JP2023044241A - Clamp device - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、クランプ装置に関する。 The present disclosure relates to clamping devices.
一般的なクランプ装置としては、固定部材と、雄ネジ付きの軸体が取付けられた可動部材とを有し、軸体を支持部材の雌ネジ部に螺合させたものが知られている。特開2015-42895号公報(特許文献1)には、軸体を軸周りに回転させる第1操作部材と、軸体の雄ネジ部と雌ネジ部との噛合状態を解除する第2操作部材とを備えるクランプ装置が開示されている。 As a general clamping device, there is known one that has a fixed member and a movable member to which a shaft with a male screw is attached, and the shaft is screwed into a female screw portion of a support member. Japanese Patent Laying-Open No. 2015-42895 (Patent Document 1) discloses a first operating member that rotates a shaft around its axis, and a second operating member that releases an engagement state between a male threaded portion and a female threaded portion of the shaft. A clamping device is disclosed comprising:
上記文献に記載のクランプ装置では、第2操作部材を回転させる簡単な操作で、軸体の雄ネジ部と雌ネジ部との噛合を解除できるようにされている。クランプ対象物からクランプ装置を取り外すときに、第2操作部材を回転させた瞬間に雄ネジ部と雌ネジ部との噛合が外れることで、重力によりクランプ装置が落下する可能性がある。 In the clamping device described in the above document, the engagement between the male threaded portion and the female threaded portion of the shaft can be released by a simple operation of rotating the second operating member. When the clamp device is removed from the object to be clamped, there is a possibility that the clamp device will drop due to gravity due to the disengagement of the male threaded portion and the female threaded portion at the moment the second operation member is rotated.
本開示では、クランプ対象物からの意図しない落下を抑制できる、クランプ装置が提案される。 The present disclosure proposes a clamping device capable of suppressing an unintended drop from a clamped object.
本開示に従うと、固定部材と、固定部材に接近および固定部材から離隔するように固定部材に対して相対往復移動可能な可動部材とを備え、固定部材と可動部材とによって被固定物を挟持する、クランプ装置が提案される。クランプ装置は、軸体と、第1操作部材と、支持機構と、噛合解除機構とを備えている。軸体は、可動部材が取り付けられた第1端と、第1端とは反対側の第2端とを有している。第1操作部材は、軸体の第2端に取り付けられている。第1操作部材は、軸体を軸周りに回転させる操作および軸体を軸方向に移動させる操作が可能に構成されている。支持機構は、軸体に噛合することにより、軸体を支持する。噛合解除機構は、支持機構に作用することで、支持機構と軸体との噛合を解除する。可動部材には、軸体が貫通する貫通孔と、貫通孔の周囲に形成された一対の孔部とが形成されている。噛合解除機構は、孔部を各々貫通して配置された一対の凸部と、凸部を軸体の軸周りに回転させる操作が可能な第2操作部材とを有している。 According to the present disclosure, a fixed member and a movable member capable of reciprocating relative to the fixed member so as to approach and separate from the fixed member are provided, and an object to be fixed is sandwiched between the fixed member and the movable member. , a clamping device is proposed. The clamp device includes a shaft, a first operating member, a support mechanism, and a disengagement mechanism. The shaft has a first end to which the movable member is attached and a second end opposite the first end. The first operating member is attached to the second end of the shaft. The first operating member is configured to allow an operation to rotate the shaft around the axis and an operation to move the shaft in the axial direction. The support mechanism supports the shaft by meshing with the shaft. The disengagement mechanism acts on the support mechanism to disengage the support mechanism from the shaft. The movable member has a through hole through which the shaft passes and a pair of holes formed around the through hole. The disengagement mechanism has a pair of protrusions arranged to penetrate the holes, and a second operation member capable of rotating the protrusions around the axis of the shaft.
上記のクランプ装置において、噛合解除機構は、第1操作部材の操作によって軸体と一体的に軸方向に移動可能に構成されていてもよい。 In the clamping device described above, the disengagement mechanism may be configured to be axially movable integrally with the shaft by operating the first operating member.
上記のクランプ装置において、孔部は、軸体の軸周りの周方向に延びる弧状孔であり、凸部は、周方向に延びる円弧状の形状を有してもよい。 In the clamping device described above, the hole may be an arc-shaped hole extending in a circumferential direction around the axis of the shaft, and the projection may have an arc-shaped shape extending in the circumferential direction.
