JP2023050766A - Coil insertion device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コイル挿入装置に関する。 The present invention relates to a coil insertion device.
ステータコアのスロット内のコイルに対して絶縁紙及びウエッジを用いて絶縁したステータの製造において、スロットにコイル及びウエッジが挿入されるコイル挿入装置が用いられる。このようなコイル挿入装置として、例えば、特開2011-200107号公報(特許文献1)には、ウエッジガイドを用いてウエッジを案内することが開示されている。 In the manufacture of a stator insulated with insulating paper and wedges for the coils in the slots of the stator core, a coil insertion device is used in which the coils and wedges are inserted into the slots. As such a coil insertion device, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2011-200107 (Patent Document 1) discloses that a wedge is guided using a wedge guide.
しかしながら、上記特許文献1のコイル挿入装置では、ステータコアの端面から突出するカフス部がウエッジガイドに干渉してカフス部を正しく配置できない場合があるなど、カフス部の配置の精度を向上する、という課題がある。
However, in the coil insertion device of
本発明は、カフス部の配置の精度を向上するコイル挿入装置を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a coil insertion device that improves the accuracy of placement of cuffs.
本発明の第1の観点からのコイル挿入装置は、ステータコアの軸方向に貫通する複数のスロットに、コイルを軸方向一側から他側に向けて相対移動させることにより挿入するコイル挿入装置であって、スロットに挿入されるコイルとステータコアとの間には、絶縁紙が配置され、絶縁紙は、ステータコアの軸方向一側端面から一側に向けて突出するカフス部を有し、スロット内に配置され、ステータコアに対して軸方向に相対移動し、カフス部と周方向に接する、カフス部配置機構を備える。 A coil inserting device according to a first aspect of the present invention is a coil inserting device that inserts a coil into a plurality of slots extending axially through a stator core by relatively moving the coil from one side to the other side in the axial direction. An insulating paper is placed between the coil inserted into the slot and the stator core, and the insulating paper has a cuff portion protruding toward one side from one axial end surface of the stator core. A cuff locating mechanism is provided for axial relative movement with respect to the stator core and circumferentially contacting the cuff.
本発明は、カフス部の配置の精度を向上するコイル挿入装置を提供することができる。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can provide a coil insertion device that improves the accuracy of placement of cuffs.
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。 An embodiment of the present invention will be described below based on the drawings. In the drawings below, the same or corresponding parts are denoted by the same reference numerals, and the description thereof will not be repeated.
また、以下の説明において、ステータ1の中心軸が延びる方向、すなわちスロット21の貫通方向を「軸方向」とする。軸方向に沿った一側を下(後)側、他側を上(前)側とする。上下(前後)方向は、位置関係を特定するために用いるためであって、実際の方向を限定するものではない。すなわち、下方向は重力方向を必ずしも意味するものではない。軸方向は、特に限定されず、鉛直方向、水平方向、これらの方向に交差する方向などを含む。
Also, in the following description, the direction in which the central axis of the
また、ステータ1の中心軸に直交する方向を「径方向」とする。さらに、ステータ1の中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」とする。
A direction perpendicular to the central axis of the
また以下の説明で用いる図面は、特徴部分を強調する目的で、便宜上特徴となる部分を拡大して示す場合がある。よって、各構成要素の寸法及び比率は実際のものと必ずしも同じではない。また、同様の目的で、特徴とならない部分を省略して図示する場合がある。 In addition, in the drawings used in the following description, for the purpose of emphasizing the characteristic portions, the characteristic portions may be shown enlarged for the sake of convenience. Therefore, the dimensions and proportions of each component are not necessarily the same as the actual ones. Also, for the same purpose, there are cases where parts that are not characteristic are omitted from the drawing.
