JP2023050368A - 検査デバイス及び腹膜透析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】腹膜透析の廃液中の所定成分を検出して患者の症状を知ることに役立てる。【解決手段】腹膜透析装置10は、腹膜透析デバイス12と検査デバイス14とを備える。検査デバイス14は、コネクタ部36とデバイス本体38とを有する。コネクタ部36は、透析コネクタ20に装着可能であり、接続コネクタ508に着脱不能である。デバイス本体38は、コネクタ部36から導入された排液が流通する排液流路44を含む。デバイス本体38は、排液流路44を流通する排液中の所定成分を検出する検出部50を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、検査デバイス及び腹膜透析装置に関する。
特許文献1には、腹腔内の使用済みの透析液を回収して当該腹腔内に新しい透析液を注入するための腹膜透析デバイスが開示されている。この腹膜透析デバイスは、透析バッグ、接続チューブ、透析コネクタ及び排液バッグを備える。透析バッグには、透析液が収容されている。接続チューブは、透析バッグと透析コネクタとを互いに接続するとともに透析コネクタと排液バッグとを互いに接続する。透析コネクタは、腹膜に留置されたカテーテルの接続コネクタに着脱可能である。排液バッグは、腹腔内からカテーテルを介して排出された使用済みの透析液(排液)を回収する。
特開昭61-185275号公報
ところで、腹膜透析の排液には、血液中の老廃物等が含まれる。そのため、腹膜透析の排液中の所定成分を検出することができれば、患者の症状を知ることに役立てることができる。
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
本発明の一態様は、腹腔内からカテーテルを介して腹膜透析デバイスに回収された使用済みの透析液である排液を検査する検査デバイスであって、前記腹膜透析デバイスは、前記カテーテルの接続コネクタに着脱可能な透析コネクタを備え、前記検査デバイスは、前記透析コネクタに装着可能であり、前記接続コネクタに装着不能なコネクタ部と、前記コネクタ部から導入された前記排液が流通する排液流路を有するデバイス本体と、を含み、前記デバイス本体は、前記排液流路を流通する前記排液中の所定成分を検出する検出部を有する、検査デバイスである。
本発明の他の態様は、腹腔内からカテーテルを介して使用済みの透析液である排液を回収する腹膜透析デバイスと、前記腹膜透析デバイス内の前記排液を検査する検査デバイスと、を備え、前記腹膜透析デバイスは、前記カテーテルの接続コネクタに着脱可能な透析コネクタを有し、前記検査デバイスは、上述した検査デバイスである、腹膜透析装置である。
本発明によれば、腹膜透析の排液を腹腔内からカテーテルを介して腹膜透析デバイスに回収した後、カテーテルの接続コネクタから取り外した透析コネクタに検査デバイスのコネクタ部を装着することができる。これにより、腹膜透析デバイス内の排液をデバイス本体の排液流路に流し、当該排液流路を流通する排液中の所定成分を検出部によって検出することができる。よって、検出部の検出結果に基づいて患者の症状を知ることが可能になる。また、コネクタ部は、カテーテルの接続コネクタに装着不能に構成されている。そのため、ユーザは、検査デバイスのコネクタ部をカテーテルの接続コネクタに誤って装着することがない。従って、検査デバイスからカテーテルを介した感染のリスクを低減することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る腹膜透析装置の構成説明図である。 図2は、図1の検査デバイスの斜視図である。 図3は、図1の検査デバイスの分解斜視図である。 図4は、図1の検査デバイスの縦断面図である。 図5は、図1の腹膜透析装置の使用方法の説明図である。 図6は、第1変形例に係る検査デバイスの斜視図である。 図7は、図6の検査デバイスの縦断面図である。 図8は、第2変形例に係る検査デバイスの一部省略縦断面図である。 図9は、第3変形例に係る検査デバイスの一部省略縦断面図である。 図10は、第4変形例に係る検査デバイスの斜視図である。 図11は、図10の検査デバイスの一部分解斜視図である。 図12は、図10の検査デバイスの縦断面図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る腹膜透析装置10は、腹膜透析デバイス12と検査デバイス14とを備える。腹膜透析デバイス12は、患者500の腹腔502内の使用済みの透析液を新しい透析液に交換する際に使用される。腹膜透析デバイス12及び検査デバイス14の各々は、一度の使用によって廃棄される使い捨て品(ディスポーザブル品)である。
腹膜透析デバイス12は、透析バッグ16、排液バッグ18、透析コネクタ20、接続チューブ22、第1クランプ24及び第2クランプ26を有する。腹膜透析デバイス12の使用前の状態で、透析バッグ16には、透析液が収容されている。排液バッグ18は、腹腔502内の使用済みの透析液である排液を回収するためのバッグである。そのため、腹膜透析デバイス12の使用前の状態で、排液バッグ18内は、空である。透析バッグ16及び排液バッグ18の各々は、例えば、軟質な樹脂シートを互いに重ねて周縁部をシールすることにより袋状に構成される。
