以下に記載する実施形態は、当業者が実施形態を実践できるようにするための情報を表し、実施形態を実践する最良の形態を例証する。添付図面に照らして以下の記載を読むことで、当業者であれば、本開示の概念を理解し、本明細書では特に言及しないこれらの概念の応用例を認識するであろう。これらの概念および応用例は本開示の範囲内にあることが理解されるべきである。
無線ノード:本明細書で使用するとき、「無線ノード」は、無線アクセスノードまたは無線通信デバイスのどちらかである。
無線アクセスノード:本明細書で使用するとき、「無線アクセスノード」または「無線ネットワークノード」または「無線アクセスネットワークノード」は、信号を無線で送信および/または受信するように動作する、セルラー通信ネットワークの無線アクセスネットワーク(RAN)の任意のノードである。無線アクセスノードのいくつかの例としては、非限定的に、基地局(例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)第5世代(5G)NRネットワークの新無線(NR)基地局(gNB)、または3GPPロングタームエボリューション(LTE)ネットワークの拡張もしくはエボルブドノードB(eNB))、高出力もしくはマクロ基地局、低出力基地局(例えば、ミクロ基地局、ピコ基地局、ホームeNBなど)、中継ノード、基地局の機能性の一部を実現するネットワークノード、またはgNB分散基地局(gNB-DU)を実現するネットワークノード、または他の何らかのタイプの無線アクセスノードの機能性の一部を実現するネットワークノードが挙げられる。
コアネットワークノード:本明細書で使用するとき、「コアネットワークノード」は、コアネットワークにおける任意のタイプのノード、またはコアネットワーク機能を実現する任意のノードである。コアネットワークノードのいくつかの例としては、例えば、モビリティ管理エンティティ(MME)、パケットデータネットワークゲートウェイ(P-GW)、サービス能力公開機能(SCEF)、ホーム加入者サーバ(HSS)などが挙げられる。コアネットワークノードの他のいくつかの例としては、アクセスおよび移動機能(AMF)、ユーザプレーン機能(UPF)、セッション管理機能(SMF)、認証サーバ機能(AUSF)、ネットワークスライス選択機能(NSSF)、ネットワーク公開機能(NEF)、ネットワーク機能(NF)レポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、統合データ管理(UDM)などを実現するノードが挙げられる。
通信デバイス;本明細書で使用するとき、「通信デバイス」は、アクセスネットワークへのアクセスを有する任意のタイプのデバイスである。通信デバイスのいくつかの例としては、非限定的に、携帯電話、スマートフォン、センサデバイス、メータ、車両、家庭用電気器具、医療器具、メディアプレーヤー、カメラ、または任意のタイプの家電製品、例えば非限定的に、テレビ、ラジオ、照明装置、タブレットコンピュータ、ラップトップ、もしくはパーソナルコンピュータ(PC)が挙げられる。通信デバイスは、無線または有線接続を介して音声および/またはデータを通信できるようにされた、携帯型、手持ち式、コンピュータ搭載型、または車載型移動デバイスであってもよい。
無線通信デバイス:1つのタイプの通信デバイスは、無線ネットワーク(例えば、セルラーネットワーク)へのアクセスを有する(即ち、無線ネットワークがサーブする)任意のタイプの無線デバイスであってもよい、無線通信デバイスである。無線通信デバイスのいくつかの例としては、非限定的に、3GPPネットワークにおけるユーザ機器デバイス(UE)、マシン型通信(MTC)デバイス、および物のインターネット(IoT)デバイスが挙げられる。かかる無線通信デバイスは、携帯電話、スマートフォン、センサデバイス、メータ、車両、家庭用電気器具、医療器具、メディアプレーヤー、カメラ、または任意のタイプの家電製品、例えば非限定的に、テレビ、ラジオ、照明装置、タブレットコンピュータ、ラップトップ、もしくはPCであってもよく、あるいはそれらに統合されてもよい。無線通信デバイスは、無線接続を介して音声および/またはデータを通信できるようにされた、携帯型、手持ち式、コンピュータ搭載型、または車載型移動デバイスであってもよい。
ネットワークノード:本明細書で使用するとき、「ネットワークノード」は、RAN、またはセルラー通信ネットワーク/システムのコアネットワークどちらかの一部である、任意のノードである。
なお、本明細書に提供する記載は3GPPセルラー通信システムに焦点を当てており、そのため、3GPPの用語または3GPPの用語に類似した用語が使用される場合が多い。しかしながら、本明細書に開示する概念は3GPPシステムに限定されない。
なお、本明細書の記載では、用語「セル」を参照するが、特に5G NRの概念に関して、セルの代わりにビームが使用されてもよく、そのため、本明細書に記載する概念はセルおよびビームの両方に等しく適用可能であるという点に留意することが重要である。
LTEでは、2次セル(SCell)しかアンライセンススペクトルで設定することができず、したがって、LBTベースの手順はLTEに存在しない。NRでは、スタンドアロンのNR-U動作がまだ全体的に設定されなければならず、すなわちUEは、RRC_IDLEにおいてもLBT失敗に対処しなければならない。
図2は、セルにおけるLBT失敗が原因でUEが逃したDRSオケージョン(2つのサンプルの間)のMn数以下の分離で提供される、2つの時間的に最も近い利用可能なサンプルを、UEがフィルタリングすることが許可されることを示す、一例を示している。図2では、Mn=2と仮定して、一例が示される。UEは、DRXサイクルごとに一回被測定セルのDRSを測定するものと仮定する。図2に示されるように、逃した2つのDRSサンプル(S2およびS3)の分、サンプルS1およびS4が離れている事例Aでは、UEは、S1およびS4を組み合わせることが許可される。しかしながら、逃した3つのDRSサンプル(S6、S7、S8)の分、サンプルS5およびS9が離れている事例Bでは、UEは、S5およびS9を組み合わせることは許可されない。
クリアチャネル評価(CCA)の存在下におけるユーザ機器(UE)動作のためのシステムおよび方法が提供される。図3は、無線デバイスを動作させる、またはCCA要件に係るセル選択の方法を示している。いくつかの実施形態では、要件に係るセル選択のために無線デバイスによって実施される方法は、セル選択またはセル再選択のためのサービングセルにおける測定期間(T1)を決定することであって、測定期間が連続間欠受信(DRX)サイクルの数に基づいて決定される、測定期間を決定すること(ステップ300)と、T1の間のサービングセルにおけるディスカバリ参照信号(DRS)によって設定される測定オケージョンの数を決定すること(ステップ302)と、測定オケージョンにおけるDRSの利用可能性を決定すること(ステップ304)と、T1の間の測定オケージョンにおけるDRSの利用可能性に基づいて、測定を実施すること(ステップ306)と、を含む。このように、無線デバイスは、CCA、例えばリッスンビフォアトーク(LBT)の存在下において、NR RRC_IDLE/RRC_INACTIVEで動作してもよい。
実施形態の態様は、セル選択および/またはセル再選択手順の目的で、LBTの対象であるサービングセルおよび/または隣接セルに対する測定を実施する、低RRC活性状態(例えば、アイドル状態、不活性状態)のUEにおける方法を提供する。低RRC活性状態では、UEは、DRXサイクルよりも高頻度でDRSが送信される場合であっても、間欠受信(DRX)サイクルごとに一回の測定を行ってもよい。したがって、UEは、一般的に、DRXサイクルごとに1つのDRSオケージョンの間にDRSを受信するように試行してもよい。DRSが測定される基地局でLBT失敗がある場合、UEはそのDRXサイクルの間にDRSを受信することができない。
LBTという用語は、本明細書では、CCAの一例を説明するのに使用される。しかしながら、本開示はそれに限定されない。LBTに関する本明細書の考察はいずれも、任意の好適なタイプのCCAにも適用可能であり得る。
一実施形態のある態様では、UEは、被測定セルにおけるLBT失敗が原因でUEで利用可能ではないDRSオケージョンの特定の数以下で時間的に分離される、被測定セル(例えば、サービングセル(本明細書ではcell1とも呼ばれる)、隣接セル(本明細書ではcell2とも呼ばれる))の任意の2つの測定サンプルをフィルタリングすることが許可されてもよい。
一実施形態の別の態様では、UEは、被測定セルにおけるLBT失敗が原因でUEで利用可能ではないDRSオケージョンの数にしたがって、測定時間(例えば、セル選択、再選択などの評価時間)を、被測定セル(例えば、cell1、cell2)に対する測定に適応させてもよい。
一実施形態の更に別の態様では、UEは、cell1の信号レベル(例えば、以前に測定されたもの)にかかわらず、cell1におけるLBT失敗が原因でUEが特定の数のDRSオケージョンを受信することができない場合、1つまたは複数の隣接セルに対して測定を実施することが求められてもよい。
一実施形態は、少なくとも1つのセルからの少なくとも1つのDRSを使用して、選択または再選択するセルを決定することと、決定されたセルを選択または再選択することと、を含む、LBT要件に係るセル選択のための、無線デバイスによって実施される方法を提供する。選択または再選択するセルを決定するときにLBT要件を考慮に入れることによって、無線デバイスは、LBTを使用するシステム(NRシステムなど)においても、低RRC活性状態で動作することができるので、無線デバイスが接続してもよいセルの数が増加する。LBTを使用するシステムに適合された、記載するUEの挙動を実現することによって、方法はまた、UEが、セル(再)選択手順における過度の遅延が防止されることを担保しながら、手順を実施するのに要する時間を制御する。低RRC活性状態の無線デバイスは、使用電力が通常のRRC活性状態よりも少ないことがあるので、したがって、実施形態はデバイスバッテリー寿命の増加をもたらしてもよい。
一実施形態は、無線デバイスによるセル選択を容易にする、LBTパラメータおよび/またはCOTパラメータを設定することを含む、LBT要件に係るセル選択を容易にするための、基地局によって実施される方法を提供する。低RRC活性状態の無線デバイス接続を支援するように設定を適応させることによって、基地局は、改善された無線デバイス接続性を提供してもよく、また、無線デバイスの消費電力を低減するのを助けてもよい(無線デバイスが低RRC活性状態よりも通常のRRC活性状態を維持することが求められる事例が、低減されてもよいため)。
実施形態の態様は、UEがLBTの存在下においてNR RRC_IDLEで動作できることを提供してもよい。実施形態の態様は、加えてまたは代わりに、UEがLBTの存在下においてNR RRC_INACTIVEで動作できることを提供してもよい。
以下、本明細書で想到される実施形態のいくつかについて、添付図面を参照して更に記載する。しかしながら、他の実施形態が本明細書に開示する主題の範囲内に含まれ、開示する主題は、本明細書に記載する実施形態のみに限定されるものと解釈されるべきではなく、それよりもむしろ、これらの実施形態は、主題の範囲を当業者に伝えるために例として提供される。
ネットワークノードという用語は、UEと、および/または別のネットワークノードと通信する、任意のタイプの無線ネットワークノードまたは任意のネットワークノードに対応するように使用されてもよい。ネットワークノードの例は、無線ネットワークノード、gNodeB(gNB)、ng-eNB、基地局(BS)、NR基地局、TRP(送受信ポイント)、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)無線ノード、ネットワークコントローラ、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局コントローラ(BSC)、リレー、アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、リモート無線ユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)、分散アンテナシステム(DAS)のノード、コアネットワークノード(例えば、モバイルスイッチングセンタ、モビリティ管理エンティティ(MME)など)、運用保守、運用サポートシステム、自己組織化ネットワーク、測位ノードまたは位置サーバ(例えば、エボルブドサービングモバイルロケーションセンタ)、ドライブテスト最小化(MDT)、テスト機器(物理ノードまたはソフトウェア)などである。無線ネットワークノードは、無線信号を送信することができるネットワークノード、例えば基地局、gNBなどである。
ユーザ機器(UE)または無線デバイス(WD)という用語は、ネットワークノードと、および/またはセルラーもしくは移動体通信システムの別のUE/WDと通信する、任意のタイプの無線デバイスを指すのに使用されてもよい。UEの例は、NRをサポートする無線デバイス、標的デバイス、デバイスツーデバイス(D2D)UE、マシン型UEもしくはマシンツーマシン(M2M)通信が可能なUE、PDA、PAD、タブレット、移動端末、スマートフォン、ラップトップ組込み装備、ラップトップ搭載機器、ドローン、USBドングル、ProSe UE、V2V(Vehicle-to-Vehicle)UE、V2X(Vehicle-to-Everything)UEなどである。
無線ノードという用語は、無線信号の送信もしくは無線信号の送信または両方を行うことができる、無線ネットワークノードまたはUEを指すのに使用されてもよい。
本明細書で使用する時間リソースという用語は、時間長または時間間隔または持続時間の観点で表現される、任意のタイプの物理リソースまたは無線リソースに対応してもよい。時間リソースの例は、符号、ミニスロット、タイムスロット、サブフレーム、無線フレーム、送信時間間隔(TTI)、インターリーブ時間などである。
TTIという用語は、送信のために物理チャネルを符号化しインターリーブすることができる任意の期間を指すのに使用されてもよい。物理チャネルは、符号化にかかったのと同じ期間(T0)にわたって受信機によって復号されてもよい。TTIはまた、短TTI(sTTI)、送信時間、スロット、サブスロット、ミニスロット、短サブフレーム(SSF)、ミニサブフレームなどと呼ばれることがある。
別段の明示的な規定がない限り、リッスンビフォアトークという用語または略語LBTは、本明細書では、DL LBT、UL LBT、または両方を指すのに使用されてもよい。DL LBTは無線ネットワークノードによって実施されてもよく、UL LBTはUEによって実施されてもよく、したがって一般的に言えば、LBTは無線ノードによって実施されてもよい。「LBTカテゴリ」および「LBTタイプ」という用語は、例えば、セクション2.1に記載のLBTカテゴリ、ULとDLとの間で異なるスイッチング遅延(例えば、16μs以下、16超過25未満、または25μs以上)を有するLBT、ビームベースのLBT(特定方向のLBT)または全方向性LBT、周波数領域内の異なるLBTアプローチ(例えば、複数の連続サブバンドにわたるサブバンド特異的なワイドバンドLBT、複数の不連続サブバンドにわたるワイドバンドLBTなど)、共有COTを有するまたは有さないLBTを含んでもよい、LBT手順を特徴付けるパラメータのセットを指す。LBTはまた、互換可能であり、より一般的には、クリアチャネル評価(CCA)、搬送波感知多重アクセス(CSMA)手順、チャネル評価スキームなどと呼ばれる。CCAベースの動作は、より一般的には、競合ベースの動作と呼ばれる。CCAの対象であるキャリア上における信号の送信は、競合ベースの送信とも呼ばれる。競合ベースの動作は、一般的に、アンライセンス周波数帯域のキャリア上での送信に使用されるが、メカニズムはまた、例えば干渉を低減するため、ライセンス帯域に属するキャリア上で動作するときに使用されてもよい。CCAの対象ではないキャリア上における信号の送信は、無競合送信とも呼ばれる。
チャネル占有時間(COT)設定という用語は、COTの始まり、COTの長さ、COTの終わり、COTが適用可能なキャリア周波数、共有または非共有COT、固定長COTまたは可変長COTなどを特徴付ける、1つまたは複数のパラメータを含んでもよい。
発見信号(DRS)という用語は、本明細書では、無線ネットワークノードによって送信される1つまたは複数の信号を指すのに使用される。DRSは、特定の周期性、例えば20ms、40ms、80ms、160msなどで、周期的に送信されてもよい。DRSは、セルで測定を実施するため、UEによって使用されてもよい。一般的には周期的に起こる、各DRSオケージョンは、1つまたは複数のDRS信号を含む。DRS信号は、例えば、同期信号ブロック(TS38.133で規定される)、1次同期信号/2次同期信号、物理ブロードキャストチャネル、復調参照信号、チャネル状態情報参照信号、残余最小システム情報(RMSI)制御リファレンスセット(CORESET)、RMSI物理ダウンリンク共有チャネル、他のシステム情報、ページングなどを含んでもよい。UEは、ディスカバリ測定タイミング設定(DMTC)と呼ばれることがある、例えば、DMTC周期性、DMTCオケージョンの時間長もしくは持続時間長、参照時間に対するDMTC時間オフセット(例えば、サービングセルのシステムフレーム数)を含んでもよい、特定のキャリアのセル上のDRSに関する情報を有して設定される。DMTC設定はまた、SSBベースの測定タイミング設定(SMTC)、例えば、SMTC周期性、オケージョン、オフセットそれぞれとしての、SMTC周期性、オケージョン、オフセットであってもよい。
理解を簡単にするため、実施形態はNRに関して記載されることがある。認識されるように、実施形態は、UEが信号(例えば、データ)を受信および/または送信する、例えば、NR、LTE周波数分割複信/時分割複信、ワイドバンド符号分割多重アクセス/高速パケットアクセス、WiFi、無線ローカルエリアネットワーク、LTE、5G、任意のNR(スタンドアロンまたは非スタンドアロン)など、他の任意のRATまたはマルチRATシステムに適用可能である。
LBTの存在下でセル(再)選択を実施する、UEにおける方法:実施形態の態様によれば、UEは、キャリア周波数で一部または全てのセルから送信されるDRSが利用可能でないことがある原因であるLBTを構成しながら、セル選択および/またはセル再選択を実施する。実施形態のいくつかの態様では、UEは、少なくとも1つのセルからの少なくとも1つのDRSを使用して、選択または再選択するセルを決定することと、決定されたセルを選択または再選択することと、を含む、LBT要件に係るセル選択のための方法デバイスを実施してもよい。実施形態のいくつかの態様の文脈では、「再選択する」という用語は、セル選択手順の開始時にUEにサーブしているセルが、セル選択手順においてセルにサーブし続けるように選択され、セルが再選択されることを示すのに使用される。
拡張セル選択および/または再選択(再選択は、同じもしくは異なるキャリア周波数上であってもよい)手順は、以下の1~20のポイントで考察される、態様、実施形態、および/または実施例の1つまたは複数にしたがってもよい。
LBTが使用中の場合、延長された持続時間が決定を実施するのに使用され、延長された持続時間は、LBTが使用中でない場合に使用される持続時間に対して延長される。LBTの存在下でのセル(再)選択時間(T1)は、LBTなしの動作(T0)と比較して、LBT失敗が原因で延長されてもよい。T1は、例えば、T_detect、T_evaluate、T_measureのうち任意の1つまたは複数を含んでもよい。T_detect=新たに検出可能なセルが再選択基準を満たすか否かを評価するのに要する時間、T_evaluate=既に検出されているが再選択されなかったセルが再選択基準を満たしていたことを評価するのに要する時間、T_measure=既に識別されたセルの測定周期性である。
持続時間は更に、LBT/COT関連パラメータおよび特性に応じて決まってもよい。持続時間は更に、DRXサイクル長などの他のパラメータに応じて決まってもよく、例えば、延長は、LBT/COT関連パラメータ、DRXサイクル長(例えば、LBT失敗を補償するのに、許可されるオケージョンはより少なく、DRXサイクル長はより長くなる)、およびDRS特性とともに非線形的に増加する。
