JP2022545221A - エアロゾル供給システムに使用するための物品用マウスピースおよびエアロゾル供給システムに使用するための物品 - Google Patents

エアロゾル供給システムに使用するための物品用マウスピースおよびエアロゾル供給システムに使用するための物品 Download PDF

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Abstract

エアロゾル供給システムに使用するための物品用マウスピース(2)およびエアロゾル供給システムに使用するための物品(1)。燃焼系エアロゾル供給システムに使用するための物品用マウスピースは、マウスピースの吸い口端に材料体(4)を含む。材料体は長手方向軸および長手方向軸に対して直交して測定された断面を有し、繊維材を含む。材料体の断面積1mm2当たりの繊維材の総繊度は、約720グラム/9000mである。材料体の長さの圧力降下は、材料体の長さ1mm当たり約1.05~約1.70mm水である。

Description

本発明は、エアロゾル供給システムに使用するための物品用マウスピースおよびエアロゾル供給システムに使用するための物品に関する。
紙巻きタバコなどの従来のエアロゾル供給システムは、一般にあるセクションを含むマウスピースを含み、これのセクションは、それを介して引き込まれるエアロゾルのいくつかの特性を例えばエアロゾルの成分を除去するろ過機能を行うことによって変えるために設けられている。マウスピースは、単独のセクションからまたは複数のセクションから作製されてもよい。
本発明のいくつかの実施態様による第1の態様ではエアロゾル供給システムに使用するための物品用マウスピースが提供され、該マウスピースはマウスピースの吸い口端に材料体を含み、材料体は長手方向軸および長手方向軸に対して直交して測定された断面を有し、繊維材を含み、材料体の断面積1mm当たりの繊維材の総繊度は、約720グラム/9000mであり、材料体の長さの圧力降下は、材料体の長さ1mm当たり約1.05~約1.70mm水である。
本発明のいくつかの実施態様による第2の態様ではエアロゾル供給システムに使用するための物品が提供され、この物品は、第1の態様によるマウスピースと、エアロゾル発生材からなるロッドとを含む。
本明細書のいくつかの実施態様では第2の態様において燃焼系エアロゾル供給システムに使用するための物品用マウスピースが提供され、このマウスピースは、マウスピースの吸い口端に材料体と、材料体の上流に位置し、マウスピースの吸い口端から約12mm未満の位置からマウスピースの吸い口端から約12mm超の位置へとマウスピースの長手方向部分に亘って延びているフィラメント状のトウから形成された管状部材とを含む。
添付図面を参照して本発明の実施態様をあくまで例示を目的として説明する。
マウスピースを含み、マウスピースはマウスピースの吸い口端に材料体と、材料体の上流にさらなるマウスピースセクションを含むエアロゾル供給システムに使用するための物品の側部断面図である。 マウスピースを含み、この例ではマウスピースは、材料体の上流に第1および第2のさらなるマウスピースセクションを含むエアロゾル供給システムに使用するための物品の側部断面図である。 マウスピースを含み、この例ではマウスピースは、吸着剤含有セクションを含むエアロゾル供給システムに使用するための物品の側部断面図である。 マウスピースを含み、この例ではマウスピースは、管状部材を含むエアロゾル供給システムに使用するための物品の側部断面図である。
本明細書中では「供給システム」なる用語はユーザーに物質を供給するシステムを包含することを意図し、
紙巻きタバコ、シガリロ、シガーおよびパイプまたは手巻きまたは自作紙巻きタバコ用タバコ(タバコ、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコ、タバコ代替え品または他の喫煙材をベースにしているかに関係無く)などの燃焼系エアロゾル供給システム、
電子タバコ、タバコ加熱製品、エアロゾル化可能な材料の組み合わせを使用してエアロゾルを発生させるハイブリッドシステムなどのエアロゾル化可能な材料を燃焼させずにエアロゾル化可能な材料から化合物を放出する非燃焼系エアロゾル供給システム、
エアロゾル化可能な材料を含み、これらの非燃焼系エアロゾル供給システムのうちの1つの一部として使用されるように構成された物品、および
トローチ、ガム、パッチ、パッチ吸入可能な粉を含む物品などのエアロゾルを含まない供給システムおよびエアロゾルを形成せずにユーザーにニコチンを含むまたは含まない材料を供給するスヌースおよび嗅ぎタバコなどの無煙タバコ製品を含む。
本開示では「燃焼系」エアロゾル供給システムは、ユーザーへの送出を容易にするために、エアロゾル供給システム(またはその構成要素)の構成エアロゾル化可能な材料を燃焼するシステムである。
本開示では「非燃焼系」エアロゾル供給システムは、ユーザーへの送出を容易にするために、エアロゾル供給システム(またはその構成要素)の構成エアロゾル化可能な材料を燃焼するまたは燃焼しないシステムである。
本明細書で説明する実施態様において、送出システムは、燃焼系または非燃焼系エアロゾル供給システム、例えば電動非燃焼系エアロゾル供給システムである。
本明細書で説明する非燃焼系エアロゾル供給システムは、ベイピングデバイスまたは電子ニコチン供給システム(END)としても知られている電子タバコであるが、エアロゾル材にニコチンが含まれることは要件ではないことに留意されたい。
本明細書で説明する非燃焼系エアロゾル供給システムは、非燃焼加熱システムとしても知られているタバコ加熱システムであってもよい。
本明細書で説明する非燃焼系エアロゾル供給システムは、エアロゾル化可能な材料の組み合わせを使用し、そのうちの1つまたは複数を加熱することでエアロゾルを発生させるハイブリッドシステムであってもよい。エアロゾル化可能な材料のそれぞれは、例えば固体、液体またはゲルの形体であってもよく、ニコチンを含んでも含まなくてもよい。1つの実施態様ではハイブリッドシステムは液状またはゲル状エアロゾル化可能な材料および固体のエアロゾル化可能な材料を含む。固体のエアロゾル化可能な材料は、例えばタバコまたは非タバコ製品を含んでもよい。
通常、非燃焼系エアロゾル供給システムは、非燃焼系エアロゾル供給装置および非燃焼系エアロゾル供給システムと共に使用する物品を含んでもよい。ただし、それ自体がエアロゾル発生成分に電力を供給する手段を含む物品は、それ自体が非燃焼系エアロゾル供給システムを形成してもよい。
