JP2023023011A - air cleaner - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、吸音材を備えたエアクリーナに関する。 The present invention relates to an air cleaner with sound absorbing material.
従来、この種のエアクリーナとして例えば特許文献1に示すものが知られている。こうしたエアクリーナは、内燃機関の吸気系に設けられて吸気を濾過する。そして、エアクリーナは、有底箱状のボデーと、有蓋箱状のカバーと、ボデーとカバーとの間に配置された濾過エレメントとを備えている。エアクリーナのボデーの内面には、吸気騒音を低減する吸音材が抑止桿によって取り付けられている。 Conventionally, an air cleaner of this type is known, for example, as disclosed in Patent Document 1. Such an air cleaner is provided in an intake system of an internal combustion engine to filter intake air. The air cleaner includes a box-like body with a bottom, a box-like cover with a lid, and a filtering element arranged between the body and the cover. A sound absorbing material for reducing intake noise is attached to the inner surface of the body of the air cleaner by a deterrent rod.
ところで、上述のようなエアクリーナでは、抑止桿により吸音材をボデーの内面に押しつけた状態で当該抑止桿をリベットでボデーに固定することにより、吸音材をボデーの内面に取り付けるようにしている。この場合、抑止桿は、その爪片を吸音材に食い込ませて吸音材からの反力を受けることによって吸音材を拘束している。しかし、吸音材がへたってくると、抑止桿が吸音材から受ける反力は低下する。このため、吸音材に対する抑止桿の初期の拘束力が維持できなくなるという問題がある。 In the air cleaner as described above, the sound absorbing material is attached to the inner surface of the body by fixing the restraining rod to the body with a rivet while pressing the sound absorbing material against the inner surface of the body. In this case, the restraining rod constrains the sound absorbing material by making the claw piece bite into the sound absorbing material and receiving the reaction force from the sound absorbing material. However, when the sound absorbing material weakens, the reaction force that the restraining rod receives from the sound absorbing material decreases. For this reason, there is a problem that the initial force of restraining the restraining rod against the sound absorbing material cannot be maintained.
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するエアクリーナは、ハウジング内に取付機構によって吸音材が取り付けられたエアクリーナであって、前記取付機構は、前記ハウジングの内面に突設されるとともに前記吸音材を貫通し、且つ第1係合部及び受圧部を有した突出部と、前記吸音材を前記ハウジングの内面とで挟むとともに前記第1係合部と係合する第2係合部を有した取付部材と、前記受圧部に接触した状態で前記取付部材を前記第1係合部と前記第2係合部との係合状態を維持する方向に付勢する付勢部と、を備えることを要旨とする。
Means for solving the above problems and their effects will be described below.
An air cleaner for solving the above-mentioned problems is an air cleaner in which a sound absorbing material is mounted in a housing by means of a mounting mechanism, the mounting mechanism protruding from the inner surface of the housing and passing through the sound absorbing material, a projecting portion having an engaging portion and a pressure receiving portion; a mounting member having a second engaging portion that sandwiches the sound absorbing material between the inner surface of the housing and engages with the first engaging portion; and the pressure receiving portion. and an urging portion that urges the mounting member in a direction to maintain the engagement state between the first engaging portion and the second engaging portion while being in contact with the second engaging portion.
通常、取付部材が吸音材からの反力を受けることによって第1係合部と第2係合部との係合状態を維持する場合、吸音材がへたってくると、取付部材が吸音材から受ける反力は低下する。すると、第1係合部と第2係合部との係合状態が維持できなくなるので、吸音材に対する取付部材の拘束力が低下する。この点、この構成によれば、吸音材がへたっても付勢部の付勢力によって第1係合部と第2係合部との係合状態を維持できる。したがって、吸音材のへたりに関係なく吸音材に対する取付部材の初期の拘束力を維持できる。 Normally, when the mounting member maintains the engaged state between the first engaging portion and the second engaging portion by receiving a reaction force from the sound absorbing material, when the sound absorbing material weakens, the mounting member is separated from the sound absorbing material. The reaction force received is reduced. As a result, the engagement state between the first engaging portion and the second engaging portion cannot be maintained, and the binding force of the mounting member to the sound absorbing material is reduced. In this respect, according to this configuration, even if the sound absorbing material is worn out, the engagement state between the first engaging portion and the second engaging portion can be maintained by the biasing force of the biasing portion. Therefore, the initial binding force of the mounting member to the sound absorbing material can be maintained regardless of the settling of the sound absorbing material.
