JP2023034776A - building board - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、一般に建築板に関する。 The present invention relates generally to building boards.
特許文献1には、建築用壁板が開示されている。この建築用壁板は、横長の壁板であり、その縦横比は、約1:7.5である。この建築用壁板は、縦方向の疑似目地によって、横方向において複数のストライプ柄にほぼ等分されている。各ストライプ柄は、複数の突条及び複数の凹溝が横方向に延び、かつ突条及び凹溝が縦方向に交互に並んだ横縞模様を表す部分である。
特許文献1の建築用壁板では、例えば、ストライプ柄の柄深さ(突条の突出高さ又は凹溝の深さ)が深くなるほど、ストライプ柄の陰影が強調されると考えられる。そして、ストライプ柄の陰影が強調されると、建築用壁板の重厚感を感じやすくなる。
In the construction wallboard of
しかしながら、ストライプ柄の柄深さが深くなることにより、ストライプ柄の陰影と、縦方向の疑似目地の陰影との違いが明確になり得る。そうすると、特許文献1の建築用壁板では、小割感が強くなる一方、大壁感の印象が薄れるおそれがある。
However, as the pattern depth of the stripe pattern increases, the difference between the shadow of the stripe pattern and the shadow of the pseudo joint in the vertical direction can become clear. As a result, the architectural wallboard of
ここで、小割感とは、単一の建築用壁板であるにもかかわらず、各ストライプ柄があたかも1つの小壁に見えて、これらの小壁が横方向に一定のスパンで繰り返し現れる印象を意味する。一方、大壁感とは、単一の建築用壁板が複数のストライプ柄を有しながらも、これらのストライプ柄の統一がとれていて、1つの大きな壁に見える印象を意味する。 Here, the feeling of small division means that each striped pattern looks like one small wall, and these small walls appear repeatedly in the horizontal direction at a certain span, even though it is a single architectural wall board. means impression. On the other hand, the impression of a large wall refers to the impression that even though a single architectural wall board has a plurality of stripe patterns, the stripe patterns are unified and look like one large wall.
本発明の目的は、小割感を弱め、大壁感を印象づけることができる建築板を提供することにある。 SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a building board that weakens the feeling of small partitions and gives the impression of a large wall.
本発明の一態様に係る建築板は、一方向に並ぶ複数の突条群を備える。前記複数の突条群の各々は、複数の突条を有する。前記複数の突条は、互いに平行に配置され、前記一方向に延びており、前記複数の突条群のうちの少なくとも一対の隣り合う前記突条群が互いに異なる模様を有する。 A building board according to an aspect of the present invention includes a plurality of ridge groups aligned in one direction. Each of the plurality of protrusion groups has a plurality of protrusions. The plurality of ridges are arranged parallel to each other and extend in the one direction, and at least one pair of adjacent ridge groups among the plurality of ridge groups has patterns different from each other.
本発明によれば、小割感を弱め、大壁感を印象づけることができる。 According to the present invention, it is possible to weaken the feeling of small partitions and give the impression of large walls.
