JP2023047009A - バッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造及びその製造方法 - Google Patents

バッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリーモジュールとクーリングプレートとの間の確実な固定及び優れた熱伝導を実現し得るバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造及びその製造方法を提供する。【解決手段】バッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造は、複数のバッテリーセルを保持したバッテリーモジュールと、その一部に当接して配置されるクーリングプレートとの固定構造である。バッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造において、クーリングプレートは、バッテリーモジュール側の表面に、複数の凹部を有する。複数の凹部において、いくつかの凹部に接着材が設けられており、残りの凹部に熱伝導材が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造及びその製造方法に係り、更に詳細には、バッテリーモジュールとクーリングプレートとの間の確実な固定及び優れた熱伝導を実現し得るバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造及びその製造方法に関する。
従来、バッテリーパックのエネルギー密度を高めるために、ボルトなどの締結部品の使用量を削減し得るバッテリーモジュールが提案されている(特許文献1参照。)。このバッテリーモジュールにおいては、熱伝導性下部板、典型的にはクーリングプレートと複数のバッテリーセルとが所定の接着力及び熱伝導度を有する樹脂層で固定されている。
特許第6681911号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような樹脂層を実現できる接着材は限られており、このような接着材は用途が特殊であるため、高価であるという問題点があった。そこで、本発明者らは、一般的で安価な固定用の接着材と熱伝導用の熱伝導材を用いてクーリングプレートにバッテリーモジュールを固定しようとしたところ、クーリングプレートとバッテリーモジュールとの固定領域において接着材と熱伝導材とが混在して性能が保証できなくなるという新たな技術的課題を見出した。
本発明は、このような新たな技術的課題に基づいてなされたものであって、バッテリーモジュールとクーリングプレートとの間の確実な固定及び優れた熱伝導を実現し得るバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、クーリングプレートに設けられた複数の凹部のうちのいくつかの凹部に接着材を設け、残りの凹部に熱伝導材を設けることにより、上記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造は、複数のバッテリーセルを保持したバッテリーモジュールと、その一部に当接して配置されるクーリングプレートとの固定構造である。そして、この固定構造において、このクーリングプレートは、バッテリーモジュール側の表面に、複数の凹部を有する。さらに、これら複数の凹部において、いくつかの凹部に接着材が設けられており、残りの凹部に熱伝導材が設けられている。
また、本発明のバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造の製造方法は、上記本発明のバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造を製造する方法であって、次の工程(A)~(C)を有する。工程(A)は、クーリングプレートの複数の凹部のうち、いくつかの凹部に、凹部の上部開放端よりはみ出させた状態で固化・硬化前の接着材を設けると共に、残りの凹部に、凹部の上部開放端よりはみ出させた状態で固化・硬化前の熱伝導材を設ける工程である。工程(B)は、工程(A)の後に実行され、バッテリーモジュールで固化・硬化前接着材及び固化・硬化前熱伝導材を潰して、バッテリーモジュールをクーリングプレートとの固定位置に配置する工程である。工程(C)は、工程(B)の後に実行され、固化・硬化前接着材及び固化・硬化前熱伝導材を固化ないし硬化させる工程である。