以下、エアクリーナの一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、エアクリーナ10は、例えば車載内燃機関であるエンジンの吸気通路に配置される。エアクリーナ10は、ハウジング11を備える。ハウジング11は、上端部に開口部12aを有した有底矩形箱状をなす合成樹脂製のケース12と、下端部に開口部13aを有した有蓋矩形箱状をなす合成樹脂製のキャップ13と、ケース12とキャップ13との間に配置されるフィルタエレメント14とを備える。
An embodiment of an air cleaner will be described below with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the
ケース12の側壁には、吸気をケース12内に流入させるための筒状のインレット15が接続されている。ケース12における開口部12aの外側には、ケース側フランジ16が全周にわたって設けられている。キャップ13の側壁には、吸気をハウジング11外へ流出させるための筒状のアウトレット17が接続されている。キャップ13における開口部13aの外側には、キャップ側フランジ18が全周にわたって設けられている。
A
フィルタエレメント14は、吸気を濾過する波板状の濾過部19と、周縁部全体にわたって設けられた矩形枠状の可撓性を持つシール部20とを備えている。フィルタエレメント14は、不織布などの繊維成形体によって構成されるとともに可撓性を持っている。すなわち、フィルタエレメント14は、濾過部19と、シール部20とが一体成形された繊維成形体によって構成されている。
The
シール部20は、ケース側フランジ16とキャップ側フランジ18とで挟持されて弾性変形することで、ケース側フランジ16とキャップ側フランジ18との間をシールしている。ケース12とキャップ13とは、クランプ(図示略)によって締結されている。ケース12内(ハウジング11内)には、吸気騒音を低減するための吸音材21が取付機構22によって取り付けられている。
The seal portion 20 seals between the case-
吸音材21は、全体が軟質な発泡体によって形成されている。本実施形態における吸音材21は、一例として、軟質ウレタンフォームによって形成されている。この場合、吸音材21を形成する軟質ウレタンフォームには、連続気泡タイプのものが用いられる。つまり、吸音材21は、その表面を含む全体が通気性を持つ構造をなしている。
The
吸音材21は、ケース12における内底面12bの全体及び内側面12cの大部分を覆うように配置されている。すなわち、吸音材21は、略すり鉢状をなしている。この場合、ケース12の内側面12cにおけるインレット15と対応する部分には、吸音材21が配置されない。吸音材21の底部の中央部には、貫通孔21aが形成されている。
The
図2及び図7に示すように、取付機構22は、第1係合部23及び受圧部24を有した筒状の突出部25と、第1係合部23と係合する第2係合部26を有した円形の取付部材27と、取付部材27と一体に形成された付勢部28とを備えている。突出部25は、ハウジング11の内面におけるケース12の内底面12bの略中央部に突設されている。突出部25の軸線は、ケース12の内底面12bと直交している。突出部25は、合成樹脂によって構成されるとともにケース12と一体に形成されている。
As shown in FIGS. 2 and 7, the
突出部25は、吸音材21を貫通している。すなわち、突出部25は、吸音材21の貫通孔21aに挿通されている。この場合、突出部25の先端面25aは、吸音材21の表面における貫通孔21aの周囲の円形の平坦面21bと面一になっている。突出部25の内周面には、径方向の内側に突出する複数(本例では3つ)の略矩形板状の第1係合部23が周方向に等間隔となるように設けられている。すなわち、各第1係合部23は、突出部25の内部に設けられている。
The projecting
各第1係合部23は、厚さ方向が突出部25の径方向と一致するように配置されている。各第1係合部23は、突出部25の内周面における突出部25の軸線方向の中央部から先端部にかけて延びている。各第1係合部23は、突出部25の軸線方向の先端部に向かうほど厚さが薄くなっている。
Each first
各第1係合部23における突出部25の径方向の内側の面は、平坦な案内面23aとされている。案内面23aは、突出部25の基端部に向かうほど突出部25の中心部に近づくように突出部25の軸線に対して傾斜している。各第1係合部23における案内面23aと突出部25の基端部側で隣り合う面は、係合面23bとされている。係合面23bは、突出部25の軸線と直交している。
