JP2022549326A - タッチセンサの不活性センサ領域を使用して信号をルーティングするための技術並びに関連するシステム及びデバイス - Google Patents

タッチセンサの不活性センサ領域を使用して信号をルーティングするための技術並びに関連するシステム及びデバイス Download PDF

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Abstract

Figure 2022549326000001
タッチセンサのセンサ領域は、活性センサ領域及び不活性センサ領域を含み得る。不活性センサ領域は、活性センサ領域に電気的に接続され、接続形成要素に電気的に接続され、及び/又は追跡ラインに電気的に接続された1つ以上のルーティングコネクタを含み得る。システムシステム及びタッチディスプレイは、そのようなセンサ領域を有するタッチセンサを含み得る。
【選択図】図5

Description

(優先権の主張)
本出願は、「USING INACTIVE REGIONS OF TOUCH SENSORS FOR ROUTING SIGNALS,AND RELATED SYSTEMS AND DEVICES」と題する、2019年9月27日に出願された米国特許仮出願第62/907,247号の利益を主張し、「TECHNIQUES FOR ROUTHING SIGNALS USING INACTIVE SENSOR REGIONS OF TOUCH SENSORS AND RELATED SYSTEMS AND DEVICES」と題する、2020年9月10日に出願された米国特許出願第16/948,270号の出願日の利益を主張するものであり、その内容及び開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
(発明の分野)
本開示は、概して、静電容量センサ及びそれを含む静電容量検知システムに関する。より具体的には、本開示は、より優れた充電時間及び/又は応答時間を有し、より小さい外側へり(例えば、ベゼル)の使用を可能にし得る静電容量タッチセンサ及び静電容量タッチ検知システムに関する。
タッチを検出/応答することができる、ディスプレイ上の透明導電層と特徴付けられることがあるタッチスクリーンセンサ(例えば、スマートフォン、タブレット、電化製品のインターフェースなど)は、典型的には、n×mマトリクスとして表されることがある導体(例えば、導電性材料の電気的に絶縁されたライン)の行/列グリッド状に配置される。一般に、これらの導体はセンサラインと称される場合があり、検知ライン又は駆動ラインと特徴付けられる場合もある。各タッチセンサは、各軸上に、ラインの行及びラインの列が終端するいくつかのコネクタを含み得る。このようなコネクタは、(例えば、ピンによって)外部からアクセス可能であり、例えば、タッチセンサで検出されたタッチに関する情報を判定するように構成された取得回路及び処理回路を含むタッチコントローラに動作可能に結合されている場合がある。
本開示は、特定の実施形態を具体的に指摘し明確に特許請求する特許請求の範囲をもって結論とするが、本開示の範囲内の実施形態の様々な特徴及び利点は、添付の図面と併せて読むと、以下の説明からより容易に確認することができる。
1つ以上の実施形態による、タッチセンサの活性センサ領域(region)の概略図を示す。 図1のタッチセンサの活性センサ領域のノードの2つの拡大図を異なる倍率で示した概略図である。 図1のタッチセンサの活性センサ領域のノードの2つの拡大図を異なる倍率で示した概略図である。 1つ以上の実施形態による、タッチセンサの不活性センサ領域の概略図を示す。 1つ以上の実施形態による、電気的に接続された不活性センサノードを含むタッチセンサの不活性センサ領域の概略図を示す。 1つ以上の実施形態による、不活性センサ領域と少なくとも1つの活性センサ領域とを含むタッチセンサの領域の概略図である。 1つ以上の実施形態による、不活性センサ領域と活性センサ領域とを含むタッチセンサの領域の概略図である。 1つ以上の実施形態による、不活性センサ領域と活性センサ領域とを含むタッチディスプレイの概略図である。 1つ以上の実施形態による、不活性センサ領域と活性センサ領域とを含むタッチディスプレイの概略図である。 1つ以上の実施形態による、活性センサ領域の2つの側辺上に不活性センサ領域を含むタッチディスプレイの概略図である。 1つ以上の実施形態による、タッチ検知システムを含むタッチディスプレイの概略図を示す。 最新技術による追跡ラインを有するタッチスクリーンの概略図を示す。 抵抗低減接続部の実施形態の概略図を示す。 抵抗低減接続部の実施形態の概略図を示す。 抵抗低減接続部の実施形態の概略図を示す。 抵抗低減接続部の実施形態の概略図を示す。
1つ以上の実施形態では、活性センサ領域に送信される電流及び活性センサ領域によって生成される信号の移動距離がより短くなり得るため、そのような電流及び/又は信号をタッチセンサの横方向の周縁に送信し、次いでタッチセンサの周縁の周りにある追跡ラインを介してタッチコントローラにルーティングすることに依存するルーティング技術と比較して、充電時間及び/又は応答時間を短縮することができる。そのうえ、活性センサ領域によって生成された信号のための、以前ほど多くのルーティング部材をへりが覆う必要がない場合があるため、静電容量タッチセンサや静電容量タッチ検知システムの周縁を覆う外側へり(ベゼルなど)のサイズを、縮小することができる。
以下の詳細な説明では、本明細書の一部をなし、本開示を実施し得る実施形態の具体例を例示として示す添付の図面を参照する。これらの実施形態は、当業者が本開示を実施することを可能にするように十分に詳細に説明される。しかしながら、本明細書で可能にされる他の実施形態が用いられ得、本開示の範囲から逸脱することなく、構造、材料、及びプロセスを変えられ得る。
本明細書に提示する図は、任意の特定の方法、システム、デバイス、又は構造の実際の図であることを意図するものではなく、本開示の実例となる実施形態を説明するために用いられる理想化した表現にすぎない。場合によっては、様々な図面における類似の構造又は構成要素は、読者の便宜のために同一又は類似の付番を保持し得る。しかしながら、付番における類似性は、構造又は構成要素がサイズ、組成、構成、又は任意の他の特性において同一であることを必ずしも意味するものではない。
本明細書に一般に説明され、図面に例示される実施形態の構成要素は、多種多様な異なる構成で配置及び設計され得ることが容易に理解されよう。したがって、様々な実施形態の以下の説明は、本開示の範囲を限定することを目的とするものではなく、単に様々な実施形態を表すものである。実施形態の様々な態様が図面に提示され得るが、図面は、具体的に指示されていない限り、必ずしも尺度どおりに描画されていない。
以下の説明は、当業者が開示される実施形態を実施することを可能にするのを補助するための実施例を含み得る。「例示的な」、「例として」、「例えば」という用語の使用は、関連する説明が、説明的なものであることを意味し、本開示の範囲は、実施例及び法的等価物を包含することを意図するものであり、かかる用語の使用は、実施形態又は本開示の範囲を特定の構成要素、ステップ、特徴、機能などに限定することを意図するものではない。
更に、図示及び説明する具体的な実装形態は、単なる例示であり、本明細書において別段の指定がない限り、本開示を実装する唯一の方式と解釈されるべきでない。要素、回路、及び機能は、不要に詳述して本開示を不明瞭にしないように、ブロック図の形態で描かれ得る。逆に、図示され、説明される具体的な実装形態は、単に例示的なものであり、本明細書において別段の指定がない限り、本開示を実装する唯一の方法と解釈されるべきではない。更に、様々なブロック間での論理のブロック定義及びパーティショニングは、例示的な具体的な実装形態である。当業者には、本開示が多数の他のパーティショニングソリューションによって実施され得ることが容易に明らかになるであろう。大部分については、タイミングの考慮などに関する詳細は省略されており、かかる詳細は、本開示の完全な理解を得るために必要ではなく、当業者の能力の範囲内である。
本明細書で説明される情報及び信号は、様々な異なる技術及び技法のいずれかを使用して表され得る。例えば、本明細書を通して参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、及び記号は、電圧、電流、電磁波、磁場若しくは磁性粒子、光場若しくは光学粒子、又はこれらの任意の組み合わせによって表され得る。いくつかの図面は、提示及び説明を明確にするために、単一の信号として信号を例示し得る。当業者は、信号が信号のバスを表し得、このバスは様々なビット幅を有し得、本開示は、単一のデータ信号を含む任意の数のデータ信号で実装され得ると理解されたい。
本明細書に開示する実施形態に関連して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、集積回路(Integrated Circuit、IC)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)若しくは他のプログラマブル論理デバイス、別個のゲート若しくはトランジスタ論理、別個のハードウェア構成要素、又は本明細書で説明される機能を実行するように設計されたこれらの任意の組み合わせを用いて実装、又は実行され得る。汎用プロセッサ(本明細書では、ホストプロセッサ又は単にホストと称されこともある)は、マイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンでもあり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPと、マイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併せた1つ以上のマイクロプロセッサ、又は任意の他のかかる構成と、の組み合わせとして実装され得る。プロセッサを含む汎用コンピュータは専用コンピュータとみなされ、汎用コンピュータは、本開示の実施形態に関連するコンピューティング命令(例えば、ソフトウェアコード)を実行するように構成されている。
本明細書の実施形態は、フローチャート、フロー図、構造図、又はブロック図として示すプロセスに関して説明され得る。フローチャートは、順次プロセスとして動作行為を説明し得るが、これらの行為の多くは、別の順序で、並行して、又は実質的に同時に実行され得る。加えて、行為の順序は再調整され得る。プロセスは、メソッド、スレッド、関数、プロシージャ、サブルーチン、サブプログラム、他の構造、又はそれらの組み合わせに対応し得る。更に、本明細書に開示する方法は、ハードウェア、ソフトウェア、又はその両方で実施されてもよい。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読メディアの1つ以上の命令又はコードとして記憶され得るか、又は送信され得る。コンピュータ可読メディアは、コンピュータ記憶メディア及び、コンピュータプログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意のメディアを含む通信メディアの両方を含む。
「第1」、「第2」などの表記を使用する、本明細書の要素に対する任意の言及は、かかる制限が明示的に記載されていない限り、それらの要素の数量又は順序を限定しない。むしろ、これらの表記は、本明細書において、2つ以上の要素又は要素の例を区別する便利な方法として使用され得る。したがって、第1の要素及び第2の要素への言及は、2つの要素のみが用いられ得ること、又は何らかの様式で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味するものではない。加えて、特に明記しない限り、要素のセットは、1つ以上の要素を含み得る。
