JP2023047909A - 医用画像表示装置、方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】医用画像表示装置、方法およびプログラムにおいて、CADによる医用画像の解析結果が医師の読影結果にどのように影響を与えたかを確認できるようにする。【解決手段】プロセッサは、医用画像を表示し、ユーザが医用画像を読影することによる一次読影結果の入力を受け付け、一次読影結果を表すアノテーションを表示し、医用画像に対する解析結果を取得し、解析結果を表すアノテーションを表示し、解析結果の表示後にユーザが医用画像を読影することによる二次読影結果の入力を受け付け、一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとを区別して表示する。【選択図】図3
Description
本開示は、医用画像表示装置、方法およびプログラムに関する。
近年、CT(Computed Tomography)装置およびMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等の医療機器の進歩により、より質の高い高解像度の医用画像を用いての画像診断が可能となってきている。とくに、CT画像およびMRI画像等を用いた画像診断により、病変の領域を精度よく特定することができるため、特定した結果に基づいて適切な治療が行われるようになってきている。
また、ディープラーニング等により機械学習がなされた学習モデルを用いたCAD(Computer-Aided Diagnosis)により医用画像を解析して、医用画像に含まれる病変等の異常陰影を医用画像から検出することも行われている。このように、CADの解析処理により生成される解析結果は、患者名、性別、年齢および医用画像を取得したモダリティ等の検査情報と対応づけられて、データベースに保存され、診断に供される。医師は、自身の読影端末において、配信された医用画像および解析結果を参照して医用画像の読影を行う。この際、読影医は、読影結果に基づいて、医用画像に含まれる異常陰影にアノテーションを付与する。例えば、異常陰影を囲む領域および異常陰影を示す矢印等のマーク、並びに疾患の種類およびサイズ等を表すテキスト等をアノテーションとして付与する。また、解析結果を参照する際には解析結果を表すアノテーションが医用画像に表示される。
一方、医師による医用画像の読影はCADによる解析結果に誘導されてはならない。このため、CADによる医用画像の解析結果は、臨床現場においては、二次的な読影(セカンドリーディング)として利用されることが多い。例えば、読影に際して、まず医師がCADによる解析結果を参照することなく医用画像の一次的な読影を行い、読影結果を表すアノテーションを医用画像に付与する。その後、CADによる解析結果に基づいてアノテーションが付与された医用画像を表示し、解析結果を表すアノテーションを参照しつつ医師が医用画像の二次的な読影を行う。このような一次読影および二次読影を行うことにより、疾患領域の見逃しを防止することができる。
また、医師による読影を効率よく行うための手法が提案されている。例えば、特許文献1には、医師による一次読影が完了した後にCADによる解析結果を医師による読影結果とを重ね合わせて表示したり並列に表示したりする手法が提案されている。
医師はCADによる解析結果を参照した後に一次読影の結果の修正を希望する場合がある。この場合、一次読影の結果を完全に削除してしまったり、CADによる解析結果の参照の前後で同一の表示態様で読影結果を医用画像に付与したりすると、CADによる解析結果が医師の最終的な読影結果にどのように影響を与えたのかが分からなくなってしまう。
本開示は上記事情に鑑みなされたものであり、CADによる医用画像の解析結果が医師の読影結果にどのように影響を与えたかを確認できるようにすることを目的とする。
本開示による医用画像表示装置は、少なくとも1つのプロセッサを備え、
プロセッサは、医用画像を表示し、
ユーザが医用画像を読影することによる一次読影結果の入力を受け付け、
一次読影結果を表すアノテーションを表示し、
医用画像に対する解析結果を取得し、
解析結果を表すアノテーションを表示し、
解析結果の表示後にユーザが医用画像を読影することによる二次読影結果の入力を受け付け、
一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとを区別して表示する。
プロセッサは、医用画像を表示し、
ユーザが医用画像を読影することによる一次読影結果の入力を受け付け、
一次読影結果を表すアノテーションを表示し、
医用画像に対する解析結果を取得し、
解析結果を表すアノテーションを表示し、
解析結果の表示後にユーザが医用画像を読影することによる二次読影結果の入力を受け付け、
一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとを区別して表示する。
「アノテーション」とは、読影により指摘されたあるいは解析により検出された異常陰影を囲む領域および異常陰影の位置を示すマーク、並びに異常陰影の性状およびサイズ等を表すテキスト等が挙げられる
