JP2023004074A - Nft情報管理システムおよびnft情報管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】NFTの所有者のみが閲覧できる秘密情報をNFTの管理情報に付加することによって、NFTの資産価値を向上させる。【解決手段】ブロックチェーン上の識別子を保有するNFT(Non-Fungible Token)に特定の情報を付加するNFT情報管理システムであって、ネットワーク上に設けられた各ユーザページ内に、NFTを保存する保存部12と、前記保存部に保存されているNFTに任意の秘密情報を暗号化した状態で付加する秘密情報付加部14と、を備え、前記暗号化されNFTに付加された秘密情報は、復号化情報を用いて復号化したときにのみ閲覧可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、ブロックチェーン上の識別子を保有するNFT(Non-Fungible Token)に特定の情報を付加する技術に関する。
従来、デジタルデータは容易にコピーや改竄ができるため、現物の宝石や絵画などのような資産価値があるとはみなされてこなかったが、ブロックチェーンがこの状況を変え、ブロックチェーン上のデジタルデータは、参加者相互の検証が入ることによって、コピーや改竄を困難とし、デジタルデータに資産価値を付与することができるようになった。そして、デジタルデータに唯一無二の価値を持たせることを可能にしたのがNFT(Non-Fungible Token)である。NFTとは、「偽造不可能な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のことであり、暗号資産(仮想通貨)と同じく、ブロックチェーン上で発行され、取引される。
特許文献1には、NFTを、NFTとは別の対象物についての取引等の管理に利用する技術が開示されている。すなわち、スマートコントラクトを実行可能であるブロックチェーンにより発行されたNFTに対応付けられた対象物の管理のために、前記NFTを操作する方法である。この方法は、スマートコントラクトの呼び出しに用いられるデータが付与された対象物を準備し、前記対象物に付与されたデータを用いたネットワークアクセスを、管理サーバが受け付け、前記ネットワークアクセスを受け付けた前記管理サーバが、前記NFTに対する操作を実行させるために、前記データを用いて、前記スマートコントラクトを呼び出すことを含む。
また、特許文献2には、ブロックチェーンに基づく資産権利管理システムが開示されている。この資産権利管理システムは、予めブロックチェーンネットワーク上で資産に対応する資産スマートコントラクトを発布し、資産スマートコントラクトを実行して資産の所有権を示す均質化した所有権トークンを生成し、所有権トークンに基づいて対応すると共に均質化していない資産の使用権を示す使用権トークンを生成する。資産スマートコントラクトが使用権トークンの取引により獲得した収益金額を受領すると、使用権トークンを移譲すると共に利益分配金額を計算して所有権者に発送し、資産権利管理および収益の利便性を向上する技術的効果を達成する。
特許第6710401号明細書 特開2021-072116号公報
ブロックチェーンにおいては、一般ユーザは、ある物にNFTを関連付けて転売することによってロイヤリティを得ることができるように構成されているが、その物が、例えば企業や個人によって作られた場合、第三者が無断でその物にNFTを関連付けると法的問題に発展する恐れがあるため、このような問題が生じないよう、商品の作り手の権利を管理する必要がある。商品の作り手の権利を管理することによって、商品の作り手と一般ユーザとの間で公認のロイヤリティの設定が可能となり、著作権の問題が解消されると共に、作り手のブランド力が向上することとなる。今後、ますますブロックチェーンにおけるNFTの商取引が活発化することが予想されるが、ブロックチェーンにおいて資産の管理を適切に行なうと共に、その資産の価値を向上させる仕組みが期待される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、NFTの所有者のみが閲覧できる秘密情報をNFTの管理情報に付加することによって、NFTの資産価値を向上させることができるNFT情報管理システムおよびNFT情報管理プログラムを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明のNFT情報管理システムは、ブロックチェーン上の識別子を保有するNFT(Non-Fungible Token)に特定の情報を付加するNFT情報管理システムであって、ネットワーク上に設けられた各ユーザページ内に、NFTを保存する保存部と、前記保存部に保存されているNFTに任意の秘密情報を暗号化した状態で付加する秘密情報付加部と、を備え、前記暗号化されNFTに付加された秘密情報は、復号化情報を用いて復号化したときにのみ閲覧可能となることを特徴とする。
