JP2023038913A - ナセルカバーパネル - Google Patents

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Abstract

【解決手段】本開示は、ナセルカバーパネル及びナセルカバーアセンブリに関する。ナセルカバーパネルは、風力タービンのナセルに取り付けられるように構成される。さらに、ナセルカバーパネルは、少なくとも外側屋根面と内側面とを含む複合パネルと、複合パネルに連結された構造フレームとを含む。ナセルアセンブリを提供する方法も開示される。【選択図】図3

Description

本開示は、風力タービンナセルに関する。より詳細には、本開示は、複合パネルを構造フレームに結合するように構成されたインターフェースプレートであるナセルカバーパネル、及びそれを含むナセルカバーアセンブリに関する。本開示はさらに、風力タービン用のナセルアセンブリを提供する方法に関する。
風力タービンは、一般に電力網に電力を供給するために使用されている。この種の風力タービンは、一般に、タワーと、タワー上に配置されたロータとを含む。ロータは、典型的には、ハブ及び複数のブレードを含み、ブレードに対する風の影響下で回転するように設定される。この回転は、通常、ロータ軸を介して発電機に伝達されるトルクを、直接的に「直接駆動の」又は「ギアレスの」、或いはギアボックスを使用して発生させる。このようにして、発電機は電力網に供給することができる電気を発生させる。
風力タービンは過去数十年にわたって急速に進化してきており、風力タービンの部品は、より高い負荷や悪天候に耐えるように改良されてきた。風力タービンナセルは、ドライブトレイン(drive train)やその他のタワートップ部品を収納し、降水、ほこり、紫外線、落雷などの外部要因からそれらを保護する。さらに、風力タービンナセルは、一般に、発電機内の空気流の入口及び出口を提供する。ブレードが受ける風の力、ドライブトレーン(駆動列)が発する熱に耐え、資格を持つ作業員のための作業プラットフォームを提供する。
ナセルとローターを風向に合わせて維持するため、ナセルは一般的にヨーベアリング(yaw bearing)の上に置かれ、回転することができる。ナセルによって規定される比較的大きな体積及び内部自由体積を最大化させるために、ナセルカバーは、少なくともいくつかの位置で、ナセルの構造的構成要素から遠く離れている可能性があり、したがって、それ自体で風力タービン運転中の過酷な負荷に耐える必要がある。この荷重には、例えば、冷却システム及び手すりの荷重、いくつかの確立された支持点における潜在的な避難又は救助手順に関連する荷重、1つ以上のフレックスクレーン(flexi-cranes)又は歩行者エリアの重量、等が含まれる。
ナセルカバーは、ナセルにカバーを提供するために組み立てられた単一のピース又は複数のピースを含むことができる。ナセル及びナセルカバーは、組立工場で組み立てられてもよいし、現場で組み立てられてもよい。さらに、場合によっては、ナセルカバーをタワーの上方に組み立てることができ、これは、ナセルカバー(1個又は複数個)をクレーンによって少なくとも風力タービン基部から風力タービンのナセルまで運搬することができることを意味する。したがって、これらの輸送作業の間、ナセルカバーは、専用の吊り上げポイントから吊るされたときに、自身の重量に耐える必要がある。
ナセルカバーは一般的に複合材料から構成され、サイズ、内部及び外部の幾何学的形状、及び重量に関する要件を満たすために樹脂注入ガラス繊維複合材料で製造されることが多い。ガラスファイバーエポキシ又は他の組み合わせなどの複合材料は、ナセルカバーの全体的な重量を減少させることができるが、それらに作用する上述の荷重に耐える構造的な完全性を有していない可能性がある。このため、ナセルカバーは、いくつかの位置で風力タービンのナセルフレームに機械的に結合することができ、これにより構造的な剛性が得られる。
ナセルカバーをナセルフレームに結合することは、一般に、非常に時間がかかり、部品の位置合わせの面倒なプロセスを伴う。さらに、一般的に、ナセルカバーは、外部のナセル部品からナセルフレームに荷重を伝達する必要があり、これにより、ナセルカバーに穴が開いてしまう可能がある。海洋環境ではナセル内の風力発電機部品がすぐに腐食してしまうため、メンテナンスの頻度や部品の交換の必要性が高くなる。そのため、ナセルの組み立ての際には、ナセル内部に漏れがないことを確認するために、すべての穴を塞ぐことが必要になる場合がある。その結果、複雑で面倒な作業が発生し、密閉箇所の数が増えることで問題が深刻化する。したがって、ナセルの組み立ての間、作業員は、後にナセル内部に漏れがないことを確認するために、全ての孔をシールすることが要求され得る。これは、複雑で厄介なタスクをもたらし、シーリングポイントの数が増加すると問題が悪化する。
本開示は、上述の欠点のいくつかを少なくとも部分的に克服する方法及びシステムを提供する。
本開示の一態様において、風力タービン用のナセルカバーパネルが提供される。本開示のナセルカバーパネルは、風力タービンのナセルに取り付けられるように構成され、複合パネルと構造フレームとを含む。複合パネルは、少なくとも外側屋根面(outer roof surface:外側ルーフ表面)と内側面とを含み、構造フレームは、内側面で複合パネルに結合される。
この態様によれば、ナセルカバーアセンブリが、硬化中に変形を被ることのない構造フレームからなることで、それが取り付けられ得るナセルフレームへの接続点のより正確な位置を提供し得る。これにより、ナセルカバーと風力発電機ナセルの残りの構造体との組み立てを簡略化し、より時間をかけないようにすることができる。構造フレームは複合パネルに結合され、既製のユニットとして提供されるため、ナセルの組み立て時間を短縮でき、確実で信頼性の高い接続を可能にする。