本明細書に記載される要素は、同じ要素の複数の例を含んでもよい。これらの要素は、一般的に数値指示子(例えば、110)によって示されてもよく、アルファベット指示子が続く数字インジケータ(例えば、110A)又は「ダッシュ」の付く数字インジケータ(例えば、110-1)によって具体的に示されてもよい。続く説明を容易にするために、ほとんどの部品要素番号インジケータは、要素が導入される又は最も完全に考察される図面の番号で始まる。このため、例えば、図1の要素識別子は、主に数字フォーマット1xxであり、図4の要素は、主に数字フォーマット4xxである。
本明細書で使用されるとき、所与のパラメータ、特性、又は条件に言及する際の「実質的に(substantially)」という用語は、所与のパラメータ、特性、又は条件が、例えば許容可能な製造許容差の範囲内などの、小さいばらつきを満たすことを当業者が理解するであろう程度を意味し、かつ含む。一例として、実質的に満たされる特定のパラメータ、特性、又は条件に応じて、パラメータ、特性、又は条件は、少なくとも90%満たされ得るか、少なくとも95%満たされ得るか、更には少なくとも99%満たされ得る。
本明細書で使用される場合、ある要素が別の要素の「上に(on)」、「接続して(connected to)」、「~に結合して(coupled to)」あるいは「~と結合して(coupled with)」、と称される場合、それは、他の要素に対して、直接上にあり得、接続され得、あるいは結合され得、又は介入要素が存在してもよい。対照的に、ある要素が「他の要素上に直接」、「他の要素に直接接続」、又は「他の要素と直接結合」されていると称される場合、介入する要素又は層が存在しない。ある要素が第1の要素と第2の要素とを「接続する」又は「結合する」と称される場合、それは第1の要素に接続され、それは第2の要素に接続されることが理解されるであろう。
本明細書では、ある要素が他の要素に「電気的に接続されている」と称されるとき、電荷及び/又は信号は、その要素と他の要素の間で、直接又は介入要素が存在する場合はそれを介して伝達され得る。対照的に、ある要素が他の要素に「直接電気的に接続されている」と称される場合、介入する要素又は層は存在しない。ある要素が第1の要素と第2の要素とを「電気的に接続する」と称される場合、電荷及び/又は信号は、要素を介して第1の要素と第2の要素との間を移動することができ、介入する要素が存在する場合にはそれを介して移動することもできることが理解されよう。「電気的に接続された」及び「電気的に接続する」という用語は、実際の電荷又は信号を伝達する必要はないことが理解されよう。
本明細書で使用される場合、「ライン」という用語は、電荷及び信号を伝送するための経路を意味し、ワイヤ、回路、及びそれらの部分の1つ以上の例を含み得る。
本明細書で使用される場合、あるエリアの「周縁」と称することについて、そのエリアの境界(又はその部分)を含み、また、その用語が使用される文脈がそう指示する場合には、境界のすぐ内側の領域、及び境界のすぐ外側の領域も含み得る。
本開示で説明される実施形態を理解する目的で、静電容量センサ(本明細書では「タッチセンサ」とも称され得る)は、静電容量センサの接触検知エリアとの物体(非限定的に、指、スタイラス、他の検出可能物体など)の接触、又はセンサの接触検知エリアへの物体の近接に応答してもよい。本開示では、「接触」及び「タッチ」は、接触検知エリアとの物体の物理的接触及び物理的に接触せずに接触検知エリアに近接する物体の存在の両方を包含することを意味している。静電容量センサとの実際の物理的接触は必ずしも必要とされない。
物体が静電容量センサに接触するときに、接触場所にある又は接触場所の付近にある静電容量センサ内で静電容量の変化が生じ得る。アナログ取得フロントエンドは、特定の閾値を満たす場合に接触を検出し得る。「荷電後転送(Charge-then-transfer)」は、静電容量変化を検出するために一部のタッチ取得フロントエンドにおいて実施される技術の非限定的な一例であり、それにより、検知コンデンサは、静電容量の変化に応答して荷電(例えば、より速く、又は遅く荷電)され、複数の転送サイクルにわたって電荷が積分コンデンサに転送される。このような荷電転送と関連する電荷の量は、アナログデジタル変換器(analog-to-digital converter、ADC)によってデジタル信号に変換され得、デジタルコントローラは、物体がセンサに接触した場合、それらのデジタル信号(典型的には、「デルタカウント」又は単に「デルタ」と称される)を処理して測定値を判定し得る、及び/又は検出し得る。
自己静電容量センサ(本明細書では、「自己キャップ型センサ」とも称される)は、対地静電容量の変化に応答する静電容量電界センサである。これらは、典型的には、タッチに対して独立して反応する列及び列のアレイでレイアウトされる。非限定的な例によって、自己キャップ型センサは、浮動端子を有する共通の集積CMOSプッシュプルドライバ回路を使用して繰り返し荷電後転送サイクルを採用する回路を含んでもよい。
相互静電容量センサは、2つの電極(駆動電極及び検知電極)間の静電容量の変化に応答する静電容量電界センサである。駆動ライン(本明細書ではより一般的に「送信ライン」とも表記)と検知ライン(本明細書ではより一般的に「受信ライン」とも表記)の各交点における駆動電極と検知電極との対は、コンデンサを形成している。このような駆動電極と検知電極との対は、本明細書において、「活性センサノード」と称され得る。
自己静電容量及び相互静電容量技法は、同じタッチインターフェースシステムで使用され得、互いに相補的であり得、例えば、自己静電容量は、相互静電容量を使用して検出されたタッチを確認するために使用され得る。
一例として、タッチセンサは、2-D接触検知面用の2次元(2-D)配置(すなわち、2-Dタッチセンサ)でオーバーレイ(例えば、タッチパッド、又はタッチディスプレイなどであるが、これらに限定されない)され得るので、関連するデバイス又は器具とのユーザの相互作用を容易にし得る。絶縁保護層(例えば、限定されないが、樹脂、ガラス、及び/又はプラスチック)は、タッチセンサを被覆するために使用され得、本明細書では「オーバーレイ」と称され得る。オーバーレイの有無にかかわらず、このような2次元配置は、「タッチスクリーン」と称され得る。「タッチディスプレイ」は、非限定的な実施例として、ディスプレイ上の透明媒体に実装された2-Dタッチセンサを組み込み、時には、タッチセンサの前のガラスなどの追加の透明媒体を有するディスプレイ(液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、薄膜トランジスタ(thin-film-transistor、TFT)LCD、又は発光ダイオード(light emitting diode、LED)ディスプレイ)である。
電荷転送技法を採用する相互静電容量センサのマトリクスセンサアプローチを使用するタッチセンサの非限定的な実施例を使用すると、N×M活性センサノードの「マトリクス」アレイを画定するために、駆動電極は、基板の一方の側の行に延在し得、検知電極は、基板の他方の側(例えば、限定されないが、反対側)の列に延在し得る。各活性センサノードは、駆動電極の導電ラインと検知電極の導電ラインとの交点に対応する。駆動電極は、所与の行内の活性センサノードの全てを同時に駆動し、検知電極は、所与の列内の活性センサノードの全てを検知する。駆動電極と検知電極の静電容量結合(相互静電容量)、又は検知電極とグラウンドの結合(自己静電容量)は、活性センサノード位置で、タッチイベントを示す静電容量変化に応答して、別個に測定されてもよく、又は両方とも測定され得る。例えば、駆動信号が行2の駆動電極に印加され、列3の検知電極がアクティブである場合、ノード位置は、行2、列3である。活性センサノードは、駆動電極及び検知電極の異なる組み合わせを介して順序付けることによって走査され得る。あるモードでは、駆動電極は、検知電極が全て連続的に監視されている間に順次駆動されてもよい。別のモードでは、検知電極が順次サンプリングされてもよい。
自己静電容量センサのマトリクスセンサアプローチを使用するタッチスクリーンの非限定的な例を使用すると、電極は、行及び列に延在して、N×M活性センサノードの「マトリクス」アレイを画定し得る。マトリクスセンサは、各活性センサノードの電極を用いて構築され得、各電極は個々にアドレス可能であるか、又は各行及び列はアドレス指定可能な電極であり得、各活性センサノードは、固有の行/列の対に対応する。センサの電極には、駆動信号(すなわち、方形波、矩形波、三角波、及び正弦波のうちの1つ以上を含む任意の波形を有する時間変化する刺激であるがこれに限定されない)が繰り返し提供される。物体がセンサに接触すると、物体と電極との間の結合によって電極に引き込まれる電流が増加し、それにより見掛けのセンサ静電容量が増加し、センサ静電容量のこの増加が検出され得る。例えば、駆動信号が電極行2及び電極列3に印加されている間に静電容量の増加が検出された場合、タッチの場所は行2、列3であり得る。補間技術を使用して、活性センサノード間の位置を識別することができる。活性センサノードは、電極の行及び列の組み合わせを通じて配列決定することによって順次走査され得る。
非限定的な例として、マイクロコントローラ、デジタル論理回路、及び構成可能な状態機械は、限定されないが、駆動電極を制御する、検知電極を監視する、タッチセンサ上の(例えば、チャネル静電容量及び/又は絶対チャネル静電容量の測定された変化から検出されるが、これに限定されない)容量性効果を分析する、より一般にタッチを処理及び報告するなどを行う、本明細書で説明された取得回路及びタッチコントローラの機能を実行するように構成され得る。
マイクロコントローラを含む集積回路(IC)パッケージは、ホストと通信するための入力及び出力ピン、並びに、様々な実施形態に関連して、本明細書に記載されるものを含む、技術及び動作を実行するファームウェアを提供し得る。
静電容量タッチシステムでは、駆動パルスが電圧を変化させた後にセンサを充電する時間(本明細書では「充電時間」と称される)を最小化したいという要望(すなわち、本開示の発明者らが評価する利点)がある。非限定的な例として、静電容量タッチシステムのレポートレートは、充電時間が増加すると減少する(すなわち、時間間隔当たりのレポートが減少する)。いくつかの用途/使用では、レポートレートはある閾値以上(例えば、1秒間に100回であるがこれに限定されない)であることが期待される。別の非限定的な例として、充電時間中にノイズがタッチ測定に結合され、充電時間が長くなればなるほど、ノイズがタッチ測定に結合される機会が多くなる。
静電容量センサの設計の様々な態様は、Rxと表記されるタッチコントローラの出力と活性センサノードと間の(本明細書では「ライン抵抗」と称される)抵抗、タッチセンサの静電容量負荷(例えば、ラインとディスプレイ間の静電容量負荷などであるが、これに限定されない)などを含むものが、充電時間を左右し得るが、これに限定されるものではない。
コネクタ要素(例えば、追跡ラインであるが、これに限定されない)を無視することにより、単一接続の駆動ラインの場合、最大抵抗Rxは駆動ラインの総抵抗に等しいであろう。抵抗低減接続部の二重接続駆動ライン配置の場合、抵抗Rxはより低く、理論的には単一接続Rx配置の4分の1程度(すなわち、
Figure 2022549326000002
である。したがって、理論上、二重接続センサで最悪の場合、抵抗Rxは、単一接続センサで最悪の場合の抵抗の4分の1であり得る。
充電時間を管理するための1つのアプローチは、これに限定されないが、センサマトリックスを二重接続するなどの抵抗低減接続部、つまり両端(例えば行の場合は左端と右端、列の場合は上端と下端)のセンサライン(駆動ラインと検知ライン)をタッチコントローラ入力に接続することである。
タッチディスプレイでは、タッチセンサは、これに限定されないが、ユーザがボタン及びスライダなどの表示されたインターフェース要素を「タッチ」すること、かつ/又はこれに限定されないが、地図などの表示されたコンテンツを直接操作することを可能にするために、通常ディスプレイの上部に設置されている。