(2)また、本発明のNFT情報管理システムにおいて、前記秘密情報付加部は、前記NFTの所有権が移転された場合、既に付加されている秘密情報が保持された状態で、新しい秘密情報を付加することを特徴とする。
(3)また、本発明のNFT情報管理システムにおいて、前記秘密情報は、テキストデータ、音声データ、動画データまたは静止画データの少なくとも一つであることを特徴とする。
(4)また、本発明のNFT情報管理システムにおいて、前記秘密情報は、特定の商品に対応付けられたNFTの所有権を取得する権利を示す情報であることを特徴とする。
(5)また、本発明のNFT情報管理システムにおいて、前記NFTの所有権を取得したユーザは、第一次所有者としてNFTに記録され、前記NFTが転売されるたびにブロックチェーンを介して前記ユーザに収益が付与されることを特徴とする。
(6)また、本発明のNFT情報管理プログラムは、ブロックチェーン上の識別子を保有するNFT(Non-Fungible Token)に特定の情報を付加するNFT情報管理プログラムであって、ネットワーク上に設けられた各ユーザページ内に、NFTを保存する処理と、前記保存されているNFTに任意の秘密情報を暗号化した状態で付加する処理と、前記暗号化されNFTに付加された秘密情報を、復号化情報を用いて復号化する処理と、を少なくとも含み、前記秘密情報は、復号化されたときにのみ閲覧可能となることを特徴とする。
(7)また、本発明のNFT情報管理プログラムは、前記NFTの所有権が移転された場合、既に付加されている秘密情報が保持された状態で、新しい秘密情報が付加されることを特徴とする。
(8)また、本発明のNFT情報管理プログラムにおいて、前記秘密情報は、テキストデータ、音声データ、動画データまたは静止画データの少なくとも一つであることを特徴とする。
(9)また、本発明のNFT情報管理プログラムにおいて、前記秘密情報は、特定の商品に対応付けられたNFTの所有権を取得する権利を示す情報であることを特徴とする。
(10)また、本発明のNFT情報管理プログラムにおいて、前記NFTの所有権を取得したユーザは、第一次所有者としてNFTに記録され、前記NFTが転売されるたびにブロックチェーンを介して前記ユーザに収益が付与されることを特徴とする。
本発明によれば、唯一無二のNFTに秘密情報が付加されるため、NFTの資産価値を高めることが可能となる。
本発明の実施形態に係るNFT情報管理システムの概略構成を示す図である。 従来のブロックチェーンで行われてきたNFTの商取引の概要を示す図である。 商品の所有者がNFTの電子証明書に秘密情報を付加する際の画面遷移の例を示す図である。 デジタル商品に付加された秘密情報の一例を示す図である。 WORDのパスワード設定機能を利用する場合の画面表示例である。 秘密情報としてのWORDファイルをNFTの電子証明書にアップロードする様子を示す図である。 商品の所有者がNFTの電子証明書に秘密情報を付加する際の動作の概略を示すフローチャートである。 ユーザAが本実施形態に係るNFT情報管理システムにログインし、商品一覧ページで購入するNFTを選択する様子を示す図である。 NFTを購入したユーザAのマイページの一例を示す図である。 シークレットメッセージが表示された様子を示す図である。 NFTの購入からシークレットメッセージの閲覧までの手順を示すフローチャートである。
[本発明の構成]
図1は、本発明の実施形態に係るNFT情報管理システムの概略構成を示す図である。本発明のNFT情報管理システム10は、ブロックチェーン1上の識別子を保有するNFT(Non-Fungible Token)に特定の情報を付加するNFT情報管理システム10であって、ネットワーク上に設けられた各ユーザページ内に、NFTを保存する保存部12と、保存部12に保存されているNFTに任意の秘密情報を暗号化した状態で付加する秘密情報付加部14と、を備える。暗号化されNFTに付加された秘密情報は、端末装置18などにおいて、復号化情報を用いて復号化したときにのみ閲覧可能となる。
