JP2023044142A - 3次元モデル作成装置、3次元モデル作成方法、及びプログラム - Google Patents

3次元モデル作成装置、3次元モデル作成方法、及びプログラム Download PDF

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Yoko TOBITA
孝史 岡藤
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【課題】2次元CADから自動的に3次元モデルを作成することができる3次元モデル作成装置を提供する。【解決手段】3次元モデル作成装置は、2次元CADから外形線を抽出して、抽出した外形線で囲まれた面を作成する面作成部と、前記面を法線方向に引き伸ばしたボディを作成するボディ作成部と、第1視点から見た2次元CADを基に作成した第1ボディを基準として、前記第1視点とは異なる第2視点から見た2次元CADを基に作成した第2ボディを所定角度回転させるとともに、前記第1ボディと重なるように前記第2ボディを移動させる位置調整部と、前記第1ボディと前記第2ボディとが重なる部分からなる3次元モデルを作成する第1演算部と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、3次元モデル作成装置、3次元モデル作成方法、及びプログラムに関する。
部品、製品等について、2次元CADから3次元モデルを作成することがある。例えば、特許文献1には、製品の複数面(上面、正面、側面)の2次元CADそれぞれについて、2次元図面上の閉領域に高さ方向の形状(面形状)を付加した(押し出しを行った)2.5次元データを作成し、形状が変化する箇所に切断面を設定して面のトポロジー情報及びジオメトリ情報を抽出し、3次元データを作成する方法が記載されている。
特開平4-114282号公報
しかしながら、従来の技術では、2次元CADの3次元配置、切断面とする位置の設定は、図面形状から手動で実施する必要がある。また、矛盾や誤差を含んだ図面では3次元モデルが作成されず、手動での修正が必要である。
本開示は、このような課題に鑑みてなされたものであって、2次元CADから自動的に3次元モデルを作成することができる3次元モデル作成装置、3次元モデル作成方法、及びプログラムを提供する。
本開示の一態様によれば、3次元モデル作成装置は、2次元CADから外形線を抽出して、抽出した外形線で囲まれた面を作成する面作成部と、前記面を法線方向に引き伸ばしたボディを作成するボディ作成部と、第1視点から見た2次元CADを基に作成した第1ボディを基準として、前記第1視点とは異なる第2視点から見た2次元CADを基に作成した第2ボディを所定角度回転させるとともに、前記第1ボディと重なるように前記第2ボディを移動させる位置調整部と、前記第1ボディと前記第2ボディとが重なる部分からなる3次元モデルを作成する第1演算部と、を備える。
本開示の一態様によれば、3次元モデル作成装置は、2次元CADにおける回転中心点の座標、及び回転軸の方向を設定する回転軸設定部と、前記2次元CADに含まれる外形線のうち、前記回転軸の周囲に形成される構造の外形線の選択を受け付ける外形線設定部と、選択された前記外形線を前記回転軸回りに回転させた3次元モデルを作成する第2演算部と、を備える。
本開示の一態様によれば、3次元モデル作成方法は、2次元CADから外形線を抽出して、抽出した外形線で囲まれた面を作成するステップと、前記面を法線方向に引き伸ばしたボディを作成するステップと、第1視点から見た2次元CADを基に作成した第1ボディを基準として、前記第1視点とは異なる第2視点から見た2次元CADを基に作成した第2ボディを所定角度回転させるとともに、前記第1ボディと重なるように前記第2ボディを移動させるステップと、前記第1ボディと前記第2ボディとが重なる部分からなる3次元モデルを作成するステップと、を有する。
本開示の一態様によれば、プログラムは、2次元CADから外形線を抽出して、抽出した外形線で囲まれた面を作成するステップと、前記面を法線方向に引き伸ばしたボディを作成するステップと、第1視点から見た2次元CADを基に作成した第1ボディを基準として、前記第1視点とは異なる第2視点から見た2次元CADを基に作成した第2ボディを所定角度回転させるとともに、前記第1ボディと重なるように前記第2ボディを移動させるステップと、前記第1ボディと前記第2ボディとが重なる部分からなる3次元モデルを作成するステップと、を3次元モデル作成装置に実行させる。
