JP2022553869A - 埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム - Google Patents

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Abstract

頸椎内の隣接する椎体を安定化させるための埋め込み可能なモジュール式プレートシステムは、隣接する端部においておよび隣接する端部に沿って接続部を形成するように位置合わせされる、または接続される少なくとも2つのプレートセグメント(601、602)を含む。プレートセグメントの少なくとも1つは、係合端にフランジ(624)を含み、プレートセグメントの少なくとも1つは、係合端にフランジ凹部(614)を含み、フランジは、少なくとも2つのプレートセグメントが係合されたときにフランジ凹部と重なり係合するように構成される。プレートセグメントは、隣接する端部の重なり部分を横断する共通の回転軸で互いに面外方向に枢動可能であり、各々のプレートセグメントの回転がフランジおよびフランジ凹部の接触面から離れる最大90°の回転に制限されるようにフランジによって回転が拘束される。【選択図】図12

Description

関連出願の相互参照
本願は、米国特許法第119条(e)の定めにより、2019年11月7日に出願された米国仮特許出願第62/932380号の利益を主張するものであり、この特許の内容全体は、参照により本明細書に援用される。
本発明は、骨に固定するための埋め込み可能なプレートシステムに関する。本発明の一実施形態は、脊椎固定のための埋め込み可能なプレートシステムに関する。埋め込み可能なプレートシステムは、任意の好適な外科手術を使用して骨に固定され得、脊椎についてのいくつかの実施形態において、埋め込み可能なプレートシステムは、前方手術によって埋め込まれ得る。埋め込み可能なプレートシステムは、1つまたは複数の他の器具(例えば、椎骨を癒合させる脊椎インプラント)と一緒に使用され得る。
頸椎は、頭蓋骨に隣接するC1から胸椎に隣接するC7まで順に位置ごとに命名された7つの頸椎骨を含む。C1椎骨は頭蓋骨を支持し、環椎骨と呼ばれる。C2椎骨は軸椎骨と呼ばれ、頭部が左右に移動するときに頭蓋骨および環椎骨が回転する軸となる。椎間板は、最初の2つの頸椎骨C1、C2を除く隣接する椎骨の間に位置する。隣接する椎骨間の運動は、椎間板および2つの椎間関節を介して生じる。
人が年をとるにつれて、椎間板はその含水量の一部を失い、その結果、衝撃吸収能力の一部を失う。裂傷は、椎間板の外輪または輪において無症状のうちに形成され得、瘢痕組織を形成することによって治癒する。瘢痕組織は正常組織よりも弱く、椎間板が摩耗し続けるにつれて潰れ始め、隣接する椎骨間の間隙が狭くなり、脊椎の後部における椎間関節のアライメントに影響を及ぼす。骨の嵌合の仕方の変化は、関節軟骨に異常な圧力を生じさせ、時間の経過と共に、この異常な圧力は、椎間関節の磨耗および裂傷関節炎(骨関節炎)を生じさせる。
他の障害としては、椎間板ヘルニア、椎骨の骨折または脱臼、脊椎狭窄症、および頚椎症性脊髄症が挙げられる。ほとんどの頸部痛は変性変化によるものである。おそらく、頸椎における脊椎分節の変性によって引き起こされる最も深刻な問題は、脊椎狭窄の状態であり、これは、典型的には、脊椎変性の後期に生じる。頸椎では、この状態は頸髄症と呼ばれることがある。
頸椎狭窄症では、脊柱管が狭くなり、脊髄から離れる場所の神経根を押圧および圧迫する可能性がある、または脊髄自体が圧迫されることがある。脊椎狭窄症は、50歳より高齢の人に最も多く見られる。老化現象は、椎間板の膨隆または骨を接続する組織の肥厚を引き起こし得る。これらの障害は、神経圧迫をもたらし、麻痺、しびれ、または疼痛を引き起こし得る。
頸部痛を患っている患者の大多数は、どんな種類の手術も必要でない。しかしながら、場合によっては、頸椎の変性変化は、脊髄に過剰な圧力がかかる非常に深刻な状態につながる可能性がある。この状態が起こると、脊髄全体が危険にさらされる。
1つの外科的選択肢は、椎間板切除術と呼ばれる、原因となっている1つまたは複数の椎間板を除去することによって脊髄に対する圧力を除去し、椎間板の除去によって残された間隙に骨移植片を配置するというものである。癒合術は、頸部を安定化させるために、椎間板切除術とほぼ常に同時に行われる。また、組み合わせ手術は、一般に、頸椎前方除圧固定術を表すACDF術と呼ばれる。これは、頸椎の1つのレベルまたは2つ以上のレベルに対して行われ得る。この手術は、症候性頸椎椎間板ヘルニアを治療するために最も一般的に行われるが、他の頸部変性疾患に対しても行われ得る。
変性椎骨の場合、1つまたは複数の変性椎骨が除去され、骨移植片と置換されて、変性椎骨の除去によって残された間隙が充填される。この手術は、椎体切除術および支柱骨移植と呼ばれる。脊髄を押圧する任意の骨棘もまた、椎体切除術中に除去される。椎体切除術は、ある種の椎間板切除術に関連して行われることが多い。いずれの場合も、移植片は経時的に治癒して、椎間板または椎体が除去された場所の脊椎癒合を形成する。
頸椎は、前部(前方アプローチ)または後部(後方アプローチ)のいずれかからアプローチされ得るが、椎間板は、頸部の前方からより直接的にアクセス可能であり、条件が許せば、ほとんどの外科医は、前方アプローチを好む。前方アプローチは、正常な筋肉組織の破壊を低減し、さらに脊椎の正常なアライメントを維持しやすい。脊椎の多くの変性状態は、正常な前弯(脊椎の緩やかな湾曲)の消失を引き起こす。前方アプローチにおいて脊椎の前部を開くことによって、この前弯が回復され得る。
前方アプローチは、頸椎のほぼ全体がアクセス可能であるため、脊椎へのより良好なアクセスを提供する。前方アプローチは、比較的複雑でない経路を通して脊椎へのアクセスを提供し、一般に、術後疼痛が少ない。椎間板切除術では、脊髄、脊髄神経、および頸部筋肉を損なうことなく椎間板に到達することができる。全ての条件が等しい場合、患者は、後方手術からの場合よりもこのアプローチからの切開痛が少ない傾向がある。特定の症状に応じて、1つの椎間板(単一レベル)または複数の椎間板(マルチレベル)が除去され得る。
頸椎に対して前方癒合術を行う際には、外科医の訓練および外科的癒合のレベルに応じて、患者の頸部の前部において横方向または長手方向のいずれかに切断が行われる。1つまたは2つのレベルの癒合が行われる場合、横方向の切開が行われ得る。2レベル以上の癒合が行われる場合、長手方向の切開が一般に必要とされる。切開長は、人のサイズおよび処置されるべきレベル数に依存する。
頸椎への前方アクセスのための1つの手術によれば、患者のサイズおよびレベル数に応じて、2~4センチメートル長の横断切開が、頸部の前部において正中線からわずかに離れて行われ、頸筋膜は、食道と頸動脈鞘との間の自然な平面内で緩やかに分割される。外科医が前方椎体および椎間板を視覚化することを可能にするために、小さな開創器および手術用顕微鏡が使用される。頸部の動脈および神経が保護されると同時に、筋肉および他の組織が側方に移動される。
脊髄および神経根が適切なレベルで減圧された後、除去された部分は、各々の椎間板腔内に骨移植片を挿入するか、または1つまたは複数の椎体を除去することによって残された間隙にまたがるように、支柱骨移植片と呼ばれるより長い移植片を挿入するかのいずれかによって、頸椎の正常な負荷を支持するように再建されなければならない。その目的は、1つまたは複数の椎骨の除去によって形成された間隙の上下の椎骨間の骨の生体ブリッジの形成を促進することである。患者自身の骨またはヒト死体の骨を用いて移植片が形成され得る、または骨移植片が挿入される合成足場が使用され得る。
先行技術では、2つ以上の椎骨を互いに固定式に接続し、癒合部が治癒する間に頸椎を安定化させるためのプレートシステムが開発されている。これらのプレートシステムは、典型的には、チタン製のプレートを備え、癒合部の上下の椎骨にねじで固定されるように設計されている。プレートは2つの隣接する椎骨間の間隙にまたがり、ねじはプレートの穴を通って椎骨内に入る。各々の椎骨は、利用されるプレートの種類に応じて、1本のねじまたは2本以上のねじを受容し得る。
プレートシステムは、特定の障害を治療するための要件に応じて、1つのレベル、すなわち2つの隣接する椎骨間の間隙、または2つのレベル、すなわち3つの隣接する椎骨間の間隙、またはそれ以上のレベルにまたがり得る。融合骨および頚椎プレートが適所に配置されると、椎骨は安定化され、生物学的治癒原理に従って骨癒合が生じる。
従来のプレートは、製造業者によって複数のレベルのオプションへと予め組み立てられる、またはバックテーブル上で外科スクラブテクニシャンによって組み立てられ、その後、挿入のために外科医に手渡される。プレートは、通常、サイズの生物学的多様性、接合されるセグメントの数、および接合される骨の部分の長さなどの特徴を提供するように、さまざまなサイズを有するセットで提供される。プレートシステムは、典型的には、2~5個の椎骨を接合するように設計される。
頸椎プレートを配置するためには、椎骨の前部の組織を一方の側に移動させて椎骨を露出させなければならない。これは、喉頭、咽頭、食道、頸動脈、いくつかの重要な神経を動かすこと、およびいくつかの筋肉を切開することを伴う。手術後に、特に複数のレベルが関与する場合に、解剖学的構造が近接した小さな開口部内に長い剛性プレートを配置するときに生じる外傷により、嚥下の問題が生じ得る。マルチレベル癒合用の大きなプレートをより小さな開口部に押し込むことは、食道運動の機能不全をもたらし得、これは、嚥下機構および声に影響を及ぼし得る。
椎前間隙へのアクセスを得て、椎間板切除術および癒合を実施した後、関与するレベル数にまたがるように寸法決めされた前方プレート(例えば、2つの運動の2つの椎骨または1つの運動セグメントを接続する)が選択される。その後、プレートは、前方椎体表面上に指または鉗子を用いて配置され、ねじがプレートを通して椎骨内に挿入されて、プレートが椎骨に固定される。
より長いマルチレベルプレートを切除床内に安全に配置することは極めて困難であり得る。なぜなら、マルチレベル構造体用のより長いプレートを配置するために邪魔にならないように移動させなければならない軟組織を安全に後退させることは困難であるからである。結果として生じる食道裂傷または伸展損傷の可能性、および嚥下障害(特に、プレートを配置する際の頭側口腔咽頭組織の後退を伴う)を引き起こす危険性がある。プレートは、通常、外科的切開部よりも大きく、余分な後退または軟組織操作を必要とする。静脈構造または動脈構造を横断することもまた、より長いプレートを配置する際に危険を伴う。ある程度の嚥下機能不全が起こる可能性がある。喉頭神経または上甲状腺の神経の損傷による嗄声は、プレートの配置および操作の間に生じ得る。
従来のプレートシステムを用いた前方頸部癒合術から生じる1つの既知の合併症は、食道の損傷である。この危険性は、プレートの寸法が増大するにつれて増大する。食道の損傷は、大きな剛性の先行技術のプレートシステムが外科的創傷部を通して適所に押し込まれる外科手術の間に生じ、食道全体のびらんにつながる可能性がある。
