JP2023002032A - 表示制御装置、表示制御方法および表示制御プログラム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法および表示制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ARコンテンツにおけるユーザビリティの向上を図る。【解決手段】表示制御装置は、周囲を撮像した撮像画像に多視点画像中の仮想オブジェクトを重畳して表示する表示制御部と、周囲に実在する実在オブジェクトが有する実在平面に対応する撮像画像中の仮想空間におけるオブジェクト平面を特定する特定部と、を備え、表示制御部は、仮想オブジェクトに関する文字列を含む付加情報をオブジェクト平面に重畳して表示する、ことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は表示制御装置、表示制御方法および表示制御プログラムに関する。
近年、インターネットを介して提供されるコンテンツとして、拡張現実(AR;Augmented Reality)が普及しつつある。このようなARにおいては、たとえば、仮想的な視点から見た3次元データを撮像画像に対して重畳表示する(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-95602号公報
しかしながら、従来技術では、たとえば、ARコンテンツにおけるユーザビリティの向上を図るうえで改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ARコンテンツにおけるユーザビリティの向上を図ることができる表示制御装置、表示制御方法および表示制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る表示制御装置は、周囲を撮像した撮像画像に多視点画像中の仮想オブジェクトを重畳して表示する表示制御部と、前記周囲に実在する実在オブジェクトが有する実在平面に対応する前記撮像画像中の仮想空間におけるオブジェクト平面を特定する特定部と、を備え、前記表示制御部は、前記仮想オブジェクトに関する文字列を含む付加情報を前記オブジェクト平面に重畳して表示する、ことを特徴とする。
本発明によれば、ARコンテンツにおけるユーザビリティの向上を図ることができる。
図1は、実施形態に係る表示制御システムの概要を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る多視点映像データベースに記憶する情報の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る表示制御装置の構成例を示すブロック図である。 図5は、実施形態に係る実在オブジェクト情報記憶部に記憶する情報の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る付加情報の表示態様の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る表示面の一例を示す模式図である。 図8は、実施形態に係る仮想オブジェクトと付加情報との関係性を示す模式図である。 図9は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施形態に係る表示制御装置が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る表示制御装置、表示制御方法および表示制御プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る表示制御装置、表示制御方法および表示制御プログラムが限定されるものではない。
[実施形態]
〔1.表示制御処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る表示制御処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る表示制御処理の一例を示す図である。
図1に示すように、実施形態に係る表示システムSは、たとえば、情報処理装置10と、表示制御装置50とを有する。情報処理装置10は、各表示制御装置50に対して、各種、AR(Augmented Reality)コンテンツを配信する情報処理装置である。情報処理装置10は、サーバ装置やクラウドシステムにより実現される。
図1に示すように、情報処理装置10は、多視点映像データベースを有しており、多視点映像データベースに登録された多視点映像をARコンテンツ100として提供する。ここで、多視点映像とは、それぞれ異なる視点から同時に撮影された静止画像若しくは動画像のデータをまとめたデータである。例えば、多視点映像を視聴する視聴者の視点位置が変わると、対応する視点位置から撮影された画像に切り替わって見える。
表示制御装置50は、たとえば、スマートフォンやHMD(Head Mount Display)などといった各種端末装置であり、情報処理装置10から配信されるARコンテンツ100をユーザへ視聴可能に提供する。
