JP2023001413A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収性物品の表面シート側から、吸収性物品の製品情報を視覚的に認識しやすい吸収性物品の提供に関する。【解決手段】吸収性物品は、面シートと、裏面シートと、上記表面シートと上前記裏面シートとの間に配置された吸収体と、を備える。上記吸収性物品は、着用者の前後方向に対応する縦方向及び該縦方向に直交する横方向を有する。上記吸収性物品は、上記縦方向に沿って、前方領域と、着用者の排泄部に対向する中間領域と、後方領域と、に区分される。上記吸収性物品は、上記前方領域及び上記後方領域の少なくとも一方に位置する、上記表面シートと上記吸収体とが圧搾された、上記吸収性物品の製品情報を表す図柄を有する第1エンボス部を更に備える。上記裏面シートは、上記製品情報を表す形状又は色の少なくとも一方を有する図柄を有し、該裏面シートの図柄は上記表面シート側から視認可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
吸収性物品は、一般に、排泄された液を吸収する吸収体と、吸収体の肌側に配置された表面シートと、吸収体の非肌側に配置された裏面シートと、を備える。表面シートとして、コットン不織布を用いたものが知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載される吸収性物品は、表面シートに、COTTONという文字が表示された図柄のエンボス部を有している。
実用新案第3219701号公報
一般に、表面シートは清潔な外観を呈するべく白色を有しており、表面シートに設けられるエンボス部の図柄は、それを見る角度によっては視認しにくい場合がある。
本発明の課題は、吸収性物品の表面シート側から、吸収性物品の製品情報を視覚的に認握しやすい吸収性物品の提供に関する。
本発明の一形態に係る吸収性物品は、表面シートと、裏面シートと、上記表面シートと上前記裏面シートとの間に配置された吸収体と、を備える。
上記吸収性物品は、着用者の前後方向に対応する縦方向及び該縦方向に直交する横方向を有する。
上記吸収性物品は、上記縦方向に沿って、前方領域と、着用者の排泄部に対向する中間領域と、後方領域と、に区分される。
上記吸収性物品は、上記前方領域及び上記後方領域の少なくとも一方に位置する、上記表面シートと上記吸収体とが圧搾された、上記吸収性物品の製品情報を表す図柄を有する第1エンボス部を更に備える。
上記裏面シートは、上記製品情報を表す形状又は色の少なくとも一方を有する図柄を有し、該裏面シートの図柄は上記表面シート側から視認可能である。
本発明の吸収性物品によれば、吸収性物品の表面シート側から、吸収性物品の製品情報を視覚的に認識しやすくなる。
本発明の第1の実施形態に係る吸収性物品を表面シート側からみた平面図である。 第1の実施形態に係る吸収性物品を裏面シート側からみた平面図である。 第2の実施形態に係る吸収性物品を表面シート側からみた平面図である。 第2の実施形態に係る吸収性物品を裏面シート側からみた平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
[ナプキン(吸収性物品)の全体構成]
本発明の一実施形態に係る吸収性物品1は、図1に示すように、本体Mと、一対のウイング部Wを備える。吸収性物品1は、生理用ナプキンとして構成され、以下、ナプキン1と称する。なお、ナプキン1は、ウイング部Wを備えていなくてもよい。
ナプキン1は、着用者の前後方向に対応する縦方向Xと、縦方向Xに直交する横方向Yとを有する。横方向Yは、着用者の左右方向に対応する。さらに、ナプキン1は、縦方向X及び横方向Yの双方に直交する厚み方向Zを有する。
本明細書において、「横方向Y内側」とは、ナプキン1を横方向Yに2等分する縦中心線CLに近づく側を意味し、「横方向Y外側」とは、縦中心線CLから遠ざかる側を意味する。
本明細書において、「縦方向X前方」又は「前方」とは、縦方向Xにおける前方、つまり着用者の腹側に向かう方向を意味する。同様に、「縦方向X後方」又は「後方」とは、縦方向Xにおける後方、つまり着用者の背側に向かう方向を意味する。また、「縦方向X外方」とは、ナプキン1を縦方向Xに2等分する直線(図示せず)から遠ざかる側を意味する。
本明細書において、厚み方向Zに関しては、着用時に着用者の肌に近い側を上又は肌側、着衣に近い側を下又は非肌側と表現することがある。
本明細書において、「平面視」とは、厚み方向Zから見た平面視を意味する。
ナプキン1は、縦方向Xに沿って、前方領域R1と、中間領域R2と、後方領域R3と、に区分される。
中間領域R2は、着用時に着用者の排泄部に対向する領域である。図1において、中間領域R2は、ナプキン1におけるウイング部Wの前後基端部間の領域である。なお、吸収性物品がナプキンの場合、「排泄部」は膣口を意味する。
前方領域R1は、中間領域R2の前方(着用者の腹側)に配置される領域であり、着用時に着用者の排泄部の前方に対向するように配置される。
後方領域R3は、中間領域R2の後方(着用者の背側)に配置される領域であり、着用時に着用者の排泄部の後方に対向するように配置される。
ここでいう着用時は、通常の適正な着用位置(ナプキン1の想定される着用位置)が維持された状態を意味する。
なお、ナプキン1がウイング部Wを有さない場合には、ナプキン1を縦方向Xに沿って3等分して、中央の領域を中間領域R2とし、その前方に配置される領域を前方領域R1、後方に配置される領域を後方領域R3とする。
本体Mは、縦方向Xに沿って延び、着用者の着衣の内面に配置される。本体Mは、後述する表面シート2、吸収体5及び裏面シート3が厚み方向Zに積層されており、着用者の経血等の排泄液(以下、「液」とも称する)を吸収する機能を有する。
ウイング部Wは、中間領域R2において本体Mから横方向Y外側に突出する。
ナプキン1は、吸収体5と、表面シート2と、裏面シート3と、一対のサイドシート4と、を備える。これらの各部材は、例えば、接着剤や熱シール等による接合、及び後述するエンボス部6~8における圧搾加工等によって、適宜接合されて一体化している。エンボス部6~8については後述する。
図1に示すように、表面シート2はナプキン1の肌側面を構成する。図2に示すように、裏面シート3はナプキン1の非肌側面を構成する。
[ナプキンの各部構成]
(吸収体)
吸収体5は、縦方向Xに沿って、前方領域R1から中間領域R2を介して後方領域R3に亘って延在している。吸収体5は、例えば縦方向Xに沿って、横方向Yの寸法が等しく構成される。吸収体5は、表面シート2と裏面シート3との間に配置される。吸収体5は、液を表面シート2側から吸収し、内部で拡散させて当該液を保持する。
吸収体5は、例えば、図示しない吸収性コアと、図示しないコアラップシートと、を有する。
吸収性コアは、例えば、パルプ繊維等の親水性繊維で構成された繊維集合体で形成されてもよいし、当該繊維集合体に吸水性ポリマーを保持させた構成を有していてもよい。