セル(再)選択手順は、同一周波数、異周波数、または異RATであってもよい。T1は、時間単位、例えばmsで、または設定されたDRSオケージョンの数、DRXサイクルの数、もしくは両方の関数、または他の任意の単位で測定されてもよい。
一般に、セル(再)選択時間は、1つまたは複数のLBT/COT関連パラメータの関数、例えば、T1(M、C_LBT、COT、DRS_LBT、DRX_LBT、N1_LBT)>T0であってもよい。
式中、Mは、LBT失敗が原因で(即ち、セルおよび/またはビームからの必要な無線信号が存在しないことが原因で)、T1の間のUEで利用可能ではない、ターゲットセルにおける設定されたNR DRSオケージョンの数である。UEは、DRSオケージョンの間にUEが受信することが予期される信号が存在しないことを検出することによって、LBT失敗を自律的に検出してもよい。例えば、UEにおける受信信号レベルがDRSオケージョンの間の特定の検出レベルを下回る場合、UEは、LBT失敗が原因でDRSが基地局によって送信されないと仮定してもよい。加えてまたは代わりに、UEには、LBT失敗に関して、したがって、ネットワークノードからの明示的なシグナリングによって、例えば、ブロードキャスト情報、最近の1つまたは複数のLBTの成果に関するSIを介して、任意の信号が存在しないことが通知されてもよい。加えてまたは代わりに、UEには、LBT成功および/もしくは、COT特性、またはLBT成功に起因する1つもしくは複数のDRSオケージョンの利用可能性に関して、明示的に通知されてもよい。
C_LBTは、上述したようなLBTカテゴリまたはタイプである。COTは、送信ノードの実際のまたは最大チャネル占有時間である。DRS_LBTは、LBTの存在下で適用可能な1つまたは複数のDRS設定である(例えば、LBTが使用されるときのみ適用可能であってそれ以外は適用不能な、1つまたは複数のDRS信号に対する、シフトされたDRSオケージョン、符号マッピング、および/またはインデックスマッピング)。DRX_LBTは、LBTの存在下で適用可能なDRX設定である(例えば、何らかの閾値を上回るDRX周期性などの長DRXは、LBTなしで適用可能であってもよいが、LBTの存在下では適用不能であってもよい)。N1_LBTは、NRにおけるRXビームに関連する換算係数(6GHzを下回る周波数範囲ではN1=1、24GHzを上回る周波数範囲では8以下である)であり、LBTの存在下では異なってもよく、例えば、同じ周波数で、LBTなしではN1=2、LBTの存在下ではN1=1である。
実施形態の態様では、少なくともターゲットセル(cell2)に対してセル(再)選択を実施する前に、UEは、サービングセル(cell1)の信号レベル(例えば、同期信号(SS)-参照信号受信電力(RSRP)、およびSS-参照信号受信品質(RSRQ)レベル)を測定し、複数のDRXサイクルの間、例えば少なくとも(K+Ms)×M1×N1のDRXサイクルの間、サービングセル(cell1)に対するセル選択基準Sを評価するものとする。
DMTC周期性(TDMTC)>閾値1(例えば、20ms)およびDRXサイクル≦閾値2(例えば、0.64秒)の場合、M1=2
それ以外はM1=1
Msは、サービングセル評価時間の間、LBT失敗が原因でUEで利用不能な、サービングセルにおける設定されたDRSオケージョンの数である(例えば、表2のNserv、下記を参照)。
cell1のセル選択基準Sは、cell1の測定された信号レベルがそれらそれぞれの閾値を上回る場合に満たされる(例えば、SS-RSRPから導き出されるRxLev、およびSS-RSRQから導き出されるRxQualは、0dB超過である)。
いくつかの例では、Kは予め規定された数、例えばK=1である。あるいは、KはDRXサイクル長に応じて決まってもよい。
N1は、上述したようなrxビームに関連する換算係数である。
実施形態のいくつかの態様では、決定することは更に、逃したDRS閾値に対して現在のサービングセルが利用不能である、DRSインスタンスの数を測定することを含む。パラメータMs(上記を参照)が閾値(Hs)を下回る場合、UEは、表2の評価時間にしたがってサービングセル評価を実施してもよく、それ以外は、UEはサービングセル評価のための測定を再開してもよい。例えば、UEは、サービングセル評価のための測定を再開した後、前の測定サンプルを破棄し、新しいサンプルを使用してもよい。閾値HsはDRXサイクルに応じて決まってもよく、例えば、Hsは、小さいDRXサイクルの場合、大きいDRXサイクルの場合よりも大きい。閾値Hsの例は、2、4、6などである。例えば、2.56秒、1.28秒、0.64秒、および0.32秒のDRXサイクルそれぞれに対して、Hs=2、4、6、および8である。特別な場合として、Ms=0である場合、UEは、上述したように、T0<T1の場合、レガシー測定要件T0を満たしてもよい(上記を参照)。
実施形態のいくつかの態様では、決定するステップは、LBTを使用してセルの選択を評価するとき、DRSに基づいて測定を実施する前にDRSの存在を検出することを含んでもよい。LBTの存在下における、LBTの対象であるターゲットセル(cell2)に対するセル(再)選択は、DRSに基づいて測定を実施し、セル(再)選択基準が満たされているか否かを評価する前に、DRSの存在を検出する追加ステップを実施することによって向上されてもよい。
実施形態のいくつかの態様では、評価時間T_evaluateは、(n_DRS_detect+m_DRS_measure+Me)の関数(例えば、それに比例)であってもよく、検出時間T_detectは、(n_DRS_detect+Md)の関数(例えば、それに比例)であってもよい。式中、
n_DRS_detectは、DRSの存在を検出するのに必要なDRSオケージョンの数(例えば、最短のDRXに対して、n_DRS_detect=12)、
m_DRS_measureは、検出されたDRSに基づいて測定を実施し評価するのに必要なサンプル数(例えば、最短のDRXに対して、m_DRS_detect=16)、
Mdは、検出時間の間、ターゲットセルにおけるLBT失敗が原因でUEで利用不能な、ターゲットセルにおける設定されたDRSオケージョンの数である(例えば、表3のTdetect,NR_Intra、下記を参照)。
Mmは、測定時間の間、ターゲットセルにおけるLBT失敗が原因でUEで利用不能な、既に検出されたターゲットセルにおける設定されたDRSオケージョンの数である(例えば、表3のTmeasure,NR_Intra)。
Meは、評価時間の間、ターゲットセルにおけるLBT失敗が原因でUEで利用不能な、ターゲットセルにおける設定されたDRSオケージョンの数である(例えば、表3のTevaluate,NR_Intra)。
上記において、実施形態の態様では、{K1=36,K2=28,K3=25,K4=23}および/または{X1=4,X2=2,X3=X4=1}および/または{Y1=16,Y2=8,Y3=5,Y4=3}である。実施形態の他の態様では、例えば、UEが、サンプルを使用する前に、DRS信号(LBT失敗が原因で逃していることがある)の実際の存在を最初に検出する必要があるという事実に係り、{K1>36,K2>28,K3>25,K4>23}および/または{X1>4,X2>2,X3>1,X4>1}および/または{Y1>16,Y2>8,Y3>5,Y4>3}である。実施形態の他の態様では、{K1=12,K2=10,K3=8,K4=7}および/または{Y1=12,Y=10,Y3=8,Y4=7}であり、K1/2/3/4およびY1/2/3/4は、UEが、サンプルを使用する前に、DRS信号(LBT失敗が原因で逃していることがある)の実際の存在を最初に検出し、DRSの存在下におけるUE性能がレガシー性能ほど遅延せず、UEがより集約的にアクションを実施し、電力削減量が少なくなり得ることを担保するという事実に係る。
実施形態のいくつかの態様では、パラメータMm(上記を参照、表3)が特定の閾値(Hm)を下回る場合、UEは、表3の測定時間にしたがってcell2を測定してもよく、それ以外は、UEはcell2の測定を再開してもよい。例えば、UEは、cell2測定のための測定を再開した後、前の測定サンプルを破棄し、新しいサンプルを使用してもよい。閾値HmもDRXサイクルに応じて決まってもよく、例えば、Hmは、小さいDRXサイクルの場合、大きいDRXサイクルの場合よりも大きい。閾値Hmの例は、2、4、6などである。例えば、2.56秒、1.28秒、0.64秒、および0.32秒のDRXサイクルそれぞれに対して、Hm=2、4、6、および8である。特別な場合として、Mm=0である場合、UEは、上述したように、T0<T1の場合、レガシー測定要件T0を満たしてもよい(上記を参照)。
実施形態のいくつかの態様では、パラメータMe(上記を参照、表3)が特定の閾値(He)を下回る場合、UEは、表3の評価時間にしたがってcell2を評価してもよく、それ以外は、UEはcell2の評価のための測定を再開してもよい。例えば、UEは、cell2の評価のための測定を再開した後、前の測定サンプルを破棄し、新しいサンプルを使用してもよい。閾値HeもDRXサイクルに応じて決まってもよく、例えば、Heは、小さいDRXサイクルの場合、大きいDRXサイクルの場合よりも大きい。閾値Heの例は、2、4、6などである。例えば、2.56秒、1.28秒、0.64秒、および0.32秒のDRXサイクルそれぞれに対して、He=2、4、6、および8である。特別な場合として、Me=0である場合、UEは、上述したように、T0<T1の場合、レガシー測定要件T0を満たしてもよい(上記を参照)。
実施形態の態様では、決定するステップは、2つ(以上)のインスタンスにおけるセルからの信号を測定することと、2つ(以上)のインスタンスからの測定値の組合せを使用して、セルが選択または再選択されるべきか否かを判断することと、を含む。UEは、少なくとも2つの測定値を使用して、測定セル(cell1またはcell2であり得る)の測定値(例えば、SS-RSRPおよび/またはSS-RSRQ)をフィルタリングすることが求められてもよい。実施形態のいくつかの態様では、フィルタリングに使用される測定値のセット内で、少なくとも2つの測定値が、DRXサイクルの少なくとも第1の数、例えばDRXサイクル/2の分離隔される。実施形態の更なる態様では、被測定セルがLBTの対象であるとき、測定値が、DRXサイクルの少なくとも第1の数(DRX/2など)の分時間的に分離されるが、被測定セルにおけるLBT失敗が原因でUEが逃したDRSオケージョンのMn数など、DRXサイクルの第2の数を超えて時間的に分離されないという条件で、UEは、被測定セルの測定値をフィルタリングすることが求められるものとする。パラメータMnは更に、DRXサイクルに応じて決まってもよい。
実施形態のいくつかの態様では、決定するステップは、現在のサービングセルがセル選択基準を満たすか否かを評価することと、現在のサービングセルがセル選択基準を満たさない場合、現在のサービングセルによって示される全ての隣接セルの測定を始動することと、を含む。サービングセルがセル選択基準Sを満たさない場合、UEは、測定規則がUE測定活動を現在限定しているかにかかわらず、サービングセルによって示される全ての隣接セルの測定を始動してもよい。更に別の例示的実施形態では、UEが、LBT失敗が原因でUEで逃したサービングセルのDRSオケージョンのMp数が原因で、少なくともMp数のDRXサイクルの間、サービングセルに対して測定を実施することができない場合、UEは、測定規則がUE測定活動を現在限定しているかにかかわらず、サービングセルによって示される全ての隣接セルの測定を始動してもよい。Mpは更に、DRXサイクルに応じて決まってもよい。Mpは、0.32秒、0.64秒、1.28秒、および2.56秒のDRXサイクルそれぞれに対して、8、4、2、および2であることができる。
実施形態のいくつかの態様では、決定するステップは、現在のサービングセルからの信号が条件を満たすか否かを評価することと、信号が条件を満たすと判断された場合、更なる測定を実施せずに現在のサービングセルが再選択されるべきであると決定することと、を含む。サービングセルが条件(Srxlev>SIntraSearchPおよびSqual>SIntraSearchQ)を満たす場合、UEは、測定(例えば、一例では同一周波数、および別の例では異周波数、および第3の例では異RAT)を実施しないことを選んでもよく、それ以外は、UEは測定を実施してもよい。SrxlevおよびSqualは、サービングセル測定(それぞれ、SS-RSRPおよびSS-RSRQ)から導き出され、SIntraSearchPおよびSIntraSearchQは閾値である。これは、UEが、サービングセルが弱くなったとき、例えば閾値に対して低信号レベルのときだけ、サービングキャリアの隣接セルを測定することを意味する。更に別の例示的実施形態では、UEが、LBT失敗が原因でUEで逃したサービングセルのDRSオケージョンのMq数が原因で、少なくともMq数のDRXサイクルの間、サービングセル測定(例えば、SS-RSRPおよびSS-RSRQ)を実施できない場合、UEは、上述の条件にかかわらず、サービングキャリア周波数の隣接セルの測定を、即ち、隣接セル(例えば、一例では同一周波数の隣接、および別の例では異周波数の隣接、および第3の例では異RAT隣接)の測定を始動してもよい。
更に、サービングセルが条件(Srxlev>SnonIntraSearchPおよびSqual>SnonIntraSearchQ)を満たす場合、UEは、同じまたは低い優先順位のNR異周波数または異RAT周波数セルの測定を実施しないことを選んでもよく、それ以外は、UEは、同じまたは低い優先順位のNR異周波数または異RAT周波数セルの測定を実施してもよい。SnonIntraSearchPおよびSnonIntraSearchQは閾値である。これは、UEが、サービングセルが弱くなったとき、例えば閾値に対して低信号レベルのときだけ、非サービングキャリアの隣接セルを測定することを意味する。更に別の例示的実施形態では、UEが、LBT失敗が原因でUEで逃したサービングセルのDRSオケージョンのMr数が原因で、少なくともMr数のDRXサイクルの間、サービングセル測定(例えば、SS-RSRPおよびSS-RSRQ)を実施できない場合、UEは、上述の条件にかかわらず、1つまたは複数の非サービングキャリア周波数の隣接セルの測定を、即ち、異周波数隣接セルおよび/または異RAT隣接セルの測定を始動するものとする。UEがLBT失敗が原因で測定を行うことができないときに測定してもよい、非サービングキャリア周波数は、具体的に設定することもできる。かかる非サービングキャリア周波数の設定は、事前に規定することができる規則に基づくことができ、ネットワークノードによって(例えば、測定設定の一部として)UEにシグナリングすることができ、UEによる自律的決定などである。規則の例は、異周波数および異キャリアのK1およびK2の数、キャリアの設定されたリストにおける最初または最後のK1およびK2異周波数および異キャリアなどである。一例では、被測定セルはcell1、即ちサービングセルである。MrおよびMqの値(例えば、上述したようなもの)は異なることができる。例えば、サービングセルの逃したDRSオケージョンの数がMqを超える場合であっても、UEがサービングセルでDRSを受信するように試行し続けると仮定して、MrはMqよりも大きい値であり得る。
実施形態のいくつかの態様では、UEは、少なくとも2ステップのアプローチを使用して、評価を適用してもよい。2ステップアプローチの一例では、第1のステップで、サービングセルの逃したDRSオケージョンの数がMqを超える場合、UEは、同一周波数隣接セルの測定を開始する。UEが、LBT失敗も原因で、同一周波数隣接セルの測定を実施できない場合(例えば、測定される同一周波数隣接セルの逃したDRSオケージョンの数がMrを超える場合)、UEは、上記にかかわらず、1つまたは複数の非サービングキャリア周波数の隣接セルの測定を始動するものとする。この場合、LBT失敗が原因で同一周波数隣接セルの測定を行うことができない、UEが測定すべき非サービングキャリア周波数は、上述の同じ規則にしたがって設定することもできる。
実施形態の態様では、パラメータM(上記)が閾値を下回るとき、および/またはT1が第2の閾値を下回るとき、UEは、拡張セル(再)選択を実施してもよく(この場合、UEは更に、第1の用件を満たすよう求められることがある)、それ以外は、UEは、別の手順、例えば、拡張セル(再)選択手順または測定または付値を停止または再開することと、第2の(より緩い)要件にしたがってまたはベストエフォートで動作させることと、を実施してもよい。MおよびT1それぞれの第1および/または第2の閾値は、事前規定され、シグナリングされ(例えば、システム情報で)、UEに事前設定されるかもしくは格納され、現在のキャンピングセル閾値(例えば、キャンピングセルの場合と同じ)に基づいて決定されてもよく、または以下のいずれか1つまたは複数に応じて決まってもよい。DRXサイクル長(例えば、より長いDRXサイクル長に対してより大きい閾値)、換算係数N1、周波数範囲(例えば、FR1またはFR2)、DRS周期性、手順タイプ(例えば、検出、評価、および測定に対して異なる閾値)、信号レベル(例えば、RSRPなどの信号強度または品質、信号対干渉および雑音比(SINR)、Es/IoT、RSRQ、信号対雑音比(SNR))など。
実施形態の態様では、拡張セル(再)選択手順は、DRSの存在を検出することを、決定されたLBTカテゴリもしくはタイプおよび/またはCOTに適合させることを含んでもよい。
実施形態の更なる態様では、UEはセルに対する情報を取得し格納してもよい。UEは、例えば、セルまたはキャリアがLBTを使用しているか否か、DRS利用可能性に対する統計など、LBT関連情報を取得し格納してもよい。この情報は更に、例えば、格納された情報に基づいてセル選択もしくは再選択を実施するか、または格納された情報をネットワークに提供するとき、UEによって使用されてもよい。
LBTが使用されるとき、拡張セル(再)選択手順は更に、UEが、LBTの存在下で適用可能な1つまたは複数のDRS設定を決定することと、決定されたDRS設定に基づいて、DRSの検出を実施することと、を含んでもよく、かかるDRS設定は、LBTがない場合と異なるSSB設定(例えば、SSB符号マッピングなどを含む、時間領域におけるSSB割当て)を含んでもよい。
実施形態のいくつかの態様では、UEは、緩和されたサービングセル測定モード(緩和されたサービングセルモニタリングとしても知られる)下でサポートまたは動作してもよいので、UEが品質基準を満たした場合、決定するステップおよび選択するステップが実施される頻度が低減される。緩和されたサービングセル測定モードは、UEが特定の基準を満たしているという条件で、UEが、通常の測定モード(UEが、一般的に、各DRXサイクルで測定する)よりも低頻度で(N番目(Nは設定されたパラメータ)のDRXサイクルで)cell1を測定することを可能にしてもよい。UEは、LBTの成果を考慮に入れることによって、緩和されたサービングセル測定モードに入るための基準を評価してもよい。例えば、UEが、逃したDRSオケージョンのMp数が原因でDRXサイクルの少なくともMp数に対してcell1を測定することができない場合、UEは、緩和されたサービングセル測定モードに入らなくてもよく、または既に緩和されたモードである場合、緩和された測定モードを出て通常の測定モードに入ってもよい。あるいは、UEは、緩和された測定モード基準を評価するために測定を再開してもよい。あるいは、UEは、緩和されたサービングセル測定モードを評価するための異なる閾値を使用してもよい。1つの特定例では、UEは、最後のN個のDRXサイクルにわたってX dBによってS基準を満たすことが求められる場合がある(XおよびNは設定可能なパラメータである)。
実施形態のいくつかの態様では、UEは、緩和された隣接セルモニタリングモードを使用して動作するように設定されてもよく、それによって、UEが更なる品質基準を満たさない場合、隣接セルとの接続の品質が測定される。緩和された隣接セル測定モード(緩和された隣接セルモニタリングとしても知られる)は、UEが特定の基準を満たしているという条件でのみ、UEがサービングセルを測定することを可能にしてもよい。更に別の例示的実施形態では、UEは、LBTの成果を考慮に入れることによって、緩和された隣接セルモニタリングに入るための基準を評価する。例えば、緩和された隣接セルモニタリングに入るための基準は、他の規則の中でも特に、以下の条件を含む。
