JP2023015580A - 生体情報表示装置 - Google Patents

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Masahito Sasaki
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Abstract

【課題】正確な心拍を表示すること。【解決手段】生体情報表示装置は、放射された電磁波信号が生体で反射された反射信号に基づいて、生体の心拍の第1心拍信号を含む第1生体信号を非接触で取得する第1取得部と、生体に接触して、生体の心拍又は心拍に関連する第2心拍信号を含む第2生体信号を取得する第2取得部と、第2生体信号から第2心拍信号を抽出し、第1生体信号から第2心拍信号と同じ又は近似する周期の第1心拍信号を抽出し、抽出された第1心拍信号に基づく心拍を表示する表示部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、生体情報の表示を行う生体情報表示装置に関する。
非接触式の生体情報の検出方法、例えば、マイクロ波レーダを用い、生体で反射したマイクロ波の反射波に基づいて、生体の心拍等の生体情報を検出する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2021-32880号公報
上述した生体情報の検出方法は、非接触であるため、簡易に生体情報を検出することができる反面、外部からノイズが混入しやすいという問題がある。例えば、救急搬送の患者の心拍をマイクロ波レーダで検出する場合、患者の近くにいる者(例えば、介助者等)や物体から反射する反射波が混入したり、他の検査機器からの電磁波が干渉したりする可能性がある。このような場合、正確な心拍を検出して、表示することができなくなる可能性がある。
本発明の目的は、正確な心拍を表示可能な生体情報表示装置を提供することにある。
本発明に係る生体情報表示装置は、
放射された電磁波信号が生体で反射された反射信号に基づいて、前記生体の心拍の第1心拍信号を含む第1生体信号を非接触で取得する第1取得部と、
前記生体に接触して、前記生体の心拍又は心拍に関連する第2心拍信号を含む第2生体信号を取得する第2取得部と、
前記第2生体信号から前記第2心拍信号を抽出し、前記第1生体信号から前記第2心拍信号と同じ又は近似する周期の前記第1心拍信号を抽出し、抽出された前記第1心拍信号に基づく心拍を表示する表示部と、
を備える。
本発明によれば、正確な心拍を表示することができる。
本発明の実施の形態に係る生体情報表示装置の一例を示す概略構成図である。 図1に示す生体情報表示装置の一例を説明するブロック図である。 図1に示す生体情報表示装置による生体情報表示方法の一例を説明するフローチャートである。 図3に示すフローチャートにおける計測及び表示のサブルーチンを説明するフローチャートである。 レーダ装置により計測された生体信号から心拍信号を抽出する方法を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[生体情報表示装置]
図1は、本実施の形態の生体情報表示装置10を示す概略構成図である。また、図2は、図1に示す生体情報表示装置10を説明するブロック図である。
本実施の形態の生体情報表示装置10は、一例として、救急車両30の車内に設置され、ストレッチャー40に乗せられて、車内に搬入された救急搬送の患者Pの生体情報を取得して表示する生体情報表示モニタとして機能するよう構成されている。
生体情報表示装置10は、具体的な構成は、図2を参照して後述するが、装置本体11を有する。装置本体11には、一例として、レーダ装置21、心電計22、パルスオキシメータ23、カメラ24が接続されている。なお、図1においては、装置本体11に接続される装置や当該装置に接続される機器との接続を破線で示している。
なお、図1においては、心電計22及びパルスオキシメータ23を、装置本体11から独立した装置としているが、装置本体11に心電計22及びパルスオキシメータ23を組み込んだ一体の生体情報表示モニタとして機能するようにしてもよい。更に、患者Pの血圧を測定する血圧計を組み込んでもよい。また、生体情報表示装置10は、心電計22又はパルスオキシメータ23の少なくとも一方を有する構成であってもよい。