コアラップシートは、吸収性コアを被覆するシートであり、例えば吸収性コアの形状を保持する機能等を有する。コアラップシートは、例えばティッシュペーパー状の薄く柔らかい紙や液透過性の不織布等で形成される。
なお、吸収体5は、コアラップシートを有さなくてもよい。
(表面シート)
表面シート2は、吸収体5の厚み方向Z肌側に配置される。表面シート2は、白色の液透過性のシート材である。
表面シート2には、当技術分野で公知のものを用いることができる。
表面シート2を構成する繊維には、着用者に安心感を与える観点から、コットン繊維、コットン繊維以外の植物繊維(麻、ヤシ、クラフトパルプ、ワラ等)といった、天然素材を用いることがより好ましい。着用者に安心感を与えるとともに、高い吸水性及び吸湿性と、柔らかい風合いとを実現する観点から、表面シート2がコットン繊維で構成されることが好ましい。本実施形態では、ナプキン1がコットン繊維を主体として含んで構成される例をあげる。
表面シート2は、コットン繊維を主体とする織布又は不織布で構成され、特に不織布で構成されることが好ましい。このような不織布としては、コットン繊維を交絡又は接着させる観点から、スパンレース不織布、レジンボンド不織布、ニードルパンチ不織布等が挙げられ、特にコットン繊維の風合いを生かして交絡させる観点から、スパンレース不織布が好ましい。
コットン繊維を主体とする表面シートでは、繊維が熱融着しにくいため、繊維同士の融着点が形成されにくく、柔らかい風合いが得られる。
(裏面シート)
裏面シート3は、吸収体5の厚み方向Z非肌側に配置される。裏面シート3は、例えばその周縁において、表面シート2及びサイドシート4と、吸収体5を介さずに熱シール等によって接合される。裏面シート3は、接着剤等によって吸収体5に接合されていてもよい。
裏面シート3は、例えば、液難透過性、水蒸気透過性及び撥水性等の機能を有するシート材で形成される。当該シート材としては、例えば熱可塑性樹脂のフィルムや、当該フィルムと不織布とのラミネート等を用いることができる。
なお、裏面シート3の外表面には、着衣に対して本体M及びウイング部Wを固定する粘着部(図示せず)が設けられていてもよい。
また、裏面シート3には、図柄9が印刷されている。典型的には、裏面シート3の地の色は白色であり、そこに有色の図柄9が印刷されている。詳細については後述する。
(サイドシート)
一対のサイドシート4は、表面シート2の横方向Y外側にそれぞれ配置される。サイドシート4の材料としては、表面シート2よりも親水性が低いシート材が好ましく、具体的には、表面シート2よりも親水性の低い不織布、フィルム材料、及び不織布とフィルム材料のラミネート構造のシート等が挙げられる。サイドシート4は、典型的には白色を有する。
一対のサイドシート4は、本体Mの一部とウイング部Wを構成する。
平面視で、表面シート2は、横方向Yの長さが吸収体5よりも長く、本体Mよりも短い。
図1に示す例では、各サイドシート4の横方向Y内側の側縁が吸収体5上に位置するように、吸収体5とサイドシート4とは平面視で部分的に重なっている。
[吸収体不存在領域の構成]
図1に示すように、吸収体5は、ナプキン1よりも縦方向X及び横方向Yの長さが短い。ナプキン1は、平面視で、吸収体5が存在する吸収体存在領域50と、吸収体5が存在しない吸収体不存在領域10と、を有する。吸収体不存在領域10は、吸収体存在領域50を囲むように位置する。吸収体不存在領域10は、ナプキン1の平面視において、吸収体5の外縁よりも外方に延出するシートから形成された外周フラップに対応する。
吸収体不存在領域10は、前端領域11と、後端領域12と、左側領域13と、右側領域14とを有する。
前端領域11及び後端領域12は、ナプキン1において、平面視で縦方向Xにおける吸収体5が位置しない領域である。前端領域11及び後端領域12は、吸収体5の横方向Yの両側縁を縦方向Xに沿って外方に仮想的に延在した一対の延長線で挟まれた領域に対応する。
左側領域13及び右側領域14は、ナプキン1において、平面視で横方向Yにおける吸収体5が位置しない領域である。左側領域13及び右側領域14は、吸収体5の横方向Yの両側縁を縦方向Xに沿って外方に仮想的に延在した一対の延長線で挟まれた領域を挟んで左右両側それぞれに位置する領域に対応する。
前端領域11及び後端領域12において、平面視でサイドシート4が位置しない領域では、表面シート2と裏面シート3とが積層した構成となっている。
前端領域11及び後端領域12において、平面視でサイドシート4が位置する領域では、上から下に向かって順に並んだサイドシート4、表面シート2、裏面シート3が積層した構成となっている。
左側領域13及び右側領域14において、平面視で表面シート2が位置する領域では、上から下に向かって順に並んだサイドシート4、表面シート2、裏面シート3が積層した構成となっている。
左側領域13及び右側領域14において、平面視で表面シート2が位置しない領域では、サイドシート4と裏面シート3が積層した構成となっている。つまり、ウイング部Wは、サイドシート4と裏面シート3が積層した構成である。
尚、ナプキンはサイドシートを有さない構造としてもよい。この場合、表面シートの外形と裏面シートの外形とがほぼ同じ形状を有し、上記吸収体不存在領域10は表面シート2と裏面シート3が積層した構成となる。
[エンボス部の構成]
図1に示すように、ナプキン1は、表面シート2と吸収体5が圧搾された、前方第1エンボス部6と、後方第1エンボス部7と、第2エンボス部8をさらに備える。これらエンボス部を特に区別しない場合、エンボス部6~8という。
エンボス部6~8は、例えば、表面シート2から吸収体5に向かって厚み方向Zに圧搾加工することによって形成される。圧搾加工としては、例えば、熱エンボス加工、超音波シール加工等が挙げられる。エンボス部6~8は、表面シート2及び吸収体5が裏面シート3側に向かって陥凹し、これらが熱融着等により一体化した構成を有する。
なお、以下の説明において、表面シート2及び吸収体5が圧搾加工された部分を、「エンボス」とも称する。
このような構成により、エンボス部6~8は、他の領域と比較して剛性が高く、変形しにくい部分となる。このため、エンボス部6~8は、他の領域と比較して繊維間の距離が狭くなるため、液と接触した場合に、毛管作用によって当該液を引き込み、エンボス部6~8内で拡散させる機能を有する。これにより、エンボス部6~8は、液の外部への漏れを防止する防漏作用も有する。
本実施形態において、前方第1エンボス部6及び後方第1エンボス部7は、製品情報を表す所定の図柄を有する。
エンボス部の図柄とは、ナプキン1の着用者が視認可能であって、文字、図形又は記号の少なくとも一つを含む図柄を意味する。
前方第1エンボス部6及び後方第1エンボス部7の図柄は、各エンボスの圧搾加工に起因する凹部の平面形状によって形成されたものである。
圧搾加工によって着用者にわかりやすい図柄を形成する観点から、上記図柄は、図形を含むことが好ましい。