なお、本開示による医用画像表示装置においては、プロセッサは、一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとを異なる色のマークおよび異なる形状のマークの少なくとも一方によって表示することにより、一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとを区別して表示するものであってもよい。
また、本開示による医用画像表示装置においては、プロセッサは、一次読影結果を表すアノテーションとして一次読影結果であることを表すテキストを表示し、二次読影結果を表すアノテーションとして二次読影結果であることを表すテキストを表示することにより、一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとを区別して表示するものであってもよい。
また、本開示による医用画像表示装置においては、プロセッサは、一次読影結果を表すアノテーションと解析結果を表すアノテーションと区別して表示するものであってもよい。
また、本開示による医用画像表示装置においては、プロセッサは、解析結果を表すアノテーションの表示後に一次読影結果の編集を禁止するものであってもよい。
また、本開示による医用画像表示装置においては、プロセッサは、解析結果を表すアノテーションの表示前に一次読影結果の編集が禁止されることを通知するものであってもよい。
また、本開示による医用画像表示装置においては、プロセッサは、編集が禁止されたことを視認可能に一次読影結果を表すアノテーションを表示するものであってもよい。
また、本開示による医用画像表示装置においては、プロセッサは、一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとを医用画像と関連付けて保存するものであってもよい。
本開示による医用画像表示方法は、医用画像を表示し、
ユーザが医用画像を読影することによる一次読影結果の入力を受け付け、
一次読影結果を表すアノテーションを表示し、
医用画像に対する解析結果を取得し、
解析結果を表すアノテーションを表示し、
解析結果の表示後にユーザが医用画像を読影することによる二次読影結果の入力を受け付け、
一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとを区別して表示する。
ユーザが医用画像を読影することによる一次読影結果の入力を受け付け、
一次読影結果を表すアノテーションを表示し、
医用画像に対する解析結果を取得し、
解析結果を表すアノテーションを表示し、
解析結果の表示後にユーザが医用画像を読影することによる二次読影結果の入力を受け付け、
一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとを区別して表示する。
なお、本開示による医用画像表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
本開示によれば、CADによる医用画像の解析結果が医師の読影結果にどのように影響を与えたかを確認できる。
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。まず、本実施形態による医用画像表示装置を適用した医療情報システム1の構成について説明する。図1は、医療情報システム1の概略構成を示す図である。図1に示す医療情報システム1は、公知のオーダリングシステムを用いた診療科の医師からの検査オーダに基づいて、被写体の検査対象部位の撮影、撮影により取得された医用画像の保管、読影医による医用画像の読影と読影レポートの作成、および依頼元の診療科の医師による読影レポートの閲覧と読影対象の医用画像の詳細観察とを行うためのシステムである。
図1に示すように、医療情報システム1は、複数の撮影装置2、読影端末である複数の読影WS(WorkStation)3、診療WS4、画像サーバ5、画像データベース(以下、画像DB(DataBase)とする)6、レポートサーバ7、レポートデータベース(以下レポートDBとする)8、および解析サーバ9が、有線または無線のネットワーク10を介して互いに通信可能な状態で接続されて構成されている。
各機器は、医療情報システム1の構成要素として機能させるためのアプリケーションプログラムがインストールされたコンピュータである。アプリケーションプログラムは、ネットワーク10に接続されたサーバコンピュータの記憶装置、若しくはネットワークストレージに、外部からアクセス可能な状態で記憶され、要求に応じてコンピュータにダウンロードされ、インストールされる。または、DVD(Digital Versatile Disc)およびCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の記録媒体に記録されて配布され、その記録媒体からコンピュータにインストールされる。
撮影装置2は、被写体の診断対象となる部位を撮影することにより、診断対象部位を表す医用画像を生成する装置(モダリティ)である。具体的には、単純X線撮影装置、CT装置、MRI装置、およびPET(Positron Emission Tomography)装置等である。撮影装置2により生成された医用画像は画像サーバ5に送信され、画像DB6に保存される。なお、単純X線撮影装置とは、被写体に1回放射線を照射することにより被写体の透過像である2次元の放射線画像を取得する装置である。
