JP2023030193A - 皮膚を治療するためのシステム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】皮膚を引き締めかつ/又は瘢痕組織を縮小する方法を提供する。【解決手段】皮膚22を引き締めかつ/又は瘢痕組織を縮小する方法は、皮膚22の治療エリアでフラクショナルレーザーアブレーションを行い、それにより皮膚柱を除去し、皮膚に柱状空隙10を形成することを含み、柱状空隙10は、第1側面と第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、第1側面及び第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含む。柱状空隙の第1側面は、柱状空隙の第2側面に接触させられ、それにより柱状空隙10を閉じる。【選択図】図21

Description

本発明は、全体として皮膚の治療のためのシステム、デバイス、及び方法に関し、より具体的には、皮膚の引き締め、創傷閉鎖、及び瘢痕の縮小及び/又は除去のシステム、デバイス、及び方法に関する。
関連出願の相互参照
本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている、2017年5月19日に出願された米国仮特許出願第62/508,568号に対して米国特許法第119条に基づく優先権を主張する。
瘢痕は、組織損傷後の身体の自然な修復機構の結果である。瘢痕の重症度は、年齢、遺伝子、性別、民族性(フィッツパトリックのスキンタイプ)などの他の要因とともに、損傷の場所、深さ、及び大きさに依存する。瘢痕は非常に一般的であり、しばしば生活の質にかなりの悪影響を及ぼすが、効果的な瘢痕治療の選択肢は限られている。市販薬による局所治療は有効性が限られているが、外科的切除は後に更なる瘢痕形成を引き起こす可能性がある。
関連して、余分な皮膚が、体重減少後、分娩後、外科的処置後、脂肪吸引後、又は老化の自然な結果としてしわの形で生じ得る。しかしながら、不要な余分な皮膚を効果的に除去するための低侵襲治療はほとんど又は全くない。
近年の研究により、多数の切開を行い、端を収縮させることにより、望ましくない又は余分な皮膚を除去する瘢痕除去皮膚切開術の創出が示されている。しかしながら、これらの技術には依然として多くの欠点及び制限がある。例えば、多数の切開を手作業で行うことは非常に面倒であるため、これらの技術は多数の切開が必要な状況には容易に適用できない。また、これらの技術はしばしば従来の縫合を必要とし、これは修正が必要な更なる瘢痕の形成につながる可能性がある。
したがって、余分な皮膚又は瘢痕組織を除去しかつ/又は皮膚を引き締めるための改善されたシステム及び方法が必要である。
一態様において、皮膚を引き締め又は瘢痕組織を縮小するための方法及びシステムが本明細書に記載され、これらの方法及びシステムは、一部の例では、他の方法及びシステムと比較して1つ以上の利点を提供することができる。例えば、いくつかの実施形態において、本明細書に記載の方法又はシステムは、フラクショナルレーザーアブレーションを使用して皮膚柱を除去することにより、被術者の皮膚を引き締めることができる。複数の皮膚柱が除去されるとき、本明細書に記載の方法及びデバイスは、フラクショナルアブレーション(部分切除)中にレーザーの動作を制御装置が指示及びガイドする自動化プロセスを可能にする。また、本明細書に記載の方法及びデバイスは、血管イメージングシステムとレーザーを組み合わせて、低血管領域又は非血管領域の皮膚柱を除去することができる。制御装置は、レーザー及び血管イメージングシステムの両方に動作可能に接続されることができ、低血管領域又は非血管領域の複数の皮膚柱を自動的に除去する方法及びシステムを提供する。いくつかの実施形態において、皮膚柱の除去は、接着剤(接着テープ)を用いて閉じられる柱状空隙を形成する。また、本明細書に記載の方法及びシステムは、他のいくつかの方法と比較して、より効率的にかつより良い結果で皮膚を引き締め又は瘢痕組織を縮小することができる。
一態様において、皮膚を引き締めかつ/又は瘢痕組織を縮小する方法が本明細書に記載されている。いくつかの実施形態において、このような方法は、皮膚の治療エリアから皮膚柱を除去し、それにより皮膚に柱状空隙を形成することを含み、柱状空隙は、第1側面と第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、第1側面及び第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含む。この方法は、柱状空隙の第1側面を柱状空隙の第2側面に接触させ、それにより柱状空隙を閉じることをさらに含む。また、柱状空隙の第1側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層はそれぞれ、皮膚の表面に直交するz方向において柱状空隙の第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層と位置合わせされる。
別の実施形態において、本明細書に記載の方法は、皮膚の治療エリアでフラクショナルレーザーアブレーションを行い、それにより皮膚柱を除去し、皮膚に柱状空隙を形成することを含み、柱状空隙は、第1側面と第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、第1側面及び第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含む。柱状空隙の第1側面は、柱状空隙の第2側面に接触させられ、それにより柱状空隙を閉じる。
また、いくつかの実施形態において、柱状空隙の第1側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層がそれぞれ、皮膚の表面に直交するz方向において柱状空隙の第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層と位置合わせされるように、閉じられた柱状空隙の上の皮膚に接着剤が付けられる。一部の例では、接着剤は閉じられた柱状空隙に圧縮力を加える。
いくつかの実施形態において、柱状空隙は全長及び全幅を有し、全長は全幅よりも2.5から3.5倍大きい。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載の皮膚を引き締めかつ/又は瘢痕組織を縮小する方法は、フラクショナルレーザーアブレーションを行う前に治療エリアの血管を画像化し、それにより治療エリアにおける血管(血管が形成されている)領域及び非血管(血管が形成されていない)領域のマップを形成することを含む。一部の例では、フラクショナルレーザーアブレーションは、これらの血管領域及び非血管領域のマップに基づいて実質的に非血管領域に行われる。いくつかの実施形態において、レーザーはEr:YAGレーザーである。
いくつかの実施形態において、フラクショナルレーザーアブレーション中に複数の皮膚柱が除去され、皮膚の治療エリアに複数の柱状空隙を形成する。一部の例では、フラクショナルレーザーアブレーション及び血管の画像化が自動化される。より詳細には、一部の例では、自動化されたレーザーアブレーション及び血管の画像化は、レーザー及び撮像装置(イメージャー)に動作可能に接続されたコンピューター制御装置を用いて行われる。レーザーのレーザービームは、多角形、菱形、又は楕円形断面を有することができる。特に一部の例では、レーザービームは楕円形の断面を有する。
いくつかの実施形態において、皮膚を引き締め又は瘢痕組織を縮小する方法は、付けられた接着剤を通して1つ以上の閉じられた柱状空隙に非切除(非アブレーション)レーザー又は広帯域光を照射するステップを含む。一部の例では、照射は、閉じられた柱状空隙の止血、凝固、又はそれらの両方を引き起こす。
また、いくつかの実施形態において、柱状空隙の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び皮下層は、柱状空隙が閉じられるときに、柱状空隙の第1側面及び第2側面を横切って実質的に平面の真皮表皮接合部と実質的に平面の真皮皮下接合部とを形成するように位置合わせされる。
別の態様では、皮膚引き締め及び/又は瘢痕組織除去のシステムが本明細書に記載されている。いくつかの実施形態において、皮膚引き締め及び/又は瘢痕組織除去のシステムは、レーザー、接着剤、及びイメージングシステムを含む。一部の例では、レーザーは、皮膚の治療エリアから1つ以上の皮膚柱を部分的に切除し、それにより皮膚に1つ以上の柱状空隙を形成するように構成され、柱状空隙はそれぞれ、第1側面と第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、第1側面及び第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含む。いくつかの実施形態において、接着剤は、皮膚に付けられ、各柱状空隙に圧縮力を加えて、柱状空隙の第1側面と第2側面を結合するように構成されている。いくつかの実施形態において、イメージングシステムは、皮膚の治療エリア内の血管を画像化するように構成されている。一部の例では、イメージングシステムは、画像化された血管に基づいて皮膚の治療エリア内の実質的に血管が形成されていない領域の位置を特定する。
また、一部の例では、皮膚引き締め及び/又は瘢痕組織除去のシステムは、レーザー、イメージングシステム、又はそれらの両方に動作可能に接続された1つ以上の制御装置を含む。1つ以上の制御装置は、治療エリア内の血管の画像化及び治療エリア内のフラクショナルレーザーアブレーション位置を自動制御するように構成されている。一部の例では、1つ以上の制御装置は、治療エリア内の実質的に血管が形成されていない皮膚にフラクショナルアブレーションを行うようレーザーに指示するように構成されている。
別の態様では、皮膚引き締め及び/又は瘢痕組織除去の方法が本明細書に記載されている。いくつかの実施形態において、このような方法は、皮膚の表面にフレームを開姿勢で取り付けることを含み、フレームは皮膚の治療エリアを囲む。レーザーで皮膚を除去することにより治療エリアから皮膚柱を除去し、それにより皮膚に柱状空隙を形成し、柱状空隙は、第1側面と第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、第1側面及び第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含む。一部の例では、この方法は、フレームが皮膚の表面に取り付けられている間に、フレームの形状をフレームの開姿勢の開いた形状からフレームの閉姿勢の閉じた形状に変えることを含み、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えることにより、柱状空隙の第1側面を柱状空隙の第2側面に接続し、柱状空隙の第1側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層はそれぞれ、フレームが閉姿勢にあるとき、皮膚の表面に直交するz方向において柱状空隙の第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層と位置合わせされる。
また、いくつかの実施形態において、皮膚引き締め及び/又は瘢痕組織除去の方法は、柱状空隙の治癒中に皮膚の表面にフレームを閉姿勢で保持することと、柱状空隙が治癒後に皮膚の表面からフレームを取り除くこととを含む。一部の例では、フレームは、開姿勢においてフレームの2つ以上の角を画定する2つ以上のヒンジを含み、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えることは、フレームのヒンジを閉じてフレームの角によって画定される角度を小さくすることを含む。
これら及び他の実施形態は、以下の詳細な説明においてより詳細に説明される。
本発明は、添付の図面を参照して例として説明される。
