JP2023055571A - Nft用ブロックチェーンの運用方法及び運用システム - Google Patents
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Abstract
【課題】コンテンツに係るNFTの取引について、コンテンツの唯一の価値を担保可能とするために、NFT用のブロックチェーンを利用した取引を実現する。【解決手段】自律分散型ネットワークに接続され、NFT用ブロックチェーンプログラムを実装した参加ノードを利用する参加者の間で、唯一の価値を有するコンテンツに係るNFTの売買等の取引をNFT用ブロックチェーンを用いて取引するに際し、取引の都度、参加ノードからランダムに選出されたノードC~G及び取引の当事者ノードA、Bを投票参加ノードとし、投票参加ノードA~Gは、取引の当事者ノードであるか否かをランダムに選出した取引監視ノードNに回答し、取引監視ノードNは、回答の結果によって、真の取引の当事者であることを認証し取引を承認すると、NFT用ブロックチェーンにおいて取引に係るトランザクション(取引履歴の書き込み)が行われる。【選択図】図3
Description
本発明は、NFT用ブロックチェーンの運用方法及び運用システムに関し、特に、投票機能(Voting機能)を行うことを特徴とするNFT用ブロックチェーンの運用方法及び運用システムに関する発明である。
近年のコロナ禍に伴い、スティホーム等の指示から、巣籠需要が、急激に増大した。また、高速通信網である、5Gモバイル通信網の整備により、インターネットWeb3.0時代に応じたたくさんの種類のコンテンツが、インターネット取引されるようになってきた。その一つにNFT(Non Foungible Token)がある(特許文献1、特許文献2参照)。
暗号資産のネットワークでは、ネットワークに接続されているコンピュータ端末を「ノードコンピュータ」又は略して「ノード」と言い、ブロックチェーンは「分散型台帳」として機能する。
NFTは、非代替性トークン(代替不可能なトークン)であり、ブロックチェーンが機能するデジタル台帳上のデータの単位(データの一つ)である。その名の通り、各NFTはユニークな(唯一の)デジタルアイテムを表すことができるため、他のトークンで代替することはできないことを特徴としている。
そのために、NFTは、デジタル資産(暗号資産)として、つまり互換性がないことを証明するものとして利用されている。具体的な利用例としては、写真、ビデオ、オーディオ、その他知的財産等のアイテム、コンテンツを表すために、ブロックチェーンデジタル元帳に保存されるデータの一つとして利用されている。
現在のブロックチェーンは、各ノードからのトランザクションを保存するが、所有権の証明を表示するには、トランザクションの認証、本人確認など多くのセキュリティ事項が必要となる。
本発明は、トランザクションの所有権を確認するNFTブロックチェーン技術を提案し、取引監視ノードにより、トランザクションを確認し、またノードのウォレットに設けられたエスクロウアカウントを利用することで、仮想貨幣の転送ミスを回避する方法およびその運用システムを実現することを課題とする。
ところで、NFTの取引を従来のブロックチェーン上でトランザクションとして書き込みすることは可能であるが、NFTの取引の対象である、ライセンス、知的財産権等を、他のコンテンツと区分して取り扱うことができなかった。
そこで、NFTを取り扱うことができる規格として、従来のブロックチェーンに追加機能として登場したETH基準(Ethereum基準)のERC721(Ethereum Request For Comments 721)等が登場するが、ERC721ブロックチェーンは、従来のETHブロックチェーンのサブチェーンであり、ERC721規格のNFT(ERCトークン)は、個別のコンテンツの認証に時間と手間が発生する。
さらに、世界で唯一のコンテンツであるNFTを売買するトランザクションにおいて、そのトランザクションに伴う支払いは、従来の仮想通貨のウォレットのアドレスで行うため、転送ミスを誘発する可能性が生じた。また、仮に転送ミスをしても、法的に返還する手段が存在しないことも大きな問題点である。
本発明では、世界で唯一のコンテンツであるNFTを売買する両者で確実に交換でき、且つ、支払いの誤送金を防ぎ、その両者の取引(トランザクション)を同じネットワークの参加者が証人となって行う場を提供することで、NFTの特性である高価な資産の取引ができるブロックチェーンの場として確立できることを目的としている。
ところで、現在のブロックチェーンでは、仮想通貨の送受を筆頭に、様々なものが売買、記録、登録される取引を、トランザクションとしてブロックチェーンの台帳に書き込み、参加者がだれでもいつでも確認できることと、加筆、修正が許されない技術的な仕組みでその正しさを証明しているものである。
しかし、従来のブロックチェーンの仕組みには、唯一のもの、代替えが効かないこの世にたった一つのユニークなコンテンツに係るNFTの取引を証明し、その取引に係るNFTの所有権をブロックチェーンに書き込むところまでしか実装できていない。
そして、実際には、NFTに対するアクセス権、所有権、使用権、部分所有権、賃借権などの想定される法的な権利権限のアクセス制限などを実装する構成は存在しない。
さらに、NFT自体のデジタルデータの管理格納方法も存在しない。そのため、取引する両者間で取引の都度、具体的な管理格納方法について検討し取り決めを行うのが現状となっている。さらに今後一般的になると思われる個人の情報や技能などの個別タレントを、決められたフォーマットで記録する構成もない。
本発明は、従来のブロックチェーンを利用してNFTの取引を行う場合に生じる上記のような問題を解決することを目的とするものであり、取引毎に、NFTに係るブロックチェーンの全ての参加者の中から、ランダムに選出された参加者が、NFTの取引の承認にかかわることで、取引の確認を行い、その取引をその両者間のみで安全に運用できる方法及びシステムを実現することを課題とする。
また、本発明では、NFTに関係する事項、例えば、NFTの所有者、NFTを求める購入者や利用者、NFTの購入や使用の対価やライセンス料、NFTに係る権利内容や保全状態等を、ブロックチェーンの各参加者が保持するストレージ空間に決められたフォーマットで記述することで、NFTコンテンツを保持し、NFTをブロックチェーンの参加者が容易にアクセスし、利用できる方法及びシステムを実現することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、自律分散型ネットワークに接続された参加ノードの利用者である参加者の間で、NFTに係る取引をすると、該取引がトランザクションとして書き込まれるブロックチェーンであるNFT用ブロックチェーンの運用方法であって、NFTに係る取引の都度、参加ノードの中からランダムに選出したノードと取引の当事者の当事者ノードを、投票参加ノードとするとともに、投票参加ノード以外の参加ノードから取引監視ノードを選出し、取引監視ノードは、投票参加ノードから取引の当事者であるか否かの回答を受け、該回答の結果によって、回答した前記取引の当事者を真の取引の当事者であると認証して取引を承認し、取引の承認がされると、該取引についてNFT用ブロックチェーンにトランザクションとして書き込みを行うことを特徴とするNFT用ブロックチェーンの運用方法を提供する。