本発明によれば、クーリングプレートに設けられた複数の凹部のうちのいくつかの凹部に接着材を設け、残りの凹部に熱伝導材を設けることとしたため、バッテリーモジュールとクーリングプレートとの間の確実な固定及び優れた熱伝導を実現し得るバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造及びその製造方法を提供できる。
図1(A)は本発明のバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造の一実施形態を模式的に示す正面図であり、図1(B)は、図1(A)の固定構造におけるバッテリーモジュールの左側部分を切欠いた状態を模式的に示す平面図である。 図2(A)は本発明のバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造の他の実施形態を模式的に示す正面図であり、図2(B)は、図2(A)の固定構造におけるバッテリーモジュールの左側部分を切欠いた状態を模式的に示す平面図である。 図3(A)は本発明のバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造の更に他の実施形態を模式的に示す正面図であり、図3(B)は、図3(A)の固定構造におけるバッテリーモジュールの左側部分を切欠いた状態を模式的に示す平面図である。 図4(A)は本発明のバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造の更に他の実施形態を模式的に示す正面図であり、図4(B)は、図4(A)の固定構造を模式的に示す平面図である。 図5(A)は本発明のバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造の更に他の実施形態を模式的に示す正面図であり、図5(B)は、図5(A)の固定構造を模式的に示す平面図である。 本発明のバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造の製造方法の一実施形態を模式的に示す説明図である。
以下、本発明のバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造及びその製造方法について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下で引用する図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
[第1の実施形態]
図1に示すように、本実施形態のバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造1は、複数のバッテリーセル11,・・・,11を保持したバッテリーモジュール10と、その一部に当接して配置されるクーリングプレート20との固定構造である。なお、図1中、バッテリーセル11は一点鎖線で示す。また、バッテリーモジュール10とクーリングプレート20との間には、厳密には接着材などが介在することがある。さらに、図示例ではバッテリーモジュール10はバッテリーセル11を5個保持しているが、バッテリーセル11の個数はバッテリーモジュール10に要求される容量や電圧などに応じて適宜変更することができる。
以下「バッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造」を単に「固定構造」、「バッテリーモジュール」を単に「モジュール」、「バッテリーセル」を単に「セル」ということがある。
本実施形態の固定構造において、モジュール10の底面側に設置されたクーリングプレート20は、モジュール10側の表面20Aに、複数の凹部20C,・・・,20Cを有している。また、複数の凹部20C,・・・,20Cは、矩形形状の断面形状を有し、図1(A)の紙面に垂直な方向に延在した凹溝状に形成されており、互いに平行な直線状に形成されており、クーリングプレート20の端面20Bに開放されている。
ここで、本発明の固定構造では、複数の凹部20C,・・・,20Cにおいて、いくつかの凹部20Cに接着材30が設けられ、残りの凹部20Cに熱伝導材40が設けられるが、本実施形態においては、これらの接着材30及び熱伝導材40は、凹部20Cごとに交互に設けられている。さらに、複数のセル11,・・・,11の各々は、図1の左右方向を長手辺とする矩形板状をなしており、平面視において接着材30及び熱伝導材40と直交状態で配置され、接着材30及び熱伝導材40と直接接触している。なお、図示例では、クーリングプレート20は凹部20Cを13個有しているが、凹部20Cの個数は接着材30や熱伝導材40の各種性能やモジュール10に保持されるセル11の個数などに応じて適宜変更することができる。