ストレッチャー40は、救急車両30の所定箇所、例えば、床面31に固定可能である。レーダ装置21及びカメラ24は、固定されたストレッチャー40上の患者Pの上方から患者Pの生体情報を取得できるように、例えば、救急車両30の天井32に設置されている。
レーダ装置21(本発明における第1取得部)は、レーダを用いて患者Pの心拍を非接触で取得する装置であり、ストレッチャー40上の患者Pに向けて(例えば、心臓付近の胸部に向けて)電磁波信号を放射するように配置されている。
患者Pの体表面には、患者Pの呼吸や心拍に伴う周期的且つ微小な振動が存在する。レーダ装置21から患者Pの胸部に向けてマイクロ波等の電磁波信号を放射すると、服の上から電磁波信号を放射しても、患者Pの体表面で電磁波信号が反射する。患者Pの体表面で反射した電磁波信号の反射信号は、呼吸と心拍による体表面の振動により、ドップラーシフト(周波数が遷移)が発生する。反射信号には、周期的な心拍や呼吸以外に、寝返り等の不規則な体動が含まれるため、レーダ装置21は、周期的な呼吸による信号や不規則な体動による信号を取り除くことで、心拍を抽出し、取得する。
なお、心拍を取得するレーダ装置21としては、引用文献1等の公知の技術を用いることができる。例えば、電磁波としては、マイクロ波やミリ波等を用いてもよいし、心拍を抽出する信号処理に高速フーリエ変換等を用いてもよい。電磁波としては、物体との距離測定が高分解能である24GHzのマイクロ波が好適である。
カメラ24は、ストレッチャー40上の患者Pの顔を非接触で撮影できるように配置されている。また、カメラ24により撮影された画像に基づいて、患者Pの顔の位置を認識し、患者Pの顔を撮影できるよう、カメラ24の向きを自動的に調整するように構成してもよい。カメラ24は、患者Pの顔を撮影して、患者Pの状態、例えば、顔色や唇の色等を取得する。このとき、取得した顔色や唇の色等から、例えば、チアノーゼが表れているか等を判断するようにしてもよい。
このように、レーダ装置21及びカメラ24は、救急車両30の天井32に設置されており、ストレッチャー40上の患者Pを非接触で常時監視するようにしている。
心電計22(本発明における第2取得部)は、複数の電極221を有する(図1では、便宜上1つのみ図示)。複数の電極221は、患者Pの皮膚に貼り付けられる。心電計22は、複数の電極221から心臓の電気的な活動を示す心電波形(心電図)を取得する。
パルスオキシメータ23(本発明における第2取得部)は、測定プローブ231を有する。測定プローブ231は、例えば、患者Pの指に取り付けられる。パルスオキシメータ23は、測定プローブ231から赤色光と赤外光とを指に照射し、指を透過した赤色光と赤外光との透過光量の比率から酸素飽和度(例えば、経皮的動脈血酸素飽和度)を取得し、これらの変化から脈拍を取得する。酸素飽和度とは、血液(動脈血)の赤血球中のヘモグロビンのうち、酸素と結合しているヘモグロビン(酸化ヘモグロビン)の割合のことである。
このように、心電計22及びパルスオキシメータ23は、電極221及び測定プローブ231をストレッチャー40上の患者Pに接触させて、心電図、酸素飽和度、脈拍を監視するようにしている。
装置本体11は、車載可能に構成されており、例えば、救急車両30の壁面33に固定される。装置本体11は、例えば、図2に示すように、操作部12、表示部13、記憶部14、通信部15、報知部16、制御部17を有する。
操作部12は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種設定や指示を入力する入力操作を受け付けて、操作信号を制御部17に出力する。操作部12は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、トラックボール等)や音声入力装置等の入力デバイスを備えていてもよい。
