JP2022549551A - 抗菌組成物 - Google Patents

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Abstract

約0.25重量%~約5.0重量%の少なくとも一つのビスビグアニド抗菌活性剤と、最大約15重量%の少なくとも一つのC2~C8グリコールと、エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含む、約0.1重量%~約2.0重量%の第一の界面活性剤と、C8~C16アルキルポリグルコシドおよびアミンオキシドから成る群から選択される、少なくとも一つの追加の界面活性剤と、水と、を含む抗菌洗浄組成物が開示される。抗菌洗浄組成物は、欧州標準EN-1499に合格する。

Description

本開示は、抗菌組成物に関する。より詳細には、本開示は、改善された有効性、低い毒性、および低減された残渣産生物の、抗菌活性剤と二つ以上の非イオン性界面活性剤との相乗的ブレンドを含有する抗菌組成物に関する。
抗菌組成物は、手および皮膚を掃除するためだけでなく、表面を消毒するためにも、ますます一般的となっている。医療および食品サービス用途の両方において、表面を消毒することが特に望ましい。形態にかかわらず、表面の急速な消毒のためには、抗菌組成物が望ましい。組成物は、低い毒性評価を有する一方で、細菌、ウイルス、および真菌に対して急速な有効性を提供することが重要である。
抗菌効果を有する表面洗浄組成物は、当技術分野で知られている。こうした組成物には、四級アンモニウム化合物またはビスビグアニドなどの、カチオン性殺生物剤がしばしば含まれる。しかしながら、こうしたカチオン性殺生物剤を含む従来の組成物は、洗浄後に表面に膜残渣またはスジの層をしばしば残す。抗菌の有効性に悪影響を及ぼさずにこうしたスジおよび残滓をなくすための試みがなされてきた。例えば、米国特許第7,414,017号は、四級アンモニウム殺生物剤、C8~C10アルキルポリグルコシド、およびアルコールを含む、洗浄組成物を提示する。しかしながら、洗浄組成物中の四級化合物の使用を最小限にすることが望ましい。これらの化合物は、皮膚、眼などを刺激する傾向があるからである。さらに、目に見える膜残渣を残さない低レベルでの四級化合物が使用される場合でも、すすいだ後でも、化合物が表面上の残滓として残り得る。これは特に食品産業における問題であり、その場合、これらの残滓が、処理された表面に接触する食品に移り得る。
米国特許第5,719,113号は、クロルヘキシジン、少なくとも一つの非イオン性界面活性剤、および少なくとも一つの両性界面活性剤を含む、洗浄組成物を提示する。この特定の組成物がポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーの使用を特に除外しており、当該使用に効果があるためには、そのようなブロックコポリマーは、非常に高い濃度(20~25%)で使用しなければならず、かつそのような高いレベルではブロックコポリマーが皮膚を脱脂し得るため、と述べている。
スジまたは膜残渣がない一方で低い毒性評価を有する、安定した有効な抗菌組成物の必要性が依然として存在する。
本発明の概念の様々な態様は、約0.25重量%~約5.0重量%の少なくとも一つのビスビグアニド抗菌活性剤と、最大約15重量%の少なくとも一つのC2~C8グリコールと、エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含む、約0.1重量%~約2.0重量%の第一の界面活性剤と、C8~C16アルキルポリグルコシドおよびアミンオキシドから成る群から選択される、少なくとも一つの追加の界面活性剤と、水と、を含む抗菌洗浄組成物を対象とする。抗菌洗浄組成物は、欧州標準EN-1499に合格する。ビスビグアニド抗菌活性剤は、例えばクロルヘキシジンジグルコネートなどの、クロルヘキシジンまたはその塩を含んでもよい。
一部の例示的な実施形態では、ビスビグアニド抗菌活性剤は、組成物の総重量に基づいて、約1.0重量%~約2.5重量%で存在する。
抗菌洗浄組成物は、組成物の総重量に基づいて、1.0重量%未満の四級アンモニウム化合物を含んでもよく、または組成物は、四級アンモニウム化合物を含まないか、もしくは本質的に含まなくてもよい。
一部の例示的な実施形態では、少なくとも一つのC2~C8グリコールは、例えばブチレングリコール、プロピレングリコール、またはエチレングリコールなどの、C2~C4グリコールを含む。一部の実施形態では、C2~C8グリコールは、組成物の総重量に基づいて、約1.0重量%~約13.0重量%の量で存在し得る。
一部の例示的な実施形態では、組成物は、5~7、または約5.2~6.5のpHを有する。
組成物中の追加の界面活性剤は、ココグルコシド、ならびに、ラウラミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ラウリル/ミリスチルアミドプロピルアミンオキシド、デシルアミンオキシド、ミリスタミンオキシド、およびコカミドプロピルアミンオキシドから成る群から選択されるアミンオキシドを含み得る。
一部の例示的な実施形態では、エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーは、組成物の総重量に基づいて、約0.05~約1.2重量%の量で組成物中に存在する。エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーは、PEG-7/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、PEG-10/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、およびPEG-8/PPG-2プロピルヘプチルエーテルなどの、ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーであってもよい。
一部の例示的な実施形態では、組成物は、発泡性組成物である。
本発明の概念のさらなる例示的な態様は、少なくとも一つのビスビグアニド抗菌活性剤と、ブチレングリコール、プロピレングリコール、およびエチレングリコールから成る群から選択される、少なくとも一つの有効性エンハンサーと、最大2.5重量%の一つ以上のアルキルポリグルコシドと、約0.05重量%~約2.0重量%の一つ以上のアミンオキシドと、約0.1重量%~約2.0重量%のエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーと、を含む抗菌発泡性組成物を対象とする。組成物は、5~7のpHを有する。
一部の例示的な実施形態では、ビスビグアニド抗菌活性剤は、クロルヘキシジンジグルコネートなどの、クロルヘキシジンまたはその塩を含む。ビスビグアニド抗菌活性剤は、組成物の総重量に基づいて、約0.25重量%~約5.0重量%で存在し得る。
一部の例示的な実施形態では、組成物は、組成物の総重量に基づいて、1.0重量%未満の四級アンモニウム化合物を含み、または組成物は、四級アンモニウム化合物を実質的に含まないか、もしくは含まなくてもよい。
一部の例示的な実施形態では、有効性エンハンサーは、組成物の総重量に基づいて、約1.0重量%~約13.0重量%の量で組成物中に存在する。
一部の例示的な実施形態では、C8~C16アルキルポリグルコシドは、ココグルコシドを含み、アミンオキシドは、ラウラミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ラウリル/ミリスチルアミドプロピルアミンオキシド、デシルアミンオキシド、ミリスタミンオキシド、およびコカミドプロピルアミンオキシドから成る群から選択される。
エチレン-オキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーは、組成物の総重量に基づいて、約0.05~約1.2重量%の量で組成物中に存在し得る。様々な例示的な実施形態では、エチレン-オキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーは、PEG-7/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、PEG-10/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、またはPEG-8/PPG-2プロピルヘプチルエーテルなどの、ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーである。
本発明の概念のなおさらなる例示的な態様は、表面を洗浄する方法を対象とする。本方法は、抗菌洗浄組成物を表面に適用することを含み、洗浄組成物は、約0.25重量%~約5.0重量%の少なくとも一つのビスビグアニド抗菌活性剤と、最大約15重量%の少なくとも一つのC2~C8グリコールと、エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含む、約0.1重量%~約2.0重量%の第一の界面活性剤と、C8~C16アルキルポリグルコシドおよびアミンオキシドから成る群から選択される、少なくとも一つの二次界面活性剤と、水と、を含む。抗菌洗浄組成物は、欧州標準EN-1499に合格する。本方法は、表面を水ですすぐことをさらに含んでもよい。
一部の例示的な実施形態では、表面は、皮膚、硬質表面、および軟質表面のうちの一つまたは複数を含む。
様々な例示的な実施形態では、組成物は、発泡性組成物である。
本明細書では、抗菌洗浄組成物が開示される。本開示は、抗菌洗浄組成物の特定の実施形態を詳細に説明するが、本開示は、例示的なものとみなされるべきであり、開示された実施形態に限定されることを意図しない。
本明細書に記載される用語は、実施形態の説明のためのみであり、全体として本開示を限定するものとして解釈されるべきではない。本開示の単数の特徴または限定へのすべての言及は、別途指定のない限り、かつ言及がなされる文脈によって明らかにそうでないことが黙示されているのでない限り、対応する複数の特徴または限定を含むものとし、逆も同様である。別途指定のない限り、「一つの(a)」、「一つの(an)」、「その(the)」、および「少なくとも一つの」は、互換的に使用される。さらに、本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される際に、単数形「一つの(a)」、「一つの(an)」、および「その(the)」は、そうでないことを文脈が明らかに示さない限り、その複数形を含む。
「含む(includes)」または「含む(including)」という用語が本明細書または特許請求の範囲で使用される限りにおいて、この用語が特許請求の範囲で移行語として用いられる時は、「含む(comprising)」という用語が解釈されるのと同様の様態で包括的であることが意図される。さらに、「または(or)」という用語が用いられる限りにおいて(例えば、AまたはB)、これは「AもしくはBまたは両方」を意味することが意図されている。出願人が「AまたはBのみであり、両方ではない」ことを示すことを意図する場合は、「AまたはBのみであり、両方ではない」という用語が使用されることになる。従って、本明細書の「または」という用語の使用は、包括的使用であり、排他的使用ではない。
本開示の抗菌洗浄組成物は、本明細書に記載される本開示の本質的要素、ならびに本明細書に記載されるかまたは他の場合で抗菌洗浄の用途に有用な、あらゆる追加的または任意的要素を含むか、それらから成るか、または本質的にそれらから成ることができる。
別途指定のない限り、本明細書で使用される全ての割合、部分、および比は、調合物全体の重量による。
本明細書に開示される割合、部分、および比を含むがこれらに限定されないすべての範囲およびパラメータは、その中に仮定および包摂されるありとあらゆるサブ範囲、ならびに両終点の間のすべての数を包含することが理解される。例えば、「1~10」の述べられた範囲は、1以上の最小値で始まり10以下の最大値で終わるありとあらゆるサブ範囲(例えば、1~6.1、または2.3~9.4)、および範囲内に含まれる各整数(1、2、3、4、5、6、7、8、9、および10)までを含むと見なされるべきである。
本明細書で使用される方法またはプロセス工程の任意の組み合わせは、別途指定のない限り、かつ言及される組み合わせがなされる文脈によって明らかにそうでないことが黙示されているのでない限り、任意の順序で実施されてもよい。
一般的な本発明の概念は、抗菌組成物に関する。より具体的には、本発明の概念は、欧州標準EN1499の要件を満たす非毒性の抗菌表面洗浄組成物を提供するための、非イオン性界面活性剤と抗菌活性剤との相乗的ブレンドを含有する抗菌組成物に関する。一部の例示的な実施形態では、抗菌組成物は、四級アンモニウム化合物を含まないか、または実質的に含まない。
一部の例示的な実施形態では、抗菌組成物は、液体または泡石鹸ベースの洗浄剤などの、洗浄剤の形態であり、皮膚および無生物の表面を含む、表面への適用のために使用される。しかしながら、抗菌組成物は、ワイプ、ローション、軟膏、フォーム、石鹸、ゲル、クリームなどの任意の形態または送達媒体を取り得る。例えばパッド、包帯、パッチ、スティック、エアロゾル分散剤、ポンプスプレー、トリガースプレー、キャニスター、泡ポンプ、ワイプなどの、幅広く様々な媒体を使用して、抗菌組成物を送達することができる。
本開示によれば、抗菌組成物は、一つ以上の抗菌活性剤成分を含む。本明細書で使用される場合、「抗菌活性剤」という用語は、有効成分を含む組成物で処理される表面上の微生物を減少させるかまたは殺すことができる成分を構成する。一部の例示的な実施形態では、抗菌活性剤は、ビスビグアニドを含む。特に有用なビグアニド化合物としては、クロルヘキシジンとして一般的に知られている1,1’-ヘキサメチレンビス(5-(p-クロロフェニル)ビグアニド)、およびその塩、例えば、塩酸、酢酸、およびグルコン酸との塩が挙げられる。水または他の非アルコール溶媒に可溶性であるクロルヘキシジンの任意の塩、例えば、グルコン酸塩、酢酸塩、ギ酸塩、乳酸塩、イセチオン酸塩、スクシンアミド酸塩、グルタミン酸塩、モノ-ジグリコール酸塩、ジメタンスルホン酸塩、ジ-イソ酪酸塩、グルコヘプトン酸塩などが、本発明の組成物に使用され得る。一部の例示的な実施形態では、クロルヘキシジン塩は、グルコン酸塩および酢酸塩のうちの一つまたは複数を含む。
特定の実施形態では、クロルヘキシジン塩は、クロルヘキシジンジグルコネート(CHDG)を含む。CHDGは、毒性が低く皮膚に優しいため、洗浄組成物としての使用に適した効果的な消毒剤である。本明細書で以下に提示される例では、CHDGは、その中で提示される唯一のクロルヘキシジン塩である。しかしながら、他の塩も本発明の目的に適し得るため、本発明は、この特定のクロルヘキシジン塩に必ずしも限定されるべきではない。
抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大15重量パーセント(重量%)の一つ以上の抗菌活性剤成分を含み得る。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大12重量%の一つ以上の抗菌活性剤成分を含み、そのような値としては、最大約11重量%、最大約10重量%、最大約8重量%、最大約5重量%、最大約3重量%、および最大約2重量%が挙げられる。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、少なくとも0.1重量%の一つ以上の抗菌活性剤成分を含み、そのような値としては、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.75重量%、少なくとも0.9重量%、少なくとも1.0重量%、および少なくとも1.5重量%が挙げられる。一部の例示的な実施形態では、抗菌組成物は、約0.25~約5.0重量%の一つ以上の抗菌活性剤成分を含み、そのような値としては、約0.5~約3.5重量%、約1.0~約2.5重量%、および約1.3~約2.3重量%が挙げられる。
