JP2023036789A

JP2023036789A - wet sheet

Info

Publication number: JP2023036789A
Application number: JP2022204530A
Authority: JP
Inventors: 知佳山下; Chika Yamashita; 聡美柳曽; Satomi Yanaso
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 2022-12-21
Filing date: 2022-12-21
Publication date: 2023-03-14

Abstract

To provide a wet sheet that has excellent virus and bacteria removing action while holding the stability of a sheet and a package.SOLUTION: A wet sheet comprises nonwoven fabric impregnated with a liquid composition comprising (A) at least one selected from an antibacterial substance having an ester structure and a quaternary ammonium compound, (B) a chelator, and (C) a water-soluble solvent.SELECTED DRAWING: None

Description

本発明は、シート及び包装体の安定性は保持しながら、優れたウイルス・菌除去能力を有するウェットシートに関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a wet sheet having excellent virus/bacteria removing ability while maintaining the stability of the sheet and package.

近年、新型コロナウイルス（ＳＡＲＳ－ＣｏＶ－２）による感染症（ＣＯＶＩＤ－１９）が世界的猛威を振るい、パンデミックを引き起こしている。インフルエンザやノロウイルス等によるウイルス性の感染症の拡大はこれまでも繰り返し流行しており、これらのウイルスに感染すると高熱や激しい嘔吐、下痢などの重い症状が発症するため、感染予防に対する生活者の意識は非常に高い。ウイルスの感染経路としては、感染者の咳やくしゃみなどの飛沫を吸い込むことによる飛沫感染に加え、感染者の唾や鼻水のついたドアノブやスマートフォン、衣類などの繊維製品を触った手指を口、鼻、目などの粘膜に接触させたことによる接触感染が知られている。このようにウイルス性の感染症は手指や環境の抗ウイルス対策が非常に重要な予防法であり、経済産業省とＮＩＴＥ（独立行政法人製品評価技術基盤機構）により、各種界面活性剤などの成分の新型コロナウイルスに対する有効性評価（非特許文献１）が報告されている。このような接触感染の対策として、水がない状況であっても手軽にウイルス・菌を除去することができるウェットシートの使用も重要な予防法として挙げられる。
一方で、ウェットシートに汎用される不織布には、材料由来の硫酸イオンや、製造工程に由来する塩素イオン・金属イオンが含まれている。これらイオンと、包装体として一般的に使用しているアルミ等が反応することで、包装体への腐食が生じる可能性があり、その結果、シートへの着色やニオイへの懸念が生じる問題がある(特許文献１)。また、菌・ウイルス除去のため、アルコールタイプのウェットシートの提供が望まれているが、含浸液中のエタノール濃度が高いほど、より腐食が進行しやすい。しかし、包装体からアルミを削除する事は、不織布の乾燥やニオイの劣化に寄与するため、組成面での腐食防止対応が望まれている。 In recent years, an infectious disease (COVID-19) caused by a new type of coronavirus (SARS-CoV-2) has raged worldwide, causing a pandemic. The spread of viral infectious diseases such as influenza and norovirus has been prevalent in the past, and infection with these viruses causes severe symptoms such as high fever, severe vomiting, and diarrhea. is very high. As for the route of virus transmission, in addition to droplet infection by inhaling droplets such as coughs and sneezes of infected people, hand fingers touching textile products such as doorknobs, smartphones, and clothing with saliva and runny nose of infected people can spread. Contact infection through contact with mucous membranes such as the nose and eyes is known. In this way, antiviral measures for hands and the environment are very important preventive measures against viral infections. has been reported to evaluate efficacy against the new coronavirus (Non-Patent Document 1). As a countermeasure against such contact infections, the use of wet wipes, which can easily remove viruses and bacteria even when there is no water, is an important preventive method.
On the other hand, non-woven fabrics, which are widely used as wet wipes, contain sulfate ions derived from materials, and chloride ions and metal ions derived from the manufacturing process. When these ions react with aluminum, which is generally used for packaging, there is a possibility that the packaging will corrode. There is (Patent Document 1). There is also a demand for alcohol-type wet wipes to remove bacteria and viruses. However, eliminating aluminum from the package contributes to the drying of the nonwoven fabric and deterioration of odors, so it is desired to prevent corrosion in terms of composition.

新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価（最終報告）、独立行政法人製品評価技術基盤機構（ＮＩＴＥ）、令和２年６月Effectiveness evaluation of alternative disinfection methods against new coronavirus (final report), National Institute of Technology and Evaluation (NITE), June 2020 ＷＯ２０１０/１１３６８３WO2010/113683

本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、シート及び包装体の安定性は保持しながら、優れたウイルス・菌除去能力を有するウェットシートを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a wet wipe having excellent virus/bacteria removing ability while maintaining the stability of the sheet and package.

前記課題を解決するため本発明者らが鋭意検討を行った結果、（Ａ）エステル構造を有する抗菌性物質及び第４級アンモニウム化合物から選ばれる１種以上、（Ｂ）キレート剤、（Ｃ）水溶性溶剤を含む液体組成物を不織布に含浸させることにより、シート及び包装体の安定性を確保でき、インフルエンザウイルス・大腸菌・黄色ブドウ球菌を除去できることを知見した。 As a result of intensive studies by the present inventors to solve the above problems, (A) one or more selected from antibacterial substances having an ester structure and quaternary ammonium compounds, (B) a chelating agent, and (C) It has been found that by impregnating a nonwoven fabric with a liquid composition containing a water-soluble solvent, the stability of the sheet and package can be ensured, and influenza viruses, Escherichia coli, and Staphylococcus aureus can be removed.

また、液体組成物のｐＨを３．５～７．０にすることで、更にシート及び包装体の保存安定性が向上することを知見した。 In addition, the inventors have found that the storage stability of the sheet and package is further improved by adjusting the pH of the liquid composition to 3.5 to 7.0.

本発明は、本発明者らによる前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための
手段としては、以下の通りである。即ち、
＜１＞（Ａ）エステル構造を有する抗菌性物質及び第４級アンモニウム化合物から選ばれる１種以上、
（Ｂ）キレート剤、
（Ｃ）水溶性溶剤、
を含む液体組成物を不織布に含浸させたウェットシートである。 The present invention is based on the above findings by the present inventors, and means for solving the above problems are as follows. Namely
<1> (A) one or more selected from antimicrobial substances having an ester structure and quaternary ammonium compounds,
(B) a chelating agent;
(C) a water-soluble solvent,
It is a wet sheet obtained by impregnating a nonwoven fabric with a liquid composition containing.

＜２＞前記液体組成物のｐＨが３．５～７．０である＜１＞記載のウェットシートである。 <2> The wet sheet according to <1>, wherein the liquid composition has a pH of 3.5 to 7.0.

＜３＞前記（Ａ）成分が、Ｎ－ヤシ油脂肪酸アシルＬ－アルギニンエチル・ＤＬピロリドンカルボン酸塩と塩化ベンザルコニウム
である＜１＞又は＜２＞記載のウェットシートである。 <3> The wet sheet according to <1> or <2>, wherein the component (A) is N-coconut fatty acid acyl L-arginine ethyl DL-pyrrolidone carboxylate and benzalkonium chloride.

＜４＞身体用又は硬表面用である＜１＞又は＜２＞記載のウェットシートである。 <4> The wet sheet according to <1> or <2>, which is for the body or for hard surfaces.

＜５＞ウイルスや菌の除去用又は不活化用である＜１＞又は＜２＞記載のウェットシートである。 <5> The wet sheet according to <1> or <2>, which is for removing or inactivating viruses and bacteria.

＜６＞（Ａ）エステル構造を有する抗菌性物質及び第４級アンモニウム化合物から選ばれる１種以上、
（Ｂ）キレート剤、
（Ｃ）水溶性溶剤、
からなる液体組成物を不織布に含浸させたウェットシートによりウイルスや菌を除去又は不活化する方法である。 <6> (A) one or more selected from antimicrobial substances having an ester structure and quaternary ammonium compounds,
(B) a chelating agent;
(C) a water-soluble solvent,
It is a method of removing or inactivating viruses and bacteria with a wet sheet in which a nonwoven fabric is impregnated with a liquid composition consisting of.

本発明によると、従来における諸問題を解決することができ、シート及び包装体の安定性は保持しながら、優れたウイルス・菌を除去できるウェットシートを提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, various problems in the past can be solved, and the wet wipe which can remove an excellent virus and microbes can be provided, maintaining the stability of a sheet and a package.

図１は、本発明のシート状化粧料に用いた不織布の一例を示す写真である。FIG. 1 is a photograph showing an example of the nonwoven fabric used in the sheet-like cosmetic of the present invention. 図２は、図１の不織布における１つの開孔部を拡大した模式図である。FIG. 2 is an enlarged schematic diagram of one opening in the nonwoven fabric of FIG. 図３は、本発明のシート状化粧料を包装体で包装したときの使用形態を説明するための図である。FIG. 3 is a diagram for explaining the form of use when the sheet-like cosmetic of the present invention is packaged in a package.