図1は、表皮、真皮、及び皮下層を示す人間の皮膚の断面図である。 図2Aは、表皮層及び真皮層を通って皮下層に延びる柱状空隙を有するヒトの皮膚の断面図である。図2Bは、表皮層を通って真皮層に延びる柱状空隙を有するヒトの皮膚の断面図である。 図3は、刃を有する機械的切除デバイスの斜視図である。 図4A、4B、及び4Cは、皮膚の切除レーザー治療の概略図であり、図4A及び4Bは斜視図を示し、図4Cは断面図を示す。 図5Aは、柱状空隙を有する治療エリアの平面図である。図5Bは、図5Aの柱状空隙よりも比較的大きな柱状空隙を有する治療エリアの平面図である。 図6A及び6Bは、フラクショナルレーザーアブレーションによって形成された楕円形の柱状空隙の写真である。 図7は、菱形断面を有するレーザービームの概略図の斜視図である。 図8は、楕円形の断面を有するレーザービームの概略図の斜視図である。 図9A及び9Bは、異なる切断パターンを有する治療エリア内の複数の柱状空隙の平面図である。 図10は、レーザー及びイメージングシステムに動作可能に接続されたコンピューターシステム及び/又は制御装置の概略図である。 図11は、表皮層及び真皮層を通って延びる柱状空隙を有する皮膚の断面図を概略的に示しており、表皮層及び真皮層が接合されて柱状空隙を閉じている。 図12は、表皮層及び真皮層を通って皮下層に延びる柱状空隙を有する皮膚の断面図を概略的に示しており、3つの層すべてが接合されて柱状空隙を閉じている。 図13Aは、皮膚の開いた柱状空隙の写真である。図13Bは、図13Aの柱状空隙が手で閉じられ、閉じられた柱状空隙の上に接着剤が付けられている写真である。図13Cは、付けられた接着剤によって閉じられた状態に保持されている図13Bの閉じられた柱状空隙の写真である。 図14は、開姿勢のフレームの側面の斜視図である。 図15は、開姿勢のフレームの斜視図である。 図16は、開姿勢のフレームの端部の斜視図である。 図17は、開姿勢のフレームの平面図である。 図18は、閉姿勢のフレームの斜視図である。 図19Aは、タブ及びステープルを備えた2つの対向する剛性部材の平面図である。図19Bは、タブ及びステープルを備えた剛性部材の斜視図である。 図20は、タブ及びステープルを有するフレームを用いて閉じられている柱状空隙の図である。 図21は、図14~20のフレームを用いて皮膚を引き締める方法のステップを示す。 図22は、皮膚表面に配置された図14~20のいずれかによる複数のフレームの斜視図である。 図23は、柱状空隙を閉じた状態に保持するのに使用されるステープルの斜視図である。
本明細書に記載の実施形態は、以下の詳細な説明、実施例、及び図面を参照することにより、より容易に理解することができる。しかしながら、本明細書に記載の要素、装置、及び方法は、詳細な説明、実施例、及び図面に提示される特定の実施形態に限定されない。これらの実施形態は、本発明の原理の単なる例示であることを認識されたい。本発明の主旨及び範囲から逸脱することなく、多数の修正及び適合が当業者に容易に明らかになるであろう。
また、本明細書に開示されるすべての範囲は、その中に含まれるありとあらゆる部分範囲を含むと理解されるべきである。例えば、「1.0から10.0」の指定範囲は、1.0以上の最小値で始まり、10.0以下の最大値で終わるすべての部分範囲、例えば1.0から5.3、又は4.7から10.0、又は3.6から7.9を含むとみなされるべきである。同様に、「1から10」の指定範囲は、1以上の最小値で始まり、10以下の最大値で終わるすべての部分範囲、例えば1から5、4から10、3から7、5から8を含むとみなされるべきである。
本明細書に開示されるすべての範囲は、特に明記しない限り、範囲の端点を含むとみなされるべきである。例えば、「5から10の間」又は「5から10まで」又は「5~10」の範囲は一般に、端点5及び10を含むとみなされるべきである。
また、「まで」という語句が量又は数量に関連して使用される場合、その量は少なくとも検出可能な量又は数量であることを理解されたい。例えば、指定された量「まで」の量で存在する材料は、検出可能な量から指定された量までかつ指定された量を含めて存在することができる。

I.皮膚引き締め方法
一態様において、人間の被術者などの患者又は被術者の皮膚を引き締める方法を含む、皮膚の引き締め方法が本明細書に記載されている。この方法は、余分な皮膚「七面鳥の首」又は「コウモリの翼」の皮膚、減量後の皮膚、産後の皮膚、上腕形成術の皮膚、乳房固定術の皮膚、顔のしわ取りの皮膚、首のしわ取りの皮膚、腹部形成術の皮膚、胃バイパス手術後の皮膚、しわ又は他の種類の余分な皮膚のような余分な皮膚を除去することにより、被術者の皮膚を引き締めることができる、また、いくつかの実施形態において、本明細書に記載の皮膚引き締め方法は、手術の痕、にきび痕、萎縮性瘢痕、ケロイド瘢痕、肥厚性瘢痕、ストレッチマーク、又は他のタイプの瘢痕のような瘢痕組織を除去することができる。
一実施形態において、皮膚を引き締めるための方法は、皮膚の柱を除去するステップと、皮膚に柱状空隙を形成するステップとを含み、柱状空隙は、第1側面と第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有する。第1側面及び第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、皮下層、又はそれらの任意の組み合わせを含む。この方法は、柱状空隙の第1側面を柱状空隙の第2側面に接触させかつ/又は接続させ、それにより柱状空隙を閉じることをさらに含む。
図1は、人間の皮膚の様々な層の断面図を示し、表皮層が最外層であり、皮下層(すなわち「皮下組織」)が最内層であり、真皮層が表皮層と皮下層との間に位置する中間層である。柱状空隙は、1つ以上の皮膚層の一部が除去された空隙である。例えば図2Aに見られるように、一部の例では、柱状空隙10aは、表皮層及び真皮層を通って皮下層内に延びることができる。他の例では、例えば図2Bに示したように、柱状空隙10bは表皮層を通って真皮層内に延びることができる。
柱状空隙が閉じられ又は接続されるとき、柱状空隙の第1側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層はそれぞれ、皮膚の表面に直交するz方向において柱状空隙の第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層と位置合わせされる。このような「位置合わせされた」層は、一部の例では、z方向におけるそれぞれの層の厚さの15%を超えて、10%を超えて、又は5%を超えて、z方向に互いにずれないことを理解されたい。一部の例では、互いに位置合わせされた2つの層は、z方向における2つの層の平均厚さに基づいて、z方向に0~10%、0~8%、0~5%、又は0~3%ずれている。
また、一部の例では、柱状空隙の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び皮下層は、柱状空隙が閉じられ又は接続されるときに、柱状空隙の第1側面及び第2側面を横切って実質的に平面の真皮表皮接合部及び実質的に平面の真皮皮下接合部を形成するように位置合わせされる。
さらに、いくつかの実施形態において、本明細書に記載の皮膚を引き締めるための方法は、例えば図3に示したように、機械的に作動する切除デバイス20を用いて被術者の皮膚を引き締めることができる。切除デバイス20は、例えば図2A及び2Bに示したように、柱状空隙を形成するために除去される、被術者の皮膚22の柱状体を切断する刃21を含むことができる。例えば、切除デバイスは、コンピューター制御振動刃、ハーモニックスカルペルもしくは同等のデバイスなどの振動刃、又は本開示の目的に反しない当業者に知られている他の機械的に作動する刃付きデバイスを含むことができる。
また、いくつかの好ましい実施形態において、本明細書に記載の皮膚を引き締める方法は、フラクショナルレーザーアブレーションを使用して1つ以上の皮膚柱を除去することにより、被術者の皮膚を引き締めることができる。当業者に理解されるように、「フラクショナル」レーザーアブレーションは、切除レーザービームを使用して、皮膚の治療エリアなどの対象領域において、組織柱を選択的に切除し、蒸発させ、破壊し、又は除去するか又は「穴を開ける」レーザーアブレーションプロセスを指す。一実施形態において、皮膚柱を除去し、皮膚に柱状空隙を形成するステップは、皮膚の治療エリアでフラクショナルレーザーアブレーションを行い、それにより皮膚柱を除去し、皮膚に柱状空隙を形成することを含む。本明細書に記載の目的のために、フラクショナルレーザーアブレーションは、機械的コアリングデバイスなどの他の技術を使用せずに皮膚柱を直接「切断」して除去する。すなわち、皮膚柱はレーザー光だけで除去される。したがって、いくつかの好ましい実施形態において、本明細書に記載の方法は、機械的コアリングによって皮膚柱を除去することを含まない。
例示的なフラクショナルレーザー治療プロセスが図4A~4Cに示されており、図4A~4Cには、切除レーザー治療中及び治療後の両方における被術者の皮膚組織100の概略図が示されている。図4Aが示すように、切除レーザー治療中に、部分切除レーザー光104の線量が被術者の皮膚の外側表面102に照射される。レーザー光104は、被術者の皮膚の表面102に対して直角に配置されるか、被術者の皮膚の表面102に対して斜めにされることができる。レーザー光104は、被術者の皮膚に1つ以上の円形又は非円形の切除された柱状空隙又は溝106を形成する。
本明細書における参照のために、レーザー光の「線量」(又は「被爆」)は一般に、レーザー光の「パルス」と同義ではなく、特にパルスレーザー(連続波レーザーではなく)によって本質的に生成されるレーザー光の「パルス」に関して同義ではないことを理解されたい。代わりに、本開示の文脈におけるレーザー光の「線量」とは、レーザー光が本明細書に記載の治療エリアに(又は治療エリア内の単一のスポット又は場所に)向けられるレーザーの単一の個別の「オン」時間中にレーザーによって放出される光を指す。また、レーザー光の「線量」は、(パルスレーザーが使用される場合に)パルスレーザーのパルス持続時間よりも長い持続時間を有することができる。例えば、一部の例では、レーザー光の1回の「線量」は、持続時間が少なくとも1ms、少なくとも5ms、少なくとも10ms、少なくとも100ms、少なくとも0.5秒、又は少なくとも1秒である。一部の例では、本明細書に記載のレーザー光の「線量」は、1ms~10秒、1ms~5秒、1ms~1秒、100ms~10秒、100ms~5秒、又は100ms~1秒の持続時間を有する。また、レーザー光の「線量」は、レーザー光が治療エリアに(又は治療エリア内の単一のスポット又は場所に)向けられないか又は入射しない「オフ」期間によって両側で一時的に制限される。さらに、この「オフ」期間は、(パルスレーザーが使用される場合に)連続動作中のパルスレーザーによって生成されるパルス間の時間よりも長い(そして異なる)。
図4B及び4Cは、切除レーザー光104の照射後の皮膚組織100のそれぞれの寸法及び平面図を示す。図4Bにおいて、x、y、及びz方向が容易に見えるように、柱状空隙106は例示のみを目的として破線で示されている。図4B及び4Cが集合的に示すように、切除レーザー治療中に形成される各柱状空隙106は、全長Y1、全幅X1、及び全体の深さZ1を有する三次元構造を画定する。柱状空隙106の全長Y1及び/又は全幅X1は、z方向のz軸に関して対称又は非対称であることができる。いくつかの実施形態において、全長Y1及び/又は全幅X1は、z方向において連続的又は不連続的に変化することができる。他の実施形態において、全長Y1及び/又は全幅X1は、z方向において変化しない。いくつかの実施形態において、柱状空隙は、z方向に沿って皮膚の表面102に直交して見たときに、円形、多角形、菱形、又は楕円形である。
図6A及び6Bは、菱形断面を有するレーザービームを有するレーザーを用いたフラクショナルレーザーアブレーションによって形成される柱状空隙のz方向に沿った皮膚の表面の絵図を示す。しかしながら、図6A及び6Bは例示的な実施形態であり、柱状空隙の寸法は開示された寸法のみに限定されない。代わりに、柱状空隙は、本開示の目的に反しない任意の全長、全幅、及び/又は全体の深さを有することができる。例えば、図5A及び5Bに見られるように、柱状空隙の全体的な寸法は、被術者の治療エリアの場所に依存する。例えば、図5Aの実施形態に示したように、柱状空隙110aの全体寸法は、例えば治療エリア111の場所が比較的小さな柱状空隙110aのより高い密度が必要とされる身体の領域内にあるときなど、比較的小さいことができる(例えば、全長2mmから全幅1mm)。このような場合、2mmの全長及び1mmの全幅を有しかつ楕円形を有する柱状空隙を使用して、治療エリアの1平方センチメートルあたり6.4個の空隙を使用することにより、10%の組織除去を行うことができる。同様に、0.5mm×1mmの楕円は、0.004cm2の面積を有し、25.5個/cm2の空隙を使用することにより10%の組織除去を行うことができる。さらに、柱状空隙が直径0.5mmの円で画定される場合、51個/cm2の空隙を用いて10%の組織除去が得られる。
別の実施例において、図5Bの実施形態に示したように、柱状空隙110bの全体寸法は、例えば治療エリア111の場所が同じサイズの治療エリア111に対してより低い密度のより大きな柱状空隙110bが必要とされる身体の領域にある場合など、比較的大きいことができる(例えば、全長10mmから全幅1mm)。例えば、一部の例では、10mm×1mmの楕円は、0.079cm2の面積を有し、1.27個/cm2の空隙を使用することにより10%の組織除去を行うことができる。
また、いくつかの実施形態において、柱状空隙(又は、複数の柱状空隙に関する場合、平均柱状空隙)は、全幅よりも2.5から3.5倍大きい全長を有する。他の実施形態において、全長の全幅に対する比は、1対1、2対1、3対1、4対1、5対1、6対1、7対1、8対1、9対1、10対1又は>10対1であることができる。
