JP2022549954A - 衛星ネットワークに適用可能な隣接セル関係構成方法及び装置 - Google Patents

衛星ネットワークに適用可能な隣接セル関係構成方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【要約】本出願は、衛星ネットワークに適用可能な隣接セル関係構成方法及び装置を開示する。衛星は、大量の地上隣接セルを持つので、大量の地上隣接セル情報を動的に維持する必要がある。しかし、既存のプロトコルの単純な再利用は、隣接セル関係テーブルの頻繁な更新をもたらし、その結果、大量のシグナリングのオーバヘッドが発生し、衛星の計算及び記憶リソースが制限されるため、さらに、隣接セル関係を効率的に維持することが困難になる。本出願に係る方法は、衛星が隣接セルステータス機能識別子を生成することであり、衛星セルの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために識別子を使用することができる、生成することと、識別子を含む隣接セル関係構成情報を地上通信デバイスへ送信し、通信デバイスが、対応する隣接セルの構成ステータスを隣接セル関係構成情報に基づいて決定することとを備えている。

Description

本出願の実施形態は、通信技術の分野に関し、特に、衛星ネットワークに適用可能な隣接セル関係構成方法及び装置に関する。
衛星通信は、グローバルカバレッジ、長距離伝送、柔軟なネットワーク、利便性の高い配置、地理的条件に制約されないなどの顕著な利点がある。海上通信、測位及びナビゲーション、災害救援、科学実験、ビデオ放送、地球観測などの複数の分野に広く適用されている。
衛星通信、特に非静止地球軌道(Non-Geostationary Earth Orbit, NGEO)衛星通信では、NGEO衛星は、低地球軌道(Low Earth Orbit, LEO)衛星と中地球軌道(Medium Earth Orbit, MEO)衛星とに分類されることがある。隣接セル関係は動的に変化する特徴を示す。(1)衛星が高緯度の(赤道から離れた)領域に移動すると、衛星のカバレッジエリアの重複部分が増加し、ビーム間干渉が増強される。これは、端末との通信について不利である。衛星の異なるビーム間の干渉は、衛星のエッジでいくつかのビームを無効化することにより低減できる。図1aは、4色周波数再利用方法を提供する。システム帯域幅は、4つの周波数帯域に等しく分割され、周波数帯域の中心周波数は、f1,f2,f3,及びf4であってよい。衛星内の隣接ビームは、異なる周波数で互いに通信し、ビーム間干渉を抑制する。図1bは、4色周波数再利用の解決策に基づく3つの衛星のビームカバレッジ状況を示す。衛星2は、別々に、衛星1及び衛星3と重複するカバレッジエリアを有し、衛星2の外縁の6つのセルのビームは、干渉を抑制するために無効化される可能性がある。(2)衛星の動きによって、衛星セルでカバーされた地上セルは時間とともに変化する。つまり、地上隣接セル関係が変化する。図2に示すように、時点T1において、地上セル1と地上セル2とは、衛星セル1のカバレッジエリア内にあり、換言すれば、地上セル1と地上セル2とは、衛星セル1の隣接セルである。T2では、衛星の動きにより、地上セル1と地上セル2とが衛星セル1のカバレッジエリアから移動する。換言すれば、この場合に、地上セル1と地上セル2とは、衛星セル1の隣接セルではなくなる。従って、地上セル1及び2は、衛星の隣接セル関係テーブルから削除される必要がある。この動作は、既存のプロトコルフレームワークで非常に頻繁に実行され、大量のシグナリングのオーバヘッドが発生する。
本出願の実施形態は、大量の地上隣接セル関係情報を効率的に維持するために、衛星ネットワークに適用可能な隣接セル関係構成方法及び装置を提供する。
本出願において提供される具体的な技術的解決策は、第1の態様によれば、通信方法が提供される。この方法は、ハンドヘルド衛星電話、地上局、又は衛星ネットワークを使用して通信を行うことができる端末のような、地上通信デバイスによって実行されてよい。通信デバイスは、隣接セル関係構成情報を受信し、隣接セル関係構成情報は隣接セルステータス機能識別子を含み、隣接セルステータス機能識別子は、第1衛星セルの少なくとも1つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用される。通信デバイスは、隣接セル関係構成情報に基づいて、隣接セルの構成ステータスを決定する。
第2の態様によれば、通信方法が提供される。この方法は、LEO衛星又はMEO衛星のような衛星、又は場合によっては高高度プラットフォームステーションによって実行されてよい。衛星は、隣接セルステータス機能識別子を生成し、隣接セルステータス機能識別子は、第1衛星セルの少なくとも1つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用される。衛星は、隣接セル関係構成情報を送信し、隣接セル関係構成情報は隣接セルステータス機能識別子を含む。
第1の態様及び第2の態様の内容に関し、本出願の解決策は、巨視的に理解可能である。衛星の隣接セル関係が動的に変化する場合(例えば、一部のセルは一時的に無効化されるが、一定期間経過後に有効化された場合)、隣接セルステータス機能識別子の値のみを変更する必要があり、隣接セルの追加機能及び隣接セルの除去機能は、NCRT上で頻繁に実行する必要はない。従って、シグナリングのオーバヘッドは低減される。隣接セルのアクティブ化ステータスがアクティブ(Active)状態であることを隣接セルステータス機能識別子が指示する場合に、現在の隣接セルは利用可能な隣接セルであり、セルハンドオーバ又は再選択に使用することができる。隣接セルステータス機能識別子が、現在の隣接セルが非アクティブ(Inactive)状態であることを指示する場合に、現在のセルは、使用不可能な隣接セルであり、ハンドオーバ又は再選択のためのターゲットセルとして使用することはできない。
上述の態様の可能な実施によれば、衛星は、参照情報に基づいて隣接セルステータス機能識別子を生成し、参照情報は、以下の内容、即ち、隣接セルの記憶空間、隣接セルの計算能力、X2インターフェース能力、エフェメリス情報、及び端末が測定を行った後に送信されるフィードバック情報の内容のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実施によれば、隣接セルの非アクティブ状態は、隣接セルの非アクティブ状態の時間区間を含む。
さらに具体的には、隣接セルの非アクティブ状態の時間区間は、以下の内容、即ち、隣接セルの非アクティブ状態の開始時点、隣接セルの非アクティブ状態の終了時点、隣接セルの非アクティブ状態の開始時点のオフセット、及び隣接セルの非アクティブ状態の終了時点のオフセットの内容のうち少なくとも1つを含む。この実施では、隣接するセルがアクティブ状態にあるか否かの表示に加えて、非アクティブ状態の時間状況をさらに指示することができる。従って、指示情報は一層豊富であり、動的な隣接セル関係変化によって引き起こされる頻繁なシグナリングのオーバヘッドもまた低減される。
可能な実施では、隣接セルステータス機能識別子は、第1衛星セルの2つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用され、2つの隣接セルの非アクティブ状態は、結合されることであるか、又は相互に排他的なことである。隣接セルグループに基づく非アクティブ状態表示は、隣接セルグループの各隣接セルの非アクティブ状態表示によって特定の方法で提示されてよい。これにより、隣接セルグループを合わせた形で維持し、エントリを簡素化し、指示情報のオーバヘッドを低減する。
可能な実施では、隣接セル関係構成情報は隣接セルのタイプを含み、隣接セルのタイプは、隣接セルがクラスターヘッド地上セルであるか否かを指示するために使用される。この実施では、NCRTの記憶オーバヘッドが低減されるように、衛星はクラスターヘッド地上セルの隣接セル関係のみを維持する必要がある。
可能な実施によれば、隣接セル関係構成情報は、ブロードキャストメッセージ、又は無線リソース制御RRCメッセージで送信される。
可能な実施によれば、衛星は、クラスターヘッド地上セルに要求を送信するように構成され、要求は、クラスターヘッド地上セルが、クラスターヘッド地上セルに関連するセルの隣接セル関係構成情報をフィードバックすることを可能にする。衛星は、クラスターヘッド地上セルに関連するセルの隣接セル関係構成情報であり、クラスターヘッド地上セルによりフィードバックされる隣接セル関係構成情報を受信する。
第3の態様によれば、通信装置が提供され、装置は、端末デバイス(例えば、衛星電話又は衛星通信デバイス)であってよく、又は端末デバイス内の装置(例えば、チップ、チップシステム、又は回路)であってよく、又は端末デバイスとともに使用可能な装置であってよい。設計において、装置は、第1の態様で説明した方法/動作/ステップ/作動と1対1で対応するモジュールを含んでよい。モジュールは、ハードウェア回路、ソフトウェア、又はハードウェア回路とソフトウェアとの組み合わせによって実現してよい。設計において、装置は、隣接セル関係構成情報を受信するように構成されている受信モジュールであり、隣接セル関係構成情報は隣接セルステータス機能識別子を含み、隣接セルステータス機能識別子は、第1衛星セルの少なくとも1つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用される、受信モジュールと;隣接セル関係構成情報に基づいて、隣接セルの構成ステータスを決定するように構成されている処理モジュールとを備えていてよい。
第3の態様の可能な実施によれば、受信モジュールは、ブロードキャストメッセージ、又は無線リソース制御RRCメッセージを使用して送信された隣接セル関係構成情報を受信する。
第4の態様によれば、通信装置が提供され、装置は、ネットワークデバイス(例えば、LEO衛星、MEO衛星、又は高高度プラットフォーム局)であってよく、ネットワークデバイス内の装置(例えば、チップ、チップシステム、又は回路)であってよく、又は端末デバイスとともに使用可能な装置であってよい。設計において、装置は、第2の態様で説明した方法/動作/ステップ/作動と1対1で対応するモジュールを含んでよい。モジュールは、ハードウェア回路、ソフトウェア、又はハードウェア回路とソフトウェアとの組み合わせによって実現してよい。設計において、装置は、隣接セルステータス機能識別子を生成するように構成されている生成モジュールであり、隣接セルステータス機能識別子は、第1衛星セルの少なくとも1つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用される、生成モジュールと;隣接セル関係構成情報を送信するように構成されている送信モジュールであり、隣接セル関係構成情報は隣接セルステータス機能識別子を含む、送信モジュールとを備えている。