抗菌組成物は、四級アンモニウム化合物を含まないか、または本質的に含まなくてもよい。「本質的に含まない」という用語は、抗菌組成物が0.05重量%未満の四級アンモニウム化合物を含むことを意味する。クアットとしても知られる四級アンモニウム化合物は、典型的には、適切なアニオンを伴う少なくとも一つの四級アンモニウムカチオンを含む。例示的な四級化合物としては、塩化ベンザルコニウムおよび/または置換塩化ベンザルコニウム、塩化メチルベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、およびアルキルジメチルベンジルアンモニウムクロリド(C12~18)が挙げられる。
一部の例示的な実施形態では、抗菌組成物は、1.5重量%未満の四級アンモニウム化合物を含み、そのような値としては、1.0重量%未満、0.75重量%未満、0.5重量%未満、0.25重量%未満、0.1重量%未満、および0.05重量%未満が挙げられる。一部の実施形態では、抗菌組成物は、四級アンモニウム化合物を含まない。
抗菌組成物は、ポリオールなどの一つ以上の有効性エンハンサーをさらに含み得る。本明細書で使用される場合、「ポリオール」という用語は、少なくとも二つのヒドロキシル基を含有する任意の化合物を構成する。本開示によれば、ポリオールは、脂肪族ジオール(本明細書ではグリコールと呼ばれる)などのジオールを含んでもよい。例示的なポリオールとしては、非限定的な例として、C2~C8ポリオールおよびグリコールが挙げられる。一部の例示的な実施形態では、有効性エンハンサーは、ブチレングリコール、プロピレングリコール、エチレングリコール、および他のこのようなポリオールおよびグリコール、ならびにそれらの組み合わせおよび誘導体などの、C2~C4グリコールを含む。
本開示によれば、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大20重量パーセント(wt.%)の一つ以上のポリオールを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大15重量%の一つ以上のポリオールを含み、そのような値としては、最大約12重量%、最大約11重量%、および最大約10重量%が挙げられる。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、少なくとも0.1重量%の一つ以上のポリオールを含み、そのような値としては、少なくとも0.5重量%、少なくとも1.0重量%、少なくとも2.5重量%、少なくとも5.0重量%、および少なくとも7.5重量%が挙げられる。
一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、1.0~17重量%の一つ以上のポリオールを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、2.5~15重量%の一つ以上のポリオールを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、5.0~13.0重量%の一つ以上のポリオールを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、8.0~12.0重量%の一つ以上のポリオールを含む。
本開示によれば、抗菌組成物は、4.0~8.0のpHを有し得る。一部の実施形態では、抗菌組成物は、4.5~7.5のpHを有し得る。一部の実施形態では、抗菌組成物は、5.0~7.0のpHを有し得る。一部の実施形態では、抗菌組成物は、5.2~6.5のpHを有し得る。一部の実施形態では、抗菌組成物は、5.5~6.0のpHを有し得る。
必要に応じて、pH調整剤または成分を使用して、組成物のpHを提供および/または維持し得る。例示的なpH調整剤としては、モノエタノールアミンなどの一級アミン類;クエン酸、乳酸、ギ酸、酢酸、プロポン酸(proponic acid)、酪酸、カプロン酸、シュウ酸、マレイン酸、安息香酸、炭酸などの有機酸;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化アンモニウム、水酸化テトラアルキルアンモニウム、水酸化テトラアリールアンモニウム、水酸化コリン、およびそれらの組み合わせなどの水酸化物;酸化カルシウムおよび酸化ナトリウムなどの金属酸化物;リン酸二カリウム、リン酸二ナトリウム、炭酸マグネシウム、三リン酸五カリウム、三リン酸五ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、ピロリン酸四カリウム、ピロリン酸四ナトリウム、およびリン酸三ナトリウムなどの弱酸の共役塩基;ならびにトリアルキル/アリールアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ケイ酸ナトリウム、四ホウ酸ナトリウム、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、ナトリウムアリールオキシド、およびナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウムまたはマグネシウムカチオンを有する同様の化合物が挙げられるが、これらに限定されない。
一部の実施形態では、一つ以上のpH調整剤は、クエン酸を含むか、またはクエン酸から成る。
本開示によれば、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大5.0重量%の一つ以上のpH調整剤を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大2.5重量%の一つ以上のpH調整剤を含み、そのような値としては、最大1.5重量%、最大1.0重量%、最大0.5重量%、最大0.3重量%、および最大0.1重量%が挙げられる。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.01~3.0重量%の一つ以上のpH調整剤を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.05~2.0重量%の一つ以上のpH調整剤を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.1~1.0重量%の一つ以上のpH調整剤を含む。
本開示によれば、抗菌組成物は、少なくとも二つの界面活性剤の相乗的ブレンドを含む。一部の実施形態では、少なくとも二つの界面活性剤は、非イオン性界面活性剤を含む。様々な例示的な実施形態では、抗菌組成物は、三つの界面活性剤の相乗的ブレンドを含み、それらのうち少なくとも二つは非イオン性である。一部の例示的な実施形態では、抗菌組成物は、アニオン性界面活性剤および両性界面活性剤のうちの少なくとも一つを含まないか、または実質的に含まない。
一部の実施形態では、非イオン性界面活性剤のうちの少なくとも一つは、アルキルポリグルコシドを含む。アルキルポリグルコシド(「APG」)のクラスは、ブドウ糖、およびアルキル基が8~18個の炭素原子を含有する脂肪アルコール、グリセロール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセロール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、および末端ヒドロキシル基を有するポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ならびにこれらの組み合わせから誘導される。一部の実施形態では、非イオン性界面活性剤のうちの少なくとも一つは、C8~14アルキルポリグルコシド界面活性剤およびC8~12アルキルポリグルコシド界面活性剤を含む、C8~16アルキルポリグルコシド界面活性剤を含んでもよい。一部の実施形態では、少なくとも一つの界面活性剤は、C8~16アルキルポリグルコシド界面活性剤であるココグルコシド界面活性剤を含むか,またはそれから成る。
本開示によれば、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大5.0重量%の一つ以上のアルキルポリグルコシドを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大2.5重量%の一つ以上のアルキルポリグルコシドを含み、そのような値としては、最大2.0重量%、最大1.8重量%、最大1.5重量%、最大1.2重量%、および最大1.0重量%が挙げられる。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.01~3.0重量%の一つ以上の一つ以上のアルキルポリグルコシドを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.05~2.0重量%の一つ以上のアルキルポリグルコシドを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.1~1.5重量%の一つ以上のアルキルポリグルコシドを含む。
本開示によれば、非イオン性界面活性剤のうちの少なくとも一つは、ラウラミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ラウリル/ミリスチルアミドプロピルアミンオキシド、デシルアミンオキシド、ミリスタミンオキシド、およびコカミドプロピルアミンオキシドなどのアミンオキシドのうちの一つまたは複数を、含むかまたはそれらから成る。
本開示によれば、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大5.0重量%の一つ以上のアミンオキシドを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大2.5重量%の一つ以上のアミンオキシドを含み、そのような値としては、最大2.0重量%、最大1.8重量%、最大1.5重量%、最大1.2重量%、および最大1.0重量%が挙げられる。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.01~2.0重量%の一つ以上のアミンオキシドを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.05~1.5重量%の一つ以上のアミンオキシドを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.1~1.0重量%の一つ以上のアミンオキシドを含む。
一部の実施形態では、非イオン性界面活性剤のうちの少なくとも一つは、ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーなどのエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーのうちの一つ以上を含み得る。
一部の例示的な実施形態では、ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーは、例えばPEG-7/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、PEG-10/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、およびPEG-8/PPG-2プロピルヘプチルエーテルなどの、ポリエチレングリコール(PEG)-ポリプロピレングリコール(PPG)ブロックコポリマーを含む。
クロルヘキシジンで十分な抗菌活性を提供するためにこのようなブロックコポリマーを非常に高い濃度で使用する必要があると以前に考えられていたが、驚いたことに、エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーは、抗菌組成物中のアルキルポリグルコシドおよびアミンオキシドとの相乗関係に起因して、大幅により低い濃度で使用し得ることが発見された。この相乗関係は、組成物中のより少ない抗菌活性剤でもって、従来の組成物よりも高いレベルの有効性を提供する。達成される有効性のレベルは、ビスビグアニドに加えて四級アンモニウム化合物を含む組成物に匹敵する。したがって、本組成物は、これらブロックコポリマーを、クロルヘキシジンのための抗菌ブースターとして、以前に可能と考えられていたよりもはるかに低いレベルで使用するために、この相乗的アプローチを使用する。ブロックコポリマーをこのような低いレベルで使用することで、皮膚脱脂などの不利な皮膚効果が排除され、膜残渣および組成物の毒性評価も低減される。
本開示によれば、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大2.5重量%の一つ以上のエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大1.5重量%の一つ以上のエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含み、そのような値としては、最大1.2重量%、最大1.0重量%、最大0.8重量%、最大0.65重量%、および最大0.5重量%が挙げられる。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.01~2.0重量%の一つ以上のエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.05~1.2重量%の一つ以上のエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.1~0.8重量%の一つ以上のエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含む。
一部の例示的な実施形態では、抗菌組成物は担体を含む。担体は、組成物を効果的に送達することおよび/または運ぶことができる任意の適切な化合物とすることができる。一部の例示的な実施形態では、担体は、水またはベース洗浄剤である。他の例示的な実施形態では、抗菌組成物は、いかなる担体も含まず、濃縮物として送達される。
本開示によれば、抗菌組成物は、担体としての適量(q.s.)の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、少なくとも40重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、少なくとも50重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、少なくとも60重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、少なくとも70重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、少なくとも75重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、40~90重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、50~85重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、60~82重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、65~80重量%の水を含む。特に他の成分および/またはその使用される量に応じて、特定の場合にはより多いまたは少ない水が必要とされる場合がある。
一部の例示的な実施形態では、抗菌組成物は、一つ以上の湿潤剤またはスキンコンディショナーを含む。≡ 湿潤剤の非限定的な例としては、グリセリン(グリセロール)、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、1,4-ジヒドロキシヘキサン、1,2,6-ヘキサントリオール、ソルビトール、ブチレングリコール、カプリリルグリコール、プロパンジオール、例えばメチルプロパンジオール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、エトキシジグリコール、ポリエチレンソルビトール、カプリル酸/カプリン酸グリセロール(GCC)、およびそれらの組み合わせが挙げられる。他の湿潤剤としては、グリコール酸、グリコール酸塩、乳酸塩、尿素、ホホバワックスPEG-120エステル(FloraTechから市販されている)、ヒドロキシエチル尿素、アルファ-ヒドロキシ酸類、例えば乳酸など、ナトリウムピロリドンカルボン酸、ヒアルロン酸、キチン、などが挙げられる。≡ 例示的な一実施形態では、湿潤剤はグリセリンを含む。