たとえば、表示制御装置50は、周囲を撮像した撮像画像Gに対して、情報処理装置10から配信される多視点映像の仮想オブジェクトOvを重畳表示したARコンテンツ100を提供する。すなわち、表示制御装置50は、いわゆるビデオシースルータイプのARコンテンツ100を提供する。なお、表示システムSで提供するARコンテンツ100は、ビデオシースルータイプに限られず、光学シースルータイプであってもよい。
ところで、たとえば、多視点映像のARコンテンツを提供するにあたり、ARコンテンツを視聴しているユーザが多視点映像中の仮想オブジェクトに関する感想やコメント等の投稿情報を投稿して、ARコンテンツ中にリアルタイムに表示する技術が望まれている。
具体的には、図1に示すように、たとえば、表示制御装置50は、情報処理装置10から多視点映像の配信を受け付ける(ステップS1)。たとえば、表示制御装置50は、配信された多視点映像に基づき、いわゆるストリーミング再生を行うことで、ARコンテンツ100を表示する。この際、表示制御装置50は、仮想オブジェクトを任意の視点位置からみた多視点画像に関する情報と、多視点映像中の仮想オブジェクトOv毎に設定された仮想オブジェクトの位置や形状に関する情報等を多視点映像として受け付ける。
続いて、表示制御装置50は、Lidarなどの測距センサの測距結果に基づき、周囲に実在する実在オブジェクトOrの形状や表示制御装置50から実在オブジェクトOrまでの距離等を算出する。そして、表示制御装置50から実在オブジェクトOrまでの距離等に基づき、実在オブジェクトOrが実際に存在する空間(以下、実空間)全体の大きさ、配置などといった実空間情報を推定する。続いて、表示制御装置50は、実空間情報を推定すると、撮像画像から仮想オブジェクトOvを表示する仮想的な表示面(以下、単に表示面)を設定する。図1に示す例では、表示制御装置50は、実在オブジェクトOrである床面に対応する撮像画像中のオブジェクト平面Vpを表示面に設定する。続いて、表示制御装置50は、表示面を設定すると、仮想オブジェクトOvを撮像画像Gに表示する(ステップS2)。
続いて、表示制御装置50は、実在オブジェクトOrである床面に対応する撮像画像G中のオブジェクト平面Vpを特定する(ステップS3)。表示制御装置50は、オブジェクト平面Vpを特定した場合に、ユーザに対してオブジェクト平面Vpが特定されたことを視認可能に通知してもよい。例えば、表示制御装置50は、オブジェクト平面Vpを特定した場合に、特定されたオブジェクト平面Vpに対応する領域を点滅表示させるなどして、ユーザに対してオブジェクト平面Vpが特定されたことを通知してもよい。例えば、表示制御装置50は、複数のオブジェクト平面Vpが特定された場合は、複数のオブジェクト平面Vpそれぞれを色違いで点滅表示させるなどして、ユーザに対して複数のオブジェクト平面Vpが特定されたことを通知してもよい。
続いて、表示制御装置50は、ユーザからオブジェクト平面Vpを指定する指定操作を受け付ける(ステップS4)。例えば、表示制御装置50は、指定操作の一例として、画面内のオブジェクト平面Vpが表示されている領域のうち任意の場所をユーザが指でタップする操作やフリックする操作を受け付けてよい。例えば、表示制御装置50は、複数の複数のオブジェクト平面Vpのうちいずれか一つのオブジェクト平面Vpが表示されている領域の任意の場所をユーザが指でタップする操作やフリックする操作を受け付けてよい。
続いて、表示制御装置50は、ユーザからオブジェクト平面Vpを指定する指定操作を受け付けた場合に、ユーザから仮想オブジェクトOvに関する投稿情報の投稿操作を受け付ける。例えば、表示制御装置50は、オブジェクト平面Vpを指定する指定操作を受け付けた場合に、ユーザが投稿情報を入力する入力フォームおよび投稿情報を投稿するために押下する送信ボタンを含むコンテンツを画面に表示してよい。そして、表示制御装置50は、ユーザが入力フォームに文字列を入力した後に送信ボタンを押下する操作を受け付けた場合に、投稿情報の投稿を受け付けてよい。
なお、表示制御装置50は、オブジェクト平面Vpを指定する指定操作と投稿情報の投稿操作を別々に受け付けてもよい。例えば、表示制御装置50は、投稿情報の投稿操作としてあらかじめ決められた任意の操作を受け付けた後に、オブジェクト平面Vpを指定する指定操作を受け付けてもよい。例えば、表示制御装置50は、投稿情報の投稿操作の一例として、ユーザが画面をタップする操作やフリックする操作、または表示制御装置50を振る操作や傾ける操作を受け付けてよい。
続いて、表示制御装置50は、ユーザによって指定されたオブジェクト平面Vpに投稿情報を重畳して表示する(ステップS5)。より具体的には、表示制御装置50は、サッカーの試合中にゴール脇に表示される「90°システム広告」のように投稿情報に含まれる文字列を錯視的に表示する。例えば、表示制御装置50は、ユーザの視点位置に応じて、投稿情報に含まれる文字列がオブジェクト平面Vpに対して垂直に立って見えるように、投稿情報に含まれる文字列を歪ませた表示態様で投稿情報をオブジェクト平面Vpに表示する。例えば、表示制御装置50は、ユーザの視点位置から見ると立体に見えるように、投稿情報に含まれる文字列を斜めに引き伸ばされた形でオブジェクト平面Vpに表示する。