読影WS3は、例えば放射線科の読影医が、医用画像の読影および読影レポートの作成等に利用するコンピュータであり、本実施形態による医用画像表示装置20を内包する。読影WS3では、画像サーバ5に対する医用画像の閲覧要求、画像サーバ5から受信した医用画像に対する各種画像処理、医用画像の表示、および医用画像に関する所見文の入力受け付け等が行われる。また、読影WS3では、読影レポートの作成、レポートサーバ7に対する読影レポートの登録要求と閲覧要求、およびレポートサーバ7から受信した読影レポートの表示等が行われる。これらの処理は、読影WS3が各処理のためのソフトウェアプログラムを実行することにより行われる。
診療WS4は、診療科の医師が、画像の詳細観察、読影レポートの閲覧、および電子カルテの作成等に利用するコンピュータであり、処理装置、ディスプレイ等の表示装置、並びにキーボードおよびマウス等の入力装置により構成される。診療WS4では、画像サーバ5に対する画像の閲覧要求、画像サーバ5から受信した画像の表示、レポートサーバ7に対する読影レポートの閲覧要求、およびレポートサーバ7から受信した読影レポートの表示が行われる。これらの処理は、診療WS4が各処理のためのソフトウェアプログラムを実行することにより行われる。
画像サーバ5は、汎用のコンピュータにデータベース管理システム(DataBase Management System: DBMS)の機能を提供するソフトウェアプログラムがインストールされたものである。また、画像サーバ5は画像DB6が構成されるストレージを備えている。このストレージは、画像サーバ5とデータバスとによって接続されたハードディスク装置であってもよいし、ネットワーク10に接続されているNAS(Network Attached Storage)およびSAN(Storage Area Network)に接続されたディスク装置であってもよい。また、画像サーバ5は、撮影装置2からの医用画像の登録要求を受け付けると、その医用画像をデータベース用のフォーマットに整えて画像DB6に登録する。
画像DB6には、撮影装置2において取得された医用画像の画像データと付帯情報とが登録される。付帯情報には、例えば、個々の医用画像を識別するための画像ID(identification)、被写体を識別するための患者ID、検査を識別するための検査ID、医用画像毎に割り振られるユニークなID(UID:unique identification)、医用画像が生成された検査日、検査時刻、医用画像を取得するための検査で使用された撮影装置の種類、患者氏名、年齢、性別等の患者情報、検査部位(撮影部位)、撮影情報(撮影プロトコル、撮影シーケンス、撮像手法、撮影条件、造影剤の使用等)、1回の検査で複数の医用画像を取得した場合のシリーズ番号あるいは採取番号等の情報が含まれる。
また、画像サーバ5は、読影WS3および診療WS4からの閲覧要求をネットワーク10経由で受信すると、画像DB6に登録されている医用画像を検索し、検索された医用画像を要求元の読影WS3および診療WS4に送信する。
レポートサーバ7には、汎用のコンピュータにデータベース管理システムの機能を提供するソフトウェアプログラムが組み込まれる。レポートサーバ7は、読影WS3からの読影レポートの登録要求を受け付けると、その読影レポートをデータベース用のフォーマットに整えてレポートDB8に登録する。
レポートDB8には、読影医が読影WS3を用いて作成した読影レポートが登録される。読影レポートは、例えば、読影対象の医用画像、医用画像を識別する画像ID、読影を行った読影医を識別するための読影医ID、疾患名、疾患の位置情報、および医用画像にアクセスするための情報等の情報を含んでいてもよい。
また、レポートサーバ7は、読影WS3および診療WS4からの読影レポートの閲覧要求をネットワーク10経由で受信すると、レポートDB8に登録されている読影レポートを検索し、検索された読影レポートを要求元の読影WS3および診療WS4に送信する。
解析サーバ9は、CAD等により医用画像を解析して病変等の異常陰影を検出する機能を提供するソフトウェアプログラムが、コンピュータにインストールされたものである。解析サーバ9における医用画像の解析処理は、診療WS4または読影WS3からの指示により行われる。解析サーバ9は、医用画像の解析処理の指示を受信すると、画像サーバ5から処理の対象となる医用画像を取得する。そして、解析サーバ9は、取得した医用画像を解析し、解析結果を指示があった診療WS4または読影WS3に送信する。また、解析結果を画像サーバ5に送信して画像DB6に登録する。解析結果としては、解析により特定された医用画像中の異常陰影の位置を表す領域情報、異常陰影の輪郭の位置を表す輪郭情報、異常陰影の中心位置を表す座標情報、異常陰影のサイズを表すサイズ情報、および異常陰影の性状を表すテキスト情報等が挙げられる。