上記図形としては、草花、動物、ハート、星等を表す一般的な図形の他、多角形、円形、楕円形等の幾何学図形、製品ロゴを表す図形等を適宜選択できる。
前方第1エンボス部6の図柄、及び、後方第1エンボス部7の図柄は、ナプキン1の着用者に対して視覚的に製品情報を印象付ける観点から、製品情報に関連する図柄となっている。製品情報は、本発明の吸収性物品に係る製品に関する情報であり、例えば、製品コンセプト、製品機能、製品名、製品ロゴ、製品の吸収容量、製品の縦方向Xの長さ、製品の種類(ナプキン、パンティライナー、尿取りパッド等)、その他の製品に関する情報から選択された1又は複数の情報を含む。
本実施形態において、ナプキン1は、天然素材の植物繊維であるコットン繊維を含む表面シート2を含んで構成され、ナプキン1は、「ボタニカル(植物的な)」という製品コンセプトを有しているものとする。この製品コンセプトに関連し、前方第1エンボス部6及び後方第1エンボス部7の図柄は、植物に関連する図柄となっている。
以下、前方第1エンボス部6及び後方第1エンボス部7というように特に区別する必要がない場合は、第1エンボス部6及び7という。第1エンボス部6及び7は、製品情報を表す図柄を有し、本実施形態ではコットン繊維に関連する図柄を有する。
ナプキン1では、前方第1エンボス部6及び後方第1エンボス部7は、それぞれ、第2エンボス部8と独立して配置される。
これにより、前方第1エンボス部6及び後方第1エンボス部7それぞれは、ナプキン1の前方領域R1及び後方領域R3それぞれに、局所的に剛性の高い領域を形成する。これにより、ナプキン1が着用者の身体等から外力を受けた場合に変形の起点となり、周囲の剛性の低い領域の変形を誘導し得るので、着用者の身体形状に良好にフィットするような変形を誘導でき、フィット性を高めることができる。
次に、各エンボス部の構成について説明する。以下の説明において、肌側に凸状の変形を「山折り」の変形、非肌側に凸状の変形を「谷折り」の変形とも称する。
尚、前方第1エンボス部6及び後方第1エンボス部7は、それぞれ、縦中心線CLに関して線対称に構成されるが、これに限定されず、対称性を有さず、異なる形状を有していてもよい。
(第2エンボス部の構成)
第2エンボス部8は、図1に示す例では、前方領域R1から中間領域R2を通って後方領域R3まで延びて配置される。
第2エンボス部8は、中間領域R2及びその周囲におけるフィット性を向上させるとともに、液の漏れを防止する観点から、中間領域R2を少なくとも通る、一対の線状のエンボス溝を有する。エンボス溝は、エンボスにより構成された、線状に延びる溝である。
エンボス溝における「線状」とは、エンボスが直線状及び/又は曲線状に延びる構成を意味する。また、この「線状」という表現は、一つのエンボスが連続して延びる態様の他、複数のエンボスが延在方向に近接して並んでおり、実質的に線状となる態様も含む。
図1に示す例では、第2エンボス部8は、線状のエンボス溝として、中間領域R2において縦方向Xにそれぞれ延びる、一対のエンボス溝81を含む。図1に示す例において、エンボス溝81は、中間領域R2から前方領域R1及び後方領域R3まで延びる。
さらに、図1に示す左右一対のエンボス溝81は、実質的に連続しており、前方領域R1及び後方領域R3において、相互に連結されることが好ましい。この場合、左右一対のエンボス溝81は、前端部及び後端部において、横方向Y内側に向かって相互に接近するように延びる。これにより、一対のエンボス溝81が閉鎖された形状となり、第2エンボス部8は環状を有する。
「実質的に連続している」とは、エンボス溝81が連続していて環状に構成される態様の他、概ね4mm以下のわずかな途切れ部を有している態様も含む。
第2エンボス部8は、着用時、中間領域R2の横方向Y中央部を肌側に盛り上げるような変形を誘導し得る。これにより、特に排泄部に対向する中間領域R2のフィット性を高めることができる。
また、第2エンボス部8は、到達した液を素早く引き込んで、液の横方向Y外側への漏れを防止する作用を有する。
これらにより、第2エンボス部8は、排泄部に対するフィット性を高めるとともに、排泄された液の漏れを防止する作用を有する。
(前方第1エンボス部の構成)
図1に示すように、ナプキン1において、前方第1エンボス部6は前方領域R1に位置する。前方第1エンボス部6は、環状の第2エンボス部8よりも縦方向X前方に、第2エンボス部8と離間して位置する。
前方第1エンボス部6は、一対の葉柄エンボス部6aから構成される。葉柄エンボス部6aは、1本の茎に複数(例えば8枚)の葉がついた形状の図柄を有する。つまり、この葉柄エンボス部6aは、「植物」又は「葉」というイメージ、「天然素材」というイメージを想起させるものであり、ナプキン1の表面シート2に含まれる天然素材であるコットン繊維に関連する図柄である。葉柄エンボス部6aは、「ボタニカル」という製品コンセプトを表すものとなっている。
このように、前方第1エンボス部6の図柄は、着用者に対して、視覚的に、天然素材を想起させ、天然素材による安心感を与える。
図1に示すように、前方第1エンボス部6において、葉柄エンボス部6aの1本の茎部分は、縦方向X前方から縦方向X後方に向かって、横方向Y内側から横方向Y外側に延びる線状となっている。
これにより、線状の茎部分が連続的に剛性の高い領域を構成し、線状の茎部分に沿って谷折りの変形起点が形成される。このように、前方第1エンボス部6により、排泄部の前方に変形基点を形成することができる。
着用者の排泄部前方の身体形状は、恥骨に起因して、前方(腹側)に大きく湾曲した形状となる。前方第1エンボス部6が、この前方の湾曲部分及び/又はその近傍に配置されることで、ナプキン1に対し、当該前方の湾曲形状に沿って湾曲するような変形を誘導することができる。したがって、ナプキン1を排泄部の前方の身体形状に良好にフィットさせ、ナプキン1の全体のフィット性を高めることができる。
このように、前方第1エンボス部6は、製品情報を表すとともにデザイン性を有し、かつ、着用時のフィット性を高めるという機能をも併せ持つ。
(後方第1エンボス部の構成)
図1に示すように、ナプキン1において、後方第1エンボス部7は後方領域R3に位置する。後方第1エンボス部7は、環状の第2エンボス部8よりも縦方向X後方に、第2エンボス部8と離間して位置する。
後方第1エンボス部7は、それぞれ植物をモチーフとした、一対の葉柄エンボス部7aと、3つの花柄エンボス部7bと、から構成される。
葉柄エンボス部7aは、1本の茎に複数(例えば5枚)の葉がついた形状の図柄を有する。つまり、この葉柄エンボス部7aは、「植物」又は「葉」というイメージ、「天然素材」というイメージを想起させる。
花柄エンボス部7bは、花柄の形状を有する。つまり、この花柄エンボス部7bは、「植物」又は「花」というイメージ、「天然素材」というイメージを想起させる。
