JP2023039568A - 帳票作成システムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】帳票の作成において、申請者等の個人の情報のうち作成しようとする帳票の書式に応じて必要な情報のみを提示する帳票作成システムを実現する。【解決手段】帳票作成システム10は、帳票を作成する端末装置100と、端末装置100から帳票の送信を受け付ける帳票作成サーバ200と、を備える。帳票作成サーバ200は、端末装置100からの要求に応じて、必要なユーザに関する情報の入力項目を示す項目データが付加された帳票の書式データを端末装置100へ送信する。端末装置100は、ユーザに関する情報を項目データと対応付けて自装置の記憶装置に保存し、自装置に保存されているユーザに関する情報のうち、帳票作成サーバ200から受信した書式データに付加されている項目データに該当する情報を、この書式データにおける項目データに対応付けられた入力場所に入力して帳票を作成し、作成した帳票を帳票作成サーバ200に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、帳票作成システムおよびプログラムに関する。
公共サービスや民間サービス等のサービスを利用しようとする場合、申請書等の帳票への記入が求められることが多い。この種の帳票は、一般に、書式は様々であっても、申請者に関する情報等の共通する情報の記入が求められる。そこで、電子情報機器を用い、帳票の書式に応じて情報を自動入力することが行われている。
特許文献1には、ユーザ支援サーバ側に設けられた、相手先指定帳票フォーマットに記載する元情報となる個人情報、申請基本情報、申請履歴情報を格納するデータベースを備えると共に、相手先指定帳票とは分離独立した統一フォーマットにより申請できる申請画面をクライアントに表示する機能と、相手先指定帳票フォーマットをユーザ支援サーバに格納する機能と、データベースに格納された情報とユーザ支援サーバに格納された相手先指定帳票フォーマットを紐付ける手段と、且つ、相手先指定帳票を出力する手段と、データベースに格納された申請情報に基づき所望の時間を空けて申請確認のための申請通知メールを申請者に送信する機能を有するユーザ支援サーバを備えたシステムが開示されている。
特開2006-221493号公報
申請書等の帳票において記入が求められる情報には、通常、氏名や連絡先等の申請者に関する情報等の個人の情報が含まれる。このような個人の情報に関しては、作成しようとする帳票の書式に応じて必要な情報のみを提示可能とすることが望まれる場合がある。
本発明は、帳票の作成において、申請者等の個人の情報のうち作成しようとする帳票の書式に応じて必要な情報のみを提示する帳票作成システムを実現することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、
帳票を作成する端末装置と、
前記端末装置から前記帳票の送信を受け付けるサーバと、を備え、
前記サーバは、前記端末装置からの要求に応じて、必要なユーザに関する情報の入力項目を示す項目データが付加された前記帳票の書式データを当該端末装置へ送信し、
前記端末装置は、
前記ユーザに関する情報を前記項目データと対応付けて自装置の記憶装置に保存し、
自装置に保存されている前記ユーザに関する情報のうち、前記サーバから受信した前記書式データに付加されている前記項目データに該当する情報を、当該書式データにおける当該項目データに対応付けられた入力場所に入力して帳票を作成し、
作成した前記帳票を前記サーバに送信することを特徴とする、帳票作成システムである。
請求項2に係る本発明は、
前記端末装置は、
前記サーバに接続した場所を特定する機能を有し、
予め定められた特定の場所で前記サーバに接続して前記帳票を作成した場合は作成した前記帳票を当該サーバに送信し、
前記特定の場所以外の場所で前記サーバに接続して前記帳票を作成した場合は作成した前記帳票を当該サーバに送信しないことを特徴とする、請求項1に記載の帳票作成システムである。
請求項3に係る本発明は、
前記端末装置は、
コード画像に記録されたコードを読み取る読み取り手段を備え、
前記読み取り手段により前記特定の場所に設けられたコード画像から読み取ったコードにより前記サーバに接続した場合に、作成した前記帳票を当該サーバに送信することを特徴とする、請求項2に記載の帳票作成システムである。
請求項4に係る本発明は、
前記端末装置は、前記特定の場所以外の場所で前記サーバに接続して前記帳票を作成した場合、作成した前記帳票を前記記憶装置に保存することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の帳票作成システムである。
請求項5に係る本発明は、
前記端末装置は、前記特定の場所で前記サーバに接続した際に、前記特定の場所以外の場所で当該サーバに接続して作成した前記帳票を保存している場合、保存している当該帳票を当該サーバに送信することを特徴とする、請求項4に記載の帳票作成システムである。
請求項6に係る本発明は、
前記端末装置は、
ユーザがユーザに関する情報を入力するための入力手段を備え、
自装置に保存されている前記ユーザに関する情報の中に、前記書式データに付加されている前記項目データに該当する情報が無い場合に、前記入力手段による情報の入力を受け付け、入力された情報を、当該書式データにおける当該項目データに対応付けられた入力場所に入力することを特徴とする、請求項1に記載の帳票作成システムである。
請求項7に係る本発明は、
前記端末装置は、ユーザにより入力された前記項目データに該当する情報を、当該項目データに対応付けて前記記憶装置に保存することを特徴とする、請求項6に記載の帳票作成システムである。
請求項8に係る本発明は、
ユーザに関する情報を保存する端末装置と、
前記端末装置から帳票用の前記ユーザに関する情報を取得して帳票を作成するサーバと、を備え、
前記サーバは、前記端末装置からの要求に応じて、前記帳票の作成に必要な情報の入力項目を示す項目データを当該端末装置へ送信し、
前記端末装置は、
前記ユーザに関する情報を前記項目データと対応付けて保存し、
自装置に保存されている前記ユーザに関する情報のうち、前記サーバから受信した前記項目データに該当する情報を抽出し、前記帳票用の前記ユーザに関する情報として自装置の記憶装置に保存し、
予め定められた送信条件を満足すると、前記帳票用の前記ユーザに関する情報を前記サーバへ送信することを特徴とする、帳票作成システムである。
請求項9に係る本発明は、
前記端末装置は、
前記サーバに接続した場所を特定する機能を有し、
予め定められた特定の場所で前記サーバに接続して前記項目データを取得した場合は、前記送信条件を満足して、当該項目データに基づく前記帳票用の前記ユーザに関する情報を当該サーバに送信し、
前記特定の場所以外の場所で前記サーバに接続して前記項目データを取得した場合は、当該項目データに基づく前記帳票用の前記ユーザに関する情報を当該サーバに送信しないことを特徴とする、請求項8に記載の帳票作成システムである。
請求項10に係る本発明は、
前記端末装置は、
ユーザが前記ユーザに関する情報を入力するための入力手段を備え、
自装置に保存されている前記ユーザに関する情報の中に、前記項目データに該当する情報が無い場合に、前記入力手段による情報の入力を受け付け、入力された情報を、当該項目データに対応付けられた入力場所に入力することを特徴とする、請求項8に記載の帳票作成システムである。
請求項11に係る本発明は、
前記端末装置は、ユーザにより入力された前記項目データに該当する情報を、当該項目データに対応付けて前記記憶装置に保存することを特徴とする、請求項10に記載の帳票作成システムである。
請求項12に係る本発明は、
コンピュータを制御して、
記憶装置に、ユーザに関する情報と当該ユーザに関する情報を分類する項目データとを対応付けて保存させ、
帳票の書式データを取得し、
取得した前記書式データから項目データを抽出し、
抽出した前記項目データに基づいて、前記記憶装置から、当該記憶装置に保存されている前記ユーザに関する情報のうち、当該項目データに該当する情報を読み出し、
読み出した前記情報を前記書式データにおける前記項目データに対応付けられた入力場所に入力して帳票を作成することを特徴とする、プログラムである。
請求項13に係る本発明は、
前記コンピュータを制御して、
前記書式データを取得した場所を特定し、
予め定められた特定の場所で前記書式データを取得した場合は作成した前記帳票を特定の外部装置に送信すると共に、当該帳票を記憶装置に保存させ、