なお、CADによる解析処理は、医用画像から異常陰影を検出するように機械学習がなされた学習モデルを用いて行うことができる。学習モデルは、医用画像における各画素(ボクセル)が、異常陰影を表すものであるか否かを判別するように、教師データを用いてディープラーニング(深層学習)がなされた畳み込みニューラルネットワーク(CNN(Convolutional Neural Network))からなる。
学習モデルは、例えば異常陰影を含む教師画像および教師画像における異常陰影の領域および異常陰影の性状を表す正解データからなる教師データ、並びに異常陰影を含まない教師画像からなる教師データを多数用いてCNNを学習することにより構築される。学習モデルは、医用画像における各画素が異常陰影であることを表す確信度(尤度)を導出し、その確信度が予め定められたしきい値以上となる画素からなる領域を異常陰影の領域として検出し、検出した異常陰影の性状を導出する。ここで、確信度は0以上1以下の値となる。
また、学習モデルとしては、畳み込みニューラルネットワークの他、例えばサポートベクタマシン(SVM(Support Vector Machine))等の任意の学習モデルを用いることができる。
なお、本実施形態においては、医用画像は診断対象を肺とした単純X線撮影装置により取得された放射線画像とし、解析サーバ9においてCADにより肺に含まれる異常陰影を検出し、かつ異常陰影の性状を導出するものとする。なお、画像は放射線画像に限定されるものではなく、複数の断層画像からなるCT画像またはMRI画像であってもよい。
ネットワーク10は、病院内の各種機器を接続する有線または無線のローカルエリアネットワークである。読影WS3が他の病院あるいは診療所に設置されている場合には、ネットワーク10は、各病院のローカルエリアネットワーク同士をインターネットまたは専用回線で接続した構成としてもよい。
次いで、本実施形態による医用画像表示装置について説明する。図2は、本実施形態による医用画像表示装置のハードウェア構成を説明する。図2に示すように、医用画像表示装置20は、CPU(Central Processing Unit)11、不揮発性のストレージ13、および一時記憶領域としてのメモリ16を含む。また、医用画像表示装置20は、液晶ディスプレイ等のディスプレイ14、キーボードおよびマウス等のポインティングデバイス等からなる入力デバイス15、並びにネットワーク10に接続されるネットワークI/F(InterFace)17を含む。CPU11、ストレージ13、ディスプレイ14、入力デバイス15、メモリ16およびネットワークI/F17は、バス18に接続される。なお、CPU11は、本開示におけるプロセッサの一例である。
ストレージ13は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、およびフラッシュメモリ等によって実現される。記憶媒体としてのストレージ13には、医用画像表示プログラム12が記憶される。CPU11は、ストレージ13から医用画像表示プログラム12を読み出してメモリ16に展開し、展開した医用画像表示プログラム12を実行する。
ここで、本実施形態においては、読影WS3における読影レポートの作成に際して、読影医は、解析サーバ9に医用画像の解析指示を行う。そして読影医は医用画像をディスプレイ14に表示して、自らの目で医用画像の読影を行う。その後、読影医は解析サーバ9から医用画像の解析結果を取得し、取得した解析結果に基づいて解析結果を表すアノテーションを医用画像に表示し、表示された解析結果を表すアノテーションを参照して2回目の読影を行う。1回目の読影を一次読影、解析結果表示後の解析結果を参照した2回目の読影を二次読影と称する。
次いで、本実施形態による医用画像表示装置の機能的な構成を説明する。図3は、本実施形態による医用画像表示装置の機能的な構成を示す図である。図3に示すように医用画像表示装置20は、情報取得部21、表示制御部22、入力受付部23および編集制御部24を備える。そして、CPU11が、医用画像表示プログラム12を実行することにより、CPU11は、情報取得部21、表示制御部22、入力受付部23および編集制御部24として機能する。
情報取得部21は、操作者である読影医による入力デバイス15からの指示により、画像サーバ5から読影レポートを作成するための処理対象となる医用画像G0を取得する。また、入力デバイス15からの指示により、処理対象となる医用画像G0の解析の指示を解析サーバ9に対して行い、解析サーバ9からの解析結果を取得する。
表示制御部22は、医用画像G0の表示、後述する読影結果および解析結果のそれぞれを表すアノテーションの表示を含む各種表示の制御を行う。
入力受付部23は、読影医による入力デバイス15からの読影結果の入力を受け付け、入力された情報を表示制御部22へ出力する。
編集制御部24は、後述するように解析結果を表すアノテーションが表示された後に、解析結果を表すアノテーションの表示前の一次読影によって読影医が入力した一次読影結果の編集を禁止する。また、解析結果を表すアノテーションが表示される際に、一次読影結果の編集が禁止されることを通知する。また、編集制御部24は、一次読影結果を表すアノテーションと、解析結果を表すアノテーションが表示された後の二次読影によって読影医が入力した二次読影結果を表すアノテーションとを医用画像G0と関連付けて保存する。