本発明は、上記課題を解決するために、自律分散型ネットワークに接続された参加ノードの利用者である参加者の間で、NFTに係る取引をすると、該取引がトランザクションとして書き込まれるブロックチェーンであるNFT用ブロックチェーンの運用方法であって、NFTに係る取引の都度、参加ノードの中からランダムに選出したノードと取引の当事者の当事者ノードを、投票参加ノードとするとともに、投票参加ノード以外の参加ノードから取引監視ノードを選出し、取引監視ノードは、投票参加ノードから取引の当事者であるか否かの回答を受け、該回答の結果、下記の数1に示す数式において、Dの値が、正の数値になったことを条件として、前記回答をした取引の当事者を、当該取引の真の当事者であると認証して取引を承認し、取引の承認がされると、該取引についてNFT用ブロックチェーンにトランザクションとして書き込みを行うことを特徴とするNFT用ブロックチェーンの運用方法を提供する。
NFT取引に対価として取引の一方の当事者から取引の他方の当事者に支払う取引決済を、自律分散型ネットワークに接続された参加ノードの中からランダムに選出したノードのウォレットにおけるエスクロウアカウントに一時保管し、真の取引の当事者を認証し、取引が承認されると、取引決済に相当する仮想通貨を取引の他方の当事者の当事者ノードのウォレットへ送るようにしてもよい。
投票参加ノードのウォレットに、投票参加の報酬として、仮想通貨を自動的に支払うようにしてもよい。
NFTに係るコンテンツの権利に係るデータを、自律分散型ネットワークに接続された参加ノードの中からランダムに選出した参加ノード又は格納を希望する参加ノードの記憶装置に、該ノードの認識番号と格納先のIPアドレスを付して格納し、NFT用ブロックチェーンには、データを格納した参加ノードの認識番号及び格納先のIPアドレスを書き込み、当該格納先の物理的な場所を示すようにしてもよい。
自律分散型ネットワークに接続された参加ノードを、自律分散型ネットワークに接続された他の参加ノードの間で、NFT用ブロックチェーンを利用し、仮想通貨を交換する手段として機能させるようにしてもよい。
本発明は、上記課題を解決するために、自律分散型ネットワークに接続された参加ノードの利用者である参加者の間で、NFTに係る取引をすると、該取引がトランザクションとして書き込まれるブロックチェーンであるNFT用ブロックチェーンの運用を行うシステムであって、参加ノードは、それぞれNFT用ブロックチェーンを運用するプログラムが実装されており、該NFT用ブロックチェーンを運用するプログラムに基づいて、NFT用ブロックチェーンを利用してNFTの取引をする手段として機能し、取引の都度、参加ノードから、投票参加ノードと、取引監視ノードと、が決められ、投票参加ノードは、前記プログラムに基づき、当該取引の当事者ノードと、当事者ノード以外の参加ノードの中からランダムに選出されたノードと、から構成されており、取引の都度、当該取引の当事者に該当するか否かを取引監視ノードに回答する手段となり、取引監視ノードは、前記プログラムに基づき、取引の都度、投票参加ノード以外の参加ノードからランダムに選出されたノードであり、前記回答の結果に基づき、NFT用ブロックチェーンプログラムによって、取引の真の当事者であると認証して取引を承認する手段となり、取引が承認されると、該取引についてNFT用ブロックチェーンにおいてトランザクションとして書き込みが行われる構成であることを特徴とするNFT用ブロックチェーンの運用システムを提供する。
本発明は、上記課題を解決するために、自律分散型ネットワークに接続された参加ノードの利用者である参加者の間で、NFTに係る取引をすると、該取引がトランザクションとして書き込まれるブロックチェーンであるNFT用ブロックチェーンの運用を行うシステムであって、参加ノードは、それぞれNFT用ブロックチェーンを運用するプログラムが実装されており、該NFT用ブロックチェーンを運用するプログラムに基づいて、NFT用ブロックチェーンを利用してNFTの取引をする手段として機能し、取引の都度、参加ノードから、投票参加ノードと、取引監視ノードと、が決められ、投票参加ノードは、前記プログラムに基づき、当該取引の当事者ノードと、当事者ノード以外の参加ノードの中からランダムに選出されたノードと、から構成されており、取引の都度、当該取引の当事者に該当するか否かを取引監視ノードに回答する手段となり、取引監視ノードは、前記プログラムに基づき、取引の都度、投票参加ノード以外の参加ノードからランダムに選出されたノードであり、前記回答の結果に基づき、NFT用ブロックチェーンプログラムによって、下記の数2に示す数式において、Dの値が、正の数値になったことを条件として、前記回答をした取引の当事者を、当該取引の真当事者であると認証して取引を承認し、取引が承認されると、該取引についてNFT用ブロックチェーンにおいてトランザクションとして書き込みが行われる構成であることを特徴とするNFT用ブロックチェーンの運用システムを提供する。
NFT用ブロックチェーンは、取引されるNFTに係るコンテンツの法的な権利である所有権、使用権、運用権及び該法的な権利の配分が書き込まれることが可能構成であり、
参加ノードは、それぞれアクセスの許可、制限を行うことができるコンテンツストレージを備えた構成としてもよい。
参加ノードは、それぞれアクセスの許可、制限を行うことができるコンテンツストレージを備えた構成としてもよい。
投票参加ノードは、当事者の真偽判定のための投票に対する報酬が得られる手段として機能するマイニング機能を有する構成としてもよい。
本発明によれば、ネットワークに接続されNFT用ブロックチェーンを実装した参加ノードの利用者の中から、取引の当事者及びランダムに選出された投票参加者に、NFTの取引の当事者か否かを問い、その結果を用いて取引の当事者を認証し、取引を承認し成立させて、その取引をトランザクションとしてNFT用ブロックチェーンに書き込みすることができるので、取引の安全が確保され、NFTに係る唯一のコンテントの価値を担保することが可能となる。
取引に係るNFTのコンテンツの対価は、ランダムに選出されたノードのエスクロウアカウントで、取引が承認されるまで、一時預けられ保持されるので、対価の送受ミスを防ぎ、真の取引の当事者に確実に支払われる。
また、投票参加者、投票の結果を受けて取引の当事者を認証し取引を承認する取引監視ノードの使用者、コンテンツのストレージを提供するノードの使用者等に、報酬として仮想通貨が支払われるので、本発明のシステムの維持、継続のための動機付けとなる。
本発明に係るNFTブロックチェーンおよびその運用システムを実施するための形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
本発明に係るNFT用ブロックチェーンの運用方法及び運用システムの実施例を示す。
(全体説明)
本発明に係るNFT用ブロックチェーンの運用方法及び運用システムは、唯一のコンテンツに係るNFTについて、コンテンツの所有者(取引において販売者となる)と、購入希望者(取引において購入者となる)の間の取引を、NFT用ブロックチェーンを利用して運用する方法及びそのシステムである。取引において販売者と購入者は、取引の当事者となる。
本発明に係るNFT用ブロックチェーンの運用方法及び運用システムは、唯一のコンテンツに係るNFTについて、コンテンツの所有者(取引において販売者となる)と、購入希望者(取引において購入者となる)の間の取引を、NFT用ブロックチェーンを利用して運用する方法及びそのシステムである。取引において販売者と購入者は、取引の当事者となる。