前記特定の場所以外の場所で前記書式データを取得した場合は作成した前記帳票を前記外部装置に送信せずに、当該帳票を記憶装置に保存させることを特徴とする、請求項12に記載のプログラムである。
請求項14に係る本発明は、
前記コンピュータを制御して、
前記特定の場所に設けられたコード画像を読み取って得られた情報を用いて前記書式データを取得した場合に、作成した前記帳票をサーバに送信することを特徴とする、請求項13に記載のプログラムである。
請求項15に係る本発明は、
前記コンピュータを制御して、
前記特定の場所で前記書式データを取得した際に、当該書式データと同一の書式データを用いて作成した帳票を前記記憶装置に保存している場合、保存している当該帳票をサーバに送信することを特徴とする、請求項13に記載のプログラムである。
請求項16に係る本発明は、
前記コンピュータを制御して、
前記記憶装置に保存されている前記ユーザに関する情報の中に、前記書式データに付加されている前記項目データに該当する情報が無い場合に、ユーザによる当該項目データに該当する情報の入力を受け付け、入力された情報を、当該書式データにおける当該項目データに対応付けられた入力場所に入力することを特徴とする、請求項12に記載のプログラムである。
請求項17に係る本発明は、
コンピュータを制御して、
ユーザにより入力された前記項目データに該当する情報を、当該項目データに対応付けて前記記憶装置に保存することを特徴とする、プログラムである。
請求項1の発明によれば、ユーザに関する情報をサーバ側のデータベースに保持させる構成と異なり、帳票の書式に応じて必要な情報のみを提示することができる。
請求項2の発明によれば、作成した帳票を一律に送信する場合と比較して、窓口等の特定の場所でのみ帳票の送信を受け付ける運用が可能となる。
請求項3の発明によれば、測位システム等を用いて場所を特定する構成と比較して、簡易なシステムで接続場所を特定することができる。
請求項4の発明によれば、特定の場所でのみ帳票を作成可能な構成と比較して、事前に帳票を作成し保存しておき、別途利用することができる。
請求項5の発明によれば、特定の場所でのみ帳票を作成可能な構成と比較して、事前に帳票を作成しておき、送信時の手間を軽減することができる。
請求項6の発明によれば、項目データに該当するユーザに関する情報の入力のみを行う構成と比較して、端末装置で管理されていない項目データに対応するユーザに関する情報を帳票に入力することができる。
請求項7の発明によれば、追加されたユーザに関する情報を単に帳票に入力する構成と比較して、追加されたユーザに関する情報を次回以降の帳票作成に利用することができる。
請求項8の発明によれば、ユーザに関する情報をサーバ側のデータベースに保存させる構成と異なり、帳票の書式に応じて必要なユーザに関する情報のみを提示することができる。
請求項9の発明によれば、帳票用のユーザに関する情報を一律に送信する場合と比較して、窓口等の特定の場所でのみ帳票用のユーザに関する情報を受け付ける運用が可能となる。
請求項10の発明によれば、項目データに該当するユーザに関する情報の入力のみを行う構成と比較して、端末装置で管理されていない項目データに対応するユーザに関する情報を帳票に入力することができる。
請求項11の発明によれば、追加されたユーザに関する情報を単に帳票に入力する構成と比較して、追加されたユーザに関する情報を次回以降の帳票作成に利用することができる。
請求項12の発明によれば、本発明のプログラムをインストールしたコンピュータにおいて、ユーザに関する情報をサーバ側のデータベースに保持させる構成と異なり、帳票の書式に応じて必要なユーザに関する情報のみを提示することができる。
請求項13の発明によれば、本発明のプログラムをインストールしたコンピュータにおいて、作成した帳票を一律に送信する場合と比較して、窓口等の特定の場所でのみ帳票の送信を受け付ける運用が可能となる。
請求項14の発明によれば、本発明のプログラムをインストールしたコンピュータにおいて、測位システム等を用いて場所を特定する構成と比較して、簡易なシステムで接続場所を特定することができる。
請求項15の発明によれば、本発明のプログラムをインストールしたコンピュータにおいて、特定の場所でのみ帳票を作成可能な構成と比較して、事前に帳票を作成しておき、送信時の手間を軽減することができる。
請求項16の発明によれば、本発明のプログラムをインストールしたコンピュータにおいて、項目データに該当するユーザに関する情報の入力のみを行う構成と比較して、端末装置で管理されていない項目データに対応するユーザに関する情報を帳票に入力することができる。
請求項17の発明によれば、本発明のプログラムをインストールしたコンピュータにおいて、追加されたユーザに関する情報を単に帳票に入力する構成と比較して、追加されたユーザに関する情報を次回以降の帳票作成に利用することができる。
第1の実施形態が適用される帳票作成システムの構成を示す図である。 端末装置のハードウェア構成例を示す図である。 端末装置の機能構成を示す図である。 帳票作成サーバの構成を示す図である。 帳票の表示例を示す図である。 端末装置のユーザ情報管理機能により管理される情報の例を示す図である。 ユーザに関する情報の登録画面の例を示す図である。 帳票作成時の端末装置の動作を示すフローチャートである。 帳票作成時の帳票作成サーバの動作を示すフローチャートである。 帳票作成サーバにおける項目データの登録時の動作を示すフローチャートである。 端末装置の機能構成を示す図である。 帳票作成サーバの構成を示す図である。 帳票用情報の作成時の端末装置の動作を示すフローチャートである。 帳票作成時の帳票作成サーバの動作を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、第1の実施形態が適用される帳票作成システムの構成を示す図である。第1の実施形態の帳票作成システム10は、端末装置100と、帳票作成サーバ200と、業務サーバ300とを備える。第1の実施形態では、端末装置100において帳票データが作成される。具体的には、帳票作成サーバ200から端末装置100へ帳票の雛形が送られ、端末装置100において雛形に情報が入力されることにより帳票が作成される。
端末装置100は、帳票の作成者が使用する情報処理装置である。端末装置100としては、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の携帯型情報処理装置や、パーソナルコンピュータ等が用いられる。端末装置100は、ネットワークを介して帳票作成サーバ200に接続し、帳票作成サーバ200から帳票の雛形を取得する。また、端末装置100は、ネットワークを介して帳票作成サーバ200に作成した帳票のデータを送信する。
また、端末装置100は、コード画像400を読み取る機能を有していても良い。コード画像400には、コード情報が記録されている。コード情報には、帳票作成サーバ200に接続するための接続情報と、コード画像400を読み取って得られた情報であることを識別するための識別情報とが含まれている。端末装置100は、コード画像400を読み取り、得られた接続情報に基づいて帳票作成サーバ200に接続し、コード画像400を読み取って得られた識別情報を帳票作成サーバ200に送信する。これにより、端末装置100は、帳票作成サーバ200に対し、コード画像400を読み取って接続したことを通知し得る。
コード画像400としては、既存の種々の画像を用い得る。例えば、QRコード(登録商標)等の二次元コードでも良いし、バーコードでも良い。また、接続情報として帳票作成サーバ200のURL(Uniform Resource Locator)をテキストで記載しても良い。また、帳票作成サーバ200のURLと識別情報の両方をテキストで記載しても良い。コード情報をテキストで記載した場合、端末装置100は、例えば、カメラで撮像したテキストを含む画像に対してOCR(Optical Character Recognition)等の解析処理を行うことにより、コード情報を読み取る。
本実施形態において、コード画像400は、特定の場所に設置される。ここで、特定の場所とは、端末装置100が帳票作成サーバ200に接続した場所を特定することを意味する。上記のように、コード画像400には接続情報が記録されており、端末装置100は、この接続情報を用いて帳票作成サーバ200に接続することができる。また、コード画像400には識別情報が記録されており、この識別情報を用いて、端末装置100が帳票作成サーバ200に接続するために用いられたコード画像400を特定することができる。したがって、コード画像400を特定の場所に設置することにより、端末装置100がコード画像400から読み取ったコード情報を用いて帳票作成サーバ200に接続した場合、帳票作成サーバ200は、端末装置100から取得したコード情報に含まれる識別情報に基づいて、端末装置100が帳票作成サーバ200に接続した場所を特定することができる。