アブレーションステップにおけるアブレーションの全体的な深さは様々であることができる。本開示の目的に反しない任意の深さを使用することができる。例えば、いくつかの実施形態において、アブレーションステップにより、所定の幅の柱の組織の少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、又は少なくとも99%が最大1000μmの深さまで又は最大2000μmの深さまで除去される。一部の例では、アブレーションステップにより、柱の組織の少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、又は少なくとも99%が50~2000μm、50~1000μm、50~500μm、50~300μm、50~200μm、100~2000μm、100~1000μm、100~500μm、100~300μm、100~200μm、200~2000μm、200~1000μm、200~500μm、400~2000μm、400~1000μm、500~2000μm、500~1000μm、又は1000~2000μmの深さまで除去される。
また、いくつかの実施形態において、フラクショナルレーザーアブレーションは、150~500μm、150~450μm、150~400μm、200~600μm、200~500μm、200~450μm、200~400μm、250~600μm、250~500μm、250~450μm、250~400μm、300~600μm、300~500μm、300~450μm、300~400μm、400~600μm、400~500μm、又は450~600μmの平均直径(又は平均長さもしくは幅)、及び0.3~2.5mm、0.3~2mm、0.3~1.5mm、0.3~1mm、0.5~2.5mm、0.5~2mm、0.5~1.5mm、0.5~1mm、1~2.5mm、又は1~2mmの深さを有する柱状空隙を生成する。
「レーザー」とは、単一のレーザー媒質から単一のレーザー光ビームを生成する単一のレーザー発振デバイスを指すことができることを理解されたい。本明細書に記載のレーザーは、パルスレーザー又は連続波(CW)レーザーであることができる。また、パルスレーザーを使用する場合、レーザーはレーザービームの時間変調パルスを生成することができる。例えば、一部の例では、レーザービームは切除レーザービームを含み、レーザーは切除レーザービームの時間変調パルスを生成する。
本明細書に記載のレーザー又はレーザービームは、本開示の目的に反しない任意の出力及び任意のピーク又は平均発振波長を有することができる。例えば、いくつかの実施形態において、本明細書に記載のデバイスのレーザー又はレーザービームは、電磁スペクトルの赤外(IR)領域にピーク又は平均発振波長を有する。このような場合、レーザー又はレーザービームは、1~4μm、1~3μm、2~4μm、2~3μm、8~12μm、又は9~11μmの範囲にピーク又は平均発振波長を有する。例えば、いくつかの実施形態において、レーザー又はレーザービームは、2940nm又は1064nmのピーク又は平均発振波長を有するエルビウムドープイットリウムアルミニウムガーネット(Er:YAG)レーザー又はレーザービーム又はネオジムドープYAG(Nd:YAG)レーザー又はレーザービームを含む。他の例では、レーザー又はレーザービームは、炭酸ガスレーザー又はレーザービームを含む。本明細書に記載のレーザービームは、電磁スペクトルの可視領域にピーク又は平均発振波長を有することもできる。本明細書に記載のいくつかの実施形態での使用に適したピーク又は平均発振波長の非限定的な例には、532nm、695nm、755nm、1064nm、及び1470nm(例えば、非切除用途の場合)、又は2940nm(例えば、切除用途の場合)が含まれる。また、一部の例では、本明細書に記載のデバイスのレーザー又はレーザービームは、1から10W(例えば、非アブレーションに使用される場合)又は50から200W(例えば、アブレーションに使用される場合)の平均出力を有する。
また、本明細書に記載のレーザーによって生成されるレーザービームのスポットサイズも様々であることができる。本開示の目的に反しない任意のスポットサイズを使用することができる。一部の例では、例えば、スポットサイズは、0.1~10mm、0.1~1mm、0.1~0.5mm、0.5~5mm、1~10mm、又は1~5mmである。他のスポットサイズも使用することができる。
上述のように、レーザービームは、本開示の目的に反しない任意の断面形状を有することができる。例えば、一部の例では、レーザービームは、円形、多角形、菱形、又は楕円形断面を有する。図7に示した例では、菱形断面を有するレーザービームが説明され、図8に示した例では、楕円形の断面を有するレーザービームが説明される。
いくつかの実施形態において、皮膚を引き締める方法は、フラクショナルレーザーアブレーションを用いて治療エリアから複数の皮膚柱(単一の皮膚柱のみではなく)を除去することと、治療エリアに複数の柱状空隙(単一の空隙ではなく)を形成することとをさらに含む。図9A及び9Bに示したように、一部の例では、除去される個々の皮膚柱の寸法は、互いに実質的に等しいことができる。他の例では、除去される個々の皮膚柱の寸法は、互いに異なることができる。また、各柱状空隙、又は任意の所定の柱状空隙は、単一の柱状空隙について上述したサイズ及び/又は形状を有することができる。
複数の柱は、本開示の目的に反しない任意のパターンで治療エリアから除去されることができる。図9A及び9Bに示した実施形態において、治療エリア111内の柱状空隙10によって、列及び行の格子状パターンが形成されることができる。一部の例では、隣接する列の柱状空隙10が異なる行にあり、1つおきの列の柱状空隙10が同じ行にあるように、隣接する列の柱状空隙10はずらされている。図9Aに示した実施形態では、隣接する列の柱状空隙10は、それぞれの隣接する列に実質的にずれ込むことなくそれぞれの列内に、かつ列内で1行おきに配置されることができる。図9Bに示した実施形態では、1行おきの柱状空隙10が隣接する列にずれ込む。したがって、被術者の治療エリア111の特定の場所及び皮膚の引き締めの所望のレベルに応じて、治療エリア111の複数の柱状空隙の密度は、比較的低い(例えば、図9A)か又は比較的高い(例えば、図9B)ことができる。また、図5Bに示した例では、治療エリア内の柱状空隙10は単一の列を含むことができ、又は他の実施形態(図示せず)では、治療エリア内に単一の行を含むことができ、治療エリア内の柱状空隙の数は図9A及び9Bのパターンと比較して比較的少なく、各柱状空隙は比較的大きい。
治療エリアは、本開示の目的に反しない任意のサイズであることができる。例えば、治療エリアは、10mm2から1,000cm2、20mm2から1,000cm2、30mm2から1,000cm2、40mm2から1,000cm2、40mm2から1,000cm2、50mm2から1,000cm2、60mm2から1,000cm2、70mm2から1,000cm2、80mm2から1,000cm2、90mm2から1,000cm2、100mm2から1,000cm2、200mm2から1,000cm2、300mm2から1,000cm2、400mm2から1,000cm2、500mm2から1,000cm2、600mm2から1,000cm2、700mm2から1,000cm2、800mm2から1,000cm2、900mm2から1,000cm2、又は1cm2から1,000cm2の面積を有することができる。
一実施形態において、皮膚を引き締める方法は、フラクショナルレーザーアブレーションを行う前に治療エリア内の血管を画像化し、それにより治療エリア内の血管領域及び非血管領域のマップを形成することをさらに含む。このような画像化は、本開示の目的に反しない任意のイメージングシステムで行うことができる。例えば、一部の例では、イメージングシステムは、光干渉断層撮影(OCT)システム、多光子イメージングシステム、反射共焦点顕微鏡(RCM)システムなどの光学イメージングシステム、又は本開示の目的に反しない他のイメージングシステムを含むことができる。一部の例では、選択的反射光学素子が、光学イメージングシステムの出射ビームと戻り信号の両方を反射して、イメージングシステムが標的領域を「調査」し、標的領域から戻り信号を受信するように構成されることができる。例えば、OCTイメージングシステムの場合、イメージングシステムはOCTパイロット又はプローブビーム発生器とOCT検出器とを含むことができる。
他の実施形態において、本明細書に記載のシステム又は方法のイメージングシステムは、音響イメージングシステムを含む。例えば、一部の例では、イメージングシステムは超音波イメージングシステムである。このようなシステムは、当分野で一般に知られているように、1つ以上の超音波トランスデューサー及び/又は超音波レシーバーを含むことができる。
これらのイメージングシステムの使用は、表面下の皮膚又は血管の構造を非侵襲的に画像化するなど、皮膚の表面下の画像化が必要な又は望ましい場合に有益である。本明細書に記載のOCT又は他のイメージングシステムを使用して、本開示の目的に反しない任意の深さで皮膚の構成要素又は構造(血管など)を画像化することができる。例えば、一部の例では、血管は最大2mm、最大1mm、又は最大0.5mmの深さでイメージングシステムによって画像化される。
上述のように、いくつかの実施形態において、イメージングシステムは、皮膚の治療エリア内の血管を画像化し、治療エリアの血管領域及び非血管領域のマップを作成する。「血管」領域は、脈管、特に血管を含む組織の領域又は体積であることを理解されたい。同様に、「非血管」領域は、血管を含まない組織の領域又は体積である。イメージングシステムによって生成されたマップを用いて、治療エリアのフラクショナルレーザーアブレーションによって除去される柱のパターンを血管の位置に基づいて決定することができる。例えば、一部の例では、フラクショナルレーザーアブレーションは、血管組織が切除されないように、実質的に治療エリアの非血管領域で行われる。フラクショナルレーザーアブレーションが非血管領域(血管領域ではなく)で「実質的に」行われる場合、フラクショナルレーザーアブレーションによって切除、蒸発、破壊、又は除去される組織は、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、又は少なくとも99%の非血管組織(血管組織ではなく)であることができる。非血管領域/非血管組織を標的とすることにより、治療エリアにおいて柱状空隙からの出血を低減又は最小化することができる。また、創傷治癒の速度を上げることができ、傷の量を減らすことができる。
また、一部の例では、皮膚を引き締めかつ/又は瘢痕組織を縮小する方法は、フラクショナルレーザーアブレーション及び血管の画像化を自動制御するステップを含む。例えば、コンピューターハードウェア及び/又はソフトウェアは、レーザー及びイメージングシステムに動作可能に接続されることができ、本明細書に記載の画像化ステップ及び/又はアブレーションステップを実行又は制御することができる。例えば図10に示したように、コンピューター又は制御装置200は、プロセッサ205と、プロセッサ205による実行に応答して、レーザー215、イメージングシステム220、又はそれらの両方に所望のシーケンスで命令を提供させるコンピューター可読プログラムコードを格納する非一時的メモリ210とを含むことができる。本開示の目的に反しない任意のハードウェア及び/又はソフトウェアが、本明細書に記載のコンピューター又は制御装置200に組み込まれるか又はコンピューター又は制御装置200と共に使用され得る。また、様々な好適なハードウェア及びソフトウェアコンポーネントが、当業者には容易にわかるであろう。このようなハードウェア及び/又はソフトウェアを使用して、本開示の目的に反しない任意のステップ又は計算タスクを行うこともできる。
上述のように、柱状空隙の第1側面を柱状空隙の第2側面に接触させ又は接続することにより、柱状空隙を閉じることができる。別の言い方をすれば、表皮層、真皮層、及び皮下層の1つ以上を接合することにより、柱状空隙を閉じることができる。例えば、柱状空隙が表皮層及び真皮層を通って延びているが、皮下層には延びていない場合、図11に示したように、表皮層と真皮層を接合することができる。図12に示したように、柱状空隙が皮下層に延びている場合、3つの層すべてを接合することができる。いくつかの好ましい実施形態において、図12に示した位置合わせ及び閉鎖が達成される。
柱状空隙の第1側面及び第2側面は、本開示の目的に反しない任意の方法で接合されることができる。例えば、一部の例では、指を用いて第1側面及び第2側面の皮膚を互いに圧迫又は圧縮することによって、第1側面及び第2側面を手で接合する。第1側面及び第2側面は、代わりに、以下により詳細に説明されるように、柱状空隙を閉じるために機械的デバイスを使用して接合されることができる。
