JP2023045103A - 評価装置、評価方法、および評価プログラム - Google Patents

評価装置、評価方法、および評価プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】単品料理(例えば、調味食品(例えば、食材と共に調理して喫食される調味料など)を用いて作られる単品料理など)の栄養価値を評価することができる評価装置、評価方法、および評価プログラムを提供することを課題とする。【解決手段】本実施形態では、単品料理を設定し、設定した単品料理中における複数の栄養素の含有量を設定し、設定した単品料理の分類を所定の基準に従って決定し、決定した分類に対応する、複数の栄養素の摂取目標量を、分類別かつ栄養素別の摂取目標量に関する目標量データから取得し、設定した含有量および取得した摂取目標量を基に、複数の栄養素の摂取状態を評価し、得られた評価結果を基に、設定した単品料理の栄養価値を評価する。【選択図】図5

Description

本発明は、評価装置、評価方法、および評価プログラムに関するものである。
近年、NPS(Nutrient Profiling System)による食料製品(具体的には、そのまま又は簡易な準備のみで喫食されるもの)の栄養価値評価およびそのラベリングが検討されている(例えば特許文献1-3および非特許文献1など)。特に、Nutri-scoreをラベリング表示として採用する国が増加している。ここで、NPSとは、予防と健康促進のために、食料製品中に含まれる栄養成分の量を科学的な根拠に基づいて評価し、その食料製品の栄養面での品質を分かり易く表現する手法である。
米国特許第8,626,796号明細書 国際公開第2021/83831号 特表2020-504362号公報
Antonis Vlassopoulosら,A nutrient profiling system for the (re)formulation of a global food and beverage portfolio,Eur J Nutr (2017) 56:1105-1122
しかしながら、食料製品そのものの栄養価値を評価する従来の手法では、単品料理(例えば、調味食品(例えば、食材と共に調理して喫食される調味料など)を用いて作られる単品料理など)の栄養価値を評価することが難しい、という問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、単品料理(例えば、調味食品(例えば、食材と共に調理して喫食される調味料など)を用いて作られる単品料理など)の栄養価値を評価することができる評価装置、評価方法、および評価プログラムを提供することを目的とする。
すなわち、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる評価装置は、制御部を備える評価装置であって、前記制御部は、単品料理を設定する料理設定手段と、前記料理設定手段で設定した前記単品料理中における複数の栄養素の含有量を設定する含有量設定手段と、前記料理設定手段で設定した前記単品料理の分類を、所定の基準に従って決定する分類決定手段と、前記分類決定手段で決定した前記分類に対応する、前記複数の栄養素の摂取目標量を、前記分類別かつ前記栄養素別の前記摂取目標量に関する目標量データから取得する目標量取得手段と、前記含有量設定手段で設定した前記含有量および前記目標量取得手段で取得した前記摂取目標量を基に、前記複数の栄養素の摂取状態を評価する栄養素評価手段と、前記栄養素評価手段で得られた評価結果を基に、前記料理設定手段で設定した前記単品料理の栄養価値を評価する栄養価値評価手段と、を備えること、を特徴とする。
なお、本発明にかかる評価装置において、前記含有量設定手段は、前記単品料理を作る際に使われる調味食品中における前記複数の栄養素の含有量が加味された、前記単品料理中における前記複数の栄養素の含有量を設定してもよく、前記栄養価値評価手段は、前記調味食品の栄養価値の評価結果を出力してもよい。
また、本発明にかかる評価装置において、前記調味食品は、前記単品料理を作るのに必要な食材と共に調理して喫食される調味料でもよい。
また、本発明にかかる評価装置において、前記栄養素評価手段は、所定の手法により得点を算出し、当該算出した得点を、前記摂取状態の評価結果として出力してもよく、前記栄養価値評価手段は、前記栄養素評価手段で算出した前記得点の合計に基づく得点を、前記栄養価値の評価結果として出力してもよい。
また、本発明にかかる評価装置において、前記制御部は、前記栄養素評価手段または前記栄養価値評価手段のいずれか一方またはその両方で得られた評価結果を可視化する可視化実行手段をさらに備えてもよい。
また、本発明にかかる評価装置において、前記複数の栄養素は、摂取することが推奨されている栄養素および摂取を制限することが推奨されている栄養素を含んでもよい。
また、本発明にかかる評価装置において、前記摂取目標量データは、1)複数の前記分類を組み合わせて、複数の前記単品料理で構成される献立を複数作成する工程、2)前記献立に紐付く前記分類別に、かつ、前記栄養素別に、前記献立における前記栄養素の一食あたりの寄与率を算出する工程、3)前記寄与率を基に、前記分類別かつ前記栄養素別に前記摂取目標量を算出する工程、を実施することにより作成されたものでもよい。
