JP2022543848A - 圧力シール付ユニバーサルキャップ - Google Patents

圧力シール付ユニバーサルキャップ Download PDF

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Abstract

医療用コネクタに接続するためのキャップは、ハウジングと、突起部と、消毒スポンジと、圧力シールと、を備える。突起部は、内面に内側ねじを含み、内側ねじは、雌型無針コネクタの嵌合特徴部と相互係止するのに十分である。突起部の内面は、第2の空洞を画成する。突起部は、外面に外側ねじを含み、外側ねじは、雄型無針コネクタの嵌合特徴部と相互係止するのに十分である。消毒スポンジは、第2の空洞上に配置される。圧力シールは、ハウジングに取り付けられ、消毒スポンジの表面に隣接して配置される。圧力シールは、ハウジングの上部壁の内面に取り付けられた可撓性インサートを備えることができる。圧力シールは、細長い部材と、細長い部材と摺動可能に係合するインサートとの組み合わせを含むことができる。

Description

本開示は、一般的に、例えば、雄型および雌型のルアー接手を備えたアクセスポートを消毒および滅菌するためのデバイスに関し、特に、複数のタイプのコネクタに対応することができる消毒および滅菌デバイスに関する。一般に、本実施形態は、医療用キャップおよび医療用消毒キャップを含むねじ式継手の分野に関し、特に流体ルアーコネクタと共に使用するためのキャップおよび/または消毒キャップに関する。
血管アクセスデバイス(VAD)は一般的に使用される医療デバイスであり、静脈内(IV)カテーテルを含む。VADには、末梢カテーテルと中心静脈カテーテルという、一般的な2つの分類がある。細菌や他の微生物は、液体や医薬品を送達するためのVADへの接続時にアクセスハブやポート/バルブから患者の血管系に侵入する場合がある。各アクセスハブ(またはポート/バルブ/接続部)は、カテーテル関連血流感染(CRBSI)を伝播する何らかのリスクと関連しており、これはコストがかかり致命的となる可能性がある。
CRBSIのケースを減らし、VADが正しく使用および維持されるようにするために、消毒および洗浄手順を含む実施基準が開発されている。
アメリカ医療疫学会(SHEA)のガイドラインに消毒キャップが追加されている。また、キャップが2016年の輸液看護基準(INS)ガイドラインにも組み込まれることが早期に指摘されている。
先進市場では、IVカテーテルを利用する場合、通常、無針コネクタを使用してシステムを閉鎖し、その後、カテーテルを介して患者に薬物やその他の必要な液体を投与するようにアクセスする。INSの実施基準では、無針コネクタの使用を推奨しており、「各アクセスの前に、アルコール、ヨードチンキ、またはグルコン酸クロルヘキシジン/アルコールの組み合わせを用いて、一貫して完全に消毒する必要がある」と述べている。無針コネクタの消毒は、最終的には、表面に生息し、CRBSIを含むさまざまなカテーテル関連の合併症を引き起こす可能性のある細菌の減少を助けることを目的としている。看護師は通常、70%イソプロピルアルコール(IPA)のパッドを使用して、「ハブのスクラビング」と呼ばれる処理を実行して消毒タスクを遂行する。ただし、この慣行の順守は通常非常に低い。「ハブのスクラビング」が順守されないことに加えて、スクラブ時間、乾燥時間、および無針コネクタがスクラブされる回数にはしばしばばらつきがあることも、臨床医のインタビューを通じて指摘されている。
CRBSIを引き起こすことができる微生物の伝染に関連する一連の手順を通じて、接触または汚染の多くのリスクがある。汚染は、薬物の混合、カニューレの取り付け、およびアクセスハブへの挿入中に起こることができる。VADに接続するための手順は極めて一般的で簡単であるので、患者の血管系への侵入に関連するリスクはしばしば見落とされている。現在、病院および患者へのリスクは、接続を行う臨床医の勤勉さの実質的な結果によるものであり、この勤勉さはほとんど管理できない。
現在、雄型無針コネクタ、雌型無針コネクタ、静脈内(IV)および血液透析ラインのためのキャップは異なる設計を用いており、そのため、キャップはそれを取り付けることができるタイプのコネクタに限定される。現在、ISO594-2タイプの雌型のねじ式流体ルアーコネクタを消毒するための雄型の消毒キャップデバイスがあり、又、ISO594-2タイプの雄型のねじ式流体ルアーコネクタを消毒するための雌型消毒キャップデバイスがある。しかしながら、雄型または雌型のいずれかのねじ式コネクタと適合することが可能な機能を備えた単一の汎用消毒キャップデバイスは存在しない。したがって、従来の消毒キャップは、1つのタイプのコネクタのみに適合するように設計されており、特定のサイズおよび/またはコネクタの形状に固有のものである。このように、消毒プロセスを効率化するために、雄型コネクタと雌型コネクタの両方を含む複数のタイプのコネクタに対応できる消毒デバイスが必要とされている。
消毒デバイスを提供することに加えて、消毒剤の侵入は、患者への安全性を損なう可能性があるため、消毒剤の侵入は考慮事項である。消毒剤の侵入は、毒性学基準に従って非毒性レベルに軽減されなければならない。無針コネクタは、それらの中に隔壁を有して、それ自体で閉鎖システムを形成するが、カテーテルおよびストップコック上のIVチューブ端部の雄型コネクタおよび開放雌型ルアーポートなどの医療用コネクタと共に使用される消毒キャップは、イソプロピルアルコールまたはクロルヘキシジンなどの消毒剤がコネクタの中央内腔に侵入するのを最小限に抑える必要がある。
本開示の態様は、医療用コネクタと共に使用するためのキャップに関係する。
ある態様において、キャップは、ハウジングであって、上部壁と、第1の空洞を形成する本質的に円筒形の側壁と、医療用コネクタのハブを受容するためのハウジング内の第1の空洞への開口部を有する円筒形の側壁によって形成された開口底部と、ハウジングから延在し、第1の空洞内に配置された突起部であって、内面及び外面を有し、突起部の内面は、第2の空洞を画成する、突起部と、を備えるハウジングと、突起部の内面上の内側ねじは、雌型医療用コネクタのねじ継手と、突起部の外面上の外側ねじとインターロックするのに十分であり、外側ねじは、雄型医療用コネクタのねじ継手とインターロックするのに十分であり、第2の空洞内に構成された消毒スポンジと、ハウジングに取り付けられ、消毒スポンジの表面に隣接して配置された圧力シールと、を備える。