過度の軟組織損傷を引き起こすことなくプレートシステムの配置を可能にする、単一の、特にマルチレベルの癒合術において使用され得るプレートシステムが依然として必要とされている。特に、必要とされるものは、軟組織の外傷を最小限に抑えながらプレートの構成要素の順次配置を可能にするプレートシステムである。さらに、必要とされるのは、隣接するレベルに対処するためにプレートシステムを拡張するための再置換術を可能にするプレートシステムである。
本発明は、相互係合する2つ以上の別個のプレートセグメントを含む、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムである。いくつかの実施形態では、別個のセグメントは、1つまたは複数の係合特徴部、例えば、鍵状相互嵌合部品、さねはぎ嵌合部、およびヒンジによって係合する。埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムは、軟組織の外傷を最小限にするように適合された骨上の別個のプレートセグメントのそれぞれの順次展開に適合される。埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムは、大きなプレートをより小さな軟組織間隙に押し込む必要性を回避する、長さ延長プレートシステムを提供する。埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムは、脊椎、より具体的には、間隙が極めて限られた頸椎において特に有用であり、2つ以上のレベルを横断するように設計されたプレートの使用は、軟組織の完全性を維持しながら前方脊椎上に配置する上での課題を提示する。
使用時に、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムは、端と端を接続した配置で、かつ完全にまたは部分的に折り畳まれた構成でヒンジ接続された少なくとも2つのプレートセグメントの予め組み立てられたセットとして、術野内に提供され得る。他の実施形態では、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムは、順次個別に配置される別個のプレートセグメントとして術野内に提供され得、配置の前後に互いにヒンジ接続され得る。
本発明の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムは、2つ以上のプレートセグメントのセット(複数のプレートセグメント)を含む。プレートセグメントは、略平面状であり、略正方形または長方形の形状であり、端と端を接続した構成で接続されるように適合される。脊椎での使用に適した実施形態によれば、セット内のプレートセグメントのうちの少なくとも2つはそれぞれ、1つのレベルにまたがる(すなわち、各プレートは、その端部が隣接する椎骨上に配置され得、プレートがそれらの間の椎間板腔にまたがるように構成される)。セット内の1つまたは複数のプレートは、その角部に正方形、アール状、またはローブ状のうちの1つである少なくとも1つの係合端を有し得る。セット内のプレートセグメントの少なくとも2つは、それらの係合端の少なくとも一部の重ね合わせによって係合する。したがって、各々のプレートは、一端または両端に、隣接するプレートとの重なり係合に適した表面を含む。重なり部分は、プレートの静的および動的な曲げに抵抗する補強部となり、インプラントが挿入されて骨と接触したときにインプラントの全長を最小にし、そのことにより軟組織の損傷を制限するモジュール性の利点を提供する。
フランジによって隣接するプレートセグメントと係合するプレートセグメントの各々は、枢軸を中心として配置されまたは折り畳まれ得、各々のプレートセグメントの回転がフランジの接触面から離れる最大90°の回転に制限されるように、フランジによって回転が拘束される。したがって、2つ以上のプレートセグメントの各々は、少なくとも重なり相互嵌合によって相互係合し、さらにヒンジ接続可能であり得る。このような実施形態によれば、2つ以上のプレートセグメントはヒンジ係合によって接続可能であり得る。プレートセグメントのヒンジ係合は、固定ヒンジおよび係脱可能なヒンジによって実現され得る。いくつかの実施形態では、固定ヒンジは、プレートセグメントの係合端上の1つまたは複数の受容チャネルと、それらを固定するための係合ピンとを備える。他の実施形態では、係脱可能なヒンジは、隣接するプレートセグメントの係合端上に1つまたは複数の係合可能な弓形フランジを備える。
様々な実施形態において提供されるのは埋め込み可能なモジュール式プレートシステムであり、少なくとも2つのプレートセグメントであって、各プレートセグメントは上面と底面と第1および第2の端部とを含み、プレートセグメントの各々の少なくとも1つの端部は隣接するプレートセグメントと係合するための係合端であり、プレートセグメントは隣接する係合端においておよび係合端に沿って互いに接続可能である、少なくとも2つのプレートセグメントと、前記少なくとも2つのプレートセグメントの各々におけるアクセス開口であって、各々のアクセス開口はプレートセグメントを通して可視化するように配列および配置される、アクセス開口と、挿入されるねじを受容するための前記少なくとも2つのプレートセグメントの各々を貫通する複数の固定穴とを備える埋め込み可能なモジュール式成型外科用プレートシステムであって、少なくとも2つのプレートセグメントの少なくとも1つは、その係合端に、隣接するプレートセグメントの係合端上のフランジ座部と重なり係合するのに適したフランジを含み、少なくとも2つのプレートセグメントの少なくとも1つはフランジを含み、少なくとも2つのプレートセグメントの少なくとも1つはフランジを受容するためのフランジ凹部を含み、フランジおよびフランジ凹部の各々は、少なくとも1つの固定穴を備え、フランジおよびフランジ凹部の固定穴は、フランジがフランジ凹部と接触したときに位置合わせされる、プレートシステムである。
いくつかの実施形態では、頸椎内の隣接する椎体を安定化させるための埋め込み可能なモジュール式プレートシステムは、隣接する端部においておよび隣接する端部に沿って接続部を形成するように位置合わせまたは接続される少なくとも2つのプレートセグメントであって、少なくとも2つのプレートセグメントのうちの少なくとも1つは係合端にフランジを含み、少なくとも2つのプレートセグメントのうちの少なくとも1つは係合端にフランジ凹部を含み、フランジは少なくとも2つのプレートセグメントが係合されたときにフランジ凹部と重なり係合するように構成され、そのことにより少なくとも2つのプレートセグメントは隣接する端部の重なり部分を横断する共通の回転軸において互いに面外方向に枢動可能であり、各々のプレートセグメントの回転がフランジおよびフランジ凹部の接触面から離れる最大90°の回転に制限されるようにフランジによって回転が拘束され、フランジおよびフランジ凹部の各々は少なくとも1つの固定穴を備え、フランジおよびフランジ凹部の固定穴はフランジがフランジ凹部と接触したときに位置合わせされる、少なくとも2つのプレートセグメントと、下にある移植部位の可視化のために配列および配置された各々の前記プレートセグメント内のアクセス開口と、挿入されるねじを受容するための各プレートセグメントを貫通する複数の固定穴とを備える。
いくつかの実施形態では、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムは、少なくとも2つのプレートセグメントであって、各々のプレートセグメントは上面と底面と第1および第2の端部とを含み、プレートセグメントは隣接する係合端においておよび隣接する係合端に沿って接続可能であり、前記少なくとも2つのプレートセグメントの各々は2つの係合端を備え、各々の係合端は隣接するプレートセグメントの係合端部と係合するためのものであり、前記少なくとも2つのプレートセグメントの少なくとも2つにおける係合端の少なくとも1つは、フランジまたはフランジ凹部の一方を備える、少なくとも2つのプレートセグメントと、前記少なくとも2つのプレートセグメントの各々におけるアクセス開口であって、各々のアクセス開口はプレートセグメントを通して可視化するために配列および配置される、アクセス開口と、挿入されるねじを受容するための前記少なくとも2つのプレートセグメントの各々を貫通する複数の固定穴とを備え、少なくとも2つのプレートセグメントのうちの少なくとも1つは係合端に前記少なくとも2つのプレートセグメントのうちの別のプレートセグメントに隣接して配向されるフランジを含み、前記少なくとも2つのプレートセグメントのうちの別のプレートセグメントは隣接係合端にフランジ凹部を含み、フランジおよびフランジ凹部の各々は少なくとも1つの固定穴を備え、フランジおよびフランジ凹部の固定穴はフランジがフランジ凹部と接触したときに位置合わせされる。
本発明の前述の目的ならびに利点および他の目的ならびに利点は、添付図面と併せて考慮される場合、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。添付図面において、同様の参照文字は、いくつかの図面を通して同様の部分を指すものとする。
本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの正面斜視図である。 図1に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの上面図である。 図1に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの側面図である。 図1に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの底面図である。 図1に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの第1の端面図である。 図1に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの第2の端面図である。 図1に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの別の正面斜視図である。 図1に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの別の側面図である。 図1に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの分解正面斜視図である。 本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの代替の実施形態の前縁斜視図である。 図10に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの実施形態の別の図である。 本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの代替の実施形態の分解正面斜視図である。 本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの代替の実施形態の底縁斜視図である。 