次に、本実施形態の利点について説明する。本実施形態の固定構造1によれば、クーリングプレート20に設けられた複数の凹部20C,・・・,20Cに接着材30及び熱伝導材40を凹部20Cごとに交互に配置したので、接着材30と熱伝導材40とが混在しやすい構造においても、接着材30と熱伝導材40との混在を抑制ないし防止することができる。そのため、接着材30及び熱伝導材40それぞれの所期の効果が奏され、バッテリーモジュール10とクーリングプレート20との間の確実な固定及び優れた熱伝導を実現できる。
また、複数の凹部20C,・・・,20Cが凹溝状に形成されているので、バッテリーモジュールを固定位置に配置する際に、接着材30や熱伝導材40とクーリングプレート20との間の確実な固定や優れた熱伝導を阻害する空気や、余分な接着材30や熱伝導材40を凹溝状の凹部20Cの延在方向に逃がしやすい。なお、詳しくは後述するが、接着材30や熱伝導材40は、バッテリーモジュールを固定位置に配置する際には、移動や変形が容易な固化・硬化前の接着材や熱伝導材として存在している。そのため、バッテリーモジュール10とクーリングプレート20との間のより確実な固定及びよりいっそう優れた熱伝導を実現できる。
さらに、複数の凹部20C,・・・,20Cが互いに平行な直線状の凹溝状に形成されているので、余分な接着材30や熱伝導材40が凹部20Cの上部開放端20Eからはみ出すことが抑制ないし防止される。そのため、バッテリーモジュール10とクーリングプレート20との間のより確実な固定及びよりいっそう優れた熱伝導を実現できる。
また、凹溝状に形成された複数の凹部20C,・・・,20Cがクーリングプレート20の端面20Bに開放されているので、余分な接着材30や熱伝導材40を凹部20Cのクーリングプレート20の端面20B側から逃がしやすい。そのため、バッテリーモジュール10とクーリングプレート20との間のより確実な固定及びよりいっそう優れた熱伝導を実現できる。
さらに、凹溝状に形成された複数の凹部20C,・・・,20Cが矩形形状の断面形状を有するので、凹溝状に形成された凹部20C間の凸条部20Dによって接着材30と熱伝導材40との混在がより抑制ないし防止される。そのため、バッテリーモジュール10とクーリングプレート20との間のより確実な固定及びよりいっそう優れた熱伝導を実現できる。
また、複数のバッテリーセル11,・・・,11の各々が、平面視において接着材30及び熱伝導材40と直交状態で配置され、接着材30及び熱伝導材40と直接接触しているので、バッテリーモジュール10におけるバッテリーセル11とクーリングプレート20との間の確実な固定及び優れた熱伝導という効果がよりいっそう得られやすい。
[第2実施形態]
図2に示すように、本実施形態の固定構造2は、複数のセル11,・・・,11の各々が、図2の上下方向を長手辺とする矩形板状をなしており、平面視において接着材30及び熱伝導材40と平行状態で配置されていること以外は、第1実施形態の固定構造1と同じ構成を有している。なお、図2中、バッテリーセル11は一点鎖線で示す。本実施形態の固定構造2によれば、上述したセルと接着材及び熱伝導材とのように第1実施形態の配置と異なる配置であっても、第1実施形態の固定構造1と同様の効果を実現できる。
[第3実施形態]
図3に示すように、本実施形態の固定構造3は、凹溝状に形成された複数の凹部20C,・・・,20CがV字形状の断面形状を有する構造を備えていること以外は、第1実施形態の固定構造1と同じ構成を有している。なお、図3中、バッテリーセル11は一点鎖線で示す。本実施形態の固定構造3は、凹部20CがV字形状の断面形状を有するので、第1の実施形態の固定構造1の利点に加えて、空気が残留しやすいコーナー部が少ないので空気をより逃がしやすく、モジュール10とクーリングプレート20とを少ない量の接着材30及び熱伝導材40で効果的に固定することができる。
[第4実施形態]
図4に示すように、本実施形態の固定構造4は、図4の左右方向を長手辺とする矩形板状をなした複数のモジュール10,・・・10を備え、平面視において、モジュール10の中央に位置する易温度上昇部位10Aにおける熱伝導材40の存在割合が接着材30の存在割合よりも大きい構造を有すること以外は、第1又は第2実施形態の固定構造1,2と同じ構成を有している。なお、図4及び図5においては、セルを図示することを省略する。本実施形態の固定構造4は、上述したモジュール10の中央に易温度上昇部位10Aがある場合でも、第1又は第2実施形態の固定構造1,2と同様の効果を実現できる。