1つまたは複数の実施形態では、キャップと医療用コネクタとの係合時に、消毒スポンジは、医療用コネクタの内腔エッジに接触し、圧力シールが医療用コネクタの内腔を遮断し、それによって内腔への消毒剤の侵入が抑制される。
1つまたは複数の実施形態では、医療用コネクタの内腔は、キャップに対して開放され、圧力シールは、内腔に入り込み、内腔への消毒剤の侵入を阻害する。
1つまたは複数の実施形態では、医療用コネクタが内腔内に隔壁を備えるとき、圧力シールは、隔壁を通る流体経路を生成しないように配置される。
1つまたは複数の実施形態では、消毒スポンジは、スロット付き端部と、中空及び開放端を画定する本質的に円筒形のスポンジ側壁と、スポンジ端壁とを備える。
1つまたは複数の実施形態では、消毒スポンジのスロット端部は、スポンジ側壁の対向する部分に延びるスロットを備える。
1つまたは複数の実施形態では、スロットは、スポンジ側壁の対向する部分に沿って開放端まで延在する。
1つまたは複数の実施形態では、圧力シールは、消毒スポンジの中空に配置される。
1つまたは複数の実施形態では、非圧縮状態では、圧力シールは、完全に中空に配置される。
1つまたは複数の実施形態では、スポンジ端壁は、上部壁の内面と直接接触する。
1つまたは複数の実施形態では、圧力シールは、細長い部材およびインサートを備え、細長い部材は、ハウジングの上部壁の内面から延在し、インサートは、底部壁および本質的に円筒形のインサート側壁を備え、インサート側壁は、チャンバを形成し、インサート側壁の上部エッジは、開口部を画成し、インサートは、細長い部材と摺動可能に係合する。
1つまたは複数の実施形態では、上部エッジの内面は、細長い部材と摺動可能に係合する。
1つまたは複数の実施形態では、細長い部材は、ショルダ部、傾斜部、および1つまたは複数の摺動部を備える。
1つまたは複数の実施形態では、インサートは、インサート側壁の部分によって画定される複数のプロング(prongs)と、スリットによって区切られた上部エッジとを備える。
1つまたは複数の実施形態では、プロングの表面は、細長い部材と摺動可能に係合する。
1つまたは複数の実施形態では、インサート側壁の外側幾何学形状は、医療用コネクタの内腔の内面を補完するのに有効なテーパー面を備える。
1つまたは複数の実施形態では、インサートは、ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性エラストマー(TPE)、またはこれらの組み合わせからなるグループから選択されるポリマー材料を備える。
1つまたは複数の実施形態では、圧力シールは、ハウジングの上部壁の内面に取り付けられた可撓性インサートを備える。
1つまたは複数の実施形態では、可撓性インサートは、エラストマー重合体材料を備える。
1つまたは複数の実施形態では、可撓性インサートは、上部壁、底部壁、及び上部壁と底部壁との間に延びる本質的に円筒形で多孔質のインサート側壁を備える。
1つまたは複数の実施形態では、可撓性インサートの上部壁は、突起部の上部リップと係合する延長部をさらに備える。
1つまたは複数の実施形態では、可撓性インサートは通気可能である。
別の態様では、キャップであって、ハウジングであって、上部壁と、第1の空洞を形成する本質的に円筒形の側壁と、および医療用コネクタのハブを受容するためにハウジング内の第1の空洞への開口を備える円筒形の側壁によって形成される開放底部と、を備えるハウジングと、ハウジングから延び、第1の空洞内に位置する、突起部であって、該突起部は、内面および外面を有し、突起部の内面は、第2の空洞を画成し、突起部の内面上の内側ねじであって、内側ねじは、雌型医療用コネクタを備える医療用コネクタの相手側特徴とかみ合うのに十分であり、突起部の外面上の外側ねじは、雄型医療用コネクタの嵌合特徴とかみ合うのに十分である、突起部と、を備え、第2の空洞内に構成される消毒スポンジであって、スロット付き端部と、中空および開放端を画成する本質的に円筒形のスポンジ側壁と、およびスポンジ端壁と、ならびに消毒スポンジの中空内に配置された圧力シールであって、圧力シールは、ハウジングの状壁の内面から延びる細長い部材と、底部壁と本質的に円筒形のインサート側壁とを含むインサートと、備え、インサート側壁はチャンバを形成し、インサート側壁の上部エッジは、開口を画成し、インサートは、細長い部材と摺動可能に係合し、キャップの医療用コネクタと係合すると、消毒スポンジが医療用コネクタの内腔エッジに接触し、圧力シールのインサートが医療用コネクタの内腔を塞いで、内腔への消毒剤の浸入を抑制する。
1つまたは複数の実施形態では、上部エッジの内面は、細長い部材と摺動可能に係合する。
1つまたは複数の実施形態では、細長い部材は、ショルダ部、傾斜部、および1つまたは複数の摺動部を備える。
1つまたは複数の実施形態では、インサート側壁は、インサート側壁の部分によって画定される複数のプロング(prongs)と、スリットによって区切られた上部エッジとを備える。
1つまたは複数の実施形態では、プロングの表面は、細長い部材と摺動可能に係合する。
1つまたは複数の実施形態では、インサート側壁の外側幾何学形状は、医療用コネクタの内腔の内面を補完するのに有効なテーパー面を備える。
1つまたは複数の実施形態では、インサートは、ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性エラストマー(TPE)、またはこれらの組み合わせからなるグループから選択されるポリマー材料を備える。
別の態様は、キャップであって、ハウジングであって、上部壁と、第1の空洞を形成する本質的に円筒形の側壁と、および医療用コネクタのハブを受容するためにハウジング内の第1の空洞への開口を備える円筒形の側壁によって形成される開放底部と、を備えるハウジングと、ハウジングから延び、第1の空洞内に位置する、突起部であって、該 突起部は、内面および外面を有し、突起部の内面は、第2の空洞を画成し、突起部の内面上の内側ねじであって、内側ねじは、雌型医療用コネクタを備える医療用コネクタの相手側特徴とかみ合うのに十分であり、突起部の外面上の外側ねじは、雄型医療用コネクタの嵌合特徴とかみ合うのに十分である、突起部と、を備え、第2の空洞内に構成される消毒スポンジであって、スロット付き端部と、中空および開放端を画成する本質的に円筒形のスポンジ側壁と、およびスポンジ端壁と、ならびに消毒スポンジの中空内に配置された圧力シールであって、圧力シールは、ハウジングの状壁の内面に取り付けられる可撓性のインサートと、備え、キャップの医療用コネクタと係合すると、消毒スポンジが医療用コネクタの内腔エッジに接触し、圧力シールが医療用コネクタの内腔を塞いで、内腔への消毒剤の浸入を抑制する。