図13に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムのプレート部材の底縁斜視図である。 本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの代替の実施形態の正面斜視図である。 本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの代替の実施形態の正面斜視図である。 本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの代替の実施形態のプレートセグメントの正面斜視図である。 本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの代替の実施形態の正面斜視図である。 本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの代替の実施形態の正面斜視図である。 図19に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの上面図である。 図19に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの側面図である。 図19に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの底面図である。 図19に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの第1の端面図である。 図19に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの第2の端面図である。 図19に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの別の斜視図である。 図19に示される埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの別の側面図である。 本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの分解正面斜視図である。 本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの順次展開を示す一連の概略画像である。 本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの順次展開を示す一連の概略画像である。 本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの順次展開を示す一連の概略画像である。 本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの順次展開を示す一連の概略画像である。 本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの順次展開を示す一連の概略画像である。
本発明は、相互係合する2つ以上の別個のプレートセグメントを含む、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムである。いくつかの実施形態では、別個のセグメントは、1つまたは複数の係合特徴部、例えば、鍵状相互嵌合部品、さねはぎ嵌合部、およびヒンジによって係合する。埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムは、軟組織の外傷を最小限に抑えるように適合された骨上の別個のプレートセグメントの各々の順次展開に適合される。埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムは、大きなプレートをより小さな軟組織間隙に押し込む必要性を回避する、長さ延長プレートシステムを提供する。埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムは、脊椎、より具体的には、間隙が極めて限られた頸椎において特に有用であり、2つ以上のレベルを横断するように設計されたプレートの使用は、軟組織の完全性を維持しながら前方脊椎上に配置する上での課題を提示する。
使用時に、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムは、端と端を接続した配置で、かつ完全にまたは部分的に折り畳まれた構成でヒンジ接続された少なくとも2つのプレートセグメントの予め組み立てられたセットとして、術野内に提供され得る。他の実施形態では、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムは、順次個別に配置される別個のプレートセグメントとして術野内に提供され得、配置の前後に互いにヒンジ接続され得る。
本発明は、プレートが外科的創傷部に押し込まれないので、食道損傷の危険性を減らすまたは排除することを目的とする。代わりに、本発明のプレートシステムは、モジュール式またはアコーディオン式にセグメント内に配置され、その後、食道および他の軟組織の下の脊椎の前部に位置決めされた後に拡張される。
本発明のプレートシステムは、それぞれが単一のレベルにまたがる2つ以上のプレートセグメントを備える。1つのレベルに対して単一のプレートセグメントが使用され、複数のレベルに対して複数のプレートセグメントが互いに接続され得る。したがって、2つのプレートセグメントが2つのレベルに対して互いに接続され、3つのプレートセグメントが3つのレベルに対して互いにヒンジ結合されるなどである。接続されたプレートセグメントは、特にマルチレベルの癒合術において、手術対象である間隙へのより容易な挿入のためにシステムの長さを低減するように互いに対して折り畳まれ得る。
完全に展開されると、少なくとも2つのプレートセグメントのセットは、骨に沿って、例えば、隣接する椎骨にわたって、順次挿入され、または略平面構成に展開され、プレートセグメントは、適切な骨ねじを使用して適所に固定され得る。
本発明の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムは、2つ以上のプレートセグメントのセット(複数のプレートセグメント)を含む。プレートセグメントは、略平面状であり、略正方形または長方形の形状であり、端と端を接続した構成で接続されるように適合される。脊椎での使用に適した実施形態によれば、セット内のプレートセグメントのうちの少なくとも2つはそれぞれ、1つのレベルにまたがる(すなわち、各々のプレートは、その両端が隣接する椎骨上に配置され得るように構成され、プレートは椎骨間の椎間板腔にまたがる)。セット内の1つまたは複数のプレートは、その角部に正方形、アール状、またはローブ状のうちの1つである少なくとも1つの係合端を有し得る。セット内のプレートセグメントの少なくとも2つは、それらの係合端の少なくとも一部の重ね合わせによって係合する。したがって、各々のプレートは、一端または両端に、隣接するプレートとの重なり係合に適した表面を含む。重なり部分は、プレートの静的および動的な曲げに抵抗する補強部となり、インプラントが挿入されて骨と接触したときにインプラントの全長を最小にし、そのことにより軟組織の損傷を制限するモジュール性の利点を提供する。
フランジによって隣接するプレートセグメントと係合するプレートセグメントの各々は、枢軸を中心として配置されまたは折り畳まれ得、各プレートセグメントの回転がフランジの背面の接触面から離れる最大90°の回転に制限されるように、隣接する接続プレート上のフランジ凹部と接触するフランジによって回転が拘束される。したがって、いくつかの実施形態では、2つの接続されたプレートセグメントは、プレートセグメントの下面を互いに向けて引き寄せるように最大90°まで移動可能である。いくつかの他の実施形態では、フランジおよびフランジ座部は、2つの接続されたプレートセグメントがプレートセグメントの上面を互いに向けて引き寄せるように最大90°まで移動可能であるように配向され得る。
いくつかの実施形態では、2つ以上のプレートセグメントの各々の少なくとも2つは、フランジおよびフランジ凹部特徴部の少なくとも重なり相互嵌合によって相互係合し、ヒンジ接続可能でもあり得る。このような実施形態によれば、2つ以上のプレートセグメントはヒンジ係合によって接続可能であり得る。プレートセグメントのヒンジ係合は、固定ヒンジおよび係脱可能なヒンジによって実現され得る。いくつかの実施形態では、固定ヒンジは、プレートセグメントの係合端上の1つまたは複数の受容チャネルと、それらを固定するための係合ピンとを備える。他の実施形態では、係脱可能なヒンジは、隣接するプレートセグメントの係合端上に1つまたは複数の係合可能な弓形フランジを備える。さらに他の実施形態では、プレートセグメントは、本明細書内で説明され、当技術分野で既知の他の接合手段またはアライメント手段によって接合され得る。様々な実施形態では、隣接するプレート間で接触しているフランジおよびフランジ凹部の各々は、少なくとも1つの固定穴を含み、フランジおよびフランジ凹部の固定穴は、フランジがフランジ凹部と接触したときに位置合わせされる。
いくつかの実施形態では、セットは、隣接するプレートセグメントを接合する追加のプレートセグメントを含み、このようなプレートセグメントは、隣接するプレートと全体にまたは部分的に重なり合う場合もあれば、そうでない場合もある。
プレートセグメントは、整形外科用プレートの技術分野で一般的に知られているものと一致する幅、長さおよび深さ/厚さ寸法を有する。様々な実施形態では、プレートセグメントは、約1mm~10mmの厚さ、10mm~60mmの幅、および10mm~100mmの長さを有し得る。いくつかの実施形態では、特に頸椎で使用するためには、各々のプレートは、約2mm~約3mmの厚さ寸法、約6mm~約10mmの幅寸法、および約20mm~約30mmの長さ寸法のうちの1つまたは複数を有する。
埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム
ここで図面を参照すると、図1は、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの第1の実施形態を示す。図1~図9の各々は、本開示に係るヒンジプレートシステム100の別の図である。図示されているように、ヒンジプレートシステム100の代表的な例は、ベースプレート110および延長プレート120を含む2つのプレートセグメントを含む。このシステムは、脊椎(例えば、ヒトの脊椎)における隣接する椎骨に固定するように適合され、2レベルプレートである、つまり、ヒンジプレートシステム100が2つのレベル(すなわち、2つの椎間板腔)を横断し、固定要素(例えば、ねじ)が固定穴200を通って3つの椎骨の各々を通過するのに適した固定穴200を備えることが理解されよう。様々な実施形態では、各々のプレートセグメントは、少なくとも1つの固定穴200を含む。いくつかの実施形態では、プレートセグメントは、2つの固定穴200を含む。いくつかの実施形態では、プレートセグメントは、3つ以上の固定穴200を含む。また、いくつかの実施形態では、プレートセグメントは4つの固定穴を含む。図面に示されているように、プレート内の固定穴200は、プレートセグメントの外側角部の領域に配向され、ほとんどのプレートセグメントは、プレートセグメントの少なくとも1つの端部の2つの角部の各々に固定穴を含む。当然ながら、より多くの固定穴200が使用されてもよく、より少ない固定穴が使用されてもよい。例えば、プレートセグメントは、係合端などのプレートセグメントの縁部に沿って3つまたは4つの固定穴200を有し得る。あるいは、プレートセグメントは、係合端などのプレートセグメントの縁部に沿って配向された1つの固定穴200を有し得る。種々の実施形態では、フランジまたはインサート820のいずれかを受容するように適合されたフランジ凹部を有するプレートおよびフランジ凹部に接触するように適合されたフランジを有するプレートの各々は、プレートセグメントを一緒に骨に固定するためのねじまたは他の固定手段の通過のための少なくとも1つの固定穴200を含む。
埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム内の1つまたは複数のプレートは、アクセス開口300を含み、アクセス開口300は、椎間板腔の可視化または骨形成材料および移植材料を挿入するための間隙へのアクセスのうちの一方または両方を提供する。本明細書内で上述したように、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの様々な実施形態は、頸椎での使用に特に適しているが、本開示に係る埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムは、脊椎の任意のセグメントに沿って使用するのに適しており、他の骨の状況において使用するように適合され得ることが理解されよう。図示されているように、この特定のヒンジプレートシステム100は、その両端111、122のいずれにおいても延長されるように構成されていないという点で、終端システムである。当然ながら、他の実施例では、延長プレート120は、本明細書内でさらに説明するように、非終端延長プレートセグメントである代替プレートセグメントと置換され得る。
ここで図1および図4を参照すると、ベースプレート110および延長プレート120の各々は、上面(ベース)101および上面(延長)102を有し、各々は、下面(ベース)103および下面(延長)104を有する。同様に、図1、図4、図5および図6を参照すると、ベースプレート110は、自由端(ベース)111および係合端(ベース)112を有し、延長プレート120は、自由端(延長)121および係合端(延長)122を有する。図1および図2に示されるように、ベースプレート110および延長プレート120の各々は、成形/鍵状係合の形態の係合特徴部を含み、ベースプレートは、その上面101上に、延長プレート120の係合端121において対応するメス鍵部123と係合するオス鍵部113を含む。
ここで図7を参照すると、ベースプレート110は、延長プレート120の係合端122上のフランジ124を受容するためのセットを形成するフランジ凹部114を含む。フランジ凹部114は、フランジ背面125と相補的であり、ヒンジプレートシステム100が組み立てられたときに2つの表面が接触して、2つのプレートセグメント間に固定補強境界面を形成する。図示されているように、係合端111、121は、フランジ凹部114と位置合わせされる対応固定穴200を含み、フランジ背面125と接触し、その結果、位置合わせされた固定穴200を通してねじなどの固定要素を受容し、プレートセグメントを組み合わせて骨に固定することができる。
本明細書の様々な実施形態では、このようなプレートシステムアセンブリは、フランジ凹部とフランジ係合部とを含む対応するプレートセグメント間の係合により、係合プレート間の完全な枢動運動があったとしても可能でないことが理解されよう。したがって、フランジ凹部およびフランジ係合の特徴部を含む係合プレート間の枢動運動を可能にする本明細書の実施形態は、フランジが面外の他の方向へのプレートの回転を制限する限りにおいて、一方または両方のプレートセグメントのフランジ背面から離れる枢動運動のみを可能にする。様々な実施形態によれば、本明細書におけるフランジという用語は、フランジの上面がプレートセグメントの非フランジ部分の上面と同一平面内にないようにプレートセグメントの平面から隆起したまたは片持ち状の構造体を指す。
図面(例えば、図1~図9)に様々に示されるような埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの異なる実施形態の本明細書の図面を参照すると、プレートセグメントは、平面の下面103、104と、プレートアセンブリの中心線軸(CA)に沿ってそれらの中心でわずかにドーム状になった輪郭形成上面101、102とを有するものとして示されている。さらに、図面(例えば、図1~図9)に様々に示されるようなプレートセグメントは、アール状のローブ形状を有する輪郭形成端111、112、121、122を含む。さらに、図面(例えば、図1~図9)に様々に示されるようなプレートセグメントは、それらの係合端112、122において、略平面である相補的なフランジ背面125およびフランジ凹部114を含む。
代替の実施形態では、図面(例えば、図1~図9)に様々に示されるような埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムのプレートセグメントは、平面以外の下面を有し得ることが理解されよう。例えば、任意の1つまたは複数のプレートセグメントの下面は、骨に固定されたときに下面が接触する骨の表面により厳密に合致するのに適した輪郭を有し得る。あるいは、下面は、テクスチャ加工、リブ加工、ローレット加工され得、または骨表面上での摺動による摩擦固定を可能にする他の表面特徴部を有し得る。同様に、任意の1つまたは複数のプレートセグメントの上面は、弧状またはドーム状でない異なる輪郭(例えば、平面状)であり得る。
様々な実施形態に係るプレートセグメントの端部のいずれか一方は、ローブ状輪郭を含まない1つまたは複数の端部を有し得ることも理解されよう。例えば、本開示に係る任意のプレートセグメントは、正方形、またはアール状、もしくはそれらの組み合わせである端部を有し得、面取りされ、もしくは傾斜を付けられ得、または1つまたは複数のフランジもしくは溝のような他の特徴部を含み得る。さらに、フランジ凹部114およびフランジ背面125を含む接触面は、様々な図面に示されているように平面状であり得るが、これらの相補的な表面は、表面が接触したときに相補的に係合するのに適した任意の他の形状またはテクスチャまたはそれらの組み合わせを有し得るよいことが理解されよう。
ここで図1および図7を参照すると、ヒンジプレートシステム100は、プレートセグメント110、120の各々における受容部430、440に摺動可能に係合されるピン450を備えるヒンジ400を含む。受容部は、2つのプレートセグメントの係合端112、121の相互噛合延長部内に形成され、これらの相互噛合延長部は、位置合わせされたときに、ピン450のための連続受容チャネルを形成する。図4を参照すると、ベースプレート110は中央突出部410を含み、延長プレート120は一対の外側突出部420を含み、中央突出部は中央突出部受容部430を含み、外側突出部420は外側突出部受容部440を含む。相互噛合突出部およびそれによって形成される受容チャネルについて、異なる構成が可能であることが理解されよう。例えば、一対の外側突出部がベースプレートセグメント110上にあり得、1つの中央突出部が延長プレートセグメント120上にあり得る。さらに、2つのプレートセグメントは、より多いまたはより少ない突出部を有し得、より少ない突出部を有する一実施例では、各プレートセグメントは、2つのプレートセグメントの対向する側縁に1つの横方向に配向された突出部を有し得る。さらに、受容部430、440は、中実の略円筒形内壁を有するものとして示されているが、他の実施形態では、受容部は、スロットまたは半形状(例えば、半円筒形状)を含み得、各々のプレートセグメントは、スロットが位置合わせされた状態または位置合わせされていない状態で配向される半円筒形状のような半形状を有する1つまたは複数の突出部を有し得る。
上述したように、図1~図9に示されている埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの実施形態は、終端プレートセグメントを含むが、本明細書に記載されるプレートセグメントの他の実施形態は、非終端プレートセグメントであり、アセンブリ内の1つまたは複数のプレートが追加のプレートを受容する特徴部を含むことを理解されたい。このような実施形態は、骨に沿って、プレートに対して一方向または両方向に、追加プレートの順次配置を可能にし、この配置は、1回の外科手術で達成され得る、またはさらなるレベルの固定および/または癒合が必要とされる場合には、後の手順において達成され得る。
本開示に係る他の実施形態では、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムは、限定されないが、図1~図9の実施形態に関連して上述したような鍵状特徴部などの接触特徴部の協働によって接触および位置合わせされる緩い配向で互いに係合され得る終端または非終端プレートセグメントを含み得、そのような鍵状特徴部は、オス/メスのアール状輪郭などの様々な相互嵌合形状を有し得ることが理解されよう。例えば、成形または鍵状相互嵌合特徴部は、略正方形、もしくは波形、またはそれらの組み合わせであり得、この特徴部は、ネジまたは骨プラグなどの固定要素の通過によって組み合わせる前に、プレートセグメントを緩く位置合わせする機能を果たす。
図10~図18にさらに示されるようないくつかの実施形態では、プレートセグメントは、摺動部、スナップ部、または相互噛合部のうちの1つまたは複数である相補的係合特徴部の相互作用によって係合され得る。いくつかの実施形態では、係合特徴部は、係脱可能であり、連続的な手術部位におけるプレートシステムの組み立てを可能にする。あるいは、2つ以上のセグメントが、手術部位に配置される前に組み立てられ得る。いくつかの実施形態では、係合特徴部は、組み立てられたプレートシステムの中心線軸を横断するそれらの横方向寸法にわたってプレートセグメントの係合を可能にする、さねはぎ構造を含む。いくつかのそのような実施形態は、プレートセグメントのヒンジ運動を可能にし、他の実施形態は、一旦接続されると、プレートセグメントを単一平面に制限する。
本開示に係る様々な可能な実施形態では、単一プレートのうちのいずれかが、別のプレートを伴わずに使用され得、信号プレートは、脊椎用途において単一レベルのみに有用であることが理解されよう。
