JP2023040329A - 積層コア製造装置および回転電機の製造方法 - Google Patents

積層コア製造装置および回転電機の製造方法 Download PDF

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一之 山本
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真一郎 吉田
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亮介 角木
Ryosuke Kadoki
覚 袖岡
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Abstract

【課題】高効率な回転電機を構成する積層コアを、低コストかつ生産性良く製造できる積層コア製造装置および回転電機の製造方法を提供する。【解決手段】積層コア製造装置100は、板材5から鉄心片5Pを板材5の板厚方向Wを打ち抜き方向として打ち抜くパンチ13Pとダイ13Dを備えるプレス機10と、板材の板厚方向を、重力方向に対して垂直にして、板材を前プレス機に供給する板材供給装置20を備え、プレス機10は、ダイ13D内からパンチ13Pによる打ち抜き方向に排出される鉄心片5Pを、打ち抜いた姿勢のまま整列して鉄心片5P群を積層させるガイド10Gを備える。【選択図】図1

Description

本願は、積層コア製造装置および回転電機の製造方法に関するものである。
近年、電動機、発電機等の回転電機に対して、ますます高効率化が求められている。回転電機に用いられるコアは、高効率化のために、これまで、0.35mm~0.5mm程度の板厚の電磁鋼板を用いた積層コアによって構成されているケースが多かった。しかし、さらに高効率化の要求に対応するために、最近では0.35mm以下の電磁鋼板を用いるケースが増えている。
積層コアを構成する複数の電磁鋼板の積層間を固定する手段として、各鉄心片の板厚方向に凹部と凸部を設けて、鉄心片の打ち抜きと同時に積層間をかしめることで固定する手段が広く知られている。
しかしながら、鉄心片の板厚方向に設けた凹部と凸部をかしめて固定する場合、嵌合部に渦電流損が生じ、回転電機の効率が低下する。また、0.3mm以下の薄板になると、かしめ部の強度自体が低下し、十分な固定強度を確保することが困難となってくる。そのため、打ち抜きと同時に積層間を固定せず、打ち抜き後に接着等の固定手段によって複数の鉄心片の積層間を固定する手法が用いられている。
特許文献1に記載の回転電機においては、重力方向に順次打ち抜いた鉄心片を、重力方向から水平方向に屈曲させた円柱状のガイドを介して水平方向に、金型外に排出する積層コア製造装置が開示されている。
同文献では、鉄心片に設けられた複数のスロットのうち、特定スロットと定義されたスロットを利用してガイドと鉄心片を位置決めしつつ、金型外に排出することで、打ち抜きと同時にかしめによって積層間を固定しない場合であっても、整列させた状態で各鉄心片を金型外に排出できる。
特開2012-34497号公報
特許文献1では鉄心片を重力方向に打ち抜いている。板材の板厚方向と重力方向とが一致しているために、板材に撓みが生じる。特に0.35mm以下の板材を使用する場合、撓みを抑制するために、多くの他のガイドが必要になるために、金型が複雑化して積層コアの製造コストが増加する課題があった。さらに、多くのガイドを設けると、材料を送る方向への抵抗が増えるため、板材に座屈が生じ易くなる。特に薄板においては、座屈荷重自体が小さいため、板材を送る方向への抵抗が増加すると頻繁に座屈が生じ、積層コア生産性が悪化するという課題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、回転電機を構成する積層コアを、低コストかつ生産性良く製造できる積層コア製造装置および回転電機の製造方法を提供することを目的とする。
本願に開示される積層コア製造装置は、
板材から鉄心片を前記板材の板厚方向に打ち抜くパンチとダイを備えるプレス機と、
前記板材の板厚方向を、重力方向に対して垂直にして、前記板材を前前記プレス機に供給する板材供給装置を備え、
前記プレス機は、前記ダイ内から前記パンチによる打ち抜き方向に排出される前記鉄心片を、打ち抜いた姿勢のまま整列して鉄心片群を積層させるガイドを備えるものである。