1つまたは複数の実施形態では、可撓性インサートは、エラストマー重合体材料を備える。
1つまたは複数の実施形態では、可撓性インサートは、上部壁、底部壁、及び上部壁と底部壁との間に延びる本質的に円筒形で多孔質のインサート側壁を備える。
1つまたは複数の実施形態では、可撓性インサートの上部壁は、突起部の上部リップと係合する延長部をさらに備える。
1つまたは複数の実施形態では、可撓性インサートは通気可能である。
1つまたは複数の実施形態では、医療用コネクタは、雄型ルアーコネクタ、雌型ルアーコネクタ、および無針コネクタから選択される。
1つまたは複数の実施形態では、消毒スポンジは、消毒剤、抗菌剤、またはそれらの組み合わせを備える。
1つまたは複数の実施形態において、消毒剤または抗菌剤は、イソプロピルアルコール、エタノール、2-プロパノール、ブタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、没食子酸プロピル、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン、t-ブチル-ヒドロキノン、クロロキシレノール、クロルヘキシジン、クロルヘキシジンジアセテート、クロルヘキシジングルコネート、ポビドンヨード、アルコール、ジクロロベンジルアルコール、デヒドロ酢酸、ヘキセチジン、トリクロサン、過酸化水素、コロイド銀、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、オクテニジン、抗生物質、およびそれらの混合物から本質的になる群から選択される。
1つまたは複数の実施形態では、消毒剤または抗菌剤は、グルコン酸クロルヘキシジンおよび二酢酸クロルヘキシジンの少なくとも1つを備える。
1つまたは複数の実施形態では、突起部は、ハウジングと一体的に形成される。
1つまたは複数の実施形態では、突起部は、ハウジングの上部壁の内面に取り付けられる。
1つまたは複数の実施形態では、突起部は、ハウジングの上部壁の内面にスナップ固定または接着される。
1つまたは複数の実施形態では、突起部は、ハウジングの上部壁の内面から延びる細長いリングと係合する上部リップを備える。
さらなる態様は、医療用コネクタの端部が消毒スポンジに接触し、圧力シールが医療用コネクタの内腔への消毒剤の侵入を抑制するように、医療用コネクタのねじを突起部の内側ねじまたは外側ねじに係合させることによって、任意の先行実施形態のキャップを医療用コネクタに接続することを含む、医療用コネクタの消毒方法である。
一態様は、本明細書に開示される実施形態の任意のキャップを備える医療用アセンブリを提供する。
1つまたは複数の実施形態では、医療用コネクタは、無針コネクタ、活栓、雌型ルアーコネクタ、およびカテーテルコネクタからなる群から選択される雄型ねじ継手を有する雌型医療用コネクタである。
1つまたは複数の実施形態では、医療用コネクタは、静脈内チューブ端部及び雄型ルアーコネクタからなる群から選択される雌型ねじ継手を有する雄型医療用コネクタである。
本概要は、以下の詳細な説明でさらに説明される概念の選択を簡略化した形で導入するために提供されるものである。本概要は、特許請求される主題のすべての重要な特徴または不可欠な特徴を特定することを意図しておらず、特許請求される主題の範囲を決定するための支援として単独で使用されることも意図していない。
本開示の追加的特徴及び利点は、以下の記載において説明され、一部はその記載から明らかになるか、あるいは本開示を実施することによっても知ることができる。本開示の特徴及び利点は、特許請求の範囲で具体的に指摘する器具及び組み合わせにより、実現し、得ることができる。本開示のこれらの特徴及び他の特徴は、以下の記載及び付属の請求項から十分に明らかとなるか、あるいは本明細書で説明される開示を実施することによっても知ることができる。
図1は、一実施形態による例示的な医療用アセンブリの斜視側面図を図示する。 図2は、一実施形態による例示的なキャップの分解断面斜視上面図を図示する。 図3は、例示的な実施形態によるハウジングの断面斜視上面図を図示する。 図4は、図3の細長い部材の部分断面図を図示する。 図5は、一実施形態によるインサートの断面図を図示する。 図6は、図5のインサートの斜視上面図を図示する。 図7は、別の実施形態によるインサートの断面側面図を図示する。 図8は、一実施形態による消毒スポンジの斜視上面図を図示する。 図9は、図8の消毒スポンジの断面斜視上面図を図示する。 図10は、別の実施形態による消毒スポンジの断面斜視上面図を図示する。 図11は、図2によるキャップの断面斜視上面図を図示する。 図12は、一実施形態による例示的なキャップの分解断面斜視上面図を図示する。 図13は、一実施形態による可撓性インサートの斜視底面図を図示する。 図14は、別の実施形態による可撓性インサートの部分斜視上面図を図示する。 図15は、別の実施形態による可撓性インサートの部分斜視上面図を図示する。 図16は、図12によるキャップの断面斜視上面図を図示する。 図17は、一実施形態による、断面側面図のキャップ及び部分側面概略図の雌型医療用コネクタを示す例示的なアセンブリを図示する。 図18Aは、一実施形態による、断面側面図のキャップ及び部分概略図の雄型コネクタを示す例示的なアセンブリを示し、図18Bは、図18A及び図21の雄型コネクタの断面を図示する。 図19は、一実施形態による、断面斜視上面図のキャップおよび部分側面斜視図の雌型コネクタを示す例示的なアセンブリを図示する。 図20は、一実施形態による、断面側面図のキャップ及び部分側面図の雌型医療用コネクタを示す例示的なアセンブリを図示する。 図21は、一実施形態による、断面側面図のキャップ及び部分概略側面図の雄型コネクタを示す例示的なアセンブリを図示する。 図22は、一実施形態による、断面斜視上面図のキャップ及び雌型コネクタを示す例示的なアセンブリを図示する。 図23は、一実施形態による断面側面図のキャップを図示的に図示する。 図24は、一実施形態による可撓性インサートの斜視上面図を図示する。 図25は、一実施形態による突起部と組み合わせた、図24による可撓性インサートの斜視断面図を図示する。
