JP2023034371A - Burner and water heater - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、燃焼装置及び給湯器に関する。 The present invention relates to a combustion device and a water heater.
特許文献1に記載の給湯器の燃焼装置は、インナーケースを備える。インナーケースの内側には、支持板、内板、複数のバーナユニットが収容される。支持板は左右一対の横板部と背板部を有し、左右一対の横板部がインナーケースの左右の側壁部の内面に位置するように固定される。内板は下板部と前板部が一体となった側面視L字状に形成され、下板部が左右一対の横板部の夫々の下端部の下側に近接するように組付けられる。前板部、左右一対の横板部、及び背板部により囲まれた空間内に複数のバーナユニットが配設される。複数のバーナユニットは扁平状に形成された濃淡バーナであって、それらの厚み方向が左右方向になる向きに配設される。バーナユニットの後部は背板部により係止され、前部は前板部により係止され、底部は下板部により下側から支持される。
A combustion device for a water heater disclosed in
特許文献1に記載の燃焼装置では、内板である下板部と前板部が一体なので、内板を組み付ける前に、複数のバーナユニットを支持板の内側に配置し、それらの後部を背板部に係止させてから、内板を組み付ける必要がある。下板部が無い状態で、複数のバーナユニットの夫々の後部を背板部に係止させるので、安定して作業を行うことが困難であった。その結果、インナーケース内において、バーナユニットの位置ずれが生じる可能性があった。
In the combustion apparatus described in
本発明の目的は、バーナユニットの位置ずれを防止できる燃焼装置及び給湯器を提供することである。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a combustion apparatus and a water heater that can prevent a positional deviation of a burner unit.
請求項1の燃焼装置は、複数のバーナユニットが左右方向に並設されてなるユニット群と、後壁部と、前記後壁部の左右両端から前側に延びる左右一対の側壁部と、前記後壁部と前記左右一対の側壁部とに接続されて下面を閉塞する底壁部とを備え、前記ユニット群を内側に収容するインナーケースと、前記後壁部の内面側に配置され、前記複数のバーナユニットの夫々の後部を支持する背板部と、前記左右一対の側壁部の夫々の内面側に配置される左右一対の横板部とを備え、前記インナーケースと前記ユニット群との間に配置される支持板と、前記左右一対の横板部の夫々の下端部に近接して配設され、前記ユニット群を下側から支持する下板部と、前記左右一対の夫々の横板部、及び前記下板部の前端部に固定され、前記ユニット群の前側に配置される前板部とを備え、前記一対の横板部の夫々の前端部には、前記インナーケースの左右方向の内側に向けて折曲する左右一対の内曲げ片が設けられ、前記下板部の前記前端部の左右両側には、上方向に折曲する左右一対の上曲げ片が設けられ、前記内曲げ片及び前記上曲げ片の夫々には、前後方向に貫通する第1固定孔が設けられ、前記前板部の前記第1固定孔に対応する部分には、前後方向に貫通する第2固定孔が設けられ、前記前板部は、前記左右一対の内曲げ片、及び前記左右一対の上曲げ片の夫々の前面に前方から当接した状態で、前記第1固定孔及び前記第2固定孔に対してネジが前方から締結されることにより、前記左右一対の内曲げ片、及び前記左右一対の上曲げ片に固定されることを特徴とする。
A combustion apparatus according to
請求項2の燃焼装置の前記左右一対の横板部の夫々の前記前端部の下部には、前記内曲げ片及び前記上曲げ片よりも前方に突出する突出板部が設けられてもよい。
A protruding plate portion may be provided at a lower portion of the front end portion of each of the pair of left and right horizontal plate portions in the combustion apparatus according to
請求項3の燃焼装置の前記上曲げ片の外縁部のうち前記下板部の左右方向の外側に位置する部分は、当該外側に向かうにつれて高さが低くなるように形成され、前記突出板部の下端部には、前側から後側になるにつれて高さ位置が低くなるように傾斜する傾斜部が設けられてもよい。
A portion of the outer edge portion of the upper bent piece of the combustion apparatus according to
請求項4の燃焼装置の前記上曲げ片と前記インナーケースとの間には、前記突出板部の厚みに対応した隙間が形成されてもよい。 A gap corresponding to the thickness of the projecting plate portion may be formed between the upper bent piece and the inner case.
