JP2023045089A - 分析装置、分析システム、分析方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents
分析装置、分析システム、分析方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023045089A JP2023045089A JP2021153291A JP2021153291A JP2023045089A JP 2023045089 A JP2023045089 A JP 2023045089A JP 2021153291 A JP2021153291 A JP 2021153291A JP 2021153291 A JP2021153291 A JP 2021153291A JP 2023045089 A JP2023045089 A JP 2023045089A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- tasks
- data
- image
- analysis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 title claims abstract description 125
- 238000003860 storage Methods 0.000 title claims abstract description 17
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 49
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims abstract description 38
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims abstract description 36
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 43
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 33
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 239000004984 smart glass Substances 0.000 description 9
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 7
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 7
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 5
- 230000006870 function Effects 0.000 description 5
- 239000003550 marker Substances 0.000 description 5
- 238000011960 computer-aided design Methods 0.000 description 4
- 238000013528 artificial neural network Methods 0.000 description 1
- 230000003190 augmentative effect Effects 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
- G05B19/02—Programme-control systems electric
- G05B19/18—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
- G05B19/4093—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by part programming, e.g. entry of geometrical information as taken from a technical drawing, combining this with machining and material information to obtain control information, named part programme, for the NC machine
- G05B19/40937—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by part programming, e.g. entry of geometrical information as taken from a technical drawing, combining this with machining and material information to obtain control information, named part programme, for the NC machine concerning programming of machining or material parameters, pocket machining
- G05B19/40938—Tool management
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q10/00—Administration; Management
- G06Q10/06—Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
- G06Q10/063—Operations research, analysis or management
- G06Q10/0639—Performance analysis of employees; Performance analysis of enterprise or organisation operations
- G06Q10/06398—Performance of employee with respect to a job function
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/20—Pc systems
- G05B2219/23—Pc programming
- G05B2219/23219—Different tasks in different memory, called as function of priority of tasks
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- Human Resources & Organizations (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Development Economics (AREA)