いくつかの実施形態では、2つのプレートを含むシステムは、終端(すなわち、一端のみで別のプレートセグメントと係合するように適合された)または非終端のいずれかであり得、一方向または両方向に伸長可能であり得る。さらに、2つ以上のプレートセグメントを含むシステムを使用する場合、本明細書内のプレート係合特徴部のいずれかが組み合わせられ得る。したがって、いくつかの実施形態では、全てのプレートセグメントは、ヒンジ、対向する弓形フランジ、直線状さねはぎ係合、緩いアライメント、スナップフィット、およびこれらの組み合わせのような同一の係合手段によって接合され得る。他の実施形態では、隣接するプレートセグメントは、ヒンジ、対向する弓形フランジ、直線状さねはぎ係合、緩いアライメント、スナップフィット、およびこれらの組み合わせから選択される係合手段の組み合わせによって接合され得る。さらに、マルチプレートシステムでは、例えば、図19に示されているように、いくつかの隣接するプレートセグメントは、アセンブリの平面に対して一方向に枢動運動し、他のプレートセグメントは、別の方向に枢動運動するように係合され得、いくつかのプレートはフランジを含み得、他のプレートはフランジを含まない。
再び図9を参照すると、左側のプレートは、その係合端におよびフランジの下にピン受容チャネルを含み、右側のプレートは、その係合端に重なり座部から延在するピン受容チャネルを含み、ピン受容チャネルは、隣接プレート上のピン受容チャネルと相互嵌合し、プレートセグメントは、より強固に係合されたときにピンを受容し、ピンは、重なり部分から離れる、またプレートの底部に向かうピンを中心とした枢動運動を可能にする。図面に示されているように、2つ以上のプレートセグメントを含むシステムは、図19~図32に示されているように、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの完全または部分的な折り畳みを達成するために、それらの枢軸を中心として隣接プレートが交互回転するように配置される。
ここで図10を参照すると、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの別の実施形態が示されている。図10~図11の各々は、プレートセグメントが固定式にまたは係脱可能に係合され得る直線状係合プレートシステム500の別の図である。
図面を参照すると、直線状係合プレートシステム500のプレートセグメントは、図1~図9に示されている埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの実施形態に関して上述したものと類似したいくつかの構造的特徴部を含むことが理解されよう。また、図1~図9の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの実施形態と同様に、これらの特徴部のうちのいくつかは、上述したように変更され得る。ここで図10を参照すると、直線状係合プレートシステム500は、ベースプレート510および延長プレート520を含む。ベースプレート510および延長プレート520はそれぞれ、上面(ベース)501および上面(延長)502と、下面(ベース)503および下面(延長)504とを含む。さらに、ベースプレート510は、自由端(ベース)511と、係合端(ベース)512と、オス鍵部513と、フランジ凹部514とを含み、延長プレート520は、自由端(延長)522と、係合端(延長)521と、メス鍵部523と、フランジ524と、フランジ背面525とを含む。
再び図10を参照すると、直線状係合プレートシステム500は、プレートセグメント510、520のそれぞれの係合端512、521と一直線上にあるさねはぎ係合部を含む。さねはぎ係合部は、各々のプレートセグメントの幅寸法に沿って相互係合する舌部518および溝528を含み、係合部は、プレートセグメントの端部が下面502、504に当接するように直線状になる。図示されている実施形態に示されるように、舌部518はベースプレートセグメント510上にあり、溝528は延長プレートセグメント520上にあるが、これらの特徴部の各々の位置は交換され得ることが理解されよう。さらに、図示されている実施形態では、舌部518および溝528の各々は、それぞれのプレートセグメント510、520の幅全体にわたって延在するが、他の実施形態では、相補的特徴部は、プレートセグメントの幅寸法にわたって連続しないように、プレートセグメントの中央もしくはプレートセグメントの側縁にのみ存在し得る、またはこれらの組み合わせであり得る。さらに、さねはぎ特徴部は、スナップフィットであり得る、または共有枢軸PAに沿って摺動可能に係合され得る。いくつかの実施形態では、係合部は、プレート間の枢動運動を可能にし、他の実施形態では、プレートは、係合されたときに単一平面において固定される。
ここで図12を参照すると、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの別の実施形態が示されている。図12~図14の各々は、本開示に係るアンダーカット係脱可能な係合プレートシステム600の別の図である。
図面を参照すると、アンダーカット係脱可能なプレートシステム600のプレートセグメントは、図1~図9に示されている埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの実施形態に関して上述したものと類似したいくつかの構造的特徴部を含むことが理解されよう。また、図1~図9の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの実施形態と同様に、これらの特徴部のうちのいくつかは、上述したように変更され得る。ここで図12を参照すると、アンダーカット係脱可能な係合プレートシステム600は、ベースプレート610と延長プレート620とを含む。ベースプレート610および延長プレート620はそれぞれ、上面(ベース)601および上面(延長)602と、下面(ベース)603および下面(延長)604とを含む。さらに、ベースプレート610は、自由端(ベース)611と、係合端(ベース)612と、オス鍵部613と、フランジ凹部614とを含み、延長プレート620は、自由端(延長)622と、係合端(延長)621と、メス鍵部623と、フランジ624と、フランジ背面625とを含む。
図12に示されているように、ベースプレートセグメント610および延長プレートセグメント620は、プレートセグメント610、620の各々の係合端上に、さねはぎ係合部を形成するための溝および対応する舌部を含む弓形フランジを備える係脱可能なヒンジ構造を用いて接続され、フランジは、係合して枢軸を形成するように適合される。
再び図12を参照すると、さねはぎ係合部は、ベースプレートセグメント610の係合端612上に弓形係合特徴部を含み、この係合特徴部は、ベースプレートセグメント610の幅寸法に沿って延長プレートセグメント620の係合端621上の対応する係合特徴部と相互係合する保持舌部618および保持溝615を含む。延長プレートセグメント620は、延長舌部628および延長溝626を形成するアンダーカットを含み、延長舌部628は、保持溝615内で係合し、延長溝626は、ベースプレート610の保持舌部615を受容する。この実施形態によれば、プレートセグメント610、620の係合は、アンダーカットされた舌部および溝と接触する弓形フランジの挿入を含む。図示されている実施形態に示されているように、保持舌部618および保持溝615は、ベースプレートセグメント610上にあり、延長舌部628および延長溝626は、延長プレートセグメント620上にあるが、これらの特徴部の各々の位置は、交換され得ることが理解されよう。さらに、図示の実施形態では、舌部および溝の特徴部の各々は、それぞれのプレートセグメント610、620の幅全体にわたって延在するが、他の実施形態では、相補的特徴部は、プレートセグメントの中央もしくはプレートセグメントの側縁にのみ存在し得る、またはこれらの特徴部がプレートセグメントの幅寸法にわたって連続しないようにこれらの組み合わせであり得る。さらに、さねはぎ特徴部は、スナップフィットであり得る、または共有枢軸PAに沿って摺動可能に係合され得る。いくつかの実施形態では、係合部は、枢動運動がフランジとフランジ凹部との相互作用によって制限されるプレートセグメント間の枢動運動を可能にし、他の実施形態では、プレートセグメントは、係合されたときに単一平面において固定される。
ここで図15を参照すると、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの別の実施形態が示されている。図示されている実施形態は、組み立てられたプレートシステムの端部の各々における延長を可能にする非終端延長可能システムである。図示されているように、延長可能な係合プレートシステム700は、さねはぎ係合特徴部を含む。
再び図15を参照すると、延長可能な係合プレートシステム700のプレートセグメントは、図1~図9に示されている埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの実施形態に関して上述したものと類似したいくつかの構造的特徴部を含むことが理解されよう。また、図1~図9の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの実施形態と同様に、これらの特徴部のうちのいくつかは、上述したように変更され得る。再び図15を参照すると、延長可能な係合プレートシステム700は、ベースプレートセグメント710および延長プレートセグメント720を含む。ベースプレート710および延長プレート720はそれぞれ、上面(ベース)701および上面(延長)702と、下面(ベース)703および下面(延長)704とを含む。さらに、ベースプレート710は、自由端(ベース)711と、係合端(ベース)712と、オス鍵部713と、接触凹部714とを含み、延長プレート720は、自由端(延長)722と、係合端(延長)721と、メス鍵部723と、接触背面725とを含む。
図示されているように、ベースプレート715の図示されている実施形態は、延長溝726および延長舌部728を含み、延長プレートセグメント720は、保持溝715および保持舌部718を含む。延長プレートセグメント720は、保持溝715および保持舌部718を備えるその弓形特徴部との係合部を介して別のプレートセグメントを受容するように適合され、このようなプレートセグメントは、別の延長プレートセグメント720または別のベースプレートセグメント710から選択され得る。延長プレートセグメント710はさらに、保持溝715および保持舌部718に隣接したその自由端722に凹部724を含み、この凹部は、別のプレートセグメントのフランジまたはインサート820のうちの一方を受容するのに適しており、インサートは、図16に示されているように、延長プレートなしで骨に固定された場合にプレートに補助強度を付与するのに適している。