請求項5の給湯器は、請求項1から4の何れか一に記載の燃焼装置を備えたことを特徴とする。
A water heater according to
請求項1の燃焼装置によれば、前板部と下板部は夫々別体なので、インナーケースの内側に支持板と下板部を配置した状態で、下板部の上面に複数のバーナユニットを順次配置しつつ、夫々の後部を背板部に支持させることができる。これにより、組み立ての作業者は、複数のバーナユニットを決められた位置に確実に配置できる。それ故、燃焼装置は、インナーケース内における複数のバーナユニットの位置ずれを防止できる。その後、作業者は、左右一対の横板部の夫々の前端部に設けられた左右一対の内曲げ片と、下板部の前端部に設けられた左右一対の上曲げ片とに対して前板部を前方から当接させて、ネジ止め固定する。前板部に対して、左右一対の横板部の夫々の前端部と、下板部の前端部とが固定される。これにより、燃焼装置は、横板部と下板部の相互の位置関係がずれるのを防止できる。
According to the combustion apparatus of
請求項2の燃焼装置によれば、仮に横板部が内側に湾曲した状態で、作業者が下板部を前方から組み付けようとした場合、突出板部の先端に上曲げ片の背面が干渉するので、下板部は、内曲げ片よりも大きく前側にせり出した位置で停止する。これにより、作業者は、横板部が内側に湾曲していることに気づくことができるので、誤組付けの状態で製品が供給されるのを防止できる。
According to the combustion apparatus of
請求項3の燃焼装置によれば、仮に横板部が内側に湾曲し、突出板部が上曲げ片と干渉する場合であっても、下板部を更に前側に押し込むことにより、突出板部の下端部に形成された傾斜部が上曲げ片の外縁部に接触する。そして、傾斜部が上曲げ片の外縁部に沿って滑り落ちることで、突出板部は外方に押し広げられる。これにより、燃焼装置は、突出板部を外側に逃がして正常な位置にガイドできる。従って、燃焼装置は、インナーケース内に下板部を固定する際の作業効率を向上できる。
According to the combustion apparatus of
請求項4の燃焼装置によれば、横板部が内側に湾曲した状態であっても、突出板部を上曲げ片の外縁部で左右方向内側から支持できる。
According to the combustion apparatus of
請求項5の給湯器によれば、請求項1から4の何れか一に記載の燃焼装置を備えるので、請求項1から4の何れか一に記載の上記効果を得ることができる。
According to the water heater of
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載される装置構成などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明する為に用いられるものである。 Embodiments of the present invention will be described below. Unless there is a specific description, the device configurations and the like described below are merely illustrative examples and not intended to limit the scope of the present invention. The drawings are used to explain technical features that can be employed by the present invention.
図1を参照し、給湯器1の構成を説明する。給湯器1は、四角箱状の筐体2内に、燃焼装置3、熱交換器4、排気フード5を下方から順番に設置する。燃焼装置3の前面には、ガス供給ユニット6が組み付けられる。ガス供給ユニット6は燃焼装置3内の後述のユニット群23(図2参照)にガスを分配供給する。燃焼装置3の下面には、ファン7が組み付けられる。ファン7は燃焼装置3に燃焼用空気を供給する。
The configuration of the
ファン7の前方側で燃焼装置3の下方には、電装基板を収容してなるコントローラ8が筐体2の内底面上で横向きに立設される。熱交換器4は、ケーシング内部に複数のフィン(図示略)を左右方向に所定間隔を空けて備えると共に、各フィンを蛇行状に貫通する伝熱管9を備え、下方からフィン間を通過する燃焼排気と伝熱管9内を流れる水との熱交換を行う。排気フード5は、前面に横長長円状の排気筒10を備える。排気筒10はフロントカバー(図示略)を貫通して前方へ突出し、熱交換器4を通過した燃焼排気を外部へ排出する。
On the front side of the
筐体2の下面には、ガス入口11、水入口12、湯出口13が設けられる。ガス入口11には外部のガス管(図示略)が接続される。水入口12には水道管(図示略)が接続される。湯出口13には給湯栓への配管(図示略)が接続される。ガス入口11は、筐体2内で、元弁や比例弁等を備えたガス管14を介してガス供給ユニット6に接続される。水入口12は、給水管15を介して熱交換器4の伝熱管9の上流端に接続される。湯出口13は、出湯管16を介して伝熱管9の下流端に接続される。
A gas inlet 11 , a