上記のクランプ装置において、凸部は、周方向の寸法が弧状孔よりも小さく形成されていてもよい。 In the clamping device described above, the projection may be formed to have a circumferential dimension smaller than that of the arc-shaped hole.
上記のクランプ装置において、凸部は、被固定物に面接触可能な形状を有していてもよい。 In the clamping device described above, the convex portion may have a shape that allows surface contact with the object to be fixed.
上記のクランプ装置において、凸部は、先端が凹状に湾曲した先端湾曲面を有してもよい。 In the clamping device described above, the projection may have a tip curved surface with a concave tip.
本開示に係るクランプ装置によれば、クランプ対象物からの意図しない落下を抑制することができる。 According to the clamping device according to the present disclosure, it is possible to suppress unintended dropping from the clamped object.
以下、実施形態について図に基づいて説明する。以下の説明では、同一部品には、同一の符号を付している。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。 Embodiments will be described below with reference to the drawings. In the following description, the same reference numerals are given to the same parts. Their names and functions are also the same. Therefore, detailed description thereof will not be repeated.
図1は、輸液ポンプ装置100の構成を示す正面図である。図2は、実施形態に係るクランプ装置101の斜視図である。図1に示されるように、クランプ装置101は、輸液ポンプ本体102を被固定物(クランプ対象物)200に固定するための装置である。輸液ポンプ本体102は、たとえば、シリンジポンプである。被固定物200は、たとえば、円柱状のポールである。輸液ポンプ装置100は、たとえば、クランプ装置101と、クランプ装置101に固定されたシリンジポンプとを備える、シリンジポンプユニットである。
FIG. 1 is a front view showing the configuration of an
図1,2に示されるように、クランプ装置101は、固定部材1、取付部材2、軸体4、可動部材5、第1操作部材6、および噛合解除機構7を主に備えている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
固定部材1は、支持部11と、受け部12と、連結部13とを有している。支持部11には、軸体4が貫通している。支持部11の内部に、図1,2には図示しない支持機構3が配置されており、軸体4は支持機構3によって支持されている。受け部12は、被固定物200を受ける受け面14を有している。受け面14は、被固定物200の形状に対応している。受け面14は、円柱状のポールの外周面に対応する円筒状の凹形状を有している。
The fixed
連結部13は、支持部11と受け部12とを連結している。連結部13の第1の端部に支持部11が連結されており、連結部13の第2の端部に受け部12が連結されている。固定部材1は、図1に示される正面視において略角張ったC字状に形成されている。支持部11は、連結部13に対して略垂直に延びている。受け部12は、連結部13に対して略垂直に延びている。支持部11と受け部12とは、互いに向き合うように配置されている。支持部11、受け部12および連結部13は、図1に示されるように同一の部材の一部分として形成されてもよく、または別個の部材として形成されてもよい。
The connecting
取付部材2は、固定部材1に固定されている。典型的には取付部材2は、連結部13に固定されている。輸液ポンプ本体102は、クランプ装置101の取付部材2に取り付けられている。輸液ポンプ装置100は、取付部材2を介して、クランプ装置101に固定されている。取付部材2と固定部材1の少なくとも一部分とが、1つの部材として形成されてもよい。取付部材2が、輸液ポンプ本体102の一部分として形成されてもよい。
The
軸体4は、固定部材1の連結部13に沿って延びている。軸体4の先端に、可動部材5が取り付けられている。軸体4の基端に、第1操作部材6が取り付けられている。軸体4は、可動部材5が取り付けられた第1端と、第1端とは軸方向反対側の第2端とを有し、第2端に第1操作部材6が取り付けられている。可動部材5は、固定部材1の支持部11と受け部12との間に配置されている。可動部材5は、受け面14と対向するように配置されている。
