイバは、その遠位端100Aにおいて組織90から画像放射線95Aを受け取り、画像放射線を近位マルチコア撮像ファイバ100の近位端100Bに送達するように構成されてもよい。
剛性画像中継素子130は、ファイバ100のコア材料よりもそれぞれの波長範囲においてより透明である材料から作られ、内視鏡150に沿った減衰の全体的な低減を提供することに留意されたい(例えば、剛性画像中継素子130は、ガラスから作られてもよく、一方、ファイバコア110は、より透明でないポリマーから作られてもよい)。例えば、剛性画像リレー素子130は、ガラス製のGRIN (グレーデッドインデックス)ロッド及び/又はレンズであってもよい。それぞれの複数のジョイント140によって相互接続された剛性画像中継素子130は、ファイバ100を通って進行する放射線を放射線95Bとして検出器85(例えば、対応する光学素子を有するセンサ80)に送達するように構成されてもよい。剛性画像中継素子130の遠位の1つは、対応するジョイント140Aを介して遠位マルチコア撮像ファイバ100の近位端100Bに接続されてもよい。
ジョイント140A、140は、剛性画像リレー素子130の互いに対する角度運動136Aの際に、遠位マルチコア画像化ファイバ100の近位端100Bから送達された画像放射線を保存し、内視鏡150の近位端100Cで画像放射線を送達するように構成され得る。
任意選択で、内視鏡150は、対応するジョイント140Bを介して剛性画像中継素子130の近位の1つに接続され、近位剛性画像中継素子130から検出器85に画像放射線を送達するように構成された近位マルチコア撮像ファイバ100-1をさらに備えることができる。
ジョイント140、140、140A、140Bは、図示の設計原理に従って、隣接する剛性画像中継素子130(およびそこからの、それぞれファイバ100、100-1へのジョイント140A、140Bに関する)間の画像化条件を保存する機械-光学的ジョイントとして設計されてもよく、その結果、光は、剛性画像中継素子130の異なる回転角度で、1つのリンクから次のリンクに連続的に結合される。内視鏡150では、画像は、剛性素子130間のある程度の可撓性と同様に維持され、これは内視鏡150の長さの大部分に十分であり得ることが強調される。マルチコアファイバ100は、内視鏡150の撮像端部100Aにおいてのみ、場合によってはその検出器端部100Cにおいてのみ使用されてもよい。そのような構成は、マルチコアファイバ100の長さ(例えば、少なくとも部分的にポリマーコア110を通る光減衰による減衰、価格、光学性能など)に起因する制限無しに、長い内視鏡150を提供するために使用されてもよい。内視鏡150は、開示された構造を機械的に支持するためのスリーブ(図示せず)をさらに備えることができる。
特定の実施形態では、剛性画像中継素子130の少なくともいくつか、またはすべては、ガラスGRINリンクを備えることができ、ジョイント140は、隣接する剛性画像中継素子130またはファイバ100、100-1(それぞれジョイント140、140A、140B用)に機械的に接続された機械的ジョイント136内に配置された球状ボールレンズ135を備えることができる。球状ボールレンズ135は、隣接する剛性リンク130間の任意の角度関係で、送達された画像放射線を(近位方向に)近接して保存するように配置されてもよい。例えば、球面ボールレンズ135は、ジョイント140の一方の側に配置された1つのリンク130の出口面130Aと、ジョイント140の他方の側に配置された次の隣接するリンク130の入口面130Bとの間の撮像条件を満たす距離で、機械的摺動リング136の中心に配置されてもよい。あるいは、球状ボールレンズ135の代わりに光学素子135を用いてもよい。球面ボールレンズ135などの光学素子135は、リンク130間に生成される任意の可能な角度(または機械的に制限される特定の範囲内の角度)について、1つのリンク130から次のリンク130への光の結合を生成するように構成されてもよい。
スペクトル多重化
図4A~4Dは、本発明のいくつかの実施形態による、内視鏡150およびその照明源160の高レベルの概略図形である。特定の実施形態は、特定の複数の別個の波長で照明65を(例えば、1つ以上の照明ファイバ60を介して)照射するように構成された照明源160(図4A参照)を備える内視鏡150と、特定の複数の別個の波長で検出された放射線95Bを復号するように構成された分光計162(センサ80および任意選択で光学素子82に加えて)を備える検出器85と、コア110を通って検出器85に、照明源160から照明65によって照明された組織90から受け取った画像放射線95Aを送達するように構成されたマルチコア撮像ファイバ100と、コア110のそれぞれの復号された画像放射線から、特定の複数の別個の波長に対応する画像データを導出するように構成された処理部180とを備える。複数の別個の波長で照明を同時にまたは順次適用し、各コア110について複数の波長に関して受信画像を分析することは、本明細書ではスペクトルまたは波長多重化と呼ばれる。
例えば、図4Bに概略的に示されるように、複数の入力ファイバ162は、照明ファイバ60を通って組織90に送達される照明65に放射を結合するマルチプレクサ165(例えば、波長分割マルチプレクサ(WDM))に、狭帯域放射として別個の波長(λ1・・・λNで示される)を送達するように構成され得る。したがって、狭帯域入力ファイバ1620は、マルチプレクサ165を介して結合されて、同時にまたは時間的に分離された複数の別個の波長を送達することができる。同様に、図4Cに概略的に示されるように、分光計170は、マルチコアファイバ100から放射95Bを受信し、デマルチプレクサ175、例えば、波長分割マルチプレクサ/デマルチプレクサ(WDM)(おそらくWDM165と同じでさえある)によって、それを別個の波長172(λ1・・・λNで示される)に分離することができる。結果として得られる狭帯域放射チャネル172は、例えば、光学系82を介してセンサ80に送達されてもよく、結果として得られるデータは、各コア110から複数のデータチャネルを導出するように構成されてもよい処理部180に送達されてもよい。したがって、波長多重化は、別個の波長の数、および画像化に使用されるスペクトル内の狭帯域波長範囲(例えば、約400~700nmの可視範囲において、3nmの帯域幅は、N=100個の別個の波長を提供し、これは、λ1・・・λ100として示される)を密集させる能力に応じて、おそらく数十、数百、または数千のファクタだけ、各コア110を通過する情報コンテンツを大幅に増加させるように構成され得る。
開示された波長多重化は、多機能マイクロ内視鏡150を実施するために、内視鏡150の分解能を向上させるために、および/または撮像に加えてOCT(光コヒーレンストモグラフィ)、分光分析などの追加の機能またはモダリティを組み込むために使用されてもよい。
例えば、OCTアプリケーションを使用して、内部組織90の深さ情報を抽出することができる。特定の実施形態では、内視鏡150は、フルフィールドフーリエ領域OCTアプリケーションによってスキャンされた波長の範囲で複数の2D画像を取り込み、処理することを可能にするスペクトルスキャン能力を有するように構成された照明源160を用いて、フーリエ領域OCTを実施するように構成されてもよい。特定の実施形態では、照明源160は、スペクトル的に調整可能であるように構成されてもよく、複数の波長における画像は、各ピクセル当たりのスペクトル情報を有する2D空間画像を提供するために、波長の範囲の各(時間走査)後に処理部180によって捕捉され、組み立てられてもよい。特定の実施形態では、各種スペクトル範囲、例えば、蛍光顕微鏡用の蛍光バンドまたは他の特定の範囲を走査することができ、内視鏡150の汎用性および機能性の数をさらに高める。