図2、図3を参照し、燃焼装置3の構造を説明する。燃焼装置3は、角箱状のインナーケース20を備える。インナーケース20は筐体2内に収容される。インナーケース20の内側には、ユニット群23が組み付けられる。ユニット群23は、複数の扁平状のバーナユニット51を左右方向に重ねた状態で備え、略直方体形状である。インナーケース20は、ケース本体21と前壁26を備え、金属製(例えばアルミメッキ鋼板)である。ケース本体21は上面と前面が開口する。前壁26はケース本体21の前面に組付けられる。ユニット群23は、後述の支持板22、下板部24,及び前板部25によりケース本体21の内側に支持される。
The structure of the
図3に示すように、ケース本体21は、右壁部31、左壁部32、後壁部33、底壁部34、過熱防止板38を備える。後壁部33の上端と、右壁部31及び左壁部32の夫々の上端とには、全長に亘って立ち上げ部36が上向きに折曲形成される。立ち上げ部36は断面略L字状である。各立ち上げ部36には、所定間隔を空けて複数のかしめ片37が設けられる。右壁部31と左壁部32の夫々の前端には、固定片311,321が夫々外向きに折曲形成される。固定片311,321には、前壁26とガス供給ユニット6(図1参照)がネジ止めされる。底壁部34の左後方部には、ファン7が接続される矩形状の開口35が設けられる。
As shown in FIG. 3 , the
過熱防止板38は横長矩形状の金属板(例えばステンレス板)であり、後壁部33の内面の上側部分を覆い且つ隙間を空けた状態で取り付けられる。過熱防止板38の下方で後壁部33には、膨出部331が後ろ向きに突設される。膨出部331は左右方向に延びる横長矩形状である。右壁部31の内面の下側には、内側に向かって突出するレール部312が設けられる。左壁部32の内面の下側であって、レール部312と同一高さ位置にも、内側に向かって突出するレール部322が設けられる。レール部312,322は、前後方向に略水平に延びる。
The overheating
支持板22は背板部40、右板部42、左板部43を備え、前方に向けて開口する平面視略U字状に形成される。支持板22も金属製である。背板部40は正面視横長矩形状であり、後壁部33の内面に沿って設けられる。右板部42と左板部43は、背板部40の右端部及び左端部から前向きに折曲される。背板部40には、嵌合部44が後ろ向きに突設される。嵌合部44は膨出部41と同形状であり、膨出部41に前方から嵌合する。背板部40の上端縁には、複数の支持片45が左右方向に等間隔で夫々前向きに折曲形成される。支持片45には、スリット45Aが設けられる。スリット45Aは下向きに延びる。背板部40の下端縁にも、複数の支持片46が左右方向に等間隔で夫々前向きに折曲形成される。
The
右板部42と左板部43は、ユニット群23が収まる左右幅を有し、右壁部31と左壁部32の内側を前方に延びる。右板部42は後側から前側にかけて順に、後側延設部421、段部422、前側延設部423を備える。後側延設部421は、背板部40の右端部から右板部42の前後方向の略中央部まで前方に延びる。段部422は後側延設部421の前端部から右方に折曲されて右方に延びる。前側延設部423は段部422の右端部から前方に折曲されて前方に延びる。前側延設部423の前端部の下部を除く部位には、固定孔471を備えた内曲げ片47が内側に向けて折曲形成される。
The
そして、前側延設部423の前端部の下部には、突出板部49が内曲げ片47よりも前方に突出して設けられる。突出板部49の上端部は前後方向に略水平に延び、突出板部49の前端部は上下方向に平行に延びる。突出板部49の下端部の前端側には、傾斜部491(図8参照)が設けられる。傾斜部491は前端から後方に向かうにつれて高さ位置が低くなり、下り傾斜する。
A protruding
左板部43も右板部42と同様に、後側から前側にかけて順に、後側延設部431、段部432、前側延設部433を備える。後側延設部431は、背板部40の左端部から左板部43の前後方向の略中央部まで前方に延びる。段部432は後側延設部431の前端部から左方に折曲されて左方に延びる。前側延設部433は段部432の左端部から前方に折曲されて前方に延びる。前側延設部433の前端部の下部を除く部位には、固定孔481を備えた内曲げ片48が内側に向けて折曲形成される。
Similarly to the
そして、前側延設部433の前端部の下部にも、突出板部50が内曲げ片48よりも前方に突出して設けられる。突出板部50は、突出板部49と同一形状であり、突出板部50の下端部の前端側には、傾斜部501が設けられる。傾斜部501も前端から後方に向かうにつれて高さ位置が低くなり、下り傾斜する。
A protruding
ユニット群23を構成する各バーナユニット51は周知の濃淡バーナである。バーナユニット51は、淡側導入口53、濃側導入口54、混合部55、炎孔部56を備える。淡側導入口53は、前方に開口して燃料ガスと一次空気が導入される下側の開口、濃側導入口54は上側の開口である。混合部55は淡側導入口53と濃側導入口54の下流側に設けられ、内部が導入口毎に分離される。炎孔部56は混合部55の上端に開口し、中央の淡炎孔及びその左右両側の濃炎孔からなる。
Each
下板部24も金属製であり、平面視左右方向に長い略矩形状に形成される。下板部24には、複数の小孔611が前後左右に所定間隔で形成される。下板部24の後端には、下向きにネジ止め片61が折曲形成される。下板部24の右端縁と左端縁には、下曲げ片63,64が下向きに形成される。下曲げ片63,64は側面視前後方向に細長い略矩形状である。