第4の態様の可能な実施によれば、装置は、入力モジュールをさらに備え、入力モジュールは、参照情報を入力するように構成され;生成モジュールは、参照情報に基づいて隣接セルステータス機能識別子を生成するように構成され、参照情報は、以下の内容、即ち、隣接セルの記憶空間、隣接セルの計算能力、X2インターフェース能力、及びエフェメリス情報の内容のうちの少なくとも1つを含む。
第4の態様の可能な実施によれば、送信モジュールは、クラスターヘッド地上セルに要求を送信するように構成され、要求は、クラスターヘッド地上セルが、クラスターヘッド地上セルに関連するセルの隣接セル関係構成情報をフィードバックすることを可能にする。
第4の態様の可能な実施によれば、装置は、受信モジュールをさらに備え、受信モジュールは、クラスターヘッド地上セルに関連するセルの隣接セル関係構成情報であり、クラスターヘッド地上セルによりフィードバックされる隣接セル関係構成情報を受信するように構成されている。
第3又は第4の態様の可能な実施によれば、隣接セルの非アクティブ状態は、隣接セルの非アクティブ状態の時間区間を含む。
さらに具体的には、隣接セルの非アクティブ状態の時間区間は、以下の内容、即ち、隣接セルの非アクティブ状態の開始時点、隣接セルの非アクティブ状態の終了時点、隣接セルの非アクティブ状態の開始時点のオフセット、及び隣接セルの非アクティブ状態の終了時点のオフセットの内容のうち少なくとも1つを含む。
第3又は第4の態様の可能な実施によれば、隣接セルステータス機能識別子は、第1衛星セルの2つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用され、2つの隣接セルの非アクティブ状態は、結合されることであるか、又は相互に排他的なことである。
第3又は第4の態様の可能な実施によれば、隣接セル関係構成情報は隣接セルのタイプを含み、隣接セルのタイプは、隣接セルがクラスターヘッド地上セルであるか否かを指示するために使用される。
第4の態様の可能な実施によれば、隣接セル関係構成情報は、以下の方式、即ち、ブロードキャストメッセージ、無線リソース制御RRCメッセージ、又はXnインターフェースアプリケーションプロトコルXnAPの方式のうち任意の1つで送信される。
第4の態様の可能な実施によれば、衛星は、クラスターヘッド地上セルに要求を送信するように構成され、要求は、クラスターヘッド地上セルが、クラスターヘッド地上セルに関連するセルの隣接セル関係構成情報をフィードバックすることを可能にする。衛星は、クラスターヘッド地上セルに関連するセルの隣接セル関係構成情報であり、クラスターヘッド地上セルによりフィードバックされる隣接セル関係構成情報を受信する。
第5の態様によれば、通信装置が設けられ、通信装置は、前述の方法の実施形態における衛星であってよく、又は、衛星内に配置されたチップであってよい。装置は、プロセッサとメモリとを含む。任意には、さらに装置は、トランシーバを含む。プロセッサとメモリとは、電気的に結合され、メモリは、コンピュータプログラム命令を記憶するように構成され、プロセッサは、メモリでの一部又は全てのコンピュータプログラム命令を実行するように構成され、一部又は全てのコンピュータプログラム命令が実行された場合に、第1の態様又は第1の態様の可能な実施形態のいずれか1つの方法、又は第2の態様又は第2の態様の可能な実施形態のいずれか1つの方法が実行される。可能な設計では、チップシステムはさらに、トランシーバを含み、トランシーバは、プロセッサによって処理された信号を送信するか、又は信号を受信し、信号をプロセッサに入力するように構成されている。チップシステムは、チップを含んでよく、又はチップ及び別の個別デバイスを含んでよい。
第6の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供され、コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行された場合に、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な実施形態のいずれか1つの方法、又は第2の態様又は第2の態様の可能な実施形態のいずれか1つの方法を実行することが可能にされる。
第7の態様によれば、コンピュータ可読な記憶媒体が提供され、コンピュータ可読な記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶し、コンピュータプログラムが実行された場合に、第1の態様又は第1の態様の可能な実施形態のいずれか1つの方法、又は第2の態様又は第2の態様の可能な実施形態のいずれか1つの方法が実行される。
第8の態様によれば、衛星通信システムが提供され、システムは、第1の態様又は第1の態様の可能な実施形態のいずれか1つの方法を実行する通信デバイスと、第2の態様又は第2の態様の可能な実施形態のいずれか1つの方法を実行する衛星とを含んでよい。
本出願による4色周波数再利用方法を示す。 4色周波数再利用の解決策に基づく、3つの衛星のビームカバレッジ状況の概略図である。 一時点T1及び一時点T2における衛星セルの地上隣接セルの変化状況の概略図である。 本出願の実施形態による移動衛星通信システムアーキテクチャーの概略図である。 本出願の実施形態による、衛星ネットワークに適用可能な隣接セル関係実施方法の概略図である。 本出願の実施形態による、衛星ネットワークの自動隣接セル関係ANR機能を実施する概略図である。 本出願の実施形態による隣接セル関係テーブルNCRTを示す。 本出願の実施形態による、隣接セルグループに基づく隣接セル関係維持方法の概略図である。 本出願の実施形態による、クラスターヘッド地上セルに基づく隣接セル関係維持方法の概略図である。 本出願の実施形態による通信装置900を示す。 本出願の実施形態によるネットワークデバイス100を示す。 本出願の実施形態による通信装置110を示す。 本出願の実施形態による通信装置120を示す。 本出願の実施形態による通信装置130を示す。
添付の図面を参照して、以下に本出願の実施形態を詳細に記載する。
読者が本出願の実施形態を理解するのを助けるために、本出願の実施形態で使用されるいくつかの用語を最初に解釈及び説明する。以下の用語は、読者が本出願の用途のシナリオと技術的解決策とを一層よく理解することを助けるために使用されるものであり、そのため読者は、用語の説明を通じて、解決策の技術的特徴を迅速に理解することができ、用語の説明は、技術的特徴の絶対的な限定を構成するものではないことが、理解可能である。
(1)端末は、ユーザ装置(user equipment, UE),移動局(mobile station, MS),又は移動端末(mobile terminal, MT)などとも呼ばれ、ユーザに音声及び/又はデータの接続を提供するデバイスである。例えば、端末デバイスは、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、車両搭載デバイス、物のインターネットデバイスなどを含む。現在、端末デバイスは、携帯電話(mobile phone),タブレット,ノートブックコンピュータ,パームトップコンピュータ,モバイルインターネットデバイス(mobile internet device, MID),ウェアラブルデバイス,バーチャルリアリティ(virtual reality, VR)デバイス,拡張リアリティ(augmented reality, AR)デバイス,産業用制御(industrial control)無線端末,自己駆動(self driving)無線端末,遠隔医療用(remote medical surgery)無線端末,スマートグリッド(smart grid)無線端末,輸送安全(transportation safety)での無線端末,スマートシティ(smart city)での無線端末,又はスマートホーム(smart home)での無線端末などであってよい。これに代えて、端末デバイスは、5Gネットワーク内の端末デバイス、将来進化した公衆陸上移動網(Public Land Mobile Network, PLMN)内の端末デバイス、又は将来の他の通信システム内の端末デバイスなどであってよい。
(2)ネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するように構成されているデバイスである。ネットワークデバイスは、基地局であってよく、LTEシステムにおける進化したNodeB(evolved NodeB, eNB又はeNodeB)であってよく、又はクラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network, CRAN)シナリオにおける無線コントローラであってよい。又はネットワークデバイスは、中継局、アクセスポイント、車両搭載デバイス、又は5Gネットワークにおける次世代NodeB(next generation Node B, gNodeB)などであってよい。さらに、本出願の実施形態において言及されるネットワークデバイスは、代替的に、衛星基地局と呼ばれる衛星であってよい。衛星基地局は、主に端末デバイスのための無線アクセスサービスを提供し、衛星基地局にアクセスする端末デバイスのための無線リソースをスケジュールし、信頼性のある無線送信プロトコル、データ暗号化プロトコルなどを提供する。あるいは、衛星基地局は、無線通信のために人工地球衛星、又は高高度車両などを使用する基地局であってよい。衛星基地局は、静止地球軌道(geostationary earth orbit, GEO)衛星、中軌道(medium earth orbit, MEO)衛星又は低軌道(low earth orbit, LEO)衛星のような非静止地球軌道(none-geostationary earth orbit, NGEO)、又は高高度プラットフォーム基地局(High Altitude Platform Station, HAPS)などであってよい。