(ステータ)
図1に示すように、ステータ1は、モータの構成部品であって、図示しないロータと相互作用して回転トルクを発生させる。本実施形態のステータ1は、いくつかのスロット21を跨いでコイル10を巻きつける分布巻きとされる。ステータ1は、コイル10と、ステータコア20と、ウエッジ30と、絶縁紙40と、を備える。
(stator)
As shown in FIG. 1, a
<ステータコア>
ステータコア20は、中空の円柱形状に形成される。ステータコア20は、薄い珪素鋼鈑を重ねて形成される。ステータコア20には、複数のティース23が放射状に形成される。ティース23同士の間には、スロット21が形成される。ティース23は、スロット21を介して径方向に延びる。スロット21には、径方向開口部であるスロットオープン22が形成される。本実施形態のステータコア20は、一体型のステータコアである。
<Stator core>
<コイル>
コイル10は、コイル線が環状に巻きけられてなる。本実施形態のコイル線は、丸線であるが、特に限定されず、平角線などでもよい。
<Coil>
The
コイル10は、二つのコイル辺部と、コイル渡り部と、を有する。二つのコイル辺部は、スロット21内に収容される。具体的には、一方のコイル辺部が収納されるスロット21と、他方のコイル辺部が収納されるスロット21とは、異なる。一方のコイル辺部が収納されるスロット21と、他方のコイル辺部が収納されるスロット21とは、図1に示すように別のスロットを介して周方向に配置されてもよく、隣り合っていてもよい(図示せず)。
The
<ウエッジ>
ウエッジ30は、スロット21に挿入されたコイル10と、ステータコア20との間に配置される。図1では、ウエッジ30は、コイル10と、スロットオープン22との間に配置される。ウエッジ30は、スロットオープン22を塞ぐ。ウエッジ30は、ステータコア20とコイル10とを絶縁する。ウエッジ30の軸方向長さは、スロット21の軸方向長さよりも大きい。
<Wedge>
Wedge 30 is arranged between
本実施形態のウエッジ30は、軸方向視においてU字形状である。具体的には、図1に示すように、周方向に延びる周方向部と、周方向部の両端部から径方向外側に向けて延びる2つの径方向部と、を含む。周方向部は、径方向内側に位置する。周方向部及び径方向部は、1つの部材で構成されてもよく、互いに異なる部材が接続されてもよい。
The
<絶縁紙>
図1に示すように、絶縁紙40は、スロット21に挿入されたコイル10を被覆する。絶縁紙40は、スロット21に挿入されるコイル10とステータコア20との間に配置される。詳細には、絶縁紙40は、スロット21において径方向内側を除く空間を区画するティースに沿って配置される。本実施形態の絶縁紙40は、U字形状である。具体的には、周方向に延びる周方向部と、周方向部の両端部から径方向内側に向けて延びる2つの径方向部と、を含む。周方向部は、径方向外側に位置する。図1では、絶縁紙40の開口とウエッジ30の開口とは、互いに反対の方向である。
<Insulating paper>
As shown in FIG. 1, insulating
図2に示すように、絶縁紙40は、ステータコア20の軸方向一側端面から一側に向けて突出するカフス部41を有する。また、絶縁紙40は、ステータコア20の軸方向他側端面から他側に向けて突出する第2カフス部(図示せず)をさらに有する。カフス部41は、ステータコア20の軸方向端面から突出して、スロット21の周方向外側に折り返される。詳細には、カフス部41は、ステータコア20の軸方向一側端面から一側に向けて延びるとともに、折り返されて他側に向けて延びる。また、第2カフス部は、ステータコア20の軸方向他側端面から他側に向けて延びるとともに、折り返されて一側に向けて延びる。
As shown in FIG. 2 , the insulating
(コイル挿入装置)
図1~図9を参照して、コイル挿入装置100について説明する。図1及び図2に示すように、コイル挿入装置100は、ステータコア20の軸方向に貫通する複数のスロット21に、コイル10を、軸方向一側から他側(図3~図5では、右側から左側)に向けて相対移動させることにより挿入する。詳細には、コイル挿入装置100は、ステータコア20の2つのスロット21を跨ぐようにそれぞれのスロットオープン22からコイル線が環状に巻き付けられたコイル10を挿入する。
(Coil insertion device)
A
また、本実施形態のコイル挿入装置100は、ステータコア20の軸方向に貫通するスロット21に、スロット21に挿入されたコイル10とステータコア20との間に配置されるウエッジ30を、軸方向一側から他側に向けて挿入する。ここでは、コイル挿入装置100は、ステータコア20の複数のスロット21のそれぞれにウエッジ30を挿入する。
Further, the
コイル挿入装置100は、図3~図5に示すように、複数のブレード110と、コイル移動機構としてのストリッパ120と、カフス部配置機構130と、アライメントツール140と、図6に示すウエッジ挿入機構150と、を備える。
