JP2023047120A - 作業機械および環境認識システム - Google Patents
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Abstract
【課題】工場に不慣れなオペレータが運転する作業機械に対して、既存の作業機械が取得・蓄積した障害物情報を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の作業機械は、周囲環境を観測するセンサと、自己位置推定部と、作業機械の通常動作記録部と、作業機械の異常動作検知部と、異常動作位置におけるセンサの観測結果を記録するセンサデータ記録部と、異常動作位置とセンサの観測結果と、他の作業機械において検出された異常動作位置とセンサの観測結果と、を用いて、作業機械の周囲環境の3次元形状を生成し、3次元形状から作業エリア内の障害物を認識する障害物認識部を有する。【選択図】図3
Description
本発明は、作業機械および環境認識システムに関する。
近年、工場や物流倉庫で稼働する作業機械にも、自動車に搭載されている障害物検知用のセンサ(カメラ、LIDAR、ミリ波等)が搭載されるようになり、それらを用いて安全に障害物を回避することが可能になってきている。
これらのセンサの検知性能には、主に検知範囲と検知精度(分解能)があるが、これらの2つの性能には、トレードオフの関係がある。すなわち、検知範囲を広くしようとすれば、検知精度が低くなり、逆に検知精度を高くすれば、検知範囲が狭くなる。このトレードオフの解消のため、検知範囲が広いセンサと検知精度が高いセンサの2種類を作業機械に搭載することも考えられるが、コストが大きくなる。このように、作業機械のセンサだけに頼った障害物検知には限界がある。
特許文献1には、移動体が、道路を含む画像を撮像するカメラで撮像された画像から道路上の物体を検出し、検出された物体が障害物であると判定された場合には、その障害物に関する情報を記憶するとともに、その情報を中央管理装置に送信し、中央管理装置が道路上に存在する障害物に関する情報を安全かつ迅速に他の車両に通知するシステムが記載されている。
しかしながら、工場内で検知対象となる障害物には、段差や配線など、小さな障害物もあり、それらを検知するには高い分解能のセンサが求められる。
本発明はこの点を考慮してなされたもので、作業を行う現場に不慣れなオペレータが運転する作業機械や、現場に新たに導入された作業機械に対して、既存の作業機械が取得・蓄積した障害物情報を利用する作業機械および環境認識システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本発明は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、
作業エリア内を走行する作業機械であって、
該作業機械の周囲環境を観測するセンサと、
自己位置を推定する自己位置推定部と、
前記作業機械の通常動作を記録する通常動作記録部と、
前記通常動作記録部に記録された通常動作と比較して前記作業機械の異常動作を検知する異常動作検知部と、
前記自己位置の履歴に基づいて前記作業機械が異常動作を検知した異常動作位置を特定し、前記異常動作を検知した異常動作位置における前記センサの観測結果を記録するセンサデータ記録部と、
前記異常動作位置、及び、前記異常動作位置における前記センサの観測結果と、他の作業機械において検出された前記異常動作位置、及び、前記異常動作位置における前記センサの観測結果とを用いて、前記作業機械の周囲環境の3次元形状を生成し、該3次元形状から前記作業エリア内の障害物を認識する障害物認識部と、
を有する。
本発明は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、
作業エリア内を走行する作業機械であって、
該作業機械の周囲環境を観測するセンサと、
自己位置を推定する自己位置推定部と、
前記作業機械の通常動作を記録する通常動作記録部と、
前記通常動作記録部に記録された通常動作と比較して前記作業機械の異常動作を検知する異常動作検知部と、
前記自己位置の履歴に基づいて前記作業機械が異常動作を検知した異常動作位置を特定し、前記異常動作を検知した異常動作位置における前記センサの観測結果を記録するセンサデータ記録部と、
前記異常動作位置、及び、前記異常動作位置における前記センサの観測結果と、他の作業機械において検出された前記異常動作位置、及び、前記異常動作位置における前記センサの観測結果とを用いて、前記作業機械の周囲環境の3次元形状を生成し、該3次元形状から前記作業エリア内の障害物を認識する障害物認識部と、
を有する。