コード画像400の設置場所としては、例えば、帳票作成システム10による帳票を用いたサービスが実施される場所が考えられる。一例として、申請書等の帳票の提出を受け付ける窓口業務に帳票作成システム10を適用する場合を考える。この場合、窓口付近で帳票が作成された場合、作成された帳票は直ちに窓口に提出されることが想定される。一方、窓口以外の場所で帳票が作成された場合、帳票作成後にユーザが窓口へ行った際に提出されることが想定される。そこで、コード画像400を窓口付近に設置しておくことにより、端末装置100が帳票作成サーバ200に接続するのにコード画像400を用いたか否かに応じて、窓口付近での接続か否かを判断する。そして、窓口付近で端末装置100が帳票作成サーバ200に接続した場合、端末装置100で作成された帳票は、直ちに帳票作成サーバ200へ送信され、窓口業務の処理対象とされる。これに対し、窓口以外の場所で端末装置100が帳票作成サーバ200に接続した場合、端末装置100で作成された帳票は、帳票作成サーバ200へ送られることなく端末装置100に保存される。そして、改めて窓口付近で端末装置100が帳票作成サーバ200に接続した際、端末装置100に保存されている帳票が帳票作成サーバ200へ送信され、窓口業務の処理対象とされる。なお、上記の窓口業務への適用例は、本実施形態の適用方法の一例にすぎない。本実施形態は、コード画像400を用いた接続か否かに応じて、作成した帳票に関して異なる操作を行うことが要求される種々のシステムに対して適用し得る。
上記のような目的でコード画像400を用いる場合、コード画像400の識別情報は、個々のコード画像400を識別するものではなく、コード画像400の設置場所を識別するものであっても良い。上記の窓口業務への適用の例では、例えば、窓口付近に複数のコード画像400を設置し、これらのコード画像400に対して窓口付近であることを示す共通の識別情報を記録することが考えられる。このようにしても、ユーザが窓口付近に設置された何れかのコード画像400を用いて端末装置100が帳票作成サーバ200へ接続すれば、帳票作成サーバ200は、窓口付近からの接続であることを特定し得る。
端末装置100によるネットワークへの接続回線は、無線回線であっても有線回線であっても良い。図1に示す例では、端末装置100と帳票作成サーバ200とが無線回線により接続されているが、図示の構成には限定されない。例えば、図1に示すように、端末装置100がスマートフォンである場合、端末装置100は、無線のデータ通信によりネットワークに接続し得る。一方、端末装置100がパーソナルコンピュータである場合、LAN(Local Area Network)ケーブルを用いて端末装置100をネットワークに接続しても良い。
帳票作成サーバ200は、帳票作成システム10における帳票の作成を支援するサーバである。具体的には、端末装置100からの要求に応じて帳票の雛形のデータを端末装置100へ送信し、端末装置100において作成された帳票のデータを受信する。帳票作成サーバ200は、ネットワーク上に設けられたサーバであり、単一のサーバマシンで構成しても良いし、後述する帳票作成サーバ200としての機能を複数のサーバにより実現する仮想サーバやクラウドサーバによって実現しても良い。
業務サーバ300は、作成された帳票を用いた業務に用いられるサーバである。業務サーバ300は、帳票作成サーバ200から作成された帳票を取得し、業務担当者による操作を受け付けて、受け付けた操作に応じた帳票に対する処理を実行する。帳票を用いた業務の種類は特に限定しない。帳票を用いた業務の例として、帳票の一例としての申請書や登録書を受け付ける窓口業務などが挙げられる。業務サーバ300は、ネットワーク上に設けられたサーバであり、単一のサーバマシンで構成しても良いし、業務サーバ300としての機能を複数のサーバにより実現する仮想サーバやクラウドサーバによって実現しても良い。また、図1に示す構成例では、帳票作成サーバ200と業務サーバ300とを別個のサーバとして記載したが、帳票作成サーバ200の機能と業務サーバ300の機能とを有する一のサーバとして構成しても良い。
<端末装置100のハードウェア構成>
図2は、端末装置100のハードウェア構成例を示す図である。端末装置100は、例えばコンピュータにより実現され、プロセッサ101と、RAM102(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)103と、記憶装置104と、カメラ105と、表示装置106と、入力装置107と、通信インターフェイス108とを備える。
プロセッサ101は、演算装置であり、プログラムを実行して各種の処理および制御を実行する。RAM102は、主記憶装置(メイン・メモリ)であり、プロセッサ101が演算処理を行う際の作業用メモリとして用いられる。ROM103にはプログラムや予め用意された設定値等のデータが保持されており、プロセッサ101はROM103から直接プログラムやデータを読み込んで処理を実行することができる。
記憶装置104は、プログラムやデータの保存手段である。記憶装置104にはプログラムが記憶されており、プロセッサ101は記憶装置104に格納されたプログラムを主記憶装置に読み込んで実行する。また、記憶装置104には、プロセッサ101による処理の結果が格納され、保存される。具体的には、記憶装置104には、端末装置100において作成された帳票データが格納される。また、記憶装置104には、端末装置100のユーザに関する情報が格納される。このユーザに関する情報は、帳票データの作成に用いられる。記憶装置104としては、例えば磁気ディスク装置やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。
カメラ105は、画像データを取得するための撮像装置である。カメラ105は、図1に示すように、端末装置100がコード画像400に記録された情報を用いて帳票作成サーバ200に接続する場合、コード画像400を撮像するために用いられる。なお、カメラ105は、端末装置100における必須の構成ではない。コード画像400の取得手段としては、端末装置100のカメラ105に代えて、例えば、端末装置100に画像データを送信可能な外部装置としてのデジタルカメラを端末装置100に接続して用いても良い。
表示装置106は、端末装置100のユーザの閲覧に供するために画像や文書を表示する装置である。表示装置106は、端末装置100において帳票を作成する際に、帳票作成サーバ200から取得した書式データに基づく帳票およびユーザにより入力された情報を表示する。表示装置106は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により実現される。
入力装置107は、端末装置100のユーザがデータや命令を入力するために用いる装置である。入力装置107は、端末装置100において帳票を作成する際に、帳票に対する情報の入力に用いられる。入力装置107は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチセンサ等により実現される。入力装置107としてのタッチセンサを表示装置106の表示画面に重ねてタッチパネルとして構成しても良い。入力装置107は、入力手段の一例である。
通信インターフェイス108は、ネットワークを介して帳票作成サーバ200に接続するための接続手段である。通信インターフェイス108は、端末装置100が接続するネットワークや回線の種類に応じた機器により実現される。例えば、有線回線によりネットワークに接続する場合、使用する回線に対応したネットワーク・アダプタが用いられ、無線回線によりネットワークに接続する場合、無線装置が用いられる。
<端末装置100の機能構成>
図3は、端末装置100の機能構成を示す図である。端末装置100は、図2に示したプロセッサ101がプログラムを実行することにより、画像解析機能111、接続場所特定機能112、帳票作成機能113、デバイス制御機能114、ユーザ情報管理機能115の各機能を実現する。端末装置100の各機能を実現するプログラムは、例えば、図2に示したROM103や記憶装置104に格納される。
画像解析機能111は、カメラ105等により取得されたコード画像400を解析する機能である。端末装置100は、画像解析機能111により、コード画像400に記録されている接続情報および識別情報を読み取る。画像解析機能111およびカメラ105は、コード画像400に記録されたコード情報を読み取る読み取り手段の一例である。