また、本願に開示される回転電機の製造方法は、
前記積層コア製造装置を用いて製造した積層コアを用いる固定子の内周面に回転子の外周面を対向させて回転可能に支持するものである。
本願に開示される積層コア製造装置および回転電機の製造方法によれば、高効率な回転電機を構成する積層コアを、低コストかつ生産性良く製造できる積層コア製造装置および回転電機の製造方法を提供できる。
実施の形態1による積層コア製造装置の正面模式図である。 実施の形態1によるプレス機の斜視図である。 実施の形態1によるプレス機の側面図である。 実施の形態1によるプレス機の要部断面模式図(図3のA-A断面図)である。 図4のB-B断面図である。 図4のC-C断面図である。 実施の形態1による金型と板材と板材ガイドとの位置関係を示す模式図である。 板材を水平方向に搬送して鉄心片を打ち抜く比較例を示す模式図である。 図4における丸印Dで囲んだ部分の詳細図である。図9Aは、板材の送り時の状態を示す図である。図9Bは、鉄心片のプレス直前の状態を示す図である。図9Cは、鉄心片5Pをプレスした直後の状態を示す図である。 実施の形態1による積層コア製造装置の応用例の正面模式図である。 ガイド上の鉄心片群にかかる力の釣り合いを示す模式図である。 実施の形態2による積層コア製造装置の正面模式図である。 図12に示す積層コア製造装置の平面図である。 実施の形態3によるプレス機の正面模式図である。 実施の形態3によるプレス機の金型動作の模式図である。図15Aは、鉄心片の打ち抜き前の状態を示す模式図である。図15Bは、鉄心片の打ち抜き時の状態を示す模式図である。図15Cは、複数の鉄心片が、打ち抜かれて排出される状態を示す模式図である。 実施の形態4による積層コア製造装置の要部断面模式図である。 図16のE-E断面図である。 図16のF-F断面図である。 図19Aは、接着方法の他の例を示す図である。図19Bは、図19AのG-G断面図である。 回転電機の断面図である。 実施の形態5による積層コア製造装置の要部断面模式図である。 図21のH-H断面図である。 実施の形態6における、実施の形態1の図4のB-B断面に相当する図である。 実施の形態6における、実施の形態1の図4のC-C断面に相当する図である。 実施の形態6における、実施の形態1の図4のB-B断面に相当する他の図である。 実施の形態6における、実施の形態1の図4のC-C断面に相当する他の図である。 円環状の鉄心片の例を示す図である。
実施の形態1.
以下、実施の形態1による積層コア製造装置および回転電機の製造方法を、図を用いて説明する。
図1は、積層コア製造装置100の正面模式図である。
図2は、積層コア製造装置100を構成するプレス機10の斜視図である。
図3は、プレス機10の側面図である。
図4は、プレス機10の要部断面模式図であり、図3のA-A断面図である。
図5は、図4のB-B断面図である。
図6は、図4のC-C断面図である。
図7は、図6における丸印Dで囲んだ部分の詳細図である。
なお、以下の説明において、パンチ13Pによる鉄心片Pの打ち抜き方向と、板材5の板厚方向とは常に同じなので、同じ符号Wを使用する。
図1に示す積層コア製造装置100は、板材5から鉄心片を打ち抜くプレス機10とプレス機10に板材5を供給する材料供給装置20とを備える。
材料供給装置20は、コイル状に巻き取られた板材5を回転可能に取り付けて、板材5をプレス機10に繰り出しながら供給するアンコイラ21と、板材を挟んでガイドする複数対のローラ22とを備える。
プレス機10は、載置台11と、載置台11上に設置されたフレーム12と、フレーム12内に固定され板材5から鉄心片5Pを打ち抜く金型13と、打ち抜いた鉄心片5Pを、打ち抜き方向Wに、打ち抜いた姿勢のまま整列して順次、鉄心片5P群を積層させるガイド10Gと、板材5を金型13に順送りする材料送り装置14と、材料送り装置14から金型13まで、板材5をガイドする板材ガイド15と、金型13のパンチを駆動するモータ16およびクランクカム17とを備える。
次に、金型13の詳細について説明する。図1、図4に示すように、金型13は、パンチ13Pと、ダイ13Dと、第一プレート13Aと、第二プレート13Bとにより構成される。パンチ13Pは、第一プレート13Aに固定されており、ダイ13Dは、第二プレート13Bに固定されている。また、第一プレート13Aは、さらに、クランクカム17に接続されたスライド18に固定され、第二プレート13Bは、ボルスタ19に固定されている。また、ボルスタ19は、フレーム12に固定されている。スライド18は、クランクカム17に接続されており、クランクカム17をモータ16により回転させることによって、水平方向H(図1の左右方向)にスライド18を駆動できる。