透析コネクタ20は、患者500の腹膜504に留置されたカテーテル506の接続コネクタ508に着脱可能である。接続コネクタ508は、雄ねじ部を有するオスコネクタである。透析コネクタ20は、雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有するメスコネクタである。ただし、接続コネクタ508がメスコネクタである場合、透析コネクタ20はオスコネクタであってもよい。また、接続コネクタ508及び透析コネクタ20は、ねじ嵌合に限定されず、適宜の構成を採用し得る。
接続チューブ22は、透析バッグ16と透析コネクタ20とを互いに接続するとともに排液バッグ18と透析コネクタ20とを互いに接続する。接続チューブ22は、第1チューブ28、第2チューブ30、分岐部32及び第3チューブ34を有する。
第1チューブ28は、透析バッグ16と分岐部32とを互いに接続する。第2チューブ30は、排液バッグ18と分岐部32とを互いに接続する。第3チューブ34は、分岐部32と透析コネクタ20とを互いに接続する。
第1クランプ24は、第1チューブ28に取り付けられている。第1クランプ24は、第1チューブ28の内孔を開放及び閉塞する。第2クランプ26は、第2チューブ30に取り付けられている。第2クランプ26は、第2チューブ30の内孔を開放及び閉塞する。
図1及び図2に示すように、検査デバイス14は、コネクタ部36とデバイス本体38とを備える。コネクタ部36は、腹膜透析デバイス12の透析コネクタ20に着脱可能に構成されている。コネクタ部36は、透析コネクタ20の雌ねじ部に螺合する雄ねじ部40を有するオスコネクタである。コネクタ部36は、カテーテル506の接続コネクタ508に装着不能に構成されている。透析コネクタ20がオスコネクタである場合、コネクタ部36はメスコネクタであってもよい。また、コネクタ部36と透析コネクタ20とは、ねじ嵌合に限定されず、適宜の構成を採用し得る。
図3及び図4において、コネクタ部36は、腹膜透析デバイス12(図1参照)内の排液を導入するための導入孔42を有する。導入孔42は、矢印X1方向に開口している。導入孔42は、デバイス本体38の排液流路44に連通している。
デバイス本体38は、突出部46、保持部48、検出部50及びフィルタ部52を有する。突出部46は、コネクタ部36の矢印X2方向の端面から矢印X2方向に突出している。突出部46及びコネクタ部36は、樹脂材料によって一体に成形されている。突出部46は、三角柱に近い形状を有する。突出部46のうち矢印Z1方向に位置する外面は、平坦面54を有する。平坦面54は、四角形状の凹部56を有する。突出部46は、導入孔42に連通する中間流路58を有する(図4参照)。中間流路58は、凹部56の底面60に開口している。
保持部48は、突出部46に設けられて検出部50を保持する。保持部48は、樹脂製の一体成形品である。保持部48は、直方体形状を有する。保持部48は、凹部56に液密に嵌合されている。保持部48は、凹部56の底面60とは反対方向(矢印Z1方向)に露出した平坦な外面62を有する。保持部48は、検出流路64、排気孔66及びフィルタ配置部68を含む。検出流路64は、中間流路58に連通している(図4参照)。排液流路44は、中間流路58と検出流路64とを有する。
排気孔66は、排液流路44内の空気を外部に排出する。排気孔66は、検出流路64に連通している。排気孔66は、保持部48の外面62に開口している。フィルタ配置部68は、保持部48の外面62に位置する。フィルタ配置部68は、排気孔66の開口部を囲む環状溝である。
検出部50は、検出流路64を構成する壁面に固着されている。すなわち、検出部50は、保持部48の内部に配置されている。検出部50は、検出流路64を流通する排液中の所定成分を検出する。検出部50は、長方形状を有する。検出部50は、矢印X方向に延びている。検出部50は、例えば、試験紙である。検出部50は、排液の所定成分と反応して見え方が変化する試薬部70を含む。検出部50は、検出流路64を流通する排液に接触する検出面72を有する。検出面72には、試薬部70が設けられている。
検出面72は、保持部48の外面62と平行に配置されている。検出面72は、矢印Z1方向を向いている。保持部48は、外部から試薬部70を視認することができるように透明に構成されている。ただし、保持部48は、外部から試薬部70を視認可能なように半透明に構成されてもよい。また、保持部48は、その一部のみが透明又は半透明に構成されていてもよい。つまり、保持部48は、当該保持部48のうち検出面72に向かい合う部分のみを透明又は半透明に構成し、それ以外の部分を不透明に構成してもよい。すなわち、保持部48は、外部から試薬部70を視認可能なように構成されていればよい。
検出流路64のうち検出面72の矢印Z1方向に隣接する部分の流路高さは、検出部50の厚さより低い。具体的に、当該流路高さは、0.9mm以上10mm以下に設定するのが好ましく、1.0mm以上2.0mm以下に設定するのが一層好ましい。この場合、排液が混濁していても外部から保持部48を介して検出面72を視認し易い。
所定成分は、例えば、腹膜炎の判断指標となる特定成分である。特定成分は、白血球成分である。試薬部70は、排液中の特定成分の濃度に応じて見え方が変化する。試薬部70は、排液中の白血球成分と反応して色が変化する。具体的に、試薬部70は、排液中の白血球成分の濃度が基準値以上である場合に色が変化し、排液中の白血球成分の濃度が基準値よりも低い場合に色が変化しない。この場合、ユーザは、試薬部70の色が変化したことを視認することにより、腹膜炎を起こしている可能性があるか否かを簡単に判断することができる。試薬部70を構成する材料としては、例えば、ろ紙を用いた試験紙等が挙げられる。