(3)コアネットワーク(core network)は、主にユーザアクセス制御、課金、モビリティ管理、セッション管理、ユーザセキュリティ認証、補助サービスなどに使用される。本出願の実施形態において、コアネットワークは、主に、ユーザプレーン機能ユニット、アクセス及びモビリティ管理機能ユニット、セッション管理機能ユニット、及びデータネットワークを含む。コアネットワークは、複数の機能ユニットを含み、これは、コントロールプレーン機能エンティティ及びデータプレーン機能エンティティとして分類されてよい。アクセス及びモビリティ管理機能(AMF, Access and mobility function)ユニットは、コントロールプレーン機能エンティティであり、ユーザアクセス管理、セキュリティ認証、及びモビリティ管理を担当する。セッション管理機能(SMF, Session Management Function)ユニットは、コントロールプレーン機能エンティティであり、セッション管理を担当し、AMFに接続されている。ユーザプレーン機能(UPF, User Plane Function)ユニットは、データプレーン機能エンティティであり、ユーザプレーンデータ伝送管理、トラフィック統計収集、及び合法的傍受などの機能を担当する。データネットワークはデータプレーン機能エンティティであり、UPFに接続されている。コアネットワークには、さらに他の機能単位が含まれているが、機能単位は1つずつは列挙しない。
(4)ビームとは、衛星アンテナが地球表面へ発する電磁波によって形成される形状で、懐中電灯の特定範囲のビームのようなものである。ビームの形状は伝送アンテナによって決定される。あるいは、衛星は360度では信号を伝送せず、特定の方向に信号波を伝送する。1つの衛星セルは、少なくとも1つの衛星ビームを含む。場合によっては、衛星ビームをセルの概念として考えてよい。
(5)互いに隣接する、又は特定の属性に基づいて分割後に取得される複数の地上セルを、地上セルクラスターは組み合わせて、地上セルクラスターを形成する。
(6)クラスターヘッド地上セルは、地上セルクラスターの範囲の中に地上セルを維持する役割を果たすセルである。実施の間、クラスターヘッド地上セルは、具体的に、基地局のようなクラスターヘッド地上セルに対応する通信デバイスを参照する。特定のセルに関するものであって、クラスターヘッド地上セルに基づく隣接セル関係テーブルを決定する際に、地上セルクラスター内の各地上セルの隣接セル関係を維持することを要さないことが可能であり、クラスターヘッドの隣接セル関係のみを考慮する必要がある。地上セルクラスターの範囲内の地上隣接セル関係を照会する必要がある場合に、衛星隣接セルは、位置などの情報に基づいて、クラスターヘッド地上セルへの要求を開始し、クラスターヘッド地上セルを使用して、対応する地上セルの隣接セル構成を取得することができる。
(7)エフェメリス情報:エフェメリスは、GPS測定中に時間とともに変化する走行する天体の正確な位置又はトラックテーブルである。エフェメリスは時間の関数である。衛星エフェメリスは、時間、位置、又は速度のような飛行体の走行状態を決定するために使用されてよい。
本出願における用語「及び/又は」は、関連する対象を記述するための関連付け関係を記述し、そして3つの関係が存在する可能性があることを表す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在し、A及びBの両方が存在し、またBのみが存在するという3つの場合を表す可能性がある。文字「/」は、一般に、関連する対象間の「又は」関係を示す。
本出願において「複数」とは、2つ以上を意味する。
本出願の説明において、「第1の」及び「第2の」のような用語は、単に区別及び説明のために使用されるに過ぎず、相対的重要性の表示又は含意として、又は命令の表示又は含意として理解されないものとする。
さらに、本出願の実施形態において、「例えば」という用語は、例、描画、又は説明を与えるために使用される。本出願において「例」として記載されている任意の実施形態又は実施の解決策は、他の実施形態又は実施の解決策よりも一層好ましく、又は一層有利であるとして説明されないものとする。正確には、「例えば」という用語は、特定の方式で概念を提示するために使用される。
本出願の実施形態は、衛星ネットワークに適用可能な自動隣接セル関係実施方法及び装置を提供する。この方法及び装置は、同じ技術的概念に基づいている。方法及び装置の問題解決の原理は類似しているので、装置と方法の実施については、相互に参照するものとする。繰り返し部分については記載しない。
本出願の実施形態における技術的解決策は、種々の通信システム、例えば、衛星通信システムに適用されてよい。衛星通信システムは、従来の移動通信システムと統合されてよい。例えば、移動通信システムは、第4世代(4th Generation, 4G)通信システム(例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)システム),マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(worldwide interoperability for microwave access, WiMAX)通信システム,第5世代(5th generation, 5G)通信システム(例えば、ニューラジオ(new radio, NR)システム),又は将来の移動通信システムであってよい。
例えば、図3は、本出願に適用可能である可能な移動衛星通信システムアーキテクチャーの概略図である。衛星通信システムが地上通信システムと比較された場合に、衛星は、基地局のような、地上の1つ以上のネットワークデバイスとみなされてよい。従って、本出願では、衛星は衛星基地局とも呼ばれ、2つの用語の意味は区別されない。この衛星は、移動端末に対して通信サービスを提供し、この衛星は、さらに、コアネットワークデバイス(AMFなど)に接続されてよい。このシナリオでは、衛星は非静止地球軌道衛星であってよいし、又は静止地球軌道衛星であってよい。図3に示すように、衛星システム300は主に、衛星301(Sat.#1,Sat.#2,及びSat.#3)と、端末デバイス302(図中のセルの黒点はさらに端末デバイスを示す)と、地上局303と、コアネットワークデバイス304とを含む(コアネットワークデバイスは、ユーザプレーン機能UPFユニット及びアクセス及びモビリティ管理AMFユニットをさらに含む)。本出願のこの実施形態に示されるシステムは、3つの衛星を含む。しかし、衛星の実際の数量は、3つに限定されるものではなく、1つ、2つ、又はそれ以上であってよく、エフェメリス(ephemeris)と衛星の負荷ステータスとに基づいて決定される。この図では、3つの衛星のカバレッジエリアは、ユーザ密度が異なる。衛星Sat.#1の衛星ビームのカバレッジエリアセット306は、ユーザ密度が高いエリアであり、衛星Sat.#1は通信負荷が高い。衛星Sat.#2の衛星ビームのカバレッジエリアセット307は、ユーザがまばらなエリアであり、衛星Sat.#2は通信負荷が低い。衛星Sat.#3の衛星ビームのカバレッジエリアセット308は、ユーザがほとんどいない無人エリアであり、衛星Sat.#3には基本的に通信負荷がない。
衛星Sat.#1と地上局303との間で確立された、無線リンク(NGインターフェースであり、NGインターフェースは、衛星基地局と地上局(コアネットワーク)との間のインターフェースであり、主に、コアネットワークのNASやユーザのサービスデータなどのシグナリングに相互作用を行わせるために使用される)は、リンク1として示される。同様に、地上局303に対して衛星Sat.#2と衛星Sat.#3とで確立された無線リンクは、リンク2及びリンク3として示される。地上局303は、主に、衛星とコアネットワークとの間でシグナリング及びサービスデータを転送するように構成されている。UPFはコアネットワークのユーザプレーン機能エンティティの1つであり、データ伝送とトラフィック統計の収集とを担当する。さらに、衛星Sat.#1とコアネットワーク(UPF)との間に確立されたリンクは、リンク1と呼ばれる。衛星Sat.#2とUPFとの間に確立されたリンクと、衛星Sat.#3とUPFとの間に確立されたリンクとは、リンク2及びリンク3として示される。加えて、衛星301間の無線リンクも存在する。衛星間のシグナリングインタラクションとユーザデータ伝送は、Xnインターフェース(Xnインターフェースは衛星基地局間のインターフェースであり、主にハンドオーバなどのシグナリングインタラクションに使用される)を使用して実現される。
本出願の実施形態の理解を容易にするために、本出願の用途のシナリオを以下に記載する。本出願の実施形態に記載されるサービスシナリオは、本出願の実施形態の技術的解決策をより明確に記載することを意図したものであり、本出願の実施形態で提供される技術的解決策に対する制限を構成しない。当業者は、新たなサービスシナリオの出現に伴い、本出願の実施形態で提供される技術的解決策が、同様の技術的課題にも適用可能であることを知ることができる。
図4に示すように、本出願は、衛星ネットワークに適用可能な隣接セル関係実施方法を提供する。衛星ネットワークの隣接セル関係維持手順を詳細に説明する。図4の第1衛星は、図3の任意の衛星301(Sat.#1,Sat.#2,又はSat.#3)であってよい。図4の通信デバイスは、図3の端末装置302であってよく、又は図3の別の衛星であってよい。
実施方法の具体的なステップは以下の通りである:
ステップ401(任意選択ステップ):第1衛星は、参照情報に基づいて隣接セルステータス機能識別子を生成する。
ステップ402:第1衛星は、隣接セル関係構成情報を通信デバイスへ送信し、隣接セル関係構成情報は、隣接セルステータス機能識別子を含む。
ステップ403:通信デバイスは、第1衛星から送信された隣接セル関係構成情報を受信し、隣接セル関係構成情報に含まれる隣接セルステータス機能識別子に基づいて、後の動作を行う。
具体的には、前述のステップにおいて、隣接セル関係構成情報を別の構成情報のうちで送信することができ、隣接セル関係構成情報は、隣接セルステータス機能識別子を含み、隣接セルステータス機能識別子は、第1衛星セルの少なくとも1つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用される。第1衛星セルは、特定の時点又は特定の状態にある第1衛星のビームでカバーされたセルである。例えば、図2を参照すると、第1衛星セルは、時点T2における第1衛星のビームでカバーされたセルであり、地上セル1と地上セル2とは、第1衛星セルの隣接セルである。前述の隣接セル関係の実施方法において、第1衛星は、代替的に、別の通信デバイスであってよい。これは、本出願において限定されない。また、ステップ403において、隣接セル関係構成情報に含まれる隣接セルステータス機能識別子に基づいて通信デバイスが行う後の動作は、以下のこと、即ち、通信デバイスが隣接セル関係構成情報に基づいて、対応する隣接セルの構成ステータスを決定することを含む。衛星は、指定された時刻に、又は周期的に、参照情報に基づいて隣接セル関係構成情報を更新する。参照情報は、以下の特定の実施形態において説明する。