なお、取引は、コンテンツの所有者と購入希望者(購入者)ではなく、コンテンツの所有者と利用希望者(コンテンツの使用者となる)とのコンテンツの使用に係る取引等であってもよいが、本実施例では、取引の当事者が、コンテンツの所有者である販売者とコンテンツの取得を希望する購入者である場合について説明する。
本発明に係るNFT用ブロックチェーンの運用方法及び運用システムは、図1に示すように、ネットワークに接続され、しかもNFT用ブロックチェーンプログラムを実装(搭載)した複数のノードA~Nによって構成する自律分散型ネットワーク1において、運用される。
このように、ネットワークに接続され自律分散型ネットワークを構成し、しかもNFT用ブロックチェーンプログラムを実装(搭載)した複数のノードA~Nは、本発明では、NFT用ブロックチェーンを運用する参加ノードとなる。
なお、本実施例では、参加ノードA~Nとしたが、これはあくまでも、説明のための一例であり、実際は、参加ノードは、このような少数ではなく、従来のブロックチェーンを運用しているノードと同等の多数の参加ノードであってもよい。
参加ノードを利用する者、企業等は、本発明ではNFT用ブロックチェーンを運用する参加者となる。自律分散型ネットワーク1に接続される全ての参加ノードは多数あるが、図1では説明のために、全ての参加ノードとして、ノードA~Nを示す。
本発明は、自律分散型ネットワーク1を利用して行うコンテンツに係るNFTの取引について、トランザクションとして書き込みが可能ブロックチェーンであるNFT用ブロックチェーン(NFT専用のブロックチェーン)を運用する方法およびその運用システムである。
なお、NFT用ブロックチェーンのブロックの構成要素は、基本的にはブロックチェーンのブロックとほぼ同じであるが、ヘッダー(ハッシュ値、メタデータ、トランザクションの要約情報等)、所有権の種類データ部、ストレージのIPアドレスデータ部、ペイロード(トランザクション等のデータ本体)から成る。
ここで、ノードは、自律分散型ネットワーク1に接続されているコンピュータ又は各種のコンピュータ利用機器を言うが、本実施例では、ノードとしてコンピュータ、即ち個人又は企業等が使用するノードコンピュータを想定して説明する。
本発明において、自律分散型ネットワーク1に接続されている全ての参加ノードA~Nは、それぞれ図2に示すように、通常のコンピュータと同様の構成であり、データバス10に接続された、入力部11、出力部12、CPU13、メインメモリ14、記憶装置15を備えている。
全ての参加ノードA~Nについては、図2に示すように、記憶装置15に、専用サイトからダウンロードされるNFT用ブロックチェーンのプログラム(NFT用ブロックチェーンプログラム)が実装(格納)されている。
(プログラム)
NFT用ブロックチェーンのプログラムは、基本的には、メインメモリ14に呼び出され、他の分散型アプリケーションと同様に、ネットワーク1に接続された参加ノードを、ブロックチェーンの運用を行う動作手段として機能させる。さらに、以下、NFT用ブロックチェーンのプログラムについて、詳しく説明する。
NFT用ブロックチェーンのプログラムは、基本的には、メインメモリ14に呼び出され、他の分散型アプリケーションと同様に、ネットワーク1に接続された参加ノードを、ブロックチェーンの運用を行う動作手段として機能させる。さらに、以下、NFT用ブロックチェーンのプログラムについて、詳しく説明する。
本発明において、NFT用ブロックチェーンプログラムは、取引に際して、ネットワーク1に接続された参加ノードを、NFTブッロックチェーンに係る汎用的な手段(自律分散型ネットワーク1における連携動作、トランザクション等、ブッロックチェーンとしての標準的な動作を行う手段)として機能させるプログラムである。
さらに、NFT用ブロックチェーンプログラムには、参加ノードをNFT取引に特有なNFTブッロックチェーンに係る運用を行わせるための手段として機能させるプログラムが付随する。
例えば、後記するが、NFTの取引の当事者を投票によって認証するための投票(Voting)プログラム、投票参加者に報酬が支払うためのマイニングプログラム、取引の対価の支払い等のためのウォレットアプリケーションプログラム等である。
NFT用ブロックチェーンプログラム及び付随するプログラムは、ノードを、NFTブッロックチェーンに係る運用を行うための手段として機能させるが、その機能の内容は、概ね次のとおりである。
(1)NFTブッロックチェーンの自律分散型ネットワークのルーティング機能
これは、全ての参加ノードA~Nが、それぞれNFTブッロックチェーンに関するルーティングの動作(通常のブロックチェーンにおいてノードが行う動作)をさせる手段とさせる機能である。
これは、全ての参加ノードA~Nが、それぞれNFTブッロックチェーンに関するルーティングの動作(通常のブロックチェーンにおいてノードが行う動作)をさせる手段とさせる機能である。
(2)データベース機能
NFTブッロックチェーンの過去の履歴のデータベースとして機能する。但し、このデータベースは、NFTブッロックチェーンのヘッダー部分だけを保持することで、データベースのサイズを削減する簡易型にすることも可能である。
NFTブッロックチェーンの過去の履歴のデータベースとして機能する。但し、このデータベースは、NFTブッロックチェーンのヘッダー部分だけを保持することで、データベースのサイズを削減する簡易型にすることも可能である。
なお、後記するが、コンテンツに係るNFTが格納されるストレージとして、全ての参加ノードA~Nのうちランダムに選出されたノード、或いはストレージを提供して利益を得る参加者(コンテンツストレージサービスのプロバイダ等)のノード等が使用される。
(3)投票機能(図3参照)
本発明の特徴として、投票プログラムに基づいて、取引毎に、投票参加ノードA~G以外の参加ノードからランダムに、取引監視ノードN(図3参照)が選出される。また、全ての参加ノードA~Nからランダムに、投票を行う複数のノードC~G(図3参照)が選出され、この複数のノードと取引の当事者ノードA、B(図3参照)は、投票参加ノードとなる。
本発明の特徴として、投票プログラムに基づいて、取引毎に、投票参加ノードA~G以外の参加ノードからランダムに、取引監視ノードN(図3参照)が選出される。また、全ての参加ノードA~Nからランダムに、投票を行う複数のノードC~G(図3参照)が選出され、この複数のノードと取引の当事者ノードA、B(図3参照)は、投票参加ノードとなる。
そして、取引に際して、取引監視ノードNには、投票参加ノードA~Gの利用者(投票参加者)により、取引の当事者に該当するか否かについて回答(本発明では投票(Voting)という)される。
その回答結果によって、取引監視ノードNは、取引の当事者の認証し、これにより取引の承認が行われる。このような投票の一連のプロセスを行う手段として、投票プログラムに基づいて、ノードA~Nがそれぞれ機能するが、そのような機能を本発明では、投票機能(Voting機能)という。
(4)マイニング機能(図4参照)
投票参加ノードは、投票に参加したことで取引の承認の一端を担い、新たなブッロックチェーンの生成を手伝っていることなるので、その貢献を評価して、マイニングプログラムに基づき、NFTブッロックチェーンが報酬を支払う。
投票参加ノードは、投票に参加したことで取引の承認の一端を担い、新たなブッロックチェーンの生成を手伝っていることなるので、その貢献を評価して、マイニングプログラムに基づき、NFTブッロックチェーンが報酬を支払う。