(SrxlevRef-Srxlev)<SSearchDeltaP
式中、Srxlevはサービングセルから導き出され、SrxlevReおよびSSearchDeltaPはそれぞれ、参照値および閾値である。更に別の例示的実施形態では、UEが、LBT失敗が原因でUEで逃したサービングセルのDRSオケージョンのMq数が原因で、少なくともMq数のDRXサイクルの間、サービングセル測定(例えば、SS-RSRP)を実施できない場合、UEは、上述の条件にかかわらず、設定されたキャリアの隣接セルの測定を始動するものとし、即ち、UEは、緩和されたモニタリングモードを出て通常のモニタリングモードに入るものとする。あるいは、緩和された測定モード基準を評価するために測定を再開するものとする。あるいは、緩和された隣接セルモニタリングに入るための基準を評価するため、異なる閾値および参照値(SrxlevRe’およびSSearchDeltaP’)を使用するものとする。
実施形態のいくつかの態様では、UEは、制御チャネルモニタリングモードの早期終了を使用して動作するように設定されてもよく、それによってUEは、チャネルの推定信号品質が推定信号品質閾値を下回ったとき、チャネルを受信または復号の試行を停止する。制御チャネルは、例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、または特定のタイプの信号(例えば、ウェイクアップ信号)を含んでもよい。早期終了機構は、UEが、推定信号品質(例えば、SNR、SINR)に基づいて、特定のチャネル/信号の受信または復号の試行を停止するのを可能にしてもよい。例えば、SNRまたは受信エネルギーレベルが特定の閾値(例えば、Z dB)を下回る場合、UEは、任意の特定のチャネルまたは信号の受信の試行を停止するか、または復号の試行を停止してもよい。いくつかの実施形態では、UEが、LBT失敗が原因でいずれのダウンリンクチャネルまたは信号も受信できない場合、いずれのチャネルまたは信号のいずれの早期終了も実施しなくてもよく、その代わりに、最後の符号までチャネル/信号を受信または復号し続けてもよい。別の例では、早期終了基準を評価するのに異なる閾値(例えば、Z’ dB)を使用するものとする(Z’>Z)。他の実施形態では、早期終了は、LBTの存在下で依然として、ただしUEがQ個(例えば、Q=1、2、または3)を超えるLBT失敗を検出した後(またしたがって、LBT失敗が原因でPDCCHは存在しない)、実施されてもよい。
本明細書に記載する実施形態の態様のいずれかは、UEが低RRC状態(例えば、アイドル状態、不活性状態)の間に実施されてもよい。
以下は、実施形態のいくつかの態様による、UEで実施されてもよいステップ例である。
ステップ1:LBTが使用されるか否かを判断する。
ステップ2:判断結果に基づいて、LBTが使用される場合は第1のセル(再)選択手順を実施し、それ以外は、第2のセル(再)選択手順(上述の拡張セル(再)選択例)を実施し、LBTを実施しているセルをキャンプオンする。
不十分な性能、例えば、拡張セル(再)選択手順および/または超過時間T1の間の、連続LBT失敗の数またはLBT失敗の総数など、性能関連閾値の超過が判断されると、拡張セル(再)選択手順は更に、異なるセルもしくは更には異なるキャリア周波数、または周波数帯域の別の部分または別のRATに対して、手順を再開することおよび/または拡張セル(再)選択手順をトリガすること、あるいはLBTが存在しないセル/キャリア/RATに対するセル(再)選択手順をトリガすることを含んでもよい。
ステップ3:LBTを実施しているセルにキャンプオンしながら、1つまたは複数の運用タスクを、例えば、ネットワーク登録、別のセルへのセル再選択、DT最小化測定の実施およびロギング、キャンプされた通常の状態またはキャンプされた任意のセル状態(上述したような)に関連する任意のタスクなどを実施する。
ステップ4:ネットワークノードに後で報告するための、あるいは即時報告を試みる、LBTの存在下におけるRRC_IDLEおよび/またはRRC_INACTIVEでのUE動作に関連する、1つまたは複数の性能特性または統計のロギング。例えば、かかる性能特性は、LBTの存在下におけるRRC_IDLEもしくはRRC_INACTIVEでのUE動作に対して設定された、1つもしくは複数の閾値(本開示に記載するものなど)を超過しているか否か、ならびに/またはUEが、許容されたLBT失敗の閾値数を超えたこと、および/もしくはセル(再)選択手順の時間が長すぎたことが原因で、拡張セル(再)選択手順を完了できなかったかもしくは再開しなければならなかったかを示してもよい。ログはMDTまたは他のログであってもよい。あるいは、UEは、かかる報告、指示、またはメッセージをネットワークノードに伝送して、RRC_IDLEもしくはRRC_INACTIVEまたは両方における不十分な性能を示すため、ネットワーク接続を始動してもよい。報告はMDTまたは他の報告であってもよい。
次に、上述のステップに関する追加の詳細を提供する。任意の例が存在する。ステップ1:このステップは更に、LBTのカテゴリまたはタイプ、COTなどを決定することを含んでもよい。決定は、例えば、ネットワークノードからの指示(特定のキャリア周波数、または周波数帯域内におけるLBT使用)、特定のキャリア周波数または周波数帯域に対する事前規定された動作タイプ(LBTベースまたは非LBTベース)などに基づいてもよい。
ステップ2:拡張セル(再)選択は、本明細書で考察する態様、実施形態、および/または実施例の好適な組合せ、特に、上記ポイント1~20で考察したものを含んでもよい。
無線ネットワークノードにおける方法:ネットワークノードは、UEとともに動作するように設定されてもよく、本明細書で考察するような態様、実施形態、または実施例による特徴を含んでもよい。
一般に、ネットワークノードは、1つまたは複数の事前規定された規則(例えば、上記ポイント1~20で言及した規則)に基づいて、UE挙動を決定してもよく、UEの動作を適宜適応させる。ネットワークノードは更に、ネットワークノードのCOT、およびネットワークノード自体またはUEのLBT関連パラメータまたは閾値の1つまたは複数を、適応的に設定してもよい(LBTは、共有または非共有であってもよく、ネットワーク始動またはUE始動であってもよい)。ネットワークノードはまた、動作の適応のため、ネットワークノードのLBT失敗/成功の統計を収集し使用してもよい。
ネットワークノードによって提供されてもよい特徴/機能の例は、以下の1つまたは複数を含んでもよい。
UEが拡張セル(再)選択手順を完了する確率を増加させるため(即ち、例えば手順に長時間が必要なことが原因で、UEが拡張セル(再)選択手順を失敗する確率を減少させるため)、UEセル(再)選択のために設定された、COT設定、ならびに/あるいは対応するLBTカテゴリ/タイプおよび/または1つもしくは複数の閾値を、適応的に選択する。例えば、LBR失敗の数が大きいかまたは閾値を上回るとき、より大きい閾値数およびより長い時間が設定されてもよい。
第1のCOTタイプおよび/またはカテゴリが使用されるとき、拡張セル(再)選択の1つまたは複数のパラメータの第1のセットを設定し、第2のCOTタイプおよび/またはカテゴリが使用されるとき、拡張セル(再)選択の1つまたは複数のパラメータの第2のセットを設定する。例えば、より消極的な(即ち、より緩和された)閾値が、共有の、および/またはより長いCOTに対して設定されてもよい。別の例では、より消極的な(即ち、より緩和された)閾値が、非共有の、および/またはより短いCOTに対して設定されてもよい。
UEの実施形態の例に記載したように、サービングセル評価を実施するときにUEによって使用される閾値(Hs)を、UEに設定する。UEの実施形態の態様の文脈で記載されるHsの特性も、ここに該当してもよい。
例えば、測定の任意のサンプルを破棄するかまたは再開するかを決めるため、LBTの対象である測定を実施するときにUEによって使用される閾値(Hm)を、UEに設定する。UEの実施形態の態様の文脈で記載されるHm特性も、ここに該当してもよい。
セル再選択のためにcell2を評価するときにUEによって使用される閾値(He)を、UEに設定する。UEの実施形態の態様の文脈で記載されるHe特性も、ここに該当してもよい。
例えば、上述したように、測定値のフィルタリングに含めるサンプルを決定するときにUEによって使用される閾値(Mn)を、UEに設定する。UEの実施形態の態様の文脈で記載されるMn特性も、ここに該当してもよい。
例えば、上述したように、隣接セルの測定をいつ開始するかを決めるため、UEによって使用される閾値(Mp)を、UEに設定する。UEの実施形態の態様の文脈で記載されるMp特性も、ここに該当してもよい。
例えば、上述したように、隣接セルの測定をいつ開始するかを決めるため、UEによって使用される閾値(Mq)を、UEに設定する。UEの実施形態の態様の文脈で記載されるMq特性も、ここに該当してもよい。
例えば、上述したようなLBT失敗が原因で測定を行うことができないときにUEが測定するものとする、1つまたは複数の非サービングキャリア周波数の隣接セルの測定をいつ開始するかを決めるため、UEによって使用される閾値(Mr)を、UEに設定する。UEの実施形態の態様の文脈で記載されるMr特性も、ここに該当してもよい。
サービングキャリアおよび非サービングキャリアそれぞれの隣接セルの測定をいつ開始するかを決めるため、UEによって使用される閾値MqおよびMrを、UEに設定する。UEの実施形態の態様の文脈で記載されるMqおよびMr特性も、ここに該当してもよい。
上述したような閾値(Mq、Mr、Mp)とどれが関連付けられるかを測定する、キャリア(異周波数、異RAT)を、UEに設定する。
例えば、上述したように、LBT下で動作するときに、緩和されたサービングセルモニタリング基準を評価するため、UEによって使用される閾値(XおよびN)を、UEに設定する。
例えば、上述したように、LBT下で動作するときに、緩和された隣接セルモニタリング基準を評価するため、UEによって使用される閾値(SrxlevRe’およびSSearchDeltaP’)を、UEに設定する。
例えば、上述したように、早期終了基準を評価するため、UEによって使用される閾値(ZおよびZ’)を、UEに設定する。
いくつかの実施形態の態様では、ネットワークノードは、そのSMTCもしくはDRS周期性またはDRX周期性を、IDLEまたはIDLEにおけるページングオケージョンに適応させて、RRC_IDLEおよびRRC_INACTIVEにおけるUE性能を促進してもよい。例えば、LBT失敗が原因でIDLE/INACTIVEにおけるUE手順の時間が長すぎる傾向がある、例えば、T1>いずれかの閾値、T1-T0>一部の閾値、M>閾値などのとき、(例えば、周期性を短縮すること、および/または連続送信の数もしくはオケージョン長を増加させることによって)信号オケージョンおよび/またはDRXの数および密度を増加させることができる。ネットワークノードは、報告、指示、性能関連パラメータまたは統計、MDTログ(UEの文脈で上記でも考察したような)を含んでもよい、1つまたは複数のUEからのメッセージまたは指示に基づいて、LBTが原因でIDE/INACTIVEにおける不十分なUE性能を決定してもよい。
図4は、いくつかの実施形態による無線ネットワークを示している。本明細書に記載する主題は、任意の好適な構成要素を使用して、任意の適切なタイプのシステムで実現されてもよいが、本明細書に開示する実施形態は、図4に示される無線ネットワークの例など、無線ネットワークに関連して記載される。単純にするため、図4の無線ネットワークは、ネットワーク406、ネットワークノード460および460b、ならびにWD 410、410b、および410cのみを図示している。ネットワークノード460および460b、ならびにWD 410、410b、および410cの1つまたは複数は、本明細書に記載する一実施形態の一態様にしたがってもよく、または本明細書に記載するような方法を実現してもよい。実際には、無線ネットワークは更に、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または他の任意のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な、任意の追加の要素を含んでもよい。例示される構成要素のうち、ネットワークノード460および無線デバイス(WD)410は、追加の詳細とともに図示される。無線ネットワークは、通信および他のタイプのサービスを、1つまたは複数の無線デバイスに提供して、無線デバイスが、無線ネットワークによって、または無線ネットワークを介して提供されるサービスにアクセスすること、および/またはサービスを使用することを容易にしてもよい。
無線ネットワークは、任意のタイプの通信、通信、データ、セルラー、および/もしくは無線ネットワーク、または他の類似のタイプのシステムを備え、ならびに/あるいはそれらと干渉してもよい。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格または他のタイプの事前規定された規則もしくは手順にしたがって、動作するように設定されてもよい。それ故、無線ネットワークの特定の実施形態は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、ロングタームエボリューション(LTE)、および/または他の好適な2G、3G、4G、もしくは5G規格などの通信規格、IEEE 802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいはマイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、ブルートゥース、Z-Wave、および/またはZigBee規格などの他の任意の適切な無線通信規格を実現してもよい。
ネットワーク406は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間で通信できるようにする他のネットワークを含んでもよい。
ネットワークノード460およびWD 410は、更に詳細に後述する様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供するなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイス機能性を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/あるいは有線または無線どちらの接続を介するかにかかわらず、データおよび/もしくは信号の通信を容易にするかまたはその通信に参加してもよい、他の任意の構成要素またはシステムを備えてもよい。
本明細書で使用するとき、ネットワークノードは、無線デバイスおよび/もしくは他のネットワークノードと直接もしくは間接的に通信することができる、通信するように設定された、通信するように配置された、および/または通信するように動作可能な機器、あるいは無線デバイスへの無線アクセスを可能にする、および/もしくは提供する、および/または無線ネットワークの他の機能(例えば、管理)を実施する、無線ネットワーク内の機器を指す。ネットワークノードの例としては、非限定的に、アクセスポイント(AP)(例えば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(例えば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)、およびNR NodeB(gNB))が挙げられる。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または言い換えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいてカテゴリ分けされてもよく、それ故、フェムト基地局、ピコ基地局、ミクロ基地局、マクロ基地局とも呼ばれてもよい。基地局は、中継ノード、またはリレーを制御する中継ドナーノードであってもよい。ネットワークノードはまた、集中デジタルユニット、および/またはリモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがあるリモート無線ユニット(RRU)など、分散無線基地局の1つもしくは複数(または全て)の部分を含んでもよい。かかるリモート無線ユニットは、アンテナ統合ラジオとして、アンテナと統合されてもよく、またはされなくてもよい。分散無線基地局の部分は、分散アンテナシステム(DAS)のノードとも呼ばれることがある。ネットワークノードの更なる別の例としては、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)もしくは基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、トランシーバ基地局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト調整エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(例えば、MSC、MME)、O&Mノード、運用サポートシステムノード、自己組織化ネットワークノード、測位ノード(例えば、エボルブドサービングモバイルロケーションセンタ)、および/またはMDTが挙げられる。別の例として、ネットワークノードは、更に詳細に後述するような仮想ネットワークノードであってもよい。しかしながら、より一般には、ネットワークノードは、無線デバイスが無線ネットワークにアクセスできるようにする、および/もしくは無線ネットワークへのアクセスを無線デバイスに提供する、または無線ネットワークにアクセスしている無線デバイスに何らかのサービスを提供することができる、そのように設定された、そのように配置された、ならびに/あるいはそのように動作可能な、任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表してもよい。
図4では、ネットワークノード460は、処理回路470と、デバイス可読媒体480と、インターフェース490と、補助機器484と、電源486と、電力回路487と、アンテナ462とを含む。図4の例示の無線ネットワークに示されるネットワークノード460は、ハードウェア構成要素の示される組合せを含むデバイスを表してもよいが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せを有するネットワークノードを備えてもよい。ネットワークノードが、本明細書に開示するタスク、特徴、機能、および方法を実施するのに必要なハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを備えることが理解されるべきである。更に、ネットワークノード460の構成要素は、より大きいボックス内に位置する単独のボックスとして、または複数のボックス内に入れ子にされた単独のボックスとして示されるが、実際には、ネットワークノードは、単一の示される構成要素を組成する複数の異なる物理構成要素を備えてもよい(例えば、デバイス可読媒体480は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備えてもよい)。