具体的な実施形態では、衛星ネットワークの自動隣接セル関係ANR機能を実現するための方法が提供される。図5に示すように、隣接セルステータス機能(Neighbor Status Function, NSF)が衛星ネットワークのANR機能に追加され、NSFは現在の隣接セルのアクティブ状態を変更するために使用され、換言すれば、NSFは現在の隣接セルがアクティブであるか否かを決定するために使用される。隣接セルステータス機能NSFの入力が参照情報となる。参照情報は、内部情報及び/又は外部情報を含んでよい。内部情報は、隣接セルの能力情報(例えば、隣接セルの記憶空間、衛星のX2インターフェース能力、及び隣接セルの計算能力)であってよい。外部情報は、エフェメリス情報、又はUEが測定を行った後に送信されるフィードバック情報(ネットワーク側に構成された隣接セルに加えて、UEはさらに、測定後、セルが隣接セルであるか否かをフィードバックしてよく、具体的には、接続された(connected)状態で、サービスセルの隣接セル関係テーブルを更新するために、ネットワークデバイスがUEに命令を送り、データ伝送タスクがない間隔でUEは測定を行い、フィードバック情報を取得する)などである。隣接セルステータス機能NSFの出力は、隣接セルのアクティブ状態、即ち隣接セル関係ステータス(NCR status)であり、隣接セル関係テーブル(Neighbor Cell Relationship Table, NCRT)の隣接セルに対応する非アクティブ(Inactive)状態フィールドを設定するために使用される。記憶空間は、例として使用される。隣接セル関係が更新されようとしている現在のセルの記憶空間が比較的小さい場合に、隣接セル関係テーブルに記憶される隣接セルの量が減少されてよい。それ以外の場合に、隣接セル関係テーブルに記憶されている隣接セルの量が増加してよい。自動隣接セル関係テーブルのヘッダフィールドには、NR番号、隣接セルシーケンス番号(TCI)、非削除、非HO、及び非X2が含まれる。NR番号及び隣接セル配列番号の意味は、以下の実施形態を参照して理解可能である。NR番号は、隣接セル関係(Neighbour Relationship)番号を示すために使用され;非除去フィールドは、選択された隣接セルが隣接セル関係テーブルから除去できるか否かを示すために使用され;非HOフィールドは、選択された隣接セルがハンドオーバのためのターゲットセルとして使用できないことを示すために使用され;非X2フィールドは、現在の衛星セルと隣接セルとの間にX2インターフェースがあるか否かを示すために使用される。非アクティブ(Inactive)状態入力フィールドが、自動隣接セル関係テーブルに追加される。このエントリが選択されている(又は1に設定されている)場合に、隣接セルが現在非アクティブな隣接セルであることを示し、隣接セルはハンドオーバ、セル再選択などのためにターゲットセルとして使用できない。このエントリが選択されていない(又は0に設定されている)場合に、隣接セルが現在アクティブな隣接セルであることを示し、隣接セルはハンドオーバ、セル再選択などのためにターゲットセルとして使用できる。
NCRTにおける非アクティブ(Inactive)状態フィールドが複数の形態で設計されてよいことは理解しやすい。例えば、非アクティブ(Inactive)状態フィールドは、代替的にアクティブ(Active)状態フィールドに置き換えられてよい。特定の隣接セルのこのフィールドを選択すると、隣接セルがアクティブ化されていることを示し、そうでない場合は隣接セルが非アクティブ化されていることを示す。別の例では、隣接セルのアクティブ状態は、非アクティブ(Inactive)状態エントリに基づいて依然として識別されるが、前述の記述との相違は、フィールドが0に設定されている場合に、隣接セルが現在は非アクティブな隣接セルであることを示すことである。フィールドが1に設定されている場合に、隣接セルが現在アクティブな隣接セルであることを示す。他の形態は列挙されない。
衛星の隣接セル関係が動的に変化する場合に(例えば、一部のセルは一時的に無効化されているが、一定期間経過後に有効化された場合に)、NCRTの非アクティブ状態の値のみを変更する必要があるのであり、隣接セルの追加機能及び隣接セルの除去機能は頻繁に実行される必要はない。従って、シグナリングのオーバヘッドは低減される。
任意には、受信側では、ユーザは、ブロードキャストメッセージ(SIBxなど)又は無線リソース制御RRCメッセージを使用して、隣接セルアクティブ化ステータスを包括及び指示する構成情報を受信してよく、又はXnインターフェースアプリケーションプロトコルXnAPを使用して、指示を含む構成情報を受信してよい。以上の内容と合致して言うと、隣接セルステータス機能識別子は、隣接セルアクティブ化ステータスがアクティブ(Active)状態であることを示している場合には、現在の隣接セルは、利用可能な隣接セルであり、セルのハンドオーバ又は再選択に使用できる。隣接セルステータス機能識別子は、現在の隣接セルが非アクティブ(Inactive)状態であることを示している場合には、現在のセルは、利用不可能な隣接セルであり、ハンドオーバ又は再選択のターゲットセルとして使用できない。
さらに、隣接セル関係テーブルNCRTは、前述の特定の実施形態に基づいて設計又は修正される。図6に示すように、隣接セル関係構成情報を決定するための入力情報については、前述の特定の実施形態における入力情報をやはりなお参照するものとする。しかしながら、隣接セル関係テーブルの構成中に、隣接セルに対応する非アクティブ(Inactive)状態フィールドは、非アクティブ状態の持続時間(時間区間)に対応する。具体的には、非アクティブ(Inactive)状態フィールドは、隣接セルの非アクティブ状態の開始時点と終了時点とを指示してよく;又は、このフィールドは、隣接セルの非アクティブ状態の開始時点と、開始時点に基づく隣接セルの非アクティブ状態の持続時間(オフセット)とを指示してよく;又は、このフィールドは、隣接セルの非アクティブ状態の複数の開始時点と、複数の開始時点に基づく隣接セルの非アクティブ状態の持続時間(オフセット)とを指示してよく;又は、このフィールドは、隣接セルの非アクティブ状態の開始時点及び終了時点と、開始時点に基づく隣接セルの非アクティブ状態の時間オフセットと、終了時点に基づく隣接セルの非アクティブ状態の時間オフセットとを指示してよい。この設計では、上述の例と比較して、隣接セルがアクティブ状態にあるか否かを指示することに加えて、非アクティブ状態の持続時間の状況をさらに示してよい。従って、指示情報は一層豊富であり、動的な隣接セル関係変化によって引き起こされる頻繁なシグナリングのオーバヘッドもまた低減される。別の実施では、通信デバイスは、まず隣接セルの非アクティブ状態を決定し、隣接セルが非アクティブ状態を有するならば、対応するフィールドから、非アクティブ状態が継続する時間区間を決定してよい。
図7は、本出願に開示された隣接セルグループに基づく隣接セル関係維持方法の概略図である。この方法では、隣接セル関係テーブルNCRTは、複数の関連する隣接セルのアクティブ状態を指示するように設計される。隣接セル関係構成情報を決定するための入力情報については、前述の具体的な実施形態の入力情報を参照するものとする。詳細は、再度記載しない。具体的には、複数のビットが、NCRT内の非アクティブ(Inactive)フィールドを指示するために使用される。このフィールドの中のエントリの中のシーケンス番号は、1つ以上の関連する隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用されてよい。なお、1ビットを使用して特定の隣接セルのアクティブ状態を指示する場合には、本方法を、前述の実施形態での方法のように後退させてよいことも容易に理解される。さらに、図7の隣接セルグループに基づく方法は、前述の特定の実施形態と互換性があり、隣接セル関係テーブルNCRT内のいくつかの隣接セルTCIにおいてのみ使用されてよいことが理解可能である。隣接セルグループに基づく非アクティブ状態指示情報は、隣接セルグループ内の全ての隣接セルの非アクティブ状態指示情報を順次又は新規に組み合わせることにより形成することができ、これにより、隣接セルグループを合わせた形で維持し、エントリを簡素化し、指示情報のオーバヘッドを低減する。
図7の隣接セルグループに基づく隣接セル関係維持方法の概略図において、2つの時点t1及びt2におけるセルTCI#3に対応する隣接セル関係テーブルNCRTと、2つの時点における衛星セル位置関係とが提供される。2つの隣接セル関係テーブルの第4行(NR:3)は、同じ隣接セルグループに対応し、隣接セルグループは、セルTCI#4及びTCI#5を含む。図7の左下側の時点t1における衛星セルの位置関係において、TCI#3の隣接セルは、TCI#1,TCI#2,及びTCI#4である。時点t2に達すると、図7の右下側の時点t2における衛星セルの位置関係において、衛星1のセルと衛星2のセルとの間に重複領域が存在し、重複セルTCI#4を無効化する必要がある(又は、セルTCI#5を無効化してよい)ことが分かる。従って、時点t2で、TCI#3の隣接セルは、TCI#1,TCI#2,及びTCI#5に更新される。よって、TCI#4及びTCI#5は、隣接セル関係の更新を容易にするために、隣接セルグループとして維持することができる。セルTCI#3に対応する隣接セル関係が理解された後、TCI#4及びTCI#5が隣接セル関係テーブルに隣接セルグループとして追加される。時点t1における隣接セルグループの非アクティブ状態フィールドの値は、01で表すことができ、その値は、隣接セルTCI#4のアクティブ状態と隣接セルTCI#5の非アクティブ状態とを表す。言い換えれば、この値は、2つのセルのアクティブ状態を順番に並べることによって表される。以上の説明と合致して、時点t2における隣接セルグループの非アクティブ状態フィールドの値は10で表すことができ、その値は隣接セルTCI#4の非アクティブ状態と、隣接セルTCI#5のアクティブ状態とを表す。当然、隣接セルグループのアクティブ状態を識別するための複数の方法も存在する。これらの方法において、アクティブセルと非アクティブセルとの間の結合の関係は、例えば、同一であるか又は相互に排他的であるように表現される必要がある。別の方法では、1つのビットが、隣接セルグループ内のTCI#4とTCI#5との間のアクティブ化関係を直接表現するために使用される。例えば、値0は隣接セルTCI#4のアクティブ状態、及び隣接セルTCI#5の非アクティブ状態を指示し、値1は隣接セルTCI#4の非アクティブ状態と、隣接セルTCI#5のアクティブ状態とを示す。当然、これはプロトコルで合意される必要がある。
この設計では、隣接セルグループ維持方法が追加され、複数の関連する隣接セルのアクティブ化ステータスを示し、複数の関連するセルの維持を容易にし、指示情報のオーバヘッドを低減する。