The
下板部24の前端部の右端部には、上曲げ片66が上方に向かって折曲形成される。下板部24の前端部の左端部には、上曲げ片67が上方に向かって折曲形成される。上曲げ片66は正面視略半円状であり、その外縁部662の右側部分は、右方に向かうにつれて高さが低くなる円弧状のテーパ部を形成する(図4参照)。上曲げ片67も上曲げ片66と左右対称形状の正面視略半円状であり、その外縁部672の左側部分は、左方に向かうにつれて高さが低くなる円弧状のテーパ部を形成する(図4参照)。上曲げ片66,67には、前後方向に貫通する固定孔661,671が夫々設けられる。
An upper
前板部25も金属製であり、正面視横長の略矩形状に形成される。前板部25は、支持板22の内曲げ片47,48と、下板部24の上曲げ片66,67とに固定される。前板部25の上端縁には、複数の支持片65が左右方向に等間隔で夫々後ろ向きに折曲形成される。
The
複数の支持片65の下方には、上下一組の淡ガス供給孔6Aと濃ガス供給孔6Bが左右方向に複数並設される。下側の淡ガス供給孔6Aは長円状のバーリング孔である。上側の濃ガス供給孔6Bは円形状のバーリング孔である。前板部25の右端部と左端部には、前折り曲げ片68,69が前向きに形成される。前板部25の右端部の高さ方向の中間部と下部には、固定孔621,623が設けられる。前板部25の左端部の高さ方向の中間部と下部には、固定孔622,624が設けられる。
Below the plurality of
前壁26は正面視横長の略矩形状であり、金属製である。前壁26の上端縁には、立ち上げ部74が設けられる。立ち上げ部74は前壁26の上端縁の全長に亘って上向きに折曲形成され、断面略L字状である。立ち上げ部74には、所定間隔を空けて複数のかしめ片75が左右方向に亘って並設される。前壁26の高さ方向の中間部には右側から左側に向かって順に、取付孔71、取付孔72、透孔73が所定間隔を空けて設けられる。取付孔71には、点火用の放電電極(図示略)が取り付けられる。取付孔72には、炎検出用電極としてのフレームロッド(図示略)が取り付けられる。透孔73には、覗き窓(図示略)が対向して取り付けられる。
The
図3~図9を参照し、燃焼装置3の組立方法の一例を説明する。図3,図4に示すように、作業者は、ケース本体21内に支持板22を配置し、支持板22の嵌合部44が膨出部331に嵌合する位置で後壁部33にリベット(図示略)で固定する。このとき、支持板22の上部を過熱防止板38の下部に前方から重ねて、過熱防止板38の下部を後壁部33側へ押し付けて固定する。支持板22の右板部42の前側延設部423の右面は、右壁部31の内面に当接する。左板部43の前側延設部433の左面は、左壁部32の内面に当接する。
An example of a method for assembling the
次いで、図3~図5に示すように、作業者は、下板部24をケース本体21の前側に配置し、下板部24の下曲げ片63,64をケース本体21内のレール部312,322の夫々の上面に沿ってケース本体21の奥側にスライドさせる。このとき、図5に示すように、下板部24の右側において、上曲げ片66と右壁部31の内面との間には、所定の隙間P1が形成される。下板部24の左側において、上曲げ片67と左壁部32の内面との間には、所定の隙間P2が形成される。
Next, as shown in FIGS. 3 to 5, the operator places the
この状態から、下板部24をケース本体21の奥側に移動させることにより、隙間P1に対して、支持板22の右側の突出板部49が後方から差し込まれ、隙間P2に対して、支持板22の左側の突出板部50が後方から差し込まれる(図6,図7参照)。このとき、突出板部49,50は、上曲げ片66,67及び内曲げ片47,48よりも前方に突出する。
From this state, by moving the
なお、隙間P1,P2は、突出板部49,50の夫々の厚みに対応した幅に設計するのがよく、具体的には、突出板部49,50の厚みと同一にするのがよい。この場合、突出板部49,50は、隙間P1,P2に差し込まれて、上曲げ片66,67と、右壁部31及び左壁部32との間に挟まれてロックされた状態となる。これにより、突出板部49,50は、上曲げ片66,67の外縁部662,672により内側から支持される。
The gaps P1 and P2 are preferably designed to have widths corresponding to the respective thicknesses of the protruding
下板部24のネジ止め片61は、後壁部33の前面に当接する。作業者は、前方から左右2つのネジ81,82により、ネジ止め片61を後壁部33の前面にネジ止めする。これにより、図6,図7に示すように、下板部24はケース本体21内に固定され、支持板22の直下に配置される。下曲げ片63,64は、右壁部31のレール部312と、左壁部32のレール部322とにより下方から支持される。下曲げ片63,64は、右壁部31と左壁部32の夫々の内面に当接する。そして、ケース本体21の前後方向において、下板部24の右側の上曲げ片66は、支持板22の右側の内曲げ片47と同一位置に配置され、下板部24の左側の上曲げ片67は、支持板22の左側の内曲げ片48と同一位置に配置される。