このように、プレス機10のモータ16を駆動させることで、クランクカム17を介してスライド18をフレーム12に対して水平方向Hに相対的に移動させ、板材5をパンチ13Pとダイ13Dとで板厚方向Wの一方に打ち抜き、さらに、図5に示すように打ち抜いた鉄心片5Pをダイ13Dの中に押し込む構成となっている。
図1に示すように、コイル状に巻き取られた板材5をアンコイラ21に設置し、プレス機10に板材5を供給する。板材5は、材料送り装置14によって予め定められたの長さ分だけ送られたのちに、金型13によって鉄心片5Pの形状に打ち抜かれる。このとき、板材5は、重力方向Gに供給される。その結果、板材5の板厚方向Wは、重力方向Gに対して垂直、すなわち水平方向Hになる。
打ち抜かれた板材5は、再度、材料送り装置14により予め定められた長さ分だけ送られ、金型13によって次の鉄心片5Pが打ち抜かれる。この動作を繰り返すことにより、鉄心片5P群が、ガイド10Gの中で図1における左方向に積層されていく。このとき、金型13から排出された鉄心片5Pは、図6に示すように、ヨーク部5PYの両端部5PYEをガイド10Gの両内側面10GSに支持されて、ガイド10Gの中を図1の左側へと順次押し出されていく。また、このとき、ガイド10Gの両内側面10GSが成す角度と、鉄心片5Pのヨーク部5PYの両端部5PYEが成す角度は、共に角度αで等しい。したがって、鉄心片5Pは、ティース部5PTを重力方向Gに向けて真っ直ぐにガイド10Gによって保持される。
なお、ここでは一般的なクランクカム17によってスライド18を駆動する構成を示したが、スライド18を駆動させる手段として、油圧シリンダ又はボールねじなどの駆動源を用いてもよい。また、材料送り装置14と金型13との間には適宜、板材ガイド15を配置することで、板材5のバタつきを抑制して、安定的に板材5を送ることができる。
上記サイクルを繰り返し行うことによって、板材5から鉄心片5Pを打ち抜いて、既に打ち抜かれている鉄心片5Pを、図6の左方向へ連続的に押し出していく。押し出された鉄心片5Pは、ガイド10Gに対して鉄心片5Pの外周面の少なくとも一部が重力方向Gに接する構成となっている。このガイド10Gを介して、プレス機10の外部に鉄心片5P群を排出し、取り出し可能な状態とすることができる。
ここで、パンチ13Pにより打ち抜いた鉄心片5Pは、横方向に打ち抜いて真っ直ぐに排出されることが望ましい。先行技術文献のように、板材を水平に供給しパンチによって重力方向Gに打ち抜いた鉄心片を、さらにガイドにより90度屈曲させて取り出す場合と比較して、「ひっかかり」或いは「つまり」がなく、積層コアの生産性を向上できる効果がある。
また、鉄心片5Pの外周面の少なくとも一部と重力方向Gに接するガイド10Gを備えることで、鉄心片5P自体にガイド溝、或いは穴がない形状でもあっても鉄心片5Pをガイドしつつプレス機10外に鉄心片5Pを排出できるので、鉄心片5Pの形状制約がなく、設計自由度を向上する効果がある。
重力方向Gに向かって鉄心片を打ち抜いた場合、重力方向Gに向かって鉄心片を移動させることになる。この場合、重力方向Gにはガイドを設けることができない。そのため、打ち抜いた鉄心片は自由落下してしまい、屈曲するガイドに対して傾いた状態でひっかかってしまう。この状態で打ち抜いた鉄心片が積み重なるとガイド或いはダイに過剰な力が作用し、破損、変形などの故障につながり、生産性を悪化させてしまう。
これを避けるために、ガイドの幅を鉄心片の幅よりも小さくし、ガイドの摩擦力によって鉄心片を保持する方法も考えられる。しかしながら、プレス加工において、金型寿命を延ばすために通常潤滑材を塗布する場合が多い。この場合、摩擦力は小さく安定しない。その結果、ガイドの幅を高頻度で調整する必要があり、生産性が悪化する課題がある。
また、ガイドと、積層された鉄心片間で摩擦力が生じた状態で、連続的に鉄心片を移動させるようとすると、ガイドの摩耗が大きく、高頻度で交換する必要があり、積層コアの生産性を悪化する課題がある。このような、重力方向に打ち抜いてから重力方向と垂直方向に排出する先行技術文献と比較すると、本願ではガイドの調整頻度、交換頻度を小さくすることができ、積層コアの生産性を向上する効果がある。