図6は、実施形態に係る付加情報の表示態様の一例を示す図である。ここで、付加情報とは、仮想オブジェクトに関する文字列を含む情報のことを指す。例えば、付加情報には、文字列以外の情報(例えば、絵文字、顔文字および画像など)が含まれてよい。例えば、投稿情報は、付加情報の一例である。図6では、撮影画像中の仮想空間の床面が仮想オブジェクトOvの表示面であり、仮想オブジェクトOvの表示面とオブジェクト平面Vpとが同一の面である例を示す。図6に示すように、表示制御装置50は、錯視の効果によってユーザの視点位置から見ると立体に見えるように、オブジェクト平面Vpに歪んだ文字である「TEXT」を表示する。すると、錯視の効果により、ユーザの視点位置から見たときに知覚される知覚像は、オブジェクト平面Vpに対して「TEXT」の文字が垂直に立って見える。このように、表示制御装置50は、ユーザの視点の位置から見たときに、錯視の効果によって、仮想オブジェクトOvから所定距離だけ離れた手前側の空間に「TEXT」の文字が表示されて見えるように制御することができる。したがって、表示制御装置50は、付加情報によってARコンテンツの視聴を妨げないようにすることができる。
なお、図6では、表示制御装置50が仮想空間の床面であるオブジェクト平面Vpに付加情報を表示する場合について説明したが、表示制御装置50は仮想空間の天井(例えば、仮想オブジェクトの表示面と平行な平面)または壁面(例えば、仮想オブジェクトの表示面と垂直に交わる平面)に相当する平面に付加情報を表示してもよい。例えば、表示制御装置50は、錯視の効果によってユーザの視点位置から見ると立体に見えるように、仮想空間の天井または壁面に相当する平面に歪んだ文字である「TEXT」を表示してもよい。このように、表示制御部は、仮想オブジェクトの表示面とオブジェクト平面Vpとの位置関係に応じた表示態様で付加情報を表示する。
〔2.情報処理装置の構成例〕
次に、図2を用いて、情報処理装置10の構成例について説明する。図2は、情報処理装置10の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、情報処理装置10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを備える。
通信部20は、たとえば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、4G(Generation)、5G、LTE(Long Term Evolution)、Wifi(登録商標)若しくは無線LAN(Local Area Network)等といった各種の無線通信網若しくは各種の有線通信網といったネットワークを介して、外部装置との間で情報の送受信を行う。
記憶部30は、たとえば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部30は、多視点映像データベース31を有する。
多視点映像データベース31は、多視点映像を記憶するデータベースである。図3は、多視点映像データベース31に格納された情報の一例を示す図である。図3に示すように、多視点映像データベース31は、「映像ID」、「多視点映像」、「サイズ情報」、「音声」、「音源座標」などといった項目の情報を互いに対応付けて記憶する。
「映像ID」は、各多視点映像を識別するための識別子であり、「多視点映像」は、それぞれ異なる視点から同時に撮影された静止画像若しくは動画像のデータをまとめた情報である。具体的には、多視点映像データベース31に保存される多視点映像は、実在する被写体(アーティストである人物など)の周りに複数台の撮影機材を設置し撮影された映像である。なお、多視点映像データベース31に保存される多視点映像は、3次元モデルを複数の所定の視点からレンダリングした映像であってもよい。
「サイズ情報」は、多視点映像のサイズに関する情報を示し、たとえば、多視点映像に含まれる各仮想オブジェクトOvの実寸大の大きさに関する情報である。「音声」は、多視点映像とともに流す音声データを示し、「音源座標」は、多視点映像における音声データの音源の座標に関する情報である。
ARコンテンツ100として、アーティストの歌唱映像を提供する場合において、音声はアーティストが歌っている音源であり、音源座標は、アーティストの頭部(たとえば、口元)となる。
図2の説明に戻り、制御部40について説明する。制御部40は、たとえば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
図2に示すように、制御部40は、選択部41と、配信部42とを備える。選択部41は、各表示制御装置50から受け取った多視点映像の配信要求に基づき、対応する多視点映像を多視点映像データベース31から選択する。
たとえば、配信要求には、上記の映像IDに関する情報が含まれており、選択部41は、配信要求に含まれる映像IDに合致する多視点映像を多視点映像データベース31から選択する。
また、たとえば、多視点映像の配信中において、選択部41は、ARコンテンツ100に対するユーザの注視点情報を各表示制御装置50から受け取り、注視点情報に基づき、多視点映像に対する視点切替処理を行う。
たとえば、注視点情報は、実空間における撮像画像Gの撮像範囲や撮像向きに関する情報であり、ARコンテンツ100に表示される実空間に関する情報である。すなわち、ARコンテンツ100におけるユーザの注視点に関する情報である。たとえば、ユーザが表示制御装置50(たとえば、後述する外向きカメラ61)の位置を変化させた場合に注視点が変化し、変化した向きや変化量などに関する情報が注視点情報となる。