湿潤剤は、抗菌組成物の重量に基づいて、最大約5.0重量%、または最大約4.0重量%、または最大約3.0重量%、または最大約2.0重量%、または最大約1.5重量%、または最大約1.2重量%の量で、抗菌組成物中に含まれ得る。一部の例示的な実施形態では、湿潤剤は、抗菌組成物の重量に基づいて、約0.001重量%から、または約0.01重量%から、または約0.05重量%から、または約0.1重量%から、または約0.5重量%から、または約0.7重量%から、または約0.8重量%からの量で含まれる。例示的な一実施形態では、湿潤剤は、抗菌組成物の重量に基づいて、約0.2~約3.0重量%、または約0.5~約2.0重量%の量で含まれる。
一つ以上の実施形態では、抗菌洗浄組成物は、一つ以上の皮膚軟化剤(スキンコンディショナーまたは保湿剤としても知られる)を含む。適切な皮膚軟化剤の非限定的な例としては、アロエ、アロエオイル、ホホバオイル、ビタミンE、酢酸ビタミンE(酢酸トコフェロール)、ビタミンB3(ナイアシンアミド)、C8~10アルカンジオール類、ピログルタミン酸のナトリウム塩(PCAナトリウム)、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ココグルコシド、および/またはオレイン酸グリセリル(Lamisoft(登録商標)PO)、ならびにポリクオタニウム10および39などのポリクオタニウムが挙げられる。
皮膚軟化剤は、組成物の総重量に基づいて、約0.001~約5.0重量%、他の実施形態では、約0.005~約3.5重量%、または約0.01~約3.0重量%、または約0.05~約2.5重量%、または約0.1~約2.0重量%、または約0.25~約1.5重量%の量で、抗菌洗浄組成物に含めることができる。
任意に、抗菌洗浄組成物は、一つ以上のキレート剤を含み得る。キレート剤の例としては、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、およびエチレンジアミンN,N’-ジコハク酸(EDDS)、例えばエチレンジアミンジコハク酸三ナトリウムなどが挙げられる。一つ以上の実施形態では、キレート剤の量は、抗菌洗浄組成物の総重量に基づいて、約0.05~約5重量%、他の実施形態では、約0.1~約1重量%、または約0.2~約0.5重量%である。
抗菌洗浄組成物は、一つ以上の防腐剤をさらに含み得る。防腐剤は、例えば微生物の増殖または望ましくない化学変化による、損傷を防ぐためにパーソナルケア製品に追加できる天然または合成の成分である。洗浄組成物の使用中に微生物を殺すかまたはその成長を阻害する抗菌機能とは対照的に、防腐剤は、組成物の貯蔵中に微生物の成長を阻害する。典型的な化粧品防腐剤は、天然の抗菌剤、広域スペクトルの防腐剤、または安定剤として分類される。
抗菌洗浄組成物は、一つ以上の抗刺激剤をさらに含み得る。抗刺激剤は、腫脹、圧痛、痛み、痒み、または赤みなどの皮膚の炎症の兆候を低減する。適切な抗刺激剤の特定の例示的な例としては、アロエベラ、アラントイン、アニオン-カチオン錯体類、アリールオキシプロピオネート類、アズレン、カルボキシメチルセルロース、セチルアルコール、フタル酸ジエチル、Emcol E607、モノエタノールアミン、グリコーゲン、ラノリン、N-(2-ヒドロキシルチル)パルミトアミド、N-ラウロイルサルコシネート類、Maypon 4C、鉱油類、ミラノール、乳酸ミリスチル、ポリプロピレングリコール、ポリビニルピロリドン(PVP)、三級アミンオキシド類、チオジオグリコール酸、およびジルコニアが挙げられる。例示的な一実施形態では、抗刺激剤は、アベナンスルミド(avena sativa(オート麦)、カーネルオイル、およびグリセリン)およびナイアシンアミドである。
抗菌洗浄組成物は、香料をさらに含み得る。フローラル、オリエンタル、ウッディ、およびフレッシュのような標準的なフレグランスチャート上の任意の香気分類を含むがこれに限定されない任意の香気が、組成物に使用され得る。例示的な香気としては、(ホワイト)フラワー、グレープフルーツ、キウイフルーツ、パイン、アーモンド、およびそれらの組み合わせが挙げられる。
香料は、組成物の総重量に基づいて、0~約5.0重量%、他の実施形態では、約0.01重量%~約3.0重量%、および他の実施形態では、約0.05重量%~約1.0重量%の量で、抗菌組成物中に含まれ得る。香料は、任意の香水、精油、芳香化合物、揮発保留剤、テルペン、溶媒などで作られた任意のものであり得る。
任意に、一つ以上の泡安定化剤を用いてもよい。そのため、特定の実施形態では、本発明の組成物は、少なくとも一つの泡安定化剤をさらに含む。泡安定化剤は、ポリマー性であっても非ポリマー性であってもよい。一実施形態では、泡安定化剤は、ポリマー性またはオリゴマー性の泡安定剤から選択され得る。一実施形態では、泡安定化剤は、カチオン性のオリゴマーまたはポリマーを含む。
ポリマー性泡安定化剤としては、例えば、ポリクオタニウムポリマーが挙げられる。一般的に、ポリクオタニウムポリマーは、CTFAによってそのように指定されるものである。ポリクオタニウムポリマーは、四級アンモニウム基を含有することを特徴とし得る。
一つ以上の実施形態では、ポリクオタニウムポリマーとしては、ビニルピロリドンとジメチルアミノメタクリレートとのクオテマイズされたコポリマー、ビニルピロリドンとジメチルアミノプロピルメタクリルアミドとの疎水性に修飾された四級化コポリマー、またはそれらの混合物が挙げられる。
一部の例示的な実施形態では、ポリクオタニウムポリマーは、1,000~5,000,000、別の実施形態では、約1500~約2,500,000、さらに別の実施形態では、約1,000,000~約2,000,000の分子量を有する。
泡の質および/または安定性を改善するために作用し得る他の泡安定剤としては、ビニルカプロラクタム(VCL)、ビニルピロリドン(VP)、およびジアルキルアミノアルキルアクリレートのターポリマーが挙げられ、そのようなものとしては、VP/ビニルカプロラクタム/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドコポリマーが挙げられる。さらに別の泡安定化剤としては、イソブチレン/ジメチルアミノプロピルマレイミド/エトキシ化マレイミド/マレイン酸コポリマーが挙げられる。これらおよび他の泡安定化剤は、膜形成ポリマーと呼ばれることがある。
さらに他の泡安定化剤としては、アクリルアミド/アンモニウムアクリレートのコポリマー、アクリルアミド/DMAPAアクリレート/メトキシPEGメタクリレートのコポリマー、アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム/アクリル酸のコポリマー、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリルアミドのコポリマー、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリレーツのコポリマー、アクリレート/アセトアセトキシエチルメタクリレートのコポリマー、アクリレート/アクリルアミドのコポリマー、アクリレート/メタクリル酸アンモニウムのコポリマー、アクリレート/t-ブチルアクリルアミドのコポリマー、アクリレートのコポリマー、アクリレート/C1~2スクシネート/ヒドロキシアクリレートのコポリマー、アクリレート/エチルアミンオキシドメタクリレートのコポリマー、アクリレート/ラウリルアクリレート/ステアリルアクリレート/エチルアミンオキシドメタクリレートのコポリマー、アクリレート/オクチルアクリルアミドのコポリマー、アクリレート/オクチルアクリルアミド/ジフェニルアモジメチコンのコポリマー、アクリレート/ポリトリメチルシロキシメタクリレートのコポリマー、アクリレート/ステアリルアクリレート/エチルアミンオキシドメタクリレートのコポリマー、アクリレート/トリフルオロプロピルメタクリレート/ポリトリメチルシロキシメタクリレートのコポリマー、アクリレート/VAのコポリマー、アクリレート/VPのコポリマー、アジピン酸/ジエチレントリアミンのコポリマー、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンのコポリマー、アジピン酸/エポキシプロピルジエチレントリアミンのコポリマー、アジピン酸/イソフタル酸/ネオペンチルグリコール/トリメチロールプロパンのコポリマー、アリルステアレート/VAのコポリマー、アミノエチルアクリレートホスフェート/アクリレートのコポリマー、アミノエチルプロパンジオール-アクリレート/アクリルアミドのコポリマー、アミノエチルプロパンジオール-AMPD-アクリレート/ジアセトンアクリルアミドのコポリマー、アンモニウムVA/アクリレートのコポリマー、アモジメチコン/シルセスキオキサンのコポリマー、AMPD-アクリレート/ジアセトンアクリルアミドのコポリマー、AMP-アクリレート/アリルメタクリレートのコポリマー、AMP-アクリレート/C1~18アルキルアクリレート/C1~8アルキルアクリルアミドのコポリマー、AMP-アクリレート/ジアセトンアクリルアミドのコポリマー、AMP-アクリレート/ジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー、バチルス/コメぬか抽出物/ダイズ抽出物の発酵濾過液、ベヘニルメタクリレート/エチルアミンオキシドメタクリレートのコポリマー、ビス-ブチルオキシアモジメチコン/PEG-60のコポリマー、ビス-イソブチルPEG-14/アモジメチコンのコポリマー、ビス-イソブチルPEG-15/アモジメチコンのコポリマー、ブチルアクリレート/エチルヘキシルメタクリレートのコポリマー、ブチルアクリレート/ヒドロキシプロピルジメチコンアクリレートのコポリマー、エチレン/MAコポリマーのブチルエステル、PVM/MAコポリマーのブチルエステル、カルシウム/ナトリウムPVM/MAのコポリマー、キトサン、キトサン乳酸塩、コーンスターチ/アクリルアミド/アクリル酸ナトリウムのコポリマー、デヒドロキサンタンガム、ジエチレングリコールアミン/エピクロロヒドリン/ピペラジンのコポリマー、ジメチコンのクロスポリマー、ジメチコン/シルセスキオキサンのコポリマー、ジフェニルアモジメチコン、PVM/MAコポリマーのエチルエステル、エチルトリモニウムクロリドメタクリレート/ヒドロキシエチルアクリルアミドのコポリマー、加水分解コムギタンパク質/PVPのクロスポリマー、ヒドロキシプロピルジメチコニルプロピルアクリレートのコポリマー、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解コーンスターチ、イソブチレン/エチルマレイミド/ヒドロキシエチルマレイミドのコポリマー、イソブチレン/MAのコポリマー、イソブチルメタクリレート/トリフルオロエチルメタクリレート/ビス-ヒドロキシプロピルジメチコンアクリレートのコポリマー、PVM/MAコポリマーのイソプロピルエステル、ラウリルアクリレートのクロスポリマー、ラウリルメタクリレート/グリコールジメタクリレートのクロスポリマー、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、メタクリル酸/アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸ナトリウムのコポリマー、メタクリロイルエチルベタイン/アクリレートのコポリマー、メトキシアモジメチコン/シルセスキオキサンのコポリマー、メトキシPEG-114/ポリイプシロンカプロラクトン、ミリスチン/パルミチン/ステアリン/リシノール/エイコサン二酸グリセリド、オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー、PEG-800/ポリビニルアルコールのコポリマー、PEG/PPG-25/25ジメチコン/アクリレートのコポリマー、PEG-8/SMDIのコポリマー、ポリアクリルアミド、ポリアクリレート-6、ポリアクリレート-8、ポリアクリレート-9、ポリアクリレート-15、ポリアクリレート-16、ポリアクリレート-17、ポリアクリレート-18、ポリアクリレート-19、ポリベータ-アラニン/グルタル酸のクロスポリマー、ポリブチレンテレフタレート、ポリエステル-1、ポリエチルアクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド-1、ポリメタクリロイルエチルベタイン、ポリペンタエリスリチルテレフタレート、ポリペルフルオロペルヒドロフェナントレン、ポリクオタニウム-4/ヒドロキシプロピルスターチのコポリマー、ポリウレタン-1、ポリウレタン-6、ポリウレタン-10、ポリウレタン-18、ポリウレタン-19、ポリビニルアセテート、ポリビニルブチラール、ポリビニルカプロラクタム、ポリビニルホルムアミド、ポリビニルイミダゾリニウムアセテート、ポリビニルメチルエーテル、PVM/MAコポリマーのブチルエステルカリウム、PVM/MAコポリマーのエチルエステルカリウム、PPG-70ポリグリセリル-10エーテル、PPG-12/SMDIコポリマー、PPG-51/SMDIコポリマー、PVM/MAコポリマー、PVP/VA/イタコン酸のコポリマー、PVP/VA/ビニルプロピオネートのコポリマー、リゾビアンガム、ロジンアクリレート、シェラック、シリコーンクオタニウム-16/グリシドキシジメチコンのクロスポリマー、PVM/MAコポリマーのブチルエステルナトリウム、PVM/MAコポリマーのエチルエステルナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリガンマ-グルタミン酸ナトリウム、ダイズタンパク質フタレート、ステルクリア・ウレンスのガム、テレフタル酸/イソフタル酸/イソフタル酸スルホン酸ナトリウム/グリコールのコポリマー、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチルシロキシシリルカルバモイルプルラン、VA/クロトネートのコポリマー、VA/クロトネート/メタクリルオキシベンゾフェノン-1のコポリマー、VA/クロトネート/ビニルネオデカノエートのコポリマー、VA/クロトネート/ビニルプロピオネートのコポリマー、VA/DBMのコポリマー、VA/ビニルブチルベンゾエート/クロトネートのコポリマー、ビニルアミン/ビニルアルコールのコポリマー、ビニルカプロラクタム/VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー、VP/アクリレート/ラウリルメタクリレートのコポリマー、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー、VP/DMAPAアクリレートのコポリマー、VP/ヘキサデセンのコポリマー、VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾールのコポリマー、VP/VAのコポリマー、VP/ビニルカプロラクタム/DMAPAアクリレートのコポリマー、酵母パルミテート、フェニルプロピルジメチルシロキシシリケートなどのシリコン系のポリマーまたは樹脂、トリメチルシロキシシリケート、シクロペンタシロキサン、トリメチルシロキシシリケート、ジイソステアロイルトリメチロールプロパンシロキシシリケート、ビニルジメチコンクロスポリマー/ブレンド、およびアルキルセテアリルジメチコンのクロスポリマーが挙げられる。
一実施形態では、泡安定化剤は、抗菌洗浄組成物の総重量に基づいて、0~約4重量パーセントの量で存在する。別の実施形態では、泡安定化剤は、組成物の総重量に基づいて、約0.01~約1重量パーセントの量で存在し、さらに別の実施形態では、泡安定化剤は、抗菌洗浄組成物の総重量に基づいて、約0.02~約0.2重量パーセントの量で存在する。