接続場所特定機能112は、端末装置100が帳票作成サーバ200に接続した際の、端末装置100の場所を特定する機能である。ここで、端末装置100の場所とは、端末装置100が物理的に存在する場所を意味する。接続場所を特定する手法としては、既存の種々の手法を用いて良く、特に限定しない。例えば、衛星測位システム、電波や音波を用いた屋内測位システム等を用いても良い。また、コード画像400に場所を示す情報を記録しておき、画像解析機能111で読み取ったコード情報から場所の情報を抽出しても良い。さらに、コード画像400に記録された識別情報とコード画像400が設けられた場所の情報とを対応付けて登録したデータベースを用意し、識別情報を検索キーとしてデータベースに問い合わせ、場所の情報を取得しても良い。この場合、データベースは、例えば、帳票作成サーバ200と同様に端末装置100が接続可能なサーバとしてネットワーク上に設けても良い。また、帳票作成サーバ200に、このデータベースを設けても良い。
帳票作成機能113は、帳票作成サーバ200から取得した帳票の雛形を用いて帳票を作成する機能である。端末装置100は、帳票作成機能113により、帳票作成サーバ200から帳票の書式データおよび項目データを取得する。書式データは帳票の書式を記録したデータであり、項目データは帳票への情報の記入が求められる項目(以下、「記入項目」と呼ぶ)を示すデータである。端末装置100は、例えば図2に示した記憶装置104から、項目データの各項目に対応する情報を取得し、書式データに入力して帳票を作成する。ここでは、帳票への記入項目のうち、記憶装置104に対応する情報が格納されている項目に対してのみ情報が入力され、記憶装置104に対応する情報が格納されていない項目に対しては、情報は入力されない。
また、端末装置100は、帳票作成機能113により、書式データに基づく帳票を、例えば図2に示した表示装置106に表示させる。記憶装置104から取得した情報が入力された項目がある場合、帳票の該当項目に情報が記入された状態で表示される。端末装置100のユーザは、この帳票の表示を参照し、情報が記入されていない項目に対して情報を入力することができる。端末装置100は、帳票作成機能113により、この情報入力を受け付け、入力された情報を帳票に記入する。そして、端末装置100は、作成された帳票を、例えば図2に示した記憶装置104に格納して保存する。また、端末装置100は、予め定められた送信条件を満足する場合、作成された帳票を、帳票作成サーバ200へ送信する。送信条件については後述する。
デバイス制御機能114は、端末装置100に設けられた各デバイスを制御する機能である。具体的には、図2に示した記憶装置104、カメラ105、表示装置106、入力装置107、通信インターフェイス108等の動作を制御する。これにより、記憶装置104に対するデータの書き込みおよび読み出し、カメラ105による撮像、表示装置106への表示、入力装置107の操作による入力の受け付け、通信インターフェイス108を用いたデータの送受信等が実行される。なお、ここでは各デバイスに対する制御をまとめて一の機能として説明したが、通常、各デバイスを制御するためのドライバ・プログラムは、デバイスごとに用意される。また、各デバイスを制御するプロセッサをデバイスごとに個別に設けても良い。
ユーザ情報管理機能115は、ユーザに関する情報を管理する機能である。ユーザに関する情報には、例えば、いわゆる個人情報やユーザの属性を表す情報等が含まれる。具体的には、例えば、氏名、生年月日、住所、電話番号、電子メールアドレス、所属団体名等の情報が挙げられる。また、ユーザに関する情報には、ユーザ自身の情報だけでなく、ユーザと特定の関係を有する人物の情報を含んでも良い。例えば、ユーザの家族やユーザと同じ団体に所属する他の団体員の氏名等の情報を含んでも良い。ユーザ情報管理機能115は、これらの項目名と各項目に該当するユーザの情報とを対応付け、例えば図2に示した記憶装置104に格納して管理する。帳票において記入が求められる情報の多くは、帳票の作成者の情報である。したがって、上記のような端末装置100のユーザに関する情報を予め保存しておくことにより、帳票作成機能113により帳票を作成する際に、該当する情報を取得して自動入力することができる。
なお、ユーザ情報管理機能115により管理される情報は、必ずしも帳票において記入が求められる全ての情報に対応するとは限らない。帳票作成システム10は、様々な種類の帳票に対応することが想定されている。この場合、帳票の種類に応じて記入が求められる情報が異なる場合がある。このため、ある帳票への記入が求められる情報の全てがユーザ情報管理機能115により管理されていなくても良いし、ある帳票への記入が求められる情報以外の情報がユーザ情報管理機能115により管理されていても良い。
<帳票作成サーバ200の構成>
図4は、帳票作成サーバ200の構成を示す図である。帳票作成サーバ200は、記憶装置211と、制御装置212とを備える。ここでは、これらの装置を一の帳票作成サーバ200を構成する装置として説明するが、上述したように、帳票作成サーバ200は、複数のサーバにより実現される仮想サーバ等であっても良く、記憶装置211および制御装置212を別のサーバにより実現しても良い。
記憶装置211は、帳票に関するデータを保存する装置である。具体的には、記憶装置211は、帳票の書式データと、帳票に記入されるべき項目を特定する項目データとを保存する。
制御装置212は、端末装置100からの要求を受け付けて、記憶装置211から帳票の書式データおよび項目データを読み出し、端末装置100へ送信する。また、制御装置212は、端末装置100から作成された帳票のデータを受信し、受信した帳票データを業務サーバ300へ送信する。制御装置212は、端末装置100から受信した帳票データを記憶装置211に格納して保存しても良い。
<帳票の書式の例>
図5は、帳票の表示例を示す図である。端末装置100は、帳票作成サーバ200から帳票の書式データを取得すると、取得した書式データにより特定される書式で、例えば図2に示した表示装置106に、図5に示すような帳票を表示する。図5に示す帳票500には、項目名表示欄510と、入力欄520とが設けられている。項目名表示欄510には、帳票500において記入が求められる情報の項目名(記入項目)が表示されている。図5に示す例では、項目名表示欄510に、「お名前」、「ふりがな」、「ご住所」、「メールアドレス」、「メールアドレス(確認用)」、「電話番号」の各項目名が表示されている。項目名表示欄510には、項目に関する属性表示を行っても良い。例えば、必ず情報を記入することが求められる項目に関しては、情報の記入が必須であることを示す「必須」の属性表示を行っても良い。図5に示す例では、各項目名表示欄510に「必須」の属性表示が付されており、図示の全ての項目に対する情報の記入が必須であることを示している。
入力欄520には、各項目に該当する情報を入力するためのテキストボックスが表示されている。図5に示す例では、項目名「ご住所」以外の各項目に対し、項目ごとに一つずつのテキストボックスが設けられている。項目名「ご住所」に対応する入力欄520は、さらに「郵便番号」、「都道府県」、「市区町村」、「町名番地」、「建物名」という小項目が設けられ、各小項目に対するテキストボックスが設けられている。これらの小項目のうち、「都道府県」のテキストボックスには、「▼選択してください」という記載とプルダウンメニューの表示ボタン「∨」が設けられており、プルダウン表示されるメニューから都道府県の一つを選択して入力できるように構成されている。
帳票作成サーバ200から端末装置100へ送られる帳票に関するデータには、帳票の書式データと、帳票の各項目に対応する項目データとが含まれる。図5に示す例では、帳票500の書式データに伴って、項目名表示欄510に表示された各項目名を示す項目データが送られる。
端末装置100は、帳票の書式データおよび項目データを取得して図5に示すような帳票を表示する際、ユーザ情報管理機能115により項目データに該当する情報が管理されている場合は、かかる情報を帳票に入力して帳票を表示する。図5に示す例では、端末装置100は、項目名表示欄510に表示されている項目に対応する情報を、ユーザに関する情報から抽出し、該当する項目の入力欄520に入力する。
<ユーザに関する情報の例および情報の登録>