A screwing
次いで、図8に示すように、作業者は、下板部24の上面に12個のバーナユニット51を左右方向に順に配置する。そして、支持板22の背板部40に設けられた複数の支持片45,46を、各バーナユニット51の間に係合させる。作業者は、下板部24の上面にバーナユニット51を配置しつつ、その後部を背板部40に支持できるので、バーナユニット51を安定してセットできる。
Next, as shown in FIG. 8, the worker arranges the 12
次いで、図9に示すように、作業者は、前板部25をユニット群23の前側に対向して配置する。そして、前板部25の上端部に設けられた複数の支持片65を、各バーナユニット51の間に係合させる。次いで、前板部25の右側の固定孔621を、支持板22の右側の内曲げ片47の固定孔471の位置に合わせて、前方からネジ83で固定する。更に、前板部25の右側の固定孔623を、下板部24の上曲げ片66の固定孔661の位置に合わせて、前方からネジ95で固定する。
Next, as shown in FIG. 9 , the operator arranges the
次いで、前板部25の左側の固定孔622を、支持板22の左側の内曲げ片48の固定孔481の位置に合わせて、前方からネジ84で固定する。更に、前板部25の左側の固定孔624を、下板部24の上曲げ片67の固定孔671の位置に合わせて、前方からネジ96で固定する。これにより、前板部25は、支持板22と下板部24に固定され、ユニット群23は、前板部25と支持板22の背板部40との間に挟持される。
Next, the
前板部25の前折り曲げ片68,69は、右壁部31と左壁部32の夫々の内面に当接する。前板部25の淡ガス供給孔6Aは、対応するバーナユニット51の淡側導入口53に相対する。濃ガス供給孔6Bは、対応するバーナユニット51の濃側導入口54に相対する。これにより、ガス供給ユニット6は、複数の淡ガス供給孔6Aと濃ガス供給孔6Bを介して複数のバーナユニット51の夫々にガスを供給できる。
The front
次いで、図2に示すように、作業者は、前壁26をケース本体21の前面上半分を覆うように配置し、右壁部31の固定片311、及び左壁部32の固定片321に対してネジ87,91,88,92で固定し、前板部25に対してネジ89,90で固定する。このようにして、燃焼装置3が完成する。
Next, as shown in FIG. 2, the operator arranges the
図10~図13を参照し、支持板22の左板部43が内側に湾曲した状態で、下板部24を固定しようとした場合について説明する。上記の通り、支持板22は金属製で且つ平面視前側に向けて開口する略U字状なので、背板部40がケース本体21の後壁部33に固定された状態では、右板部42及び左板部43の一方、又はその両方が内側に湾曲している可能性がある。
10 to 13, the case where the
例えば、図10に示すように、左板部43が内側にやや湾曲している場合を想定する。この場合、左板部43の前端部に設けられた突出板部50は、左壁部32の右面から右方にやや離れて位置する。左板部43の湾曲が小さいと、作業者はそれに気が付かないことが多い。左板部43の湾曲に気づかないまま、作業者は下板部24を固定する為、ケース本体21のレール部312,322に沿って下板部24を手前から奥側にスライドさせる。
For example, as shown in FIG. 10, it is assumed that the
図10に示すケース本体21を正面から見た場合、突出板部50は隙間P2と対向しておらず、上曲げ片67の背面と対向する。この状態で、作業者は、下板部24を手前から奥側にスライドさせる。
When the case
この場合、図11,図12に示すように、突出板部50は隙間P2に差し込まれることなく、上曲げ片67の背面と干渉する。突出板部50が上曲げ片67の背面と干渉した位置で下板部24は停止する。下板部24は正規の位置に対して、左側が手前に大きくせり出している。なお、正規の位置とは、ケース本体21内に下板部24が正常に固定されたときの下板部24の位置を意味する。作業者は、下板部24の位置を確認することによって、下板部24の誤組付けに容易に気づくことができる。
In this case, as shown in FIGS. 11 and 12, the protruding
下板部24の誤組付けを解消する為、作業者は、例えば、下板部24を手前に一旦引き戻し、内側に湾曲した左板部43を左壁部32の右面に沿わせて真っすぐにした状態で、再度下板部24を奥側にスライドさせる。これにより、隙間P2に対して、突出板部50を後方から差し込むことができ、下板部24をケース本体21内の正規の位置で固定できる。それ故、ユニット群23の各バーナユニット51と、下板部24の複数の小孔611との相互の位置関係がずれない。従って、燃焼装置は、複数の小孔611から各バーナユニット51に向けて所定量の二次空気を安定して供給できる。
In order to eliminate erroneous assembly of the