1.概要
図1に示すように、本実施形態に係る建築板1は、一方向(左右方向)に並ぶ複数の突条群2を備える。複数の突条群2の各々は、複数の突条3を有する。複数の突条3は、互いに平行に配置され、一方向に延びる。
1. Overview As shown in FIG. 1, a
そして、本実施形態に係る建築板1の特徴の1つは、複数の突条群2のうちの少なくとも一対の隣り合う突条群2が互いに異なる模様を有する点である。例えば、突条3が、突条群2の模様を構成する要素となり得る。これにより、同じ模様の突条群2が繰り返さず、突条群2の模様の規則性が崩れるため、小割感が軽減される。したがって、小割感を弱め、大壁感を印象づけることができる。
One of the features of the
ここで、小割感とは、単一の建築板1であるにもかかわらず、各突条群2があたかも1つの小壁に見えて、これらの小壁が一方向に一定のスパンで繰り返し現れる印象を意味する。一方、大壁感とは、単一の建築板1が複数の突条群2を有しながらも、これらの突条群2の統一がとれていて、1つの大きな壁に見える印象を意味する。
Here, the sense of small split means that each group of
2.詳細
以下、本実施形態に係る建築板1について、図面を参照して説明する。各図は模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさは必ずしも実際の寸法を反映しているとは限らない。なお、図中に「上」、「下」、「左」、「右」、「前」及び「後」を規定する矢印を図示しているが、これらの矢印は、説明の都合上図示しているだけであり、建築板1の方向を限定する趣旨ではなく、実体を伴わない。また以下において、「正面」とは、対象物において前方を向く面を意味し、「正面視」とは、対象物の正面を見ることを意味する。
2. Details Hereinafter, the
図1に示すように、本実施形態に係る建築板1は、上下方向及び左右方向に延びる横長の矩形板状をなしている。建築板1は、複数(本実施形態では4つ)の突条群2と、疑似目地7と、を備える。建築板1の材質及び用途は、特に限定されない。建築板1としては、例えば、窯業系サイディング、金属サイディング、繊維セメント板、有機系材料を含む建築用板(樹脂サイディングなど)等が挙げられる。建築板1が建物の外壁に使用される場合には、複数の建築板1が上下方向及び左右方向に隣り合って配置される。建築板1の張り方は、横張りでも縦張りでもよい。
As shown in FIG. 1, the
<突条群>
複数の突条群2は、建築板1の正面に存在する。複数の突条群2は、一方向(本実施形態では左右方向)に並んでいる。複数の突条群2の各々は、正面視矩形状(本実施形態では正面視略正方形状)をなしている。複数の突条群2の各々は、模様を有する。突条群2の模様は、同じでもよいし異なっていてもよい。ただし、複数の突条群2のうちの少なくとも一対の隣り合う突条群2は互いに異なる模様を有する。本実施形態に係る建築板1は、模様の異なる3種類の突条群2a,2b,2cを備えている(図1参照)。
<Group of ridges>
A plurality of
複数の突条群2の各々は、複数の突条3と、複数の凹溝4と、を有する(図1及び図2参照)。さらに、複数の突条群2のうちの少なくともいずれかの突条群2(本実施形態では全ての突条群2)は、少なくとも1つ以上の化粧目地6を有する。
Each of the plurality of
≪突条≫
突条3は、突条群2の模様を構成する要素となり得る。突条3は、前方に突出しつつ、一方向(本実施形態では左右方向)に延びる筋状をなしている。突条3の断面形状としては、特に限定されないが、例えば、台形状(図3A参照)、及び三角形状(図3B参照)が挙げられる。複数の突条3は、一方向に直交する方向(本実施形態では上下方向)に互いに平行に配置されている。なお、突条3は、欠損部31を有していてもよい(図3A及び図3B参照)。欠損部31の大きさ、形状、数、及び位置は、特に限定されない。欠損部31も、突条群2の模様を構成する要素となり得る。
≪Protrusion≫
The
本実施形態では、複数の突条3のうちの少なくともいずれかの突条3において、部分的な突条部位の形状が他の突条部位の形状と異なっている。換言すれば、複数の突条3のうちの少なくともいずれかの突条3の形状が、一方向において部分的に異なっている。つまり、全ての突条3の形状が、一方向において同じというわけではない。したがって、建築板1を見る者に対して単調な印象を与えにくくすることができる。なお、突条部位とは、1つの突条3におけるある部位を意味する。
In this embodiment, in at least one of the plurality of
部分的な突条部位の形状を他の突条部位の形状と異ならせる方法としては、特に限定されないが、例えば、部分的な突条部位の突出高さを、他の突条部位の突出高さと異ならせたり、部分的な突条部位を、一方向において蛇行させたりする方法等が挙げられる。部分的な突条部位の形状を他の突条部位の形状と異ならせる方法は、換言すれば、突条3の形状を変化させる方法とも言える。したがって、突条3の形状を変化させる方法としては、特に限定されないが、例えば、突条3の突出高さHを変化させる方法(図3A及び図3B参照)、及び突条3の延び方を変化させる方法(図4A及び図4B参照)等が挙げられる。なお、突条3の形状を変化させる他の方法として、例えば、突条3の幅を部分的に変化させたり、突条3の断面形状を変化させたりすることが挙げられる。