本発明によれば、作業を行う現場に不慣れなオペレータが運転する作業機械や、現場に新たに導入された作業機械に対して、既存の作業機械が取得・蓄積した障害物情報を提供することができる。本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[実施例1]
最初に、環境認識システムの全体構成と、各構成要素について説明する。
図1は、本発明の作業機械の一例を示す図、図2は、複数の作業機械が稼働する現場の一例を示す図、図3は、実施例1における環境認識システムのシステム構成の一例を示す図である。
最初に、環境認識システムの全体構成と、各構成要素について説明する。
図1は、本発明の作業機械の一例を示す図、図2は、複数の作業機械が稼働する現場の一例を示す図、図3は、実施例1における環境認識システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施例では、図2に示すように、工場や倉庫内など所定の作業エリア10内を走行して作業を行う複数の作業機械100の場合を例に説明する。複数の作業機械100には、荷物11を搬送するものとして、図1に示すような、オペレータによって操作される有人のフォークリフトや、プログラムに基づいて自動運転が行われる無人の搬送装置などが含まれている。図2では、作業機械100A~100Cが従来から用いられている作業機械であり、作業機械100Nが新たに作業エリア10に導入される作業機械である。
本実施例の環境認識システムは、図3に示すように、複数の作業機械100と、これら複数の作業機械100との間で無線通信により情報の送受信を行うセンサデータサーバ150とを有する。作業機械100には、複数のマイコンが搭載されている。作業機械100は、マイコンの内部機能として作業機械制御部110、位置・姿勢・状態推定部120、環境認識部130、および報知部140を備えている。
作業機械制御部110は、作業機械制御演算部111、制駆動制御部113、操舵制御部115、作業動作制御部117、制駆動装置112、操舵装置114、および作業装置116を有する。作業機械制御演算部111は、オペレータによる作業機械100の制駆動指示、操舵指示、リフト等の作業動作指示に基づいて制御量を演算し、制駆動制御部113、操舵制御部115、および作業動作制御部117は、作業機械制御演算部111により演算された制御量に基づいて、それぞれ作業機械の制駆動装置112、操舵装置114、および作業装置116を制御する。
位置・姿勢・状態推定部120は、作業機械100の位置・姿勢、および角速度、加速度を算出する。例えば、作業機械制御部110から取得した車輪の回転量や操舵量によるオドメトリや、周囲環境観測部131で取得した周囲環境観測データと外部座標系で定義された周囲環境地図とのスキャンマッチングにより、作業機械100の位置・姿勢を推定したり、作業機械に設置されたジャイロや加速度計から作業機械100の周囲物体への接触による衝撃や、段差を乗り越えたことによるピッチングなどを計測するシステムである。
環境認識部130は、周囲環境観測部131、センサデータ記録部132、通信部133、異常動作検知部134、通常動作記録部135、3D形状生成部136、および障害物認識部137を有する。
周囲環境観測部131は、作業機械100の前方に設置され、作業機械100の周囲にある物体の位置や形状、色や反射強度などを取得するセンサであり、カメラやレーザレーダから構成される。周囲環境観測部131は、観測精度が作業機械100ごとに異なるように、各作業機械100に対してそれぞれ互いに異なる高さ位置に取り付けられている。また、周囲環境観測部131は、有人の作業機械100に取り付けられているものの方が、無人の作業機械100に取り付けられているものよりも、観測範囲が狭くかつ観測精度が高いものとなっている。
センサデータ記録部132は、異常動作検知部134で異常動作が検知された際に、周囲環境観測部131で取得したセンサデータを記録する。センサデータ記録部132は、自己の作業機械100の位置の履歴に基づいて自己の作業機械100が異常動作を検知した異常動作位置を特定し、異常動作を検知した異常動作位置における周囲環境観測部131の観測結果を記録する。
通信部133は、センサデータ記録部132に記録して蓄積されたセンサデータをセンサデータサーバ150に送信する。センサデータサーバ150に送信されたセンサデータは、他の作業機械100との間で共有される。通信部133は、異常動作検知部134で検知された異常動作位置、及び、前記異常動作位置における前記センサの観測結果を他の作業機械に送信するとともに、作業エリア10内の他の作業機械100において検出された異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果を他の作業機械100から受信する。