本開示のさらなる態様では、複合パネルを構造フレームに結合するように構成されたインターフェースプレートが提供される。インターフェースプレートは、複合パネル開口部で複合パネルを構造フレームに連結する。さらに、インターフェースプレートは、ファスナ(締結具)を受容する複数の孔と、複合パネルの実質的に平坦な表面に接触し、開口部を少なくとも部分的にシールするように構成されたフランジとを含む。
この態様によれば、インターフェースプレートは、ナセルの外部からナセル構造フレームへの強固な構造的結合を提供する。したがって、ナセルの上部に位置する任意のナセル外部構成要素をインターフェースプレートに接続することができる。この接続により、複合材パネルに作用する主な荷重を軽減することができる。さらに、インターフェースプレートは、複合パネルと構造フレームとの間の高速で信頼性のある結合を促進し、また、ナセル内部の漏れのリスクを軽減する。
さらなる態様において、ナセルアセンブリを提供する方法が提供される。本方法は、ナセルベースコンポーネントを提供することと、少なくとも外側屋根面と内側面とを含む複合パネルと、複合パネルに結合された構造フレームとを含むナセルカバーパネルを提供することとを含む。さらに、この方法は、複合パネルに結合された構造フレームを介してナセルカバーパネルにナセルベース構成要素を固定することも含む。
この追加の態様によれば、ナセルアセンブリが組み立てられるが、その組み立ては複合部品に頼らず、幾何公差をかなり小さくすることができる構造フレームに依存するものである。ナセルの残りの部分との組み立ては、簡素化され、組み立てラインでの時間がより短くなる。
したがって、ナセルカバーパネルをナセルベース構成要素に固定することは、より信頼性の高いプロセスをもたらすことができる。その結果、クレーン又は他の任意の持ち上げ手段の使用は、従来の方法よりも効率的であり得、したがって、組立プロセスは、より速く、より安価であり得る。さらに、ナセルアセンブリが、個々のナセルカバーパネルをメンテナンス、交換又はアップグレードのために取り外すことができるナセルカバーアセンブリを含むという事実は、より汎用性の高いナセルアセンブリをもたらす。したがって、この態様によるさらなる利点は、戦略的又は操作上の理由により、ナセルカバーパネルの一時的又は恒久的な交換が簡単であることである。
本開示を通して、用語「屋根表面」及び「外側屋根表面」は区別なく使用され、ナセルに対する外側表面を指す。
本開示の実施形態のさらなる目的、利点及び特徴は、明細書を検討すると当業者に明らかになるであろうし、又は実施によって習得されてもよい。
風力タービンの一例の斜視図を概略的に示す。 風力タービンのハブ及びナセルの一例を示す。 複数のナセルカバーパネルを含むナセルカバーアセンブリの一例の斜視図を概略的に示す図である。 単一のナセルカバーパネルを含むナセルカバーアセンブリの一例の斜視上面図を概略的に示す。 図4Aに示すナセルカバーアセンブリの斜視底面図を図式的に示す。 ナセルベースの既存のフレーム上のナセルカバーアセンブリの別の例の縦断面を含む斜視下面図を概略的に示す。 ナセルカバーパネルと外部ナセル部品とに結合されたインターフェース位置の詳細断面図を模式的に示す図である。 ナセルアセンブリの一例の斜視図を概略的に示す。 ナセルアセンブリを提供するための方法の一例のフローチャートを示す。
ここで、本開示の実施形態を詳細に参照し、その1つ以上の例を図面に示す。各例は、制限としてではなく、説明として提供されている。実際、本開示において、教示の範囲又は精神から逸脱することなく、様々な修正及び変更を行うことができることは、当業者には明らかであろう。例えば、1つの実施形態の一部として図示又は説明される特徴を別の実施形態とともに使用して、さらに別の実施形態を得ることができる。従って、本開示は、添付の特許請求の範囲及びそれらの等価物の範囲内にあるような修正及び変形を包含することが意図される。
図1は、風力タービン10の一例の斜視図である。この例では、風力タービン10は水平軸風車である。或いは、風力タービン10は、垂直軸風力タービンであってもよい。実施例では、風力タービン10は、地面12上の支持システム14から延びるタワー15と、タワー15上に取り付けられたナセル16と、ナセル16に結合されたロータ18とを含む。ロータ18は、回転可能なハブ20と、ハブに結合され、ハブ20から外側に延びる少なくとも一つのロータブレード22とを含む。この例では、ロータ18は三つのロータブレード22を有する。別の実施形態では、ロータ18は、3つ以上又は3つ未満のロータブレード22を含む。タワー15は、支持システム14とナセル16との間にキャビティ(空洞)(図1には示されていない)を画定するために管状鋼から製造されてもよい。代替実施形態では、タワー15は、任意の適切な高さを有する任意の適切なタイプのタワーである。別の方法によれば、タワーは、コンクリート製部分と管状鋼部分とを含むハイブリッドタワーであり得る。また、タワーは、部分的又は完全な格子タワー(ラティスタワー)にすることもできる。
ローターブレード22は、ローター18を回転させることにより運動エネルギーを風から利用可能な機械エネルギー、ひいては電気エネルギーに変換できるようにするために、ハブ20に対して間隔を置いて配置されている。ローターブレード22は、複数の負荷伝達領域(荷重伝達領域)26においてブレード根元部分24をハブ20に結合することにより、ハブ20に嵌合される。負荷伝達領域26は、ハブ負荷伝達領域とブレード負荷伝達領域(いずれも図1には示されていない)とを有していてもよい。ロータブレード22に誘起された荷重/負荷は、負荷伝達領域26を介してハブ20に伝達される。
実施例では、ロータブレード22は、約15メートル(m)から約90メートル以上の範囲の長さを有することができる。ロータブレード22は、風力タービン10が本明細書に記載されるように機能することを可能にする任意の適切な長さを有することができる。例えば、ブレード長の非限定的な例としては、20m以下、37m、48.7m、50.2m、52.2m、又は91mを超える長さが挙げられる。風向28から風がロータブレード22に当たると、ロータ18はロータ軸30を中心に回転する。ロータブレード22が回転して遠心力を受けると、ロータブレード22もまた種々の力及びモーメントを受ける。このように、ロータブレード22は、中立位置又は非偏向位置から偏向位置まで偏向及び/又は回転することができる。