図8は、本出願に開示されたクラスターヘッド地上セルに基づく隣接セル関係維持方法の概略図である。図8の左側は、衛星-クラスターヘッド地上セル-地上セル関係の概略図である。図8の右側は、本出願によるクラスターヘッド地上セルに基づく隣接セル関係テーブルを示す。この方法では、隣接セル関係テーブルNCRTを設計し、1つ以上の隣接セルがクラスターヘッド地上セルであるか否かを示し、クラスターヘッド地上セルのアクティブ化ステータスを指示する。隣接セル関係構成情報を決定するための入力情報については、前述の具体的な実施形態の入力情報を参照するものとする。詳細は、再度記載しない。具体的には、非アクティブ状態フィールドに加えて、隣接セル関係構成情報は、セルタイプの指示情報をさらに含む。図8の右側のテーブルのタイプ(Type)フィールドは、クラスターヘッド地上セルとして選択された隣接セルを示す。衛星は、クラスターヘッド地上セルとの隣接セル関係のみを維持するように選択してよく、クラスターヘッド地上セルを選択するためのルールは、限定はされないが、以下の内容、即ち、最大可視時間ウィンドウ、基地局通信能力(例えば、衛星とのXnインターフェースがあるか否か)、又は地理的位置などの内容のうち少なくとも1つを含む。
1つの具体的な実施では、
(1)衛星は、いくつかの地上セルをクラスターヘッド地上セルとして選択し、衛星は、クラスターヘッド地上セルと隣接セル関係のみを維持する。
(2)クラスターヘッド地上セルは、クラスターヘッドの範囲内の地上セルと隣接セル関係を維持する。
前述の実施方法において、クラスターヘッド地上セルの選択は、予め完了されてよいことが理解可能である。例えば、地上制御センターは、予めクラスターヘッド地上セルを選択する。衛星はクラスターヘッド地上セルを別々に決定する必要はない。
図8の左側の衛星-クラスターヘッド地上セル-地上セル関係の概略図において、マクロ基地局TCI#1及びTCI#2は、基地局のカバレッジエリアに基づいてクラスターヘッド地上セルとして選択される。衛星セルの隣接セル関係テーブルNCRTでは、TCI#1及びTCI#2との隣接セル関係のみが維持され、クラスターヘッドの範囲内の別の地上セルは維持される必要はない。以上の設計に基づき、隣接セル関係テーブルに隣接セルのタイプを指示するフィールド、タイプ(Type)を追加する。フィールドが選択されているか、又は1のような値が割り当てられている場合に、隣接セルがクラスターヘッド地上セルであることを指示する。フィールドが選択されていない場合に、又は0などの別の値が割り当てられている場合に、隣接セルが非クラスターヘッド地上セルであることを指示する。特定のクラスターヘッドの範囲内の地上隣接セル関係を照会する必要がある場合に、衛星隣接セルは、位置などの情報に基づいてクラスターヘッド地上セルへの要求を開始し、クラスターヘッド地上セルを使用して対応する地上セルの隣接セル構成を取得することができる。
クラスターヘッド地上セルに基づく隣接セル関係テーブル維持方法は、前述の方法と統合されてよいことを理解するのは容易である。例えば、クラスターヘッド地上セルは、隣接セルグループに基づいて隣接セル関係テーブル内のいくつかの又は全ての隣接セルであってよい。又は、ある程度考慮に基づくと、図5に示される隣接セル関係テーブルの設計では、いくつかの又は全ての隣接セルは、クラスターヘッド地上セルであってよく、クラスターヘッドの属性を有するこれらの隣接セルは、指示情報を使用して、共通の隣接セルから区別されてよい。
隣接セル関係テーブルの設計において、クラスターベースの隣接セル維持方法が開示される。新たに追加されたフィールドは、クラスターヘッド地上セルを示し、衛星はクラスターヘッドの隣接セル関係のみを維持する必要がある。隣接セル関係テーブルNCRTの記憶オーバヘッドが低減される。
図9に示すように、上記通信の実施方法と同様の技術的概念に基づき、通信装置900を設ける。これを衛星通信に使用してよい。通信装置900は、図4の方法で通信装置によって実行されるステップを実行することができる。反復を回避するために、詳細は、ここでは再度説明されない。設計において、装置は、図4に記載される方法/動作/ステップ/作動と1対1で対応するモジュールを含んでよい。モジュールは、ハードウェア回路、ソフトウェア、又はハードウェア回路とソフトウェアとの組み合わせによって実現してよい。設計において、通信装置900は、通信装置又は通信装置に適用されるチップであってよい。通信装置900は、受信モジュール910を含み、任意にはさらに、処理モジュール920と記憶モジュール930(図示せず)とを含む。処理モジュール920は、記憶モジュール930及び受信モジュール910にそれぞれに接続されてよく、記憶モジュール930は、受信モジュール910に接続されてよい。
記憶モジュール930は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されている。さらに具体的には、記憶モジュール930の機能を実行するためにメモリを使用してよい。以下にメモリの具体的なタイプを説明する。
例えば、受信モジュール910は、隣接セル関係構成情報を受信するように構成され、隣接セル関係構成情報は、隣接セルステータス機能識別子を含み、隣接セルステータス機能識別子は、第1衛星セルの少なくとも1つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用される。さらに具体的には、アンテナ、無線周波数モジュール、トランシーバ、又は前述のデバイスの組み合せを使用して、受信モジュール910の機能を実行してよい。
処理モジュール920は、記憶モジュール930に記憶された全ての又はいくつかのコンピュータプログラムに基づいて、隣接セルの指示された非アクティブ状態を識別するように構成されている。換言すれば、処理モジュール920は、隣接セル関係構成情報に基づいて、対応する隣接セルの構成ステータスを決定する。さらに具体的には、プロセッサ又はプロセッシングチップを使用して、処理モジュール920の機能を実行してよい。プロセッサ又はプロセッシングチップの特定のタイプは、以下に説明する。
上述の通信実施方法と同じ技術的概念に基づき、図10は、本出願の一実施形態に係るネットワークデバイス100の概略ブロック図である。ネットワークデバイスは、衛星通信に使用してよい。ネットワークデバイス100は、図4の方法において第1衛星によって実行されるステップを実行してよいことが理解されるものとする。反復を回避するために、詳細は、ここでは再度説明されない。設計において、装置は、図4に記載される方法/動作/ステップ/作動と1対1で対応するモジュールを含んでよい。モジュールは、ハードウェア回路、ソフトウェア、又はハードウェア回路とソフトウェアとの組み合わせによって実現してよい。設計において、ネットワークデバイス100は、生成モジュール101と送信モジュール102とを含む。任意には、ネットワークデバイス100はさらに、入力モジュール103と受信モジュール104とを含む。特定の実施の間、送信モジュール102と受信モジュール104とは、トランシーバモジュールという同じモジュールであってよい。
生成モジュール101は、隣接セルステータス機能識別子を生成するように構成され、隣接セルステータス機能識別子は、第1衛星セルの少なくとも1つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用される。さらに具体的には、生成モジュール101の機能を実行するために、プロセッサ又はプロセッシングチップを使用してよい。プロセッサ又はプロセッシングチップの特定のタイプは、以下に説明する。
送信モジュール102は、隣接セル関係構成情報を送信するように構成され、隣接セル関係構成情報は、隣接セルステータス機能識別子を含む。さらに詳細には、アンテナ、無線周波数モジュール、トランシーバ、又は前述のデバイスの組み合せを使用して、送信モジュール102の機能を実行してよい。
任意には、ネットワークデバイス100は、入力モジュール103をさらに含み、入力モジュールは、参照情報を入力するように構成されている。生成モジュールは、参照情報に基づいて隣接セルステータス機能識別子を生成するように構成され、参照情報は、以下の内容、即ち、隣接セルの記憶空間、隣接セルの計算能力、X2インターフェース能力、及びエフェメリス情報の内容のうちの少なくとも1つを含む。さらに具体的には、チップピン又は専用通信モジュールを使用して、入力モジュール103の機能を実行してよい。
任意には、送信モジュール102は、クラスターヘッド地上セルに要求を送信するように構成され、この要求は、クラスターヘッド地上セルがクラスターヘッド地上セルに関連するセルの隣接セル関係構成情報をフィードバックすることを可能にする。クラスターヘッド地上セルに関連するセルの隣接セル関係構成情報であり、クラスターヘッド地上セルによりフィードバックされる隣接セル関係構成情報を、受信モジュール104は受信するように構成されている。さらに詳細には、アンテナ、無線周波数モジュール、トランシーバ、又は前述のデバイスの組み合せを使用して、受信モジュール104の機能を実行してよい。
図11は、本出願の一実施形態による通信装置110の概略ブロック図である。通信装置110は、図4の方法において第1衛星又は通信デバイスによって実行されるステップを実行することができることが理解されるものとする。反復を回避するために、詳細は、ここでは再度説明されない。通信装置110は、プロセッサ111とメモリ113とを含み、プロセッサ111とメモリ113とは電気的に結合される。
メモリ113は、コンピュータプログラム命令を記憶するように構成されている。任意には、メモリ113(メモリ#1)は装置内に配置され、メモリ113(メモリ#2)はプロセッサ111と一体化され、又は、メモリ113(メモリ#3)は装置の外側に配置される。
プロセッサ111は、メモリでの一部又は全てのコンピュータプログラム命令を実行するように構成され、一部又は全てのコンピュータプログラム命令が実行された場合に、装置は、前述の実施形態の任意のもので方法を実行することが可能にされる。
任意には、通信装置は、さらに、他のデバイスと通信するように構成されているトランシーバ112を含む。例えば、トランシーバ112は、第1衛星によって送信された第1メッセージを受信する。
図11に示す通信装置110は、チップ又は回路であってよいことを理解するものとする。例えば、通信装置110は、第1衛星又は通信デバイス内に配置されたチップ又は回路であってよい。あるいは、トランシーバ112は通信インターフェースであってよい。トランシーバは、受信機と送信機とを含む。さらに、通信装置110は、バスシステムを含んでよい。