A radially inner surface of the projecting
突出部25には、先端面25aから基端部側に向かって真っ直ぐに延びる複数(本例では3つ)の略U字状をなす切欠溝29が周方向に等間隔となるように設けられている。各切欠溝29は、突出部25の軸線と平行に延びている。各切欠溝29は、突出部25の周方向において、2つの第1係合部23同士の間に配置されている。すなわち、3つの切欠溝29と3つの第1係合部23とは、突出部25の周方向において1つずつ交互に配置されている。各切欠溝29の底部29aは、第1係合部23の係合面23bよりも少しだけ突出部25の基端部側の位置に位置している。
The protruding
突出部25の内部における各切欠溝29の底部29aよりも少しだけ突出部25の基端部側の位置には、受圧部24が設けられている。受圧部24は、円形の受圧板30と、受圧板30の外縁部と突出部25の内周面とを連結する複数(本例では3つ)の連結部31とを備えている。受圧板30は、その中心を突出部25の軸線が通るように配置されている。
A
受圧板30の外縁部と突出部25の内周面との間における連結部31の存在しない部分には、隙間が形成されている。3つの連結部31は、突出部25の周方向の位置が3つの切欠溝29とそれぞれ一致している。すなわち、3つの連結部31は、突出部25の周方向において等間隔となるように配置されている。
A gap is formed between the outer edge of the
図3及び図7に示すように、取付部材27は、例えば合成樹脂によって構成される。取付部材27は、突出部25内に挿入された状態で突出部25に接合される筒状の接合部32と、接合部32の軸線方向の一端部に一体に形成されるとともに吸音材21の平坦面21bに接触する円形の保持部33とを備えている。
As shown in FIGS. 3 and 7, the mounting
取付部材27の保持部33は、接合部32に連結された円板状の基部34と、基部34よりも大きい外径を持つ円形枠状の円形フレーム35と、基部34の外縁部と円形フレーム35の内周面とを連結する複数(本例では4つ)の直線状の連結フレーム36とを備えている。基部34の中心と円形フレーム35の中心とは一致している。4つの連結フレーム36は、基部34及び円形フレーム35の周方向に等間隔となるように配置されている。各連結フレーム36は、基部34及び円形フレーム35の径方向に延びている。
The holding
したがって、基部34の外縁部と、円形フレーム35の内周面と、基部34及び円形フレーム35の周方向で隣り合う2つの連結フレーム36とで囲まれた部分には、第1開口部37が形成される。すなわち、本実施形態の取付部材27の保持部33は、4つの第1開口部37を有している。
Therefore, a
図2及び図4に示すように、取付部材27の接合部32は、筒状の本体部38と、本体部38の内側に本体部38と一体に形成された付勢部28とを備えている。本体部38の外径は、突出部25の内径よりも若干小さくなっている。本体部38における保持部33側とは反対側の端部の開口は、第2開口部39とされている。
As shown in FIGS. 2 and 4, the
本体部38には、突出部25の3つの第1係合部23とそれぞれ嵌合可能な矩形状の3つの第3開口部40が周方向に等間隔となるように設けられている。本体部38における各第3開口部40と第2開口部39との間には、各第3開口部40が第1係合部23と嵌合した際に、第1係合部23の係合面23bと係合する第2係合部26が設けられている。各第2係合部26は、第3開口部40の周縁の一部を形成している。
The
付勢部28は、本体部38の軸線が中心を通るように配置された円板状の押圧部41と、押圧部41と本体部38の内周面とを連結することにより押圧部41を支持する複数(本例では3つ)の支持部42とを備えている。押圧部41は、本体部38外における第2開口部39と隣接する位置に配置されている。すなわち、押圧部41は、本体部38からはみ出した位置に配置されている。
The urging
各支持部42は、押圧部41の外縁部と本体部38の内周面における本体部38の周方向で隣り合う2つの第3開口部40同士の間の位置とを連結している。各支持部42における押圧部41の外縁部側とは反対側の端部は、本体部38の内周面における保持部33側の端部に接続されている。
Each