マルチコアイメージングファイバ100および内視鏡150は、本明細書に開示される実施形態のいずれかとして、例えば、近位テーパ付き端部120を有するマルチコアイメージングファイバ100として、マルチコアフォトニック結晶ファイバ100として、および/または、ジョイントで相互接続された剛性イメージリレー素子130に光学的に結合された遠位マルチコアファイバ100を有する内視鏡150として実装されてもよい。
図4Dは、本発明のいくつかの実施形態による、照明源160における時間スペクトル多重化の高レベル概略図形である。照明源160は、指定された複数(N)の別個の波長の範囲のための広帯域ブラッグ(Bragg)・フィルタ・ミラー161と、対応する別個の波長のためのN個の狭帯域ブラッグ・フィルタ・ミラー167に接続された制御可能な1対Nスイッチ164とを備えるファイバ・レーザ162を備えることができ、各狭帯域ブラッグ・フィルタ・ミラー167は、対応する別個の波長のみを反射するように設計されている。
1対Nスイッチ164は、電気的に(または機械的に、光学的になど)制御することができる。照明源160は、ブラッグフィルタミラー161と、接続されたN個の狭帯域ブラッグフィルタミラー167を有する制御可能な1対N切替164との間に接続された励起ゲインファイバ媒体163をさらに備えることができる。照明源160は、N個の狭帯域ブラッグフィルタミラー167からの照明放射を結合し、照明ファイバ60を介して組織90に送達される照明65を、別個の波長の1つまたは複数の範囲に対して同時に、または時間的に調整可能な方法で提供するように構成されたマルチプレクサ165(例えば、WDM)をさらに備えることができる。
図4Dに示される構成は、図4Bに関して図4Cに概略的に示されるように、分光計170、例えば、狭帯域イメージング検出を提供するように構成される分光計170として使用されるように反転されてもよいことが強調される。特定の実施形態では、狭帯域イメージング検出は、癌性組織の改善された診断のために使用され得る。
スペクトル多重化の代替的または相補的な実施は、複数の波長特定のビームスプリッタまたは格子を備えてもよく、これらのビームスプリッタまたは格子は、複数の狭帯域スペクトル範囲をλ1・・・λNで提供するように構成される。スペクトル多重化は、分解能、視野、作動距離、焦点深度、3D能力などのファイバ100および内視鏡150の様々な特性のいずれかを、各コア110を介して送達される情報の量に(スペクトル範囲およびスペクトル分解能に応じて)10係数、100係数、または1000係数さえ乗算することによって向上させるために使用され得る。これらの強化は、内視鏡150内の1つ以上のファイバモジュールに関して実行されてもよく、および/または内視鏡内のいくつかのファイバモジュールを使用する必要性に取って代わって実行されてもよい(ファイバモジュールは、画像送達を協働的に処理する関連するファイバ100を指す)。スペクトル多重化はまた、複数の波長に対応するコア110当たりの複数の入力を利用して、様々な手段によって達成される超解像撮像を実施するために使用されてもよい。
波長多重超解像イメージング
図5A~5Cは、本発明のいくつかの実施形態による、波長多重化超解像撮像を実施するように構成された、内視鏡150およびその照明源160の高レベル概略図形である。内視鏡150は、広帯域照明源160(例えば、白色光源)を有するように構成され得、そして広帯域照明を空間的に分割し、組織90上の異なる位置に異なる狭帯域波長範囲を送達するように構成された空間エンコーダ166を備え得る(図5Aにおいてパターン66として概略的に示され、図5Bは、パターン66についての非限定的な例を示す)。空間エンコーダ166は、例えば、1つ以上の格子のような分散光学素子、1つ以上のプリズムのような透過光学素子、および/または場合によっては、DLP(デジタル光処理素子)、ミラーアレイ等のような素子と組み合わせて、広帯域照明から個々の波長λ1・・・λNを分離し、組織90上の異なる位置に異なるλ1・・・λNを送達するために、上記に開示されるようなデマルチプレクサ175を備えてもよい。
例えば、波長範囲λ1・・・λNは、図5Bに例示される折り返し線形パターン66で走査されて、異なる波長λ1・・・λNによって照射される異なる位置を有する所与の領域90Aをカバーすることができる。空間スペクトル分解能は、波長当たりのより大きな位置を有するより大きな領域90A、または波長当たりのより小さな位置を有するより小さな領域90Aをカバーするように構成されてもよく、あるいは、別個の波長(N)の数および/または波長範囲(λ1・・・λN)は、スペクトル符号化された空間分解能を増加または減少させるように構成されてもよい。
したがって、照明65は、波長によって空間的に符号化されるように構成することができ、場合によっては指定されたパターン66に従って、異なる波長で組織90上の各位置を照明する。図5Cは、照明パターン66の光学的実施のための非限定的な例を概略的に示し、すなわち、スペクトルラスタ分割を実施するための第1の格子168と、組織90の全視野を完全に照明するためにスペクトルラスタ符号化を複製するように構成された第2のダンマン様格子(Dammann-like grating)169とを使用し、組織90のすべての組織領域90A上のパターン66を照明することによる(図5Cに非常に概略的な様式で示される)。空間エンコーダ166は、格子168、169を有する白色光照明64を使用して、組織90のすべての組織領域90Aに複数の照明パターン66を送達し、各組織領域90Aからの放射線が異なるコア110に送達されるように構成されてもよい。符号化放射線65は、組織領域90Aのパターン66を投影するために(組織90からの光学素子168Aの距離が光学素子168Aの焦点長さFに等しい状態で)、例えば、集束符号化放射線65を送達するように構成された、1つまたは複数の光学素子168Aを通して組織90に送達されてもよい。
ファイバ100は、スパースコア110(図1A、図1B参照)を有するように構成されてもよく、コア110のいくつかまたは各々は、領域90Aからの放射105Aを全パターン66(または場合によってはその一部)によって照射され、その結果、任意の2つのコア110間の領域は、波長λ1・・・λN多重化されて、コア110内で導かれる各空間ピクセルが、パターン66に従って異なる波長によって符号化される情報の実際に多くの空間点を含むようにすることができることを強調しておく。したがって、結果として得られる画像は、空間デコーダ176によって分析され、コア110の数よりもはるかに多くの情報の空間ピクセルを有することができる(例えば、コアの数の最大N時間)。
したがって、組織90からの放射線95Aは、同様に空間スペクトル的に符号化されてもよく、マルチコアファイバ100は、領域90A内の異なる位置を符号化する複数の波長を含む、組織90の領域90A(概略的に示される)からの放射線95Aを検出器85に送達するように構成されてもよい。したがって、各コア110は、組織90(例えば、領域90A)上の複数の位置からスペクトル的に符号化された情報を送達するように(例えば、集束および非集束によって)構成され得る。検出器85は、分光計170(例えば、図4Cおよび/または4Dに開示された原理を使用して、上で開示されたように実装される)と、スペクトル情報から空間反射率情報を復号するように構成された空間復号器176とを備え、各コア110にN個のデータ点を提供することができる。したがって、各コア110は、組織90のスペクトル的に符号化された領域90Aに対応する、センサ80上の複数のピクセルのためのデータを送達するために使用され得る。
