JP2023037412A - 航空機 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体が充填されたタンクを搭載したとしても、航空機の重量の増加を抑えることができる航空機を提供する。【解決手段】プロペラ2を駆動させることにより飛行する無人航空機1は、航空機の機体10と、プロペラ2を駆動する駆動部としてモータ3と、モータ3を介して機体10に取り付けられたプロペラ2と、機体10に収容され、モータ3の駆動を制御する制御装置4と、を少なくとも備え、機体10の少なくとも一部が、流体(水素ガス)を収容する高圧タンク70を含む。機体10は、制御装置4が収容される本体11と、本体11から水平方向に延在し、モータ3を介してプロペラ2が取り付けられた複数のアーム12と、を備えており、アーム12は、高圧タンク70を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、プロペラを駆動させることにより飛行する航空機に関する。
この種の技術として、燃料ガスを充填した複数の燃料タンクと、燃料電池システムと、を機体に搭載した無人航空機が知られている(例えば、特許文献1参照)。燃料電池システムには、燃料タンクからの燃料ガスが供給され、燃料電池システムは、電力を発電することができる。燃料電池システムで発電された電力は、機体に取り付けられたモータに給電され、モータに連結されたプロペラが回転し、無人航空機を飛行させることができる。
特開2019-145381号公報
しかしながら、特許文献1の如く、燃料タンクなど流体が充填されたタンクは、航空機の機体に搭載されるため、タンクの重量分、航空機の重量が増加してしまう。この結果、航空機の航続距離が短くなり、例えばペイロードなどの航空機の積載量が減ってしまうことが想定される。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、流体が充填されたタンクを搭載したとしても、航空機の重量の増加を抑えることができる航空機を提供することを目的とする。
前記課題を鑑みて、発明者らは鋭意検討を重ねた結果、航空機の機体にタンクを含むことにより、機体の強度確保の機能と、流体の充填の機能とを、タンクに担わせることができ、これにより、航空機の部品点数を低らし、航空機の軽量化を図ることができると考えた。
本発明は、このような考えに基づくものであり、本発明に係る航空機は、プロペラを駆動させることにより飛行する航空機であって、前記航空機の機体と、前記プロペラを駆動する駆動部と、前記駆動部を介して前記機体に取り付けられた前記プロペラと、前記機体に収容され、前記駆動部の駆動を制御する制御装置と、を少なくとも備え、前記機体の少なくとも一部が、流体を収容するタンクを含むことを特徴とする。
本発明によれば、航空機の機体(すなわち、航空機の骨格)の少なくとも一部に、流体を収容するタンクを用いることにより、機体の一部に、流体を収納することができる。これにより、機体を構成する部材とタンクとを1つの部材に兼用させることにより、航空機の部品点数を減らすことができる。このような結果、航空機の航続距離を向上させることができるとともに、航空機の積載量を増やすことができる。
より好ましい態様としては、前記機体は、前記制御装置が収容される本体と、前記本体から水平方向に延在し、前記駆動部を介して前記プロペラが取り付けられた複数のアームと、を備えており、前記アームは、前記タンクを含む。この態様によれば、複数のアームとタンクとを、1つの部材に兼用させることにより、効率的に部品点数を削減し、航空機を軽量化することができる。
さらに好ましい態様としては、前記本体は、前記タンクを含む。この態様によれば、本体を構成する部材とタンクとを、1つの部材に兼用させることにより、効率的に部品点数を削減し、航空機を軽量化することができる。
特に、タンクとして、流体を収容する収容空間を形成したライナと、ライナの外周面を覆うように、繊維束が巻回された繊維強化樹脂からなる補強層とを有したタンクを用いることにより、軽量かつ強度の高いアームおよび本体を得ることができる。
さらに好ましい態様としては、前記タンクは、前記流体として水素ガスを充填したタンクであり、前記航空機は、前記タンクに充填された水素ガスを燃料ガスとして発電する燃料電池システムを有しており、前記駆動部は、モータであり、前記駆動部および前記制御装置には、前記燃料電池システムで発電された電力が供給される。