また、積層コア製造装置100によれば、重力方向Gに垂直(水平方向H)に積層された鉄心片5P群を排出できるので、プレス機10の高さを低くする効果がある。一方、先行技術文献のように垂直方向に打ち抜いた場合、排出のためのスペースを下方に設ける必要があるので、プレス機の高さが高くなってしまう。装置の高さが高くなることで、各部の剛性が弱くなるため、プレス機の振動および騒音が大きくなる課題がある。
また、この場合、建物内への装置の搬入が出来ない場合がでてくるなどの実用上の課題が生じる。さらに、鉄心片を取り出すために、プレス機の下に潜り込んで取り出す必要があるため、作業性が悪く、設備の構成が非常に難しい。プレス機の下に鉄心片の排出装置を入れたとしても、メンテナンス性が悪いという課題がある。一方で、実施の形態1による積層コア製造装置100によれば、直接に、水平方向Hに鉄心片5Pを排出することで、装置の隣で作業をできるため、作業性がよい。また、積層コアの取り出しのための設備も構成し易いため、積層コアの生産性を向上する効果がある。
図4に示すように、ガイド10Gの金型13側とは反対側に、押圧装置10PSを設け、金型13から排出されてくる鉄心片5P群を、金型13側に加圧してもよい。押圧装置10PSによって、打ち抜かれた鉄心片5P群を加圧することによって、それぞれの鉄心片5Pの姿勢がさらに安定し、それぞれの鉄心片5Pの傾きが小さくなるため、ガイド10Gに引っかかるリスクを更に低減し、積層コアの生産性を向上する効果がある。
図7は、金型13と板材5と板材ガイド15との位置関係を示す模式図である。
板材5の向きに注目すると、板厚方向Wが重力方向Gに対して垂直となっている。そのため、板材5が自重によって垂れ下がる。これによって板材5が撓むとがないので、板材5に座屈が生じる可能性を抑制し、積層コアの生産性を向上する効果がある。
図8は、板材を水平方向に搬送して鉄心片を打ち抜く比較例を示す模式図である。
図8に示すように自重方向(重力方向G)と板厚方向Wが一致すると、特に0.35mm以下の板材5は、自重によって大きく撓むため、板材に座屈が生じ易くなる。板厚方向Wに複数のガイドを設けることによって、支持点を増やし、荷重を分散できるが、板材ガイド15を増やせば板材の送りに必要な荷重も増えるため、効果が相殺されてしまう可能性がある。
また、材料送りに必要な荷重が増えることによって、材料送り装置内で滑りが生じるため、板材が適正に送られずに、打ち抜き不良が生じる可能性がある。一方、本実施の形態1においては、自重のかかる重力方向Gと板厚方向Wとが垂直なため、板材ガイド15の数を少なくすることができ、板材5の送りに必要な荷重を小さくすることができ、材料送り装置14内で滑りが発生する可能性も低減できるため、積層コアの生産性を向上する効果がある。
本実施の形態1において、板材5の送り方向と自重のかかる方向が一致しているため、自重によって板材ガイド15にかかる摩擦力がなく、自重によって送り方向に加わる力分の送り荷重を低減できるため、さらに材料送りに必要な荷重を小さくすることができ、材料送り装置14内で滑りが発生する可能性を低減できるため、積層コアの生産性を向上する効果がある。
図9は、図4における丸印Dで囲んだ部分の詳細図である。
図9Aは、板材5の送り時の状態を示す図である。
図9Bは、鉄心片5Pのプレス直前の状態を示す図である。
図9Cは、鉄心片5Pをプレスした直後の状態を示す図である。
図1、図9A~図9Cに示すように、ボルスタ19にはカッターとしての上カッター10CUPが取り付けられており、スライド18には、カッターとしての下カッター10CDWが取り付けられている。板材5の送り時には、上カッター10CUPと、下カッター10CDWの間を板材5が送られる(図9A)。そして、鉄心片5Pを打ち抜いた際(図9B)に、この動作に連動して板材5が、ほぼ送りピッチ分だけ、上カッター10CUPと下カッター10CDWとによって切断される(図9C)。
このような構成の上カッター10CUPと下カッター10CDWとを設けることで、鉄心片5Pを打ち抜き加工後の板材5を細かく裁断できるので、板材5のスクラップの回収が容易となる効果がある。
また、上カッター10CUPは、ボルスタ19に取り付けられ、スライド18に取り付けられた下カッター10CDWが板材5の送り方向側に設置されているため、細断されたスクラップは、下カッター10CDWから離れる方向に自重により自然落下する。