特定の実施形態は、特定の複数の空間的に符号化された別個の波長であって、異なる波長が特定の空間スペクトルパターン66に従って、組織上の異なる位置を照射する、照明65を照射するように構成された空間エンコーダ166と、特定の空間スペクトルパターン66に従って、検出された複数の別個の放射線95Bを復号するように構成された、分光計170および空間デコーダ176を備える検出器85と、コア110を備え、コア110を通って検出器85に(95B)を送達するように構成された、マルチコア撮像ファイバ100と、照明源160によって照射された組織90から受光された画像放射線95A(少なくともいくつかの、または各コア110は、特定の空間スペクトルパターン66によって照射された組織領域から画像放射線95Aを送達するように構成される);および、単一コア110の空間スペクトル的に復号された検出画像放射線95Bから、各コア110によって送達された画像放射線から、特定の複数の別個の波長λ1・・・λNに対応する画像データを導出するように構成された処理部180と、を備える照明源160を備える内視鏡150を備える。特定の実施形態では、空間エンコーダ166は、広帯域(例えば、白色光)照明を指定された複数の別個の波長λ1・・・λNに分割するように構成された第1の格子168と、分割された広帯域照明を組織90の異なる領域に対応する複数のパターン66に複製するように構成された第2の格子169とによって実装されてもよい。
スペックル(Speckle)低減
図6は、本発明のいくつかの実施形態による、マルチモードマルチコア照明ファイバ102を有する内視鏡150の高レベル概略図である。特定の実施形態では、照明源160は、単一モード、マルチコア照明ファイバ102を通して照明104を照射して、大面積コアを有するマルチモード照明ファイバによるなど、異なるタイプの照明よりも均一で、より大きなスペックルを有するスペックルパターン108を組織90上に生成するように構成されてもよい。単一モード、マルチコア照明ファイバ102は、(製造プロセスのために)それぞれの光チャネルのほぼ同一の軸方向長さを有する複数のコアを通して照明を送達しながら、同等の量の照明またはエネルギーを送達するために、単一コアマルチモード照明ファイバとほぼ同じ領域を有するように構成されてもよい。光路は実際上同一であるので、結果として生じるスペックルパターン108は、(寸法が小さい異なるコアから来る光の干渉による)大きなスペックルからなり、単一コアマルチモード照明よりも均一である。有利なことに、より大きなスペックルは、より単純なスペックル平均化および低減を必要とし、したがって、結果として得られる画像品質および必要とされる処理能力に関して有利である。さらに、シングルモードマルチコア照明ファイバ102のコアは、照明チャネルおよびパターン108におけるスペックルのサイズを最大化するために、コアのサイズおよび数に関して最適化され得る。照明ファイバ102の遠位チップの処理(例えば、異なるコアを介して送達される照明放射のコヒーレンスを向上させるように構成されてもよい)。処理部180は、シングルモードマルチコア照明ファイバ102によって、照射104から、送達された画像放射95B、スペックルパターン108を識別し、除去するように構成されてもよい。
特定の実施形態では、照明は、スペックル形成の均一性を完全に向上させる際に追加の柔軟性を提供するために、少数の多重モード(例えば、2~10モード、または数十、例えば、10~30モード)を有するコアを有する1つまたは複数の多重モード多重コア照明ファイバ102によって実施されてもよい。特定の実施形態では、照明スポットの形状は、画像処理によって、スポットサイズに依存する二次スペックルパターンを除去するように変調されてもよい。特定の実施形態では、処理部180は、照明スポットの形状、直径、及び/又は空間モードのいずれかのような少なくとも1つの照明スポットパラメータに関して、例えば指定されたパターンに従って、照明源160を介して照明104を変調するように構成されてもよい。処理部180は、検出器85によって検出されるように、照明スポットの画像における結果として生じる変化を分析し、画像化された組織ではなく二次スペックルパターンに関連するものとして、指定されたパターンに従って変動する画像の特徴を除去するために、指定されたパターンを使用するようにさらに構成されてもよい。有利には、二次スペックルパターンのコントラストは、大幅に低減され、画像品質は大幅に改善される。
除去可能な二次スペックルパターンは、照明104を変調することによって修正され得る特徴に関連し、一方、例えば、照明104が実行されるディフューザ(図示せず)のサイズに関連する特徴など、いくつかの残存する一次スペックルパターンが残り得ることに留意されたい。
ハイブリッドイメージングファイバ
図7Aおよび7Bは、本発明のいくつかの実施形態による、数十のモードを有するマルチモードコアを有するマルチコアファイバ100を有する内視鏡150の高レベル概略図形である。マルチコアファイバ100は、コア110がシングルモードコアではなく、何百または何千ものモードをサポートする通常のマルチモードコアでもないという意味で、ハイブリッド型マルチコアファイバ100を実装するために、比較的少数のコア、例えば、数十のモード(例えば、10、30、50、80)または数百のモード(例えば、100、150、200)を有するように構成されてもよい。相補的に、処理部180は、ハイブリッド・マルチコア・ファイバ100の曲がりにおけるモード混合によって引き起こされ得る歪みを除去するように構成されたモードデカップリングモジュール184を備えることができる。有利なことに、マルチモードコアの使用は、送達される放射線95Bの情報内容を増加させるが、内視鏡150は、モード混合による歪みを除去する際の計算上の労力が許容可能であり、そのような用途のために利用可能なプロセッサによって達成可能であるため、数千または数万ものモードをサポートする従来技術のファイバほどファイバ100の曲げに敏感にならない。
ファイバ100が動作中に曲げられると、異なるモードが混合され、それらを通って導かれる画像が歪められるが、歪みは、例えば、モード結合モジュール184による深い学習ニューラルネットワークアルゴリズムを適用することによって反転されてもよい。すべてのコア110は少数のモード(例えば、通常のマルチモードファイバよりもはるかに少ない数十のモード)を有するので、曲げによるモード混合の反転をリアルタイムで実行することができる。
特定の実施形態(例えば、非限定的な例として図7Bを参照)では、照明源160は、組織90上に点(または任意のパターン)67を投影するように構成されてもよく、処理部180は、(ファイバ100によって撮像され、画像95Bとして概略的に示される組織90の領域90B内の)ファイバ100を通して送達されるその画像97(概略的に示される)内の照明された点(またはパターン)67の歪みを分析することによって歪みを推定するように構成されてもよい。モード結合モジュール184は、照射点またはパターン67の歪み推定を使用して歪みクリーニング計算を強化するように構成されてもよい。有利なことに、全体の分解能は、処理部180の処理能力に過度の過負荷を加えることなく、著しく増大される。例えば、例示的な非限定的な例では、20,000個のコア110を有する450×450ミクロンのファイバ100を想定し、各コア110が100個のモードを有すると仮定すると、コア110がシングルモードである場合、受信画像(95B)は、20K個のピクセルのみではなく2M個のピクセルを有することになる。ハイブリッドファイバ100の特定の実施形態は、マルチコアファイバにおいてシングルモードコアを製造する際の困難さと、マルチモードファイバにおける剛性の要件(修正することができないモードの混合を防止するため)との両方を回避して、比較的少ない数のモードによる曲げに対する感度が低減されたマルチモードマルチコアファイバを使用する場合の情報増加の利点を組み合わせる。
強調・ズームの視野