この態様によれば、タンクに充填する燃料ガスとして、水素ガスを用いることにより、液化燃料を用いる場合に比べて、航空機の重量の軽量化を図ることができる。さらに、水素ガスにより、航空機内で電力を発電し、その電力でモータを駆動することができる。このような結果、液化燃料を用いた場合に比べて、航空機の航続距離を延ばすことができる。
さらに、好ましい態様としては、前記タンクは、前記流体として水素ガスを充填したタンクであり、前記駆動部は、前記タンクに充填された水素ガスを燃料としたエンジンである。
この態様によれば、タンクに充填する燃料ガスとして、水素ガスを用いることにより、液化燃料を用いる場合に比べて、航空機の重量の軽量化を図ることができる。さらに、水素ガスを燃料として、水素ガスをエンジンで燃焼させ、プロペラを駆動させることができるため、この態様であっても、航空機の航続距離を延ばすことができる。
本発明によれば、流体が充填されたタンクを搭載したとしても、航空機の重量の増加を抑えることができる。
第1実施形態の無人航空機を模式的に示す斜視図である。 図1に示す無人航空機を駆動する燃料電池システムの概略系統図である。 図1に示す無人航空機の機体を構成する本体の壁部となるタンクユニットの斜視図である。 図3に示すタンクユニットのA-A線に沿う断面図である。 図4に示す高圧タンクの機体への取り付け部分を示す要部拡大断面図である。 図1に示す高圧タンクのアームへの取り付け部分を示す要部拡大断面図であり、図1のB-B線に沿う断面図である。 第2実施形態の無人航空機を模式的に示す斜視図である。 図7に示す無人航空機を駆動する水素エンジン(内燃機関)を含む概略系統図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。各実施形態において同一の符号を付された構成については、特に言及しない限り、各実施形態において同様の機能を有し、その説明を省略する。
〔第1実施形態〕
まず、図1を参照して、第1実施形態の航空機、特に乗員を搭乗させない小型の無人航空機について説明する。図1は、第1実施形態の無人航空機を模式的に示す斜視図である。図1において、無人航空機1は、燃料電池システム5の燃料電池スタックを動力の電源として搭載する航空機である。なお、本実施形態では、無人航空機1をその一例として示すが、以下に示す構成は、有人航空機に適用されてもよい。
図1に示す無人航空機1は、燃料電池スタックの発電電力により、駆動部としてのモータ3でプロペラ2を回転させることによって、上昇、下降、旋回、前進、後進又はホバリング等の様々な飛行形態で飛行することができる。無人航空機1は、自律的又は遠隔操作によって飛行することができる。無人航空機1は、マルチコプタ型のドローンによって構成されてもよい。
無人航空機1は、無人航空機1の機体10と、プロペラ2を駆動する駆動部としてモータ3と、モータ3を介して機体10に取り付けられたプロペラ2と、機体10に収容され、モータ3の駆動を制御する制御装置4と、を少なくとも備えている。本実施形態では、プロペラ2を駆動するモータ3は6セット設けられている。
機体10の内部には、前記した制御装置4のほかに、航空機1を飛行させる発電装置としての燃料電池システム5と、燃料電池システム5で発電した電力を蓄電し、モータ3を駆動する二次バッテリ6と、が収容されている。なお、図1では、制御装置4と燃料電池システム5とを繋ぐケーブル、燃料電池システム5と二次バッテリ6とを繋ぐケーブル、モータ3と燃料電池システム5または二次バッテリ6とを繋ぐケーブル等の図示を省略している。二次バッテリ6は必ずしも必要でなく、燃料電池システム5で発電された電力を、モータ3に直接供給するようにして、無人航空機1を飛行させてもよい。
機体10は、前記の無人航空機1の動作を制御する制御装置4等のほかに、無人航空機1の外部と無線通信を行う不図示の通信機と、無人航空機1の周辺環境を認識するための不図示のセンサと、をさらに備える。機体10は、燃料電池システム5の各構成要素、制御装置4、通信機及びセンサが、機体10の本体11の内部又は外面に取り付けられることによって構成される。
例えば、燃料電池システム5の後述する、燃料電池スタックFC、二次バッテリ6、エア供給経路21及びエアコンプレッサ22等は、本体11の内部に取り付けられる。燃料電池システム5の後述するラジエータ62は、例えば本体11の外側に向いた姿勢で取り付けられる。燃料電池システム5の後述する水素ガスが充填されたタンク(高圧タンク)については、詳細には後述するが、これらを複数並べた状態(パネル状に連結した)のタンクユニットT1~T5として、取り付けられる。