- Educational Administration (AREA)
- Economics (AREA)
- Entrepreneurship & Innovation (AREA)
- Strategic Management (AREA)
- Geometry (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Tourism & Hospitality (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- General Business, Economics & Management (AREA)
- Operations Research (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Marketing (AREA)
- Game Theory and Decision Science (AREA)
- General Factory Administration (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
【課題】作業を自動的に分析可能な、分析装置、分析システム、分析方法、プログラム、及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】実施形態に係る分析装置は、製造工程における複数の作業に関する分析を実行する。前記分析装置は、前記複数の作業のそれぞれが実行されたときの画像を取得する撮像装置から、前記画像を受信する。前記分析装置は、前記複数の作業の少なくともいずれかで用いられる工具から、前記工具で検出された検出信号を受信する。前記分析装置は、前記複数の作業のそれぞれの終了を判定するための終了判定データを参照する。前記分析装置は、前記画像、前記検出信号、及び前記終了判定データに基づいて、前記複数の作業のそれぞれの終了を判定する。
【選択図】図1
【解決手段】実施形態に係る分析装置は、製造工程における複数の作業に関する分析を実行する。前記分析装置は、前記複数の作業のそれぞれが実行されたときの画像を取得する撮像装置から、前記画像を受信する。前記分析装置は、前記複数の作業の少なくともいずれかで用いられる工具から、前記工具で検出された検出信号を受信する。前記分析装置は、前記複数の作業のそれぞれの終了を判定するための終了判定データを参照する。前記分析装置は、前記画像、前記検出信号、及び前記終了判定データに基づいて、前記複数の作業のそれぞれの終了を判定する。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、分析装置、分析システム、分析方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
作業の分析を自動的に実行できる技術の開発が求められている。
本発明が解決しようとする課題は、作業を自動的に分析可能な、分析装置、分析システム、分析方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することである。
実施形態に係る分析装置は、製造工程における複数の作業に関する分析を実行する。前記分析装置は、前記複数の作業のそれぞれが実行されたときの画像を取得する撮像装置から、前記画像を受信する。前記分析装置は、前記複数の作業の少なくともいずれかで用いられる工具から、前記工具で検出された検出信号を受信する。前記分析装置は、前記複数の作業のそれぞれの終了を判定するための終了判定データを参照する。前記分析装置は、前記画像、前記検出信号、及び前記終了判定データに基づいて、前記複数の作業のそれぞれの終了を判定する。
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る分析システムを示す模式図である。
図1に示すように、分析システム1は、分析装置10、撮像装置20、工具30、入力装置40、出力装置50、及び記憶装置60を含む。
図1に示すように、分析システム1は、分析装置10、撮像装置20、工具30、入力装置40、出力装置50、及び記憶装置60を含む。
分析装置10は、製造工程における複数の作業に関する分析を実行する。撮像装置20は、画像を取得する。撮像装置20は動画を取得し、動画から画像が切り出されても良い。撮像装置20は、作業現場を撮像する。撮像装置20は、作業者に付帯されても良い。撮像装置20は、複数設けられても良い。例えば、作業が実行されうる複数の現場に、それぞれ撮像装置20が設けられる。
工具30は、作業に用いられ、作業時に信号を検出する。例えば、工具30は、デジタルトルクレンチ又はデジタルノギスである。工具30は、トルクセンサ、加速度センサ、及び角速度センサから選択された少なくとも1つを含む。複数の工具30が用意され、作業ごとに異なる工具30が用いられても良い。撮像装置20及び工具30は、取得したデータを分析装置10に送信する。
入力装置40は、ユーザが分析装置10にデータを入力するために用いられる。入力装置40は、マウス、キーボード、マイク(音声入力)、及びタッチパッドから選択される1つ以上を含む。出力装置50は、ユーザに向けて情報を出力する。出力装置50は、ディスプレイ、プロジェクタ、スピーカ、及びプリンタから選択される1つ以上を含む。例えば、作業者は、撮像装置20、入力装置40(マイク)、及び出力装置50(ディスプレイ)を含むスマートグラスを着用する。出力装置50に、仮想的なキーボードやボタン等の入力装置が表示されても良い。撮像装置20が、ユーザが仮想の入力装置を操作する様子を撮像し、分析装置10は、撮像結果に基づいてユーザからの入力を受け付けても良い。すなわち、分析装置10は、モーション検出によるハンドジェスチャー入力を実行可能であっても良い。記憶装置60は、作業データ、分析装置10の処理によって得られたデータ、撮像装置20及び工具30から得られたデータなどを適宜保存する。
図2~図4は、作業データを例示する表である。
図2~図4に示すように、作業データ100は、作業者データ110、個別作業データ120、履歴データ130、製造諸元データ140、及びチェックリスト150を含む。
図2~図4に示すように、作業データ100は、作業者データ110、個別作業データ120、履歴データ130、製造諸元データ140、及びチェックリスト150を含む。
図2に示すように、作業者データ110は、作業者に関するデータを含む。作業者データ110は、作業者ID111、認証手段112、及び作業者情報113を含む。作業者ID111は、作業者を識別するための文字列である。認証手段112は、作業者を認証するための手段を示す。認証の手段として、画像、指紋、音声等による生体認証、作業者が所持するセキュリティカードやバーコードなどを用いた物理認証が挙げられる。作業者情報113は、作業者の氏名、所属などを含む。
個別作業データ120は、複数の作業のそれぞれについて、作業の開始、作業中、及び作業の終了に関するデータを含む。図2では、複数の作業のうち、最初の作業に関するデータが例示されている。
