JP2023049136A - レンタカー貸出管理装置、レンタカー管理システム及びレンタカー貸出管理方法 - Google Patents

レンタカー貸出管理装置、レンタカー管理システム及びレンタカー貸出管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】営業所の無人化に伴うレンタカーの不正利用を抑制する。【解決手段】ユーザの身分証明書におけるユーザの顔の画像データを取得する。レンタカーの利用予約期間の指定を含むレンタカーの利用予約の後、身分証明書におけるユーザの顔の画像データと、ユーザと一致又は相違する対象人物の端末装置からの対象人物の顔の画像データと、に基づき、所定の鍵入手コード発行条件の成否を判定する。鍵入手コード発行条件は対象人物の顔がユーザの顔と一致する条件を含む。鍵入手コード発行条件が成立した場合に対象人物の端末装置(40)に向けて鍵入手コードを発行する。レンタカーの利用予約期間に基づく鍵入手許可期間内に、レンタカーの鍵を収容する収容部を備えた鍵収容装置(33)に対して鍵入手コードが入力されたとき、レンタカーの鍵が対象人物にて入手可能とされる。【選択図】図1

Description

本発明は、レンタカー貸出管理装置、レンタカー管理システム及びレンタカー貸出管理方法に関する。
レンタカーの貸し出し業務では、一般的に、営業所のカウンターで店員が運転免許証等による本人確認を行った上で鍵の直接の受け渡しを行う。
店員による本人確認等を要することなく、無人でレンタカーの貸し出し業務を行う方法も検討される(例えば下記特許文献1参照)。
特開平8-16900号公報
但し、貸し出し業務を無人で行おうとすると、本人以外の第三者が鍵を受け取ってしまうといった不正行為が起こり得る。単に営業所を無人化すると、鍵を受け取りに来た人物が予約を行った人物(運転免許証等に対応する人物)と同一人物であるのかを確認できないためである。或いは、本人確認を行った人物が、実際に鍵を受け取りに来たのか確認できないからである。また、本人確認作業が無人化に伴って省略されることは不正行為の増大に繋がると考えられる。
本発明は、レンタカー利用に関わる不正行為の抑制に寄与するレンタカー貸出管理装置、レンタカー管理システム及びレンタカー貸出管理方法を提供することを目的とする。
本発明に係るレンタカー貸出管理装置は、ユーザによるレンタカーの利用を管理するレンタカー貸出管理装置であって、前記ユーザの身分証明書における前記ユーザの顔の画像データを取得する顔画像データ取得部と、前記レンタカーの利用予約期間の指定を含む前記レンタカーの利用予約の後、前記ユーザの顔の画像データと、前記ユーザと一致又は相違する対象人物の端末装置からの前記対象人物の顔の画像データと、に基づき、所定の鍵入手コード発行条件の成否を判定する条件判定部と、前記鍵入手コード発行条件が成立した場合に前記対象人物の端末装置に送るための鍵入手コードを発行する鍵入手コード発行部と、を備え、前記鍵入手コード発行条件は、前記対象人物の顔が前記ユーザの顔と一致する条件を含み、前記レンタカーの利用予約期間に基づく鍵入手許可期間内に、前記レンタカーの鍵を収容する収容部を備えた鍵収容装置に対して前記鍵入手コードが入力されたとき、前記レンタカーの鍵が前記対象人物にて入手可能とされる。
本発明によれば、レンタカー利用に関わる不正行為の抑制に寄与するレンタカー貸出管理装置、レンタカー管理システム及びレンタカー貸出管理方法を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係るレンタカー管理システムの全体構成図である。 本発明の実施形態に係る鍵収容装置の正面図である。 本発明の実施形態に係る端末装置のブロック図である。 本発明の実施形態に係り、レンタカーの利用に関わる全体フローチャートである。 図4に示されるユーザ登録工程のフローチャートである。 図4に示されるユーザ登録工程のシーケンス図である。 本発明の実施形態に係り、ユーザ登録情報の構造を示す図である。 図4に示される予約工程のフローチャートである。 図4に示される予約工程のシーケンス図である。 本発明の実施形態に係り、事業者側予約情報の構造を示す図である。 本発明の実施形態に係り、管理側予約情報の構造を示す図である。 図4に示される認証工程のフローチャートである。 図4に示される認証工程のシーケンス図である。 図4に示される鍵入手コード発行工程のフローチャートである。 図4に示される鍵入手コード発行工程のシーケンス図である。 本発明の実施形態に係り、幾つかの情報等に対する符号の割り当てを示す図である。 図4に示される鍵入手工程のフローチャートである。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、第2制御装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、レンタカーの利用予約期間と鍵入手許可期間との関係を示す図である。 本発明の実施形態に属する第2実施例に係り、鍵収容装置の変形構造を示す図である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって、該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。例えば、後述の“21”によって参照される第2制御装置は(図1参照)、第2制御装置21と表記されることもあるし、制御装置21と略記されることもあり得るが、それらは全て同じものを指す。
図1に本発明の実施形態に係るレンタカー管理システムSYSの全体構成を示す。レンタカー管理システムSYSは、事業者システム10、貸出管理システム20及び鍵貸出システム30を備える。レンタカー管理システムSYSはレンタカーのユーザへの貸し出しを管理する。レンタカーは貸し出し用の車両(自動車)である。ユーザはレンタカーの利用者を指す。
図1において符号“40”は端末装置を表す。端末装置40は、スマートホン、タブレット、情報端末装置又はパーソナルコンピュータ等の電子機器である。端末装置40はユーザが操作可能な任意の端末装置であり、ユーザの所有物であって良い。端末装置40はレンタカー管理システムSYSの構成要素に含まれると解しても良い。端末装置40がレンタカー管理システムSYSの構成要素に含まれる場合、端末装置40は、レンタカー事業者が貸与する端末装置であっても良いし、レンタカー事業者とは別の旅行会社等が貸与する端末装置であっても良い。
事業者システム10は、レンタカーの貸し出しを行うレンタカー事業者が運営及び管理するシステムである。貸出管理システム20は、レンタカーの貸し出しを管理するシステムである。レンタカーの貸し出しの管理はレンタカーの鍵の貸し出しの管理により実現される。鍵管理システム30は、レンタカーの鍵を保有し、実際にレンタカーの鍵の貸し出しを行うシステムである。
ユーザは端末装置40を用いて事業者システム10に対しレンタカーの利用予約を行う。その利用予約に関する情報に基づき、システム10、20及び30が協働して、レンタカーの不正利用が防止される態様でレンタカーの鍵をユーザに貸し出す。レンタカーの鍵のユーザへの提供は、鍵貸出システム30(後述の鍵収容装置33)にて行われる。
事業者システム10は第1制御装置11及び第1データベース12を備える。第1制御装置11は、CPU(Central Processing Unit)等を含む演算処理部11aと、ROM(Read only memory)及びRAM(Random access memory)等を含むメモリ11bと、通信処理部11cと、をハードウェア資源として備える。第1制御装置11においてメモリ11bに格納されたプログラムを演算処理部11aにて実行することで、第1制御装置11による後述の各動作及び各処理が実現されて良い。第1制御装置11は1又は複数のコンピュータ装置にて構成される。クラウトコンピューティングを用いて第1制御装置11を構成しても良い。第1データベース12は磁気ディスク又は半導体メモリ等から成る不揮発性の記録媒体を備えた第1記録装置である。第1制御装置11は、第1データベース12に対して任意のデータを記録できると共に第1データベース12の記録データを任意に読み出すことができる。
貸出管理システム20は第2制御装置21及び第2データベース22を備える。第2制御装置21は、CPU等を含む演算処理部21aと、ROM及びRAM等を含むメモリ21bと、通信処理部21cと、をハードウェア資源として備える。第2制御装置21においてメモリ21bに格納されたプログラムを演算処理部21aにて実行することで、第2制御装置21による後述の各動作及び各処理が実現されて良い。第2制御装置21は1又は複数のコンピュータ装置にて構成される。クラウトコンピューティングを用いて第2制御装置21を構成しても良い。第2データベース22は磁気ディスク又は半導体メモリ等から成る不揮発性の記録媒体を備えた第2記録装置である。第2制御装置21は、第2データベース22に対して任意のデータを記録できると共に第2データベース22の記録データを任意に読み出すことができる。
鍵貸出システム30は第3制御装置31及び第3データベース32を備える。第3制御装置31は、CPU等を含む演算処理部31aと、ROM及びRAM等を含むメモリ31bと、通信処理部31cと、をハードウェア資源として備える。第3制御装置31においてメモリ31bに格納されたプログラムを演算処理部31aにて実行することで、第3制御装置31による後述の各動作及び各処理が実現されて良い。第3制御装置31は1又は複数のコンピュータ装置にて構成される。クラウトコンピューティングを用いて第3制御装置31を構成しても良い。第3データベース32は磁気ディスク又は半導体メモリ等から成る不揮発性の記録媒体を備えた第3記録装置である。第3制御装置31は、第3データベース32に対して任意のデータを記録できると共に第3データベース32の記録データを任意に読み出すことができる。鍵貸出システム30は鍵収容装置33を更に備える。鍵収容装置33は第3制御装置31の制御の下で動作する装置であって良い。鍵収容装置33については後述される。