同様に、ネットワークノード460は、それぞれ自身の構成要素を有してもよい、複数の物理的に別個の構成要素(例えば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から組み立てられてもよい。ネットワークノード460が複数の別個の構成要素(例えば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備える特定のシナリオでは、別個の構成要素の1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有されてもよい。例えば、単一のRNCが複数のノードBを制御してもよい。かかるシナリオでは、一意のノードBとRNCとの各ペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードとみなされてもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノード460は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定されてもよい。かかる実施形態では、いくつかの構成要素は複製されてもよく(例えば、異なるRATに対して別個のデバイス可読媒体480)、いくつかの構成要素は再使用されてもよい(例えば、同じアンテナ462がRATによって共有されてもよい)。ネットワークノード460はまた、例えば、GSM、広帯域符号分割多重アクセス、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術など、ネットワークノード460に統合された異なる無線技術のための様々な図示される構成要素の複数のセットを含んでもよい。これらの無線技術は、同じまたは異なるチップまたはチップセット、およびネットワークノード460内の他の構成要素に統合されてもよい。
処理回路470は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書に記載される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(例えば、特定の取得動作)を実施するように設定される。処理回路470によって実施されるこれらの動作は、処理回路470によって取得された情報を、例えば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報もしくは変換された情報をネットワークノードに格納された情報と比較すること、および/または取得された情報もしくは変換された情報に基づいて1つもしくは複数の動作を実施することによって、処理することと、上記処理の結果として決定を行うことと、を含んでもよい。
処理回路470は、単独で、またはデバイス可読媒体480などの他のネットワークノード460構成要素と併せて、ネットワークノード460の機能性を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、もしくは他の任意の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうち1つもしくは複数の組合せ、またはハードウェア、ソフトウェア、および/もしくは符号化された論理の組合せを備えてもよい。例えば、処理回路470は、デバイス可読媒体480に、または処理回路470内のメモリに格納された、命令を実行してもよい。かかる機能性は、本明細書で考察する様々な無線の特徴、機能、または利益のいずれかを提供することを含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理回路470は、システムオンチップ(SOC)を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、処理回路470は、無線周波数(RF)トランシーバ回路472、およびベースバンド処理回路474の1つまたは複数を含んでもよい。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路472およびベースバンド処理回路474は、別個のチップ(またはチップセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあってもよい。代替実施形態では、RFトランシーバ回路472およびベースバンド処理回路474の一部または全ては、同じチップもしくはチップセット、ボード、またはユニット上にあってもよい。
特定の実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNB、他のかかるネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書に記載する機能性の一部または全ては、デバイス可読媒体480、または処理回路470内のメモリに格納された命令を実行する処理回路470によって実施されてもよい。代替実施形態では、機能性の一部または全ては、ハードワイヤード方式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体に格納された命令を実行することなく、処理回路470によって提供されてもよい。それらの実施形態のいずれかにおいて、デバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路470は、記載する機能性を実施するように設定されてもよい。かかる機能性によって提供される利益は、処理回路470単体に、またはネットワークノード460の他の構成要素に限定されず、ネットワークノード460全体によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって享受される。
デバイス可読媒体480は、非限定的に、永続記憶域、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光学媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例えば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)、またはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性もしくは不揮発性コンピュータ可読メモリ、ならびに/または、処理回路470によって使用されてもよい情報、データ、および/もしくは命令を格納する、他の任意の揮発性もしくは不揮発性の非一時的デバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスを備えてもよい。デバイス可読媒体480は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、アプリケーション(論理、規則、コード、テーブルなどの1つまたは複数を含む)を含む、任意の好適な命令、データ、もしくは情報、および/または処理回路470によって実行することが可能であり、ネットワークノード460によって利用される、他の命令を格納してもよい。デバイス可読媒体480は、処理回路470によって行われる任意の計算、および/またはインターフェース490を介して受信される任意のデータを格納するのに使用されてもよい。いくつかの実施形態では、処理回路470およびデバイス可読媒体480は、統合されているとみなされてもよい。
インターフェース490は、ネットワークノード460、ネットワーク406、および/またはWD 410の間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信で使用される。図示されるように、インターフェース490は、例えば有線接続を通じてネットワーク406との間で、データを伝送しかつ受信するポート/端末494を備える。インターフェース490はまた、アンテナ462に結合されるか、または特定の実施形態ではアンテナ462の一部であってもよい、無線フロントエンド回路492を含む。無線フロントエンド回路492は、フィルタ498と増幅器496とを備える。無線フロントエンド回路492は、アンテナ462および処理回路470に接続されてもよい。無線フロントエンド回路は、アンテナ462と処理回路470との間で通信される信号を調整するように設定されてもよい。無線フロントエンド回路492は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信してもよい。無線フロントエンド回路492は、デジタルデータを、フィルタ498および/または増幅器496の組合せを使用して、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換してもよい。無線信号は次に、アンテナ462を介して送信されてもよい。同様に、データを受信するとき、アンテナ462は無線信号を収集してもよく、無線信号は次に、無線フロントエンド回路492によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは処理回路470に渡されてもよい。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えてもよい。
特定の代替実施形態では、ネットワークノード460は別個の無線フロントエンド回路492を含まなくてもよく、代わりに、処理回路470は、無線フロントエンド回路を備えてもよく、別個の無線フロントエンド回路492なしでアンテナ462に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路472の全てまたは一部が、インターフェース490の一部とみなされてもよい。更に他の実施形態では、インターフェース490は、無線ユニット(図示なし)の一部として、1つもしくは複数のポートまたは端末494と、無線フロントエンド回路492と、RFトランシーバ回路472とを含んでもよく、インターフェース490は、デジタルユニット(図示なし)の一部である、ベースバンド処理回路474と通信してもよい。
アンテナ462は、無線信号を伝送および/または受信するように設定された、1つもしくは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含んでもよい。アンテナ462は、無線フロントエンド回路492に結合されてもよく、データおよび/または信号を無線で送信および受信することができる、任意のタイプのアンテナであってもよい。いくつかの実施形態では、アンテナ462は、例えば、2GHz~66GHzの無線信号を送信/受信するように動作可能な、1つまたは複数の全方向性、セクタ、またはパネルアンテナを備えてもよい。全方向性アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するのに使用されてもよく、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するのに使用されてもよく、パネルアンテナは、比較的直線ラインで無線信号を送信/受信するのに使用される見通し線アンテナであってもよい。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用はMIMOと呼ばれることがある。特定の実施形態では、アンテナ462は、ネットワークノード460とは別個であってもよく、インターフェースまたはポートを通してネットワークノード460に接続可能であってもよい。
アンテナ462、インターフェース490、および/または処理回路470は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書に記載する、任意の受信動作および/または特定の取得動作を実施するように設定されてもよい。任意の情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または他の任意のネットワーク機器から受信されてもよい。同様に、アンテナ462、インターフェース490、および/または処理回路470は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書に記載する、任意の送信動作を実施するように設定されてもよい。任意の情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または他の任意のネットワーク機器に送信されてもよい。
電力回路487は、電力管理回路を備えるか、または電力管理回路に結合されてもよく、本明細書に記載する機能性を実施するための電力を、ネットワークノード460の構成要素に供給するように設定される。電力回路487は電源486から電力を受信してもよい。電源486および/または電力回路487は、それぞれの構成要素に好適な形態で(例えば、それぞれの構成要素に各々必要とされる電圧および電流レベルで)、ネットワークノード460の様々な構成要素に電力を提供するように設定されてもよい。電源486は、電力回路487および/もしくはネットワークノード460に含まれるか、またはその外部にあるかのどちらかであってもよい。例えば、ネットワークノード460は、電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して、外部電源(例えば、電気コンセント)に接続可能であってもよく、それにより、外部電源は電力回路487に電力を供給する。更なる例として、電源486は、電力回路487に接続された、または統合された、バッテリーもまたはバッテリーパックの形態の電力源を備えてもよい。バッテリーは、外部電源が落ちた場合にバックアップ電力を提供してもよい。光起電力デバイスなど、他のタイプの電源も使用されてもよい。
ネットワークノード460の代替実施形態は、本明細書に記載する機能性、および/または本明細書に記載する主題をサポートするのに必要な任意の機能性のいずれかを含む、ネットワークノードの機能性の特定の態様を提供することを担ってもよい、図4に示される構成要素以外の追加の構成要素を含んでもよい。例えば、ネットワークノード460は、ネットワークノード460への情報の入力を可能にし、またネットワークノード460からの情報の出力を可能にする、ユーザインターフェース機器を含んでもよい。これにより、ユーザが、ネットワークノード460の診断、保守、修復、および他の管理機能を実施することを可能にしてもよい。
本明細書で使用するとき、無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/もしくは他の無線デバイスと無線で通信することができる、そのように配置された、ならびに/またはそのように動作可能なデバイスを指す。別段の指定がない限り、WOという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と互換可能に使用されてもよい。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに好適な、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して無線信号を送信および/または受信することを伴ってもよい。いくつかの実施形態では、WDは、直接人間対話なしで情報を送信および/または受信するように設定されてもよい。例えば、WDは、内部もしくは外部イベントによってトリガされたとき、またはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計されてもよい。特に、WDは、直接人間対話なしでLBT要件に係るセル選択方法を実施してもよい。WDの例としては、非限定的に、スマートフォン、携帯電話、セルフォン、ボイスオーバーIPフォン、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーミングコンソールまたはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ内蔵機器、ラップトップ搭載機器、スマートデバイス、無線顧客構内機器、車載無線端末デバイスなどが挙げられる。WDは、例えば、サイドリンク通信、V2V(Vehicle-to-Vehicle)、V2I(Vehicle-to-Infrastructure)、V2X(Vehicle-to-Everything)のための3GPP規格を実現することによって、D2D(decice-to-device)通信をサポートしてもよく、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。更に別の特定の例として、物のインターネット(IoT)シナリオでは、WDは、モニタリングおよび/または測定を実施し、かかるモニタリングおよび/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンもしくは他のデバイスを表してもよい。WDは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであってもよく、M2Mデバイスは、3GPPの文脈ではMTCデバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域物のインターネット(NB-IoT)規格を実現するUEであってもよい。かかるマシンまたはデバイスの特定の例は、センサ、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、または家庭用もしくは個人用電気器具(例えば、冷蔵庫、テレビなど)、個人用ウェアラブル(例えば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、WDは、自身の動作状態、または動作と関連付けられた他の機能を、モニタリングおよび/または報告することができる、車両または他の機器を表してもよい。上述したようなWDは、無線接続のエンドポイントを表してもよく、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。更に、上述したようなWDは移動体であってもよく、その場合、デバイスは移動デバイスまたは移動端末と呼ばれることもある。
例示されるように、無線デバイス410は、アンテナ411と、インターフェース414と、処理回路420と、デバイス可読媒体430と、ユーザインターフェース機器432と、補助機器434と、電源436と、電力回路437とを含む。WD 410は、例えば、ほんの数例を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはBluetooth無線技術など、WD 410がサポートする異なる無線技術のための、例示する構成要素のうち1つまたは複数の複数セットを含んでもよい。これらの無線技術は、WD 410内の他の構成要素と同じもしくは異なるチップまたはチップセットに統合されてもよい。無線技術はセル選択に使用されてもよい。
アンテナ411は、無線信号を伝送および/または受信するように設定された、1つもしくは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含んでもよく、インターフェース414に接続される。特定の代替実施形態では、アンテナ411は、WD 410とは別個であって、インターフェースまたはポートを通してWD 410に接続可能であってもよい。アンテナ411、インターフェース414、および/または処理回路420は、WDによって実施されるものとして本明細書に記載される任意の受信または送信動作を実施するように設定されてもよい。任意の情報、データ、および/または信号が、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信されてもよい。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ411は、インターフェースとみなされてもよい。
例示されるように、インターフェース414は、無線フロントエンド回路412とアンテナ411とを備える。無線フロントエンド回路412は、1つまたは複数のフィルタ418と増幅器416とを備える。無線フロントエンド回路414は、アンテナ411および処理回路420に接続され、アンテナ411と処理回路420との間で通信される信号を調整するように設定される。無線フロントエンド回路412は、アンテナ411に結合されるかまたはアンテナ411の一部であってもよい。いくつかの実施形態では、WD 410は別個の無線フロントエンド回路412を含まなくてもよく、それよりもむしろ、処理回路420は、無線フロントエンド回路を備えてもよく、アンテナ411に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路422の一部または全てがインターフェース414の一部とみなされてもよい。無線フロントエンド回路412は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきデジタルデータを受信してもよい。無線フロントエンド回路412は、デジタルデータを、フィルタ418および/または増幅器416の組合せを使用して、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換してもよい。無線信号は次に、アンテナ411を介して送信されてもよい。同様に、データを受信するとき、アンテナ411は無線信号を収集してもよく、無線信号は次に、無線フロントエンド回路412によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは処理回路420に渡されてもよい。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えてもよい。