異常動作検知部134は、位置・姿勢・状態推定部120および作業機械制御部110から取得した位置・姿勢・状態の変化や制御量と、通常動作記録部135に記録された通常動作時のそれらとを比較し、自己の作業機械100の異常動作を検知する。異常動作検知部134は、通常動作記録部135に記録されている通常動作時の位置・姿勢・状態の閾値と比較することによって異常動作か否かを判断する。
異常動作検知部134は、例えば、作業機械100が通常動作により走行する経路を指定経路として設定し、作業機械100が指定経路から逸脱した位置を走行した場合、もしくは、作業機械100が指定経路を走行途中で後退して走行した場合に異常動作が行われたと判断する。また、作業機械100の通常動作における基準加速度又は基準角速度から作業機械100の実加速度又は実角速度が閾値以上離れた場合に、異常動作が行われたと判断する。
通常動作記録部135は、作業機械の通常動作を記録し、蓄積したデータに基づいて通常動作時の位置・姿勢・状態の閾値を更新する。
3D形状生成部136は、蓄積されたセンサの観測結果(センサデータ)を基に、障害物を含む周囲環境の3次元形状を生成する。具体的には、異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果と、他の作業機械において検出された異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果とを用いて、作業機械の周囲環境の3次元形状を生成する。
障害物認識部137は、3D形状生成部136が生成した周囲環境の3次元形状から作業機械100の動作に支障がある障害物を認識する。障害物認識部137によって認識された障害物の情報は、報知部140に出力される。
報知部140は、報知管理部141、スピーカ142、およびディスプレイ143を有している。報知管理部141は、環境認識部130から取得した認識結果に基づき、スピーカ142による警告音を発生させたり、ディスプレイ143に障害物を表示させたりする制御を行い、オペレータに対して、障害物の存在を報知する。
センサデータサーバ150は、プロセッサとメモリなどのハードウエアとソフトウエアによって構成されており、内部機能として通信部151、センサデータ統合処理部152、およびセンサデータ統合記録部153を有する。センサデータサーバ150では、各作業機械100のセンサデータ記録部132に記録された異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果を通信部151から取得し、センサデータ統合処理部152によりセンサデータ統合記録部153へ登録する。また、作業機械100からの要求に応じて、センサデータ統合記録部153に登録されている異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果を通信部151から、要求元の作業機械100に提供する。そして、センサデータ統合処理部152は、データの更新や古いデータの削除、統計的な処理による外れ値除去などを行う。
次に環境認識部130の動作を説明する。
図4は、環境認識部130により実行される処理手順の一例を示すフローチャート、図6は、実施例1の作業機械の急旋回時におけるセンサデータ取得の一例を示す図、図7は、実施例1の作業機械の急旋回時におけるセンサデータ蓄積の一例を示す図である。
図4は、環境認識部130により実行される処理手順の一例を示すフローチャート、図6は、実施例1の作業機械の急旋回時におけるセンサデータ取得の一例を示す図、図7は、実施例1の作業機械の急旋回時におけるセンサデータ蓄積の一例を示す図である。
ステップS101~S106では、異常動作時のセンサデータを蓄積・共有する。本処理は、周囲環境観測部131の計測周期ごとに実行される。
ステップS101では、位置・姿勢・状態推定部120、および作業機械制御部110から、位置・姿勢・状態(加速度、角速度等)および制御量(制駆動、操舵、作業動作)を取得する。
ステップS102では、異常動作検知部134にて、位置・姿勢・状態および制御量を、通常動作記録部135のデータと比較し、異常動作かどうかを判断する。異常動作としては、急制動、急旋回のようなオペレータの異常操作、工場内の指定経路から逸脱、搬送路途中での後退などが含まれる。また、オペレータが明確に意識しない異常動作も抽出するため、機械学習を利用することも考えられる。
制御量ではなく、状態量を観測することで、加速度や角速度の有意な変化をとらえ、周囲物体との接触や小段差の乗り越えなども作業機械100の異常動作として検知することができる。