本開示に係る3次元モデル作成装置、3次元モデル作成方法、及びプログラムによれば、2次元CADから自動的に3次元モデルを作成することができる。
本開示の第1の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能構成を示す図である。 本開示の第1の実施形態に係る3次元モデル作成装置の処理の一例を示すフローチャートである。 本開示の第1の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能を説明するための第1の図である。 本開示の第1の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能を説明するための第2の図である。 本開示の第2の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能構成を示す図である。 本開示の第2の実施形態に係る3次元モデル作成装置の処理の一例を示すフローチャートである。 本開示の第2の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能を説明するための図である。 本開示の第3の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能構成を示す図である。 本開示の第3の実施形態に係る3次元モデル作成装置の処理の一例を示すフローチャートである。 本開示の第3の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能を説明するための第1の図である。 本開示の第3の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能を説明するための第2の図である。
<第1の実施形態>
以下、本開示の第1の実施形態に係る3次元モデル作成装置について、図を参照しながら説明する。
(機能構成)
図1は、本開示の第1の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能構成を示す図である。
図1に示すように、3次元モデル作成装置10は、CPU11と、メモリ12と、ストレージ13と、インタフェース14とを備えている。
CPU11は、予め用意されたプログラムに従って動作することで種々の機能を発揮するプロセッサである。CPU11の機能については後述する。
メモリ12は、いわゆる主記憶装置であって、CPU11の動作に必要な記憶領域を有する。
ストレージ13は、いわゆる補助記憶装置であって、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの大容量記憶デバイスである。例えば、本実施形態に係るストレージ13には、製品の2次元CADデータなどが記憶されている。
インタフェース14は、外部機器と接続するためのインタフェースである。本実施形態に係る3次元モデル作成装置10は、インタフェース14を介して表示装置20及び入力装置21に接続されている。
表示装置20は、情報を視認可能に表示する表示デバイスであって、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどであってよい。
入力装置21は、3次元モデル作成装置10のユーザの操作を受け付ける入力デバイスであって、例えば、一般的なマウス、キーボード、タッチセンサなどであってよい。
また、図1を参照しながら、CPU11の機能について説明する。図1に示すように、CPU11は、面作成部110、ボディ作成部111、エンクロージャ作成部112、位置調整部113、第1演算部114、及び表示処理部115としての機能を発揮する。
面作成部110は、2次元CADから外形線を抽出して、抽出した外形線で囲まれた面を作成する。
ボディ作成部111は、面を法線方向に引き伸ばした(押し出した)ボディを作成する。
エンクロージャ作成部112は、ボディの周囲に直方体形状のエンクロージャを作成する。