選択部41は、注視点情報に基づき、多視点映像に対する視点位置を選択することで、視点切替処理を行う。これにより、選択した視点位置から見た仮想オブジェクトOvの画像が生成される。その後、選択部41は、注視点情報の変化に追従させて視点位置を随時切り替える処理を行う。
配信部42は、選択部41によって選択された多視点映像を各表示制御装置50に対して配信する。なお、配信部42が配信する多視点映像は、時間的に連続する多視点画像であり、配信部42は、注視点情報に基づいて設定された視点位置から見た多視点画像を連続的に配信する。また、配信部42は、多視点映像とともに音声等に関する情報をあわせて表示制御装置50へ配信する。
〔3.表示制御装置の構成例〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る表示制御装置50の構成例について説明する。図4は、表示制御装置50の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、表示制御装置50は、通信部60、外向きカメラ61、内向きカメラ62、センサ群63、表示部64、音声出力部65、記憶部70および制御部80を備える。なお、各種センサは、表示制御装置50以外の他の装置に備えられたセンサであってもよい。
通信部60は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部60は、4G(Generation)、5G、LTE(Long Term Evolution)、Wifi(登録商標)若しくは無線LAN(Local Area Network)等といった各種の無線通信網若しくは各種の有線通信網といったネットワークを介して、外部装置との間で情報の送受信を行う。
外向きカメラ61は、表示制御装置50の外側(たとえば、表示部64の表示面とは逆側)を撮像するカメラであり、実空間を撮像する。たとえば、外向きカメラ61によって撮像された撮像画像は、ARコンテンツ100における仮想オブジェクトOvの背景画像として用いられる。内向きカメラ62は、表示制御装置50の内側(たとえば、表示部64の表示面側)を撮像するカメラであり、ARコンテンツ100を視聴するユーザを撮像する。
センサ群63は、例えば、表示制御装置50の姿勢や、実空間に存在する実在オブジェクトOrまでの距離を検出するための各種センサによって構成される。たとえば、センサ群63には、ジャイロセンサ、Lidarなどが含まれる。
例えば、センサ群63が備えるLidarは、表示制御装置50から実在オブジェクトOrまでの距離や実在オブジェクトOrの形状を算出する。
表示部64は、たとえば、タッチパネルディスプレイであり、ARコンテンツ100等の各種映像を表示するとともに、各種ユーザ操作を受け付ける。音声出力部65は、たとえば、サラウンドスピーカあるいはステレオスピーカであり、ARコンテンツ100とともに流れる各種音声を出力する。
記憶部70は、たとえば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部70は、マップ情報記憶部71および実在オブジェクト情報記憶部72を有する。
マップ情報記憶部71は、実空間のマップ情報を記憶する。たとえば、マップ情報とは、表示制御装置50の周辺環境を示す環境地図であり、後述する自己位置推定部81や実在オブジェクト推定部82による処理結果に基づいて作成される。
実在オブジェクト情報記憶部72は、実在オブジェクトOrに関する情報を記憶する。図5は、実在オブジェクト情報記憶部72に記憶する情報の一例を示す図である。図5に示すように、実在オブジェクト情報記憶部72は、「オブジェクトID」、「特徴量」、「オブジェクト情報」などといった項目の情報を互いに対応付けて記憶する。
「オブジェクトID」は、実在オブジェクトOrを識別するための識別子であり、「特徴量」は、実在オブジェクトOrの特徴量を示す。ここでの特徴量は、実在オブジェクトOrの外見の特徴を示す。「オブジェクト情報」は、実在オブジェクトOrの形状、表示制御装置50から実在オブジェクトOrまでの距離、および実空間における実在オブジェクトOrの位置を示す位置座標に関する情報を示す。
図4の説明に戻り、制御部80について説明する。制御部80は、たとえば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
図4に示すように、制御部80は、自己位置推定部81と、実在オブジェクト推定部82と、表示面設定部83と、表示制御部84と、音声制御部85と、特定部86と、受付部87を備える。
自己位置推定部81は、外向きカメラ61やセンサ群63から入力される各種情報に基づき、Slam(Simultaneous Localization and Mapping)等の技術を用いて実空間の環境地図を作成するとともに、環境地図内における表示制御装置50の座標(たとえば、ワールド座標)や姿勢を推定する。
また、自己位置推定部81は、作成した環境地図に関する情報をマップ情報としてマップ情報記憶部71に格納するとともに、推定した位置や姿勢に関する情報、すなわち、上記の注視点情報を表示面設定部83へ渡す。また、ARコンテンツ100の提供中においては、注視点情報は、情報処理装置10へも送信される。
