JP2023002087A - Fluid pump and fluid transfer device - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、流体ポンプ及び流体移送装置に関する。 The present disclosure relates to fluid pumps and fluid transfer devices.
従来、流体ポンプが知られている。たとえば、特開2003-269375号公報には、モータの回転が伝動シャフトを介してポンプに伝達される流体ポンプが開示されている。伝動シャフトは、ポンプ近傍などにおいて玉軸受により回転自在に支持されている。 Fluid pumps are known in the prior art. For example, JP-A-2003-269375 discloses a fluid pump in which rotation of a motor is transmitted to the pump via a transmission shaft. The transmission shaft is rotatably supported by ball bearings near the pump.
伝動シャフトを玉軸受で支持する構成では、当該玉軸受の玉と軌道輪との間などに接触部があるため、当該接触部での疲労・摩耗などにより玉軸受の定期的な交換が必要となる。このため、上述した構成ではメンテナンス性に改善の余地がある。一方で、非接触な状態で伝動シャフトを支持するため、電磁石を利用した磁気軸受を利用することも考えられる。しかし、この場合、当該電磁石からの発熱のため、たとえば極低温の液体や熱に弱い液体などに対して流体ポンプを適用できないなど、移送する液体に関して制約が発生する。 In a configuration in which the transmission shaft is supported by ball bearings, there are contact areas between the balls and bearing rings of the ball bearings, so it is necessary to periodically replace the ball bearings due to fatigue and wear at the contact areas. Become. For this reason, there is room for improvement in maintainability in the configuration described above. On the other hand, in order to support the transmission shaft in a non-contact state, it is conceivable to use a magnetic bearing using an electromagnet. However, in this case, due to the heat generated by the electromagnet, there are restrictions on the liquid to be transferred, for example, the fluid pump cannot be applied to extremely low temperature liquids or liquids that are sensitive to heat.
本開示は、上記のような課題を解決するために成されたものであり、本開示の目的は、メンテナンス性に優れ、移送対象の液体に関する制約の少ない流体ポンプおよび流体移送装置を提供することである。 The present disclosure has been made to solve the problems described above, and an object of the present disclosure is to provide a fluid pump and a fluid transfer device that are excellent in maintainability and have few restrictions on the liquid to be transferred. is.
本開示に係る流体ポンプは、回転体と、筐体と、軸受とを備える。回転体は、インペラと回転軸とを有する。回転軸は、インペラに接続される。筐体は、回転体を内部に保持する。軸受は、回転体を筐体に対して回転可能に支持する。軸受は、第1軸受と第2軸受とを含む。第1軸受は、回転体を筐体に対して回転可能に支持する。第2軸受は、回転体において、第1軸受よりインペラ側に配置される。第2軸受は、回転体を筐体に対して回転可能に支持する。第2軸受はフォイル軸受である。 A fluid pump according to the present disclosure includes a rotating body, a housing, and bearings. The rotating body has an impeller and a rotating shaft. A rotating shaft is connected to the impeller. The housing holds the rotating body inside. The bearing rotatably supports the rotating body with respect to the housing. The bearings include a first bearing and a second bearing. The first bearing rotatably supports the rotating body with respect to the housing. The second bearing is arranged closer to the impeller than the first bearing in the rotating body. The second bearing rotatably supports the rotating body with respect to the housing. The second bearing is a foil bearing.
本開示に係る流体移送装置は、容器と、上記流体ポンプと、流通管路とを備える。容器は流体を収容する。流体ポンプは、インペラが容器の内部に配置されるように、容器に設置される。流通管路は、容器と接続されており、流体ポンプにより運動エネルギーが付与された流体を流通させる。 A fluid transfer device according to the present disclosure includes a container, the fluid pump described above, and a flow conduit. A container contains a fluid. A fluid pump is installed in the container such that the impeller is located inside the container. The circulation line is connected to the container and circulates the fluid to which kinetic energy has been applied by the fluid pump.
上記によれば、メンテナンス性に優れ、移送対象の液体に関する制約の少ない流体ポンプおよび流体移送装置が得られる。 According to the above, it is possible to obtain a fluid pump and a fluid transfer device that are excellent in maintainability and have few restrictions on the liquid to be transferred.