[第5実施形態]
図5に示すように、本実施形態の固定構造5は、図5の左右方向を長手辺とする矩形板状をなした複数のモジュール10,・・・,10を備え、平面視において、モジュール10の端部に位置する易温度上昇部位10Aにおける熱伝導材40の存在割合が接着材30の存在割合よりも大きい構造を有すること以外は、第1又は第2実施形態の固定構造1,2と同じ構成を有している。本実施形態の固定構造5は、上述したモジュール10の端部に易温度上昇部位10Aがある場合でも、第1又は第2実施形態の固定構造1,2と同様の効果を実現できる。
[第6実施形態]
図6に示すように、本実施形態のバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造の製造方法は、上述した実施形態の固定構造を製造する方法であって、次の工程(A)~工程(C)を有する。
本発明の固定構造の製造方法では、クーリングプレート20の複数の凹部20C,・・・,20Cのうち、いくつかの凹部20Cに接着材30が設けられ、残りの凹部20Cに熱伝導材40が設けられるが、本実施形態においては、工程(A)において、図6(A)に示すように、凹部20Cに、凹部20Cの上部開放端20Eよりはみ出させた状態で固化・硬化前の接着材31及び熱伝導材41が、凹部20Cごとに交互に設けられている。
次いで、工程(B)においては、図6(B)に示すように、矢印Zで示す押圧によりモジュール10で固化・硬化前接着材31及び固化・硬化前熱伝導材41を潰して、モジュール10をクーリングプレート20との固定位置に配置する。ここで、「固定位置」としては、例えば、モジュール10とクーリングプレート20とが接触する位置を挙げることができる。
しかる後、工程(C)においては、接着材や熱伝導材の種類に応じた固化ないし硬化方法によって固化・硬化前接着材31及び固化・硬化前熱伝導材41を固化ないし硬化させる。これにより、図6(C)に示すように、固化・硬化前接着材31が接着材30になり、固化・硬化前熱伝導材41が熱伝導材40になって、上述した実施形態の固定部材を歩留まり良く得ることができる。
また、工程(A)においては、固化・硬化前接着材31及び固化・硬化前熱伝導材41の体積をそれぞれが設けられた凹部20Cの体積以下とすることが好ましい。これにより、固化・硬化前接着材31及び固化・硬化前熱伝導材41が凹部20からはみ出ることがより抑制ないし防止され、上述した実施形態の固定構造をより歩留まり良く得ることができる。
また、凹溝状に形成された複数の凹部20C,・・・,20Cがクーリングプレート20の端面20Bに開放されている場合には、工程(A)において、固化・硬化前接着材31及び固化・硬化前熱伝導材41の体積をそれぞれが設けられた凹部20Cの体積より大きくすることが好ましい。これにより、空気や余分な接着材30や熱伝導材40を凹部20Cのクーリングプレート20の端面20B側から逃がすことができ、上述した実施形態の固定構造をより歩留まり良く得ることができる。
ここで、上述した実施形態における構成要素の仕様、材質等について詳細に説明する。
(バッテリーモジュール)
上記モジュール10は、複数のセル11を保持する枠状や箱状の固定部材を備えていてもよい。また、上記モジュール10は、クーリングプレート20側には上述の固定部材を構成する部材を備えていないことが好ましい。上記モジュール10が保持するセル11としては、例えば、リチウムイオン二次電池など従来公知の二次電池を挙げることができる。また、セル11としては、例えば、外装材が従来公知の角形金属缶やアルミニウムラミネートで形成されたものを挙げることができる。また、上記モジュール10としては、例えば、複数のセル11,・・・,11が積層配列されたものを挙げることができる。モジュール10としては、例えば、セル11をセル11の厚み方向に積層配列させたものであることが好ましい。また、モジュール10としては、例えば、セル11の積層配列方向とモジュール10の長さ方向とが一致していても良く、セル11の長さ方向とモジュール10の長さ方向とが一致していても良い。ここで、セル11の長さ方向とモジュール10の長さ方向とが一致し、セル11の幅に対して長さが5倍以上のものをロングセルということがある。
(クーリングプレート)