図8Aおよび8Bは、本発明のいくつかの実施形態による、視野が強化された内視鏡150の高レベルの概略図形である。特定の実施形態では、内視鏡150は、内視鏡150およびファイバ100の遠位チップを曲げる必要なく、広い視野を有するように構成されてもよい。視野を増大させるために内視鏡150の遠位チップを曲げる一般的な慣行は、内視鏡150の遠位チップを取り扱うために(その曲げ半径が限られているために)組織90の近くに大きな体積を必要とするが、開示された実施形態では、視野の大きな拡張を提供する開示された遠位チップ光学素子190を収容するためにはるかに小さな体積が必要とされることに留意されたい。遠位チップ光学素子190は、図8Aに概略的に示されるように、ファイバ100の視野(192B)を変化させるように構成された相対変位192Aとともに、互いに対して(それらの光軸に対して垂直に)制御可能に変位可能であるように構成されてもよい。
図形8Bに概略的に示すように、非限定的な例では、遠位チップ光学素子190は、負の焦点距離を有する第1のレンズ191Aと、ファイバ100の遠位チップ100Aにおいて正の焦点距離を有する第2のレンズ191Bとを含むことができる。レンズ191A、191Bの相対位置のシフト192Aは、チューナブルプリズム(以下の式1を参照)を実施するように構成されてもよい。遠位チップ光学素子190を用いて、レンズ191A、191Bを互いに対してシフトさせる(192A)ことは、内視鏡150の遠位チップを曲げることを必要とせずに内視鏡150の遠位チップのサイズのみを増加させることによって、内視鏡150の視野(192B)を増加させ、これは、利用可能な大きな自由体積を必要とする。さらに、レンズ191A、191B間の距離(192A)を変更することは、光学ズーミングを実現するように構成されてもよい(代替的に、または場合によっては視野強調に加えて)。機構194は、レンズ191A、191Bの間で(それらの光軸に対して垂直に)シフト192Aを実行するように構成されてもよい。例えば、機構194の機械的実施は、レンズ191A、191Bに接続された制御可能な可動スリーブ、および/または内視鏡150のナビゲーション遮光(図示せず)に接続された既存のバネと同様のバネを備えることができ、これらのバネは、これらの素子の長手方向シフト192Cをレンズ191A、191Bの垂直シフト192Aに伝達することができる。
以下の式1は、レンズ191A、191B間の相対シフトを変化させること(式1の左側の式)が、レンズ191A、191B間の相対シフト(192A)の量に比例する角度を有するプリズム(式1の右側の式)と等価であり、T(x)は、図8Bに概略的に示されるように、レンズ191A、191Bの全体的な透過式を表し、絶対値で同じ焦点距離Fを有し(-Fを有するレンズ191Aおよび+Fを有するレンズ191B)、それらの間に2Δxの相対横方向シフトを伴って連続的に配置され、λは、光学波長を表すことを実証する。
Figure 2023055872000002
エミュレートされたプリズムの全体的な透過式(式1の右側の式)は、2つのレンズ191A、191Bの間の正確に相対的なシフトである2Δxのファクタだけ得られた画像をシフトする結像レンズの開口面上に配置されたプリズムを反映する。(Δxを変化させることによって)シフト量を調整する(192A)ことによって、ファイバ100の視野を走査することができ、所与の結像レンズの単なる物理的視野よりも大きな視野を提供する。
長手方向検知内視鏡
図9A~9Cは、本発明のいくつかの実施形態による、長手方向検知内視鏡150の高レベル概略図形である。特定の実施形態では、内視鏡150は、その長さの少なくとも一部に沿って感知能力を有するように構成されてもよい。例えば、ファイバ100は、図9A~9Cに概略的に示されるように、ファイバ100の側面からの放射がファイバ100の周辺コアHOCに入ることを可能にするように構成された複数の周辺放射入射位置195(「窓」)を有するように構成されてもよい。異なる周辺コアHOCは、内視鏡150に沿った周辺放射線入射位置195の対応する構成によって、例えば、血管などの身体導管91に沿った位置から、異なる位置から放射線95Cを受け取るように、ファイバ100に沿って構成され得る。照明ファイバ60は、ファイバ100による周囲組織91からの反射放射線95Cの感知を改善または可能にするために、内視鏡150に沿って放射線65Aを放出するように構成されてもよい。
例えば、周辺放射線入射位置195は、円195内に配置することができ、各円195は、図9Bに概略的に示すように、異なる周辺コアHOCに接続される。そのような構成は、内部コア110が上記で説明された画像化に使用されている間に、周辺コアHOCの読み出しを抽出することによって、その長手方向軸に沿った組織91からのファイバ100の距離を抽出するために使用されてもよい。したがって、長手方向の感知を使用して、内視鏡150の制御を改善し、組織91に対する横方向の損傷を回避し、組織91に関するデータを提供することができる。特定の実施形態では、円195のような周辺放射線入射位置195は、ファイバ100を生成するために、プリフォームの延伸中にプリフォームの制御されたねじれによって形成されてもよい。図9Cは、本発明者らによって製造されたスリット195を有するこのような実際のファイバ100の非限定的な例を提供する。
内視鏡150は、ファイバ100の遠位チップから送達された画像データ197に加えて、指定された周辺コアを通して送達された放射線95Cから長手方向データ198を導出するように構成された処理部180をさらに備えることができる。照明ファイバ60は、それに対応して、組織90をその遠位端で照明65することに加えて、内視鏡150に沿って放射線65Aを放出するように構成されてもよい。内視鏡150は、さらに、例えば処理部180を介して、その長さに沿ってファイバ100に近接した組織91の指標を導出するように構成されてもよい。
波面検知
図10は、本発明のいくつかの実施形態による波面感知内視鏡150を示す高レベル概略図である。内視鏡150は、組織90上の特定の複数の空間的に異なる位置で照明65を照射するように構成された照明源160、コア110内の複数の放射線モード、例えば2~6モードのいずれか、または恐らく2~10または2~20モードのいずれかを支持するように構成された検出器85およびマルチコアファイバーイメージングコア110を画像マルチコアファイバーイメージングコア100を備えることができる(理論によって束縛されることなく、モードの数をV、モードの数をA、コア110の断面積をNA、コア110およびλの数値の開口をNAとすると、V=π・A・(NA/λ)2に従い構成される、以下の詳細な解析を参照)。マルチコアイメージングファイバ100は、マルチモードコア110を介して、照射源180によって照射された組織90から受け取った波面放射線96を検出器85に送達するように構成され得る。波面放射96は、遠位ファイバチップ100Aにおける光学素子無しでコア110を通して、または遠位ファイバチップ100Aと組織90との間の光学素子114(例えば、穿孔、小型レンズ、Shack Hartmann干渉計構成、ピンホールアレイ構成など)によって修正され得る修正波面放射96Aとして送達され得る。例えば、光学素子114は、波面放射96の断面をコア110に集束させて、波面放射96内の位相情報が、マルチコアファイバ100に沿ってコア110を通して送達される空間情報(例えば、双方向矢印によって概略的に示される直交焦点並進)に修正される修正波面放射96Aを生成するように構成されてもよい。内視鏡150は、送達された波面放射96および/または96Aから、例えば、コア110の各々またはいくつかに関連するスポット位置変化量に従って、波面放射96から導出された3次元(3D)画像データ182を導出するように構成された処理部180をさらに備えてもよい。スポット位置の変化は、それぞれのコア110に入る波面の角度を示す。
このような構成の一例を以下に示す。マルチモードコア110によってサポートされるモードの数は、コア110の情報配信容量と、ファイバ100の曲げに対する配信モードの感度との間のトレードオフとして選択されてもよい(例えば、曲がりにくい構成、コア110は、より多くのモードをサポートするように構成されてもよい)。このトレードオフは、以下で説明され、ファイバ100は、様々なトレードオフを実施するように構成されてもよく、コアは、様々な数のモードをサポートする。モード(V)の数は、数学的開口を表すNA、光の波長を表すコアの半径をa、光の波長を表すλ、対応する屈折率を表すncoreおよびncladdingによって式2で表すことができる。