試薬部70は、排液中の白血球以外の血液成分と反応して見え方が変わるように構成されてもよい。これにより、検査デバイス14によって、血液の病気等を知ることが可能である。また、試薬部70は、排液中のウイルス等と反応して見え方が変わるように構成されてもよい。この場合、患者500が所定のウイルスに感染しているか否かを知ることが可能である。
試薬部70は、排液中の所定成分の濃度に応じて、形状が変化(例えば、溶解)するように構成されてもよい。また、試薬部70は、排液中の所定成分の濃度に応じて、文字、図形、記号又はこれらの組み合わせからなる情報が表示されるように構成されてもよい。
検出部50は、複数種類の試薬部70を有してもよい。この場合、複数種類の試薬部70は、排液中の異なる成分に反応する。
フィルタ部52は、フィルタ配置部68に液密に固定されている。フィルタ部52は、円板状に構成されている。フィルタ部52は、排気孔66から外部への空気の排出を許可する。フィルタ部52は、排気孔66から外部への排液の流出を阻止する。フィルタ部52の構成材料としては、例えば、ふっ素樹脂多孔質膜等が挙げられる。
次に、本実施形態に係る腹膜透析装置10の使用方法について説明する。腹膜透析装置10は、腹膜504内の使用済みの透析液を新しい透析液に交換する際に使用される。まず、図1に示すように、ユーザは、排液バッグ18を腹腔502よりも低い位置に配置するとともに透析バッグ16を腹腔502よりも高い位置に配置する。続いて、腹膜504に留置されているカテーテル506の接続コネクタ508に腹膜透析装置10の透析コネクタ20を装着する。
その後、第2クランプ26を操作して第2チューブ30の内孔を開放する。なお、第1クランプ24は、第1チューブ28の内孔を閉塞している。そうすると、腹腔502内の使用済みの透析液である排液は、カテーテル506、透析コネクタ20、第3チューブ34、分岐部32及び第2チューブ30を介して排液バッグ18に回収される。腹膜透析の排液の排液バッグ18への回収が終了すると、第2クランプ26を操作して第2チューブ30の内孔を閉塞する。
続いて、第1クランプ24を操作して第1チューブ28の内孔を開放する。そうすると、透析バッグ16内の新しい透析液は、第1チューブ28、分岐部32、第3チューブ34、透析コネクタ20及びカテーテル506を介して腹腔502内に注入される。透析液の腹腔502への注入が終了すると、腹膜透析装置10の透析コネクタ20をカテーテル506の接続コネクタ508から取り外す。
次いで、図5に示すように、検査デバイス14のコネクタ部36を腹膜透析装置10の透析コネクタ20に装着する。また、排液バッグ18を透析コネクタ20よりも上方に配置する。その後、第2クランプ26を操作して第2チューブ30の内孔を開放する。そうすると、排液バッグ18内の排液は、第2チューブ30、分岐部32、第3チューブ34及び透析コネクタ20を介して検査デバイス14の導入孔42に流入する。
導入孔42に流入した排液は、導入孔42及び排液流路44に存在している空気を押しながら排液流路44を流れる。この際、排液によって押された空気は、フィルタ部52を通過して排気孔66から外部に排気される。これにより、排液は、排液流路44を円滑に流通する。
図4において、導入孔42から中間流路58を介して検出流路64に導かれた排液は、試薬部70(検出面72)に接触する。この時、例えば、排液中の白血球の濃度が基準値以上である場合、試薬部70が白血球と反応して当該試薬部70の色が変わる。また、排液中の白血球の濃度が当該基準値よりも低い場合、試薬部70の色は変化しない。
ユーザは、保持部48を介して試薬部70を視認することにより、試薬部70の色が変化したか否かを簡単に知ることができる。換言すれば、ユーザは、試薬部70の色が変化したことを確認することにより、腹膜炎を起こしていることを簡単に知ることができる。また、ユーザは、試薬部70の色が変化していないことを確認することにより、腹膜炎を起こしていないことを簡単に知ることができる。
試薬部70に接触した排液は、排気孔66に向かって流通する。なお、排液は、フィルタ部52を通過しない。検査デバイス14による検査が終了すると、腹膜透析デバイス12と検査デバイス14とは、一緒に廃棄される。
本実施形態は、以下の効果を奏する。
本実施形態によれば、腹膜透析の排液を腹腔502内からカテーテル506を介して腹膜透析デバイス12に回収した後、カテーテル506の接続コネクタ508から取り外した透析コネクタ20に検査デバイス14のコネクタ部36を装着することができる。これにより、腹膜透析デバイス12内の排液をデバイス本体38の排液流路44に流し、当該排液流路44を流通する排液中の所定成分を検出部50によって検出することができる。よって、検出部50の検出結果に基づいて患者500の症状を知ることが可能になる。また、コネクタ部36は、カテーテル506の接続コネクタ508に装着不能に構成されている。そのため、ユーザは、検査デバイス14のコネクタ部36をカテーテル506の接続コネクタ508に誤って装着することがない。従って、検査デバイス14からカテーテル506を介した感染のリスクを低減することができる。
検出部50は、排液中の所定成分と反応して見え方が変化する試薬部70を含む。保持部48は、排液流路44を流通する排液に試薬部70が接触するように検出部50を保持する。また、保持部48は、外部から試薬部70を視認可能なように構成されている。