以下、本開示の実施の形態を説明する。なお、同一の構成には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。 Embodiments of the present disclosure will be described below. In addition, the same reference numerals are given to the same configurations, and the description thereof will not be repeated.
<流体移送装置の構成>
図1は、本実施の形態に係る流体移送装置の構成を示す模式図である。図1に示すように、本実施形態に係る流体移送装置は、たとえば低温液化ガス移送装置であって、流体ポンプ100と、容器2と、流通管路110とを主に備える。流通管路110は、流入部3と、流出部4とを含む。流体ポンプ100は、たとえば低温液化ガス用ポンプである。なお、流体ポンプ100は以下において単にポンプ100と記載する場合がある。
<Configuration of Fluid Transfer Device>
FIG. 1 is a schematic diagram showing the configuration of a fluid transfer device according to this embodiment. As shown in FIG. 1, the fluid transfer device according to this embodiment is, for example, a cryogenic liquefied gas transfer device, and mainly includes a
流体ポンプ100は流体循環ポンプの一種であり、容器2の外部に配置されている部分と、容器2の内部に配置されている部分とを含む。流体ポンプ100は、容器2の圧力壁5に取り付けられている。流体ポンプ100の詳細は後述する。
The
容器2は、低温液化ガスなどの流体、特に低温流体を内部に貯留するためのものである。低温流体は、例えば液体窒素(LN2)である。容器2は、耐圧容器として構成されており、内部に低温流体を貯留する本体部と、圧力壁5とを含む。本体部はたとえば上部に開口部が形成されている。圧力壁5は本体部の開口部を塞ぐように、本体部に接続されている。圧力壁5は、容器2において低温流体を貯留する内部空間に面している。圧力壁5は、図1に示すように例えば容器2の上記内部空間の上方に配置されている。図2に示すように、圧力壁5には、貫通孔5aが形成されている。圧力壁5の当該貫通孔5aには、流体ポンプ100において容器2の内部に配置されている部分が挿通されている。貫通孔5aの孔軸は、例えば後述する流体ポンプ100のシャフトである回転軸9を構成する第1軸の中心軸と同軸状に配置されている。
The
貫通孔5aの周囲に位置する圧力壁5の部分には、圧力壁5の上面5bに開口し凹んでいる凹部(有底の雌ねじ)が配置されている。当該凹部は、固定部材14がねじ込まれる部分である。圧力壁5を構成する材料は、法令等によって高圧ガスの収容容器の構成材料としての使用が認められている材料であり、例えばステンレス鋼(SUS)またはアルミニウム(Al)を含む。
In a portion of the
流入部3は、容器2の上記内部空間と接続されている管路を含む。低温流体は、流入部3の当該管路を通って容器2内に流入する。流出部4は、容器2の上記内部空間と接続されている管路を含む。低温流体は、流出部4の当該管路を通って容器2内から流出する。
The
流入部3および流出部4は、低温流体が流通する流通管路110の一部として構成されている。当該流通管路110は、図示しないリザーバタンクおよび図示しない冷凍機を含む。流入部3は、例えばリザーバタンクに接続されている。流出部4は、例えば冷凍機と接続されている。
The
また、異なる観点から言えば、上述した流体移送装置1は、流体である特に低温流体を収容する容器2と、上記流体ポンプ100と、流入部3および流出部4を含む流通管路110とを備える。流体ポンプ100は、図2に示すようにインペラ8が容器2の内部に配置されるように、容器2に設置される。流通管路110では、流入部3が容器2と接続されており、流出部4が図2に示すポンプ部の流出口20に接続されている。流通管路110は、流体ポンプ100により運動エネルギーが付与された低温流体LGを流通させるためのものである。
From a different point of view, the above-described fluid transfer device 1 includes a
<流体ポンプの構成>
図2は、図1に示した流体移送装置1に用いられる流体ポンプ100の構成を示す概略断面図である。図3は、図2の線分III-IIIにおける断面模式図である。
<Configuration of Fluid Pump>
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing the configuration of the