システム10、20及び30は通信網NETに接続される。詳細には制御装置11、21及び31が通信網NETに接続される。通信網NETはインターネット及び移動体通信網等を含む。端末装置40も通信網NETに接続される。制御装置11、21、31及び40の通信網NETへの接続は、有線接続又は無線接続であっても良いし、有線接続及び無線接続の組み合わせであっても良い。
第1制御装置11は通信処理部11cを用いて通信網NETに接続された任意の装置と双方向通信が可能である。第2制御装置21は通信処理部21cを用いて通信網NETに接続された任意の装置と双方向通信が可能である。第3制御装置31は通信処理部31cを用いて通信網NETに接続された任意の装置と双方向通信が可能である。端末装置40も通信処理部(図3の通信処理部45に相当)を有し、通信処理部を用いて通信網NETに接続された任意の装置と双方向通信が可能である。レンタカー管理システムSYSの動作において、制御装置11は主に制御装置21及び端末装置40と双方向通信を行う。制御装置21は主に制御装置11及び31と双方向通信を行う。制御装置31は主に制御装置21と双方向通信を行う。
図2(a)及び(b)に鍵収容装置33の概略正面図を示す。鍵収容装置33はコインロッカーに類似する形態を有し、収容部331と収容部331に対応する扉332との組を複数備える。鍵貸出システム30を運営するスタッフは1以上の収容部331にレンタカーの鍵を収容しておくことができる。
各扉332は閉状態及び開状態の何れかの状態をとる。図2(a)は全ての扉332が閉状態であるときの鍵収容装置33の概略正面図を表す。図2(b)は2つの扉332のみ開状態であるときの鍵収容装置33の概略正面図を表す。或る収容部331に対応する扉332が開状態であるときにのみ、ユーザは当該収容部331に収容された物体(ここではレンタカーの鍵)を入手することができる。尚、鍵収容装置33に設けられた収容部331及び扉332の組の総数は1であっても良い。
鍵収容装置33には、鍵収容装置33の操作者からの操作を受け付ける操作部333と、鍵収容装置33の操作者が視認可能な表示部334が設けられる。レンタカーの貸し出しを望むユーザは鍵収容装置33の操作者となり得る。鍵収容装置33において、操作部333及び表示部334の各機能を備えるタッチパネルが形成されていても良い。鍵収容装置33の操作者が必要な情報(後述の鍵入手コード)を操作部333に入力したとき、入力情報に対応付けられた扉332が閉状態から開状態に切り替わり、当該操作者は当該扉332に対応する収容部331内の物体(ここではレンタカーの鍵)を入手することができる。
以下、レンタカーとしての車両を特に車両CRと称することがある。車両CRは動力源(エンジン、モータ等)を有し、動力源は車両CRを走行させるための駆動力を発生させる。動力源は、所定の燃料(例えば化石燃料、水素)又は電気エネルギ等に基づいて駆動力を発生させる。貸し出しの対象となるレンタカーの鍵、即ち車両CRの鍵は、車両CRのドアを開けるための鍵であると共に車両CRの動力源を駆動させるために必須となる鍵である。従って、ユーザが車両CRの鍵を入手した後にのみユーザは車両CRを走行させることが可能となる。
図3に端末装置40の内部ブロック図を示す。端末装置40は、端末制御部41、カメラ42、表示部43、操作部44、通信処理部45及び記録媒体46を備える。但し、端末装置40には、これら以外の各種ブロックも備えられる。
端末制御部41は、CPU等を含む演算処理部とROM及びRAM等を含むメモリとを備える。端末制御部41においてメモリ内のプログラムを演算処理部にて実行することで端末制御部41による後述の各動作及び各処理が実現されて良い。カメラ42は所定の撮影領域内の被写体を撮影し、撮影画像の画像データを生成する。表示部43は液晶ディスプレイパネル等から成り、端末制御部41の制御の下、任意の画像を表示する。操作部44は、端末装置40の操作者からの任意の操作を受け付ける。端末装置40において、表示部43と操作部44の各機能を備えるタッチパネルが形成されていても良い。通信処理部45は他の装置との双方向通信を実現する。記録媒体46は不揮発性の記録媒体である。
図4を参照し、レンタカー管理システムSYSにおいてユーザがレンタカーを利用するまでの流れを説明する。図4は当該流れを示すフローチャートである。
まずステップS1においてユーザ登録工程が実行される。次にステップS2において予約工程が実行される。予約工程においてレンタカーの利用予約が行われる。次にステップS3において認証工程が実行される。次にステップS4において鍵入手コード発行工程が実行される。最後にステップS5において鍵入手工程が実行される。
図5にユーザ登録工程のフローチャートを示す。図5に示すステップS11~S14の各処理が、図4のステップS1のユーザ登録工程にて実行される。図6はユーザ登録工程のシーケンス図である。
ユーザ登録工程では、まずステップS11において、端末装置40から第1制御装置11に対してユーザ登録要求を行う。ユーザ登録要求は、端末装置40から第1制御装置11に対してユーザ登録要求信号1110(図6参照)を送信することで実現される。ステップS11に続くステップS12において、第1制御装置11は信号1110に基づいてユーザ登録処理を実行する。ユーザ登録処理では第1データベース12に信号1110に基づくユーザ登録情報が保存される。ユーザが端末装置40を操作することで信号1110が端末装置40から第1制御装置11に送信され、この操作においてユーザ登録情報の元となる情報が端末装置40に入力される。
図7に第1データベース12に保存されるユーザ登録情報の構造を示す。システムSYSを利用するユーザごとにユーザ登録情報が作成され且つ第1データベース12に保存される。システムSYSを利用する複数のユーザの内、第i番目のユーザを第iユーザと称する(iは整数)。図7において、記号“AA[i]”は第iユーザに対して作成されたユーザ登録情報を表す。各ユーザに対し固有の識別情報であるユーザIDが付与される。ユーザIDは各ユーザにより信号1110の中で指定されても良いし、第1制御装置11がユーザIDを設定しても良い。システム10により運営される各種ウェブサイトにログインするためのログインパスワードがユーザごとに設定される。ログインパスワードは各ユーザにより信号1110の中で指定されても良いし、第1制御装置11がログインパスワードを設定しても良い。
以下では、処理の説明において注目される任意の一人のユーザを注目ユーザと称する。注目ユーザのユーザ登録情報は、注目ユーザのユーザID及びログインパスワードを含み、更に、注目ユーザの顔画像及び属性情報を含む。注目ユーザの顔画像は、注目ユーザの身分証明書に示された注目ユーザの顔写真の画像である。本実施形態ではシステムSYSが日本で運用されることを想定する。身分証明書として、例えば、日本国における運転免許証若しくはマイナンバーカード、又は、任意の国にて発行されたパスポートが挙げられる。日本国以外の国で発行された運転免許証に相当する書面も身分証明書に該当しうる。この他、注目ユーザの身分を証明可能な書面であれば、注目ユーザの身分証明書は任意である。
信号1110において、注目ユーザの顔画像を含む注目ユーザの身分証明書のデータが第1制御装置11に送信(アップロード)されることで、注目ユーザの顔画像の画像データが第1制御装置11にて取得される。注目ユーザは自身の身分証明書をカメラ42等の撮影により画像化して得られるデータを第1制御装置11に送信することができる。撮影によることなく注目ユーザが身分証明書をデータとして既に所持している場合には、当該データを第1制御装置11に送信しても良い。
注目ユーザの属性情報は、注目ユーザの氏名、住所、生年月日及び性別等を表す。注目ユーザの属性情報は、テキストデータとして信号1110に含まれるものであって良い。或いは、注目ユーザの身分証明書に記載されたテキスト情報を光学的文字認識(Optical Character Recognition)によって識別及び抽出することで注目ユーザの属性情報が生成されても良い。
光学的文字認識を利用する際、以下のような流れで属性情報が第1制御装置11にて取得されて良い。まず、注目ユーザの身分証明書の画像データを第1制御装置11から第2制御装置21に送信する。第2制御装置21は、注目ユーザの身分証明書の画像データを図示されないOCR装置(不図示)に送信する。OCR装置は、受信した画像データに基づき注目ユーザの身分証明書に対する光学的文字認識を行い、光学的文字認識の結果を得る。光学的文字認識の結果には、注目ユーザの身分証明書に示された注目ユーザの属性情報のテキスト情報が含まれる。OCR装置は光学的文字認識の結果を第2制御装置21に送信する。第2制御装置21はOCR装置から受信した光学的文字認識の結果を第1制御装置11に送信する。これにより、第1制御装置11にて注目ユーザの属性情報を取得することができる。
OCR装置はクラウドコンピューティングにより第2制御装置21が利用可能な装置であり、OCR装置の実体は通信網NETに接続された1以上のコンピュータ装置により形成される。所定のAPI(Application Programming Interface)によりOCR装置が利用されて良い。尚、制御装置11又は21が光学的文字認識の機能を有している場合には、制御装置11又は21にて光学的文字認識を行うことで注目ユーザの属性情報のテキスト情報を得ても良い。また、光学的文字認識によるテキスト情報の抽出は、ステップS2(図4参照)の予約工程の中で実行されるものであっても良い。
