JP2023001693A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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博毅 長瀬
Hiroki Nagase
雄一 高井
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Abstract

【課題】ノイズ性能を向上させた空気入りタイヤを提供する。【解決手段】空気入りタイヤは、トレッド部2を有する。トレッド部2のタイヤ内腔2S側には多孔質状の制音体20が配されている。制音体20は、タイヤ周方向に沿ってらせん状に形成され、タイヤ内腔面2Sに巻き付けられている。【選択図】 図1

Description

本発明は、トレッド部を有する空気入りタイヤに関する。
従来から、トレッド部のタイヤ内腔側にスポンジ材が配された空気入りタイヤが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許3622957号公報
上記スポンジ材は、ノイズの低減に有効であることが知られている。そして、近年、低騒音な車両開発に寄与すべく、さらなる改良が期待されている。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、ノイズ性能を向上させた空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部を有する空気入りタイヤであって、前記トレッド部のタイヤ内腔側には多孔質状の制音体が配され、前記制音体は、タイヤ周方向に沿ってらせん状に形成され、タイヤ内腔面に巻き付けられている。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記制音体は、タイヤ軸方向に6mm以下の間隔で巻き付けられている、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記制音体は、3~10周にわたって巻き付けられている、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記制音体は、第1巻付端部を含み、前記第1巻付端部は、先端に向かってタイヤ周方向に垂直な断面積が小さくなる第1テーパー状部を有する、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記制音体は、第2巻付端部を含み、前記第2巻付端部は、先端に向かってタイヤ周方向に垂直な断面積が小さくなる第2テーパー状部を有する、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記第1テーパー状部と前記第2テーパー状部とは、タイヤ周方向で少なくとも一部においてオーバーラップしている、ことが望ましい。
本発明の前記空気入りタイヤは、前記制音体がタイヤ周方向に沿ってらせん状に形成されているので、前記タイヤ内腔の前記空気と接する前記制音体の表面積が大きくなる。従って、前記空気の振動が効率的に前記制音体に伝達されて、熱へと変換される。これにより、減衰効果が高められ、空気入りタイヤのノイズ性能が向上する。
本発明の空気入りタイヤの一実施形態を示す子午断面図である。 図1のトレッド部の内腔面の展開図である。 図2の内腔面の変形例の展開図である。 図2の内腔面の別の変形例の展開図である。 図2の内腔面のさらに別の変形例の展開図である。 図5の内腔面の変形例の展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ1の正規状態におけるタイヤ回転軸(図示省略)を含む子午断面図である。
「正規状態」とは、空気入りタイヤ1が正規リムにリム組みされ、かつ、正規内圧が充填され、無負荷の状態である。以下、特に言及されない場合、空気入りタイヤ1の各部の寸法等はこの正規状態で測定された値である。
「正規リム」とは、空気入りタイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」とは、空気入りタイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITSAT VARIOUSCOLD INFLATION PRESSURES"に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。空気入りタイヤ1が乗用車用である場合、正規内圧は、例えば、180kPaであってもよい。