本明細書では、「駆動ライン」及び「検知ライン」という用語は、「駆動電極」及び「検知電極」という用語と互換的に使用されることがある。本明細書では、駆動電極及び検知電極を総称して、「タッチ電極」と称され得る。本明細書では、駆動ライン及び検知ラインを総称して、「センサライン」と称され得る。「センサライン」は、それが使用される文脈が他に指示しない限り、駆動ライン及び検知ラインを包含すると理解されるべきである。
典型的なタッチディスプレイでは、タッチセンサは、ディスプレイの表示面全体を覆う。表示面のユーザの視界を妨げ又は劣化させないために、タッチセンサの電極は、典型的には、実際に透明な(すなわち、人間の眼によってほぼ又は完全に検出不可の)材料を使用して形成される。非限定的な例として、透明電極は、インジウムスズ酸化物(Indium Tin Oxide、ITO)又は透明導電性ポリマーなどの導電性材料で形成され得る。ITO層の厚さに応じて、非限定的な例として、およそ98%~99%の光透過率が実現可能であり得る。ITO層を厚くするとライン抵抗が下がるが、その代償として光透過率が下がる。特に、ITOの抵抗は、典型的には銅又は銀などの金属と比較して大きい。
タッチセンサの(例えば、複数の活性エリアを含む)活性センサ領域がディスプレイを完全に被覆しない場合、残りの領域(又は残りのエリア)は、電気的に接続されておらず、接触に応答しない「ダム」センサノードから形成され得る。このような残りの領域は、本明細書では「不活性センサ領域」と称され得る。ダムノードのパターンは、活性タッチセンサ領域で使用されるパターンと同じパターンであってもよいが、必須ではない。
いくつかの実施形態は、概して、静電容量タッチセンサの1つ以上のセンサ領域に関するものである。センサ領域はまた、1つ以上の活性センサ領域及び1つ以上の不活性センサ領域を含み得る。各活性センサ領域は、1つ以上の活性センサノードを含み得る。各不活性センサ領域は、1つ以上の不活性センサノードを含み得る。特定のセンサ領域の活性センサノード及び不活性センサノードは、本明細書では「センサノード」と総称され得る。
いくつかの実施形態では、静電容量タッチセンサの1つ以上のセンサ領域は、第1の方向に配置された第1の導電体及び第2の方向に配置された第2の導電体を含み得、第2の方向は第1の方向と直交する。センサ領域の活性センサノードは、2つの電気的に接続された第1の導電体及び2つの電気的に接続された第2の導電体を含み得る。センサ領域の不活性センサノードは、電気的に接続された導電体のグループを含み得、電気的に接続された導電体のグループは、(i)少なくとも2つの電気的に接続された第1の導電体、又は(ii)少なくとも2つの電気的に接続された第2の導電体、のうちの1つかつ1つのみを備える。
図1は、1つ以上の実施形態による、タッチセンサ(本明細書では「タッチセンサ領域」とも称される)のセンサ領域の活性センサ領域100の概略図である。図1によって描かれた特定の例では、いくつかの導電性導体(本明細書では「導電体」又は単なる「導体」とも称される)、例えばXライン102を含む駆動ラインは、行状に配置され、導電体、例えば、Yライン104である検知ラインは、列状に配置される。Xライン102及びYライン104は、これに限定されないが、基板、ディスプレイ、ディスプレイを被覆する材料などの、活性センサ領域100の支持構造体108の表面上に支持される。いくつかの実施形態では、図1の活性センサ領域100は、支持構造体108によって支持された、互いに同じ層に配置されたXライン102及びYライン104を含む単層の活性センサ領域100として構成され得る。他の実施形態では、活性センサ領域100は、互いに(例えば、異なる平行平面内の層であるが、これに限定されない)異なる層にそれぞれ配置されたXライン102及びYライン104を含む多層活性センサ領域100(例えば、二重層であるが、これに限定されない)として構成され得、異なる層は、支持構造体108によって支持される。
Xライン102又はYライン104の各々は、連続した導電体のラインから、別の言い方をすれば、連続的に電気的に接続された導電体のラインから形成されてもよい。これらの導電体は、1つ以上のエリアを画定する導電性材料で形成され得る。このような各エリアは、これらに限定されないが、円盤、正方形、長方形、平行四辺形、菱形、斜方形、薄線などの他の好適な形状、又はこれらの好適な組み合わせなどの形状を形成し得る。1つ以上の層を形成する導電性材料における1つ以上の切断部は、そのエリアの形状を(少なくとも部分的に)作り出すことができ、そのエリアは、空間によって(少なくとも部分的に)境界付けられ得る。非導電性材料は、導電性材料における切断部によって形成された空間における充填材として使用されてもよく、又は成形されたエリアを大まかに画定し得る。
導電性材料の非限定的な例としては、インジウム、金、アルミニウム、銅、スズ、合金、セラミック、及びこれらの組み合わせが挙げられる。合金の非限定的な例は、酸化インジウムスズ(ITO)である。いくつかの実施形態では、導電性材料は、その形状のエリアの約100%を占めてもよい(時に100%充填と称される)。
他の実施形態では、導電性材料は、その形状のエリアの実質的に100%未満を占めてもよい。非限定的な例として、あるエリアはITOから形成されてもよく、金属、あるいは、例えば銅、銀、又は銅系材料若しくは銀系材料などの他の導電性材料の微細なライン(一般に「FLM」又は「メッシュ」と称される)が、そのエリアを「覆う」ために使用され得る。非限定的な例として、導電性材料の微細なラインは、斜線、メッシュ、又は他の好適なパターンでその形状のエリアの約5%を占めてもよい。本開示は、特定のパターンを有する特定の充填を用いて特定の形状を形成する特定の導電性材料を含む導電体の特定のラインを説明又は図示するが、任意の好適なパターンを有する任意の好適な充填率で任意の好適な形状を形成する任意の好適な導電性材料の導電体の好適なラインが、その法的同等物を含めて本開示によって包含される。
図1に示された活性センサ領域100の具体例において、連続する導電体は、非限定的な例として、ほぼ菱形の導電性材料の繰り返しパターン(図1のこのような導電体は、本明細書では「菱形導体」と称され得る)で形成されている。
図1に示すように、Xライン102又はYライン104を形成するこのような各菱形導体は、菱形導体の角で互いに電気的に接続される。活性センサ領域100が図1に示されるように配向されたとき、所与のXライン102の導電体は、菱形の隣接する横方向角で接続され、所与のYライン104の導電体は、菱形の隣接する縦方向角で接続される。
上で考察されたように、活性センサ領域100のタッチセンサ構成では、Xライン102及びYライン104の交点は、活性センサ領域100の活性センサノードであり、企図される動作では、ノード位置は、XラインからYラインに投影される電界によって判定され得る。活性センサ領域100の活性センサノードは、駆動ラインから検知ラインに投影された電界によって覆われている複数の菱形導体の少なくとも一部分を包含し得る。
活性センサ領域は、1つ以上の活性センサノードを含むセンサ領域のエリアであり、より具体的な例として、第1の方向(例えば、Y方向、縦方向、又は垂直方向であるが、これらに限定されない)に配置された電気的に接続された導電体の第1のグループと、第1の方向に直交する第2の方向(例えば、X方向、横方向、又は水平方向であるが、これらに限定されない)に配置された電気的に接続された導電体の第2のグループとの交点を含む。第1の方向に配置された電気的に接続された導電体の第1のグループは直列に電気的に接続され、第2の方向に配置された電気的に接続された導電体の第2のグループは、直列に電気的に接続され、電気的に接続された導電体の第1のグループから電気的に絶縁されている。
不活性センサ領域は、活性センサノードを含まないセンサ領域のエリアである。1つ以上の実施形態に関連して考察されたように、不活性センサ領域は、1つ以上の不活性センサノードを含み得る。不活性センサノードは、電気的に接続された導電体の第1のラインと電気的に接続された導電体の第2のラインとの交点を含まないが、この用語が本明細書で使用される場合、それは、連続的に電気的に接続されたいくつかの導電体を含むラインを含むことができるが、2つのラインが交差しているわけではない。
図2A及び図2Bは、図1の活性センサ領域100のセンサノード106を異なる倍率で拡大した図を示す。図1の円で囲まれた部分に対応する図2Aによって示される図は、センサノード106であり、より具体的には、電気的に接続された導電体(図1の駆動ラインX12に対応する)の第1のライン102-12の一部分と、第1のライン102-12と直交する、電気的に接続された導電体(図1の検知ラインY1に対応する)の第2のライン104-1の一部分である。図2Aは更に、第2のライン104-1の一部分を形成する、電気的に接続された菱形のエリア、すなわち、第1のY導体202及び第2のY導体204を縦方向に隣接して描いている。図2Aは更に、第1のライン102-12の一部分を形成する、電気的に接続された導電体の菱形のエリアである第1のX導体206及び第2のX導体208を横方向に隣接して描いている。菱形導体202、204、206、及び208は、グループとして、活性センサ領域又はその一部分に概ね対応すると理解され得る。
いくつかの実施形態では、電気的絶縁性の材料は、隣接する導電体の間に位置され得る。図2Aに示す特定の例では、充填材210は、隣接する導体202/206、202/208、206/204、及び208/204の間のボーダー領域の一部分に位置する。非限定的な例として、充填材210は、Xライン102及びYライン104の導電体の導電性材料の菱形エリアの少なくとも部分を互いに電気的に絶縁する十字形(例えば、X型の領域)の繰り返しパターンを形成する誘電性材料を含んでもよい。
図2Bは、図2Aに示されるセンサノード106の円で囲まれた部分の図を示す。図2Bは、第1のライン102-12と第2のライン104-1との間の交点であるエリア212を示す。第1のX導体206は、非限定的な例として、2つの導体の間に横方向に延在する第1のX導体206及び/又は第2のX導体208の導電性材料の連続延長部によって第2のX導体208に電気的に接続される。第1のY導体202は、第1のX導体206と第2のX導体208とを電気的に接続する導電性材料の連続的な延長部にわたって延び、そこから電気的に絶縁された導電性ブリッジ214(例えば、ITO又は金属クロスオーバーであるが、これらに限定されない)により第2のY導体204と電気的に接続される。
図3は、1つ以上の実施形態による、タッチセンサの不活性センサ領域300の一部分の概略図である。不活性センサ領域300は、不活性センサ領域300の他の不活性センサノードから完全に又は部分的に電気的に絶縁されたいくつかの不活性センサノードを含み得、そのうちの1つ以上が、非限定的な不活性センサ領域300を含むいくつかの不活性センサ領域を集合的に形成することができる。
非限定的な不活性センサ領域300を含む不活性センサ領域の不活性センサノードを完全に電気的に絶縁するために、不活性センサノードの導体は、各電気的に絶縁された導電体間のボーダー領域302において形成された間隙又は空間(限定されないが、導電性材料で作製された切断部によって形成されるこのような間隙又は空間)によって他の全ての導体から電気的に絶縁されてもよい。いくつかの実施形態では、不活性センサノードの導電体間のそのようなボーダー領域302は、これに限定されないが、誘電性材料などの受動材料で充填され得る。
図3に示す特定の例では、導体316、318、320、及び322は、実質的に交点324(すなわち、第1の導体316及び第2の導体320の中心点を通って示された第1の仮想幾何学的ラインと、及び第3の導体318及び第4の導体322の中心点を通って示された第2の仮想幾何学ラインと、の交点)で不活性センサノードを形成する。不活性センサ領域300を含むタッチセンサの動作中、交点324に静電容量電気接続は形成されない。