表示部13は、制御部17から入力される表示制御信号に従って、取得したデータ(例えば、心拍、心電図等)等の各種情報、各種操作画面等の表示を行う。表示部13は、例えば、タッチパネル付の液晶ディスプレイで構成されてもよく、この場合は表示部及び操作部として機能する。
記憶部14は、取得したデータ(例えば、心拍、心電図等)等を保存するための記憶装置である。記憶部14は、例えば、不揮発性メモリカードのような着脱可能な記憶媒体(以降、着脱可能記憶媒体)を用いるものであっても、内蔵不揮発性メモリや内蔵ハードディスクドライブのように、着脱できないものであっても、両者を備えていてもよい。
通信部15は、例えば、携帯電話回線や無線LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して、他の端末、例えば、携帯電話、コンピュータ、サーバー等との間で取得したデータを送受信する通信処理を行う。なお、通信部15は、無線による通信に限らず、有線による通信が可能であってもよい。
報知部16は、例えば、スピーカーやブザーであり、生体情報表示装置10を使用する救急隊員(ユーザー)に警報を報知する。本実施の形態の場合、例えば、患者Pの心拍の心拍数が所定範囲内の心拍数でないと制御部17が判断した場合、報知部16を用いて、警報を報知する。このとき、制御部17は、表示部13に警報を表す表示を行うようにしてもよい。
制御部17は、上述した操作部12、表示部13、記憶部14、通信部15、報知部16やレーダ装置21、心電計22、パルスオキシメータ23、カメラ24等を制御して、生体情報表示装置10全体の動作を制御する。制御部17は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等により構成される。制御部17のCPUは、ROMに記憶されている処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行する。
[生体情報表示装置の動作、生体情報表示方法]
上述した構成を有する生体情報表示装置10の動作や生体情報表示方法の一例を、図3~図5を参照して説明する。ここで、図3は、生体情報表示装置10による生体情報表示方法の一例を説明するフローチャートである。図4は、図3に示すフローチャートにおける計測及び表示のサブルーチンを説明するフローチャートである。図5は、レーダ装置21により計測された生体信号から心拍信号を抽出する方法を説明する図である。
(ステップS11)
救急搬送の患者Pが救急車両30の車内に搬入される前に、装置本体11の制御部17は、レーダ装置21により、救急車両30の車内の所定箇所(例えば、ストレッチャー40が配置される箇所)を対象とする計測を行う。ここでは、救急車両30の車内における定在波(ノイズ)を計測するため、レーダ装置21により、患者Pが搬入される前のバックグランド信号Sgが計測されている(図5を参照)。計測されたバックグランド信号Sgは、記憶部14に記憶される。
(ステップS12)
制御部17は、患者Pが救急車両30の車内に搬入されたかどうかを確認する。例えば、患者Pがストレッチャー40に乗せられて、救急車両30の車内に搬入され、ストレッチャー40が救急車両30の所定箇所に固定されるとする。制御部17は、例えば、ストレッチャー40の重量を検知するセンサー等により、ストレッチャー40上に患者Pが存在するかどうかを判断して、患者Pが救急車両30の車内に搬入されたかどうかを確認する。制御部17は、患者Pが救急車両30の車内に搬入されたと確認できない場合(NO)、確認できるまで、ステップS12を繰り返し、確認できた場合(YES)、ステップS13へ進む。
(ステップS13)
患者Pが救急車両30の車内に搬入されたと確認できた場合、制御部17は、患者Pに対して、レーダ装置21による心拍の計測やカメラ24による撮影を自動的に開始する。計測された心拍や撮影された画像は、記憶部14に記憶される。このとき、制御部17は、レーダ装置21による心拍やカメラ24により撮影された画像(顔の画像)を表示部13に表示する。
ストレッチャー40が救急車両30の所定箇所に固定された後、心電計22の電極221やパルスオキシメータ23の測定プローブ231が救急隊員により患者Pに装着される。
(ステップS14)