さらに、ローターブレード22のピッチ角、すなわち風向きに対するローターブレード22の向きを決定する角度をピッチシステム32によって変更し、風ベクトルに対する少なくとも1つのローターブレード22の角度位置を調整することによって、風力タービン10によって発生する負荷および電力を制御してもよい。ローターブレード22のピッチ軸34が示されている。風力タービン10の運転中、ピッチシステム32は、ロータブレード22のピッチ角を、ロータブレード(の一部)の迎え角が減少し、回転速度の減少を容易にし、かつ/又はロータ18の失速を容易にするように、変更することができる。
この例では、各ロータブレード22のブレードピッチは、風力タービン制御装置36又はピッチ制御システム80によって個別に制御される。或いは、すべてのロータブレード22のブレードピッチを、この制御システムによって同時に制御してもよい。
さらに、本実施例では、風向28が変化するにつれて、ナセル16のヨー方向がヨー軸38を中心に回転して、風向28に対してロータブレード22を位置決めしてもよい。
実施例では、風力タービン制御装置36は、ナセル16内に集中しているように示されているが、風力タービン制御装置36は、風力タービン10全体、支持システム14上、風力発電所内、及び/又は遠隔制御センターにおける分散システムであってもよい。風力タービン制御装置36は、本明細書に記載の方法及び/又はステップを実行するように構成されたプロセッサ40を含む。さらに、本明細書に記載される他の構成要素の多くは、プロセッサを含む。
本明細書で使用される「プロセッサ」という用語は、コンピュータとして当該技術分野で参照される集積回路に限定されるものではなく、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロコンピュータ、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)、特定用途向け集積回路、及び他のプログラマブル回路を広く意味し、これらの用語は本明細書では互換的に使用される。プロセッサ及び/又は制御システムは、メモリ、入力チャネル及び/又は出力チャネルも含むことができることを理解されたい。
図2は、風力タービン10の一部の拡大断面図である。実施例では、風力タービン10は、ナセル16と、ナセル16に回転可能に結合されたロータ18とを含む。具体的には、ロータ18のハブ20は、メインシャフト(主軸)44、ギアボックス46、高速シャフト48及びカップリング50により、ナセル16内に位置する発電機42に回転自在に連結されている。この例では、メインシャフト44は、ナセル16の長手方向軸線(図示せず)と少なくとも部分的に同軸に配置されている。メインシャフト44の回転によりギアボックスが駆動され、ギアボックス46は、ロータ18及びメインシャフト44の比較的遅い回転運動を、高速シャフト48の比較的速い回転運動に変換することにより、その後高速シャフト48を駆動する。後者は、カップリング50の助けを借りて電気エネルギーを生成するために発電機42に接続される。さらに、変圧器(トランス)90及び/又は適切な電子機器、スイッチ及び/又はインバータをナセル16内に配置して、400Vから1000Vの間の電圧を有する発電機42によって生成された電気エネルギーを中電圧(10-35KV)を有する電気エネルギーに変換することができる。この電気エネルギーは、ナセル16からタワー15へ電力ケーブルを介して伝導される。
ギアボックス46、発電機42及び変圧器90は、オプションとしてメインフレーム52として具体化されるナセル16のメイン支持構造フレームによって支持され得る。ギアボックス46は、一つ以上のトルクアーム103によってメインフレーム52に接続されるギアボックスハウジングを含むことができる。実施例では、ナセル16はまた、主前方支持ベアリング60及び主後方支持ベアリング62を含む。さらに、特に、発電機42の振動がメインフレーム52に導入されて騒音放出源となることを防止するために、デカップリング支持手段54によって発電機42をメインフレーム52に取り付けることができる。
任意選択的に、メインフレーム52は、ロータ18の重量及びナセル16の構成要素、並びに風及び回転負荷によって生じる全負荷を担持し、さらにこれらの負荷を風力タービン10のタワー15に導入するように構成される。ロータシャフト44、発電機42、ギアボックス46、高速シャフト48、カップリング50、及び、これらに限定されるものではないが、支持体52、前方支持ベアリング60及び後方支持ベアリング62を含む関連する締結、支持、及び/又は固定装置は、ドライブトレーン(駆動列)64と称されることがある。
いくつかの例では、風力タービンは、ギアボックス46のない直接駆動風力タービンであってもよい。発電機42は、直接駆動風力タービンのロータ18と同じ回転速度で動作する。したがって、それらは一般に、ギアボックスを有する風力タービンよりも同量の電力を供給するためのギアボックス46を有する風力タービンで使用される発電機よりもはるかに大きな直径を有する。
ナセル16はまた、ナセル16を回転させ、それによってロータ18もヨー軸38を中心に回転させて、風向28に対するロータブレード22の遠近を制御するために使用されるヨー駆動機構56を含むことができる。
ナセル16を風向28に対して適切に位置決めするために、ナセル16は、風向計及び風速計を含むことができる少なくとも一つの気象測定システム58を含むこともできる。気象測定システム58は、風向28及び/又は風速を含む情報を風力タービン制御装置36に提供することができる。この例では、ピッチシステム32は、少なくとも部分的に、ハブ20内にピッチアセンブリ66として配置される。ピッチアセンブリ66は、一つ以上のピッチ駆動システム68及び少なくとも一つのセンサ70を含む。各ピッチ駆動システム68は、ピッチ軸34に沿ってロータブレード22のピッチ角を調整するために、各ロータブレード22(図1に示す)に結合されている。図2には、3つのピッチ駆動システム68のうちの1つのみが示されている。