このような構成によれば、試薬部70の見え方が変化したか否かを視認することにより、患者500の症状を簡単に知ることができる。
所定成分は、腹膜炎の判断指標となる特定成分である。試薬部70は、排液中の特定成分の濃度に応じて見え方が変化する。
このような構成によれば、試薬部70の見え方が変化したか否かを視認することにより、腹膜炎の症状を簡単に知ることができる。
排液流路44は、保持部48に形成された検出流路64を含む。検出部50は、検出流路64を流通する排液に接触する検出面72を含む。検出面72には、試薬部70が設けられている。保持部48は、透明に構成されている。
このような構成によれば、保持部48が透明に構成されているため、検出面72に設けられた試薬部70を視認し易くできる。
デバイス本体38は、コネクタ部36から突出した突出部46を有する。保持部48は、突出部46に取り付けられている。排液流路44は、コネクタ部36から導入された排液が検出流路64に導かれるように突出部46に形成された中間流路58を含んでいる。
このような構成によれば、突出部46に保持部48を取り付けているため、検査デバイス14を比較的コンパクトにできる。
突出部46の平坦面54には、凹部56が形成されている。保持部48は、凹部56に液密に嵌合されている。
このような構成によれば、検査デバイス14を一層コンパクトに構成することができる。
デバイス本体38は、排気孔66とフィルタ部52とを有する。排気孔66は、排液流路44内の空気を外部に排出する。フィルタ部52は、排気孔66から外部への空気の排出を許可し、且つ排気孔66から外部への排液の流出を阻止する。
このような構成によれば、排液流路44内の空気を排気孔66から外部に排出できるため、排液流路44に排液を円滑に流すことができる。また、フィルタ部52を設けているため、排液が排気孔66から外部に流出することを防止できる。
コネクタ部36は、透析コネクタ20に装着可能なオスコネクタである。
このような構成によれば、簡単な構成により、透析コネクタ20に装着可能であり、接続コネクタ508に装着不能なコネクタ部36を得ることができる。
(第1変形例)
次に、第1変形例に係る検査デバイス80について説明する。本変形例に係る検査デバイス80において、上述した検査デバイス14と同一の構成については同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、本変形例に係る検査デバイス80において、上述した検査デバイス14と同様の構成については同様の効果を奏する。
図6及び図7に示すように、検査デバイス80は、コネクタ部36とデバイス本体82とを備える。デバイス本体82は、保持部84、検出部50、チューブ86及び排気部88を有する。
保持部84は、コネクタ部36に設けられて検出部50を保持する。保持部84は、保持本体90と連結部92とを含む。保持本体90は、コネクタ部36の矢印X2方向の端面から矢印X2方向に突出している。コネクタ部36と保持本体90とは、樹脂材料によって一体に成形されている。図6において、保持本体90は、幅広に形成されている。換言すれば、保持本体90の矢印Y方向に沿った幅は、保持本体90の矢印Z方向に沿った高さよりも広い。図6及び図7に示すように、保持本体90の突出端面(矢印X2方向の端面)には、連結凹部94が形成されている。
保持本体90は、導入連通路96と検出流路98とを含む。導入連通路96は、導入孔42から矢印X2方向に延出している。図7において、導入連通路96の流路高さ(矢印Z方向の高さ)は、矢印X2方向に向かって徐々に減少している。検出流路98は、導入連通路96から矢印X2方向に延出している。検出流路98の流路高さ(矢印Z方向の高さ)は、矢印X方向の全長に渡って略一定である。
検出流路98には、検出部50が配置されている。検出部50は、矢印X方向に延びている。検出部50の検出面72は、矢印Z1方向を向いている。検出面72は、検出流路98を流通する排液に接触する。検出流路98のうち検出面72の矢印Z1方向に隣接する部分の流路高さは、検出部50の厚さよりも低い。具体的に、当該流路高さは、上述した検査デバイス14と同様に設定される。
図6及び図7において、保持本体90は、外部から試薬部70を視認することができるように透明に構成されている。ただし、保持本体90は、外部から試薬部70を視認可能なように半透明に構成されてもよい。また、外部から試薬部70を視認可能なように、保持本体90の一部のみを透明又は半透明に構成してもよい。
連結部92は、連結凹部94に液密に嵌合されている。連結部92は、検出流路98に連通するチューブ連通孔100を有する。図7において、チューブ連通孔100は、チューブ連通孔100の矢印X1方向の端から矢印X2方向に向かって流路高さ(矢印Z方向の高さ)が徐々に増大する部分を含む。
チューブ86の一端部は、連結部92に液密に接続している。チューブ86の内孔102は、チューブ連通孔100を介して検出流路98に連通している。チューブ86の長さ、内径、外径、断面形状等は、適宜設定可能である。
排気部88は、チューブ86の内孔102に連通する排気連通孔104を有する。排気部88は、第1排気カバー部106、第2排気カバー部108及びフィルタ部52を有する。第1排気カバー部106は、排気カバー本体110、排気接続部112及び支持突起114を含む。排気カバー本体110は、円環状に形成されている。排気接続部112は、排気カバー本体110の中央部から突出している。排気接続部112は、チューブ86の他端部に液密に接続されている。支持突起114は、排気カバー本体110から矢印X2方向に向かって突出している。支持突起114は、円環状に形成されている。