機体10は、制御装置4等が収容される本体11と、本体11から水平方向に延在し、駆動部としてのモータ3を介してプロペラ2が取り付けられた複数のアーム12と、を備えている。本実施形態では、機体10は、6セットのプロペラ2およびモータ3に対応して6本のアーム12を有している。
機体10を構成する本体11は、直方体等の六面体で形成されており、図示の例では1面が開口し、5面が壁部で閉じられた形状となっている。5面の壁部は流体を収容する高圧タンク70を含み、機体10の1つの壁部を構成する高圧タンク70は、複数本が並列した状態でタンクユニットを構成している。したがって、機体10は、機体10の5面の壁部を構成するタンクユニットT1~T5を備えている。
具体的には、機体10は、機体10の底壁に相当するタンクユニットT1と、タンクユニットT1から立設した、機体10の側壁に相当するタンクユニットT2~T4とを備えている。さらに、機体10は、タンクユニットT2~T4の上端においてこれらに固定された、機体10の上壁に相当するタンクユニットT5を備えている。なお、複数のタンクユニットT1~T5については後述するが、図2以降の説明では、各タンクユニットT1~T5を、タンクユニットTとして説明する。
本実施形態では、機体10を構成する本体11のうち、機体10の上壁を構成するタンクユニットT5には、中央部に、金属製の六角柱状の接続部材(コネクタ)13が固定されている。接続部材13には、アーム12が、水平方向に延在するように固定されている。具体的には、複数のアーム12は、接続部材13から放射状に延在している。接続部材13は上面のタンクユニットT5に強固に固定されているとともに、6本のアーム12は接続部材13に強固に固定されている。本実施形態では、後述するように、接続部材13は、水素ガスを燃料電池システム5に供給するマニホールドとして機能する。
例えば、タンクユニットT5の中央の高圧タンク70に沿って、補強部材(図示せず)を取り付けて、この補強部材に、接続部材13を強固に固定してもよい。また、後述する一対の接続部材90、90を渡すように補強部材(図示せず)を取り付けて、この補強部材に、接続部材13を強固に固定してもよい。なお、本明細書でいう「強固に固定」とは、その部材同士が、分解等のタイミングを除き、安定して固定することができるのであれば、ボルトおよびナットなどの締結部材による固定、または溶接による固定など、その固定方法は、特に限定されるものではない。
このように、機体10は、5個のタンクユニットT1~T5を組み合わせた六面体の本体11と、本体11の上面に位置するタンクユニットT5の中央部に固定された接続部材13と、接続部材13から水平方向に等間隔で放射状に固定された6本のアーム12と、で形成されている。さらに、無人航空機1には、この機体10に対して、6本のアーム12の各先端に、駆動部としてのモータ3が固定され、モータ3の回転軸にプロペラ2が、回転自在に連結されている。
ここで、機体10を構成する6本のアーム12は、流体を収容するタンクを含む構成となっており、具体的には各アーム12は、中空の高圧タンクで形成されている。この高圧タンクは後述する機体10を構成するタンクユニットT1~T5の各高圧タンク70と同じ高圧タンクであってもよく、これよりも長尺の高圧タンクであってもよい。本実施形態では、各高圧タンク70は、無人航空機1に搭載された燃料電池システム5で使用される燃料ガスとしての水素ガスを収容するものであるが、高圧タンク70には、これ以外の流体が収容さていてもよい。
つぎに、駆動部としてのモータ3および制御装置4に電力を供給する燃料電池システム5について、図2を参照して説明する。図2は、図1に示す無人航空機1に搭載され無人航空機1を駆動する燃料電池システム5の概略系統図である。
図2に示すように、燃料電池システム5は、膜電極接合体(MEA)等を含む燃料電池セルを複数積層することによって構成された燃料電池スタックFCを備える。燃料電池スタックFCには、二次バッテリ6に接続されており、燃料電池システム5で発電した電力は、二次バッテリ6に蓄えられる。図1に示す制御装置4は、燃料電池システム5に接続されている。本実施形態では、制御装置4には、燃料電池システム5で発電した電力が直接的に供給されていてもよく、二次バッテリ6からの電力が供給されてもよい。なお、燃料電池スタックFCの発電電力は、二次バッテリ6に蓄えられずに、プロペラ2を駆動させるモータ3等の負荷に直接供給されてもよい。
さらに、燃料電池システム5は、燃料電池スタックFCにエアを供給するエア供給系20と、燃料電池スタックFCに燃料ガスである水素ガスを供給する水素ガス供給系40と、燃料電池スタックFCを冷却する冷却系60と、を備える。