第1制御装置11はステップS12のユーザ登録処理を行うと、第2制御装置21に対してユーザ登録連携信号1120(図6参照)を送信する。第2制御装置21は、ユーザ登録連携信号1120の受信に応答してステップS13の処理を行う。ステップS13において、第2制御装置21は第2データベース22にユーザ登録情報の一部を保存する。第2データベース22に保存されるべき情報が信号1120に含まれている。第2制御装置21は信号1120に基づく登録要求信号1130(図6参照)を第2データベース22に送信することでステップS13での保存を実現する。ステップS13での保存が完了すると、所定の応答信号1132が第2データベース22から第2制御装置21に返信される。
ステップS13において、第2データベース22に保存される情報はユーザIDを含む。従って注目ユーザに対してステップS11~S13の処理が実行されたとき、注目ユーザのユーザIDが第2データベース22に保存される。以後、第2データベース22において、注目ユーザに対応する各種情報は注目ユーザのユーザIDに対応付けて保存される。尚、ステップS13において、第2データベース22に対し、ユーザIDに加えてユーザ登録情報の他の情報(例えば顔画像及び属性情報等)が更に保存されるようにしても良い。
ステップS13に続くステップS14において、第2制御装置21は顔画像登録処理を実行する。注目ユーザについてのユーザ登録工程において、注目ユーザのユーザ登録情報における顔画像の画像データ(従って身分証明書における注目ユーザの顔画像の画像データ)がユーザ登録連携信号1120に含まれる。顔画像登録処理において、第2制御装置21は顔登録要求信号1140を画像認識処理装置60に送信する。顔登録要求信号1140は、注目ユーザの顔画像を登録することを要求する信号であって、注目ユーザの顔画像の画像データと注目ユーザのユーザIDを含む。信号1140における注目ユーザの顔画像の画像データは、注目ユーザの身分証明書における注目ユーザの顔画像の画像データである。画像認識処理装置60は、信号1140における注目ユーザの顔画像の画像データに基づき、注目ユーザの顔画像の特徴を表す特徴データを抽出し、抽出した特徴データを注目ユーザのユーザIDに対応付けて自身の顔登録データベース(不図示)に保存する。この保存が完了すると、所定の応答信号1142が画像認識処理装置60から第2制御装置21に返信される。
画像認識処理装置60はクラウドコンピューティングにより第2制御装置21が利用可能な装置であり、画像認識処理装置60の実体は通信網NETに接続された1以上のコンピュータ装置により形成される。所定のAPIにより画像認識処理装置60が利用されて良い。尚、特徴データを生成する機能を第2制御装置21に持たせるようにしても良く、この場合、画像認識処理装置60は不要である。
ステップS14の顔画像登録処理を経てユーザ登録工程が完了する。詳細には、図6に示す如く、第2制御装置21は応答信号1142を受信すると、第1制御装置11に対して所定の連携完了信号1122を送信する。第1制御装置11は連携完了信号1122を受信すると端末装置40に対して所定のユーザ登録完了信号1112を送信する。信号1112の送信を以ってユーザ登録工程が完了する。
尚、ここでは、ステップS1のユーザ登録工程の中で顔画像登録処理が実行されることを想定しているが、ステップS2の予約工程の中で顔画像登録処理が実行されるようにしても良い。
図8に予約工程のフローチャートを示す。上述したよう、予約工程にてレンタカーの利用予約が行われる。図8に示すステップS21~S25の各処理が、図4のステップS2の予約工程にて実行される。図9は予約工程のシーケンス図である。
予約工程では、まずステップS21において、端末装置40から第1制御装置11に対して予約要求を行う。この予約要求は、端末装置40を用いたユーザによる予約要求であるとも言える。尚、注目ユーザがステップS21の予約要求を行うためには、システム10により運営されるウェブサイトに端末装置40をアクセスさせた後、注目ユーザのユーザID及びログインパスワードを端末装置40に入力する必要がある。この入力を経て上記ウェブサイトへのログインが完了し、予約要求が可能となる。予約要求は、端末装置40から第1制御装置11に対して予約要求信号1210(図9参照)を送信することで実現される。
ステップS21においてユーザは利用希望情報を端末装置40に入力することで、利用希望情報を指定する。利用希望情報の指定は、レンタカーの利用予約期間、レンタカーの貸出場所、及び、貸し出しを希望する車種などの指定を含む。レンタカーの利用予約期間は、レンタカーの貸し出し及び利用を希望する期間であり、利用予約開始日時から利用予約終了日時までの期間である。レンタカーの貸出場所は、貸し出されるべきレンタカーが配置される場所であり、貸し出しを受けるユーザはレンタカーの貸出場所からレンタカーを出発させることになる。レンタカーの貸出場所として、例えばレンタカー事業者の営業所(営業所の所在地)が指定される。予約要求信号1210に利用希望情報が含められることで、利用希望情報での指定内容が第1制御装置11に伝達される。
ステップS21に続くステップS22において、第1制御装置11は予約要求信号1210に基づいて第1予約登録処理を実行する。第1予約登録処理では、レンタカーの事業者側予約情報(以下、単に事業者側予約情報と称され得る)が作成され、且つ、第1データベース12に保存される。事業者側予約情報は予約要求信号1210に基づいて(従ってユーザの利用希望情報に基づいて)作成される。
図10に第1データベース12に保存される事業者側予約情報の構造を示す。ステップS2の予約工程が実行されるごとに事業者側予約情報が作成され且つ第1データベース12に保存される。図10において、記号“BB[j]”は第j番目の予約工程にて作成される事業者側予約情報を表す(jは整数)。
各事業者側予約情報には、レンタカー予約IDと、ユーザIDと、利用予約期間と、貸出場所と、貸出車両IDと、が含まれる。レンタカー予約IDは、事業者側予約情報ごとに設定される固有の識別情報(予約に関する固有の識別情報)である。事業者側予約情報のユーザIDは、予約要求に係る端末装置40に入力されたユーザIDである。従って例えば、第j番目の予約工程において第iユーザのユーザIDを端末装置40に入力した上で予約要求が行われたのであれば、事業者側予約情報BB[j]のユーザIDは、第iユーザのユーザIDとなる。事業者側予約情報における利用予約期間及び貸出場所は利用希望情報にて指定される利用予約期間及び貸出場所と一致する。
第1制御装置11は、利用希望情報に基づき、ユーザに貸し出すべき車両CRを決定すると共に、決定した車両CRに固有の識別情報を特定する。ここで特定された識別情報が貸出車両IDとして事業者側予約情報に含められる。貸出車両IDは、ユーザに貸し出すべき車両CRのナンバープレート情報であって良い。
第1制御装置11はステップS22の第1予約登録処理を行うと、第2制御装置21に対して予約連携信号1220(図9参照)を送信する。第1制御装置11は事業者側予約情報の全部又は一部を予約連携信号1220に含めて良い。
第2制御装置21は、予約連携信号1220の受信に応答してステップS23の鍵ID取得処理を行うことで鍵IDを取得する。鍵ID取得処理において、第2制御装置21は第3制御装置31に対して鍵ID要求信号1230を送信する。鍵ID要求信号1230は第1制御装置11にて特定された貸出車両IDを含んでおり、信号1230では当該貸出車両IDに対応付する鍵IDの送信が要求される。鍵IDは貸出車両IDに対応付けられたレンタカーの鍵の固有情報である。第3制御装置31は信号1230を受信すると、信号1230に含まれる貸出車両IDに対応するレンタカーの鍵についての鍵IDを特定し、特定した鍵IDを含む応答信号1232を第2制御装置21に返信する。信号1230及び1232の送受信を以ってステップS23の鍵ID取得処理が完了する。
その後、ステップS24において、第2制御装置21は鍵貸出予約ID取得処理を行うことで鍵貸出予約IDを取得する。鍵貸出予約ID取得処理において、第2制御装置21は第3制御装置31に対して鍵貸出予約ID要求信号1240を送信する。鍵貸出予約ID要求信号1240では鍵貸出予約IDの送信が要求される。信号1240には、ステップS23にて取得された鍵IDと、ステップS21にて予約要求を行ったユーザのユーザIDと、ステップS21にて指定された利用予約期間を示す情報が含まれる。第3制御装置31は、信号1240に基づいて、信号1240における鍵ID(即ち信号1232中の鍵ID)に対応する鍵の貸出予約を設定し、設定した貸出予約を識別するための固有情報である鍵貸出予約IDを設定する。
そして、第3制御装置31は鍵貸出予約IDを含む応答信号1242を第2制御装置21に返信する。第3制御装置31は、応答信号1242の返信前に又は応答信号1242の返信に並行して、鍵の貸出予約の内容を第3データベース32に保存する。具体的には、鍵貸出予約IDに対応付けつつ、鍵IDに対応する鍵を利用予約期間にユーザへ貸し出すという内容を貸出予約として第3データベース32に保存する。実際には、ステップS24にて設定した鍵貸出予約IDと、信号1240含まれる鍵ID、利用予約期間及びユーザIDと、を互いに関連付けたデータ群が、貸出予約として第3データベース32に保存されて良い。信号1240及び1242の送受信を以って、ステップS24の鍵貸出予約ID取得処理が完了する。
その後、ステップ25において、第2制御装置21は第2予約登録処理を行う。第2予約登録処理では、レンタカーの管理側予約情報(以下、単に管理側予約情報と称され得る)が作成され、且つ、第2データベース22に保存される。管理側予約情報は、予約連携信号1220と応答信号1232及び1242とに基づいて作成される。