The method for making the shape of the partial ridge portion different from the shape of the other ridge portion is not particularly limited, but for example, the protrusion height of the partial ridge portion is changed to the protrusion height of the other ridge portion. and a method of making a partial ridge portion meander in one direction. In other words, the method of making the shape of a partial ridge portion different from the shape of other ridge portions can also be said to be a method of changing the shape of the
まず突条3の突出高さHを変化させる方法について説明する。この方法では、少なくともいずれかの突条3が、高低部81と、非高低部82と、を有する(図1及び図2参照)。高低部81は、非高低部82よりも高い部分及び/又は低い部分である。高低部81は、高い部分のみを含んでもよいし、低い部分のみを含んでもよいし、高い部分及び低い部分の両方を含んでもよい。
First, a method for changing the projection height H of the
すなわち、図3A及び図3Bに示すように、少なくともいずれかの突条3の突出高さHが、一方向(本実施形態では左右方向)において部分的に異なっている。ここで、突条3の突出高さHとは、前後方向において、突条3の突出部分の長さを意味する。図3A及び図3Bでは、高低部81の高い部分の突出高さをH(H)、高低部81の低い部分の突出高さをH(L)、非高低部82の突出高さをH(0)としている。このような場合において、例えば、前方上方に太陽等の光源があると、突条3の直下の凹溝4に、突条3の突出高さHに応じた陰影ができる。これにより、陰影を部分的に異ならせることができる。
That is, as shown in FIGS. 3A and 3B, the protrusion height H of at least one of the
なお、高低部81の突出高さHは、連続的に変化してもよいし、非連続的に変化してもよい。また高低部81と非高低部82との境界部分の突出高さHは、連続的に変化してもよいし、非連続的に変化してもよい。
In addition, the protrusion height H of the
次に突条3の延び方を変化させる方法について説明する。この方法では、少なくともいずれかの突条3が、蛇行部91と、非蛇行部92と、を有する(図1及び図2参照)。蛇行部91は、蛇行して一方向に延びている部分である。蛇行の周期及び振幅は、特に限定されない。非蛇行部92は、直線的に一方向に延びている部分である。
Next, a method for changing the extension of the
すなわち、図4A及び図4Bに示すように、少なくともいずれかの突条3が、一方向(本実施形態では左右方向)において部分的に蛇行している。このように、本実施形態では、少なくともいずれかの突条3が、上下方向に揺らぎながら、左右方向に延びているので、前方から建築板1を見ると、突条3の延び方の違いを直接視認することができる。さらに蛇行部91の直下の凹溝4には、蛇行した陰影ができやすくなり、非蛇行部92の直下の凹溝4には、直線状の陰影ができやすくなる。
That is, as shown in FIGS. 4A and 4B, at least one of the
なお、蛇行部91は、高低部81でもよいし、非高低部82でもよい。同様に非蛇行部92も、高低部81でもよいし、非高低部82でもよい。これにより、蛇行した陰影の幅を変えたり、直線状の陰影の幅を変えたりすることもできる。なお、幅とは、特に断らない限り、上下方向の長さを意味する。
The meandering
≪凹溝≫
凹溝4も、突条3と同様に、突条群2の模様を構成する要素となり得る。凹溝4は、後方に窪みつつ、一方向(本実施形態では左右方向)に延びる筋状をなしている。
≪Groove≫
The recessed
複数の凹溝4の各々は、複数の突条3のうちの隣り合う突条3の間に存在する。凹溝4の幅は、突条3の幅と同じでもよいし異なっていてもよい。
Each of the plurality of
各凹溝4には、各凹溝4の直上の突条3の突出高さH及び延び方に応じた陰影ができやすい。例えば、突条3の突出高さHが異なると、陰影の幅が広くなったり狭くなったりする。また突条3の延び方が異なると、陰影が蛇行して延びたり直線的に延びたりする。
Each