本発明のウェットシートは、不織布に液組成物が含浸されてなる。
＜不織布＞
前記不織布は、親水性繊維と疎水性繊維とから構成される。
前記親水性繊維と前記疎水性繊維との質量比率（親水性繊維／疎水性繊維）は、９０／１０～５０／５０であり、拭き取り感や肌触りから８０／２０～７０／３０が好ましい。前記親水性繊維が、９０質量％を超えると、拭き取り感が劣り、使用時にヨレやヘタリが発生しやすく、肌へのべたつき感が大きい。一方、前記親水性繊維が、５０質量％未満であると、液組成物の含浸性の低下により肌触りが悪くなる。前記親水性繊維と前記疎水性繊維との質量比率（親水性繊維／疎水性繊維）が、前記好ましい範囲内であると、使用時のヨレやヘタリ、肌へのべたつき感がなく、また、液組成物をより充分に含浸させることができるために、肌を拭いたときのぬれ感や、拭き取り感により優れる点で、有利である。
前記親水性繊維としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、綿、パルプ、麻等の天然セルロース系繊維、パルプより得られるビスコースレーヨン、銅アンモニウムレーヨン、溶剤紡糸されたレーヨンであるリオセル、テンセル等の再生セルロース系繊維、キチン、アルギン酸繊維、コラーゲン繊維等の再生繊維などが挙げられる。これらの中でも、拭き取り感、使用性の点で、再生セルロース系繊維が特に好ましい。
前記疎水性繊維としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリエチレン（ＰＥ）やポリプロピレン（ＰＰ）等のポリオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系繊維、ナイロン等のポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリウレタン繊維等の合成繊維が挙げられる。これらの中でも、ヨレ・ヘタリが少ない点で、ポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維が特に好ましい。
これらの中でも、前記疎水性繊維としては、特に、熱溶融性繊維であることが好ましい。
前記熱溶融性繊維としては、加熱によって溶融し、相互に接着性を発現する繊維であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール等のポリオレフィン系単一繊維、ポリエチレンテレフタレート／ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート／ポリプロピレン、ポリプロピレン／ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート／エチレン－プロピレン共重合体、低融点ポリエステル－ポリエステルなどからなる鞘部分が相対的に低融点とされる芯鞘型複合繊維、サイドバイサイド型複合繊維、ポリエチレンテレフタレート／ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート／ナイロン、ポリプロピレン／ポリエチレンからなる各成分の一部が表面に露出している分割型複合繊維、ポリエチレンテレフタレート／エチレン－プロピレン共重合体からなる一方の成分の熱収縮により分割する熱分割型複合繊維などを用いることができる。
前記親水性繊維及び前記疎水性繊維は、それぞれ１種単独で使用してもよいし、２種以上を併用してもよい。２種以上を使用する場合は、前記親水性繊維と前記疎水性繊維、それぞれの合計の質量比が、前記した質量比の範囲内にあればよい。
前記不織布としては、適宜作製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。該市販品としては、例えばＡＳ－４０（レーヨン：ＰＰ／ＰＥ（５０／５０）＝８０：２０、坪量４０ｇ／ｍ^２、開孔率２３％、ダイワボウポリテック株式会社製）などが挙げられる。
前記不織布の坪量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、３０ｇ／ｍ^２～８０ｇ／ｍ^２が好ましく、３０ｇ／ｍ^２～５０ｇ／ｍ^２がより好ましい。前記坪量が、３０ｇ／ｍ^２未満であると、十分な厚みが得られないため、使用時に破けたり、ヨレが生じるなど、使用性が悪くなることがあり、８０ｇ／ｍ^２を超えると、携帯性が悪くなり、コストの面でも不利となることがある。一方、前記坪量が、前記より好ましい範囲内であると、所望の厚みとなるために、より使用性に優れ、携帯性やコスト性の点でも、有利である。
前記不織布の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、０．３ｍｍ～５ｍｍが好ましく、０．４ｍｍ～２ｍｍがより好ましい。前記厚さが、０．３ｍｍ未満であると、使用時に丸まったりして使いづらいことがあり、５ｍｍを超えると、逆に厚すぎて使いづらいことがある。一方、前記厚さが、前記より好ましい範囲内であると、扱いやすいために、より使用感に優れる点で、有利である。
なお、前記厚さは、例えば、ピーコック式厚み測定器で、直径４４ｍｍの押圧円盤を用いて、１５０ｍｍ×１００ｍｍの試料を、押圧２ｋＰａのダイヤルゲージにて、各不織布の１点を１０秒間放置して、測定することができる。
また、前記不織布は、その層構造に特に限定はなく、１層構造であってもよいし、２層以上の層構造であってもよい。これらの中でも、製造が簡易な点で、１層構造が好ましい。
前記不織布の製造方法としては、特に制限はなく、公知の製造方法を使用することができ、例えば、スパンボンド、メルトブロー、サーマルボンド、ケミカルボンド、スパンレース、ニードルパンチなどによる方法が挙げられる。これらの方法の中でも、前記不織布を構成する親水性繊維と疎水性繊維とを混合したカードウェブを、開孔部材上で水流交絡処理をし、熱溶融性繊維である疎水性繊維により構成繊維同士を熱接着するスパンレース法で製造された開孔部を有する不織布であることが肌触りの点で好ましい。
前記不織布の開孔部は、高圧ジェット水流の噴射装置及び波状に編まれたメッシュ開孔部材によって作製する。メッシュの波の凸部分水流が当たることで不織布が開孔する。この前記開孔部材は、噴射装置の噴射口と対向する位置に配置されており、スパンレース不織布の搬送方向に周回している。前記開孔部材は、例えば透水性の無端ベルトに、目開き（開孔部）が作製したい開孔率であるステンレス製やプラスチック製メッシュの網が設けられたものから構成されており、メッシュ開孔部材の波の高さを変えることにより不織布の開孔率を適宜調整することができる。なお、メッシュの網の織り方については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記不織布の開孔率は、１０％～４０％であることが好ましく、防腐性能（特にセパシア菌に対する）、拭き取り感の点から、１５％～２３％がより好ましい。前記開孔率が、１０％未満であると、防腐性能（特にセパシア菌に対する）、拭き取り感が悪くなることがあり、４０％を超えると、防腐性能（特にセパシア菌に対する）、拭き取り感や肌触りが悪くなることがある。
ここで、図１に示すように、シート状化粧料を構成する不織布１０には、多数の開孔部１が規則的に形成されている。該開孔部１の形状は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、円形、楕円形、正方形、長方形、菱形、などが挙げられる。
前記不織布の開孔率とは、（開孔部１個の面積×開孔部の個数）／単位面積×１００（％）で求めることができる。即ち、例えば、図２に示すような楕円形状の開孔部１の１個の面積は３．１４×０．４５ｍｍ×０．４ｍｍ＝０．５７ｍｍ^２となり、該開孔部が単位面積（１００ｍｍ^２）当たり４０個あるとすると、不織布の開孔率は、〔（０．５７ｍｍ^２×４０個）／１００ｍｍ^２〕×１００＝２３％となる。
＜液組成物＞
前記液組成物は、（Ａ）エステル構造を有する抗菌性物質及び第４級アンモニウム化合物から選ばれる１種以上、（Ｂ）キレート剤、（Ｃ）水溶性溶剤とを含有してなり、好ましくは液組成物のｐＨが３．５～７．０であり、更に必要に応じてその他の成分を含有してもよい。
＜（Ａ）エステル構造を有する抗菌性物質及び第４級アンモニウム化合物＞
前記（Ａ）成分のエステル構造を有する抗菌性物質としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、Ｎ－ヤシ油脂肪酸アシルＬ－アルギニンエチル・ＤＬピロリドンカルボン酸塩、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸イソブチル、等が挙げられる。これらは、１種単独で使用してもよいし、２種以上を併用してもよい。これらの中でも、手肌への刺激のなさ、防腐力、不織布の着色のなさ、アルミの腐食のなさ、ウイルス・菌除去効果の点で、Ｎ－ヤシ油脂肪酸アシルＬ－アルギニンエチル・ＤＬピロリドンカルボン酸塩、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチルが好ましい。 The wet sheet of the present invention is obtained by impregnating a nonwoven fabric with a liquid composition.
<Nonwoven fabric>
The nonwoven fabric is composed of hydrophilic fibers and hydrophobic fibers.
The mass ratio of the hydrophilic fibers and the hydrophobic fibers (hydrophilic fibers/hydrophobic fibers) is 90/10 to 50/50, preferably 80/20 to 70/30 in terms of wiping feeling and touch. If the hydrophilic fiber content exceeds 90% by mass, the feeling of wiping is inferior, wrinkles and settling are likely to occur during use, and the skin feels sticky. On the other hand, if the hydrophilic fiber content is less than 50% by mass, the impregnability of the liquid composition is lowered, resulting in poor touch. When the mass ratio of the hydrophilic fibers to the hydrophobic fibers (hydrophilic fibers/hydrophobic fibers) is within the preferred range, there is no twisting or settling during use, and there is no sticky feeling on the skin. Since the composition can be more sufficiently impregnated, it is advantageous in terms of superior wet feeling and wiping feeling when the skin is wiped.
The hydrophilic fiber is not particularly limited and can be appropriately selected depending on the intended purpose. Regenerated fibers such as lyocell and Tencel, which are spun rayons, chitin, alginic acid fibers, and collagen fibers. Among these, regenerated cellulose fibers are particularly preferable in terms of wiping feeling and usability.
The hydrophobic fiber is not particularly limited and can be appropriately selected according to the purpose. Examples include polyolefin fibers such as polyethylene (PE) and polypropylene (PP), polyester fibers such as polyethylene terephthalate, nylon, and the like. and synthetic fibers such as polyamide fibers, polyacrylonitrile fibers, polyvinyl alcohol fibers, and polyurethane fibers. Among these, polyolefin-based fibers and polyester-based fibers are particularly preferable in terms of less twisting and settling.
Among these, the hydrophobic fibers are particularly preferably heat-fusible fibers.
The heat-fusible fiber is not particularly limited as long as it is a fiber that melts by heating and develops mutual adhesiveness, and can be appropriately selected according to the purpose. Examples include polyethylene, polypropylene, polyvinyl alcohol, and the like. Polyolefin monofilament, polyethylene terephthalate/polyethylene, polyethylene terephthalate/polypropylene, polypropylene/polyethylene, polyethylene terephthalate/ethylene-propylene copolymer, low-melting polyester-polyester, etc. A core in which the sheath has a relatively low melting point. Scabbard-type conjugate fiber, side-by-side conjugate fiber, polyethylene terephthalate/polypropylene, polyethylene terephthalate/nylon, split-type conjugate fiber in which a part of each component consisting of polypropylene/polyethylene is exposed on the surface, polyethylene terephthalate/ethylene-propylene copolymer A thermal splittable conjugate fiber or the like that splits by heat shrinkage of one of the combined components can be used.
Each of the hydrophilic fibers and the hydrophobic fibers may be used alone, or two or more thereof may be used in combination. When two or more types are used, the total weight ratio of the hydrophilic fibers and the hydrophobic fibers should be within the range of the weight ratio described above.
As the nonwoven fabric, an appropriately produced one may be used, or a commercially available product may be used. Examples of such commercially available products include AS-40 (rayon: PP/PE (50/50) = 80:20, basis weight 40 g/m ² , porosity 23%, manufactured by Daiwabo Polytech Co., Ltd.).
^The ^basis weight ^of ^the non-woven fabric is not particularly limited and can be appropriately selected depending on the intended purpose. If the ^basis weight is less than 30 g/m ² , sufficient thickness cannot be obtained, and usability may deteriorate, such as tearing or twisting during use. Portability is deteriorated, and it may be disadvantageous in terms of cost. On the other hand, when the basis weight is within the more preferable range, the desired thickness can be obtained, which is advantageous in terms of usability, portability and cost.
The thickness of the non-woven fabric is not particularly limited and can be appropriately selected depending on the intended purpose. If the thickness is less than 0.3 mm, it may curl up during use and may be difficult to use. On the other hand, when the thickness is within the range more preferable than the above range, it is easy to handle, which is advantageous in that the feeling of use is more excellent.
The thickness can be measured, for example, by using a Peacock type thickness measuring instrument, using a pressing disc with a diameter of 44 mm, a sample of 150 mm × 100 mm, a dial gauge with a pressing pressure of 2 kPa, and leaving one point of each nonwoven fabric for 10 seconds. can be measured.
The layer structure of the nonwoven fabric is not particularly limited, and may be a one-layer structure or a layer structure of two or more layers. Among these, the one-layer structure is preferable in that it is easy to manufacture.
The method for producing the nonwoven fabric is not particularly limited, and known production methods can be used. Examples thereof include methods using spunbond, meltblown, thermal bond, chemical bond, spunlace, and needle punch. Among these methods, a card web obtained by mixing hydrophilic fibers and hydrophobic fibers constituting the nonwoven fabric is subjected to a hydroentanglement treatment on a perforated member, and the constituent fibers are separated by the hydrophobic fibers that are heat-fusible fibers. From the point of touch, it is preferable to use a nonwoven fabric having pores produced by a spunlace method of thermally adhering.
The perforations of the non-woven fabric are produced by a high-pressure water jet injection device and a wavy woven mesh perforation member. The nonwoven fabric is perforated by hitting the convex part water flow of the wave of the mesh. The perforated member is arranged at a position facing the injection port of the injection device, and is wound in the conveying direction of the spunlace nonwoven fabric. The perforated member is composed of, for example, a water-permeable endless belt provided with a mesh made of stainless steel or a plastic mesh having a perforation ratio desired to produce openings (perforations). By changing the wave height of the perforated member, the porosity of the nonwoven fabric can be appropriately adjusted. The weaving method of the mesh is not particularly limited, and can be appropriately selected according to the purpose.
The porosity of the nonwoven fabric is preferably 10% to 40%, more preferably 15% to 23% in terms of antiseptic performance (especially against Bacillus cepacia) and wiping feeling. If the porosity is less than 10%, the antiseptic performance (particularly against Bacillus cepacia) and wiping feeling may be deteriorated. can get worse.
Here, as shown in FIG. 1, a large number of pores 1 are regularly formed in a nonwoven fabric 10 that constitutes the sheet-like cosmetic. The shape of the aperture 1 is not particularly limited and can be appropriately selected according to the purpose.
The porosity of the nonwoven fabric can be obtained by (area of one pore x number of pore)/unit area x 100 (%). That is, for example, the area of one ^elliptical aperture 1 as shown in FIG. ² ), the open area ratio of the nonwoven fabric is [(0.57 mm ² ×40)/100 mm ² ]×100=23%.
<Liquid composition>
The liquid composition contains (A) one or more selected from an antibacterial substance having an ester structure and a quaternary ammonium compound, (B) a chelating agent, and (C) a water-soluble solvent, preferably The liquid composition has a pH of 3.5 to 7.0 and may contain other components as necessary.
<(A) Antibacterial substance and quaternary ammonium compound having an ester structure>
The antibacterial substance having an ester structure as component (A) is not particularly limited and can be appropriately selected depending on the intended purpose. For example, N-coconut fatty acid acyl L-arginine ethyl DL pyrrolidone carboxylate, methyl parahydroxybenzoate, ethyl parahydroxybenzoate, propyl parahydroxybenzoate, butyl parahydroxybenzoate, isopropyl parahydroxybenzoate, isobutyl parahydroxybenzoate, etc. is mentioned. These may be used individually by 1 type, and may use 2 or more types together. Among these, N-coconut fatty acid acyl L-arginine ethyl and DL pyrrolidone carboxylic acid have been found to be non-irritating to hands, antiseptic, non-woven fabric coloring, non-corrosive to aluminum, and effective in removing viruses and bacteria. Acid salts, methyl parahydroxybenzoate and ethyl parahydroxybenzoate are preferred.