図11に第2データベース22に保存される管理側予約情報の構造を示す。ステップS2の予約工程が実行されるごとに管理側予約情報が作成され且つ第2データベース22に保存される。図12において、記号“CC[j]”は第j番目の予約工程にて作成される管理側予約情報を表す(jは整数)。
各管理側予約情報には、レンタカー予約IDと、ユーザIDと、利用予約期間と、貸出場所と、貸出車両IDと、鍵IDと、鍵貸出予約IDと、が含まれる。管理側予約情報におけるレンタカー予約ID、ユーザID、利用予約期間、貸出場所及び貸出車両IDは、事業者側予約情報(図10参照)におけるレンタカー予約ID、ユーザID、利用予約期間、貸出場所及び貸出車両IDと同じものであって、予約連携信号1220に基づき設定される。管理側予約情報における鍵ID及び鍵貸出予約IDは、応答信号1232及び1242に含まれるそれらと同じものである。
例えば、第j番目の予約工程において第iユーザがレンタカーの利用予約を行った場合を考える。この場合、第j番目の予約工程に対応するレンタカー予約IDと、第iユーザのユーザIDと、第j番目の予約工程のステップS21での指定内容に基づく利用予約期間、貸出場所及び貸出車両IDと、第j番目の予約工程のステップS23及びS24で取得される鍵ID及び鍵貸出予約IDと、が互いに関連付けられた状態で、管理側予約情報CC[j]に含められる。但し、貸出場所を示す情報、貸出車両IDを示す情報及び利用予約期間を示す情報の内、全部又は一部は管理側予約情報に含まれていなくても良い。
第2制御装置21が、管理側予約情報を含む予約登録要求信号1250を第2データベース22に送信し、第2データベース22にて信号1250に基づき管理側予約情報が保存される。これにより、ステップS25の第2予約登録処理が実現される。第2データベース22にて管理側予約情報が保存されると所定の応答信号1252が第2制御装置21に返信される。
ステップS25の第2予約登録処理を経て予約工程が完了する。詳細には、図9に示す如く、第2制御装置21は応答信号1252を受信すると、第1制御装置11に対して所定の連携完了信号1222を送信する。第1制御装置11は連携完了信号1222を受信すると端末装置40に対して所定の予約完了信号1212を送信する。信号1212の送信を以って予約工程が完了する。
図12に認証工程のフローチャートを示す。図12に示すステップS31~S35の各処理が、図4のステップS3の認証工程にて実行される。図13は認証工程のシーケンス図である。
認証工程及び後述の鍵入手コード発行工程で対象人物PSにより使用される端末装置40を特に端末装置40aと称する(図13参照)。対象人物PSは、典型的には、システムSYSのユーザの何れかであって且つ予約工程にてレンタカーの利用予約を行った特定ユーザである。但し、対象人物PSは、特定ユーザとは異なる、レンタカーの不正使用を試みる人物であり得る。不正使用の存在を無視すれば、以下の説明における対象人物PSは特定ユーザと一致していると解して良い。
ステップS1及びS2のユーザ登録工程及び予約工程で用いられる端末装置40と、端末装置40aは、一致することもあるし、相違することもある。尚、特定ユーザについてのステップS1及びS2のユーザ登録工程及び予約工程は完了済みであるとする。以下では、説明の具体化のため、特に記述なき限り、特定ユーザに対応付けられたユーザ登録情報AA[i]及び事業者側予約情報BB[i]が第1データベース12に保存済みであって、且つ、特定ユーザに対応付けられた管理側予約情報CC[i]が第2データベース22に保存済みであるとする。
認証工程が開始される前提として、対象人物PSがアクセス場所に赴く。アクセス場所は、対象人物PS(換言すれば端末装置40a)が所定のサイトアクセスコードを入手可能な場所である。アクセス場所として、例えばレンタカーの貸出場所そのもの又はレンタカーの貸出場所の近傍が想定される。レンタカーの貸出場所が複数ある場合、貸出場所ごとにアクセス場所が設定されると良い。アクセス場所にて、例えばサイトアクセスコードが印刷された物体(掲示板等)が設置される。
サイトアクセスコードは、システム10にて運営される所定の貸出用ウェブサイトに対して端末装置40aをアクセスさせるためのアクセス情報である。ここでは、サイトアクセスコードとしてQRコード(登録商標)を用いるものとする。但し、サイトアクセスコードはQRコードに分類されない任意の二次元コード又は一次元コードであっても良い。或いは、サイトアクセスコードは、一次元コード及び二次元コードに分類されない任意のパターンコードであっても良い。
認証工程では、まずステップS31において、対象人物PSが端末装置40aを操作することにより、所定のサイトアクセスコード(アクセス情報)を端末装置40aにて読み取らせる。サイトアクセスコードを端末装置40aのカメラ42にて撮影することでサイトアクセスコードが端末装置40aに読み込まれる。サイトアクセスコードには、貸出用ウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)が埋め込まれている。端末装置40aには、読み込んだサイトアクセスコードから抽出されるURLのウェブサイトにアクセスするよう動作するアプリケーションプログラムが、予めインストールされているものとする。このため、端末装置40aにおいてサイトアクセスコードを読み込んだとき、端末制御部41はサイトアクセスコードに基づき貸出用ウェブサイトにアクセスする。
貸出用ウェブサイトへのアクセスが行われると、貸出用ウェブサイトの機能に基づき、ログインを要求する旨の表示が端末装置40aの表示部43に表示される。この要求を受けて対象人物PSはステップS32のログイン操作を行う。ログイン操作では、ユーザIDとログインパスワードを端末装置40aの操作部44に入力する。ここでは、ログイン操作において、特定ユーザのユーザIDと特定ユーザのログインパスワードが端末装置40aの操作部44に入力されたとする。この入力内容が端末装置40aから第1制御装置11に伝達されることで、第1制御装置11は特定ユーザが貸出用ウェブサイトにログインしたと判断する。
その後、貸出用ウェブサイトにおいて、顔画像のアップロードを要求する旨の表示が端末装置40aの表示部43に表示される。この要求を受けて対象人物PSはステップS33にて自撮り操作を行う。自撮り操作では対象人物PSの顔を端末装置40aのカメラ42にて撮影させる。自撮り操作の撮影により得られた対象人物PSの顔画像(即ち対象人物PSの顔の撮影画像)を、便宜上、顔画像PSfと称する。端末装置40aにより顔画像PSfが得られると、顔画像PSfが第1制御装置11に対してアップロードされる(ステップS33)。より具体的には、図13に示す如く、顔画像PSfの画像データを含む認証要求信号1310が端末装置40aから第1制御装置11に送信される。認証要求信号1310は対象人物PSが特定ユーザであることの認証を求める信号である(後述の信号1320も同様)。第1制御装置11は、認証要求信号1310を受信すると、顔画像PSfの画像データ及び特定ユーザのユーザIDを含む認証要求信号1320を第2制御装置21に送信する。
第2制御装置21にて認証要求信号1320が受信されると、ステップS34の顔認証処理が実行される。顔認証処理は本人認証処理の一種である。顔認証処理は、対象人物PSの顔が特定ユーザの顔と一致するかを判断する処理であり、この判断に基づき対象人物PSが特定ユーザであるかの認証が行われる。ステップS34の顔認証処理は、図13に示される信号1330、1332、1340及び1342の送受信を含む。顔認証処理は、画像認識処理装置60の機能を利用しつつ、第2制御装置21にて実行される。
顔認証処理において、第2制御装置21は、まず顔画像PSfの画像データを含む画像認識要求信号1330を画像認識処理装置60に送信する。信号1330は、顔画像PSfに対応する人物が誰であるかを知らせるよう要求する信号である。画像認識処理装置60は、信号1330を受信すると顔画像PSfの特徴を表す特徴データを抽出し、顔画像PSfの特徴データと、自身が有する顔登録データベース(不図示)に保存された各ユーザの特徴データとを比較する。顔登録データベースには、第1~第nユーザに対して実行されたユーザ登録工程を経て第1~第nユーザの顔画像の特徴データが保存済みであるとする。nは2以上の整数である。
画像認識処理装置60は、上記比較の結果に基づき、顔画像PSfに対応する人物(即ち対象人物PS)と第1~第nユーザの夫々との一致度を導出し、第1~第nユーザの内、所定値以上の一致度に対応するユーザを示す結果信号1332を第2制御装置21に送信する。結果信号1332には導出された一致度も含められる。顔画像PSfに対応する人物(即ち対象人物PS)と第iユーザとの一致度を第i一致度と称する。第i一致度は、顔画像PSfと第iユーザの顔画像とが一致している度合い(換言すれば類似している度合い)を表す。
顔認証処理に係る第2制御装置21は、結果信号1332に基づいて対象人物PSの顔が特定ユーザの顔と一致しているかを判断し、これによって対象人物PSが特定ユーザであるかを判断する。これらの判断の結果を顔認証結果と称する。所定値以上の一致度に対応するユーザの中に特定ユーザが含まれる場合、対象人物PSは特定ユーザに一致する(即ち対象人物PSの顔は特定ユーザの顔と一致する)と判断される。所定値以上の一致度に対応するユーザの中に特定ユーザが含まれない場合、又は、所定値以上の一致度に対応するユーザが存在しない場合、対象人物PSは特定ユーザに一致しない(即ち対象人物PSの顔は特定ユーザの顔と一致しない)と判断する。