また、作業者は、図12の状態から下板部24を更に奥側に押し込んでもよい(図12中矢印F1参照)。この場合、上曲げ片67の外縁部672の左側部分に突出板部50の傾斜部501が接触する。そして、図13に示すように、下板部24を更に奥側に押し込むことで(図13中矢印F1参照)、上曲げ片67は更に奥側に移動するので(図13中矢印T1参照)、突出板部50の傾斜部501は外縁部672の左側部分に沿って滑り落ちる。これに伴い、突出板部50は左方に押し広げられ(図13中矢印T2参照)、結果的に、上曲げ片67と左壁部32の右面との間の隙間P2に自動的に配置される。よって、突出板部50は、上曲げ片67の外縁部672で左右方向内側から安定して支持される。
Further, the operator may further push the
このように、支持板22の左板部43が内側に湾曲した状態であっても、下板部24をケース本体21の奥側にスライドさせて押し込むことによって、突出板部50を介して左板部43が外側に押し広げられ、下板部24が正規の位置にガイドされる。つまり、湾曲する左板部43の位置を修正する必要が無いので、燃焼装置3は、ケース本体21内に下板部24を固定する際の作業効率を向上できる。なお、本実施形態は、支持板22の左板部43が内側に湾曲した場合について説明したが、右板部42が内側に湾曲した場合についても同様である。
In this manner, even when the
以上説明したように、本実施形態の給湯器1は燃焼装置3を備える。燃焼装置3は、ユニット群23、インナーケース20、支持板22、下板部24、前板部25を備える。ユニット群23は、複数のバーナユニット51が左右方向に並設されてなる。インナーケース20は、後壁部33、右壁部31、左壁部32、底壁部34を備え、ユニット群23を内側に収容する。右壁部31と左壁部32は、後壁部33の左右両端から前側に延びる。底壁部34は、後壁部33、右壁部31、及び左壁部32に接続されて下面を閉塞する。支持板22は、背板部40、右板部42、及び左板部43を備え、インナーケース20とユニット群23との間に配置される。下板部24は、右板部42と左板部43の夫々の下端部に近接して配設され、ユニット群23を下側から支持する。前板部25は、右板部42と左板部43の夫々の前端部に固定され、ユニット群23の前側に配置される。
As described above, the
右板部42と左板部43の夫々の前端部には、左右一対の内曲げ片47,48が設けられる。内曲げ片47,48は、インナーケース20の左右方向の内側に向けて折曲する。下板部24の前端部の左右両側には、左右一対の上曲げ片66,67が設けられる。上曲げ片66,67は上方向に折曲する。内曲げ片47,48には、前後方向に貫通する固定孔471,481が設けられる。上曲げ片66,67には、前後方向に貫通する固定孔661,671が設けられる。前板部25の固定孔471,481,661,671に対応する部分には、前後方向に貫通する固定孔621,622,623,624が設けられる。前板部25は、内曲げ片47,48、及び上曲げ片66,67の夫々前面に前方から当接した状態で、固定孔471,481,661,671、固定孔621,622,623,624に対してネジ83,84,95,96が前方から締結されることにより、内曲げ片47,48、及び上曲げ片66,67に固定される。
A pair of left and right inward bending
前板部25と下板部24は夫々別体なので、インナーケース20の内側に、支持板22の右板部42と左板部43、及び下板部24が配置された状態で、右板部42と左板部43の間にユニット群23をセットできる。下板部24の上面にユニット群23を配置した状態で、複数のバーナユニット51の夫々の後部を背板部に支持させることができるので、ユニット群23を安定してセットできる。その後、右板部42と左板部43の夫々の前端部に設けられた左右一対の内曲げ片47,48と、下板部24の前端部に設けられた左右一対の上曲げ片66,67とに対して前板部25を前方から当接させて、ネジ止め固定する。前板部25に対して、右板部42と左板部43の夫々の前端部と、下板部24の前端部とが固定されるので、右板部42及び左板部43と下板部24との相互の位置関係がずれるのを防止できる。
Since the
上記説明において、インナーケース20の右壁部31と左壁部32は、本発明の「左右一対の側壁部」の一例である。支持板22の右板部42と左板部43は、本発明の「左右一対の横板部」の一例である。内曲げ片47,48に設けられた固定孔471,481、及び上曲げ片66,67に設けられた固定孔661,671は、本発明の「第1固定孔」の一例である。前板部25に設けられた固定孔621,622,623,624は、本発明の「第2固定孔」の一例である。ネジ83,84,95,96は、本発明の「ネジ」の一例である。
In the above description, the
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。図1に示す給湯器1は一つの熱交換器4を備える通常の給湯器であるが、顕熱回収用と潜熱回収用の2つの熱交換器を備える潜熱回収型の給湯器であってもよい。
The present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications are possible. The