同様に、ベースプレートセグメント710は、その延長舌部728および延長溝726を形成するアンダーカットとの係合部を介して別のプレートセグメントを受容するように適合され、このようなプレートは、別の延長プレートセグメント720または別のベースプレートセグメント710から選択され得る。ここで図18を参照すると、図面は、図15に示されている延長プレートセグメント720に対応する2つのプレートセグメントを含むプレートシステム1000を示し、プレートは、直線状ではないさねはぎ係合で係合される。プレートシステム1000は、ベースプレート1010上にフランジ凹部1014と保持舌部1018とを含み、延長プレート1020上に背面1025と、ベースプレート1010の係合端上の保持舌部1018の溝1015と係合するための舌部1028と、その自由端部に、溝1015と保持舌部1018とを含む別のさねはぎ特徴部を含む。
ここで図16および図17を参照すると、図示されているプレートセグメントは、図1~図9に示されている埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの実施形態に関して上述したもの類似したといくつかの構造的特徴部を含むことが理解されよう。また、図1~図9の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの実施形態と同様に、これらの特徴部のうちのいくつかは、上述したように変更され得る。再び図16を参照すると、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの別の実施形態は、ベースプレートの自由端部が延長プレーのフランジまたは延長プレートなしで骨に固定された場合にプレートに補助強度を付与するのに適したインサート820を受容するように適合されたフランジ凹部810を含むことを除いて、図1に示されている実施形態の変形例として示されている。フランジ凹部810は、インサート820の下面824に接触するように適合され、インサート820上のインサート縁部826と相互作用するためのインサート当接部812を含む。インサート820には、ベースプレート810の輪郭形成自由端に対応するように輪郭形成され、同様に、オス鍵部813と適合するように輪郭形成された自由端821が設けられる。図17は、図15の延長プレートセグメント720の変形例を示す。ダブル延長プレートセグメント900は、2つのフランジ凹部810を含み、それぞれがフランジまたはインサート820のいずれかと係合するように適合される。インサート820は、インサート縁部826と、下面824と、上面822と、メス鍵部823とを含む。
ここで図19を参照すると、図示されているプレートセグメントは、図1~図9に示されている埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの実施形態に関して上述したもの類似したといくつかの構造的特徴部を含むことが理解されよう。また、図1~図9の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの実施形態と同様に、これらの特徴部のうちのいくつかは、上述したように変更され得る。
再び図19を参照すると、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムの別の実施形態が示されている。図19~図27の各々は、本開示に係るマルチレベルヒンジシステム2000の別の図である。図示されているように、マルチレベルヒンジシステム2000は、4つのレベル(すなわち、4つの椎間板腔を横断し、5つの椎骨と係合する)を固定および安定化させるための使用に適している。マルチレベルヒンジシステム2000は、ヒンジ、さねはぎ係合部、およびそれらの組み合わせを含む接続手段によって相互接続可能な5つのプレートセグメントを含む。したがって、図面は、セグメントを折り畳むことができるヒンジ接続による各セグメントの係合を示しているが、セグメントのうちの1つまたは複数は、隣接するプレートセグメント(複数可)に確実に接続され得ることが理解されよう。マルチレベルシステム2000は、ピン450を受容するための内側突出部受容部2140を含むベースプレート2100と、ピン450を受容するための外側突出部受容部2220および内側突出部受容部2240をそれぞれ含む第1の延長プレート2200と、ピン450を受容するための外側突出部受容部2320を含む第2の延長プレート2300と、ピン450を受容するための外側突出部受容部2420およびピン455を受容するための内側突出部受容部2440を含む連結プレート2400と、ピン450を受容するための外側突出部受容部2520を含む終端延長プレート2500とを含む。ここで図28~図32を参照すると、一連の連続概略図は、脊椎のセグメントの前面上に展開されたマルチレベルヒンジシステム2000を示しており、ヒンジプレートセグメントは、術野に挿入するためにコンパクトな形態に折り畳まれ、その後、非可撓性の先行技術のマルチレベルプレートと比較して軟組織に加えられる力を最小限にする方法で、セグメントを摺動させて脊椎骨と接触させるように展開することによって伸長される。
例示されるマルチレベルシステム2000は、プレートセグメント間の接続のためのヒンジを含むが、ヒンジピン450、455が排除され、プレートがピンを用いてプレートセグメントを接合するために使用されるような相互噛合突出部を介して係合され得る、またはプレートセグメントが直線状になるまたはプレートセグメントの対向する上面下面間の接触を介して係合するかのいずれかであるさねはぎ係合部を使用して接合され得る、またはプレートセグメントが本明細書内に記載されるようなプレートセグメントの表面上で使用される成形/鍵状特徴部を使用するなどの相互係合特徴部を用いずに位置合わせされ得ることが理解されよう。また、いくつかの実施形態では、プレートセグメントの全てではないがいくつかはヒンジ係合され得るが、他のプレートセグメントは、本明細書に記載される係合手段または当技術分野で公知であり、プレートセグメント間の係合のために合理的に採用され得る他の係合手段を使用して係合される。フランジ/フランジ凹部境界面を有するプレートセグメント間の任意の可動/ヒンジ係合は、フランジと下にあるプレートセグメントとの間の干渉を考慮して、ヒンジ枢軸PAを中心としたそれらの相対運動が制限されることを理解されたい。
図1に示されているように、本開示に係る2レベルモジュール式インプラントを用いたインビトロASTM験によれば、従来の先行技術の基礎に匹敵する臨床的および商業的に有意な性能が、静的および動的曲げ試験において観察された。
いくつかの実施形態では、本開示は、頸椎内の隣接する椎体を安定させるためのモジュール式プレートシステムであって、
隣接する端部においておよび隣接する端部に沿って接続部を形成するように位置合わせまたは接続される少なくとも2つのプレートセグメントであって、少なくとも2つのプレートセグメントのうちの少なくとも1つは係合端にフランジを含み、少なくとも2つのプレートセグメントのうちの少なくとも1つは係合端にフランジ凹部を含み、フランジは少なくとも2つのプレートセグメントが係合されたときにフランジ凹部と重なり係合するように構成され、そのことにより少なくとも2つのプレートセグメントは隣接する端部の重なり部分を横断する共通の回転軸において互いに面外方向に枢動可能であり、各プレートセグメントの回転がフランジおよびフランジ凹部の接触面から離れる最大90°の回転に制限されるようにフランジによって回転が拘束され、フランジおよびフランジ凹部の各々は少なくとも1つの固定穴を備え、フランジおよびフランジ凹部の固定穴はフランジがフランジ凹部と接触したときに位置合わせされる、少なくとも2つのプレートセグメントと、下にある移植部位の可視化のために配列および配置された各々の前記プレートセグメント内のアクセス開口と、挿入されるねじを受容するための各プレートセグメントを貫通する複数の固定穴とを備えるモジュール式プレートシステムを提供する。
いくつかの実施形態では、本開示は、頸椎内の隣接する椎体を安定させるためのヒンジプレートシステムであって、
隣接する端部においておよび隣接する端部に沿って接続部を形成するように位置合わせまたは接続される少なくとも2つのプレートセグメントであって、少なくとも2つのプレートセグメントのうちの少なくとも1つは係合端にフランジを含み、少なくとも2つのプレートセグメントのうちの少なくとも1つは係合端にフランジ凹部を含み、フランジは少なくとも2つのプレートセグメントが係合されたときにフランジ凹部と重なり係合するように構成され、そのことにより少なくとも2つのプレートセグメントは隣接する端部の重なり部分を横断する共通の回転軸において互いに面外方向に枢動可能であり、各プレートセグメントの回転がフランジおよびフランジ凹部の接触面から離れる最大90°の回転に制限されるようにフランジによって回転が拘束され、フランジおよびフランジ凹部の各々は少なくとも1つの固定穴を備え、フランジおよびフランジ凹部の固定穴はフランジがフランジ凹部と接触したときに位置合わせされる、少なくとも2つのプレートセグメントと、下にある移植部位の可視化のために配列および配置された各々の前記プレートセグメント内のアクセス開口と、挿入されるねじを受容するための各プレートセグメントを貫通する複数の固定穴とを備えるヒンジプレートシステムを提供する。
いくつかの実施形態では、アクセス開口の周辺は閉鎖され、複数の固定穴のいずれかのサイズ寸法よりも大きいアクセス開口サイズ寸法を含む。
いくつかの実施形態では、折り畳みプレートシステムは、前記プレートセグメントの第1のプレートセグメントの一端から延在する一対の支持アームと、前記一端に対して離間されて前記支持アームによって支持される枢動ピンと、前記プレートセグメントの第2のプレートセグメントの一端を横断して延在する受容穴とを備えるヒンジ接続部であって、前記ピンは前記穴内に回転可能に受容されて前記第1のプレートセグメントと第2のプレートセグメントとを互いに枢動可能に接続し、スロットは前記第2のプレートセグメントの平面の下方で角度オフセットされて前記第2のプレートセグメントの前記一端において長手方向に延在し、前記スロットは前記穴へと開口して前記枢動ピンが真っ直ぐに前記穴内に挿入するのを可能にし、前記スロットは前記第2のプレートセグメントの隣接する側縁に対して離間して終端し、前記スロットの一端は枢動ピンが前記穴に挿入され得る程度を制限する止め具を形成し、さらに前記第1のプレートセグメントの前記枢動ピンが前記第2のプレートセグメントの穴に完全に挿入されたときに前記第1のプレートセグメント上の前記支持アームの位置に対応する前記一端に沿った離間位置で前記第2のプレートセグメントの前記一端内に形成される切欠きであって、前記スロットに対して横断方向に延在し、前記プレートセグメントが互いに対して上下に枢動することを可能にするために前記第2のプレートセグメントの上面および下面それぞれの上端および下端で終端する切欠きを備えるヒンジ接続部を含む。
いくつかの実施形態では、折り畳みプレートシステムは、ヒンジ結合されて2レベルシステムを形成する前記2つの隣接するプレートセグメントのみを含む。
いくつかの実施形態では、折り畳みプレートシステムは、ヒンジ結合されて3レベルシステムを形成する少なくとも3つのプレートセグメントを提供するために、前記2つの隣接するプレートセグメントからなる前記少なくとも2つのプレートセグメントと、追加のプレートセグメントとを含む。