そのため、2つのカッターを重力方向Gに往復させる場合と比較すると、スクラップ材が下カッター10CDWに張り付いて噛みこむなどのトラブルを抑制することができ、積層コアの生産性を向上する効果がある。
図10は、実施の形態1による積層コア製造装置の応用例の正面模式図である。
積層コア製造装置100の構成は、これまで説明した積層コア製造装置100とほぼ同じである。図10では、鉄心片5Pの打ち抜き方向が、重力方向Gに対して完全に垂直でない構成となっている。このように、鉄心片5Pの打ち抜き方向が、重力方向Gと一致せず、異なる方向となっていればよい。重力方向Gと打ち抜き方向が異なることで、鉄心片5Pの打ち抜き方向の少なくとも一部に重力方向Gと垂直な成分を含むため、これまで説明した効果と同様の効果が得られる。なお、この場合、プレス機10への板材5の供給方向Fも傾く。
図11は、ガイド10G上の鉄心片5P群にかかる力の釣り合いを示す模式図である。
ここで、ガイド10Gの長手方向(鉄心片5Pの排出方向)と水平方向との成す角度をθ、鉄心片5P群の重量をM、重力加速度をgとする。
ガイド10Gの長手方向の力の成分Mg*sinθと、ガイド10Gの長手方向に対して垂直方向の力の成分Mg*cosθとでは、ガイド10Gの長手方向の力の成分の方が小さいことが望ましい。
ガイド10Gの長手方向の力の成分が大きくなるということは、先行技術文献のようにガイドの長手方向が重力方向Gに近づく方向なので、本願の効果が得にくくなる。すなわち、θ水平方向から上下に45°以内の範囲とすることが望ましい。
また、ガイド10Gを鉄心片5P群の進行方向側が下方に向くように傾けた場合は、鉄心片5P群にかかる摩擦による保持力μMg*cosθに対して、滑ろうとする力Mg*sinθが大きい場合、ガイド10Gに対して鉄心片5P群が滑ってしまい、本願の効果が得にくくなる。そのため、tanθ<μとすることが望ましい。一般的に摩擦係数は0.1~0.9程度の値をとることが知られているため、tanθ<0.9程度とすることが望ましい。
なお、本実施の形態1では、材料供給装置20には、コイル状に巻き取られた1枚の板材5を回転可能に取り付けたが、複数枚の板材5をコイル状に巻き取ったものを利用すると、複数枚の鉄心片5Pを、一対のパンチとダイで同時に打ち抜くことも可能である。
また、本実施の形態では、回転電機の積層コアを製造する例を示したが、積層コア製造装置100は、トランス等のコアの製造にも利用できる。
実施の形態2.
以下、実施の形態2による積層コア製造装置および回転電機の製造方法を、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図12は、積層コア製造装置200の正面模式図である。
図13は、図12に示す積層コア製造装置200の平面図である。
実施の形態1では、板材5は、上方から重力方向Gに、プレス機10に供給されたが、本実施の形態では、板材5は、長手方向(送り方向)を水平方向Hに向けてプレス機210に供給される点が異なる。板材5は、板材5の板厚方向Wが重力方向Gに対して垂直にしてプレス機210に供給される点は、実施の形態1と同じである。
材料供給装置220のアンコイラ221は、回転軸が重力方向Gを向いている。アンコイラ221から巻き解かれた板材5は、板材5の送り方向が重力方向Gに垂直(水平方向H)に、かつ板材5の幅方向を重力方向Gに向けてプレス機210の材料送り装置214によって、金型213に供給される。
このため、板材5は自重によって撓むことがないので、板材5に座屈が生じる可能性を抑制し、積層コアの生産性を向上する効果がある。
また、実施の形態1と同様に板材5をガイドするローラ222の数を少なくできるので、積層コアの生産性を向上する効果がある。また、板材5の送り方向と重力方向Gとが垂直となっていることで、積層コア製造装置200の高さを小さくし、積層コア製造装置200を小型化する効果がある。また、材料供給装置220から材料送り装置214を経由して金型213に供給されるまで、板材5の厚み方向が重力方向Gに対して垂直となっている。
このため、材料供給装置220から金型213に供給されるまでの工程においても、板材5が自重によって撓むことがないので、板材5に座屈が生じる可能性を抑制し、積層コアの生産性を向上する効果がある。
実施の形態3.