プロセッサ111と、メモリ113と、トランシーバ112とは、バスシステムを介して接続されている。プロセッサ111は、メモリ113に記憶された命令を実行するように構成され、トランシーバを制御して信号を受信し、信号を送信し、本出願の実施における第1衛星又は通信デバイスのステップを完了する。メモリ113は、プロセッサ111に統合されてよく、又はプロセッサ111とは別に配置されてよい。
実施において、トランシーバ112の機能は、トランシーバ回路又は専用トランシーバチップを使用して実現されることを考慮することができる。プロセッサ111は、専用処理チップ、処理回路、プロセッサ、又は汎用チップを使用して実施されてよいことを考慮することができる。プロセッサは、中央処理ユニット(central processing unit, CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor, NP)、又はCPUとNPとの組み合わせであってよい。プロセッサはさらに、ハードウェアチップ又は他の汎用プロセッサを含んでよい。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC),プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device, PLD),又はそれらの組み合わせであってよい。PLDは、複雑なプログラマブル論理デバイス(complex programmable logic device, CPLD),フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array, FPGA),汎用アレイ論理(generic array logic, GAL)及び他のプログラマブル論理デバイス,個別ゲート又はトランジスタ論理デバイス,個別ハードウェアコンポーネント,又はそれらの任意の組み合わせであってよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、又はプロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってよい。
さらに、本出願の実施形態で言及されているメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってよく、又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含んでよいことを理解するものとする。不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory, ROM),プログラマブル読み出し専用メモリ(Programmable ROM, PROM),消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable PROM, EPROM),電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically EPROM, EEPROM),又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)であってよい。限定的な記載でないが、例として、多くの形式のRAM、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM, SRAM),ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM, DRAM),同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM, SDRAM),ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM, DDR SDRAM),拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM, ESDRAM),同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM, SLDRAM),及びダイレクトランバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM, DR RAM)などが使用されてよい。本出願に記載されたメモリは、これらのメモリ及び別の適切なタイプの任意のメモリを含むことを想定するが、これらに限定されないことに留意するものとする。
本出願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、コンピュータプログラムは、前述の通信方法を実行するために使用される命令を含む。
本出願の一実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行された場合に、コンピュータは、前述の通信方法を実行することが可能にされる。
図12は、本出願の一実施形態による通信装置120を示す。通信装置は、衛星ネットワークに適用可能な、前述の隣接セル関係実施方法と特定の実施形態とを実行するように構成されてよい。装置は、通信デバイス又は通信デバイス内のチップであってよい。図12に示すように、装置は、少なくとも1つの入力インターフェース(Input(s))121と、論理回路122と、少なくとも1つの出力インターフェース(Output(s))123とを含む。
入力インターフェース121は、隣接セル関係構成情報を取得するように構成されている。隣接セル関係構成情報は、隣接セルステータス機能識別子を含む。隣接セルステータス機能識別子は、第1衛星セルの少なくとも1つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用される。
論理回路122は、隣接セル関係構成情報に基づいて隣接セルの構成ステータスを決定するように構成されている。
出力インターフェース123は、隣接セルの構成ステータスを出力するように構成されている。
任意には、論理回路122は、チップ、符号化器、符号化回路、又はこの方法を本出願で実施することができる別の集積回路であってよい。
以上、特定の方法及び実施形態を説明してきた。装置120は、隣接セル関係構成方法を実行するためにのみ構成されている。従って、構成方法の具体的な説明、特に論理回路122又は出力インターフェース123の機能については、対応する実施形態の関連部分を参照するものとする。本明細書では、詳細は繰り返さない。
図13は、本出願の一実施形態による画像復号化装置130を示す。装置130は、衛星ネットワークに適用可能な、前述の隣接セル関係実施方法と特定の実施形態とを実施するように構成されてよい。装置は、衛星又は衛星内の通信チップであってよい。図13に示すように、装置は、少なくとも1つの入力インターフェース(Input(s))131と、論理回路132と、少なくとも1つの出力インターフェース(Output(s))133とを含む。
入力インターフェース131は、参照情報を入力するように構成され、参照情報は、以下の内容、即ち、隣接セルの記憶空間、隣接セルの計算能力、X2インターフェース能力、及びエフェメリス情報の内容のうちの少なくとも1つを含む。
論理回路132は、参照情報に基づいて隣接セルステータス機能識別子を生成するように構成され、隣接セルステータス機能識別子は、第1衛星セルの少なくとも1つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用される。
出力インターフェース133は、隣接セル関係構成情報を出力するように構成され、隣接セル関係構成情報は、隣接セルステータス機能識別子を含む。
任意には、論理回路132は、チップ、符号化器、符号化回路、又は本出願においてこの方法を実施することができる別の集積回路であってよい。
以上、特定の方法と実施形態とを述べてきたが、装置130は、隣接セル関係構成方法を実行するためにのみ構成されている。従って、構成方法の具体的な説明、特に論理回路132又は出力インターフェース133の機能については、対応する実施形態の関連部分を参照するものとする。本明細書では、詳細は繰り返さない。
当業者は、本明細書に開示された実施形態に記載された例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実施してよいことが認識可能である。機能がハードウェアかソフトウェアかは、技術的解決策の特定の用途と、設計上の制約とに依存する。当業者であれば、特定の用途ごとに、記載された機能を実現するために異なる方法を使用してよいが、その実現は、本出願の範囲を超えることを想定しないものとする。
当業者であれば、便利で簡単な説明のために、前述のシステム、装置、及びユニットの詳細な作動プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することが明確に理解可能である。詳細については、ここでは再度説明しない。
本出願に提供される実施形態において、記載された装置の実施形態は、単に例であることが理解されるものとする。例えば、単位分割は、単なる論理機能分割であり、実際の実施においては他の分割であってよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに結合又は統合されてよく、又はいくつかの特徴は、無視されてよく、又は実行されなくてよい。これに加えて、表示又は議論された相互通信接続は、いくつかのインターフェースを介して実現されてよい。装置又はユニット間の間接的な結合又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形態で実施してよい。
さらに、本出願の装置の実施形態におけるユニットは、1つの処理ユニットに統合されてよく、又は、ユニットの各々は、物理的に単独で存在してよく、又は、2つ以上のユニットは、1つのユニットに統合されてよい。
本出願の実施形態におけるプロセッサは、中央処理ユニット(central processing unit, CPU),又は別の汎用プロセッサ,デジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP),特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC),フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA),又は別のプログラマブルロジックデバイス,トランジスタロジックデバイス,ハードウェアコンポーネント,又はそれらの任意の組み合わせであってよいことが理解可能である。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又は任意の従来のプロセッサであってよい。