実在オブジェクト推定部82は、周囲に実在する実在オブジェクトOrに関するオブジェクト情報を推定する。たとえば、実在オブジェクト推定部82は、外向きカメラ61によって撮影された撮像画像から実在オブジェクトOrを認識するとともに、実在オブジェクトの種別を推定する。
例えば、実在オブジェクト推定部82は、実在オブジェクト情報記憶部72に記憶された各実在オブジェクトOrの特徴量と、撮像画像中に含まれる対象物の特徴量とを比較することで、双方の特徴量の一致率から周囲の実在オブジェクトOrの種別を認識する。
また、実在オブジェクト推定部82は、Lidarなどのセンサ群63の検出結果に基づき、実在オブジェクトOrの形状、表示制御装置50から実在オブジェクトOrまでの距離、および実空間における実在オブジェクトOrの位置を示す位置座標を推定する。
図7は、撮影画像中の仮想オブジェクトOvを表示する仮想的な表示面(以下、単に表示面)の一例を示す模式図である。図7の例では、2つの仮想オブジェクトOv1、2を表示する場合について説明する。
表示面設定部83は、仮想オブジェクトOv1、2を共に内包可能な空間を仮想オブジェクトOv1、2を表示する表示領域Aとして設定し、表示領域Aの底面を表示面Apとして設定する。以下では、撮影画像中の仮想オブジェクトを内包可能な仮想的な空間のことを「仮想空間」と記載する場合がある。例えば、表示領域Aは、仮想空間に設定された空間である。
言い換えれば、表示面設定部83は、仮想オブジェクトOv1、2が内包できない空間を表示領域Aとして設定しない。これにより、たとえば、ARコンテンツ100において、仮想オブジェクトOvが、実空間の壁や天井を突き抜けて表示される誤表示をあらかじめ回避することができる。
その後、表示面設定部83は、設定した表示領域Aおよび表示面Apの座標情報をマップ情報記憶部71に書き込む。なお、たとえば、表示面Apは、実空間の床であるが、仮想オブジェクトOvの種類に応じて、ユーザの体の一部(たとえば手のひらなど)であってもよい。また、表示面Apは、実空間の家具(例えば、机や椅子など)の表面であってもよい。また、表示領域A自体を実際の床から浮遊させることにしてもよい。また、表示面設定部83は、仮想オブジェクトOv1、2に対して、それぞれ独立に表示領域Aおよび表示面Apを設定することにしてもよい。また、たとえば、仮想オブジェクトOv自体がARコンテンツ100内を移動したりすることも考えられるので、表示面設定部83は、仮想オブジェクトOvの移動範囲を包含するように表示領域Aや表示面Apを設定するようにしてもよい。
図4の説明に戻り、表示制御部84について説明する。表示制御部84は、表示面設定部83によって設定された表示面Apに仮想オブジェクトOvを表示することで、仮想オブジェクトOvを撮像画像Gに重畳して表示する。まず、表示制御部84は、情報処理装置10に対して多視点映像の配信要求を行い、情報処理装置10から多視点映像の取得を開始する。
音声制御部85は、撮像画像Gの撮像位置と、多視点画像において設定された音声発生源との位置関係に基づき、音声出力を制御する。図8は、仮想オブジェクトOvと音声発生源との関係性を示す模式図である。図8には、3軸の直交座標を示し、外向きカメラ61と仮想オブジェクトOvの位置関係を示すワールド座標系に対応する。
図8に示すように、たとえば、仮想オブジェクトOvの頭部に音声発生源Ssが設定される。すなわち、図8に示す例では、音声制御部85は、仮想オブジェクトOvから音声が発生されるように音声出力を制御する。
特定部86は、Lidarなどのセンサ群63の検出結果に基づいて、実在オブジェクトOrが有する実在平面を特定する。例えば、特定部86は、実在オブジェクトOrである床が有する床面を特定する。また、例えば、特定部86は、実在オブジェクトOrである天井が有する天井面または壁が有する壁面を特定する。また、例えば、特定部86は、実在平面の一例として、実在オブジェクトOrであるユーザの体の一部(たとえば手のひらなど)または実在オブジェクトOrである家具(例えば、机や椅子など)の表面を特定してよい。続いて、特定部86は、特定した実在平面に対応する撮像画像G中の仮想空間におけるオブジェクト平面Vpを特定する。より具体的には、特定部86は、特定した実在平面に対応する仮想空間のオブジェクト平面Vpの位置を特定する。例えば、特定部86は、実空間の床面に対応する仮想空間のオブジェクト平面Vpとして、表示面設定部83が設定した表示面Apをオブジェクト平面Vpとして特定する。また、例えば、特定部86は、実空間の天井面に対応する仮想空間のオブジェクト平面Vpとして、表示面設定部83が設定した表示領域Aにおける天井に対応する平面(表示面Apと平行な平面)をオブジェクト平面Vpとして特定する。また、例えば、特定部86は、実空間の壁面に対応する仮想空間のオブジェクト平面Vpとして、表示領域Aにおける壁面に対応する平面(表示面Apと直交する平面)をオブジェクト平面Vpとして特定する。
また、特定部86は、実在平面がユーザの体の一部(たとえば手のひらなど)または家具(例えば、机や椅子など)の表面である場合には、ユーザの体の一部(たとえば手のひらなど)または家具(例えば、机や椅子など)の表面に対応する仮想空間の平面を特定する。例えば、特定部86は、表示面設定部83がマップ情報記憶部71に書き込んだ仮想空間の位置座標と実在オブジェクト推定部82が推定した実在オブジェクトOrの平面の位置座標とに基づいて、仮想空間におけるオブジェクト平面Vpの位置を特定する。