柱状空隙が手で(又は他の方法で、しかし特に手で)閉じられる場合、本明細書に記載の皮膚を引き締める方法は、閉じられた柱状空隙の上の被術者の皮膚に接着剤を付けることをさらに含むことができる。例えば、図13aは、「開いている」例示的な柱状空隙を示している。図13bには、柱状空隙は手で閉じられ、閉じられた柱状空隙に接着剤が付けられるように示されており、図13cは、接着剤により「閉じた」位置に保持されている閉じられた柱状空隙を示している。接着剤は、本開示の目的に反しない、当業者に知られている任意の生体適合性の接着剤であることができる。例えば、一部の例では、接着剤は、市販製品テガダーム(登録商標)(3Mから入手可能)などのウレタンポリマーベースの接着剤であることができる。テガダーム(登録商標)などの圧迫粘着ドレッシング材を使用する場合、さまざまなサイズ及び形状を作成して、身体のさまざまな領域への配置を容易にすることができる。圧迫粘着ドレッシング材は、柱状空隙の上の皮膚への貼り付け前に手で引き伸ばすことができ、又はアプリケーターデバイスを使用して予め引き伸ばすことができる。次いで、予め引き伸ばされた圧迫粘着ドレッシング材を柱状空隙の上に配置し、皮膚に接着することができる。次いで、圧迫粘着ドレッシング材を弛緩させ(例えば、収縮により)、したがって、閉じられた柱状空隙に圧縮力を加え、治癒過程の間、柱状空隙を閉じたままにすることができる。他の例では、接着剤は、市販製品ダーマボンド(登録商標)(エチコンから入手可能)などのシアノアクリレートポリマーベースの接着剤であることができる。天然高分子又は合成高分子を含む他の接着剤も使用することができる。一部の例では、接着剤は、ゼラチン又はL-DOPA接着剤などの生体接着剤又は生体模倣接着剤である。本明細書に記載の方法で使用することができる例示的な接着剤には、ポリフェノールタンパク質接着剤及び多糖類が含まれる。このような接着剤を使用する場合、再び図13a~13cを参照して、柱状空隙を閉じるために皮膚を手で互いに圧迫し、接着剤を皮膚に付け、皮膚の圧迫状態を維持する。
また、いくつかの実施形態において、吸収性縫合糸又はステープルを使用して、接着剤が柱状空隙を閉じた状態に保持するのを補助することができる。例えば、図23に示したように、吸収性のフィッシュバーブ縫合糸/ステープルを皮膚に挿入して、接着剤の化学結合を機械的にサポートすることができる。吸収性縫合糸は、0.5mm、1mm、1.5mm、又は2mmなど、治療的に有用な深さで挿入することができる。
また、接着剤は、光に対して透過性(透明)であるか又は光に対して実質的に透過性であることができる。より詳細には、いくつかの好ましい実施形態において、接着剤は、接着剤の下にある閉じられた柱状空隙を非切除的に照射するために使用することができる波長を有する光に対して透過性又は実質的に透過性である。接着剤が光に対して透過性である場合、本明細書に記載の皮膚を引き締める方法は、付けられた接着剤を通して閉じられた柱状空隙に非切除レーザー又は広帯域光(「BBL」)ビーム又は光源を照射するステップをさらに含むことができる。このような場合、接着剤は、電磁スペクトルの赤外領域又はスペクトルの可視領域、又は非切除レーザービーム又は広帯域光ビームのピーク波長又は平均波長にそれぞれ対応するか又はそれらと重なるスペクトルの他の領域で、透明又は光学的に透明である。例えば、一部の例では、接着剤は、スペクトルの所望の領域で少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、又は少なくとも95%の光透過性を有し、透過性は、所望の領域内の入射光の透過率に基づく。上述のように、所望の領域は一般に、非切除レーザー光又は広帯域光のピーク波長又は平均波長を含む。いくつかの例示的な実施形態において、接着剤は、350~750nm、450~750nm、450~700nm、500~750nm、500~700nm、550~750nm、600~750nm、800~1400nm、800~1200nm、及び800~1100nmのスペクトル窓の1つ以上で上記の透過性(例えば、少なくとも60%の透過率)を有する。本明細書に記載の閉じられた柱状空隙を照射するステップは、一部の例では、柱状空隙に治療効果をもたらすことができ、かつ/又は被術者に1つ以上の治療的に有益な効果をもたらすことができる。例えば、照射するステップは、閉じられた柱状空隙の止血、凝固、又はそれらの両方を引き起こすか又はその一因となることができる。他の例では、照射するステップは、閉じられた柱状空隙創傷内及び/又は周囲の「熱ショック」応答を引き起こし、炎症及び瘢痕を縮小し、創傷治癒時間を加速する様々な熱ショックタンパク質(「HSP」)を生成するように身体に作用する。また、本明細書に記載の方法により達成される創傷治癒の加速により、患者の治療エリア(例えば、顔)に付けられた包帯又は他のドレッシング材を、他の方法よりも短い期間後に除去することが可能になる。特に圧迫包帯又はドレッシング材は、より短い期間後に除去することができる。
当業者に理解されるように、「広帯域光」源及び「広帯域光ビーム」という用語は、それぞれ、米国食品医薬品局によって定義及び承認されたものを含む、強力な広域スペクトル光パルスの光源及びビームを指すことができる。より具体的には、広帯域光源によって生成される広帯域光ビームは、例えば、Lasers Surg. Med. 2003,32:78-87のラウリンらの「IPL技術:レビュー」に記載されているように、500nm~1200nmの波長を有する非コヒーレント又は非レーザー光のパルスを含むことができる。本開示の目的に反しない任意のレーザー、広帯域光源、レーザービーム、又は広帯域光ビームを使用することができる。また、レーザー、広帯域光源、レーザービーム又は広帯域光ビームの選択は、レーザービーム又は広帯域光ビームの所望の効果及び/又は特定の接着剤又は柱状空隙などのレーザービーム又は広帯域光ビームの所望の標的に基づくことができる。本明細書に記載の広帯域光源は、一般にパルス光出力を生成する。一部の例では、広帯域光源はキセノンガスで満たされたチャンバーを含む。このような場合、広帯域光源は、キセノン含有チャンバーを通る電流のバースト又はパルスの利用により広帯域光ビームを生成することができる。
上述のように、照射ビームは実質的に非切除のものであり、したがって、皮膚柱を除去する本明細書で前述した切除フラクショナルレーザービームとは異なる目的で使用される。本実施形態において、非切除照射ビームは凝固性のものであることができ、「凝固性」ビームは、閉じられた柱状空隙内及び/又は周囲の組織の凝固を引き起こすと理解される。別の実施形態において、非切除照射ビームは止血性のものであることができ、「止血性」ビームは、閉じられた柱状空隙からの出血を遅くし、減らし、又は停止すると理解される。
また、いくつかの実施形態において、本明細書で前述したレーザーは、複数の異なる波長を有するレーザービームを生成するように動作可能なハイブリッドレーザーを含むことができる。例えば、一部の例では、ハイブリッドレーザーは、切除レーザービームと非切除レーザービームを選択的に生成するように動作可能である。同じデバイスに組み込まれた広帯域光源とレーザーの両方を使用することもできる。したがって、いくつかの実施形態において、特定の治療又はデバイスの他の用途に必要な場合に、本明細書に記載の単一のデバイスを使用して、様々な特性を有する1つ以上のビーム(例えば、1つ以上のレーザービーム、又は広帯域光ビームと組み合わせた1つ以上のレーザービーム)を生成及び送達することができる。
別の態様において、皮膚引き締めの方法400は、機械的デバイスを使用して、柱状空隙を閉じ、柱状空隙の第1側面を柱状空隙の反対側の第2側面に接続する。以下で特に明記しない限り、方法400は、皮膚柱の除去前の治療エリア内の血管を画像化する、機械的切除デバイス又は切除フラクショナルレーザーを使用して皮膚柱を除去するなど、本明細書で前述したステップ及び要素、及び他のこのようなステップ及び要素を任意選択的に含む。
図21に示した実施形態において、方法400は、開姿勢のフレーム300を皮膚22の表面に取り付けることを含み、フレーム300はステップ405において皮膚の治療エリア又は治療エリアの一部を囲み(図21に示したように、治療エリアは瘢痕又は傷401を含む)、方法400は、レーザーで皮膚を切除するか又は切除デバイス20で皮膚柱を機械的に除去することにより、フレームの内部領域312内から皮膚柱を除去し、それによりステップ410において皮膚に前述の柱状空隙10を形成することと、ステップ415においてフレーム300が皮膚22の表面に取り付けられている間にフレーム300の形状をフレーム300の開姿勢の開いた形状からフレームの閉姿勢の閉じた形状に変えることとを含み、フレーム300の形状を開いた形状から閉じた形状に変えることにより、例えば、符号430~440に示したように、柱状空隙の第1側面を柱状空隙の第2側面に接続する。符号430~440は詳細には、柱状空隙の対応する形成(符号430)、柱状空隙の初期の閉鎖(符号435)、及び治癒した柱状空隙(符号440)を示す。フレーム300が閉姿勢にあるとき、柱状空隙の第1側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層は、それぞれ、柱状空隙の第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層と、皮膚の表面に直交するz方向に(例えば、符号430~440に示したように)位置合わせされる。
フレーム300が閉姿勢で皮膚に配置されると、柱状空隙の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層は、実質的に弛緩又は緊張解除され、機械的張力が存在しないか又は実質的に存在しない状態で閉じられた柱状空隙が治癒することを可能にする。また、フレーム300が閉姿勢にあるとき、柱状空隙の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び皮下層は、柱状空隙の第1側面及び第2側面を横切って実質的に平面で無張力の真皮表皮接合部と実質的に平面で無張力の真皮皮下接合部とを形成するように位置合わせされる。
一実施形態において、皮膚を引き締める方法は、ステップ420において閉じられた柱状空隙の治癒中に皮膚22の表面にフレーム300を閉姿勢で保持すること(例えば、符号435)と、ステップ425において閉じられた柱状空隙の治癒後に皮膚の表面からフレームを取り除くこと(例えば、符号440)とをさらに含む。
フレーム300は、本開示の目的に反しない任意の生体適合性材料から作られることができる。例えば、フレーム300は、金属、プラスチック、又は複合材料から作られることができる。
図14~18は、フレーム300の例示的な実施形態を示している。一実施形態において、フレーム300は、複数のヒンジ311によって互いに接続されている2つ以上の剛性部材310a~310dを含む。一部の例では、剛性部材310a~310dは、開姿勢にあるフレーム300の2つ以上の角を画定する2つ以上のヒンジ311によって互いに接続されている。他の例では、剛性部材310a~310dは、開姿勢にあるフレーム300の4つ以上の角を画定する4つ以上のヒンジ311によって互いに接続されている。図14~17に示した実施形態において、フレーム300は、4つの剛性部材310a~310bと4つの剛性部材310a~310bを接続する4つのヒンジ311とによって画定される内部領域312を形成する開姿勢にある。開姿勢において、フレーム300は、菱形など、4つの剛性部材310a~310bの縁によって画定されるような多角形を有することができる。図14~18は4つの剛性部材310a~310bを示しているが、フレーム300は、対応する数のヒンジによって接続されている複数の剛性部材を含むことができる。5つ以上の剛性部材がフレーム300を構成する場合、フレームの開いた形状は、六角形又は他の形状などの異なる形状を形成することができる。
複数のタブ313が剛性部材310a~310bに接続されている。いくつかの実施形態において、タブ313は、剛性部材310a~310bの縁から直角に延びる。タブ313は、いくつかの実施形態において、図14~18に示したように、ヒンジ311を形成することができる。特に図14~18の実施形態では、4つのタブ313が共に、2つの対向する中間ヒンジ311aと2つの対向する端部ヒンジ311bとを形成する。
フレーム300の形状は、ヒンジ311の組み合わせを閉鎖、開放、又は開閉することにより、開姿勢から閉姿勢に変えることができる。例えばフレーム300が閉姿勢にある図18に示すように、フレーム300の第1の側にある2つの剛性部材310a、310bの位置は、2つの対向する剛性部材310c、310dの位置に向かって移動している。閉姿勢に対応して、フレーム300が開姿勢にある図14~図18と比較して、2つの中間ヒンジ311aの角度が増加しているのに対して、2つの第2の端部ヒンジ311bの角度は減少している。フレーム300が閉姿勢にあるとき、フレーム300は概ね弓形又は直線の閉じた形状を有し、内部領域312は実質的にサイズが縮小されている。また、閉姿勢にあるとき、フレーム300は、タブ313による実質的にz方向の歪みに抵抗する。