個別作業データ120は、作業の開始に関するデータとして、データID121a、開始製品状態121b、検出手段121c、及び開始判定データ121dを含む。データID121aは、作業の開始に関するデータセットを識別するための文字列である。開始製品状態121bは、作業が開始されるときの製品の状態を示すデータである。検出手段121cは、作業開始を判定するための、データの検出手段を示す。開始判定データ121dは、作業の開始を判定するためのデータである。
個別作業データ120は、作業の指示に関するデータとして、データID122a、指示手段122b、及び指示データ122cをさらに含む。データID122aは、作業の指示に関するデータセットを識別するための文字列である。指示手段122bは、作業の指示を作業者に向けて出力するための手段を示す。出力の手段は、ディスプレイへの表示、音声などである。指示データ122cは、作業者への具体的な指示内容を示すデータである。
個別作業データ120は、作業の終了に関するデータとして、データID123a、終了製品状態123b、検出手段123c、及び終了判定データ123dをさらに含む。データID123aは、作業の終了に関するデータセットを識別するための文字列である。終了製品状態123bは、作業が終了したときの製品の状態を示すデータである。検出手段123cは、作業終了を判定するための、データの検出手段を示す。終了判定データ123dは、作業の終了を判定するためのデータである。
個別作業データ120は、2番目以降の作業のそれぞれについても、図2に例示したデータと同様の、作業の開始、作業中、及び作業の終了に関するデータを含む。
検出手段121c及び123cとして、撮像装置20から得られた画像を用いた検出、デジタル工具から送信された信号を用いた検出などが挙げられる。1つの作業について、その作業終了に関する検出手段が、その作業開始に関する検出手段と異なっていても良い。
一例として、画像から作業者の骨格が抽出されることが、検出手段121c又は123cとして設定される。撮像装置20は、作業現場を撮像する。分析装置10は、撮像装置20によって得られた画像を、人体の骨格を抽出するためのモデルに入力する。モデルは、例えばニューラルネットワークを含む。分析装置10は、モデルからの出力結果を参照し、骨格が抽出された場合、作業が開始されたと判定する。又は、骨格に基づいて作業者が特定の物に触れたと判定される場合に、分析装置10は、作業が開始されたと判定しても良い。
別の一例として、撮像された画像とテンプレート画像とのマッチングが、検出手段121c又は123cとして設定される。撮像装置20は、作業者に付帯されるスマートグラスに含まれる。撮像装置20は、作業者が見ている光景を撮像する。分析装置10は、撮像装置20によって得られた画像と、予め用意したテンプレート画像と、を比較する。得られた画像の一部がテンプレート画像とマッチングした場合、分析装置10は、作業が開始されたと判定する。テンプレート画像として、作業開始時の製品の画像、作業現場の画像などを用いることができる。
別の一例として、マーカの検出が、検出手段121c又は123cとして設定される。作業開始の判定にマーカが用いられても良い。マーカは、例えば、Augmented Reality(AR)マーカである。作業現場の物がARマーカとして予め登録される。マーカとして、さらに、Quick Response(QR)コード(登録商標)が用いられても良い。この場合、作業現場の物に、QRコード(登録商標)が予め貼り付けられる。
さらに別の一例として、工具30からの信号の検出が、検出手段121c又は123cとして設定される。分析装置10は、工具30から作業を示す信号を受信した場合に、作業が開始されたと判定する。
図3に示すように、履歴データ130は、複数の作業のそれぞれについて、作業の開始時、作業中、及び作業の終了時の履歴を示す。図3では、複数の作業のうち、最初の作業の履歴が例示されている。
履歴データ130は、作業開始時の履歴データとして、データID131a、日時131b、及び作業者131cを含む。データID131aは、作業開始時の履歴に関するデータセットを識別するための文字列である。日時131bは、作業が開始された日時を示すデータである。作業者131cは、作業開始時の作業者を示すデータである。
履歴データ130は、作業中の履歴データとして、データID132a、日時132b、及び作業者132cをさらに含む。データID132aは、作業中の履歴に関するデータセットを識別するための文字列である。日時132bは、出力された指示が実行された日時を示すデータである。出力される指示の内容は、指示データ122cに基づく。作業者132cは、指示を実行した作業者を示すデータである。
履歴データ130は、作業終了時の履歴データとして、データID133a、日時133b、作業者133c、状態データ133d、判定結果133e、検出データ133f、及びログデータ133gをさらに含む。データID133aは、作業終了時の履歴に関するデータセットを識別するための文字列である。日時133bは、作業が終了した日時を示すデータである。作業者133cは、作業終了時の作業者を示すデータである。状態データ133dは、作業終了時の製品の状態を示すデータである。例えば、作業終了時の製品の画像が用いられる。判定結果133eは、作業が終了したか否か、検出手段123cによるデータが正常か否か、などの判定結果を示す。検出データ133fは、作業終了時に、検出手段123cによって得られたデータである。ログデータ133gは、作業中に工具30によって得られたデータの履歴を示す。
履歴データ130は、2番目以降の作業のそれぞれについても、図3に例示したデータと同様の、作業の開始時、作業中、及び作業の終了時の履歴を示すデータを含む。
製造諸元データ140は、製造に関する要素を示すデータである。製造諸元データ140は、標準作業工数141を含む。標準作業工数141は、それぞれの作業の標準的な工数を示す。
図4に示すように、チェックリスト150は、各作業の名称151、各作業の開始時刻152、各作業の終了時刻153、各作業の工数154、及びチェック155を含む。開始時刻152及び終了時刻153は、それぞれ、分析装置10による開始及び終了の判定結果に基づいて入力される。開始時刻152から終了時刻153までの期間が、工数154に対応する。チェック155は、作業が終了したと判定された場合に、入力される。
作業データ100は、製品ごとに作成される。例えば、同じ種類の製品であっても、それぞれの製造工程において少なくとも一部の作業内容又は作業順序が互いに異なる場合は、製品ごとに作業データが作成される。
図5は、実施形態に係る分析装置による処理を示すフローチャートである。
分析装置10は、認証手段112に従って、作業者を特定する(処理S1)。例えば、分析装置10は、撮像装置20から、作業者の顔の画像を受信する。分析装置10は、画像から顔認識を行い、作業者を特定する。分析装置10は、指紋センサから作業者の指紋データを受信し、指紋データに基づいて作業者を特定しても良い。分析装置10は、マイクから作業者の音声データを受信し、音声データに基づいて作業者を特定しても良い。分析装置10は、カードリーダから作業者のセキュリティカードの読み取り結果を受信し、その読み取り結果に基づいて作業者を特定しても良い。分析装置10は、作業者ごとに割り当てられたバーコード等の読み取り結果を受信し、その読み取り結果に基づいて作業者を特定しても良い。