空気入りタイヤ1は、トレッド部2と、一対のサイドウォール部3と、一対のビード部4を有している。空気入りタイヤ1は、一対のビードコア5と、カーカス層6と、ベルト層7と、一対のビードエイペックスゴム8とを含む。
ビードコア5は、一対のビード部4に配されている。ビードコア5は、例えば、スチール製のビードワイヤ(図示省略)を多列多段に巻回した断面多角形状に形成されている。
カーカス層6は、少なくとも1枚のカーカスプライを有する。カーカスプライは、例えば、カーカスコードの配列体がトッピングゴムで被覆されて形成されている。カーカスコードには、例えば、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維等の有機繊維やスチールが適用される。
本実施形態のカーカス層6は、カーカスプライ6Aを有している。カーカス層6は、カーカスプライ6Aのトッピングゴム及びその表面にシート状ゴムが設けられる形態ではシート状ゴムを含む。カーカスプライ6Aは、トレッド部2と一対のサイドウォール部3を経て、一対のビードコア5に跨って配されている。
ベルト層7は、カーカス層6のタイヤ半径方向外側に配されている。ベルト層7は、少なくとも1枚、本実施形態では、タイヤ半径方向の内外に2枚のベルトプライ7A及び7Bから構成されている。ベルトプライ7A及び7Bは、例えば、ベルトコードの配列体がトッピングゴムで被覆されて形成されている。ベルトコードは、タイヤ周方向に配されている。すなわち、ベルトコードは、タイヤ赤道Cに対して、例えば、15~45゜の角度で傾斜して配列されるのが望ましい。ベルトコードは、スチールコード等の高弾性のものが望ましい。
ビードエイペックスゴム8は、ビードコア5のタイヤ半径方向外側に配されている。ビードエイペックスゴム8は、タイヤ半径方向外側に向って先細となる断面略三角形状に形成されている。
ベルト層7のタイヤ半径方向の外側には、バンド層9が配されていてもよい。該バンド層9は、有機繊維コードをタイヤ周方向に対して、例えば10度以下となるように、小さい角度で配列された少なくとも1枚のバンドプライで構成される。バンドプライには、バンドコード又はリボン状の帯状プライを螺旋状に巻き付けることにより形成されたジョイントレスバンドやプライをスプライスしたもののいずれでもよい。
カーカス層6の内側には、インナーライナーゴム層10が形成されている。インナーライナーゴム層10は、空気不透過性のゴムからなり、内圧を保持する。
ベルト層7及びバンド層9のタイヤ半径方向の外側には、トレッドゴム2Gが配されている。トレッドゴム2Gは、タイヤ半径方向の最も外側に配されたキャップゴム層と、そのタイヤ半径方向の内側に配されたベースゴム層とを含んでいてもよい。また、トレッドゴム2Gは、単一のゴム層によって構成されていてもよい。
本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2のタイヤ半径方向の内側に、制音体20が配されている。制音体20は、トレッド部2のインナーライナーゴム層10のタイヤ内腔側に配されている。
制音体20は、例えば、多孔質状のスポンジ材により構成される。スポンジ材は、海綿状の多孔構造体であり、例えばゴムや合成樹脂を発泡させた連続気泡を有するいわゆるスポンジそのものの他、動物繊維、植物繊維又は合成繊維等を絡み合わせて一体に連結したウエブ状のものを含むものとする。また「多孔構造体」には、連続気泡のみならず独立気泡を有するものを含む。本例の制音体20には、ポリウレタンからなる連続気泡のスポンジ材が用いられる。
上述のようなスポンジ材は、表面乃至内部の多孔部が振動する空気の振動エネルギーを熱エネルギーに変換して消費させることにより、音(空洞共鳴エネルギー)を小さくし、空気入りタイヤ1の走行ノイズを低減する。またスポンジ材は、収縮、屈曲等の変形が容易であるため、走行時のタイヤの変形に、実質的な影響を与えない。このため、操縦安定性が悪化するのを防止できる。しかもスポンジ材は、比重が非常に小さいため、タイヤの重量バランスの悪化を防止できる。
スポンジ材として、好ましくはエーテル系ポリウレタンスポンジ、エステル系ポリウレタンスポンジ、ポリエチレンスポンジなどの合成樹脂スポンジ、クロロプレンゴムスポンジ(CRスポンジ)、エチレンプロピレンゴムスポンジ(EDPMスポンジ)、ニトリルゴムスポンジ(NBRスポンジ)などのゴムスポンジを好適に用いることができ、とりわけエーテル系ポリウレタンスポンジを含むポリウレタン系又はポリエチレン系等のスポンジが、制音性、軽量性、発泡の調節可能性、耐久性などの観点から好ましい。