位置調整部113は、第1視点から見た2次元CADを基に作成した第1ボディを基準として、第1視点とは異なる第2視点から見た2次元CADを基に作成した第2ボディを所定角度回転させるとともに、第1ボディと重なるように前記第2ボディを移動させる。
第1演算部114は、第1ボディと第2ボディとが重なる部分からなる3次元モデルを作成する。
表示処理部115は、2次元CAD、ボディ、エンクロージャ、3次元モデル等を表示装置20に表示して、ユーザが確認できるようにする。また、表示処理部115は、作成した3次元モデルの色の変更等を行う。
(処理フロー)
図2は、本開示の第1の実施形態に係る3次元モデル作成装置の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図2を参照しながら3次元モデル作成装置10が2次元CADから3次元モデルを自動作成する処理の流れについて説明する。
まず、3次元モデル作成装置10は、3次元化する2次元CADの選択を受け付ける(ステップS1)。3次元モデル作成装置10のユーザは、入力装置21を介して、一つの製品に対し、異なる視点から見た複数(例えば、3つ)の2次元CADを選択する操作を行う。
図3は、本開示の第1の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能を説明するための第1の図である。
図3の例では、ユーザは、六面図(正面図、背面図、左側面図、右側面図、平面図、底面図)のうち、背面図、左側面図、及び底面図を選択する。
次に、面作成部110は、選択された2次元CADそれぞれについて、外形線を抽出し、抽出した外形線で囲まれた面を作成する(ステップS2)。
ボディ作成部111は、選択された2次元CADそれぞれの面を法線方向に引き伸ばした立体であるボディを作成する(ステップS3)。図3の例に示すように、ボディは、面を奥側に押し出して作成した立体形状である。
エンクロージャ作成部112は、ボディの周囲に直方体形状のエンクロージャを作成する(ステップS4)。エンクロージャは、ボディの幅、高さ、奥行きそれぞれの最大サイズよりも所定サイズ(例えば、2mm)大きい直方体である。
次に、位置調整部113は、2次元CADそれぞれについて、2次元CADの外形線と、作成したボディ及びエンクロージャとからなるグループを作成する(ステップS5)。
また、位置調整部113は、各2次元CADから作成したボディの位置合わせを行う。例えば、位置調整部113は、背面図を示す2次元CADから作成したボディ(第1ボディ)を基準として、左側面図及び底面図を示す2次元CADそれぞれから作成したボディ(第2ボディ)を90度回転させて平行移動を行うことにより、各ボディの位置合わせを行う(ステップS6)。
図4は、本開示の第1の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能を説明するための第2の図である。
図4には、左側面図のボディAと、背面図のボディBとの位置合わせを行う例が示されている。位置調整部113は、各ボディのエンクロージャのエッジ部分にエッジ番号を付与する。図4の例では、位置調整部113は、左側面図のボディAのエンクロージャにエッジ番号1~4を付し、背面図のボディBのエンクロージャにエッジ番号5~8を付している。
また、位置調整部113は、左側面図のボディA及び背面図のボディBにおいて、重ね合わせるエッジ番号を決定する。なお、2次元CADの種別(正面図、背面図、左側面図、右側面図、平面図、底面図の別)の組み合わせ毎にどのエッジ同士を重ね合わせるかは、予め決められている。図4の例では、位置調整部113は、ボディAのエンクロージャのエッジ番号1と、ボディBのエンクロージャのエッジ番号5とを重ね合わせる組み合わせとして決定する。
次に、位置調整部113は、左側面図のボディAの回転及び平行移動を行う。なお、基準となるボディBの基となる2次元CADの種別と、回転及び平行移動を行うボディAの基となる2次元CADの種別の組み合わせ毎に、回転方向及び移動方向は予め決められている。また、選択された2次元CADのうち、どの2次元CADを基準とし、どの2次元CADを回転及び移動させるかは、予め設定された優先度で自動的に決定するようにしてもよいし、ユーザが2次元CADを選択するときに設定してもよい。例えば、位置調整部113は、図4に示すように、背面図のボディBを基準として左側面図のボディAを回転及び移動させる。このとき、位置調整部113は、左側面図のボディAのグループ(ボディ、外形線、及びエンクロージャ)を時計回りに90度させる。また、位置調整部113は、ボディAのエンクロージャのエッジ番号1が、ボディBのエンクロージャのエッジ番号5と重なるまで、ボディAのグループを紙面の右方向及び手前方向に平行移動させる。