分析装置10は、認証手段112に従って、作業者を特定する(処理S1)。例えば、分析装置10は、撮像装置20から、作業者の顔の画像を受信する。分析装置10は、画像から顔認識を行い、作業者を特定する。分析装置10は、指紋センサから作業者の指紋データを受信し、指紋データに基づいて作業者を特定しても良い。分析装置10は、マイクから作業者の音声データを受信し、音声データに基づいて作業者を特定しても良い。分析装置10は、カードリーダから作業者のセキュリティカードの読み取り結果を受信し、その読み取り結果に基づいて作業者を特定しても良い。分析装置10は、作業者ごとに割り当てられたバーコード等の読み取り結果を受信し、その読み取り結果に基づいて作業者を特定しても良い。
分析装置10は、実行される作業に関する作業データを参照する(処理S2)。例えば、ユーザは、入力装置40を用いて、実行される製造工程を選択する。分析装置10は、その選択結果を受け付け、選択された作業データを参照する。作業者と実行される作業とが予め紐付けられていても良い。この場合、分析装置10は、処理S1で特定された作業者に紐付けられた作業データを参照する。他の作業の進捗結果等に基づいて、実行される製造工程が自動的に選択されても良い。
分析装置10は、撮像装置20及び工具30から継続的にデータを受信する。分析装置10は、検出手段121cによって特定された検出手段のデータと、開始判定データ121dと、を比較し、作業の開始を判定する(処理S3)。
作業の開始が判定されると、分析装置10は、指示データ122cに基づく作業指示を、出力装置50に出力する(処理S4)。例えば、分析装置10は、作業指示を、ディスプレイに表示させる。分析装置10は、作業指示をスピーカから出力しても良い。ディスプレイを含むスマートグラスが用いられる場合、作業指示は、AR技術又はMixed Reality(MR)技術を用いて、現実空間に重ねて表示されても良い。
分析装置10は、検出手段123cによって特定された検出手段のデータと、終了判定データ123dと、を比較し、作業の終了を判定する(処理S5)。一例として、分析装置10は、工具30から検出された信号が作業指示の内容の完了を示す場合、作業が終了したと判定する。別の一例として、分析装置10は、撮像装置20によって得られた画像と、予め用意したテンプレート画像と、を比較する。得られた画像の一部がテンプレート画像とマッチングした場合、分析装置10は、作業が終了したと判定する。テンプレート画像として、作業終了時の製品の画像、作業現場の画像などを用いることができる。
例えば、作業の終了が判定されるまで、作業指示の出力が継続される。作業の終了が判定されると、分析装置10は、作業データを更新する(処理S6)。例えば、分析装置10は、履歴データ130に、終了した作業に関するデータを追加する。分析装置10は、終了と判定された作業にチェックを付し、チェックリスト150を更新する。
分析装置10は、選択された製造工程について、全ての作業が完了したか判定する(処理S7)。完了していない場合は、次の作業について、処理S3~S6が繰り返される。全ての作業が完了すると、分析装置10は、処理を終了する。
実施形態の利点を説明する。
少数の製品ごとに製品設計が行われる場合がある。例えば、プラント、工場、大型船舶などの設備は、1つの製品ごとに設計が行われる。ここでは、そのような製品を、インデント製品と呼ぶ。インデント製品については、製品ごとに作業の内容や1つの作業での順序等が異なる。製造工程で要する時間も、製品ごとに異なる。
少数の製品ごとに製品設計が行われる場合がある。例えば、プラント、工場、大型船舶などの設備は、1つの製品ごとに設計が行われる。ここでは、そのような製品を、インデント製品と呼ぶ。インデント製品については、製品ごとに作業の内容や1つの作業での順序等が異なる。製造工程で要する時間も、製品ごとに異なる。
製品の品質を向上させるためには、作業のチェックが有効である。従来、作業を自動的にチェックする技術が用いられている。しかし、インデント製品については、上述した要因により、自動的な作業のチェックが容易ではない。このため、インデント製品の製造工程は、別の作業者又は監督者によってチェックされることが多い。一方で、インデント製品の製造コストの低減のためには、作業をチェックする人員を削減することが望ましい。
この課題について、本願の発明者らは、作業終了時の状態に着目する方法を見出した。すなわち、作業終了時の製品、作業、又は作業者の状態は、1つの作業での順序に拘わらず、作業が正しく実行されていれば一定となる。
この着想に基づき、実施形態では、分析装置10は、撮像装置20から、各作業の実行時の画像を受信する。分析装置10は、工具30から検出信号を受信する。分析装置10は、複数の作業のそれぞれの終了を判定するための終了判定データを参照する。そして、分析装置10は、画像、検出信号、及び終了判定データに基づいて、複数の作業のそれぞれの終了を判定する。
例えば、作業が終了していない場合、画像に写る製品の様子は、作業の手順ごとに様々である。一方で、作業終了時に、画像に写る製品の様子は、作業の手順に拘わらず一定である。作業が終了したときの製品の様子を終了判定データとして予め登録し、その終了判定データを用いることで、作業の終了を正確に判定できる。
同様に、作業中に工具30から送信される信号は、作業の手順ごとに様々である。作業の手順によって、使用される工具30の順序も異なる。一方で、作業終了までに検出される信号の種類、数などは、作業の手順に拘わらず一定である。作業が終了したときの検出信号に関する終了判定データを用いることで、作業の終了をより正確に判定できる。
作業の終了を判定することで、例えば、分析装置10による作業終了の判定結果に基づいて、作業履歴を生成できる。判定結果と予め用意された作業の手順書等とを対比することで、作業に漏れが無いかも自動的に確認できる。実施形態によれば、インデント製品等の製品ごとに製造工程が異なる場合でも、作業を自動的に分析可能である。
また、一般的に、インデント製品のサイズは大きく、製造工程中での製品の全体の確認が困難である。製品の生産エリアも広く、作業場所の柔軟性も高い。作業者が製品の中で作業することもある。このため、撮像装置20による画像を用いた判定のみでは、作業が撮像の範囲外で実行され、作業の終了を正確に判定できない可能性がある。この課題について、実施形態では、作業終了の判定に、工具30からの検出信号を用いる。工具30からの検出信号は、作業が行われる場所に拘わらず受信できる。画像に加えて検出信号を作業終了の判定に用いることで、作業の終了をより正確に判定できる。
一般的に、作業は、予め決められた順序に従って連続的に実行される。このため、作業の終了が判定されたタイミングを、次の作業の開始のタイミングと見なすことができる。ただし、より正確な作業の分析のためには、各作業の開始も判定されることが好ましい。上述したように、分析装置10は、複数の作業のそれぞれの開始を判定するための開始判定データを参照しても良い。分析装置10は、撮像装置20からの画像、工具30からの検出信号、及び終了判定データに基づいて、複数の作業のそれぞれの開始を判定する。