前記エステル構造を有する抗菌性物質としては、市販品を用いてもよく、適宜合成したものを用いてもよい。前記市販品としては、例えば、Ｎ－ヤシ油脂肪酸アシルＬ－アルギニンエチル・ＤＬピロリドンカルボン酸塩（ＣＡＥ(R)、味の素ヘルシーサプライ株式会社製）、パラオキシ安息香酸メチル（メッキンス－Ｍ、上野製薬株式会社製）、パラオキシ安息香酸エチル（メッキンス－Ｅ、上野製薬株式会社製）、パラオキシ安息香酸プロピル（メッキンス－Ｐ、上野製薬株式会社製）、パラオキシ安息香酸ブチル（メッキンス－Ｂ、関東化学株式会社製）、パラオキシ安息香酸イソプロピル（パラオキシ安息香酸イソプロピル、関東化学株式会社製）、パラオキシ安息香酸イソブチル（パラオキシ安息香酸イソブチル、関東化学株式会社製）等が挙げられる。
前記（Ａ）成分の第４級アンモニウム化合物としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、等が挙げられる。これらは１種単独で使用してもよいし、２種以上を併用してもよい。これらの中でも、手肌への刺激のなさ、防腐力、不織布の着色のなさ、アルミの腐食のなさ、ウイルス・菌除去効果の点で、塩化ベンザルコニウムが好ましい。
前記第４級アンモニウム化合物としては、市販品を用いてもよく、適宜合成したものを用いてもよい。前記市販品としては、例えば、塩化ベンザルコニウム（カチオンＧ－５０、三洋化成工業株式会社製）、（ＮＩＫＫＯＬＣＡ－１０１、日光ケミカルズ株式会社製）、（ニッサンカチオンＭ２－１００Ｒ、日油株式会社製）、（カチオンＦ２－５０Ｅ、日油株式会社製）、塩化ベンゼトニウム（ロンザガードベンゼトニウムクロライド、三菱ケミカル株式会社製）、（ベンゼトニウムクロリド、東京化成工業株式会社製）、塩化セチルピリジニウム（塩化セチルピリジニウム（ＣＰＣ）、富士フィルム和光純薬株式会社製）等が挙げられる。
前記（Ａ）成分の含有量は、組成物全体の０．０１～１質量％が好ましく、より好ましくは０．１～０．３質量％である。０．０１質量％以上であれば、ウイルス・菌除去効果、防腐力に優れ、１質量％以下であれば、アルミの腐食のなさ、不織布の着色のなさ、手肌への刺激のなさに優れる。
＜（Ｂ）キレート剤＞
前記（Ｂ）成分のキレート剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、１－ヒドロキシエタン－１，１－ジフォスホン酸、１－ヒドロキシエタン－１，１－ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウムなどが挙げられる。これらは１種単独で使用してもよいし、２種以上を併用してもよい。これらの中でも、不織布の着色のなさ、アルミの腐食のなさ、手肌への刺激のなさの点で、エデト酸二ナトリウムが好ましい。 As the antibacterial substance having an ester structure, a commercially available product may be used, or an appropriately synthesized product may be used. Examples of the commercially available products include N-coconut oil fatty acid acyl L-arginine ethyl DL pyrrolidone carboxylate (CAE (R), manufactured by Ajinomoto Healthy Supply Co., Ltd.), methyl paraoxybenzoate (Mekkens-M, Ueno Pharmaceutical Co., Ltd.) company), ethyl parahydroxybenzoate (Mekkens-E, manufactured by Ueno Pharmaceutical Co., Ltd.), propyl parahydroxybenzoate (Mekkens-P, manufactured by Ueno Pharmaceutical Co., Ltd.), butyl parahydroxybenzoate (Mekkens-B, manufactured by Kanto Chemical Co., Ltd.) ), isopropyl parahydroxybenzoate (isopropyl parahydroxybenzoate, manufactured by Kanto Chemical Co., Ltd.), isobutyl parahydroxybenzoate (isobutyl parahydroxybenzoate, manufactured by Kanto Chemical Co., Ltd.), and the like.
The quaternary ammonium compound of component (A) is not particularly limited and can be appropriately selected depending on the purpose. Examples include benzalkonium chloride, benzethonium chloride, cetylpyridinium chloride, and the like. These may be used individually by 1 type, and may use 2 or more types together. Among these, benzalkonium chloride is preferred in terms of no irritation to hands, antiseptic power, no coloration of nonwoven fabric, no corrosion of aluminum, and virus/bacteria removing effect.
As the quaternary ammonium compound, a commercially available product may be used, or an appropriately synthesized product may be used. Examples of the commercially available products include benzalkonium chloride (Cation G-50, manufactured by Sanyo Chemical Industries, Ltd.), (NIKKOL CA-101, manufactured by Nikko Chemicals Co., Ltd.), (Nissan Cation M2-100R, NOF Corporation) ), (Cation F2-50E, manufactured by NOF Corporation), benzethonium chloride (Lonzaguard benzethonium chloride, manufactured by Mitsubishi Chemical Corporation), (benzethonium chloride, manufactured by Tokyo Chemical Industry Co., Ltd.), cetylpyridinium chloride (cetylpyridinium chloride (CPC), manufactured by Fujifilm Wako Pure Chemical Industries, Ltd.) and the like.
The content of component (A) is preferably 0.01 to 1% by mass, more preferably 0.1 to 0.3% by mass of the entire composition. If it is 0.01% by mass or more, it is excellent in virus/bacteria removing effect and antiseptic power, and if it is 1% by mass or less, it is excellent in aluminum corrosion, non-woven fabric coloring, and hand skin irritation. .
<(B) Chelating agent>
The chelating agent of component (B) is not particularly limited and can be appropriately selected depending on the intended purpose. Diphosphonic acid tetrasodium salt, edetate disodium, edetate trisodium, edetate tetrasodium, sodium hexametaphosphate, sodium citrate, sodium polyphosphate, sodium metaphosphate, gluconic acid, phosphoric acid, citric acid, ascorbic acid, succinate acid, edetic acid, trisodium ethylenediaminehydroxyethyl triacetate, and the like. These may be used individually by 1 type, and may use 2 or more types together. Among these, disodium edetate is preferred because it does not color the nonwoven fabric, does not corrode aluminum, and does not irritate the skin of the hands.