第2制御装置21は、顔認証結果を得た後、顔認証結果の保存を求める結果保存要求信号1340を第2データベース22に送信する。第2データベース22にて信号1340に基づき顔認証結果が保存されると所定の応答信号1342が第2制御装置21に返信される。
その後、ステップS35における顔認証結果通知を経て認証工程が完了する。顔認証結果通知では、図13に示す如く、第2制御装置21が第1制御装置11に対して顔認証結果を含む結果通知信号1322を送信する。第1制御装置11は結果通知信号1322を受信すると端末装置40aに対して顔認証結果を含む結果通知信号1312を送信する。信号1312の送信を以って認証工程が完了する。
図14に鍵入手コード発行工程のフローチャートを示す。図4のステップS4の鍵入手コード発行工程は、図14に示すステップS41~S47の各処理を含む。図15は鍵入手コード発行工程のシーケンス図である。尚、鍵入手コード発行工程は、認証工程にて、対象人物PSが特定ユーザであると認証された場合にのみ実行されるものであって良い。
図16(a)を参照し、以下では、説明の具体化のため、特定ユーザに対応する各種情報に対して以下の符号を割り当てる。即ち、特定ユーザのユーザIDを符号“810”にて参照する。特定ユーザがレンタカーの利用予約を行うことで当該利用予約に対応付けられた(換言すれば特定ユーザに対応付けられた)レンタカー予約IDを符号“812”にて参照する。レンタカー予約ID812における利用予約期間、貸出場所、貸出車両ID、鍵ID、鍵貸出予約IDを、夫々、符号“814”、“816” 、“818” 、“820” 、“822” にて参照する。レンタカー予約ID812が管理側予約情報CC[i]におけるレンタカー予約IDと一致するのであれば、利用予約期間814、貸出場所816、貸出車両ID818、鍵ID820及び鍵貸出予約ID822は、管理側予約情報CC[i]における利用予約期間、貸出場所、貸出車両ID、鍵ID及び鍵貸出予約IDと一致する。また、特定ユーザについての予約工程における貸出予約により、鍵貸出予約ID822、鍵ID820、利用予約期間814及びユーザID810が互いに関連付けられた状態で第3データベース32に保存される(図9参照)。貸出車両ID818に対応する車両(レンタカー)CRを符号“CRa”にて参照する。鍵ID820に対応する鍵を符号“Ka”にて参照する。鍵Kaは車両CRaの鍵である。図16(a)に示される鍵入手コードCDaについては後述される。また、図16(b)に示す如く、利用予約期間814における利用予約開始日時、利用予約終了日時を、夫々、符号“814S”、“814E”にて参照する。更に、以下では、特に記述なき限り、対象人物PSは特定ユーザと一致するものとする。
図14を参照し、鍵入手コード発行工程では、まずステップS41において端末装置40aから第1制御装置11に対し鍵入手コード要求信号1410が送信されることで、鍵入手コードが要求される。特定ユーザに対して貸し出されることが予約されているレンタカーの鍵、即ち、鍵Kaは鍵収容装置33の何れかの収容部331内に収容及び保管されている。ステップS41で要求される鍵入手コードは、鍵Kaが収容されている収容部331の扉332を開状態にするために必要なコード(例えば所謂暗証番号)であり、以下、当該鍵入手コードを符号“CDa”にて参照する(図16(a)参照)。
尚、鍵Kaを収容部331内に収容及び保管する作業は、システム30を運営するスタッフにより利用予約開始日時814Sの所定時間以上前に完了している。鍵の貸出予約の設定及び保存が行われるときから(図9参照)上記保管の作業が完了するまでの任意のタイミングにおいて、第3制御装置31により鍵入手コードCDaが設定され且つ鍵収容装置33に登録される。また、第3制御装置31は鍵入手コードCDaを鍵ID820及び鍵貸出予約ID822に対応づけて第3データベース32に保存する。
具体的には例えば、認証工程の後、端末装置40aによる貸出用ウェブサイトへのログインが確立されている状態で、特定ユーザとの同一性が認められた対象人物PSが、端末装置40aに所定のコード発行要求操作を入力する。これにより、鍵入手コード要求信号1410が端末装置40aから第1制御装置11に送信される。信号1410にて鍵入手コードの送信が要求される(後述の信号1420も同様)。第1制御装置11は、鍵入手コード要求信号1410を受信すると、特定ユーザのユーザID810を含む鍵入手コード要求信号1420を第2制御装置21に送信する。
鍵入手コード要求信号1420が第2制御装置21にて受信されるとステップS42の処理が実行される。ステップS42において、第2制御装置21は、鍵入手コード発行条件の成否を判定する。鍵入手コード発行条件は、ステップS34の顔認証処理において対象人物PSの顔が特定ユーザの顔と一致する(換言すれば、対象人物PSが特定ユーザであると認証される)という顔認証条件を含む(図12参照)。故に、ステップS34の顔認証処理において、対象人物PSの顔が特定ユーザの顔と一致すると判断された場合(換言すれば、対象人物PSが特定ユーザであると認証された場合)に限り、鍵入手コード発行条件が成立する。
鍵入手コード発行条件は顔認証条件に加えて所定の追加条件を含み得る。この場合には、顔認証条件及び追加条件の双方が成立する場合に限り、鍵入手コード発行条件が成立する。例えば、特定ユーザが所定のマナー動画を閲覧済みであるという条件が追加条件に含まれ得る。
第2制御装置21は、第2データベース22の保存内容を参照することで、鍵入手コード発行条件の成否を判定する。認証工程において第2データベース22に対し顔認証結果が保存済みであるので、その保存内容に基づき顔認証条件の成否を判断できる。尚、追加条件が定められる場合、追加条件の成否を区別するための情報(例えば特定ユーザが所定のマナー動画を閲覧済みであるか否かを示す情報)が第2データベース22に保存されているものとする。
鍵入手コード発行条件が成立しているときにはステップS42からステップS43を経由して(ステップS43のY)、ステップS44に進む。鍵入手コード発行条件が成立していないときにはステップS42からステップS43を経由して(ステップS43のN)、ステップS47に進む。ステップS47では、制御装置11及び21が協働して所定のエラー対応処理を実行し、図14の動作を終える。
ステップS44において、第2制御装置21は第2データベース22に対してレンタカー予約ID812を含む鍵貸出予約ID要求信号1430を送信する。これにより、第2制御装置21はレンタカー予約ID812に対応する鍵貸出予約ID822(図16(a))を第2データベース22から読み出す。信号1430を受信した第2データベース22は、レンタカー予約ID812に対応する鍵貸出予約ID822を自身の保存内容から抽出し、鍵貸出予約ID822を含む応答信号1432を第2制御装置21に返信する。レンタカー予約ID812が管理側予約情報CC[i](図11参照)におけるレンタカー予約IDであるならば、管理側予約情報CC[i]における鍵貸出予約IDが鍵貸出予約ID822となる。
ステップS44に続くステップS45において、第2制御装置21は第3制御装置31に対して鍵入手コード要求信号1440を送信する。鍵入手コード要求信号1440は鍵貸出予約ID822を含み、信号1440によって鍵貸出予約ID822に対応する鍵入手コードCDaの送信が要求される。信号1440の受信に応答し、第3制御装置31は、鍵貸出予約ID822に対応する鍵入手コードCDaを含んだ応答信号1442を第2制御装置21に返信する。これにより、第2制御装置21にて鍵入手コードCDaが取得される。
その後、ステップS46において鍵入手コード通知を経て鍵入手コード発行工程が完了する。鍵入手コード通知では端末装置40aに向けて鍵入手コードCDaが通知される。具体的には、図15に示す如く、第2制御装置21が第1制御装置11に対して鍵入手コードCDaを含む通知信号1422を送信する。第1制御装置11は通知信号1422を受信すると端末装置40aに対して鍵入手コードCDaを含む通知信号1412を送信する。信号1412の送信を以って鍵入手コード発行工程が完了する。信号1412を受信した端末装置40aでは表示部43に鍵入手コードCDaが表示される。鍵入手コードCDaが端末装置40aの記録媒体46に記録されても良い。また、この他、信号1412には、貸し出される車両CRaの車種、ナンバープレート番号及び外観形状を示す情報が含まれる共に車両CRaの詳細な配置場所等を示す情報が含まれる。信号1412に含まれる各種情報は端末装置40aの表示部43に表示される。
尚、図15はステップS44に進む場合のシーケンス図であり、ステップS47に進む場合のシーケンスは図15には示されてない。ステップS47に進んだ場合、エラー対応処理において、鍵入手コードCDaの取得を失敗した旨を示す信号が、第2制御装置21から第1制御装置11を経由して端末装置40aに送信される。
図17に鍵入手工程のフローチャートを示す。図4のステップS5の鍵入手工程は、図17に示すステップS51~S56の各処理を含む。鍵入手工程では、まずステップS51において対象人物PSが鍵Kaを収容する収容部331を備えた鍵収容装置33の設置場所に赴き、当該鍵収容装置33に対してコードを入力する。ここで入力されるべきコードは鍵入手コードCDaであるが、鍵入手コードCDaを知らない人物は鍵入手コードCDa以外のコードを入力する場合がある。
鍵入手コードCDaが暗唱番号である場合、対象人物PSは鍵入手コードCDaとしての暗唱番号を鍵収容装置33の操作部333に入力する。鍵入手コードCDaは、QRコード(登録商標)などの二次元コード、一次元コード、又は、それら以外の任意のパターンコードであっても良い。この場合、端末装置40aの表示部43に表示された鍵入手コードCDaを、鍵収容装置33に設けられたコード読み取り部(不図示)に読み取らせることで、鍵入手コードCDaを鍵収容装置33に入力する。