前方第1エンボス部6と同様に、葉柄エンボス部7a及び花柄エンボス部7bは、「天然素材」というイメージを想起させるものであり、ナプキン1の表面シート2に含まれる天然素材であるコットン繊維に関連する図柄である。葉柄エンボス部7a及び花柄エンボス部7bは、「ボタニカル」という製品コンセプトを表すものとなっている。
このように、後方第1エンボス部7の図柄は、着用者に対して、視覚的に、天然素材を想起させ、天然素材による安心感を与える。
図1に示すように、後方第1エンボス部7において、葉柄エンボス部7aの1本の茎部分は、縦方向X後方から縦方向X前方に向かって、横方向Y内側から横方向Y外側に延びる線状となっている。葉柄エンボス部7aの線状の茎部分が連続的に剛性の高い領域を構成する。3つの花柄エンボス部7bのうち中央に位置する花柄エンボス部7bは、縦中心線CL上に位置し、着用者の臀裂の窪みに沿うように山折りの基点となりえる。
これにより、中央の花柄エンボス部7bが山折りの基点となり、葉柄エンボス部7aの線状の茎部分に沿って谷折りの変形起点が形成される。更に、中央の花柄エンボス部7bよりも縦方向X前方であって横方向Y外側に位置する、中央の花柄エンボス部7b以外の2つの花柄エンボス部7bが谷折りの変形基点となる。これにより、ナプキン1の、排泄部の後方の、臀部の前後の湾曲形状に基づく丸みにそって良好にフィットさせる変形を誘導することができる。
このように、後方第1エンボス部7は、製品情報を表すとともにデザイン性を有し、かつ、着用時のフィット性を高めるという機能をも併せ持つ。
(前方第1エンボス部の図柄と後方第1エンボス部の図柄との関係)
ナプキン1において、前方第1エンボス部6の図柄と後方第1エンボス部7の図柄とは異なっていてもよい。図1に示す例では、両者は、植物をモチーフとする点は共通するが、形状は異なっている。
図1に示すように、前方第1エンボス部6の図柄は花の図柄を含まないのに対し、後方第1エンボス部7の図柄は花の図柄を含んでいる。また、前方第1エンボス部6と後方第1エンボス部7とは、いずれも1本の茎に複数の葉がついた形状の図柄を含んでいるが、葉の数が異なっており、形状の異なる図柄を含んでいる。
尚、「前方第1エンボス部6の図柄と後方第1エンボス部7の図柄とは異なっている」とは、前方第1エンボス部6の図柄と後方第1エンボス部7の図柄とが同一ではないことを意味する。
「図柄が同一」とは、一方の図柄を、サイズを変更せず、すなわち、拡大又は縮小することなく、回転させた、又は、回転させていない状態の図柄と、他方の図柄とが、一致することをいう。
[裏面シートの図柄]
図2に示すように、裏面シート3は製品情報を表す形状又は色の少なくとも一方を有する図柄9を有しており、より具体的には裏面シート3は有色の図柄9を有する。図2に示す例では、図柄9には、4種類の図柄90~93が含まれる。図柄90~93を特に区別する必要がない場合、図柄9という。
また、図2に示す例では、図柄9は、ナプキン1の横方向Y中央部に、縦方向X全長に亘って位置する。ナプキン1において、図柄9は、平面視で、吸収体5が存在する領域及び吸収体5の横方向Yの両側縁を縦方向Xに沿って外方に仮想的に延在した一対の延長線で挟まれた領域に位置している。
図柄90~93は、いずれも植物をモチーフとした形状を有する。
1本の茎に複数の葉と複数の花がついた形状の図柄90は、「植物」、「葉」、又は「花」というイメージ、「天然素材」というイメージを想起させる。
コットンの実の形状の図柄91は、「植物」又は「コットン」というイメージ、「天然素材」というイメージを想起させる。
1本の茎に複数の花がついた形状の図柄92及び花の形状の図柄93は、「植物」又は「花」というイメージ、「天然素材」というイメージを想起させる。
これら植物に関連する図柄90~93は、ナプキン1の表面シート2に含まれる天然素材であるコットン繊維に関連する図柄である。図柄90~93は、「ボタニカル」という製品コンセプトを表すものとなっている。
図柄9は、着用者に対して、視覚的に、「植物」、「天然素材」を想起させ、ナプキンが天然素材を用いて構成されているという安心感を与える。
ナプキン1において、図柄9は有色であり、本実施形態では、緑色である。地が白い裏面シート3に有色の図柄9が印刷されていることにより、ナプキン1を裏面シート3側から見た際、図柄9の存在が際立ちやすくなっている。図柄9の色である緑色は、「植物」、「天然素材」というイメージを想起させるものであり、ナプキン1の表面シート2に含まれる天然素材であるコットン繊維に関連する色である。図柄9の色は、「ボタニカル」という製品コンセプトを表すものとなっている。
本明細書において、「有色」とは、無色透明を除くのに加え、CIE-L表色系におけるL値が95以上の色(白色)も除くことを意味する。「白色」とは、L値が95以上の色を意味する。CIE-L表色系におけるL値、a値、b値は色差系によって測定できる。例えば日本電色工業(株)のハンディ型分光色差系NF333(商品名)を用い、光源C、視野角2°の測定条件で、シートの反射光を測定して求めることができる。このとき、背景板としてL値が95以上の白色板を用いて測定することが好ましい。
このように、本実施形態のナプキン1では、裏面シート3に印刷される図柄9が、色及び形状ともに「植物」に関連するものとなっている。このため、図柄9は、着用者に対して、視覚的に、「天然素材」のイメージをより一層強く与えることができ、天然素材を用いて構成され、肌に優しいナプキンであるという印象を着用者に与えることができる。
本実施形態においては、図柄9に単色が用いられる例をあげるが、これに限定されない。例えば複数の同系色の色が用いられてもよい。ここで、同系色とは、同系統の色のことをいい、24色相からなる色相環において隣り合う3つの色の範囲にある色をいう。複数色を用いて図柄9を構成する場合、複数の同系色の色を用いることにより、裏面シート3を全体的に統一感のある外観とすることができる。また、図柄9は白色であっても良い。例えば、吸収体不存在領域10に、裏面シート3側に表面シート2側に向かって窪んだ、製品情報を表す形状の図柄エンボスを施すことによって陰影に起因する模様が、表面シート2側から視認可能とすることができる。ただし、有色の図柄9である方が、視認性に優れることから好ましい。
[ナプキンの外観]
表面シート2は光透過性を有し、図1に示すように、ナプキン1は、表面シート2側から平面視した際、吸収体不存在領域10において、裏面シート3の図柄9が透けて視認可能となっている。ナプキン1において、吸収体存在領域50では、吸収体5の存在により、裏面シート3の図柄9を表面シート2側からは視認できない。
本明細書において、表面シート2側から裏面シート3に印刷された図柄9を「視認可能」とは、照度(光源によって光が照らされた面が受ける光の明るさ)が100~2000lxとなるようにナプキン1の表面シート2に白色光源からの光を当てた際に、観察者が、ナプキン(吸収性物品)1の表面シート2側から裏面シート3に印刷された図柄9を視認できることをいう。ここで、照度を上記範囲としたのは、蛍光灯やLED(Light Emitting Diode)等を用いた室内照明により照らされた、日常生活で過ごす一般的な室内の照度条件と同程度にするためである。