好ましくは、分析装置10は、図5に示すフローチャートのように、複数の作業の1つが実行されている間、その作業に関する作業指示を出力装置50に出力させる、これにより、作業者が、実行すべき作業を容易に把握できる。
好ましくは、分析装置10は、図4に示すように、各作業の開始及び終了の判定結果に基づいて、各作業の工数を算出する。分析装置10は、工数を、作業データ100に記録する。分析装置10は、算出された工数を、作業データ100の標準作業工数と比較しても良い。分析装置10は、算出された工数が標準作業工数を超える場合に、そのことを示す情報を出力装置50に出力させても良い。
分析装置10は、算出された工数に基づいて、複数の作業のコストを算出しても良い。記憶装置60は、工数とコストとの関係を示すコストモデル(例えば関数)を記憶する。コストモデルは、ユーザにより予め準備される。分析装置10は、各作業の工数が算出されると、各工数の和をそのコストモデルに入力する。分析装置10は、コストモデルの出力値をコストとして取得する。分析装置10は、コストを作業データに記録しても良いし、コストを出力装置50に出力しても良い。
好ましくは、作業データは、図4に示すように、各作業の終了を確認するためのチェックシートを含む。分析装置10は、開始及び終了の判定結果に基づいて、チェックシートにデータを入力する。チェックシートを確認することで、ユーザは、各作業が終了したか容易に把握できる。
分析装置10は、出力された作業指示に従って作業が実行されたか判定しても良い。作業指示が実行されたか判定されることで、作業の抜けを抑制し、製品の品質を向上できる。
図6は、実施形態に係る分析装置による別の処理を示すフローチャートである。
図6に示すフローチャートは、図5に示すフローチャートと比較すると、処理S4に代えて処理S4a~S4fを含む。
図6に示すフローチャートは、図5に示すフローチャートと比較すると、処理S4に代えて処理S4a~S4fを含む。
1つの作業は、1つ以上のステップを含む。分析装置10は、1つのステップに関する作業指示を出力する(処理S4a)。分析装置10は、作業指示の出力後、画像又は検出信号に基づいて、実行された作業が作業指示に適合するか判定する(処理S4b)。実行された作業が作業指示に適合しない場合、分析装置10は、出力装置50から通知を出力する(処理S4c)。例えば、通知は、作業が誤っていることを示す。通知は、音で出力されても良いし、ディスプレイに出力されても良い。実行された作業が作業指示に適合する場合、分析装置10は、その作業に含まれる全てのステップが終了したか判定する(処理S4d)。
全てのステップが終了すると、分析装置10は、その作業で実行された内容が、全体的な作業指示に適合するか判定する(処理S4e)。実行された作業が全体的な作業指示に適合しない場合、分析装置10は、出力装置50から通知を出力する(処理S4f)。例えば、ステップごとの作業指示として、持つべき部品、部品を取り付ける方向、ねじの向き、ねじ締めの強さなどが設定される。全体的な作業指示として、締結されたねじの数、組み立てられたユニットの状態(形状、位置)などが設定される。
実行された作業が全体的な作業指示に適合する場合、分析装置10は、作業が終了したか判定する(処理S5)。実行された作業が全体的な作業指示に適合することが、作業終了の判定条件として設定されても良い。
上述した通り、インデント製品については、製品ごとに作業の手順等が異なりうる。生産エリアも広く、作業場所の柔軟性も高い。このため、1つの作業における細かなステップの終了を判定しようとすると、多くの検出器又は高性能な検出器が必要となり、製造コストが増加する。この課題について、実施形態では、1つの作業に含まれる1つ以上のステップが定義され、各ステップに対する作業指示が設定される。これにより、作業指示に対応した検出手段を用意すれば、そのステップの終了を判定可能となる。製造コストの増加を抑制しつつ、製品及び作業の質を向上できる。
図7~図11は、実施形態に係る分析装置による出力例を示す模式図である。
一例として、製造される製品の一部(ユニット)の組み立て作業が行われる。作業者は、撮像装置20、入力装置40、及び出力装置50を含むスマートグラスを着用する。図7は、スマートグラスを通して作業者が見ている光景を示す模式図である。
一例として、製造される製品の一部(ユニット)の組み立て作業が行われる。作業者は、撮像装置20、入力装置40、及び出力装置50を含むスマートグラスを着用する。図7は、スマートグラスを通して作業者が見ている光景を示す模式図である。
図7に示す例では、作業台200の上に、部品201及び202が置かれている。例えば、部品201及び202のそれぞれのテンプレート画像が用意される。分析装置10は、撮像装置20からの画像とテンプレート画像とのマッチングにより、部品201及び202の組み立て作業の開始を判定する。又は、別の撮像装置20が、作業台200付近を撮像する。分析装置10は、作業台200付近に作業者の骨格が認識されると、作業の開始を判定する。分析装置10は、作業者の骨格に基づいて作業者が部品201又は202に触れたと判定された場合に、作業の開始を判定しても良い。
分析装置10は、作業の開始が判定されると、部品像203、記号204、及び完成像205を表示させる。部品像203は、部品202を示す。記号204は、部品202を、上方から部品201へ取り付けることを示している。完成像205は、部品202が部品201へ取り付けられた状態を示す。例えば、分析装置10は、部品202及び組み立てられたユニットのcomputer-aided design(CAD)図を参照し、それらのCAD図を部品像203及び完成像205として表示させる。
部品202が部品201へ取り付けられると、図8に示すように、部品210が得られる。例えば、部品210のテンプレート画像が用意される。分析装置10は、撮像装置20からの画像とテンプレート画像とのマッチングにより、部品202の部品201への載置のステップが完了したと判定する。分析装置10は、次のステップの作業指示を表示させる。
図8に示す例では、部品210に、ねじの像212及び記号213が表示されている。記号213は、部品202へねじを締結することを示している。締結には、工具30として機能するデジタルトルクレンチが用いられる。分析装置10は、工具30からの検出信号に基づいて、ねじの締結が開始されたか、ねじの締結方向は適切か、ねじの締結が完了したか、などをそれぞれ判定する。
分析装置10は、作業中に、複数のステップの作業指示を全て表示させても良い。図9に示す例では、ユニットの組み立てにおける4つのステップの作業指示221~224と、メッセージ225と、を含む作業指示220が表示されている。記号226及び227により、完了したステップと、進行中のステップと、が示唆されている。メッセージ225は、進行中のステップに関する具体的な指示を示す。