非燃焼系エアロゾル供給デバイスは、動力源と、コントローラとを含んでもよい。動力源は電力源または発熱動力源であってもよい。発熱動力源は、これに隣接するエアロゾル化可能な材料または伝熱材に熱の形体で動力を配分するようにエネルギーが加えられてもよいカーボン基材を含む。発熱電力源などの電力源は、非燃焼系エアロゾル供給を形成するために物品に供される。
1つの実施態様では非燃焼系エアロゾル共有デバイスに使用するための物品は、エアロゾル化可能な材料と、エアロゾル発生部材と、エアロゾル発生領域と、マウスピースおよび/またはエアロゾル化可能な材料を収容するための領域とを含んでもよい。
1つの実施態様ではエアロゾル発生部材はエアロゾル化可能な材料と相互作用してエアロゾル化可能な材料から1つ以上の揮発性物質を放出してエアロゾルを形成することができるヒーターである。1つの実施態様ではエアロゾルはエアロゾル化可能な材料から加熱せずにエアロゾルを発生させることができる。例えば、エアロゾル発生部材は、エアロゾル化可能な材料からそれに熱を加えずに例えば振動、機械、加圧または静電手段によってエアロゾルを発生させることができる。
1つの実施態様ではエアロゾル化可能な材料は、活性材、エアロゾル形成材および任意の1つ以上の機能材を含んでもよい。活性材は、ニコチン(任意にタバコまたはタバコ派生物に含まれる)と、1つ以上の他の無臭の生理的に活性な材料とを含んでもよい。無臭の生理的に活性な材料は、臭覚以外の生理的な反応を達成するためにエアロゾル化可能な材料に含まれる材料である。
エアロゾル形成材は、グリセリン、グリセリロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、エリトリトール、メソ-エリトリトール、バニリン酸エチル、エチルラウレート、ジエチル基材、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、ベンジルベンゾエート、フェニル酢酸ベンジル、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸およびプロピレンカーボネートのうちの1つ以上を含んでもよい。
1つ以上の機能材は、風味料、キャリアー、pHレギュレーター、安定剤および/または酸化防止剤のうちの1つ以上を含んでもよい。
1つの実施態様では非燃焼系エアロゾル供給デバイスと使用するための物品は、エアロゾル化可能な材料またはエアロゾル化可能な材料を収容するための領域を含んでもよい。1つの実施態様では非燃焼系エアロゾル供給デバイスと使用するための物品は、マウスピースを含んでもよい。エアロゾル化可能な材料を収容するための領域は、エアロゾル化可能な材料を貯蔵するための貯蔵領域であってもよい。1つの実施態様ではエアロゾル化可能な材料を収容するための領域は、エアロゾル発生領域から離れてもよい、あるいは組み合わされてもよい。
本明細書ではエアロゾル発生材とも称するエアロゾル化可能な材料は、例えば加熱、照射または他の何らかの方法で活性化されると、エアロゾルを発生させることができる材料である。エアロゾル化可能な材料は、例えばニコチンおよび/または風味剤を含むまたは含まない固体、液体またはゲルの形体であってもよい。一部の実施態様ではエアロゾル化可能な材料は「非晶質固体」を含んでもよく、これはこれとは別に「モノリシック固体」(即ち、非繊維性)とも言われる。一部の実施態様では非晶質固体は乾燥ゲルであってもよい。非晶質固体は、その内部に液体などの流体を保持する固体材料である。一部の実施態様ではエアロゾル化可能な材料は、例えば約50wt%、60wt%または70wt%の非晶質固体~約90wt%、95wt%または100wt%の非晶質固体を含んでもよい。
エアロゾル化可能な材料は、基材上に存在してもよい。基材は、例えば紙、ボール紙、板紙、厚紙、再生されたエアロゾル化可能な材料、プラスチック材、セラミック材、複合材料、ガラス、金属または金属合金であってもあるいは含んでもよい。
エアロゾル変性剤は、使用の際エアロゾルを変性することができる物質である。変性剤はそのようにエアロゾルを変性して人体に生理的または感覚的影響を与えてもよい。エアロゾル変性剤の例としては風味剤および感覚惹起剤などがある。感覚惹起剤は冷たいまたは酸っぱいなどの感覚を通して知覚される感覚刺激性感覚を生じさせる。
例えばロッド状の物品などの物品は、しばしば、製品の長さに従って次のように命名される。「標準」(通常は68~75mm、例えば約68mm~約72mmの範囲)、「ショート」または「ミニ」(68mm以下)、「キングサイズ」(通常は75~91mm、例えば約79mm~約88mmの範囲)、「ロング」または「スーパーキング」(通常は91~105mm、例えば約94mm~約101mmの範囲)、および「超ロング」(通常、約110mm~約121mmの範囲)。
それらはまた、タバコの円周に従って次のように命名される。「標準」(約23~25mm)、「ワイド」(25mmを超える)、「スリム」(約22~23mm)、「デミスリム」(約19~22mm)、「スーパースリム」(約16~19mm)、「マイクロスリム」(約16mm未満)。
従って、キングサイズの超細型規格の紙巻きタバコは、例えば、長さが約83mm、円周が約17mmである。
各フォーマットは異なる長さのマウスピースが設けられてもよい。マウスピースの長さは、約10mm~50mm、例えば15mm~35mmになる。チッピング紙は、マウスピースをエアロゾル発生材に接続し、通常は例えば3~15mmまたは3~12mmの長さでマウスピースより長く、これによりチッピング紙がマウスピースを覆い、例えば基材からなるロッドの形体のエアロゾル発生材に重なり、マウスピースをロッドに接続する。
本明細書に記載の物品、エアロゾル発生材およびマウスピースは上記フォーマットのいずれかで作製できるがこれらに限定されない。
本明細書で使用する「上流」および「下流」なる用語は、使用の際物品またはデバイスを介して引き込まれる主流煙エアロゾル発生材の方向に対して定義される相対的な用語である。
本明細書で説明するフィラメント状のトウ材料はセルロースアセテート繊維トウを含んでもよい。フィラメント状のトウ材料は、ポリビニルアルコール(PVOH)、ポリ乳酸(PLA)、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリ(1,4-ブタンジオールスクシナート)(PBS)、ポリ(ブチレンアジペート-コ-テレフタレート)(PBAT)、スターチ系材料、紙、脂肪族ポリエステル材および多糖ポリマーまたはこれらを組み合わせたものなどの繊維を形成するために使用される他の材料を使用して形成してもよい。フィラメント状のトウ材料は、フィルター材がセルロースアセテートトウである場合、トリアセチンなどのフィルター材に適した可塑剤で可塑化してもよく、または可塑化されなくてもよい。トウは、あらゆる好適な仕様、例えば「Y」字状または「X」字状などの他の断面、1.5~12単糸繊度、例えば7~10単糸繊度および5,000~50,000、例えば10,000~40,000の総繊度のフィラメントデニール値を有する繊維であってもよい。