処理回路420は、単独で、またはデバイス可読媒体430などの他のWD 410構成要素と併せて、WD 410の機能性を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、もしくは他の任意の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうち1つもしくは複数の組合せ、またはハードウェア、ソフトウェア、および/もしくは符号化された論理の組合せを備えてもよい。かかる機能性は、本明細書で考察する様々な無線の特徴または利益のいずれかを提供することを含んでもよい。例えば、処理回路420は、デバイス可読媒体430に、または処理回路420内のメモリに格納された命令を実行して、本明細書に開示する機能性を提供してもよい。特に、処理回路420は、本明細書で考察するようなLBT要件に係るセル選択のための、無線デバイスによって実施される方法を実行してもよい。
例示されるように、処理回路420は、RFトランシーバ回路422、ベースバンド処理回路424、およびアプリケーション処理回路426の1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えてもよい。特定の実施形態では、WD 410の処理回路420はSOCを備えてもよい。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路422、ベースバンド処理回路424、およびアプリケーション処理回路426は、別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。代替実施形態では、ベースバンド処理回路424およびアプリケーション処理回路426の一部または全ては、組み合わされて1つのチップまたはチップセットにされてもよく、RFトランシーバ回路422は、別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。更なる代替実施形態では、RFトランシーバ回路422およびベースバンド処理回路424の一部または全ては、同じチップまたはチップセット上にあってもよく、アプリケーション処理回路426は、別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。更なる他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路422、ベースバンド処理回路424、およびアプリケーション処理回路426の一部または全ては、同じチップまたはチップセット内で組み合わされてもよい。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路422はインターフェース414の一部であってもよい。RFトランシーバ回路422は、処理回路420のためにRF信号を調整してもよい。
特定の実施形態では、WDによって実施されるものとして本明細書に記載される機能性の一部または全ては、特定の実施形態ではコンピュータ可読記憶媒体であってもよい、デバイス可読媒体430に格納された命令を実行する処理回路420によって提供されてもよい。代替実施形態では、機能性の一部または全ては、ハードワイヤード方式などで、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行することなく、処理回路420によって提供されてもよい。それら特定の実施形態のいずれかにおいて、デバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路420は、記載する機能性を実施するように設定されてもよい。かかる機能性によって提供される利益は、処理回路420単体に、またはWD 410の他の構成要素に限定されず、WD 410全体によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって享受される。
処理回路420は、WDによって提供されるものとして本明細書に記載される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(例えば、特定の取得動作)を実施するように設定されてもよい。処理回路420によって実施されるようなこれらの動作は、処理回路420によって取得された情報を、例えば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報もしくは変換された情報をWD 410によって格納された情報と比較すること、および/または取得された情報もしくは変換された情報に基づいて1つもしくは複数の動作を実施することによって、処理することと、上記処理の結果として決定を行うことと、を含んでもよい。
デバイス可読媒体430は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、アプリケーション(論理、規則、コード、テーブルなどのうちの1つもしくは複数を含む)、および/または処理回路420によって実行することが可能である他の命令を格納するように動作可能であってもよい。デバイス可読媒体430は、コンピュータメモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)もしくは読出し専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例えば、コンパクトディスク(CD)、またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/または、処理回路420によって使用されてもよい情報、データ、および/もしくは命令を格納する、他の任意の揮発性もしくは不揮発性の非一時的デバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理回路420およびデバイス可読媒体430は、統合されているとみなされてもよい。
ユーザインターフェース機器432は、人間のユーザがWD 410と対話することを可能にする構成要素を提供してもよい。かかる対話は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形態のものであってもよい。ユーザインターフェース機器432は、ユーザへの出力を作り出すように、およびユーザがWD 410への入力を提供することを可能にするように動作可能であってもよい。対話のタイプは、WD 410にインストールされるユーザインターフェース機器432のタイプに応じて異なってもよい。例えば、WD 410がスマートフォンの場合、対話はタッチスクリーンを介するものであってもよく、WD 410がスマートメータの場合、対話は、使用量(例えば、使用されたガロン数)を提供するスクリーン、または(例えば、煙が検出された場合は)可聴アラートを提供するスピーカーを通したものであってもよい。ユーザインターフェース機器432は、入力インターフェース、デバイス、および回路、ならびに出力インターフェース、デバイス、および回路を含んでもよい。ユーザインターフェース機器432は、WD 410への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路420が入力情報を処理することを可能にするため、処理回路420に接続される。ユーザインターフェース機器432は、例えば、マイクロフォン、近接もしくは他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つもしくは複数のカメラ、USBポート、または他の入力回路を含んでもよい。ユーザインターフェース機器432はまた、WD 410からの情報の出力を可能にするように、および処理回路420がWD 410からの情報を出力することを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器432は、例えば、スピーカー、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を含んでもよい。ユーザインターフェース機器432の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD 410は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書に記載する機能性から利益を得ることを可能にしてもよい。
補助機器434は、概してWDによって実施されないことがある、より具体的な機能性を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行う専用センサ、有線通信などの追加のタイプの通信用のインターフェースなどを備えてもよい。補助機器434の構成要素を含むことおよびそのタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて異なってもよい。
電源436は、いくつかの実施形態では、バッテリーまたはバッテリーパックの形態のものであってもよい。外部電源(例えば、電気コンセント)、光起電力デバイス、または電池など、他のタイプの電源も使用されてもよい。WD 410は更に、電源436から、本明細書に記載または指示される任意の機能性を実施するのに電源436からの電力を必要とする、WD 410の様々な部分に電力を送達するための、電力回路437を備えてもよい。電力回路437は、特定の実施形態では、電力管理回路を備えてもよい。電力回路437は、加えてまたは代わりに、外部電源から電力を受信するように動作可能であってもよく、その場合、WD 410は、入力回路または電力ケーブルなどのインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であってもよい。電力回路437はまた、特定の実施形態では、外部電源から電源436に電力を送達するように動作可能であってもよい。これは、例えば、電源436の充電のためのものであってもよい。電力回路437は、電力が供給されるWD 410のそれぞれの構成要素に好適な電力にするため、電源436からの電力に対して任意のフォーマッティング、変換、または他の修正を実施してもよい。
図5は、いくつかの実施形態によるユーザ機器(UE)を示している。図5は、本明細書に記載する様々な態様による、UEの一実施形態を示している。本明細書で使用するとき、ユーザ機器またはUEは、関連するデバイスを所有し、かつ/または動作させる人間のユーザという意味でのユーザを必ずしも有さないことがある。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる操作が意図されるが、特定の人間のユーザと関連付けられないことがあるか、または特定の人間のユーザと最初は関連付けられないことがある、デバイス(例えば、スマートスプリンクラーコントローラ)を表してもよい。あるいは、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる操作は意図されないが、ユーザと関連付けられるか、またはユーザの利益のために操作されてもよい、デバイス(例えば、スマート電力計)を表してもよい。UE 500は、NB-IoT UE、マシン型通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEであってもよい。図5に示されるようなUE 500は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信向けに設定されたWDの一例である。上述したように、WDおよびUEという用語は互換可能に使用されてもよい。したがって、図5はUEであるが、本明細書で考察する構成要素はWDに等しく適用可能であり、その逆もまた真である。特に、UE 500は、低RRC活性状態(例えば、アイドル状態、不活性状態)で、本明細書で考察するような方法を実施するように設定されてもよい。
図5では、UE 500は、入出力インターフェース505、無線周波数(RF)インターフェース509、ネットワーク接続インターフェース511、メモリ515(ランダムアクセスメモリ(RAM)517、読取り専用メモリ(ROM)519、および記憶媒体521などを含む)、通信サブシステム531、電源533、および/もしくは他の構成要素、またはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された、処理回路501を含む。記憶媒体521は、オペレーティングシステム523と、アプリケーションプログラム525と、データ527とを含む。他の実施形態では、記憶媒体521は他の同様のタイプの情報を含んでもよい。特定のUEは、図5に示される構成要素の全て、または構成要素のサブセットのみを利用してもよい。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに異なってもよい。更に、特定のUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、構成要素の複数のインスタンスを含んでもよい。
図5では、処理回路501は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定されてもよい。処理回路501は、(例えば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどにおける)1つもしくは複数のハードウェア実装状態機械など、機械可読コンピュータプログラムとしてメモリに格納された機械命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態機械、適切なファームウェアを伴うプログラマブル論理、適切なソフトウェアを伴う、マイクロプロセッサもしくはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つもしくは複数のプログラム内蔵汎用プロセッサ、または上記の任意の組合せを実装するように設定されてもよい。例えば、処理回路501は、2つの中央処理装置(CPU)を含んでもよい。データは、コンピュータが使用するのに適した形式の情報であってもよい。
図示される実施形態では、入出力インターフェース505は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定されてもよい。UE 500は、入出力インターフェース505を介して出力デバイスを使用するように設定されてもよい。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用してもよい。例えば、UE 500への入力およびUE 500からの出力を提供するのに、USBポートが使用されてもよい。出力デバイスは、スピーカー、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せであってもよい。UE 500は、出力インターフェース505を介して入力デバイスを使用して、ユーザがUE 500に情報をキャプチャするのを可能にするように設定されてもよい。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、方向パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含んでもよい。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を感知する容量性または抵抗性タッチセンサを含んでもよい。センサは、例えば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサ、力センサ、磁力計、光センサ、近接センサ、別の同様のセンサ、またはそれらの任意の組合せであってもよい。例えば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサであってもよい。
図5では、RFインターフェース509は、送信機、受信機、およびアンテナなど、RF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定されてもよい。ネットワーク接続インターフェース511は、ネットワーク543aに通信インターフェースを提供するように設定されてもよい。ネットワーク543aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワーク、またはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含してもよい。例えば、ネットワーク543aはWi-Fiネットワークを備えてもよい。ネットワーク接続インターフェース511は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルにしたがって、通信ネットワークを通じて1つまたは複数の他のデバイスと通信するのに使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように設定されてもよい。ネットワーク接続インターフェース511は、通信ネットワークリンク(例えば、光学、電気など)に適した受信機および送信機の機能性を実現してもよい。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェアもしくはファームウェアを共有してもよく、または別個に実現されてもよい。
RAM 517は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなど、ソフトウェアプログラムの実行中に、データもしくはコンピュータ命令を格納またはキャッシングするため、バス502を介して処理回路501にインターフェース接続するように設定されてもよい。ROM 519は、コンピュータ命令またはデータを処理回路501に提供するように設定されてもよい。例えば、ROM 519は、不揮発性メモリに格納される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信など、基本システム機能に関する不変低レベルシステムコードまたはデータを格納するように設定されてもよい。記憶媒体521は、RAM、ROM、プログラマブル読出し専用メモリ、消去可能プログラマブル読出し専用メモリ、電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、取外し可能カートリッジ、またはフラッシュドライブなど、メモリを含むように設定されてもよい。一例では、記憶媒体521は、オペレーティングシステム523と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェット、もしくはガジェットエンジン、または別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム525と、データファイル527とを含むように設定されてもよい。記憶媒体521は、UE 500による使用のため、多種多様の様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちいずれかを格納してもよい。