一部の例示的な実施形態では、主題の抗菌洗浄組成物は、泡ではなく液体石鹸組成物として製剤化され得る。そのような実施形態では、非抗菌洗浄組成物は、一つ以上の増粘剤、および任意で一つ以上の安定剤を含む。増粘剤および安定剤の例としては、ステアレス-100/PEG-136/HDIコポリマー(Rheoluxe(登録商標)811)などのポリウレタン系増粘剤;塩化ナトリウム;プロピレングリコール;PEG-120メチルグルコースジオレエートおよびメチルグルセス-10(Rita Corp.から入手可能なRitathix DOE);ヒドロキシエチルセルロース;四級ヒドロキシエチルセルロース(ポリクオタニウム-10);ポリ(2-メタクリルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド)(ポリクオタニウム-37);ポリクオタニウム-39;ヒドロキシプロピルセルロース;メチルセルロース;カルボキシメチルセルロース;スターチポリマー類;グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド;およびアクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VPのコポリマーが挙げられる。
一つ以上の例示的な実施形態では、液体の抗菌洗浄組成物は、従来から入手可能なおよび/または当技術分野で知られているものなどの、ポリアクリレート増粘剤を含み得る。ポリアクリレート増粘剤の例としては、カルボマー、アクリレート/C10~30アルキルアクリレートクロスポリマー、アクリル酸とアルキル(C5~C10)アクリレートのコポリマー、アクリル酸と無水マレイン酸のコポリマー、およびそれらの混合物が挙げられる。一つ以上の実施形態では、抗菌洗浄組成物は、組成物の粘度を約1000~約65,000センチポアズの粘度範囲に調節するための有効量のポリマー性増粘剤を含む。一部の実施形態では、組成物の粘度は、約5,000~約35,000であり、別の実施形態では、粘度は、約10,000~約25,000である。粘度は、22℃+/-3℃でRVおよび/またはLVスピンドルを使用して、ブルックフィールドRV粘度計によって測定される。
当業者によって理解されるように、増粘剤の有効量は、非抗菌組成物中の他の成分の量を含めて、数多くの因子に依存して変動する。一つ以上の実施形態では、増粘剤の有効量は、組成物の総重量に基づいて、少なくとも約0.01重量%である。他の実施形態では、有効量は、少なくとも約0.02重量%、もしくは少なくとも約0.05重量%、または少なくとも約0.1重量%である。一つ以上の実施形態では、本発明による組成物は、増粘剤の組成物全体の最大約10重量%を含む。増粘剤の量は、組成物の総重量に基づいて、約0.01~約10.0重量%、もしくは約0.5~約5.0重量%まで、または約0.75~約2.0重量%であり得る。
本発明の抗菌組成物は、表面を消毒する組成物の能力に有害な影響を与えないという条件で、幅広い任意的な添加剤をさらに含むことができる。The CTFA International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook, Eleventh Edition 2005、および2004 CTFA International Buyer≡s Guideは、スキンケア産業で一般的に使用される幅広く様々な非限定的な美容および薬学的な成分を記載しており、それら成分は、本発明の組成物中での使用に適している。成分の機能的クラスの非限定的な例は、この参考文献の537ページに記載されている。これら機能的クラスの例としては、研磨剤、固化防止剤、抗酸化剤、鎮痒薬、結合剤、生物学的添加剤、増量剤、キレート剤、化学添加剤、着色剤/染料、変性剤、乳化剤、塗膜形成剤、香料成分、湿潤剤、乳白剤、可塑剤、防腐剤(抗菌剤と呼ばれることがある)、噴霧剤、還元剤、皮膚コンディショニング剤(皮膚軟化剤、その他、および閉塞剤)、溶媒、起泡力増進剤、ヒドロトロープ、可溶化剤、懸濁剤(非界面活性剤)、紫外線吸収剤、レオロジー改質剤(塩およびポリマーを含む)、粘着防止剤、および増粘剤(水性および非水性)が挙げられる。一部の例示的な湿潤剤には、C6~10アルカンジオール、カプリル酸/カプリン酸グリセリル、およびグリセリンが含まれてもよい。本明細書で有用であり得る他の機能的クラスの材料の例としては、捕捉剤、角質溶解薬、局所有効成分などが挙げられる。組成物はまた、例えば、無機硫酸塩、無機ケイ酸塩、無機ホウ酸塩、または無機リン酸塩などの腐食阻害剤も含んでもよい。
一般的に、抗菌組成物の物理的形態は、特に限定されず、一つ以上の実施形態では、組成物は、エアロゾルおよび非エアロゾル泡の両方を含む、泡として形成され得る。本開示の他の実施形態は、液体としてとして製剤化された抗菌組成物であって、注がれ、ポンプで出され、スプレーされ、または他の方法で分注される、液体濃縮物および希釈可能な液体を含む、抗菌組成物を含む。本開示の他の実施形態は、ゲルとして製剤化された抗菌組成物を含む。本開示の他の実施形態は、エアロゾルとして製剤化された抗菌組成物を含む。本発明の抗菌組成物は、硬質表面、軟質表面、非生存(無生物)表面、生体組織、皮膚、土壌、多孔性、および非多孔性表面を含む、幅広く様々な表面または基材上に用いられてもよい。本開示では、「表面」という用語が皮膚を含むことが、理解される。本開示の実施形態は、機器、医療機器、家具、手すり、布などの無生物の物体を、消毒するかまたは他の方法で消毒するために用いられてもよい。
本発明の組成物は、石鹸、殺菌剤、またはローション製品に典型的に使用される数多くのタイプのディスペンサー、例えばポンプディスペンサーに用いられてもよい。幅広く様々なポンプディスペンサーが適切である。ポンプディスペンサーは、ボトルまたは他の自立型容器に付けられてもよい。ポンプディスペンサーは、壁取り付け式ディスペンサーに組み込まれてもよい。ポンプディスペンサーは、手動または足ポンプによってマニュアルで起動されてもよく、または自動的に起動されてもよい。有用なディスペンサーとしては、NXT(登録商標)およびTFX(商標)の名称でGOJO Industriesから入手可能なもの、ならびに従来型バッグインボックスディスペンサーが挙げられる。ディスペンサーの例は、米国特許第5,265,772号、第5,944,227号、第6,877,642号、第7,028,861号、第7,611,030号、および第7,621,426号に記載され、すべて参照により本明細書に組み込まれる。一つ以上の実施形態では、ディスペンサーは、それを通して組成物が分注されるノズルなどの出口を含む。特定の例示的な実施形態では、非抗菌組成物は、発泡ポンプを用いるディスペンサーで使用され、当該ディスペンサーは、周囲の空気または不活性ガスと組成物とを混合チャンバー内で組み合わせて、混合物をメッシュスクリーンに通過させる。
一つ以上の実施形態では、抗菌組成物は、ワイプ組成物に組み込まれる。例示的なワイプ基材は、米国特許第5,686,088号、第6,410,499号、第6,436,892号、第6,495,508号、第6,844,308号にさらに記載されている。一つ以上の実施形態では、ワイプは、スパンボンド法/メルトブローイング法/スパンボンド法(SMS)によって形成される積層物を含み得る。一般的に、SMS材料は、二つの外側スパンボンドウェブの間に挟まれたメルトブローウェブを含む。SMS材料はさらに、米国特許第4,041,203号、第5,169,706号、第5,464,688号、および第4,766,029号に記載され、例えば、キンバリー・クラーク・コーポレーションから、スパンガード7およびエヴォリューション7などの標章で市販されている。SMS積層物は、処理されていても非処理であってもよい。
驚くことに、CHDG、C8~C16グリコール、および相乗的な非イオン性界面活性剤のパッケージを含む本発明による抗菌組成物は、いかなる四級アンモニウム化合物の添加もなしに、有効な消毒剤の性質を示す。有利なことに、抗菌組成物は、衛生手洗い製品がボランティアの人為的に汚染された手を洗うために使用される場合に一過性微生物叢の放出を低減するかどうかを評価するための、欧州標準EN1499の要件を満たす。さらに、相乗的な張力活性系は、同じレベルの活性に対して組成物中の抗菌活性剤のより少ない使用を可能にし、そのようにして、より低い毒性レベルをもたらす。
さらにより驚くことに、本発明によるアンモニウムを含まない抗菌組成物は、活性アンモニウム化合物を含む、より多い量の有効成分および活性組成物を含有する、抗菌製剤に匹敵する抗細菌特性を示す。
別途指定のない限り、本明細書で使用される場合、「対数減少」という用語は、log10減少を指す。本開示によれば、抗菌組成物は、EN 13727に従って、大腸菌に対する少なくとも3logの対数減少をもたらす。一部の例示的な実施形態では、抗菌洗浄組成物は、EN 13727に従って、大腸菌に対する少なくとも5logの対数減少をもたらす。
一般的な本発明の概念は、一般的に、また様々な特定の例示的な実施形態に関して、上記で説明されてきた。一般的な本発明の概念は、例示的な実施形態であると考えられるものに示されているが、当業者にとっては、本開示を読むと幅広く様々な代替案が明らかになるであろう。一般的な本発明の概念は、特定の請求項に提示される場合を除き、それ以外の方法で限定されない。
[実施例]
以下の実施例は、例示の目的のために含まれており、本明細書に記載の一般的な本発明の概念の範囲を限定しない。
[実施例1]
本発明の概念に従って調製した抗菌洗浄組成物の相乗作用を実証するために、次いで、一つの例示的な抗菌洗浄組成物(実施例1)および五つの比較組成物(比較例1~5)を、EN 1499プロトコルに従って調製して試験した。試験された特定の組成物を以下の表1に提示する。
Figure 2022549551000001
上記で表1に示すように、CHDG、エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマー、プロピレングリコール、C8~C16アルキルポリグルコシド、およびアミンオキシドを含む実施例1は、EN-1499の下での要件に合格する低レベルの抗菌活性剤(1.5重量%)を有する組成物を提示する。対照的に、本質的成分のうちの一つ以上を排除または置換する組成物は、この相乗作用を示さず、かつEN-1499の下での要件を満たさない(比較例1~5を参照のこと)。
本発明の実施形態は本明細書に記載されているが、一般的な本発明の概念の精神および範囲から逸脱することなく、多くの修正を行うことができることが理解されるべきである。こうしたすべての修正は、本発明の範囲内に含まれることが意図されている。
本開示は、抗菌組成物に関する。より詳細には、本開示は、改善された有効性、低い毒性、および低減された残渣産生物の、抗菌活性剤と二つ以上の非イオン性界面活性剤との相乗的ブレンドを含有する抗菌組成物に関する。
抗菌組成物は、手および皮膚を掃除するためだけでなく、表面を消毒するためにも、ますます一般的となっている。医療および食品サービス用途の両方において、表面を消毒することが特に望ましい。形態にかかわらず、表面の急速な消毒のためには、抗菌組成物が望ましい。組成物は、低い毒性評価を有する一方で、細菌、ウイルス、および真菌に対して急速な有効性を提供することが重要である。
抗菌効果を有する表面洗浄組成物は、当技術分野で知られている。こうした組成物には、四級アンモニウム化合物またはビスビグアニドなどの、カチオン性殺生物剤がしばしば含まれる。しかしながら、こうしたカチオン性殺生物剤を含む従来の組成物は、洗浄後に表面に膜残渣またはスジの層をしばしば残す。抗菌の有効性に悪影響を及ぼさずにこうしたスジおよび残滓をなくすための試みがなされてきた。例えば、米国特許第7,414,017号は、四級アンモニウム殺生物剤、C8~C10アルキルポリグルコシド、およびアルコールを含む、洗浄組成物を提示する。しかしながら、洗浄組成物中の四級化合物の使用を最小限にすることが望ましい。これらの化合物は、皮膚、眼などを刺激する傾向があるからである。さらに、目に見える膜残渣を残さない低レベルでの四級化合物が使用される場合でも、すすいだ後でも、化合物が表面上の残滓として残り得る。これは特に食品産業における問題であり、その場合、これらの残滓が、処理された表面に接触する食品に移り得る。
米国特許第5,719,113号は、クロルヘキシジン、少なくとも一つの非イオン性界面活性剤、および少なくとも一つの両性界面活性剤を含む、洗浄組成物を提示する。この特定の組成物がポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーの使用を特に除外しており、当該使用に効果があるためには、そのようなブロックコポリマーは、非常に高い濃度(20~25%)で使用しなければならず、かつそのような高いレベルではブロックコポリマーが皮膚を脱脂し得るため、と述べている。
スジまたは膜残渣がない一方で低い毒性評価を有する、安定した有効な抗菌組成物の必要性が依然として存在する。
本発明の概念の様々な態様は、約0.25重量%~約5.0重量%の少なくとも一つのビスビグアニド抗菌活性剤と、最大約15重量%の少なくとも一つのC2~C8グリコールと、エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含む、約0.1重量%~約2.0重量%の第一の界面活性剤と、C8~C16アルキルポリグルコシドおよびアミンオキシドから成る群から選択される、少なくとも一つの追加の界面活性剤と、水と、を含む抗菌洗浄組成物を対象とする。抗菌洗浄組成物は、欧州標準EN-1499に合格する。ビスビグアニド抗菌活性剤は、例えばクロルヘキシジンジグルコネートなどの、クロルヘキシジンまたはその塩を含んでもよい。
一部の例示的な実施形態では、ビスビグアニド抗菌活性剤は、組成物の総重量に基づいて、約1.0重量%~約2.5重量%で存在する。
抗菌洗浄組成物は、組成物の総重量に基づいて、1.0重量%未満の四級アンモニウム化合物を含んでもよく、または組成物は、四級アンモニウム化合物を含まないか、もしくは本質的に含まなくてもよい。
一部の例示的な実施形態では、少なくとも一つのC2~C8グリコールは、例えばブチレングリコール、プロピレングリコール、またはエチレングリコールなどの、C2~C4グリコールを含む。一部の実施形態では、C2~C8グリコールは、組成物の総重量に基づいて、約1.0重量%~約13.0重量%の量で存在し得る。
一部の例示的な実施形態では、組成物は、5~7、または約5.2~6.5のpHを有する。
組成物中の追加の界面活性剤は、ココグルコシド、ならびに、ラウラミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ラウリル/ミリスチルアミドプロピルアミンオキシド、デシルアミンオキシド、ミリスタミンオキシド、およびコカミドプロピルアミンオキシドから成る群から選択されるアミンオキシドを含み得る。
一部の例示的な実施形態では、エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーは、組成物の総重量に基づいて、約0.05~約1.2重量%の量で組成物中に存在する。エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーは、PEG-7/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、PEG-10/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、およびPEG-8/PPG-2プロピルヘプチルエーテルなどの、ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーであってもよい。
一部の例示的な実施形態では、組成物は、発泡性組成物である。
本発明の概念のさらなる例示的な態様は、少なくとも一つのビスビグアニド抗菌活性剤と、ブチレングリコール、プロピレングリコール、およびエチレングリコールから成る群から選択される、少なくとも一つの有効性エンハンサーと、最大2.5重量%の一つ以上のアルキルポリグルコシドと、約0.05重量%~約2.0重量%の一つ以上のアミンオキシドと、約0.1重量%~約2.0重量%のエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーと、を含む抗菌発泡性組成物を対象とする。組成物は、5~7のpHを有する。