図3に示す特定の例では、導体318、320、及び322は、隣接する導体から完全に電気的に絶縁されている。不活性センサ領域300の周縁に沿って位置する導体304、306、308、310、312、314、及び316は、他の隣接する導体から完全に又は部分的に電気的に絶縁され得る。部分的に電気的に絶縁された例として、導体304、306、308、310、312、314、及び316のうちの1つ以上は、不活性センサ領域300の他の導体に隣接し、かつ電気的に絶縁され得、不活性センサ領域300の導体以外の導体(図示せず)に隣接して電気的に接続され得る。非限定的な例として、そのような導体は、別の不活性センサ領域(図示せず)又は活性センサ領域(図示せず)の一部であり得る。
不活性センサ領域の不活性センサノードを部分的に電気的に絶縁するために、不活性センサノードの導体は、横方向に隣接する導体又は縦方向に隣接する導体から(上で考察されたように)電気的に絶縁されてもよいが、両方は不可である。これに対応して、不活性センサノードの導体は、横方向に隣接する導体又は縦方向に隣接する導体に(例えば、これらに限定されないが、ブリッジコネクタ又は導電性材料の延在部を介して)電気的に接続されてもよいが、両方は不可である。
図4は、1つ以上の実施形態による、タッチセンサの不活性センサ領域400の一部分の概略図である。図4に示す特定の例では、不活性センサ領域400は、いくつかの不活性センサノード(集合的にいくつかの不活性センサ領域を形成することができる)を含み、その一部は、電気的に絶縁する間隙402によって隣接するセンサノードから部分的に電気的に絶縁される。
不活性センサノード428は、第1のコネクタ420によって電気的に接続されている、横方向に隣接する電気的に接続された導体404及び406を含み、かつ縦方向に隣接する電気的に絶縁された導体408及び410を含む。不活性センサノード430は、電気的に絶縁された横方向に隣接する導体410及び422を含み、かつ第2のコネクタ424によって電気的に接続されている、縦方向に隣接する電気的に接続された導体406及び412を含む。不活性センサノード432は、電気的に絶縁された横方向に隣接する導体416及び418を含み、かつ第3のコネクタ426によって電気的に接続されている、縦方向に隣接する電気的に接続された導体412及び414を含む。
非限定的な例として、導体404、406、412及び414を含む連続的に電気的に接続された導体のグループを含むラインは、Xラインの一部分(例えば、Xライン102のうちの1つであるが、これに限定されない)を形成してもよく、又はYラインの一部分(例えば、Yライン104のうちの1つであるが、これに限定されない)を形成してもよい。本明細書で考察されるように、Xライン及びYラインは、それぞれ、タッチセンサのXライン(例えば、水平方向に延在する駆動ライン又は検知ラインであるが、これに限定されない)及びYライン(例えば、垂直方向に延在する駆動ライン又は検知ラインであるが、これに限定されない)に対応してもよい。
図4に示す特定の例では、不活性センサ領域400のルーティングコネクタは、不活性センサノード428、430及び432を含み、より具体的には、電気的に接続された導体404及び406、電気的に接続された導体406及び412、並びに電気的に接続された導体412及び414を含む。ルーティングコネクタでは、導体404、406、412、及び414は、連続的に接続された導体のグループを形成する。
1つ以上の実施形態では、ルーティングコネクタは、場合によっては、駆動ライン又は検知ラインのためのものであり得る。第1のコネクタ420、第2のコネクタ424、及び第3のコネクタ426の各々は、ブリッジ、導電性材料の一部分(例えば、切断されなかったか又は他の方法でも間隔をあけられていないITO材料であるが、これらに限定されない)、及び/又はそれらの組み合わせであり得るが、これらに限定されない。不活性センサノード428、430及び432を含むグループのような不活性センサ領域内の連続的に電気的に接続された不活性センサノードのグループでは、所与の方向(例えば、X方向、Y方向、水平方向、垂直方向、横方向、縦方向、などであるが、これらに限定されない)に信号を伝送する各導体は、同じ方向に信号を伝送する隣接する導体にのみ電気的に接続されてもよく、導体406などの角又はエッジの導体は例外として、直交する方向(例えば、垂直方向)に信号を伝送する隣接する導体(ここでは、導体404及び導体412)に電気的に接続されている。
タッチセンサ構成の1つ以上の実施形態において、活性センサ領域(例えば、図1の活性センサ領域100であるが、これに限定しない)に送信される駆動信号、及び/又はそこから受信された検知信号は、図4の不活性センサ領域400などの不活性センサ領域の1つ以上の不活性センサノードを介して、駆動回路から及び/又は検知回路へルーティングされてもよい。図3の不活性センサ領域300の場合などの休止状態であるタッチセンサのタッチセンサ領域の1つ以上のサブ領域は、1つ以上の活性センサ領域(例えば、これに限定されないが、図1の活性センサ領域100)に信号をルーティングするために利用され得る。
非限定的な例として、タッチセンサ及び/又は関連付けられたディスプレイの周縁に信号をルーティングすることに依存する従来の信号ルーティング技術と比較した場合、タッチセンサ及び/又は関連付けられたディスプレイの横方向周縁の間に横方向に位置する、及び/又はタッチセンサ及び/又は関連付けられたディスプレイの縦方向周縁の間に縦方向に位置する非活性センサ領域を通して信号をルーティングすることは、信号の移動距離が短くなるため、充電時間を減らし、応答時間を短縮することができる。更なる非限定的な例として、従来の信号ルーティング技術と比較した場合、本開示に従った信号ルーティングは、追加的又は代替的に、タッチセンサ及び/又は関連付けられたディスプレイの周囲のへり(例えば、ベゼル)のサイズを縮小することができる。なぜなら、従来はタッチセンサの周縁、すなわちベゼル領域内に位置する少なくとも一部の信号キャリアが、代わりにタッチセンサ及び/又は関連付けられたディスプレイ自体内に位置され得るからである。
図5は、1つ以上の実施形態による、活性センサ領域502の駆動ラインに、又は検知ラインから不活性センサ領域504を介して、信号をルーティングするように構成された支持構造体526(例えば、半導体基板、プリント回路基板、ディスプレイの透明層であるが、これらに限定されない)上に形成されたセンサ領域524を含む、タッチセンサ500の概略図である。
タッチセンサ500は、センサ領域524の活性センサ領域502の駆動ラインのルーティングコネクタ514を含み、図5に示される駆動ラインは、X0、X2、X4、X6...X18、として示される。図5に示す特定の例では、ルーティングコネクタ514-18が駆動ラインX18と関連付けられるように、ルーティングコネクタ514-0は駆動ラインX0と関連付けられ、ルーティングコネクタ514-2は駆動ラインX2などと関連付けらる。本明細書で考察されるように、ルーティングコネクタ514は、センサ領域524の不活性センサ領域504の不活性センサノード、ここでは不活性センサ領域504の不活性センサノードから形成され得る。
より具体的には、図5に示すように、不活性センサ領域504は、信号(例えば、駆動信号)を活性センサ領域502にルーティングするように構成されたルーティングコネクタ514を含む。注目すべきは、不活性センサ領域504の全てよりも少ない導体は、ルーティング導体であり、すなわち、(例えば、図3によって示されるように)いくつかの導体は、隣接する導体への電気的接続を有さない。いくつかの実施形態では、図5に示される未使用の導体の一部は、非限定的な例として、検知ラインからの信号ルーティング(図5に示されていない)として、他の信号ルーティングに使用され得る。
図5によって示される例では、ルーティングコネクタ514は、駆動ラインX0-X18と同じ方向で(例えば、ルーティングコネクタ514-2のルーティングコネクタ部分510を介して)、タッチセンサ500の外側周縁に向かって直交する方向(例えば、ルーティングコネクタ514-2のルーティングコネクタ部分512を介して)に実質的に連続的に延長して信号をルーティングするように構成される。
いくつかの実施形態では、追跡ラインは、ルーティングコネクタ(及び延長部、駆動ライン)を接続形成要素に電気的に接続して、タッチセンサ500の外部に(例えば、これに限定されないが、タッチコントローラで)電気接続を形成することができる。
タッチセンサ500は、追跡ライン506及び508を含む追跡ラインによって活性センサ領域502に電気的に接続されたいくつかの接続形成要素520を含み得る。ルーティングコネクタ514は、追跡ライン506によって接続形成要素520に電気的に接続され、ルーティングコネクタ514に対応する(例えば、含む、がこれに限定されない)Xセンサラインの他端は、追跡ライン508によって接続形成要素520に電気的に接続されている。追跡ラインによってYセンサラインに接続された接続形成要素520は、個別にラベル付けされていないが図5に示されている。
いくつかの追跡ライン506/408及び接続形成要素520の1対1の対応が図5に示されているが、これは必須ではなく、接続形成要素520よりも多い又は少ない追跡ライン506/508を含む他の配置が本開示に包含される。
追跡ライン506、508及び接続形成要素520の個々の追跡ラインは、図5において具体的にはラベル付けされていない。考察の目的で、たとえば、追跡ライン506-0はルーティングコネクタ514-0を接続形成要素520-0Aに電気的に接続し、追跡ライン506-2はルーティングコネクタ514-2を接続形成要素520-2Aに電気的に接続し、さらに、追跡ライン506-18はルーティングコネクタ514-18を接続形成要素520-8Aに電気的に接続することが理解され得る。さらに、たとえば、追跡ライン508-0はセンサライン0(すなわち、X0)を接続形成要素520-0Bに電気的に接続し、追跡ライン508-2はセンサライン2(すなわち、X2)を接続形成要素520-2Bなどに電気的に接続し、さらに、追跡ライン508-18はセンサライン18(すなわち、X18)を接続形成要素520-18Bに電気的に接続することが理解され得る。「520-XA」及び「520-XB」、式中、Xが数字(例えば、0、2・・・18)である場合、この考察では、そのような接続形成要素が同じセンサラインと関連付けられることを表すために使用される。様々な実施形態では、「A」及び「B」として示される接続形成要素は、本明細書で考察されるように、異なる構造体又は同じ構造体であり得る。
図5に示される特定の例では、ルーティングコネクタ514の電気接続は、不活性センサ領域504の第1の周縁516の少なくとも一部分に沿った位置で、追跡ライン506にそれぞれ電気的に接続されている(不活性センサ領域504の第1の周縁516は、少なくとも部分的にタッチセンサ500の周縁と一致する)。
いくつかの実施形態では、抵抗低減接続部を使用して、検知ライン及び駆動ラインのうちの1つ以上を、タッチコントローラの入力又は出力に電気的に接続することができる。駆動ラインの場合を例にとると、駆動ラインの第1の端部及び駆動ラインの他方(第2の)端部は、それぞれのルーティングコネクタ、追跡ライン、又はそれらの組み合わせによって同じ接続形成要素520に電気的に接続され得る。
不活性センサ領域504の実質的に第1の周縁516に位置するそれぞれの駆動ラインX0-X18のそれぞれの第1の端部は、追跡ライン506-0~506-18によってそれぞれの接続形成要素520-0A~520-18Aに電気的に接続されている。
それぞれの駆動ラインX0~X18は、ルーティングコネクタ514-0~514-18を含んでもよく、又はその一部分がルーティングコネクタ514-0~514-18であってもよく、これらは、実質的に活性センサ領域502の第1の周縁522に位置する駆動ラインX0~X18の部分のそれぞれの第1の端部から不活性センサ領域504の第1の周縁516まで延び、トラッキングライン506-0~506-18に電気的に接続されている。