要するに、投票に参加したことを作業の証明(PoW:Proof of Work)として、投票参加ノードには、マイニングプログラムに基づき、本発明のNFT用ブロックチェーンプログラムに実装されたアルゴリズムによって、自立的に生成された報酬(NFTトークン)が支払われる。このように、NFTブッロックチェーンが投票参加ノードに報酬(具体的には、NFT専用の仮想通貨であるNFTトークン(NFT Token coin))を支払う機能をマイニング機能(mining機能)という。
(5)NFT専用のウォレット機能
全ての参加ノードA~Nを、NFT専用の仮想通貨のNFTトークン授受、保存をする手段として機能させる。このように参加ノードを機能させるプログラムが、ウォレットアプリケーションプログラムの機能である。
全ての参加ノードA~Nを、NFT専用の仮想通貨のNFTトークン授受、保存をする手段として機能させる。このように参加ノードを機能させるプログラムが、ウォレットアプリケーションプログラムの機能である。
後記するが、ウォレットアプリケーションプログラムは、NFTの売買取引等に伴う対価の授受、投票参加者への報酬の授受、NFTに係るコンテンツの保存ストレージを提供するノードの利用者の報酬の授受等に関連する手段として、参加ノードを機能させる。
例えば、投票に関連しては、このような機能をする手段としての参加ノードは、図4に示すように、投票参加のノードA~Gと取引監視ノードNである。
(運用方法、システム)
本発明において、NFT用ブロックチェーンの運用に参加する全ての参加ノードA~Nには、NFT用ブロックチェーンプログラムを実装した段階で、NFT用ブロックチェーンプログラムに基づき、各参加者のノードの認識番号として、個別のウォレットIDが与えられる。
本発明において、NFT用ブロックチェーンの運用に参加する全ての参加ノードA~Nには、NFT用ブロックチェーンプログラムを実装した段階で、NFT用ブロックチェーンプログラムに基づき、各参加者のノードの認識番号として、個別のウォレットIDが与えられる。
T用ブロックチェーンでは、従来のブロックチェーンのように、同じコンテンツ、製品、コインなどを同一化(換言すると共通化)して取り扱うのではなく、毎回実行される取引のコンテンツ、製品、権利は、すべて唯一のもの(Non Foungible:代替不可能なもの)という認識である。
このような認識の下に、NFTであるコンテンツに対して個別認識番号が、NFT用ブロックチェーンプログラムに基づき付与される。また、そのコンテンツに係るNFTの取引毎に、個別取引認識番号が用ブロックチェーンプログラムに基づいて付与される。
このように、取引に係るNFTに対して唯一のものとして付与される個別認識番号と取引に付与される個別取引認識番号は、取引毎に、NFT用ブロックチェーンに書き込まれることで、以後、同じ個別認識番号と個別取引認識番号が付与された取引のNFTについて、その個別権利、金額を特定して取り扱うことができる。
本発明では、NFT用ブロックチェーンを利用して行うNFTの取引は、図3に示すように、いずれも自律分散型ネットワーク1に接続されたノードA~Nの利用者である全ての参加者の間で行われる。例えば、コンテンツの所有者と、そのコンテンツ入手を希望する機能する参加者との間で行われる。
そのようにNFTに関する取引は、取引の当事者間で行われることになるが、取引においは、その取引されるコンテンツ自体の固有認識のために個別認識番号でコンテンツの特定を行い、ノードに認識番号として付与されたウォレットID等で取引の当事者を明確にし、コンテンツに係るNFTの取引毎に、当該に取引の個別取引認識番号を割り当てる。
そして、投票の結果、取引の当事者が認証され、取引が承認されると、取引で発生する権利(所有権、使用権、利用権等)、品番、及びその対価(取引額)等を、NFT用ブロックチェーン上のペイロード上に記述し、トランザクション(取引履歴)として書き込むことになる。
ところで、本発明では、NFT(非代替性トークン、代替不可能なトークン)の取引にNFT用ブロックチェーンを利用して、NFTの取引を運用するが、NFTに相当するコンテンツとしては、例えば、写真、ビデオ、オーディオ、その他知的財産等の、代替不可能なアイテム等である。
投票について(図3参照):
NFTの取引は、取引の当事者間で行われるが、本発明に係るNFT用ブロックチェーンの運用方法及び運用システムの最も特徴とする構成は、取引に際して、NFT用ブロックチェーンの投票(Voting)プログラムに基づき、取引の当事者が取引の真の(正当な)取引の当事者であることを明確化して認証し、その認証によって取引が承認され、NFT用ブロックチェーンに取引の内容をトランザクションして書き込み可能とする点である。
NFTの取引は、取引の当事者間で行われるが、本発明に係るNFT用ブロックチェーンの運用方法及び運用システムの最も特徴とする構成は、取引に際して、NFT用ブロックチェーンの投票(Voting)プログラムに基づき、取引の当事者が取引の真の(正当な)取引の当事者であることを明確化して認証し、その認証によって取引が承認され、NFT用ブロックチェーンに取引の内容をトランザクションして書き込み可能とする点である。
即ち、取引の当事者を明確化するために、両者の主張だけでは、その取引の確実性、公平性、透明性を欠くことになるため、取引の当事者以外の参加者の承認をとってその取引の当事者を認証する作業を、すべての取引の都度行う。これを本発明では、投票(Voting:投票による取引の当事者の認証)という言葉で定義する。
具体的には、希望するコンテンツの購入を希望する参加者は、所有者にアクセスし、取引の当事者間で取引条件をきめると、取引の当事者ノードは、NFT用ブロックチェーンプログラムに基づき、その取引されるコンテンツ自体の特定を行い、そのコンテンツに係るNFTの取引に関する個別取引認識番号を割り当てて、ノードの認識番号(ウォレットID)とともにブロックチェーン上に記述する。この記述はトランザクションではなく、いわば取引を行うことを公示するような記述である。
コンテンツに係るNFTの取引が、その取引の当事者ノードの認識番号(ウォレットのID)、NFTのデータベースイメージとして個別取引認識番号で特定されると、ノードに実装されたNFT用ブロックチェーンプログラムにおける投票プログラムに基づき、参加ノードは、以下のとおり、投票のプロセスを実施する手段として機能する。
上記ノードの認識番号、NFTの個別取引認識番号で特定されると、まず、投票プログラムに基づき、自律分散型ネットワーク1に接続された参加ノードのうち当事者ノードA、Bを除いた全ての参加ノードの中から、ランダム整数を発生させるプログラムによって、投票に参加するノードを、例えば合計で7つのノードを選出する場合は、ランダムにC~Gを選出する。
そして、投票プログラムに基づき、全くランダムに選出されたノードC~Gの利用者と取引の当事者の(当事者ノードA、Bの利用者)が投票参加者として選出され、投票参加者の利用するノードA~Gが投票参加ノードとなる。
さらに、投票参加ノードA~G以外の参加ノードから、ランダムに、その取引の取引監視ノードNを選出する。選出された投票参加者の投票参加ノードA~Gには、投票プログラムによって、投票用の質問が送られ、これに対し投票参加ノードA~Gは、取引監視ノードNに回答する。
質問の内容は、個別取引認識番号は、あなたの取引に係る個別取引認識番号ですか、というもので、回答は、基本的に自分の取引ではない場合は、否(Non True)を回答し、自分が取引の当事者である場合には、真(True)である。
この回答は、投票参加ノードA~Gの利用者である投票参加者が手動で行うことは一切なく、それぞれの投票参加ノードA~Gに実装されている投票プログラムによって、投票参加ノードA~Gから取引監視ノードNに自動回答される。