第2排気カバー部108は、円環状に形成されている。第2排気カバー部108の周縁部は、排気カバー本体110の周縁部に接続している。第2排気カバー部108は、排気孔116とフィルタ配置部118とを含む。排気孔116は、第2排気カバー部108の中央部に形成されている。排気孔116は、排気連通孔104に連通している。フィルタ配置部118は、第2排気カバー部108の矢印X1方向の面に位置する。フィルタ配置部118は、排気孔116を囲む環状溝である。
フィルタ部52は、排気孔116を覆うようにフィルタ配置部118に配置されている。フィルタ部52は、支持突起114と第2排気カバー部108とによって挟持されている。
デバイス本体82は、排液が流通する排液流路120を有する。排液流路120は、導入連通路96、検出流路98、チューブ連通孔100、チューブ86の内孔102及び排気連通孔104を含む。
検査デバイス80において、保持部84は、コネクタ部36に設けられている。デバイス本体82は、保持部84に接続されたチューブ86を有する。排液が検出流路98を流通する際に検出流路98内の空気はチューブ86の内孔102に押し出される。
このような構成によれば、検出流路98内に排液を円滑に流通させることができる。これにより、排液を検出面72に効率的に接触させることができる。
(第2変形例)
次に、第2変形例に係る検査デバイス130について説明する。本変形例に係る検査デバイス130において、上述した検査デバイス14、80と同一の構成については同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、本変形例に係る検査デバイス130において、上述した検査デバイス14、80と同様の構成については同様の効果を奏する。
図8に示すように、検査デバイス130は、コネクタ部36とデバイス本体132とを備える。デバイス本体132は、保持部84、検出部50、チューブ86、バッグ接続部134及びバッグ136を有する。
バッグ接続部134には、バッグ136の周縁部が液密に融着されている。また、バッグ接続部134のうちバッグ136の外側に突出している部分には、チューブ86の他端部が液密に接続されている。バッグ接続部134は、チューブ86の内孔102に連通するバッグ連通孔138を有する。
バッグ136は、バッグ連通孔138に連通する内孔140を有する。バッグ136は、可撓性を有する。バッグ136は、上述した排液バッグ18と同様に構成されている。バッグ136は、バッグ連通孔138から導かれる空気が流入することによりバッグ136の厚さ方向に膨らむ。
デバイス本体132は、排液が流通する排液流路142を有する。排液流路142は、導入連通路96、検出流路98、チューブ連通孔100、チューブ86の内孔102及びバッグ連通孔138を含む。バッグ136の大きさは、少なくとも排液流路142内の空気を収容可能に設定するのが好ましい。ただし、バッグ136の大きさ及び形状は、適宜設定可能である。
検査デバイス130において、デバイス本体132は、コネクタ部36から排液流路142に排液を導入する際に排液流路142内の空気を貯めるバッグ136を備える。バッグ136は、バッグ136の内孔140に空気が流入することによって膨らむ。
このような構成によれば、排液を排液流路142に流通させる際に、排液流路142内の空気をバッグ136の内孔140に逃がすことができるため、排液流路142に排液を円滑に流通させることができる。
(第3変形例)
次に、第3変形例に係る検査デバイス150について説明する。本変形例に係る検査デバイス150において、上述した検査デバイス14、80、130と同一の構成については同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、本変形例に係る検査デバイス150において、上述した検査デバイス14、80、130と同様の構成については同様の効果を奏する。
図9に示すように、検査デバイス150は、コネクタ部36とデバイス本体152とを備える。デバイス本体152は、チューブ接続部154、チューブ86、保持部156及びバッグ136を有する。
チューブ接続部154は、コネクタ部36から矢印X2方向に突出している。チューブ接続部154は、チューブ86の一端部に液密に接続している。チューブ接続部154は、コネクタ部36の導入孔42とチューブ86の内孔102とを互いに連通させるチューブ連通路158を有する。
保持部156は、樹脂製の一体成形品である。保持部156は、第1接続部160、保持本体162及び第2接続部164を有する。第1接続部160は、チューブ86の他端部に液密に接続している。第1接続部160は、チューブ86の内孔102に連通する第1接続孔168を有する。
保持本体162は、検出部50を保持する。保持本体162は、第1接続孔168に連通する検出流路170を有する。検出流路170には、検出部50が配置されている。検出部50の検出面72は、矢印Z1方向を向いている。検出流路170のうち検出面72の矢印Z1方向に隣接する部分の流路高さは、検出部50の厚さよりも低い。具体的に、当該流路高さは、上述した検査デバイス14と同様に設定される。