また、本発明にかかる評価方法は、制御部を備えた情報処理装置の前記制御部が、単品料理を設定する料理設定ステップ、前記料理設定ステップで設定した前記単品料理中における複数の栄養素の含有量を設定する含有量設定ステップ、前記料理設定ステップで設定した前記単品料理の分類を、所定の基準に従って決定する分類決定ステップ、前記分類決定ステップで決定した前記分類に対応する、前記複数の栄養素の摂取目標量を、前記分類別かつ前記栄養素別の前記摂取目標量に関する目標量データから取得する目標量取得ステップ、前記含有量設定ステップで設定した前記含有量および前記目標量取得ステップで取得した前記摂取目標量を基に、前記複数の栄養素の摂取状態を評価する栄養素評価ステップ、前記栄養素評価ステップで得られた評価結果を基に、前記料理設定手段で設定した前記単品料理の栄養価値を評価する栄養価値評価ステップ、を実行すること、を特徴とするものである。
また、本発明にかかる評価プログラムは、制御部を備えた情報処理装置の前記制御部を、単品料理を設定する料理設定手段、前記料理設定手段で設定した前記単品料理中における複数の栄養素の含有量を設定する含有量設定手段、前記料理設定手段で設定した前記単品料理の分類を、所定の基準に従って決定する分類決定手段、前記分類決定手段で決定した前記分類に対応する、前記複数の栄養素の摂取目標量を、前記分類別かつ前記栄養素別の前記摂取目標量に関する目標量データから取得する目標量取得手段、前記含有量設定手段で設定した前記含有量および前記目標量取得手段で取得した前記摂取目標量を基に、前記複数の栄養素の摂取状態を評価する栄養素評価手段、前記栄養素評価手段で得られた評価結果を基に、前記料理設定手段で設定した前記単品料理の栄養価値を評価する栄養価値評価手段、として機能させること、を特徴とするものである。
また、本発明にかかる記録媒体は、コンピュータを前記料理設定手段、前記含有量設定手段、前記分類決定手段、前記目標量取得手段、前記栄養素評価手段、前記栄養価値評価手段として機能させるためのプログラムを記録した一時的でないコンピュータ読取可能な記録媒体である。換言すると、本発明にかかる記録媒体は、情報処理装置(の制御部)に前記評価方法を実行させるためのプログラム化された命令を含むことを特徴とする一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、単品料理(例えば、調味食品(例えば、食材と共に調理して喫食される調味料など)を用いて作られる単品料理など)の栄養価値を評価することができるという効果を奏する。
図1は、評価装置100の構成の一例を示す図である。 図2は、料理・分類対応データの一例を示す図である。 図3は、目標量データの一例を示す図である。 図4は、目標量データの作成方法の一例を示す図である。 図5は、栄養素および栄養価値の評価方法の一例を示す図である。
以下に、本発明にかかる評価装置、評価方法、および評価プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.構成および処理]
図1は、評価装置100の構成の一例を示す図である。評価装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータを基に構築したものである。なお、評価装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置を基に構築したものに限らず、市販のノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、またはタブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置を基に構築したものでもよい。
評価装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備える。評価装置100が備える各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続される。
通信インターフェース部104は、評価装置100とネットワーク300(またはルータ等の通信装置)との間における通信を媒介する。すなわち、通信インターフェース部104は、他の端末と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、評価装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやイントラネット、LAN(Local Area Network)などである。なお、記憶部106に格納されるデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタの他、スピーカまたはプリンタなどを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウスまたはマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタ、または、タッチパネルなどを用いることができる。
記憶部106は、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、または光ディスク等を用いることができる。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されていてもよい。
記憶部106には、料理・分類対応データ106a、目標量データ106b、および評価結果データ106cなどが格納される。
図2は、料理・分類対応データ106aの一例を示す図である。料理・分類対応データ106aには、単品料理(例えば回鍋肉などの料理名など)と当該単品料理の分類(料理区分)との対応関係が設定されている。なお、単品料理は、内食、中食、または外食のどれでもよい。