本開示の実施形態は、雄型コネクタおよび雌型コネクタを含む医療用コネクタへの接続および消毒のための圧力シールを有する殺菌された汎用キャップに関する。雄型コネクタおよび雌型コネクタは、雄型ルアーコネクタおよび雌型ルアーコネクタとすることができる。キャップの実施形態は、ハウジング、突起部、消毒スポンジ、及び圧力シールを備える。キャップは、閉鎖端および開放端を有するハウジングを備える。ハウジングの側壁は、閉鎖端から開放端まで延在する長さを有し、チャンバを画成する。1つまたは複数の実施形態では、開口端は、端面および係合面を画定する開口面から半径方向外向きに延在する周辺突起部を含んでいる。突起部は、雌型医療用コネクタ、例えば雌型ルアーコネクタの雄ねじに係合するための1つ以上のねじを有する、内面を有する。突起部の外面は、雄型医療用コネクタ、例えば雄型ルアーコネクタの雌ねじと係合するための1つ以上のねじを有する。消毒スポンジは、突起部の内面によって画成される空洞内に配置される。圧力シールは、ハウジングに取り付けられ、消毒スポンジの表面に隣接して配置される。一実施形態では、圧力シールは、ハウジングの上部壁の内面に取り付けられた可撓性インサートを備える。別の実施形態では、圧力シールは、細長い部材とインサートとの組み合わせを備える。細長い部材は、ハウジングの上部壁の内面から延在し、ハウジングと一体的に形成することができ、インサートは、細長い部材と摺動可能に係合する摺動可能なインサートであることができる。
本明細書に開示される圧力シールを有する万能消毒キャップは、圧力シールを含むことにより、イソプロピルアルコールまたはクロルヘキシジンなどの消毒剤が医療用コネクタの中央内腔に侵入することを最小限に抑えるため、有利である。これらのキャップは、IVチューブ端部の雄型コネクタ、およびカテーテルならびに活栓の開いた雌型ルアーポートなどの医療用コネクタと共に使用されてもよい。
さらに、本明細書の圧力シール付き万能消毒キャップは、流体の漏れ、薬剤の無駄、危険な薬剤の流出、または患者が失血することさえ、ある状況、例えば、コンプライアンス違反または事故によって、IVチューブ上のクランプおよび/またはローラまたは活栓の弁が完全に閉じていないときに起こりうる圧力を保持することができるという利点を有している。
本開示で使用される用語に関して、以下の定義が提供される。
本明細書で使用される場合、「a」、「an」、および「the」の使用は、単数形および複数形を含む。
本明細書で使用される場合、「カテーテル関連血流感染」または「CRBSI」という用語は、カテーテルまたはIVラインの存在に起因するあらゆる感染を指している。
本明細書で使用する場合、「ルアーコネクタ」という用語は、シリンジ、カテーテル、ハブ付き針、IVチューブなどを互いに取り付ける標準的な方法である接続カラーを指す。ルアーコネクタは、単純な押圧/捩じり篏合(twist fit)だけでもよりよく結合するように、わずかにテーパー付けられた、オスおよびメスインターロックチューブからなる。ルアーコネクタは、任意選択的にねじの追加的な外側リムを含むことができ、ルアーコネクタがよりしっかりと固定されることを可能にする。ルアーコネクタ雄端部は、一般的に、フラッシュシリンジと関連付けられ、および血管アクセスデバイス(VAD)に位置するメス端部にインターロックおよび接続することができる。ルアーコネクタは、遠位端、近位端、不規則な形状の外壁、シリンジのバレルのチャンバからVADのハブへの流体連通のための形付けられた中央通路を備える。ルアーコネクタは、また、ルアーコネクタをVADのハブに取り外し可能に取り付ける遠位端チャネル、およびルアーコネクタを注射器の容器に取り外し可能に取り付ける近位端チャネルも有する。
関連分野の当業者によって容易に理解されるように、「結合」、「穴」、「先端」、「ハブ」、「ねじ」、「スポンジ」、「プロング」、「突起部」、「タブ」、「傾斜」、「壁」、「上部」、「側部」、「底部」やその他の説明的な用語は、本明細書において理解を容易にするために使用されるが、本開示の実施形態の種々の態様を実施するために組み合わせてまた個別に用いることができる構成要素に限定することを意図したものではない。
本説明で例示される事項は、本開示の例示的な実施形態の包括的な理解を助けるために提供されるものである。したがって、当業者であれば、本開示の範囲および精神から逸脱することなく、本明細書に記載された実施形態の様々な変更および修正を行うことができることを認識することであろう。また、よく知られている機能や構造の説明は、わかりやすく簡潔にするために省略される。
本開示の例示的な実施形態は、単一のキャップまたはデバイスに、雄ねじおよび雌ねじの両方の継手と共に使用することを可能にする特徴を含めることによって、雄ねじおよび雌ねじの流体ルアーコネクタを接続、キャッピング、および/または殺菌するために病院環境で現在必要とされるデバイスタイプおよび物流の数を、およそ半分に減らすことが可能なキャップを提供する。
本開示の実施形態の例示的な実施では、キャップ、接続キャップまたは消毒キャップは、雄ねじおよび雌ねじの継手の両方と結合することを可能にする任意のまた全ての組み合わせにおいて、一体化されたねじまたは複数のねじ、および他の機能を含んでいる。雄ねじ継手は雌型ルアーコネクタに存在している。雄型ルアーコネクタに雌型ねじ継手がある。ねじは、例えば、2017年1月17日に出願された関連する米国特許出願第15/408,278号および第15/408,187号に記載されているように、無針コネクタのハブないし先端の嵌合機構(1つまたは複数の突部、突起部および/またはねじなど)と結合するのに十分なものとすることができる。
本開示の実施形態のさらに別の例示的な実施によれば、雄ねじおよび雌ねじの両方が、ねじ付き突起部の内面と外面で互いに一致する。
本開示の実施形態のさらに別の例示的な実施によれば、雌ねじは、そのサイズおよびねじパターンが、標準のISO594-2タイプの雄継手と係合し、および/または、雄ねじは、そのサイズおよびねじパターンが、標準のISO594-2タイプの雌継手と係合するものである。ISO594-2タイプの継手の例は、Qスタイル継手である。