以下、実施の形態3による積層コア製造装置および回転電機の製造方法を、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図14は、実施の形態3によるプレス機310の正面模式図である。
実施の形態1においては固定されたボルスタ19と移動するスライド18とを組み合わせていたが、実施の形態3においては、移動する2つのスライド318A、スライド318Bを使用し、双方を水平方向Hにスライドさせ、かつ反対の位相で駆動させることによって、スライド318A、318Bの動作によってプレス機310に加わる加振力を相殺できる。プレス機310に加わる加振力を低減することで、鉄心片5Pの打ち抜き精度を安定化させ、積層コアを高精度化させる効果がある。また、プレス機310の振動および騒音を低減し、製造環境の静粛化を図る効果がある。
図15は、実施の形態3によるプレス機310の金型動作の模式図である。
図15Aは、鉄心片5Pの打ち抜き前の状態を示す模式図である。
図15Bは、鉄心片5Pを打ち抜き時の状態を示す模式図である。
図15Cは、鉄心片5P群が、打ち抜かれて排出される状態を示す模式図である。
図14に示すように、スライド318Aに、第一プレート313Aが取り付けられており、スライド318Bに第二プレート313Bが取り付けられている。第一プレート313Aと第二プレート313Bとは、水平方向に対向して移動可能である。
第一プレート313Aには第一パンチ313PAと、第一ダイ313DAと、第一ガイド310GAとが取付けられており、第二プレート313Bには第二パンチ313PBと、第二ダイ313DBと、第二ガイド310GBとが取り付けられている。
図15Aに示すように上方から供給された板材5に対して、図15Bに示すように第一プレート313Aと第二プレート313Bとを、互いに近づく方向に動作させることで、第一パンチ313PAと第一ダイ313DA、第二パンチ313PBと第二ダイ313DBによって、同時に2枚の鉄心片5Pが打ち抜かれる。この動作を繰り返すことにより、鉄心片5Pが、第一ガイド310GA、第二ガイド310GBに向かって順次排出されていく。第一ガイド310GAと第二ガイド310GBとは、水平方向、かつ相互に反対方向に延びている。
同時に打ち抜かれた2枚の鉄心片5Pは、図15Cに示すように、左右方向に分かれて排出される。片側のみから排出される場合と比較して、取り出しのスペースを大きくできるので、鉄心片5Pの取り出しが容易となる。そのため、積層コアの生産性を向上する効果がある。
実施の形態4.
以下、実施の形態4による積層コア製造装置および回転電機の製造方法を、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図16は、実施の形態4による積層コア製造装置400の要部断面模式図である。
図17は、図16のE-E断面図である。
図18は、図16のF-F断面図である。
ガイド10Gに沿って水平方向に順次排出される鉄心片5P群は、ヨーク部5PYの両端部5PYEをガイド10Gの両内側面10GSに支持されている。ガイド10Gの上方に、第二押圧部410PSを備え、鉄心片5P群を重力方向Gに押圧することによって、鉄心片5P群の整列性を高めている。ガイド10Gは、接着装置として、塗布ノズル6Nと、温風送風機40とを備える。整列された鉄心片5P群のヨーク部5PYの周方向中央部に対して、塗布ノズル6Nによって加熱硬化型の接着剤61を塗布する。
接着剤61が塗布された鉄心片5P群は、図16の左方向に順次排出され、整列された状態で温風送風機40からエアノズル41を通って供給される温風によって加熱されて接着剤61が硬化する。硬化して積層間が固定された鉄心片5P群は、切出しツール70によって予め定められた長さに切り出されて積層コア50となり、ベルトコンベヤ80によって次工程へと搬送される。
ここで、積層コア50は、積層間が固定された状態で排出されるので、後工程への搬送が容易となるため、後工程の生産性を向上する効果がある。また、水平方向に各装置を配置できるので、積層コア製造装置400のメンテナンス性を向上する効果がある。さらに、積層コア50の積層方向が、重力方向Gと垂直方向であるため、重力の影響によって積層コア50の積層間に隙間が出来たり、傾いた状態となったりすることがないため、固着強度を安定化させつつ、積層コア50の形状精度を向上させる効果がある。
なお、上記の例では加熱硬化型の接着剤61を用いて説明したが、積層間が固定できれば、どのようなタイプの接着剤を用いてもよい。常温硬化型もしくは2液混合型の接着剤を用いた場合は、硬化手段を必要としないため、積層コア50の生産性を向上する効果がある。また、光硬化型接着剤を用いる場合には、温風送風機40の代わりにUVライトを用いることで、同様に連続的に接着剤を硬化させることができる。
図19Aは、接着方法の他の例を示す図である。
図19Bは、図19AのG-G断面図である。
図19Bに示すように、鉄心片5Pの積層間に事前に接着剤を塗布したり、粘度の低い接着剤を積層間に浸透させたりして、隣り合う鉄心片5Pの面同士を接着してもよい。このような構成とすることで、積層コア50の剛性をさらに向上させる効果がある。
図20は、これまで説明した積層コア製造装置を用いて製造した積層コアを用いて組み立てた回転電機90の断面図である。回転電機90は、モータ又は発電機として使用する。回転電機90は、固定子90Aと、固定子90Aの内周面に外周面を対向させて回転可能に支持された回転子90Bとを備える。鉄心片5Pを積層して固定手段によって接着された積層コア50に絶縁部材81を被せてコイル82が巻線されている。コイル82は、結線部材83によって電気的に接続され、電源、インバータ等の電流制御装置に接続される。円環状に並べた複数の積層コア50は、フレーム84内に固定されており、フレーム84と、フレーム84の開口部を閉塞するブラケット85にそれぞれ設けられた軸受86により支持されたシャフト87と、相対的に回転可能に支持されている。
シャフト87には、ロータコア88と磁石Mとが固定されている。このような構成でコイル82に交流電流を通電することによって、回転磁界が発生し、磁石Mと積層コア50との間で吸引力が発生してシャフト87にトルクが加わり、電気エネルギーを回転エネルギーに変換できる。ここで、鉄心片5Pを接着により固定した積層コア50は、積層間が電気的に短絡しないため、鉄損を低減でき、回転電機90を高効率化する効果がある。
また、本実施の形態による積層コア製造装置を用いて製造した積層コア50は、鉄心片5Pの積層方向が重力方向Gに対して垂直方向であるために、重力の影響で積層間に隙間が出来たり、傾いた状態となったりすることがないため、鉄心片5Pの積層間の固着強度を安定化させ、積層コア50の形状精度を向上させ、かつ強度を向上させたものであることから、回転電機90の固定子コアの内径の真円度が高い。そのため、回転電機90のコギングトルクおよびトルク脈動を抑制する効果がある。
実施の形態5.