記憶媒体521は、独立ディスクの冗長アレイ、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク光学ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu-Ray光学ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記憶光学ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールもしくはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、またはそれらの任意の組合せなど、いくつかの物理ドライブユニットを含むように設定されてもよい。記憶媒体521は、UE 500が、一時的もしくは非一時的メモリ媒体に格納された、コンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、またはデータをアップロードすることを可能にしてもよい。通信システムを利用する製造品などの製造品は、デバイス可読媒体を含んでもよい記憶媒体521において、有形的に具体化されてもよい。
図5では、処理回路501は、通信サブシステム531を使用してネットワーク543bと通信するように設定されてもよい。ネットワーク543aおよびネットワーク543bは、同じ1つもしくは複数のネットワーク、または異なる1つもしくは複数のネットワークであってもよい。通信サブシステム531は、ネットワーク543bと通信するのに使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定されてもよい。例えば、通信サブシステム531は、IEEE802.11、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなど、1つまたは複数の通信プロトコルにしたがって、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するのに使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定されてもよい。各トランシーバは、RANリンク(例えば、周波数割当てなど)に適した送信機の機能性または受信機の機能性をそれぞれ実現する、送信機533および/または受信機535を含んでもよい。更に、各トランシーバの送信機533および受信機535は、回路構成要素、ソフトウェアもしくはファームウェアを共有してもよく、または別個に実現されてもよい。
例示の実施形態では、通信サブシステム531の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、ニアフィールド通信、ロケーションを決定するのに全地球測位システム(GPS)を使用するなどのロケーションベース通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含んでもよい。例えば、通信サブシステム531は、セルラー通信、Wi-Fi通信、Bluetooth通信、およびGPS通信を含んでもよい。ネットワーク543bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワーク、またはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含してもよい。例えば、ネットワーク543bは、セルラーネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/またはニアフィールドネットワークであってもよい。電源513は、UE 500の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を提供するように設定されてもよい。
本明細書に記載する特徴、利益、および/または機能は、UE 500の構成要素の1つで実現されるか、またはUE 500の複数の構成要素にわたって分割されてもよい。更に、本明細書に記載する特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアの任意の組合せで実現されてもよい。一例では、通信サブシステム531は、本明細書に記載する構成要素のいずれかを含むように設定されてもよい。更に、処理回路501は、バス502を通じてかかる構成要素のいずれかと通信するように設定されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかは、処理回路501によって実行されたとき、本明細書に記載する対応する機能を実施する、メモリに格納されたプログラム命令によって表されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかの機能性は、処理回路501と通信サブシステム531との間で分割されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかの非計算集約的機能は、ソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよく、計算集約的機能はハードウェアで実現されてもよい。
図6は、いくつかの実施形態による仮想化環境を示している。図6は、いくつかの実施形態によって実現される機能が仮想化されてもよい、仮想化環境600を示す概略ブロック図である。本文脈では、仮想化とは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイス、およびネットワーキングリソースを仮想化することを含んでもよい、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用するとき、仮想化は、ノード(例えば、仮想化基地局または仮想化無線アクセスノード)に、またはデバイス(例えば、UE、無線デバイス、または他の任意のタイプの通信デバイス)もしくはそのデバイスの構成要素に適用することができ、機能性の少なくとも一部分が、(例えば、1つまたは複数のネットワークにおける1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシン、またはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実現される、実現例に関する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載する機能の一部または全ては、ハードウェアノード630の1つまたは複数がホストする1つまたは複数の仮想環境600において実現される、1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実現されてもよい。更に、仮想ノードが無線アクセスノードではないか、または無線接続性(例えば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化されてもよい。
機能は、本明細書に開示する実施形態のいくつかの特徴、機能、および/または利益のいくつかを実現するように動作可能な、1つまたは複数のアプリケーション620(あるいは、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)によって実現されてもよい。アプリケーション620は、処理回路660とメモリ690とを備えるハードウェア630を提供する、仮想化環境600において稼働される。メモリ690は、処理回路660によって実行可能な命令695を含み、それにより、アプリケーション620は、本明細書に開示する特徴、利益、および/または機能の1つまたは複数を提供するように動作可能である。
仮想化環境600は、商用オフザシェルフプロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいは、デジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む他の任意のタイプの処理回路であってもよい、1つもしくは複数のプロセッサのセットまたは処理回路660を備える、汎用または専用ネットワークハードウェアデバイス630を備える。各ハードウェアデバイスは、処理回路660によって実行される命令695またはソフトウェアを一時的に格納する非永続的メモリであってもよい、メモリ690-1を備えてもよい。各ハードウェアデバイスは、物理ネットワークインターフェース680を含む、ネットワークインターフェースカードとしても知られる1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ670を備えてもよい。各ハードウェアデバイスはまた、処理回路660によって実行可能なソフトウェア695および/または命令を格納した、非一時的、永続的、機械可読記憶媒体690-2を含んでもよい。ソフトウェア695は、1つもしくは複数の(ハイパーバイザとも呼ばれる)仮想化レイヤ650をインスタンス化するソフトウェア、仮想マシン640を実行するソフトウェア、ならびにソフトウェアが本明細書に記載するいくつかの実施形態に関連して記載する機能、特徴、および/または利益を実行することを可能にするソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含んでもよい。
仮想マシン640は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想記憶域を備え、対応する仮想化レイヤ650またはハイパーバイザによって稼働されてもよい。仮想アプライアンス620の事例の異なる実施形態が、仮想マシン640の1つまたは複数で実現されてもよく、実現は異なるやり方で行われてもよい。
動作中、処理回路660は、ソフトウェア695を実行してハイパーバイザまたは仮想化レイヤ650をインスタンス化し、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ650は、場合によっては仮想マシンモニタと呼ばれることがある。仮想化レイヤ650は、仮想マシン640に対して、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示してもよい。
図6に示されるように、ハードウェア630は、一般的なまたは特定の構成要素を有するスタンドアロンネットワークノードであってもよい。ハードウェア630は、アンテナ6225を備えてもよく、仮想化を介していくつかの機能を実現してもよい。あるいは、ハードウェア630は、多くのハードウェアノードが協働し、中でも特に、アプリケーション620のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション6100を介して管理される、(例えば、データセンタまたは顧客構内機器などにおける)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であってもよい。
ハードウェアの仮想化は、文脈によっては、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンタに配置することができる業界標準の大容量サーバハードウェア、物理スイッチ、および物理記憶域、ならびに顧客構内機器上に集約するのに使用されてもよい。
NFVの文脈では、仮想マシン640は、物理的な仮想化されていないマシン上で実行しているかのようにしてプログラムを稼働する、物理マシンのソフトウェア実現形態であってもよい。各仮想マシン640と、その仮想マシンを実行するハードウェア630の一部とは、その一部というのがその仮想マシン専用のハードウェアであろうと、および/またはその仮想マシンによって仮想マシン640の他の仮想マシンと共有されるハードウェアであろうと、別個の仮想ネットワークエレメントを形成する。
更に、NFVの文脈では、仮想ネットワーク機能は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ630の上の1つまたは複数の仮想マシン640で稼働する固有のネットワーク機能をハンドリングすることを担い、図6のアプリケーション620に対応する。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の送信機6220と1つまたは複数の受信機6210とをそれぞれ含む、1つまたは複数の無線ユニット6200は、1つまたは複数のアンテナ6225に結合されてもよい。無線ユニット6200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード630と直接通信してもよく、無線アクセスノードまたは基地局など、無線能力を有する仮想ノードを提供するのに、仮想構成要素と組み合わせて使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、ハードウェアノード630と無線ユニット6200との間の通信に代替的に使用されてもよい制御システム6230を使用して、何らかのシグナリングを達成することができる。
図7は、いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークを示している。図7を参照すると、一実施形態によれば、通信システムは、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク711とコアネットワーク714とを備える、3GPPタイプセルラーネットワークなどの通信ネットワーク710を含む。アクセスネットワーク711は、NB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局712a、712b、712cを備え、それぞれ対応するカバレッジエリア713a、713b、713cを規定する。基地局712a、712b、712cの1つまたは複数は、本明細書に規定するような実施形態の態様にしたがうものであってもよい。各基地局712a、712b、712cは、有線または無線接続715を通じてコアネットワーク714に接続可能である。カバレッジエリア713c内に位置する第1のUE 791は、対応する基地局712cに無線で接続するか、または対応する基地局712cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア713a内の第2のUE 792が、対応する基地局712aに無線で接続可能である。この例では複数のUE 791、792が示されているが、開示の実施形態は、1つのUEのみがカバレッジエリア内にある状況、または1つのUEのみが対応する基地局712に接続している状況に等しく適用可能である。UE 791および792の1つまたは複数は、本明細書に規定するような実施形態の態様にしたがうものであってもよい。
通信ネットワーク710は、それ自体、ホストコンピュータ730に接続され、ホストコンピュータ730は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散型サーバのハードウェアおよび/もしくはソフトウェアにおいて、またはサーバファームの処理リソースとして具体化されてもよい。ホストコンピュータ730は、サービスプロバイダの所有または制御下にあってもよく、またはサービスプロバイダによってもしくはサービスプロバイダに代わって操作されてもよい。通信ネットワーク710とホストコンピュータ730との間の接続721および722は、コアネットワーク714からホストコンピュータ730に直接延びてもよく、または任意選択の中間ネットワーク720を介して進んでもよい。中間ネットワーク720は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、または2つ以上の組合せであってもよく、中間ネットワーク720がある場合、バックボーンネットワークまたはインターネットであってもよく、特に、中間ネットワーク720は、2つ以上のサブネットワーク(図示なし)を備えてもよい。
図7の通信システムは全体として、接続されたUE 791、792とホストコンピュータ730との間の接続性を可能にする。接続性は、オーバーザトップ(OTT)接続750として説明されてもよい。ホストコンピュータ730および接続されたUE 791、792は、アクセスネットワーク711、コアネットワーク714、任意の中間ネットワーク720、および考えられる更なるインフラストラクチャ(図示なし)を媒介として使用して、OTT接続750を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続750は、OTT接続750が通っている参加通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングを認識していないという意味で、透過的であってもよい。例えば、基地局712は、接続されたUE 791に転送(例えば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ730から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、通知されないことがあるかまたは通知される必要がない。同様に、基地局712は、UE 791から発生してホストコンピュータ730に向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングを認識している必要はない。
図8は、いくつかの実施形態による、部分的無線接続を通じて基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータを示している。次に、一実施形態による、前の段落で考察したUE、基地局、およびホストコンピュータの例示的な実現例について、図8を参照して記載する。通信システム800では、ホストコンピュータ810は、通信システム800の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップし維持するように設定された、通信インターフェース816を含む、ハードウェア815を備える。ホストコンピュータ810は更に、記憶能力および/または処理能力を有してもよい、処理回路818を備える。特に、処理回路818は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または命令を実行するように適応されたこれらの組合せ(図示なし)を備えてもよい。ホストコンピュータ810は更に、ホストコンピュータ810に格納されるかまたはホストコンピュータ810によってアクセス可能であり、処理回路818によって実行可能なソフトウェア811を備える。ソフトウェア811はホストアプリケーション812を含む。ホストアプリケーション812は、UE 830およびホストコンピュータ810で終端するOTT接続850を介して接続するUE 830など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。リモートユーザにサービスを提供する際、ホストアプリケーション812は、OTT接続850を使用して送信されるユーザデータを提供してもよい。
通信システム800は更に、通信システムに提供されるとともに、ホストコンピュータ810およびUE 830と自身が通信できるようにするハードウェア825を備える、基地局820を含む。ハードウェア825は、通信システム800の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップし維持する通信インターフェース826、ならびに基地局820がサーブするカバレッジエリア(図8には図示なし)内に位置するUE 830との少なくとも無線接続870をセットアップし維持する無線インターフェース827を含んでもよい。通信インターフェース826は、ホストコンピュータ810への接続860を容易にするように設定されてもよい。接続860は、直接であってもよく、あるいは、通信システムのコアネットワーク(図8には図示なし)を、および/または通信システム外部の1つもしくは複数の中間ネットワークを通ってもよい。図示される実施形態では、基地局820のハードウェア825は更に、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または命令を実行するように適応されたこれらの組合せ(図示なし)を備えてもよい、処理回路828を含む。基地局820は更に、内部に格納されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア821を有する。