この例では、ピッチアセンブリ66は、それぞれのロータブレード22をピッチ軸34の周りに回転させるために、ハブ20及びそれぞれのロータブレード22(図1に示す)に結合された少なくとも1つのピッチベアリング72を含む。ピッチ駆動システム68は、ピッチ駆動モータ74と、ピッチ駆動ギアボックス76と、ピッチ駆動ピニオン78とを含む。ピッチ駆動モータ74は、ピッチ駆動モータ74がピッチ駆動ギアボックス76に機械力を付与するようにピッチ駆動ギアボックス76に結合されている。ピッチ駆動ギアボックス76は、ピッチ駆動ピニオン78がピッチ駆動ギアボックス76によって回転するように、ピッチ駆動ピニオン78に結合されている。ピッチベアリング(ピッチ軸受)72は、ピッチ駆動ピニオン78の回転によってピッチベアリング72が回転するように、ピッチ駆動ピニオン78に結合されている。
ピッチ駆動システム68は、風力タービンコントローラ36から一つ以上の信号を受け取ると、ロータブレード22のピッチ角を調整するために、風力タービンコントローラ36に結合される。実施例では、ピッチ駆動モータ74は、電力及び/又は油圧システムによって駆動される任意の適切なモータであり、ピッチアセンブリ66が本明細書に記載されるように機能することを可能にする。或いは、ピッチアセンブリ66は、限定されるものではないが、油圧シリンダ、スプリング、及び/又はサーボ機構などの任意の適切な構造、構成、配置、及び/又は構成要素を含むことができる。特定の実施形態では、ピッチ駆動モータ74は、ハブ20の回転慣性及び/又は風力タービン10の構成要素にエネルギーを供給する蓄積エネルギー源(図示せず)から抽出されたエネルギーによって駆動される。
ピッチアセンブリ66はまた、特定の優先付けされた状況の場合及び/又はロータ18の過速度の間に、風力タービンコントローラ36からの制御信号に従ってピッチ駆動システム68を制御するための一つ以上のピッチ制御システム80を含むことができる。この例では、ピッチアセンブリ66は、風力タービンコントローラ36から独立してピッチ駆動システム68を制御するために、それぞれのピッチ駆動システム68に通信可能に結合された少なくとも一つのピッチ制御システム80を含む。この例では、ピッチ制御システム80は、ピッチ駆動システム68及びセンサ70に結合されている。風力タービン10の通常運転中に、風力タービンコントローラ36は、回転翼22のピッチ角を調整するためにピッチ駆動システム68を制御することができる。
一実施形態によれば、例えば、バッテリ及び電気コンデンサを含む発電機84がハブ20の内部又は内部に配置され、センサ70、ピッチ制御システム80、及びピッチ駆動システム68に結合されて、これらの構成要素に電力源を提供する。実施例では、風力発電機84は、風力タービン10の運転中にピッチアセンブリ66に電力の継続的な供給源を提供する。別の実施形態では、発電機84は、風力タービン10の電力損失事象(electrical power loss event)の間にのみピッチアセンブリ66に電力を供給する。電力損失事象は、電力グリッドの損失又はディップ、風力タービン10の電気システムの誤動作、及び/又は風力タービンコントローラ36の故障を含むことができる。電力損失事象の間、発電機84は、電力損失事象の間、ピッチアセンブリ66が動作できるように、ピッチアセンブリ66に電力を提供するように動作する。
この実施例では、ピッチ駆動システム68、センサ70、ピッチ制御システム80、ケーブル、及び発電機84は、ハブ20の内面88によって画定されたキャビティ(空洞)86内にそれぞれ配置されている。別の実施形態では、構成要素は、ハブ20の外側屋根面に対して配置され、外側屋根面に直接又は間接的に結合され得る。
図3は、風力タービン用のナセルカバーアセンブリ100の概略斜視図である。図3は、風力タービンのナセル内に取り付けられるように構成され、少なくとも外側屋根面110’及び内側面110’’を含む3つのナセルカバーパネル110,120,130と、内側面で複合パネル110,120,130に結合された構造フレーム(参照番号112で図4Bに示される)とを含むナセルカバーアセンブリ100を示す。
図3の例に見られるように、ナセルカバーアセンブリ100は、1つ又は複数のナセルカバーパネル110,120,130の各々に1つ又は複数の構造フレームを有する1つ又は複数のナセルカバーパネル110,120,130によって形成されてもよく、その結果、ナセルカバーアセンブリ100は、一緒に、実質的にナセルの上面全体を覆う。この例の構造フレームは、ナセルカバーパネル110,120,130の内側面110’’に結合されているので、図では見えないことに留意されたい。
ナセルカバーアセンブリ100が、ナセルカバーパネル110,120,130の複数によって形成され得るという事実は、モジュール構成を提供することができ、これにより、ナセルカバーアセンブリ100の特定の部分が、メンテナンスのために除去することができ、及び/又は新しいカバーのために、又はアップグレードされたカバーのために交換することができる。代替的に、ナセルカバーアセンブリ100は、ナセル上面の全部又は一部にまたがる単一の複合パネルによって形成されてもよい。
前述したように、サイズ、内部及び外部の幾何学的形状、及び重量の要件を満たすために、ナセルカバーパネル110,120,130は、ガラス繊維及び/又はポリエステル樹脂を含むことができる。ナセルカバーパネル110,120,130は、他の繊維及び樹脂、例えば炭素繊維、バサルト繊維(Basalt Fiber)又はアラミド繊維、並びにとりわけエポキシ又はビニルエーテル樹脂を追加的に又は代替的に含むことができる。