さらに本実施形態では、複数の凹溝4のうちの少なくとも1つ以上(複数)の凹溝4に少なくとも1つ以上の突起5が存在する。突起5は、2枚の建築板1の正面同士を対向させて重ねる場合に、一方の建築板1aの凹溝4aに他方の建築板1bの突条3bが嵌まり込むのを抑制する働きを有する(図6参照)。すなわち、2枚の建築板1a、1bの正面同士を対向させて重ねる場合に、一方の建築板1aの凹溝4aに存在する突起5aが、他方の建築板1bの突条3bに干渉する。同様に、他方の建築板1bの凹溝4bに存在する突起5bも、一方の建築板1aの突条3aに干渉する。
Furthermore, in the present embodiment, at least one or more (plurality of)
突起5は、前方に突出している。突起5の突出高さhは、突条3の突出高さHと同じ、又は突条3の突出高さHよりも低い(図6参照)。
The
≪化粧目地≫
化粧目地6は、継目として視認され得る疑似的な目地である。化粧目地6も、突条3及び凹溝4と同様に、突条群2の模様を構成する要素となり得る。化粧目地6は、後方に窪みつつ、一方向に直交する方向(本実施形態では上下方向)に延びる目地である。化粧目地6の上下方向の長さは、建築板1の上下方向の長さよりも短い。化粧目地6の幅(左右方向の長さ)は、特に限定されないが、例えば、複数の建築板1を配置する場合において、隣り合う建築板1の間に形成される目地にシーリングを打設した際の、シーリング幅と同等の幅等が好ましい。
≪Decorative joint≫
The decorative joint 6 is a pseudo joint that can be visually recognized as a joint. The decorative joint 6 can also be an element forming the pattern of the group of
化粧目地6は、断続的に形成されていてもよいし、連続的に形成されていてもよい。以下、化粧目地6が断続的に形成されている場合と、化粧目地6が連続的に形成されている場合とに分けて説明する。 The decorative joint 6 may be formed intermittently or may be formed continuously. Hereinafter, the case where the decorative joint 6 is intermittently formed and the case where the decorative joint 6 is formed continuously will be described separately.
まず化粧目地6が断続的に形成されている場合について説明する。この場合、1つの化粧目地6は、複数の連続部61を有する(図1及び図2参照)。連続部61は、連続している部分である。複数の連続部61は、上下方向に延びる同一直線上に存在する(図2中の直線L1及び直線L2参照)。複数の連続部61のうちの上下に隣り合う連続部61の間には不連続部62(図2中の破線で囲まれた部分)が存在する。不連続部62は、連続部61が存在しない部分であり、不連続部62には突条3と凹溝4とが設けられている。このように、不連続部62が存在することにより、化粧目地6は、断続的に形成されている。
First, the case where the decorative joint 6 is intermittently formed will be described. In this case, one
なお、1つの化粧目地6が複数の連続部61を有する場合、連続部61同士の上下方向の長さは、同じでもよいし異なっていてもよい。また不連続部62の上下方向の長さ(上下に隣り合う連続部61間の距離)は、連続部61の上下方向の長さと同じでもよいし異なっていてもよい。
When one
次に化粧目地6が連続的に形成されている場合について説明する。この場合、1つの化粧目地6は、単一の連続部61を有する(図示省略)。ただし、この場合の化粧目地6(つまり1つの連続部61)は、建築板1の上下方向の長さよりも短いので、建築板1の上下両端をつないでいない。
Next, the case where the decorative joint 6 is formed continuously will be described. In this case, one
本実施形態では、複数(4つ)の突条群2の各々が、少なくとも1つ以上(2つ)の化粧目地6を有する。さらに本実施形態では、少なくとも1つ以上(2つ)の化粧目地6の各々が断続的に形成されている。
In the present embodiment, each of the plurality (four) of
図2では、1つの突条群2が、左右方向において2つの化粧目地6(直線L1上の化粧目地6及び直線L2上の化粧目地6)を有する場合を図示している。1つの突条群2が、左右方向において3つ以上の化粧目地6を有する場合もあり得る。この場合、左右方向に隣り合う化粧目地6同士の間隔W1は、同じでもよいし異なっていてもよい。
FIG. 2 illustrates a case where one