3つの支持部42は、本体部38の周方向において等間隔となるように配置されている。各支持部42は、本体部38の内周面から当該内周面に沿って第2開口部39側に向かって真っ直ぐに延びた後、本体部38の径方向の内側に湾曲して押圧部41の外縁部に接続されている。
The three
各支持部42は、合成樹脂によって構成されているため、押圧部41が第2開口部39側に向かって押圧された場合に弾性変形する。すなわち、各支持部42は、押圧部41が第2開口部39側に向かって押圧された場合に弾性変形することにより、押圧部41が第2開口部39から本体部38内に進入することを許容する。
Since each
本体部38の外周面には、径方向の外側に突出する複数(本例では3つ)の矩形板状のガイド片43が周方向に等間隔となるように設けられている。ガイド片43は、本体部38の外周面と基部34における本体部38側の面とを連結している。各ガイド片43における本体部38の径方向の外側の面と基部34の外縁の面とは面一になっている。各ガイド片43は、突出部25の切欠溝29に対して挿入可能に構成されている。
A plurality (three in this example) of rectangular plate-shaped
そして、取付部材27の3つのガイド片43を突出部25の3つの切欠溝29にそれぞれ挿入することにより、突出部25に対して取付部材27が周方向において位置決めされる。このとき、突出部25の3つの第1係合部23と取付部材27の3つの第2係合部26との周方向の位置がそれぞれ一致する。
By inserting the three
したがって、各ガイド片43及び各切欠溝29は、突出部25の各第1係合部23に取付部材27の第2係合部26を係合させる場合に、突出部25に対して取付部材27を周方向において位置決めする位置決め部として機能する。
Therefore, each of the
次に、ケース12内に吸音材21を取り付けるときの作用について説明する。
ケース12内に吸音材21を取り付ける場合には、まず、吸音材21の貫通孔21aに突出部25が挿通されるように、吸音材21をケース12内に配置する。続いて、取付部材27における保持部33がケース12の内底面12bと平行になるとともに接合部32の本体部38に設けられた3つのガイド片43が突出部25の3つの切欠溝29とそれぞれ対向するように、取付部材27を配置する。
Next, the operation of mounting the
When mounting the
このとき、突出部25の3つの第1係合部23と取付部材27の接合部32における本体部38の3つの第2係合部26とがそれぞれ対向する。続いて、取付部材27の接合部32が突出部25内に挿入されるとともに接合部32の本体部38に設けられた3つのガイド片43が突出部25の3つの切欠溝29にそれぞれ挿入されるように、取付部材27を移動させる。
At this time, the three first engaging
すると、図5に示すように、3つの切欠溝29への3つのガイド片43のそれぞれの挿入により、突出部25に対して取付部材27の周方向の位置決めがなされた状態で取付部材27の接合部32が突出部25内に挿入される。このとき、突出部25の3つの第1係合部23の案内面23aに取付部材27の3つの第2係合部26がそれぞれ接触する。
Then, as shown in FIG. 5, by inserting the three
続いて、取付部材27の接合部32を突出部25内の奥に向かって押し込むと、各第2係合部26が案内面23a上を係合面23b側に向かって摺動する。このとき、各第2係合部26は、案内面23aによって突出部25の径方向の内側に向かって押されるので、突出部25の径方向の内側に湾曲するように弾性変形する。すなわち、各第2係合部26は、案内面23a上を係合面23b側に向かって摺動する過程で突出部25の径方向の内側に湾曲するように弾性変形する。
Subsequently, when the
続いて、取付部材27の接合部32を突出部25内の奥に向かってさらに押し込むと、図6に示すように、各第2係合部26が案内面23a上を係合面23b側に向かって摺動するとともに付勢部28の押圧部41が受圧板30に面接触する。続いて、取付部材27の接合部32を突出部25内の奥に向かってさらに押し込むと、図7に示すように、各第2係合部26が案内面23aを越えて係合面23bに達する。
Subsequently, when the