取引監視ノードNは、投票参加ノードA~Gからの回答による投票結果に基づいて、投票プログラムによって、取引の当事者が真の取引の当事者か否か決定し、真の取引の当事者の場合は、取引の当事者である認証を行う。この投票結果による取引の当事者か否か決定の決定は、投票プログラムに基づいて、取引監視ノードNが次のように行う。
例えば、図3、図5に示すように、ランダムに選出されたノードC~Gの5つと、当事者ノードA、Bの2つのノードを合わせて合計7つのノードが投票参加ノードA~Gとなった場合を考える。
なお、前記したとおり、本実施例では、説明のための一例として、参加ノードA~Nとしたが、実際は、参加ノードA~Nより多数の参加ノードであってもよく、その場合は、投票参加ノードも、投票参加ノードA~Gのように少数ではなく、多数選出するようにする。
図3、図5に示すように、投票参加ノードA~Gは、回答として、ノードA、Bが真、ノードC、D、E、Gが否、ノードFが真を、それぞれ取引監視ノードNに回答する。これらの回答のうち、ノードA、B、C、D、E、Gの回答は、事実に沿った正しい回答(正)であるので回答としては有効である。
しかしながら、ノードFの回答は事実に反する誤の回答(偽)であるので、回答としては無効である。このように、投票の結果、無効となる回答が含まれていた場合に、その投票結果が、その取引の当事者を認証するに足りる信頼性ある結果か否か判定する必要がある。
また、投票参加ノードとして選出されたノードが、その時点で電源が切られて応答できない、もしくは、通信不良のため決められた時点で、応答時間に返答がない場合にも、当該ノードについては、誤の回答(偽)とされ、真偽判定の結果に反映されてゆくことなる。
取引監視ノードNによって、投票結果が、取引の当事者を認証するに足りるという真判定が下された場合は、取引の当事者は真正な取引の当事者と認証され、当該取引が承認された取引として確定し、その取引がNFT用ブロックチェーンに、トランザクションとして書き込まれる。
逆に、投票結果が、取引の当事者を認証するに足りるものではないという偽判定になった場合には、取引の当事者は真正な取引の当事者を認証できず、当該取引が、NFT用ブロックチェーンにトランザクションとして書き込まれない。
このような判定の合否は、その判定が予め決められた正解率に達しているか否かにより決められ、あらかじめ、決められた正解率に達した判定結果の場合にのみ、NFT用ブロックチェーンに認証された取引として書き込まれる。
判定の合否は、次の数3に示す数式で決められる。この数式のDは、全ての投票参加ノードA~Gの回答数nのうち、有効(真実)の回答数Riの合計(数式の右辺の第1項)を、合格基準を判定するために決められた閾値(θj)(数式の右辺の第2項)で差し引いた値である。
このDの値が、正の数値になったことで合格判定(取引の当事者を認証でき、取引をNFT用ブロックチェーンに認証された取引として書き込みが許される投票である判定)とする。なお、閾値(θj)は、判定自体に誤りがなく信頼性のあるとするために、投票参加ノードの数の少なくとも66%以上に設定すべきである。
以上のとおり、本発明では、NFTに相当するコンテンツ、権利、資産の取引に際して、NFT用ブロックチェーンに、その取引をトランザクションとしてブロックチェーンに書き込みするが、この書き込みは、個別取引認識番号を利用し、また取引の当事者及び取引の当事者以外のランダムに選出された参加者から成る投票参加者の投票による取引の当事者の認証を経て、執り行われる。
マイニングについて:
本発明では、全ての参加ノードA~Nにマイニングプログラムが実装されており、投票プログラムに基づき投票に参加した投票参加者のノード(投票参加ノードA~G)に、マイニングプログラムに基づき、投票の報酬として、NFT用ブロックチェーンから、図4に示すように、NFTトークンが提供される。
本発明では、全ての参加ノードA~Nにマイニングプログラムが実装されており、投票プログラムに基づき投票に参加した投票参加者のノード(投票参加ノードA~G)に、マイニングプログラムに基づき、投票の報酬として、NFT用ブロックチェーンから、図4に示すように、NFTトークンが提供される。
これを、本発明ではマイニングという。繰り返しとなるが、投票に寄与した参加者に報酬が支払う機能は、マイニング機能(mining機能)といい、この報酬をマイニング報酬という。
本発明のNFT用ブロックチェーンでは、投票プログラムに基づき投票に参加する(具体的には、投票用の質問に対して真、偽の回答をする)ことを作業の証明(PoW)とし、投票に参加することで、取引について新たなNFT用ブロックチェーンの生成又は更新を手伝っているということになる。
そのために、その貢献を評価して、NFT用ブロックチェーンでは、マイニングプログラムに基づき、マイニング報酬として、NFTトークンが、投票参加ノードA~Gに自動的提供されるのである。
このマイニング報酬は、参加者(自律分散型ネットワーク1に接続し、本発明のNFT用ブロックチェーンプログラムの実装された参加ノードA~Nの利用者)でさえあれば、ランダムに選出される投票参加者になる可能性があるので、平等に与えられる機会がある。
本発明におけるNFT用ブロックチェーンを利用したNFTの取引では、投票から参加報酬の付与が伴われるので、このことは、全ての参加ノードA~Nの利用者に有益であり、NFT用ブロックチェーン更新し、永続的にNFT用ブロックチェーンを運営するためのモチベーション(動機)となり、本発明の方法及び運用を維持するために、きわめて有効な手段となる。
また、本発明では、投票結果によって、取引を認証することが可能となるために、従来、ブロックチェーンにおいて、取引の認証のために行われているマイニング作業等で生じている電力の大量消費を要しないので、低消費電力で作業の証明(PoW)が実現する。
なお、本発明におけるNFT用ブロックチェーンプログラムは、通常、取引の都度、投票ないしマイニングが発生するので、全ての参加ノードA~Nが、その都度NFT用ブロックチェーンにおいてトランザクションの書き込みを行い、新たなNFT用ブロックの生成を又は更新を行う手段として機能させる。
それとは別に、NFT用ブロックチェーンプログラムは、定期的に取引ブロックが生成する機能も有する。そのような機能を動作させると、例えば、毎分ごとに一つのブロックが自動生成される。そのため、何も取引がない場合でも、ブロックは変更なし(Nop:何も取引動作はない)として生成され、NFT用ブロックチェーンは追加増大する。
エスクロウアカウントについて:
本発明においてエスクロウアカウントが、取引の当事者間の決済(取引高に相当する決済額の支払い)に利用される構成は、本発明における運用方法及び運用システムの特徴の一つであり、その方法、手段について、図3を参照して説明する。
本発明においてエスクロウアカウントが、取引の当事者間の決済(取引高に相当する決済額の支払い)に利用される構成は、本発明における運用方法及び運用システムの特徴の一つであり、その方法、手段について、図3を参照して説明する。
NFTの取引に際して、投票プログラムに基づくランダムな投票参加者(投票参加ノードA~G)の選出とは別に、NFT用ブロックチェーンプログラムに基づき、ランダムにエスクロウアカウント提供者(エスクロウアカウント提供者のノードNをエスクロウアカウントノードという)を選出する。
エスクロウアカウントノードとしては、全ての参加ノードA~Nからランダムに選出してもよいが、本実施例では、図3に示すように、ランダムに選出した取引監視ノードNをエスクロウアカウントノードの手段として機能させる。