前記キレート剤としては、市販品を用いてもよく、適宜合成したものを用いてもよい。前記市販品としては、例えば、エデト酸二ナトリウム（ディゾルビンＮＡ２－Ｓ、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製）、エデト酸三ナトリウム（キレスト２Ｃ－ＳＤ、キレスト株式会社製）、エデト酸四ナトリウム（ディゾルビンＮＡ－Ｘ、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製）、ヘキサメタリン酸ナトリウム（ヘキサメタリン酸ナトリウム、米山化学工業株式会社製）、クエン酸ナトリウム（クエン酸ナトリウム、小松屋株式会社製）、ポリリン酸ナトリウム（ポリリン酸ナトリウム、富士フィルム和光純薬株式会社製）、メタリン酸ナトリウム（メタリン酸ナトリウム、太平化学株式会社製）、グルコン酸（５０％グルコン酸溶液、富士フィルム和光純薬株式会社製）、リン酸（りん酸、富士フィルム和光純薬株式会社製）、クエン酸（クエン酸、小松屋株式会社製）、アスコルビン酸（アスコルビン酸(結晶)、ＤＳＭ株式会社製）、コハク酸（コハク酸、株式会社日本触媒製）、エデト酸（ディゾルビンＺ、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製）等が挙げられる。
前記（Ｂ）成分の含有量は、組成物全体の０．０１～０．５質量％が好ましく、より好ましくは０．０３～０．２質量％である。０．０１質量％以上であれば、アルミの腐食のなさ、不織布の着色のなさに優れ、０．５質量％以下であれば、手肌への刺激のなさに優れる。
＜（Ｃ）水溶性溶剤＞
前記（Ｃ）成分の水溶性溶剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、プロピレングリコ－ル、ポリエチレングリコ－ル、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、１，３－ブチレングリコール、エタノール、ポリプロピレングリコール、フェノキシエタノールなどが挙げられる。これらは、１種単独で使用してもよいし、２種以上を併用してもよい。これらの中でも、手肌への刺激のなさ、防腐力、不織布の着色のなさ、アルミの腐食のなさ、ウイルス・菌除去の点で、プロピレングリコ－ル、１，３－ブチレングリコール、エタノールが好ましい。 As the chelating agent, a commercially available product may be used, or an appropriately synthesized one may be used. Examples of the commercially available products include disodium edetate (Disolvin NA2-S, manufactured by Lion Specialty Chemicals Co., Ltd.), trisodium edetate (Chelest 2C-SD, manufactured by Cherest Co., Ltd.), tetrasodium edetate (Disolvin NA-X, manufactured by Lion Specialty Chemicals Co., Ltd.), sodium hexametaphosphate (sodium hexametaphosphate, manufactured by Yoneyama Chemical Co., Ltd.), sodium citrate (sodium citrate, manufactured by Komatsuya Co., Ltd.), sodium polyphosphate (polyphosphorus sodium acid, manufactured by Fujifilm Wako Pure Chemical Industries, Ltd.), sodium metaphosphate (sodium metaphosphate, manufactured by Taihei Chemical Co., Ltd.), gluconic acid (50% gluconic acid solution, manufactured by Fujifilm Wako Pure Chemical Industries, Ltd.), phosphoric acid ( Phosphoric acid, manufactured by Fujifilm Wako Pure Chemical Industries, Ltd.), citric acid (citric acid, manufactured by Komatsuya Co., Ltd.), ascorbic acid (ascorbic acid (crystal), manufactured by DSM Co., Ltd.), succinic acid (succinic acid, Japan Co., Ltd.) Catalyst), edetic acid (Disolvin Z, manufactured by Lion Specialty Chemicals Co., Ltd.), and the like.
The content of component (B) is preferably 0.01 to 0.5% by mass, more preferably 0.03 to 0.2% by mass, based on the total composition. If it is 0.01% by mass or more, it is excellent in preventing corrosion of aluminum and in preventing coloring of the nonwoven fabric.
<(C) water-soluble solvent>
The water-soluble solvent of component (C) is not particularly limited and can be appropriately selected depending on the intended purpose. , 3-butylene glycol, ethanol, polypropylene glycol, phenoxyethanol and the like. These may be used individually by 1 type, and may use 2 or more types together. Among these, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, and ethanol are preferred in terms of no irritation to hands, antiseptic power, no coloration of nonwoven fabric, no corrosion of aluminum, and removal of viruses and bacteria. .