エア供給系20は、燃料電池スタックFCに酸化剤ガスとしてエアを供給すると共に、燃料電池スタックFCでの電気化学反応に用いられなかったエアを含むオフガスを燃料電池スタックFCから排出する系統である。
エア供給系20は、燃料電池スタックFCにエアを供給するエア供給経路21と、燃料電池スタックFCから排出されたエアを含むオフガスを大気に排出するエア排出経路24と、を備える。エア供給経路21には、大気から導入されたエアに含まれる塵埃等を除去するエアクリーナ23と、エアクリーナ23を通過したエアを燃料電池スタックFCに圧送するエアコンプレッサ22と、を備える。エアコンプレッサ22は、燃料電池スタックFCの発電電力によって駆動するモータ22aによって駆動し、吸引したエアを圧縮する。
エア供給系20は、エア供給経路21から分岐してエア排出経路24に合流するエアバイパス経路25を備えてもよい。エアバイパス経路25は、エアコンプレッサ22により圧送されたエアの一部をエア排出経路24に迂回させる。エア供給系20は、エアの圧力及び温度をそれぞれ計測する圧力センサ28及び温度センサ29と、エアの流量を計測するエアフローメータ30と、さらに備えてもよい。なお、エア供給系20は、エアコンプレッサ22から圧送されたエアを冷却するインタークーラ(図示せず)を備えてもよい。
水素ガス供給系40は、燃料電池スタックFCに燃料ガスとして水素ガスを供給すると共に、燃料電池スタックFCでの電気化学反応に用いられなかった水素ガスを含むオフガスを燃料電池スタックFCから排出する系統である。
水素ガス供給系40は、タンクユニットT(具体的には高圧タンク70)からの水素ガスを、燃料電池スタックFCに供給する水素ガス供給経路42と、燃料電池スタックFCから排出されたオフガスを、エア排出経路24に排出する水素ガス排出経路48と、を備える。水素ガス供給系40は、高圧タンク70に充填された水素ガスの水素ガス供給経路42への導入と導入停止とを切り替える主止弁43と、高圧タンク70から導入された水素ガスの圧力を調整するレギュレータ44と、を備える。水素ガス供給系40は、レギュレータ44により圧力が調整された水素ガスを燃料電池スタックFCに放射するエジェクタ45と、水素ガス供給経路42において発生し得る過大圧力を開放するリリーフ弁46、47と、を備える。
水素ガス供給系40は、水素ガス排出経路48に設けられ、燃料電池スタックFCから排出されたオフガスから生成水を分離する気液分離器49を備える。水素ガス供給系40は、気液分離器49を通過したオフガスに含まれる水素ガスをエジェクタ45に循環させる水素ガス循環経路50を備える。なお、水素ガス循環経路50には、気液分離器49を通過した水素ガスをエジェクタ45に圧送する水素ガスポンプが設けられてもよい。水素ガス供給系40は、気液分離器49を通過した生成水のエア排出経路24への排出と排出停止とを切り替える排水弁51を備える。水素ガス供給系40は、水素ガスの圧力を計測する圧力センサ52を備えてもよい。
冷却系60は、冷却水を循環させて燃料電池スタックFCを冷却する系統である。冷却系60は、燃料電池スタックFCとラジエータ62との間において冷却水を循環させる冷却水循環経路61と、燃料電池スタックFCから排出された冷却水を冷却するラジエータ62とを備える。冷却系60は、ラジエータ62により冷却された冷却水を燃料電池スタックFCに圧送するウォータポンプ63を備える。ウォータポンプ63は、燃料電池スタックFCの発電電力によって駆動するモータ63aによって駆動する。予備の冷却水を貯留し冷却水の圧力を調整するリザーバタンク64と、ラジエータ62を冷却するファン65とを備える。
冷却系60は、冷却水循環経路61を流れる冷却水をエアコンプレッサ22に分流させてエアコンプレッサ22を冷却するコンプレッサ冷却経路66を備える。コンプレッサ冷却経路66は、ウォータポンプ63から圧送された冷却水の一部をエアコンプレッサ22に供給し、エアコンプレッサ22から排出された冷却水をラジエータ62に排出する。冷却系60は、冷却水の温度を計測する温度センサ67を備えてもよく、冷却水からイオンを除去するイオン交換器を備えてもよい。
つぎに、無人航空機1の機体10の本体11を構成するタンクユニットTについて、図3~5を参照して説明する。なお、図3~5は、図1に示すタンクユニットT1~T5のうち、1つのタンクユニットTを模式的に示した図であり、タンクユニットTを構成するタンク数は、その一例であり、図1に示すタンクユニットT1~T5のタンク数とは相違する。図3に示すように、本実施形態に係るタンクユニットTは、パネル状であり、複数の高圧タンク70と、複数の高圧タンク70の両端に接続され、複数の高圧タンク70を並列状態に固定する一対の接続部材90、90と、を備えている。