Figure 2023055872000003
単一モード条件はV<2.405を必要とし、モード数(M)は2・(V/2.405)2に比例し、特にステップインデックス線維M=4V2/π2に比例する。コア110間のクロストークに関するモード数のトレードオフは、光コア110を通って伝播する技術分野のガウスプロファイルの幅(その最大値の1/eである技術分野値に対して定義されるWによって示される)と、V(モード数)および(コア半径)に関して式3で表されるコア110間のピッチLとによって表すことができる。例えば、コア110間のクロストークを防止するための条件は、ピッチ(L)とコア半径(a)との間の関係を提供するL>2Wとして定義することができる。
Figure 2023055872000004
そのような条件は、コアマルチモード構成によって達成可能な3D解像度に関してファイバ設計においてバランスをとることができ、これは、以下のように表すことができる。空間における3D解像度は、ピッチサイズL(コアサイズに関連する)に等しく、波面96に対する位相φ感受性における解像度は、あらゆる軸(yおよびx)における2π/√Mに等しい。したがって、軸方向Zに沿った伝播方向の角度感受性、ΔθZを表し、近似して式4で表すことができる。
Figure 2023055872000005
ΔθZとVとの間の逆数関係は、モードの数(V)を増加させると、(より小さい角度Δθを感知することができるので)感度が改善されるが、上述のように、Vを増加させると、ファイバの曲げに対する感度も増加する(モード結合による漏話が増加する)ことを示す。曲げ角の低下(ファイバの曲げ半径に影響する)は、モード数のルート、√Mに比例し、これは4a・NA/λに比例する。
式2~4および上記の考察は、機械的要件および波面感知(3D解像度)要件に関して内視鏡性能を最適化するために特定のファイバ構成を実施することができる方法を明確に記載している。内視鏡の種々の用途は、ファイバ剛性、コアパラメータ(サイズおよびピッチ)、および達成される空間分解能に関して異なるファイバ構成を暗示することができる。
波面感知内視鏡150は、本明細書に開示される実施形態のいずれかとして、例えば、近位テーパ付き端部120を有するマルチコア撮像ファイバ100として、マルチコアフォトニック結晶ファイバ100として、および/または、ジョイントで相互接続された剛性画像中継素子130に光学的に結合された遠位マルチコアファイバ100を有する内視鏡150として実装されてもよいことに留意されたい。
図11は、本発明のいくつかの実施形態による方法200を示す高レベルフローチャートである。方法段階は、上述の内視鏡150および/またはファイバ100に関して実行されてもよく、これらは、任意選択で、方法200を実施するように構成されてもよい。
方法200は、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって少なくとも部分的に実装され得る。特定の実施形態は、方法200の関連する段階を実行するように具現化され、構成されたコンピュータ可読プログラムを有するコンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品を含む。方法200は、装置内視鏡150および/またはファイバ100を製造、準備、および/または使用するための段階(例えば、それらの順序に関係なく、以下の段階のいずれか)を含み得る。
方法200は、ファイバの遠位端で組織から画像放射線を送達するように構成された、共通のクラッドを有する少なくとも10,000個のコアを備えるマルチコア撮像ファイバの近位チップを断熱的にテーパ付けするステップ(段階210)を含むことができ、画像放射線はコアに閉じ込められ、コアは、それらの間のクロストークを防止するためにファイバ断面積内に間隔を置いて配置され、断熱的にテーパ付けされた近位チップ(段階215)は、1cmより短く、マルチコア撮像ファイバに対して少なくとも3分の1に低減されたファイバ断面積およびコア直径を有するように構成され、画像放射線が狭められたコアから出て、隣接するセンサに画像放射線を送達することを可能にする。いくつかの実施形態は、センサ上のより小さい領域を満たすようにコアから送達された画像放射を再配向することによって、送達された画像のフィルファクタを光学的に低減することを含む(段階217)。
方法200は、複数の空気孔から構成されるフォトニック結晶構造(段階220)からマルチコアファイバを構成することを含み得、これは、少なくとも2つの型、すなわち、コア型の空気孔、コア型の空気孔内に画像放射を閉じ込めるように選択された特定のコアピッチでファイバ断面積内に間隔を空けられたコア型の空気孔、およびコア型の空気孔間にクラッド空気孔、コア型の空気孔間のクロストークを防止するように選択された特定のクラッドピッチでファイバ断面積内に間隔を空けられたクラッド空気孔内に間隔を空けられたクラッド空気孔、にあるように空気孔を設計することによる。
方法200は、遠位マルチコア撮像ファイバおよび複数の剛性画像中継素子から内視鏡を構成するステップ(段階230)を含むことができ、遠位マルチコア撮像ファイバは、その近位端で組織から画像放射線を受け取り、画像放射線を遠位マルチコア撮像ファイバの遠位端に送達するように構成され、剛性画像中継素子をそれぞれの複数のジョイントによって相互接続し(段階235)、剛性画像中継素子の遠位の1つが、対応するジョイントを介して遠位マルチコア撮像ファイバの近位端に接続される。ジョイントは、剛性画像中継素子が互いに対して角運動すると、遠位マルチコア撮像ファイバの近位端から送達された画像放射線を保存し、内視鏡の近位端に画像放射線を送達するように構成される。
方法200は、近位の剛性画像リレー素子から画像放射線を送達するために、近位のマルチコア画像ファイバ(段階237)を、対応するジョイントを介して剛性画像リレー素子の近位の1つに接続することをさらに含んでもよい。方法200は、送達された放射線の情報内容を強化するためにスペクトル多重化を使用すること(段階240)と、各コアを通って送達された放射線をスペクトル的に符号化することと、コア当たり複数のデータ点をそこから復号すること(段階245)とを含むことができる。例えば、方法200は、指定された複数の別個の波長によって組織を照射するステップと、照射された組織から受け取った画像放射線をマルチコアイメージングファイバの複数のコアのそれぞれを通して送達するステップと、コアのそれぞれについて、指定された複数の別個の波長内の検出された放射線を復号するステップと、コアのそれぞれの復号された検出された画像放射線から、指定された複数の別個の波長に対応する画像データを導出するステップとを含むことができる。方法200は、複数の波長に対応するコア当たりの複数の入力を利用して超解像撮像を実施するステップ(段階247)をさらに含むことができる。
方法200は、例えば、指定された空間スペクトルパターンで指定された複数の別個の波長によって組織を照射すること、マルチコアイメージングファイバの複数のコアの各々を通して照射された組織から受け取った画像放射線を送達すること、コアの各々について、指定された空間スペクトルパターンに従って指定された複数の別個の波長で検出された放射線を復号すること、およびコアの各々の復号された検出された画像放射線から、指定された複数の別個の波長に対応し、指定された空間スペクトルパターンに従って画像データを導出することによって、空間スペクトル符号化および照明の復号を使用して、空間スペクトルパターン化照明によって空間分解能を向上させることを含むことができる(ステージ250)。