一部の例示的な実施形態では、ビスビグアニド抗菌活性剤は、クロルヘキシジンジグルコネートなどの、クロルヘキシジンまたはその塩を含む。ビスビグアニド抗菌活性剤は、組成物の総重量に基づいて、約0.25重量%~約5.0重量%で存在し得る。
一部の例示的な実施形態では、組成物は、組成物の総重量に基づいて、1.0重量%未満の四級アンモニウム化合物を含み、または組成物は、四級アンモニウム化合物を実質的に含まないか、もしくは含まなくてもよい。
一部の例示的な実施形態では、有効性エンハンサーは、組成物の総重量に基づいて、約1.0重量%~約13.0重量%の量で組成物中に存在する。
一部の例示的な実施形態では、C8~C16アルキルポリグルコシドは、ココグルコシドを含み、アミンオキシドは、ラウラミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ラウリル/ミリスチルアミドプロピルアミンオキシド、デシルアミンオキシド、ミリスタミンオキシド、およびコカミドプロピルアミンオキシドから成る群から選択される。
エチレン-オキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーは、組成物の総重量に基づいて、約0.05~約1.2重量%の量で組成物中に存在し得る。様々な例示的な実施形態では、エチレン-オキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーは、PEG-7/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、PEG-10/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、またはPEG-8/PPG-2プロピルヘプチルエーテルなどの、ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーである。
本発明の概念のなおさらなる例示的な態様は、表面を洗浄する方法を対象とする。本方法は、抗菌洗浄組成物を表面に適用することを含み、洗浄組成物は、約0.25重量%~約5.0重量%の少なくとも一つのビスビグアニド抗菌活性剤と、最大約15重量%の少なくとも一つのC2~C8グリコールと、エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含む、約0.1重量%~約2.0重量%の第一の界面活性剤と、C8~C16アルキルポリグルコシドおよびアミンオキシドから成る群から選択される、少なくとも一つの二次界面活性剤と、水と、を含む。抗菌洗浄組成物は、欧州標準EN-1499に合格する。本方法は、表面を水ですすぐことをさらに含んでもよい。
一部の例示的な実施形態では、表面は、皮膚、硬質表面、および軟質表面のうちの一つまたは複数を含む。
様々な例示的な実施形態では、組成物は、発泡性組成物である。
本明細書では、抗菌洗浄組成物が開示される。本開示は、抗菌洗浄組成物の特定の実施形態を詳細に説明するが、本開示は、例示的なものとみなされるべきであり、開示された実施形態に限定されることを意図しない。
本明細書に記載される用語は、実施形態の説明のためのみであり、全体として本開示を限定するものとして解釈されるべきではない。本開示の単数の特徴または限定へのすべての言及は、別途指定のない限り、かつ言及がなされる文脈によって明らかにそうでないことが黙示されているのでない限り、対応する複数の特徴または限定を含むものとし、逆も同様である。別途指定のない限り、「一つの(a)」、「一つの(an)」、「その(the)」、および「少なくとも一つの」は、互換的に使用される。さらに、本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される際に、単数形「一つの(a)」、「一つの(an)」、および「その(the)」は、そうでないことを文脈が明らかに示さない限り、その複数形を含む。
「含む(includes)」または「含む(including)」という用語が本明細書または特許請求の範囲で使用される限りにおいて、この用語が特許請求の範囲で移行語として用いられる時は、「含む(comprising)」という用語が解釈されるのと同様の様態で包括的であることが意図される。さらに、「または(or)」という用語が用いられる限りにおいて(例えば、AまたはB)、これは「AもしくはBまたは両方」を意味することが意図されている。出願人が「AまたはBのみであり、両方ではない」ことを示すことを意図する場合は、「AまたはBのみであり、両方ではない」という用語が使用されることになる。従って、本明細書の「または」という用語の使用は、包括的使用であり、排他的使用ではない。
本開示の抗菌洗浄組成物は、本明細書に記載される本開示の本質的要素、ならびに本明細書に記載されるかまたは他の場合で抗菌洗浄の用途に有用な、あらゆる追加的または任意的要素を含むか、それらから成るか、または本質的にそれらから成ることができる。
別途指定のない限り、本明細書で使用される全ての割合、部分、および比は、調合物全体の重量による。
本明細書に開示される割合、部分、および比を含むがこれらに限定されないすべての範囲およびパラメータは、その中に仮定および包摂されるありとあらゆるサブ範囲、ならびに両終点の間のすべての数を包含することが理解される。例えば、「1~10」の述べられた範囲は、1以上の最小値で始まり10以下の最大値で終わるありとあらゆるサブ範囲(例えば、1~6.1、または2.3~9.4)、および範囲内に含まれる各整数(1、2、3、4、5、6、7、8、9、および10)までを含むと見なされるべきである。
本明細書で使用される方法またはプロセス工程の任意の組み合わせは、別途指定のない限り、かつ言及される組み合わせがなされる文脈によって明らかにそうでないことが黙示されているのでない限り、任意の順序で実施されてもよい。
一般的な本発明の概念は、抗菌組成物に関する。より具体的には、本発明の概念は、欧州標準EN1499の要件を満たす非毒性の抗菌表面洗浄組成物を提供するための、非イオン性界面活性剤と抗菌活性剤との相乗的ブレンドを含有する抗菌組成物に関する。一部の例示的な実施形態では、抗菌組成物は、四級アンモニウム化合物を含まないか、または実質的に含まない。
一部の例示的な実施形態では、抗菌組成物は、液体または泡石鹸ベースの洗浄剤などの、洗浄剤の形態であり、皮膚および無生物の表面を含む、表面への適用のために使用される。しかしながら、抗菌組成物は、ワイプ、ローション、軟膏、フォーム、石鹸、ゲル、クリームなどの任意の形態または送達媒体を取り得る。例えばパッド、包帯、パッチ、スティック、エアロゾル分散剤、ポンプスプレー、トリガースプレー、キャニスター、泡ポンプ、ワイプなどの、幅広く様々な媒体を使用して、抗菌組成物を送達することができる。
本開示によれば、抗菌組成物は、一つ以上の抗菌活性剤成分を含む。本明細書で使用される場合、「抗菌活性剤」という用語は、有効成分を含む組成物で処理される表面上の微生物を減少させるかまたは殺すことができる成分を構成する。一部の例示的な実施形態では、抗菌活性剤は、ビスビグアニドを含む。特に有用なビグアニド化合物としては、クロルヘキシジンとして一般的に知られている1,1’-ヘキサメチレンビス(5-(p-クロロフェニル)ビグアニド)、およびその塩、例えば、塩酸、酢酸、およびグルコン酸との塩が挙げられる。水または他の非アルコール溶媒に可溶性であるクロルヘキシジンの任意の塩、例えば、グルコン酸塩、酢酸塩、ギ酸塩、乳酸塩、イセチオン酸塩、スクシンアミド酸塩、グルタミン酸塩、モノ-ジグリコール酸塩、ジメタンスルホン酸塩、ジ-イソ酪酸塩、グルコヘプトン酸塩などが、本発明の組成物に使用され得る。一部の例示的な実施形態では、クロルヘキシジン塩は、グルコン酸塩および酢酸塩のうちの一つまたは複数を含む。
特定の実施形態では、クロルヘキシジン塩は、クロルヘキシジンジグルコネート(CHDG)を含む。CHDGは、毒性が低く皮膚に優しいため、洗浄組成物としての使用に適した効果的な消毒剤である。本明細書で以下に提示される例では、CHDGは、その中で提示される唯一のクロルヘキシジン塩である。しかしながら、他の塩も本発明の目的に適し得るため、本発明は、この特定のクロルヘキシジン塩に必ずしも限定されるべきではない。
抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大15重量パーセント(重量%)の一つ以上の抗菌活性剤成分を含み得る。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大12重量%の一つ以上の抗菌活性剤成分を含み、そのような値としては、最大約11重量%、最大約10重量%、最大約8重量%、最大約5重量%、最大約3重量%、および最大約2重量%が挙げられる。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、少なくとも0.1重量%の一つ以上の抗菌活性剤成分を含み、そのような値としては、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.75重量%、少なくとも0.9重量%、少なくとも1.0重量%、および少なくとも1.5重量%が挙げられる。一部の例示的な実施形態では、抗菌組成物は、約0.25~約5.0重量%の一つ以上の抗菌活性剤成分を含み、そのような値としては、約0.5~約3.5重量%、約1.0~約2.5重量%、および約1.3~約2.3重量%が挙げられる。
抗菌組成物は、四級アンモニウム化合物を含まないか、または本質的に含まなくてもよい。「本質的に含まない」という用語は、抗菌組成物が0.05重量%未満の四級アンモニウム化合物を含むことを意味する。クアットとしても知られる四級アンモニウム化合物は、典型的には、適切なアニオンを伴う少なくとも一つの四級アンモニウムカチオンを含む。例示的な四級化合物としては、塩化ベンザルコニウムおよび/または置換塩化ベンザルコニウム、塩化メチルベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、およびアルキルジメチルベンジルアンモニウムクロリド(C12~18)が挙げられる。
一部の例示的な実施形態では、抗菌組成物は、1.5重量%未満の四級アンモニウム化合物を含み、そのような値としては、1.0重量%未満、0.75重量%未満、0.5重量%未満、0.25重量%未満、0.1重量%未満、および0.05重量%未満が挙げられる。一部の実施形態では、抗菌組成物は、四級アンモニウム化合物を含まない。
抗菌組成物は、ポリオールなどの一つ以上の有効性エンハンサーをさらに含み得る。本明細書で使用される場合、「ポリオール」という用語は、少なくとも二つのヒドロキシル基を含有する任意の化合物を構成する。本開示によれば、ポリオールは、脂肪族ジオール(本明細書ではグリコールと呼ばれる)などのジオールを含んでもよい。例示的なポリオールとしては、非限定的な例として、C2~C8ポリオールおよびグリコールが挙げられる。一部の例示的な実施形態では、有効性エンハンサーは、ブチレングリコール、プロピレングリコール、エチレングリコール、および他のこのようなポリオールおよびグリコール、ならびにそれらの組み合わせおよび誘導体などの、C2~C4グリコールを含む。
本開示によれば、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大20重量パーセント(wt.%)の一つ以上のポリオールを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大15重量%の一つ以上のポリオールを含み、そのような値としては、最大約12重量%、最大約11重量%、および最大約10重量%が挙げられる。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、少なくとも0.1重量%の一つ以上のポリオールを含み、そのような値としては、少なくとも0.5重量%、少なくとも1.0重量%、少なくとも2.5重量%、少なくとも5.0重量%、および少なくとも7.5重量%が挙げられる。
一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、1.0~17重量%の一つ以上のポリオールを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、2.5~15重量%の一つ以上のポリオールを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、5.0~13.0重量%の一つ以上のポリオールを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、8.0~12.0重量%の一つ以上のポリオールを含む。
本開示によれば、抗菌組成物は、4.0~8.0のpHを有し得る。一部の実施形態では、抗菌組成物は、4.5~7.5のpHを有し得る。一部の実施形態では、抗菌組成物は、5.0~7.0のpHを有し得る。一部の実施形態では、抗菌組成物は、5.2~6.5のpHを有し得る。一部の実施形態では、抗菌組成物は、5.5~6.0のpHを有し得る。
必要に応じて、pH調整剤または成分を使用して、組成物のpHを提供および/または維持し得る。例示的なpH調整剤としては、モノエタノールアミンなどの一級アミン類;クエン酸、乳酸、ギ酸、酢酸、プロポン酸(proponic acid)、酪酸、カプロン酸、シュウ酸、マレイン酸、安息香酸、炭酸などの有機酸;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化アンモニウム、水酸化テトラアルキルアンモニウム、水酸化テトラアリールアンモニウム、水酸化コリン、およびそれらの組み合わせなどの水酸化物;酸化カルシウムおよび酸化ナトリウムなどの金属酸化物;リン酸二カリウム、リン酸二ナトリウム、炭酸マグネシウム、三リン酸五カリウム、三リン酸五ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、ピロリン酸四カリウム、ピロリン酸四ナトリウム、およびリン酸三ナトリウムなどの弱酸の共役塩基;ならびにトリアルキル/アリールアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ケイ酸ナトリウム、四ホウ酸ナトリウム、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、ナトリウムアリールオキシド、およびナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウムまたはマグネシウムカチオンを有する同様の化合物が挙げられるが、これらに限定されない。
一部の実施形態では、一つ以上のpH調整剤は、クエン酸を含むか、またはクエン酸から成る。
本開示によれば、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大5.0重量%の一つ以上のpH調整剤を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大2.5重量%の一つ以上のpH調整剤を含み、そのような値としては、最大1.5重量%、最大1.0重量%、最大0.5重量%、最大0.3重量%、および最大0.1重量%が挙げられる。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.01~3.0重量%の一つ以上のpH調整剤を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.05~2.0重量%の一つ以上のpH調整剤を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.1~1.0重量%の一つ以上のpH調整剤を含む。