図2および図3に示されるように、流体移送装置1に用いられるポンプの1例としての流体ポンプ100は、図1に示した流体移送装置1における容器2の圧力壁5に配置された貫通孔5aを塞ぐように配置される。流体ポンプ100は、外郭部材である筐体40として、容器2の内部に配置される第1筐体部6と、容器2の外部に配置される第2筐体部7とを備える。ここで、容器2の内部とは、容器2の圧力壁5の外周面5bに対して内側に位置する部分を意味する。また、容器2の外部とは、容器2の圧力壁5の外周面5bに対して外側に位置する部分を意味する。第1筐体部6および第2筐体部7は、容器2の圧力壁5と別体として構成されている。
As shown in FIGS. 2 and 3, a
図2に示されるように、第1筐体部6は、インペラ8および回転軸9からなる回転体50のうち、インペラ8、回転軸9の第1部9aを内部に収容している。第1筐体部6には、開口部としての流入口21および流出口20が配置されている。流入口21は、第1筐体部6の下方端部に配置され、下方に開口している。流出口20は、インペラ8の中心軸の延在方向(回転軸9の中心軸の延在方向)から見たインペラ8の外周面の接線方向に開口している。
As shown in FIG. 2 , the
第1筐体部6は、第1ケーシング部6aと、第2ケーシング部6bと、第3ケーシング部6cとを含む。第1ケーシング部6aは、第1筐体部6の第2筐体部7側である上端側に位置する。第1ケーシング部6aは、第2筐体部7の下方端部と接続されている。具体的には、第1ケーシング部6aの上面(第2筐体部7側の表面)において外周に位置する部分が、第2筐体部7の下面(第1筐体部6側の表面)に接続、固定されている。第1ケーシング部6aは、圧力壁5の貫通孔5aに嵌め込まれている。
The
第2ケーシング部6bは、第1ケーシング部6aに接続される。第2ケーシング部6bは第1ケーシング部6aから容器2の内部に延びるように配置されている。第2ケーシング部6bは円筒状の形状を有している。第2ケーシング部6bの内部には回転軸9の第1部9aが配置されている。
The
第3ケーシング部6cは、第2ケーシング部6bにおいて第1ケーシング部6aと接続された上方と反対側(下方)に位置する。第3ケーシング部6cは第2ケーシング部6bと接続されている。第3ケーシング部6cの内部には、インペラ8と、インペラ8の延長軸部8aと、フォイル軸受である第2軸受30とが配置されている。回転軸9において第2筐体部7から離れた側の端部である第1端部9eに、インペラ8が接続されている。インペラ8において、回転軸9側と反対側に突出するように延長軸部8aが形成されている。延長軸部8aに対向する位置に第2軸受30が配置されている。第2軸受30の構成については後述する。
The
第2筐体部7の下方端部は、容器2の圧力壁5に形成された貫通孔5a上に配置される。第2筐体部7の下方端部は、貫通孔5aの縁部に沿って配置されている。図2に示されるように、第2筐体部7は、回転軸9の第2部9b、モータ10、ラジアル磁気軸受である第1軸受11、およびスラスト磁気軸受12を内部に収容している。
A lower end of the
第2筐体部7は、例えば第1ハウジング部7aと、第2ハウジング部7bと、第3ハウジング部7cとを含む。第1ハウジング部7aは筒状部材である。第2ハウジング部7bは、第1ハウジング部7aの上方(第1筐体部6側と反対側)に接続されている。第2ハウジング部7bは筒状部材である。第3ハウジング部7cは、第2ハウジング部7bの上方端部(上端の開口部)を覆うように構成された、蓋状部材である。第3ハウジング部7cは第2ハウジング部7bの上方に接続されている。第3ハウジング部7cの上部にはコネクタ15が配置されている。
The
具体的には、第1ハウジング部7aおよび第2ハウジング部7bの上方および下方には、外側に突出したフランジ部が形成されている。これらのフランジ部には貫通孔が形成されている。第1ハウジング部7aの下方のフランジ部には固定部材としてのネジが挿入されている。当該ネジの先端部は圧力壁5のネジ穴(図示せず)に挿入固定されている。この結果、第1ハウジング部7aは圧力壁5に固定される。第1ハウジング部7aの上方のフランジ部と、第2ハウジング部7bの下方のフランジ部とは、貫通孔が重なるように重ねて配置される。当該貫通孔を貫通するように固定部材としてのネジが挿入固定される。この結果、第1ハウジング部7aと第2ハウジング部7bとが固定される。第2ハウジング部の上方のフランジ部と、第3ハウジング部7cの外周部とが重なるように配置される。第3ハウジング部7cの外周部には貫通孔が形成されている。第2ハウジング部7bのフランジ部の貫通孔と第3ハウジング部7cの外周部の貫通孔とは重なっている。当該貫通孔を貫通するように、固定部材としてのネジが挿入固定される。このようにして、第1ハウジング部7a、第2ハウジング部7bおよび第3ハウジング部7cが連結されて第2筐体部7が構成される。第2筐体部7の外周面は、例えば大気に曝されている。