分析装置10は、図10に示すように、作業中に、チェックシート230を表示させても良い。チェックシート230は、ステップの名称231、履歴232、工数233、及び差234を含む。履歴232は、それぞれのステップが完了したかを示す。完了したステップには、チェックが付されている。工数233は、それぞれのステップについて、実工数233a及び標準工数233bを含む。実工数233aは、そのステップに実際に要した時間を示す。標準工数233bは、そのステップに要する標準の時間を示す。差234は、実工数233aと標準工数233bとの差である。さらに、分析装置10は、図10に示すように、別の撮像装置20から得られた画像240を表示させても良い。画像240には、作業者の骨格241が示されている。
図11に示すように、完成像205、作業指示220、チェックシート230、及び画像から選ばれる1つ以上が、AR技術又はMR技術により現実空間に重ねて、スマートグラスの出力装置50に表示されても良い。MR技術により、完成像205、作業指示220、チェックシート230、及び画像から選ばれる1つ以上を選択可能であっても良い。例えば、選択されたデータが、縮小又は拡大される。
分析装置10により、作業の中断が判定されても良い。例えば、作業開始の判定から作業終了の判定までの間、分析装置10は、所定時間よりも長い時間、作業現場の画像から人体の骨格が検出されない場合に、作業が中断されていると判定する。中断の判定後、作業現場の画像から人体の骨格が再び検出された場合に、分析装置10は、作業が再開されたと判定する。作業開始の判定から作業終了の判定までの間、分析装置10は、所定時間よりも長い時間、作業者が工具30を把持していることを示す検出信号が工具30から送信されない場合に、作業が中断されていると判定しても良い。中断の判定後、工具30の把持を示す検出信号が工具30から送信された場合に、分析装置10は、作業が再開されたと判定する。
図12は、実施形態に係る分析装置による出力例を示す模式図である。
分析装置10は、図12に示すように、ガントチャート260を表示しても良い。ガントチャート260は、作業の名称261、開始時刻262、終了時刻263、作業時間264及びチャート265を含む。チャート265では、作業の時間帯と中断の時間帯が判別可能に表示されている。
分析装置10は、図12に示すように、ガントチャート260を表示しても良い。ガントチャート260は、作業の名称261、開始時刻262、終了時刻263、作業時間264及びチャート265を含む。チャート265では、作業の時間帯と中断の時間帯が判別可能に表示されている。
分析装置10、作業データ100、及び製造される製品のデータ等を用いて、製造工程のシミュレーションが実行されても良い。
図13は、実施形態に係る分析装置によるシミュレーション実行時の処理を示すフローチャートである。
ユーザは、シミュレートされる製造工程を選択する。分析装置10は、その選択を受け付ける(処理S11)。ユーザは、シミュレーションを実行する作業者と、コスト算出のためのコストモデルと、を選択する。分析装置10は、それらの選択を受け付ける(処理S12)。選択後、シミュレーションが開始される。
ユーザは、シミュレートされる製造工程を選択する。分析装置10は、その選択を受け付ける(処理S11)。ユーザは、シミュレーションを実行する作業者と、コスト算出のためのコストモデルと、を選択する。分析装置10は、それらの選択を受け付ける(処理S12)。選択後、シミュレーションが開始される。
シミュレーションでは、ユーザは、撮像装置20及び出力装置50(ディスプレイ)を含むスマートグラスを着用する。分析装置10は、製造工程に関する製品や、ユニット、部品等のデータ(例えば三次元CADデータ)を取得する。分析装置10は、各作業のシミュレーションにおいて、データに基づくオブジェクトをスマートグラスのディスプレイに表示させる。オブジェクトは、その作業が実際に実行されるときの製品、ユニット、又は部品である。撮像装置20は、シミュレーション実行時の作業者の光景を撮像する。表示には、MR技術が用いられる。スマートグラスを着用した作業者が、表示された仮想のオブジェクトに対して作業を行うと、その作業がオブジェクトに反映される。
シミュレーションが開始されると、分析装置10は、予め設定された作業データにおける開始判定データ及び終了判定データに基づいて、作業の開始及び終了を判定する(処理S13)。開始及び終了の判定は、図5又は図6に示すフローチャートの処理S3~S6と同様に行われる。分析装置10は、開始及び終了の判定結果から作業の工数を算出する(処理S14)。分析装置10は、選択されたコストモデルを用いてコストを算出する(処理S15)。分析装置10は、選択された作業者が実行すべき全ての作業が完了したか判定する(処理S16)。
全ての作業が完了していない場合、分析装置10は、その次の作業について、処理S13を再度実行する。全ての作業が完了した場合、分析装置10は、選択された製造工程において、別の作業者が行うべき作業が存在するか判定する(処理S17)。別の作業者が行うべき作業が存在する場合、処理S12が再度実行される。別の作業者が行うべき作業が存在しない場合、分析装置10は、算出された工数及びコストに基づいて、作業データを更新する(処理S18)。例えば、分析装置10は、算出された工数に基づいて、標準作業工数を更新する。分析装置10は、さらに、複数の作業における工数又はコストの分布を作成しても良い。
シミュレーションは、実際の製造工程の前に実行されても良いし、製造工程の完了後に行われても良い。製造工程の前にシミュレーションを実行することで、作業者が、作業を予め体験できる。これにより、実際の製造工程において、作業の質を向上できる。また、工数及びコストをより精度良く事前に見積もることができる。製造工程の後にシミュレーションを実行することで、標準作業工数よりも遅かった作業等について、作業者が練習できる。製造工程の前と後にシミュレーションを実行しても良い。製造工程後のシミュレーション結果に応じて、製造工程前のシミュレーションに基づいて設定された標準作業工数等のデータが修正されても良い。
図14は、ハードウェア構成を示す模式図である。
分析装置10は、例えば図14に示すコンピュータ90の構成をそれぞれ含む。コンピュータ90は、CPU91、ROM92、RAM93、記憶装置94、入力インタフェース95、出力インタフェース96、及び通信インタフェース97を含む。分析装置10の機能は、2台以上のコンピュータの協働により実現されても良い。
分析装置10は、例えば図14に示すコンピュータ90の構成をそれぞれ含む。コンピュータ90は、CPU91、ROM92、RAM93、記憶装置94、入力インタフェース95、出力インタフェース96、及び通信インタフェース97を含む。分析装置10の機能は、2台以上のコンピュータの協働により実現されても良い。
ROM92は、コンピュータ90の動作を制御するプログラムを格納している。ROM92には、上述した各処理をコンピュータ90に実現させるために必要なプログラムが格納されている。RAM93は、ROM92に格納されたプログラムが展開される記憶領域として機能する。