高圧タンク70は、無人航空機1に搭載されるタンクであり、高圧の水素ガスが充填されるタンクである。高圧タンク70に充填可能なガスとしては、燃料電池システム5に使用しないのであれば、高圧の水素ガスに限定されず、CNG(圧縮天然ガス)等の各圧縮ガス、LNG(液化天然ガス)、LPG(液化石油ガス)等の各種液化ガス、その他のガス(流体)が充填されてもよく、耐圧試験用に一時的に液体などの流体が、充填されてもよい。
高圧タンク70は、図4に示すように、水素ガスを収容する収容空間Sが形成され、両側に開口部73が形成されたライナ71と、ライナ71の外周面71aを覆うように、ライナ71に積層された補強層72と、を備えている。ライナ71は、ガスバリア性を有する材料からなり、補強層72は、繊維強化樹脂からなる。
高圧タンク70は、上述した収容空間Sを含む胴体部74と、胴体部74の端部に連続し、開口部73が形成された一対のネック部75、75と、を備えている。本実施形態では、高圧タンク70の両側にネック部75、75が形成されているが、高圧タンク70は、一方側にのみネック部75が形成されたボトル状の構造であってもよい。胴体部74およびネック部75は、いずれも、ライナ71と補強層72とを積層した構造である。
本実施形態では、胴体部74は、筒状の一例として円筒状の本体部74aと、本体部74aから胴体部74の端部に進むに従って、内径および外径が縮径した肩部74bと、を備えている。肩部74bは、円錐台状の筒状部分であり、肩部74bに連続するように、ネック部75が形成されている。ネック部75は断面形状において、ライナ71と補強層72とを積層した平行な壁面で形成されている。
ネック部75には、図5に示すように、補強層72の外周面72aに、環状の口金80が取り付けられている。口金80の内周面82には、複数の突起が形成されており、補強層72が、内周面82に食い込むように形成されている。これにより、口金80を、補強層72に係止することができる。口金80の外周面81(図5参照)には、雄ネジが形成されており、この雄ネジを後述する接続部材90に形成された内壁面94の雌ネジに螺合することができる。
ここで、本実施形態では、ライナ71を構成する樹脂としては、ガスバリア性が良好な樹脂であることが好ましい。このような樹脂としては、ポリプロピレン系樹脂、ナイロン系樹脂(例えば6-ナイロン樹脂または6,6-ナイロン樹脂)、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、ABS系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、エチレン-ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)、またはポリエステル系樹脂等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。
補強層72は、強化繊維に、マトリクス樹脂として熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂が含侵されたものである。本実施形態では、強化繊維は、繊維束である。強化繊維としては、ガラス繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、および炭素繊維等の強化繊維を用いることができ、特に、軽量性や機械的強度等の観点から炭素繊維を用いることが好ましい。マトリクス樹脂としては、熱硬化性樹脂が好ましく、熱硬化性樹脂としては、フェノール系樹脂、メラミン系樹脂、ユリア系樹脂、またはエポキシ系樹脂であり、機械的強度等の観点からエポキシ樹脂前駆体を用いることが好ましい。エポキシ系樹脂は、未硬化状態では流動性があり、熱硬化後は強靭な架橋構造を形成するエポキシ系樹脂となる。
補強層72は、フィラメントワインディング法またはシートワインディング法により、ライナ71の外周面71aに、マトリクス樹脂が含侵された繊維束を巻回したものである。補強層72は、高圧タンク70の軸線CLに対して、繊維束が傾斜するように巻かれたヘリカル巻の層であってもよく、例えば、高圧タンク70の軸線CLに対して、繊維束が傾斜するように織り込まれた層であってもよい。