さらに、図3は、ナセルカバーパネル110,120,130が1つ以上のインターフェースプレート113をさらに含むことができることを示している。また、この例では、ナセルカバーパネル110,120,130は、外側屋根面110’、120’、130’に一つ以上の開口部104を有する複合パネルを含む。一つ以上の開口104は、構造フレームに機械的に接続されるように構成された一つ以上のインターフェースプレート113を受け入れるように構成されている。
この例では、すべてのインターフェースプレート113が図示されているわけではない。開口部104及びインターフェースプレート113の数及び配置は、構造的剛性要件及び/又はそれらの上の外部ナセル構成要素のために、風力タービンの異なるナセルカバーパネル110,120,130において異なる場合がある。インターフェースプレート113の構造及び機能については、特に図6を参照して後述する。複合パネル及びインターフェースプレート113のすべての特徴は、ナセルカバーパネル110,120,130又はそれを含むナセルカバーアセンブリ100に含めることができ、その逆も可能であることに留意されたい。
図4A及び図4Bは、それぞれ、ナセルカバーアセンブリ100の一例の概略斜視上面図及び底面図である。この例では、ナセルカバーアセンブリ100は、複合パネルに結合された構造フレーム112が複合パネル内側面110’’から少なくとも部分的に突出している単一のナセルカバーパネル110を含む。構造フレーム112は、構造フレーム112を風力タービンナセル16内に配置された既存のフレーム(existing frame)115(図5に示される)に連結する支持ゾーン114を含む。
また、図4Bは、構造フレーム112の配置を示しており、本例では、構造梁(structural beams)の略直交格子を形成している。しかしながら、構造フレーム112を形成する要素の他の配置も可能であり、例えば、梁断面間の非直線角を有するか、又は梁(ビーム)の代わりに強化リブを有する。構造フレーム112は、ナセルカバーに強度及び剛性を提供する。したがって、構造フレーム112は、複合パネル材料よりも大きな強度及び剛性を有する材料で構成することができる。ここで、強度は最大引張強さ(ultimate tensile strength)とみなすことができ、剛性はより高い弾性係数を有するものとして表すことができる。
構造フレーム112は、炭素鋼で形成することができる。鋼組成中の炭素の割合は、高い性能基準を維持しながら生産コストを最小化するために、アセンブリの特定の要件に応じて変化させることができる。さらに、他の金属合金、特に他の鋼合金も、構造フレームの特定の構成要素及びその主梁(main beams)の両方に使用することができる。或いは、構造フレーム112は、繊維プロファイル、より正確には、引き抜き繊維プロファイル、及び金属と繊維プロファイルの組み合わせから作られてもよい。
さらに、図4A及び図4Bの例のナセルカバーアセンブリ100は、ナセルカバーパネル110が、カバーパネルの厚さに対して実質的に垂直に、すなわちナセルの長さ及び/又は幅方向に延びる一つ又は複数の側面111を含むこともできることを示す。これらの側面111は、ナセルの内部容積を横方向に閉じることを可能にする。そうするために、側面111は、風力タービンナセルケーシング(特にその側壁)、ナセルベース、又はナセル16の他の要素に結合するための受容部(レセプタクル)及び/又はファスナ(締結具)を備えて、ナセル16の内部を大気外部の危険要因から少なくとも部分的に隔離することができる。
図5は、ナセルカバーアセンブリ100の模式的な透視底面図である。図に示されるように、ナセルカバーアセンブリ100は、ナセル16の既存のフレーム115上に取り付けられてもよい。これらの図では、縦方向の断面図が特定の要素をより詳細に示している。より詳細には、構造フレーム112が矩形の中空断面を有する梁116を含むことを示している。さらに、長手方向の断面は、インターフェースプレート113及びその上部側からの冷却システム117との結合、及び下部側からの構造フレーム112との結合のより詳細な図を提供する。
インターフェースプレート113は、図6を参照してより詳細に説明されるが、構造フレーム112と、外側屋根面110’上に位置する冷却システム117などの外部ナセル構成要素との間の接続要素を表す。したがって、冷却システム117、及びナセルカバーアセンブリ100の上部に取り付けられた他の要素、すなわち、手すり、持ち上げ箇所(lifting points)、クレーン、又は他のものは、インターフェースプレート113を介して構造フレーム112に結合されてもよい。これにより、インターフェースプレート113に作用する荷重が構造フレーム112に伝達され、複合パネルに過剰な負荷がかかることはない。この目的のために、一つ又は複数のインターフェースプレート113は、一つ又は複数の貫通孔及びファスナを含むことができ、構造フレームは、図6に関連して説明されるように、ファスナを使用してインターフェースプレート113を構造フレーム112に機械的に取り付けるための受容部を含むことができる。
図5に示される実施例では、冷却システム117は、冷却システム117をインターフェースプレート113に固定するためのコネクタ119を備える。同じ原理をインターフェースプレート113を介してナセルカバーアセンブリ100又はナセルカバーパネル110に接続され得る他の任意の外部構成要素にも適用することができる。
さらに、図5は、構造フレーム112と、支持ゾーン114を介してナセル16内の既存フレーム115との間の取り付けを示している。支持ゾーン114は、例えば、取り付け共通項で一括されるグループによって、又は図示の例では、実質的に平坦なプレートとして形成することができる。カバーアセンブリの構造フレーム112をナセルの内部フレーム115に結合するのを容易にする任意の取り付け具(アタッチメント)又は継ぎ手(fitting)を使用することができる。