すると、弾性変形していた各第2係合部26が自らの弾性復元力によって弾性変形前の元の形状に戻る。これにより、各第2係合部26が第1係合部23の係合面23bと係合する。すなわち、各第2係合部26が各第1係合部23と接合される。このとき、突出部25の各第1係合部23は、取付部材27の接合部32の本体部38の第3開口部40と嵌合する。
Then, each of the elastically deformed second
さらにこのとき、各ガイド片43は突出部25の切欠溝29の底部29aに接触するとともに、取付部材27の保持部33は突出部25の先端面25a及び吸音材21の平坦面21bに軽く接触する。またさらにこのとき、付勢部28における押圧部41は、受圧板30を押圧するときに受圧板30から反力を受ける。すると、付勢部28における押圧部41を支持する各支持部42は、押圧部41を介して受圧板30からの反力を受けるので、より大きく湾曲するように弾性変形する。
Further, at this time, each
この各支持部42の弾性変形に伴う弾性力により、付勢部28は、各第2係合部26が第1係合部23の係合面23bに押し付けられるように、取付部材27を付勢する。すなわち、付勢部28は、押圧部41が受圧板30に接触した状態で取付部材27を突出部25の延びる方向における吸音材21側とは反対側の方向に付勢することにより、各第1係合部23の係合面23bと第2係合部26との係合状態を維持する。換言すれば、付勢部28は、取付部材27を各第1係合部23の係合面23bと第2係合部26との係合状態を維持する方向に付勢する。
Due to the elastic force associated with the elastic deformation of each
こうして、取付部材27が吸音材21の中央部をケース12の内底面12bとで挟んだ状態で、取付部材27の各第2係合部26が突出部25の第1係合部23に接合される。つまり、取付機構22によるケース12内への吸音材21の取り付け作業が完了する。
In this way, each second engaging
このように、エアクリーナ10においては、突出部25の各第1係合部23と取付部材27の各第2係合部26とがスナップフィット構造によって接合される。このため、取付部材27の各第2係合部26を突出部25の各第1係合部23に対してワンタッチで接合することができる。したがって、取付機構22によるケース12内への吸音材21の取り付け作業を容易に行うことができる。
Thus, in the
ここで、例えば、取付機構22において、取付部材27がケース12内に取り付けられた吸音材21からの反力を受けることによって各第1係合部23と各第2係合部26との係合状態を維持する構成にした場合、次のような問題がある。すなわち、吸音材21がへたってくると、取付部材27が吸音材21から受ける反力は低下する。
Here, for example, in the mounting
このため、各第1係合部23と各第2係合部26との間に隙間が形成されるので、各第1係合部23と各第2係合部26との係合状態が維持できなくなる。この結果、吸音材21に対する取付部材27の拘束力が低下する上に、エンジンによる振動などによって各第1係合部23と各第2係合部26とが繰り返しぶつかり合うことで異音が発生するという問題が生じる。
Therefore, since a gap is formed between each first engaging
この点、本実施形態のエアクリーナ10によれば、吸音材21がへたっても付勢部28の付勢力によって各第1係合部23と各第2係合部26との係合状態を維持できる。すなわち、吸音材21のへたりに関係なく、各第1係合部23と各第2係合部26との係合状態を維持できる。したがって、吸音材21のへたりに関係なく、吸音材21に対する取付部材27の初期の拘束力を維持できる上に、上述のような異音が発生することもなくなる。
In this regard, according to the
なお、本実施形態のエアクリーナ10では、取付部材27が吸音材21からの反力を受ける必要がないので、取付部材27は吸音材21に対して軽く接触した構成になっている。このため、吸音材21は、取付部材27からの圧力をほとんど受けることがないので、へたり難くなる。
In the
次に、エアクリーナ10の作用について説明する。
図1に示すように、エンジンが始動されると、エンジンの吸気負圧により、インレット15から吸気がケース12内に流入する。ケース12内に流入した吸気は、濾過部19で濾過されてキャップ13内に流れた後、アウトレット17からエンジン側へ供給される。このとき、エアクリーナ10で発生する吸気騒音は、吸音材21によって吸音される。