方法200は、単一モードのマルチコア照射ファイバによって組織を照明してスペックルサイズを増大させ、場合によってはスペックル効果を除去すること(段階260)を含むことができ、例えば、単一モードのマルチコア照明ファイバを使用してマルチコアイメージングファイバによって撮像された組織を照明し、任意選択で、マルチコアイメージングファイバによって送達された画像放射、単一モードのマルチコア照明ファイバによる照明からのスペックルパターンを識別し、画像放射から除去することができる。方法200は、照明スポットの形状を調節することと、スポットサイズに依存する二次スペックルパターンを画像処理によって除去することとをさらに含むことができる(段階262)。
方法200は、10~100のモード間をサポートするように構成されたコアを有するマルチコアイメージングファイバによって照明された組織を撮像することと、ファイバによって送達された画像放射からモード混合歪みを除去することによってモードを切り離すこととを含むことができる(段階270)。方法200は、例えば、遠位チップ光学素子を互いに対して制御可能に変位させてファイバの視野を変化させることによって、場合によっては、反対の焦点距離+Fおよび-Fを有する遠位チップ光学素子を使用して、その遠位チップに調節可能プリズムを実装することによって、撮像ファイバの視野を増大させること(段階280)を含むことができる。
方法200は、例えば、放射線がマルチコアイメージングファイバの側面を通って入り、その特定の周辺コアに入ることを可能にすることによって、周辺組織の近接の指標を導出するために、周辺コアに横方向に放射線を導入することと(段階290)、特定の周辺コアを通って送達される放射線から、ファイバを取り囲む組織に関する長手方向データを導出することとを含むことができる。例えば、方法200は、放射が指定された周辺コアに入ることを可能にするように、ファイバ内に周辺スリットを設計することを含むことができる。方法200は、少なくとも10,000個のマルチモードコアを有するマルチコアイメージングファイバによって波面感知をインプリメントすることと、そこを通って送達される画像放射線を検出することと、コアに関連するスポット位置を測定することと、そこから3D画像データを導出することとを含むことができる(ステージ300)。
上記の説明では、実施形態は、本発明の一例または実施形態である。「一実施形態」、「一実施形態」、「特定の実施形態」または「いくつかの実施形態」の各種外観は、必ずしもすべてが同じ実施形態を指すわけではない。本発明の様々な特徴は、単一の実施形態の文脈で説明することができるが、特徴は、別々に、または任意の適切な組み合わせで提供することもできる。逆に、本発明は、明確にするために、本明細書では別個の実施形態の文脈で説明することができるが、本発明は、単一の実施形態で実施することもできる。本発明の特定の実施形態は、上で開示された異なる実施形態からの特徴を含むことができ、特定の実施形態は、上で開示された他の実施形態からの要素を組み込むことができる。特定の実施形態の文脈における本発明の要素の開示は、特定の実施形態のみにおけるそれらの使用を限定するものとして解釈されるべきではない。さらに、本発明は、様々な方法で実施または実施することができ、本発明は、上記の説明で概説したもの以外の特定の実施形態で実施することができることを理解されたい。
本発明は、これらの図または対応する説明に限定されない。例えば、フローは、図示された各ボックスまたは状態を通って、または図示され説明されたのと全く同じ順序で移動する必要はない。本明細書で使用される技術用語および科学用語の意味は、別段の定義がない限り、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものとする。本発明を限られた数の実施形態に関して説明してきたが、これらは、本発明の範囲に対する限定として解釈されるべきではなく、むしろ、好ましい実施形態のいくつかの例示として解釈されるべきである。他の可能な変形、修正、および応用もまた、本発明の範囲内である。したがって、本発明の範囲は、これまでに説明されたものによって限定されるべきではなく、添付の特許請求の範囲およびそれらの法的均等物によって限定されるべきである。


Claims (52)

  1. 共通のクラッドを有する少なくとも10,000個のコアを備え、ファイバの遠位端において組織から画像放射線を送達するように構成されたマルチコアイメージングファイバであって、画像放射線がコアに閉じ込められ、コアは、それらの間のクロストークを防止するためにファイバ断面積内に間隔を置いて配置され、
    前記マルチコアイメージングファイバは、1cmよりも短く、断熱的に先細りになってファイバ断面積およびコア直径を少なくとも3分の1に低減し、画像放射線が狭められたコアから出ることを可能にし、画像放射線を隣接センサに送達するように構成された近位チップを備える、マルチコアイメージングファイバ。
  2. 前記近位チップから前記画像放射線を受け取る前記隣接センサの有効面積が、前記隣接センサの全面積の少なくとも50%である、請求項1に記載のマルチコアイメージングファイバ。
  3. 前記近位チップは、0.5cmより短く、剛性である、請求項1または2に記載のマルチコアイメージングファイバ。
  4. 減少した繊維断面積が0.1mm2より小さく、減少したコア直径が0.5μmより小さく、減少したコアピッチが2μmより小さい、請求項1~3のいずれか一項に記載のマルチコアイメージングファイバ。
  5. 請求項1~4のいずれか1項記載のマルチコアイメージングファイバを含む内視鏡。
  6. 共通のクラッドを有する少なくとも10,000個のコアを備えるマルチコアイメージングファイバの近位チップを断熱的に先細にすることで、ファイバの遠位端において組織から画像放射線を送達するように構成されたマルチコアイメージングファイバの近位チップを断熱的に先細にするステップであって、画像放射線はコアに閉じ込められ、コアは、それらの間のクロストークを防止するためにファイバ断面積内で間隔を空けられる、近位チップを断熱的に先細るにするステップと、
    前記断熱的に先細にされた近位チップを1cmより短くなるように構成し、マルチコアイメージングファイバに対して少なくとも3分の1に低減されたファイバ断面積およびコア直径を有し、画像放射線が狭められたコアから出て、隣接するセンサに画像放射線を送達することを可能にするステップと、
    を備えた方法。
  7. 共通のクラッドを有し、ファイバの遠位端において組織から画像放射線を送達するように構成された少なくとも10,000個のコアであって、画像放射線は前記コアに閉じ込められ、前記コアは、それらの間のクロストークを防止するためにファイバ断面積内で間隔を置いて配置される、少なくとも10,000個コアを備えたマルチコアイメージングファイバにおいて、
    前記マルチコアイメージングファイバは、ファイバ断面内のコアのフィルファクタを光学的に低減し、画像放射線を隣接するセンサに送達するように構成された近位光学素子を含む、マルチコアイメージングファイバ。
  8. 前記近位光学素子は、前記ファイバ断面の領域に対して、前記隣接するセンサ上のより小さい領域を満たすように、前記コアから送達された画像放射を再配向するように構成された少なくとも1つのプリズムおよび/または少なくとも1つの回折格子を備える、請求項7に記載のマルチコアイメージングファイバ。
  9. 前記センサの前記より小さい領域および前記領域は、前記ファイバ断面から3倍以上小さい、請求項8に記載のマルチコアイメージングファイバ。
  10. 請求項7~9のいずれか一項に記載のマルチコアイメージングファイバを含む内視鏡。