前記水溶性溶剤としては、市販品を用いてもよく、適宜合成したものを用いてもよい。前記市販品としては、例えば、プロピレングリコール（化粧用プロピレングリコール、株式会社ＡＤＥＫＡ製）、グリセリン（化粧用品グリセリン、阪本薬品工業株式会社製）、ジグリセリン（ジグリセリン８０１、阪本薬品工業株式会社製）、ジプロピレングリコール（ＤｉｐｒｏｐｙｌｅｎｅＧｌｙｃｏｌ、東京化成工業株式会社製）、１，３－ブチレングリコール（１，３－ブチレングリコール、ダイセル化学工業株式会社製）、エタノール（９５度合成特定アルコール、信和アルコール産業株式会社製）、ポリプロピレングリコール(ユニオール(R) Ｄ－１０００、日油株式会社製)、フェノキシエタノール（フェノキシエタノール－Ｓ、四日市合成株式会社製）等が挙げられる。
前記（Ｃ）成分の含有量は、組成物全体の１．０～３０質量％が好ましく、より好ましくは２．０～２５質量％である。１．０質量％以上であれば、ウイルス・菌除去効果、防腐力、手肌への刺激のなさに優れ、３０質量％以下であれば、アルミの腐食のなさ、不織布の着色のなさ、手肌への刺激のなさに優れる。
＜ｐＨ＞
前記液組成物は、ｐＨメーター（東亜電波工業株式会社製、ＨＭ－３０Ｇ），ｐＨ電極（東亜ディーケーケー株式会社製、ＧＳＴ－５７２１Ｃ型）を用いて測定した２５℃でのｐＨが３．５～７．０であることが好ましく、４．０～６．０がより好ましい。ｐＨが３．５以上及び７．０以下では、アルミの腐食のなさ、不織布の着色のなさ、手肌への刺激のなさに優れる。
＜その他の成分＞
前記液組成物には、特に制限はなく、適宜選択したその他の成分を本発明の目的を妨げない範囲で含有することができる。前記その他の成分としては、前記液組成物に通常用いられているものの中から適宜選択することができ、例えば、前記（Ａ）成分以外の抗菌性物質、油分、シリコーン類、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、アクリル樹脂分散液、ビタミン等の薬剤、防腐剤、ｐＨ調整剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物又はその誘導体、色素、香料、顔料、無機粉体、粘土鉱物、ナイロン、ポリエチレン等の水不溶性ポリマー粉体、水溶性ポリマー、界面活性剤などが挙げられる。
前記油分としては、ヒマシ油、オリーブ油、カカオ油、硬化パーム油、椿油、ヤシ油、木ロウ、ホホバ油、グレープシード油、アボガド油等の植物油脂類及びそれらのエステル化合物；ミンク油、卵黄油等の動物油脂類；ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、水添ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類；流動パラフィン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ワセリン等の炭化水素類；オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等の天然及び合成脂肪酸類；グリセロールトリ－２－エチルヘキサン酸エステル、２－エチルヘキシルステアレート、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、コレステロールオレート等のエステル類などが挙げられ、保湿性・除菌効果の観点から液体組成物全体に対して０．１～３％が好ましい。
前記防腐剤としては、安息香酸塩、ソルビン酸塩、デヒドロ酢酸塩、パラオキシ安息香酸エステル、２，４，４’－トリクロロ－２’－ヒドロキシジフェニルエーテル、３，４，４’－トリクロロカルバニリド、塩化ベンザルコニウム、ヒノキチオール、レゾルシン、メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液（商品名：ケーソンＣＧ、ローム・アンド・ハース・ジャパン社製）、サリチル酸、ペンタンジオール、フェノキシエタノール、エタノールなどが挙げられ、液体組成物全体に対して０．０１～１．０％が好ましい。
前記酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、アスコルビン酸などが挙げられ、液体組成物全体に対して０．００１～１．０％が好ましい。
前記ｐＨ調整剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、クエン酸、コハク酸、トリエタノールアミン、アンモニア水、トリイソプロパノールアミン、リン酸、グリコール酸、塩酸などが挙げられる。
前記紫外線吸収剤としては、２－ヒドロキシ－４－メトキシベンゾフェノン、オクチルジメチルパラアミノベンゾエート、エチルヘキシルパラメトキシサイナメート、酸化チタン、カオリン、タルクなどが挙げられ、液体組成物全体に対して０．０１～１．０％が好ましい。
前記ビタミン類としては、ビタミンＡ、ビタミンＢ群、ビタミンＣ、ビタミンＤ、ビタミンＥ、ビタミンＦ、ビタミンＫ、ビタミンＰ、ビタミンＵ、カルニチン、フェルラ酸、γ－オリザノール、α－リポ酸、オロット酸及びその誘導体などが挙げられ、液体組成物全体に対して０．００１％～１．０％が好ましい。
前記水不溶性ポリマー粉体としては、無機粉体、粘土鉱物、ナイロン、ポリエチレンなどが挙げられ、保存安定性・使用感の観点から液体組成物全体に対して０．１％以下が好ましい。
前記水溶性ポリマーとしては、メチルセルロース、エチルセルロース、プロピルセルロース、ブチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどが挙げられ、除菌効果・使用感の観点から液体組成物全体に対して０．０１～１．０％が好ましい。
＜製造方法＞
前記液組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、それぞれの成分を単独あるいは複数種類まとめて使用し、所定の装置を用いて常法により製造することができる。
前記液組成物を調製する装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、剪断力と全体混合できる複数の攪拌羽根（例えばプロペラ、タービン、ディスパー等）を備えた攪拌装置が好ましい。
＜含浸＞
本発明のウェットシートは、前記不織布に前記液組成物を含浸させることにより得ることができる。前記含浸の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記不織布に、前記液組成物を滴下又は噴霧することにより、含浸させる方法、前記液組成物中に、前記不織布を浸漬することにより、含浸させる方法などが挙げられる。
前記液組成物の含浸量（含浸倍率）は、前記不織布の質量に対して、１００～１０００％が好ましく、２００～８００％がより好ましく、２００～３００％が更に好ましい。前記含浸倍率が、１００％未満であると、汚れの洗浄性が十分でないことがあり、１０００％を超えると、液組成物の保持が容易でなくなり、また、濡れすぎて使用時にべたつき感が生じることがある。
＜包装及び使用態様＞
本発明のシート状化粧料は、包装体に収容された状態で使用される。
ここで、図３は、本発明のシート状化粧料を収容する包装体を示す斜視図である。この図３の包装体１０１は、蓋材１０２が引き上げられた状態を示している。
包装体１０１を構成している包材は、例えば表面側から順にＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）フィルム、アルミニウム箔、シーラント層が積層されたラミネートフィルム（積層フィルム）である。このラミネートフィルムは、包装体１０１の底面側で長手方向に縦シールされているとともに、長手方向両端部分が横シールされて横シール部１０１ｂ，１０１ｂが形成されている。これにより、ほぼ立方体形状の軟質な密封された包装体１０１が形成されている。この包装体１０１の内部には、本発明のウェットシート１０３が折り曲げされ、更に重ねられて収納されている。
包装体１０１の上面には、楕円形状の開口部１０１ａが形成され、この開口部１０１ａを覆う蓋材１０２が、前記開口部１０１ａの周辺部に感圧接着剤などの粘着層を介して剥離可能に接合されている。この蓋材１０２は、例えば二軸延伸されたポリプロピレンなどのフィルムで形成されており、蓋材１０２の裏面のほぼ全体に感圧接着剤などの粘着層が形成されている。
蓋材１０２の先端部１０２ａは、包装体１０１の表面に粘着されていない摘まみ部である。この先端部１０２ａを摘まんで蓋材１０２を包装体１０１の表面から引き剥がし、基端部１０２ｂが包装体１０１から離れないところまで蓋材１０２を引き上げて、開口部１０１ａからシート状化粧料１０３を取り出す。
なお、前記のようにして形成されたシート状化粧料１０３は、通常コンパクトな大きさとなるように折り畳まれて、折り畳まれたウェットシート１０３が上下に複数枚重ねられて、密封可能な包装体１０１に収納される。そして使用時にはウェットシート１０３が包装体１０１から１枚ずつ取り出される。また、上記包装体１０１は軟質なものであるが、硬質なケース内にウエットティッシュ１０３が収納されるものであってもよく、あるいは図３に示す軟質な包装体のまま、上部に開閉自在な蓋体が設けられたハードケース内に収納されるものであってもよい。
＜用途＞
本発明のシート状化粧料は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、顔用汗拭きシート、身体用汗拭きシート、足用拭き取りシート、硬表面に対する清掃用シート、介護用清拭シートなどに好ましく使用することができる。汚れをふき取るだけではなく、菌・ウイルスを除去する事ができる。本発明のウェットシートを硬質表面用に使用する対象としては、特に限定されないが、例えば、食卓、調理台、キッチンカウンター、床（フローリング・ビニール）、壁、子ども用品（おもちゃ・ベビーチェア・プレイマット等）、ペット用品（おもちゃ・ケージ・トイレ等）、家具、戸棚、鏡、窓、ドア、ドアノブ、キッチン、トイレ等が挙げられる。
本発明のウェットシートにより不活化され得るウイルスは、エンベロープ型及び非エンベロープ型の両者を含む。また、本発明のシート状化粧料により除去され得るウイルスは、二本鎖ＤＮＡウイルス、一本鎖ＤＮＡウイルス、二本鎖ＲＮＡウイルス、一本鎖（＋）ＲＮＡウイルス、一本鎖（－）ＲＮＡウイルス、及び逆転写ウイルスが挙げられる。例えば、カリシウイルス科、オルトミクソウイルス科、コロナウイルス科、ヘルペスウイルス科などに属するウイルスが挙げられる。
なお、本発明のシート状化粧料におけるウイルス除去効果は、ウイルスの感染又は増殖能力を除去又は低下させる効果を発揮するものであればよい。
本発明のシート状化粧料により不活化され得る細菌は、グラム陽性菌、グラム陰性菌、真菌、抗酸菌などが挙げられる。例えば、Ｓｔａｐｈｙｌｏｃｏｃｃｕｓ属、Ｓｔｒｅｐｔｏｃｏｃｃｕｓ属、Ｅｎｔｅｒｏｃｏｃｃｕｓ属、Ｐｓｅｕｄｏｍｏｎａｓ属、Ａｃｉｎｅｔｏｂａｃｔｅｒ属、Ｅｓｃｈｅｒｉｃｈｉａ属、Ｋｌｅｂｓｉｅｌｌａ属、Ｅｎｔｅｒｏｂａｃｔｅｒ属、Ｃａｎｄｉｄａ属、Ｃｒｙｐｔｏｃｏｃｃｕｓ属、Ａｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓ属、Ｍｙｃｏｂａｃｔｅｒｉｕｍ属などに属する細菌が挙げられる。
なお、本発明のウェットシートにおける除菌効果は、細菌の増殖能力を除去又は低下させる効果を発揮するものであればよい。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の例において「％」は、いずれも「質量％」を表し、実施例及び比較例に記載の成分量は全て純分換算である。
（製造例１）
－不織布（ａ）の作製－
親水性繊維としてレーヨンと、疎水性繊維としてＰＰ／ＰＥ芯鞘繊維(５０／５０；質量比率)を用い、これらをレーヨンと疎水性繊維の質量比率（レーヨン／疎水性繊維）が８０／２０となるように混合したカードウェブを、開孔率が２３％である開孔部材上で高圧ジェット水流の噴射装置を用いて水流交絡処理し、熱溶融性繊維である疎水性繊維により構成繊維同士を熱接着するスパンレース法により、開孔率が２３％、坪量４０ｇ／ｍ^２の不織布（ａ）を作製した。この不織布は、ＡＳ－４０Ｌ（大和紡績株式会社製）に該当する。 As the water-soluble solvent, a commercially available product may be used, or an appropriately synthesized product may be used. Examples of the commercially available products include propylene glycol (cosmetic propylene glycol, manufactured by ADEKA Co., Ltd.), glycerin (cosmetic glycerin, manufactured by Sakamoto Yakuhin Kogyo Co., Ltd.), and diglycerin (diglycerin 801, manufactured by Sakamoto Yakuhin Kogyo Co., Ltd.). , Dipropylene glycol (Dipropylene Glycol, manufactured by Tokyo Chemical Industry Co., Ltd.), 1,3-butylene glycol (1,3-butylene glycol, manufactured by Daicel Chemical Industries, Ltd.), ethanol (95 degree synthetic specific alcohol, Shinwa Alcohol Sangyo Co., Ltd. company), polypropylene glycol (Uniol (R) D-1000, manufactured by NOF Corporation), phenoxyethanol (Phenoxyethanol-S, manufactured by Yokkaichi Gosei Co., Ltd.), and the like.
The content of component (C) is preferably 1.0 to 30% by mass, more preferably 2.0 to 25% by mass of the entire composition. If it is 1.0% by mass or more, it is excellent in virus / bacteria removal effect, antiseptic power, and no irritation to hand skin. Superior non-irritating to the skin.
<pH>
The liquid composition has a pH of 3.5 to 3.5 at 25° C. measured using a pH meter (HM-30G, manufactured by Toa Denpa Kogyo Co., Ltd.) and a pH electrode (GST-5721C type, manufactured by Toa DKK Co., Ltd.). It is preferably 7.0, more preferably 4.0 to 6.0. When the pH is 3.5 or higher and 7.0 or lower, the corrosion of aluminum, the non-woven fabric is not colored, and the hand skin is not irritated.
<Other ingredients>
The liquid composition is not particularly limited, and may contain other appropriately selected components within a range that does not interfere with the object of the present invention. The other components can be appropriately selected from those commonly used in the liquid composition. Examples include antibacterial substances other than component (A), oils, silicones, lanolin derivatives, protein derivatives. , acrylic resin dispersions, drugs such as vitamins, preservatives, pH adjusters, antioxidants, ultraviolet absorbers, animal and plant extracts or their derivatives, dyes, fragrances, pigments, inorganic powders, clay minerals, nylon, polyethylene, etc. water-insoluble polymer powders, water-soluble polymers, surfactants, and the like.
The oils include castor oil, olive oil, cacao oil, hydrogenated palm oil, camellia oil, coconut oil, tree wax, jojoba oil, grapeseed oil, avocado oil and other vegetable oils and their ester compounds; mink oil, egg yolk oil. animal oils and fats such as; waxes such as beeswax, whale wax, lanolin, hydrogenated lanolin, carnauba wax and candelilla wax; hydrocarbons such as liquid paraffin, squalane, microcrystalline wax, ceresin wax, paraffin wax and petrolatum; olein Natural and synthetic fatty acids such as acid, isostearic acid, behenic acid; glycerol tri-2-ethylhexanoic acid ester, 2-ethylhexyl stearate, butyl stearate, isopropyl myristate, isopropyl palmitate, octyldodecyl myristate, oleic acid Examples thereof include esters such as octyldodecyl and cholesterol oleate, and from the viewpoint of moisturizing properties and sterilizing effects, the amount is preferably 0.1 to 3% relative to the entire liquid composition.
Examples of the preservative include benzoate, sorbate, dehydroacetate, paraoxybenzoic acid ester, 2,4,4'-trichloro-2'-hydroxydiphenyl ether, 3,4,4'-trichlorocarbanilide, Benzalkonium chloride, hinokitiol, resorcinol, methylchloroisothiazolinone/methylisothiazolinone liquid (trade name: Kason CG, manufactured by Rohm and Haas Japan), salicylic acid, pentanediol, phenoxyethanol, ethanol, and the like. , preferably 0.01 to 1.0% relative to the entire liquid composition.
Examples of the antioxidant include dibutylhydroxytoluene, butylhydroxyanisole, and ascorbic acid, and the content thereof is preferably 0.001 to 1.0% relative to the entire liquid composition.
Examples of the pH adjuster include sodium hydroxide, potassium hydroxide, citric acid, succinic acid, triethanolamine, aqueous ammonia, triisopropanolamine, phosphoric acid, glycolic acid, and hydrochloric acid.
Examples of the ultraviolet absorber include 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone, octyldimethyl para-aminobenzoate, ethylhexyl para-methoxycinamate, titanium oxide, kaolin, talc, etc., and the total amount of the liquid composition is 0.01-1. 0% is preferred.
Examples of the vitamins include vitamin A, vitamin B group, vitamin C, vitamin D, vitamin E, vitamin F, vitamin K, vitamin P, vitamin U, carnitine, ferulic acid, γ-oryzanol, α-lipoic acid, orotic acid. and derivatives thereof, preferably 0.001% to 1.0% relative to the entire liquid composition.
Examples of the water-insoluble polymer powders include inorganic powders, clay minerals, nylon, polyethylene, etc. From the viewpoint of storage stability and feel during use, the water-insoluble polymer powder is preferably 0.1% or less based on the entire liquid composition.
Examples of the water-soluble polymer include methyl cellulose, ethyl cellulose, propyl cellulose, butyl cellulose, hydroxyethyl cellulose, hydroxypropyl cellulose, and hydroxypropyl methyl cellulose. 01 to 1.0% is preferred.
<Manufacturing method>
The method for producing the liquid composition is not particularly limited, and can be appropriately selected according to the purpose. Each component is used singly or in combination, and the liquid composition is produced by a conventional method using a predetermined apparatus. be able to.
The device for preparing the liquid composition is not particularly limited, and can be appropriately selected according to the purpose. A device is preferred.
<Impregnation>
The wet sheet of the present invention can be obtained by impregnating the nonwoven fabric with the liquid composition. The impregnation method is not particularly limited and can be appropriately selected depending on the purpose. A method of impregnation by immersing the nonwoven fabric, and the like.
The impregnation amount (impregnation ratio) of the liquid composition is preferably 100 to 1000%, more preferably 200 to 800%, and even more preferably 200 to 300%, relative to the mass of the nonwoven fabric. If the impregnation ratio is less than 100%, the stain cleanability may not be sufficient. Sometimes.
<Packaging and mode of use>
The sheet-shaped cosmetic of the present invention is used in a state of being housed in a package.
Here, FIG. 3 is a perspective view showing a package containing the sheet-shaped cosmetic of the present invention. The package 101 in FIG. 3 shows a state in which the lid member 102 is pulled up.
The packaging material forming the packaging body 101 is, for example, a laminated film (laminated film) in which a PET (polyethylene terephthalate) film, an aluminum foil, and a sealant layer are laminated in this order from the surface side. This laminate film is vertically sealed in the longitudinal direction on the bottom side of the package 101, and laterally sealed at both ends in the longitudinal direction to form laterally sealed portions 101b, 101b. This forms a flexible, sealed package 101 of generally cuboid shape. Inside the packaging body 101, the wet sheet 103 of the present invention is folded and further stacked and housed.
An elliptical opening 101a is formed on the upper surface of the package 101, and a lid member 102 covering the opening 101a can be peeled off via an adhesive layer such as a pressure-sensitive adhesive on the periphery of the opening 101a. is joined to The cover member 102 is formed of, for example, a biaxially oriented polypropylene film, and an adhesive layer such as a pressure-sensitive adhesive is formed on almost the entire rear surface of the cover member 102 .
A tip portion 102 a of the lid member 102 is a grip portion that is not adhered to the surface of the package 101 . The front end portion 102a is pinched to peel off the lid member 102 from the surface of the package 101, the lid member 102 is pulled up until the base end portion 102b does not separate from the package 101, and the sheet-like cosmetic 103 is removed from the opening portion 101a. Take out.
The sheet-like cosmetic material 103 formed as described above is usually folded into a compact size, and a plurality of folded wet sheets 103 are vertically stacked to form a sealable package 101. stored in. When used, the wet sheets 103 are taken out from the package 101 one by one. Although the package 101 is soft, the wet tissue 103 may be stored in a hard case, or the soft package shown in FIG. It may be housed in a hard case provided with a lid.
<Application>
The sheet-shaped cosmetic of the present invention is not particularly limited and can be appropriately selected according to the purpose. For example, it can be preferably used as a face sweat-wiping sheet, a body sweat-wiping sheet, a foot-wiping sheet, a cleaning sheet for cleaning hard surfaces, a cleaning sheet for nursing care, and the like. Not only can it wipe off dirt, but it can also remove bacteria and viruses. Objects for which the wet sheet of the present invention is used for hard surfaces are not particularly limited. etc.), pet supplies (toys, cages, toilets, etc.), furniture, cupboards, mirrors, windows, doors, doorknobs, kitchens, toilets, and the like.
Viruses that can be inactivated by the wet sheet of the present invention include both enveloped and non-enveloped viruses. Viruses that can be removed by the sheet-shaped cosmetic of the present invention include double-stranded DNA viruses, single-stranded DNA viruses, double-stranded RNA viruses, single-stranded (+) RNA viruses, and single-stranded (-) RNA viruses. Viruses, and reverse transcription viruses. Examples thereof include viruses belonging to Caliciviridae, Orthomyxoviridae, Coronaviridae, Herpesviridae, and the like.
The virus-removing effect of the sheet-like cosmetic of the present invention may be any effect as long as it exhibits the effect of removing or reducing the ability of virus to infect or propagate.
Gram-positive bacteria, Gram-negative bacteria, fungi, acid-fast bacteria and the like can be mentioned as bacteria that can be inactivated by the sheet-like cosmetic of the present invention. Examples thereof include bacteria belonging to the genus Staphylococcus, Streptococcus, Enterococcus, Pseudomonas, Acinetobacter, Escherichia, Klebsiella, Enterobacter, Candida, Cryptococcus, Aspergillus, and Mycobacterium.
The sterilization effect of the wet sheet of the present invention may be any effect as long as it exhibits the effect of removing or reducing the growth ability of bacteria.
Examples of the present invention will be described below, but the present invention is not limited to these examples. In the following examples, "%" represents "% by mass", and all amounts of components described in Examples and Comparative Examples are in terms of pure content.
(Production example 1)
-Preparation of nonwoven fabric (a)-
Rayon is used as hydrophilic fiber, and PP/PE core-sheath fiber (50/50; mass ratio) is used as hydrophobic fiber, and the mass ratio of rayon and hydrophobic fiber (rayon/hydrophobic fiber) is 80/20. The card web mixed so that A nonwoven fabric (a) having a porosity of 23% and a basis weight of 40 g/m ² was produced by a spunlace method of heat bonding. This nonwoven fabric corresponds to AS-40L (manufactured by Daiwabo Co., Ltd.).