図6は、端末装置100のユーザ情報管理機能115により管理される情報の例を示す図である。図6に示すように、ユーザに関する情報は、項目名(図では「項目」と記載)と、各項目名に該当する情報とが対応付けられている。上述したように、帳票に対し、ユーザ情報管理機能115により管理される情報に含まれていない情報の記入が求められる場合がある。このような場合、ユーザ情報管理機能115の管理対象として情報を追加登録することができる。
図7は、ユーザに関する情報の登録画面の例を示す図である。ユーザ情報管理機能115の管理対象の情報を追加登録する場合、端末装置100は、例えば図2に示した表示装置106に、図7に示すような登録画面600を表示する。図7に示す登録画面600には、項目名入力部610と、情報入力部620とが設けられている。項目名入力部610には、新規に登録しようとするユーザに関する情報の項目名を入力するためのテキストボックスが設けられている。情報入力部620には、項目名入力部610に入力された項目に対応する情報を入力するためのテキストボックスが表示されている。例えば、ユーザに関する情報として新規に生年月日を登録しようとする場合、項目名入力部610のテキストボックスに項目名「生年月日」が入力され、情報入力部620のテキストボックスに端末装置100のユーザの生年月日が入力される。
上述したように、帳票を作成する場合、帳票作成サーバ200から端末装置100へ、帳票の書式データと共に帳票への記入項目を示す項目データが送られる。登録画面600によりユーザに関する情報の登録を行う場合、端末装置100は、登録画面600を表示装置106に表示させる際に、帳票作成サーバ200から取得した項目データの項目名を項目名入力部610に自動入力しても良い。この場合、ユーザは、表示された登録画面600の項目名入力部610に、既に項目名が入っているため、この項目に対応する情報を情報入力部620に入力すれば良い。
ユーザに関する情報を登録する場合に用いられる項目の項目名には、同じ意味でありながら異なる名称が与えられる場合がある。例えば、「氏名」と「名前」等である。このような場合、同じ情報を異なる項目名で重複して登録することを避けるため、共通または類似する意味の項目名を一の項目として扱うように、項目名に対して正規化処理を行っても良い。項目名の正規化については、いわゆる検索エンジン等で用いられる既存の正規化手法を用い得る。
<端末装置100による帳票作成の場面>
ここで、第1の実施形態の帳票作成システム10において端末装置100を用いて帳票を作成する場面について説明する。本実施形態では、端末装置100が帳票作成サーバ200に接続する方法として、コード画像400を用いる方法とコード画像400を用いない方法の何れかを取り得る。コード画像400を用いる方法では、端末装置100は、コード画像400から読み取った接続情報を用いて帳票作成サーバ200に接続する。コード画像400を用いない方法としては、ユーザが端末装置100において帳票作成サーバ200のURLを手動で入力したり、検索サービスを利用したりすることにより帳票作成サーバ200に接続する方法を取り得る。
先に、コード画像400の説明において、コード画像400を特定の場所に設置することにより、端末装置100が帳票作成サーバ200に接続する際にコード画像400を用いたか否かに応じて、接続場所を特定し得ることを述べた。以下では、コード画像400の設置場所の説明で用いた、帳票作成システム10を窓口業務に適用する例を用いて端末装置100の動作を説明する。
<端末装置100の動作>
図8は、帳票作成時の端末装置100の動作を示すフローチャートである。上述したように、端末装置100が帳票作成サーバ200に接続する方法には、コード画像400の接続情報を用いる方法とコード画像400を用いない方法とがある。ここでは、コード画像400を用いて接続することを前提として説明する。上述した帳票作成システム10を窓口業務に適用する例では、コード画像400は窓口付近に設けられている。したがって、端末装置100がコード画像400を用いて帳票作成サーバ200に接続した場合、この接続が窓口付近で行われたと判断される。
まず、端末装置100のユーザが、端末装置100のカメラ105を用いてコード画像400を撮影する。端末装置100は、画像解析機能111によりコード画像400を解析してコード情報を読み取る(S801)。そして、端末装置100は、帳票作成機能113により、読み取ったコード情報を用いて帳票作成サーバ200(図では「サーバ」と記載)に接続し(S802)、帳票作成サーバ200から帳票の書式データを取得する(S803)。このとき、端末装置100は、書式データと共に、帳票における記入項目の項目データを帳票作成サーバ200から取得する。
次に、端末装置100は、帳票作成機能113等により、取得した書式データに基づいて表示装置106に帳票を表示し、帳票に対する情報の入力を受け付ける(S804)。以下、この帳票が表示された画面を「帳票作成画面」と呼ぶ。端末装置100は、まず、ユーザ情報管理機能115により、書式データと共に取得した項目データに対応するユーザに関する情報を記憶装置104から読み出す。そして、端末装置100は、帳票作成機能113により、読み出した情報を帳票における該当項目の入力場所に入力する。これにより、帳票作成画面が表示装置106に表示される際、帳票における記入項目のうち、ユーザ情報管理機能115により管理されている情報に関しては、該当項目の入力欄520(図5参照)に記入が済んだ状態で表示される。そして、帳票における記入項目のうち、ユーザ情報管理機能115により管理されていない項目に関しては、情報が未入力の空白欄として表示される。
端末装置100のユーザは、端末装置100の入力装置107を操作し、表示装置106に表示された帳票作成画面における帳票の未記入の項目を指定して情報を記入する。また、ユーザは、帳票作成画面において、既に情報が記入されている項目を指定し、記入されている情報を変更しても良い。端末装置100は、これらの操作を受け付けて、指定された項目に情報を入力し、入力された情報を帳票作成画面における帳票の該当項目の入力欄520に表示する。
以上の操作を経て、帳票への情報の記入が完了すると、ユーザは、帳票の作成が完了したことを示す完了操作を行う。完了操作は、例えば、表示装置106に帳票と共に表示された完了ボタンを選択することにより行っても良い。完了ボタンは、帳票の作成が完了したことを端末装置100に認識させるためのボタンオブジェクトである。完了ボタンの選択は、例えば、完了ボタンであるボタンオブジェクトをマウスクリックしたり、タッチパネル上でタッチしたりすることにより行われる。
端末装置100は、ユーザによる完了操作を受け付けると(S805)、入力情報の不足があるか否かを判断する。具体的には、必ず情報を記入することが求められる項目のうち、情報が入力されていない項目があるか否かを判断する。そのような未入力の必須項目がある場合(S806でYES)、端末装置100は、入力が必須であって未入力となっている項目があることを示すエラーメッセージを表示装置106に表示し(S807)、S804に戻って情報の入力を受け付ける。
一方、全ての必須項目に対して情報が入力された場合(S806でNO)、端末装置100は、情報が入力された帳票の確認画面を表示装置106に表示する(S808)。ユーザは、確認画面を参照して入力内容を確認する。入力内容を修正する必要がある場合(S809でYES)、ユーザは、表示装置106の表示を確認画面から帳票作成画面に戻す操作を行う。端末装置100は、このユーザ操作を受け付けると、S804に戻って表示装置106に帳票作成画面を表示し、情報の修正のための入力を受け付ける。
入力内容を修正する必要が無い場合(S809でNO)、端末装置100は、接続場所特定機能112により、帳票作成サーバ200への接続場所が窓口か否かを判断する。ここでは、S801、S802で説明したように、端末装置100から帳票作成サーバ200への接続にコード画像400から読み取ったコード情報が用いられたので、端末装置100は、接続場所が窓口付近であると判断する。端末装置100は、帳票作成サーバ200への接続場所が窓口付近であるので(S810でYES)、作成された帳票データを帳票作成サーバ200へ送信し(S811)、記憶装置104に保存する(S812)。
端末装置100が、コード画像400を用いず、URLの手動入力等により帳票作成サーバ200に接続した場合、端末装置100は、接続場所が窓口付近でないと判断する。端末装置100は、帳票作成サーバ200への接続場所が窓口付近ではないので(S810でNO)、作成された帳票データを帳票作成サーバ200へ送信せずに、記憶装置104に保存する(S812)。