以下、実施の形態5による積層コア製造装置および回転電機の製造方法を、実施の形態4と異なる部分を中心に説明する。
図21は、実施の形態5による積層コア製造装置500の要部断面模式図である。
図22は、図21のH-H断面図である。
実施の形態4と本実施の形態5とは、積層コアを構成する鉄心片5P群の固定方法が異なる。実施の形態4の接着装置に代えて、溶接装置としてのレーザーヘッド540を備える。整列された鉄心片5P群の上方から、レーザーヘッド540から放出されるレーザー光を照射し、各積層間を溶接して固定する。
溶融部分が硬化して積層間が固定された鉄心片5P群は、切出しツール70により所定の長さに切出されて積層コア50となり、ベルトコンベヤ80によって次工程へと搬送される。
本実施の形態5では、溶接によって積層コア50の積層間が強固に固定されるため、積層コア50の剛性が向上し、回転電機の振動および騒音を抑制する効果がある。また、積層間を固着するための部材を追加する必要がないので、安価に積層コア50を生産する効果がある。
実施の形態6.
以下、実施の形態6による積層コア製造装置および回転電機の製造方法を、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
本実施の形態6は、実施の形態1の変形例である。実施の形態1とは、鉄心片の形状およびガイドの断面形状が異なる。
図23は、実施の形態6における、実施の形態1の図4のB-B断面に相当する図である。
図24は、実施の形態6における、実施の形態1の図4のC-C断面に相当する図である。
図23、図24に示す変形例では、鉄心片5Pのティース部5PTが水平方向Hに打ち抜かれている。この場合は、鉄心片5Pは、ティース部5PTの一側面、ヨーク部5PYの外周面、ティース部5PTの先端をガイド10G2に接触させてガイド10G2内で整列され、ティース部5PTの一側面5PTSが、重力方向Gの接触面となって支持される。
図25は、実施の形態6における、実施の形態1の図4のB-B断面に相当する他の図である。
図26は、実施の形態6における、実施の形態1の図4のC-C断面に相当する他の図である。
この場合は、鉄心片5Pは、ティース部5PTの先端が重力方向G上側となっており、ティース部5PTの両側面とヨーク部5PYの外周面の中央部とをガイド10G3に接触させてガイド10G3内で整列され、ヨーク部5PYの外周面の中央部5PYCが重力方向Gの接触面となって支持される。
このように、本願においては、鉄心片5Pの姿勢がどのような方向であっても、少なくとも重力方向Gに支持部となる部分があればよい。材料歩留まりの向上などを目的に、多列取りをする場合においても、板幅方向に対する鉄心片5Pの向きを任意に設定できるため、鉄心片5Pの向きの制約なく材料歩留まりの向上ができる。
図27は、円環状の鉄心片605Pの例を示す図である。
鉄心片605Pにおいて、ヨーク部605PYの外周面605PYOが、重力方向Gの接触面となっている。このように円環状の鉄心片においてもガイド10G4に対する重力方向Gの接触面があれば、同様の効果が得られる。
このように本願は、鉄心片5Pの形状、材料の幅方向、鉄心片5Pの向きに関係なく、任意の形状と任意の向きの鉄心片5Pに対して有効である。そのため、スロット部にガイドを通す場合と比較して、鉄心片の形状の自由度および材料歩留まりの向上の効果がある。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
100,200,400,500 積層コア製造装置、
10,210,310 プレス機、10G,10G2,10G3,10G4 ガイド、
310GA 第一ガイド、310GB 第二ガイド、10CDW 下カッター、
10CUP 上カッター、10GS 内側面、10PS 押圧装置、11 載置台、
12 フレーム、13,213 金型、13A,313A 第一プレート、
13B,313B 第二プレート、13D ダイ、313DA 第一ダイ、
313DB 第二ダイ、13P パンチ、313PA 第一パンチ、
313PB 第二パンチ、14,214 材料送り装置、15 板材ガイド、
16 モータ、17 クランクカム、18,318A,318B スライド、
19 ボルスタ、20,220 材料供給装置、21,221 アンコイラ、
22,222 ローラ、40 温風送風機。41 エアノズル、
410PS 第二押圧部、5 板材、5P,605P 鉄心片、50 積層コア、
540 レーザーヘッド、5PY,605PY ヨーク部、5PT ティース部、
5PYE 両端部、5PYC 中央部、5PTS 一側面、61 接着剤、