いくつかの実施形態において、フレーム300は、指を用いて2つ以上のタブ313を互いに圧迫することにより手で閉じることができる。他の例では、外部装置(図示せず)を使用して、フレーム300の形状を開姿勢から閉姿勢に変えることができる。外部装置は、2つ以上のタブ313を合わせて掴んで引っ張るクリップ状の装置であることができる。外部装置は、閉鎖動作を行った後に取り外すことができ、又はフレーム300に接続されたままにして、フレーム300を閉姿勢に固定及び保持する働きをすることができる。別の実施形態において、フレーム300が閉じられた後、タブ313を共に曲げてフレーム300を閉姿勢にロックすることができる。一部の例では、外部装置を使用してフレーム300の形状を開姿勢から閉姿勢に変えることにより、フレームがz方向に実質的に歪むのを防ぐ。さらに別の実施形態において、フレーム300は、本明細書で前述した接着剤の1つ又は本開示の目的に反しない他の接着剤などの接着剤をフレーム300に付けることにより閉姿勢に保持されることができる。
フレーム300は、様々な機構によって開姿勢で皮膚の表面に取り付けることができる。例えば、剛性部材310a~310bは、本明細書で前述した接着剤の1つなどの接着剤を用いて皮膚表面に接着又は付着させることができる。図19a及び19bに示したような他の実施形態において、剛性部材310a~310bは、皮膚に挿入することができる1つ以上の下向きに延びるステープル、ピン、又はアンカー314を含むことができる。ステープル314の長さは、柱状空隙の深さに基づいて様々であることができる。例えば、ステープル314の長さは、ステープル314が皮膚の深さ全体を合わせて押し引きして、柱状空隙の第1側面を第2側面に接触させて接続するように、柱状空隙の深さと実質的に等しいことができる。図20に示した実施形態などの他の例では、ステープル314の長さは、柱状空隙の全体の深さよりも短いことができる。
方法400は、例えば図22に示すように、それぞれが開姿勢にある複数のフレーム300を治療エリア内の皮膚22の表面に取り付けることをさらに含むことができる。本明細書で前述したように、方法400は、機械的切除デバイス又はフラクショナル切除レーザーを用いて各フレーム300の内部領域312から皮膚柱を除去して複数の柱状空隙を形成することを含むことができ、各柱状空隙はフレーム300の内部領域312にある。複数のフレーム300は、フレーム300の内部領域312が皮膚の実質的に血管が形成されていない領域の上に配置されるように、イメージングシステムを用いて行われる血管マッピングに基づいて治療内エリア内に配置されることができる。
各フレーム300は、本明細書で前述した外部装置を使用するか又はテガダーム(登録商標)などの予め引き伸ばされた接着剤を使用することにより、手で開姿勢から閉姿勢に変更又は作動させることができる。フレーム300の変更又は作動は、一度に1つずつ又は複数のフレーム300を一度に行うことができる。予め引き伸ばされたテガダーム(登録商標)は、複数の開いたフレーム300の上に貼り付けられ、予め引き伸ばされた接着剤が貼り付け時に弛緩するときにフレーム300を圧迫して閉じることができ、又は複数の閉じたフレーム300の上に貼り付けられ、フレーム300を閉姿勢に保持することができる。他の例では、ダーマボンド(登録商標)などの接着剤を閉じたフレーム300の上に付けて、フレーム300を閉姿勢に保持することができる。また、タブ313を一緒に曲げて、接着剤を使用せずに各フレーム300を閉姿勢にロックすることができる。
本明細書に記載の皮膚引き締めの方法は、組織の体積及び/又は皮膚の弛緩を視覚的、検出可能かつ/又は定量化可能に減少させることができる。本明細書に記載の方法は、しわも減らすことができる。例えば、本明細書に記載の方法の効果は、一部の例では、例えば、Plast Reconstr Surg. 2001;108:1735-50のランペールGらの顔のしわの分類に記載されているように、ランペール評価尺度のポイント削減によって定量化されることができる。ランペール評価尺度は、耳介前のしわの重症度を評価するための半定量的な方法であり、この尺度において、0=しわなし、1=辛うじて知覚可能なしわ、2=浅いしわ、3=やや深いしわ、4=深いしわ、はっきりした縁、5=非常に深いしわ、余分な折り目である。いくつかの実施形態において、本明細書に記載の方法は、ランペール尺度で1から3ポイント減少することにより、組織の体積及び/又は皮膚の弛緩及び/又はしわの程度の定量化可能な減少をもたらす。別の実施形態において、この方法は、ランペール尺度で1から2ポイントの減少又は1ポイントの減少をもたらす。
本明細書に記載の実施形態において、皮膚の有益な面積又は体積分率を治療エリアから除去することができる。例えば、一部の例では、治療エリアの皮膚面積の最大30%を除去することができる。一部の例では、治療エリアの皮膚面積の1%から25%を除去することができる。いくつかの実施形態において、皮膚面積の5%から20%を除去することができる。他の実施形態において、皮膚面積の10%から20%又は10%から15%を除去することができる。別の実施形態において、皮膚面積の15%から30%、15%から25%、又は20%から30%を除去することができる。
本明細書に記載の方法によって達成される皮膚の引き締めの程度又は全体的な皮膚の引き締めの程度は、一般的に除去される皮膚柱の総面積と関係している。いくつかの実施形態において、皮膚の引き締めの程度は約1対0.5であり、治療エリア内の皮膚の1%の除去は、対応して治療エリアの総面積の0.5%の減少をもたらす。別の実施形態において、皮膚の引き締めの程度は約1対1であり、治療エリア内の皮膚の1%の除去は、対応して治療エリアの総面積の1%の減少をもたらす。別の実施形態において、皮膚の引き締めの程度は約1対1.5であり、治療エリア内の皮膚の1%の除去は、対応して治療エリアの総面積の1.5%の減少をもたらす。

II.皮膚引き締めシステム
別の態様では、いくつかの実施形態において、本明細書のセクションIで前述した方法を行うことができる、皮膚の引き締めシステムが本明細書に記載されている。特に明記しない限り、セクションIで説明した様々なコンポーネント及び要素は、例えば、レーザー、機械的切除デバイス、接着剤、フレーム、コンピューター及び制御装置などの、以下で説明する様々なコンポーネント及び要素に対応し、セクションIのそれらの付随する説明は、その全体が参照により本明細書の以下に組み込まれるものとする。
一実施形態において、皮膚引き締めシステムは、レーザーと、イメージングシステム及び/又はデバイスと、少なくとも1つの制御装置とを含む。レーザーは、皮膚の治療エリアから2つ以上の皮膚柱を部分的に切除し、それにより皮膚に2つ以上の柱状空隙を形成するように構成され、柱状空隙はそれぞれ、第1側面と第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、第1側面及び第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含む。レーザーは、セクションIで前述した物理的、光学的、及びエネルギー特性を有するパルスレーザー又は連続波レーザーであることができる。
イメージングシステムは、皮膚の治療エリア内の血管を画像化し、血管画像に基づいて皮膚の治療エリア内の実質的に血管が形成されていない場所を特定するように構成されている。イメージングシステムは、光干渉断層撮影(OCT)システム、多光子イメージングシステム、反射共焦点顕微鏡(RCM)システム、蛍光分光システム、カメラ認識及び画像処理システムなどの光学イメージングシステム、又は皮膚の血管を非侵襲的に画像化できる他の光学イメージング技術を含むことができる。一実施形態において、イメージングシステムは、セクションIで前述したコンポーネント及び物理的特性を有するOCTシステムである。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載のデバイスのイメージングシステムは音響イメージングシステムを含む。例えば、一部の例では、イメージングシステムは、当分野で一般に知られているように1つ以上の超音波トランスデューサー及び/又は超音波レシーバーを含む超音波イメージングシステムである。
図10の実施形態に示しかつセクションIで前述したように、コンピューター又は制御装置200は、レーザー215及びイメージングシステム220に動作可能に接続され、コンピューター又は制御装置200は、治療エリア内の血管の画像化、及び治療エリア内の後続のレーザーアブレーション位置を自動制御するように構成されている。いくつかの実施形態において、コンピューター又は制御装置200は、治療エリア内の血管の画像化を行うことなく、治療エリア内のフラクショナルレーザーアブレーション位置を自動制御するように構成されている。コンピューター又は制御装置200は、プロセッサ205と、プロセッサ205による実行に応答して、レーザー215、イメージングシステム220又はそれらの両方に所望のシーケンスで命令を提供させるコンピューター可読プログラムコードを格納する非一時的メモリ210とを含むことができる。コンピューター又は制御装置200は、入力として、治療エリア内の血管のイメージングシステム220によって取り込まれた画像データを受信し、実質的に血管が形成されていない領域及び実質的に血管が形成されている領域を示す治療エリアのデジタル化マップを構築するように構成されることができる。一実施形態において、コンピューター又は制御装置200は、実質的に血管が形成されていない標的位置に対応する所望の座標の1つを中心とする皮膚の治療エリアに対する位置又は場所に移動するようにレーザーに指示する制御信号又はコマンドを(例えば、有線接続又は無線接続を介して)出力するように構成されている。レーザーが所望の位置又は構成になると、制御装置はレーザーに切除レーザービームを生成するよう指示する制御信号又はコマンドを出力することができる。
いくつかの実施形態において、皮膚引き締めシステムは、柱状空隙を覆って皮膚に付けられたときに柱状空隙を閉じた位置に保持することができる接着剤をさらに含む。接着剤は、セクションIで上述したようなウレタンポリマーベースの接着剤もしくはシアノアクリレートポリマーベースの接着剤、又は本開示の目的に反しない他の接着剤を含むことができる。
一実施形態において、接着剤がスペクトルの赤外領域及び/又は可視領域(又は別の領域)の光に対して透過性である場合、システムはさらに、セクションIで前述したように、付けられた接着剤を通過して柱状空隙に治療効果をもたらすことができる、光を生成できる光源を含む。照射光は、一部の例では、1つ以上の治療的に有益な効果を提供することができる。例えば、照射するステップは、閉じられた柱状空隙の止血、凝固、又はそれらの両方を引き起こすか又はその一因となることができる。照射光源は、セクションIで上述した非切除照射光源などの非切除レーザー又は広帯域光(「BBL」)源であることができる。いくつかの実施形態において、本明細書で前述したシステムのレーザーは、ハイブリッドレーザーが切除波長での皮膚のフラクショナルレーザーアブレーションと異なる波長での非切除照射の両方を行うことができるように、複数の異なる波長を有するレーザービームを生成するように動作可能なハイブリッドレーザーを含むことができる。
また、いくつかの実施形態において、本明細書に記載のシステムは、カメラをさらに含む。一部の例では、カメラは、直接又は1つ以上のレンズ、ミラー、又は開口部を用いて、画像化された治療エリアから光を受け取るように配置又は構成される。このような光は、イメージングデバイスの戻り信号であることができる。また、いくつかの実施形態において、カメラは、本明細書に記載のシステムの任意の部分に取り付けられることができる。本開示の目的に反しない任意のカメラを使用することができる。例えば、一部の例では、カメラは、治療エリアの二次元又は三次元画像を取り込み、記録し、かつ/又は処理することができるデジタルカメラを含む。また、本明細書に記載のカメラは、可視光カメラ又は赤外線カメラであることができる。他のカメラも使用することができる。カメラは、例えば図10に示したように、イメージングシステム220及びレーザー215を制御する制御装置/コンピューター200に動作可能に接続されることができ、制御装置200は、治療エリアの画像データを使用して、レーザー215によって形成された柱状空隙の位置を監視及び記録し、かつ治療エリアに形成される新たな柱状空隙の位置に関してレーザー215を向け、調整し、又は他の方法で制御することができる。