As shown in FIGS. 3 to 5, the
<ブレード>
図3に示すように、複数のブレード110は、コイル10を保持する。ブレード110は、ステータコア20の径方向内側かつストリッパ120の径方向外側において、ステータコア20の周方向に並んで配置され、軸方向に延びる。ストリッパ120及び複数のブレード110により、コイル10をスロット21に容易に挿入できる。
<Blade>
A plurality of
ブレード110は、複数のティース23を介して配置される。ブレード110は、後述するストリッパ120に引っ掛けられたコイル10を軸方向及び径方向に沿ってスロット21まで導く。ブレード110は、スロットオープン22に配置される形状を有する。ブレード110は、軸方向に延びる棒状の部材である。ブレード110は、軸方向に移動する可動ブレードである。
本実施形態のブレード110の径方向外側端縁は、ステータコア20の径方向内側端縁よりも径方向内側に位置するが、ステータコア20の径方向内側端縁よりも径方向外側に位置してもよい。
The radially outer edge of the
ブレード110は、ブレード用駆動部(図示せず)により、軸方向に移動する。詳細には、ブレード110は、軸方向他側に移動すること、及び軸方向一側に移動することが可能である。ブレード用駆動部は、ブレード110に取り付けられて、軸方向に押す部材と、この部材を軸方向に移動させる駆動源と、を含む。
The
本実施形態のコイル挿入装置100は、図7に示すように、ブレード110を保持するブレードホルダ111をさらに備える。
The
<ストリッパ>
ストリッパ120は、コイル10を移動させるコイル移動機構である。ストリッパ120は、ステータコア20の径方向内側に配置され、ステータコア20に対して軸方向に相対移動する。ストリッパ120は、コイル10を軸方向一側から他側に向けて相対移動させる。ストリッパ120により、コイル10をスロット21に容易に挿入できる。
<Stripper>
The
ストリッパ120は、コイル10に接触する。ストリッパ120により、コイル10がステータコア20の径方向内側を軸方向に移動しつつ、コイル10の一部がスロットオープン22からスロット21内部に挿入される。具体的には、ストリッパ120は、コイル10の径方向の内側を引っ掛けて、ブレード110に沿ってコイル10を引き上げる。
A
ストリッパ120は、ストリッパ用駆動部(図示せず)により、軸方向に移動する。詳細には、ストリッパ120は、軸方向他側に移動すること、及び軸方向一側に移動することが可能である。ストリッパ用駆動部は、ストリッパ120に取り付けられて、軸方向に押す部材と、この部材を軸方向に移動させる駆動源と、を含む。
The
ストリッパ120は、スロットオープン22に配置される形状を有する。具体的には、図3に示すように、ストリッパ120は、シャフト121と、大径部122と、を含む。シャフト121は、軸方向に延びる。大径部122は、シャフト121の軸方向他端部に設けられる。大径部122には、環状のコイル10の径方向の内側が引っ掛けられる。大径部122は、シャフト121の径よりも大きな径を有する。シャフト121と大径部122との中心軸は、同じである。大径部122の径は、ブレード110間の距離である。
<アライメントツール>
図3及び図4に示すように、アライメントツール140は、ステータコア20の径方向内側に配置され、ステータコア20に対して軸方向に相対移動する。また、アライメントツール140は、ストリッパ120の軸方向他側に配置される。
<Alignment Tool>
As shown in FIGS. 3 and 4 , the
アライメントツール140は、複数のブレード110の軸方向の他側を保持する。アライメントツール140は、ブレード110とともに軸方向他側に移動する。これにより、ブレード110の移動が安定し、ブレード110の摩耗が低減される。
The
<カフス部配置機構>
図3~図6に示すように、カフス部配置機構130は、スロット21内に配置され、ステータコア20に対して軸方向に相対移動し、カフス部41と周方向に接する。カフス部41と周方向に接するカフス部配置機構130によって、カフス部41を周方向の所定位置に配置することができる。したがって、カフス部41の配置の精度を向上することができる。
<Cuff placement mechanism>
As shown in FIGS. 3 to 6, the
図7に示すように、カフス部配置機構130は、アライメントツール140に取り付けられる。これにより、カフス部配置機構130を容易に設置できる。またステータコア20の軸方向他側からカフス部配置機構130を容易に取り外すことができる。なお、カフス部配置機構130は、例えばネジなどの締結部材によって、アライメントツール140に取り付けられる。
As shown in FIG. 7,