本明細書中では「タバコ材」なる用語は、タバコまたはその派生物または代替品を含むあらゆる材料を意味する。「タバコ材」なる用語は、タバコ、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコまたはタバコ代替え品の内の1つ以上を含んでもよい。タバコ材は粉タバコ、タバコ繊維、刻みタバコ、押し出しされたタバコ、タバコ葉柄、再生タバコおよび/またはタバコ抽出物の内の1つ以上を含んでもよい。
本明細書中で使用する「風味料」および「風味剤」なる用語は、各地の条例で許可されており、成人消費者が望む味や香りを製品に加えるのに用いることができる材料を指す。1つ以上の風味料を本明細書で説明したエアロゾル変性剤として使用することができる。
このような材料としては、抽出物(例えば、カンゾウ、アジサイ、ホオノキの葉、カミツレ、フェヌグリーク、クローブ、メントール、ニホンハッカ、アニシード、シナモン、ハーブ、ヒメコウジ、サクランボ、ベリー、モモ、リンゴ、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、サンダルウッド、ベルガモット、ゼラニウム、ハチミツエキス、ローズ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、カシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイランノキ、セージ、ウイキョウ、ピメント、ショウガ、アニス、コリアンダー、コーヒー、ハッカ属のいずれかの種からのハッカ油など)、調味料、苦味受容体部位遮断剤、感覚受容器部位活性化剤または刺激剤、糖及び/または糖置換体(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、サイクラミン酸塩、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、マンニトールなど)や、木炭、クロロフィル、鉱物、植物息消臭剤などのその他の添加剤などが挙げられる。これら材料は、模造品、合成または天然成分であってもよく、またはこれらのブレンドであってもよい。これら材料は、例えば油、液体、粉末などの任意の好適な形態であってもよい。
本明細書で図面において同等の特徴、物品または部材を示す場合には同じ参照番号が使用されている。
図1は、エアロゾル供給システムに使用するための物品1の側部断面図である。本例では物品1は、紙巻きタバコである。
物品1は、マウスピース2と、マウスピース2に接続される本例ではタバコ材のエアロゾル発生材からなる円筒状ロッド3とを含む。エアロゾル発生材3は、例えばエアロゾル発生材3からなるロッドが燃焼性である場合に燃焼させるとエアロゾルを供する。他の実施態様では物品は、非燃焼系エアロゾル供給システムを形成するために非燃焼系エアロゾル供給デバイス内に使用してもよく、あるいは物品1は、別個のエアロゾル供給デバイスを必要とせずにエアロゾル供給システムを形成し、該システムで使用される独自の熱源を含んでもよい。
マウスピース2は、マウスピースの吸い口端2bに位置する材料体4を含む。また本例ではマウスピース2は、材料体4の上流の、この例では材料体4に隣接し、当接関係にある第1のさらなるマウスピースセクション6も含む。材料体4および第1のさらなるマウスピースセクション6は、それぞれ実質的に全体的に円筒状の外形を画定し、共通の長手方向軸を共有する。材料体4は、長手方向軸に対して直交して測定される断面積を有する。材料体4を形成する材料は、例えばその密度において材料体4の全体積に亘って実質的に均一に供される。
本例では物品1は、約24.5mmの外周(即ち、レギュラーフォーマット)を有する。他の例では、物品は、例えば15mm~25mmの外周を有する本明細書に記載のいずれのフォーマットで提供することができる。本例ではマウスピース2は、長さが22mmである。別の実施態様ではマウスピースは、15~35mmの範囲において任意の長さであってもよい。本例では材料体4は、長さが7mmであり、第1のさらなるマウスピースセクション6は、長さが15mmである。これとは別の実施態様では材料体4は、約5~約10mmの任意の長さ、例えば約7mmまたは約8mmの長さであってもよく、第1のさらなるマウスピースセクション6は、約7~約20mmの任意の長さ、例えば約7mm、約8mm、約10mm、約12mm、約15mmまたは約20mmの長さであってもよい。
マウスピース2の外周は、実質的にエアロゾル発生材のロッド3の外周と同じであり、これによりこれらの部材間が円滑になる。本例ではマウスピース2の外周は、約24.3mmである。
使用時、マウスピースのあるセクションは、そのセクションの材料に目に見える染みを生じさせるマウスピースを通過するエアロゾルの成分を保持する。特にマウスピースの吸い口端でそのような染みがユーザーに見えるようにしてもよい。
本明細書で説明する材料体4は、以前のマウスピースより可視できる染みの量が少ない。これは、断面積1mm当たりの繊維材の総繊度が約720グラム/9000m未満の材料体を使用することによって達成され、このようなトウは、以前のマウスピースより断面積1mm当たりの繊維材が少ない。また材料体の長さの圧力降下は、材料体の長さ1mm当たり好ましくは1.05~1.70mm水であり、これによりエアロゾルは、目立った障害もなく材料体を通過できつつ、材料体に許容できる硬度を供するために充分な繊維材を有する。
材料体の断面積1mm当たりの繊維材の総繊度は、好ましくは720グラム/9000m未満そして少なくとも400グラム/9000mである。これにより染みを少なくすることができる断面積1mm当たりの繊維材の比較的少ない量と許容できるフィルター硬度がバランスよく得られる。
本明細書で説明するマウスピースにおいて、繊維材は、前記材料体1mm当たり約0.09mg~約0.13mgの密度を有してもよい。繊維材は、前記材料体の長さ1mm当たり4mg~6mgの重さを有してもよい。