活性センサ領域502の第2の周縁518(第2の周縁518はタッチセンサ500の第2の周縁と少なくとも部分的に一致する)に実質的に位置するそれぞれの駆動ラインX0~X18のそれぞれの他(第2の)端は、それぞれの追跡ライン508-0~508-18によりそれぞれの接続形成要素520-0B~520-18Bに電気的に接続されている。非限定的な例として、追跡ライン506及び508は、銀又は銅トレースなどの導電性材料であり得るか、又はそれを含み得る。
接続形成要素への単一接続のためのルーティング接続、接続形成要素への抵抗低減コネクタ、及びそれらの等価物を使用するタッチセンサの実施形態は全て、本開示の範囲内である。
寸法や解像度などの設計要因に応じて、限定されないが、場合によっては、全ての駆動ラインからタッチセンサ500の単一の周縁、例えば、図5に示す不活性センサ領域504の第1の周縁516へのルーティングコネクタ514を形成するために不活性センサ領域内に十分に利用可能な導体(又は十分に連続する利用可能な導体)が存在しない場合があることが特に企図される。そのうえ、場合によっては、基板上の空間を収容するため、基板の形状を収容するため、又はタッチセンサ500を組み込む可能性があるデバイスに関する他の要因のためなど、タッチセンサ500の2つ以上の周縁の周縁(例えば、限定されないが、タッチセンサの2つ、3つ、又はそれ超の周縁に)にルーティングコネクタを形成する設計上の理由があり得ることが特に企図される。
図6は、本開示の1つ以上の実施形態による、タッチセンサシステム600の概略図を示す。タッチセンサシステム600は、第2の活性センサ領域608から横方向に離間された第1の活性センサ領域604と、第1の活性センサ領域604と第2の活性センサ領域608との間に介在する不活性センサ領域606とを含むセンサ領域602を含む。
タッチセンサシステム600は、駆動ライン614をライン628に電気的に接続する第1の抵抗低減接続部620を含み、駆動ライン632をライン646に電気的に接続する第2の抵抗低減接続部638を含む。
第1の抵抗低減接続部620の場合、駆動ライン614の第1の端部616は、ライン626によって第1の接続形成要素610に電気的に接続され、駆動ライン614の第2の端部650(より具体的には、駆動ライン614の部分622である第2の端部650、不活性センサ領域606に形成された部分622)は、ライン624によって第1の接続形成要素610に電気的に接続されている。したがって、第1の抵抗低減接続部620は、ライン624及び626を含むと理解され得る。
第2の接続形成要素612の場合、駆動ライン632の第1の端部636は、ライン644を介して第2の接続形成要素612に電気的に接続され、駆動ライン632の第2の端部652(より具体的には、駆動ライン632の部分640である第2の端部652、不活性センサ領域606に形成された部分640)は、ライン642を介して第2の接続形成要素612に電気的に接続されている。したがって、第2の抵抗低減接続部638は、ライン642及び644を含むと理解され得る。
非限定的な例として、部分622及び640は、図5のルーティングコネクタ514などの1つ以上のルーティングコネクタであり得るか、又はそれを含み得る。非限定的な例として、ライン624、626、642、及び644は、図5の506及び508などの1つ以上の追跡ラインであり得るか、又はそれを含み得る。
第1及び第2の接続形成要素610及び612は、それぞれ、ライン628及び646によってタッチコントローラ(図示せず)の出力に電気的に接続され得る。ライン628及び646は、非限定的な例として、プリント回路基板、フレックス回路、ワイヤ、又はそれらの組み合わせ上に形成された電気接続であり得る。
非限定的な例として、タッチセンサシステム600の企図された動作中、第1の駆動信号630(又は第2の駆動信号648)を送信するときにライン628によって第1の抵抗低減接続部620(又はライン646によって第2の抵抗低減接続部638)に電気的に接続されたタッチコントローラ(図示せず)の出力で観察可能なライン抵抗Rxは、図6に示される配置では、非限定的な例として、駆動ライン614の単一の端部(例えば、第1の端部616又は第2の端部650であって両方ではない)に電気的に接続されたタッチコントローラの出力で観察可能なライン抵抗Rxよりも低くなる。
注目すべきは、第1の活性センサ領域604は、第2の活性センサ領域608よりも大きい寸法で示され、実際にタッチセンサのそれぞれの領域(活性又は不活性)は、同じ又は異なる寸法を有し得る。
タッチセンサシステム600は、追加のセンサライン及び接続形成要素、並びに追加のセンサラインを追加の接続形成要素に電気的に接続する追加の抵抗低減コネクタを含み得、次いで図6に示される。
場合によっては、活性センサ領域内又は活性センサ領域のグループ内のXラインの数が、不活性センサ領域内の利用可能なYラインの数を超えることがあり、逆もまた同様であることが特に企図される。そのような場合、抵抗低減コネクタは、活性センサ領域(又はより一般的にはタッチスクリーン)の全てよりも少ないXラインのために形成され得る。追加的又は代替的に、抵抗低減コネクタは、活性センサ領域の全てのXラインよりも少なく形成され得る。追加的又は代替的に、いくつかの追跡ライン(又は追跡層)は、本明細書で考察されるように抵抗低減コネクタを形成するために、必要に応じて追加され得る。
電気的に接続された接続要素の任意の好適な配置を使用して、抵抗低減接続部620及び638を形成し、それによって接続形成要素610及び612をそれぞれの駆動ライン614/632と電気的に接続することができる。図12A、図12B、図12C、及び図12Dは、抵抗低減接続部のいくつかの非限定的な実施形態を示す。
図12Aは、1つ以上の実施形態による抵抗低減接続部620Aを示す概略図である。図12Aに示すように、タッチディスプレイ構成のいくつかの実施形態では、ライン626及び624は、ディスプレイの透明材料1202内(例えば、ガラスディスプレイカバーであるが、これに限定されない)、又はその内面若しくは外面(ディスプレイに対して)上に形成され得る。ライン626及び624は、第1の接続形成要素610が透明材料と界面する第1の平面より上にある第2の平面(透明材料の底面とほぼ共平面)上に実質的に形成されてもよい。いくつかの実施形態では、第1の電気接点1206(例えば、それぞれのライン624及び626を形成する導電性材料の連続的な延長部の領域、パッド又は他の構造体であるが、これらに限定されない)は、ライン624及び626を電気的に接続し得、第2の電気接点1208(例えば、パッド又は他の構造体であるが、これらに限定されない)は、フレックス回路1204上に位置する第1の接続形成要素610に、第1の電気接点1206を電気的に接続することができる。
図12Bは、1つ以上の実施形態による抵抗低減接続部620Bを示す概略図である。図12Bに示すように、タッチディスプレイ構成のいくつかの実施形態では、ライン626及び624は、ディスプレイの透明材料1202内に形成され、第1の電気接点1210及び第2の電気接点1212は、ライン626及びライン624をそれぞれ、フレックス回路1204上の第1の接続形成要素610に電気的に接続する。
図12Cは、1つ以上の実施形態による抵抗低減接続部620Cを示す概略図である。図12Cに示すように、タッチディスプレイ構成のいくつかの実施形態では、第1の接続形成要素610は、個々の接続形成要素610A及び610Bを含み得、透明材料1202内に形成されたライン626及びライン624は、それぞれ、第1の電気接点1210及び第2の電気接点1212によって接続形成要素610A及び610Bに電気的に接続され得る。接続形成要素610A及び610Bは、フレックス回路1204に接続され得、フレックス回路1204に形成された電気接点1214は、接続形成要素610A及び610Bを電気的に接続し得る。
図12Dは、1つ以上の実施形態による抵抗低減接続部620Dを示す概略図である。図12Dに示されるように、タッチディスプレイ構成のいくつかの実施形態では、ライン626及び624は、それぞれ、第1の電気接点1210及び第2の電気接点1212によって、一対の接続形成要素610A-1及び610B-1に電気的に接続され得る。フレックス回路1204の一対の接続形成要素610A-1及び610B-1は、PCB1216に電気的に接続されたフレックス回路1204の反対端に位置するそれぞれの接続形成要素610A-2及び610B-2にそれぞれのワイヤによって個別に接続され得る。PCB1216は、一対の接続形成要素610A-2及び610B-2を電気的に接続する電気接点1218を含み得る。
図7は、1つ以上の実施形態による、タッチディスプレイ700のブロック図を示す。タッチディスプレイ700は、ディスプレイ708をオーバーレイする(重ね合わされる)、受動領域702(例えば、不活性センサ領域を含む)、第1のタッチスクリーン704(例えば、第1の活性センサ領域を含む)及び第2のタッチスクリーン706(例えば、第2の活性センサ領域を含む)を含むタッチセンサ710を含む。ディスプレイ708は、第1のタッチスクリーン704を形成する1つ以上の第1の活性センサ領域、第2のタッチスクリーン706を形成する1つ以上の第2の活性センサ領域、及び第1のタッチスクリーン704を形成する第1の活性センサ領域と第2のタッチスクリーン706を形成する第2の活性センサ領域との間に横方向に介在する受動領域702を形成する1つ以上の不活性センサ領域の下に位置してもよく、かつ連続して延在してもよい。
第1の抵抗低減コネクタ718は、第1の電気コネクタ716及び第2の電気コネクタ714を含むと理解され得る。第2の抵抗低減コネクタ728は、第1の電気コネクタ726及び第2の電気コネクタ724を含むと理解され得る。
タッチディスプレイ700は、第1のタッチスクリーン704及び第2のタッチスクリーン706のセンサライン(ここではXライン)をそれぞれタッチコントローラI/O(図示せず)に電気的に接続するための第1の抵抗低減コネクタ718と第2の抵抗低減コネクタ728とを含み、これらは、第1のタッチスクリーン704及び第2のタッチスクリーン706のセンサライン(ここではYライン)をそれぞれタッチコントローラI/O(図示せず)に電気的に接続するための単一接続730と単一接続732とを更に含む。
第1の抵抗低減コネクタ718及び第2の抵抗低減コネクタ728の第1のルーティングコネクタ712及び第2のルーティングコネクタ722は、それぞれ受動領域702に(例えば、これに限定されないが、図5のルーティングコネクタ514に従って)形成され、ディスプレイ708の表示面の一部分にわたって延在し得るが、これに限定されず、ディスプレイ708の一部分にわたって延在することを含む。
第1の抵抗低減コネクタ718及び第2の抵抗低減コネクタ728の第1の電気コネクタ716及び726は、それぞれ概してタッチセンサ710の外部に位置し、それぞれ、ディスプレイ708の周縁又はその近くで、かつそれぞれの第1のタッチスクリーン704及び第2のタッチスクリーン706の周縁又はその近くで、第1のタッチスクリーン704及び第2のタッチスクリーン706にそれぞれ電気的に接続される。第1の抵抗低減コネクタ718及び第2の抵抗低減コネクタ728の第2の電気コネクタ714及び724は、それぞれタッチセンサ710の外部に位置し、ディスプレイ708の周縁又はその近くで、かつ受動領域702の周縁又はその近くで、第1のルーティングコネクタ712及び第2のルーティングコネクタ722にそれぞれ電気的に接続される。