The
第1操作部材6を回転させる操作により、軸体4を軸周りに回転させることが可能である。第1操作部材6を軸体4の軸方向に移動させる操作により、軸体4を軸方向に移動させ、可動部材5を固定部材1に対して軸方向に相対移動させることが可能である。これにより、可動部材5と受け部12との間隔を変更させることが可能である。可動部材5は、固定部材1の受け部12に接近し、また受け部12から離隔するように、受け部12に対して相対往復移動可能に構成されている。
By rotating the
噛合解除機構7は、支持機構3と軸体4との噛合状態を解除するための構成である。軸体4、可動部材5、第1操作部材6および噛合解除機構7を含むアセンブリは、固定部材1および取付部材2に対して相対移動可能である。より具体的には、当該アセンブリは、固定部材1および取付部材2に対して、軸体4の軸方向に一体的に相対往復移動可能であり、かつ、軸体4の軸周りに一体的に相対回転可能である。
The
図3は、第1操作部材6から可動部材5にまで至るクランプ装置101の一部構成を示す斜視図である。図3には、軸体4、可動部材5、第1操作部材6および噛合解除機構7を含む上述したアセンブリが図示されている。噛合解除機構7は、第2操作部材70と、噛合解除部材71とを有している。図4は、噛合解除部材71の斜視図である。
FIG. 3 is a perspective view showing a partial configuration of the
図4に示されるように、噛合解除部材71は、一方端に係合部72を有している。図3に示されるように、第2操作部材70の内部に係合部72が配置されており、噛合解除部材71の係合部72が第2操作部材70と係合している。係合部72の外周面の一部が平面形状に形成されている。第2操作部材70と噛合解除部材71とは、軸体4の軸周りに一体に回転可能に構成されている。第2操作部材70は、第1操作部材6とは別の部品であり、第1操作部材6とは独立して操作することが可能とされている。軸体4は、第2操作部材70および係合部72を貫通して延びている。
As shown in FIG. 4, the disengaging
噛合解除部材71は、棒状に形成された一対の押圧部73,74を有している。噛合解除部材71は、他方端に、リング部75と凸部76,77とを有している。一対の押圧部73,74は、軸体4の軸方向に延び、係合部72とリング部75とを連結している。押圧部73,74の一端が係合部72に固定されており、押圧部73,74の他端がリング部75に固定されている。図3に示されるように、押圧部73と押圧部74との間に軸体4が挟まれるように、軸体4の周囲に噛合解除部材71が配置される。押圧部73,74は、軸体4と平行に配置されている。
The
リング部75は、リング状の板形状を有している。リング部75の一方の表面に、押圧部73,74が固定されている。軸体4は、リング部75を貫通して延びている。凸部76,77は、リング部75の他方の表面から突出している。
The
凸部76,77は、軸体4の軸方向に延びている。凸部76,77は、リング部75の外周縁に沿って形成されており、軸体4の軸方向に見て、円弧状の形状を有している。凸部76は、その先端に、先端湾曲面78を有している。凸部77は、その先端に、先端湾曲面79を有している。先端湾曲面78,79は、凹状に湾曲した形状を有している。典型的には、先端湾曲面78,79は、円筒面の一部をなす形状を有している。被固定物200は円柱状のポールである場合に、先端湾曲面78,79は、ポールの外周面に対応する形状を有している。先端湾曲面78,79は、ポールの外周の円筒面に面接触可能な形状を有している。
The
図5は、可動部材5の斜視図である。図5に示されるように、可動部材5は、板状のベース板51と、板状の側面板52,54とを有している。側面板52,54は、ベース板51の縁部に固定されている。側面板52,54は、ベース板51の厚み方向に延びている。側面板52,54は、ベース板51に対して同じ方向に突出している。ベース板51は略矩形板状の形状を有しており、その矩形の対向する一対の辺の一方に側面板52が固定されており、他方に側面板54が固定されている。
5 is a perspective view of the
側面板52は、その先端に、挟持面53を有している。側面板54は、その先端に、挟持面55を有している。挟持面53,55は、凹状に湾曲した形状を有している。挟持面53,55は、被固定物200の形状に対応している。典型的には、挟持面53,55は、円柱状のポールの外周面に対応する円筒面の一部をなす凹形状を有している。図1に示されるように、挟持面53,55は、固定部材1の受け面14に対向して配置される。受け面14と挟持面53,55との間に被固定物200が配置され、受け面14と挟持面53,55とによって被固定物200を挟持できる構成とされている。
The