本例では材料体4は、フィラメント状のトウから形成される。本例では材料体4に使用されるトウは、単糸繊度(d.p.f.)が8で、総繊度が30,000g/9000mである。本例ではトウは、可塑化されたセルロースアセテートトウを含む。トウに使用される可塑剤は、約11.8重量%のトウを含む。本例では可塑剤はトリアセチンである。他の例では異なる材料を使用して材料体4および/または可塑剤を形成してもよい。例えば、材料体4は、セルロースアセテート以外、例えばポリ乳酸(PLA)、フィラメント状のトウについて本明細書に記載の他の材料または類似の材料から形成してもよい。トウはセルロースアセテートから形成されるのが好ましい。可塑剤、例えばトリアセチンの量は、6%~14%、例えば8%~13%または9%~12%であってもよい。セルロースアセテートまたは他の材料から形成されるかに拘わらずトウは、d.p.f.が好ましくは少なくとも6、より好ましくは少なくとも7そしてさらに好ましくは少なくとも7.5g/9000mである。単糸繊度のこれらの値によってこれより単糸繊度の低いトウより小さい表面積を有し比較的粗く、厚い繊維のトウが提供され、その結果、得られるマウスピース2の圧力降下は、低いd.p.f.値のトウより小さくなる。好ましくは充分に均一な材料体4を得るためにトウは、12d.p.f.、好ましくは11d.p.f.未満そしてより好ましくは10d.p.f.未満の単糸繊度を有する。
材料体4を形成するトウの総繊度は、好ましくは35,000未満、より好ましくは32,000未満、さらに好ましくは31.000g/9000m未満である。総繊度のこれらの値によってマウスピース2の断面積の占める割合が少ないトウが供され、結果としてこれより高い総繊度値を有するトウよりマウスピース2の圧力降下が低くなる。材料体4の適した硬度のためにはトウは、好ましくは少なくとも8,000、より好ましくは少なくとも10,000g/9000mの総繊度を有する。好ましくは単糸繊度は、6~12で、総繊度は、25,000~32,000g/9000mである。より好ましくは単糸繊度は、7.5~9であり、総繊度は、29,000~31,000g/9000mである。好ましくはトウのフィラメントの断面形状は、「Y」形状であるが、本明細書に記載したものと同じd.p.f.および総繊度値を有する他の実施態様では「X」形状などの他の形状またはほぼ円形の断面のフィラメントを使用することができる。
材料体が材料体の断面積1mm当たりの繊維材の総繊度が720グラム/9000m未満そして少なくとも400グラム/9000mを有するように上述の範囲の単糸繊度および総繊度を有する繊維トウを選択することによって、目に見える染みが少なくなり、消費者に許容される間隔を与える結果になる圧力降下と硬度の良好なバランスが得られるという有利な発見をした。
トウの重量で約9%~13%、例えば約11.8%の量の可塑剤を上述の範囲の単糸繊度のフィラメントトウと組み合わせて使用してもよいという有利な発見をした。これは、従来可塑剤が使用されている量より多い量であり、これより少ない量の可塑剤に較べて硬度を高くする。可塑剤はトリアセチンが使用できる。
材料体4は、第1のプラグラッパー5に巻かれている。本例では第1のプラグラッパー5は、1平方メートル当たり45~65グラム、好ましくは1平方メートル当たり約50~約60グラムの範囲の坪量を有する。これらの範囲の坪量を有する第1のプラグラッパーを設けることによって吸い口端フィルターセクションの硬度にさらに貢献することができる。これとは別に第1のプラグラッパー5は、1平方メートル当たり15~65グラム、例えば1平方メートル当たり約20~約40グラムの範囲の坪量を有してもよい。
材料体またはさらなるマウスピースセクションの硬度は、次のプロトコルに従って測定してもよい。あるセクションの硬度を本明細書で言及する場合、その硬度は、次の測定工程によって測定されるものである。Borgwaldt Hardness Tester H10などの任意の好適な装置を使用して測定を行ってもよい。
硬度は、材料体の高さh0と所定の荷重下の材料体の高さh1との比として定義され、h0のパーセンテージとして記載される。硬度は、次のように表される、
硬度 = (h1/h0)×100
個別の材料体または複数のセクションからなるロッドに含まれる材料体の場合、硬度測定は、材料体の長手方向中央のポイントで行われる。
荷重バーを使用して所定の荷重を材料体にかける。荷重バーの長さは、測定される試料より極めて長くなければならない。硬度測定の前に測定される材料体は、最短で48時間、ISO3402に従って調整され、測定中はISO3402による環境条件に維持される。
硬度測定を行うために材料体は、Hardness Tester H10内に入れられ、2gの予備荷重が材料体にかけられ、1秒後、2gの予備荷重下の材料体の初期高さh0が記録される。次に予備荷重が解除され、150gの荷重を積載した荷重バーを0.6mm/秒の速度でサンプル上に降下させ、5秒後、150gの荷重下の材料体の高さh1を測定する。
硬度は、このプロトコルに従って測定される少なくとも20の材料体または他のマウスピースセクションの平均硬度として決定される。
本例では材料体4および第1のさらなるマウスピースセクション6は、これら両方のセクションに巻かれる第2のプラグラッパー9を使用して組み合わされる。チッピング紙8は、マウスピース2の全長およびエアロゾル発生材のロッド3の一部に亘って巻かれ、その内面に接着剤を有し、マウスピース2とロッド3を接続している。本例ではチッピング紙8は、エアロゾル発生材のロッド3上を5mm延びているが、これとは別にロッド3上を3mm~15mmまたは4mm~6mm延びてマウスピース2とロッド3とが確実に取り付けられるようにする。
好ましくは第2のプラグラッパー9は、50gsm未満、より好ましくは約20gsm~40gsmの坪量を有する。好ましくは第2のプラグラッパー9は、30μm~60μm、より好ましくは35μm~45μmの厚さを有する。好ましくは第2のプラグラッパー9は、100コレス単位未満の通気度、例えば50コレスタ単位未満を有する例えば非孔性プラグラッパーである。しかしながら、他の例では第2のプラグラッパー9は、例えば200コレスタ単位超の通気性を有する多孔性プラグラッパーを使用できる。
本例ではエアロゾル発生材のロッド3は、ラッパー10に巻かれている。ラッパー10は、例えば紙または紙に支持された箔のラッパーであってもよい。本例ではラッパー10は、実質的に空気を通さないが、通気性ラッパーも使用可能である。別の実施態様ではラッパー10は、100コレス単位未満の通気度、例えば60コレスタ単位未満を有する。ラッパー10の通気性は、シガレットペーパー、フィルタープラグラッパーおよびフィルター接合ペーパーとして使用される材料の空気透過度の測定に関するISO 2965:2009に従って測定することができる。