図8に示すように、カフス部配置機構130は、本体部131と、付勢部132と、保持部133と、を含む。本体部131と付勢部132と保持部133とは、別部材であってもよいが、本実施形態では1つの部材で構成される。
As shown in FIG. 8 , the
本体部131は、軸方向視において、筒形状である。本体部131の中央部には、開口131aが設けられる。開口131aには、アライメントツール140の軸部材が取り付けられる。
The
付勢部132は、本体部131の径方向外側に配置される。また付勢部132は、周方向に間隔を隔てて複数配置される。
The biasing
付勢部132は、周方向の付勢力が生じる。付勢部132は、スロット21においてカフス部41の周方向間隔を広げる向きに付勢する。付勢部132により、カフス部41を、スロット21幅よりも広げるように移動することができる。したがって、カフス部41の配置の精度をより向上することができる。
The biasing
付勢部132は、カフス部41をスロット21の周方向幅よりも広げることが可能な材料で構成される。付勢部132は、例えば、弾性部材で構成される。
The biasing
図6に示すように、付勢部132の少なくとも一部は、ウエッジガイド151と径方向において重なる。これにより、付勢部132がカフス部41と確実に周方向に接することができる。
As shown in FIG. 6, at least a portion of the biasing
本実施形態では、付勢部132の一部は、ウエッジガイド151と径方向において重なり、付勢部132の残部は、ウエッジガイド151よりも径方向外側に位置する。
In this embodiment, a portion of the biasing
図9に示すように、付勢部132の軸方向他側端部は、周方向位置を固定される。付勢部132の軸方向一側端部は、周方向に移動可能な板ばねである。付勢部132の板ばねよって、カフス部41に周方向の付勢力を与えることができる。
As shown in FIG. 9, the other axial end of the biasing
付勢部132は、1つのスロット21内を軸方向に通過できる形状を有する。ここでは、付勢部132は、1つのスロット21内において、周方向一方側に配置される第1付勢部132aと、周方向他方側に配置される第2付勢部132bと、を有する。第1付勢部132aがカフス部41を周方向一方側に移動させ、第2付勢部132bがカフス部41を周方向他方側に移動させることができる。
The biasing
具体的には、付勢部132は、軸方向他側端から、軸方向一側端に向けて板ばねが二股に分かれる構造を有する。二股に分かれた一方が第1付勢部132aで、他方が第2付勢部132bである。第1付勢部132a及び第2付勢部132bは、付勢部132の上記軸方向一側端部を構成する。第1付勢部132a及び第2付勢部132bの軸方向他側の部分は、付勢部132の上記軸方向他側端部を構成する。付勢部132の上記軸方向他側端部は、第1付勢部132a及び第2付勢部132bの結合部である。
Specifically, the biasing
第1付勢部132a及び第2付勢部132bは、軸方向に延びる。これにより、第1付勢部132a及び第2付勢部132bと、カフス部41との接触面積を増やすことができる。このため、周方向両側にカフス部41を容易に移動させることができる。
The
第1付勢部132a及び第2付勢部132bの軸方向他側端部は、1つのスロット21内において周方向に離れるように傾斜し、第1付勢部132a及び第2付勢部132bの軸方向一側端部は、傾斜せずに、軸方向に平行に延びる。このため、第1付勢部132a及び第2付勢部132bのカフス部41への接触が緩衝される。
The other axial end portions of the
保持部133は、付勢部132の径方向内側に配置され、付勢部132を保持する。図8に示すように、保持部133の周方向幅は、付勢部132の周方向幅よりも小さい。これにより、カフス部配置機構130とステータコア20との間に生じる摩擦を低減できる。本実施形態の保持部133は、第1付勢部132a及び第2付勢部132bの軸方向他側に配置される。
The holding
図8に示すように、保持部133は、本体部131から径方向外側に延びる。保持部133は、径方向において、本体部131と付勢部132との間に位置する。保持部133は、弾性材料で構成されてもよく、非弾性材料で構成されてもよい。
As shown in FIG. 8 , the holding
<ウエッジ挿入機構>
図6に示すように、ウエッジ挿入機構150は、スロット21に挿入されるコイル10とステータコア20との間に配置されるウエッジ30を軸方向一側から他側に向けて挿入する。ウエッジ挿入機構150は、軸方向一側に配置され、ウエッジ30を案内するウエッジガイド151を含む。カフス部配置機構130により、ウエッジ30を案内するためにウエッジガイド151を用いても、カフス部41がウエッジガイド151と干渉することを抑制できる。このため、カフス部41の配置の高い精度を維持できるので、スロット21内において、ウエッジ30を絶縁紙40よりも周方向外側に配置することができる。