上曲げ片66,67の外縁部662,672は、正面視左右方向の略中央部から左右両側に高さが低くなる山なり形状であるが、これ以外の形状であってもよい。好ましくは、下板部24の左右方向の外側に位置する部分が、当該外側に向かうにつれて高さが低くなるようになっているのがよい。例えば、上曲げ片66の外縁部662のうち右側のみが、右方に向かうにつれて高さが低くなるように形成され、上曲げ片67の外縁部672のうち左側のみが、左方に向かうにつれて高さが低くなるように形成されていてもよい。内曲げ片47,48の形状も上記実施形態に限定されない。
The
突出板部49,50は夫々の下端部に傾斜部491,501を備えるが、これらは省略してもよい。突出板部49,50の先端形状は上記実施形態の他に、例えば矩形状、円弧状、三角形状等でもよい。
The protruding
ユニット群23を構成するバーナユニット51の数は複数であればよく、上記実施形態の12個よりも多くても少なくてもよい。
The number of
1 給湯器
3 燃焼装置
20 インナーケース
22 支持板
23 ユニット群
24 下板部
25 前板部
31 右壁部
32 左壁部
33 後壁部
34 底壁部
40 背板部
42 右板部
43 左板部
47,48 内曲げ片
49,50 突出板部
51 バーナユニット
66,67 上曲げ片
83,84,95,96 ネジ
471,481 固定孔
491,501 傾斜部
621~624 固定孔
661,671 固定孔
662,672 外縁部
P1,P2 隙間
Claims (5)
後壁部と、前記後壁部の左右両端から前側に延びる左右一対の側壁部と、前記後壁部と前記左右一対の側壁部とに接続されて下面を閉塞する底壁部とを備え、前記ユニット群を内側に収容するインナーケースと、
前記後壁部の内面側に配置され、前記複数のバーナユニットの夫々の後部を支持する背板部と、前記左右一対の側壁部の夫々の内面側に配置される左右一対の横板部とを備え、前記インナーケースと前記ユニット群との間に配置される支持板と、
前記左右一対の横板部の夫々の下端部に近接して配設され、前記ユニット群を下側から支持する下板部と、
前記左右一対の夫々の横板部、及び前記下板部の前端部に固定され、前記ユニット群の前側に配置される前板部と
を備え、
前記一対の横板部の夫々の前端部には、前記インナーケースの左右方向の内側に向けて折曲する左右一対の内曲げ片が設けられ、
前記下板部の前記前端部の左右両側には、上方向に折曲する左右一対の上曲げ片が設けられ、
前記内曲げ片及び前記上曲げ片の夫々には、前後方向に貫通する第1固定孔が設けられ、
前記前板部の前記第1固定孔に対応する部分には、前後方向に貫通する第2固定孔が設けられ、
前記前板部は、前記左右一対の内曲げ片、及び前記左右一対の上曲げ片の夫々の前面に前方から当接した状態で、前記第1固定孔及び前記第2固定孔に対してネジが前方から締結されることにより、前記左右一対の内曲げ片、及び前記左右一対の上曲げ片に固定されること
を特徴とする燃焼装置。 a unit group in which a plurality of burner units are arranged side by side;
a rear wall portion, a pair of left and right side wall portions extending forward from both left and right ends of the rear wall portion, and a bottom wall portion connected to the rear wall portion and the pair of left and right side wall portions to block a lower surface, an inner case that accommodates the unit group inside;
a back plate portion arranged on the inner surface side of the rear wall portion and supporting the rear portions of the plurality of burner units; and a pair of left and right horizontal plate portions arranged on the inner surface side of each of the pair of left and right side wall portions. a support plate disposed between the inner case and the unit group;
a lower plate portion disposed in the vicinity of the respective lower end portions of the pair of left and right horizontal plate portions and supporting the unit group from below;
The pair of left and right horizontal plate portions, and a front plate portion fixed to the front end portion of the lower plate portion and arranged on the front side of the unit group,