一般的に、取引に際して、中立的な第三者が取引の当事者の間に入り、代金決済等の取引の安全を確保するサービス、預かり金、又は取引の当事者に渡される条件付き発行証書を「エスクロウ」と言うが、本発明では、エスクロウは預かり金に相当する。そして、エスクロウアカウント(Escrow account)は、本発明では、エスクロウ(預かり金)を一時的に保持(寄託)する第三者の口座を言う。
当該取引の当事者の決済(コンテンツの対価)については、ウォレットアプリケーションプログラムに基づき、図3に示すように、購入者のノードBから取引監視ノードNに送られ、投票で取引が正式に承認されるまでは、取引監視ノードN上のエスクロウアカウントに、エスクロウとして一時的に保持される。
即ち、取引に関してその対価は、購入者から販売者に対して、指定された仮想通貨で決済されるが、その仮想通貨は、取引監視ノードN上のウォレットに設定されたエスクロウアカウントに一時的に保持される。
そして、取引に対する投票によって、取引の当事者が認証され取引が承認されると、ウォレットアプリケーションプログラムに基づき、図3に示すように、エスクロウアカウントに一時的に保持している取引高の仮想通貨を、販売者のノードAのウォレットに転送する。
このようなエスクロウアカウントを設けることにより、払い込み先である取引の当事者以外の参加者への誤送金等、取引の決済における授受で生じやすいトラブルを防止でき、確実安全な送金を可能とする。
また、エスクロウアカウントとして参加したノードNのウォレットのアドレスも、当該NFT用ブロックチェーン上に記載されるため、フォレンジック性(訴訟等の係争の際に法的証拠を見つける情報解析の技術や手順)も担保できるので、払い戻し要求も法的に有効となる。
なお、仮想通貨の実際の送金は、取引が完了して確実にNFT用ブッロックチェーンにその取引がトランザクションとして書き込まれてから、しばらくの時間を要する場合もある。
その他:
本発明のNFTブッロックチェーンを利用して取引するNFTに係るコンテンツの所有権、使用権、資料権などの権利は、ブロックチェーン上のペイロードに記述されるが、さらに、NFT用ブロックチェーンプログラムに基づいて、全ての参加ノードA~Nがそれぞれ管理手段として機能する構成としてよい。
本発明のNFTブッロックチェーンを利用して取引するNFTに係るコンテンツの所有権、使用権、資料権などの権利は、ブロックチェーン上のペイロードに記述されるが、さらに、NFT用ブロックチェーンプログラムに基づいて、全ての参加ノードA~Nがそれぞれ管理手段として機能する構成としてよい。
しかし、安全にコンテンツを保管して管理するために、全ての参加ノードA~Nの中で、希望する参加者のノードが、NFTブッロックチェーンプログラムに基づいて、保管管理のための専用のコンテンツストレージサービスを行う手段として機能するような構成としてもよい。
取引に係るコンテンツについて、上記のような専用のコンテンツストレージサービスを行う参加ノードの中から、当該取引の当事者間で取り決めしたノードのストレージスペースを割り当ててもよい。
この場合は、NFT用ブロックチェーンプログラムは、取引の当事者ノードを、コンテンツストレージサービスを行う参加者のノードに、専用コンテンツストレージサービスに対する対価を支払う手段として機能させる。
なお、上記のようなコンテンツストレージサービスを行う参加ノードは、取引に係るコンテンツの専用のコンテンツストレージサービスに限らず、具体的な取引に係るコンテンツとはなっていないコンテンツのストレージサービス(専用ではないコンテンツストレージサービス)を行うノードとなることも可能である。
ところで、全ての参加ノードA~Nに実装されたウォレットアプリケーションプログラムは、前記したように、全ての参加ノードA~Nを、NFTの売買、使用等に係る取引に伴う対価としてのNFTトークンの授受、保存をする手段として機能させるプログラムである。
しかし、ウォレットアプリケーションプログラムは、全ての参加ノードA~Nを、NFTの取引に伴う対価としてのNFTトークンの授受、保存をする手段として機能させるだけでなく、全ての参加ノードA~Nを、参加ノード同士で、NFTトークンを一般の仮想通貨に変換し、又は等価交換する手段として機能させることも可能である。
ウォレットアプリケーションプログラムは、全ての参加ノードA~Nをこのような手段として機能させることにより、本発明によれば、全ての参加ノードA~N間で、自由にNFT専用及び一般の仮想通貨の交換を行える自律分散金融サービスの実現も可能である。
(作用)
以上説明した本発明に係るNFT用ブロックチェーンの運用方法及び運用システムの運用プロセスを、具体的にコンテンツに係るNFTの取引のプロセスを通して、以下説明する。ここでの販売者と購入者は、いずれも、自律分散型ネットに接続し、NFT用ブロックチェーンプログラム等を実装したノードの利用者である。
以上説明した本発明に係るNFT用ブロックチェーンの運用方法及び運用システムの運用プロセスを、具体的にコンテンツに係るNFTの取引のプロセスを通して、以下説明する。ここでの販売者と購入者は、いずれも、自律分散型ネットに接続し、NFT用ブロックチェーンプログラム等を実装したノードの利用者である。
NFTの取引においては、はじめに、販売者の有するコンテンツX(写真、ビデオ、オーディオ又は知的財産等のコンテンツ)を、購入者(単に、利用するだけの場合は利用者。ここでは購入者の場合について説明する。)は、コンテンツを格納しているノードのストレージにアクセスして閲覧し、その購入を決定する。
その決定されたNFTに係るコンテンツを、販売者と購入者は、互いに取り決めした価格、条件で取引する。
取引に際して、販売者及び購入者は、それぞれ取引の当事者ノードの認識番号(ウォレットID)、NFTの取引事項(取引の対象であるコンテンツを特定する項目、取引価格、条件等)を、ノードに入力する。すると、NFT用ブロックチェーンプログラムに基づき、当該NFTの取引に個別取引認識番号が付与される。
取引の決済は、ウォレットアプリケーションプログラムに基づき、図3に示すように、取引の対価として取引決済の仮想通貨を、購入者のノードBから取引監視ノードNのウォレットに払い込み、エスクロウアカウントの預かり金として一時保管する。
この取引の当事者が真の取引の当事者であることを認証し取引が承認されると、NFTの取引内容(個別取引認識番号、当事者ノードの認識番号(ウォレットID)、取引の対象であるコンテンツの種類や個別認識番号、項目、取引価格、条件等)が、最終的にNFT用ブロックチェーンにトランザクション(取引履歴)として書き込まれて残される。
このように取引を承認し、トランザクションとして書き込むためには、投票のプロセスを要する。投票のプロセスは、全ての取引毎に、当該取引の真の取引の当事者である販売者及び購入者以外のものが取引に関与しないという、他の参加者の承認を得るプロセスである。
投票のプロセスは、具体的には、次のように行われる。上記のように、取引ノードである販売者のノードAと購入者のノードBに、認識番号(ウォレットID)とNFTの取引事項等を入力し、NFT用ブロックチェーンプログラムに基づき、その取引に個別取引認識番号が付与されると、投票参加ノードと投票監視ノードがきめられる。
投票参加ノードについては、投票プログラムに基づき、ネットに接続された参加ノードC~Nの中から複数のノードC~Gをランダムに選出し、この複数のノードC~Gに当事者ノードA、Bも加えて投票参加ノードA~Gとする(図3参照)。