上記クーリングプレート20としては、上記モジュール20で発生する熱を放熱し得れば特に限定されるものではない。例えば、クーリングプレートはアルミニウムや銅、ステンレスなどの金属材料で形成されていることが好ましく、その中でも、熱伝導性に優れたアルミニウムや銅などの金属材料で形成されていることがより好ましい。さらに、クーリングプレート20の好適例としては、複数の凹部を形成した表面と反対側に冷媒としての気体(例えば、空気)や液体(例えば、水)を流通させ得るものを挙げることができる。
(接着材、固化・硬化前接着材)
上記接着材30としては、例えば、ユリア樹脂系接着材、メラミン樹脂系接着材、フェノール樹脂系接着材、レゾルシノール樹脂系接着材、エポキシ系接着材、ポリエステル系接着材、ポリウレタン系接着材、ポリアミド系接着材、ポリイミド系接着材、酢酸ビニル樹脂系接着材、塩化ビニル樹脂系接着材、ポリビニルアルコール系接着材、アクリル樹脂系接着材、ポリオレフィン系接着材、シリコーン樹脂系接着材等の樹脂系接着材、クロロプレンゴム系接着材、ニトリルゴム系接着材、SBR系接着材、天然ゴム系接着材、再生ゴム系接着材、ブチルゴム系接着材、ブロックゴム系接着材、ポリサルファイド系接着材、シリコーン系接着材等のゴム系接着材、ポリイソブチレン系接着材、ポリビニルエーテル系接着材、塩化ゴム系接着材、セルロース系接着材、アスファルト系接着材等のその他の接着材などを挙げることができる。その中でも、ユリア樹脂系接着材、フェノール樹脂系接着材、メラミン樹脂系接着材、エポキシ樹脂系接着材などの熱硬化性樹脂系接着材を好適例として挙げることができる。さらに、上記固化・硬化前接着材31としては、固化ないし硬化して上記接着材30となるものを挙げることができる。
(熱伝導材、固化・硬化前熱伝導材)
上記熱伝導材40としては、モジュール10とクーリングプレート20とに密着して空気よりも高い熱伝導性を示せば特に限定されるものではない。上記熱伝導材40としては、例えば、上記接着材30よりも熱伝導性が高く、接着性が低い熱伝導性接着材を好適例として挙げることができる。上記熱伝導材としては、具体例としては、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、レゾルシノール樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン系樹脂、シリコーン樹脂等の樹脂、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、SBR、天然ゴム、再生ゴム、ブチルゴム、ブロックゴム、ポリサルファイド、シリコーン等のゴムなどを挙げることができる。その中でも、アクリル樹脂、ポリウレタン系樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ系樹脂、ポリオレフィン系樹脂が好ましく、エポキシ系樹脂、ポリオレフィン系樹脂がより好ましく、ポリオレフィン系樹脂が更に好ましい。また、これらに熱伝導性を有する無機系フィラーを添加して熱伝導性を向上させたものも好適例として挙げることができる。このような無機系フィラーとしては、例えば、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化ベリリウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、炭化ケイ素、炭化ホウ素、炭化チタン、ダイヤモンドなどを挙げることができる。さらに、上記熱伝導性接着材としては、上述した接着材に上述した熱伝導性を有する無機系フィラーを添加したものを挙げることができる。さらに、上記固化・硬化前熱伝導材41としては、固化ないし硬化して上記熱伝導材40となるものを挙げることができる。
以上、本発明を若干の実施形態によって説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
上述した実施形態の複数の凹部としては、凹溝状に形成されたものを例示して説明したが、接着材と熱伝導材との混在を抑制ないし防止し得れば、これに限定されるものではない。例えば、複数の凹部を格子状に形成してもよい。
さらに、上述した実施形態の複数の凹部としては、クーリングプレートの端面に開放されているものを例示して説明したが、接着材と熱伝導材との混在を抑制ないし防止し得れば、これに限定されるものではない。例えば、複数の凹部がクーリングプレートの縁部に形成された凸条部で囲まれていてもよい。