制音体20は、トレッド部2の内腔面2Sに固着される底面25を有する長尺帯状をなし、タイヤ周方向にのびる。制音体20の断面形状としては、走行時の倒れや変形を防止するために、タイヤ軸方向の巾に対して高さを小とした偏平横長のものが好ましい。制音体20は、インナーライナーゴム層10に、例えば、接着剤等を用いて貼り付けられる。
制音体20の幅Wは、15~40mmが望ましい。幅Wが15mm以上であることにより、内腔面2Sへの制音体20の接着代が大きくなり、良好な耐久性能が得られる。幅Wが40mm以下であることにより、制音体20の周回数が増加し、制音体20の表面積が十分に確保され、良好なノイズ低減効果が得られる。また、コニシティが容易に改善される。
上記観点から、より望ましい制音体20の幅Wは、20~30mmである。
制音体20の高さHは、5~26mmが望ましい。高さHが5mm以上であることにより、制音体20の表面積が十分に確保され、良好なノイズ低減効果が得られる。高さHが26mm以下であることにより、制音体20の使用量を削減し、空気入りタイヤ1の製造コストの低減を図ることが可能となる。また、内腔面2Sからの制音体20の剥離が抑制され、良好な耐久性能が得られる。
上記観点から、より望ましい制音体20の高さHは、10~20mmである。
図2は、トレッド部2の内腔面2Sを模式的に描いた展開図である。各図では、基準位置(0゜)からタイヤ周方向に一周した位置(360゜)にわたる、制音体20の巻き付け態様が示されている(以下、図3ないし6においても、同様である)。
制音体20は、タイヤ周方向に沿って、複数の周回にわたって、らせん状に形成され、内腔面2Sに巻き付けられている。従って、タイヤ内腔の空気と接する制音体20の表面積が大きくなり、空気の振動が効率的に制音体20に伝達されて、熱へと変換される。これにより、減衰効果が高められ、空気入りタイヤ1のノイズ性能が向上する。
制音体20の体積は、タイヤ内腔の全体積(容積)の0.9%以上が望ましい。制音体20の体積がタイヤ内腔の全体積の0.9%以上であることにより、制音体20の表面積が十分に確保され、良好なノイズ低減効果が得られる。
ところで、制音体20の体積とノイズ低減効果とは、一般に比例関係にないため、制音体20の体積を一定値以上に増やしても、ノイズの低減効果は得られない。そうしたところ、本発明では、制音体20がらせん状に巻き付けられることにより、制音体20の体積の調整が容易となる。例えば、タイヤサイズごとに制音体20の体積を最適化することにより、十分なノイズ性能を獲得しつつ、制音体20の使用量を削減し、空気入りタイヤ1の製造コストの低減を図ることが可能となる。
制音体20は、タイヤ軸方向に6mm以下の間隔Dで巻き付けられている、のが望ましい。これにより、荷重負荷時の変形が大きくなるショルダーからバットレス領域への制音体20の巻き付けが容易に回避され、良好な耐久性能が得られる。
制音体20は、第1巻付端部21及び第2巻付端部22を含んでいる。本実施形態の制音体20は、タイヤ軸方向に位置ずれしながら、タイヤ周方向に沿ってらせん状に巻き付けられているので、第1巻付端部21はタイヤ軸方向の一端側、第2巻付端部22はタイヤ軸方向の他端側に配される。第1巻付端部21及び第2巻付端部22のうち、一方が巻付始端となり、他方が巻付終端となる。
制音体20は、3~10周にわたって巻き付けられている、のが望ましい。同図では、制音体20は、6周にわたって巻き付けられている。制音体20の周回数が3周以上であることにより、制音体20の表面積が十分に確保され、良好なノイズ低減効果が得られる。一方、制音体20の周回数が10周以下であることにより、制音体20の幅(タイヤ軸方向での長さ)が容易に確保されるので、内腔面2Sへの制音体20の接着代が大きくなり、良好な耐久性能が得られる。また、荷重負荷時の変形が大きくなるショルダーからバットレス領域への制音体20の巻き付けが容易に回避され、良好な耐久性能が得られる。
制音体20では、第1巻付端部21と第2巻付端部22とは、タイヤ周方向で同位置に配されている。これにより、内腔面2Sの全周に亘って良好な減衰効果が得られ、空気入りタイヤ1のノイズ性能が向上する。
図3ないし5は、図2の制音体20の変形例である制音体20Aないし20Cの展開図である。制音体20Aないし20Cのうち、以下で説明されてない部分については、上述した制音体20の構成が採用されうる。