ブロックチェーン1は、分散型ネットワークを構成する複数のコンピューターに、暗号技術を組み合わせ、取引情報などのデータを同期して記録する構成を採っている。一定期間の取引データをブロック単位にまとめ、コンピューター同士で検証し合いながら正しい記録をチェーン(鎖)のようにつないで蓄積する仕組みであることから、ブロックチェーンと呼ばれる。また、「分散型台帳」と呼称される場合もある。このブロックチェーン1の仕組みは、ブロックと呼ばれるデータの単位を生成し、時系列に沿ってチェーンのようにつないでいくことによって、データベースが構築される。各ブロックは、連結されたブロックの一つ前の「ハッシュ値(ハッシュ関数により計算された値)」を持っており、ハッシュ地を遡ることで、データが推移してきた履歴を辿ることができる。
このようなブロックチェーンでは、従来から、NFTの商取引が行われてきた。図2は、従来のブロックチェーンで行われてきたNFTの商取引の概要を示す図である。(1)商品(創作物など)の作者が、他人であるAへNFTを販売すると、所有権がAへ移動し、商品と引き換えにAが作者へ代金を払う。この際、デジタルデータ上のNFTのブロックチェーンシステムに、所有権が移転したことが書き込まれる。これにより、NFTの証明書によって、物の流れと所有が把握される。また、作者には、転売されるたび収益が付与される。ここで、作者に付与される収益は、取り決めにより販売価格の一定割合と定められることが多い。(2)次に、所有者となったAが、Bへ商品を転売する。NFTの証明書には、AからBへ所有権が移ったことが書き込まれる。BはAへ商品の代金を支払う。その際、NFTのシステムにおいて、転売料金の一定割合が収益として作者へ付与される。(3)次に、所有者となったBが、Cへ商品を転売する。NFTの証明書には、BからCへ所有権が移ったことが書き込まれる。CはBへ商品の代金を支払う。その際、NFTのシステムにおいて、転売料金の一定割合が収益として作者へ付与される。
このように、従来のブロックチェーンで行われてきたNFTの商取引では、転売されるたびに作者へ転売料金の一定割合が収益として付与されてきたが、次のような長所と短所を有している。すなわち、長所としては、商品が転売されるたびに、作者には半永久的に収益が付与される。また、物の所有権がきちんと管理されているため、コピー品との区別が明確にされることとなる。さらに、商品が有名になるほど価値が上がることとなる。コピー商品が出回れば出回るほど、本物の価値が上がることとなる。一方、短所としては、もともと「レアな商品」や「限定的商品」しか機能しない場合がある。作者が収益を得るためには、物流(転売)が発生しなければならない。本発明の実施形態は、この短所を解消することを可能とする。
[本発明のコンセプト]
本実施形態では、一例として、NFTの電子証明書に作者の思いを、テキストデータ、静止画データ、動画データ若しくは音声またはこれらの組み合わせによって記述する。例えば、著名な画家の絵に込められた思いは、表明されなければ本来わかりえない情報である。しかし、NFTの電子証明書内に作者(この場合画家)の絵に込められた思い(例えば、テキストデータによるシークレットメッセージ)を記述することによって、その絵の所有権が移転されると共に、購入者だけが、そのシークレットメッセージを知ることができ、所有の証明ができる。
すなわち、「画家(作者)により描かれた絵画X」がNFTとして扱われ、画家(作者)の思いがテキストデータなどでNFTの電子証明書に暗号化された秘密情報として付加される。その後、その絵画XがAという人物へ販売されたとすると、Aから画家(作者)へ代金が支払われ、Aにその絵画Xの所有権が移転する。Aには、絵画Xの所有者として秘密情報を復号化するパスワードが付与され、Aは、自分にしか閲覧できないテキストデータを閲覧することが可能となる。
また、絵画Xの所有者は、新たにその絵画Xに対する思いを秘密情報として絵画Xに対応するNFTの電子証明書に付加することができる。例えば、「モナ・リザ」などの高名な絵画は、元々価値の高いものであるが、例えば、盗まれたり、コピー品が出回ったりすることで認知度がより高まる場合があり、その結果、原物の価値がより高まることがある。「時代が物語を作り、原物の価値を上げる」といえる。さらに、時代が作った物語の他に、所有者の思いを付加させることによって、その商品を所有した時にしか知りえない物語を知ることができるようになる。
[NFTのブロックチェーン内の所有者しか知りえないシークレットメッセージと追加メッセージ]
本実施形態では、売買も含め物の所有権が移転する際に、商品(物、作品)に込められた想い・願い・背景・思い出・気持ち・メッセージを、NFTのブロックチェーン上にシークレットメッセージとして記載できることを特徴としている。