第1のさらなるマウスピースセクション6は、材料体4用の上記材料のいずれかから形成してもよい。第1のさらなるマウスピースセクション6を形成する材料は、例えばその密度の点でセクション6の全容積に亘って実質的に均一に提供することが可能である。第1のさらなるマウスピースセクション6は、材料体4と同じ材料または異なる材料から形成してもよい。また本例では第1のさらなるマウスピースセクション6はフィラメント状のトウから形成される。本例では第1のさらなるマウスピースセクション6に使用されるトウは、2g/9000mの単糸繊度(d.p.f.)および35,000g/9000mの総繊度を有する。第1のさらなるマウスピースセクションが形成されるトウは、トウの重量で約8%の可塑剤を含む。この場合、可塑剤はトリアセチンである。これとは別の実施態様では可塑剤は、材料体4で説明した選択肢のいずれかを含んでもよい。
セルロースアセテートまたは他の材料から形成されるかに関係無く第1のさらなるマウスピースセクション6を形成するトウは、好ましくは1.5~7.5g/9000mの範囲内のd.p.f.を有する。単糸繊度のこれらの値により比較的細い繊維を有するトウが供され、その結果、材料体4の1mm当たりの圧力降下と比較して第1のさらなるマウスピースセクション6の1mm当たりの圧力降下が高くなる。本例では第1のさらなるマウスピースセクション6は、材料体4よりろ過効率が高い。
第1のさらなるマウスピースセクション6は、第3のプラグラッパー7に巻かれている。好ましくは第3のプラグラッパーは、上述のような第2のプラグラッパー9と同じ材料から形成される。別の実施態様では第3のプラグラッパー7は、第2のプラグラッパー9について記載した範囲から選択される坪量および厚さを有してもよい。
第1のさらなるマウスピースセクション6を形成するトウの総繊度は、24,000~45,000g/9000mの範囲内である。第1のさらなるマウスピースセクション6の適した硬度のためにトウは、好ましくは少なくとも25,000およびより好ましくは少なくとも30,000g/9000mの総繊度を有する。好ましくは単糸繊度は、1.5~3g/9000mであり、総繊度は、30,000~43,000g/9000mである。好ましくはトウのフィラメントの断面形状は、「Y」字形状であるが、他の実施態様では本明細書で供されるd.p.f.と総繊度値と同じ値の「X」字形状フィラメントなどの他の形状も使用可能である。
材料体4の特徴を表1.0にまとめた。
Figure 2022545221000002
物品1の物品を介して引き込まれるエアロゾルの換気レベルは、約60%である。別の実施態様では物品の物品を介して引き込まれるエアロゾルの換気レベルは、0%~90%、例えば55%~75%であってもよい。換気は、物品1のマウスピース2内に直接設けられる。本例では物品には第1のさらなるマウスピースセクション6内に換気を供する第1および第2の平行な列のミシン目12がチッピング材8、第3のプラグラッパー7および第2のプラグラッパー9を通って設けられている。この場合、ミシン目12は、マウスピース2の下流吸い口端2bからそれぞれ約18mmおよび約19mmの位置にレーザーによる穿孔として形成される。別の実施態様では換気は、マウスピースの他の位置、例えば材料体4または設けられている場合追加のマウスピースセクション内に設けることができる。
図2は、マウスピース2’を含む別の物品1’の側部断面図である。物品1’とマウスピース2’は、マウスピース2’が第1のさらなるマウスピースセクション6と第2のさらなるマウスピースセクションを含むことを除いて図1に例示した物品1およびマウスピース2と同じである。本例では第2のさらなるマウスピースセクションは、フィラメント状のトウから形成された管状部材13を含み、第1のさらなるマウスピースセクション6の上流かつこれに直接隣接して位置している。これとは別の実施態様では第2のさらなるマウスピースセクションは、第1のさらなるマウスピースセクション6について上記した選択肢のいずれかを含んでもよい。また第1のさらなるマウスピースセクション6は、例えば巻きタバコに使用することが知られている紙フィルターと同じように紙から形成してもよい。この実施態様では第2のさらなるマウスピースセクション6は、長さが8mmである。本例ではマウスピースの長さは、27mmである。
管状部材13の「壁厚」は、管13の半径方向の壁の厚さに対応する。これは、例えばノギスを使用して測定される。壁厚は0.9mm超、より好ましくは1.0mm以上であると有利である。好ましくは壁厚は、管状部材13の壁の周囲で実質的に一定である。しかしながら、壁厚が実質的に一定でない場合、壁厚は、管状部材13の周囲の任意の箇所で好ましくは0.9mm超、より好ましくは1.0mm以上である。壁厚は、3.0mm未満であると有利であり、より好ましくは2.0mm以下である。壁厚は、約1.0mm、約1.2mm、約1.4mmまたは約1.5mmであってもよい。一部の例では壁厚は、約0.9mm~約1.4mmまたは約1.0mm~約1.3mmである。
好ましくは管状部材13の長さは、約20mm未満である。より好ましくは管状部材13の長さは、約15mm未満である。さらにより好ましくは管状部材13の長さは、約10mm未満である。さらにまたは別例として管状部材13の長さは、少なくとも約5mmである。好ましくは管状部材13の長さは、少なくとも約6mmである。一部の好ましい実施態様では管状部材13の長さは、約5mm~約20mm、より好ましくは約6mm~約10mm、さらにより好ましくは約6mm~約8mm、最も好ましくは約6mm、7mmまたは約8mmである。本例では管状部材13の長さは、7mmである。
好ましくは管状部材13の密度は、1立方センチメートル当たり少なくとも約0.25グラム(g/cc)、より好ましくは少なくとも約0.3g/ccである。好ましくは管状部材13の密度は、1立方センチメートル当たり約0.75グラム未満(g/cc)、より好ましくは0.6g/cc未満である。一部の実施態様では管状部材13の密度は、0.25~0.75g/cc、より好ましくは0.3~0.6g/cc、より好ましくは0.4g/cc~0.6g/ccまたは約0.5g/ccである。
管状部材13を形成するフィラメント状のトウは、総繊度が好ましくは80,000未満、より好ましくは75,000未満である。好ましくは総繊度は、少なくとも20,000、より好ましくは少なくとも25,000である。好ましい実施態様では管状部材13を形成するフィラメント状のトウは、総繊度が25,000~58,000、より好ましくは28,000~40,000である。好ましくはフィラメント状のトウの断面形状は、「Y」字形状であるが、他の実施態様では「X」字形状フィラメントなどの他の形状も使用可能である。