ベース板51には、ベース板51を厚み方向に貫通する、円形状の貫通孔56が形成されている。ベース板51には、ベース板51を厚み方向に貫通する、湾曲形状の弧状孔57,58が形成されている。弧状孔57,58は、貫通孔56の周囲に形成されている。弧状孔57,58の間に貫通孔56が形成されており、貫通孔56は一対の弧状孔57,58によって挟まれている。弧状孔57,58は、貫通孔56と同心の円弧状に形成されている。弧状孔57は、噛合解除部材71の凸部76と略同じ曲率を有している。弧状孔58は、噛合解除部材71の凸部77と略同じ曲率を有している。
A circular through-
図3に示されるように、軸体4の先端部43が貫通孔56を貫通することにより、軸体4と可動部材5とが一体に組み付けられている。棒状の係止部材48が、貫通孔56を貫通した軸体4の先端部43に、軸体4の径方向に先端部43を貫通するように取り付けられる。これにより、軸体4と可動部材5とは、確実に一体的に組み立てられている。可動部材5に形成された弧状孔57,58は、軸体4の軸周りの周方向に延びている。
As shown in FIG. 3 , the
噛合解除部材71の凸部76は、軸体4の軸周りの周方向に延び、弧状孔57内に配置されている。噛合解除部材71の凸部77は、軸体4の軸周りの周方向に延び、弧状孔58内に配置されている。凸部76は、弧状孔57を貫通して配置されている。凸部77は、弧状孔58を貫通して配置されている。凸部76,77は、軸体4の先端部43よりも、可動部材5のベース板51から突出している。図2に示されるように、凸部76,77は、固定部材1の受け面14に対向して配置される。図1を併せて参照して、凸部76,77は、被固定物200に対向して配置される。
The
軸体4の軸周りの周方向における、凸部76の長さは、弧状孔57の長さよりも小さくされている。周方向における、凸部76の端部と弧状孔57の端部との間に、隙間が形成されている。凸部76は、弧状孔57に対して、周方向に相対移動可能である。軸体4の軸周りの周方向における、凸部77の長さは、弧状孔58の長さよりも小さくされている。周方向における、凸部77と弧状孔58との間に、隙間が形成されている。凸部77は、弧状孔58に対して、周方向に相対移動可能である。
The length of the
図6は、噛合状態のクランプ装置101を示す断面図である。図1を参照して上述した通り、固定部材1の支持部11の内部に、支持機構3が配置されている。図6には、図1中のVI-VI線に沿う断面が図示されている。支持機構3は、軸体4の第1端と第2端との間に配置されており、第1端と第2端との間の位置で軸体4を支持する。支持機構3は、直方体状の筐体30を備えている。筐体30の内部には、対向する2対の内壁面で囲まれた中空の内部空間が形成されている。筐体30の内壁面は、筐体30の長手方向で対向する、第1壁面301と第2壁面302とを有している。
FIG. 6 is a cross-sectional view showing the
筐体30の内部空間には、軸体4を支持するために、2個の雌ネジ部材31,32と、2個の弾性部材33,34とが配置されている。雌ネジ部材31,32は、別体の部材であって、軸体4の軸周りに、互いに離隔して配置されている。雌ネジ部材31は、軸部311により支持されており、軸部311を中心に回転移動可能である。雌ネジ部材32は、軸部331により支持されており、軸部331を中心に回転移動可能である。
Two
軸体4の外周面には、雄ネジ面41が形成されている。雄ネジ面41は、軸方向における軸体4の全体に形成されていてもよく、軸体4の一部に形成されていてもよい。雌ネジ部材31は、軸体4側に向く雌ネジ面314を有している。雌ネジ部材32は、軸体4側に向く雌ネジ面334を有している。雌ネジ部材31が軸部311を中心に回転することにより、雌ネジ面314が、雄ネジ面41に接近したり、雄ネジ面41から離隔したりする。雌ネジ部材32が軸部331を中心に回転することにより、雌ネジ面334が、雄ネジ面41に接近したり、雄ネジ面41から離隔したりする。
A male threaded
雌ネジ部材31には、雌ネジ面314と反対側、つまり第1壁面301を向く側の表面が窪んだ、窪み部312が形成されている。窪み部312には、弾性部材33が収容されている。弾性部材33は、第1壁面301に当接する第1端と、窪み部312の底面に当接する第2端とを有している。弾性部材33は、雌ネジ部材31を、軸体4に接近する方向に付勢する。図6に示される雌ネジ部材31は、弾性部材33の弾性力によって、軸体4に最も接近する位置に配置されている。このとき、雌ネジ部材31の雌ネジ面314が、軸体4の雄ネジ面41に噛み合っている。
The
雌ネジ部材32には、雌ネジ面334と反対側、つまり第2壁面302を向く側の表面が窪んだ、窪み部332が形成されている。窪み部332には、弾性部材34が収容されている。弾性部材34は、第2壁面302に当接する第1端と、窪み部332の底面に当接する第2端とを有している。弾性部材34は、雌ネジ部材32を、軸体4に接近する方向に付勢する。図6に示される雌ネジ部材32は、弾性部材34の弾性力によって、軸体4に最も接近する位置に配置されている。このとき、雌ネジ部材32の雌ネジ面334が、軸体4の雄ネジ面41に噛み合っている。
The