また、いくつかの実施形態において、本明細書に記載のシステムは、例えば図10に光源230として示したように、光源(上記のレーザー又は広帯域光以外の)を含む。一部の例では、本明細書に記載のカメラは、システムによって画像化及び/又は治療される領域又は表面を照明するための光源を含むことができ、又は他の例では、光源は別個のデバイスであることができる。一実施形態において、光源は、制御装置又はコンピューター200によって動作可能に制御される。本開示の目的に反しない任意の光源を使用することができる。例えば、一部の例では、光源は、レーザーでない発光ダイオード又は発光素子(LED)を含むか、又はレーザーでない発光ダイオード又は発光素子(LED)である。光源は、白熱電球又は蛍光電球であることもできる。他の光源も使用することができる。また、本明細書に記載のイメージングデバイスの光源は、光源が治療エリアを照らすことができれば、本開示の目的に反しないイメージングデバイス又はシステム全体の任意の部分に配置し又は位置付けることができる。
いくつかの実施形態において、皮膚引き締めシステムは、柱状空隙を閉じて柱状空隙の第1側面を柱状空隙の反対側の第2側面に接続することができるフレームをさらに含む。一実施形態において、フレームは、セクションIで前述したフレーム300と同じ機械的、物理的、及び動作可能な機構を有する。
システム及び方法の様々な構成要素が上記で説明されてきた。本明細書に記載のシステム又は方法は、本開示の目的に反しない、本明細書に記載の特徴又は構成要素の任意の組み合わせを含むことができることを理解されたい。
本明細書に記載のシステム及び方法は、以下の非限定的な実施例によってさらに説明される。

実施例1
フラクショナルレーザーアブレーションによる柱状空隙の作成
図6Aに示した皮膚の菱形の柱状空隙は、50ワットのEr:YAGレーザーで作成された菱形断面のレーザービームを用いて形成された。柱状空隙の面積は20mm3である(全長10mm、全幅2mm、全体の深さ2mm)。柱状空隙を作成するために、Er:YAGレーザーは、2.5ジュール/mm3のアブレーションエネルギー密度で1秒間、皮膚を切除した。

実施例2
フラクショナルレーザーアブレーションによる柱状空隙の作成
図6Bに示した皮膚の菱形の柱状空隙は、50ワットのEr:YAGレーザーで作成された菱形断面のレーザービームを用いて形成された。柱状空隙の面積は22.5mm2(全長15mm、全幅1.5mm)で、全体の深さは1mmである。柱状空隙を作成するために、Er:YAGレーザーは、8.3J/パルスで30個のパルス、0.4ジュール/mm3のアブレーションエネルギー密度で皮膚を切除した。より詳細には、約300個の合計パルス(それぞれ10個のサブパルスを有する30個のパルス)が、5~6秒の合計持続時間で使用される。

実施例3
皮膚を引き締める方法
本明細書に記載の例示的な方法は、以下のように行われる。この実施例の方法は、より具体的には、フラクショナルレーザーアブレーションと、テガダーム(登録商標)又はダーマボンド(登録商標)の接着剤とを使用する。この方法は、レーザー脂肪吸引後の余分な上腕の皮膚を含む治療エリアで行われる。治療エリアは、400cm2の総面積を有する(概ね全長20cm、全幅20cm)。Er:YAGレーザーは、治療エリアでフラクショナルアブレーションを行い、400個の柱状空隙を形成し、各柱状空隙は約0.1cm2の面積を有し、400個の柱状空隙の合計面積は、約40cm2又は治療エリアの総面積の10%である。自動化されたフラクショナルレーザーアブレーションは、約400秒(約7分)で400個の柱状空隙を形成する。柱状空隙はテガダーム(登録商標)又はダーマボンド(登録商標)を用いて閉じられ、治癒後の治療エリアは面積が約10%減少する(10%収縮)。

実施形態の選択
上記の説明及び添付の特許請求の範囲は、本発明のいくつかの実施形態を開示しているが、本発明の他の態様は、以下のさらなる実施形態で開示される。
実施形態1.皮膚の表面の創傷を閉じる方法であって、
皮膚の表面にフレームを開姿勢で取り付けることであって、フレームは創傷を囲み、創傷は、第1側面と第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、第1側面及び第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含むことと、
前記フレームが前記皮膚の表面に取り付けられている間に、前記フレームの形状を前記フレームの開姿勢の開いた形状から前記フレームの閉姿勢の閉じた形状に変えることと
を含み、
フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えることにより、創傷の第1側面を創傷の第2側面に接続し、
創傷の第1側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層はそれぞれ、フレームが閉姿勢にあるときに、皮膚の表面に直交するz方向において創傷の第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層と位置合わせされる、方法。
実施形態2.創傷の治癒中に皮膚の表面にフレームを閉姿勢で保持することをさらに含む、実施形態1の方法。
実施形態3.創傷の治癒後に皮膚の表面からフレームを取り除くことをさらに含む、実施形態2の方法。
実施形態4.フレームは、金属、プラスチック、又は複合材料から形成されている、実施形態1の方法。
実施形態5.フレームは、開姿勢においてフレームの2つ以上の角を画定する2つ以上のヒンジを含む、実施形態1の方法。
実施形態6.フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えることは、フレームのヒンジを閉じてフレームの角によって画定される角度を小さくすることを含む、実施形態5の方法。
実施形態7.フレームの開いた形状は、フレームの縁によって画定される開いた内部領域を有する多角形である、実施形態1の方法。
実施形態8.フレームの開いた形状は菱形である、実施形態7の方法。
実施形態9.フレームの閉じた形状は、フレームの縁によって画定される閉じた内部領域を有する概ね弓形又は直線形状である、実施形態7の方法。
実施形態10.創傷の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層の位置合わせは、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変える際にフレームが実質的にz方向に歪むことができないことによってもたらされる、実施形態1の方法。
実施形態11.フレームが実質的に歪むことができないことは、フレームの1つ以上のタブによってもたらされる、実施形態10の方法。
実施形態12.フレームが実質的に歪むことができないことは、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えるのに使用される外部装置によってもたらされる、実施形態10の方法。
実施形態13.創傷の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層は、フレームが閉姿勢にあるときに実質的に弛緩又は緊張解除される、実施形態1の方法。
実施形態14.創傷の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び皮下層は、フレームが閉姿勢にあるとき、創傷の第1側面及び第2側面を横切って実質的に平面で無張力の真皮表皮接合部と実質的に平面で無張力の真皮皮下接合部とを形成するように位置合わせされる、実施形態1の方法。
実施形態15.フレームは、皮膚の表面に接触して接着されているフレームの底面から皮膚の真皮層又は皮下層へと下向きに延びる1つ以上のピン、ステープル、又はアンカーを含む、実施形態1の方法。
実施形態16.フレームは接着剤で皮膚の表面に接着される、実施形態1の方法。
実施形態17.皮膚の表面の創傷を閉じるためのシステムであって、
皮膚の表面に取り付けられたときに開姿勢での開いた形状と閉姿勢での閉じた形状とを有するように構成されている変形可能なフレームを含み、
開姿勢において、フレームは創傷を囲むように構成され、創傷は、第1側面と第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、第1側面及び第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含み、
閉姿勢では、フレームは、創傷の第1側面を創傷の第2側面に接続するように構成され、
創傷の第1側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層はそれぞれ、フレームが閉姿勢にあるとき、皮膚の表面に直交するz方向において創傷の第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層と位置合わせされる、システム。
実施形態18.フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えるように構成されている装置をさらに含む、実施形態17のシステム。
実施形態19.フレームは、金属、プラスチック、又は複合材料から形成されている、実施形態17のシステム。
実施形態20.フレームは、開姿勢においてフレームの2つ以上の角を画定する2つ以上のヒンジを含む、請求項17に記載のシステム。
実施形態21.フレームの開いた形状は、フレームの縁によって画定される開いた内部領域を有する多角形である、請求項17に記載のシステム。
実施形態22.フレームの開いた形状は菱形である、実施形態21のシステム。
実施形態23.フレームの閉じた形状は、フレームの縁によって画定される閉じた内部領域を有する概ね弓形又は直線形状である、実施形態21のシステム。
実施形態24.フレームは、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変える際に実質的にz方向に歪むことができない、実施形態17のシステム。
実施形態25.フレームは1つ以上のタブを含み、タブは、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変える際にフレームが実質的にz方向に歪むのを防ぐ、実施形態24のシステム。
実施形態26.システムは、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えるように構成されている装置をさらに含み、装置は、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変える際にフレームが実質的にz方向に歪むのを防ぐように構成されている、実施形態24のシステム。
実施形態27.創傷の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層は、フレームが閉姿勢にあるときに実質的に弛緩又は緊張解除される、実施形態17のシステム。
実施形態28.創傷の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び皮下層は、フレームが閉姿勢にあるとき、創傷の第1側面及び第2側面を横切って実質的に平面で無張力の真皮表皮接合部と実質的に平面で無張力の真皮皮下接合部とを形成するように位置合わせされる、実施形態17のシステム。
実施形態29.フレームは、皮膚の表面に接触して接着されているフレームの底面から皮膚の真皮層又は皮下層へと下向きに延びる1つ以上のピン、ステープル、又はアンカーを含む、実施形態17のシステム。
実施形態30.フレームは接着剤で皮膚の表面に接着される、実施形態17のシステム。
実施形態31.皮膚を引き締める方法であって、
皮膚の表面にフレームを開姿勢で取り付けることであって、前記フレームは前記皮膚の治療エリアを囲むことと、
治療エリアから1つ以上の皮膚柱を除去し、それにより皮膚に1つ以上の柱状空隙を形成することであって、柱状空隙はそれぞれ、第1側面と第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、第1側面及び第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含むことと、
前記フレームが前記皮膚の表面に取り付けられている間に、前記フレームの形状を前記フレームの開姿勢の開いた形状から前記フレームの閉姿勢の閉じた形状に変えることと
を含み、
フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えることにより、1つ以上の柱状空隙の少なくとも1つの第1側面を当該少なくとも1つの柱状空隙の第2側面に接続し、
前記柱状空隙の第1側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層はそれぞれ、前記フレームが閉姿勢にあるとき、前記皮膚の表面に直交するz方向において前記柱状空隙の第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層と位置合わせされる、方法。
実施形態32.柱状空隙の治癒及び閉鎖中に皮膚の表面にフレームを閉姿勢で保持することをさらに含む、実施形態31の方法。
実施形態33.柱状空隙の治癒及び閉鎖後に皮膚の表面からフレームを取り除くことをさらに含む、実施形態32の方法。