以下、本実施形態において行われる処理について詳細に説明する。図4および図5は本実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、診断対象となる医用画像G0の取得および解析サーバ9への解析の指示は終了しているものとする。読影レポートの作成の指示がなされることにより処理が開始され、表示制御部22が医用画像G0をディスプレイ14に表示する(ステップST1)。これにより、読影医は表示された医用画像G0の一次読影を行う。
図6は一次読影用の表示画面を示す図である。図6に示すように表示画面40には、画像表示領域41と文章表示領域42とが表示される。また、入力した内容を確定させるための確定ボタン43も表示される。画像表示領域41には医用画像G0が表示される。図6に示すように医用画像G0は人体の胸部の放射線画像である。医用画像G0には2つの異常陰影A1,A2が含まれる。また、文章表示領域42には、読影医が入力した所見文が表示される。
次いで、入力受付部23が、読影医による医用画像G0の一次読影結果の入力がなされたか否かを判定し(ステップST2)、ステップST2が肯定されると、表示制御部22が医用画像G0に一次読影結果を表すアノテーション表示する(ステップST3)。ステップST2が否定されるとステップST12の処理に進む。
図7は一次読影結果を表すアノテーションが表示された表示画面を示す図である。図7に示すように、表示画面40Aにおける医用画像G0には、読影医が医用画像G0を読影することにより特定した異常陰影A1に、一次読影結果を表すアノテーションとして円形のマーク30が付与されている。なお、図7においては1つのマーク30のみしか表示されていないが、読影の結果、複数の異常陰影が見つかった場合には、そのそれぞれに対してマークが付与される。なお、マークは円形に限定されるものではなく、多角形の形状であってもよく、矢印等の任意の形状であってもよい。また、一次読影結果を表すアノテーションはマークに限定されるものではなく、医師の読影結果の内容が記載されたテキストであってもよい。テキストの場合、異常陰影に隣接してテキストの表示領域がアノテーションとして表示される。また、ここでは説明のために、一次読影によって、異常陰影A2は特定されなかったものとして説明する。
次いで、入力受付部23が、解析結果の表示の指示の入力がなされたか否かを判定し(ステップST4)、ステップST4が肯定されると、情報取得部21が医用画像G0の解析結果を取得する(ステップST5)。なお、解析結果は、ステップST1~ST4の処理が行われている間に取得されるものであってもよく、ステップST1の処理の前に取得されるものであってもよい。一方、ステップST4が否定されるとステップST12の処理に進む。
続いて、編集制御部24が読影医の入力した一次読影結果の編集が禁止されることの通知を行う(ステップST6)。図8は編集禁止の通知が表示された表示画面を示す図である。図8に示すように表示画面40Bには編集禁止の通知44が表示される。編集禁止の通知44には、「解析結果を見た後は、解析結果を参照して読影を行ったことが明記され、解析結果を見る前の読影結果の編集が不可能となります。よろしいですか?」のテキスト45と、YESボタン46とNOボタン47とが表示される。NOボタン47が選択されると(ステップST7;NO)、後述するステップST12の処理に進む。
YESボタン46が選択されると(ステップST7;YES)、編集制御部24が一次読影結果の編集を禁止に設定する(ステップST8)。具体的には、医用画像G0から一次読影結果を表すアノテーションであるマーク30の削除、マーク30の種類の変更およびマーク30の位置の変更等ができなくなるように、一次読影結果を表す情報(異常陰影の位置およびマークの種類を表す情報等)に対して編集禁止のフラグを設定する。そして、表示制御部22が取得した解析結果に基づいて、解析結果を表すアノテーションを医用画像G0に表示する(ステップST9)。このとき、取得した解析結果の情報をそのままアノテーションとして表示してもよく、取得した解析結果を加工して、解析結果を表す情報をアノテーションとして表示してもよい。
図9は解析結果を表すアノテーションが表示された表示画面を示す図である。図9に示すように、表示画面40Cに表示された医用画像G0には、一次読影結果を表すアノテーションである円形のマーク30に加えて、解析結果を表すアノテーションである三角形のマーク31が表示されている。
ここで、一次読影結果を表すアノテーションは円形のマーク30であり、解析結果を表すアノテーションは三角形のマーク31であるため、一次読影結果を表すアノテーションと解析結果を表すアノテーションとは区別されて表示される。マーク30とマーク31とは、形状を異なるものとすることに加えてまたはこれに代えて色を異なるものとしたり、線の種類を異なるものとしたりしてもよい。この後読影医は、解析結果を参照して医用画像G0のさらなる読影、すなわち二次読影を行う。
なお、解析結果を表すアノテーションとして、解析結果に含まれる性状を表すテキストを表示するようにしてもよい。この場合、解析結果により検出した異常陰影に対してテキストボックスが対応づけられ、テキストボックスに性状が記述される。