Specifically, outwardly projecting flange portions are formed above and below the
第1筐体部6および第2筐体部7を構成する材料は、法令等によって高圧ガスの収容容器の構成材料としての使用が認められている材料であり、例えばステンレス鋼(SUS)またはアルミニウム(Al)を含む。
The material constituting the
インペラ8は、回転軸9が回転することにより回転し、容器2内の低温流体LGに運動エネルギーを付与する。すなわち本発明においてインペラ8の回転により移送される低温流体LGは低温液化ガス(液体窒素など)であることが好ましい。インペラ8は、例えば遠心羽根車として構成されている。
The
回転軸9は、第1部9aおよび第2部9bを含む。回転軸9の延在方向において、第1部9aの第1端部9eは上述したようにインペラ8に接続されている。第1部9aの他端は第2部9bの一端に接続されている。第1部9aの中心軸は、第2部9bの中心軸と同軸状に配置されている。回転軸9の中心軸は、第1部9aおよび第2部9bの中心軸であって、インペラ8の中心軸と同軸状に配置されている。回転軸9は、モータ10により回転駆動される。回転軸9の第2部9bは、第2筐体部7によりラジアル磁気軸受である第1軸受11およびスラスト磁気軸受12を介して非接触で支持されている。回転軸9は、中心軸がモータ10の回転軸と同軸となるように支持されている。回転軸9の中心軸の延在方向は、例えば鉛直方向に沿っている。
The
ラジアル磁気軸受である第1軸受11は、例えば上記延在方向においてモータ10の両側に2つ配置されている。モータ10の上側に第1軸受11を構成する一方軸受11aが配置されている。モータ10の下側に第1軸受11を構成する他方軸受11bが配置されている。一方軸受11aおよび他方軸受11bは、互いに独立して制御される。すなわち、回転軸9は一方軸受11aおよび他方軸受11bにより、並進2軸および回転2軸の4自由度の姿勢を支持される。回転軸9の第2部9bには、モータ10が接続されている。また、回転軸9の第2部9bは、第1軸受11によって第2筐体部7に支持されている。スラスト磁気軸受12は、回転軸9の第2部9bの他端よりも上方に配置されている。回転軸9、モータ10、第1軸受11およびスラスト磁気軸受12は、インペラ8を回転駆動する駆動部を構成している。
For example, two
図3に示すように、インペラ8から突出する延長軸部8aに対向するように、第2軸受30が配置されている。第2軸受30は、インペラ8の延長軸部8aを回転可能に支持している。第2軸受30はフォイル軸受である。
As shown in FIG. 3, the
フォイル軸受である第2軸受30は、弾性部材31と、トップフォイル32と、外方部材33とを主に備える。トップフォイル32は、延長軸部8aを囲むように配置されている。トップフォイル32は、延長軸部8aに面する環状部と、当該環状部の一カ所から外側に延びる端部32aとを含む。トップフォイル32の環状部を囲むように、弾性部材31が配置されている。弾性部材31は、トップフォイル32を支持する弾性体であって、たとえば複数の屈曲部が形成された帯状の金属材料からなる。なお、弾性部材31は、トップフォイル32を弾性的に支持できれば任意の構成を採用できる。外方部材33は、延長軸部8a、トップフォイル32および弾性部材31を内部に保持する開口部が形成された部材である。外方部材33の当該開口部の内壁には、凹部33aが形成されている。凹部33aには、トップフォイル32の端部32aが挿入固定されている。また、外方部材33の開口部の内壁とトップフォイル32との間には弾性部材31が変形可能に配置されている。
The
フォイル軸受である第2軸受30は、減衰性に優れ、制振効果が高い。つまり、第2軸受30は回転軸9の振れ回りなどの異常な動作を減衰させる減衰機構として機能する。そのため、回転軸9側と反対側に位置する領域に、インペラ8の延長軸部8aを形成し、当該延長軸部8aを第2軸受30によって支持することができる。第2軸受30としてのフォイル軸受を構成する材料としては、熱伝導率の小さい金属、例えばステンレス鋼を用いてもよい。
The
なお、フォイル軸受である第2軸受30のトップフォイル32と延長軸部8aとの互いに対向する面は、回転軸9が静止した状態では互いに接触している。回転軸9の回転に伴って周囲の低温流体または低温流体が気化した気体が、上記対向する面の間に吸い込まれる。この結果、当該対向する面間の領域での圧力が上がることにより、延長軸部8aをトップフォイル32に対して非接触とした状態で、延長軸部8aを支持できる。このように、起動停止時にはトップフォイル32の延長軸部8a側の表面(軸受面)が短時間ではあるが延長軸部8aと接触して摺動する。そのため、図4に示すように、第2軸受30の耐久性を向上させるために、トップフォイル32および延長軸部8aの互いに対向する面のいずれか一方、または両方に保護層32b、8bを設けてもよい。ここで、図4は、図1に示した流体移送装置に用いられる流体ポンプの変形例を説明するための断面模式図である。図4は図3に対応する。