また、本明細書において、「図柄9を視認可能」とは、図柄9の色が製品情報を表す色(本実施形態においては緑色)であると認識できること、又は、図柄9の形状が製品情報を表す形状(本実施形態においては植物に関する形状)であると認識できること、の少なくとも一方を満たせばよい。
尚、表面シート2を間に介した状態で図柄9を視認するため、ぼやけて図柄9の形状がはっきりと認識しにくい場合があるので、より図柄9を認識しやすいように、少なくとも図柄9の色が製品情報を表す色であることが、より好ましい。特に、前端領域11や後端領域12は面積が小さいため、これら領域で図柄9を視認する構成とする場合は、図柄9をより認識しやすくする観点から、図柄9の色が製品情報を表す色であることがより好ましい。
表面シート2側からの裏面シート3の図柄9の視認を良好なものとするという観点から、表面シートの全光線透過率は25%以上、より好ましくは35%以上が好ましい。
光透過率は、例えば、JIS-K7361に準拠した方法によって測定することができる。
測定器に日本電色工業社製のヘイズメーター、型式NDH5000を用いた。このヘイズメーターの光源は白色LEDである。試料台にサンプル片を置き、入射光量に対してサンプル片を透過した光量の割合を算出し、これを全光線透過率とする。
表面シート2側から図柄9をより視認しやすくする観点から、表面シート2の、前端領域11及び後端領域12に対応する部分は、凹凸加工がなされていないフラットな形状の領域を有していることが好ましい。これにより、表面シート2の、前端領域11及び後端領域12に対応する部分の光透過率が面内でほぼ均一となり、表面シート2を介して図柄9をより視認しやすくすることができる。
例えば、熱可塑性樹脂を用い凹凸エンボス加工された、熱溶融され押圧されてフィルム化された凹部と、熱溶融されていない凸部と、を含む表面シートでは、凹部と凸部とで光透過率が異なる。このため、表面シート2側から視認される裏面シート3の図柄9の色は視認できるが、図柄9がどのような形状であるかがわかりにくい場合がある。
これに対し、表面シート2の、前端領域11及び後端領域12に対応する部分を凹凸のないフラットな形状とすることにより、凹凸加工されている表面シートと比較して、図柄9の形状がより視認しやすくなる。
ここで、表面シートが「フラット」であるとは、表面シートを、水平面を有する台に載置して、表面シートの上側に荷重35Paとなる透明な板を置いた際に、上部から見て、表面シートと透明な板とが接触している面積の割合が、表面シートの面積に対して70%以上であることを意味する。
また、本実施形態のナプキン1では、表面シート2がコットン繊維を主体として構成されるため、図柄9がより視認しやすいものとなっている。すなわち、コットン繊維は熱融着しにくいため、繊維同士の融着点が形成されにくいので、熱可塑性樹脂を用い凹凸エンボス加工された表面シートのように凹部と凸部とで光透過率が異なるといったことがないため、面内でほぼ均一な光透過率にしやすい。
本実施形態では、図2に示すように、図柄9は、ナプキン1の横方向Y中央部に縦方向Xの全長に亘って印刷されている。このため、図1に示すように、ナプキン1を表面シート2側から平面視した場合、吸収体不存在領域10のうち、前端領域11と、後端領域12とで、裏面シート3の図柄9が視認可能となっている。
このように、ナプキン1は、図1に示すように、表面シート2側から、コットン繊維に関連する、第1エンボス部6及び7、並びに図柄9を認識できるように構成される。一方、裏面シート3側からは、図2に示すように、図柄9が認識される。
[ナプキンの外観による作用効果]
本実施形態のナプキン1では、裏面シート3に製品情報(本実施形態では、天然繊維であるコットン繊維を用いていることを表す「ボタニカル」の製品コンセプト)を表す、「植物」、「天然素材」に関連する図柄9が印刷されている。ナプキン1では、表面シート2側から平面視した際、裏面シート3の図柄9が吸収体不存在領域10で透けて視認可能となっており、加えて、製品情報を表す、「植物」、「天然素材」に関連する図柄の第1エンボス部6及び7を有している。
このような構成とすることにより、ナプキン1では、製品情報を表す、表面シート側から視認される図柄9、並びに、第1エンボス部6及び7により、ナプキン1の製品情報を視覚的に認識しやすくなっている。
これにより、個包装されたナプキンを開封し、ナプキンを着用し、ナプキンを破棄する、というナプキンの着用に係る一連の作業を通して、常に着用者は視覚的に製品情報を認識することができる。図1に示す例では、着用者は、ナプキン1の使い始めから終わりまで、コットン繊維の天然由来の情緒性を実感することができ、安心感を抱くことができる。
以下、ナプキンの着用に係る一連の作業における、上記構成とすることによる作用効果について詳細に説明する。
例えば3つ折りに個包装されたナプキン1を開封する際、2つの折り部のうち1つの折り部を広げると、前方領域R1に位置する前方第1エンボス部6が視認されるとともに、前端領域11で、表面シート2を介して裏面シート3の図柄9が透けて視認される。
このように、ナプキン1では、個包装されたナプキン1を開いた際に着用者の目に留まりやすい前方領域R1の肌側に、「天然素材」を想起させる、前方第1エンボス部6及び図柄9が位置する。これにより、着用者に対して、視覚的に、天然素材を用いた、肌に優しいナプキン1であるという期待感と安心感を与えることができる。
更に、ナプキン1を広げ、ナプキン1から個装シートを剥離し、裏面シート3を露出させる際、裏面シート3に印刷された、「天然素材」を想起させる図柄9により、着用者に対し、ナプキン1の開封時から継続した期待感と安心感を与えることができる。
次に、ナプキン1は表面シート2が見えるように下着に装着される。装着時、着用者は、下着へのナプキン1の位置決めのため、ナプキン1の前方領域R1及び後方領域R3を注視しやすい。本実施形態では、この注視しやすい領域である前方領域R1に、前端領域11で視認される図柄9と前方第1エンボス部6が位置する。同様に、注視しやすい領域である後方領域R3に、後端領域12で視認される図柄9と後方第1エンボス部7が位置する。このため、ナプキン1の位置決め時に、「天然素材」を想起させる図柄9、前方第1エンボス部6、及び後方第1エンボス部7により、着用者に対して、視覚的に、ナプキン1全体に統一感がある印象を与えるとともに、天然素材を用いた、肌に優しいナプキン1であるという期待感と安心感を引き続き与えることができる。
液が吸液されていない状態のナプキン1においては、前方第1エンボス部6及び後方第1エンボス部7は、見る角度やナプキン1を扱う環境の照明等によって、その図柄がどういうものか認識しづらい場合がある。しかしながら、ナプキン1を表面シート2側から平面視した際に、前端領域11及び後端領域12に図柄9が視認可能であるので、着用者に対して期待感と安心感を引き続き与えることができる。