受付部87は、特定部86が特定した仮想空間におけるオブジェクト平面Vpが複数存在する場合には、複数のオブジェクト平面Vpの中からオブジェクト平面Vpを指定する指定操作をユーザから受け付ける。例えば、受付部87は、指定操作の一例として、画面内のオブジェクト平面Vpが表示されている領域のうち任意の場所をユーザが指でタップする操作やフリックする操作を受け付けてよい。例えば、受付部87は、複数の複数のオブジェクト平面Vpのうちいずれか一つのオブジェクト平面Vpが表示されている領域の任意の場所をユーザが指でタップする操作やフリックする操作を受け付けてよい。
続いて、受付部87は、ユーザからオブジェクト平面Vpを指定する指定操作を受け付けた場合に、ユーザから仮想オブジェクトOvに関する投稿情報の投稿操作を受け付ける。例えば、受付部87は、オブジェクト平面Vpを指定する指定操作を受け付けた場合に、ユーザが投稿情報を入力する入力フォームおよび投稿情報を投稿するために押下する送信ボタンを含むコンテンツを画面に表示してよい。そして、受付部87は、ユーザが入力フォームに文字列を入力した後に送信ボタンを押下する操作を受け付けた場合に、投稿情報の投稿を受け付けてよい。
表示制御部84は、受付部87が受け付けた指定操作によって指定されたオブジェクト平面Vpに投稿情報を重畳して表示する。図8に示す例では、受付部87は、ユーザから実空間の床面に対応するオブジェクト平面Vpの指定を受け付ける。表示制御部84は、受付部87が受け付けた指定操作によって指定されたオブジェクト平面Vpの位置座標とユーザの視点の位置座標との位置関係に応じた表示態様で付加情報を表示する。例えば、表示制御部84は、オブジェクト平面Vpの位置座標とユーザの視点の位置を示す位置情報に基づいて、ユーザの視点の位置から投稿情報に含まれる文字列がオブジェクト平面Vpに対して垂直に立って見えるように、投稿情報に含まれる文字列を歪ませた表示態様で投稿情報をオブジェクト平面Vpに表示する。
〔4.処理手順〕
次に、図9および図10を用いて、実施形態に係る情報処理装置10および表示制御装置50が実行する処理手順について説明する。まず、図9を用いて、情報処理装置10が実行する処理手順について説明する。図9は、情報処理装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、情報処理装置10の制御部40によって配信要求の取得毎に繰り返し実行される。
図9に示すように、まず、情報処理装置10は、配信要求を受け付ける(ステップS101)。続いて、情報処理装置10は、受け付けた配信要求に基づき、多視点映像を配信し(ステップS102)、処理を終了する。
なお、多視点映像の配信時において、情報処理装置10は、注視点情報に基づき、視点位置を変更した仮想オブジェクトOvの多視点画像を随時生成し、生成した多視点画像を配信する。
次に、図10を用いて、表示制御装置50が実行する処理手順について説明する。図10は、表示制御装置50が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、ARコンテンツ100の提供毎に表示制御装置50の制御部80によって実行される。
図10に示すように、まず、表示制御装置50は、例えば、周囲を撮像した撮像画像等に基づき、周囲に実在する実在オブジェクトOrの実在オブジェクトの位置や大きさを推定する。続いて、表示制御装置50は、推定した実在オブジェクトの位置や大きさに基づき、仮想オブジェクトOvの表示領域Aを設定する(ステップS201)。
その後、表示制御装置50は、情報処理装置10から多視点映像を取得し(ステップS202)、取得した多視点映像を撮像画像Gに重畳表示したARコンテンツ100を表示する(ステップS203)。
その後、表示制御装置50は、周囲に実在する実在オブジェクトOrが有する実在平面に対応する撮像画像中のオブジェクト平面Vpを特定する(ステップS204)。続いて、表示制御装置50は、ユーザからオブジェクト平面Vpを指定する指定操作を受け付ける(ステップS205)。続いて、表示制御装置50は、ユーザによって指定されたオブジェクト平面Vpに付加情報を重畳して表示する(ステップS205)。
〔5.変形例〕
上述した実施形態では、表示制御装置50が仮想オブジェクトについて利用者が投稿した投稿情報に対応する付加情報を表示する場合について説明したが、表示制御装置50が表示する付加情報は投稿情報に限られない。具体的には、表示制御装置50は、仮想オブジェクトである人物の音声データに含まれる歌詞やセリフなどの言語に対応する文字列を含む付加情報を表示してもよい。
より具体的には、受付部87は、ユーザから仮想オブジェクトに対応する人物の歌に含まれる歌詞や発話に含まれるセリフに対応する文字列(以下、歌詞等の文字列ともいう)を表示するよう指示する表示操作を受け付ける。例えば、受付部87は、ユーザから、歌詞等の文字列の表示を指示する表示操作としてあらかじめ決められた所定の操作を受け付ける。例えば、受付部87は、表示操作の一例として、利用者からオブジェクト平面を指定する指定操作を受け付ける。