NFT(非代替性トークン)のブロックチェーンを用いて、作者や作り手のメッセージ(言葉やデータ・画像、動画)を、その所有者のみが知りえることと、それを所持していること証明ができるこれにより、商品に込められた思いは、購入者にしか知りえない情報になるため、唯一無二としてより付加価値があるものとして提供できる。
また、購入者はNFTのブロックチェーンを用いて商品へメッセージ(言葉やデータ・画像、動画)を追加する権利を得ることができ、商品を手放した際にも思いをデータとして残し伝えることができる。所有権が移転されるごとに、NFTのブロックチェーンを用いてメッセージ(秘密情報)を付加し、時と共に物語が付いていくものになっていく。つまり、ブロックチェーンを用いたシステムにおいて、NFTを所有した人の思いが付加し続け、その商品にまつわる物語がつながり続けることとなる。
例えば、有名人が被災地の施設に送った絵本も貴重であるが、有名人がNFTのブロックチェーン内に残した思いが絵本のNFTに入り、所有者が変わるたびにメッセージが増えていくとすると、その絵本の価値は高まっていくと考えられる。
[NFTの電子証明書に秘密情報を付加]
図3Aは、商品の所有者がNFTの電子証明書に秘密情報を付加する際の画面遷移の例を示す図である。所有者がログイン画面30において、ID(電子メールアドレス)とパスワードを入力すると、ログインをすることができる。そして、ログイン後の画面31にて、電子証明書の項目を選択すると、電子証明書の内容表示画面32に遷移し、編集用画面33において、情報を編集することができるようになる。編集用画面33において、所有者は「新しい作品名」、「新しい紹介文」、「新しい秘密情報(シークレットメッセージ)」を仕込むことができる。「新しい秘密情報(シークレットメッセージ)」は、アップロードボタン34を操作し、後述する手順例に基づいて、付加することができる。編集が完了すると、その所有者のマイページ35にその商品の情報が表示される。なお、図3における「氏名または名称」はあくまでも仮称であって、実在する人物を示しているわけではない。
図4は、デジタル商品に付加された秘密情報の一例を示す図である。ここでは、例えば、WORDというアプリケーションによって、秘密情報として作成されたファイル40を示す。ファイル40には、静止画像データおよびテキストデータが含まれているものとする。このファイル40を暗号化する際、本実施形態では、WORDのパスワード設定機能を利用して、秘密情報を暗号化する例を示すが、本発明は、これに限定されるわけではなく、システム上でパスワードを設定し、所有者がダウンロードボタンを操作したときにパスワードの入力を求める方法を採ることも可能である。
図5は、WORDのパスワード設定機能を利用する場合の画面表示例である。図5に示すように、WORDファイルを保存する際に、ファイルを選択するためのダイアログボックス50が開かれると共に、パスワードを設定するためのオプションを選択することが可能となる。このように、秘密情報としてのWORDファイルを暗号化することが可能となる。
図6Aは、秘密情報としてのWORDファイルをNFTの電子証明書にアップロードする様子を示す図である。編集画面において、Secretmessageuploadボタン62を操作すると、ダイアログボックスが開き、所有者が所望のWORDファイルを選択し、アップロードすることが可能となる。同様に、NFTuploadボタン61を操作すると、NFTをアップロードすることが可能となる。画面例63は、アップロードされたデジタル商品とシークレットメッセージがアップロードされた様子を示す。
図6Bは、商品の所有者がNFTの電子証明書に秘密情報を付加する際の動作の概略を示すフローチャートである。まず、製作し、または購入したNFTを保存部12へ保存する(ステップS1)。次に、上述した方法で秘密情報を暗号化する(ステップS2)。そして、暗号化した秘密情報をNFT情報管理システムにアップロードして(ステップS3)、終了する。これにより、NFTの電子証明書に秘密情報(シークレットメッセージ)を付加することが可能となる。
[NFTの購入からシークレットメッセージの閲覧]