一対の接続部材90、90は、高圧タンク70のネック部75に接続されるものであり、アルミニウム、鋼などの金属製の部材である。一対の接続部材90、90は、ブラケット90Aと、マニホールド90Bとで構成されている。ブラケット90Aは、複数の高圧タンク70、70の一端部を一体的に拘束し、マニホールド90Bは、複数の高圧タンク70、70の他端部を一体的に拘束し、タンクユニットTを形成している。本実施形態の無人航空機1の機体10は、詳細には後述するが、5つのタンクユニットTを組み合わせて本体11が形成される。
マニホールド90Bは、高圧タンク70の収容空間Sに水素ガスを導入し、この収容空間Sから水素ガスを放出するガス流路が形成された部材である。ブラケット90Aおよびマニホールド90Bは、図3に示すように、ガス流路の形成の有無が主に相違するため、図5を参照して、接続部材90として、マニホールド90Bの構造について説明する。
図5に示すように、マニホールド90Bは、高圧タンク70の軸線CL方向の端部に形成された開口部73を覆うように形成されており、マニホールド90Bには、挿入部91と、キャップ部92と、が形成されている。キャップ部92は、口金80に螺着するとともに、高圧タンク70の端面を覆う部分であり、キャップ部92の中央に、挿入部91が形成されている。
挿入部91は、高圧タンク70のネック部75において、開口部73からライナ71の内周面71bに沿って挿入される栓状部分である。挿入部91の外周面91aには、その周方向に沿って、環状溝95が形成されており、環状溝95には、収容空間Sを封止する環状のシール部材96、97が配置されている。シール部材96、97は、ガスバリア性を有した樹脂材料またはゴム材料等の弾性を有した材料からなる。
マニホールド90Bには、高圧タンク70の軸線CLに沿って、流体として水素ガスを収容空間Sに導入するとともに放出する通気口98が形成されている。この通気口98は、収容空間S内に収容されている水素ガスを燃料電池システム5に供給するための流路を兼ねるものである。各高圧タンク70の開口部73に挿入された挿入部91に形成された通気口98は、マニホールド90Bでそれぞれ連通されて連通路99に纏められ、燃料電池スタックFCに配管等(不図示)で供給されるように構成されている。
接続部材13は、6本のアーム12に相当する高圧タンク70を接続されており、図6に示すように、マニホールド90Bと同様の接続構造を有している。接続部材13は、高圧タンク70の軸線CL方向の端部に形成された開口部73を覆うように形成されており、接続部材13は、口金80に螺着することにより、接続部材13から各高圧タンク70が水平方向に放射状に延在するように、各高圧タンク70を固定している。各高圧タンクを固定する部分には、挿入部91が形成されている。
挿入部91は、高圧タンク70のネック部75において、開口部73からライナ71の内周面71bに沿って挿入される栓状部分である。挿入部91の外周面には、その周方向に沿って、環状溝95が形成されており、環状溝95には、収容空間Sを封止する環状のシール部材96、97が配置されている。シール部材96、97は、ガスバリア性を有した樹脂材料またはゴム材料等の弾性を有した材料からなる。
接続部材13には、高圧タンク70の軸線CLに沿って、流体として水素ガスを収容空間Sに導入するとともに放出する通気口98が形成されている。この通気口98は、収容空間S内に収容されている水素ガスを燃料電池システム5に供給するための流路を兼ねるものである。各高圧タンク70の開口部73に挿入された挿入部91に形成された通気口98は、接続部材13でそれぞれ連通されて連通路99に纏められ、燃料電池スタックFCに配管等(不図示)で供給されるように構成されている。なお、接続部材13に接続された高圧タンク70(アーム12)の先端側の端部には、図4に示すブラケット90Aと同様の構造を有したモータ3のハウジングにより封止されている。
なお、複数のマニホールド90Bおよび接続部材13の連通路99は、パイプ(図示せず)を介して、燃料電池スタックFCに接続されている。アーム12には、燃料電池システム5で発電された電力をモータ3に供給するための配線(不図示)が設けられている。この配線は、アーム12内の収容空間Sを貫通するものでも、あるいはアーム12の外周に沿わせたものでもよい。
以上、本実施形態の無人航空機1の機体10は、前記したように、5つのパネル状のタンクユニットTを壁部として有しているので、機体10の本体11を、タンクユニットTを用いてまとまりよく組み立てることができる。また、図1に示すタンクユニットT1~T5同士は、それぞれのブラケット90A、マニホールド90Bにおいて、固定金具(図示せず)などを介して簡単に連結することができる。