The opposing surfaces of the
図4に示した流体ポンプは、基本的には図1および図2に示した流体ポンプ100と同様の構成を備えるが、第2軸受30または延長軸部8aの構成が図1および図2に示した流体ポンプ100と異なっている。図4に示した流体ポンプは、インペラ8の延長軸部8a表面に形成された保護層8b、およびトップフォイル32の表面に形成された保護層32bの少なくともいずれか一方を備えている。保護層32bは、トップフォイル32において回転軸9に面する表面に形成されている。保護層8bは、回転軸9においてトップフォイル32に面する表面に形成されている。保護層8b、32bを構成する材料としては、たとえばセラミックスや硬質金属を用いることができる。
The fluid pump shown in FIG. 4 basically has the same configuration as the
図5は、図1に示した流体移送装置に用いられる流体ポンプの変形例を示す概略断面図である。図5に示した流体ポンプ100は、基本的には図1および図2に示した流体ポンプ100と同様の構成を備えるが、回転軸9に設置されたモータ10、第1軸受11、スラスト磁気軸受12の配置が図1および図2に示した流体ポンプ100と異なっている。図5に示した流体ポンプ100では、回転軸9の第2部9bにおいて、第1部9aから遠い側からモータ10、第1軸受11を構成する一方軸受11a、スラスト磁気軸受12、第1軸受11を構成する他方軸受11bが並ぶように配置されている。このような構成であっても、図1および図2に示した流体ポンプ100と同様の効果を得ることができる。
5 is a schematic cross-sectional view showing a modification of the fluid pump used in the fluid transfer device shown in FIG. 1. FIG. The
図6は、図1に示した流体移送装置に用いられる流体ポンプの変形例を示す概略断面図である。図6に示した流体ポンプ100は、基本的には図1および図2に示した流体ポンプ100と同様の構成を備えるが、インペラ8に対する第2軸受30の相対的な配置が図1および図2に示した流体ポンプ100と異なっている。図6に示した流体ポンプ100では、第2軸受30がインペラ8から見て回転軸9側に配置されている。第2軸受30は回転軸9の第1端部9eを回転可能に支持している。
6 is a schematic cross-sectional view showing a modification of the fluid pump used in the fluid transfer device shown in FIG. 1. FIG. The
第2軸受30は、インペラ8が収容されている第3ケーシング部6c内に配置されている。第3ケーシング部6cにおける第1軸受11側の表面である上面には凹部が形成されている。当該凹部の内部に第2軸受30が配置されている。第2軸受30のトップフォイル32(図3参照)の内周側に回転軸9の第1端部9eが配置されている。このような構成であっても、図1および図2に示した流体ポンプ100と同様の効果を得ることができる。
The
図7は、図1に示した流体移送装置の変形例を示す概略断面図である。図7に示した流体移送装置は、基本的には図1に示した流体移送装置と同様の構成を備えるが、流体移送装置における流通管路110の構成が図1に示した流体移送装置と異なっている。図7に示した流体移送装置では、たとえばリザーバタンクに接続された流通管路110である入力配管111がインペラ8の流入口21に接続されている。また、インペラ8の流出口20には流通管路110である出力配管112が接続されている。出力配管112は、たとえば超電導コイルなどの冷却対象に接続されている。冷却対象は図示しない配管によってたとえばリザーバタンクと接続されている。流体ポンプ100が駆動することにより、低温流体がリザーバタンクから入力配管111を介して流体ポンプ100へ供給されるとともに、出力配管112を介して冷却対象へ送り出される。
FIG. 7 is a schematic cross-sectional view showing a modification of the fluid transfer device shown in FIG. The fluid transfer device shown in FIG. 7 basically has the same configuration as the fluid transfer device shown in FIG. different. In the fluid transfer device shown in FIG. 7 , an