更に、ナプキン1に血液等の液が吸液されると、前方第1エンボス部6及び後方第1エンボス部7は、引き込まれた液によって、その図柄が際立つ。このため、例えば、ナプキン1の交換時等、吸液によって図柄が際立った、前方第1エンボス部6及び後方第1エンボス部7の「天然素材」を想起させる図柄によって、着用者は、ナプキン1の製品情報をより直感的に認識しやすくなるとともに、引き続き期待感と安心感を抱くことができる。
ナプキン1の破棄では、典型的には、ナプキン1は表面シート2が内側となるように丸めて処分される。このため、丸められたナプキン1では、裏面シート3が外側に位置し、裏面シート3の「天然素材」を想起させる図柄9により、ナプキン1の製品情報が認識されやすい。
このように、ナプキン1では、コットンの天然由来の情緒性を使い始めから実感することができ、ナプキン1の使い始めから終わりまで、視覚的な製品情報の認識が可能となっている。着用に係る一連の作業において、天然素材を用いた肌に優しいナプキン1であるという期待感と安心感を継続して着用者に与えることができる。
なお、裏面シート3に配される図柄9としては、製品情報と関連した色の着色領域であっても良く、例えば、吸収体不存在領域10の一部に、互いに同一又は異形の着色領域が複数配されていたり、吸収体不存在領域10の全面が複数の色で着色されていても良い。この場合には、吸収体存在領域50の一部まで着色領域がはみ出るように存在していても良い。着色部領域が吸収体不存在領域10内に局所的配置又は分散配置されたものであると、裏面シート全面が着色された形態や吸収体不存在領域10全面に単一の色で着色された形態と比較して当該着色領域に着用者の注意が向きすぎないことで、前方第1エンボス部6又は後方第1エンボス部7のデザインに気づき易くなるので好ましい。以下、吸収体不存在領域10内や吸収体存在領域50内に局所的配置又は分散配置された着色領域を、局所的着色領域という。
ここで、使用前の個包装状態のナプキンは、典型的には、ナプキン1の裏面シート側に個装シートが設けられた状態で、2つ又は3つの折り部で折り畳まれた3つ折り又は4つ折りで構成される。
個包装に用いられる個装シートに光透過性シートを用いてもよく、これにより、個装シートを介して、裏面シート3の図柄9が透けて視認されるので、未使用の個装状態においても、製品情報を表す図柄9によりナプキン1の製品情報を視覚的に認識しやすい。また、この場合には、開封後に着用者は表面シート2を介して該図柄9に注意が向きやすくなるので、上述した効果が一層高まり得る。
本実施形態では、ナプキン1の前方領域R1及び後方領域R3の双方に製品情報を表す第1エンボス部が位置する例をあげたが、これに限定されない。例えば、前方領域R1のみに製品情報を表す第1エンボス部が位置してもよいし、後方領域R3のみに製品情報を表す第1エンボス部が位置してもよい。
第1エンボス部の視認性の向上の観点から、図1に示すように、製品情報を表す第1エンボス部は、ナプキン1の前方領域R1及び後方領域R3の両方に位置することがより好ましい。このような構成では、製品情報を表す第1エンボス部がナプキン1の肌側面に複数分散して位置することになり、より第1エンボス部の存在が注視されやすくなり第1エンボス部の視認性が向上する。これにより、着用者による視覚的な製品情報の認識をより高めることができる。本実施形態においては、着用者は、コットン繊維の天然由来の情緒性をより一層実感することができる。
ナプキン1において、前方第1エンボス部6の図柄と、後方第1エンボス部7の図柄とは、同一であってもよいし、異なっていても良いが、図1に示すように、異なっていることがより好ましい。
図1に示す例では、前方第1エンボス部6の図柄と後方第1エンボス部7の図柄とは異なり、ナプキン1を縦方向Xに2等分する直線に対して非対称な形状となっている。着用者は、非対称な図柄による違和感で第1エンボス部を注視しやすくなる。従って、着用者は、第1エンボス部6及び7の存在を把握しやすくなり、第1エンボス部6及び7の視認性がより向上するので、着用者による視覚的な製品情報の認識をより高めることができる。
尚、裏面シート3の地の色は、典型的には白色であるが、有色であってもよい。この場合、裏面シート3に印刷された図柄9が表面シート2側から視認可能であればよい。また、図柄が局所的着色領域である場合には、裏面シート3の地の色と局所的着色領域の色又は濃淡が異なっていればよい。
また、サイドシート4は、典型的には白色であるが、有色であってもよい。例えば、サイドシート4は、製品情報を表す裏面シート3の図柄9の色と同系色の色であってもよく、全体的に統一感のある外観とすることができる。
[エンボス部の寸法例]
製品情報を表す前方第1エンボス部6の横方向Yにおける最大寸法は、第2エンボス部8の横方向Yにおける最大寸法と同等であることが好ましい。
製品情報を表す後方第1エンボス部7の横方向Yにおける最大寸法は、第2エンボス部8の横方向Yにおける最大寸法と同等であることが好ましい。
ここで、「同等」とは、前方第1エンボス部6又は後方第1エンボス部7の横方向Yの寸法値が、第2エンボス部8の横方向Yの寸法値の0.9倍~1.1倍の範囲内にあることをいう。
前方第1エンボス部6の横方向Yにおける最大寸法は、前方第1エンボス部6の最も横方向Y左側に位置するエンボスの外端部から、前方第1エンボス部6の最も横方向Y右側に位置するエンボスの外端部までの、横方向Yにおける寸法を意味する。
後方第1エンボス部7の横方向Yにおける最大寸法は、後方第1エンボス部7の最も横方向Y左側に位置するエンボスの外端部から、後方第1エンボス部7の最も横方向Y右側に位置するエンボスの外端部までの、横方向Yにおける寸法を意味する。なお、各エンボスの「外端部」とは、各エンボスにおいて最も横方向Y外側に位置する部分を意味する。
第2エンボス部8の横方向Yにおける最大寸法は、第2エンボス部8の最も横方向Y左側に位置するエンボスの横方向Y外端部から、第2エンボス部8の最も横方向Y右側に位置するエンボスの横方向Y外端部までの、横方向Yにおける寸法を意味する。図1に示す例において、第2エンボス部8の最大寸法は、中間領域R2における、左右のエンボス溝81の外端部間の最大寸法となる。
各エンボス部6~8の横方向Yにおける具体的な最大寸法例をあげる。これらの数値は一例であり、これらに限定されない。
ナプキン1における排泄部へのフィット性及び防漏性の観点から、第2エンボス部8の横方向Yにおける最大寸法は、45mm~58mm程度に設定され、例えば第2エンボス部8の横方向Yにおける最大寸法は47mmである。
前方第1エンボス部6の横方向Yにおける最大寸法は36mmである。
後方第1エンボス部7の横方向Yにおける最大寸法は44mmである。