本開示によれば、抗菌組成物は、少なくとも二つの界面活性剤の相乗的ブレンドを含む。一部の実施形態では、少なくとも二つの界面活性剤は、非イオン性界面活性剤を含む。様々な例示的な実施形態では、抗菌組成物は、三つの界面活性剤の相乗的ブレンドを含み、それらのうち少なくとも二つは非イオン性である。一部の例示的な実施形態では、抗菌組成物は、アニオン性界面活性剤および両性界面活性剤のうちの少なくとも一つを含まないか、または実質的に含まない。
一部の実施形態では、非イオン性界面活性剤のうちの少なくとも一つは、アルキルポリグルコシドを含む。アルキルポリグルコシド(「APG」)のクラスは、ブドウ糖、およびアルキル基が8~18個の炭素原子を含有する脂肪アルコール、グリセロール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセロール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、および末端ヒドロキシル基を有するポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ならびにこれらの組み合わせから誘導される。一部の実施形態では、非イオン性界面活性剤のうちの少なくとも一つは、C8~14アルキルポリグルコシド界面活性剤およびC8~12アルキルポリグルコシド界面活性剤を含む、C8~16アルキルポリグルコシド界面活性剤を含んでもよい。一部の実施形態では、少なくとも一つの界面活性剤は、C8~16アルキルポリグルコシド界面活性剤であるココグルコシド界面活性剤を含むか,またはそれから成る。
本開示によれば、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大5.0重量%の一つ以上のアルキルポリグルコシドを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大2.5重量%の一つ以上のアルキルポリグルコシドを含み、そのような値としては、最大2.0重量%、最大1.8重量%、最大1.5重量%、最大1.2重量%、および最大1.0重量%が挙げられる。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.01~3.0重量%の一つ以上の一つ以上のアルキルポリグルコシドを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.05~2.0重量%の一つ以上のアルキルポリグルコシドを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.1~1.5重量%の一つ以上のアルキルポリグルコシドを含む。
本開示によれば、非イオン性界面活性剤のうちの少なくとも一つは、ラウラミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ラウリル/ミリスチルアミドプロピルアミンオキシド、デシルアミンオキシド、ミリスタミンオキシド、およびコカミドプロピルアミンオキシドなどのアミンオキシドのうちの一つまたは複数を、含むかまたはそれらから成る。
本開示によれば、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大5.0重量%の一つ以上のアミンオキシドを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大2.5重量%の一つ以上のアミンオキシドを含み、そのような値としては、最大2.0重量%、最大1.8重量%、最大1.5重量%、最大1.2重量%、および最大1.0重量%が挙げられる。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.01~2.0重量%の一つ以上のアミンオキシドを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.05~1.5重量%の一つ以上のアミンオキシドを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.1~1.0重量%の一つ以上のアミンオキシドを含む。
一部の実施形態では、非イオン性界面活性剤のうちの少なくとも一つは、ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーなどのエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーのうちの一つ以上を含み得る。
一部の例示的な実施形態では、ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーは、例えばPEG-7/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、PEG-10/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、およびPEG-8/PPG-2プロピルヘプチルエーテルなどの、ポリエチレングリコール(PEG)-ポリプロピレングリコール(PPG)ブロックコポリマーを含む。
クロルヘキシジンで十分な抗菌活性を提供するためにこのようなブロックコポリマーを非常に高い濃度で使用する必要があると以前に考えられていたが、驚いたことに、エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーは、抗菌組成物中のアルキルポリグルコシドおよびアミンオキシドとの相乗関係に起因して、大幅により低い濃度で使用し得ることが発見された。この相乗関係は、組成物中のより少ない抗菌活性剤でもって、従来の組成物よりも高いレベルの有効性を提供する。達成される有効性のレベルは、ビスビグアニドに加えて四級アンモニウム化合物を含む組成物に匹敵する。したがって、本組成物は、これらブロックコポリマーを、クロルヘキシジンのための抗菌ブースターとして、以前に可能と考えられていたよりもはるかに低いレベルで使用するために、この相乗的アプローチを使用する。ブロックコポリマーをこのような低いレベルで使用することで、皮膚脱脂などの不利な皮膚効果が排除され、膜残渣および組成物の毒性評価も低減される。
本開示によれば、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大2.5重量%の一つ以上のエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、最大1.5重量%の一つ以上のエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含み、そのような値としては、最大1.2重量%、最大1.0重量%、最大0.8重量%、最大0.65重量%、および最大0.5重量%が挙げられる。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.01~2.0重量%の一つ以上のエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.05~1.2重量%の一つ以上のエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、組成物の総重量に基づいて、0.1~0.8重量%の一つ以上のエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含む。
一部の例示的な実施形態では、抗菌組成物は担体を含む。担体は、組成物を効果的に送達することおよび/または運ぶことができる任意の適切な化合物とすることができる。一部の例示的な実施形態では、担体は、水またはベース洗浄剤である。他の例示的な実施形態では、抗菌組成物は、いかなる担体も含まず、濃縮物として送達される。
本開示によれば、抗菌組成物は、担体としての適量(q.s.)の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、少なくとも40重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、少なくとも50重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、少なくとも60重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、少なくとも70重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、少なくとも75重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、40~90重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、50~85重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、60~82重量%の水を含む。一部の実施形態では、抗菌組成物は、65~80重量%の水を含む。特に他の成分および/またはその使用される量に応じて、特定の場合にはより多いまたは少ない水が必要とされる場合がある。
一部の例示的な実施形態では、抗菌組成物は、一つ以上の湿潤剤またはスキンコンディショナーを含む。湿潤剤の非限定的な例としては、グリセリン(グリセロール)、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、1,4-ジヒドロキシヘキサン、1,2,6-ヘキサントリオール、ソルビトール、ブチレングリコール、カプリリルグリコール、プロパンジオール、例えばメチルプロパンジオール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、エトキシジグリコール、ポリエチレンソルビトール、カプリル酸/カプリン酸グリセロール(GCC)、およびそれらの組み合わせが挙げられる。他の湿潤剤としては、グリコール酸、グリコール酸塩、乳酸塩、尿素、ホホバワックスPEG-120エステル(FloraTechから市販されている)、ヒドロキシエチル尿素、アルファ-ヒドロキシ酸類、例えば乳酸など、ナトリウムピロリドンカルボン酸、ヒアルロン酸、キチン、などが挙げられる。示的な一実施形態では、湿潤剤はグリセリンを含む。
湿潤剤は、抗菌組成物の重量に基づいて、最大約5.0重量%、または最大約4.0重量%、または最大約3.0重量%、または最大約2.0重量%、または最大約1.5重量%、または最大約1.2重量%の量で、抗菌組成物中に含まれ得る。一部の例示的な実施形態では、湿潤剤は、抗菌組成物の重量に基づいて、約0.001重量%から、または約0.01重量%から、または約0.05重量%から、または約0.1重量%から、または約0.5重量%から、または約0.7重量%から、または約0.8重量%からの量で含まれる。例示的な一実施形態では、湿潤剤は、抗菌組成物の重量に基づいて、約0.2~約3.0重量%、または約0.5~約2.0重量%の量で含まれる。
一つ以上の実施形態では、抗菌洗浄組成物は、一つ以上の皮膚軟化剤(スキンコンディショナーまたは保湿剤としても知られる)を含む。適切な皮膚軟化剤の非限定的な例としては、アロエ、アロエオイル、ホホバオイル、ビタミンE、酢酸ビタミンE(酢酸トコフェロール)、ビタミンB3(ナイアシンアミド)、C8~10アルカンジオール類、ピログルタミン酸のナトリウム塩(PCAナトリウム)、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ココグルコシド、および/またはオレイン酸グリセリル(Lamisoft(登録商標)PO)、ならびにポリクオタニウム10および39などのポリクオタニウムが挙げられる。
皮膚軟化剤は、組成物の総重量に基づいて、約0.001~約5.0重量%、他の実施形態では、約0.005~約3.5重量%、または約0.01~約3.0重量%、または約0.05~約2.5重量%、または約0.1~約2.0重量%、または約0.25~約1.5重量%の量で、抗菌洗浄組成物に含めることができる。
任意に、抗菌洗浄組成物は、一つ以上のキレート剤を含み得る。キレート剤の例としては、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、およびエチレンジアミンN,N’-ジコハク酸(EDDS)、例えばエチレンジアミンジコハク酸三ナトリウムなどが挙げられる。一つ以上の実施形態では、キレート剤の量は、抗菌洗浄組成物の総重量に基づいて、約0.05~約5重量%、他の実施形態では、約0.1~約1重量%、または約0.2~約0.5重量%である。
抗菌洗浄組成物は、一つ以上の防腐剤をさらに含み得る。防腐剤は、例えば微生物の増殖または望ましくない化学変化による、損傷を防ぐためにパーソナルケア製品に追加できる天然または合成の成分である。洗浄組成物の使用中に微生物を殺すかまたはその成長を阻害する抗菌機能とは対照的に、防腐剤は、組成物の貯蔵中に微生物の成長を阻害する。典型的な化粧品防腐剤は、天然の抗菌剤、広域スペクトルの防腐剤、または安定剤として分類される。
抗菌洗浄組成物は、一つ以上の抗刺激剤をさらに含み得る。抗刺激剤は、腫脹、圧痛、痛み、痒み、または赤みなどの皮膚の炎症の兆候を低減する。適切な抗刺激剤の特定の例示的な例としては、アロエベラ、アラントイン、アニオン-カチオン錯体類、アリールオキシプロピオネート類、アズレン、カルボキシメチルセルロース、セチルアルコール、フタル酸ジエチル、Emcol E607、モノエタノールアミン、グリコーゲン、ラノリン、N-(2-ヒドロキシルチル)パルミトアミド、N-ラウロイルサルコシネート類、Maypon 4C、鉱油類、ミラノール、乳酸ミリスチル、ポリプロピレングリコール、ポリビニルピロリドン(PVP)、三級アミンオキシド類、チオジオグリコール酸、およびジルコニアが挙げられる。例示的な一実施形態では、抗刺激剤は、アベナンスルミド(avena sativa(オート麦)、カーネルオイル、およびグリセリン)およびナイアシンアミドである。
抗菌洗浄組成物は、香料をさらに含み得る。フローラル、オリエンタル、ウッディ、およびフレッシュのような標準的なフレグランスチャート上の任意の香気分類を含むがこれに限定されない任意の香気が、組成物に使用され得る。例示的な香気としては、(ホワイト)フラワー、グレープフルーツ、キウイフルーツ、パイン、アーモンド、およびそれらの組み合わせが挙げられる。
香料は、組成物の総重量に基づいて、0~約5.0重量%、他の実施形態では、約0.01重量%~約3.0重量%、および他の実施形態では、約0.05重量%~約1.0重量%の量で、抗菌組成物中に含まれ得る。香料は、任意の香水、精油、芳香化合物、揮発保留剤、テルペン、溶媒などで作られた任意のものであり得る。
任意に、一つ以上の泡安定化剤を用いてもよい。そのため、特定の実施形態では、本発明の組成物は、少なくとも一つの泡安定化剤をさらに含む。泡安定化剤は、ポリマー性であっても非ポリマー性であってもよい。一実施形態では、泡安定化剤は、ポリマー性またはオリゴマー性の泡安定剤から選択され得る。一実施形態では、泡安定化剤は、カチオン性のオリゴマーまたはポリマーを含む。
ポリマー性泡安定化剤としては、例えば、ポリクオタニウムポリマーが挙げられる。一般的に、ポリクオタニウムポリマーは、CTFAによってそのように指定されるものである。ポリクオタニウムポリマーは、四級アンモニウム基を含有することを特徴とし得る。
一つ以上の実施形態では、ポリクオタニウムポリマーとしては、ビニルピロリドンとジメチルアミノメタクリレートとのクオテマイズされたコポリマー、ビニルピロリドンとジメチルアミノプロピルメタクリルアミドとの疎水性に修飾された四級化コポリマー、またはそれらの混合物が挙げられる。
一部の例示的な実施形態では、ポリクオタニウムポリマーは、1,000~5,000,000、別の実施形態では、約1500~約2,500,000、さらに別の実施形態では、約1,000,000~約2,000,000の分子量を有する。
泡の質および/または安定性を改善するために作用し得る他の泡安定剤としては、ビニルカプロラクタム(VCL)、ビニルピロリドン(VP)、およびジアルキルアミノアルキルアクリレートのターポリマーが挙げられ、そのようなものとしては、VP/ビニルカプロラクタム/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドコポリマーが挙げられる。さらに別の泡安定化剤としては、イソブチレン/ジメチルアミノプロピルマレイミド/エトキシ化マレイミド/マレイン酸コポリマーが挙げられる。これらおよび他の泡安定化剤は、膜形成ポリマーと呼ばれることがある。