なお、回転軸9において、延長軸部8aを図2に示した構成より長くして、インペラ8と第2軸受30との間の距離をさらに大きくしてもよい。また、図6に示した構成において、第2軸受30とインペラ8との間の距離をさらに大きくしてもよい。たとえば、インペラ8と第2軸受30との間の距離を、インペラ8の厚み(回転軸9の延在方向に沿った方向での厚み)より大きくしてもよい。
In the
<作用効果>
本開示に係る流体ポンプ100は、回転体50と、筐体40と、軸受とを備える。回転体50は、インペラ8と回転軸9とを有する。回転軸9は、インペラ8に接続される。筐体40は、回転体50を内部に保持する。軸受は、回転体50を筐体40に対して回転可能に支持する。軸受は、第1軸受11と第2軸受30とを含む。第1軸受11は、回転体50を筐体40に対して回転可能に支持する。第2軸受30は、回転体50において、第1軸受11よりインペラ8側に配置される。第2軸受30は、回転体50を筐体40に対して回転可能に支持する。第2軸受30はフォイル軸受である。
<Effect>
A
このようにすれば、回転体50においてインペラ8に延長軸部8aを形成し、当該延長軸部8aを、制振効果の高いフォイル軸受である第2軸受30によって支持しているので、回転体50の回転を安定して維持できる。このように、電力などは不用でありかつ非接触で支持が可能なフォイル軸受(第2軸受30)によって、回転体50のインペラ8側を支持することで、長寿命かつメンテナンスフリーな流体ポンプ100を実現できる。また、回転体50のインペラ8側を第2軸受30によって非接触状態で支持するので、従来のように玉軸受などで回転体50のインペラ8側を支持していた場合より回転体50の高速回転化を図ることができる。
With this arrangement, the
上記流体ポンプ100において、第2軸受30は、トップフォイル32と、弾性部材31とを含んでもよい。トップフォイル32は、回転体50に面してもよい。弾性部材31は、トップフォイル32から見て回転体50と反対側に位置してもよい。流体ポンプ100は、保護層8b、32bを備えてもよい。保護層8b、32bは、トップフォイル32において回転体50に面する表面、および回転体50においてトップフォイル32に面する表面の少なくともいずれかに形成されてもよい。保護層8b、32bは、トップフォイル32および回転体50の材料より硬度の高い材料により構成されていてもよい。
In the
この場合、第2軸受30の停止時や起動時などにトップフォイル32と回転体50(たとえば延長軸部8aまたは回転軸9の一部)とが接触しても、当該トップフォイル32及び回転体50の摩耗を抑制できる。この結果、流体ポンプ100の耐久性を向上させることができる。
In this case, even if the
上記流体ポンプ100において、回転軸9は、第1端部9eと、第2端部9fとを含んでもよい。第2端部9fは、第1端部9eと反対側に位置してもよい。インペラ8は第1端部9eに接続されてもよい。インペラ8は、回転軸9側と反対側に突出する延長軸部8aを有してもよい。第2軸受30は、延長軸部8aにおいて回転体50を回転可能に支持してもよい。
In the
この場合、第2軸受30を構成するフォイル軸受は、支持する軸の組立精度および振れの大きさに対する許容範囲が大きいので、回転体50において振れが大きくなる軸端であるインペラ8近傍に面するように配置した場合でも正常に動作できる。また、トップフォイル32とバンプフォイル等のトップフォイル32を支持する弾性部材31との間で発生する固体間の摩擦力が、回転体50の振れ回りに対する減衰力として作用する。この結果、効果的に回転体50の振れ回りを抑制できる。
In this case, the foil bearing that constitutes the
上記流体ポンプ100において、回転軸9は、第1端部9eと、第2端部9fとを含んでもよい。第2端部9fは、第1端部9eと反対側に位置してもよい。インペラ8は第1端部9eに接続されてもよい。図6に示されるように、第2軸受30は、インペラ8から見て第1端部9e側に配置されてもよい。この場合も、図2などに示された流体ポンプ100と同様に回転体50の振れ回りを抑制できるとともに流体ポンプ100の耐久性を向上させることができる。
In the
上記流体ポンプ100において、第1軸受11は、一方軸受11aと他方軸受11bとを含んでいてもよい。一方軸受11aは回転軸9を支持してもよい。他方軸受11bは、一方軸受11aから回転軸9の延在方向に沿って間隔を隔てて配置されてもよい。他方軸受11bは回転軸9を支持してもよい。この場合、第1軸受11が一方軸受11aと他方軸受11bとを含み、これらの2つの軸受により回転軸9が支持されている。一方軸受11aと他方軸受11bとは独立して制御され得る。この場合、回転軸9はこれらの2つの軸受によって並進2軸および回転2軸の4自由度の姿勢について支持される。このため、回転軸9を安定して支持することができる。また、第1軸受11によって上記のように回転体50が支持されることから、第2軸受30は回転体50の振れ回りなどの異常動作を減衰させる減衰機構として機能すればよい。このような構成によっても、図2などに示された流体ポンプ100と同様の効果を得ることができる。