上記のように、端末装置100がコード画像400を用いずに帳票作成サーバ200に接続した場合、作成された帳票データは、帳票作成サーバ200へ送信されずに、端末装置100に保存される。この場合、ユーザが帳票データの作成後に窓口付近へ行き、コード画像400を用いて帳票作成サーバ200に接続した際に、端末装置100に保存されている帳票データが帳票作成サーバ200に送信される。具体的には、図8のS801、S802に示した動作により端末装置100がコード画像400から読み取ったコード情報を用いて帳票作成サーバ200に接続した際、既に作成された帳票データが端末装置100に保存されている場合は、端末装置100は、S803以降の動作を行わず、保存されている帳票データを帳票作成サーバ200へ送信する。言い換えれば、既に作成された帳票データが端末装置100に保存されている状態で、コード画像400を用いて帳票作成サーバ200に接続したことを送信条件として、端末装置100に保存されている帳票データが帳票作成サーバ200に送信される。
<帳票作成サーバ200の動作>
図9は、帳票作成時の帳票作成サーバ200の動作を示すフローチャートである。帳票作成時の初期動作として、帳票作成サーバ200は、端末装置100から帳票の書式データおよび項目データの取得要求を受信すると、記憶装置211から書式データおよび項目データを読み出して端末装置100へ返送する。端末装置100において帳票データが作成されると、作成された帳票データは、端末装置100から帳票作成サーバ200へ送信される。
帳票作成サーバ200は、帳票データを受信すると(S901)、受信した帳票データを記憶装置211に保存すると共に業務サーバ300へ転送し、業務対象として登録する(S902、S903)。業務サーバ300は、帳票データが業務対象として登録された順にしたがって、窓口業務の業務担当者が使用する業務端末(図示せず)の表示装置に、帳票を表示する。業務担当者は、業務端末に表示された帳票を順次処理する。
図10は、帳票作成サーバ200における項目データの登録時の動作を示すフローチャートである。帳票作成サーバ200において、帳票の書式データが変更されたり、新たな帳票が作成対象とされたりする場合、新たな書式データにおいて用いられる新規の項目データが追加登録される。新規の項目データを登録する場合、まず、帳票作成サーバ200に項目データの候補が入力される。項目データの候補の入力は、例えば、帳票作成サーバ200の管理者が管理者用端末(図示せず)を用いて手動操作で行う。
帳票作成サーバ200は、項目データ候補の入力を受け付けると(S1001)、記憶装置211に保存されている項目データのうち、入力された項目データ候補と同一または類似の項目データを検索する(S1002)。そして、項目データ候補と同一または類似の項目データ(図では「該当する項目データ」と記載)が無い場合(S1003でNO)、帳票作成サーバ200は、入力された項目データ候補を新規の項目データとして登録して記憶装置211に保存する(S1006)。
一方、項目データ候補と同一または類似の項目データがあった場合(S1003でYES)、帳票作成サーバ200は、入力された項目データ候補と検索された項目データとを管理者用端末の表示装置に表示させ、管理者による編集を受け付ける(S1004)。項目データの編集方針は、帳票作成サーバ200における項目データの管理に関する仕様等に応じて具体的に定め得る。例えば、類似すると判断された複数の項目データを一の項目データに統一したり、相互に関連付けて一組の項目データ群として扱えるようにしたりすること等が考えられる。
管理者は、項目データの編集が完了すると、管理者用端末を操作して、項目データの編集が完了したことを示す情報を帳票作成サーバ200に送る。帳票作成サーバ200は、項目データの編集が完了すると、編集後の項目データを登録して記憶装置211に保存する(S1005、S1006)。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、端末装置100が帳票作成サーバ200から帳票の書式データを取得し、取得した書式データに情報を入力することで帳票を作成した。これに対し、第2の実施形態では、端末装置100においては帳票に入力されるべき情報を特定して帳票作成サーバ200へ送信し、帳票作成サーバ200において端末装置100から取得した情報を用いて帳票を作成する。
<システム構成>
第2の実施形態における帳票作成システム10の構成は、図1を参照して説明した第1の実施形態における帳票作成システム10の構成と同様である。第2の実施形態の帳票作成システム10は、端末装置100と、帳票作成サーバ200と、業務サーバ300とを備える。端末装置100は、コード画像400からコード情報を読み取り、読み取ったコード情報に含まれる接続情報を用いて帳票作成サーバ200に接続し得る。
<端末装置100の機能構成>
図11は、端末装置100の機能構成を示す図である。端末装置100は、図2に示したプロセッサ101がプログラムを実行することにより、画像解析機能121、接続場所特定機能122、帳票用情報作成機能123、デバイス制御機能124、ユーザ情報管理機能125の各機能を実現する。端末装置100の各機能を実現するプログラムは、例えば、図2に示したROM103や記憶装置104に格納される。図11に示す各機能のうち、画像解析機能121、接続場所特定機能122、デバイス制御機能124、ユーザ情報管理機能125の各機能は、図3を参照して説明した第1の実施形態における端末装置100の画像解析機能111、接続場所特定機能112、デバイス制御機能114、ユーザ情報管理機能115の各機能と同様である。
帳票用情報作成機能123は、帳票の作成において帳票に入力される情報である帳票用情報を作成する機能である。端末装置100は、帳票用情報作成機能123により、帳票作成サーバ200から帳票の項目データを取得する。端末装置100は、項目データを取得すると、例えば図2に示した記憶装置104から、取得した項目データの各項目に対応する情報を取得して帳票用情報を作成する。
帳票用情報は、ユーザ情報管理機能125に管理されているユーザに関する情報のうち、帳票作成サーバ200から取得した項目データに対応する情報の集合である。なお、端末装置100により作成される帳票用情報には、必ずしも帳票作成サーバ200から取得した全ての項目データに対応する情報が含まれるとは限らない。ある項目データに対応する情報がユーザ情報管理機能125に管理されている情報の中に存在しない場合、帳票用情報にはその項目データに対応する情報が含まれない。
また、端末装置100は、帳票用情報作成機能123により、作成した帳票用情報を、例えば図2に示した表示装置106に表示させる。帳票用情報の表示は、例えば、項目名と情報とを対応付けた一覧表示等としても良い。上記のように対応する情報の無い項目データがある場合、その項目データの項目名に対する情報は空欄となる。端末装置100のユーザは、この帳票用情報の表示を参照し、情報が無い項目に対して情報を入力することができる。端末装置100は、帳票用情報作成機能123により、この情報入力を受け付け、入力された情報を帳票用情報に追加する。そして、端末装置100は、作成された帳票用情報を、例えば図2に示した記憶装置104に格納して保存する。また、端末装置100は、予め定められた送信条件を満足する場合、作成された帳票用情報を、帳票作成サーバ200へ送信する。送信条件については後述する。
<帳票作成サーバ200の構成>
図12は、帳票作成サーバ200の構成を示す図である。帳票作成サーバ200は、記憶装置221と、制御装置222とを備える。図12に示す各機能のうち、記憶装置221は、図4を参照して説明した第1の実施形態における帳票作成サーバ200の記憶装置211と同様である。
制御装置222は、端末装置100からの要求を受け付けて、記憶装置221から帳票の項目データを読み出し、端末装置100へ送信する。また、第2の実施形態の帳票作成サーバ200における制御装置222は、帳票作成機能223を備える。制御装置222は、端末装置100から作成された帳票用情報を受信し、受信した帳票用情報を用いて帳票作成機能223により帳票を作成する。そして、制御装置222は、作成した帳票のデータを業務サーバ300へ送信する。制御装置222は、作成した帳票のデータを記憶装置221に格納して保存しても良い。
帳票作成機能223は、帳票作成サーバ200から取得した帳票の雛形を用いて帳票を作成する機能である。帳票作成サーバ200は、帳票作成機能223により、記憶装置221から帳票の書式データを読み出す。そして、帳票作成サーバ200は、読み出した書式データに端末装置100から取得した帳票用情報を入力して帳票を作成する。
<帳票用情報の作成場面>