また本実施形態では、建築板1を一方向(左右方向)から見たときに、少なくとも1つ以上(2つ)の化粧目地6が、建築板1の一方向に直交する方向(上下方向)の全体に亘って存在している。この点について、図2を示しながら具体的に説明すると、直線L1上には、連続部61が存在しない箇所(例えば不連続部62等)があるが、これらの箇所には、左右方向から見たときに、直線L2上に存在する連続部61が存在している。このように、建築板1を左右方向から見たときに、あたかも1つの化粧目地6が建築板1の上下両端をつないでいるように見える。
Further, in the present embodiment, when the
そして、本実施形態では、突起5は、化粧目地6の一方向(左右方向)における両側に存在する(図5参照)。そのため、建築板1を左右方向から見たときに、建築板1の上下方向の全体に亘って突起5が存在し得る。これにより、2枚の建築板1の正面同士を対向させて重ねる場合に、仮に2枚の建築板1が上下方向にずれたとしても、一方の建築板1aの凹溝4aに他方の建築板1bの突条3bが嵌まり込むのを抑制することができる(図6参照)。
In this embodiment, the
<疑似目地>
疑似目地7も、化粧目地6と同様に、継目として視認され得る疑似的な目地である。本実施形態では、疑似目地7は、複数の突条群2のうちの隣り合う突条群2の間に存在する。疑似目地7は、少なくとも1つ以上の化粧目地6と平行に延びる目地である。本実施形態では、疑似目地7は、後方に窪みつつ、上下方向に延びる目地である。疑似目地7の上下方向の長さは、建築板1の上下方向の長さと等しい。換言すれば、疑似目地7は、建築板1の上下両端をつないでいる。疑似目地7の幅(左右方向の長さ)は、特に限定されない。
<Pseudo joint>
Like the decorative joint 6, the
左右方向に隣り合う疑似目地7と化粧目地6との間隔W2は、左右方向に隣り合う化粧目地6同士の間隔W1と同じでもよいし異なっていてもよい(図2参照)。
The interval W2 between the false joint 7 and the decorative joint 6 adjacent in the left-right direction may be the same as or different from the interval W1 between the
図7に示すように、疑似目地7と複数の突条3の各々とが交差する部分(交差部分71)は盛り上がっている。疑似目地7と複数の凹溝4の各々とが交差する部分、すなわち疑似目地7と複数の突条3の各々とが交差しない部分(非交差部分72)は盛り上がっていない。非交差部分72は、凹溝4と面一でもよいし、凹溝4よりも後方に窪んでいてもよい。このように、疑似目地7においては、盛り上がった交差部分71と、盛り上がっていない非交差部分72とが、上下方向に交互に並んでいる。これにより、疑似目地7は、前後方向に波打ちながら上下方向に延びているように見える。したがって、疑似目地7には、あたかもシーリング材(ペースト状の充填材による不定形シーリング材の硬化物)が充填されているように見える。
As shown in FIG. 7, the portions (intersection portions 71) where the
さらに本実施形態では、疑似目地7に臨む複数の突条3の各々の先端が、疑似目地7に向かって傾斜する面(傾斜面30)を有する。これにより、突条3の先端が、疑似目地7に対して切り立った面を有する場合に比べて、疑似目地7と突条3との境界部分における陰影を目立ちにくくすることができる。さらに窯業系材料を用いて建築板1を製造する場合に、窯業系材料の成形型への充填性が向上し得る。
Furthermore, in the present embodiment, the tip of each of the plurality of
<作用効果>
本実施形態に係る建築板1によれば、以下に述べる理由により、小割感を弱め、大壁感を印象づけることができる。
<Effect>
According to the
すなわち、本実施形態に係る建築板1では、例えば、突条群2の柄深さ(突条3の突出高さH又は凹溝4の深さ)が深くなるほど、突条群2の陰影が強調され得る。そして、突条群2の陰影が強調されると、建築板1の重厚感を感じやすくなる。
That is, in the
特に本実施形態では、複数の突条群2のうちの少なくとも一対の隣り合う突条群2が互いに異なる模様を有する。詳細には、複数の突条3のうちの少なくともいずれかの突条3において、部分的な突条部位の形状が他の突条部位の形状と異なっている。更に詳細には、複数の突条3のうちの少なくともいずれかの突条3の形状が、一方向において部分的に異なっている。換言すれば、全ての突条3の形状が、一方向において同じというわけではない。これにより、同じ模様の突条群2が繰り返さず、突条群2の模様の規則性が崩れるため、小割感が軽減される。つまり、建築板1を見る者に対して単調な印象を与えにくくすることができる。そのため、突条群2の柄深さが深くなっても、突条群2の陰影と、疑似目地7の陰影との違いが明確になりにくい。換言すれば、各突条群2が1つの小壁に見えにくくなるとともに、これらの突条群2の統一がとれるようになる。
Especially in this embodiment, at least one pair of
したがって、本実施形態に係る建築板1によれば、小割感を弱め、大壁感を印象づけることができる。