CPU91は、処理回路を含む。CPU91は、RAM93をワークメモリとして、ROM92又は記憶装置94の少なくともいずれかに記憶されたプログラムを実行する。プログラムの実行中、CPU91は、システムバス98を介して各構成を制御し、種々の処理を実行する。
記憶装置94は、プログラムの実行に必要なデータや、プログラムの実行によって得られたデータを記憶する。
入力インタフェース(I/F)95は、コンピュータ90と入力装置95aとを接続する。入力I/F95は、例えば、USB等のシリアルバスインタフェースである。CPU91は、入力I/F95を介して、入力装置95aから各種データを読み込むことができる。
出力インタフェース(I/F)96は、コンピュータ90と出力装置96aとを接続する。出力I/F96は、例えば、Digital Visual Interface(DVI)やHigh-Definition Multimedia Interface(HDMI(登録商標))等の映像出力インタフェースである。CPU91は、出力I/F96を介して、出力装置96aにデータを送信し、出力装置96aに画像を表示させることができる。
通信インタフェース(I/F)97は、コンピュータ90外部のサーバ97aと、コンピュータ90と、を接続する。通信I/F97は、例えば、LANカード等のネットワークカードである。CPU91は、通信I/F97を介して、サーバ97aから各種データを読み込むことができる。
記憶装置94は、Hard Disk Drive(HDD)及びSolid State Drive(SSD)から選択される1つ以上を含む。入力装置95aは、マウス、キーボード、マイク(音声入力)、及びタッチパッドから選択される1つ以上を含む。出力装置96aは、ディスプレイ及びプロジェクタから選択される1つ以上を含む。タッチパネルのように、入力装置95aと出力装置96aの両方の機能を備えた機器が用いられても良い。
上記の種々のデータの処理は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク及びハードディスクなど)、光ディスク(CD-ROM、CD-R、CD-RW、DVD-ROM、DVD±R、DVD±RWなど)、半導体メモリ、又は、他の非一時的なコンピュータで読取可能な記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)に記録されても良い。
例えば、記録媒体に記録された情報は、コンピュータ(または組み込みシステム)により読み出されることが可能である。記録媒体において、記録形式(記憶形式)は任意である。例えば、コンピュータは、記録媒体からプログラムを読み出し、このプログラムに基づいてプログラムに記述されている指示をCPUで実行させる。コンピュータにおいて、プログラムの取得(または読み出し)は、ネットワークを通じて行われても良い。
以上で説明した、分析装置、分析システム、又は分析方法によれば、作業を自動的に分析可能である。コンピュータに、分析方法を実行させるプログラムを用いることで、同様の効果を得ることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1:分析システム、 10:分析装置、 20:撮像装置、 30:工具、 40:入力装置、 50:出力装置、 60:記憶装置、 90:コンピュータ、 91:CPU、 92:ROM、 93:RAM、 94:記憶装置、 95:入力インタフェース、 95a:入力装置、 96:出力インタフェース、 96a:出力装置、 97:通信インタフェース、 97a:サーバ、 98:システムバス、 100:作業データ、 110:作業者データ、 120:個別作業データ、 130:履歴データ、 140:製造諸元データ、 150:チェックリスト、 200:作業台、 201,202:部品、 203:部品像、 205:完成像、 210:部品、 212:像、 220:作業指示、 225:メッセージ、 230:チェックシート、 240:画像、 241:骨格、 260:ガントチャート
Claims (12)
- 製造工程における複数の作業に関する分析を実行する分析装置であって、
前記複数の作業のそれぞれが実行されたときの画像を取得する撮像装置から、前記画像を受信し、
前記複数の作業の少なくともいずれかで用いられる工具から、前記工具で検出された検出信号を受信し、
前記複数の作業のそれぞれの終了を判定するための終了判定データを参照し、
前記画像、前記検出信号、及び前記終了判定データに基づいて、前記複数の作業のそれぞれの終了を判定する、分析装置。 - 前記複数の作業のそれぞれの開始を判定するための開始判定データをさらに参照し、
前記画像、前記検出信号、及び前記終了判定データに基づいて、前記複数の作業のそれぞれの開始を判定する、請求項1記載の分析装置。 - 前記複数の作業の1つが実行されている間、前記複数の作業の前記1つに関する作業指示を出力装置に出力させる、請求項2記載の分析装置。
- 前記複数の作業のそれぞれの開始及び終了の判定結果に基づいて、前記複数の作業のそれぞれの工数を算出する、請求項2又は3に記載の分析装置。
- 前記複数の作業のそれぞれにおける工数とコストとの関係を示すコストモデルを参照し、
前記コストモデル及び算出された複数の前記工数に基づいて、前記複数の作業のコストを算出する、請求項4記載の分析装置。 - 前記工具は、トルクセンサ、加速度センサ、及び角速度センサから選択された少なくとも1つを含む、請求項1~5のいずれか1つに記載の分析装置。
- 前記複数の作業のそれぞれの終了を確認するためのチェックシートを参照し、
前記複数の作業のそれぞれの終了の判定に応じて、前記チェックシートにチェックを記入する、請求項1~6のいずれか1つに記載の分析装置。 - 前記複数の作業の1つ以上における作業指示を示す指示データを参照し、
前記画像、前記検出信号、及び前記指示データに基づいて、前記複数の作業の前記1つ以上において、実行された作業が前記作業指示に適合するか判定する、請求項1~7のいずれか1つに記載の分析装置。 - 請求項1~8のいずれか1つに記載の分析装置と、
前記撮像装置と、
前記工具と、
を備えた分析システム。 - コンピュータに、製造工程における複数の作業に関する分析を実行させる分析方法であって、
前記コンピュータに、
前記複数の作業のそれぞれが実行されたときの画像を取得する撮像装置から、前記画像を受信させ、
前記複数の作業の少なくともいずれかで用いられる工具から、前記工具で検出された検出信号を受信させ、
前記複数の作業のそれぞれの終了を判定するための終了判定データを参照させ、
前記画像、前記検出信号、及び前記終了判定データに基づいて、前記複数の作業のそれぞれの終了を判定させる、
分析方法。 - コンピュータに、製造工程における複数の作業に関する分析を実行させるプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記複数の作業のそれぞれが実行されたときの画像を取得する撮像装置から、前記画像を受信させ、
前記複数の作業の少なくともいずれかで用いられる工具から、前記工具で検出された検出信号を受信させ、
前記複数の作業のそれぞれの終了を判定するための終了判定データを参照させ、