制御部17は、計測開始の操作キーが押下されたかどうかを確認する。制御部17は、例えば、操作部12の計測開始用の操作キーが救急隊員により押下されたかどうかを確認する。制御部17は、計測開始の操作キーが押下されたと確認できない場合(NO)、確認できるまで、ステップS14を繰り返し、確認できた場合(YES)、ステップS15へ進む。
(ステップS15)
制御部17は、計測開始の操作キーが押下されると、心電計22による心電図の計測やパルスオキシメータ23による酸素飽和度、脈拍等の計測を開始し、計測した信号を記憶部14に記憶する。
(ステップS16)
心電計22で計測した心電図(本発明における第2生体信号)S2には、患者Pの心拍の信号(本発明における第2心拍信号)が含まれており、心電図から心拍を取得することができる(図5を参照)。
パルスオキシメータ23で計測した透過光量(本発明における第2生体信号)には、患者Pの心拍に関連する脈拍の信号(本発明における第2心拍信号)が含まれており、透過光量の変動から脈拍を取得することができる。
レーダ装置21から放射した電磁波信号の反射信号(本発明における第1生体信号)S1には、患者Pの心拍の信号(本発明における第1心拍信号)が含まれている。レーダ装置21は、反射信号S1を信号処理することにより、心拍を取得することができる。しかしながら、レーダ装置21で計測した反射信号S1には、上述したように、患者Pの近くにいる者(例えば、介助者等)や物体から反射する反射波が混入したり、他の検査機器からの電磁波が干渉したりする可能性がある。
そこで、本実施の形態では、制御部17において、心電計22で取得した心拍やパルスオキシメータ23で取得した脈拍に同期又は近似する周期の信号を反射信号S1から抽出する。このようにして、患者Pの心拍の信号(第1心拍信号)を求め、心拍を取得するようにしている。
例えば、心電計22で計測した図5に示す心電図S2から心拍を取得し、その心拍の周期T2を求める。そして、レーダ装置21で計測した図5に示す反射信号S1から心電計22で取得した心拍の周期T2に同期又は近似する周期T1の信号を抽出する。このとき、図5に示す反射信号S1から図5に示すバックグランド信号Sgを、例えば、フィルタリングや周波数スペクトラム解析等の波形処理等により除去する。また、このとき、図5に示す反射信号S1から呼吸による信号や不規則な体動による信号も、例えば、フィルタリングや周波数スペクトラム解析等の波形処理等により除去する。このようにして、図5に示すような心拍信号Shを求めることができ、心拍を取得することができる。なお、患者P以外の人の心拍や呼吸を計測して、図5に示す反射信号S1から、計測された患者P以外の人の心拍や呼吸の信号を除去するようにしてもよい。
レーダ装置21と同時に計測している心電計22の心拍やパルスオキシメータ23の脈拍を用いて、レーダ装置21で計測した反射信号から患者Pの心拍の信号(第1心拍信号)を求めるので、正確な心拍を取得することができる。また、心電計22の心拍やパルスオキシメータ23の脈拍の取得前に計測したレーダ装置21の心拍についても、同様の方法を用いて、記録されている反射信号から患者Pの心拍の信号を改めて求めれば、正確な心拍を取得することができる。
そして、一度、心電計22で取得した心拍やパルスオキシメータ23で取得した脈拍に同期又は近似する周期の信号を反射信号から抽出してしまえば、レーダ装置21は、同様の周期の信号を反射信号から抽出することができる。これにより、もし、心電計22の電極221やパルスオキシメータ23の測定プローブ231が外れてしまって、心電計22やパルスオキシメータ23の計測が継続できていない状態になっても、非接触のレーダ装置21は、心拍の計測を継続して行うことができる。
例えば、患者Pが意識的に又は無意識に心電計22の電極221やパルスオキシメータ23の測定プローブ231を外しても、心拍に関して、レーダ装置21で途切れなく計測することができる。