Next, operation of the
As shown in FIG. 1, when the engine is started, intake air flows from the
さらにこのとき、取付部材27の保持部33が4つの第1開口部37を有しているため、取付部材27の保持部33が4つの第1開口部37を有していない場合に比べて、取付部材27の保持部33が吸音材21を覆う面積を低減できる。このため、吸音材21による吸気騒音の吸音が取付部材27によって妨げられることが抑制されるので、エアクリーナ10で発生する吸気騒音が効果的に低減される。
Furthermore, at this time, since the holding
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)エアクリーナ10は、ハウジング11内に取付機構22によって吸音材21が取り付けられている。取付機構22は、ハウジング11の内面に突設されるとともに吸音材21を貫通し、且つ第1係合部23及び受圧部24を有した突出部25と、吸音材21をハウジング11の内面とで挟むとともに第1係合部23と係合する第2係合部26を有した取付部材27と、受圧部24に接触した状態で取付部材27を第1係合部23と第2係合部26との係合状態を維持する方向に付勢する付勢部28と、を備えている。
According to the embodiment detailed above, the following effects are exhibited.
(1) The
通常、取付部材27が吸音材21からの反力を受けることによって第1係合部23と第2係合部26との係合状態を維持する場合、吸音材21がへたってくると、取付部材27が吸音材21から受ける反力は低下する。すると、第1係合部23と第2係合部26との係合状態が維持できなくなるので、吸音材21に対する取付部材27の拘束力が低下する。この点、この構成によれば、吸音材21がへたっても付勢部28の付勢力によって第1係合部23と第2係合部26との係合状態を維持できる。したがって、吸音材21のへたりに関係なく吸音材21に対する取付部材27の初期の拘束力を維持できる。
Normally, when the mounting
(2)エアクリーナ10において、第1係合部23と第2係合部26とは、スナップフィット構造によって接合される。
この構成によれば、取付部材27の第2係合部26をハウジング11の内面に突設された突出部25の第1係合部23に対してワンタッチで接合することができる。このため、ハウジング11内への吸音材21の取り付け作業を容易に行うことができる。
(2) In the
According to this configuration, the second engaging
(3)エアクリーナ10において、付勢部28は、取付部材27と一体に形成されている。
この構成によれば、付勢部28を取付部材27とは別の部品として構成する場合に比べて、部品点数を低減できる。
(3) In the
With this configuration, the number of parts can be reduced compared to the case where the biasing
(4)エアクリーナ10において、突出部25は、筒状をなしており、第1係合部23及び受圧部24は、突出部25の内部に設けられている。
この構成によれば、取付機構22の小型化に寄与できる。
(4) In the
This configuration can contribute to miniaturization of the mounting
(5)エアクリーナ10において、取付機構22は、突出部25の第1係合部23に取付部材27の第2係合部26を係合させる場合に、突出部25に対して取付部材27を位置決めする位置決め部の一例としての各ガイド片43及び各切欠溝29を備えている。
(5) In the
この構成によれば、各ガイド片43を各切欠溝29に挿入することで、突出部25に対して取付部材27を位置決めすることができるので、第1係合部23に第2係合部26を精度よく係合させることができる。
According to this configuration, by inserting each
(変更例)
なお、上記実施形態は次のように変更してもよい。
・位置決め部の一例としての各ガイド片43及び各切欠溝29は、省略してもよい。
(Change example)
Note that the above embodiment may be modified as follows.