料理・分類対応データ106aは、例えば、農林水産省と厚生労働省が策定した「食事バランスガイド」等を参考に作成したものでもよい。具体的には、料理・分類対応データ106aは、以下の分類基準を基に作成したものでもよい。
・分類1:主食に該当し、「エネルギーが400kcal未満であり、野菜が50g未満かつタンパク質が6g未満である」という条件を満たす単品料理
・分類2:主食に該当し、「エネルギーが400kcal未満であり、かつ野菜が50g以上またはタンパク質が6g以上である」という条件を満たす単品料理
・分類3:主食に該当し、「エネルギーが400kcal未満であり、かつ野菜が50g以上またはタンパク質が6g以上であり、汁気がある」という条件を満たす単品料理
・分類4:主食に該当し、「エネルギーが400kcal以上であり、かつ野菜が50g以上またはタンパク質が6g以上である」という条件を満たす単品料理
・分類5:主食に該当し、「エネルギーが400kcal以上であり、かつ野菜が50g以上またはタンパク質が6g以上であり、汁気がある」という条件を満たす単品料理
・分類6:主菜に該当し、「食材重量が120g以上、かつタンパク質が6g以上である」という条件を満たす単品料理
・分類7:主菜に該当し、「食材重量が120g以上、かつ野菜が50g以上である」という条件を満たす単品料理
・分類8:主菜に該当し、「食材重量が120g以上、かつ野菜が50g以上であり、汁気がある」という条件を満たす単品料理
・分類9:汁物に該当し、「野菜が50g未満かつタンパク質が6g未満である」という条件を満たす単品料理
・分類10:汁物に該当し、「野菜が50g以上かつタンパク質が6g未満である」という条件を満たす単品料理
・分類11:汁物に該当し、「タンパク質が6g以上である」という条件を満たす単品料理
・分類12:副菜に該当し、前記条件のどれも満たさない単品料理、かつ「野菜が50g以上である、エネルギーが100kcal以上である、もしくはタンパク質が6g以上である」という条件を満たす単品料理
・分類13:副菜に該当し、前記条件のどれも満たさない単品料理
図3は、目標量データ106bの一例を示す図である。目標量データ106bには、分類別かつ栄養素別に摂取目標量が設定されている。目標量データ106bには、例えば、摂取することが推奨されている栄養素(例えばタンパク質または野菜など)の摂取目標量、または、摂取を制限することが推奨されている栄養素(例えば、ナトリウム、または飽和脂肪酸など)の摂取目標量が設定されてもよい。なお、設定される栄養素は、例えば、健康の維持もしくは向上または公衆衛生に大きく関わる栄養素、国(例えば日本など)の食文化に合った栄養素、または評価装置100のユーザーが定めた栄養ポリシーに沿った栄養素などであることが好ましい。
目標量データ106bは、例えば、図4に示す作成方法で作成されたものでもよい。具体的には、目標量データ106bは、以下の工程を実施することにより作成されたものでもよい。
・工程1:複数の分類(料理区分)を組み合わせて、複数の単品料理で構成される献立を複数作成する(図4のステップA1)。具体的には、厚生労働省、文部科学省、または農林水産省が提供する情報を基に、献立を作成してもよい。
・工程2:献立に紐付く分類別に、かつ、栄養素別に、献立における栄養素の一食あたりの寄与率(単位は%DV(Daily Value))を算出する(図4のステップA2)。工程2は、工程1で作成した全ての献立に対し実施される。
・工程3:寄与率を基に、分類別かつ栄養素別に摂取目標量(単位は%DV)を算出する(図4のステップA3)。
図1の説明に戻り、評価結果データ106cは、後述する栄養素評価部102eで得られた評価結果または後述する栄養価値評価部102fで得られた評価結果のいずれか一方またはその両方を格納するためのものである。評価結果データ106cには、例えば、単品料理の料理識別情報、単品料理の分類、各栄養素の摂取状態の評価結果、および単品料理の栄養価値の評価結果などが紐付けて格納されてもよい。
制御部102は、評価装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、料理設定部102a、含有量設定部102b、分類決定部102c、目標量取得部102d、栄養素評価部102e、栄養価値評価部102f、および可視化実行部102gなどを備える。
料理設定部102aは、単品料理(例えば料理名など)を設定する。料理設定部102aは、例えば、単品料理を評価装置100のオペレータに設定させてもよい。料理設定部102aは、例えば、料理レシピ提供ウェブサイトにネットワーク300を介してアクセスして単品料理を取得することにより、単品料理を設定してもよい。
含有量設定部102bは、料理設定部102aで設定した単品料理中における複数の栄養素の含有量(例えば一食あたりの含有量(単位はグラム)など)を設定する。含有量設定部102bは、例えば、料理設定部102aで設定した単品料理を作る際に使われる調味食品(例えば、設定した単品料理を作るのに必要な食材と共に調理して喫食される調味料(例えば、基本調味料、うま味調味料、風味調味料、合わせ調味料、またはクッキングソースなど)など)中における複数の栄養素の含有量が加味された、当該単品料理中における当該複数の栄養素の含有量を設定してもよい。含有量設定部102bは、例えば、含有量をオペレータに設定させてもよい。含有量設定部102bは、例えば、料理レシピ提供ウェブサイトにネットワーク300を介してアクセスして含有量を取得することにより、含有量を設定してもよい。