図7は、ユーザAが本実施形態に係るNFT情報管理システムにログインし、商品一覧ページで購入するNFTを選択する様子を示す図である。図7において、商品一覧ページ70では、複数のNFTのサムネールが表示されており、そのうちの一つのNFTサムネール71を選択した様子を示している。NFTサムネール71を選択すると、商品出品ページ72が開かれ、NFTサムネール71の内容が閲覧できるようになる。商品出品ページ72では、「ニックネーム:HHHHHHH」という所有者のNFTの詳細が表示される。ユーザAが購入ボタン73を操作すると、そのNFTを購入することが可能となる。
図8は、NFTを購入したユーザAのマイページの一例を示す図である。NFTを購入したユーザAは、NFT情報管理システムから電子メールによってログインURLおよびシークレットメッセージのパスワードを入手する。ここでは、NFT情報管理システムにユーザ情報を登録した際のメールアドレスと、システム側で自動的に割り振られるユーザIDでログインすることができることとしている。ユーザAがログインすると、ログイン後のページを表す画面80において、購入したNFTの情報が表示される。図8の紙面に向かって右下には、シークレットメッセージを閲覧するためのURL81が表示されている。
図9Aは、シークレットメッセージが表示された様子を示す図である。図9Aに示すように、ユーザAは、ログイン後のページを表す画面80におけるURL81を操作し、電子メールによって取得したパスワードを入力すると、秘密情報としてのファイル40を閲覧することが可能となる。
図9Bは、NFTの購入からシークレットメッセージの閲覧までの手順を示すフローチャートである。まず、ユーザAが本実施形態に係るNFT情報管理システムにログインする(ステップS4)。次に、ユーザAが商品一覧ページで購入するNFTを選択すると、商品出品ページが開かれ、NFTサムネールの内容が閲覧できるようになる(ステップS5)。ユーザAが購入ボタンを操作すると、そのNFTを購入することが可能となる(ステップS6)。ユーザAがNFTを購入すると、ユーザAに対して、NFT情報管理システムから電子メールによってログインURLおよびシークレットメッセージのパスワードが送信される(ステップS7)。ユーザAがログインすると、購入したNFTの情報が表示される(ステップS8)。ユーザAが、ログイン後のページを表す画面におけるURLを操作し、ユーザAによって電子メールによって取得したパスワードが入力されると(ステップS9)、秘密情報としてのファイル表示される(ステップS10)。これにより、ユーザAは、自己にのみ閲覧可能な秘密情報(シークレットメッセージ)を閲覧することが可能となる。
[変形例]
以上説明したように、本実施形態に係るNFT情報管理システムは、ブロックチェーンに基づく資産の管理において、商品に関連つけられた所有者した者のみが知ることができるシークレットな情報(秘密情報)を付加することを特徴としている。また、所有者は、商品を購入した時に得られるパスワードを入力することにより、その秘密情報を閲覧することができる。
ここで、秘密情報へのアクセス方法については、商品を購入した際に所有者へ登録したメールアドレスに送られてくる形態を採ることができると共に、商品到着時に商品と同封された書面で確認する形態を採ることも可能である。また、パスワードの管理については、NFTの使用者(商品管理者)が行なう形態や、購入者毎に、所有と共に管理主体を変更できる形態をとることが可能である。
さらに、所有者のみが知ることができるシークレット情報が保管されたボックス内には、画像・動画・音声・言語(文字)・作品への想いや願いの他、商品や商品提供者に紐づくサービスを記載することが可能である。例えば、割引券や先行券、握手券、次回購入時に有益な券など特別な付加サービスを示す情報である。
例えば、ブロックチェーン上で自社の商品にNFTを関連付けると、商品が2次、3次と転売されるたびに自社にロイヤリティが入る仕組みとなっているが、他社製品についてNFTを関連付けると、法的なトラブルとなる恐れがある。しかし、本実施形態に係るNFT情報管理システムでは、他社商品(NFT)を購入した際に、秘密情報としてのシークレットメッセージ内に、新作の商品を購入するためのパスワードが記述されており、その他社商品のサイトに遷移し、そのパスワードを次の新作の商品を購入する権利として使用することができる。その新作の商品には、本来、その他社のみがNFTを関連付けることができるのであるが、本実施形態に係るNFT情報管理システムによれば、NFTを個人名義でその新作の商品に関連付けることが可能となる。これにより、一般の人が、その新作の商品のNFT所有者になることができ、購入意欲が向上することとなり、NFT市場の活性化が期待される。また、その購入者が他人へ転売する場合は、他社の新商品のパートナーページからの売買となるが、NFT所有者は、購入した人の名前として記録される。