また、心電計22の電極221やパルスオキシメータ23の測定プローブ231を長時間装着することが難しい患者Pに対しては、これらの少なくとも一方を一時的に装着できればよい。一時的に(短時間の間)計測できた心電計22の心拍又はパルスオキシメータ23の脈拍を用いて、レーダ装置21で計測した反射信号から患者Pの心拍の信号(第1心拍信号)を求めて、正確な心拍を取得することができる。例えば、火傷等により、患者Pに心電計22の電極221やパルスオキシメータ23の測定プローブ231を長時間装着することが難しい場合に適用可能である。
(ステップS17)
以上のような場合を考慮して、本実施の形態では、以下に説明する計測及び表示のサブルーチンを実行する(図4を参照)。
(ステップS17-1)
制御部17は、心電計22、パルスオキシメータ23及びレーダ装置21による患者Pの生体情報の計測を継続し、カメラ24による患者の撮影を継続する。
(ステップS17-2)
制御部17は、心電計22やパルスオキシメータ23が患者Pの生体情報を取得できているかどうかを判断する。例えば、心電計22やパルスオキシメータ23で計測される信号がない場合、生体情報を取得できていないと判断する。生体情報を取得できている場合(YES)、ステップS17-3へ進み、生体情報を取得できていない場合(NO)、ステップS17-4へ進む。
(ステップS17-3)
生体情報を取得できている場合、制御部17は、心電計22の心拍やパルスオキシメータ23の脈拍を表示部13に表示する。ステップS17は、図3に示すように、計測が終了するまで、繰り返し実行される。そのため、心電計22の電極221やパルスオキシメータ23の測定プローブ231が装着されている間は、装置本体11(制御部17)は、心電計22の心拍やパルスオキシメータ23の脈拍を表示部13に表示する。
(ステップS17-4)
一方、生体情報を取得できていない場合、制御部17は、レーダ装置21での心拍を表示部13に表示する。つまり、心電計22での心拍やパルスオキシメータ23での脈拍が取得不能となったときには、装置本体11(制御部17)は、心電計22での心拍やパルスオキシメータ23での脈拍からレーダ装置21での心拍に切り換えて表示部13に表示する。
このようにして、生体情報表示装置10は、心拍に関して、レーダ装置21で途切れなく正確に計測することができ、途切れなく正確に表示することができる。
なお、表示する優先順位を決めて、表示を切り換えるようにしてもよい。例えば、まず、心電計22での心拍を表示し、これが取得不能の場合、パルスオキシメータ23での脈拍を表示し、これも取得不能の場合、レーダ装置21での心拍を表示するようにしてもよい。
また、レーダ装置21による心拍と共に、心電計22の心拍やパルスオキシメータ23の脈拍が計測できている場合、これらを全て表示部13に表示するようにしてもよい。また、心電計22の心拍やパルスオキシメータ23の脈拍が取得不能になった後、再装着することにより、再び取得可能になった場合、これらを表示部13に表示するようにしてもよい。
また、レーダ装置21による心拍については、心電計22の心拍やパルスオキシメータ23の脈拍に基づいて、その信頼度を評価し、表示するようにしてもよい。例えば、レーダ装置21による心拍と、心電計22の心拍又はパルスオキシメータ23の脈拍との一致度を計算し、その一致度を信頼度として、表示してもよい。また、心電計22の心拍とパルスオキシメータ23の脈拍の両方が計測できている場合、これら両方とレーダ装置21による心拍との一致度が高いときには、より高い信頼度として、表示するようにしてもよい。
(ステップS17-5)
表示部13に表示される患者Pの心拍は、制御部17により監視されている。制御部17は、表示される心拍数が所定範囲内の心拍数であるか否かを判断する。表示される心拍数が所定範囲内であれば(YES)、本サブルーチンを終了して、ステップS18へ進む。一方、表示される心拍数が所定範囲内でなければ(NO)、つまり、所定範囲未満の心拍数であったり、所定範囲を超える心拍数であったりした場合には、ステップS17-6へ進む。
(ステップS17-6)
表示される心拍数が所定範囲内の心拍数でない場合、報知部16(例えば、スピーカーやブザー)を用いて、生体情報表示装置10を使用する救急隊員に警報を報知する。このとき、上述したように、制御部17は、表示部13に警報を表す表示を行うようにしてもよい。そして、警報の報知後、ステップS18へ進む。