ボディには様々な形が存在し、複数のボディの位置を重ね合わせる原点となる部分を自動で検出することが困難である。このため、本実施形態では、各ボディを直方体形状のエンクロージャで囲むことにより、エンクロージャの頂点同士を合わせることでボディを的確な位置に移動することを可能としている。
位置調整部113は、底面図のボディについても同様に位置合わせ(ステップS6の処理)を行う。
また、表示処理部115は、各ボディの位置合わせが完了すると、各ボディのエンクロージャを非表示にする(ステップS7)。
次に、第1演算部114は、各ボディが重なった部分のみを抽出した3次元モデルを作成する(ステップS8)。第1演算部114は、例えばブーリアン積を求めることにより、各ボディの重なり部分を抽出する。
次に、表示処理部115は、抽出されたボディ(3次元モデル)の色を2次元CADとは異なる見やすい色に変更する(ステップS9)。本実施形態では、2次元CADの外形線と、ボディ及びエンクロージャとをグループ化して、位置合わせ(ステップS6)の際にグループ全体で回転及び移動を行っている。これによりユーザは、3次元モデル上に2次元CADの外形線を重畳させた画像を確認することができる。
(作用効果)
本実施形態に係る3次元モデル作成装置10は、2次元CADから外形線を抽出して、抽出した外形線で囲まれた面を作成する面作成部110と、面を法線方向に引き伸ばしたボディを作成するボディ作成部111と、第1視点から見た2次元CAD(例えば背面図)を基に作成した第1ボディを基準として、第1視点とは異なる第2視点から見た2次元CAD(例えば左側面図及び底面図)を基に作成した第2ボディを所定角度回転させるとともに、第1ボディと重なるよう第2ボディを移動させる位置調整部113と、第1ボディと第2ボディとが重なる部分からなる3次元モデルを作成する第1演算部114と、を備える。
このようにすることで、3次元モデル作成装置10は、ユーザが手動で位置合わせ等を行うことなく、自動的に2次元CADから3次元モデルを作成することができる。
また、従来の技術では、3次元モデルの作成作業は、ソフトウェア操作等のスキルを有するユーザのみが行える属人的な作業であった。しかしながら、本実施形態に係る3次元モデル作成装置10は、3次元モデルを作成するソフトウェア等に不慣れなユーザであっても、簡易な操作で容易に3次元モデルを作成することが可能となる。
また、3次元モデル作成装置10は、ボディの周囲に直方体形状のエンクロージャを作成するエンクロージャ作成部112を更に備える。位置調整部113は、第1ボディを囲う第1エンクロージャのエッジと、第2ボディを囲う第2エンクロージャのエッジとが重なるように、第2ボディを移動させる。
ボディには様々な形が存在し、複数のボディの位置を重ね合わせる原点となる部分を自動で検出することが困難である。しかしながら、本実施形態に係る3次元モデル作成装置10は、各ボディを直方体形状のエンクロージャで囲むことにより、エンクロージャの頂点同士を合わせることでボディを的確な位置に移動することを可能となる。
また、3次元モデル作成装置10の位置調整部113は、ボディと2次元CADの外形線とを含むグループを作成し、ボディの回転及び移動を行う際に、当該ボディを含むグループ全体を回転及び移動させる。
このようにすることで、3次元モデル作成装置10は、2次元CADの外形線を重畳させた3次元モデルを容易に作成することができる。これによりユーザは、3次元モデルと2次元CADとを同時に確認することができる。
<第2の実施形態>
次に、本開示の第2の実施形態に係る3次元モデル作成装置10について説明する。
第1の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
(機能構成)
図5は、本開示の第2の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能構成を示す図である。