制音体20Aないし20Cは、第1巻付端部21に第1テーパー状部31を有する。第1テーパー状部31は、第1巻付端部21がタイヤ周方向に延長されることにより形成される。第1テーパー状部31は、先端に向かってタイヤ周方向に垂直な断面積が小さくなる。同様に、制音体20Aないし20Cは、第2巻付端部22に第2テーパー状部32を有する。第2テーパー状部32は、第2巻付端部22がタイヤ周方向に延長されることにより形成される。第2テーパー状部32は、先端に向かってタイヤ周方向に垂直な断面積が小さくなる。
本実施形態の第1テーパー状部31及び第2テーパー状部32は、先端に向かってタイヤ軸方向の幅が小さくなるように形成されている。第1テーパー状部31及び第2テーパー状部32は、先端に向かってタイヤ半径方向の高さ(厚さ)が小さくなるように形成されていてもよい。
制音体20Aないし20Cが、第1巻付端部21に第1テーパー状部31を、第2巻付端部22に第2テーパー状部32をそれぞれ有することにより、制音体20Aないし20Cの表面積が増加し、より一層良好なノイズ低減効果が得られる。
また、図3または5に示される形態の制音体20Aまたは20Cでは、荷重負荷時の変形が大きくなるショルダーからバットレス領域に制音体20の第1巻付端部21及び第2巻付端部22が配されることが容易に回避され、良好な耐久性能が得られる。また、コニシティが容易に改善される。
制音体20Aないし20Cにおいて、第1テーパー状部31と第2テーパー状部32とは、タイヤ周方向で少なくとも一部においてオーバーラップしている、のが望ましい。第1テーパー状部31と第2テーパー状部32とがオーバーラップしていることにより、制音体20Aないし20Cの表面積が増加し、より一層良好なノイズ低減効果が得られる。
図6は、図5の制音体20Cの変形例である制音体20Dの展開図である。制音体20Dのうち、以下で説明されてない部分については、上述した制音体20Cの構成が採用されうる。
制音体20Dでは、第1巻付端部21及び第2巻付端部22に端面33を有している。端面33は、タイヤ周方向に垂直または略垂直に形成されている。端面33は、第1巻付端部21及び第2巻付端部22の先端を構成している。
第1巻付端部21及び第2巻付端部22に端面33が形成されていることにより、内腔面2Sへの第1巻付端部21及び第2巻付端部22の巻き付けが容易となり、制音体20Dの蛇行が抑制される。これにより、内腔面2Sと制音体20Dとの接着が良好となり、空気入りタイヤ1の耐久性能が向上する。また、コニシティがさらに改善される
以上、本発明の空気入りタイヤ1が詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。例えば、図3の制音体20A及び図4の制音体20Bの第1巻付端部21及び第2巻付端部22にも、図6に示される端面33が形成されていてもよい。
図1の基本構造を有する215/55R17の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づいて試作され、ノイズ性能及びコスト性能が評価された。比較例として、従来の制音体(特許文献1の図1参照)が設けられた空気入りタイヤが適用された。各試供タイヤの仕様のうち、表1に記載されていないもの(例えば、制音体の全幅W1等、以下、同様)は共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<ノイズ性能>
各試供タイヤが、リム17×7.5Jに装着され、試験室に持ち込まれた。各試供タイヤは、内圧240kPa、荷重4.6kNの条件で直径3.3mのレプリカ路面を有したドラム上を速度60km/hにて走行され、205Hz付近の空洞共鳴音のピーク値の音圧レベルが測定された。結果は、比較例1を100とする指数で表され、数値が大きいほど走行ノイズが小さく良好である。
<コスト性能>
各供試タイヤの制音体の製造コストが計算された。結果は、比較例1を100とする指数で表され、数値が大きいほど製造コストが小さく良好である。
Figure 2023001693000002
表1から明らかなように、実施例の空気入りタイヤは、比較例に比べてノイズ性能及びコスト性能が有意に向上していることが確認できた。
図1の基本構造を有する215/55R17の空気入りタイヤが、表2の仕様に基づいて試作され、ノイズ性能及び耐久性能が評価された。テスト方法は、以下の通りである。
<ノイズ性能>
上記と同様に、各試供タイヤの音圧レベルが測定された。結果は、実施例2を100とする指数で表され、数値が大きいほど走行ノイズが小さく良好である。
<耐久性能>