ここで、レーダ装置21により取得された心拍は、時系列データとして、記憶部14に記憶される。このとき、心電計22やパルスオキシメータ23で心電図、酸素飽和度、脈拍が計測できているときには、これらと関連付けて、記憶部14に時系列データとして記憶される。
また、このとき、カメラ24で患者Pの顔を撮影できているときは、撮影した画像データと関連付けて、記憶部14に時系列データとして記憶してもよい。
そして、記憶部14に記憶された時系列データは、必要に応じて、外部に出力するよう構成されている。例えば、患者Pの搬送先の病院に到着時に、通信部15(本発明における出力部)を介して、搬送先の病院側のコンピュータ等に時系列データを送信するようにする。
また、上述したように、心拍数が所定範囲内でない場合、報知部16を用いて、警報を報知するが、このとき、通信部15を介して、搬送先の病院側に時系列データと共に警報を送信するようにしてもよい。このとき、患者Pの心拍の状態(例えば、頻脈、徐脈等の不整脈の状態等)に応じ、例えば、頻脈や徐脈が発生した時刻にマーカーを付すと共に、マーカーに関連付けて、患者Pの顔を撮影した画像を添付するようにする。これにより、搬送先の病院側へ患者Pの緊急度合いが伝わることになり、患者Pが搬送先の病院へ到着する前に、患者Pの受け入れ態勢を整えることができ、患者Pの処置開始時間を短縮することができる。
また、記憶部14が着脱可能記憶媒体を有している場合には、制御部17(本発明における出力部)は、記憶部14に記憶された時系列データを着脱可能記憶媒体に出力するようにしてもよい。この場合、着脱可能記憶媒体を生体情報表示装置10から取り出して、患者Pの搬送先の病院に渡すようにする。
また、記憶部14に記憶された時系列データは、通信部15を介して、サーバー等に送信するようにしてもよい。この場合、搬送先の病院側は、サーバーにアクセスすることで、搬送された患者Pの時系列データを取得することができる。
このようにして、救急搬送した患者Pの時系列データを搬送先の病院側に渡すことができるので、搬送先の病院での患者Pの処置開始時間を短縮することができる。
(ステップS18)
制御部17は、計測が終了かどうかを判断する。例えば、操作部12の計測終了用の操作キーが救急隊員により押下されることにより、計測が終了する場合には、制御部17は、当該操作キーが押下された否かで、計測が終了かどうかを判断する。計測が終了する場合(YES)、一連の処理を終了し、計測が終了しない場合(NO)、ステップS17へ戻る。
以上説明した一連の処理により、生体情報表示装置10は、心電計22やパルスオキシメータ23の計測が継続できない状態になった場合でも、レーダ装置21を用いて、正確な心拍を表示することができる。
[生体情報表示装置の変形例]
上記実施の形態では、生体情報表示装置10は、救急車両30の車内に設置されているが、例えば、病院、個人住宅、老人介護施設等の室内に設置されてもよい。この場合においても、レーダ装置21及びカメラ24は、上方から患者Pの生体情報を取得できればよく、例えば、室内の天井に設置される。また、生体情報表示装置10をトロリー等に設置することにより、移動可能にしてもよく、例えば、生体情報表示装置10が設置されたトロリーを訪問診療車等に乗せれば、訪問先に持ち運ぶことができる。この場合においても、レーダ装置21及びカメラ24が上方から患者Pの生体情報を取得できるように、トロリーに設置すればよい。
また、上記実施の形態では、生体情報表示装置10は、レーダ装置21、心電計22、パルスオキシメータ23、カメラ24を用いているが、心拍又は心拍に関連する情報を取得可能であれば、心電計22やパルスオキシメータ23以外の装置を用いてもよい。
また、上記実施の形態では、レーダ装置21を用いて、心拍を取得しているが、呼吸(呼吸数)も取得可能であり、生体情報表示装置10は、呼吸数を表示するようにしてもよい。また、生体情報表示装置10においては、心拍や呼吸数に基づいて、患者Pのストレスを評価するようにしてもよく、ストレスの度合いを表示するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、カメラ24を備えているので、患者Pの顔の位置だけでなく、患者Pの胸部の位置も、カメラ24で認識するようにしてもよい。この場合、カメラ24で認識した患者Pの胸部の位置に基づいて、レーダ装置21からの電磁波信号が患者Pの胸部に向けて放射できるよう、レーダ装置21の向きを調整できるよう構成してもよい。