実施形態34.フレームは、金属、プラスチック、又は複合材料から形成されている、実施形態31の方法。
実施形態35.フレームは、開姿勢においてフレームの2つ以上の角を画定する2つ以上のヒンジを含む、実施形態31の方法。
実施形態36.フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えることは、フレームのヒンジを閉じてフレームの角によって画定される角度を小さくすることを含む、実施形態35の方法。
実施形態37.フレームの開いた形状は、フレームの縁によって画定される開いた内部領域を有する多角形である、請求項31に記載の方法。
実施形態38.フレームの開いた形状は菱形である、実施形態37の方法。
実施形態39.フレームの閉じた形状は、フレームの縁によって画定される閉じた内部領域を有する概ね弓形又は直線形状である、実施形態37の方法。
実施形態40.柱状空隙の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層の位置合わせは、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変える際にフレームが実質的にz方向に歪むことができないことによってもたらされる、実施形態31の方法。
実施形態41.フレームが実質的にz方向に歪むことができないことは、フレームの1つ以上のタブによってもたらされる、実施形態40の方法。
実施形態42.フレームが実質的にz方向に歪むことができないことは、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えるのに使用される外部装置によってもたらされる、実施形態40の方法。
実施形態43.柱状空隙の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層は、フレームが閉姿勢にあるときに実質的に弛緩又は緊張解除される、実施形態31の方法。
実施形態44.柱状空隙の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び皮下層は、フレームが閉姿勢にあるとき、柱状空隙の第1側面及び第2側面を横切って実質的に平面で無張力の真皮表皮接合部と実質的に平面で無張力の真皮皮下接合部とを形成するように位置合わせされる、実施形態31の方法。
実施形態45.フレームは、皮膚の表面に接触して接着されているフレームの底面から皮膚の真皮層又は皮下層へと下向きに延びる1つ以上のピン、ステープル、又はアンカーを含む、実施形態31の方法。
実施形態46.フレームは接着剤で皮膚の表面に接着される、実施形態41の方法。
実施形態47.治療エリアから1つ以上の皮膚柱を除去することは、レーザーで1つ以上の皮膚柱を切除することを含む、実施形態31の方法。
実施形態48.レーザーはEr:YAGレーザーである、実施形態47の方法。
実施形態49。治療エリアから1つ以上の皮膚柱を除去することは、コアリング装置で1つ以上の皮膚柱を物理的にコアリングすることを含む、実施形態31の方法。
実施形態50.皮膚柱は皮膚の円柱形の柱である、実施形態31の方法。
実施形態51.皮膚柱は皮膚の多角形の柱である、実施形態31の方法。
実施形態52.皮膚柱は皮膚の菱形の柱である、実施形態31の方法。
実施形態53.皮膚を引き締めるためのシステムであって、
皮膚の表面に取り付けられたときに開姿勢での開いた形状と閉姿勢での閉じた形状とを有するように構成されている変形可能なフレームであって、開姿勢において、皮膚の治療エリアを囲むように構成されているフレームと、
治療エリアから1つ以上の皮膚柱を除去し、それにより皮膚に1つ以上の柱状空隙を形成するように構成されているレーザーであって、柱状空隙はそれぞれ、第1側面と第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、第1側面及び第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含むレーザーと
を含み、
閉姿勢において、フレームは、少なくとも1つの柱状空隙の第1側面を当該少なくとも1つの柱状空隙の第2側面に接続するように構成され、
柱状空隙の第1側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層はそれぞれ、フレームが閉姿勢にあるとき、皮膚の表面に直交するz方向において柱状空隙の第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層と位置合わせされる、システム。
実施形態54.フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えるように構成されている装置をさらに含む、実施形態53のシステム。
実施形態55.フレームは、金属、プラスチック、又は複合材料から形成されている、実施形態53のシステム。
実施形態56.フレームは、開姿勢においてフレームの2つ以上の角を画定する2つ以上のヒンジを含む、実施形態53のシステム。
実施形態57.フレームの開いた形状は、フレームの縁によって画定される開いた内部領域を有する多角形である、実施形態53のシステム。
実施形態58.フレームの開いた形状は菱形である、実施形態57のシステム。
実施形態59.フレームの閉じた形状は、フレームの縁によって画定される閉じた内部領域を有する概ね弓形又は直線形状である、実施形態57のシステム。
実施形態60.フレームは、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変える際に実質的にz方向に歪むことができない、実施形態53のシステム。
実施形態61.フレームは1つ以上のタブを含み、タブは、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変える際にフレームが実質的にz方向に歪むのを防ぐ、実施形態60のシステム。
実施形態62.システムは、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えるように構成されている装置をさらに含み、装置は、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変える際にフレームが実質的にz方向に歪むのを防ぐように構成されている、実施形態60のシステム。
実施形態63.柱状空隙の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層は、フレームが閉姿勢にあるときに実質的に弛緩又は緊張解除される、実施形態53のシステム。
実施形態64.柱状空隙の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び皮下層は、フレームが閉姿勢にあるとき、柱状空隙の第1側面及び第2側面を横切って実質的に平面で無張力の真皮表皮接合部と実質的に平面で無張力の真皮皮下接合部とを形成するように位置合わせされる、実施形態53のシステム。
実施形態65.フレームは、皮膚の表面に接触して接着されているフレームの底面から皮膚の真皮層又は皮下層へと下向きに延びる1つ以上のピン、ステープル、又はアンカーを含む、実施形態53のシステム。
実施形態66.フレームは接着剤で皮膚の表面に接着される、実施形態53のシステム。
実施形態67.レーザーはEr:YAGレーザーである、実施形態53のシステム。
実施形態68.皮膚から瘢痕を除去する方法であって、
皮膚の表面にフレームを開姿勢で取り付けることであって、フレームは瘢痕の少なくとも一部を囲むことと、
瘢痕を形成する皮膚組織を除去し、それにより皮膚に創傷を形成することであって、創傷は、第1側面と第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、第1側面及び第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含むことと、
前記フレームが前記皮膚の表面に取り付けられている間に、前記フレームの形状を前記フレームの開姿勢の開いた形状から前記フレームの閉姿勢の閉じた形状に変えることと
を含み、
フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えることにより、創傷の第1側面を創傷の第2側面に接続し、
創傷の第1側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層はそれぞれ、フレームが閉姿勢にあるときに、皮膚の表面に直交するz方向において創傷の第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層と位置合わせされる、方法。
実施形態69.創傷の治癒及び閉鎖中に皮膚の表面にフレームを閉姿勢で保持することをさらに含む、実施形態68の方法。
実施形態70.創傷の治癒及び閉鎖後に皮膚の表面からフレームを取り除くことをさらに含む、実施形態69の方法。
実施形態71.フレームは、金属、プラスチック、又は複合材料から形成されている、実施形態68の方法。
実施形態72.フレームは、開姿勢においてフレームの2つ以上の角を画定する2つ以上のヒンジを含む、実施形態68の方法。
実施形態73.フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えることは、フレームのヒンジを閉じてフレームの角によって画定される角度を小さくすることを含む、実施形態72の方法。
実施形態74.フレームの開いた形状は、フレームの縁によって画定される開いた内部領域を有する多角形である、実施形態68の方法。
実施形態75.フレームの開いた形状は菱形である、実施形態74の方法。
実施形態76.フレームの閉じた形状は、フレームの縁によって画定される閉じた内部領域を有する概ね弓形又は直線形状である、実施形態74の方法。
実施形態77.創傷の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層の位置合わせは、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変える際にフレームが実質的にz方向に歪むことができないことによってもたらされる、実施形態68の方法。
実施形態78.フレームが実質的にz方向に歪むことができないことは、フレームの1つ以上のタブによってもたらされる、実施形態77の方法。
実施形態79.フレームが実質的にz方向に歪むことができないことは、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えるのに使用される外部装置によってもたらされる、実施形態77の方法。
実施形態80.創傷の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層は、フレームが閉姿勢にあるときに実質的に弛緩又は緊張解除される、実施形態68の方法。
実施形態81.創傷の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び皮下層は、フレームが閉姿勢にあるとき、創傷の第1側面及び第2側面を横切って実質的に平面で無張力の真皮表皮接合部と実質的に平面で無張力の真皮皮下接合部とを形成するように位置合わせされる、実施形態68の方法。
実施形態82.フレームは、皮膚の表面に接触して接着されているフレームの底面から皮膚の真皮層又は皮下層へと下向きに延びる1つ以上のピン、ステープル、又はアンカーを含む、実施形態68の方法。
実施形態83.フレームは接着剤で皮膚の表面に接着される、実施形態68の方法。
実施形態84.瘢痕を形成する皮膚組織を切除することがレーザーで行われる、実施形態68の方法。
実施形態85.レーザーはEr:YAGレーザーである、実施形態84の方法。
実施形態86.瘢痕を形成する皮膚組織をレーザーで切除するステップは自動化されたステップである、実施形態84の方法。
実施形態87.自動化された切除ステップは、コンピューター制御装置と、瘢痕及び/又は瘢痕の少なくとも一部を囲むフレームを画像化するように構成されているイメージングシステムと用いて行われる、実施形態86の方法。
実施形態88.傷跡を除去するためのシステムであって、
皮膚の表面に取り付けられたときに開姿勢での開いた形状と閉姿勢での閉じた形状とを有するように構成されている変形可能なフレームであって、開姿勢において、瘢痕の少なくとも一部を囲むように構成されているフレームと、
瘢痕を形成する皮膚組織を除去し、それにより皮膚に創傷を形成するように構成されているレーザーであって、創傷は、第1側面と第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、第1側面及び第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含むレーザーと
を含み、
閉姿勢では、フレームは、創傷の第1側面を創傷の第2側面に接続するように構成され、