第1の電気コネクタ716及び726並びに/又は第2の電気コネクタ714及び724は、ディスプレイ708の部分にわたって延在し得るが、典型的には、ディスプレイ708の表示面にわたって最小限に(すなわち、覆い隠さないように)しか延在しないであろう。場合によっては、へり(例えば、限定されないが、タッチディスプレイ700のハウジングの一部分)は、第1の電気コネクタ716及び726並びに/又は第2の電気コネクタ714及び724にわたって(すなわち、覆い隠すように)位置付けられてもよく、これには、ディスプレイ708の部分にわたって延在するそれぞれのかかる第1及び/又は第2の電気コネクタの部分にわたって位置付けられることが含まれるが、これに限定されない。
図7に示す特定の例では、タッチディスプレイ700は、タッチスクリーン704及びタッチスクリーン706のXラインをそれぞれタッチコントローラI/Oに電気的に接続するための第1の抵抗低減コネクタ718及び第2の抵抗低減コネクタ728を含む。タッチディスプレイ700は、タッチスクリーン704及びタッチスクリーン706のYラインをそれぞれタッチコントローラI/Oに接続するための単一接続730及び732を更に含む。1つ以上の実施形態では、Xライン及びYラインの各々は、駆動ライン、検知ライン、又はそれらの組み合わせであり得る。
注目すべきは、タッチコントローラの観点から、開示された実施形態による抵抗低減コネクタ及び単一接続は、場合によって、駆動電極及び検知電極の一部を形成し得る。
いくつかの実施形態は、概して、へりがないか又はへりなしに近いタッチディスプレイに関するものである。本明細書で使用される場合、「へりなしタッチディスプレイ」は、タッチ電極がディスプレイのへりで終端することを意味する。本明細書で使用される場合、「へりなしに近いタッチディスプレイ」は、タッチ電極がディスプレイの少なくとも1つの側辺のへりで終端することを意味する。一般にこのような配置を容易にするために、図11に示され、以下で考察されるようなルーティングスキームを使用するときに、そうしなければディスプレイの周縁のへり領域をオーバーレイする可能性がある少なくともいくつかの外部電気接続(例えば、追跡ラインであるが、これに限定されない)は、本明細書で更に考察されるように、タッチセンサの1つ以上の不活性センサ領域に形成されたコネクタをルーティングすることによって置き換えられ得る。
図8は、1つ以上の実施形態による、タッチディスプレイ800のブロック図を示す。タッチディスプレイ800は、ディスプレイ814にオーバーレイしているタッチセンサ812を含む。タッチセンサ812は、第1のタッチスクリーン808と第2のタッチスクリーン810との間に介在する受動領域824(例えば、非活性センサ領域を含む)により、第1のタッチスクリーン808(例えば、第1の活性センサ領域を含む)と、横方向に離間された第2のタッチスクリーン810(例えば、第2の活性センサ領域を含む)とを含む。第1のルーティングコネクタ802は、第1のタッチスクリーン808のタッチ電極の少なくとも一部分を形成し、第2のルーティングコネクタ806は、第2のタッチスクリーン810のタッチ電極の少なくとも一部分を形成する。第1のルーティングコネクタ802及び第2のルーティングコネクタ806は、限定されないが、図5のルーティングコネクタ514に従って、非限定的な例として形成され得る。第1のルーティングコネクタ802及び第2のルーティングコネクタ806は、ディスプレイ814の表示面の一部分も含み得るディスプレイ814の一部分にわたって延在し得る。
タッチディスプレイ800は、第1の電気コネクタ804及び第2の電気コネクタ816を更に含み、これらは、ディスプレイ814とタッチセンサ812の共有へり又はその付近での接続によって、第1のルーティングコネクタ802及び第2のルーティングコネクタ806をそれぞれ介して、タッチセンサ812に、より具体的には受動領域824に対応する不活性センサ領域を通じて電気的に接続される。第1の電気コネクタ804及び第2の電気コネクタ816は、第1のタッチスクリーン808及び第2のタッチスクリーン810のタッチ電極(ここではX電極)をそれぞれ、タッチディスプレイ800の外部の要素(例えば、限定されないが、タッチコントローラに)電気的に接続することができる。
タッチディスプレイ800は、ディスプレイ814及びタッチセンサ812の共有へり又はその近くで、タッチセンサ812に(より具体的には、それぞれ、第1のタッチスクリーン808及び第2のタッチスクリーン810に対応する活性センサ領域に)電気的に接続する第3の電気コネクタ830及び第4の電気コネクタ832を更に含む。第3の電気コネクタ830及び第4の電気コネクタ832は、第1のタッチスクリーン808及び第2のタッチスクリーン810のタッチ電極(ここではY電極)をそれぞれ、タッチディスプレイ800の外部の要素(例えば、限定されないが、タッチコントローラに)電気的に接続することができる。
非限定的な例として、第1の電気コネクタ804、第2の電気コネクタ816、第3の電気コネクタ830、及び第4の電気コネクタ832は、ワイヤ、追跡ライン、接続形成要素(例えば、ボンドパッド)、フレックス回路、PCBの伝導ライン、それらの部分、及びそれらの組み合わせなどの1つ以上の電気コネクタ要素を含み得る。非限定的な例として、第1の電気コネクタ804及び第2の電気コネクタ816は、同じ若しくは異なる接続要素から形成され、又は同じ若しくは異なる接続要素から選択され得る。
考察の目的のために第1のタッチスクリーン808を使用すると、第1の電気コネクタ804は、駆動信号又は検知信号を第1のタッチスクリーン808へ又は第1のタッチスクリーン808からルーティングするように構成され得る。図8に示す特定の例では、第1の電気コネクタ804は、タッチディスプレイ800の駆動電極に駆動信号をルーティングするように構成されている。より具体的には、第1の電気コネクタ804は、第1のタッチスクリーン808の駆動電極の第1のルーティングコネクタ802に駆動信号をルーティングするように構成され、このコネクタは、さらに、駆動信号を第1のタッチスクリーン808にルーティングするように構成される。
第1のタッチスクリーン808及び第2のタッチスクリーン810、より具体的には、第1のタッチスクリーン808及び第2のタッチスクリーン810のタッチ電極は、タッチセンサ812の周縁828に実質的に沿った接続位置で、第1の電気コネクタ804、第2の電気コネクタ816、第3の電気コネクタ830、及び第4の電気コネクタ832に電気的に接続されている。より具体的には、第3の電気コネクタ830及び第4の電気コネクタ832は、それぞれ、第1のタッチスクリーン808及び第2のタッチスクリーン810と共有される周縁828の部分に実質的に沿った接続位置で、第1のタッチスクリーン808及び第2のタッチスクリーン810のタッチ電極に電気的に接続されている。第1の電気コネクタ804及び第2の電気コネクタ816は、受動領域824と共有される周縁828の一部分に実質的に沿った接続位置で、それぞれ、第1のタッチスクリーン808及び第2のタッチスクリーン810のタッチ電極に電気的である。
注目すべきは、第1のタッチスクリーン808及び第2のタッチスクリーン810の他の側の周縁(例えば、第1のタッチスクリーン808の場合は左側の周縁820及び上側の周縁818、第2のタッチスクリーン810の場合は右側の周縁822及び上側の周縁828であるが、これに限定されない)には、ルーティングコネクタ及び外部電気コネクタがない。そのうえ、タッチセンサ812の周縁には、図8に示される特定の例では、上辺、左側辺、及び右側辺の3つの側辺の周縁に沿って外部電気コネクタがない。
ディスプレイ814の表示面は、これに限定されないが、電気接続によって覆い隠されることなく、第1のタッチスクリーン808の左側の周縁820まで、かつ第1のタッチスクリーン808の上側の周縁818までずっと延在してもよい。ディスプレイ814の同じ又は異なる表示面は、同様に、電気接続によって覆い隠されることなく、第2のタッチスクリーン810の右側の周縁822まで、かつ第2のタッチスクリーン810の上側の周縁818までずっと延在してもよい。
様々な実施形態では、ディスプレイ814(及びその表示面)の周縁は、タッチセンサ812の3つの側の周縁818、820、及び822によって画定される周縁に対応し、追跡ライン又は他の電気接続で覆い隠されることはないが、別様では、ベゼル又はへりの他の材料によって被覆され/覆い隠され得る。タッチディスプレイ800は、へりなしタッチディスプレイ(すなわち、へりのない/ベゼルのない、縮小されたへり/縮小されたベゼル、又は極小のへり/極小のベゼル)であると理解され得、非限定的な例として、いわゆる標準スクリーン及びワイドスクリーン(例えば、標準アスペクト比及び広アスペクト比であるが、これに限定されない)用途で使用することができる。
限定されないが、ディスプレイ708及び814などの開示された実施形態によるディスプレイは、単一のディスプレイとして本明細書に記載されることがあるが、本開示はそのように限定されない。ディスプレイ708及び814は、タッチスクリーン704/706又は808/810を介して相互作用することができる領域、及び受動領域702又は824に対応する見るためだけの領域を有する単一のディスプレイであり得る。代替的に、受動領域702又は824に対応するディスプレイ708又は814の領域は、被覆され得(例えば、ハウジングなどによってであるが、これに限定されない)、かつ全く使用されない。
別の非限定的な例として、ディスプレイ708及び814は、共通のタッチセンサ(例えば、タッチセンサ710又は812)を共有するいくつかの個々のディスプレイを含み得る。非限定的な例として、ディスプレイ708は、第1のタッチスクリーン704によって被覆されたディスプレイと、第2のタッチスクリーン706によって被覆されたディスプレイとを含み得る。別の非限定的な例として、ディスプレイ708は、第1のタッチスクリーン704によって被覆されたディスプレイ、第2のタッチスクリーン706によって覆われたディスプレイ、及び受動領域702によって被覆されたディスプレイを含み得る。当業者は、様々な構成のいずれかが、様々な用途及び環境に合うように選択され得ることを理解するであろう。
図9は、タッチスクリーン906の第1のルーティングコネクタ902及び第2のルーティングコネクタ904を含むタッチディスプレイ900の概略図であり、第1のルーティングコネクタ902及び第2のルーティングコネクタ904は、少なくとも部分的にタッチセンサ908の不活性センサ領域を使用して形成される。一実施形態では、第1のルーティングコネクタ902及び第2のルーティングコネクタ904は、タッチスクリーン906の第1の側辺及び第2の側辺で、タッチスクリーン906のセンサライン(図示せず)の対向する端部に直接電気的に接続されている。別の実施形態では、第1のルーティングコネクタ902及び第2のルーティングコネクタ904のうちの少なくとも1つは、タッチスクリーン906の第1の側辺及び第2の側辺で、タッチスクリーン906のセンサライン(図示せず)の対向する端部に間接的に電気的に接続されている。
図9に示す特定の例では、タッチセンサ908の面積は、タッチスクリーン906の面積よりも大きく、ディスプレイ910の面積は、タッチスクリーン906及びタッチセンサ908の面積よりも大きいのがより一般的である。タッチスクリーン906は、タッチセンサ908の活性センサ領域の面積に実質的に対応し、タッチセンサ908の面積の残りの部分は、不活性センサ領域である。本明細書で考察されるように、タッチセンサ908は、不活性センサ領域内に形成された第1のルーティングコネクタ902及び第2のルーティングコネクタ904のように透明である。したがって、タッチディスプレイ900の一部分は、タッチ感応性であり得、表示面(すなわち、タッチスクリーン906)を含み、タッチディスプレイ900の一部分は、受動であり得(すなわち、タッチ感応性ではない)、表示面を含み得る。