さらに他の泡安定化剤としては、アクリルアミド/アンモニウムアクリレートのコポリマー、アクリルアミド/DMAPAアクリレート/メトキシPEGメタクリレートのコポリマー、アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム/アクリル酸のコポリマー、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリルアミドのコポリマー、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリレーツのコポリマー、アクリレート/アセトアセトキシエチルメタクリレートのコポリマー、アクリレート/アクリルアミドのコポリマー、アクリレート/メタクリル酸アンモニウムのコポリマー、アクリレート/t-ブチルアクリルアミドのコポリマー、アクリレートのコポリマー、アクリレート/C1~2スクシネート/ヒドロキシアクリレートのコポリマー、アクリレート/エチルアミンオキシドメタクリレートのコポリマー、アクリレート/ラウリルアクリレート/ステアリルアクリレート/エチルアミンオキシドメタクリレートのコポリマー、アクリレート/オクチルアクリルアミドのコポリマー、アクリレート/オクチルアクリルアミド/ジフェニルアモジメチコンのコポリマー、アクリレート/ポリトリメチルシロキシメタクリレートのコポリマー、アクリレート/ステアリルアクリレート/エチルアミンオキシドメタクリレートのコポリマー、アクリレート/トリフルオロプロピルメタクリレート/ポリトリメチルシロキシメタクリレートのコポリマー、アクリレート/VAのコポリマー、アクリレート/VPのコポリマー、アジピン酸/ジエチレントリアミンのコポリマー、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンのコポリマー、アジピン酸/エポキシプロピルジエチレントリアミンのコポリマー、アジピン酸/イソフタル酸/ネオペンチルグリコール/トリメチロールプロパンのコポリマー、アリルステアレート/VAのコポリマー、アミノエチルアクリレートホスフェート/アクリレートのコポリマー、アミノエチルプロパンジオール-アクリレート/アクリルアミドのコポリマー、アミノエチルプロパンジオール-AMPD-アクリレート/ジアセトンアクリルアミドのコポリマー、アンモニウムVA/アクリレートのコポリマー、アモジメチコン/シルセスキオキサンのコポリマー、AMPD-アクリレート/ジアセトンアクリルアミドのコポリマー、AMP-アクリレート/アリルメタクリレートのコポリマー、AMP-アクリレート/C1~18アルキルアクリレート/C1~8アルキルアクリルアミドのコポリマー、AMP-アクリレート/ジアセトンアクリルアミドのコポリマー、AMP-アクリレート/ジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー、バチルス/コメぬか抽出物/ダイズ抽出物の発酵濾過液、ベヘニルメタクリレート/エチルアミンオキシドメタクリレートのコポリマー、ビス-ブチルオキシアモジメチコン/PEG-60のコポリマー、ビス-イソブチルPEG-14/アモジメチコンのコポリマー、ビス-イソブチルPEG-15/アモジメチコンのコポリマー、ブチルアクリレート/エチルヘキシルメタクリレートのコポリマー、ブチルアクリレート/ヒドロキシプロピルジメチコンアクリレートのコポリマー、エチレン/MAコポリマーのブチルエステル、PVM/MAコポリマーのブチルエステル、カルシウム/ナトリウムPVM/MAのコポリマー、キトサン、キトサン乳酸塩、コーンスターチ/アクリルアミド/アクリル酸ナトリウムのコポリマー、デヒドロキサンタンガム、ジエチレングリコールアミン/エピクロロヒドリン/ピペラジンのコポリマー、ジメチコンのクロスポリマー、ジメチコン/シルセスキオキサンのコポリマー、ジフェニルアモジメチコン、PVM/MAコポリマーのエチルエステル、エチルトリモニウムクロリドメタクリレート/ヒドロキシエチルアクリルアミドのコポリマー、加水分解コムギタンパク質/PVPのクロスポリマー、ヒドロキシプロピルジメチコニルプロピルアクリレートのコポリマー、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解コーンスターチ、イソブチレン/エチルマレイミド/ヒドロキシエチルマレイミドのコポリマー、イソブチレン/MAのコポリマー、イソブチルメタクリレート/トリフルオロエチルメタクリレート/ビス-ヒドロキシプロピルジメチコンアクリレートのコポリマー、PVM/MAコポリマーのイソプロピルエステル、ラウリルアクリレートのクロスポリマー、ラウリルメタクリレート/グリコールジメタクリレートのクロスポリマー、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、メタクリル酸/アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸ナトリウムのコポリマー、メタクリロイルエチルベタイン/アクリレートのコポリマー、メトキシアモジメチコン/シルセスキオキサンのコポリマー、メトキシPEG-114/ポリイプシロンカプロラクトン、ミリスチン/パルミチン/ステアリン/リシノール/エイコサン二酸グリセリド、オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー、PEG-800/ポリビニルアルコールのコポリマー、PEG/PPG-25/25ジメチコン/アクリレートのコポリマー、PEG-8/SMDIのコポリマー、ポリアクリルアミド、ポリアクリレート-6、ポリアクリレート-8、ポリアクリレート-9、ポリアクリレート-15、ポリアクリレート-16、ポリアクリレート-17、ポリアクリレート-18、ポリアクリレート-19、ポリベータ-アラニン/グルタル酸のクロスポリマー、ポリブチレンテレフタレート、ポリエステル-1、ポリエチルアクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド-1、ポリメタクリロイルエチルベタイン、ポリペンタエリスリチルテレフタレート、ポリペルフルオロペルヒドロフェナントレン、ポリクオタニウム-4/ヒドロキシプロピルスターチのコポリマー、ポリウレタン-1、ポリウレタン-6、ポリウレタン-10、ポリウレタン-18、ポリウレタン-19、ポリビニルアセテート、ポリビニルブチラール、ポリビニルカプロラクタム、ポリビニルホルムアミド、ポリビニルイミダゾリニウムアセテート、ポリビニルメチルエーテル、PVM/MAコポリマーのブチルエステルカリウム、PVM/MAコポリマーのエチルエステルカリウム、PPG-70ポリグリセリル-10エーテル、PPG-12/SMDIコポリマー、PPG-51/SMDIコポリマー、PVM/MAコポリマー、PVP/VA/イタコン酸のコポリマー、PVP/VA/ビニルプロピオネートのコポリマー、リゾビアンガム、ロジンアクリレート、シェラック、シリコーンクオタニウム-16/グリシドキシジメチコンのクロスポリマー、PVM/MAコポリマーのブチルエステルナトリウム、PVM/MAコポリマーのエチルエステルナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリガンマ-グルタミン酸ナトリウム、ダイズタンパク質フタレート、ステルクリア・ウレンスのガム、テレフタル酸/イソフタル酸/イソフタル酸スルホン酸ナトリウム/グリコールのコポリマー、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチルシロキシシリルカルバモイルプルラン、VA/クロトネートのコポリマー、VA/クロトネート/メタクリルオキシベンゾフェノン-1のコポリマー、VA/クロトネート/ビニルネオデカノエートのコポリマー、VA/クロトネート/ビニルプロピオネートのコポリマー、VA/DBMのコポリマー、VA/ビニルブチルベンゾエート/クロトネートのコポリマー、ビニルアミン/ビニルアルコールのコポリマー、ビニルカプロラクタム/VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー、VP/アクリレート/ラウリルメタクリレートのコポリマー、VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー、VP/DMAPAアクリレートのコポリマー、VP/ヘキサデセンのコポリマー、VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾールのコポリマー、VP/VAのコポリマー、VP/ビニルカプロラクタム/DMAPAアクリレートのコポリマー、酵母パルミテート、フェニルプロピルジメチルシロキシシリケートなどのシリコン系のポリマーまたは樹脂、トリメチルシロキシシリケート、シクロペンタシロキサン、トリメチルシロキシシリケート、ジイソステアロイルトリメチロールプロパンシロキシシリケート、ビニルジメチコンクロスポリマー/ブレンド、およびアルキルセテアリルジメチコンのクロスポリマーが挙げられる。
一実施形態では、泡安定化剤は、抗菌洗浄組成物の総重量に基づいて、0~約4重量パーセントの量で存在する。別の実施形態では、泡安定化剤は、組成物の総重量に基づいて、約0.01~約1重量パーセントの量で存在し、さらに別の実施形態では、泡安定化剤は、抗菌洗浄組成物の総重量に基づいて、約0.02~約0.2重量パーセントの量で存在する。
一部の例示的な実施形態では、主題の抗菌洗浄組成物は、泡ではなく液体石鹸組成物として製剤化され得る。そのような実施形態では、非抗菌洗浄組成物は、一つ以上の増粘剤、および任意で一つ以上の安定剤を含む。増粘剤および安定剤の例としては、ステアレス-100/PEG-136/HDIコポリマー(Rheoluxe(登録商標)811)などのポリウレタン系増粘剤;塩化ナトリウム;プロピレングリコール;PEG-120メチルグルコースジオレエートおよびメチルグルセス-10(Rita Corp.から入手可能なRitathix DOE);ヒドロキシエチルセルロース;四級ヒドロキシエチルセルロース(ポリクオタニウム-10);ポリ(2-メタクリルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド)(ポリクオタニウム-37);ポリクオタニウム-39;ヒドロキシプロピルセルロース;メチルセルロース;カルボキシメチルセルロース;スターチポリマー類;グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド;およびアクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VPのコポリマーが挙げられる。
一つ以上の例示的な実施形態では、液体の抗菌洗浄組成物は、従来から入手可能なおよび/または当技術分野で知られているものなどの、ポリアクリレート増粘剤を含み得る。ポリアクリレート増粘剤の例としては、カルボマー、アクリレート/C10~30アルキルアクリレートクロスポリマー、アクリル酸とアルキル(C5~C10)アクリレートのコポリマー、アクリル酸と無水マレイン酸のコポリマー、およびそれらの混合物が挙げられる。一つ以上の実施形態では、抗菌洗浄組成物は、組成物の粘度を約1000~約65,000センチポアズの粘度範囲に調節するための有効量のポリマー性増粘剤を含む。一部の実施形態では、組成物の粘度は、約5,000~約35,000であり、別の実施形態では、粘度は、約10,000~約25,000である。粘度は、22℃+/-3℃でRVおよび/またはLVスピンドルを使用して、ブルックフィールドRV粘度計によって測定される。
当業者によって理解されるように、増粘剤の有効量は、非抗菌組成物中の他の成分の量を含めて、数多くの因子に依存して変動する。一つ以上の実施形態では、増粘剤の有効量は、組成物の総重量に基づいて、少なくとも約0.01重量%である。他の実施形態では、有効量は、少なくとも約0.02重量%、もしくは少なくとも約0.05重量%、または少なくとも約0.1重量%である。一つ以上の実施形態では、本発明による組成物は、増粘剤の組成物全体の最大約10重量%を含む。増粘剤の量は、組成物の総重量に基づいて、約0.01~約10.0重量%、もしくは約0.5~約5.0重量%まで、または約0.75~約2.0重量%であり得る。
本発明の抗菌組成物は、表面を消毒する組成物の能力に有害な影響を与えないという条件で、幅広い任意的な添加剤をさらに含むことができる。The CTFA International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook, Eleventh Edition 2005、および2004 CTFA International Buyer≡s Guideは、スキンケア産業で一般的に使用される幅広く様々な非限定的な美容および薬学的な成分を記載しており、それら成分は、本発明の組成物中での使用に適している。成分の機能的クラスの非限定的な例は、この参考文献の537ページに記載されている。これら機能的クラスの例としては、研磨剤、固化防止剤、抗酸化剤、鎮痒薬、結合剤、生物学的添加剤、増量剤、キレート剤、化学添加剤、着色剤/染料、変性剤、乳化剤、塗膜形成剤、香料成分、湿潤剤、乳白剤、可塑剤、防腐剤(抗菌剤と呼ばれることがある)、噴霧剤、還元剤、皮膚コンディショニング剤(皮膚軟化剤、その他、および閉塞剤)、溶媒、起泡力増進剤、ヒドロトロープ、可溶化剤、懸濁剤(非界面活性剤)、紫外線吸収剤、レオロジー改質剤(塩およびポリマーを含む)、粘着防止剤、および増粘剤(水性および非水性)が挙げられる。一部の例示的な湿潤剤には、C6~10アルカンジオール、カプリル酸/カプリン酸グリセリル、およびグリセリンが含まれてもよい。本明細書で有用であり得る他の機能的クラスの材料の例としては、捕捉剤、角質溶解薬、局所有効成分などが挙げられる。組成物はまた、例えば、無機硫酸塩、無機ケイ酸塩、無機ホウ酸塩、または無機リン酸塩などの腐食阻害剤も含んでもよい。
一般的に、抗菌組成物の物理的形態は、特に限定されず、一つ以上の実施形態では、組成物は、エアロゾルおよび非エアロゾル泡の両方を含む、泡として形成され得る。本開示の他の実施形態は、液体としてとして製剤化された抗菌組成物であって、注がれ、ポンプで出され、スプレーされ、または他の方法で分注される、液体濃縮物および希釈可能な液体を含む、抗菌組成物を含む。本開示の他の実施形態は、ゲルとして製剤化された抗菌組成物を含む。本開示の他の実施形態は、エアロゾルとして製剤化された抗菌組成物を含む。本発明の抗菌組成物は、硬質表面、軟質表面、非生存(無生物)表面、生体組織、皮膚、土壌、多孔性、および非多孔性表面を含む、幅広く様々な表面または基材上に用いられてもよい。本開示では、「表面」という用語が皮膚を含むことが、理解される。本開示の実施形態は、機器、医療機器、家具、手すり、布などの無生物の物体を、消毒するかまたは他の方法で消毒するために用いられてもよい。
本発明の組成物は、石鹸、殺菌剤、またはローション製品に典型的に使用される数多くのタイプのディスペンサー、例えばポンプディスペンサーに用いられてもよい。幅広く様々なポンプディスペンサーが適切である。ポンプディスペンサーは、ボトルまたは他の自立型容器に付けられてもよい。ポンプディスペンサーは、壁取り付け式ディスペンサーに組み込まれてもよい。ポンプディスペンサーは、手動または足ポンプによってマニュアルで起動されてもよく、または自動的に起動されてもよい。有用なディスペンサーとしては、NXT(登録商標)およびTFX(商標)の名称でGOJO Industriesから入手可能なもの、ならびに従来型バッグインボックスディスペンサーが挙げられる。ディスペンサーの例は、米国特許第5,265,772号、第5,944,227号、第6,877,642号、第7,028,861号、第7,611,030号、および第7,621,426号に記載され、すべて参照により本明細書に組み込まれる。一つ以上の実施形態では、ディスペンサーは、それを通して組成物が分注されるノズルなどの出口を含む。特定の例示的な実施形態では、非抗菌組成物は、発泡ポンプを用いるディスペンサーで使用され、当該ディスペンサーは、周囲の空気または不活性ガスと組成物とを混合チャンバー内で組み合わせて、混合物をメッシュスクリーンに通過させる。