管状部材13を形成するフィラメント状のトウは、単糸繊度が好ましくは3超である。この単糸繊度によって高密度過ぎない管状部材13を形成することができることが分かっている。好ましくは単糸繊度は少なくとも4、より好ましくは少なくとも5である。好ましい実施態様では管状部材13を形成するフィラメント状のトウは、単糸繊度が4~10、より好ましくは4~9である。1つの例では管状部材13を形成するフィラメント状のトウは、セルロースアセテートから形成された5Y30,000、7.3Y36000、8Y56000または8Y40,000トウを有し、約18%の可塑剤、例えばトリアセチンを含む。
管状部材13は、内径が好ましくは3.0mm超である。より好ましくは管状部材13は、内径が3.1mm超、さらにより好ましくは3.5mmまたは3.6mm超である。1つの実施態様では管状部材13の内径は、約5.0mmである。管状部材13の内径は、約3.5mm~約5.2mmであってもよく、壁厚は、約1.0mm~約1.3mmであってもよい。
管状部材13は、好ましくは15%~22重量%の可塑剤を含む。セルロースアセテートトウの場合、可塑剤は、好ましくはトリアセチンであるが、ポリエチレングリコール(PEG)などの他の可塑剤も使用可能である。より好ましくは管状部材13は、16重量%~20重量%の可塑剤、例えば約17重量%、約18重量%または約19重量%の可塑剤を含む。
本例では管状部材13は、フィラメントトウから形成される、しかしながら、管状部材は、管状部材13を形成するために接合された継ぎ目を有する平行に巻かれた複数の紙の層から形成された紙の管またはらせん状に巻かれた紙の層、ボール紙管、混凝紙型処理の成型または押し出しされたプラスチック管などを使用して形成された管からなどの他の方法で形成することができる。
また中空の管状部材13は、本明細書に記載の第2のプラグラッパー9および/またはチッピング紙8として硬めのプラグラッパーおよび/またはチッピング紙を使用して形成することができ、これは別個の管状部材を必要としないことを意味する。硬めのプラグラッパーおよび/またはチッピング紙は、製造中および物品1、1’の使用中に生じるであろう軸方向の圧縮力および曲げモーメントに耐えるに充分な剛性を有するように製造される。例えば、硬質のプラグラッパーおよび/またはチッピング紙は、70gsm~120gsm、より好ましくは80gsm~110gsmの坪量を有してもよい。さらにまたはこれとは別に硬質のプラグラッパーおよび/またはチッピング紙は、80μm~200μm、より好ましくは100μm~160μmまたは120μm~150μmの厚さを有してもよい。第2のプラグラッパー9およびチッピング紙8の両方において中空の管状部材13のための許容できる全般的なレベルの剛性を達成するためにこれらの範囲の値を有するのが望ましい。
エアロゾル発生材のロッド3は、長さが好ましくは約10mm~100mmである。一部の実施態様ではエアロゾル発生材のロッド3の長さは、好ましくは約50mm~100mmの範囲内、より好ましくは約55mm~95mmの範囲内である。
図3は、マウスピース2’’を含む別の物品1’’の側部断面図である。物品1’’およびマウスピース2’’は、マウスピース2’’が中空の管状部材13の代わりに吸着剤を含むセクション14を含むことを除いて図2に例示した物品1’とマウスピース2’と同じである。
吸着剤を含むセクション14は、吸着材15の粒、例えば吸着剤を含むセクション14の材料内に分散された炭素粒を含む。活性炭粒子の好適な量は、例えば、40mgであってもよいが、10mg~80mgまたは10mg~50mgなどの他の量を使用してもよい。吸着剤を含むセクション14は、フィラメント状のトウ、本例では第1のさらなるマウスピースセクション6について上述した可塑化されたセルロースアセテートトウから形成される。本例では吸着剤を含むセクションを形成するために使用されるトウは、単糸繊度が7.3g/9000mであり、総繊度が33,000g/9000mである。別の例ではトウは、例えば、単糸繊度が3.9g/9000mで総繊度が30,000g/9000mまたは第1のさらなるマウスピースセクション6について記載した範囲内の単糸繊度および総繊度の任意の組み合わせであってもよい。別の実施態様では吸着剤を含むセクション14は、他の形状、例えば少なくとも部分的に吸着剤が充填され、2つのセクションまたはトウからなるプラグの間に配されたキャビティーの形状で提供することも可能である。
吸着剤を含むセクション14は、第4のプラグラッパー16に巻かれている。
別の実施態様では第1のさらなるマウスピースセクション6は、そのセクション内に供されたエアロゾル変性剤を含んでもよい。エアロゾル変性剤は、カプセルの形体で提供されてもよく、あるいは他の例では該セクション内に注入されるまたは糸上に供される、例えば風味剤または他のエアロゾル変性剤を担持し、該セクション内に配置されてもよい糸上に供される材料などの他の形体で供することも可能である。
エアロゾル変性剤がカプセルの形体で設けられる場合、カプセルは、破壊可能なカプセル、例えば液体ペイロードを囲む硬質な壊れやすいシェルを有するカプセルを含んでもよい。カプセルは、該セクションの材料内に完全に埋め込まれる、即ち該セクションを形成する材料によって完全に囲まれてもよい。他の例では複数の破壊可能なカプセル、例えば2、3またはそれ以上の破壊可能なカプセルをセクション内に配置してもよい。セクションの長さは、必要とされる数のカプセルを収容するために長くすることができる。複数のカプセルが使用されるいくつかの例では個々のカプセルは互いに同じであってもよく、あるいは大きさおよび/またはカプセルペイロードが異なってもよい。他の例では各セクションが1つ以上のカプセルを有する複数の第1のさらなるマウスピースセクション6を設けてもよい。
カプセルは、コア-シェル構造を有してもよい。言い換えれば、カプセルは、液剤、例えば本明細書で説明した風味剤またはエアロゾル変性剤のいずれかであってもよい風味剤または他の物質をカプセル化するシェルを含んでもよい。カプセルのシェルは、ユーザーが破裂させ、風味剤または他の物質を放出させることができる。カプセルが設けられるいくつかの実施態様では第1のプラグラッパー5は、そのプラグラッパーの材料をカプセル11の液体ペイロードに対して不透過性にするバリアコーティングを含んでもよい。これとは別にまたは加えて第2のプラグラッパー9および/またはチッピング紙8は、そのプラグラッパーおよび/またはチッピング紙の材料をカプセルの液体ペイロードに対して実質的に非透過性にするバリアコーティングを含んでもよい。
1つの例ではカプセルは球体であり、約3mmの直径を有する。他の例では、他の形状および大きさのものも使用可能である。カプセルの総重量は、約10mg~約50mgの範囲内であってもよい。