また、上記実施の形態では、心電計22で取得した心拍やパルスオキシメータ23で取得した脈拍に同期又は近似する周期の信号をレーダ装置21で計測した反射信号から抽出しているが、同じ又は近似する周期の信号で位相差がある信号を抽出してもよい。例えば、心電計22で取得した心拍やパルスオキシメータ23で取得した脈拍と、レーダ装置21で計測した反射信号から求めた心拍との間の位相差Phを予め求めておく(図5を参照)。この位相差Phは、生体情報表示装置10において、心電計22やパルスオキシメータ23とレーダ装置21との間の固有のもの(信号遅延等)である。
従って、レーダ装置21で計測した反射信号S1において、心電計22で取得した心拍から位相差Ph離れた位置(又は、その近傍の位置)にある信号を抽出することで、図5に示すような心拍信号Shを求めることができ、心拍を取得することができる。つまり、心電計22で取得した心拍やパルスオキシメータ23で取得した脈拍と心電計22で取得した心拍とが同じ又は略同じ周期ではあるが、位相差Phがある場合には、上記の方法で、心拍信号Shを求めることができる。
なお、上記実施の形態や変形例は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、又は、その主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 生体情報表示装置
11 装置本体
12 操作部
13 表示部
14 記憶部
15 通信部
16 報知部
17 制御部
21 レーダ装置
22 心電計
221 電極
23 パルスオキシメータ
231 測定プローブ
24 カメラ
30 救急車両
31 床面
32 天井
33 壁面
40 ストレッチャー

Claims (6)

  1. 放射された電磁波信号が生体で反射された反射信号に基づいて、前記生体の心拍の第1心拍信号を含む第1生体信号を非接触で取得する第1取得部と、
    前記生体に接触して、前記生体の心拍又は心拍に関連する第2心拍信号を含む第2生体信号を取得する第2取得部と、
    前記第2生体信号から前記第2心拍信号を抽出し、前記第1生体信号から前記第2心拍信号と同じ又は近似する周期の前記第1心拍信号を抽出し、抽出された前記第1心拍信号に基づく心拍を表示する表示部と、
    を備える、
    生体情報表示装置。
  2. 前記表示部は、前記第1生体信号から、前記第2心拍信号との間に所定の位相差を有する信号を前記第1心拍信号として抽出し、抽出された前記第1心拍信号に基づく心拍を表示する、
    請求項1に記載の生体情報表示装置。
  3. 前記表示部は、前記第2取得部で前記第2生体信号を取得しているときには、前記第2心拍信号に基づく心拍を表示し、前記第2取得部で前記第2生体信号が取得不能となったときには、前記第2心拍信号に基づく心拍から前記第1心拍信号に基づく心拍に切り換えて表示する、
    請求項1又は2に記載の生体情報表示装置。
  4. 表示される前記心拍の心拍数が所定範囲内の心拍数でない場合、警報を報知する報知部を備える、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の生体情報表示装置。
  5. 前記第2生体信号から求めることができる生体情報を前記第1心拍信号に基づく心拍と関連付けて外部に出力する出力部を備える、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の生体情報表示装置。
  6. 前記第2取得部は、心電計又はパルスオキシメータである、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の生体情報表示装置。
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