通信システム800は更に、既に言及したUE 830を含む。UE 830のハードウェア835は、UE 830が現在位置するカバレッジエリアにサーブしている基地局との無線接続870をセットアップし維持するように設定された、無線インターフェース837を含んでもよい。UE 830のハードウェア835は更に、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または命令を実行するように適応されたこれらの組合せ(図示なし)を備えてもよい、処理回路838を含む。UE 830は更に、UE 830に格納されるかまたはUE 830によってアクセス可能であり、処理回路838によって実行可能なソフトウェア831を備える。ソフトウェア831はクライアントアプリケーション832を含む。クライアントアプリケーション832は、ホストコンピュータ810のサポートのもとに、UE 830を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。ホストコンピュータ810では、実行中のホストアプリケーション812は、UE 830およびホストコンピュータ810で終端するOTT接続850を介して、実行中のクライアントアプリケーション832と通信してもよい。ユーザにサービスを提供する際、クライアントアプリケーション832は、ホストアプリケーション812から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供してもよい。OTT接続850は、要求データおよびユーザデータの両方を転送してもよい。クライアントアプリケーション832は、ユーザと対話して、クライアントアプリケーション832が提供するユーザデータを生成してもよい。
図8に示されるホストコンピュータ810、基地局820、およびUE 830はそれぞれ、図7のホストコンピュータ730、基地局712a、712b、712cの1つ、およびUE 791、792の1つと同様または同等であってもよいことに留意されたい。すなわち、これらエンティティの内部の働きは、図8に示されるようなものであってもよく、別個に、周囲のネットワークトポロジーは図7のものであってもよい。
図8では、OTT接続850は、いずれかの仲介デバイスおよびこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングについて明示的に言及することなく、基地局820を介したホストコンピュータ810とUE 830との間の通信を示すため、抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャは、ルーティングを決定してもよく、ネットワークインフラストラクチャは、UE 830から、もしくはホストコンピュータ810を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定されてもよい。OTT接続850がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは更に、ネットワークインフラストラクチャが(例えば、ネットワークの負荷分散考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する決定を行ってもよい。
UE 830と基地局820との間の無線接続870は、本開示全体にわたって記載する実施形態の教示にしたがったものである。様々な実施形態の1つまたは複数は、無線接続870が最後のセグメントを形成するOTT接続850を使用して、UE 830に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、LBTの存在下におけるUEの接続性能を改善し、またそれにより、ユーザの待機時間の低減およびセル選択の改善などの利益を提供してもよい。
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシ、および他のファクタをモニタリングする目的で、測定手順が提供されてもよい。更に、測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ810とUE 830との間のOTT接続850を再設定する任意選択のネットワーク機能性があってもよい。測定手順、および/またはOTT接続850を再設定するネットワーク機能性は、ホストコンピュータ810のソフトウェア811およびハードウェア815で、もしくはUE 830のソフトウェア831およびハードウェア835で、またはその両方で実現されてもよい。実施形態では、OTT接続850が通る通信デバイスにおいて、またはそれに関連してセンサ(図示なし)が展開されてもよく、センサは、上記に例示したモニタリングされた量の値を供給すること、またはソフトウェア811、831がモニタリングされた量を算出または推定する元になり得る他の物理量の値を供給することによって、測定手順に参加してもよい。OTT接続850の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含んでもよく、再設定は、基地局820に影響を及ぼす必要はなく、また基地局820に知られていないかまたは知覚不能であってもよい。かかる手順および機能性は、当該技術分野において知られており実践されてもよい。特定の実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ810による測定を容易にする、プロプライエタリUEシグナリングを伴ってもよい。測定は、ソフトウェア811および831が、ソフトウェア811および831が伝搬時間、エラーなどをモニタリングしながらOTT接続850を使用して、メッセージを、特に空のまたは「ダミー」メッセージを送信させるという点で、実現されてもよい。
図9は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実現される方法を示している。図9は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図7および図8を参照して記載したものであってもよい、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含む。本開示を単純にするため、図9の図に対する参照のみを本セクションに含む。ステップ910で、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ910の(任意選択であってもよい)サブステップ911で、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ920で、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。(任意選択であってもよい)ステップ930で、基地局は、本開示全体を通して記載する実施形態の教示にしたがって、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(やはり任意選択であってもよい)ステップ940で、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
図10は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実現される方法を示している。図10は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図7および図8を参照して記載したものであってもよい、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含む。本開示を単純にするため、図10の図に対する参照のみを本セクションに含む。方法のステップ1010で、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。任意選択のサブステップ(図示なし)で、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1020で、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体を通して記載する実施形態の教示にしたがって、基地局を介して進んでもよい。(任意選択であってもよい)ステップ1030で、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
図11は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実現される方法を示している。図11は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図7および図8を参照して記載したものであってもよい、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含む。本開示を単純にするため、図11の図に対する参照のみを本セクションに含む。(任意選択であってもよい)ステップ1110で、UEは、ホストコンピュータによって提供される入力データを受信する。加えてまたは代わりに、ステップ1120で、UEはユーザデータを提供する。ステップ1120の(任意選択であってもよい)サブステップ1121で、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1110の(任意選択であってもよい)サブステップ1111で、UEは、ホストコンピュータによって提供される受信した入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際、実行されたクライアントアプリケーションは更に、ユーザから受信したユーザ入力を考慮してもよい。ユーザデータが提供された具体的な方式にかかわらず、UEは、(任意選択であってもよい)サブステップ1130で、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始動する。方法のステップ1140で、ホストコンピュータは、本開示全体を通して記載する実施形態の教示にしたがって、UEから送信されるユーザデータを受信する。
図12は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実現される方法を示している。図12は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図7および図8を参照して記載したものであってもよい、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含む。本開示を単純にするため、図12の図に対する参照のみを本セクションに含む。(任意選択であってもよい)ステップ1210で、本開示全体を通して記載する実施形態の教示にしたがって、基地局はUEからユーザデータを受信する。(任意選択であってもよい)ステップ1220で、基地局は、ホストコンピュータへの受信したユーザデータの送信を始動する。(任意選択であってもよい)ステップ1230で、ホストコンピュータは、基地局によって始動された送信で搬送されたユーザデータを受信する。
図13は、特定の実施形態による、LBT要件に係るセル選択のための、UEによって実施される方法を示しており、方法は、ステップ1302で、少なくとも1つのセルからの少なくとも1つのDRSを使用して、選択または再選択するセルを決定することで始まる。方法は、UEが低RRC活性状態(例えば、アイドル状態、不活性状態)にある間に実施されてもよい。決定は、1つまたは複数のセルの測定を行うことを含んでもよい。方法は更に、ステップ1304で、決定されたセルを選択または再選択することを含んでもよい。方法は更に、ステップ1306で、決定されたセルにキャンプオンしながら1つまたは複数の運用タスクを実施することを含んでもよい。運用タスクは、ネットワーク登録、別のセルへのセル再選択、MDT測定の実施およびロギング、更新手順、ならびにサービングセル評価のうち1つまたは複数を含んでもよい。
図14は、特定の実施形態による、LBT要件に係るセル選択を容易にするため、ネットワークノードによって実施される方法を示す図である。方法は、ステップ1402で、ネットワークノードが、UEによるセル選択を容易にするため、LBTパラメータおよび/またはCOTパラメータを設定することによって始まる。LBTパラメータおよび/またはCOTパラメータは、UE要件に基づいて設定されてもよい。方法は更に、ステップ1404で、UEへの設定命令の送信を始動することを含んでもよい。方法は更に、ステップ1406で、LBT統計を収集することを含んでもよい。収集されたLBT統計は、UEのセル選択を更に容易にするため、ネットワークノード動作を適応させるのに使用されてもよい。
図15に示されるように、仮想UE装置1500は、決定ユニット1502と、選択ユニット1504と、運用ユニット1506とを含む。
図15は、いくつかの実施形態による仮想化装置を示している。図15は、無線ネットワーク(例えば、図4に示される無線ネットワーク)における仮想UE装置1500の概略ブロック図を示している。装置は、(例えば、図4に示されるネットワーク406の一部を形成する)1つまたは複数の無線デバイスにおいて実現されてもよい。装置1500は、図13に関して記載した例示の方法、および場合によっては、本明細書に開示する他の任意のプロセスまたは方法を実施するように動作可能である。また、図13の方法は、必ずしも装置1500のみによって実施されるとは限らないことが理解されるべきである。方法の少なくともいくつかの動作は、1つまたは複数の他のエンティティによって実施することができる。図15に示されるように、仮想UE装置1500は、決定ユニット1502と、選択ユニット1504と、運用ユニット1506とを含む。
仮想装置1500は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含んでもよい、処理回路、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含んでもよい、他のデジタルハードウェアを備えてもよい。処理回路は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含んでもよい、メモリに格納されたプログラムコードを実行するように設定されてもよい。メモリに格納されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書に記載する技術の1つまたは複数を実施するための命令を含む。いくつかの実現例では、処理回路は、決定ユニット1502に、選択または再選択するセルを決定させ、選択ユニット1504に、決定されたセルを選択させ、運用ユニット1506に、決定されたセルにキャンプオンしながら1つまたは複数の運用タスクを実施させ、装置1500の他の任意の好適なユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による対応する機能を実施させるのに使用されてもよい。
図16に示されるように、仮想ネットワークノード装置1600は、設定ユニット1602と、送信ユニット1604と、収集ユニット1606とを含む。図16は、無線ネットワークにおける仮想ネットワークノード装置1600(例えば、図4に示される無線ネットワークにおけるネットワークノード460)の概略ブロック図を示している。装置は、(例えば、図4に示されるネットワーク406の一部を形成する)1つまたは複数のネットワークノードにおいて実現されてもよい。装置1600は、図14に関して記載した例示の方法、および場合によっては、本明細書に開示する他の任意のプロセスまたは方法を実施するように動作可能である。また、図14の方法は、必ずしも装置1600のみによって実施されるとは限らないことが理解されるべきである。方法の少なくともいくつかの動作は、1つまたは複数の他のエンティティによって実施することができる。図16に示されるように、仮想ネットワークノード装置1600は、設定ユニット1602と、送信ユニット1604と、収集ユニット1606とを含む。
仮想ネットワークノード装置1600は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含んでもよい、処理回路、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含んでもよい、他のデジタルハードウェアを備えてもよい。処理回路は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含んでもよい、メモリに格納されたプログラムコードを実行するように設定されてもよい。メモリに格納されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書に記載する技術の1つまたは複数を実施するための命令を含む。いくつかの実現例では、処理回路は、設定ユニット1602に、セル選択を容易にするようにLBTパラメータおよび/またはCOTパラメータを設定させ、送信ユニット1604に、UEへの設定命令の送信を始動させ、かつ/または収集ユニット1606に、LBT統計を収集させるのに使用されてもよい。
ユニットという用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野における従来の意味を有してもよく、また例えば、本明細書に記載するものなど、それぞれのタスク、手順、算出、出力、および/または表示機能を実施するための、電気および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理固体、および/または個別デバイス、コンピュータプログラムまたは命令などを含んでもよい。
図面中のプロセスは、本開示の特定の実施形態によって実施される動作の特定の順序を示すことがあるが、かかる順序は例示であることが理解されるべきである(例えば、代替実施形態は、異なる順序で動作を実施する、特定の動作を組み合わせる、特定の動作を重複させるなどしてもよい)。
グループAの実施形態
実施形態1:LBTの存在下で、少なくとも1つのセルからの少なくとも1つのDRSを使用して、選択または再選択するセルを決定することと、決定されたセルを選択または再選択することと、を含む、LBT要件に係るセル選択または再選択のための、無線デバイスによって実施される方法。
実施形態2:決定するステップにおいて、LBTが使用中の場合、延長された持続時間が決定を実施するのに使用され、延長された持続時間は、LBTが使用中でない場合に使用される持続時間に対して延長される、実施形態1の方法。
実施形態3:延長された持続時間が、新たに検出可能なセルが選択基準を満たすか否かを評価するのに要する時間、既に検出されているが選択されなかったセルが選択基準を満たしていたことを評価するのに要する時間、および既に識別されたセルの測定周期性のうち1つまたは複数を考慮に入れてもよい、実施形態2の方法。
実施形態4:延長された持続時間が、LBTパラメータ、COTパラメータ、DRS特性、およびDRXサイクル長のうち1つまたは複数に基づく、実施形態2および3のいずれかの方法。
実施形態5:決定することが更に、現在のサービングセルの信号レベルを測定することと、複数のDRXサイクル中におけるサービングセルに対するセル選択基準を評価することと、を含む、いずれかの先行する実施形態の方法。
実施形態6:決定することが更に、現在のサービングセルが逃したDRS閾値に対して利用不能であるDRSインスタンスの数を測定することを含み、現在のサービングセルが利用不能であるインスタンスの数が、逃したDRS閾値未満である場合、現在のサービングセルの既存の測定値を使用して決定が実施され、または現在のサービングセルが利用不能であるインスタンスの数が、逃したDRS閾値以上である場合、現在のサービングセルの新しい測定値を使用して決定が再開される、実施形態5の方法。
実施形態7:決定するステップが更に、LBTを使用したセルの選択を評価するとき、DRSに基づいて測定を実施する前にDRSの存在を検出することを含む、いずれかの先行する実施形態の方法。
実施形態8:決定するステップが、ターゲットセルを測定し評価することを含み、ターゲットセルを測定し評価する時間が、DRSの存在を検出するのに必要なDRSオケージョンの数、検出されたDRSに基づいて測定を実施し評価するのに必要なサンプルの数、ターゲットセルが検出に利用不能である設定されたDRSオケージョンの数、検出されたターゲットセルが測定に利用不能である設定されたDRSオケージョンの数、およびターゲットセルが評価に利用不能である設定されたDRSオケージョンの数のうち少なくとも1つを含む、測定および評価基準の関数である、いずれかの先行する実施形態の方法。