本出願の実施形態における方法の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせによって実施してよい。ソフトウェアを使用して実施形態を実施する場合に、実施形態は、全体的に又は部分的に、コンピュータプログラム製品の形態で実施してよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータプログラム又は命令を含む。コンピュータプログラム又は命令がコンピュータ上でロード及び実行された場合に、本出願の実施形態における手順又は機能の全て又は一部が実行される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータプログラム又は命令は、コンピュータ可読な記憶媒体に記憶されてよく、又はコンピュータ可読な記憶媒体を介して伝送されてよい。コンピュータ可読な記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能媒体、又は1つ以上の使用可能媒体を統合するサーバのようなデータ記憶デバイスであってよい。使用可能な媒体は、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープのような磁気媒体であってよく、又はCD-ROM又はDVDのような光媒体であってよく、又は固体ドライブ(solid state disk, SSD),ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM),読み出し専用メモリ(read-only memory, ROM),又はレジスタのような半導体媒体であってよい。
本出願の実施形態が、方法、システム又はコンピュータプログラム製品として提供されてよいことを、当業者は理解するものとする。従って、本出願は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを有する実施形態の形態を使用してよい。さらに、本出願は、コンピュータ使用可能なプログラムコードを含む、1つ以上のコンピュータ使用可能な記憶媒体(ディスクメモリ、CD-ROM、光メモリなどを含むが、これらに限定されない)上に実施されるコンピュータプログラム製品の形態を使用してよい。
本出願は、本出願の実施形態に係る方法、デバイス(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。コンピュータプログラム命令は、フローチャート及び/又はブロック図の各プロセス及び/又は各ブロック、及びフローチャート及び/又はブロック図のプロセス及び/又はブロックの組み合わせを実施するために使用されてよいことが理解されるものとする。これらのコンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋め込みプロセッサ、又は任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供されてよい。その結果、コンピュータ、又は任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサで実行される命令は、フローチャートの1つ以上のプロセス及び/又はブロック図の1つ以上のブロックにおいて特定の機能を実現するための装置を生成する。
(2)ネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するように構成されているデバイスである。ネットワークデバイスは、基地局であってよく、LTEシステムにおける進化したNodeB(evolved NodeB, eNB又はeNodeB)であってよく、又はクラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network, CRAN)シナリオにおける無線コントローラであってよい。又はネットワークデバイスは、中継局、アクセスポイント、車両搭載デバイス、又は5Gネットワークにおける次世代NodeB(next generation Node B, gNodeB)などであってよい。さらに、本出願の実施形態において言及されるネットワークデバイスは、代替的に、衛星基地局と呼ばれる衛星であってよい。衛星基地局は、主に端末デバイスのための無線アクセスサービスを提供し、衛星基地局にアクセスする端末デバイスのための無線リソースをスケジュールし、信頼性のある無線送信プロトコル、データ暗号化プロトコルなどを提供する。あるいは、衛星基地局は、無線通信のために人工地球衛星、又は高高度車両などを使用する基地局であってよい。衛星基地局は、静止地球軌道(geostationary earth orbit, GEO)衛星、中軌道(medium earth orbit, MEO)衛星又は低軌道(low earth orbit, LEO)衛星のような非静止地球軌道(non-geostationary earth orbit, NGEO)、又は高高度プラットフォーム基地局(High Altitude Platform Station, HAPS)などであってよい。
(3)コアネットワーク(core network)デバイスは、主にユーザアクセス制御、課金、モビリティ管理、セッション管理、ユーザセキュリティ認証、補助サービスなどに使用される。本出願の実施形態において、コアネットワークは、主に、ユーザプレーン機能ユニット、アクセス及びモビリティ管理機能ユニット、セッション管理機能ユニット、及びデータネットワークを含む。コアネットワークは、複数の機能ユニットを含み、これは、制御プレーン機能エンティティ及びデータプレーン機能エンティティとして分類されてよい。アクセス及びモビリティ管理機能(AMF, Access and mobility function)ユニットは、コントロールプレーン機能エンティティであり、ユーザアクセス管理、セキュリティ認証、及びモビリティ管理を担当する。セッション管理機能(SMF, Session Management Function)ユニットは、制御プレーン機能エンティティであり、セッション管理を担当し、AMFに接続されている。ユーザプレーン機能(UPF, User Plane Function)ユニットは、データプレーン機能エンティティであり、ユーザプレーンデータ伝送管理、トラフィック統計収集、及び合法的傍受などの機能を担当する。データネットワークはデータプレーン機能エンティティであり、UPFに接続されている。コアネットワークには、さらに他の機能単位が含まれているが、機能単位は1つずつは列挙しない。
具体的な実施形態では、衛星ネットワークの自動隣接セル関係ANR機能を実現するための方法が提供される。図5に示すように、隣接セルステータス機能(Neighbor Status Function, NSF)が衛星ネットワークのANR機能に追加され、NSFは現在の隣接セルのアクティブ状態を変更するために使用され、換言すれば、NSFは現在の隣接セルがアクティブであるか否かを決定するために使用される。隣接セルステータス機能NSFの入力が参照情報となる。参照情報は、内部情報及び/又は外部情報を含んでよい。内部情報は、隣接セルの能力情報(例えば、隣接セルの記憶空間、衛星のX2インターフェース能力、及び隣接セルの計算能力)であってよい。外部情報は、エフェメリス情報、又はUEが測定を行った後に送信されるフィードバック情報(ネットワーク側に構成された隣接セルに加えて、UEはさらに、測定後、セルが隣接セルであるか否かをフィードバックしてよく、具体的には、接続された(connected)状態で、サービスセルの隣接セル関係テーブルを更新するために、ネットワークデバイスがUEに命令を送り、データ伝送タスクがない間隔でUEは測定を行い、フィードバック情報を取得する)などである。隣接セルステータス機能NSFの出力は、隣接セルのアクティブ状態、即ち隣接セル関係ステータス(NCRstatus)であり、隣接セル関係テーブル(Neighbor Cell Relationship Table, NCRT)の隣接セルに対応する非アクティブ(Inactive)状態フィールドを設定するために使用される。記憶空間は、例として使用される。隣接セル関係が更新されようとしている現在のセルの記憶空間が比較的小さい場合に、隣接セル関係テーブルに記憶される隣接セルの量が減少されてよい。それ以外の場合に、隣接セル関係テーブルに記憶されている隣接セルの量が増加してよい。自動隣接セル関係テーブルのヘッダフィールドには、NR番号、隣接セルシーケンス番号(TCI)、非削除、非HO、及び非X2が含まれる。NR番号及び隣接セル配列番号の意味は、以下の実施形態を参照して理解可能である。NR番号は、隣接セル関係(Neighbour Relationship)番号を示すために使用され;非除去フィールドは、選択された隣接セルが隣接セル関係テーブルから除去できるか否かを示すために使用され;非HOフィールドは、選択された隣接セルがハンドオーバのためのターゲットセルとして使用できないことを示すために使用され;非X2フィールドは、現在の衛星セルと隣接セルとの間にX2インターフェースがあるか否かを示すために使用される。非アクティブ(Inactive)状態入力フィールドが、自動隣接セル関係テーブルに追加される。このエントリが選択されている(又は1に設定されている)場合に、隣接セルが現在非アクティブな隣接セルであることを示し、隣接セルはハンドオーバ、セル再選択などのためにターゲットセルとして使用できない。このエントリが選択されていない(又は0に設定されている)場合に、隣接セルが現在アクティブな隣接セルであることを示し、隣接セルはハンドオーバ、セル再選択などのためにターゲットセルとして使用できる。

Claims (30)

  1. 隣接セル関係構成方法であって、方法は、
    通信デバイスにより、隣接セル関係構成情報を受信するステップであり、前記隣接セル関係構成情報は隣接セルステータス機能識別子を含み、前記隣接セルステータス機能識別子は、第1衛星セルの少なくとも1つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用される、受信するステップと、
    前記通信デバイスにより、前記隣接セル関係構成情報に基づいて、前記隣接セルの構成ステータスを決定するステップとを備えている、方法。
  2. 前記隣接セルの前記非アクティブ状態は、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の時間区間を含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記隣接セルの前記非アクティブ状態の前記時間区間は、以下の内容、即ち、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の開始時点、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の終了時点、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の前記開始時点のオフセット、及び前記隣接セルの前記非アクティブ状態の前記終了時点のオフセットの内容のうち少なくとも1つを含む、請求項2記載の方法。