<Wedge insertion mechanism>
As shown in FIG. 6, the wedge insertion mechanism 150 inserts the
なお、ウエッジ挿入機構150は、ウエッジ30を軸方向一側から他側に押すウエッジプッシャなどをさらに含む。
Note that the wedge insertion mechanism 150 further includes a wedge pusher or the like that pushes the
(コイル挿入方法)
続いて、図1~図10を参照して、本実施形態のコイル挿入方法を説明する。本実施形態のコイル挿入方法は、上述したコイル挿入装置100を用いたコイル10の挿入方法である。
(Coil insertion method)
Next, a method of inserting a coil according to this embodiment will be described with reference to FIGS. 1 to 10. FIG. The coil insertion method of this embodiment is a method of inserting the
まず、図10に示すように、スロット21に挿入されるコイル10とステータコア20との間に、絶縁紙40を配置する(ステップS1)。このステップS1では、図2に示すように、ステータコア20の軸方向一側端面から一側に向けて突出するカフス部41を形成する。
First, as shown in FIG. 10, insulating
次に、コイル挿入装置100をステータコア20に設置する(ステップS2)。このステップS2では、図3に示すように、ステータコア20の軸方向一側にコイル10及びコイル挿入装置100を配置する。詳細には、複数のブレード110間に保持されるようにコイル10を配置する。また、複数のブレード110の径方向の中央であって軸方向一側に、ストリッパ120を配置する。
Next, the
また、ウエッジガイド151を軸方向一側であって、隣り合うスロット21間に配置する。そして、ウエッジ挿入機構150のウエッジプッシャに支持されるようにウエッジ30を配置する。
Also, the
次に、カフス部配置機構130を軸方向一側から軸方向他側に向けて移動し、カフス部配置機構130をカフス部41と周方向に接触させる(ステップS3)。このステップS3では、カフス部配置機構130によって、カフス部41を周方向の所定位置に配置する。
Next, the
具体的には、カフス部配置機構130を軸方向一側から軸方向他側に向けて移動して、カフス部配置機構130の付勢部132がステータコア20の一側端面近傍に位置すると、付勢部132によって、カフス部41に周方向外側に付勢力が働く。詳細には、第1付勢部132aがカフス部41を周方向一方側に移動させるとともに、第2付勢部132bがカフス部41を周方向他方側に移動させる。これにより、カフス部41は、周方向に広がるような位置に保持される。すなわち、カフス部41をスロット21の幅よりも周方向外側に配置することができる。ここでは、カフス部配置機構130によって、ステータコア20の一側端面において、カフス部41をティース23上に押す。
Specifically, when the
次に、図4に示すように、ストリッパ120を軸方向一側から他側に向けて移動して、コイル10をスロット21に挿入する(ステップS4)。詳細には、ブレード110、ストリッパ120、カフス部配置機構130、アライメントツール140及びウエッジプッシャを、軸方向一側から軸方向他側に向けて移動する。このステップS4では、カフス部配置機構130により、カフス部41が周方向の所定位置に配置された状態で、コイル10をスロット21に挿入する。
Next, as shown in FIG. 4, the
具体的には、このステップS4では、ストリッパ120は、ブレード110とともに軸方向他側に移動する。この移動においては、ステータコア20の径方向内側に、ブレード110が位置する。本実施形態では、ブレード用駆動部によりブレード110を前進(上昇)させるとともに、ストリッパ用駆動部によりストリッパ120を前進させる。コイル10の内側はストリッパ120に引っ掛けられた状態で移動するので、コイル10は軸方向他側に移動する。
Specifically, in this step S4, the
このステップS4では、カフス部配置機構130も、軸方向一側から他側に向けて移動する。これにより、スロット21内の絶縁紙40を周方向外側に付勢することができる。ただし、ステップS4において、カフス部配置機構130は、コイル10には接しない。