一つ以上の実施形態では、抗菌組成物は、ワイプ組成物に組み込まれる。例示的なワイプ基材は、米国特許第5,686,088号、第6,410,499号、第6,436,892号、第6,495,508号、第6,844,308号にさらに記載されている。一つ以上の実施形態では、ワイプは、スパンボンド法/メルトブローイング法/スパンボンド法(SMS)によって形成される積層物を含み得る。一般的に、SMS材料は、二つの外側スパンボンドウェブの間に挟まれたメルトブローウェブを含む。SMS材料はさらに、米国特許第4,041,203号、第5,169,706号、第5,464,688号、および第4,766,029号に記載され、例えば、キンバリー・クラーク・コーポレーションから、スパンガード7およびエヴォリューション7などの標章で市販されている。SMS積層物は、処理されていても非処理であってもよい。
驚くことに、CHDG、C8~C16グリコール、および相乗的な非イオン性界面活性剤のパッケージを含む本発明による抗菌組成物は、いかなる四級アンモニウム化合物の添加もなしに、有効な消毒剤の性質を示す。有利なことに、抗菌組成物は、衛生手洗い製品がボランティアの人為的に汚染された手を洗うために使用される場合に一過性微生物叢の放出を低減するかどうかを評価するための、欧州標準EN1499の要件を満たす。さらに、相乗的な張力活性系は、同じレベルの活性に対して組成物中の抗菌活性剤のより少ない使用を可能にし、そのようにして、より低い毒性レベルをもたらす。
さらにより驚くことに、本発明によるアンモニウムを含まない抗菌組成物は、活性アンモニウム化合物を含む、より多い量の有効成分および活性組成物を含有する、抗菌製剤に匹敵する抗細菌特性を示す。
別途指定のない限り、本明細書で使用される場合、「対数減少」という用語は、log10減少を指す。本開示によれば、抗菌組成物は、EN 13727に従って、大腸菌に対する少なくとも3logの対数減少をもたらす。一部の例示的な実施形態では、抗菌洗浄組成物は、EN 13727に従って、大腸菌に対する少なくとも5logの対数減少をもたらす。
一般的な本発明の概念は、一般的に、また様々な特定の例示的な実施形態に関して、上記で説明されてきた。一般的な本発明の概念は、例示的な実施形態であると考えられるものに示されているが、当業者にとっては、本開示を読むと幅広く様々な代替案が明らかになるであろう。一般的な本発明の概念は、特定の請求項に提示される場合を除き、それ以外の方法で限定されない。
[実施例]
以下の実施例は、例示の目的のために含まれており、本明細書に記載の一般的な本発明の概念の範囲を限定しない。
[実施例1]
本発明の概念に従って調製した抗菌洗浄組成物の相乗作用を実証するために、次いで、一つの例示的な抗菌洗浄組成物(実施例1)および五つの比較組成物(比較例1~5)を、前記EN 1499(2013)プロトコルに従って調製して試験した。簡潔に述べると、前記EN 1499規格は、衛生手洗い製品が手の一過性微生物叢の放出を低減するかどうかを確認するための試験方法を規定している。以下の例では、前記EN 1499プロトコルの前記2013年版を使用した。試験された特定の組成物を以下の表1に提示する。
Figure 2022549551000002
上記で表1に示すように、CHDG、エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマー、プロピレングリコール、C8~C16アルキルポリグルコシド、およびアミンオキシドを含む実施例1は、EN-1499の下での要件に合格する低レベルの抗菌活性剤(1.5重量%)を有する組成物を提示する。対照的に、本質的成分のうちの一つ以上を排除または置換する組成物は、この相乗作用を示さず、かつEN-1499の下での要件を満たさない(比較例1~5を参照のこと)。
本発明の実施形態は本明細書に記載されているが、一般的な本発明の概念の精神および範囲から逸脱することなく、多くの修正を行うことができることが理解されるべきである。こうしたすべての修正は、本発明の範囲内に含まれることが意図されている。

Claims (48)

  1. 抗菌洗浄組成物であって、
    約0.25重量%~約5.0重量%の少なくとも一つのビスビグアニド抗菌活性剤と、
    最大約15重量%の少なくとも一つのC2~C8グリコールと、
    エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含む、約0.1重量%~約2.0重量%の第一の界面活性剤と、
    C8~C16アルキルポリグルコシドおよびアミンオキシドから成る群から選択される、少なくとも一つの追加の界面活性剤と、
    水と、を含み、前記抗菌洗浄組成物が、欧州標準EN-1499に合格する、抗菌洗浄組成物。
  2. 前記ビスビグアニド抗菌活性剤が、クロルヘキシジン、またはその塩を含む、請求項1に記載の抗菌洗浄組成物。
  3. 前記ビスビグアニド抗菌活性剤が、クロルヘキシジンジグルコネートを含む、請求項1または2のいずれかに記載の抗菌洗浄組成物。
  4. 前記ビスビグアニド抗菌活性剤が、前記組成物の総重量に基づいて、約1.0重量%~約2.5重量%で存在する、請求項1~3のいずれかに記載の抗菌洗浄組成物。
  5. 前記組成物が、前記組成物の総重量に基づいて、1.0重量%未満の四級アンモニウム化合物を含む、請求項1~4のいずれかに記載の抗菌洗浄組成物。
  6. 前記組成物が、四級アンモニウム化合物を本質的に含まない、請求項1~5のいずれかに記載の抗菌洗浄組成物。
  7. 前記少なくとも一つのC2~C8グリコールが、C2~C4グリコールを含む、請求項1~6のいずれかに記載の抗菌洗浄組成物。
  8. 前記C2~C4グリコールが、ブチレングリコール、プロピレングリコール、およびエチレングリコールのうちの一つ以上を含む、請求項7に記載の抗菌洗浄組成物。
  9. 前記C2~C4グリコールが、プロピレングリコールである、請求項8に記載の抗菌洗浄組成物。
  10. 前記C2~C8グリコールが、前記組成物の総重量に基づいて、約1.0重量%~約13.0重量%の量で存在する、請求項1~9のいずれかに記載の抗菌洗浄組成物。
  11. 前記組成物が、5~7のpHを有する、請求項1~10のいずれかに記載の抗菌洗浄組成物。
  12. 前記C8~C16アルキルポリグルコシドが、ココグルコシドを含む、請求項1~11のいずれかに記載の抗菌洗浄組成物。
  13. 前記アミンオキシドは、ラウラミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ラウリル/ミリスチルアミドプロピルアミンオキシド、デシルアミンオキシド、ミリスタミンオキシド、およびコカミドプロピルアミンオキシドから成る群から選択される、請求項1~12のいずれかに記載の抗菌洗浄組成物。
  14. 前記エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーが、前記組成物の総重量に基づいて、約0.05~約1.2重量%の量で前記組成物中に存在する、請求項1~13のいずれかに記載の抗菌洗浄組成物。
  15. 前記エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーが、ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーである、請求項1~14のいずれかに記載の抗菌洗浄組成物。
  16. 前記ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーが、PEG-7/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、PEG-10/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、およびPEG-8/PPG-2プロピルヘプチルエーテルのうちの一つ以上を含む、請求項15に記載の抗菌洗浄組成物。
  17. 前記組成物が、発泡性組成物である、請求項1~16のいずれかに記載の抗菌洗浄組成物。
  18. 抗菌発泡性組成物であって、
    少なくとも一つのビスビグアニド抗菌活性剤と、
    ブチレングリコール、プロピレングリコール、およびエチレングリコールから成る群から選択される、少なくとも一つの有効性エンハンサーと、
    最大2.5重量%の一つ以上のアルキルポリグルコシドと、
    約0.05重量%~約2.0重量%の一つ以上のアミンオキシドと、
    約0.1重量%~約2.0重量%のエチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーと、を含み、前記組成物が、5~7のpHを有する、抗菌発泡性組成物。
  19. 前記ビスビグアニド抗菌活性剤が、クロルヘキシジン、またはその塩を含む、請求項18に記載の抗菌発泡性組成物。
  20. 前記ビスビグアニド抗菌活性剤が、クロルヘキシジンジグルコネートを含む、請求項18または19のいずれかに記載の抗菌発泡性組成物。
  21. 前記ビスビグアニド抗菌活性剤が、前記組成物の総重量に基づいて、約0.25重量%~約5.0重量%で存在する、請求項18~20のいずれかに記載の抗菌発泡性組成物。
  22. 前記組成物が、前記組成物の総重量に基づいて、1.0重量%未満の四級アンモニウム化合物を含む、請求項18~21のいずれかに記載の抗菌発泡性組成物。
  23. 前記組成物が、四級アンモニウム化合物を本質的に含まない、請求項18~22のいずれかに記載の抗菌発泡性組成物。
  24. 前記有効性エンハンサーが、プロピレングリコールを含む、請求項18~23のいずれかに記載の抗菌発泡性組成物。
  25. 前記有効性エンハンサーが、前記組成物の総重量に基づいて、約1.0重量%~約13.0重量%の量で存在する、請求項18~24のいずれかに記載の抗菌発泡性組成物。
  26. 前記C8~C16アルキルポリグルコシドが、ココグルコシドを含む、請求項18~25のいずれかに記載の抗菌発泡性組成物。
  27. 前記アミンオキシドが、ラウラミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ラウリル/ミリスチルアミドプロピルアミンオキシド、デシルアミンオキシド、ミリスタミンオキシド、およびコカミドプロピルアミンオキシドから成る群から選択される、請求項18~26のいずれかに記載の抗菌発泡性組成物。
  28. 前記エチレン-オキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーが、前記組成物の総重量に基づいて、約0.05~約1.2重量%の量で前記組成物中に存在する、請求項18~27のいずれかに記載の抗菌発泡性組成物。
  29. 前記エチレン-オキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーが、ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーである、請求項18~28のいずれかに記載の抗菌発泡性組成物。
  30. 前記ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーが、PEG-7/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、PEG-10/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、およびPEG-8/PPG-2プロピルヘプチルエーテルのうちの一つ以上を含む、請求項29に記載の抗菌発泡性組成物。
  31. 表面を洗浄する方法であって、
    抗菌洗浄組成物を表面に適用することを含み、前記洗浄組成物が、
    約0.25重量%~約5.0重量%の少なくとも一つのビスビグアニド抗菌活性剤と、
    最大約15重量%の少なくとも一つのC2~C8グリコールと、
    エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーを含む、約0.1重量%~約2.0重量%の第一の界面活性剤と、
    C8~C16アルキルポリグルコシドおよびアミンオキシドから成る群から選択される、少なくとも一つの二次界面活性剤と、
    水と、を含み、前記抗菌洗浄組成物が、欧州標準EN-1499に合格する、方法。
  32. 前記表面を水ですすぐことをさらに含む、請求項31に記載の方法。
  33. 前記表面が、皮膚、硬質表面、および軟質表面のうちの一つ以上を含む、請求項31または32に記載の方法。
  34. 前記ビスビグアニド抗菌活性剤が、クロルヘキシジン、またはその塩を含む、請求項31~33のいずれかに記載の方法。
  35. 前記ビスビグアニド抗菌活性剤が、クロルヘキシジンジグルコネートを含む、請求項31~34のいずれかに記載の方法。
  36. 前記ビスビグアニド抗菌活性剤が、前記組成物の総重量に基づいて、約1.0重量%~約2.5重量%で存在する、請求項31~35のいずれかに記載の方法。
  37. 前記組成物が、前記組成物の総重量に基づいて、1.0重量%未満の四級アンモニウム化合物を含む、請求項31~36のいずれかに記載の方法。
  38. 前記組成物が、四級アンモニウム化合物を本質的に含まない、請求項31~37のいずれかに記載の方法。
  39. 前記少なくとも一つのC2~C8グリコールが、ブチレングリコール、プロピレングリコール、およびエチレングリコールのうちの一つ以上を含む、請求項31~38のいずれかに記載の方法。
  40. 前記少なくとも一つのC2~C8グリコールが、プロピレングリコールを含む、請求項31~39のいずれかに記載の方法。
  41. 前記C2~C8グリコールが、前記組成物の総重量に基づいて、約1.0重量%~約13.0重量%の量で存在する、請求項31~40のいずれかに記載の方法。
  42. 前記組成物が、5~7のpHを有する、請求項31~41のいずれかに記載の方法。
  43. 前記C8~C16アルキルポリグルコシドが、ココグルコシドを含む、請求項31~42のいずれかに記載の方法。
  44. 前記アミンオキシドは、ラウラミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ラウリル/ミリスチルアミドプロピルアミンオキシド、デシルアミンオキシド、ミリスタミンオキシド、およびコカミドプロピルアミンオキシドから成る群から選択される、請求項31~43のいずれかに記載の方法。
  45. 前記エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーが、前記組成物の総重量に基づいて、約0.05~約1.2重量%の量で前記組成物中に存在する、請求項31~44のいずれかに記載の方法。
  46. 前記エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーが、ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーである、請求項31~45のいずれかに記載の方法。
  47. 前記ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロックコポリマーが、PEG-7/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、PEG-10/PPG-2プロピルヘプチルエーテル、およびPEG-8/PPG-2プロピルヘプチルエーテルのうちの一つ以上を含む、請求項31~46のいずれかに記載の方法。
  48. 前記組成物が発泡性組成物である、請求項31~47のいずれかに記載の方法。
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