前記画像、前記検出信号、及び前記終了判定データに基づいて、前記複数の作業のそれぞれの終了を判定させる、
プログラム。 - 請求項11に記載のプログラムを記憶した記憶媒体。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021153291A JP2023045089A (ja) | 2021-09-21 | 2021-09-21 | 分析装置、分析システム、分析方法、プログラム、及び記憶媒体 |
US17/653,193 US20230085797A1 (en) | 2021-09-21 | 2022-03-02 | Analysis device, analysis system, analysis method, and storage medium |
CN202210215781.0A CN115861910A (zh) | 2021-09-21 | 2022-03-07 | 分析装置、分析系统、分析方法及存储介质 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021153291A JP2023045089A (ja) | 2021-09-21 | 2021-09-21 | 分析装置、分析システム、分析方法、プログラム、及び記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023045089A true JP2023045089A (ja) | 2023-04-03 |
Family
ID=85572902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021153291A Pending JP2023045089A (ja) | 2021-09-21 | 2021-09-21 | 分析装置、分析システム、分析方法、プログラム、及び記憶媒体 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20230085797A1 (ja) |
JP (1) | JP2023045089A (ja) |
CN (1) | CN115861910A (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11348475B2 (en) * | 2016-12-09 | 2022-05-31 | The Boeing Company | System and method for interactive cognitive task assistance |
-
2021
- 2021-09-21 JP JP2021153291A patent/JP2023045089A/ja active Pending
-
2022
- 2022-03-02 US US17/653,193 patent/US20230085797A1/en active Pending
- 2022-03-07 CN CN202210215781.0A patent/CN115861910A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20230085797A1 (en) | 2023-03-23 |
CN115861910A (zh) | 2023-03-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20130010068A1 (en) | Augmented reality system | |
JP6825041B2 (ja) | 姿勢分析プログラム、および、姿勢分析装置 | |
US11163999B2 (en) | Augmented reality-based capture, processing and transfer of occupational knowledge | |
WO2019196205A1 (zh) | 外语教学评价信息生成方法以及装置 | |
US9472195B2 (en) | Systems and methods for detecting fraud in spoken tests using voice biometrics | |
JP6780769B2 (ja) | 学習装置、学習方法および学習プログラム | |
US20210224752A1 (en) | Work support system and work support method | |
CN110378273B (zh) | 一种监测作业流程的方法和装置 | |
US9946638B1 (en) | System and method for end to end performance response time measurement based on graphic recognition | |
CN101751495B (zh) | 信息处理装置和信息处理系统 | |
US20080071609A1 (en) | Skill evaluating method, skill evaluating apparatus, and computer product | |
JP2007025497A (ja) | 教育支援プログラムおよび教育支援装置 | |
CN106504001A (zh) | 一种vr环境中的支付方法及装置 | |
JP2017156978A (ja) | 作業動作認識システム | |
JP2023045089A (ja) | 分析装置、分析システム、分析方法、プログラム、及び記憶媒体 | |
JP5891191B2 (ja) | 稼動実績取得システム及び稼動実績取得方法 | |
US9811719B2 (en) | Information processing apparatus and method, and non-transitory computer readable medium | |
JP4215255B2 (ja) | デグレード確認検査方法、デグレード確認検査システム、およびそのためのプログラム | |
JP6953627B2 (ja) | フランジ締付けトレーニングシステム、装置、プログラム、方法および情報端末 | |
CN112055013A (zh) | 一种自动化认证方法、装置、设备和存储介质 | |
JP2021157310A (ja) | 点検支援システム、点検支援装置及び点検支援方法 | |
JP2022066021A (ja) | 視線分析装置と視線分析方法及び視線分析システム | |
WO2022162832A1 (ja) | 支援装置、支援システム、支援方法およびプログラム | |
KR101478739B1 (ko) | 원전 운전원의 절차진행 준수성 평가 시스템 및 방법 | |
JP6763484B2 (ja) | ヒューマンエラー防止装置、ヒューマンエラー防止方法、プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20230616 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240214 |