本開示の実施形態の他のさらなる例示的な実施態様によれば、キャップは、ISO80369-7コネクタと互換性がある。
1つまたは複数の実施形態では、雌型ルアーコネクタは、無針コネクタ、カテーテルルアーコネクタ、活栓、および血液透析コネクタから本質的になる群から選択されてもよい。1つまたは複数の実施形態では、無針コネクタは、Q-Syte connector, MaxPlus, MaxPlus Clear, MaxZero, UltraSite, Caresite, InVision-Plus, Safeline, OneLink, V-Link, ClearLink, NeutraClear, Clave, MicroClave, MicroClave Clear, Neutron, NanoClave, Kendall, Nexus, InVision, Vadsite, Bionector,などから選択される。
1つまたは複数の実施形態では、雄型コネクタは、静脈内チューブ端、活栓または雄型ロックルアーであってもよい。
本明細書のキャップは、消毒スポンジをキャップの空洞に組み込むことによって、ルアーコネクタで使用されるときに消毒を達成することができる。キャップは、様々な消毒剤との相互作用に適合するように設計されている。1つまたは複数の実施形態では、消毒スポンジの消毒剤は、アルコールまたはクロルヘキシジンの変形を含み得る。1つまたは複数の実施形態において、消毒剤は、イソプロピルアルコール、エタノール、2-プロパノール、ブタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、没食子酸プロピル、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン、t-ブチル-ヒドロキノン、クロロキシレノール、クロロヘキシジン、クロルヘキシジンジアセテート、クロロヘキシジングルコネート、ポビドンヨード、アルコール、ジクロロベンジルアルコール、デヒドロ酢酸、ヘキセチジン、トリクロサン、過酸化水素、コロイド銀、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、オクテニジン、抗生物質、およびそれらの混合物から本質的になる群から選択される。特定の実施形態では、消毒剤は、グルコン酸クロルヘキシジンおよび二酢酸クロルヘキシジンの少なくとも1つを備える。1つまたは複数の実施形態では、消毒剤は、流体またはゲルである。
使用中、雌型ルアーコネクタまたは雄型ルアーコネクタに接続すると、キャップハウジングの上部壁に向かって消毒スポンジを圧縮することにより、コネクタが消毒剤に接触して、雌型ルアーコネクタまたは雄型ルアーコネクタを消毒することが可能となる。
本開示のいくつかの例示的な実施形態を説明する前に、本開示は、以下の説明に示される構成またはプロセス工程の詳細に限定されないことを理解されたい。本開示は、他の実施形態であることができ、様々な方法で実施または実行することができる。
次に、図面を参照すると、同様の参照数字がいくつかの図を通して同一又は対応する部分を示しており、本開示の実施形態が以下のように説明される。
図を参照すると、図1は、一実施形態による例示的な医療アセンブリ20の斜視側面図であり、本明細書に開示される任意の実施形態によるキャップ5は、例えば、チューブ15に取り付けられる医療用コネクタ10に取り付けられる。本明細書のキャップは、雄型及び/または雌型の両方の医療用コネクタに取り付けるのに適している。雄型および/または雌型コネクタは、カテーテルおよびチューブなどの医療デバイスに接続するために使用される。
図2では、一実施形態による例示的なキャップの長手方向軸「a」に沿った分解断面斜視上面図が提供される。キャップ100は、ハウジング102、突起部114、細長い部材130、インサート150、及び消毒スポンジ200を備える。この実施形態では、圧力シールは、細長い部材130とインサート150との組み合わせであり、インサート150は、上部エッジ151と底部壁152とを含み、その間にインサート150の側壁154に跨ぐ。インサート150の上部エッジ151は、内面158を備える。インサート150は、上部エッジ151の内面158に沿って細長い部材130と係合する。1つまたは複数の実施形態では、インサート150は、細長い部材130上にスナップフィットする。組み立てると、インサート150は、消毒スポンジ200によって画成される中空206に存在する。
図3の断面斜視上面図に示され、ハウジング102は、上部壁104、側壁106、突起部114、及び細長い部材130を備える。側壁106は、本質的に円筒形である。側壁106は、第1の空洞112および開放底部108を画成し、開放底部108は、開口部110を画成する。細長い部材130は、ハウジング102の上部壁104の内面に取り付けられる第1の端部138から第2の端部140まで延在する。突起部114は、第1の空洞112内に配置され、側壁106と本質的に円筒形であり同軸であり得る。開口部110は、ハウジング102の開放底部108に配置される。上部壁104の内面は、空洞112の上部を形成することができる。一実施形態では、突起部114は、ハウジング102と一体的に形成される。別の実施形態では、突起部114は、例えば、スナップフィットアタッチメントによって、ハウジング102の上部壁104に取り付けられる。ハウジング102の第2の空洞120は、突起部114の内面116によって画成される。内面116は、内側ねじ122を含む。突起部114はまた、外側ねじ124を含む外面118を有する。1つまたは複数の実施形態では、内側ねじ122は、例えば、雌型ルアーコネクタなどの雌型コネクタねじ継手と係合するサイズ及びピッチを有する。そのようなコネクタは、概しておよび一般に、医療用途におけるカテーテルおよび他の液密保護コネクタとして使用される。内側ねじ122は、雄ねじを備えたねじ継手などの雌型無針コネクタの嵌合特徴部と連結するのに十分である。外側ねじ124は、雌ねじを備えたねじ継手などの雄型無針コネクタの嵌合特徴部と連結するのに十分である。1つまたは複数の実施形態では、突起部114は、1つまたは複数のギャップによってそれぞれ分離される、1つまたは複数の片持ちプロングを含むことができる。1つまたは複数の実施形態では、プロングのすくなくとも1つは、突起部と雄型無針コネクタまたは雌型無針コネクタの嵌合特徴部との間の干渉フィットを容易にするために曲がるように構成され得る。1つまたは複数の実施形態では、突起部114は、基本的に上部壁104の内面からハウジング102の開放底部108に向かって延在することができる。1つまたは複数の実施形態では、突起部114は、ハウジングの側壁106に基本的に平行に延在することができる。