創傷の第1側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層はそれぞれ、フレームが閉姿勢にあるとき、皮膚の表面に直交するz方向において創傷の第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層と位置合わせされる、システム。
実施形態89.フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えるように構成されている装置をさらに含む、実施形態88のシステム。
実施形態90.フレームは、金属、プラスチック、又は複合材料から形成されている、実施形態88のシステム。
実施形態91.フレームは、開姿勢においてフレームの2つ以上の角を画定する2つ以上のヒンジを含む、実施形態88のシステム。
実施形態92.フレームの開いた形状は、フレームの縁によって画定される開いた内部領域を有する多角形である、実施形態88のシステム。
実施形態93.フレームの開いた形状は菱形である、実施形態88のシステム。
実施形態94.フレームの閉じた形状は、フレームの縁によって画定される閉じた内部領域を有する概ね弓形又は直線形状である、実施形態88のシステム。
実施形態95.フレームは、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変える際に実質的にz方向に歪むことができない、実施形態88のシステム。
実施形態96.フレームは1つ以上のタブを含み、タブは、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変える際にフレームが実質的にz方向に歪むのを防ぐ、実施形態95のシステム。
実施形態97.システムは、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変えるように構成されている装置をさらに含み、装置は、フレームの形状を開いた形状から閉じた形状に変える際にフレームが実質的にz方向に歪むのを防ぐように構成されている、実施形態95のシステム。
実施形態98.創傷の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層は、フレームが閉姿勢にあるときに実質的に弛緩又は緊張解除される、実施形態88のシステム。
実施形態99.創傷の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び皮下層は、フレームが閉姿勢にあるとき、柱状空隙の第1側面及び第2側面を横切って実質的に平面で無張力の真皮表皮接合部と実質的に平面で無張力の真皮皮下接合部とを形成するように位置合わせされる、実施形態88のシステム。
実施形態100.フレームは、皮膚の表面に接触して接着されているフレームの底面から皮膚の真皮層又は皮下層へと下向きに延びる1つ以上のピン、ステープル、又はアンカーを含む、実施形態88のシステム。
実施形態101.レーザーはEr:YAGレーザーである、実施形態88のシステム。
実施形態102.皮膚を引き締めるための方法であって、皮膚の表面の治療エリアから1つ以上の皮膚柱を切除することを含み、1つ以上の皮膚柱は、多角形断面を有するレーザービームで切除される、方法。
実施形態103.レーザービームは菱形断面を有する、実施形態102の方法。
実施形態104.1つ以上の皮膚柱を切除することにより、皮膚に1つ以上の柱状空隙を形成し、柱状空隙はそれぞれ、第1側面と第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、第1側面及び第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含む、実施形態102の方法。
実施形態105.1つ以上の柱状空隙の治癒中に1つ以上の柱状空隙に圧縮力を加えることをさらに含む、実施形態104の方法。
実施形態106.圧縮力は、フレーム、皮膚接着材料、縫合、ステープル、又は方向性包帯を用いて加えられる、実施形態105の方法。
実施形態107.切除ステップはEr:YAGレーザーを用いて行われる、実施形態102の方法。
実施形態108.皮膚を引き締めるためのシステムであって、皮膚の表面の治療エリアから1つ以上の皮膚柱を切除し、それにより皮膚に1つ以上の柱状空隙を形成するように構成されているレーザーを含み、柱状空隙はそれぞれ、第1側面と第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、第1側面及び第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含み、レーザーは多角形断面を有するレーザービームを生成する、システム。
実施形態109.レーザービームは菱形断面を有する、実施形態108のシステム。
実施形態110.1つ以上の柱状空隙の治癒中に1つ以上の柱状空隙に圧縮力を加えるための手段をさらに含む、実施形態108のシステム。
実施形態111.前記手段は、フレーム、皮膚接着材料、縫合、ステープル、又は方向性包帯を含む、実施形態110のシステム。
実施形態112.レーザーはEr:YAGレーザーである、実施形態108のシステム。
本発明の様々な実施形態を、本発明の様々な目的を達成するために説明してきた。これらの実施形態は、発明の原理の単なる例示であることを認識されたい。本発明の主旨及び範囲から逸脱することなく、実施形態の多数の修正及び適合が当業者には容易に明らかであろう。

Claims (20)

  1. 皮膚を引き締める方法であって、
    前記皮膚の治療エリアでフラクショナルレーザーアブレーションを行い、それにより皮膚柱を除去し、前記皮膚に柱状空隙を形成することであって、前記柱状空隙は、第1側面と前記第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、前記第1側面及び前記第2側面はそれぞれ、前記皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層をそれぞれ含むことと、
    前記柱状空隙の第1側面を前記柱状空隙の第2側面に接触させ、それにより前記柱状空隙を閉じることと、
    閉じられた前記柱状空隙の上の前記皮膚に接着剤を付けることと
    を含み、
    前記柱状空隙の第1側面の表皮層、真皮層、及び皮下層はそれぞれ、前記皮膚の表面に直交するz方向において前記柱状空隙の第2側面の表皮層、真皮層、及び皮下層と位置合わせされる、方法。
  2. 前記フラクショナルレーザーアブレーションを行う前に、前記治療エリア内の血管を画像化し、それにより前記治療エリア内の血管領域及び非血管領域のマップを形成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. フラクショナルレーザーアブレーション中に複数の皮膚柱が除去され、前記皮膚の治療エリアに複数の柱状空隙を形成する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記フラクショナルレーザーアブレーションは、実質的に前記非血管領域で行われる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記フラクショナルレーザーアブレーション及び血管の画像化が自動化されている、請求項4に記載の方法。
  6. 自動化された前記フラクショナルレーザーアブレーション及び血管の画像化は、レーザー及び撮像装置に動作可能に接続されたコンピューター制御装置を用いて行われる、請求項5に記載の方法。
  7. 前記フラクショナルレーザーアブレーションを行うために使用されるレーザービームは、多角形、菱形、又は楕円形断面を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記フラクショナルレーザーアブレーションを行うために使用されるレーザービームは、楕円形断面を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記柱状空隙は全長及び全幅を有し、前記全長は前記全幅よりも2.5から3.5倍大きい、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  10. 付けられた前記接着剤を通して閉じられた前記柱状空隙にレーザー又は広帯域光を照射することをさらに含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記照射するステップは、閉じられた前記柱状空隙の止血、凝固、又はそれらの両方を引き起こす、請求項10に記載の方法。
  12. 前記柱状空隙の第1側面及び第2側面の表皮層、真皮層、及び皮下層は、前記柱状空隙が閉じられるときに、前記柱状空隙の第1側面及び第2側面を横切って実質的に平面の真皮表皮接合部と実質的に平面の真皮皮下接合部とを形成するように位置合わせされる、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記接着剤は、閉じられた前記柱状空隙に圧縮力を加える、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記フラクショナルレーザーアブレーションは、Er:YAGレーザーで行われる、請求項1に記載の方法。
  15. 皮膚引き締めシステムであって、
    皮膚の治療エリアから2つ以上の皮膚柱を部分的に切除し、それにより前記皮膚に2つ以上の柱状空隙を形成するように構成されているレーザーであって、前記柱状空隙はそれぞれ、第1側面と前記第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、前記第1側面及び前記第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含むレーザーと、
    前記皮膚に付けられ、各柱状空隙に圧縮力を加えて、前記柱状空隙の第1側面と第2側面を結合するように構成されている接着剤と、
    前記皮膚の治療エリア内の血管を画像化するように構成されているイメージングシステムと、
    前記レーザー、前記イメージングシステム、又はそれらの両方に動作可能に接続された1つ以上の制御装置であって、前記治療エリア内の血管の画像化及び前記治療エリア内のフラクショナルレーザーアブレーション位置を自動制御するように構成されている1つ以上の制御装置と
    を含むシステム。
  16. 前記イメージングシステムは、画像化された前記血管に基づいて前記皮膚の治療エリア内の実質的に血管が形成されていない領域の位置を特定する、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記1つ以上の制御装置は、前記治療エリア内の実質的に血管が形成されていない皮膚にフラクショナルアブレーションを行うよう前記レーザーに指示するように構成されている、請求項16に記載のシステム。
  18. 皮膚を引き締める方法であって、
    皮膚の表面にフレームを開姿勢で取り付けることであって、前記フレームは前記皮膚の治療エリアを囲むことと、
    レーザーで前記皮膚を切除することにより前記治療エリアから皮膚柱を除去し、それにより前記皮膚に柱状空隙を形成することであって、前記柱状空隙は、第1側面と前記第1側面の向かい側の第2側面とによって画定される周囲を有し、前記第1側面及び前記第2側面はそれぞれ、皮膚の表皮層、真皮層、及び皮下層を含むことと、
    前記フレームが前記皮膚の表面に取り付けられている間に、前記フレームの形状を前記フレームの開姿勢の開いた形状から前記フレームの閉姿勢の閉じた形状に変えることと
    を含み、
    前記フレームの形状を前記開いた形状から前記閉じた形状に変えることにより、前記柱状空隙の第1側面を前記柱状空隙の第2側面に接続し、
    前記柱状空隙の第1側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層はそれぞれ、前記フレームが閉姿勢にあるとき、前記皮膚の表面に直交するz方向において前記柱状空隙の第2側面の表皮層、真皮層、及び/又は皮下層と位置合わせされる、方法。
  19. 前記柱状空隙の治癒中に前記皮膚の表面に前記フレームを閉姿勢で保持することと、
    前記柱状空隙の治癒後に前記皮膚の表面から前記フレームを取り除くことと
    をさらに含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記フレームは、前記開姿勢において前記フレームの2つ以上の角を画定する2つ以上のヒンジを含み、前記フレームの形状を前記開いた形状から前記閉じた形状に変えることは、前記フレームのヒンジを閉じて前記フレームの角によって画定される角度を小さくすることを含む、請求項18に記載の方法。
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