ステップS51に続くステップS52において、鍵収容装置33の制御部は、鍵収容装置33に入力されたコードが正当な鍵入力コードであるかを判断する。特に図示しないが、鍵収容装置33にはマイクロコンピュータ等にて構成された制御部が設けられる。当該制御部の制御の下で、各扉332が閉状態又は開状態とされる。鍵収容装置33に入力されたコードが鍵入力コードと一致しない場合(ステップS52のN)、ステップS55に進み、鍵収容装置33にて所定のエラー対応処理が実行されて図17の動作を終える。正当な鍵入力コードが複数存在し得るが、ここでは、説明の簡略化上、正当な鍵入力コードとして鍵入手コードCDaのみに注目する。
鍵収容装置33に入力されたコードが鍵入手コードCDaと一致する場合(ステップS52のY)、ステップS52からステップS53に進む。以下では、鍵収容装置33に入力されたコードが鍵入手コードCDaと一致する場合を想定する。ステップS53において、鍵収容装置33の制御部は現在日時が鍵入手許可期間内の日時であるか否かを判断する。現在日時が鍵入手許可期間内の日時である場合(ステップS53のY)、ステップS53からステップS54に進む。現在日時が鍵入手許可期間内の日時でない場合(ステップS53のN)、ステップS53からステップS56に進む。
ステップS54において、鍵収容装置33の制御部は、鍵Kaを収容する収容部331の扉332を閉状態から開状態に切り替える。この切り替えを経て図17の鍵入手工程を終える。ステップS54の後、対象人物PSは収容部331から鍵Kaを取り出すことができる。以後、対象人物PSは、鍵Kaを用いて、利用予約した車両CRaのドアを開けることができると共に車両CRaを走行させることができる。
尚、鍵Kaを収容する収容部331の扉332が開状態となると、又は、収容部331から鍵Kaが取り出されたことが検知されると、その旨を示す所定の通知信号が、鍵収容装置33又は第3制御装置31から、システム10の管理者が所持する端末装置又は第1制御装置11に対して送信される。
ステップS56において、鍵収容装置33の制御部は、鍵Kaを収容する収容部331の扉332を閉状態に保ちつつ、対象人物PSに対して所定通知を行う。所定通知を経て図17の鍵入手工程を終える。ステップS56の所定通知では、表示部334を用いて現在は鍵の取り出し時間外である旨が対象人物PSに通知される。この後、鍵入手許可期間内に、対象人物PSが、再度、鍵入手コードCDaを鍵収容装置33に入力すれば、ステップS54に至ることになる。
鍵入手許可期間はレンタカーの利用予約期間814(図16(b)参照)に基づいて定まる期間である。即ち例えば、利用予約開始日時814Sに鍵Kaを貸し出すのは妥当であるが、利用予約開始日時814Sの30時間前に鍵Kaを貸し出すのは妥当でない。このような観点で予め定められた規則に基づき鍵入手許可期間が設定される。鍵入手許可期間は利用予約期間814に基づいて第3制御装置31にて設定されると解して良い。但し、鍵入手許可期間は利用予約期間814に基づいて第1制御装置11又は第2制御装置21にて設定されるものであっても良い。
以下、複数の実施例の中で、システムSYSに関わる幾つかの具体的な構成例、動作例、応用技術、変形技術等を説明する。本実施形態にて上述した事項は、特に記述無き限り且つ矛盾無き限り、以下の各実施例に適用される。各実施例において、上述の事項と矛盾する事項がある場合には、各実施例での記載が優先されて良い。また矛盾無き限り、以下に示す複数の実施例の内、任意の実施例に記載した事項を、他の任意の実施例に適用することもできる(即ち複数の実施例の内の任意の2以上の実施例を組み合わせることも可能である)。
<<第1実施例>>
第1実施例を説明する。図18(a)及び(b)に第1実施例に係る第2制御装置21の機能ブロック図を示す。第2制御装置21は機能ブロック211~217を備える。機能ブロック211~217は、メモリ21bに格納されたプログラムを演算処理部21aにて実行することで実現される機能ブロックであって良い。
機能ブロック211はユーザ登録処理部である。ユーザ登録処理部211は、ステップS1のユーザ登録工程において第2制御装装置21が実行すべき処理を行う。機能ブロック212は予約処理部である。予約処理部212は、ステップS2の予約工程において第2制御装装置21が実行すべき処理を行う。機能ブロック213は認証処理部である。認証処理部213は、ステップS3の認証工程において第2制御装装置21が実行すべき処理を行う。機能ブロック214は鍵入手コード発行処理部である。鍵入手コード発行処理部214は、ステップS4の鍵入手コード発行工程において第2制御装装置21が実行すべき処理を行う。
機能ブロック215~217の夫々は、機能ブロック211~214の何れかに内包される機能ブロックである、又は、機能ブロック211~214の内、2以上の機能ブロックに跨って実現される機能ブロックである。
機能ブロック215は、ユーザの身分証明書におけるユーザの顔の画像データを取得する顔画像データ取得部である。当該取得はユーザ登録連携信号1120を第1制御装置11から受信することで実現される(図6参照)。ユーザ登録連携信号1120は身分証明書におけるユーザの顔の画像データを含む。図6のシーケンスによれば、顔画像データ取得部215はユーザ登録処理部211に内包されると考えることができる。
機能ブロック216は、図14のステップS42の処理を実行する条件判定部である。即ち、条件判定部216は鍵入手コード発行条件の成否を判定する。鍵入手コード発行条件は、上述したように、顔認証処理において対象人物PSの顔が特定ユーザの顔と一致すると判断される(即ち対象人物PSが特定ユーザであると認証される)という顔認証条件を含む。上述したように、顔認証処理は、ユーザ登録工程にて取得される特定ユーザの顔の画像データ(身分証明書における顔の画像データ)と、認証工程において端末装置40aから送信される対象人物PSの顔の画像データ(即ち顔画像PSfの画像データ)と、に基づき実行される。故に、条件判定部216は、前者の顔の画像データ(特定ユーザの顔の画像データ)と後者の顔の画像データ(対象人物PSの顔の画像データ)とに基づき、鍵入手コード発行条件の成否を判定する、と言える。
機能ブロック217は、図14のステップS44~S46の処理を実行する鍵入手コード発行部である。具体的には、鍵入手コード発行部217は、図15に示される信号1430及び1440の送信並びに信号1432及び1442の受信を経て、通知信号1422を第1制御装置11に送信する。通知信号1422の送信により端末装置40aに送るための鍵入手コードが発行されることになる。図15のシーケンス図では、鍵入手コードが第2制御装置21から第1制御装置11を経由して端末装置40aに送られているが、第2制御装置21から端末装置40aに鍵入手コードを直接送る変形も可能である。
図16(a)及び(b)に導入した符号を参照する。システムSYSでは、顔認証条件を含む鍵入手コード発行条件が成立し、且つ、レンタカーの利用予約期間814に基づく鍵入手許可期間内に鍵Kaを収容する収容部331を備えた鍵収容装置33に対して鍵入手コードCDaが入力されたときに、収容部331の扉332が開状態となる(即ち鍵Kaが対象人物PSにて入手可能とされる)。即ち、顔認証条件を含む鍵入手コード発行条件が成立すること、鍵収容装置33に対して正規の鍵入手コード(ここではCDa)が入力されること、及び、鍵入手コードの入力が鍵入手許可期間内に行われることが、全て充足されて初めて鍵Kaが入手可能な状態に至る。即ち、多重チェックを経て鍵Kaが入手可能な状態に至る。
このような多重チェック機能を設けることで、レンタカーの不正に利用するといった不正行為が抑制される。これについて説明を補足する。レンタカーの貸し出し業務に係る参考方法では、営業所のカウンターで店員が運転免許証等による本人確認を行った上で鍵の直接の受け渡しを行う。現状、参考方法に係る貸し出し業務が一般的である。このような貸し出し業務を無人で行おうとすると、本人以外の第三者が鍵を受け取ってしまうといった不正行為が起こり得る。参考方法を基準に単に営業所を無人化すると、鍵を受け取りに来た人物が予約を行った人物(運転免許証等に対応する人物)と同一人物であるのかを確認できないためである。或いは、本人確認を行った人物が、実際に鍵を受け取りに来たのか確認できないからである。また、本人確認作業が無人化に伴って省略されることは不正行為の増大に繋がると考えられる。本実施形態による多重チェック機能により不正行為が抑制される。不正行為の抑制が可能であるために営業所の無人化が可能となり、無人化によるコスト低減が可能となる。但し、本実施形態において営業所が無人であることは必須ではなく、必要なスタッフは営業所に在籍していても構わない。この場合、営業所に必要なスタッフ人数を抑制することができる。
認証工程では(図12参照)、所定のアクセス場所にて入手可能なサイトアクセスコード(アクセス情報)に基づき対象人物PSの端末装置40aにて所定の貸出用ウェブサイトにアクセスする。このアクセスの後、端末装置40aでの撮影により得られた対象人物PSの顔の画像データが、第1制御装置11を通じて(換言すれば貸出用ウェブサイトを通じて)、第2制御装置21(条件判定部)に送られる。そして、条件判定部216は、上記アクセスを経て送られた対象人物PSの顔の画像データと、顔画像データ取得部215にて取得された特定ユーザの顔の画像データ(特定ユーザの身分証明書における特定ユーザの顔の画像データ)とに基づき、顔認証条件を含む鍵入手コード発行条件が成否を判定する。
アクセス場所を、例えばレンタカーの貸出場所の近傍又は鍵収容装置33の設置場所の近傍の場所にするといったことが可能である。これにより、顔認証処理による本人認証からレンタカーの実際の利用までの時間を短縮することができ、利便性が高い。