図6には、作業機械100が走行中に、周囲環境観測部131の検出範囲22内に障害物12を検知し、作業機械100のオペレータが障害物12を回避するために、急旋回の軌道21をとった状態が示されている。ここで、図6のような急旋回の場合、異常動作検出時点で、障害物が存在する領域がセンサの検出範囲外(死角)にあることがある。特に、有人の作業機械では、無人の作業機械と比較してセンサの検出範囲が狭いものが用いられているため、急旋回動作により検出範囲外に外れやすい。
そのため、図7のように、異常動作検出時点(Time_B)の位置がセンサの検出範囲22内に含まれた時点(Time_A)から、通常動作への復帰時点(Time_C)までの間のセンサデータを蓄積するとよい。
ステップS103にて異常動作と判断されず通常動作と推測された場合には、通常動作として通常動作記録部135に記録する(ステップS104)。
一方、ステップS103にて異常動作と判断された場合には、周囲環境観測部131で取得したセンサデータをセンサデータ記録部132に記録する(ステップS105)。
次に、ステップS106では、センサデータ記録部132のデータを、通信部133を通してセンサデータサーバ150に送り、他の作業機械100と共有する。
図5は、実施例1の作業機械の障害物検知の処理フローの一例を示す図である。
ステップS107~S110では、作業機械100による障害物検知の処理が行われる。本処理は、ステップS103で異常動作が検知されるか、ステップS106で他の作業機械100により周囲環境のセンサデータが更新された場合に実行される。
ステップS107~S110では、作業機械100による障害物検知の処理が行われる。本処理は、ステップS103で異常動作が検知されるか、ステップS106で他の作業機械100により周囲環境のセンサデータが更新された場合に実行される。
ステップS107では、センサデータ記録部132に記録された作業機械100の周囲のセンサデータから、周囲環境の3次元形状を生成する。ステップS108では、障害物認識部137により、周囲環境の3次元形状から障害物を認識する。周囲環境の3次元形状から障害物を認識する方法は、公知のものを用いることができる。
周囲環境の3D形状を高精度で得るためには、できるだけ異なるセンサ位置からセンサデータセンサを蓄積することが望ましい。このような理由から、本実施例では、各作業機械100において、センサを互いに異なる位置、特に高さ方向の位置が異なるように配置している。したがって、各作業機械100が同じ経路を走行していても異なるセンサ位置からのセンサデータを取得でき、周囲環境の高精度な3次元形状を短期間で得ることができる。
ステップS109にて障害物を検知したと判断されると、報知部140により、障害物の位置・形状と合わせてオペレータに報知する(ステップS110)。作業機械100は、障害物の近傍を通過しようとしている状態において報知部140によりオペレータに報知が行われる。
本実施例の作業機械100によれば、自己の作業機械において検出された異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果と、他の作業機械において検出された異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果とを用いて、自己の作業機械の障害物を認識するので、作業機械100の障害物検知性能を大きく向上させることができる。そして、作業を行う現場に不慣れなオペレータが運転する作業機械100や、現場に新たに導入された作業機械100に対して、既存の作業機械100が取得・蓄積した障害物情報を供給することができる。
上述の実施例では、センサデータサーバ150を介して複数の作業機械100の間で情報の送受信を行う環境認識システムの構成について説明したが、本実施例の変形例として、センサデータサーバ150を省略し、複数の作業機械100の間で直接データのやり取りを行う構成とすることもできる。
図8は、他の作業機械100との間で直接データのやり取りを行う作業機械100の構成を示す図である。
通信部133は、他の作業機械100から要求を受けた場合に、自己の作業機械100が検出した異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果を直接送信する。また、作業エリア10内の他の作業機械100において検出された異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果を、他の作業機械100に対して要求し、受信することができる。
本変形例では、センサデータ記録部132と通信部133との間に、センサデータ統合処理部138が設けられている。