図7及び図8を再び参照すると、図7では、タッチディスプレイ700の一部分は、タッチ感応性であり得、表示面(すなわち、第1のタッチスクリーン704及び第2のタッチスクリーン706の第1及び第2の活性センサ領域に対応する一部分)を含み得、タッチディスプレイ700の一部分は、受動的であり得、表示面(すなわち、受動領域702に対応する一部分)を含み得る。図8では、タッチディスプレイ800の一部分は、タッチ感応性であり得、表示面(すなわち、第1のタッチスクリーン808及び第2のタッチスクリーン810の第1及び第2の活性センサ領域にそれぞれ対応する一部分)を含み得、タッチディスプレイ800の一部分は、受動的であり得、表示面(すなわち、受動領域824に対応する一部分)を含み得る。
本明細書で考察されるように、1つ以上の実施形態によるタッチディスプレイは、タッチ電極を有する実質的に全ての外部接続がタッチディスプレイの全ての側辺よりも少ない側辺にグループ化されるように配置されることができる。非限定的な例として、開示された実施形態は、タッチディスプレイの周縁に沿った様々な位置でタッチ電極との接続をグループ化することを可能にすることによって、タッチディスプレイを設計する際の柔軟性を提供し得る。
図7、図8及び図9は、タッチスクリーンがディスプレイの表示面の少なくとも一部分をオーバーレイするタッチディスプレイの特定の非限定的な例を示しているが、他の配置も本開示の範囲内である。いくつかの実施形態では、タッチスクリーンは、非限定的な例として、グラフィカルユーザインターフェース、システム、サブシステム、デバイス、家電製品、又はそれらの任意の組み合わせ若しくはサブコンビネーションと相互作用するために使用可能である、タッチパッド又は静電容量ボタンのセットに形成され得る。
図10は、1つ以上の実施形態による、タッチセンサシステムを含むタッチディスプレイシステム1000のスタックを示す概略図である。例えば、タッチディスプレイシステム1000は、ディスプレイ1004を含むタッチスクリーン1002、ディスプレイ1004上に支持されたタッチセンサ1006、及びタッチセンサ1006上に支持された前面パネル1008を含み得る。ディスプレイ1004及びタッチセンサ1006は、図1~図9による前述した技術によって形成され得る。図10に示すように、前面パネル1008は、わずかなへり1020を有し、他の実施形態では、へり(例えば、ベゼル)を欠いている場合があるか、又は、少なくとも前面パネル1008の3つの側辺で、本開示の発明者らに既知である従来のへりの一部よりも25%~75%(例えば、50%)小さいへりを有し得る。
タッチスクリーン1002を他のデバイス及び/又は電力に動作可能に接続するように構成されたコネクタ1010(例えば、プリント回路基板、フレックスケーブル、フレックス回路)は、タッチスクリーン1002の残りの側辺に位置され得る。いくつかの実施形態では、タッチIC1012は、非限定的な例として、コネクタ1010上に(例えば、限定されないが、フレックス上又はホストプリント回路基板上に)位置決め及び/又は支持され得る。タッチIC1012は、タッチセンサ1006に駆動信号を送信し、そこから検知信号を受信するように構成され得、任意選択的に、検知信号の一部又は全ての処理をローカルで実行することができる。コネクタ1010は、タッチスクリーン1002、タッチセンサ1006、及びタッチIC1012を、タッチディスプレイシステム1000のためのメインホストコントローラ1016に接続することができる。コネクタ1010は、通信インターフェース1018(例えば、集積回路間(Inter-Integrated Circuit、I2C)、シリアル周縁インターフェース(Serial Peripheral Interface、SPI)、又はユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB))を介してタッチIC1012によって送信されるタッチ情報(例えば、X及びY座標などであるが、これらに限定されない)を含む通信信号をメインホストコントローラ1016によって伝送するように構成され得る。メインホストコントローラ1016は、ディスプレイ回路1014を介してディスプレイ1004を制御するように構成されている。
本開示の発明者らにとって既知である、従来のタッチセンサの一部の例では、追跡ラインは、センサライン(例えば、駆動ライン又は検知ライン)と、例えばボンドパッドとの間の電気接続の少なくとも一部を形成し得る。追跡ラインは、典型的には、タッチセンサの周縁の一部に沿って、ボンドパッドなどの接続形成要素にルーティングされる金属接続によって実装される。
図11は、本開示の発明者らにとって既知である最新技術による、追跡ラインを含むセンサ1100の概略図である。ここで、追跡ライン1102及び1104(1つ以上の実施形態によるルーティングコネクタとは対照的に)は、センサ1100の左側及び右側をそれぞれ起点として、センサ1100の周縁(すなわち、周縁部分)の一部分に沿ってセンサ1100の底部に位置する接続形成要素1106に形成される。センサ1100の周縁に沿って形成された追跡ライン1102及び1104は、「エッジ追跡ライン」又は単にセンサの「エッジ追跡」と称されることがある。
注目すべきは、タッチスクリーンの観点から、追跡ラインは、ボンドパッドとの接続を形成するための電極としてみなすことができ、逆もまた同様である。
追跡ラインは、時に人間の眼に見える場合があり、タッチディスプレイの場合、タッチセンサのうち透明で追跡ラインを含まない部分によってタッチディスプレイの表示面の範囲が制限されることがある。場合によっては、タッチディスプレイを支持するハウジングの不透明な材料又は部分を使用して、追跡ラインを含むタッチセンサの部分を視界から覆うか、又は視界から隠すことができる。これにより、タッチディスプレイ周りのへりの外観が、タッチセンサの周縁部分に沿ってルーティングされた追跡ラインの幅に実質的に等しい幅になることを実現し得る。
本開示の発明者らにとって既知であるそのような従来のタッチセンサとは対照的に、本開示のいくつかの実施形態によるタッチセンサは、タッチセンサの不活性センサ領域内のルーティングコネクタを使用し、それによってタッチディスプレイのへりに沿ってルーティングされた追跡ラインの量を排除又は低減し得る。タッチセンサの不活性センサ領域内のルーティングコネクタを使用して追跡ラインを置き換えることにより、追跡ラインを被覆するためのへりを縮小又は排除することができる。
少なくともいくつかの追跡ラインを、タッチセンサの周縁からタッチセンサの境界内の1つ以上の不活性センサ領域に再位置決めすることにより、それらのラインを、タッチセンサの周縁周辺に/それに沿ってルーティングする技術と比較して、活性センサ領域からタッチコントローラの出力までの総距離(例えば、信号経路を形成するラインの長さ)が短縮され得るため、タッチセンサの充電及び応答時間が短縮され得る。
少なくともいくつかの追跡ラインを周縁からタッチセンサ自体内の不活性センサ領域に再位置決めすることにより、周縁の追跡ラインを隠す必要性が低減され(又は排除され)得るため、縮小されたへり又はへりなしの設計を採用することができる。
本開示による信号ルーティング技術は、本明細書に記載の従来のタッチセンサの充電時間の短所の一部又は全部を伴わず、タッチセンサの展開を可能にし、本開示の発明者らにとって既知であるいくつかの従来の信号ルーティング技術を実用化するよりも(例えば、充電時間が遅すぎるため、単一の接続技術を使用して実用的でなかったのもなどであるが、これに限定されない)非限定的な例として、広くタッチセンサ及びタッチスクリーンで展開された。非限定的な例として、本開示による信号ルーティング技術は、抵抗低減コネクタ、より具体的には、不活性センサ領域を介して抵抗低減コネクタを利用することによって、約5フィート幅よりも大きな(例えば、約5フィート~約30フィート、約6フィート~約26フィート、約10フィート~約20フィートの)タッチスクリーンにおけるタッチセンサの展開を可能にし得る。
本記載において、「典型的な」、「従来の」、又は「既知の」とされるものなどの、特徴評価は、先行技術で開示されていること、又は考察された態様が先行技術で認識されていることを必ずしも意味しない。関連分野において、広く知られているか、十分理解されているか、又は日常的に使用されていることも必ずしも意味しない。
本開示で使用される用語、及び特に添付の特許請求の範囲(例えば、添付の特許請求の範囲の本文)において使用される用語は、一般に「オープン」用語として意図される(例えば、「含んでいる(including)」という用語は、「含んでいるが、これに限定されない」と解釈されるべきであり、「有している」という用語は、「少なくとも有している」と解釈されるべきであり、「含む」という用語は、「含むが、これに限定されない」などと解釈されるべきである。
加えて、特定の数の導入された特許請求項記載が意図される場合、このような意図は特許請求項に明示的に記載されることになり、このような記載がない場合には、このような意図は存在しない。例えば、理解を助けるものとして、以下の添付の特許請求の範囲は、特許請求項の記載を導入するための導入句「少なくとも1つ」及び「1つ以上」の使用を含むことがある。しかしながら、このような句の使用は、たとえ同じ特許請求項が「1つ以上」又は「少なくとも1つ」という導入句、及び「a」又は「an」などの不定冠詞を含む場合であっても、「a」又は「an」という不定冠詞による特許請求項記載の導入が、そのような導入された特許請求項記載を含む任意の特定の特許請求項を、たった1つのそのような記載を含む実施形態に限定するものと解釈されるべきではなく(例えば、「a」及び/又は「an」は、「少なくとも1つ」又は「1つ以上」を意味すると解釈されるべきである)、特許請求項記載を導入するために使用される明確な冠詞の使用についても同じことが当てはまる。
加えて、導入された特許請求項記載の特定の数が明示的に記載されている場合であっても、当業者は、このような記載が少なくとも記載された数を意味すると解釈されるべきであることを、認識するであろう(例えば、他の修飾語なしでの「2つの記載」の明白な記載は、少なくとも2つの記載又は2つ以上の記載を意味する)。更に、「A、B、及びCなどのうちの少なくとも1つ」又は「A、B、及びCなどのうちの1つ以上」に類似した慣例が使用される場合、一般に、このような構造は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、又はA、B、及びCを一緒に含むことを意図する。
更に、2つ以上の代替用語を提示する任意の離接語又は句は、明細書、特許請求の範囲、又は図面のいずれかにおいて、用語のうちの1つ、用語のいずれか、又は両方の用語を含む可能性を企図するものと理解されるべきである。例えば、「A又はB」という句は、「A」又は「B」又は「A及びB」の可能性を含むと理解されるべきである。
実施形態の更なる非限定的な例は、以下を含む。
実施形態1:タッチセンサであって、支持構造体と、支持構造体の表面上に位置付けられた第1の接続形成要素と、センサ領域であって、第1の活性センサ領域と、第1の不活性センサ領域と、第1の不活性センサ領域の第1のルーティングコネクタであって、第1の活性センサ領域に電気的に接続され、第1の接続形成要素に電気的に接続された、第1のルーティングコネクタと、を備える、センサ領域と、を備える、タッチセンサ。
実施形態2:第1の活性センサ領域が活性センサノードを備え、第1の不活性センサ領域が不活性センサノードを備える、実施形態1に記載のタッチセンサ。
実施形態3:第1の活性センサ領域がセンサラインを備える、実施形態1又は2に記載のタッチセンサ。
実施形態4:センサラインの第1の端部が第1のルーティングコネクタに電気的に接続されている、実施形態1~3のいずれか1つに記載のタッチセンサ。
実施形態5:センサラインの第2の端部が追跡ラインに電気的に接続されている、実施形態1~4のいずれか1つに記載のタッチセンサ。
実施形態6:センサラインの第2の端部が第2の不活性センサ領域の第2のルーティングコネクタに直接電気的に接続されている、実施形態1~5のいずれか1つに記載のタッチセンサ。