図5に示すように、本実施形態に係る3次元モデル作成装置10のCPU11は、回転軸設定部116、外形線設定部117、及び第2演算部118としての機能を更に発揮する。
回転軸設定部116は、2次元CADにおける回転中心点の座標、及び回転軸の方向を設定する。なお、回転中心及び回転軸の設定は、ユーザが入力装置21を介して指定する。
外形線設定部117は、2次元CADに含まれる外形線のうち、回転軸の周囲に形成される構造の外形線の選択を受け付ける。なお、対象となる外形線は、ユーザが入力装置21を介して指定する。
第2演算部118は、選択された外形線を回転軸回りに回転させた3次元モデルを作成する。
(処理フロー)
図6は、本開示の第2の実施形態に係る3次元モデル作成装置の処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、本開示の第2の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能を説明するための図である。
以下、図6~図7を参照しながら3次元モデル作成装置10が2次元CADから3次元モデルを自動作成する処理の流れについて説明する。
まず、3次元モデル作成装置10は、3次元化する2次元CADの選択を受け付ける(ステップS11)。このとき、3次元モデル作成装置10のユーザは、図7に示すように、入力装置21を介して、正面図及び側面図の2つの2次元CADを選択する操作を行う。
次に、回転軸設定部116は、2次元CADの回転中心点の座標及び回転軸の方向を設定する(ステップS12)。例えば、ユーザは、表示装置20に表示された2次元CAD(正面図)から、回転中心点及び回転軸の方向を指定する操作を行う。このとき、ユーザは、正面図上の座標をマウス等の入力装置21で指定することにより、回転中心点の座標を指定する。また、ユーザは、表示装置20に表示されたプルダウンメニュー等から回転軸の方向(図7の例では紙面左右方向)を選択して指定する。そうすると、回転軸設定部116は、回転中心点の座標から指定された方向に延びる回転軸を設定する。
次に、外形線設定部117は、2次元CAD(正面図)に含まれる外形線のうち、回転させる外形線を設定する(ステップS13)。ユーザは、図7に示すように、表示装置20に表示された2次元CAD(正面図)から、回転させる外形線を指定する操作を行う。
回転軸及び外形線の設定が完了すると、第2演算部118は、設定された外形線を回転軸回りに回転させた立体形状(3次元モデル)を作成する(ステップS14)。
次に、表示処理部115は、側面図の2次元CADを90度回転させて、作成された正面図の3次元モデル上に重ねて配置する(ステップS15)。
(作用効果)
本実施形態に係る3次元モデル作成装置10は、2次元CADにおける回転中心点の座標、及び回転軸の方向を設定する回転軸設定部116と、2次元CADに含まれる外形線のうち、回転軸の周囲に形成される構造の外形線の選択を受け付ける外形線設定部117と、選択された外形線を回転軸回りに回転させた3次元モデルを作成する第2演算部118と、を備える。
このようにすることで、3次元モデル作成装置10は、第1の実施形態では3次元モデル化が困難な回転体についても、自動的に2次元CADから3次元モデルを作成することができる。
なお、図5には、第1の実施形態に係る3次元モデル作成装置10が、更に回転軸設定部116、外形線設定部117、及び第2演算部118を備える例が示されているが、これに限られることはない。他の実施形態では、面作成部110、ボディ作成部111、エンクロージャ作成部112、位置調整部113を省略し、回転体の3次元モデル専用の装置として構成してもよい。
<第3の実施形態>
次に、本開示の第3の実施形態に係る3次元モデル作成装置10について説明する。
第1及び第2の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
(機能構成)
図8は、本開示の第3の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能構成を示す図である。
図8に示すように、本実施形態に係る3次元モデル作成装置10のCPU11は、加工設定部119、及び第3演算部120としての機能を更に発揮する。