  11. ファイバの遠位端において組織から画像放射線を送達するように構成された、共通のクラッドを有する少なくとも10,000個のコアを備えるマルチコアイメージングファイバのファイバ断面におけるコアの充填率を光学的に低減することを含む方法であって、画像放射線は、コアに閉じ込められ、コアは、コアからの送達された画像放射線を、ファイバ断面の領域に対して隣接するセンサ上のより小さい領域を充填するように再配向することによって、コア間のクロストークを防止するために、ファイバ断面領域内で間隔を空けられる、方法。
  12. 少なくとも2種類の空気孔を有するように構成された、複数の空気孔からなるフォトニック結晶構造を有するマルチコアファイバにおいて、
    コアタイプの空気孔内に画像放射を閉じ込めるように選択された特定のコアピッチでファイバ断面積内に間隔を置いて配置されたコアタイプの空気孔と、
    コアタイプの空気孔間のクラッド空気孔であって、コアタイプの空気孔間のクロストークを防止するように選択された特定のクラッドピッチでファイバ断面積内に間隔を置いて配置されたクラッド空気孔と、
    を備えた、マルチコアファイバ。
  13. 10,000を超えるコアタイプの空気孔を有する、請求項12に型のマルチコアファイバ。
  14. 10cmの長さに対して、同数のポリマーコアを有する同等のマルチコアファイバよりも2倍小さい減衰係数を有する、請求項12または13に記載のマルチコアファイバ。
  15. 請求項12~14のいずれか一項に記載のマルチコアイメージングファイバを含む内視鏡。
  16. 空気孔を少なくとも2つのタイプに設計することによって、複数の空気孔から構成されるフォトニック結晶構造からマルチコアファイバを構成するステップを備えた方法において、
    コアタイプの空気孔内に画像放射を閉じ込めるように選択された特定のコアピッチでファイバ断面積内に間隔を置いて配置されたコアタイプの空気孔と、
    前記コアタイプの空気孔間の空気孔をクラデッィングするステップであって、前記コアタイプの空気孔間のクロストークを防止するように選択された指定されたクラデッィングピッチにおける前記ファイバ断面積内に間隔を置いて配置された空気孔をクラデッィングするステップと、
    を備えた方法。
  17. 近位端における組織から画像放射線を受信し、前記画像放射線を前記遠位マルチコアイメージングファイバの遠位端に送達するように構成された遠位マルチコアイメージングファイバと、
    それぞれ複数のジョイントにより相互接続された複数の剛性画像リレー素子であって、前記剛性画像リレー素子の遠位の素子は、対応するジョイントを介して前記遠位マルチコアイメージングファイバの前記近位端に接続される、複数の剛性画像リレー素子と、
    を備え、前記ジョイントは、互いに前記剛性画像リレー素子の角運動時に前記遠位マルチコアイメージングファイバの前記近位端から前記送達された画像放射線を保存し、内視鏡の近位端において画像放射線を送達するように構成される、遠位マルチコアイメージングファイバとを備えた内視鏡。
  18. 対応するジョイントを介して剛性画像中継素子の近位1つに接続され、近位剛性画像中継素子から画像放射線を送達するように構成された、近位マルチコアイメージングファイバをさらに備える、請求項17に記載の内視鏡。
  19. 前記剛性画像リレー素子がガラスGRIN (勾配屈折率)リンクであり、前記ジョイントが、機械的ジョイント内に配置された球状ボールレンズを含み、前記機械的ジョイントが、隣接する剛性画像リレー素子またはファイバに機械的に接続され、前記球状ボールレンズが、前記送達された画像放射線を近接して保存するように配置される、請求項17または18に記載の内視鏡。
  20. 遠位マルチコアイメージングファイバおよび複数の剛性画像中継素子から内視鏡を構成するステップであって、前記遠位マルチコアイメージングファイバおよび複数の剛性画像中継素子は、前記遠位マルチコアイメージングファイバの近位端で組織から画像放射線を受け取り、前記画像放射線を遠位マルチコアイメージングファイバの遠位端に送達する、内視鏡を構成するステップと、
    それぞれの複数のジョイントにより前記剛性画像中継素子を相互接続するステップであって、前記遠位マルチコアイメージングファイバは、その近位端における組織から画像放射線を受信するように構成され、前記画像放射線を前記遠位のマルチコアイメージングファイバの遠位端に送達する、相互接続するステップと、
    を備え、
    前記ジョイントは、ジョイントは、剛性画像中継素子が互いに対して角運動する際に、遠位マルチコアイメージングファイバの近位端から送達された画像放射線を保存し、内視鏡の近位端で画像放射線を送達するように構成される、方法。
  21. 前記近位の剛性画像中継素子から前記画像放射線を送達するために、前記剛性画像中継素子の近位の1つに、対応するジョイントを介して、近位のマルチコア画像ファイバを接続することをさらに含む、請求項20に記載の方法。
  22. 指定された複数の別個の波長で照明を送達するように構成された照明源と、
    指定された複数の別個の波長で検出された放射線を復号するように構成された分光計を備える検出器と、
    複数のコアを備え、前記コアを介して、前記検出器に、前記照明源により照明された組織から受信した画像放射線を送達するように構成されたマルチコアイメージングファイバと、
    前記コアの各々の、前記復号された検出画像放射線から、前記指定された複数の個別の波長に対応する画像データを導出するように構成された処理ユニットと、
    を備えた内視鏡。
  23. 前記処理ユニットは、前記複数の波長に対応するコア当たりの複数の入力を利用する超解像撮像をインプリメントするようにさらに構成される、請求項22に記載の内視鏡。
  24. 前記照明源は、
    前記指定された複数(N)の個別の波長範囲のための広帯域ブラッグフィルタミラーと、
    前記対応する個別の波長に関するN個の狭帯域ブラックフィルタミラーであって、各々が前記対応する個別の波長のみを反射するように設計されたN個の狭帯域ブラッグフィルタミラーに接続された制御可能な1対Nスイッチと、
    前記接続されたN個の狭帯域ブラッグフィルタミラーを有した前記制御可能な1対Nスイッチと前記ブラッグフィルタミラーとの間に接続されたファイバ内励起利得媒体と、
    前記N個の狭帯域ブラッグフィルタミラーからの照明放射線を結合するように構成された波長分割マルチプレクサ(WDM)と、
    を備えたファイバレーザを備えた、請求項22または23に記載の内視鏡。
  25. 前記複数の別個の波長を利用して、狭帯域撮像検出のための分光計をインプリメントするようにさらに構成される、請求項22乃至24のいずれか一項に記載の内視鏡。
  26. 特定の複数の別個の波長により組織を照明するステップと、
    マルチコアイメージングファイバの複数のコアの各々を介して、照明された組織から受信した撮像放射を送達するステップと、
    前記コアの各々に関して、前記特定の複数の別個の波長において検出された放射線を復号するステップと、
    前記コアの各々の前記復号された検出画像放射線から、前記指定された複数の個別の波長に対応する画像データを導出するステップと、
    を備えた方法。
  27. 前記複数の波長に対応するコア当たりの複数の入力を利用した超解像撮像をインプリメントすることをさらに含む、請求項26に記載の方法。
  28. 指定された空間スペクトルパターンに従って組織上の異なる位置を照射する異なる波長を有する、指定された複数の空間的に符号化された別個の波長で照射を送達するように構成された空間エンコーダを備える照明源と、
    指定された空間スペクトルパターンに従って、前記指定された複数の別個の波長で、検出された放射線を復号するように構成された分光計と空間デコーダとを備える検出器と、
    複数のコアを備え、前記照明源により照明された組織から受信した画像放射線を、前記コアを介して前記検出器に送達するように構成されたマルチコアイメージングファイバであって、各コアは、前記指定された空間スペクトルパターンにより照明された組織領域から画像放射線を送達するように構成された、マルチコアイメージングファイバと、