実施形態7:センサ領域が、第1の方向に配置された第1の導電体と、第2の方向に配置された第2の導電体であって、第2の方向が第1の方向と直交する、第2の導電体と、を備え、活性センサノードの各々が、2つの電気的に接続された第1の導電体と、2つの電気的に接続された第2の導電体と、を備え、不活性センサノードの各々が、(i)2つの電気的に接続された第1の導電体、又は(ii)2つの電気的に接続された第2の導電体のうちの1つのみ、を備える、実施形態1~6のいずれか1つに記載のタッチセンサ。
実施形態8:第1のルーティングコネクタが不活性センサノードのうちの少なくとも1つを備える、実施形態1~7のいずれか1つに記載のタッチセンサ。
実施形態9:第1のルーティングコネクタが、連続的に電気的に接続されたいくつかの不活性センサノードを含む、実施形態1~8のいずれか1つに記載のタッチセンサ。
実施形態10:タッチセンサが、第1のルーティングコネクタの端部に電気的に接続された電気コネクタを更に備え、第1のルーティングコネクタの端部が、第1の不活性センサ領域の周縁に位置し、第1の接続形成要素に電気的に接続されている、実施形態1~9のいずれか1つに記載のタッチセンサ。
実施形態11:第1の活性センサ領域の周縁の少なくとも一部分に沿って配置された1つ以上の追跡ラインを更に備え、1つ以上の追跡ラインが、第1の活性センサ領域に電気的に接続され、第1の接続形成要素に電気的に接続されている、実施形態1~10のいずれか1つに記載のタッチセンサ。
実施形態12:センサ領域が、第1の活性センサ領域から離間した第2の活性センサ領域を備え、第1の不活性センサ領域が、第1の活性センサ領域と第2の活性センサ領域との間に介在している、実施形態1~11のいずれか1つに記載のタッチセンサ。
実施形態13:タッチセンサが、第1の不活性センサ領域の第2のルーティングコネクタと、第2の接続形成要素と、を更に備え、第2のルーティングコネクタが、第2の活性センサ領域に電気的に接続され、第2の接続形成要素に電気的に接続されている、実施形態1~12のいずれか1つに記載のタッチセンサ。
実施形態14:タッチ検知システムであって、タッチセンサであって、支持構造体と、支持構造体の表面上に位置付けられた接続形成要素と、センサ領域であって、活性センサ領域と、不活性センサ領域と、不活性センサ領域のルーティングコネクタであって、活性センサ領域に電気的に接続され、接続形成要素に電気的に接続された、ルーティングコネクタと、を備える、センサ領域と、を備える、タッチセンサと、タッチコントローラであって、タッチコントローラの入力又は出力が接続形成要素に電気的に接続されている、タッチコントローラと、を備える、タッチ検知システム。
実施形態15:タッチコントローラの入力又は出力が、フレックス回路又はプリント回路基板のコネクタによって接続形成要素に電気的に接続されている、実施形態14に記載のタッチ検知システム。
実施形態16:タッチコントローラの入力又は出力が、フレックス回路及びプリント回路基板によって接続形成要素に電気的に接続されている、実施形態14又は15に記載のタッチ検知システム。
実施形態17:静電容量タッチセンサのセンサ領域であって、第1の方向に配置された第1の導電体と、第2の方向に配置された第2の導電体であって、第2の方向が第1の方向と直交する、第2の導電体と、2つの電気的に接続された第1の導電体と、2つの電気的に接続された第2の導電体と、を備える、活性センサノードと、電気的に接続された導電体のグループを備える第1の不活性センサノードであって、電気的に接続された導電体のグループが、(i)2つ以上の電気的に接続された第1の導電体、又は(ii)2つ以上の電気的に接続された第2の導電体、のうちの1つかつ1つのみを備える、第1の不活性センサノードと、を備える、センサ領域。
実施形態18:第1の導電体のうちの第1のものが、第1の導電体のうちの第2のものと、第2の導電体のうちの第1のものと、に電気的に接続され、第1の導電体のうちの第2のもの及び第2の導電体のうちの第1のものが、第1の不活性センサノードを備える不活性センサ領域内にある、実施形態17に記載のセンサ領域。
実施形態19:センサ領域が、電気的に絶縁された導電体のグループを備える第2の不活性センサノードを更に備え、電気的に絶縁された導電体のグループは、いくつかの第1の導電体及びいくつかの第2の導電体を備える、実施形態17又は18に記載のセンサ領域。
実施形態20:センサ領域が、静電容量タッチセンサのいくつかのセンサ領域のうちの1つである、実施形態17~19のいずれか1つに記載のセンサ領域。
実施形態21:タッチディスプレイであって、ディスプレイと、ディスプレイの表示面に重ね合わされたタッチセンサと、を備え、表示面の周縁に対応するタッチセンサの周縁のうち、表示面の3つの側辺に対応するタッチセンサの周縁の一部分には追跡ラインがない、タッチディスプレイ。
特定の例示的な実施形態を図面に関連して説明してきたが、当業者であれば、本開示の範囲が、本開示に明示的に示され、説明される実施形態に限定されないことを認識し、理解するであろう。むしろ、本開示に記載の実施形態に対する多くの追加、削除、及び修正は、法的等価物を含む、具体的に特許請求されるものなど、本開示の範囲内の実施形態を生じさせるために行われてもよい。加えて、1つ以上の開示された実施形態からの特徴は、本発明者らが企図するように、本開示の範囲内に留まったままで、1つ以上の別の開示された実施形態の特徴と組み合わせられ得る。

Claims (21)

  1. タッチセンサであって、
    支持構造体と、
    前記支持構造体の表面上に位置付けられた第1の接続形成要素と、
    センサ領域であって、
    第1の活性センサ領域と、
    第1の不活性センサ領域と、
    前記第1の不活性センサ領域の第1のルーティングコネクタであって、前記第1の活性センサ領域に電気的に接続され、前記第1の接続形成要素に電気的に接続された、第1のルーティングコネクタと、を備える、センサ領域と、を備える、タッチセンサ。
  2. 前記第1の活性センサ領域が活性センサノードを備え、前記第1の不活性センサ領域が不活性センサノードを備える、請求項1に記載のタッチセンサ。
  3. 前記第1の活性センサ領域がセンサラインを備える、請求項1に記載のタッチセンサ。
  4. 前記センサラインの第1の端部が前記第1のルーティングコネクタに電気的に接続されている、請求項3に記載のタッチセンサ。
  5. 前記センサラインの第2の端部が追跡ラインに電気的に接続されている、請求項4に記載のタッチセンサ。
  6. 前記センサラインの第2の端部が第2の不活性センサ領域の第2のルーティングコネクタに直接電気的に接続されている、請求項4に記載のタッチセンサ。
  7. 前記センサ領域が、
    第1の方向に配置された第1の導電体と、
    第2の方向に配置された第2の導電体であって、前記第2の方向が前記第1の方向と直交する、第2の導電体と、を備え、
    前記活性センサノードの各々が、2つの電気的に接続された第1の導電体と、2つの電気的に接続された第2の導電体と、を備え、
    前記不活性センサノードの各々が、(i)2つの電気的に接続された第1の導電体、又は(ii)2つの電気的に接続された第2の導電体のうちの1つのみ、を備える、請求項2に記載のタッチセンサ。
  8. 前記第1のルーティングコネクタが前記不活性センサノードのうちの少なくとも1つを備える、請求項7に記載のタッチセンサ。
  9. 前記第1のルーティングコネクタが、連続的に電気的に接続されたいくつかの不活性センサノードを備える、請求項2に記載のタッチセンサ。
  10. 前記タッチセンサが、
    前記第1のルーティングコネクタの端部に電気的に接続された電気コネクタを更に備え、前記第1のルーティングコネクタの前記端部が、前記第1の不活性センサ領域の周縁に位置し、前記第1の接続形成要素に電気的に接続されている、請求項1に記載のタッチセンサ。
  11. 前記第1の活性センサ領域の周縁の少なくとも一部分に沿って配置された1つ以上の追跡ラインを更に備え、
    前記1つ以上の追跡ラインが、前記第1の活性センサ領域に電気的に電気的に接続され、前記第1の接続形成要素に電気的に接続されている、請求項1に記載のタッチセンサ。
  12. 前記センサ領域が、前記第1の活性センサ領域から離間した第2の活性センサ領域を備え、
    前記第1の不活性センサ領域が、前記第1の活性センサ領域と前記第2の活性センサ領域との間に介在している、請求項1に記載のタッチセンサ。
  13. 前記タッチセンサが、
    前記第1の不活性センサ領域の第2のルーティングコネクタと、
    第2の接続形成要素と、を更に備え、
    前記第2のルーティングコネクタが、前記第2の活性センサ領域に電気的に接続され、第2の接続形成要素に電気的に接続されている、請求項12に記載のタッチセンサ。
  14. タッチ検知システムであって、
    タッチセンサであって、
    支持構造体と、
    前記支持構造体の表面上に位置付けられた接続形成要素と、
    センサ領域であって、
    活性センサ領域と、
    不活性センサ領域と、
    前記不活性センサ領域のルーティングコネクタであって、前記活性センサ領域に電気的に接続され、前記接続形成要素に電気的に接続された、ルーティングコネクタと、を備える、センサ領域と、を備える、タッチセンサと、
    タッチコントローラであって、前記タッチコントローラの入力又は出力が前記接続形成要素に電気的に接続されている、タッチコントローラと、を備える、タッチ検知システム。
  15. 前記タッチコントローラの前記入力又は前記出力が、フレックス回路又はプリント回路基板のコネクタによって前記接続形成要素に電気的に接続されている、請求項14に記載のタッチ検知システム。
  16. 前記タッチコントローラの前記入力又は前記出力が、フレックス回路及びプリント回路基板によって前記接続形成要素に電気的に接続されている、請求項15に記載のタッチ検知システム。
  17. 静電容量タッチセンサのセンサ領域であって、
    第1の方向に配置された第1の導電体と、
    第2の方向に配置された第2の導電体であって、前記第2の方向が前記第1の方向と直交する、第2の導電体と、
    2つの電気的に接続された第1の導電体と、2つの電気的に接続された第2の導電体と、を備える、活性センサノードと、
    電気的に接続された導電体のグループを備える第1の不活性センサノードであって、前記電気的に接続された導電体のグループが、(i)2つ以上の電気的に接続された第1の導電体、又は(ii)2つ以上の電気的に接続された第2の導電体、のうちの1つかつ1つのみを備える、第1の不活性センサノードと、を備える、センサ領域。
  18. 前記第1の導電体のうちの第1のものが、
    前記第1の導電体のうちの第2のものと、
    前記第2の導電体のうちの第1のものと、に電気的に接続され、
    前記第1の導電体のうちの前記第2のもの及び前記第2の導電体のうちの前記第1のものが、前記第1の不活性センサノードを備える不活性センサ領域内にある、請求項17に記載のセンサ領域。
  19. 前記センサ領域が、電気的に絶縁された導電体のグループを備える第2の不活性センサノードを更に備え、前記電気的に絶縁された導電体のグループが、いくつかの前記第1の導電体及びいくつかの前記第2の導電体を備える、請求項17に記載のセンサ領域。
  20. 前記センサ領域が、前記静電容量タッチセンサのいくつかのセンサ領域のうちの1つである、請求項17に記載のセンサ領域。
  21. タッチディスプレイであって、
    ディスプレイと、
    前記ディスプレイの表示面に重ね合わされたタッチセンサと、を備え、前記表示面の周縁に対応する前記タッチセンサの周縁は、前記表示面の3つの側辺に対応する前記タッチセンサの前記周縁の一部分上に追跡ラインがない、タッチディスプレイ。
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