分類決定部102cは、料理設定部102aで設定した単品料理の分類(料理区分)を、所定の基準(例えば日本の食文化に則ったものなど)に従って決定する。分類決定部102cは、分類を、例えば、図2に示す料理・分類対応データ106aを参照して決定してもよい。
目標量取得部102dは、分類決定部102cで決定した分類に対応する、複数の栄養素の摂取目標量を、図3に示す目標量データ106bから取得する。
栄養素評価部102eは、含有量設定部102bで設定した含有量および目標量取得部102dで取得した摂取目標量を基に、複数の栄養素の摂取状態を評価する。
栄養素評価部102eは、例えば、含有量設定部102bで設定した含有量および目標量取得部102dで取得した摂取目標量を基に所定の手法(例えばスコア(Score-Based)法(例えば、Drewnowski A, Fulgoni V 3rd. Nutrient profiling of foods: creating a nutrient-rich food index. Nutr Rev. 2008;66(1):23-39. doi:10.1111/j.1753-4887.2007.00003.x参照)など)により得点を算出し、当該算出した得点を、摂取状態の評価結果として出力してもよい。具体的には、複数の栄養素が日本の食文化に合ったタンパク質、野菜、ナトリウム(食塩)、および飽和脂肪酸であり、設定した単品料理が回鍋肉であり、決定した分類が7であり、設定した含有量がタンパク質9.5g、野菜95g、ナトリウム472mg、および飽和脂肪酸が12.2gであり、取得した摂取目標量がタンパク質20%DV、野菜25%DV、ナトリウム10%DV、および飽和脂肪酸15%DVである場合、栄養素評価部102eは、スコア法に基づき導出された図5に示す換算表に従って、タンパク質の得点7、野菜の得点10、ナトリウムの得点6、および飽和脂肪酸の得点0を出力してもよい(図5のステップB1参照)。なお、得点の取り得る範囲の最小値は0であり、当該範囲の最大値は10である。
栄養価値評価部102fは、栄養素評価部102eで得られた評価結果を基に、料理設定部102aで設定した単品料理の栄養価値を評価する。含有量設定部102bにおいて、調味食品中における複数の栄養素の含有量が加味された、単品料理中における複数の栄養素の含有量が設定された場合、栄養価値評価部102fは、例えば、当該調味食品の栄養価値の評価結果を出力してもよい。
栄養価値評価部102fは、栄養素評価部102eで算出した得点の合計に基づく得点(合計そのもの、または、合計を100点満点に換算した得点)を、単品料理または調味食品の栄養価値の評価結果として出力してもよい(図5のステップB2参照)。
可視化実行部102gは、栄養素評価部102eまたは栄養価値評価部102fのいずれか一方またはその両方で得られた評価結果を可視化する。可視化実行部102gは、例えば、一つの単品料理に紐付く各栄養素の摂取状態の評価結果(例えば得点など)をレーダーチャートなどで、出力装置114を用いて可視化してもよい。可視化実行部102gは、例えば、単品料理別または分類別に、各栄養素の摂取状態の評価結果(例えば得点など)および栄養価値の評価結果(例えば得点など)を、積み上げ棒グラフや集合棒グラフなどで、出力装置114を用いて可視化してもよい。
[2.他の実施形態]
さて、これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、各装置に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、評価装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、情報処理装置に本発明にかかる評価方法を実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて評価装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDDなどの記憶部106には、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、評価装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本発明にかかる評価プログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USBメモリ、SDカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD-ROM、MO、DVD、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、評価装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、評価装置100は、当該情報処理装置に本発明の評価方法を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、食品分野(例えば、単品料理や調味食品(例えば、食材と共に調理して喫食される調味料など)の開発など)において極めて有用である。
100 評価装置
102 制御部
102a 料理設定部
102b 含有量設定部
102c 分類決定部
102d 目標量取得部
102e 栄養評価部
102f 栄養価値評価部