In the
上記流体ポンプ100は、モータ10を備えてもよい。モータ10は、回転軸9に接続され、回転軸9を回転させてもよい。モータ10は、一方軸受11aと他方軸受11bとの間の領域に配置されていてもよい。この場合、一方軸受11aと他方軸受11bとの間にモータ10を配置することで、モータ10によって回転軸9を安定して回転させることができる。
The
本開示に係る流体移送装置1は、容器2と、上記流体ポンプ100と、流通管路110とを備える。容器2は流体を収容する。流体ポンプ100は、インペラ8が容器2の内部に配置されるように、容器2に設置される。流通管路110は、容器2と接続されており、流体ポンプ100により運動エネルギーが付与された流体を流通させる。
A fluid transfer device 1 according to the present disclosure includes a
このようにすれば、流体ポンプ100における回転軸9の回転を安定して維持でき、長寿命かつメンテナンスフリーな流体移送装置1を得ることができる。
In this way, the rotation of the
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。矛盾のない限り、今回開示された実施の形態の少なくとも2つを組み合わせてもよい。本開示の基本的な範囲は、上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。 It should be considered that the embodiments disclosed this time are illustrative in all respects and not restrictive. As long as there is no contradiction, at least two of the embodiments disclosed this time may be combined. The basic scope of the present disclosure is indicated by the scope of claims rather than the above description, and is intended to include all changes within the scope and meaning of equivalents of the scope of claims.
1 流体移送装置、2 容器、3 流入部、4 流出部、5 圧力壁、5a 貫通孔、5b 外周面、6 第1筐体部、6a 第1ケーシング部、6b 第2ケーシング部、6c 第3ケーシング部、7 第2筐体部、7a 第1ハウジング部、7b 第2ハウジング部、7c 第3ハウジング部、8 インペラ、8a 延長軸部、8b,32b 保護層、9 回転軸、9a 第1部、9b 第2部、9e 第1端部、9f 第2端部、10 モータ、11 第1軸受、11a 一方軸受、11b 他方軸受、12 スラスト磁気軸受、14 固定部材、15 コネクタ、20 流出口、21 流入口、30 第2軸受、31 弾性部材、32 トップフォイル、32a 端部、33 外方部材、33a 凹部、40 筐体、50 回転体、100 流体ポンプ、110 流通管路、111 入力配管、112 出力配管、LG 低温流体。
Reference Signs List 1
Claims (7)
前記回転体を内部に保持する筐体と、
前記回転体を前記筐体に対して回転可能に支持する軸受とを備え、
前記軸受は、
前記回転体を前記筐体に対して回転可能に支持する第1軸受と、
前記回転体において、前記第1軸受より前記インペラ側に配置され、前記回転体を前記筐体に対して回転可能に支持する第2軸受とを含み、
前記第2軸受がフォイル軸受である、流体ポンプ。 a rotating body having an impeller and a rotating shaft connected to the impeller;
a housing that holds the rotating body inside;
a bearing that rotatably supports the rotating body with respect to the housing;
The bearing is
a first bearing that rotatably supports the rotating body with respect to the housing;
a second bearing disposed closer to the impeller than the first bearing in the rotating body and supporting the rotating body rotatably with respect to the housing;
A fluid pump, wherein the second bearing is a foil bearing.