次いで、入力受付部23が、解析結果を参照しての読影医による医用画像G0の二次読影結果の入力がなされたか否かを判定し(ステップST10)、ステップST10が肯定されると、表示制御部22が医用画像G0に二次読影結果を表すアノテーションを表示する(ステップST11)。ステップST10が否定されるとステップST12の処理に進む。
図10は二次読影結果を表すアノテーションが表示された表示画面を示す図である。図10に示すように、表示画面40Dの医用画像G0には、一次読影結果を表すアノテーションである円形のマーク30および解析結果を表すアノテーションである三角形のマーク31に加えて、二次読影結果を表すアノテーションである矩形のマーク32が表示される。なお、矩形のマーク32は、解析結果により特定された異常陰影A2に対して付与されているため、三角形のマーク31と矩形のマーク32とは重なって表示される。
ここで、一次読影結果を表すアノテーションは円形のマーク30であり、二次読影結果を表すアノテーションは矩形のマーク32であるため、一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとは区別されて表示される。マーク30とマーク32とは、形状を異なるものとすることに加えてまたはこれに代えて色を異なるものとしたり、線の種類を異なるものとしたりしてもよい。
続いて、編集制御部24が、文章表示領域42に対する読影医による所見文の入力を受け付ける(ステップST12)。そして、編集制御部24は確定ボタン43が選択されたか否かを判定し(ステップST13)、ステップST13が否定されるとステップST12に戻る。ステップST13が肯定されると、編集制御部24は医用画像G0において一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとを医用画像G0と関連付けてストレージ13に保存する(ステップST14)。なお、ステップST2の処理が否定された場合には医用画像G0には読影結果を表すアノテーションは関連付けられない。ステップST4,ST7,ST10の処理が否定された場合には、一次読影結果を表すアノテーションのみが医用画像G0に関連付けられて保存される。
さらに編集制御部24は、所見文が記載された読影レポートを生成してレポートサーバ6に送信し、さらにストレージ13に保存された医用画像G0を画像サーバ5に送信し(ステップST15)、処理を終了する。
ここで、一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとを医用画像G0と関連付けて保存するとは、一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとを医用画像G0と一体不可分となるように保存することを意味する。具体的には、医用画像G0に重畳する、あるいは医用画像G0のタグ情報に書き込む等の態様を採用することができる。これにより、後で医用画像G0を表示したときに、その医用画像G0に関連付けられて保存されたアノテーションを併せて表示することにより、一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとを図9に示す表示画面40Cまたは図10に示す表示画面40Dと同様に表示できることとなる。
このように、本実施形態においては、解析結果の表示前の一次読影結果を表すアノテーションと解析結果を表すアノテーションの表示後の二次読影結果を表すアノテーションとを区別して表示するようにした。このため、表示された医用画像において、CADによる医用画像の解析結果が医師の読影結果にどのように影響を与えたかを確認できる。
また、解析結果を表すアノテーションの表示後に一次読影結果の編集を禁止することにより、解析結果を表すアノテーションの表示前における読影医による一次読影結果が改変されることを防止できる。このため、CADによる医用画像の解析結果が医師の読影結果にどのように影響を与えたかをより正確に確認できる。
また、解析結果を表すアノテーションが表示される前に一次読影結果の編集が禁止されることを通知することにより、読影医は、一次読影結果の編集が禁止されることを事前に知ることができる。このため、解析結果の表示により慎重を期することができ、その結果、より慎重に解析結果表示前の読影を行うことを読影医に促すことができる。
また、一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとを医用画像G0と関連付けて保存することにより、後で医用画像G0を表示した際に、CADによる医用画像の解析結果が医師の読影結果にどのように影響を与えたかを確認できる。
なお、上記実施形態においては、解析結果の表示画面において、一次読影結果の編集が禁止されたことを視認可能に一次読影結果を表すアノテーションを表示してもよい。図11は解析結果の他の表示画面を示す図である。図11に示すように表示画面40Eに表示された医用画像G0において、一次読影結果を表すアノテーションを表すマーク33は円形のマークの下方に横方向に延びる線が付与されたものとなっている。なお、マーク33に代えて、図9に示すマーク30の色を変更したり、線を薄くしたりすることにより編集が禁止されたことを視認可能としてもよい。また、編集が禁止されたことのテキストをアノテーションとして表示することにより、編集が禁止されたことを視認可能としてもよい。