アクセス場所は、レンタカーの貸出場所からの距離又は鍵収容装置33の設置場所からの距離が、所定距離以内の場所であると良い。レンタカー予約ID812に対応する予約に関して具体的に述べると、アクセス場所は以下の場所であって良い。アクセス場所は、レンタカーの貸出場所816からの距離又は鍵Kaを収容する収容部331を備えた鍵収容装置33の設置場所からの距離が、所定距離以内の場所であると良い。
これにより、顔認証処理による本人認証からレンタカーの実際の利用までの時間を短縮することができ、利便性が高い。
特定ユーザの住所における場所とレンタカーの貸出場所816とは、一定距離以上、離れていると良い。例えば、特定ユーザの住所が属する都道府県とレンタカーの貸出場所816が属する都道府県とが互いに相違するなど、特定ユーザの住所から徒歩では貸出場所816に移動困難又は移動不能な程度に、特定ユーザの住所が貸出場所816から離れていて良い。
例えば、レンタカーの貸出場所816が属する地域は特定ユーザの旅行先である。レンタカーの貸出場所816が属する地域は離島であって良く、特定ユーザの住所における場所とレンタカーの貸出場所816との間に海が介在する場合を例として説明する。即ち、特定ユーザの住所は第1地域にあると共にレンタカーの貸出場所816は第2地域にあり、第1地域と第2地域とは海にて隔てられていることを想定する。そして、特定ユーザが第1地域から出発して海を越えて第2地域に到着した後に第2地域にてレンタカーを利用することを想定する。例えば、第1地域は東京都内の地域であって且つ第2地域は沖縄県内の地域である。この場合、特定ユーザは沖縄県に飛行機で到着した後にレンタカーを利用する。飛行機が到着する空港(沖縄県内の空港であって、以下、対象空港と称する)をアクセス場所に設定することができる。そうすると、アクセス場所はレンタカーの貸出場所816と陸続きの場所とされる。例えば、対象空港に隣接したレンタカーの営業所がレンタカーの貸出場所816であって良い。
特定ユーザの第1地域から第2地域への移動手段は飛行機に限定されない。例えば、特定ユーザは第1地域から第2地域に船にて移動する場合もある。この場合には、第1地域から出発した船が到着する第2地域内の発着場にアクセス場所を設定することができる。この際、例えば、当該発着場に隣接したレンタカーの営業所がレンタカーの貸出場所816であって良い。
特定ユーザは第1地域から第2地域に到着した際、レンタカーの貸出場所816と陸続きの場所であるアクセス場所を必ず通過する又は通過し易いと期待される。特に、第1地域と第2地域とが海で隔てられている場合、特定ユーザは飛行機や船を利用すると予想される。このようなアクセス場所(例えば対象空港内の所定場所又は上記発着場の所定場所)にサイトアクセスコードを掲示しておくことにより、特定ユーザはレンタカーの利用に向けた手続きを速やかに済ませることができ、利便性が高い。
ここで、レンタカーの利用予約期間814に基づく鍵入手許可期間について説明を加える。図19(a)~(c)を参照する。図19(a)~(c)には期間851、852、853が示される。利用予約期間814に基づく鍵入手許可期間は、期間851、852又は853であって良い。
期間851は利用予約期間814と一致する。期間852は利用予約開始日時814Sの第1所定時間t前から利用予約終了日時814Eまでの期間である。所定時間tは例えば30分、1時間又は2時間である。期間853は利用予約開始日時814Sを内包する第2所定時間分の期間である。より具体的には、期間853は、利用予約開始日時814Sの所定時間t2A前から利用予約開始日時814Sの所定時間t2B後までの期間である。所定時間t2A及びt2Bの合計が第2所定時間に相当する。第2所定時間は、例えば、1時間、2時間又は3時間である。但し、所定時間t2Bは利用予約期間814の長さよりも短いものとする。
システム30における第3制御装置31が、利用予約期間814に基づいて期間851、852又は853を鍵入手許可期間に設定して良い。或いは、システム20における第2制御装置21が、利用予約期間814に基づいて期間851、852又は853を鍵入手許可期間に設定し、その設定結果を第3制御装置31に伝達するようにしても良い。
鍵入手許可期間を、利用予約期間814に基づく期間851、852又は853に設定することで、レンタカーが貸し出される期間に対して適正なタイミングにおいてのみ、鍵Kaの取り出しが可能となる。従って例えば、レンタカーの営業所が無人であっても、貸出契約に沿った妥当なレンタカーの貸し出しが行われるようになる。
利用予約期間814に基づく鍵入手許可期間は、期間851内、期間852内又は期間853内の期間であって、且つ、対象人物PSの端末装置40aによる貸出用ウェブサイトへのアクセスタイミング(以下、便宜上、アクセスタイミングJ1と称する)から所定の制限時間が経過するまでの期間であっても良い。制限時間は例えば、1時間、2時間又は3時間である。
制限時間の起算点となるアクセスタイミングJ1は、図12のステップS31にて端末装置40aが貸出用ウェブサイトへアクセスを開始したタイミングであっても良いし、ステップS32のログイン操作が行われたタイミングであっても良い。アクセスタイミングJ1は、端末装置40aが貸出用ウェブサイトへのアクセスを開始したタイミングから、端末装置40aが貸出用ウェブサイトへのアクセスを終了したタイミングまでの期間内の任意のタイミングであっても良い。図12のステップS31~S35の処理及び図14のステップS41~S46の処理は、端末装置40aが貸出用ウェブサイトにアクセスしている期間にて実行される。従って、アクセスタイミングJ1は、S31~S35及びS41~S46の何れかの処理が実行されるタイミングであっても良い。
利用予約期間814に基づく鍵入手許可期間は、期間851内、期間852内又は期間853内の期間であって、且つ、鍵入手コード発行部217による鍵入手コードCDaの発行タイミング(以下、便宜上、発行タイミングJ2と称する)から所定の制限時間が経過するまでの期間であっても良い。制限時間の具体例は上述した通りである。
制限時間の起算点となる発行タイミングJ2は、図14のステップS46の処理が行われるタイミングである。より具体的には例えば、鍵入手コード発行部217が通知信号1422を第1制御装置11に送信するタイミングが発行タイミングJ2であって良い。通知信号1412が端末装置40aに送信されるタイミングが発行タイミングJ2に相当すると考えても良い。
アクセスタイミングJ1又は発行タイミングJ2に応じて鍵入手許可期間を設定する場合、システム30における第3制御装置31が、利用予約期間814とアクセスタイミングJ1又は発行タイミングJ2とに基づいて鍵入手許可期間を設定して良い。但し、この場合、鍵入手許可期間の設定に先立ち、アクセスタイミングJ1又は発行タイミングJ2が第2制御装置21から第3制御装置31に伝達されるものとする。或いは、システム20における第2制御装置21が、利用予約期間814とアクセスタイミングJ1又は発行タイミングJ2とに基づいて鍵入手許可期間に設定し、その設定結果を第3制御装置31に伝達するようにしても良い。
鍵入手許可期間を、利用予約期間814に応じたものに設定することで、レンタカーが貸し出される期間に対して適正なタイミングにおいてのみ、鍵Kaの取り出しが可能となる。従って例えば、レンタカーの営業所が無人であっても、貸出契約に沿った妥当なレンタカーの貸し出しが行われるようになる。更に、アクセスタイミングJ1又は発行タイミングJ2に応じて鍵入手許可期間に制限を設けることにより、不正行為が生じにくくなると期待される(当該制限により鍵入手コードCDaを不正取得した人物が実際に鍵Kaを手に入れる機会が低減すると考えられる)。
<<第2実施例>>
第2実施例を説明する。鍵収容装置33は、鍵入手許可期間内に鍵入手コードCDaの入力を受けたときに、収容部における鍵Kaを対象人物PSに入手可能とする構成であれば任意である。従って例えば、鍵収容装置33として図20に示す鍵収容装置33’が用いられても良い。
鍵収容装置33’は、上述の操作部333及び334を備えると共に取出口336を備える。鍵収容装置33’は、鍵Kaを含む1以上の鍵を収容する収容部(不図示)と、当該収容部内の鍵Kaを取出口336に対して出力可能な機構(不図示)と、を内蔵する。
鍵収容装置33’が鍵収容装置33として用いられる場合、図17のステップS54において、鍵収容装置33’の制御部は、収容部内の鍵Kaを取出口336に対して出力する。鍵収容装置33’を操作する対象人物PSは取出口336内の物体を取り出すことができる。故に、鍵Kaが取出口336に出力されたとき、対象人物PSは取出口336から鍵Kaを取り出して入手することが可能となる。
<<第3実施例>>
第3実施例を説明する。第3実施例では、上述の各構成、各動作等に対する変形技術や補足事項を説明する。
認証工程において、第2制御装置21により対象人物PSの顔と特定ユーザの顔とが一致していないと判断されたとき、システムSYSの管理者(例えば第2制御装置21を操作可能な人物)が確認作業を行っても良い。この確認作業では、システムSYSの管理者が、特定ユーザの身分証明書における顔写真と対象人物PSの顔画像PSf(図13参照)とを目視で比較する。そして、システムSYSの管理者は、対象人物PSの顔と特定ユーザの顔とが一致していると判断した場合には、第2制御装置21における判断を、対象人物PSの顔と特定ユーザの顔とが一致しているとの判断に置換する修正操作を第2制御装置21に入力して良い。
特定ユーザについてのユーザ登録工程の後、特定ユーザの顔画像を得るための撮影は、複数回実施されても良い。例えば、特定ユーザの顔画像を得るための撮影(端末装置40での撮影)を予約工程で行い、更に、レンタカーの利用当日でも行うようにしても良い。そして、撮影により得られた顔画像を全て参照して顔認証処理を行うようにしても良い。