カプセルは、第1のさらなるマウスピースセクション内の長手方向中央の位置に配置されてもよい。即ち、カプセルは、その中心が第1のさらなるマウスピースセクションの各端部から等距離に位置するように位置する。他の例ではカプセルは、セクションの長手方向中央の位置以外の位置、即ちセクション6上流端部より下流端部の近くまたはセクション6の下流端部より上流端部の近くに配置してもよい。好ましくはマウスピースは、カプセルおよび換気孔12がマウスピース内で互いに長手方向にオフセットするように構成される。
場合によってはバリアー材(カプセル化剤とも言われる)は脆弱である。カプセルはユーザーによって潰されるあるいはそうでなければ砕かれるまたは壊されてカプセル化されているエアロゾル変性剤を放出する。典型的にはカプセルは加熱が開始される直前に壊されるが、ユーザーがエアロゾル変性剤をいつ放出させるかを選択することができる。「壊れやすいカプセル」なる用語は、シェルがコアを放出するための圧力によって壊れるカプセルを意味し、例えばシェルは、ユーザーがカプセルのコアを放出させたいときにユーザーの指によって加えられる圧力によって破裂させることができる。
場合によってはバリアー材は耐熱性である。即ち、場合によってはバリアーは、破裂せず、エアロゾル供給デバイスの作動中にカプセルが到達する温度で溶けるまたは機能しなくなる。具体的にはマウスピース内に位置するカプセルを例えば30℃~100℃の範囲内の温度に露して、バリアー材は少なくとも約50℃~120℃まで液体コアを保持し続けるようにしてもよい。
他の場合にはカプセルは、加熱時に例えばバリアー材を溶かすまたはバリアー材を破裂させるカプセルの膨潤によってコア組成物を放出する。
カプセルの総重量は、約1mg~約100mg、好適には約5mg~約60mg、約8mg~約50mg、約10mg~約20mgまたは約12mg~約18mgの範囲であってもよい。
コア製剤の総重量は、約2mg~約90mg、好適には約3mg~約70mg、約5mg~約25mg、約8mg~約30mgまたは約10mg~約25mgの範囲であってもよい。
本発明によるカプセルは、上述のようにコアと、シェルとを含む。カプセルは、約4.5N~約40N、より好ましくは約5N~約30Nまたは約28N(例えば、約9.8N~約24.5N)の破砕強度を呈してもよい。カプセル破砕強度は、カプセルを材料体6から取り除き、カプセルが2つの平らな金属プレートの間でプレスされた際に破裂した力を測定するゲージを使用して測定することができる。好適な測定装置は、平らな頭部があるアタッチメントを有するSauter FK 50フォールゲージであり、これはそのアタッチメントに類似する面を有する平らな硬い面に対してカプセルを砕くために使用することができる。
カプセルは、実質的に球体であってもよく、少なくとも約0.4mm、0.6mm、0.8mm、1.0mm、2.0mm、2.5mm、2.8mmまたは3.0mmの直径を有してもよい。カプセルの直径は、約10.0mm未満、8.0mm未満、7.0mm未満、6.0mm未満、5.5mm未満、5.0mm未満、4.5mm未満、4.0mm未満、3.8mm未満または3.6mm未満であってもよい。事例的にはカプセルの直径は、約0.4mm~約10.0mm、約0.8mm~約6.0mm、約2.5mm~約5.5mmまたは約2.8mm~約3.7mmの範囲であってもよい。場合によってはカプセルは、直径が約3.0mmまたは3.5mmであってもよい。これらの大きさは、本明細書に記載の物品にカプセルを組み込むのに特に適している。
図4は、エアロゾル供給システムに使用する別の物品1’’’の側部断面図である。物品1’’’は、マウスピース2’’’を含む。本例では物品1’’’は紙巻きタバコを含む。
物品1’’’およびマウスピース2’’’は、図4の物品’’’が燃焼系エアロゾル供給システムに使用するためのものであり、管状部材13を含む第2のさらなるマウスピースセクションが材料体4の上流でこれに隣接して設けられ、第1のさらなるフィルターセクション6が管状部材13の上流でこれに隣接して設けられていること以外、図2で説明した物品1’とマウスピース2’と同じである。
図4のマウスピース2’’’は、マウスピース2’’’の吸い口端の材料体4と、材料体4の上流に位置し、マウスピース2’’’の吸い口端から約12mm未満の位置からマウスピース2’’’の吸い口端から約12mm超の位置へとマウスピース2’’’の長手方向部分に亘って延びたフィラメント状のトウから形成された管状部材13とを含む。
材料体4のすぐ上流に第2のさらなるマウスピースセクション設けることは、第2のさらなるマウスピースセクションの位置が消費者が通常喫煙品を保持する位置の下に位置することになる。第2のさらなるマウスピースセクションをこの位置に管状部材13として設けることは結果として、消費者が喫煙品を保持する際に消費者のためにこのセクションの感触を向上させ、マウスピース端部をより従来のものに近い外観にすることになるという有利な発見をした。
管状部材13の硬度は、本明細書に記載のプロトコルに従って測定した場合、85%超であってもよい。好ましくは管状部材の硬度は、85%~95%またはより好ましくは約90%~95%であってもよい。
管状部材13は、マウスピースの吸い口端から約7mm、8mm、9mmまたは10mmの位置から延びてもよい。好ましくは管状部材は、マウスピースの端部から約8.5mm未満の位置またはより好ましくはマウスピースの端部から約8mm未満の位置から延びている。管状部材13は、マウスピースの端部から約9mm未満の位置からマウスピースの端部から約15mm超の位置へと延びてもよい。好ましくは管状部材13は、マウスピースの端部から約13mm超の位置へ、またはより好ましくはマウスピースの端部から約14mm超の位置へと延びている。
第1のさらなるマウスピースセクション6に換気を設けるミシン目12がチッピング材8、第3のプラグラッパー7および第2のプラグラッパー9に設けられている。
別の実施態様では本明細書で説明したマウスピースセクション4、6、13、14のいずれかを本明細書中で説明するようにあらゆる他のマウスピースセクションと共に設けてもよい。第1のさらなるマウスピースセクション6および第2のさらなるマウスピースセクションは、ロッド3の下流の任意の長手方向位置に設けてもよい。材料体4は、好ましくはマウスピースの吸い口端セクションを形成するために最も遠い下流位置に設けてもよい。
材料体4に追加してさらなるセクションを含む例示的物品の特徴を表2.0に記載する。これらマウスピースの円周は24.30mmである。表2.0に特定したさらなるセクションを含む例示的物品の全ては、長さが7mm~8mmの材料体4も含む。表2.0に記載の例示的物品のいずれの第1のさらなるマウスピースセクションは、これとは別に7.3Y36000デニールトウから形成してもよい。表2.0に記載のCA管セクションは、本明細書で説明したような管状部材13を含んでもよい。