Therefore, according to the
3.その他
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
3. Others Although the embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to this and can be appropriately modified without departing from the technical idea of the present invention.
本実施形態に係る建築板1は横長であるが、建築板1の縦横比は特に限定されない。
Although the
本実施形態では、複数の凹溝4のうちの少なくとも1つ以上の凹溝4に少なくとも1つ以上の突起5が存在するが、突起5は存在しなくてもよい。
In this embodiment, at least one or
本実施形態では、複数の突条群2のうちの隣り合う突条群2の間に疑似目地7が存在するが、疑似目地7の代わりに境界線部70が存在してもよい(図8参照)。図8に示すように、境界線部70では、左側の突条群2Lの複数の突条3Lの右側端部と、右側の突条群2Rの複数の突条3Rの左側端部とが、上下方向において重なっている。また境界線部70では、左右方向から見て、左側の突条群2Lの突条3Lと、右側の突条群2Rの突条3Rとが、交互に上下方向に並んでいる。換言すれば、境界線部70では、左右方向から見て、左側の突条群2Lの突条3Lが、右側の突条群2Rの凹溝4Rと対向し、右側の突条群2Rの突条3Rが、左側の突条群2Lの凹溝4Lと対向している。
In this embodiment, the
1 建築板
2 突条群
3 突条
6 化粧目地
7 疑似目地
REFERENCE SIGNS
Claims (6)
前記複数の突条群の各々は、複数の突条を有し、
前記複数の突条は、互いに平行に配置され、前記一方向に延びており、
前記複数の突条群のうちの少なくとも一対の隣り合う前記突条群が互いに異なる模様を有する、
建築板。 Equipped with multiple ridge groups lined up in one direction,
each of the plurality of protrusion groups has a plurality of protrusions,
The plurality of ridges are arranged parallel to each other and extend in the one direction,
At least one pair of adjacent groups of protrusions among the plurality of groups of protrusions have patterns different from each other,
building board.
請求項1に記載の建築板。 In at least one of the plurality of ridges, the shape of a partial ridge portion is different from the shape of other ridge portions,
The building board according to claim 1.
請求項2に記載の建築板。 The protrusion height of the partial ridge portion is different from the protrusion height of the other ridge portion, or the partial ridge portion meanders in the one direction.
The building board according to claim 2.
請求項1~3のいずれか1項に記載の建築板。 At least one of the plurality of ridge groups has at least one decorative joint extending in a direction orthogonal to the one direction,
The building board according to any one of claims 1 to 3.
請求項4に記載の建築板。 The at least one cosmetic joint is intermittently formed,
The building board according to claim 4.
請求項4又は5に記載の建築板。 Further comprising a pseudo joint that exists between adjacent groups of ridges among the plurality of groups of ridges and extends parallel to the at least one decorative joint,
The building board according to claim 4 or 5.
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