ここで、第2の実施形態の帳票作成システム10における帳票作成の場面について説明する。本実施形態では、帳票の作成は、端末装置100により作成された帳票用情報を用いて、帳票作成サーバ200において行われる。一方、帳票用情報の作成は、端末装置100において行われる。また、端末装置100は、コード画像400を用いて帳票作成サーバ200に接続した場合に、帳票用情報を帳票作成サーバ200へ送信する。
第2の実施形態においても、端末装置100が帳票作成サーバ200に接続する方法として、コード画像400を用いる方法とコード画像400を用いない方法の何れかを取り得る。コード画像400を用いる方法では、端末装置100は、コード画像400から読み取った接続情報を用いて帳票作成サーバ200に接続する。コード画像400を用いない方法としては、ユーザが端末装置100において帳票作成サーバ200のURLを手動で入力したり、検索サービスを利用したりすることにより帳票作成サーバ200に接続する方法を取り得る。
第1の実施形態では、コード画像400の説明において、コード画像400を特定の場所に設置することにより、端末装置100が帳票作成サーバ200に接続する際にコード画像400を用いたか否かに応じて、接続場所を特定し得ることを述べた。以下では、第1の実施形態におけるコード画像400の設置場所の説明で用いた、帳票作成システム10を窓口業務に適用する例を用いて端末装置100の動作を説明する。
<端末装置100の動作>
図13は、帳票用情報の作成時の端末装置100の動作を示すフローチャートである。上述したように、端末装置100が帳票作成サーバ200に接続する方法には、コード画像400の接続情報を用いる方法とコード画像400を用いない方法とがある。ここでは、コード画像400を用いて接続することを前提として説明する。上述した帳票作成システム10を窓口業務に適用する例では、コード画像400は窓口付近に設けられている。したがって、端末装置100がコード画像400を用いて帳票作成サーバ200に接続した場合、この接続が窓口付近で行われたと判断される。
まず、端末装置100のユーザが、端末装置100のカメラ105を用いてコード画像400を撮影する。端末装置100は、画像解析機能121によりコード画像400を解析してコード情報を読み取る(S1301)。そして、端末装置100は、帳票用情報作成機能123により、読み取ったコード情報を用いて帳票作成サーバ200(図では「サーバ」と記載)に接続し(S1302)、帳票作成サーバ200から帳票の項目データを取得する(S1303)。
次に、端末装置100は、帳票用情報作成機能123等により、取得した項目データを表示装置106に表示し、各項目に対する情報の入力を受け付ける(S1304)。端末装置100は、まず、ユーザ情報管理機能125により、帳票作成サーバ200から取得した項目データに対応するユーザに関する情報を記憶装置104から読み出す。そして、端末装置100は、帳票用情報作成機能123により、記憶装置104から読み出した情報を含む帳票用情報の作成画面を表示装置106に表示する。この画面における情報の表示方法は、例えば、読み出した情報を項目に対応付けて並べた一覧表示等とし得る。ここで、ある項目に対応する情報が記憶装置104に保存されていない場合、その項目に対する情報の表示は空欄となる。
端末装置100のユーザは、端末装置100の入力装置107を操作し、表示装置106に表示された帳票用情報のうち、情報が未入力の項目を指定して情報を記入する。また、ユーザは、帳票用情報の作成画面において、既に情報が記入されている項目を指定し、記入されている情報を変更しても良い。端末装置100は、これらの操作を受け付けて、指定された項目に対応する情報を入力し、入力された情報を項目と共に表示する。
以上の操作を経て、帳票用情報の入力が完了すると、ユーザは、情報の入力が完了したことを示す完了操作を行う。完了操作は、例えば、表示装置106に帳票と共に表示された完了ボタンを選択することにより行っても良い。
端末装置100は、ユーザによる完了操作を受け付けると(S1305)、入力情報の不足があるか否かを判断する。具体的には、情報の入力が必須である項目のうち、情報が入力されていない項目があるか否かを判断する。そのような未入力の必須項目がある場合(S1306でYES)、端末装置100は、入力が必須であって未入力となっている項目があることを示すエラーメッセージを表示装置106に表示し(S1307)、S1304に戻って情報の入力を受け付ける。
一方、全ての必須項目に対して情報が入力された場合(S1306でNO)、端末装置100は、情報の確認画面を表示装置106に表示する(S1308)。確認画面は、例えば、項目と情報とを対応付けて並べた一覧表示等とし得る。ユーザは、確認画面を参照して入力内容を確認する。入力内容を修正する必要がある場合(S1309でYES)、ユーザは、表示装置106の表示を確認画面から帳票用情報の作成画面に戻す操作を行う。端末装置100は、このユーザ操作を受け付けると、S1304に戻って表示装置106に帳票用情報の作成画面を表示し、情報の修正のための入力を受け付ける。
入力内容を修正する必要が無い場合(S1309でNO)、端末装置100は、接続場所特定機能122により、帳票作成サーバ200への接続場所が窓口か否かを判断する。ここでは、S1301、S1302で説明したように、端末装置100から帳票作成サーバ200への接続にコード画像400から読み取ったコード情報が用いられたので、端末装置100は、接続場所が窓口付近であると判断する。端末装置100は、帳票作成サーバ200への接続場所が窓口付近であるので(S1310でYES)、作成された帳票用情報を帳票作成サーバ200へ送信し(S1311)、記憶装置104に保存する(S1312)。
端末装置100が、コード画像400を用いず、URLの手動入力等により帳票作成サーバ200に接続した場合、端末装置100は、接続場所が窓口付近でないと判断する。端末装置100は、帳票作成サーバ200への接続場所が窓口付近ではないので(S1310でNO)、作成された帳票用情報を帳票作成サーバ200へ送信せずに、記憶装置104に保存する(S1312)。
上記のように、端末装置100がコード画像400を用いずに帳票作成サーバ200に接続した場合、作成された帳票用情報は、帳票作成サーバ200へ送信されずに、端末装置100に保存される。この場合、ユーザが帳票用情報の作成後に窓口付近へ行き、コード画像400を用いて帳票作成サーバ200に接続した際に、端末装置100に保存されている帳票用情報が帳票作成サーバ200に送信される。具体的には、図13のS1301、S1302に示した動作により端末装置100がコード画像400から読み取ったコード情報を用いて帳票作成サーバ200に接続した際、既に作成された帳票用情報が端末装置100に保存されている場合は、端末装置100は、S1303以降の動作を行わず、保存されている帳票用情報を帳票作成サーバ200へ送信する。言い換えれば、既に作成された帳票用情報が端末装置100に保存されている状態で、コード画像400を用いて帳票作成サーバ200に接続したことを送信条件として、端末装置100に保存されている帳票用情報が帳票作成サーバ200に送信される。
<帳票作成サーバ200の動作>
図14は、帳票作成時の帳票作成サーバ200の動作を示すフローチャートである。帳票作成時の初期動作として、帳票作成サーバ200は、端末装置100から帳票の項目データの取得要求を受信すると、記憶装置221から項目データを読み出して端末装置100へ返送する。端末装置100において帳票用情報が作成されると、作成された帳票用情報は、端末装置100から帳票作成サーバ200へ送信される。
帳票作成サーバ200は、端末装置100から帳票用情報を受信すると(S1401)、記憶装置221から帳票の書式データを読み出し、読み出した書式データに端末装置100から取得した帳票用情報を記入して帳票を作成する(S1402)。そして、帳票作成サーバ200は、作成した帳票を記憶装置221に保存すると共に業務サーバ300へ転送し、業務対象として登録する(S1403)。業務サーバ300は、帳票データが業務対象として登録された順にしたがって、窓口業務の業務担当者が使用する業務端末(図示せず)の表示装置に、帳票を表示する。業務担当者は、業務端末に表示された帳票を順次処理する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態には限定されない。例えば、上記の実施形態では、端末装置100が帳票作成サーバ200に接続した際の接続場所を特定する手法として、主として、コード画像400の設置場所に基づいて判断する手法を説明した。これに対し、各種の測位システムや、コード画像400に場所の情報を記録しておく手法を用いることについても述べた。さらに、帳票の送信条件としてのコード画像400の読み取りと、接続場所を特定する手法とを分けても良い。具体的には、接続場所の特定については、例えば屋内測位システム等を用い、端末装置100がコード画像400を読み取って帳票作成サーバ200に接続した場合に、作成した帳票データや帳票用情報を帳票作成サーバ200へ送信することが考えられる。このようにすれば、例えば、端末装置100が窓口付近等の特定の場所で帳票作成サーバ200に接続したと判断された場合であっても、コード画像400を用いて接続したか否かに応じて帳票データや帳票用情報の送信、非送信を制御し得る。その他、本発明の技術思想の範囲から逸脱しない様々な変更や構成の代替は、本発明に含まれる。