また、投票監視ノードについては、ネットに接続された参加ノードであって当事者ノードA、Bを除いた参加ノードの中から、投票監視ノードNを選出する(図3参照)。
そして、投票プログラム基づき、投票参加ノードA~Gに、取引の当事者(販売者、購入者)であるか否の問い合わせが通知される。その問い合わせの通知に対して、投票参加ノードA~Gは、当事者ノードA又ノードBである場合には、真(T:True)、取引の当事者ノードでない場合には、否(NT:Not True)を、取引監視ノードNに回答する。
この回答は、投票参加ノードA~Gに実装された投票プログラムによって、自動的に行われる。投票の結果が、前記したとおり信頼に足りる合格判定であれば、その投票の結果で真とされた当時者が真の取引の当事者として認証され、取引が承認される。
このように本発明によれば、NFT用ブロックチェーンにおいて、NFTの取引の当事者間の取引の明確化のために、投票プログラムは、投票参加ノードA~Gに、その取引の当事者か否かを回答させ、その回答結果を用いて、取引監視ノードNが、取引の当事者を認証し、取引を承認し成立させる手段として機能させる、投票機能を発揮することを特徴とする。
取引が成立すると、NFT用ブロックチェーンに、そのNFTの取引履歴である(個別取引認識番号、当事者ノードの認識番号(ウォレットID)、取引の対象であるコンテンツを特定する種類、個別認識番号、品番、取引価格、取引条件等)がトランザクションとして書き込まれる。
投票プログラムに基づき、上記のとおり、投票参加ノードA~Gからの取引の真偽に係る回答によって、取引監視ノードNが取引の当事者を認証し、取引の確実性を得る手助けをすることになる。その手助けとしての仕事に対する報酬が、NFT用ブロックチェーンから投票参加ノードA~Gに自動的に提供される(図4参照)。
具体的には、NFT用ブロックチェーンプログラムのマイニングプログラムに基づき、取引の当事者を認証し、取引が承認された後に、図4に示すように、参加の報酬としてNFTトークンが、投票参加ノードA~Gのウォレットに自動的に支払われる。
ところで、取引に関してその対価は、購入者から販売者に対して、指定されたNFT用仮想通貨で決済されるが、その仮想通貨は、前記のとおり、取引監視ノードNのエスクロウアカウントに、エスクロウ(預かり金)として一時的に保持される(図3参照)。
取引の当事者が、上記投票のプロセスによりに、真の取引の当事者と認証され、取引が承認されて成立し、上記取引監視ノードNのエスクロウアカウントに預かり金として一時的に保持されている決済額に相当する仮想通貨が、取引監視ノードNのウォレットから支払先である取引の当事者(販売者)のノードAのウォレットに転送され、NFTブッロックチェーンに取引履歴が書き込まれ、取引が完了する(図3参照)。
本発明では、NFTに係るコンテンツのデータを格納するストレージとして、全ての参加者のノードA~Nからランダムに選出したノード、又はコンテンツストレージサービスを希望する参加者のノードのストレージ空間(記憶装置15)を指定することができる。
この指定は、格納ノードの認識番号と、格納先のストレージのIPアドレスが付与されて指定される。このようにして、コンテンツ係るデータは、ストレージのIPアドレス等と関連付けされて格納され、コンテンツのメタデータとしてその後も使用に供される。
取引に係るNFTのデータについて、そのストレージのIPアドレスが変更される場合には、取引の当事者間でその格納先を変更するトランザクション(取引履歴)として、NFT用ブロックチェーン上に書き込まれる。
コンテンツに係るNFTを格納するストレージを提供するノードの利用者は、NFT用ブロックチェーンプログラムで予め決められた範疇で、ストレージの使用権、運用権に係る経費について、ストレージの利用者であるNFTの所有者等に請求できる。その経費は、NFT用ブロックチェーンで使用される仮想通貨で決済される。
このように、NFT用ブロックチェーンへの参加者は、そのノードのストレージを提供すれば、経費としての利益を得ることができる機会があるので、本発明によれば、複数のコンテンツストレージサービスのプロバイダの出現が期待されることとなる。
本発明によると、NFT用ブロックチェーンを利用すれば、NFTに相当する様々なコンテンツ(後記する産業上の利用可能性の項に記載参照)を取引し、その取引をトランザクションとして記述できるので、全ての参加者(参加ノードA~Nの利用者)は、自律分散型ネットワーク1の上で、NFT取引に係る様々なサービスを展開するビジネスを設立する機会がある。
そのようにビジネスを行う参加ノードは、APIとして、NFT用ブロックチェーンに、ストレージのIPアドレス、アクセス権の種類、コンテンツのタイプなどを記載することができる。なお、API(Apprication Program Interfaceの略)は、プログラム、ウェブサービス等をつなぐインターフェースの意味である。
さらに、本発明における参加者が人という単位も含まれることを考慮すると、AI(人工知能)、ARP(Adress Resolution Protocol:プロトコルの一種)、ロボット等において利用するノードが、参加ノードとなる可能性も見込まれている。このような場合でも、本発明におけるNFT用ブロックチェーンは、十分にその機能を実行することが可能である。
以上のとおり、本発明は、従来のブロックチェーンを利用してNFTの取引を行う場合の上記課題を解決するために、自律分散型ネットワークにおいて、独自のNFT用ブロックチェーンを実現するものである。
そして、本発明は、参加ノードは、NFT用ブロックチェーンプログラム(投票プログラム、ウォレットアプリケーションプログラムも付随する)を実装し、投票機能と、その報酬の分配の仕方、コンテンツを格納するストレージのフォーマットを含めたインフラを担う運用を行うものである。
要するに、本発明に係るNFT用ブロックチェーンの運用方法及び運用システムは、唯一の価値を有するコンテンツの取引について、投票により確実かつ安全にでき、エスクロウアカウントにより安全な取引の決済の確立し、マイニング報酬付与によりNFT用ブロックチェーンを継続させるための動機付けとなる等、新規な方法を有効かつ相乗的に組み合わせた技術である。
以上、本発明に係るNFT用ブロックチェーンの運用方法及び運用システムを実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明に係るNFT用ブロックチェーンおよびその運用システムは、以上のとおりであるが、例えば、次のようないろいろなコンテンツの取引に適用可能である。
(1)著作権(音楽、芸術、出版物、書物、画像、写真、時事ニュース記事、個人の製作物、歌、踊り、ダンス、芸能等に係る著作権)
(2)工業所有権(特許権、実用新案権、商標権、意匠権)等の知的所有権
(3)個人情報
(4)デジタルコンテンツ(ゲーム)
(5)デジタルコンテンツ(アート)
(6)デジタルコンテンツ(e-スポーツ)
(7)インターネット上のテンポラリーファイルデータ
(8)ヘルスケア、診断情報
(9)政府の各種情報。
(10)軍事機密
(11)企業機密
(12)土地取引、不動産の所有権
(13)その他、デジタル化された書類
(1)著作権(音楽、芸術、出版物、書物、画像、写真、時事ニュース記事、個人の製作物、歌、踊り、ダンス、芸能等に係る著作権)
(2)工業所有権(特許権、実用新案権、商標権、意匠権)等の知的所有権
(3)個人情報
(4)デジタルコンテンツ(ゲーム)
(5)デジタルコンテンツ(アート)