図4において、細長い部材130の部分断面図は、第1の端部138(不図示)から内側に先細りの傾斜部134に続いて延在する上側摺動部136aを示す。傾斜部134は、細長い部材130の肩部132に合致するように終わる。細長い部材130の第2の端部140は、下側摺動部136bである。インサートは、細長い部材130と摺動可能に係合する。
図5は、断面図を提供し、図6は、一実施形態によるインサート150の斜視上面図を提供する。摺動可能なインサートと称され得るインサート150は、閉鎖底部壁152と、開放上部エッジ151と、その間に側壁154をまたぐ実質的に円筒形の本体とを備える。上部エッジ151は、開口160を画成するインサート側壁154の上に半径方向に掛かっている。側壁154は、インサート内にチャンバ156を画成する。複数のスリット164は、上部エッジ151の周りに放射状に存在し、インサート150の上部エッジ151の周りに複数のプロング162を画成する。プロング162の面158は、インサート150の上部エッジ151から面取りされる。プロング162は、各スリット端部166a、166b、166c、166dが画成される底端部を有する。スリット164は、各プロング162に可撓性を提供し、不要コネクタまたはIVチューブ端部がキャップに取り付けられるときなど、中心軸(例えば、図2の「a」)に沿った力が加えられるとき、インサート150が細長い部材(例えば、図2~図3のアイテム130)に沿って摺動することを可能にする。インサートは、プラスチック、または熱可塑性エラストマー(TPE)、またはプラスチック(ポリプロピレン(PP)もしくはポリエチレン(PE)など)とTPE材料のブレンドで作製することができる。インサートは、例えば、無針コネクタ及び活栓の両方に使用されるユニバーサル消毒キャップに適している。
細長い部材及びインサートを含む圧力シールは、BDPureHub (登録商標)等の雌型消毒キャップを含むが、これらに限らず、雄雌両用のキャップにも含まれ得る。圧力シールにより、雌型消毒キャップは活栓に使用することが可能である。一実施形態では、キャップは、ハウジングであって、上部壁と、第1の空洞を形成する本質的に円筒形の側壁と、および医療用コネクタのハブを受容するためにハウジング内の第1の空洞への開口を有する、円筒形の側壁によって形成される開放底部と、を備える、ハウジングと、円筒形の側壁の内面の内側ねじであって、医療用コネクタのねじ継手と連結するのに十分である、内側ねじと、第1の空洞内に構成された消毒スポンジと、ハウジングに取り付けられる細長い部材と、細長い部材と摺動可能に係合し、消毒スポンジの表面に隣接して配置されるインサートと、を含む。
図7は、別の実施形態によるインサート170の断面図を提供し、インサートはテーパー付いた端部を備える。摺動可能なインサートと称され得るインサート170は、閉鎖底部壁172と、開放上部エッジ171と、その間に側壁174をまたぐ実質的に円筒形の本体とを備える。上部エッジ171は、開口180を画成するインサート側壁174の上に半径方向に掛かっている。側壁174は、インサート内にチャンバ176を画成する。複数のスリット184は、上部エッジ171の周りに放射状に存在し、インサート170の上部エッジ171の周りに複数のプロング182を画成する。プロング182の面178は、インサート170の上部エッジ171から面取りされる。プロング182は、各スリット端部186a、186b、186c、186dが画成される底端部を有する。底部壁172は、密閉された接触を生成するためのコネクタおよび/または医療デバイスを補完するように構成され得るテーパー端部188をさらに備える。1つまたは複数の実施形態では、インサート150の外部形状は、ルアーテーパに十分に相補的であり得る角度の範囲を有するテーパー端部188を有する。インサートがカテーテルまたは活栓などの医療用ルアーコネクタの開放内腔と係合するとき、補完的な内側ルアー壁は、インサートに半径方向の圧力をかけ、スナップフィットをより締め付け、中心軸に沿った力を受けた場合でも、インサートが中心軸に沿って移動するのを防止する。
本開示のキャップは、消毒剤スポンジを備え、これにより、施術者に消毒プロセスを合理化することを可能にする。図8は、一実施形態による、実質的に対称である消毒スポンジの斜視上面図を提供し、図9は、斜視上面図を提供する。消毒スポンジ200は、側壁204がスロット付き端部202と、端部壁210を有する開放端部208との間に及ぶ、概して円筒形の本体を有する。図8-図9の実施形態では、スロット212は、スロット付き端部202の直径を通して側壁204の対向する部分に延在する。1つまたは複数の実施形態では、スロット212は、側壁204に沿って約半分未満延在する。側壁204は、中空206を画成する。スロットは、例えば、雄型ルアーコネクタのルアー先端を中空シリンダの空洞内に挿入され、スポンジ側壁が雄型ルアーコネクタの側面と相互作用して消毒剤をルアー表面上に放出することができる。雄型ルアーコネクタがキャップにねじ込まれるとスロットが開き、ルアーがスポンジの両側を押すことによって、スロットを開く。
図10は、別の実施形態による、実質的に対称である、消毒スポンジの断面斜視上面図を提供する。消毒スポンジ201は、側壁205がスロット付き端部202と、端部壁211を有する開放端部209との間に及ぶ、概して円筒形の本体を有する。図10の実施形態では、スロット213は、端壁311から側壁205に沿って、スロット付き端部202の直径を通って延在する。側壁205は、中空207を画成する。必要に応じて、1つまたは複数の実施形態では、スポンジが取り扱うための単一の部品であるように、スロットは、側壁205の部分の間に断続的な接続を有していてもよい。スロットは、例えば、雄型ルアーコネクタのルアー先端を中空シリンダの空洞内に挿入され、スポンジ側壁が雄型ルアーコネクタの側面と相互作用して消毒剤をルアー表面上に放出することができる。雄型ルアーコネクタがキャップにねじ込まれるとスロットが開き、ルアーがスポンジの両側を押すことによって、スロットを開く。