これにより、その商品が転売されるたびに、最初の購入者にロイヤリティが付与されることとなる。このように、シークレットメッセージを活用することによって、商品にNFTを関連付ける権利のみならず、様々な権利を付与することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係るNFT情報管理システムは、表面化されていない所有者の心のメッセージを電子証明書に秘密情報として付加することによって、薄れていく作者や所有者の心のメッセージをNFTのブロックチェーンに込めることができ、所有者しか知りえない情報を商品とともに得ることができる。
その結果、所有権が移転するほど、商品に物語が足されていき、商品の付加価値となり、購買意欲を向上させることが可能となる。
1 ブロックチェーン
10 NFT情報管理システム
12 保存部
14 秘密情報付加部
18 端末装置
30 ログイン画面
31 ログイン後の画面
32 内容表示画面
33 編集用画面
34 アップロードボタン
35 マイページ
40 ファイル
50 ダイアログボックス
61 NFTuploadボタン
62 Secretmessageuploadボタン
63 画面例
70 商品一覧ページ
71 NFTサムネール
72 商品出品ページ
73 購入ボタン
80 ログイン後のページを表す画面

Claims (10)

  1. ブロックチェーン上の識別子を保有するNFT(Non-Fungible Token)に特定の情報を付加するNFT情報管理システムであって、
    ネットワーク上に設けられた各ユーザページ内に、NFTを保存する保存部と、
    前記保存部に保存されているNFTに任意の秘密情報を暗号化した状態で付加する秘密情報付加部と、を備え、
    前記暗号化されNFTに付加された秘密情報は、復号化情報を用いて復号化したときにのみ閲覧可能となることを特徴とするNFT情報管理システム。
  2. 前記秘密情報付加部は、前記NFTの所有権が移転された場合、既に付加されている秘密情報が保持された状態で、新しい秘密情報を付加することを特徴とする請求項1記載のNFT情報管理システム。
  3. 前記秘密情報は、テキストデータ、音声データ、動画データまたは静止画データの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1または請求項2記載のNFT情報管理システム。
  4. 前記秘密情報は、特定の商品に対応付けられたNFTの所有権を取得する権利を示す情報であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のNFT情報管理システム。
  5. 前記NFTの所有権を取得したユーザは、第一次所有者としてNFTに記録され、前記NFTが転売されるたびにブロックチェーンを介して前記ユーザに収益が付与されることを特徴とする請求項4記載のNFT情報管理システム。
  6. ブロックチェーン上の識別子を保有するNFT(Non-Fungible Token)に特定の情報を付加するNFT情報管理プログラムであって、
    ネットワーク上に設けられた各ユーザページ内に、NFTを保存する処理と、
    前記保存されているNFTに任意の秘密情報を暗号化した状態で付加する処理と、
    前記暗号化されNFTに付加された秘密情報を、復号化情報を用いて復号化する処理と、を少なくとも含み、前記秘密情報は、復号化されたときにのみ閲覧可能となることを特徴とするNFT情報管理プログラム。
  7. 前記NFTの所有権が移転された場合、既に付加されている秘密情報が保持された状態で、新しい秘密情報が付加されることを特徴とする請求項6記載のNFT情報管理プログラム。
  8. 前記秘密情報は、テキストデータ、音声データ、動画データまたは静止画データの少なくとも一つであることを特徴とする請求項6または請求項7記載のNFT情報管理プログラム。
  9. 前記秘密情報は、特定の商品に対応付けられたNFTの所有権を取得する権利を示す情報であることを特徴とする請求項6または請求項7記載のNFT情報管理プログラム。
  10. 前記NFTの所有権を取得したユーザは、第一次所有者としてNFTに記録され、前記NFTが転売されるたびにブロックチェーンを介して前記ユーザに収益が付与されることを特徴とする請求項9記載のNFT情報管理プログラム。

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