センサデータ記録部132は、異常動作検知部134で異常動作が検知された際に、周囲環境観測部131で取得したセンサデータを記録し、そこで蓄積されたセンサデータは、センサデータ統合処理部138を通して通信部133により他作業機械との間で共有される。具体的には、センサデータ統合処理部138は、他の作業機械100から通信部133が受信した、異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果の情報を記録する。また、自己の作業機械100のセンサデータ記録部132に登録されている異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果を通信部133から、他の作業機械100に提供する。そして、センサデータ統合処理部138は、データの更新や古いデータの削除、統計的な処理による外れ値除去などを行う。
センサデータ記録部132は、異常動作検知部134で異常動作が検知された際に、周囲環境観測部131で取得したセンサデータを記録し、そこで蓄積されたセンサデータは、センサデータ統合処理部138を通して通信部133により他作業機械との間で共有される。具体的には、センサデータ統合処理部138は、他の作業機械100から通信部133が受信した、異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果の情報を記録する。また、自己の作業機械100のセンサデータ記録部132に登録されている異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果を通信部133から、他の作業機械100に提供する。そして、センサデータ統合処理部138は、データの更新や古いデータの削除、統計的な処理による外れ値除去などを行う。
障害物認識部137は、自己の作業機械100によって検出した異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果と、他の作業機械100において検出されて通信部133によって直接受信した異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果とを用いて、作業エリア10内の障害物を認識する。したがって、自己の作業機械100の障害物検知性能を大きく向上させることができる。
また、上述の各実施例では、複数の作業機械100を有する場合について説明した。しかしながら、本実施例の変形例として、1台の作業機械100に適用することもできる。
図9は、1台の作業機械により構成されるシステムの構成を示す図である。
作業機械100は、上述の実施例における通信部133の代わりに、センサデータ管理部139を有している。センサデータ記録部132は、異常動作検知部134で異常動作が検知された際に、周囲環境観測部131で取得したセンサデータを記録し、そこで蓄積されたセンサデータは、センサデータ管理部139によって管理される。センサデータ管理部139は、センサデータ記録部132に記録された異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果を管理する。センサデータ管理部139は、データの更新や古いデータの削除、統計的な処理による外れ値除去などを行う。
作業機械100は、上述の実施例における通信部133の代わりに、センサデータ管理部139を有している。センサデータ記録部132は、異常動作検知部134で異常動作が検知された際に、周囲環境観測部131で取得したセンサデータを記録し、そこで蓄積されたセンサデータは、センサデータ管理部139によって管理される。センサデータ管理部139は、センサデータ記録部132に記録された異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果を管理する。センサデータ管理部139は、データの更新や古いデータの削除、統計的な処理による外れ値除去などを行う。
障害物認識部137は、自己の作業機械100によって検出してセンサデータ記録部132内に蓄積された異常動作位置、及び、異常動作位置におけるセンサの観測結果を用いて、作業エリア10内の障害物を認識する。したがって、自己の作業機械100の障害物検知性能を大きく向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
100・・・作業機械、110・・・作業機械制御部、111・・・作業機械制御演算部、112・・・制駆動装置、113・・・制駆動制御部、114・・・操舵装置、115・・・操舵制御部、116・・・作業装置、117・・・作業動作制御部、120・・・位置・姿勢・状態推定部、130・・・環境認識部、131・・・周囲環境観測部(センサ)、132・・・センサデータ記録部、133・・・通信部、134・・・異常動作検知部、135・・・通常動作記録部、136・・・3D形状生成部、137・・・障害物認識部、140・・・報知部、141・・・報知管理部、142・・・スピーカ、143・・・ディスプレイ