いくつかの実施形態では、ヒンジ接続部は、前記プレートセグメントの第1のプレートセグメントの一端から延在する一対の支持アームと、前記一端に対して離間されて前記支持アームによって支持される枢動ピンと、前記プレートセグメントの第2のプレートセグメントの一端を横断して延在する穴とを備え、前記ピンは第1のプレートセグメントと第2のプレートセグメントとを互いに枢動可能に接続するように前記穴内で回転可能に受容され、スロットは前記第2のプレートセグメントの平面の下方で角度オフセットされて前記第2のプレートセグメントの前記一端において長手方向に延在し、前記スロットは前記穴へと開口して前記枢動ピンが真っ直ぐに前記穴内に挿入するのを可能にし、前記スロットは、前記第2のプレートセグメントの隣接する側縁に対して離間された状態で終端し、前記スロットの一端は枢動ピンが前記穴に挿入され得る程度を制限する止め具を形成し、さらに、前記第1のプレートセグメントの前記枢動ピンが前記第2のプレートセグメントの穴に完全に挿入されたときに前記第1のプレートセグメント上の前記支持アームの位置に対応する前記一端に沿った離間位置で前記第2のプレートセグメントの前記一端内に形成される切欠きであって、前記スロットに対して横断方向に延在し、前記プレートセグメントが互いに対して上下に枢動することを可能にするために前記第2のプレートセグメントの上面および下面それぞれの上端および下端で終端する切欠きを備える。
いくつかの実施形態では、折り畳みプレートシステムの少なくとも2つのプレートセグメントは、互いに対して2つの方向それぞれに少なくとも90°枢動運動するためにヒンジ結合するように配列および配置される。
いくつかの実施形態では、折り畳みプレートシステムの少なくとも2つのプレートセグメントは、ヒンジ接続され、枢動運動するためにヒンジ結合するように配列および配置され、各々のプレートセグメントの回転がフランジおよびフランジ凹部の接触面から離れる最大90°の回転に制限されるようにフランジによって回転が拘束される。
折り畳みプレートシステムのいくつかの実施形態では、プレートセグメントのうちの少なくとも1つは、ヒンジ形成構造を有さない、ヒンジ接続された隣接端部とは反対側の端部を含む。
折り畳みプレートシステムのいくつかの実施形態では、各々のプレートセグメントを貫通する複数の固定穴は、各々のプレートセグメントを貫通する4つの固定穴を含む。
折り畳みプレートシステムのいくつかの実施形態では、4つの固定穴は、各々のプレートセグメントの4つの角部に隣接して配置される。
折り畳みプレートシステムのいくつかの実施形態では、アクセス開口は、各々のプレートセグメントの中央に配置される。
折り畳みプレートシステムのいくつかの実施形態では、プレートセグメントの各々は、ヒンジ形成構造を含むまたはヒンジ形成構造を含まない、ヒンジ接続された隣接端部とは反対側の端部を含み、アクセス開口の周辺は閉鎖され、アクセス開口は、複数の固定穴のいずれかのサイズ寸法よりも大きいアクセス開口サイズ寸法を含む。
本明細書内で使用される場合、文脈上明確に別の意味を示している場合を除き、単数形(「a」、「an」、「the」)は、複数の指示対象を含むものとする。任意の対象物に関連して使用される「近位」という用語は、対象物のオペレータ(または何らかの他の明記された基準点)に最も近い対象物の部分を指し、「遠位」という用語は、対象物のオペレータ(または何らかの他の明記された基準点)から最も遠い対象物の部分を指す。「オペレータ」という用語は、特にケアの提供に関連して、医療患者に臨床ケアを提供する専門家または専門職助手を指す。
本明細書内で使用される解剖学に関連する表現は、医学界で理解されているような用語の標準的な意味を有することが意図される。例えば、本願は、以下の用語の言及を含み得る。「頭側」、「頭蓋の」および「上側」は、頭部に向かう方向を示し、用語「尾側」および「下側」は、足に向かう方向を示す。同様に、用語「背側」および「後部」は、後方に向かう方向を示し、用語「腹側」および「前部」は、前方に向かう方向を示す。また、「外側」という用語は、患者の側部に向かう方向を示す。用語「内側」は、患者の中央線に向かう方向を示し、側部から離れる方向を示し、用語「同側」は、オペレータまたは参照される対象物に近位の側部に向かう方向を示し、用語「対側」は、オペレータまたは参照される対象物に遠位の側部に向かう方向を示す。
別段の指示がない限り、本明細書、図面および特許請求の範囲で使用される量、特性などを表す全ての数字は、全ての場合において「約」という用語によって修飾されていると理解されるべきである。したがって、別段の指示がない限り、本明細書および特許請求の範囲に記載されている数値的特性は、本発明の実施形態において所望される好適な特性に応じて変動し得る近似値である。本発明の概念の広い範囲を示す数値範囲およびパラメータは近似値ではあるが、特定の実施例に記載されている数値は、可能な限り正確に報告されている。しかしながら、任意の数値は、それらのそれぞれの測定値に見出される誤差から必然的に生じる特定の誤差を本質的に含む。
当業者は、体内の位置の言及が特定の外科的アプローチの単なる表現に過ぎないことを理解するであろう。さらに、本明細書における全ての言及は、図面に示される代表画像に関連したものである。より少ないまたは追加の器具(一般的な器具を含む)が、オペレータの好みに応じて使用されてもよい。さらに、本明細書における特定の器具の言及は、一般的な選択肢が利用可能である他の器具の使用の選択肢に関して、またはオペレータの好みに応じて限定することを意図するものではない。
開示される実施形態は、人間の脊椎に関して説明され、図面に示されているが、当業者であれば、本明細書の実施形態の全てまたは様々な態様は、他の種に関連して、および身体の他の部分上の任意の種内で使用されてもよいことを理解されたい。
一般的な発明概念の様々な発明の態様、概念、および特徴が、様々な例示的な実施形態に関連して本明細書内で説明および図示されているが、これらの様々な態様、概念、および特徴は、個々に、またはそれらの様々な組み合わせおよび部分的組み合わせで、多くの代替的な実施形態において使用され得る。本明細書において明示的に除外されない限り、全てのそのような組み合わせおよび部分的組み合わせは、一般的な発明概念の範囲内であることが意図される。さらに、本発明の様々な態様、概念および特徴に関する様々な代替的な実施形態(例えば、代替の材料、構造、構成、方法、器具および構成要素、形状、嵌合および機能に関する代替形態など)が本明細書において説明され得るが、そのような説明は、現在既知であるか後に開発されるかにかかわらず、利用可能な代替的な実施形態の完全なまたは網羅的なリストであることを意図するものではない。
当業者は、本発明の態様、概念および特徴の1つまたは複数を、そのような実施形態が本明細書において明示的に開示されていない場合であっても、一般的な発明概念の範囲内の追加の実施形態および用途に容易に採用することができる。さらに、本発明のいくつかの特徴、概念、および態様が、好ましい構成または方法であるとして本明細書に説明され得るが、そのような説明は、明示的にそのように述べられていない限り、そのような特徴が必須であるまたは必要であることを示唆することを意図するものではない。またさらに、例示的または代表的な値および範囲が、本開示の理解を助けるために含まれ得るが、そのような値および範囲は、限定的な意味で解釈されるべきではなく、そのように明示的に述べられている場合にのみ、臨界値または範囲であることが意図される。
さらに、様々な態様、特徴、および概念が、進歩性のある、または発明の一部を形成するものとして本明細書で明示的に特定され得るが、そのような特定は排他的であることを意図するものではなく、むしろ、進歩性のあるものとして、または特定の発明の一部として明示的に特定されることなく本明細書内で詳細に説明される発明の態様、概念、および特徴が存在し得る。例示的な方法またはプロセスの説明は、全ての場合に必要とされるものとして全てのステップを含むことに限定されず、また提示されるステップの順序は、明示的にそのように述べられていない限り、必須または必要なものであると解釈すべきでない。
100 埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム
101 上面(ベース)
102 上面(延長)
103 下面(ベース)
104 下面(延長)
110 ベースプレート
111 自由端(ベース)
112 係合端(ベース)
113 オス鍵部
114 フランジ凹部
120 延長プレート
121 自由端(延長)
122 係合端(延長)
123 メス鍵部
124 フランジ
125 フランジ背面
200 固定穴
300 アクセス開口
400 ヒンジ
410 中央突出部
420 外側突出部
430 中央突出部受容部
440 外側突出部受容部
450 ピン
455 ショートピン
500 代替プレートシステム
501 上面(ベース)
502 上面(延長)
503 下面(ベース)
504 下面(延長)
510 ベースプレート
511 自由端(ベース)
512 係合端(ベース)
513 オス鍵部
514 フランジ凹部
518 舌部
520 延長プレート
522 自由端(延長)
521 係合端(延長)
523 メス鍵部
524 フランジ
525 フランジ背面
528 溝
600 代替プレートシステム
601 上面(ベース)
602 上面(延長)
603 下面(ベース)
604 下面(延長)
610 ベースプレート
611 自由端(ベース)
612 係合端(ベース)
613 オス鍵部
614 フランジ凹部
615 保持溝
618 保持舌部
620 延長プレート
622 自由端(延長)
621 係合端(延長)
623 メス鍵部
624 フランジ
625 フランジ背面
626 延長溝
628 延長舌部
700 代替プレートシステム
701 上面(ベース)
702 上面(延長)
703 下面(ベース)
704 下面(延長)
710 ベースプレート
711 自由端(ベース)
712 係合端(ベース)
713 オス鍵部
714 接触凹部
715 保持溝
718 保持舌部
720 延長プレート
722 自由端(延長)
721 係合端(延長)
723 メス鍵部
725 接触背面
726 延長溝
728 延長舌部
800 代替プレートシステム
810 フランジ凹部
812 インサート当接部
813 オス鍵部
815 溝
818 保持舌部
820 インサート
822 インサート上面
823 メス鍵部
824 インサート背面
826 インサート縁部
900 代替プレート
1000 代替プレートシステム
1014 フランジ凹部
1015 溝
1018 保持舌部
1025 背面
1028 舌部
2000 代替プレートシステム
2100 ベースプレート
2111 係合端
2112 自由端
2114 フランジ凹部
2140 内側突出部受容部
2200 第1の延長プレート
2211 第1の係合端
2212 第2の係合端
2214 フランジ凹部
2224 フランジ
2225 フランジ背面