このように、製品情報を表す第1エンボス部の横方向Yにおける寸法が、第2エンボス部8の横方向Yにおける寸法と同等であることにより、ナプキン1における第1エンボス部6及び7の存在感を大きくすることができ、第1エンボス部6及び7の視認性が向上する。これにより、着用者による視覚的な製品情報の認識をより高めることができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態のナプキン1では、裏面シート3の横方向Y中央部に図柄9が設けられる例をあげたが、図3及び図4に示すように、裏面シート3の全面に図柄9が配されていても良い。
以下、上記実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、説明を省略する。本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、「ボタニカル」の製品コンセプト(製品情報)を有するナプキンを例にあげる。本実施形態のナプキンは、第1の実施形態のナプキンと同様に、製品情報を表す第1エンボス部6及び7、裏面シート3に印刷される製品情報を表す図柄9を有している。
図4に示すように、本実施形態のナプキン1の裏面シート3には、全面に図柄9が配されている。これにより、図3に示すように、表面シート2側からナプキン1を平面視した際、吸収体不存在領域10において、前端領域11及び後端領域12に加えて、左側領域13及び右側領域14にも、図柄9が視認される。より詳細には、左側領域13及び右側領域14においては、サイドシート4を介して裏面シート3の図柄9が視認可能となっている。
ウイング部Wがサイドシート4と裏面シート3との積層により構成される場合、表面シート2側からの裏面シート3の図柄9の視認を良好なものとするという観点から、サイドシート4の光透過率は25%以上、より好ましくは35%以上が好ましい。
表面シート2側から視認される裏面シート3の図柄9をより視認しやすくする観点から、サイドシート4の、左側領域13及び右側領域14に対応する部分は、凹凸加工がなされていないフラットな形状であることが好ましい。これにより、サイドシート4の、左側領域13及び右側領域14に対応する部分の光透過率が面内でほぼ均一となり、ウイング部Wにおいて、図柄9がより視認しやすくなる。
このように、裏面シート3の全面に図柄9が配されることにより、第1の実施形態と比較して、吸収体不存在領域10における製品情報を表す図柄9の占める割合を大きくすることができる。これにより、表面シート2側からナプキン1を平面視した際、着用者は、第1エンボス部6及び7と、占める割合が大きくなった図柄9とにより、コットン繊維の天然由来の情緒性をより一層実感できる。
尚、サイドシート4は、典型的には白色であるが、有色であってもよい。この場合、表面シート2側からナプキン1をみたときに、ウイング部Wにおいて、裏面シート3に印刷される製品情報を表す図柄9がサイドシート4を介して視認可能であればよい。
また、裏面シート3の地の色は、典型的には白色であるが、有色であってもよい。吸収体不存在領域10において、裏面シート3に印刷された図柄9が、表面シート2側から視認可能であればよい。
<他の実施形態>
上述の実施形態では、ナプキン1が「ボタニカル」という製品コンセプトを有し、第1エンボス部の図柄及び裏面シートの図柄が、この製品コンセプトに関連した図柄を有する例をあげた。
以下、製品情報に関連した他の図柄の構成例について説明する。いずれの構成例のナプキンにおいても、第1及び第2の実施形態と同様に、製品情報に関連した裏面シートの図柄と、製品情報に関連した第1エンボス部とを、表面シート側から同時に視認できるように構成される。これにより、製品情報の視覚的な認識が向上する。
(構成例1)
ナプキンが、花の香料が用いられた賦香という製品機能を有している場合、この製品機能に関連し、第1エンボス部の図柄を例えば花の図柄とし、裏面シートに印刷される図柄を例えばピンク色の花の図柄としてもよい。
花の図柄、ピンク色の花の図柄は、製品情報に関連した図柄である。表面シート側から認識できる第1エンボス部の図柄及び裏面シートの図柄の形状や色により、製品機能を視覚から直感的に認識することができる。
(構成例2)
着用者に清涼感を与えるためにナプキンにメントール等の冷感剤が用いられ、ナプキンが冷感触覚という製品機能を有している場合、この製品機能に関連し、第1エンボス部の図柄を例えばミントの葉の図柄とし、裏面シートに印刷される図柄を例えば緑色のミントの葉の図柄としてもよい。
ミントの葉の図柄、緑色のミントの葉の図柄は、製品情報に関連した図柄である。表面シート側から認識できる第1エンボス部の図柄及び裏面シートの図柄の形状や色により、製品機能を視覚から直感的に認識することができる。
(構成例3)
ナプキンにおいて、典型的には、就寝時の体勢の変化や長時間の使用時間を考慮して、夜用に用いられるナプキンは、昼用に用いられるナプキンよりも、製品の縦方向Xの長さが長く構成され、製品の吸収容量も多くなるように構成される。
一例として、製品の縦方向Xの長さが夜用ナプキンに比して短い昼用ナプキンにおいて、第1エンボス部の図柄を太陽の図柄を含むように構成し、裏面シートに印刷される図柄を暖色系の色の太陽の図柄としてもよい。
製品の縦方向Xの長さが昼用ナプキンに比して長い夜用ナプキンにおいて、第1エンボス部の図柄を月の図柄を含むように構成し、裏面シートに印刷される図柄を寒色系の色の月の図柄としてもよい。
太陽の図柄、暖色系の色の太陽の図柄、月の図柄、寒色系の色の月の図柄は、製品情報に関連した図柄である。表面シート側から認識できる第1エンボス部の図柄及び裏面シートの図柄の形状や色により、製品の縦方向Xの長さや製品の吸収容量を視覚から直感的に認識することができる。
(構成例4)
ナプキンにおいて、典型的には、就寝時の体勢の変化や長時間の使用時間を考慮して、夜用に用いられるナプキンは、昼用に用いられるナプキンよりも吸収容量が多くなるように構成される。
一例として、昼用ナプキンにおいて、第1エンボス部の図柄を太陽の図柄を含むように構成し、裏面シートに印刷される図柄を暖色系の色の、吸収容量自体を表す数字(形状)の図柄としてもよい。
夜用ナプキンにおいて、第1エンボス部の図柄を月の図柄を含むように構成し、裏面シートに印刷される図柄を寒色系の色の、吸収容量自体を表す数字(形状)の図柄としてもよい。
太陽の図柄及び月の図柄は、着用推奨時間、吸収容量を想起させ、製品情報に関連した図柄である。また、裏面シートに印刷される図柄において、色は、昼や夜といった着用推奨時間を想起させ、吸収容量自体を表す数字の図柄は吸収容量を想起させ、裏面シートに印刷される図柄は製品情報に関連した図柄である。表面シート側から認識できる第1エンボス部の図柄及び裏面シートの図柄の形状や色により、製品の吸収容量を視覚から直感的に認識することができる。
(構成例5)
ナプキンにおいて、典型的には、就寝時の体勢の変化や長時間の使用時間を考慮して、夜用に用いられるナプキンは、昼用に用いられるナプキンよりも吸収容量が多くなるように構成される。