弾性部材33,34は、筐体30に支持されている。弾性部材33は第1壁面301に支持されている。弾性部材34は第2壁面302に支持されている。弾性部材33,34は、各々雌ネジ部材31,32に付勢力を作用する任意の付勢部材であってもよい。弾性部材33,34は、ばねであってもよい。弾性部材33,34は、圧縮コイルばねであってもよい。弾性部材33,34は、各々、雌ネジ部材31,32の動きに合わせて変形可能とされている。
The
支持機構3は、軸体4の雄ネジ面41と噛合する複数の雌ネジ部材31,32を有している。支持機構3は、雄ネジ面41に向かって雌ネジ部材31,32を押圧する複数の弾性部材33,34を有している。支持機構3は、軸体4に噛合することにより、軸体4を支持する。
The
上述した噛合解除部材71の押圧部73,74は、支持機構3を軸方向に貫通して配置されている。図6に示される、雄ネジ面41に雌ネジ面314,334が噛み合う噛合状態で、押圧部73,74は、軸体4の軸周りの周方向における、雌ネジ部材31,32の間に配置されている。噛合状態で、噛合解除部材71は、押圧部73,74が雌ネジ部材31,32の両方と非接触であるように配置されている。
The
図7は、噛合解除状態のクランプ装置101を示す断面図である。図7には、図6と同様の、図1中のVII-VII線に沿う断面が図示されている。図3,4を参照して説明した通り、噛合解除部材71の係合部72に第2操作部材70が係合しており、第2操作部材70と噛合解除部材71とは一体として軸体4の軸周りに回転可能である。第1操作部材6は軸体4と一体に回転可能であり、一方、第2操作部材70は軸体4とは非係合に設けられて軸体4の動作には干渉しないように構成されている。そのため、第2操作部材70を回転しても、軸体4は第2操作部材70とは独立しているため、軸体4が回転することはない。
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the
軸体4の軸方向において、第1操作部材6と第2操作部材70とは隣り合って配置されている。第1操作部材6を把持する手で第2操作部材70を操作可能なように、第1操作部材6と第2操作部材70とは配置されている。これにより、第1操作部材6と第2操作部材70とは、片手で操作可能とされている。第2操作部材70は、第1操作部材6よりも固定部材1の支持部11側に配置されている。
The
第2操作部材70を軸体4周りに回転させることで、噛合解除部材71に力が付与されて、噛合解除部材71が回転する。図7に示されるように、軸体4の軸周りに回転する押圧部73が雌ネジ部材32と当接して雌ネジ部材32を押圧することにより、雌ネジ部材32は、軸部331を中心として図中の半時計回り方向に回転する。軸体4の軸周りに回転する押圧部74が雌ネジ部材31と当接して雌ネジ部材31を押圧することにより、雌ネジ部材31は、軸部311を中心として図中の半時計回り方向に回転する。
By rotating the
噛合解除機構7が支持機構3に作用することで、雌ネジ部材31の雌ネジ面314と雌ネジ部材32の雌ネジ面334とが軸体4の雄ネジ面41から離隔した、噛合解除状態になる。支持機構3と軸体4との噛合が解除されるので、軸体4は、雌ネジ部材31,32に拘束されることなく、軸方向の移動が可能になる。第1壁面301は、雌ネジ部材31の回転移動範囲を規定している。第2壁面302は、雌ネジ部材32の回転移動範囲を規定している。
The
図3~5に示されるように、噛合解除部材71の先端の凸部76,77は、可動部材5に形成された弧状孔57,58よりも、周方向の寸法が小さく形成されている。噛合解除部材71を回転させることにより、凸部76,77も軸周りに回転する。凸部76と弧状孔57との間に隙間が形成され、凸部77と弧状孔58との間に隙間が形成されていることで、凸部76,77と可動部材5との干渉が回避されている。したがって、噛合解除部材71の回転が可動部材5の配置に影響しない構成とされている。
As shown in FIGS. 3 to 5, the
図8は、被固定物200に取り付けられたクランプ装置101を示す正面図である。図8に示されるように、固定部材1と可動部材5とによって被固定物200を挟持することによって、クランプ装置101は被固定物200に取り付けられる。より具体的には、被固定物200は、固定部材1の受け部12の受け面14と、可動部材5の側面板52,54の挟持面53,55との間に、挟持される。
FIG. 8 is a front view showing the
可動部材5に一対の弧状孔57,58が形成されており、噛合解除部材71の先端の凸部76,77が弧状孔57,58をそれぞれ貫通して、可動部材5のベース板51から突出している。被固定物200にクランプ装置101が取り付けられている状態で、凸部76,77の先端湾曲面78,79が、被固定物200を挟むようにして、被固定物200に面接触している。
A pair of
被固定物200に凸部76,77が当接することで、軸体4の軸周りの噛合解除部材71の回転が妨げられている。したがって、クランプ装置101が被固定物200に取り付けられた状態では、第2操作部材70を回転させて噛合解除状態にすることができない構成とされている。
The engagement of the