図6は、ナセルカバーアセンブリ100又は複合ナセルパネル110を構造フレーム112に結合するように構成されたインターフェースプレート113の詳細な断面図を概略的に示す。この例では、インターフェースプレートは、複合パネル開口104内に配置され、ファスナ118を受け入れる孔131を含み、構造フレーム112は、中空の矩形梁116と、ファスナ118を受け入れ、インターフェースプレート113を構造フレーム112に機械的に取り付けるための接続プレート113’とを含む。インターフェースプレートは、インターフェースプレートを貫通して延びることができ、ファスナ118を受け入れるように構成され得る孔131を含む。また、インターフェースプレート113の孔131は、接続プレート113’の孔(例えばブラインドホール)と一致していてもよい。インターフェースプレート113の孔131は、インターフェースプレート113及び外側屋根面110’(すなわち、手すり、冷却システム、又はその他)の上部に位置する任意の外部ナセル構成要素を構造フレーム112に結合するためのファスナー118を受け入れるように構成することができる。
インターフェースプレート113の孔131又は接続プレート113’の孔は、ファスナーのそれぞれのねじ山に一致する内ねじを有してもよい。本例では、内ねじは連結プレート113’の孔にある。他の例では、インターフェースプレート113は、構造フレーム112への接続専用の孔のセットと、任意の外部ナセル構成要素への接続用の別の孔のセットとを含むことができる。
さらに、図6は、インターフェースプレート113が、ナセルカバーアセンブリ100又はナセルカバーパネル110の実質的に平坦な表面に接触するように構成されたフランジ134を含むことができることを示している。従って、フランジ134は、複合パネルの外側屋根面110’上に少なくとも部分的に位置するように配置される。インターフェースプレートのフランジ134は、複合屋根パネルに重なってもよい。フランジ134は、外部からナセル16への破片及び/又は水の侵入を低減することができる接触領域(contact area)を提供する。
さらに、他の例では、インターフェースプレート113は、複合パネル屋根面110’上に少なくとも部分的に配置(sit)され、複合ナセルパネル開口104を少なくとも部分的にシールするように配置されたガスケットを含むことができる。追加のシール障壁を提供するために、さらなる例では、インターフェースプレート113は、1つ以上のインターフェースプレート113を機械的又は化学的にナセルカバーパネル110又はナセルカバーアセンブリ100に取り付けるための接着要素を含むことができる。
さらに、孔131は、全体的に又は部分的に、シール材及び又はガスケットを受容するように構成された凹部133によって囲まれて、インターフェースプレート113と接続プレート113’との間の接続を少なくとも部分的にシールすることができる。図6に示す例では、構造フレーム112の接続プレート113’は、接続プレート113’を複合パネルの内側面110’’に接続する構造接着剤を受け入れるように構成された凹部132をさらに含む。
上述のように、インターフェースプレート113は、ナセル外部構成要素から既存のフレーム115への荷重伝達(負荷伝達)を提供することができる。したがって、インターフェースプレート113は、内部の既存のフレーム115に荷重を効果的に伝達するのに十分な強度及び剛性を有する材料で形成することができる。さらに、インターフェースプレート113は、天候及び大気状態、例えば海洋環境にさらされることができるので、インターフェースプレート113は、非腐食性材料で作られてもよい。
更なる実施例では、インターフェースプレート113はステンレス鋼で作られてもよい。より具体的には、マリングレードステンレス鋼(marine grade stainless steel)から製造することができる。このような材料、典型的にはモリブデンを含有する材料から作製されたインターフェースプレート113は、海水中の塩の腐食作用に抵抗することができ、メンテナンスを減少させ、構成要素の寿命を長くすることができる。
図6では、構造フレームは、中空の矩形梁116と接続プレート113’とを含むように示されている。しかしながら、他の幾何学的形状を有する梁、又は中空梁以外の要素を含む構造フレームさえも使用することができる。
インターフェースプレート113は、外部荷重を支持ゾーン114を介して構造フレーム及び既存のナセルフレーム115(風力タービンナセル16の内側)に直接伝達することができ、その構成により水密性を高めることができる。さらに、インターフェースプレート113を組立ラインに設置することができるという事実は、現場で又は組立工程の最後に検査することができるナセルカバーアセンブリ100又はナセルカバーパネル110の接続点の数をかなり減少させ、最終組立時間を減少させることができる。
図7は、ナセルアセンブリ200の一例の斜視図である。この例では、ナセルアセンブリ200は、概略的に示すナセルベースコンポーネント210と、ナセルカバーアセンブリ100とを含み、ナセルカバーアセンブリ100は、複合パネルを含み、少なくとも外側屋根面110’と内側表面とを含むナセルカバーパネル110を含む。ナセルカバーパネル110は、複合パネルに結合された構造フレーム112と、一つ以上のインターフェースプレート113とを含む。さらに、複合パネルの外側屋根面110’は、構造フレームと結合する一つ以上のインターフェースプレート113を受け入れる一つ以上の開口部104を含む。構造フレームは、複合パネルの内側表面に配置され、したがって外側屋根表面110’の下に隠れていることに注意されたい。
この例では、ナセルカバーアセンブリ100の上部に手すり122が取り付けられており、コネクタ119はインターフェースプレート113を介して構造フレームに接続されている。実施例はまた、ナセルカバーアセンブリ100が、インターフェースプレート113及び持ち上げ箇所121を介して構造フレーム112に接続された冷却システム117を含むことを示す。持ち上げ箇所121の一つ以上は、ナセルカバーアセンブリ100又はナセルカバーパネル110が構造フレームに機械的に接続された点から持ち上げられるように、インターフェースプレート113を含むことができる。他のタイプの外部構成要素は、付加的に又は代替的に、ナセルアセンブリ200内に取り付けられてもよい。