    前記コアの各々の前記空間スペクトルで復号された検出画像放射線から、各コアにより送達された画像放射線から前記指定された複数の個別の波長に対応する画像データを導出するように構成された処理ユニットと、
    を備えた、内視鏡。
  29. 前記空間エンコーダは、前記指定された複数の別個の波長に広帯域照明を分割するように構成された第1の格子と、前記分割された広帯域照明を前記組織の異なる領域に対応する複数のパターンに複製するように構成された第2の格子とによってインプリメントされる、請求項28に記載の内視鏡。
  30. 指定された複数の別個の波長により、指定された空間スペクトルパターンにおける組織を照明するステップと、
    マルチコアイメージングファイバの複数のコアの各々を介して照明された組織から受信した画像放射線を送達するステップと、
    前記コアの各々に関して前記空間スペクトルパターンに従う前記指定された複数の別個の波長において検出した放射線を復号するステップと、
    前記コアの各々の前記復号された検出画像から、前記指定された複数の別個の波長に対応し、かつ前記指定された空間スペクトルパターンに従う画像データを導出するステップと、を備えた方法。
  31. シングルモードのマルチコア照明ファイバおよびマルチコアイメージングファイバを備え、前記マルチコアイメージングファイバは、シングルモード、マルチコア照明ファイバによって照明された組織から画像放射線を送達するように構成される、内視鏡。
  32. 前記内視鏡は、前記送達された画像放射線から、前記シングルモードのマルチコア照明ファイバによる前記照明からスペックルパターンを識別し、除去するように構成された処理ユニットをさらに備える、請求項31に記載の内視鏡。
  33. 前記処理ユニットは、指定されたパターンに従って少なくとも1つの照明スポットパラメータに関して前記照明を変調し、前記指定されたパターンを使用して、前記送達された画像放射線の結果として生じる変化を分析し、前記指定されたパターンに従って変動する前記送達された画像放射線の特徴を、二次スペックルパターンに関連するものとして除去するようにさらに構成される、請求項32に記載の内視鏡。
  34. 単一モードのマルチコア照明ファイバを使用して、マルチコアイメージングファイバによって撮像された組織を照明することを備えた方法。
  35. マルチコアイメージングファイバにより送達された画像放射線から、前記単一モードまたはマルチモードのマルチコア照明ファイバによる前記照明からスペックルパターンを識別し、除去することをさらに含む、請求項34に記載の方法。
  36. 前記識別および除去は、前記照明スポットの形状を変調し、画像処理によって二次スペックルパターンを除去することによって実行される、請求項35に記載の方法。
  37. 共通のクラッドを有する少なくとも10,000個のコアを含み、ファイバの遠位端において組織から画像放射線を送達するように構成され、前記コアが10~100個のモードを支持するように構成されるマルチコアイメージングファイバと、前記送達された画像放射線からモード混合歪みを除去するように構成されるモードデカップリングモジュールを備える処理ユニットと、を備えた内視鏡。
  38. 10~100モードの間をサポートするように構成されたコアを有するマルチコアイメージングファイバによって、照明された組織を撮像するステップと、
    前記ファイバによって送達された画像放射線からモード混合歪みを除去することによって前記モードをデカップリングするステップと、
    を備えた方法。
  39. 共通のクラッディングを有する少なくとも10,000個のコアを含み、ファイバの遠位端において組織から画像放射線を送達するように構成されたマルチコアイメージングファイバであって、前記マルチコアイメージングファイバは、ファイバの視野を変化させるために互いに対して制御可能に変位可能な遠位チップ光学素子を含む、マルチコアイメージングファイバ。
  40. 前記遠位チップ光学素子は、負の焦点距離-Fを有する第1のレンズと、正の焦点距離+Fを有する第2のレンズとを備えた、請求項39に記載のマルチコアイメージングファイバ。
  41. 前記遠位チップ光学素子は、それに接続された少なくとも1つのバネによって制御可能に変位可能である、請求項39または40に記載のマルチコアイメージングファイバ。
  42. 調節可能プリズムをその遠位チップにインプリメントすることによって、イメージングファイバの視野を増大させることを含む方法。
  43. 前記ファイバの視野を変化させるために、遠位チップ光学素子を互いに対して制御可能に変位させることをさらに備えた、請求項42に記載の方法。
  44. 前記インプリメントすることが、反対の焦点距離+Fおよび-Fを有する遠位チップ光学素子を使用することを備えた、請求項42または43に記載の方法。
  45. 共通クラッドを有する少なくとも10,000個のコアを含み、ファイバの遠位端において組織から画像放射線を送達するように構成されたマルチコアイメージングファイバであって、前記マルチコアイメージングファイバは、その長さの少なくとも一部に沿って、ファイバの側面からの放射線がその特定の周辺コアに入ることを可能にするように構成された複数の周辺放射線入射位置を備えた、マルチコアイメージングファイバと、
    特定の周辺コアを通して送達された放射線から長手方向データを導出するように構成された処理ユニットと、
    を備えた、内視鏡。
  46. 遠位端で組織を照射することに加えて、内視鏡に沿って放射線を放出するように構成された照射ファイバをさらに備える、請求項45に記載の内視鏡。
  47. 前記ファイバの長さに沿って、前記ファイバに近接した組織についての指標を導出するようにさらに構成された、請求項45または46に記載の内視鏡。
  48. 放射線がマルチコアイメージングファイバの側面を通ってその特定の周辺コアに入ることを可能にするステップと、
    前記特定の周辺コアを通って送達される放射線からファイバを取り囲む組織に関する長手方向データを導出するステップと、を備えた、方法。
  49. 前記放射線が前記特定の周辺コアに入ることを可能にするために、前記ファイバ内に周辺スリットを設計することをさらに含む、請求項48に記載の方法。
  50. 組織上の特定の複数の空間的に別個の位置で照明を送達するように構成された照明源と、
    検出器と、
    複数のマルチモードコアを備え、コアを通して、前記照明源によって照明された組織から受信された波面放射を前記検出器に送達するように構成されたマルチコアイメージングファイバと、
    送達された波面放射から3次元(3D)画像データを導出するように構成された処理ユニットと、を備えた内視鏡。
  51. コアを通って送達された画像放射線を検出することにより、少なくとも10,000個のマルチモードコアを有するマルチコアイメージングファイバにより波面検出をインプリメントするステップと、
    前記コアに関連したスポット位置を測定するステップと、
    前記スポット位置から3D画像データを導出するステップと、
    を備えた、方法。
  52. 共通のクラッドを有する少なくとも10,000個のコアを備え、ファイバの遠位端で組織から画像放射線を送達するように構成されたマルチコアイメージングファイバであって、前記画像放射線はコアに閉じ込められ、前記コアは、前記コア間のクロストークを防止するために、ファイバ断面積内に間隔を置いて配置され、前記マルチコアイメージングファイバは、前記組織に対してフーリエ面に配置された遠位チップを備えたマルチコアイメージングファイバと、送達された画像放射線から、圧縮された感知アルゴリズムを使用して組織を導出するように構成された処理ユニットと、を備えた、内視鏡。

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