10…帳票作成システム、100…端末装置、111、121…画像解析機能、112、122…接続場所特定機能、113…帳票作成機能、114、124…デバイス制御機能、115、125…ユーザ情報管理機能、123…帳票用情報作成機能、200…帳票作成サーバ、223…帳票作成機能、300…業務サーバ、400…コード画像

Claims (17)

  1. 帳票を作成する端末装置と、
    前記端末装置から前記帳票の送信を受け付けるサーバと、を備え、
    前記サーバは、前記端末装置からの要求に応じて、必要なユーザに関する情報の入力項目を示す項目データが付加された前記帳票の書式データを当該端末装置へ送信し、
    前記端末装置は、
    前記ユーザに関する情報を前記項目データと対応付けて自装置の記憶装置に保存し、
    自装置に保存されている前記ユーザに関する情報のうち、前記サーバから受信した前記書式データに付加されている前記項目データに該当する情報を、当該書式データにおける当該項目データに対応付けられた入力場所に入力して帳票を作成し、
    作成した前記帳票を前記サーバに送信することを特徴とする、帳票作成システム。
  2. 前記端末装置は、
    前記サーバに接続した場所を特定する機能を有し、
    予め定められた特定の場所で前記サーバに接続して前記帳票を作成した場合は作成した前記帳票を当該サーバに送信し、
    前記特定の場所以外の場所で前記サーバに接続して前記帳票を作成した場合は作成した前記帳票を当該サーバに送信しないことを特徴とする、請求項1に記載の帳票作成システム。
  3. 前記端末装置は、
    コード画像に記録されたコードを読み取る読み取り手段を備え、
    前記読み取り手段により前記特定の場所に設けられたコード画像から読み取ったコードにより前記サーバに接続した場合に、作成した前記帳票を当該サーバに送信することを特徴とする、請求項2に記載の帳票作成システム。
  4. 前記端末装置は、前記特定の場所以外の場所で前記サーバに接続して前記帳票を作成した場合、作成した前記帳票を前記記憶装置に保存することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の帳票作成システム。
  5. 前記端末装置は、前記特定の場所で前記サーバに接続した際に、前記特定の場所以外の場所で当該サーバに接続して作成した前記帳票を保存している場合、保存している当該帳票を当該サーバに送信することを特徴とする、請求項4に記載の帳票作成システム。
  6. 前記端末装置は、
    ユーザがユーザに関する情報を入力するための入力手段を備え、
    自装置に保存されている前記ユーザに関する情報の中に、前記書式データに付加されている前記項目データに該当する情報が無い場合に、前記入力手段による情報の入力を受け付け、入力された情報を、当該書式データにおける当該項目データに対応付けられた入力場所に入力することを特徴とする、請求項1に記載の帳票作成システム。
  7. 前記端末装置は、ユーザにより入力された前記項目データに該当する情報を、当該項目データに対応付けて前記記憶装置に保存することを特徴とする、請求項6に記載の帳票作成システム。
  8. ユーザに関する情報を保存する端末装置と、
    前記端末装置から帳票用の前記ユーザに関する情報を取得して帳票を作成するサーバと、を備え、
    前記サーバは、前記端末装置からの要求に応じて、前記帳票の作成に必要な情報の入力項目を示す項目データを当該端末装置へ送信し、
    前記端末装置は、
    前記ユーザに関する情報を前記項目データと対応付けて保存し、
    自装置に保存されている前記ユーザに関する情報のうち、前記サーバから受信した前記項目データに該当する情報を抽出し、前記帳票用の前記ユーザに関する情報として自装置の記憶装置に保存し、
    予め定められた送信条件を満足すると、前記帳票用の前記ユーザに関する情報を前記サーバへ送信することを特徴とする、帳票作成システム。
  9. 前記端末装置は、
    前記サーバに接続した場所を特定する機能を有し、
    予め定められた特定の場所で前記サーバに接続して前記項目データを取得した場合は、前記送信条件を満足して、当該項目データに基づく前記帳票用の前記ユーザに関する情報を当該サーバに送信し、
    前記特定の場所以外の場所で前記サーバに接続して前記項目データを取得した場合は、当該項目データに基づく前記帳票用の前記ユーザに関する情報を当該サーバに送信しないことを特徴とする、請求項8に記載の帳票作成システム。
  10. 前記端末装置は、
    ユーザが前記ユーザに関する情報を入力するための入力手段を備え、
    自装置に保存されている前記ユーザに関する情報の中に、前記項目データに該当する情報が無い場合に、前記入力手段による情報の入力を受け付け、入力された情報を、当該項目データに対応付けられた入力場所に入力することを特徴とする、請求項8に記載の帳票作成システム。
  11. 前記端末装置は、ユーザにより入力された前記項目データに該当する情報を、当該項目データに対応付けて前記記憶装置に保存することを特徴とする、請求項10に記載の帳票作成システム。
  12. コンピュータを制御して、
    記憶装置に、ユーザに関する情報と当該ユーザに関する情報を分類する項目データとを対応付けて保存させ、
    帳票の書式データを取得し、
    取得した前記書式データから項目データを抽出し、
    抽出した前記項目データに基づいて、前記記憶装置から、当該記憶装置に保存されている前記ユーザに関する情報のうち、当該項目データに該当する情報を読み出し、
    読み出した前記情報を前記書式データにおける前記項目データに対応付けられた入力場所に入力して帳票を作成することを特徴とする、プログラム。
  13. 前記コンピュータを制御して、
    前記書式データを取得した場所を特定し、
    予め定められた特定の場所で前記書式データを取得した場合は作成した前記帳票を特定の外部装置に送信すると共に、当該帳票を記憶装置に保存させ、
    前記特定の場所以外の場所で前記書式データを取得した場合は作成した前記帳票を前記外部装置に送信せずに、当該帳票を記憶装置に保存させることを特徴とする、請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記コンピュータを制御して、
    前記特定の場所に設けられたコード画像を読み取って得られた情報を用いて前記書式データを取得した場合に、作成した前記帳票をサーバに送信することを特徴とする、請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記コンピュータを制御して、
    前記特定の場所で前記書式データを取得した際に、当該書式データと同一の書式データを用いて作成した帳票を前記記憶装置に保存している場合、保存している当該帳票をサーバに送信することを特徴とする、請求項13に記載のプログラム。
  16. 前記コンピュータを制御して、
    前記記憶装置に保存されている前記ユーザに関する情報の中に、前記書式データに付加されている前記項目データに該当する情報が無い場合に、ユーザによる当該項目データに該当する情報の入力を受け付け、入力された情報を、当該書式データにおける当該項目データに対応付けられた入力場所に入力することを特徴とする、請求項12に記載のプログラム。
  17. 前記コンピュータを制御して、
    ユーザにより入力された前記項目データに該当する情報を、当該項目データに対応付けて前記記憶装置に保存することを特徴とする、請求項16に記載のプログラム。
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