情報処理装置10は、映像IDごとに、仮想オブジェクトの多視点映像と、仮想オブジェクトの歌詞等の文字列と、動画像の再生時間とを対応付けてあらかじめ多視点映像データベース31に記憶する。表示制御部84は、受付部87が表示操作を受け付けると、情報処理装置10に対して歌詞等の文字列を含む文字情報の配信を要求する。情報処理装置10は、文字情報の配信要求を受け付けると、表示制御装置50に対して文字情報を配信する。表示制御部84は、情報処理装置10から文字情報を取得すると、利用者によって指定されたオブジェクト平面に文字情報を重畳して表示する。
また、表示制御部84は、動画像の再生時間に応じて付加情報の表示態様を変更する。例えば、表示制御部84は、情報処理装置10に対して、動画像の再生時間に応じた歌詞等の文字列を含む文字情報の配信を要求する。情報処理装置10は、動画像の再生時間に応じた歌詞等の文字列を含む文字情報を表示制御装置50に対して配信する。表示制御部84は、情報処理装置10から取得した動画像の再生時間に応じた文字情報をオブジェクト平面に重畳して表示する。
なお、受付部87は、オブジェクト平面を指定する指定操作と歌詞等の文字列を表示するよう指示する表示操作を別々に受け付けてもよい。例えば、受付部87は、オブジェクト平面を指定する指定操作を受け付けた後に、歌詞等の文字列を表示するよう指示する表示操作を受け付けてよい。あるいは、受付部87は、歌詞等の文字列を表示するよう指示する表示操作を受け付けた後に、オブジェクト平面を指定する指定操作を受け付けてもよい。例えば、受付部87は、表示操作の一例として、画面をタップする操作やフリックする操作、または表示制御装置50を振る操作や傾ける操作を受け付けてよい。
〔6.効果〕
上述してきたように、本願に係る表示制御装置50は、表示制御部84と特定部86を備える。表示制御部84は、周囲を撮像した撮像画像に多視点画像中の仮想オブジェクトを重畳して表示する。特定部86は、周囲に実在する実在オブジェクトが有する実在平面に対応する撮像画像中の仮想空間におけるオブジェクト平面を特定する。表示制御部84は、仮想オブジェクトに関する文字列を含む付加情報をオブジェクト平面に重畳して表示する。
これにより、表示制御装置50は、例えば、ARコンテンツを視聴中の利用者が投稿した投稿情報を重畳したARコンテンツを視聴することを可能にする。また、表示制御装置50は、例えば、ARコンテンツを視聴中の利用者が仮想コンテンツである人物の音声データに含まれる歌詞やセリフを文字によって視認可能にすることができる。したがって、表示制御装置50は、ARコンテンツにおけるユーザビリティの向上を図ることができる。
また、表示制御部84は、オブジェクト平面に対する利用者の視点の位置に応じた表示態様で付加情報を表示する。また、表示制御部84は、付加情報に含まれる文字列がオブジェクト平面に対して垂直に立って見えるように、付加情報に含まれる文字列を歪ませた表示態様で付加情報を表示する。
これにより、表示制御装置50は、利用者の視点の位置に関わらず、付加情報に含まれる文字列を適切に視認することを可能にする。
また、表示制御部84は、仮想オブジェクトの表示面とオブジェクト平面との位置関係に応じた表示態様で付加情報を表示する。例えば、表示制御部84は、仮想オブジェクトの表示面、仮想オブジェクトの表示面と平行な平面、または仮想オブジェクトの表示面と直交する平面であるオブジェクト平面に付加情報を表示する。
このように、表示制御装置50は、仮想オブジェクトの表示面に付加情報を表示することで、例えば、利用者の視点の位置から見たときに、付加情報に含まれる文字が仮想オブジェクトの表示面に対して垂直に立って見えるように制御することができる。これにより、表示制御装置50は、利用者の視点の位置から見たときに、仮想オブジェクトOvから所定距離だけ離れた手前側の空間に付加情報が表示されて見えるように制御することができる。したがって、表示制御装置50は、付加情報によってARコンテンツの視聴を妨げないようにすることができる。
また、表示制御部84は、仮想オブジェクトが動画像である場合には、動画像の再生時間に応じて付加情報の表示態様を変更する。
これにより、表示制御装置50は、例えば、仮想オブジェクトである人物の歌の歌詞やセリフなどを動画像の動きと合わせたタイミングで視聴可能とすることができる。
また、表示制御装置50は、受付部87をさらに備える。受付部87は、利用者からオブジェクト平面を指定する指定操作を受け付ける。表示制御部84は、付加情報を、指定操作によって指定されたオブジェクト平面に重畳して表示する。
これにより、表示制御装置50は、利用者が所望する面に付加情報を表示させることができる。
また、付加情報は、仮想オブジェクトについて利用者が投稿した投稿情報または仮想オブジェクトである人物の音声データに含まれる言語情報である。
これにより、表示制御装置50は、ARコンテンツを視聴中の利用者が投稿した投稿情報または仮想オブジェクトである人物の音声データに含まれる言語情報を視認可能にすることができる。