保持本体162は、外部から試薬部70を視認することができるように透明に構成されている。ただし、保持本体162は、外部から試薬部70を視認可能なように半透明に構成されてもよい。また、外部から試薬部70を視認可能なように、保持本体162の一部のみを透明又は半透明に構成してもよい。
第2接続部164には、バッグ136の周縁部が液密に融着されている。第2接続部164は、検出流路170とバッグ136の内孔140とを連通させる第2接続孔172を有する。デバイス本体152は、排液が流通する排液流路174を有する。排液流路174は、チューブ連通路158、チューブ86の内孔102、第1接続孔168、検出流路170及び第2接続孔172を含む。
検査デバイス150において、デバイス本体152は、コネクタ部36に設けられたチューブ接続部154と、チューブ接続部154に接続されたチューブ86とを有する。保持部156は、チューブ86のうちチューブ接続部154とは反対方向の端部に接続されている。排液流路174は、チューブ連通路158とチューブ86の内孔102とを含む。チューブ連通路158は、コネクタ部36から排液が導かれるようにチューブ接続部154に形成されている。チューブ86の内孔102は、チューブ連通路158と検出流路170とを互いに連通させる。
このような構成によれば、保持部156をチューブ接続部154に組み込む必要がないため、保持部156の構成を簡素化できる。
(第4変形例)
次に、第4変形例に係る検査デバイス180について説明する。本変形例に係る検査デバイス180において、上述した検査デバイス14、80、130、150と同一の構成については同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、本変形例に係る検査デバイス180において、上述した検査デバイス14、80、130、150と同様の構成については同様の効果を奏する。
図10~図12に示すように、検査デバイス180は、コネクタ部36とデバイス本体182とを備える。デバイス本体182は、チューブ接続部154、チューブ86、保持部184、検出部50及びフィルタ部52を有する。
図11及び図12において、保持部184は、保持本体186、第1カバー部188及び第2カバー部190を含む。保持本体186は、底壁部192、周壁部194、保持接続部196及び中央壁部198を備える。底壁部192は、円形状に形成されている。周壁部194は、底壁部192の外周縁部から矢印Z1方向に突出している。周壁部194は、円環状に延在している。保持接続部196は、周壁部194から突出している。保持接続部196は、チューブ86の他端部に液密に接続している。保持接続部196は、チューブ86の内孔102に連通する保持連通孔200を有している。
中央壁部198は、底壁部192から矢印Z1方向に突出している。中央壁部198の両端部は、周壁部194の内面に連なっている。中央壁部198の底壁部192と反対方向(矢印Z1方向)の外面には、凹部202が形成されている。凹部202は、保持連通孔200に連通している。凹部202は、検出流路204である。中央壁部198は、配置溝206と導出孔208とを有する。
配置溝206は、凹部202の底面210に位置する。配置溝206は、中央壁部198の延在方向(矢印X方向)に延在している。配置溝206は、長方形状を有する。配置溝206には、検出部50が配置されている。導出孔208は、凹部202の底面210に開口する第1開口部212と、底壁部192の矢印Z2方向の外面に開口する第2開口部214とを含む。第1開口部212は、配置溝206の矢印X2方向に位置する。第2開口部214は、底壁部192の中央部に位置する。
第1カバー部188は、円板状に形成されている。第1カバー部188は、周壁部194の突出端部に液密に固着されている。第1カバー部188は、検出部50を矢印Z1方向から覆っている。第1カバー部188は、検出部50を保持する複数の保持突起218を含む。複数の保持突起218は、第1カバー部188から矢印Z2方向に向かって突出している。複数の保持突起218は、検出部50を配置溝206に向かって押圧する。具体的に、複数の保持突起218は、検出部50の角部に接触する(図10及び図12参照)。
第1カバー部188は、外部から試薬部70を視認することができるように透明に構成されている。ただし、第1カバー部188は、外部から試薬部70を視認可能なように半透明に構成されてもよい。また、外部から試薬部70を視認可能なように、第1カバー部188の一部のみを透明又は半透明に構成してもよい。
検出部50は、矢印X方向に延びている。検出部50の検出面72は、第1カバー部188(矢印Z1方向)を向いている。検出流路204のうち検出面72の矢印Z1方向に隣接する部分の流路高さは、検出部50の厚さよりも低い。具体的に、当該流路高さは、上述した検査デバイス14と同様に設定される。
第2カバー部190は、円板状に形成されている。第2カバー部190の外周縁部は、底壁部192を中央壁部198とは反対方向(矢印Z2方向)から覆うように底壁部192の外周縁部に液密に固定されている。第2カバー部190は、排気孔220とフィルタ配置部222とを有する。排気孔220は、第2カバー部190の中央部に形成されている。排気孔220は、導出孔208の第2開口部214に連通している。フィルタ配置部222は、第2カバー部190の矢印Z1方向の面から矢印Z1方向に突出した環状凸部である。
フィルタ部52は、排気孔220を矢印Z1方向から覆うようにフィルタ配置部222に配置されている。フィルタ部52は、底壁部192とフィルタ配置部222とによって挟持されている。