  4. 前記隣接セルステータス機能識別子は、前記第1衛星セルの2つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用され、前記2つの隣接セルの前記非アクティブ状態は、結合されることであるか、又は相互に排他的なことである、請求項1記載の方法。
  5. 前記隣接セル関係構成情報は隣接セルのタイプを含み、隣接セルの前記タイプは、前記隣接セルがクラスターヘッド地上セルであるか否かを指示するために使用される、請求項1記載の方法。
  6. 前記隣接セル関係構成情報は、以下の方式、即ち、ブロードキャストメッセージ、無線リソース制御RRCメッセージ、又はXnインターフェースアプリケーションプロトコルXnAPの方式のうち任意の1つで送信される、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 隣接セル関係構成方法であって、方法は、
    通信デバイスにより、隣接セルステータス機能識別子を生成するステップであり、前記隣接セルステータス機能識別子は、第1衛星セルの少なくとも1つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用される、生成するステップと、
    前記通信デバイスにより、隣接セル関係構成情報を送信するステップであり、前記隣接セル関係構成情報は前記隣接セルステータス機能識別子を含む、送信するステップとを備えている、隣接セル関係構成方法。
  8. 前記通信デバイスは、参照情報に基づいて前記隣接セルステータス機能識別子を生成し、前記参照情報は、以下の内容、即ち、前記隣接セルの記憶空間、前記隣接セルの計算能力、X2インターフェース能力、エフェメリス情報、及び端末が測定を行った後に送信されるフィードバック情報の内容のうちの少なくとも1つを含む、請求項7記載の方法。
  9. 前記隣接セルの前記非アクティブ状態は、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の時間区間を含む、請求項7又は8記載の方法。
  10. 前記隣接セルの前記非アクティブ状態の前記時間区間は、以下の内容、即ち、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の開始時点、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の終了時点、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の前記開始時点のオフセット、及び前記隣接セルの前記非アクティブ状態の前記終了時点のオフセットの内容のうち少なくとも1つを含む、請求項9記載の方法。
  11. 前記隣接セルステータス機能識別子は、前記第1衛星セルの2つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用され、前記2つの隣接セルの前記非アクティブ状態は、結合されることであるか、又は相互に排他的なことである、請求項7又は8記載の方法。
  12. 前記隣接セル関係構成情報は隣接セルのタイプを含み、隣接セルの前記タイプは、前記隣接セルがクラスターヘッド地上セルであるか否かを指示するために使用される、請求項7又は8記載の方法。
  13. 前記通信デバイスは、前記クラスターヘッド地上セルに要求を送信し、前記要求は、前記クラスターヘッド地上セルでの通信デバイスが、前記クラスターヘッド地上セルに関連するセルの隣接セル関係構成情報をフィードバックすることを可能にする、請求項12記載の方法。
  14. 通信装置であって、装置は、
    隣接セル関係構成情報を受信するように構成されている受信モジュールであり、前記隣接セル関係構成情報は隣接セルステータス機能識別子を含み、前記隣接セルステータス機能識別子は、第1衛星セルの少なくとも1つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用される、受信モジュールと、
    前記隣接セル関係構成情報に基づいて、前記隣接セルの構成ステータスを決定するように構成されている処理モジュールとを備えている、通信装置。
  15. 前記隣接セルの前記非アクティブ状態は、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の時間区間を含む、請求項14記載の装置。
  16. 前記隣接セルの前記非アクティブ状態の前記時間区間は、以下の内容、即ち、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の開始時点、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の終了時点、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の前記開始時点のオフセット、及び前記隣接セルの前記非アクティブ状態の前記終了時点のオフセットの内容のうち少なくとも1つを含む、請求項15記載の装置。
  17. 前記隣接セルステータス機能識別子は、前記第1衛星セルの2つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用され、前記2つの隣接セルの前記非アクティブ状態は、結合されることであるか、又は相互に排他的なことである、請求項14記載の装置。
  18. 前記隣接セル関係構成情報は隣接セルのタイプを含み、隣接セルの前記タイプは、前記隣接セルがクラスターヘッド地上セルであるか否かを指示するために使用される、請求項14記載の装置。
  19. 前記受信モジュールは、ブロードキャストメッセージ、無線リソース制御RRCメッセージ、又はXnインターフェースアプリケーションプロトコルXnAPを使用して送信された前記隣接セル関係構成情報を受信する、請求項14ないし18のいずれか1項に記載の装置。
  20. 通信装置であって、装置は、
    隣接セルステータス機能識別子を生成するように構成されている生成モジュールであり、前記隣接セルステータス機能識別子は、第1衛星セルの少なくとも1つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用される、生成モジュールと、
    隣接セル関係構成情報を出力するように構成されている出力モジュールであり、前記隣接セル関係構成情報は前記隣接セルステータス機能識別子を含む、出力モジュールとを備えている、通信装置。
  21. 装置は、入力モジュールをさらに備え、前記入力モジュールは、参照情報を入力するように構成され、
    前記生成モジュールは、前記参照情報に基づいて前記隣接セルステータス機能識別子を生成するように構成され、前記参照情報は、以下の内容、即ち、前記隣接セルの記憶空間、前記隣接セルの計算能力、X2インターフェース能力、及びエフェメリス情報の内容のうちの少なくとも1つを含む、請求項20記載の装置。
  22. 前記隣接セルの前記非アクティブ状態は、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の時間区間を含む、請求項20又は21記載の装置。
  23. 前記隣接セルの前記非アクティブ状態の前記時間区間は、以下の内容、即ち、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の開始時点、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の終了時点、前記隣接セルの前記非アクティブ状態の前記開始時点のオフセット、及び前記隣接セルの前記非アクティブ状態の前記終了時点のオフセットの内容のうち少なくとも1つを含む、請求項22記載の装置。
  24. 前記隣接セルステータス機能識別子は、前記第1衛星セルの2つの隣接セルの非アクティブ状態を指示するために使用され、前記2つの隣接セルの前記非アクティブ状態は、結合されることであるか、又は相互に排他的なことである、請求項20又は21記載の装置。
  25. 前記隣接セル関係構成情報は隣接セルのタイプを含み、隣接セルの前記タイプは、前記隣接セルがクラスターヘッド地上セルであるか否かを指示するために使用される、請求項20又は21記載の装置。
  26. 前記出力モジュールは、前記クラスターヘッド地上セルに要求を送信するように構成され、前記要求は、前記クラスターヘッド地上セルが、前記クラスターヘッド地上セルに関連するセルの隣接セル関係構成情報をフィードバックすることを可能にする、請求項25記載の装置。
  27. 装置は、受信モジュールをさらに備え、前記受信モジュールは、前記クラスターヘッド地上セルに関連する前記セルの前記隣接セル関係構成情報であり、前記クラスターヘッド地上セルによりフィードバックされる前記隣接セル関係構成情報を受信するように構成されている、請求項26記載の装置。
  28. 通信装置であって、
    装置は、プロセッサとメモリとを備え、前記プロセッサ及び前記メモリは、電気的に結合され、
    前記メモリは、コンピュータプログラム命令を記憶するように構成され、
    前記プロセッサは、前記メモリでの前記コンピュータプログラム命令の一部又は全てを実行するように構成され、前記コンピュータプログラム命令の一部又は全てが実行された場合に、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法、又は請求項7ないし13のいずれか1項に記載の方法が実施される、通信装置。
  29. 信号を受信して前記信号を前記プロセッサに入力するように、又は前記プロセッサによって処理された信号を送信するように構成されているトランシーバをさらに備えている、請求項28記載の装置。
  30. コンピュータ可読な記憶媒体であって、コンピュータ可読な記憶媒体は、コンピュータ可読な命令を記憶し、コンピュータがコンピュータ可読な前記命令を読んで実行した場合に、前記コンピュータは、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法、又は請求項7ないし13のいずれか1項に記載の方法を実行することが可能にされる、コンピュータ可読な記憶媒体。
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