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る表示制御装置50は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図11は、表示制御装置50の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を備える。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。なお、CPU1100の代わりに、MPU(Micro Processing Unit)、また多大な計算パワーを必要とすることからGPU(Graphics Processing Unit)を用いてもよい。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が表示制御装置50として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部80の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔8.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、特定部は、特定手段や特定回路に読み替えることができる。
50 表示制御装置
60 通信部
61 外向きカメラ
62 内向きカメラ
63 センサ群
64 表示部
65 音声出力部
70 記憶部
71 マップ情報記憶部
72 実在オブジェクト情報記憶部
80 制御部
81 自己位置推定部
82 実在オブジェクト推定部
83 表示面設定部
84 表示制御部
85 音声制御部
86 特定部
87 受付部

Claims (10)

  1. 周囲を撮像した撮像画像に多視点画像中の仮想オブジェクトを重畳して表示する表示制御部と、
    前記周囲に実在する実在オブジェクトが有する実在平面に対応する前記撮像画像中の仮想空間におけるオブジェクト平面を特定する特定部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、
    前記仮想オブジェクトに関する文字列を含む付加情報を前記オブジェクト平面に重畳して表示する、
    ことを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記表示制御部は、
    前記オブジェクト平面に対する利用者の視点の位置に応じた表示態様で前記付加情報を表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記表示制御部は、
    前記付加情報に含まれる文字列が前記オブジェクト平面に対して垂直に立って見えるように、前記付加情報に含まれる文字列を歪ませた表示態様で前記付加情報を表示する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示制御部は、
    前記仮想オブジェクトの表示面と前記オブジェクト平面との位置関係に応じた表示態様で前記付加情報を表示する、
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御部は、
    前記仮想オブジェクトの表示面、前記仮想オブジェクトの表示面と平行な平面、または前記仮想オブジェクトの表示面と直交する平面である前記オブジェクト平面に前記付加情報を表示する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の表示制御装置。
  6. 前記表示制御部は、
    前記仮想オブジェクトが動画像である場合には、前記動画像の再生時間に応じて前記付加情報の表示態様を変更する、
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1つに記載の表示制御装置。
  7. 利用者から前記オブジェクト平面を指定する指定操作を受け付ける受付部をさらに備え、
    前記表示制御部は、
    前記付加情報を、前記指定操作によって指定された前記オブジェクト平面に重畳して表示する、
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1つに記載の表示制御装置。
  8. 前記付加情報は、前記仮想オブジェクトについて利用者が投稿した投稿情報または前記仮想オブジェクトである人物の音声データに含まれる言語情報である、
    ことを特徴とする請求項1~7のいずれか1つに記載の表示制御装置。
  9. コンピュータが実行する表示制御方法であって、
    周囲を撮像した撮像画像に多視点画像中の仮想オブジェクトを重畳して表示する表示制御工程と、
    前記周囲に実在する実在オブジェクトが有する実在平面に対応する前記撮像画像中の仮想空間におけるオブジェクト平面を特定する特定工程と、
    を含み、
    前記表示制御工程は、
    前記仮想オブジェクトに関する文字列を含む付加情報を前記オブジェクト平面に重畳して表示する、
    ことを特徴とする表示制御方法。
  10. 周囲を撮像した撮像画像に多視点画像中の仮想オブジェクトを重畳して表示する表示制御手順と、
    前記周囲に実在する実在オブジェクトが有する実在平面に対応する前記撮像画像中の仮想空間におけるオブジェクト平面を特定する特定手順と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記表示制御手順は、
    前記仮想オブジェクトに関する文字列を含む付加情報を前記オブジェクト平面に重畳して表示する、
    表示制御プログラム。
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