図11は、組み立てられた状態の図2によるキャップの断面斜視上面図を図解的に示す。キャップ100は、ハウジング102と、上部壁104と、側壁106と、開口部110を画成する開放底部108と、突起部114と、及びインサート150が所定の位置にスナップフィットするように示される細長い部材130とを備える。インサート150は、消毒スポンジ200によって画成される中空に存在し、それは次いで、突起部114の内面によって画成される空洞に存在する。側壁106は、コネクタのハブの受け取るために利用可能な、空洞112を画成する。1つまたは複数の実施形態では、組み立てると、消毒スポンジ200は、上部壁104の内面と直接接触する。
例示的な実施態様では、例えば、ハウジング102の開放底部108のリムの表面に取り付けることによって、キャップ100を使用する前に、開口部110を密封するために、剥離シールは提供され得る。1つまたは複数の実施形態において、剥離可能シールは、アルミニウムまたは多層ポリマーフィルムの剥し上部(peel back top)を含む。特定の実施形態では、剥離可能シールは、キャップの開放端に熱シールまたはインダクションシールされる。1つまたは複数の実施形態において、剥離可能シールは、防湿層(moisture barrier)を備える。本開示の例示的な実施形態によれば、キャップ100は、例えば、剥離シール封止空洞が取り外された後、または剥離シールフィルムが貫通されたときに、空洞112内に無針コネクタの先端またはハブを受容することができ、例えば、無針コネクタの先端を空洞112内にねじ式に固定する。
図12では、一実施形態による例示的なキャップの長手方向軸「b」に沿った分解断面斜視上面図が提供される。キャップ300は、ハウジング302と、上部壁304と、実質的に円筒形である側壁306と、および突起部314と、を備える。側壁306は、本質的に円筒形である。側壁306は、第1の空洞312および開放底部308を画成し、開放底部308は、開口部310を画成する。突起部314は、第1の空洞312内に配置され、側壁306と本質的に円筒形であり同軸であり得る。開口部310は、ハウジング302の開放底部308に配置される。上部壁304の内面は、空洞312の上部を形成することができる。一実施形態では、突起部314は、ハウジング302と一体的に形成される。別の実施形態では、突起部314は、例えば、スナップフィットアタッチメントによって、ハウジング302の上部壁304に取り付けられる。ハウジング302の第2の空洞320は、突起部314の内面316によって画成される。内面316は、内側ねじ322を含む。突起部314はまた、外側ねじ324を含む外面318を有する。1つまたは複数の実施形態では、内側ねじ322は、例えば、雌型ルアーコネクタなどの雌型コネクタねじ継手と係合するサイズ及びピッチを有する。そのようなコネクタは、概しておよび一般に、医療用途におけるカテーテルおよび他の液密保護コネクタとして使用される。内側ねじ322は、雄ねじを備えたねじ継手などの雌型無針コネクタの嵌合特徴部と連結するのに十分である。外側ねじ324は、雌ねじを備えたねじ継手などの雄型無針コネクタの嵌合特徴部と連結するのに十分である。1つまたは複数の実施形態では、突起部314は、1つまたは複数のギャップによってそれぞれ分離された、1つまたは複数の片持ちプロングを含むことができる。1つまたは複数の実施形態では、プロングのすくなくとも1つは、突起部と雄型無針コネクタまたは雌型無針コネクタの嵌合特徴部との間の干渉フィットを容易にするために曲がるように構成され得る。1つまたは複数の実施形態では、突起部314は、基本的に上部壁304の内面からハウジング302の開放底部308に向かって延在することができる。1つまたは複数の実施形態では、突起部314は、ハウジングの側壁306に基本的に平行に延在することができる。
この実施形態では、圧力シールは、上部エッジ351と底部壁352とを備える可撓性インサート350であり、その間に可撓性インサート350の側壁354を跨いでいる。可撓性インサート350の底部壁352は、テーパー面355を備える。組み立てると、インサート350は、消毒スポンジ200によって画成される中空206に存在する。1つまたは複数の実施形態では、可撓性インサートは、非圧縮状態にあるときに完全に中空に配置される。
図13は、一実施形態による、可撓性インサート350の斜視底面図を提供する。可撓性インサート350は、閉鎖され、テーパー面355を有する底部壁352と、その間に側壁354に跨る上部エッジ351との間の実質的に円筒形の本体とを備える。上部エッジ351は、所望に応じてキャップ設計に適合するように構成されてもよい。1つまたは複数の実施形態では、可撓性インサート350は、ハウジングの上部壁(例えば、図12のアイテム304)に取り付けられる。図14では、可撓性インサート350の上部エッジ351は、キャップのハウジングの上部壁の内面に取り付けるためにアタッチメント特徴部357を備える。図14では、アタッチメント特徴部357は、上部壁351の中央の開口部である。図15では、上部エッジ351は、上部壁351の直径を通るチャネルである、アタッチメント特徴部359を備える。
可撓性インサート350の外形形状は、係合するための開放内腔ルアーコネクタに十分に相補的である。可撓性インサート350が、カテーテルまたは活栓などのルアーコネクタ内の開放内腔と係合するとき、相補的な内側ルアー壁が、インサートに半径方向の圧力をかけ、インターフェイス嵌合を行う。可撓性インサート350は、インサートの内部に空洞チャンバを画成してもよい。可撓性インサート350の壁は、通気性および/または多孔性であって、圧縮をかのうにするためにインサートのチャンバの内側と外側とを接続するチャネル、オリフィスまたは空気経路を提供するかもしれない。
可撓性インサートは、キャップが無針コネクタ及びIVチューブ端部などの雄型及び閉鎖雌型ルアーコネクタに取り付けられるときに、キャップハウジングの閉鎖端で上部壁に向かって後退し得るように長手方向に圧縮するのが柔らかい固体材料であってもよく、カテーテルまたは活栓などの開放型ルアーと十分な干渉を形成することができるように系方向に十分に堅いものであってもよい。