A pair of left and right inward bending pieces that are bent inward in the left-right direction of the inner case are provided at front ends of the pair of horizontal plate portions,
A pair of left and right upward bending pieces that are bent upward are provided on both left and right sides of the front end portion of the lower plate portion,
A first fixing hole penetrating in the front-rear direction is provided in each of the inwardly bent piece and the upwardly bent piece,
A portion of the front plate portion corresponding to the first fixing hole is provided with a second fixing hole penetrating in the front-rear direction,
The front plate portion is screwed into the first fixing hole and the second fixing hole while abutting on the front surfaces of the pair of left and right inward bending pieces and the pair of left and right upward bending pieces from the front. are fastened from the front to be fixed to the pair of left and right inward bending pieces and the pair of left and right upward bending pieces.
を特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。 2. The pair of left and right horizontal plate portions according to claim 1, wherein projecting plate portions are provided at lower portions of the front end portions of the pair of left and right horizontal plate portions so as to project further forward than the inwardly bent pieces and the upwardly bent pieces. combustion device.
前記突出板部の下端部には、前側から後側になるにつれて高さ位置が低くなるように傾斜する傾斜部が設けられたこと
を特徴とする請求項2に記載の燃焼装置。 A portion of the outer edge portion of the upper bending piece located outside the lower plate portion in the left-right direction is formed so that the height decreases toward the outer side,
3. The combustion apparatus according to claim 2, wherein a lower end portion of the projecting plate portion is provided with an inclined portion that is inclined so that the height position decreases from the front side to the rear side.
を特徴とする請求項2又は3に記載の燃焼装置。 4. The combustion apparatus according to claim 2, wherein a gap corresponding to the thickness of said projecting plate portion is formed between said upper bent piece and said inner case.
を特徴とする給湯器。 A water heater comprising the combustion device according to any one of claims 1 to 4.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021140578A JP2023034371A (en) | 2021-08-31 | 2021-08-31 | Burner and water heater |
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