In this step S4, the
このステップS4では、ウエッジプッシャも、軸方向一側から他側に向けて移動する。これにより、ウエッジガイド151に案内されたウエッジ30は、スロット21内に、軸方向他側に移動する。
In this step S4, the wedge pusher also moves from one side in the axial direction to the other side. As a result, the
このようにブレード110及びストリッパ120を移動することによって、図5に示すように、ステータコア20のスロット21にコイル10を挿入することができる。なお、ステップS3において、コイル10の挿入抵抗等に応じて、ブレード110及びストリッパ120の少なくとも一方を軸方向他側から一側に移動する工程を実施してもよい。
By moving the
また、ウエッジプッシャを移動することによって、スロット21にウエッジ30を挿入することができる。
Also, the
次に、コイル挿入装置100をステータコア20から取り外す(ステップS5)。具体的には、ブレード110、カフス部配置機構130及びアライメントツール140をステータコア20から取り外す。また、ストリッパ120及びウエッジプッシャを下方に向かって移動する。
Next, the
以上の工程(ステップS1~S5)を実施することにより、ステータコア20の軸方向に貫通する複数のスロット21に、コイル10を挿入することができる。その結果、図1に示すステータ1を製造できる。
By performing the above steps (steps S1 to S5), the
(作用効果)
図11に示す比較例のコイル挿入装置と比較して、本実施形態のコイル挿入装置100の作用効果について説明する。比較例のコイル挿入装置は、本実施形態のカフス部配置機構130を備えていない。
(Effect)
The effects of the
カフス部41が周方向に広がっていないと、ウエッジガイド151でウエッジ30を案内する際に、図11の上側のカフス部41のように、カフス部41がスロット21よりも周方向内側に入り込む場合がある。この場合、カフス部41がウエッジガイド151の窪み151aに入らないので、ウエッジ30とカフス部41とが衝突してしまう。また、図12に示すように、ウエッジ30が絶縁紙40とスロット21との間に挿入されてしまう。このように、カフス部41がウエッジガイド151に干渉することによって、ウエッジ30が座屈することがある。
If the
一方、本実施形態のコイル挿入装置100は、カフス部配置機構130を備える。このため、コイル10を挿入する前、及び、ウエッジガイド151でウエッジ30を案内する際に、カフス部41が周方向に広がっていなくても、カフス部配置機構130によって、カフス部41を正しい位置(ここでは、スロット21よりも周方向外側)に配置することができる。この状態でウエッジ30を軸方向他側に移動すると、カフス部41がウエッジガイド151の窪み151aに入りやすくなる。このように、カフス部配置機構130がカフス部41に周方向に接触することにより、カフス部41がウエッジガイド151に干渉することを抑制できる。このため、図2のように、ウエッジ30が絶縁紙40の周方向内側に挿入されやすくなるので、ウエッジ30の座屈を抑制できる。
On the other hand, the
また、本実施形態のコイル挿入装置100では、スロット21内の絶縁紙40の損傷を抑制できるので、絶縁性を保持できるため、耐圧の低下を抑制できる。
In addition, in the
(変形例1)
上述した実施形態では、カフス部配置機構130は、ステータコア20の軸方向一側端面から一側に向けて突出するカフス部41と周方向に接する。カフス部配置機構130は、ステータコア20の軸方向他側端面から他側に向けて突出するカフス部と、周方向に接してもよく、接しなくてもよい。
(Modification 1)
In the above-described embodiment, the
(変形例2)
上述した実施形態では、第1付勢部132a及び第2付勢部132bを有する付勢部132を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、1つの付勢部132の板ばねは、1つであってもよい。
(Modification 2)
In the above-described embodiment, the biasing
(変形例3)
上述した実施形態では、カフス部配置機構130はアライメントツール140に取り付けられるが、これに限定されない。カフス部配置機構130は、ストリッパ120、ウエッジガイド151などに取り付けられてもよい。
(Modification 3)
In the embodiments described above, the
(変形例4)