(製造例２)
－不織布（ｂ）の作製－
製造例１において、レーヨンと疎水性繊維の質量比率（レーヨン／疎水性繊維）を９０／１０に変えた以外は、製造例１と同様にして、開孔率が２３％、坪量４０ｇ／ｍ^２の不織布（ｂ）を作製した。
（製造例３）
－不織布（ｃ）の作製－
製造例１において、レーヨンと疎水性繊維の質量比率（レーヨン／疎水性繊維）を５０／５０に変えた以外は、製造例１と同様にして、開孔率が２３％、坪量４０ｇ／ｍ２の不織布（ｃ）を作製した。
（実施例１～１５、比較例１～３及び処方例１～１４）
表１～５に示す組成からなる、実施例及び比較例の液組成物を常法に準じて調製した。 (Production example 2)
-Preparation of nonwoven fabric (b)-
In Production Example 1, the same procedure as in Production Example 1 was repeated except that the mass ratio of rayon and hydrophobic fiber (rayon/hydrophobic fiber) was changed to 90/10, with a porosity of 23% and a basis weight of 40 g/m. ^{No. 2} nonwoven fabric (b) was produced.
(Production example 3)
-Preparation of nonwoven fabric (c)-
In Production Example 1, the same procedure as in Production Example 1 was repeated except that the mass ratio of rayon and hydrophobic fiber (rayon/hydrophobic fiber) was changed to 50/50, with a porosity of 23% and a basis weight of 40 g/m. A nonwoven fabric (c) was produced.
(Examples 1 to 15, Comparative Examples 1 to 3 and Formulation Examples 1 to 14)
Liquid compositions of Examples and Comparative Examples having the compositions shown in Tables 1 to 5 were prepared according to a conventional method.

得られた液組成物を、表１～５に示す組み合わせで、不織布（ａ）～（ｃ）に該不織布の質量の２１０～３００％の量を含浸させて、各シート状化粧料を作製した（実施例と比較例の不織布は（ａ）、含侵量は２５０％である。）。また、得たウェットシートは折り曲げされ、更に重ねて包装体に収容した。 Nonwoven fabrics (a) to (c) were impregnated with the resulting liquid compositions in an amount of 210 to 300% of the mass of the nonwoven fabrics in the combinations shown in Tables 1 to 5 to prepare sheet-like cosmetics. (The nonwoven fabrics of Examples and Comparative Examples are (a) and have an impregnation amount of 250%.). Also, the obtained wet sheets were folded and further stacked and housed in a package.