本開示の別の態様において、方法600が提供される。方法600は、ナセルアセンブリ200を提供するのに適している。方法600は、図8に概略的に示されている。
この方法は、ブロック601において、ナセルベースコンポーネント210を提供することを含む。ナセルベースコンポーネント210は、例えば、既存のフレーム115や、外部の大気中の危険要因からナセルの内部を少なくとも部分的に隔離するためのシェル又はパネルを有するより複雑な構造など、様々な形態を有することができる。ナセルベースコンポーネントは、典型的には、構造フレームと、ナセルのハウジング(筐体)の一部とを含むことができる。したがって、ナセルベースコンポーネント210は、ベースとして作用するパネルと、少なくとも側壁として作用するパネルと、ナセルの既存の内部フレーム115とを含んでもよい。
方法600はまた、ブロック602において、少なくとも外側屋根面110’と内側面110’’とを含む複合パネルと、内側面110’’において複合パネルに結合された構造フレーム112とを含むナセルカバーパネル110を提供することを含む。構造フレーム112が複合パネルに直接連結されているので、ナセルカバーパネル110を、相互接続部を必要とせずに、ナセル16に直接取り付けることができる。
方法600は、ブロック603において、複合パネルに結合された構造フレーム112を介してナセルカバーパネル110にナセルベースコンポーネント210を結合することを含む。この接合ステップは、比較的単純であるため、設置及び試運転中の時間を短縮することができる。構造フレーム112は、組立ラインの間に形状における変形(geometric modifications:幾何学的な修正)を受けることができないので、構成要素間の接合部は一致したままである。
実施例では、ナセルアセンブリ200を提供するための方法600は、一つ以上の追加のナセルカバーパネル120,130を提供することと、ナセルベースコンポーネント210に提供される追加のナセルカバーパネル120,130を固定して、実質的にすべてのナセル上面を覆うこととを含むことができる。
さらに、他の実施例では、提供されるナセルカバーパネル110,120,130は、一つ以上のインターフェースプレート113を受容するための一つ以上の開口部104を含むことができる。さらに、方法600は、一つ又は複数のインターフェースプレート113を設け、一つ又は複数の開口部104内に一つ又は複数のインターフェースプレート113を配置し、インターフェースプレート113を構造フレーム112に結合することをさらに含むことができる。上述のように、インターフェースプレート113と構造フレーム112との間の接続は、ナセル外部構成要素(冷却システム、手すり、避難口、フレックスクレーン(flexi-cranes)など)がインターフェースプレート113に直接接続されているときに、複合パネルに作用する外部荷重を大幅に低減する。また、現場での水密確認ポイントを削減し、設置時間の短縮やメンテナンス・試運転時間の短縮を実現する。
この態様では、方法600は、インターフェースプレート103が配置されている開口部104をシールすることをさらに含むことができる。封止は、開口部104の周囲を封止することと、インターフェースプレート113を構造フレーム112に接合するためのファスナ(締結具)を受け入れるように構成された任意の接続点又は孔131とを含むことができる。
この態様において、方法600は、複合パネルとインターフェースプレート113との間の少なくとも接触面に接着剤を提供することをさらに含むことができる。複合パネルとインターフェースプレートとは、接着によって互いに取り付けられてもよい。
方法600で提供されるインターフェースプレート113は、複合パネルとインターフェースプレート113との間の接触面を増加させ、水漏れのリスクをさらに低減するために、細長いフランジ134をさらに含むことができる。ガスケット(gaskets)を備えたインターフェースプレート113を提供するような他の代替手段も、水漏れのリスクを軽減するために可能である。
この記述された説明は、好ましい実施形態を含む教示を開示するために、また、任意の装置又はシステムを製造及び使用すること、及び任意の組み込まれた方法を実行することを含む教示を当業者が実施することを可能にするために、実施例を使用する。特許可能範囲は、クレームによって定義され、当業者に生じる他の例を含むことができる。そのような他の例は、それらがクレームの文字どおりの言語と異ならない構造要素を有する場合、又はそれらがクレームの文字どおりの言語と実質的に異ならない同等の構造要素を含む場合、クレームの範囲内にあることを意図している。記載された様々な実施形態からの局面、並びにそのような各局面に対する他の既知の等価物は、当業者の1人によって混合及び整合され、本出願の原理に従って追加の実施形態及び技術を構築することができる。図面に関連する参照符号がクレーム中に括弧書きされている場合は、それらはクレームの理解度を増加させることのみを意図したものであり、クレームの範囲を限定するものと解釈してはならない。
10 風力タービン
12 地面
14 支持システム
15 タワー
16 ナセル
18 ロータ
20 ハブ
22 ロータブレード
24 ブレード根元部分
26 負荷伝達領域
28 風向
30 ロータ軸
32 ピッチシステム
34 ピッチ軸
36 風力タービン制御装置
38 ヨー軸
42 発電機
44 メインシャフト
46 ギアボックス
48 高速シャフト
50 カップリング
52 メインフレーム
54 デカップリング支持手段
56 ヨー駆動機構
58 気象測定システム
60 主前方支持ベアリング
62 主後方支持ベアリング
64 ドライブトレーン
66 ピッチアセンブリ
68 ピッチ駆動システム
70 センサ
72 ピッチベアリング
74 ピッチ駆動モータ
76 ピッチ駆動ギアボックス
78 ピッチ駆動ピニオン
80 ピッチ制御システム
84 発電機
86 キャビティ
88 内面
90 変圧器
100 ナセルカバーアセンブリ
103 トルクアーム