上述した実施形態では、ウエッジ挿入機構150は、ウエッジプッシャを含むが、これに限定されない。ウエッジを軸方向一側から他側に移動させる部材は、適宜採用される。
(Modification 4)
In the embodiments described above, the wedge insertion mechanism 150 includes, but is not limited to, a wedge pusher. A member for moving the wedge from one side in the axial direction to the other side is appropriately employed.
(変形例5)
上述した実施形態では、図1に示すように、コイルを挿入する2つのスロット21は、スロット21を4つ挟んだ一のスロット21と他のスロット21とされるが、これに限定されない。
(Modification 5)
In the above-described embodiment, as shown in FIG. 1, the two
(変形例6)
上述した実施形態では、2つのスロット21に1つのコイル10を挿入する方法を例に挙げて説明した。4つ以上のスロット21に、複数のコイル10を同時に挿入してもよい。
(Modification 6)
In the above-described embodiment, the method of inserting one
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 It should be considered that the embodiments disclosed this time are illustrative in all respects and not restrictive. The scope of the present invention is indicated by the scope of the claims rather than the above-described embodiments, and is intended to include all modifications within the scope and meaning of equivalents to the scope of the claims.
1 :ステータ
10 :コイル
20 :ステータコア
21 :スロット
30 :ウエッジ
40 :絶縁紙
41 :カフス部
100 :コイル挿入装置
110 :ブレード
120 :ストリッパ
130 :カフス部配置機構
132 :付勢部
132a :第1付勢部
132b :第2付勢部
133 :保持部
140 :アライメントツール
150 :ウエッジ挿入機構
151 :ウエッジガイド
1 : Stator 10 : Coil 20 : Stator core 21 : Slot 30 : Wedge 40 : Insulating paper 41 : Cuff 100 : Coil insertion device 110 : Blade 120 : Stripper 130 : Cuff arranging mechanism 132 : Biasing
Claims (11)
前記スロットに挿入される前記コイルと前記ステータコアとの間には、絶縁紙が配置され、
前記絶縁紙は、前記ステータコアの軸方向一側端面から一側に向けて突出するカフス部を有し、
前記スロット内に配置され、前記ステータコアに対して軸方向に相対移動し、前記カフス部と周方向に接する、カフス部配置機構を備える、コイル挿入装置。 A coil inserting device for inserting a coil into a plurality of slots penetrating in the axial direction of a stator core by relatively moving the coil from one side to the other side in the axial direction,
Insulating paper is arranged between the coil and the stator core inserted into the slot,
The insulating paper has a cuff portion protruding toward one side from one axial end surface of the stator core,
A coil insertion device comprising a cuff locating mechanism disposed within the slot, moving axially relative to the stator core, and circumferentially contacting the cuff.