2220 外側突出部受容部
2240 内側突出部受容部
2300 第2の延長プレート
2311 第1の係合端
2312 第2の係合端
2324 フランジ
2325 フランジ背面
2320 外側突出部受容部
2400 連結プレート
2420 外側突出部受容部
2440 内側突出部受容部
2500 終端延長プレート
2511 自由端
2512 係合端
2514 フランジ凹部
2524 フランジ
2525 フランジ背面
2520 外側突出部受容部

Claims (20)

  1. 埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムであって、
    少なくとも2つのプレートセグメントであって、各々のプレートセグメントは上面と底面と第1および第2の端部とを含み、前記プレートセグメントの各々の少なくとも1つの端部は隣接するプレートセグメントと係合するための係合端であり、前記プレートセグメントは隣接する係合端においておよび隣接する係合端部に沿って互いに接続可能である、少なくとも2つのプレートセグメントと、
    前記少なくとも2つのプレートセグメントの各々におけるアクセス開口であって、各々のアクセス開口は前記プレートセグメントを通した可視化のために配列および配置される、アクセス開口と、
    挿入されるねじを受容するための前記少なくとも2つのプレートセグメントの各々を貫通する複数の固定穴とを備え、
    前記少なくとも2つのプレートセグメントの少なくとも1つは、その係合端に、隣接するプレートセグメントの係合端上のフランジ座部と重なり係合するのに適したフランジを含み、前記少なくとも2つのプレートセグメントの少なくとも1つは、フランジを含み、前記少なくとも2つのプレートセグメントの少なくとも1つは、フランジを受容するためのフランジ凹部を含み、前記フランジおよび前記フランジ凹部の各々は、少なくとも1つの固定穴を備え、前記フランジおよび前記フランジ凹部の前記固定穴は、前記フランジが前記フランジ凹部と接触したときに位置合わせされる、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  2. 前記少なくとも2つのプレートセグメントは、固定式に接続されるか、係脱可能に接続可能であるかのいずれかである、請求項1に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  3. 前記少なくとも2つのプレートセグメントは、前記プレートセグメントが互いに面外方向に枢動可能であるようにヒンジ接続可能であり、前記各々のプレートの枢動運動は、前記フランジと前記フランジ凹部との間の干渉による任意の制限された運動を受ける、枢軸を中心とした約180°の運動である、請求項2に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  4. 前記少なくとも2つのプレートセグメントは、固定ヒンジを用いて接続され、前記固定ヒンジは、前記プレートセグメントの前記係合端の各々における1つまたは複数の受容チャネルと、それらを固定するための係合ピンとを備える、請求項3に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  5. 前記少なくとも2つのプレートセグメントは、係脱可能なヒンジを用いて接続され、前記係脱可能なヒンジは、前記プレートセグメントの各々の前記係合端の各々における1つまたは複数の係合可能な弓形フランジを備え、前記フランジは、係合して枢軸を形成するように適合される、請求項3に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  6. 前記少なくとも2つのプレートセグメントは、頸椎内の隣接椎骨への取付けおよび隣接椎骨の安定化のために寸法決めされる、請求項1に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  7. 前記少なくとも2つのプレートセグメントは、2レベルシステムを形成するために接続可能である前記2つの隣接するプレートセグメントのみを備える、請求項1に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  8. 前記少なくとも2つのプレートセグメントは、フランジまたはフランジ凹部のうちの一方を備える別の係合端を備える、請求項1に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  9. 前記少なくとも2つのプレートセグメントの少なくとも2つは、フランジまたはフランジ凹部のうちの一方を備える別の係合端を備える、請求項1に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  10. 前記少なくとも2つのプレートセグメンは、3レベルシステムを形成するために接続可能である少なくとも3つのプレートセグメントを提供するために前記2つの隣接するプレートセグメントと追加のプレートセグメントとを備える、請求項1に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  11. 少なくとも3つのプレートセグメントを備え、前記プレートセグメントの少なくとも2つは、各々がフランジまたはフランジ凹部のうちの一方を備える2つの係合端を備え、前記少なくとも3つのプレートセグメントは3レベルシステムを形成するために接続可能である、請求項1に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  12. 少なくとも3つのプレートセグメントを備え、前記少なくとも3つのプレートセグメントの各々は、2つの係合端を備え、前記少なくとも3つのプレートセグメントの少なくとも2つの前記係合端の少なくとも1つは、フランジまたはフランジ凹部のうちの一方を備え、前記少なくとも3つのプレートセグメントは少なくとも3レベルシステムを形成するために接続可能である、請求項1に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  13. 前記少なくとも2つのプレートセグメントの少なくとも1つは、係合特徴部のない、前記係合端の反対側の一端を含む、請求項1に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  14. 前記少なくとも2つのプレートセグメントの各々を貫通する前記複数の固定穴は、各々のプレートセグメントを貫通する4つの固定穴を含む、請求項1に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  15. 前記4つの固定穴は、各々のプレートセグメントの4つの角部に隣接して配置される、請求項10に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  16. 前記アクセス開口は、各々のプレートセグメントの中央に配置される、請求項1に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  17. 各々のプレートセグメントは、約1mm~約10mmの厚さ寸法、約10mm~約60mmの幅寸法、および約10mm~約100mmの長さ寸法のうちの1つまたは複数を有する、請求項1に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  18. 各々のプレートセグメントは、約2mm~約3mmの厚さ寸法、約6mm~約10mmの幅寸法、および約20mm~約30mmの長さ寸法のうちの1つまたは複数を有する、請求項1に記載の埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
  19. 頸椎内の隣接する椎体を安定させるための埋め込み可能なモジュール式プレートシステムであって、
    隣接する端部においておよび隣接する端部に沿って接続部を形成するように位置合わせまたは接続される少なくとも2つのプレートセグメントであって、前記少なくとも2つのプレートセグメントのうちの少なくとも1つは係合端にフランジを含み、前記少なくとも2つのプレートセグメントのうちの少なくとも1つは係合端にフランジ凹部を含み、前記フランジは前記少なくとも2つのプレートセグメントが係合されたときに前記フランジ凹部と重なり係合するように構成され、そのことにより前記少なくとも2つのプレートセグメントは前記隣接する端部の重なり部分を横断する共通の回転軸において互いに面外方向に枢動可能であり、各プレートセグメントの回転が前記フランジおよび前記フランジ凹部の接触面から離れる最大90°の回転に制限されるように前記フランジによって回転が拘束され、前記フランジおよび前記フランジ凹部の各々は少なくとも1つの固定穴を備え、前記フランジおよび前記フランジ凹部の前記固定穴は前記フランジが前記フランジ凹部と接触したときに位置合わせされる、少なくとも2つのプレートセグメントと、
    下の移植部位の可視化のために配列および配置された各々の前記プレートセグメント内のアクセス開口と、
    挿入されるねじを受容するための各プレートセグメントを貫通する複数の固定穴と
    を備える、埋め込み可能なモジュール式プレートシステム。
  20. 埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステムであって、
    少なくとも2つのプレートセグメントであって、各々のプレートセグメントは上面と底面と第1および第2の端部とを含み、前記プレートセグメントは隣接する係合端においておよび隣接する係合端に沿って接続可能であり、前記少なくとも2つのプレートセグメントは各々が隣接するプレートセグメントの係合端と係合するため2つの係合端を備え、前記少なくとも2つのプレートセグメントの少なくとも2つにおける前記係合端の少なくとも1つはフランジまたはフランジ凹部のうちの1つを備える、少なくとも2つのプレートセグメントと、
    前記少なくとも2つのプレートセグメントの各々におけるアクセス開口であって、各々のアクセス開口は前記プレートセグメントを通した可視化のために配列および配置される、アクセス開口と、
    挿入されるねじを受容するための前記少なくとも2つのプレートセグメントの各々を貫通する複数の固定穴とを備え、
    前記少なくとも2つのプレートセグメントの少なくとも1つは、係合端に、前記少なくとも2つのプレートセグメントの別のプレートセグメントに隣接して配向されたフランジを含み、前記少なくとも2つのプレートセグメントの別のプレートセグメントは、隣接する係合端にフランジ凹部を含み、前記フランジおよび前記フランジ凹部の各々は、少なくとも1つの固定穴を備え、前記フランジおよび前記フランジ凹部の前記固定穴は、前記フランジが前記フランジ凹部と接触したときに位置合わせされる、埋め込み可能なモジュール式整形外科用プレートシステム。
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