次に、得られた各シート状化粧料について、以下のようにして、ウイルス除去性能、除菌性能、アルミの腐食のなさ、不織布の着色のなさ、防腐力、手肌への刺激のなさを評価した。結果を表１～３に示す。
＜ウイルス除去性能試験法＞
日本衛生材料工業連合会が定める「ウエットワイパー類の除菌性能試験方法」（以下、この試験方法を「連合会試験方法」ともいう。）に準拠して行った。詳細な手順は以下のとおりである。特に断りのない限り、試験温度は２５±１℃の環境下で行った。実施例１～１５及び比較例１～３の液体組成物を含浸させた不織布を試験試料とした。
（１）Ａ型インフルエンザウイルス（Ｈ１Ｎ１、Ａ／ＰｕｅｒｔｏＲｉｃｏ／８／１９３４）を用い、前記ウイルス濃度が＞１０^８ＦＦＵ（フォーカスアッセイ法）／ｍＬとなるように、ウイルス溶液を調製した。
（２）試験片（直径５cm）に、１００μＬのウイルス溶液を点状に乗せた。
（３）試験片を安全キャビネット内で５０～６０分間乾燥させた。
（４）拭き取り具に、試験試料を設置し、過重をかけずにスライドさせ、1回拭き取りを行った。（指定荷重下（８ｇ／ｃｍ^２））また、（３）の操作後、ふき取り操作を行わないものを対照試料とした。
（５）ふき取り操作を行った領域に、洗い出し液（ＳＣＤＬＰ培地；不活性化剤入り培地）５ｍＬを加え、ピペッティングによりウイルスを洗い出した。（試験液）
（６）細胞用無血清培地を用いて、前記（５）のＳＣＤＬＰ培地を１０倍ずつ段階希釈した。
（７）前記（６）で段階希釈した培地をＭＤＣＫ細胞培養系に添加して感染させて、３７℃、５％ＣＯ２雰囲気下で５日間静置したあと、ＴＣＩＤ５０法にて、インフルエンザウイルスの残存感染価（ＦＦＵ）を測定した。
〔評価基準〕
上述した試験法によって残存感染価を測定したあと、実施例のシートにおける残存感染価の常用対数値を〔Ａ〕とし、対照試料の残存感染価の常用対数値を〔Ｂ〕としたときに、以下の計算式によってウイルス除去性能を数値化した。ウイルス除去性能値が高いほど、ウイルス除去性能が高いものである。
ウイルス除去性能値＝〔Ｂ〕－〔Ａ〕
〔判定基準〕
Ａ：ウイルス除去性能値が４．０以上である
Ｂ：ウイルス除去性能値が３．０以上４．０未満である
Ｃ：ウイルス除去性能値が２．０以上３．０未満である
Ｄ：ウイルス除去性能値が１．０以上２．０未満である
Ｅ：ウイルス除去性能値が１．０未満である
＜除菌性能試験法＞
日本衛生材料工業連合会が定める「ウエットワイパー類の除菌性能試験方法」（以下、この試験方法を「連合会試験方法」ともいう。）に準拠して行った。詳細な手順は以下のとおりである。特に断りのない限り、試験温度は２５±１℃の環境下で行った。実施例１～１５及び比較例１～３の液体組成物を含浸させた不織布を試験試料とした。
（1）Escherichia coli (ＮＢＲＣ３９７２,ＡＴＣＣ８７３９（大腸菌）)、Staphylococcus aureus (ＮＢＲＣ１３２７６（黄色ブドウ状球菌）)の濃度が１０^７ｃｆｕ／ｍＬ程度になるように１％牛乳加リン酸緩衝液^＊１にて調製した。
（２）試験試料は検体１枚（幅１５０ｍｍ×ピッチ２００ｍｍ）を使用した。標準白布試料は白布（ＪＩＳＬ０８０３）を試験試料と同じ大きさに切断し、白布重量の１．５倍のリン酸緩衝液^＊２を含浸させた。
（３）マイクロピペットを用いて幅１００ｍｍ×縦１５０ｍｍの大きさのガラス板に調製した菌液を５０μＬずつ５箇所に滴下し、菌液を薄く塗り広げ乾燥させた。
（４）上記のガラス板の上部に試験試料を１枚のせ、その上に１５０ｇのおもりをのせて、上から圧をかけないようにガラス板の上をスライドさせ、表面をふき取った。また、ふき取り操作を行わないものを対照試料とした。
（５）ふき取ったガラス板をストマッカー袋に入れ、ＬＰ希釈液５０ｍＬを加えて約３０秒間手でもむように洗い流した。この液を試験管に１ｍＬとり、１０倍段階希釈した。
（６）適当な範囲の希釈液をＳＣＤＬＰ寒天培地に接種、混釈し、３５±２．５℃で２日間培養後、出現したコロニーを数えて残存菌数を算出した。試験は各試験試料Ｎ＝３で実施し、残存数〔Ａ〕を求めた。
（７）乾燥中の菌の変動を見るために、上記と同じ方法で、ガラス板に接種、乾燥後の菌数〔Ｂ〕を求めた。
＊１：1％牛乳加リン酸緩衝液（リン酸溶液１．２５ｍＬ、牛乳：脂肪分３．７％を１０ｍＬ、精製水１Ｌ）
試験時に下記のリン酸緩衝液に牛乳を加える
＊２：リン酸緩衝液（リン酸溶液１．２５ｍＬ、精製水１Ｌ）を高圧蒸気滅菌する。
〔評価基準〕
上述した試験法によって生菌数を測定したあと、実施例のシート使用時における生菌数の常用対数値を〔Ａ〕とし、対照試料の生菌数の常用対数値を〔Ｂ〕としたときに、以下の計算式によって除菌性能を数値化した。除菌性能値が高いほど、除菌性能が高いものである。
除菌性能値＝〔Ｂ〕－〔Ａ〕
〔判定基準〕
Ａ：除菌性能値が４．０以上である
Ｂ：除菌性能値が３．０以上４．０未満である
Ｃ：除菌性能値が２．０以上３．０未満である
Ｄ：除菌性能値が１．０以上２．０未満である
Ｅ：除菌性能値が１．０未満である
＜アルミの腐食のなさ＞
実施例１～１５及び比較例１～３の液体組成物に、塩素濃度６０ｐｐｍとなるように塩化ナトリウムを加え、次いで硫酸濃度２０ｐｐｍとなるように硫酸銅を添加した薬液に、不織布を浸漬した後、アルミ包装体に収容した。５０℃に１０日間保存後、アルミの腐食の有無を確認した。なお、結果はＮ＝３の平均値を求め、下記評点平均値の判定基準に基づき判定した。なお、〇以上を合格とした。
〔評価基準〕
５点：アルミの腐食が全く認められない
４点：アルミの腐食が僅かに認められる
３点：アルミの腐食がやや認められる
２点：アルミの腐食がかなり認められる
１点：アルミの腐食が非常に認められる
〔判定基準〕
◎◎：４．５点以上５．０点未満
◎：４．０点以上４．５点未満
○：３．０点以上４．０点未満
△：２．０点以上３．０点未満
×：１．０点以上２．０点未満
＜不織布の着色のなさ＞
実施例１～１５及び比較例１～３の液体組成物を不織布に含浸し、包装体に収容した。５０℃に１ヶ月間保存後、収容体から不織布を取り出した際の、不織布の着色のなさを確認した。なお、結果はＮ＝３の平均値を求め、下記評点平均値の判定基準に基づき判定した。なお、〇以上を合格とした。
〔評価基準〕
５点：不織布への着色が全く認められない
４点：不織布への着色が僅かに認められる
３点：不織布への着色がやや認められる
２点：不織布への着色がかなり認められる
１点：不織布への着色が非常に認められる
〔判定基準〕
◎◎：４．５点以上５．０点未満
◎：４．０点以上４．５点未満
○：３．０点以上４．０点未満
△：２．０点以上３．０点未満
×：１．０点以上２．０点未満
＜防腐力＞
日本薬局方収載の保存効力試験法に準拠して行った。詳細な手順は以下のとおりである。特に断りのない限り、試験温度は２５±１℃の環境下で行った。
（１）実施例１～１５及び比較例１～３の液体組成物を含浸させた不織布５ｃｍ×５ｃｍを４枚重ねて、半分に折ってアルミ包装体に収容した。
（２）不織布４枚に対して、菌を５μＬ摂取させた（接種菌：セパシア菌(Burkholderia cepacia)）。経時生残菌数測定回数分（１日、４日、７日、１４日、２８日の計５回分）作製し、２０℃で保管した。
（３）Ｔｗｅｅｎ８０を１％濃度になるように添加した滅菌生理食塩水２０ｍＬを入れた試験管（ガラスビーズ入り）にピロー包装よりサンプルを全量（５ｃｍ×５ｃｍ不織布を４枚）とり、約１分間ミキサーで撹拌抽出し、試料溶液とした。
（４）この試料溶液の２ｍＬをシャーレに量り取り、ＳＣＤＬＰ寒天培地で混釈した。寒天が固まった後、３０℃で最長７日間培養し、菌数を計測した。
〔判定基準〕
◎：経時１４日目で、初発接種菌数から２桁以上の菌数減少が認められる
○：経時２１日目で、初発接種菌数から２桁以上の菌数減少が認められる。
△：経時２１日目で、初発接種菌数から菌数の減少は認められるが、上記○のレベルに満たない。
×：全く菌数減少が認められない
＜手肌への刺激のなさ＞
実施例１～１５及び比較例１～３の液体組成物を含浸させた不織布で、１０秒間両手を拭き取った際の、手肌への刺激性について、下記判断基準に基づいて、評価した。なお、結果はＮ＝１０の平均値を求め、下記評点平均値の判定基準に基づき判定した。なお、〇以上を合格とした。
〔評価基準〕
５点：手肌への刺激を感じない
４点：手肌への刺激をほとんど感じない
３点：わずかに手肌への刺激を感じるが、問題のないレベルである
２点：手肌への刺激を感じる
１点：手肌への刺激を強く感じる
〔判定基準〕
◎◎：４．５点以上５．０点未満
◎：４．０点以上４．５点未満
○：３．０点以上４．０点未満
△：２．０点以上３．０点未満
×：１．０点以上２．０点未満