また、上記実施形態においては、解析サーバ9において医用画像G0の解析を行っているが、これに限定されるものではない。読影WS3において医用画像G0の解析を行うようにしてもよい。この場合、読影WS3においては、解析サーバ9と同様に、医用画像から異常陰影を検出するように機械学習がなされた学習モデルを用いて行うようにすればよい。
また、上記実施形態においては、一次読影結果、解析結果および二次読影結果のそれぞれを表すアノテーションを異なるマークとすることによりこれらを区別して表示しているが、これに限定されるものではない。一次読影結果を表すアノテーションとして一次読影結果であることを表すテキストを表示し、二次読影結果を表すアノテーションとして二次読影結果であることを表すテキストを表示することにより、一次読影結果、解析結果および二次読影結果のそれぞれを表すアノテーションを区別して表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、一次読影結果を表すアノテーションと解析結果を表すアノテーションとを区別して表示しているが、これに限定されるものではない。本実施形態においては、一次読影結果を表すアノテーションと二次読影結果を表すアノテーションとが区別されて表示されればよい。
また、上記各実施形態においては、診断対象を肺または肝臓とした医用画像を用いて読影レポートを作成する場合に本開示の技術を適用しているが、診断対象は肺または肝臓に限定されるものではない。肺の他に、心臓、脳、腎臓および四肢等の人体の任意の部位を診断対象とすることができる。
また、上記各実施形態において、例えば、情報取得部21、表示制御部22、入力受付部23および編集制御部24といった各種の処理を実行する処理部(Processing Unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(Processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、上述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device :PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせまたはCPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントおよびサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアとの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(Circuitry)を用いることができる。
1 医療情報システム
2 撮影装置
3 読影WS
4 診療WS
5 画像サーバ
6 画像DB
7 レポートサーバ
8 レポートDB
9 解析サーバ
10 ネットワーク
11 CPU
12 医用画像表示プログラム
13 ストレージ
14 ディスプレイ
15 入力デバイス
16 メモリ
17 ネットワークI/F
18 バス
20 医用画像表示装置
21 情報取得部
22 表示制御部
23 入力受付部
24 編集制御部
30,31,32,33 マーク
40,40A~40E 表示画面
41 画像表示領域
42 文章表示領域
43 確定ボタン
44 通知
45 テキスト
46 YESボタン
47 NOボタン
A1,A2 異常陰影
G0 医用画像
2 撮影装置
3 読影WS
4 診療WS
5 画像サーバ
6 画像DB
7 レポートサーバ
8 レポートDB
9 解析サーバ
10 ネットワーク
11 CPU
12 医用画像表示プログラム
13 ストレージ
14 ディスプレイ
15 入力デバイス
16 メモリ
17 ネットワークI/F
18 バス
20 医用画像表示装置
21 情報取得部
22 表示制御部
23 入力受付部
24 編集制御部
30,31,32,33 マーク
40,40A~40E 表示画面
41 画像表示領域
42 文章表示領域
43 確定ボタン
44 通知
45 テキスト
46 YESボタン
47 NOボタン
A1,A2 異常陰影
G0 医用画像
Claims (10)
- 少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
医用画像を表示し、
ユーザが前記医用画像を読影することによる一次読影結果の入力を受け付け、
前記一次読影結果を表すアノテーションを表示し、
前記医用画像に対する解析結果を取得し、
前記解析結果を表すアノテーションを表示し、
前記解析結果の表示後に前記ユーザが前記医用画像を読影することによる二次読影結果の入力を受け付け、