前記ウエッジ挿入機構は、軸方向一側に配置され、前記ウエッジを案内するウエッジガイドを含む、請求項1に記載のコイル挿入装置。 further comprising a wedge insertion mechanism for inserting a wedge disposed between the coil inserted in the slot and the stator core from one side in the axial direction toward the other side,
2. The coil insertion device according to claim 1, wherein said wedge insertion mechanism includes a wedge guide disposed on one side in the axial direction and guiding said wedge.
前記付勢部は、前記スロットにおいて前記カフス部の周方向間隔を広げる向きに付勢する、請求項1~4のいずれか1項に記載のコイル挿入装置。 The cuff placement mechanism includes a biasing portion that produces a circumferential biasing force,
The coil insertion device according to any one of claims 1 to 4, wherein the urging portion urges the cuff portion in the slot in a direction to widen the interval in the circumferential direction.
前記付勢部の少なくとも一部は、前記ウエッジガイドと径方向において重なる、請求項5に記載のコイル挿入装置。 further comprising a wedge guide arranged on one side in the axial direction for guiding a wedge arranged between the coil inserted into the slot and the stator core;
6. The coil insertion device according to claim 5, wherein at least part of said biasing portion radially overlaps said wedge guide.
前記付勢部の軸方向一側端部は、周方向に移動可能な板ばねである、請求項5または6に記載のコイル挿入装置。 The other axial end of the biasing portion is fixed in circumferential position,
7. The coil inserting device according to claim 5, wherein one axial end of said biasing portion is a leaf spring movable in a circumferential direction.
前記保持部の周方向幅は、前記付勢部の周方向幅よりも小さい、請求項5~7のいずれか1項に記載のコイル挿入装置。 The cuff arrangement mechanism further includes a holding portion arranged radially inside the biasing portion and holding the biasing portion,
The coil insertion device according to any one of claims 5 to 7, wherein a circumferential width of said holding portion is smaller than a circumferential width of said urging portion.
周方向一方側に配置される第1付勢部と、
周方向他方側に配置される第2付勢部と、
を有する、請求項5~8のいずれか1項に記載のコイル挿入装置。 The urging part, in one of the slots,
a first biasing portion arranged on one side in the circumferential direction;
a second biasing portion disposed on the other side in the circumferential direction;
The coil insertion device according to any one of claims 5 to 8, having
前記保持部は、前記第1付勢部及び前記第2付勢部の軸方向他側に配置され、
前記第1付勢部及び前記第2付勢部は、軸方向に延びる、請求項9に記載のコイル挿入装置。 The cuff arrangement mechanism further includes a holding portion arranged radially inside the biasing portion and holding the biasing portion,
The holding portion is arranged on the other axial side of the first biasing portion and the second biasing portion,
The coil insertion device according to claim 9, wherein the first biasing portion and the second biasing portion extend axially.
前記カフス部配置機構は、前記アライメントツールに取り付けられる、請求項1~10のいずれか1項に記載のコイル挿入装置。 further comprising an alignment tool disposed radially inside the stator core and axially moving relative to the stator core;
The coil insertion device of any one of claims 1-10, wherein the cuff placement mechanism is attached to the alignment tool.
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