- Each
・突出部25は、必ずしも筒状をなしている必要はない。すなわち、突出部25は、例えば柱状をなしていてもよい。
・第1係合部23及び受圧部24は、必ずしも突出部25の内部に設ける必要はない。すなわち、第1係合部23及び受圧部24は、例えば突出部25の外周面に設けてもよい。
- The projecting
- The first engaging
・付勢部28は、必ずしも取付部材27と一体に形成する必要はない。すなわち、付勢部28は、取付部材27とは別の部品として構成してもよい。
・付勢部28は、受圧部24に設けてもよい。
- The
- The
・付勢部28は、ばねやエラストマーなどによって構成してもよい。
・第1係合部23と第2係合部26とは、必ずしもスナップフィット構造によって接合する必要はない。
- The
- The
・取付部材27は、吸音材21における中央部以外の部分をケース12の内底面12bとで挟むようにしてもよい。
・取付部材27において、第1開口部37は省略してもよい。
The mounting
- In the
・キャップ13内に吸音材21を取付機構22によって取り付けるようにしてもよい。
・吸音材21を構成する材料は、軟質ウレタンフォームに限らず、メラミンフォーム、不織布、グラスウール等であってもよい。また、吸音材21を構成する材料は、非通気性のものであってもよい。
- You may make it attach the sound-absorbing
- The material constituting the
10…エアクリーナ
11…ハウジング
12…ケース
12a…開口部
12b…内底面
12c…内側面
13…キャップ
13a…開口部
14…フィルタエレメント
15…インレット
16…ケース側フランジ
17…アウトレット
18…キャップ側フランジ
19…濾過部
20…シール部
21…吸音材
21a…貫通孔
21b…平坦面
22…取付機構
23…第1係合部
23a…案内面
23b…係合面
24…受圧部
25…突出部
25a…先端面
26…第2係合部
27…取付部材
28…付勢部
29…位置決め部の一例としての切欠溝
29a…底部
30…受圧板
31…連結部
32…接合部
33…保持部
34…基部
35…円形フレーム
36…連結フレーム
37…第1開口部
38…本体部
39…第2開口部
40…第3開口部
41…押圧部
42…支持部
43…位置決め部の一例としてのガイド片
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記取付機構は、
前記ハウジングの内面に突設されるとともに前記吸音材を貫通し、且つ第1係合部及び受圧部を有した突出部と、
前記吸音材を前記ハウジングの内面とで挟むとともに前記第1係合部と係合する第2係合部を有した取付部材と、
前記受圧部に接触した状態で前記取付部材を前記第1係合部と前記第2係合部との係合状態を維持する方向に付勢する付勢部と、
を備えることを特徴とするエアクリーナ。 An air cleaner in which a sound absorbing material is mounted in a housing by a mounting mechanism,
The attachment mechanism is
a projecting portion projecting from the inner surface of the housing, penetrating the sound absorbing material, and having a first engaging portion and a pressure receiving portion;
a mounting member sandwiching the sound absorbing material with the inner surface of the housing and having a second engaging portion that engages with the first engaging portion;
a biasing portion that biases the mounting member in a direction to maintain the engagement state between the first engaging portion and the second engaging portion while being in contact with the pressure receiving portion;
An air cleaner comprising:
前記第1係合部及び前記受圧部は、前記突出部の内部に設けられていることを特徴とする請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載のエアクリーナ。 The projecting portion has a tubular shape,
The air cleaner according to any one of claims 1 to 3, wherein the first engaging portion and the pressure receiving portion are provided inside the projecting portion.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021128150A JP2023023011A (en) | 2021-08-04 | 2021-08-04 | air cleaner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021128150A JP2023023011A (en) | 2021-08-04 | 2021-08-04 | air cleaner |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023023011A true JP2023023011A (en) | 2023-02-16 |
Family
ID=85203237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021128150A Pending JP2023023011A (en) | 2021-08-04 | 2021-08-04 | air cleaner |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023023011A (en) |
-
2021
- 2021-08-04 JP JP2021128150A patent/JP2023023011A/en active Pending
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