104 開口部
110、120、130 ナセルカバーパネル
110’、120’、130’ 外側屋根面
110’’、120’’、130’’ 内側面
111 側面
112 構造フレーム
113 インターフェースプレート
114 支持ゾーン
115 フレーム
116 梁
117 冷却システム
118 ファスナ
119 コネクタ
121 持ち上げ箇所
122 手すり
131 孔
132 凹部
133 凹部
134 フランジ
200 ナセルアセンブリ
210 ナセルベースコンポーネント

Claims (15)

  1. 風力タービン(10)のナセル(16)に取り付けられるように構成されたナセルカバーパネル(110,120,130)であって、
    少なくとも外側屋根面(110’、120’、130’)と内側面(110’’、120’’、130’’)とを含む複合パネルと、
    内側面(110’’、120’’、130’’)において複合パネルに結合された構造フレーム(112)と、
    を含む、ナセルカバーパネル(110,120,130)。
  2. 複合パネルの外側屋根面(110’、120’、130’)は、1つ以上の開口部(104)を備え、
    ナセルカバーパネル(110,120,130)は、1つ以上の開口部(104)内に少なくとも部分的に位置し、
    ナセルカバーパネル(110,120,130)は、構造フレーム(112)に機械的に接続される1つ又は複数のインターフェースプレート(113)をさらに備える、請求項1に記載のナセルカバーパネル(110,120,130)。
  3. 1つ又は複数のインターフェースプレート(113)は、1つ又は複数の貫通孔(131)及びファスナ(118)を含み、
    構造フレーム(112)は、ファスナ(118)を受容し、1つ又は複数のインターフェースプレート(113)を構造フレーム(112)に機械的に取り付けるための受容部を含む、請求項2に記載のナセルカバーパネル(110,120,130)。
  4. 1つ又は複数のインターフェースプレート(113)は、複合パネルの屋根面(110’)上に少なくとも部分的に支持されるように構成されたフランジ(134)を含む、請求項2又は3に記載のナセルカバーパネル(110,120,130)。
  5. 1つ又は複数のインターフェースプレート(113)は、複合パネルの屋根面(110’)上に少なくとも部分的に支持されるように構成されたガスケットを含む、請求項2乃至4のいずれか一項に記載のナセルカバーパネル(110,120,130)。
  6. 1つ又は複数のインターフェースプレート(113)が複合パネルに接着されている、請求項2乃至5のいずれか一項に記載のナセルカバーパネル(110,120,130)。
  7. 1つ又は複数のインターフェースプレート(113)がステンレス鋼製である、請求項2乃至6のいずれか一項に記載のナセルカバーパネル(110,120,130)。
  8. 構造フレーム(112)は、構造フレーム(112)を風力タービンナセル(16)内に位置する既存のフレーム(115)に連結する支持ゾーン(114)を含む、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のナセルカバーパネル(110,120,130)。
  9. 構造フレームは、任意に矩形の中空部を有する炭素鋼梁(116)を含む、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のナセルカバーパネル(110,120,130)。
  10. 複合パネルが、ガラス繊維とポリエステル樹脂とを含む、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のナセルカバーパネル(110,120,130)。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の複数のナセルカバーパネル(110,120,130)を含むナセルカバーアセンブリ(100)であって、ナセルカバーアセンブリ(100)が、実質的に全部のナセル上面を覆う、ナセルカバーアセンブリ(100)。
  12. ナセルアセンブリ(200)を提供する方法(600)であって、
    ナセルベースコンポーネントを提供すること(210)と、
    少なくとも外側屋根面(110’、120’、130’)及び内側面(110’’、120’’、130’’)を含む複合パネルと、複合パネルに結合された構造フレーム(112)とを含むナセルカバーパネル(110,120,130)を提供することと、
    内側面(110’’、120’’、130’’)で複合パネルに結合された構造フレーム(112)を介してナセルカバーパネル(110,120,130)にナセルベースコンポーネント(210)を結合することと、
    を含む方法(600)。
  13. 1つ以上の追加ナセルカバーパネル(110,120,130)を提供することと、
    ナセルベースコンポーネント(210)に設けられた追加のナセルカバーパネル(110,120,130)を結合して、実質的にナセル上面全体を覆うことと、
    をさらに含む、請求項12に記載の方法(600)。
  14. ナセルカバーパネル(110,120,130)が、1つ又は複数のインターフェースプレート(113)を受け入れる1つ以上の開口部(104)を含み、
    1つ又は複数のインターフェースプレート(113)を提供することと、
    1つ又は複数のインターフェースプレート(113)を一つ以上の開口部(104)に配置し、1つ又は複数のインターフェースプレート(113)を構造フレーム(112)に連結することと、
    を含む、請求項12または13に記載の方法(600)。
  15. 複合パネルを1つ又は複数のインターフェースプレート(113)に取り付けるための接着剤を提供することをさらに含む、請求項14に記載の方法(600)。
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