図9は、被固定物200から取り外す作業中のクランプ装置101を示す正面図である。図8に示される、クランプ装置101が被固定物200に取り付けられた状態において、第1操作部材6を回転させることで、噛合状態にある軸体4の雄ネジ面41と雌ネジ部材31,32の雌ネジ面314,334とのネジ作用で、軸体4が軸方向に移動する。軸体4、可動部材5、第1操作部材6および噛合解除機構7を含むアセンブリの全体を、軸方向に移動させて、被固定物200から離隔させる。噛合解除部材71の先端の凸部76,77が被固定物200を挟まなくなる位置まで、アセンブリを被固定物200から離隔させる。
FIG. 9 is a front view showing the
噛合解除部材71が被固定物200から離れ、被固定物200によって噛合解除部材71の回転が妨げられなくなると、第2操作部材70の操作で噛合解除部材71を回転できるようになる。第2操作部材70を回転させる簡単な操作で、支持機構3と軸体4との噛合状態が解除された噛合解除状態にする。その状態で第1操作部材6を把持して、アセンブリを軸方向に、被固定物200から離隔する方向に移動させる。これにより、クランプ装置101を被固定物200から取り外すことが可能になる。
When the
以上説明したように、実施形態のクランプ装置101では、図5に示されるように、可動部材5に、貫通孔56の周囲に一対の弧状孔57,58が形成されている。図3に示されるように、噛合解除機構7は、一対の弧状孔57,58を各々貫通して配置された一対の凸部76,77を有している。
As described above, in the
図8に示される、クランプ装置101が被固定物200に取り付けられた状態で、一対の凸部76,77が被固定物200に当接している。これにより、噛合解除部材71の回転が規制されている。第2操作部材70を回転させる操作が制限されているので、クランプ装置101が被固定物200に取り付けられた状態のまま噛合解除状態にできなくなっている。噛合解除状態では、固定部材1の受け部12と可動部材5との間隔を大きく変動させることができるが、噛合解除状態にできないので、受け部12と可動部材5との間隔を徐々に広げる操作が行なわれることになる。受け部12と可動部材5とによる被固定物200の挟持が緩み始めたことに気付いた作業者は、クランプ装置101および/または輸液ポンプ本体102を適切に支持することができる。したがって、クランプ装置101が自重で落下することを抑制することができる。
A pair of
図8,9に示されるように、噛合解除機構7は、第1操作部材6の操作によって軸体4と一体的に軸方向に移動可能に構成されていてもよい。クランプ装置101が被固定物200に取り付けられた状態から、第1操作部材6を操作することによって、噛合解除機構7を被固定物200から離すように移動させることができる。噛合解除機構7の凸部76,77が被固定物200から離れると、噛合解除部材71が自在に回転できるようになる。この状態で噛合解除状態にして、固定部材1の受け部12と可動部材5との間隔を増大させることにより、クランプ装置101を迅速に被固定物200から取り外すことができる。
As shown in FIGS. 8 and 9 , the
図3に示されるように、弧状孔57,58は、軸体4の軸周りの周方向に延び、凸部76,77は、周方向に延びる円弧状の形状を有していてもよい。このような形状とすることで、凸部76,77を含む噛合解除部材71を、周方向に回転させることが可能になる。
As shown in FIG. 3, the
図3に示されるように、凸部76,77は、周方向の寸法が弧状孔57,58よりも小さく形成されていてもよい。これにより、図6に示される噛合状態から図7に示される噛合解除状態にするときの噛合解除部材71の回転が、可動部材5によって妨げられることを回避できるので、噛合解除部材71を確実に回転させて支持機構3と軸体4との噛合を解除することができる。
As shown in FIG. 3 , the
図8に示されるように、凸部76,77は、被固定物200に面接触可能な形状を有していてもよい。このようにすれば、クランプ装置101が被固定物200に取り付けられた状態で、凸部76,77を被固定物200に確実に当接させて、噛合解除部材71の回転を規制することが可能になる。
As shown in FIG. 8, the
図4に示されるように、凸部76,77は、先端が凹状に湾曲した先端湾曲面78,79を有していてもよい。このようにすれば、円柱状のポールである被固定物200に適合した形状の凸部76,77を実現することができる。
As shown in FIG. 4, the
実施形態のクランプ装置101は、輸液ポンプ装置100に用いられて輸液ポンプ本体102を被固定物200に固定する例に限定されず、種々の対象物を被固定物に固定するために使用することができる。
The
以上のように実施形態について説明を行なったが、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 Although the embodiments have been described as above, the embodiments disclosed this time are illustrative in all respects and should not be considered restrictive. The scope of the present invention is indicated by the scope of the claims rather than the above description, and is intended to include meanings equivalent to the scope of the claims and all modifications within the scope.