加工設定部119は、3次元モデルに追加する加工の内容と、加工を施す位置とを設定する。なお、加工内容及び加工位置の設定は、ユーザが入力装置21を介して指定する。
第3演算部120は、設定された加工の内容及び位置に基づいて、3次元モデル上に加工の形状を追加する。
(処理フロー)
図9は、本開示の第3の実施形態に係る3次元モデル作成装置の処理の一例を示すフローチャートである。
図10は、本開示の第3の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能を説明するための第1の図である。
以下、図9~図10を参照しながら3次元モデル作成装置10が作成した3次元モデルに穴、フィレット面取り等の加工を追加する処理の流れについて説明する。なお、ここで使用される3次元モデルは、第1の実施形態及び第2の実施形態の何れの方法で作成したものであってもよい。
まず、加工設定部119は、加工内容及び加工位置を設定する(ステップS21)。図10には、3次元モデルに複数の穴を加工する例が示されている。ユーザは、表示装置20に表示された3次元モデルを参照しながら、加工内容を指定する操作を行う。例えば、ユーザは、加工内容として「穴」を選択し、更に貫通する穴の長さを指定する。また、ユーザは、3次元モデルに重畳表示された2次元CADから、加工する穴の位置を選択する。例えば、加工設定部119は、ユーザがマウス等の入力装置21で、図10の穴を表す円形の線上又は円内をクリックすると、この円形の線に対応する3次元モデル上の位置を加工位置として設定する。
次に、第3演算部120は、設定された加工内容及び加工位置に基づいて、3次元モデル上に加工の形状を追加する(ステップS22)。図10の例では、第3演算部120は、3次元モデルに対し、設定された加工位置に、設定された長さの穴を追加する。複数の加工位置が設定されている場合には、これか加工位置に同じ穴を追加する。
図11は、本開示の第3の実施形態に係る3次元モデル作成装置の機能を説明するための第2の図である。
また、第3演算部120は、図11に示すように、3次元モデルにフィレット、面取りなどを追加してもよい。このとき、加工設定部119は、加工内容がフィレットである場合は、ユーザによるフィレットの半径の指定を受け付けてもよい。また、加工設定部119は、加工内容が面取りである場合は、ユーザによる面取りの角度の指定を受け付けてもよい。このようにすることで、第3演算部120は、同じ半径のフィレット、又は同じ角度の面取りが複数個所ある場合であっても、一括して自動的に3次元モデルに反映させることができる。
(作用効果)
本実施形態に係る3次元モデル作成装置10は、作成した3次元モデルに追加する加工内容と、加工位置とを設定する加工設定部119と、設定された加工内容及び加工位置に基づいて、3次元モデル上に加工の形状を追加する第3演算部120と、を更に備える。
従来の技術では、穴、フィレット、面取りのような加工の形状は、3次元モデルを作成後に、一つずつ手作業で追加していた。しかしながら、本実施形態に係る3次元モデル作成装置10は、ユーザが加工内容及び加工位置を指定する簡易な操作を行うのみで、複数の穴、フィレット、面取り等の形状を3次元モデルに反映することができる。また、3次元モデルに2次元CADが重畳表示されていることにより、ユーザは2次元CADを参照して、加工位置及び加工内容を容易に指定することができる。これにより、3次元モデルの作成を迅速化することができる。更に、3次元モデルを作成するためのソフトに不慣れなユーザであっても、容易に加工形状を反映した3次元モデルを容易に作成することができる。
以上のとおり、本開示に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
<付記>
上述の実施形態に記載の3次元モデル作成装置、3次元モデル作成方法、及びプログラムは、例えば以下のように把握される。
(1)本開示の第1の態様によれば、3次元モデル作成装置は、2次元CADから外形線を抽出して、抽出した外形線で囲まれた面を作成する面作成部と、前記面を法線方向に引き伸ばしたボディを作成するボディ作成部と、第1視点から見た2次元CADを基に作成した第1ボディを基準として、前記第1視点とは異なる第2視点から見た2次元CADを基に作成した第2ボディを所定角度回転させるとともに、前記第1ボディと重なるように前記第2ボディを移動させる位置調整部と、前記第1ボディと前記第2ボディとが重なる部分からなる3次元モデルを作成する第1演算部と、を備える。