102g 可視化実行部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 料理・分類対応データ
106b 目標量データ
106c 評価結果データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (9)

  1. 制御部を備える評価装置であって、
    前記制御部は、
    単品料理を設定する料理設定手段と、
    前記料理設定手段で設定した前記単品料理中における複数の栄養素の含有量を設定する含有量設定手段と、
    前記料理設定手段で設定した前記単品料理の分類を、所定の基準に従って決定する分類決定手段と、
    前記分類決定手段で決定した前記分類に対応する、前記複数の栄養素の摂取目標量を、前記分類別かつ前記栄養素別の前記摂取目標量に関する目標量データから取得する目標量取得手段と、
    前記含有量設定手段で設定した前記含有量および前記目標量取得手段で取得した前記摂取目標量を基に、前記複数の栄養素の摂取状態を評価する栄養素評価手段と、
    前記栄養素評価手段で得られた評価結果を基に、前記料理設定手段で設定した前記単品料理の栄養価値を評価する栄養価値評価手段と、
    を備えること、
    を特徴とする評価装置。
  2. 前記含有量設定手段は、前記単品料理を作る際に使われる調味食品中における前記複数の栄養素の含有量が加味された、前記単品料理中における前記複数の栄養素の含有量を設定し、
    前記栄養価値評価手段は、前記調味食品の栄養価値の評価結果を出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の評価装置。
  3. 前記調味食品は、前記単品料理を作るのに必要な食材と共に調理して喫食される調味料であること、
    を特徴とする請求項2に記載の評価装置。
  4. 前記栄養素評価手段は、所定の手法により得点を算出し、当該算出した得点を、前記摂取状態の評価結果として出力し、
    前記栄養価値評価手段は、前記栄養素評価手段で算出した前記得点の合計に基づく得点を、前記栄養価値の評価結果として出力すること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の評価装置。
  5. 前記制御部は、前記栄養素評価手段または前記栄養価値評価手段のいずれか一方またはその両方で得られた評価結果を可視化する可視化実行手段
    をさらに備えること、
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の評価装置。
  6. 前記複数の栄養素は、摂取することが推奨されている栄養素および摂取を制限することが推奨されている栄養素を含むこと、
    を特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の評価装置。
  7. 前記摂取目標量データは、1)複数の前記分類を組み合わせて、複数の前記単品料理で構成される献立を複数作成する工程、2)前記献立に紐付く前記分類別に、かつ、前記栄養素別に、前記献立における前記栄養素の一食あたりの寄与率を算出する工程、3)前記寄与率を基に、前記分類別かつ前記栄養素別に前記摂取目標量を算出する工程、を実施することにより作成されたものであること、
    を特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の評価装置。
  8. 制御部を備えた情報処理装置の前記制御部が、
    単品料理を設定する料理設定ステップ、
    前記料理設定ステップで設定した前記単品料理中における複数の栄養素の含有量を設定する含有量設定ステップ、
    前記料理設定ステップで設定した前記単品料理の分類を、所定の基準に従って決定する分類決定ステップ、
    前記分類決定ステップで決定した前記分類に対応する、前記複数の栄養素の摂取目標量を、前記分類別かつ前記栄養素別の前記摂取目標量に関する目標量データから取得する目標量取得ステップ、
    前記含有量設定ステップで設定した前記含有量および前記目標量取得ステップで取得した前記摂取目標量を基に、前記複数の栄養素の摂取状態を評価する栄養素評価ステップ、
    前記栄養素評価ステップで得られた評価結果を基に、前記料理設定手段で設定した前記単品料理の栄養価値を評価する栄養価値評価ステップ、
    を実行すること、
    を特徴とする評価方法。
  9. 制御部を備えた情報処理装置の前記制御部を、
    単品料理を設定する料理設定手段、
    前記料理設定手段で設定した前記単品料理中における複数の栄養素の含有量を設定する含有量設定手段、
    前記料理設定手段で設定した前記単品料理の分類を、所定の基準に従って決定する分類決定手段、
    前記分類決定手段で決定した前記分類に対応する、前記複数の栄養素の摂取目標量を、前記分類別かつ前記栄養素別の前記摂取目標量に関する目標量データから取得する目標量取得手段、
    前記含有量設定手段で設定した前記含有量および前記目標量取得手段で取得した前記摂取目標量を基に、前記複数の栄養素の摂取状態を評価する栄養素評価手段、
    前記栄養素評価手段で得られた評価結果を基に、前記料理設定手段で設定した前記単品料理の栄養価値を評価する栄養価値評価手段、
    として機能させること、
    を特徴とする評価プログラム。
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