実施形態9:測定および評価基準の値が特定の閾値を上回る場合、ターゲットセルの評価が再開される、実施形態8の方法。
実施形態10:決定するステップが、2つのインスタンスにおけるセルからの信号を測定することと、2つのインスタンスからの測定値の組合せを使用して、セルが選択または再選択されるべきか否かを判断することと、を含む、いずれかの先行する実施形態の方法。
実施形態11:少なくとも第1の数のDRXサイクル分、2つの測定インスタンスが分離され、任意に、LBT失敗が原因で逃したDRSの分、2つの測定インスタンスが分離される、実施形態10の方法。
実施形態12:第2の数のDRXサイクル未満の分、2つの測定インスタンスが分離される、実施形態10および11のいずれかの方法。
実施形態13:決定するステップが、現在のサービングセルがセル選択基準を満たすか否かを評価することと、現在のサービングセルがセル選択基準を満たさない場合、現在のサービングセルによって示される全ての隣接セルの測定を始動することと、を含む、いずれかの先行する実施形態の方法。
実施形態14:測定規則がUE測定活動を限定しているかにかかわらず、全ての隣接セルの測定が始動される、実施形態13の方法。
実施形態15:閾値数の連続DRXサイクルの間、UEが現在のサービングセルの測定を実施できないため、現在のサービングセルがセル選択基準を満たしていないと評価される、実施形態13および14のいずれかの方法。
実施形態16:決定するステップが、現在のサービングセルからの信号が条件を満たすか否かを評価することと、信号が条件を満たすと判断された場合、更なる測定を実施せずに現在のサービングセルが再選択されるべきであると決定することと、を含む、いずれかの先行する実施形態の方法。
実施形態17:決定するステップが、DRSを決定することを含み、所与のセルからのDRSの検出が、所与のセルの既知のLBT対応および/またはCOTタイプに適応される、いずれかの先行する実施形態の方法。
実施形態18:UEがセルに関する情報を取得し格納する、いずれかの先行する実施形態の方法。
実施形態19:情報が、セルがLBTを使用するか否か、DRS利用可能性の統計、およびDRS設定情報のうち1つまたは複数を含む、実施形態18の方法。
実施形態20:セルに関する情報が、決定するステップでUEによって使用されてもよく、および/またはセルに関する情報が、UEによってネットワークに提供されてもよい、実施形態18および19のいずれかの方法。
実施形態21:UEが、緩和されたサービングセルモニタリングモードを使用して動作するように設定され、それによって、UEが品質基準を満たした場合、決定するステップおよび選択するステップが実施される頻度が低減される、いずれかの先行する実施形態の方法。
実施形態22:UEが、緩和された隣接セルモニタリングモードを使用して動作するように設定され、それによって、UEが更なる品質基準を満たさない場合、隣接セルとの接続の品質が測定される、いずれかの先行する実施形態の方法。
実施形態23:UEが、制御チャネルモニタリングモードの早期終了を使用して動作するように設定され、それによってUEが、チャネルの推定信号品質が推定信号品質閾値を下回ったとき、チャネルの受信または復号の試行を停止する、いずれかの先行する実施形態の方法。
実施形態24:セル選択もしくは再選択が同一周波数もしくは異周波数であり、ならびに/またはセル選択もしくは再選択が同一RATもしくは異RATである、いずれかの先行する実施形態の方法。
実施形態25:方法が、UEが低RRC状態にある状態で実施される、いずれかの先行する実施形態の方法。
実施形態26:決定されたセルの選択または再選択の後、選択または再選択されたセルにキャンプオンしながら1つまたは複数の運用タスクを実施するステップを更に含む、いずれかの先行する実施形態の方法。
実施形態27:運用タスクが、ネットワーク登録、別のセルへのセル再選択、MDT測定の実施およびロギング、更新手順、ならびにサービングセル評価のうち1つまたは複数を含む、実施形態26の方法。
実施形態28:決定されたセルの選択または再選択の後、UE動作に関連する1つまたは複数の統計をロギングすることを更に含む、実施形態26および27のいずれかの方法。
実施形態29:ロギングした統計をネットワークに報告することを更に含み、ロギングした統計が即時に報告されるか、またはロギングした統計が報告スケジュールにしたがって報告される、実施形態28の方法。
実施形態30:ユーザデータを提供することと、基地局への送信を介してユーザデータをホストコンピュータに転送することと、更に含む、先行する実施形態のいずれかの方法。
グループBの実施形態
実施形態31:無線デバイスによるセル選択を容易にする、LBTパラメータおよび/またはCOTパラメータを設定することを含む、LBT要件に係るセル選択を容易にするための、基地局によって実施される方法。
実施形態32:LBTパラメータおよび/またはCOTパラメータが無線デバイス要件に基づいて設定される、実施形態31の方法。
実施形態33:設定命令を無線デバイスに伝送することを更に含む、実施形態31および32のいずれかの方法。
実施形態34:LBT統計を収集することを更に含む、実施形態31から33のいずれかの方法。
実施形態35:収集されたLBT統計が基地局の動作を適応させるのに使用される、実施形態34の方法。
実施形態36:基地局が、無線デバイスによるセル選択を容易にするように、DMTC、DRS、およびDRXの周期性の少なくとも1つを適応させる、実施形態31から35のいずれかの方法。
実施形態37:ユーザデータを取得することと、ユーザデータをホストコンピュータまたは無線デバイスに転送することと、更に含む、先行する実施形態のいずれかの方法。
グループCの実施形態
実施形態38:グループAの実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定された、処理回路と、電力を無線デバイスに供給するように設定された電力供給源回路と、を備える、LBT要件に係るセル選択のための無線デバイス。
実施形態39:グループBの実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定された、処理回路と、電力を基地局に供給するように設定された電力供給源回路と、を備える、LBT要件に係るセル選択を容易にする基地局。
実施形態40:無線信号を伝送しかつ受信するように設定されたアンテナと、アンテナおよび処理回路に接続され、アンテナと処理回路との間で通信される信号を調整するように設定された、無線フロントエンド回路と、グループAの実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定された、処理回路と、処理回路に接続され、処理回路によって処理されるべき情報をUEに入力することを可能にするように設定された、入力インターフェースと、処理回路に接続され、処理回路によって処理された情報をUEから出力するように設定された、出力インターフェースと、処理回路に接続され、電力をUEに供給するように設定された、バッテリーと、を備える、LBT要件に係るセル選択のためのユーザ機器(UE)。
実施形態41:ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、ユーザデータをセルラーネットワークに転送して、ユーザ機器(UE)に送信するように設定された通信インターフェースと、を備える、ホストコンピュータを含み、セルラーネットワークが、無線インターフェースと処理回路とを有する基地局を備え、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
実施形態42:基地局を更に含む、上記実施形態の通信システム。
実施形態43:UEを更に含み、UEが基地局と通信するように設定された、上記2つの実施形態の通信システム。
実施形態44:ホストコンピュータの処理回路がホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定され、UEが、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路を備える、上記3つの実施形態の通信システム。
実施形態45:ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む、通信システムで実現される方法であって、ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラーネットワークを介して、ユーザデータをUEに搬送する送信を始動することと、を含み、基地局が、グループBの実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施する、方法。
実施形態46:基地局において、ユーザデータを送信することを更に含む、上記実施形態の方法。
実施形態47:ユーザデータが、ホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供され、方法が更に、UEにおいて、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行することを含む、上記2つの実施形態の方法。
実施形態48:基地局と通信するように設定されたユーザ機器(UE)であって、上記3つの実施形態の方法を実施するように設定された、無線インターフェースと処理回路とを備える、ユーザ機器(UE)。
実施形態49:ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、ユーザデータをセルラーネットワークに転送して、ユーザ機器(UE)に送信するように設定された通信インターフェースと、を備える、ホストコンピュータを含み、UEが、無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの構成要素が、グループAの実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
実施形態50:セルラーネットワークが更に、UEと通信するように設定された基地局を含む、上記実施形態の通信システム。
実施形態51:ホストコンピュータの処理回路がホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定され、UEの処理回路が、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された、上記2つの実施形態の通信システム。
実施形態52:ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む、通信システムで実現される方法であって、ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラーネットワークを介して、ユーザデータをUEに搬送する送信を始動することと、を含み、UEが、グループAの実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施する、方法。
実施形態53:UEにおいて、基地局からユーザデータを受信することを更に含む、上記実施形態の方法。
実施形態54:ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備える、ホストコンピュータを含み、UEが、無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの処理回路が、グループAの実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
実施形態55:UEを更に含む、上記実施形態の通信システム。
実施形態56:基地局を更に含み、基地局が、UEと通信するように設定された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって搬送されたユーザデータをホストコンピュータに転送するように設定された通信インターフェースと、を備える、上記2つの実施形態の通信システム。
実施形態57:ホストコンピュータの処理回路がホストアプリケーションを実行するように設定され、UEの処理回路が、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定された、上記3つの実施形態の通信システム。
実施形態58:ホストコンピュータの処理回路がホストアプリケーションを実行し、それによって要求データを提供するように設定され、UEの処理回路が、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによって要求データに応答してユーザデータを提供するように設定された、上記4つの実施形態の通信システム。
実施形態59:ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む、通信システムで実現される方法であって、ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されたユーザデータを受信することを含み、UEが、グループAの実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施する、方法。
実施形態60:UEにおいて、基地局にユーザデータを提供することを更に含む、上記実施形態の方法。
実施形態61:UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それによって送信されるべきユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションと関連付けられたホストアプリケーションを実行することと、を更に含む、上記2つの実施形態の方法。
実施形態62:UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、UEにおいて、クライアントアプリケーションと関連付けられたホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供される、クライアントアプリケーションに対する入力データを受信することと、を更に含み、送信されるべきユーザデータが、入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、上記3つの実施形態方法。
実施形態63:ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備える、ホストコンピュータを含み、基地局が、無線インターフェースと処理回路とを備え、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
実施形態64:基地局を更に含む、上記実施形態の通信システム。
実施形態65:UEを更に含み、UEが基地局と通信するように設定された、上記2つの実施形態の通信システム。
実施形態66:ホストコンピュータの処理回路がホストアプリケーションを実行するように設定され、UEが、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによってホストコンピュータによって受信されるユーザデータを提供するように設定された、上記3つの実施形態の通信システム。
実施形態67:ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む、通信システムで実現される方法であって、ホストコンピュータにおいて、基地局がUEから受信した送信から発生したユーザデータを、基地局から受信することを含み、UEが、グループAの実施形態のいずれかにおけるステップのいずれかを実施する、方法。
実施形態68:基地局において、UEからユーザデータを受信することを更に含む、上記実施形態の方法。
基地局において、受信したユーザデータのホストコンピュータへの送信を始動することを更に含む、上記2つの実施形態の方法。
以下の略語のうちの少なくともいくつかが本開示で使用されることがある。略語間の不整合がある場合、上記でそれがどのように使用されるかが選好されるべきである。以下で複数回リストされている場合、最初のリスティングが(1つまたは複数の)後続のリスティングよりも選好されるべきである。
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
5G 第5世代
AC 交流
AF アプリケーション機能
AMF アクセスおよび移動機能
AN アクセスネットワーク
AP アクセスポイント
ASIC 特定用途向け集積回路
AUSF 認証サーバ機能
BS 基地局
BSC 基地局コントローラ
CCA クリアチャネル評価
CD コンパクトディスク
CM 接続管理
CORESET 制御リファレンスセット
COT チャネル占有時間
CPU 中央処理装置
CRS チャネル参照信号
CSMA 搬送波感知多重アクセス
D2D D2D(device-to-device)
DAS 分散アンテナシステム
DC 直流
DIMM デュアルインラインメモリモジュール
DMTC ディスカバリ測定タイミング設定
DN データネットワーク
DRS ディスカバリ参照信号
DSP デジタル信号プロセッサ
DVD デジタルビデオディスク
eMTC 拡張マシン型通信
eNB ボルブドノードB(eNB)
EPS エボルブドパケットシステム
FR 頻度レポート
gNB 新無線基地局
gNB-DU 新無線分散基地局
GPS 全地球測位システム
GSM 汎欧州デジタル移動電話方式
HSS ホーム加入者サーバ
IoT 物のインターネット
IP インターネットプロトコル
LAA ライセンス補助アクセス
LAN ローカルエリアネットワーク
LBT リッスンビフォアトーク
LTE ロングタームエボリューション
M2M マシンツーマシン
MCOT 最大チャネル占有時間
MDT ドライブテスト最小化
MME モビリティ管理エンティティ
MSR マルチスタンダード無線
MTC マシン型通信
NAS 非アクセス階層
NEF ネットワーク公開機能
NF ネットワーク機能
NFV ネットワーク機能仮想化
NG 次世代
NR 新無線(New Radio)
NRF ネットワーク機能レポジトリ機能
NR-U 新無線(New Radio)アンライセンス
NSSF ネットワークスライス選択機能
OTT オーバーザトップ
PC パーソナルコンピュータ
PCF ポリシー制御機能
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
P-GW パケットデータネットワークゲートウェイ
PLMN 公衆陸上移動体ネットワーク
P-RNTI ページング無線ネットワーク一時識別子
PSS 1次同期信号
QoS サービス品質
RAM ランダムアクセスメモリ
RAN 無線アクセスネットワーク
RAT 無線アクセス技術
RF 無線周波数
RMSI 残余最小システム情報
RNC 無線ネットワークコントローラ
ROM 読出し専用メモリ
RRH リモート無線ヘッド
RRU リモートラジオユニット
RSRP 参照信号受信電力
RSRQ 参照信号受信品質
RTT ラウンドトリップタイム
SCEF サービス能力公開機能
SCell 2次セル
SDRAM 同期ダイナミックランダムアクセスメモリ
SIB システム情報ブロック
SMF セッション管理機能
SMTC SSBベースの測定タイミング設定
SOC システムオンチップ
SS 同期信号
SSB 同期信号ブロック
SSF 短サブフレーム
SSS 2次同期信号
sTTI ショート送信時間間隔
TRP 送受信ポイント
TTI 送信時間間隔
UDM 統合データ管理
UE ユーザ機器
UMTS ユニバーサル移動体通信システム
UPF ユーザプレーン機能
WAN ワイドエリアネットワーク
WiMax マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMAX)
当業者であれば、本開示の実施形態に対する改善および修正を認識するであろう。かかる改善および修正は全て、本明細書に開示する概念の範囲内にあるものとみなされる。