Claims (7)
- 作業エリア内を走行する作業機械であって、
該作業機械の周囲環境を観測するセンサと、
自己位置を推定する自己位置推定部と、
前記作業機械の通常動作を記録する通常動作記録部と、
前記通常動作記録部に記録された通常動作と比較して前記作業機械の異常動作を検知する異常動作検知部と、
前記自己位置の履歴に基づいて前記作業機械が異常動作を検知した異常動作位置を特定し、前記異常動作を検知した異常動作位置における前記センサの観測結果を記録するセンサデータ記録部と、
前記異常動作位置、及び、前記異常動作位置における前記センサの観測結果と、他の作業機械において検出された前記異常動作位置、及び、前記異常動作位置における前記センサの観測結果とを用いて、前記作業機械の周囲環境の3次元形状を生成し、該3次元形状から前記作業エリア内の障害物を認識する障害物認識部と、
を有することを特徴とする作業機械。 - 前記異常動作位置、及び、前記異常動作位置における前記センサの観測結果を前記他の作業機械に送信するとともに、前記作業エリア内の他の作業機械において検出された前記異常動作位置、及び、前記異常動作位置における前記センサの観測結果を前記他の作業機械から受信する通信部を有し、
前記障害物認識部は、前記異常動作位置、及び、前記異常動作位置における前記センサの観測結果と、前記他の作業機械において検出されて前記通信部によって受信した前記異常動作位置、及び、前記異常動作位置における前記センサの観測結果とを用いて、前記作業エリア内の障害物を認識することを特徴とする請求項1に記載の作業機械。 - 前記異常動作検知部は、前記作業機械が通常動作により走行する経路を指定経路として設定し、前記作業機械が前記指定経路から逸脱した位置を走行した場合、もしくは、前記作業機械が前記指定経路を走行途中で後退して走行した場合に、異常動作とすることを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
- 前記異常動作検知部は、前記作業機械の通常動作における基準加速度又は基準角速度から前記作業機械の実加速度又は実角速度が閾値以上離れた場合に、異常動作とすることを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
- 作業エリア内を走行する複数の作業機械と、該複数の作業機械との間で情報の送受信を行うサーバと、により構成される環境認識システムであって、
前記複数の作業機械のうちの少なくとも1台の作業機械は、
該作業機械の周囲環境を観測するセンサと、
自己位置を推定する自己位置推定部と、
前記作業機械の通常動作を記録する通常動作記録部と、
前記通常動作記録部に記録された通常動作と比較して前記作業機械の異常動作を検知する異常動作検知部と、
前記自己位置の履歴に基づいて前記作業機械が異常動作を検知した異常動作位置を特定し、前記異常動作を検知した異常動作位置における前記センサの観測結果を記録するセンサデータ記録部と、
前記異常動作位置、及び、前記異常動作位置における前記センサの観測結果を前記サーバに送信するとともに、前記作業エリア内の自己又は他の作業機械において検出された前記異常動作位置、及び、異常動作位置における前記センサの観測結果を前記サーバから受信する通信部と、
前記異常動作位置、及び、前記異常動作位置における前記センサの観測結果と、前記他の作業機械において検出された前記異常動作位置、及び、前記異常動作位置における前記センサの観測結果とを用いて、前記作業機械の周囲環境の3次元形状を生成し、該3次元形状から障害物を認識する障害物認識部と、を有し、
前記サーバは、前記少なくとも1台の作業機械から受信した前記作業エリア内の自己又は他の作業機械において検出された前記異常動作位置、及び、異常動作位置における前記センサの観測結果を記録する統合記録部を有することを特徴とする作業機械の環境認識システム。 - 前記複数の作業機械は、前記センサを互いに異なる高さ位置に取り付けていることを特徴とする請求項5に記載の作業機械の環境認識システム。
- 前記複数の作業機械には、オペレータによって操作される有人の作業機械と、プログラムに基づいて自動運転が行われる無人の作業機械が含まれており、
前記有人の作業機械に取り付けられているセンサは、前記無人の作業機械に取り付けられているセンサよりも、観測範囲が狭いことを特徴とする請求項5に記載の作業機械の環境認識システム。
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