さらに、本体11のタンクユニットT5には、六角柱状の接続部材13が固定され、高圧タンク70である複数のアーム12が、接続部材13から水平方向に放射状に延在するように、接続部材13に螺着されている。これにより、使用済みの高圧タンク70として、アーム12を交換する際に、接続部材13からアーム12(高圧タンク70)を簡単に取り外し、新しいアーム12(高圧タンク70)を接続部材13に取り付けることができる。
以上、無人航空機1は、無人航空機1の機体10の少なくとも一部に、流体を収容する高圧タンク70を用いることにより、機体10の一部に、流体を収納することができる。これにより、機体10を構成する部材と高圧タンク70とを1つの部材に兼用させることにより、無人航空機1の部品点数を減らすことができる。このような結果、無人航空機1の航続距離を向上させることができるとともに、無人航空機1の積載量を増やすことができる。
具体的には、機体10は、複数本の高圧タンク70を並べたパネル状のタンクユニットTを複数個、連結した本体11を備えている。さらに、機体10は、接続部材13から水平方向に放射状に延在するアーム12を備えており、アーム12も高圧タンク70からなる。このようにして、本体11を構成する部材と高圧タンク70とを、1つの部材に兼用させ、複数のアーム12と高圧タンク70とを、1つの部材に兼用させることにより、効率的に部品点数を削減し、無人航空機1を軽量化することができる。
特に、収容空間Sを形成したライナ71と、ライナ71の外周面を覆うように繊維強化樹脂からなる補強層72とを有した高圧タンク70を用いることにより、軽量かつ強度の高い本体11およびアーム12を得ることができる。
無人航空機1の機体10に搭載された通信機により燃料電池システム5が起動されると、エア供給系20により燃料電池スタックFCに酸化剤ガスとしてエアが供給される。燃料電池スタックFCより排出されたエアを含むオフガスはエア排出経路24を通して大気中に排出される。
一方、水素ガス供給系40により燃料電池スタックFCに水素ガスが供給され、燃料電池スタックFCは電気化学反応により発電する。この際、機体10の本体11の一部を構成するタンクユニットTの複数の高圧タンク70と、複数のアーム12を構成する複数の高圧タンク70に充填されている水素ガスが燃料電池スタックFCに供給される。燃料電池スタックFCより排出された水素ガスを含むオフガスは、気液分離器49で生成水が分離され、エア排出経路24を通して大気中に排出される。気液分離器49で分離された水素ガスを含むオフガスは、エジェクタ45を介して水素ガス循環経路50に循環される。
燃料電池スタックFCで発電された電力は、制御装置4に供給され、機体10の本体11の内部から、図示していない配線を介して接続部材13を経て、アーム12からモータ3に供給される。この結果、制御装置4の制御により、プロペラ2を回転させて無人航空機1を飛行させることができる。このようにして、燃料電池システム5では、機体10を構成する高圧タンク70内の水素ガスを用いているため、無人航空機1の重量を軽減することができ、無人航空機1の航続距離を延ばすことができる。また、無人航空機1は、燃料電池システム5により発電するため、飛行のために重量の大きい二次バッテリを搭載しなくてもよい。
〔第2実施形態〕
以下に、第2実施形態に係る無人航空機1を、以下の図7および図8を参照しながら、説明する。本実施形態に係る無人航空機1が、第1実施形態のものと、主に相違する点は、無人航空機1の動力源である駆動部として、モータの代わりに水素エンジン(内燃機関)3Aを用いた点である。したがって、エンジン3Aによりプロペラ2を駆動させるため、これらの接続機器を含む機体10の構造も異なる。以下に、第1実施形態との相違点を主に説明し、図7および図8では、第1実施形態と共通する機器および構成は同じ符号を付して、詳細な説明は省略する。なお、図7では、図8に示す動力伝達機構36は省略している。
図7に示すように、本実施形態では、航空機1は、ヘリコプタに近い構造を有した機体10を備えており、機体10は、本体11とテール部17とを備えている。本体11は、第1実施形態のものと略同じ構造であり、本体11には、テール部17が一体的に形成されている。第1実施形態と同様に、本体11の内部には、制御装置4およびバッテリ6A等が搭載されている。
さらに、本体11の上部には、水素ガスを燃焼させることにより駆動するエンジン3A(いわゆる水素エンジン)が取り付けられている。エンジン3Aには、動力伝達機構36(図8参照)、動力シャフト31等を介して、プロペラ2に取り付けられている。さらに、テール部17には、テールロータ33が設けられており、テールロータ33は、ドライブシャフト(図示せず)等の動力伝達機構36を介して、エンジン3Aに取り付けられている。