前記回転体に面するトップフォイルと、
前記トップフォイルから見て前記回転体と反対側に位置する弾性部材と、を含み、
前記トップフォイルにおいて前記回転体に面する表面、および前記回転体において前記トップフォイルに面する表面の少なくともいずれかに形成された保護層を備える、請求項1に記載の流体ポンプ。 the second bearing,
a top foil facing the rotating body;
an elastic member located on the opposite side of the rotating body as viewed from the top foil,
2. The fluid pump according to claim 1, further comprising a protective layer formed on at least one of a surface of said top foil facing said rotating body and a surface of said rotating body facing said top foil.
前記インペラは前記第1端部に接続され、
前記インペラは、前記回転軸側と反対側に突出する延長軸部を有し、
前記第2軸受は、前記延長軸部において前記回転体を回転可能に支持する、請求項1または請求項2に記載の流体ポンプ。 The rotating shaft includes a first end and a second end opposite the first end,
the impeller is connected to the first end;
The impeller has an extension shaft portion protruding to the side opposite to the rotating shaft side,
3. The fluid pump according to claim 1, wherein said second bearing rotatably supports said rotor on said extension shaft portion.
前記インペラは前記第1端部に接続され、
前記第2軸受は、前記インペラから見て前記第1端部側に配置される、請求項1または請求項2に記載の流体ポンプ。 The rotating shaft includes a first end and a second end opposite the first end,
the impeller is connected to the first end;
3. The fluid pump according to claim 1, wherein said second bearing is arranged on said first end side when viewed from said impeller.
前記回転軸を支持する一方軸受と、
前記一方軸受から前記回転軸の延在方向に沿って間隔を隔てて配置され、前記回転軸を支持する他方軸受とを含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の流体ポンプ。 The first bearing is
a one-way bearing that supports the rotating shaft;
5. The fluid pump according to any one of claims 1 to 4, further comprising a second bearing that is spaced apart from the one bearing along the extending direction of the rotating shaft and supports the rotating shaft.
前記モータは、前記一方軸受と前記他方軸受との間の領域に配置されている、請求項5に記載の流体ポンプ。 A motor connected to the rotating shaft and rotating the rotating shaft,
6. The fluid pump according to claim 5, wherein said motor is arranged in a region between said one bearing and said other bearing.
前記インペラが前記容器の内部に配置されるように、前記容器に設置された請求項1~6のいずれか1項に記載の流体ポンプと、
前記容器と接続されており、前記流体ポンプにより運動エネルギーが付与された前記流体を流通させるための流通管路とを備える、流体移送装置。 a container containing a fluid;
a fluid pump according to any one of claims 1 to 6 installed in said container such that said impeller is disposed inside said container;
a fluid transfer device connected to the container and for circulating the fluid to which kinetic energy has been imparted by the fluid pump.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021103105A JP2023002087A (en) | 2021-06-22 | 2021-06-22 | Fluid pump and fluid transfer device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021103105A JP2023002087A (en) | 2021-06-22 | 2021-06-22 | Fluid pump and fluid transfer device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023002087A true JP2023002087A (en) | 2023-01-10 |
Family
ID=84797630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021103105A Pending JP2023002087A (en) | 2021-06-22 | 2021-06-22 | Fluid pump and fluid transfer device |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023002087A (en) |
-
2021
- 2021-06-22 JP JP2021103105A patent/JP2023002087A/en active Pending
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