ナプキンが上述の第1及び第2の実施形態のように「ボタニカル」の製品コンセプトを有している場合、第1エンボス部の図柄において、1本の茎の長さ及び1本の茎についている葉の数の違いが吸収容量の違いを表すものとしてもよい。
例えば、昼用ナプキンの後方第1エンボス部の図柄では、1本の茎に葉が5枚ついている形状であるのに対し、夜用ナプキンの後方第1エンボス部の図柄では、1本の茎に葉が8枚ついている形状に構成してもよい。
裏面シートに印刷される図柄は、上述の第1及び第2実施形態のように、緑色の植物の図柄であってもよいし、構成例4のように吸収容量自体を表す数字であってもよい。吸収容量自体を表す数字の色は、第1及び第2実施形態のように緑色でもよいし、構成例4のように昼用ナプキンには暖色系の色、夜用ナプキンには寒色系の色を用いてもよい。
また、裏面シートに印刷される図柄において、緑色の植物に関連する柄とし、昼用ナプキンと夜用ナプキンとで、裏面シートにおける図柄の占有面積率を異ならせてもよい。例えば、昼用ナプキンよりも夜用ナプキンの方が、裏面シートにおける図柄の占有面積率を大きくなるように構成し、結果的に、表面シート側からみたときに、透けて見える裏面シートの図柄の占有面積を大きくすることができる。これにより着用者は、ナプキンを表面シート側からみて、後方第1エンボス部の葉の数が多いことと併せて、緑色に見える面積が大きいのを確認することにより、直感的に吸収容量の多いナプキンであることを認識することができる。
表面シート側から認識できる第1エンボス部の図柄及び裏面シートの図柄の形状や色により、製品の吸収容量を視覚から直感的に認識することができる。
このように、製品コンセプト、吸収容量といった、複数の異なる製品情報が第1エンボス部の図柄、裏面シートに印刷される図柄に表れるように構成してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上述の第1及び第2実施形態においては、裏面シート3に印刷される図柄9が、「植物」、「天然素材」を想起させる色及び形状を有する例をあげた。しかしながら、これに限定されない。
例えば、裏面シート3に設けられる図柄9は、植物関連の形状を有していないが、色が植物関連の色、例えば緑色を有する図柄であってもよい。これにより、表面シート2側からナプキン1を平面視した際に、着用者に対して、植物に関連する図柄の前方第1エンボス部6及び後方第1エンボス部7の存在に加えて、裏面シート3の図柄の緑色が、吸収体不存在領域10で視認可能となっていることにより、視覚的に、天然素材であるコットン繊維が用いられていることによる安心感を与えることができる。
また、裏面シート3に設けられる図柄は、色が植物を想起する色を有していないが、植物関連の形状を有する図柄であってもよい。これにより、表面シート2側からナプキン1を平面視した際に、着用者に対して、植物に関連する図柄の前方第1エンボス部6及び後方第1エンボス部7の存在に加えて、裏面シート3の植物に関連する形状を有する図柄9の形状が、吸収体不存在領域10で視認可能となっていることにより、視覚的に、天然素材であるコットン繊維が用いられていることによる安心感を与えることができる。
上述の第1の実施形態では、吸収体不存在領域10のうち前端領域11及び後端領域12にて裏面シート3の図柄9が視認可能に構成される例をあげた。上述の第2の実施形態では、吸収体不存在領域10の全域で図柄9が視認可能に構成される例をあげたが、これらに限定されない。吸収体不存在領域10(外周フラップ)の少なくとも一部で、裏面シート3の図柄9が表面シート2側から視認可能であればよい。
また、以上の実施形態では、吸収性物品として生理用ナプキンの例を示したが、これに限定されない。本発明の吸収性物品は、例えば、尿取りパットやおりものシート、使い捨ておむつ等であってもよい。
1…ナプキン(吸収性物品)
2…表面シート
3…裏面シート
5…吸収体
6…前方第1エンボス部(第1エンボス部)
7…後方第1エンボス部(第1エンボス部)
8…第2エンボス部
9…裏面シートの図柄
R1…前方領域
R2…中間領域
R3…後方領域

Claims (7)

  1. 表面シートと、裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配置された吸収体と、を備え、着用者の前後方向に対応する縦方向及び該縦方向に直交する横方向を有し、前記縦方向に沿って、前方領域と、着用者の排泄部に対向する中間領域と、後方領域と、に区分される吸収性物品であって、
    前記前方領域及び前記後方領域の少なくとも一方に位置する、前記表面シートと前記吸収体とが圧搾された、前記吸収性物品の製品情報を表す図柄を有する第1エンボス部を更に備え、
    前記裏面シートは、前記製品情報を表す形状又は色の少なくとも一方を有する図柄を有し、該裏面シートの図柄は前記表面シート側から視認可能である
    吸収性物品。
  2. 前記表面シートはコットン繊維を含み、
    前記第1エンボス部は、前記コットン繊維に関連する図柄を有し、
    前記裏面シートの図柄は、前記コットン繊維に関連する形状又は色の少なくとも一方を有する
    請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 平面視で前記吸収体が存在しない吸収体不存在領域を有し、
    前記裏面シートの図柄は有色であり、
    前記吸収体不存在領域において、前記裏面シートの図柄の色が前記表面シート側から視認可能である
    請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収体不存在領域は、前記縦方向における前記吸収体が存在しない前端領域と後端領域を有し、
    前記前端領域と前記後端領域において、前記裏面シートの図柄の色が前記表面シート側から視認可能である
    請求項3に記載の吸収性物品。
  5. 前記中間領域において前記縦方向に延びる一対のエンボス溝を含む、前記表面シートと前記吸収体とが圧搾された、第2エンボス部を更に備え、
    前記第1エンボス部の前記横方向における最大寸法は、前記第2エンボス部の前記横方向における最大寸法と同等である
    請求項1~4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記第1エンボス部は、前記前方領域及び前記後方領域それぞれに位置する
    請求項1~5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記前方領域に配される前記第1エンボス部と、前記後方領域に配される前記第1エンボス部とは、図柄が異なる
    請求項6に記載の吸収性物品。
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