なお、エンジン3Aは、以下に示すように通常の単気筒または多気筒の気筒エンジンであってもよく、通常の航空機で用いられるターボシャフトエンジンであってもよい。エンジン3Aからの動力をプロペラ2に伝達する動力伝達機構36は、公知のヘリコプタの動力伝達機構と同様の構造であるため、詳細な説明を省略する。例えば、エンジン3Aが気筒エンジンの場合には、エンジン3Aは、シリンダブロック、ピストン、水素ガスを噴射するガス噴射弁、および水素ガスを添加する添加プラグ等を備える。動力機構は、変速機(図示せず)およびクラッチ(図示せず)を備える。これらの詳細な説明は省略する。
図8に示すように、制御装置4は、バッテリ6Aからの電力により起動・停止し、第1実施形態で示した水素ガス供給系40の各機器の制御の他に、エンジン3Aの燃焼制御、変速機(図示せず)動力機構の制御等を行う。
エンジン3Aは、水素ガス供給系40に接続されている。制御装置4は、エンジン3Aのガス噴射弁(図示せず)、点火プラグ等の電子機器等に接続されている。本実施形態では、水素ガス供給系40からの水素ガスを、エンジン3Aの燃焼室(図示せず)に噴射し、これを点火プラグ(図示せず)で点火する(燃焼させる)ことにより、駆動することができる。これにより、エンジン3Aの動力は、動力機構を介して、プロペラ2に伝達され、航空機1の飛行が可能となる。さらに、制御装置4は、変速機(図示せず)、およびクラッチ(図示せず)を制御することにより、プロペラ2およびテールロータ33の回転およびその停止、回転速度の制御を行う。これにより、航空機1の飛行を制御することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の変更を行うことができる。本発明は、或る実施形態の構成を他の実施形態の構成に追加したり、或る実施形態の構成を他の実施形態と置換したり、或る実施形態の構成の一部を削除したりすることができる。
例えば、無人航空機の機体を構成する本体として、六面体の5つの面をタンクユニットで構成する例を示したが、6つの面のすべてをタンクユニットで形成するように構成してもよく、1つの面のタンクユニットを開閉自在とすることで、内部に収容された機器類を保守点検できるように構成してもよい。また、六面体に限らず、円柱状等の他の形状の立体でもよいことは勿論である。また、第2実施形態では、ヘリコプタの構造に近い航空機を示したが、たとえば、プロペラ機などの構造に近い航空機の構造を採用してもよい。
1:無人航空機(航空機)、2:プロペラ、3:モータ(駆動部)、3A:エンジン(駆動部)、4:制御装置、5、燃料電池システム、10:機体、11:本体、12:アーム、13:接続部材、70:高圧タンク(タンク)、T、T1~T5:タンクユニット

Claims (5)

  1. プロペラを駆動させることにより飛行する航空機であって、
    前記航空機の機体と、
    前記プロペラを駆動する駆動部と、
    前記駆動部を介して前記機体に取り付けられた前記プロペラと、
    前記機体に収容され、前記駆動部の駆動を制御する制御装置と、を少なくとも備え、
    前記機体の少なくとも一部が、流体を収容するタンクを含むことを特徴とする航空機。
  2. 前記機体は、前記制御装置が収容される本体と、
    前記本体から水平方向に延在し、前記駆動部を介して前記プロペラが取り付けられた複数のアームと、を備えており、
    前記アームは、前記タンクを含むことを特徴とする請求項1に記載の航空機。
  3. 前記本体は、前記タンクを含むことを特徴とする請求項2に記載の航空機。
  4. 前記タンクは、前記流体として水素ガスを充填したタンクであり、
    前記航空機は、前記タンクに充填された水素ガスを燃料ガスとして発電する燃料電池システムを有しており、
    前記駆動部は、モータであり、
    前記駆動部および前記制御装置には、前記燃料電池システムで発電された電力が供給されることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の航空機。
  5. 前記タンクは、前記流体として水素ガスを充填したタンクであり、
    前記駆動部は、前記タンクに充填された水素ガスを燃料としたエンジンであることを特徴とする請求項1に記載の航空機。
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