(6)デジタルコンテンツ(e-スポーツ)
(7)インターネット上のテンポラリーファイルデータ
(8)ヘルスケア、診断情報
(9)政府の各種情報。
(10)軍事機密
(11)企業機密
(12)土地取引、不動産の所有権
(13)その他、デジタル化された書類
1 自律分散型ネットワーク
10 データバス
11 入力部
12 出力部
13 CPU
14 メインメモリ
15 記憶装置
10 データバス
11 入力部
12 出力部
13 CPU
14 メインメモリ
15 記憶装置
Claims (10)
- 自律分散型ネットワークに接続された参加ノードの利用者である参加者の間で、NFTに係る取引をすると、該取引がトランザクションとして書き込まれるブロックチェーンであるNFT用ブロックチェーンの運用方法であって、
NFTに係る取引の都度、参加ノードの中からランダムに選出したノードと取引の当事者の当事者ノードを、投票参加ノードとするとともに、投票参加ノード以外の参加ノードから取引監視ノードを選出し、
取引監視ノードは、投票参加ノードから取引の当事者であるか否かの回答を受け、該回答の結果によって、回答した前記取引の当事者を真の取引の当事者であると認証して取引を承認し、
取引の承認がされると、該取引についてNFT用ブロックチェーンにトランザクションとして書き込みを行うことを特徴とするNFT用ブロックチェーンの運用方法。 - 自律分散型ネットワークに接続された参加ノードの利用者である参加者の間で、NFTに係る取引をすると、該取引がトランザクションとして書き込まれるブロックチェーンであるNFT用ブロックチェーンの運用方法であって、
NFTに係る取引の都度、参加ノードの中からランダムに選出したノードと取引の当事者の当事者ノードを、投票参加ノードとするとともに、投票参加ノード以外の参加ノードから取引監視ノードを選出し、
取引監視ノードは、投票参加ノードから取引の当事者であるか否かの回答を受け、該回答の結果、下記の数4に示す数式において、Dの値が、正の数値になったことを条件として、前記回答をした取引の当事者を、当該取引の真の当事者であると認証して取引を承認し、
取引の承認がされると、該取引についてNFT用ブロックチェーンにトランザクションとして書き込みを行うことを特徴とするNFT用ブロックチェーンの運用方法。
- NFT取引に対価として取引の一方の当事者から取引の他方の当事者に支払う取引決済を、自律分散型ネットワークに接続された参加ノードの中からランダムに選出したノードのウォレットにおけるエスクロウアカウントに一時保管し、
真の取引の当事者を認証し、取引が承認されると、取引決済に相当する仮想通貨を取引の他方の当事者の当事者ノードのウォレットへ送ることを特徴とする請求項1又は2に記載のNFT用ブロックチェーンの運用方法。 - 投票参加ノードのウォレットに、投票参加の報酬として、仮想通貨を自動的に支払うことを特徴とする請求項1又は2に記載のNFT用ブロックチェーンの運用方法。
- NFTに係るコンテンツの権利に係るデータを、自律分散型ネットワークに接続された参加ノードの中からランダムに選出した参加ノード又は格納を希望する参加ノードの記憶装置に、該ノードの認識番号と格納先のIPアドレスを付して格納し、
NFT用ブロックチェーンには、データを格納した参加ノードの認識番号及び格納先のIPアドレスを書き込み、当該格納先の物理的な場所を示すことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のNFT用ブロックチェーンの運用方法。 - 自律分散型ネットワークに接続された参加ノードを、自律分散型ネットワークに接続された他の参加ノードの間で、NFT用ブロックチェーンを利用し、仮想通貨を交換する手段として機能させることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のNFT用ブロックチェーンの運用方法。
- 自律分散型ネットワークに接続された参加ノードの利用者である参加者の間で、NFTに係る取引をすると、該取引がトランザクションとして書き込まれるブロックチェーンであるNFT用ブロックチェーンの運用を行うシステムであって、
参加ノードは、それぞれNFT用ブロックチェーンを運用するプログラムが実装されており、該NFT用ブロックチェーンを運用するプログラムに基づいて、NFT用ブロックチェーンを利用してNFTの取引をする手段として機能し、
取引の都度、参加ノードから、投票参加ノードと、取引監視ノードと、が決められ、
投票参加ノードは、前記プログラムに基づき、当該取引の当事者ノードと、当事者ノード以外の参加ノードの中からランダムに選出されたノードと、から構成されており、取引の都度、当該取引の当事者に該当するか否かを取引監視ノードに回答する手段となり、
取引監視ノードは、前記プログラムに基づき、取引の都度、投票参加ノード以外の参加ノードからランダムに選出されたノードであり、前記回答の結果に基づき、NFT用ブロックチェーンプログラムによって、取引の真の当事者であると認証して取引を承認する手段となり、
取引が承認されると、該取引についてNFT用ブロックチェーンにおいてトランザクションとして書き込みが行われる構成であることを特徴とするNFT用ブロックチェーンの運用システム。 - 自律分散型ネットワークに接続された参加ノードの利用者である参加者の間で、NFTに係る取引をすると、該取引がトランザクションとして書き込まれるブロックチェーンであるNFT用ブロックチェーンの運用を行うシステムであって、
参加ノードは、それぞれNFT用ブロックチェーンを運用するプログラムが実装されており、該NFT用ブロックチェーンを運用するプログラムに基づいて、NFT用ブロックチェーンを利用してNFTの取引をする手段として機能し、
取引の都度、参加ノードから、投票参加ノードと、取引監視ノードと、が決められ、
投票参加ノードは、前記プログラムに基づき、当該取引の当事者ノードと、当事者ノード以外の参加ノードの中からランダムに選出されたノードと、から構成されており、取引の都度、当該取引の当事者に該当するか否かを取引監視ノードに回答する手段となり、
取引監視ノードは、前記プログラムに基づき、取引の都度、投票参加ノード以外の参加ノードからランダムに選出されたノードであり、前記回答の結果に基づき、NFT用ブロックチェーンプログラムによって、下記の数5に示す数式において、Dの値が、正の数値になったことを条件として、前記回答をした取引の当事者を、当該取引の真当事者であると認証して取引を承認し、
取引が承認されると、該取引についてNFT用ブロックチェーンにおいてトランザクションとして書き込みが行われる構成であることを特徴とするNFT用ブロックチェーンの運用システム。
- NFT用ブロックチェーンは、取引されるNFTに係るコンテンツの法的な権利である所有権、使用権、運用権及び該法的な権利の配分が書き込まれることが可能構成であり、
参加ノードは、それぞれアクセスの許可、制限を行うことができるコンテンツストレージを備えた構成であることを特徴とする請求項7又は8に記載のNFT用ブロックチェーンの運用システム - 投票参加ノードは、当事者の真偽判定のための投票に対する報酬が得られる手段として機能するマイニング機能を有することを特徴とする請求項7又は8に記載のNFT用ブロックチェーンの運用システム。
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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