このようにすることで、3次元モデル作成装置は、ユーザが手動で位置合わせ等を行うことなく、自動的に2次元CADから3次元モデルを作成することができる。
また、従来の技術では、3次元モデルの作成作業は、ソフトウェア操作等のスキルを有するユーザのみが行える属人的な作業であった。しかしながら、本実施形態に係る3次元モデル作成装置は、3次元モデルを作成するソフトウェア等に不慣れなユーザであっても、簡易な操作で容易に3次元モデルを作成することが可能となる。
(2)本開示の第2の態様によれば、第1の態様に係る3次元モデル作成装置は、前記ボディの周囲に直方体形状のエンクロージャを作成するエンクロージャ作成部を更に備える。前記位置調整部は、前記第1ボディを囲う第1エンクロージャのエッジと、前記第2ボディを囲う第2エンクロージャのエッジとが重なるように、前記第2ボディを移動させる。
ボディには様々な形が存在し、複数のボディの位置を重ね合わせる原点となる部分を自動で検出することが困難である。しかしながら、本実施形態に係る3次元モデル作成装置は、各ボディを直方体形状のエンクロージャで囲むことにより、エンクロージャの頂点同士を合わせることでボディを的確な位置に移動することを可能となる。
(3)本開示の第3の態様によれば、第1又は第2の態様に係る3次元モデル作成装置において、前記位置調整部は、前記ボディと前記2次元CADの外形線とを含むグループを作成し、前記ボディの回転及び移動を行う際に、当該ボディを含むグループ全体を回転及び移動させる。
このようにすることで、3次元モデル作成装置は、2次元CADの外形線を重畳させた3次元モデルを容易に作成することができる。これによりユーザは、3次元モデルと2次元CADとを同時に確認することができる。
(4)本開示の第4の態様によれば、3次元モデル作成装置は、2次元CADにおける回転中心点の座標、及び回転軸の方向を設定する回転軸設定部と、前記2次元CADに含まれる外形線のうち、前記回転軸の周囲に形成される構造の外形線の選択を受け付ける外形線設定部と、選択された前記外形線を前記回転軸回りに回転させた3次元モデルを作成する第2演算部と、を備える。
このようにすることで、3次元モデル作成装置は、回転体についても、自動的に2次元CADから3次元モデルを作成することができる。
(5)本開示の第5の態様によれば、第1から第4の何れか一態様に係る3次元モデル作成装置は、作成された前記3次元モデルに追加する加工の内容と、前記加工を施す位置とを設定する加工設定部と、設定された前記加工の内容及び位置に基づいて、前記3次元モデル上に前記加工の形状を追加する第3演算部と、を更に備える。
従来の技術では、穴、フィレット、面取りのような加工の形状は、3次元モデルを作成後に、一つずつ手作業で追加していた。しかしながら、本実施形態に係る3次元モデル作成装置は、ユーザが加工内容及び加工位置を指定する簡易な操作を行うのみで、複数の穴、フィレット、面取り等の形状を3次元モデルに反映することができる。また、3次元モデルに2次元CADが重畳表示されていることにより、ユーザは2次元CADを参照して、加工位置及び加工内容を容易に指定することができる。これにより、3次元モデルの作成を迅速化することができる。更に、3次元モデルを作成するためのソフトに不慣れなユーザであっても、容易に加工形状を反映した3次元モデルを容易に作成することができる。
(6)本開示の第6の態様によれば、3次元モデル作成方法は、2次元CADから外形線を抽出して、抽出した外形線で囲まれた面を作成するステップと、前記面を法線方向に引き伸ばしたボディを作成するステップと、第1視点から見た2次元CADを基に作成した第1ボディを基準として、前記第1視点とは異なる第2視点から見た2次元CADを基に作成した第2ボディを所定角度回転させるとともに、前記第1ボディと重なるように前記第2ボディを移動させるステップと、前記第1ボディと前記第2ボディとが重なる部分からなる3次元モデルを作成するステップと、を有する。