前記一次読影結果を表すアノテーションと前記二次読影結果を表すアノテーションとを区別して表示する医用画像表示装置。 - 前記プロセッサは、前記一次読影結果を表すアノテーションと前記二次読影結果を表すアノテーションとを異なる色のマークおよび異なる形状のマークの少なくとも一方によって表示することにより、前記一次読影結果を表すアノテーションと前記二次読影結果を表すアノテーションとを区別して表示する請求項1に記載の医用画像表示装置。
- 前記プロセッサは、前記一次読影結果を表すアノテーションとして前記一次読影結果であることを表すテキストを表示し、前記二次読影結果を表すアノテーションとして前記二次読影結果であることを表すテキストを表示することにより、前記一次読影結果を表すアノテーションと前記二次読影結果を表すアノテーションとを区別して表示する請求項1または2に記載の医用画像表示装置。
- 前記プロセッサは、前記一次読影結果を表すアノテーションと前記解析結果を表すアノテーションと区別して表示する請求項1から3のいずれか1項に記載の医用画像表示装置。
- 前記プロセッサは、前記解析結果を表すアノテーションの表示後に前記一次読影結果の編集を禁止する請求項1から3のいずれか1項に記載の医用画像表示装置。
- 前記プロセッサは、前記解析結果を表すアノテーションの表示前に前記一次読影結果の編集が禁止されることを通知する請求項5に記載の医用画像表示装置。
- 前記プロセッサは、前記編集が禁止されたことを視認可能に前記一次読影結果を表すアノテーションを表示する請求項5または6に記載の医用画像表示装置。
- 前記プロセッサは、前記一次読影結果を表すアノテーションと前記二次読影結果を表すアノテーションとを前記医用画像と関連付けて保存する請求項1から7のいずれか1項に記載の医用画像表示装置。
- 医用画像を表示し、
ユーザが前記医用画像を読影することによる一次読影結果の入力を受け付け、
前記一次読影結果を表すアノテーションを表示し、
前記医用画像に対する解析結果を取得し、
前記解析結果を表すアノテーションを表示し、
前記解析結果の表示後に前記ユーザが前記医用画像を読影することによる二次読影結果の入力を受け付け、
前記一次読影結果を表すアノテーションと前記二次読影結果を表すアノテーションとを区別して表示する医用画像表示方法。 - 医用画像を表示する手順と、
ユーザが前記医用画像を読影することによる一次読影結果の入力を受け付ける手順と、
前記一次読影結果を表すアノテーションを表示する手順と、
前記医用画像に対する解析結果を取得する手順と、
前記解析結果を表すアノテーションを表示する手順と、
前記解析結果の表示後に前記ユーザが前記医用画像を読影することによる二次読影結果の入力を受け付ける手順と、
前記一次読影結果を表すアノテーションと前記二次読影結果を表すアノテーションとを区別して表示する手順とをコンピュータに実行させる医用画像表示プログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021157097A JP2023047909A (ja) | 2021-09-27 | 2021-09-27 | 医用画像表示装置、方法およびプログラム |
US17/821,475 US20230102745A1 (en) | 2021-09-27 | 2022-08-23 | Medical image display apparatus, method, and program |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021157097A JP2023047909A (ja) | 2021-09-27 | 2021-09-27 | 医用画像表示装置、方法およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023047909A true JP2023047909A (ja) | 2023-04-06 |
Family
ID=85706011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021157097A Pending JP2023047909A (ja) | 2021-09-27 | 2021-09-27 | 医用画像表示装置、方法およびプログラム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20230102745A1 (ja) |
JP (1) | JP2023047909A (ja) |
-
2021
- 2021-09-27 JP JP2021157097A patent/JP2023047909A/ja active Pending
-
2022
- 2022-08-23 US US17/821,475 patent/US20230102745A1/en active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20230102745A1 (en) | 2023-03-30 |
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Legal Events
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