1 固定部材、2 取付部材、3 支持機構、4 軸体、5 可動部材、6 第1操作部材、7 噛合解除機構、11 支持部、12 受け部、13 連結部、14 受け面、30 筐体、31,32 雌ネジ部材、33,34 弾性部材、41 雄ネジ面、43 先端部、48 係止部材、51 ベース板、52,54 側面板、53,55 挟持面、56 貫通孔、57,58 弧状孔、70 第2操作部材、71 噛合解除部材、72 係合部、73,74 押圧部、75 リング部、76,77 凸部、78,79 先端湾曲面、100 輸液ポンプ装置、101 クランプ装置、102 輸液ポンプ本体、200 被固定物、301 第1壁面、302 第2壁面、311,331 軸部、312,332 窪み部、314,334 雌ネジ面。
Claims (6)
前記可動部材が取り付けられた第1端と、前記第1端とは反対側の第2端とを有する、軸体と、
前記第2端に取り付けられ、前記軸体を軸周りに回転させる操作および前記軸体を軸方向に移動させる操作が可能な、第1操作部材と、
前記軸体に噛合することにより前記軸体を支持する支持機構と、
前記支持機構に作用することで前記支持機構と前記軸体との噛合を解除する噛合解除機構とを備え、
前記可動部材には、前記軸体が貫通する貫通孔と、前記貫通孔の周囲に形成された一対の孔部とが形成されており、
前記噛合解除機構は、前記孔部を各々貫通して配置された一対の凸部と、前記凸部を前記軸体の軸周りに回転させる操作が可能な第2操作部材とを有する、クランプ装置。 A fixed member and a movable member capable of reciprocating relative to the fixed member so as to approach and separate from the fixed member, and an object to be fixed is sandwiched between the fixed member and the movable member. , a clamping device,
a shaft having a first end to which the movable member is attached and a second end opposite the first end;
a first operating member attached to the second end and operable to rotate the shaft around an axis and move the shaft in an axial direction;
a support mechanism that supports the shaft by meshing with the shaft;
a disengagement mechanism that disengages the support mechanism and the shaft by acting on the support mechanism;
The movable member is formed with a through hole through which the shaft penetrates and a pair of hole portions formed around the through hole,
The disengagement mechanism has a pair of protrusions arranged to penetrate the holes, and a second operation member capable of rotating the protrusions around the axis of the shaft. .
前記凸部は、前記周方向に延びる円弧状の形状を有する、請求項1または請求項2に記載のクランプ装置。 The hole is an arcuate hole extending in a circumferential direction around the axis of the shaft,
3. The clamping device according to claim 1, wherein said convex portion has an arcuate shape extending in said circumferential direction.
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2021
- 2021-09-17 JP JP2021152164A patent/JP2023044241A/en active Pending
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