デバイス本体182は、排液が流通する排液流路224を有する。図12において、排液流路224は、チューブ連通路158、チューブ86の内孔102、保持連通孔200、検出流路204及び導出孔208を含む。
検査デバイス180において、保持部184は、保持本体186と第1カバー部188とを備える。保持本体186には、検出部50が配置される。第1カバー部188は、試薬部70を覆うように保持本体162に液密に取り付けられている。第1カバー部188は、透明に構成されている。
このような構成によれば、保持部184内に検出部50を簡単に組付けることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を取り得る。検出部は、排液に接触しないように配置されてもよい。この場合、例えば、検出部は、赤外線により排液中の所定成分を検出してもよい。
本実施形態は、以下の内容を開示している。
上記実施形態は、腹腔(502)内からカテーテル(506)を介して腹膜透析デバイス(12)に回収された使用済みの透析液である排液を検査する検査デバイス(14、80、130、150、180)であって、前記腹膜透析デバイスは、前記カテーテルの接続コネクタ(508)に着脱可能な透析コネクタ(20)を備え、前記検査デバイスは、前記透析コネクタに装着可能であり、前記接続コネクタに装着不能なコネクタ部(36)と、前記コネクタ部から導入された前記排液が流通する排液流路(44、120、142、174、224)を有するデバイス本体(38、82、132、152、182)と、を含み、前記デバイス本体は、前記排液流路を流通する前記排液中の所定成分を検出する検出部(50)を有する、検査デバイスを開示している。
上記の検査デバイスにおいて、前記検出部は、前記排液中の前記所定成分と反応して見え方が変化する試薬部(70)を含み、前記デバイス本体は、前記排液流路を流通する前記排液に前記試薬部が接触するように前記検出部を保持する保持部(48、84、156、184)を有し、前記保持部は、外部から前記試薬部を視認可能なように構成されてもよい。
上記の検査デバイスにおいて、前記所定成分は、腹膜炎の判断指標となる特定成分であり、前記試薬部は、前記排液中の前記特定成分の濃度に応じて見え方が変化してもよい。
上記の検査デバイスにおいて、前記排液流路は、前記保持部に形成された検出流路(64、98、170、204)を含み、前記検出部は、前記検出流路を流通する前記排液に接触する検出面(72)を含み、前記検出面には、前記試薬部が設けられ、前記保持部の少なくとも一部は、前記外部から前記試薬部が視認可能なように透明又は半透明に構成されていてもよい。
上記の検査デバイスにおいて、前記デバイス本体は、前記コネクタ部から突出した突出部(46)を有し、前記保持部は、前記突出部に取り付けられ、前記排液流路は、前記コネクタ部に導入された前記排液が前記検出流路に導かれるように前記突出部に形成された中間流路(58)を含んでいてもよい。
上記の検査デバイスにおいて、前記突出部の外面には、凹部(56)が形成され、前記保持部は、凹部に液密に嵌合されてもよい。
上記の検査デバイスにおいて、前記保持部は、前記コネクタ部に設けられ、前記デバイス本体は、前記保持部に接続されたチューブ(86)を有し、前記排液が前記検出流路を流通する際に当該検出流路内の空気は前記チューブの内孔(102)に押し出されてもよい。
上記の検査デバイスにおいて、前記デバイス本体は、前記排液流路内の空気を外部に排出するための排気孔(66、116、220)と、前記排気孔から前記外部への前記空気の排出を許可し、且つ前記排気孔から前記外部への前記排液の流出を阻止するフィルタ部(52)と、を有してもよい。
上記の検査デバイスにおいて、前記デバイス本体は、前記コネクタ部に設けられた接続部(154)と、前記接続部に接続されたチューブと、を有し、前記保持部は、前記チューブのうち前記接続部とは反対方向の端部に接続され、前記排液流路は、前記コネクタ部から導かれた前記排液が導かれるように前記接続部に形成された連通路(158)と、前記連通路と前記検出流路とを互いに連通させる前記チューブの内孔と、を含んでいてもよい。
上記の検査デバイスにおいて、前記デバイス本体は、前記コネクタ部から前記排液流路に前記排液を導入する際に前記排液流路内の空気を貯めるためのバッグ(136)を備え、前記バッグは、当該バッグの内孔(140)に前記空気が流入することによって膨らんでもよい。
上記の検査デバイスにおいて、前記保持部は、前記検出部が配置される保持本体(186)と、前記試薬部を覆うように前記保持本体に液密に取り付けられたカバー部(188)と、を備え、前記カバー部の少なくとも一部は、透明又は半透明に構成されてもよい。
上記の検査デバイスにおいて、前記コネクタ部は、前記透析コネクタに着脱可能なオスコネクタであってもよい。
上記実施形態は、腹腔内からカテーテルを介して使用済みの透析液である排液を回収するための腹膜透析デバイスと、前記腹膜透析デバイス内の前記排液を検査する検査デバイスと、を備え、前記腹膜透析デバイスは、前記カテーテルの接続コネクタに着脱可能な透析コネクタを有し、前記検査デバイスは、上述した検査デバイスである、腹膜透析装置(10)を開示している。
10…腹膜透析装置 12…腹膜透析デバイス
14、80、130、150、180…検査デバイス
20…透析コネクタ 36…コネクタ部
44、120、142、174、224…排液流路