各試供タイヤが、リム17×7.5Jに装着され、試験室に持ち込まれた。各試供タイヤは、内圧240kPa、荷重4.6kN、速度100km/hの条件で、ドラム上を走行し、4000kmごとに制音体の損傷が目視にて確認された。結果は、実施例2を100とする指数で表され、数値が大きいほど良好である。
Figure 2023001693000003
図1の基本構造を有する215/55R17の空気入りタイヤが、表3の仕様に基づいて試作され、ノイズ性能及び耐久性能が評価された。テスト方法は、以下の通りである。
<ノイズ性能>
上記と同様に、各試供タイヤの音圧レベルが測定された。結果は、実施例7を100とする指数で表され、数値が大きいほど走行ノイズが小さく良好である。
<耐久性能>
上記と同様に、各試供タイヤの制音体の損傷が確認された。結果は、実施例7を100とする指数で表され、数値が大きいほど良好である。
Figure 2023001693000004
図1の基本構造を有する215/55R17の空気入りタイヤが、表4の仕様に基づいて試作され、ノイズ性能及び耐久性能が評価された。テスト方法は、以下の通りである。
<ノイズ性能>
上記と同様に、各試供タイヤの音圧レベルが測定された。結果は、実施例13を100とする指数で表され、数値が大きいほど走行ノイズが小さく良好である。
<耐久性能>
上記と同様に、各試供タイヤの制音体の損傷が確認された。結果は、実施例13を100とする指数で表され、数値が大きいほど良好である。
Figure 2023001693000005
図1の基本構造を有する215/55R17の空気入りタイヤが、表5の仕様に基づいて試作され、ノイズ性能及び耐久性能が評価された。テスト方法は、以下の通りである。
<ノイズ性能>
上記と同様に、各試供タイヤの音圧レベルが測定された。結果は、実施例20を100とする指数で表され、数値が大きいほど走行ノイズが小さく良好である。
<耐久性能>
上記と同様に、各試供タイヤの制音体の損傷が確認された。結果は、実施例20を100とする指数で表され、数値が大きいほど良好である。
Figure 2023001693000006
図1の基本構造を有する215/55R17の空気入りタイヤが、表6の仕様に基づいて試作され、ノイズ性能及び耐久性能が評価された。テスト方法は、以下の通りである。
<ノイズ性能>
上記と同様に、各試供タイヤの音圧レベルが測定された。結果は、実施例24を100とする指数で表され、数値が大きいほど走行ノイズが小さく良好である。
<耐久性能>
上記と同様に、各試供タイヤの制音体の損傷が確認された。結果は、実施例24を100とする指数で表され、数値が大きいほど良好である。
Figure 2023001693000007
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
2S 内腔面
20 制音体
20A 制音体
20B 制音体
20C 制音体
20D 制音体
21 第1巻付端部
22 第2巻付端部
31 第1テーパー状部
32 第2テーパー状部

Claims (6)

  1. トレッド部を有する空気入りタイヤであって、
    前記トレッド部のタイヤ内腔側には多孔質状の制音体が配され、
    前記制音体は、タイヤ周方向に沿ってらせん状に形成され、タイヤ内腔面に巻き付けられている、
    空気入りタイヤ。
  2. 前記制音体は、タイヤ軸方向に6mm以下の間隔で巻き付けられている、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記制音体は、3~10周にわたって巻き付けられている、請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記制音体は、第1巻付端部を含み、前記第1巻付端部は、先端に向かってタイヤ周方向に垂直な断面積が小さくなる第1テーパー状部を有する、請求項1ないし3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記制音体は、第2巻付端部を含み、前記第2巻付端部は、先端に向かってタイヤ周方向に垂直な断面積が小さくなる第2テーパー状部を有する、請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記第1テーパー状部と前記第2テーパー状部とは、タイヤ周方向で少なくとも一部においてオーバーラップしている、請求項5に記載の空気入りタイヤ。
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