6N 塗布ノズル、70 切出しツール、80 ベルトコンベヤ、81 絶縁部材、
82 コイル、83 結線部材、84 フレーム、85 ブラケット、86 軸受、
87 シャフト、88 ロータコア、90 回転電機、90A 固定子、
90B 回転子、D 丸印、M 磁石。

Claims (16)

  1. 板材から鉄心片を前記板材の板厚方向を打ち抜き方向として打ち抜くパンチとダイを備えるプレス機と、
    前記板材の板厚方向を、重力方向に対して垂直にして、前記板材を前前記プレス機に供給する板材供給装置を備え、
    前記プレス機は、前記ダイ内から前記パンチによる打ち抜き方向に排出される前記鉄心片を、打ち抜いた姿勢のまま整列して鉄心片群を積層させるガイドを備える積層コア製造装置。
  2. 前記板材は、重力方向に前記プレス機に供給される請求項1に記載の積層コア製造装置。
  3. 前記板材は、水平方向に前記プレス機に供給される請求項1に記載の積層コア製造装置。
  4. 前記鉄心片の打ち抜き動作に連動して、前記鉄心片を打ち抜き済みの前記板材を切断するカッターを備える請求項2に記載の積層コア製造装置。
  5. 前記パンチは、第一プレートに固定され、前記ダイは、第二プレートに固定され、前記第一プレートと前記第二プレートとは、水平方向に対向して移動可能である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の積層コア製造装置。
  6. 前記プレス機は、
    第一プレートに固定された、前記パンチとしての第一パンチと、前記ダイとしての第一ダイと、
    第二プレートに固定された、前記パンチとしての第二パンチと、前記ダイとしての第二ダイとを備え、
    前記第一プレートと前記第二プレートとは、水平方向に対向して移動可能である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の積層コア製造装置。
  7. 前記プレス機は、
    前記第一プレートは、前記ガイドとしての第一ガイドと、
    前記第二プレートは、前記ガイドとしての第二ガイドとを備え、
    前記第一ガイドと前記第二ガイドとは、相互に反対方向に延びている請求項6に記載の積層コア製造装置。
  8. 前記ガイドは、前記鉄心片群の積層間を接着する接着装置を備える請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の積層コア製造装置。
  9. 前記ガイドは、前記鉄心片群の積層間を溶接する溶接装置を備える請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の積層コア製造装置。
  10. 前記ガイド上の前記鉄心片群を、前記鉄心片群の排出方向とは反対側に加圧する押圧装置を備える請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の積層コア製造装置。
  11. 前記板材供給装置は、複数枚の板材を重ねて前記プレス機に供給する請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の積層コア製造装置。
  12. 前記ガイドの両内側面の成す角度と、前記鉄心片のヨーク部の両端部が成す角度は等しい請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の積層コア製造装置。
  13. 前記鉄心片は、ティース部を水平方向に前記ダイから排出され、前記ガイドは、前記鉄心片の前記ティース部の一側面を支持する請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の積層コア製造装置。
  14. 前記ガイドと水平方向とが成す角度をθとするとき、θは、水平方向から上下に45度以内である請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の積層コア製造装置。
  15. 前記ガイドとは、水平方向よりも下方に傾き、tanθ<0.9である請求項14に記載の積層コア製造装置。
  16. 請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の積層コア製造装置を用いて製造した積層コアを用いる固定子の内周面に回転子の外周面を対向させて回転可能に支持する回転電機の製造方法。
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