46…突出部 48、84、156、184…保持部
50…検出部 52…フィルタ部
56…凹部 58…中間流路
64、98、170、204…検出流路 66、116、220…排気孔
70…試薬部 72…検出面
86…チューブ 136…バッグ
154…チューブ接続部(接続部) 158…チューブ連通路(連通路)
186…保持本体 188…第1カバー部(カバー部)
502…腹腔 506…カテーテル
508…接続コネクタ

Claims (13)

  1. 腹腔内からカテーテルを介して腹膜透析デバイスに回収された使用済みの透析液である排液を検査する検査デバイスであって、
    前記腹膜透析デバイスは、前記カテーテルの接続コネクタに着脱可能な透析コネクタを備え、
    前記検査デバイスは、
    前記透析コネクタに装着可能であり、前記接続コネクタに装着不能なコネクタ部と、
    前記コネクタ部から導入された前記排液が流通する排液流路を有するデバイス本体と、を含み、
    前記デバイス本体は、前記排液流路を流通する前記排液中の所定成分を検出する検出部を有する、検査デバイス。
  2. 請求項1記載の検査デバイスであって、
    前記検出部は、前記排液中の前記所定成分と反応して見え方が変化する試薬部を含み、
    前記デバイス本体は、前記排液流路を流通する前記排液に前記試薬部が接触するように前記検出部を保持する保持部を有し、
    前記保持部は、外部から前記試薬部を視認可能なように構成されている、検査デバイス。
  3. 請求項2記載の検査デバイスであって、
    前記所定成分は、腹膜炎の判断指標となる特定成分であり、
    前記試薬部は、前記排液中の前記特定成分の濃度に応じて見え方が変化する、検査デバイス。
  4. 請求項2又は3に記載の検査デバイスであって、
    前記排液流路は、前記保持部に形成された検出流路を含み、
    前記検出部は、前記検出流路を流通する前記排液に接触する検出面を含み、
    前記検出面には、前記試薬部が設けられ、
    前記保持部の少なくとも一部は、前記外部から前記試薬部が視認可能なように透明又は半透明に構成されている、検査デバイス。
  5. 請求項4記載の検査デバイスであって、
    前記デバイス本体は、前記コネクタ部から突出した突出部を有し、
    前記保持部は、前記突出部に取り付けられ、
    前記排液流路は、前記コネクタ部から導入された前記排液が前記検出流路に導かれるように前記突出部に形成された中間流路を含んでいる、検査デバイス。
  6. 請求項5記載の検査デバイスであって、
    前記突出部の外面には、凹部が形成され、
    前記保持部は、凹部に液密に嵌合されている、検査デバイス。
  7. 請求項4記載の検査デバイスであって、
    前記保持部は、前記コネクタ部に設けられ、
    前記デバイス本体は、前記保持部に接続されたチューブを有し、
    前記排液が前記検出流路を流通する際に当該検出流路内の空気は前記チューブの内孔に押し出される、検査デバイス。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の検査デバイスであって、
    前記デバイス本体は、
    前記排液流路内の空気を外部に排出するための排気孔と、
    前記排気孔から前記外部への前記空気の排出を許可し、且つ前記排気孔から前記外部への前記排液の流出を阻止するフィルタ部と、を有する、検査デバイス。
  9. 請求項4記載の検査デバイスであって、
    前記デバイス本体は、
    前記コネクタ部に設けられた接続部と、
    前記接続部に接続されたチューブと、を有し、
    前記保持部は、前記チューブのうち前記接続部とは反対方向の端部に接続され、
    前記排液流路は、
    前記コネクタ部から導かれた前記排液が導かれるように前記接続部に形成された連通路と、
    前記連通路と前記検出流路とを互いに連通させる前記チューブの内孔と、を含んでいる、検査デバイス。
  10. 請求項7又は9に記載の検査デバイスであって、
    前記デバイス本体は、前記コネクタ部から前記排液流路に前記排液を導入する際に前記排液流路内の空気を貯めるためのバッグを備え、
    前記バッグは、当該バッグの内孔に前記空気が流入することによって膨らむ、検査デバイス。
  11. 請求項4又は7に記載の検査デバイスであって、
    前記保持部は、
    前記検出部が配置される保持本体と、
    前記試薬部を覆うように前記保持本体に液密に取り付けられたカバー部と、を備え、
    前記カバー部の少なくとも一部は、透明又は半透明に構成されている、検査デバイス。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載の検査デバイスであって、
    前記コネクタ部は、前記透析コネクタに着脱可能なオスコネクタである、検査デバイス。
  13. 腹腔内からカテーテルを介して使用済みの透析液である排液を回収する腹膜透析デバイスと、
    前記腹膜透析デバイス内の前記排液を検査する検査デバイスと、を備え、
    前記腹膜透析デバイスは、前記カテーテルの接続コネクタに着脱可能な透析コネクタを有し、
    前記検査デバイスは、請求項1~12のいずれか1項に記載の検査デバイスである、腹膜透析装置。
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