Next, each of the obtained sheet-shaped cosmetics was evaluated for virus removal performance, sterilization performance, corrosion resistance of aluminum, coloring of nonwoven fabric, antiseptic performance, and resistance to skin irritation in the following manner. evaluated. The results are shown in Tables 1-3.
<Virus removal performance test method>
It was carried out in accordance with the "test method for disinfecting performance of wet wipers" (hereinafter also referred to as the "federation test method") stipulated by the Japan Sanitary Materials Industry Association. Detailed procedures are as follows. Unless otherwise specified, the test temperature was 25±1°C. Nonwoven fabrics impregnated with the liquid compositions of Examples 1-15 and Comparative Examples 1-3 were used as test samples.
(1) Using influenza A virus (H1N1, A/Puerto Rico/8/1934), a virus solution was prepared so that the virus concentration was >10 ⁸ FFU (focus assay)/mL.
(2) A test piece (5 cm in diameter) was spotted with 100 μL of virus solution.
(3) The specimen was dried in a safety cabinet for 50-60 minutes.
(4) A test sample was placed on a wiping tool, slid without applying excessive weight, and wiped off once. (Under a specified load (8 g/cm ² )) A control sample was prepared without wiping after the operation of (3).
(5) 5 mL of washing solution (SCDLP medium; medium containing inactivating agent) was added to the swabbed area, and the virus was washed out by pipetting. (Test liquid)
(6) The SCDLP medium of (5) was serially diluted 10-fold using serum-free medium for cells.
(7) Add the medium serially diluted in (6) above to the MDCK cell culture system to infect it, leave it at 37 ° C. in a 5% CO atmosphere for 5 days, and then measure the residual influenza virus by the TCID50 method. Infectious titer (FFU) was determined.
〔Evaluation criteria〕
After the residual infectious titer was measured by the test method described above, the common logarithm of the residual infectious titer in the sheet of the example was defined as [A], and the common logarithmic value of the residual infectious titer of the control sample was defined as [B]. The virus removal performance was quantified by the following formula. The higher the virus removal performance value, the higher the virus removal performance.
Virus removal performance value = [B] - [A]
〔criterion〕
A: Virus removal performance value is 4.0 or more B: Virus removal performance value is 3.0 or more and less than 4.0 C: Virus removal performance value is 2.0 or more and less than 3.0 D: Virus Removal performance value is 1.0 or more and less than 2.0 E: Virus removal performance value is less than 1.0 <Bacteria elimination performance test method>
It was carried out in accordance with the "test method for disinfecting performance of wet wipers" (hereinafter also referred to as the "federation test method") stipulated by the Japan Sanitary Materials Industry Association. Detailed procedures are as follows. Unless otherwise specified, the test temperature was 25±1°C. Nonwoven fabrics impregnated with the liquid compositions of Examples 1-15 and Comparative Examples 1-3 were used as test samples.
(1) Escherichia coli (NBRC3972, ATCC8739 (Escherichia coli)), Staphylococcus aureus (NBRC13276 (Staphylococcus aureus)) with 1% milk-added phosphate buffer ^{* 1} so that the concentration is about 10 ⁷ cfu / mL prepared.
(2) As a test sample, one specimen (width 150 mm×pitch 200 mm) was used. A standard white cloth sample was prepared by cutting a white cloth (JIS L 0803) into the same size as the test sample and impregnating it with 1.5 times the weight of the white cloth in a phosphate buffer ^*2 .
(3) Using a micropipette, 50 μL of the prepared bacterial solution was dropped on a glass plate having a size of 100 mm wide×150 mm long at 5 locations, and the bacterial solution was spread thinly and dried.
(4) A test sample was placed on the above glass plate, a weight of 150 g was placed thereon, and the sample was slid over the glass plate so as not to apply pressure from above, and the surface was wiped off. A control sample was prepared without wiping.
(5) The wiped glass plate was placed in a stomacher bag, 50 mL of the LP diluted solution was added, and the bag was rinsed with hands for about 30 seconds. 1 mL of this solution was placed in a test tube and serially diluted 10 times.
(6) Dilutions within an appropriate range were inoculated onto an SCDLP agar medium, poured, and cultured at 35±2.5° C. for 2 days. The test was performed with each test sample N=3, and the remaining number [A] was determined.
(7) In order to see the change in bacteria during drying, the number of bacteria [B] after inoculation on a glass plate and drying was determined in the same manner as above.
*1: Phosphate buffer solution with 1% milk (1.25 mL of phosphate solution, 10 mL of milk: 3.7% fat content, 1 L of purified water)
Milk is added to the following phosphate buffer during the test *2: The phosphate buffer (1.25 mL of phosphate solution, 1 L of purified water) is autoclaved.
〔Evaluation criteria〕
After measuring the number of viable bacteria by the test method described above, the common logarithm of the number of viable bacteria when using the sheet of the example is [A], and the common logarithm of the viable count of the control sample is [B]. In addition, the sterilization performance was quantified by the following formula. The higher the sterilization performance value, the higher the sterilization performance.
Sterilization performance value = [B] - [A]
〔criterion〕
A: The sterilization performance value is 4.0 or more B: The sterilization performance value is 3.0 or more and less than 4.0 C: The sterilization performance value is 2.0 or more and less than 3.0 D: Elimination Bacteria performance value is 1.0 or more and less than 2.0 E: Sterilization performance value is less than 1.0 <No corrosion of aluminum>
After immersing the nonwoven fabric in a chemical solution in which sodium chloride was added to the liquid compositions of Examples 1 to 15 and Comparative Examples 1 to 3 so that the chlorine concentration was 60 ppm, and then copper sulfate was added so that the sulfuric acid concentration was 20 ppm. , housed in an aluminum package. After storage at 50° C. for 10 days, the presence or absence of corrosion of aluminum was confirmed. In addition, the result obtained the average value of N=3, and judged it based on the judgment standard of the following average score value. In addition, 0 or more was regarded as a pass.
〔Evaluation criteria〕
5 points: No corrosion of aluminum is observed 4 points: Slight corrosion of aluminum is observed 3 points: Slight corrosion of aluminum is observed 2 points: Significant corrosion of aluminum is observed 1 point: Extreme corrosion of aluminum is observed recognized in [judgment criteria]
◎◎: 4.5 points or more and less than 5.0 points ◎: 4.0 points or more and less than 4.5 points ○: 3.0 points or more and less than 4.0 points △: 2.0 points or more and less than 3.0 points × : 1.0 points or more and less than 2.0 points <no coloration of nonwoven fabric>
Nonwoven fabrics were impregnated with the liquid compositions of Examples 1 to 15 and Comparative Examples 1 to 3 and housed in a package. After storage at 50° C. for 1 month, the nonwoven fabric was taken out from the container, and the absence of coloration of the nonwoven fabric was confirmed. In addition, the result obtained the average value of N=3, and judged it based on the judgment standard of the following average score value. In addition, 0 or more was regarded as a pass.
〔Evaluation criteria〕
5 points: No coloring of the non-woven fabric is observed 4 points: Slight coloring of the non-woven fabric is observed 3 points: Slight coloring of the non-woven fabric is observed 2 points: Significant coloring of the non-woven fabric is observed 1 point: Non-woven fabric Coloring is very recognized [judgment criteria]
◎◎: 4.5 points or more and less than 5.0 points ◎: 4.0 points or more and less than 4.5 points ○: 3.0 points or more and less than 4.0 points △: 2.0 points or more and less than 3.0 points × : 1.0 points or more and less than 2.0 points <antiseptic power>
It was carried out according to the preservative efficacy test method listed in the Japanese Pharmacopoeia. Detailed procedures are as follows. Unless otherwise specified, the test temperature was 25±1°C.
(1) Four nonwoven fabrics of 5 cm×5 cm impregnated with the liquid compositions of Examples 1 to 15 and Comparative Examples 1 to 3 were stacked, folded in half, and housed in an aluminum package.
(2) 5 μL of bacteria was ingested to 4 non-woven fabrics (inoculum: Burkholderia cepacia). It was prepared for the number of surviving bacteria count measurements over time (1 day, 4 days, 7 days, 14 days, 28 days in total, 5 times) and stored at 20°C.
(3) Take the entire sample (four pieces of 5 cm × 5 cm nonwoven fabric) from the pillow packaging into a test tube (containing glass beads) containing 20 mL of sterile physiological saline containing Tween 80 at a concentration of 1%, and hold for about 1 minute. Stirring extraction was performed with a mixer to obtain a sample solution.
(4) 2 mL of this sample solution was weighed into a petri dish and mixed with SCDLP agar medium. After the agar solidified, the cells were cultured at 30° C. for a maximum of 7 days, and the number of bacteria was counted.
〔criterion〕
⊚: On the 14th day after the passage of time, a double-digit or more reduction in the number of bacteria from the initial inoculation was observed.
Δ: On the 21st day after the passage of time, the number of bacteria decreased from the number of initially inoculated bacteria, but it did not reach the level of the above ◯.
×: No decrease in the number of bacteria is observed <no irritation to hand skin>
Nonwoven fabrics impregnated with the liquid compositions of Examples 1 to 15 and Comparative Examples 1 to 3 were used to wipe both hands for 10 seconds, and skin irritation was evaluated based on the following criteria. For the results, an average value of N=10 was obtained and judged based on the evaluation criteria for the following average score values. In addition, 0 or more was regarded as a pass.
〔Evaluation criteria〕
5 points: No irritation to hand skin 4 points: Almost no irritation to hand skin 3 points: Slight irritation to hand skin, but no problem level 2 points: Hand skin irritation Stimulation 1 point: strong stimulation to hand skin [judgment criteria]
◎◎: 4.5 points or more and less than 5.0 points ◎: 4.0 points or more and less than 4.5 points ○: 3.0 points or more and less than 4.0 points △: 2.0 points or more and less than 3.0 points × : 1.0 points or more and less than 2.0 points

なお、前記実施例、及び前記比較例、処方例で使用した各種成分の詳細について、下記表６に示す。 Details of various components used in the above Examples, Comparative Examples, and Formulation Examples are shown in Table 6 below.

本発明のウェットシートは、例えば、顔用汗拭きシート、身体用汗拭きシート、足用拭き取りシート、テーブル、おもちゃ、床、壁、棚、窓ガラス、鏡、ドア、ドアノブ、キッチン、トイレ等の硬表面に対する清掃用シート、介護用清拭シートなどに好ましく使用することができる。汚れをふき取るだけではなく、菌・ウイルスを除去する事ができる。 The wet wipes of the present invention can be used, for example, on facial sweat wiping sheets, body sweat wiping sheets, foot wiping sheets, tables, toys, floors, walls, shelves, window glass, mirrors, doors, doorknobs, kitchens, toilets, etc. It can be preferably used as a sheet for cleaning hard surfaces, a cleaning sheet for nursing care, and the like. Not only can it wipe off dirt, but it can also remove bacteria and viruses.

１開孔部
１０不織布
１０１包装体
１０２蓋体
１０３ウェットシート
REFERENCE SIGNS LIST 1 opening 10 nonwoven fabric 101 package 102 lid 103 wet sheet

Claims

(A) one or more selected from antimicrobial substances having an ester structure and quaternary ammonium compounds;
(B) a chelating agent;
(C) A wet sheet obtained by impregnating a nonwoven fabric with a liquid composition containing a water-soluble solvent.

The wet sheet according to claim 1, wherein the liquid composition has a pH of 3.5 to 7.0.

The wet sheet according to claim 1 or 2, wherein the component (A) is N-coconut fatty acid acyl L-arginine ethyl DL-pyrrolidone carboxylate and benzalkonium chloride.

The wet sheet according to any one of claims 1 and 2, which is for body use or hard surface use.

The wet sheet according to any one of claims 1 and 2, which is used for removing or inactivating viruses and bacteria.

(a) one or more selected from antimicrobial substances having an ester structure and quaternary ammonium compounds (b) a chelating agent,
(c) a water-soluble solvent;
A method of removing or inactivating viruses and bacteria with a wet sheet in which a nonwoven fabric is impregnated with a liquid composition containing.