(7)本開示の第7の態様によれば、プログラムは、2次元CADから外形線を抽出して、抽出した外形線で囲まれた面を作成するステップと、前記面を法線方向に引き伸ばしたボディを作成するステップと、第1視点から見た2次元CADを基に作成した第1ボディを基準として、前記第1視点とは異なる第2視点から見た2次元CADを基に作成した第2ボディを所定角度回転させるとともに、前記第1ボディと重なるように前記第2ボディを移動させるステップと、前記第1ボディと前記第2ボディとが重なる部分からなる3次元モデルを作成するステップと、を3次元モデル作成装置に実行させる。
10 3次元モデル作成装置
11 CPU
110 面作成部
111 ボディ作成部
112 エンクロージャ作成部
113 位置調整部
114 第1演算部
115 表示処理部
116 回転軸設定部
117 外形線設定部
118 第2演算部
119 加工設定部
120 第3演算部
12 メモリ
13 ストレージ
14 インタフェース
20 表示装置
21 入力装置

Claims (7)

  1. 2次元CADから外形線を抽出して、抽出した外形線で囲まれた面を作成する面作成部と、
    前記面を法線方向に引き伸ばしたボディを作成するボディ作成部と、
    第1視点から見た2次元CADを基に作成した第1ボディを基準として、前記第1視点とは異なる第2視点から見た2次元CADを基に作成した第2ボディを所定角度回転させるとともに、前記第1ボディと重なるように前記第2ボディを移動させる位置調整部と、
    前記第1ボディと前記第2ボディとが重なる部分からなる3次元モデルを作成する第1演算部と、
    を備える3次元モデル作成装置。
  2. 前記ボディの周囲に直方体形状のエンクロージャを作成するエンクロージャ作成部を更に備え、
    前記位置調整部は、前記第1ボディを囲う第1エンクロージャのエッジと、前記第2ボディを囲う第2エンクロージャのエッジとが重なるように、前記第2ボディを移動させる、
    請求項1に記載の3次元モデル作成装置。
  3. 前記位置調整部は、前記ボディと前記2次元CADの外形線とを含むグループを作成し、前記ボディの回転及び移動を行う際に、当該ボディを含むグループ全体を回転及び移動させる、
    請求項1又は2に記載の3次元モデル作成装置。
  4. 2次元CADにおける回転中心点の座標、及び回転軸の方向を設定する回転軸設定部と、
    前記2次元CADに含まれる外形線のうち、前記回転軸の周囲に形成される構造の外形線の選択を受け付ける外形線設定部と、
    選択された前記外形線を前記回転軸回りに回転させた3次元モデルを作成する第2演算部と、
    を備える3次元モデル作成装置。
  5. 作成された前記3次元モデルに追加する加工の内容と、前記加工を施す位置とを設定する加工設定部と、
    設定された前記加工の内容及び位置に基づいて、前記3次元モデル上に前記加工の形状を追加する第3演算部と、
    を更に備える、請求項1から4の何れか一項に記載の3次元モデル作成装置。
  6. 2次元CADから外形線を抽出して、抽出した外形線で囲まれた面を作成するステップと、
    前記面を法線方向に引き伸ばしたボディを作成するステップと、
    第1視点から見た2次元CADを基に作成した第1ボディを基準として、前記第1視点とは異なる第2視点から見た2次元CADを基に作成した第2ボディを所定角度回転させるとともに、前記第1ボディと重なるように前記第2ボディを移動させるステップと、
    前記第1ボディと前記第2ボディとが重なる部分からなる3次元モデルを作成するステップと、
    を有する3次元モデル作成方法。
  7. 2次元CADから外形線を抽出して、抽出した外形線で囲まれた面を作成するステップと、
    前記面を法線方向に引き伸ばしたボディを作成するステップと、
    第1視点から見た2次元CADを基に作成した第1ボディを基準として、前記第1視点とは異なる第2視点から見た2次元CADを基に作成した第2ボディを所定角度回転させるとともに、前記第1ボディと重なるように前記第2ボディを移動させるステップと、
    前記第1ボディと前記第2ボディとが重なる部分からなる3次元モデルを作成するステップと、
    を3次元モデル作成装置に実行させるプログラム。
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