特定ユーザが過去に不適切な運転(煽り運転等)を行ったという情報、又は、特定ユーザが過去に何らかの不正行為を行ったという情報が存在する場合、システムSYSは、特定ユーザに対してレンタカーの貸し出しを許可しないようにしても良い。即ち例えば、レンタカーの利用予約を拒否しても良い、或いは、鍵入手コードの発行を拒否するようにしても良い。不適切な運転又は不正行為に関わる上記情報は、システムSYS外の装置からシステムSYSに提供されるものであっても良いし、特定ユーザのシステムSYSの過去の利用履歴等に基づいて取得されても良い。
上述の構成では、物理的な鍵を対象人物PSに入手可能とするか否かにより対象人物PSによるレンタカーの利用(運転)を許可又は禁止している。しかしながら、物理的な鍵を用いずにレンタカーの利用(運転)を許可又は禁止する変形方法も可能である。当該変形方法では、鍵入手コードCDaは、QRコード(登録商標)などの二次元コード、一次元コード、又は、それら以外の任意のパターンコードとされる。また、車両CRaに二次元コード、一次元コード又はパターンコードを読み取り可能なコード読み取り部(不図示)が設置される。対象人物PSは、鍵入手コードCDaを端末装置40aの表示部43に表示させた状態で、表示部43の表示内容を車両CRaのコード読み取り部に読み取らせる。車両CRaに設置された車載装置(不図示)は、コード読み取り部に読み取られたコードが鍵入手コードCDaと一致しており、且つ、現在が鍵入手許可期間に属する場合に限り、車両CRaのドアを開状態とする。その後、車両CRaに設置された車載装置は、利用予約期間814において対象人物PSによる車両CRaの走行を許可する。
上記変形方法を実現する際には、鍵入手コードCDa及び鍵入手許可期間を車両CRaに設置された車載装置に認識させる処理が必要である。鍵入手コードCDa及び鍵入手許可期間を示す情報は、例えば、第2制御装置21から車載装置に送信されて良い。また、車両CRaに設置されたカメラを用いて対象人物PSを撮影することで顔画像PSfを取得し、車両CRaに設置された車載装置にて上記顔認証処理を行うようにしても良い。この場合には例えば、車両CRaに設置された車載装置と制御装置11及び21と端末装置40aとが協働して顔画像PSfが特定ユーザの顔と一致するか否かを判断すれば良い。
貸出管理システム20又は第2制御装置21はレンタカー貸出管理装置の例である。事業者システム10は、レンタカー貸出管理装置と双方向通信可能に接続される第1別システム(第1外部システム)の例である。鍵貸出システム30は、レンタカー貸出管理装置と双方向通信可能に接続される第2別システム(第2外部システム)の例である。
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。
SYS レンタカー管理システム
10 事業者システム
11 第1制御装置
12 第1データベース
20 貸出管理システム
21 第2制御装置
22 第2データベース
30 鍵貸出システム
31 第3制御装置
32 第3データベース
33 鍵収容装置
331 収容部
332 扉
333 操作部
334 表示部
40 端末装置
211 ユーザ登録処理部
212 予約処理部
213 認証処理部
214 鍵入手コード発行処理部
215 顔画像データ取得部
216 条件判定部
217 鍵入手コード発行部

Claims (11)

  1. ユーザによるレンタカーの利用を管理するレンタカー貸出管理装置であって、
    前記ユーザの身分証明書における前記ユーザの顔の画像データを取得する顔画像データ取得部と、
    前記レンタカーの利用予約期間の指定を含む前記レンタカーの利用予約の後、前記ユーザの顔の画像データと、前記ユーザと一致又は相違する対象人物の端末装置からの前記対象人物の顔の画像データと、に基づき、所定の鍵入手コード発行条件の成否を判定する条件判定部と、
    前記鍵入手コード発行条件が成立した場合に前記対象人物の端末装置に送るための鍵入手コードを発行する鍵入手コード発行部と、を備え、
    前記鍵入手コード発行条件は、前記対象人物の顔が前記ユーザの顔と一致する条件を含み、
    前記レンタカーの利用予約期間に基づく鍵入手許可期間内に、前記レンタカーの鍵を収容する収容部を備えた鍵収容装置に対して前記鍵入手コードが入力されたとき、前記レンタカーの鍵が前記対象人物にて入手可能とされる
    、レンタカー貸出管理装置。
  2. 所定のアクセス場所にて入手可能なアクセス情報に基づき前記対象人物の端末装置にて所定のウェブサイトにアクセスした後、前記対象人物の端末装置の撮影により得られた前記対象人物の顔の画像データが前記条件判定部に送られ、
    前記条件判定部は、前記アクセスを経て送られた前記対象人物の顔の画像データと、前記顔画像データ取得部にて取得された前記ユーザの顔の画像データと、に基づき、前記鍵入手コード発行条件の成否を判定する
    、請求項1に記載のレンタカー貸出管理装置。
  3. 前記アクセス場所は、前記レンタカーの貸出場所から又は前記鍵収容装置の設置場所から所定距離以内の場所である
    、請求項2に記載のレンタカー貸出管理装置。
  4. 前記ユーザの住所における場所と前記レンタカーの貸出場所とは、一定距離以上、離れている
    、請求項2又は3に記載のレンタカー貸出管理装置。
  5. 前記ユーザの住所における場所と前記レンタカーの貸出場所との間に海が介在するとき、前記アクセス場所は、前記レンタカーの貸出場所と陸続きの場所である
    、請求項2~4の何れかに記載のレンタカー貸出管理装置。
  6. 前記レンタカーの利用予約期間は利用予約開始日時から利用予約終了日時までの期間であり、
    前記鍵入手許可期間は、前記レンタカーの利用予約期間と一致するか、或いは、前記利用予約開始日時の第1所定時間前から前記利用予約終了日時までの期間である、又は、前記利用予約開始日時を含む第2所定時間分の期間である
    、請求項1~5の何れかに記載のレンタカー貸出管理装置。
  7. 前記レンタカーの利用予約期間は利用予約開始日時から利用予約終了日時までの期間であり、
    前記鍵入手許可期間は、
    前記レンタカーの利用予約期間内に内包され、
    前記利用予約開始日時の第1所定時間前から前記利用予約終了日時までの期間内に内包され、又は、
    前記利用予約開始日時を含む第2所定時間分の期間内に内包され、
    且つ、
    前記対象人物の端末装置による前記ウェブサイトへのアクセスタイミングから所定の制限時間が経過するまでの期間である
    、請求項2~5の何れかに記載のレンタカー貸出管理装置。
  8. 前記レンタカーの利用予約期間は利用予約開始日時から利用予約終了日時までの期間であり、
    前記鍵入手許可期間は、
    前記レンタカーの利用予約期間内に内包され、
    前記利用予約開始日時の第1所定時間前から前記利用予約終了日時までの期間内に内包され、又は、
    前記利用予約開始日時を含む第2所定時間分の期間内に内包され、
    且つ、
    前記鍵入手コード発行部による前記鍵入手コードの発行タイミングから所定の制限時間が経過するまでの期間である
    、請求項1~5の何れかに記載のレンタカー貸出管理装置。
  9. 請求項1~8の何れかに記載のレンタカー貸出管理装置と、
    前記対象人物の端末装置及び前記レンタカー貸出管理装置の夫々と通信可能であり、前記対象人物の端末装置から受けた前記対象人物の顔の画像データを前記レンタカー貸出管理装置に送信する処理、及び、前記レンタカー貸出管理装置が発行した前記鍵入手コードを前記対象人物の端末装置に送信する処理、を実行する第1別システムと、
    前記鍵収容装置を含む第2別システムと、を備える
    、レンタカー管理システム。
  10. 前記鍵入手コード発行条件が成立した場合において、前記レンタカー貸出管理装置は所定の要求信号を前記第2別システムに送信し、前記第2別システムは前記要求信号の受信に応答して前記レンタカーの鍵に対応付けられた前記鍵入手コードを前記レンタカー貸出管理装置に送信し、前記レンタカー貸出管理装置は受信した前記鍵入手コードを前記第1別システムを通じ前記対象人物の端末装置に向けて発行し、
    前記鍵収容装置は、前記鍵入手許可期間内に前記鍵入手コードの入力を受けたとき、前記収容部における前記レンタカーの鍵を前記対象人物に入手可能とする
    、請求項9に記載のレンタカー管理システム。
  11. ユーザによるレンタカーの利用を管理するためのレンタカー貸出管理方法であって、
    前記ユーザの身分証明書における前記ユーザの顔の画像データを取得する顔画像データ取得ステップと、
    前記レンタカーの利用予約期間の指定を含む前記レンタカーの利用予約の後、前記ユーザの顔の画像データと、前記ユーザと一致又は相違する対象人物の端末装置からの前記対象人物の顔の画像データと、に基づき、所定の鍵入手コード発行条件の成否を判定する条件判定ステップと、
    前記鍵入手コード発行条件が成立した場合に前記対象人物の端末装置に送るための鍵入手コードを発行する鍵入手コード発行ステップと、を備え、
    前記鍵入手コード発行条件は、前記対象人物の顔が前記ユーザの顔と一致する条件を含み、
    前記レンタカーの利用予約期間に基づく鍵入手許可期間内に、前記レンタカーの鍵を収容する収容部を備えた鍵収容装置に対して前記鍵入手コードが入力されたとき、前記レンタカーの鍵を前記対象人物に入手可能とする
    、レンタカー貸出管理方法。
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