Figure 2022545221000003
種々の問題の対処と技術の発展のため、本開示全体は種々の実施形態を例示的に示しており、これらの実施形態では特許請求された発明が実践され、煙変性剤を良好に送出することができる。本開示の利点および特徴は実施形態の単なる代表的な具体例であり、包括的でも排他的でもない。これらは特許請求された特徴の理解と教示の単なる補助に提供されている。当然だが、本開示の利点、実施形態、具体例、機能、特徴、構造、および/または他の側面は本開示を特許請求の範囲に規定されたとおりに限定するあるいは特許請求の範囲の均等物に限定すると考えるべきではなく、本開示の範囲および/または思想から乖離することなく他の実施形態を利用しても改変してもよいと考えるべきである。種々の実施形態は、開示された構成要素、成分、特徴、部品、工程、手段他の組合せを適切に備えても、これらで構成されても、基本的にこれらで構成されてもよい。また本開示は、現在は特許請求されていないが将来特許請求される可能性がある他の発明を含む。

Claims (23)

  1. エアロゾル供給システムに使用するための物品用マウスピースであって、該マウスピースはマウスピースの吸い口端に材料体を含み、材料体は長手方向軸および長手方向軸に対して直交して測定された断面を有し、繊維材を含み、材料体の断面積1mm当たりの繊維材の総繊度は、約720グラム/9000mであり、材料体の長さの圧力降下は、材料体の長さ1mm当たり約1.05~約1.70mm水であるマウスピース。
  2. 繊維材は、前記材料体の1mm当たり約0.09mg~約0.13mgの重量を有することを特徴とする請求項1記載のマウスピース。
  3. 繊維材は、前記材料体の長さ1mm当たり約4mg~約6mgの重量を有することを特徴とする請求項1または2記載のマウスピース。
  4. 前記材料体の断面積1mm当たりの繊維材の総繊度は、約700g/9000m未満または約675g/9000m未満または約650g/9000m未満であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載のマウスピース。
  5. 繊維材は、約6~約12単糸繊度、または約7~約10単糸繊度または約7.5~約9単糸繊度の単糸繊度を含むことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載のマウスピース。
  6. 繊維性フィルター材の総繊度は、約25000~約35000g/9000mまたは約28000~約32000g/9000mまたは約29000~約31000g/9000mであることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載のマウスピース。
  7. 材料体は、可塑剤を含み、可塑剤の量は、材料体の重量で約5%~約14%または材料体の重量で約8%~約13%または材料体の重量で約10%~約12%であることを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載のマウスピース。
  8. 材料体は、プラグラッパーに囲まれ、プラグラッパーは、1平方メートル当たり約20~約65グラムまたは1平方メートル当たり約45~約65グラムまたは1平方メートル当たり約50~約60グラムの坪量を含むことを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項記載のマウスピース。
  9. マウスピースは、円周が16mm~23mmの範囲内または23mm~25mmの範囲内であることを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項記載のマウスピース。
  10. マウスピースは、材料体の上流に少なくとも1つのさらなるセクションを含むことを特徴とする請求項1乃至9いずれか1項記載のマウスピース。
  11. 前記少なくとも1つのさらなるセクションは、セルロースアセテートトウから形成されたセクションを含むことを特徴とする請求項10記載のマウスピース。
  12. 前記少なくとも1つのさらなるセクションは、中空の管状セクションを含むことを特徴とする請求項10または11記載のマウスピース。
  13. 前記少なくとも1つのさらなるセクションは、粒状の吸着材を含むことを特徴とする請求項10乃至12いずれか1項記載のマウスピース。
  14. マウスピースの吸い口端から3mmの位置でのマウスピースの硬度は、90%~99%の範囲内であることを特徴とする請求項1乃至13いずれか1項記載のマウスピース。
  15. マウスピースは、1平方メートル当たりの坪量が20~35グラムの範囲内のフィルターラッパーに囲まれていることを特徴とする請求項1乃至14いずれか1項記載のマウスピース。
  16. 燃焼系エアロゾル供給システムに使用するための物品用マウスピースであって、該マウスピースは、マウスピースの吸い口端に材料体と、材料体の上流に位置し、マウスピースの吸い口端から約12mm未満の位置からマウスピースの吸い口端から約12mm超の位置へとマウスピースの長手方向部分に亘って延びているフィラメント状のトウから形成された管状部材とを含むマウスピース。
  17. マウスピースは、マウスピースの吸い口端から12mmの位置で少なくとも約85%の硬度を有することを特徴とする請求項16記載のマウスピース。
  18. 管状部材は、マウスピースの吸い口端から約10mm未満の位置からマウスピースの吸い口端から約13mm超の位置へとマウスピースの長手方向部分に亘って延びていることを特徴とする請求項16または17記載のマウスピース。
  19. 管状部材は、マウスピースの吸い口端から約9mm未満の位置からマウスピースの吸い口端から約13mm超の位置へとマウスピースの長手方向部分に亘って延びていることを特徴とする請求項16、17または18記載のマウスピース。
  20. 請求項1乃至15いずれか1項記載および請求項16乃至19いずれか1項記載のマウスピース。
  21. 燃焼系エアロゾル供給システムに使用するための物品用の請求項1乃至20いずれか1項記載のマウスピース。
  22. 前記燃焼系エアロゾル供給システムは、紙巻きタバコまたはシガリロを含むことを特徴とする請求項21記載のマウスピース。
  23. 請求項1乃至22いずれか1項記載のマウスピースおよびエアロゾル発生材からなるロッドを含むエアロゾル供給システムに使用するための物品。
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