また、上述した実施形態の接着材と熱伝導材としては、互いに交互に設けたものを例示して説明したが、接着材と熱伝導材との混在を抑制ないし防止し得れば、これに限定されるものではない。例えば、易温度上昇部位に熱伝導材を多くなるように設けてもよい。
さらに、上述した実施形態の複数の凹部としては、容易に加工形成し得る観点から、矩形形状やV字形状の断面形状を有する凹部を例示して説明したが、例えば、円弧形状の断面形状を有するものであってもよい。
また、上述した実施形態の複数のバッテリーセルの各々が、接着材及び熱伝導材と直接接触しているものを例示して説明したが、接着材と熱伝導材との混在を抑制ないし防止し得れば、これに限定されるものではない。例えば、バッテリーセルと接着材及び熱伝導材との間に絶縁層や熱伝導層を更に有していてもよい。
1,2,3,4,5 固定構造
10 バッテリーモジュール
10A 易温度上昇部位
11 バッテリーセル
20 クーリングプレート
20A 表面
20B 端面
20C 凹部
20D 凸条部
20E 上部開放端
30 接着材
31 固化・硬化前接着材
40 熱伝導材
41 固化・硬化前熱伝導材

Claims (10)

  1. 複数のバッテリーセルを保持したバッテリーモジュールと、その一部に当接して配置されるクーリングプレートとの固定構造であって、
    前記クーリングプレートは、前記バッテリーモジュール側の表面に、複数の凹部を有し、
    前記複数の凹部において、いくつかの凹部に接着材が設けられており、残りの凹部に熱伝導材が設けられている
    ことを特徴とするバッテリーモジュールとクーリングプレートの固定構造。
  2. 前記複数の凹部が、凹溝状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバッテリーモジュールとクーリングプレートの固定構造。
  3. 前記複数の凹部が、互いに平行な直線状の凹溝状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のバッテリーモジュールとクーリングプレートの固定構造。
  4. 前記複数の凹部が、前記クーリングプレートの端面に開放されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のバッテリーモジュールとクーリングプレートの固定構造。
  5. 前記接着材及び前記熱伝導材が、前記凹部ごとに交互に配置されていることを特徴とする請求項2~4のいずれか1つの項に記載のバッテリーモジュールとクーリングプレートの固定構造。
  6. 前記複数の凹部が、矩形形状の断面形状を有することを特徴とする請求項2~5のいずれか1つの項に記載のバッテリーモジュールとクーリングプレートの固定構造。
  7. 前記複数の凹部が、V字形状の断面形状を有することを特徴とする請求項2~5のいずれか1つの項に記載のバッテリーモジュールとクーリングプレートの固定構造。
  8. 前記複数のバッテリーセルの各々が、前記接着材及び前記熱伝導材と直接接触していることを特徴とする請求項1~7のいずれか1つの項に記載のバッテリーモジュールとクーリングプレートの固定構造。
  9. 平面視において、前記バッテリーモジュールの易温度上昇部位における前記熱伝導材の存在割合が、前記接着材の存在割合よりも大きいことを特徴とする請求項1~8のいずれか1つの項に記載のバッテリーモジュールとクーリングプレートの固定構造。
  10. 請求項1~9のいずれか1つの項に記載のバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造の製造方法であって、次の工程(A)~工程(C)
    工程(A):前記クーリングプレートの複数の凹部のうち、いくつかの凹部に、前記凹部の上部開放端よりはみ出させた状態で固化・硬化前の接着材を設けると共に、残りの凹部に、前記凹部の上部開放端よりはみ出させた状態で固化・硬化前の熱伝導材を設ける工程、
    工程(B):前記工程(A)の後に実行され、前記バッテリーモジュールで前記固化・固化前接着材及び前記固化・硬化前熱伝導材を潰して、前記バッテリーモジュールを前記クーリングプレートとの固定位置に配置する工程、
    工程(C):前記工程(B)の後に実行され、前記固化・硬化前接着材及び前記固化・硬化前熱伝導材を固化ないし硬化させる工程、を有する
    ことを特徴とするバッテリーモジュールとクーリングプレートとの固定構造の製造方法。
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