可撓性インサートを含む圧力シールは、BD PureHub (登録商標)等の雌型消毒キャップを含むが、これらに限らず、雄雌両用のキャップにも含まれ得る。圧力シールにより、雌型消毒キャップは活栓に使用することが可能である。一実施形態では、キャップは、ハウジングであって、上部壁と、第1の空洞を形成する本質的に円筒形の側壁と、および医療用コネクタのハブを受容するためにハウジング内の第1の空洞への開口を有する、円筒形の側壁によって形成される開放底部と、を備える、ハウジングと、円筒形の側壁の内面の内側ねじであって、医療用コネクタのねじ継手と連結するのに十分である、内側ねじと、第1の空洞内に構成された消毒スポンジと、ハウジングに取り付けられ、消毒スポンジの表面に隣接して配置される可撓性インサートと、を含む。
図16は、組み立てられた状態の図12によるキャップの断面斜視上面図を図解的に示す。ハウジング302と、上部コール304と、側壁306と、開口部310を画定する開放底部808と、を備えるキャップ300は、可撓性インサート350が所定の位置にある状態で示される。可撓性インサート350は、消毒スポンジ200によって画成される中空に存在し、それは次いで、突起部314の内面によって画成される空洞に存在する。側壁306は、コネクタのハブの受け取るために利用可能な、空洞312を画成する。1つまたは複数の実施形態では、組み立てると、消毒スポンジ200は、上部壁304の内面と直接接触する。
例示的な実施態様では、例えば、ハウジング302の開放底部308のリムの表面に取り付けることによって、キャップ300を使用する前に、開口部310を密封するために、剥離シールは提供され得る。1つまたは複数の実施形態において、剥離可能シールは、アルミニウムまたは多層ポリマーフィルムの剥し上部(peel back top)を含む。特定の実施形態では、剥離可能シールは、キャップの開放端に熱シールまたはインダクションシールされる。1つまたは複数の実施形態において、剥離可能シールは、防湿層(moisture barrier)を備える。本開示の例示的な実施形態によれば、キャップ300は、例えば、剥離シール封止空洞が取り外された後、または剥離シールフィルムが貫通されたときに、空洞312内に無針コネクタの先端またはハブを受容することができ、例えば、無針コネクタの先端を空洞312内にねじ式に固定する。
図17は、一実施形態による、断面側面図のキャップ100と、部分側面概略図の医療用コネクタ450の例示的なアセンブリ400を示す図である。キャップ100は、ハウジング102と、突起部114、細長い部材130、細長い部材130にスナップフィットして摺動可能に係合するインサート150と、消毒スポンジ200と、を備える。コネクタ450は、開放雌型ルアーポートを有する雌型医療用コネクタであり、例えば、カテーテルまたは活栓などの無針コネクタであってもよく、開放内腔452と、内腔端部454と、雄ねじ継手458とを備えてもよい。コネクタ450の雄ねじ継手458は、突起部114の内面の内側ねじ122と係合する。インサート150が開放内腔452と係合するとき、相補的な内壁、例えば、ルアー壁が、インサートのプロングを中心軸に向かって内側に曲げ、中心軸に沿った力を受けた場合でも、インサートが中心軸に沿って移動するのを防止することによって、スナップフィットをより締め付けるためにインサート150に半径方向の圧力をかける。内腔端部454は、ハウジング102の閉鎖端で上部壁104に向かって、スポンジ200を押し、消毒剤を内腔端部454上に分配することを可能にする。インサート150は、消毒剤が内腔452に侵入することを阻害及び/または防止する。また、インサートは、例えば、活栓のバルブが適切に閉じられていない場合に、流体漏れを避けるために高圧を保持することができる。1つまたは複数の実施形態では、キャップ400は、雌型ルアーコネクタからのねじ継手がキャップ400の内側ねじ122と係合し、解放可能な接続を形成するときに、コネクタと係合するときに、雌型ルアーコネクタのための保護カバーを提供する。
図18Aは、一実施形態による、断面側面図にキャップ100、及び部分概略図に医療用コネクタ460を示す例示的なアセンブリ410を図示し、図18Bは、医療用コネクタ460の一部の断面を図示する。キャップ100は、ハウジング102と、突起部114、細長い部材130、細長い部材130にスナップフィットして摺動可能に係合するインサート150と、消毒スポンジ200と、を備える。コネクタ460は、雄型医療用コネクタであり、例えば、開放内腔462と、端部464、及び雌型ねじ継手468と、を備えるIVチューブ端部であり得る。コネクタ460の雌ねじ継手468は、突起部114の内面の外側ねじ124と係合する。インサート150が端部464と係合するとき、インサート150上のプロングが半径方向外側に拡張し、インサート150が細長い部材130に沿って移動し、ハウジング102の閉鎖端で上部壁104に格納することを可能にする。内腔端部464は、ハウジング102の閉鎖端で上部壁104に向かって、スポンジ200を押し、消毒剤を内腔端部464上に分配することを可能にする。インサート150は、消毒剤が開口内腔462に侵入することを阻害及び/または防止する。インサート150の底面は、コネクタ上のルアーチップの開放内腔462を覆うことができ、それによって消毒剤の侵入を緩和することができる。インサートは、液体からの圧力を中央内腔および流体経路に保持するためのシール機能を提供し、漏れを防止することができる。1つまたは複数の実施形態では、キャップ410は、雄型ルアーコネクタからのねじ継手がキャップ410の内側ねじ122と係合し、解放可能な接続を形成するときに、コネクタと係合するときに、雄型ルアーコネクタのための保護カバーを提供する。
図19は、一実施形態による、断面斜視上面図のキャップ100と、部分側面斜視図の医療用コネクタ470を示す例示的なアセンブリ420を図示する。キャップ100は、ハウジング102と、突起部114、細長い部材130、細長い部材130にスナップフィットして摺動可能に係合するインサート150と、消毒スポンジ200と、を備える。コネクタ470は、雌型無針コネクタであり、内腔端部474と、隔壁476と、雄型ねじ継手478とを備える。組立時、コネクタ470の雄ねじ継手478は、突起部114の内面の内側ねじ122と係合する。内腔端部474は、ハウジング102の閉鎖端で上部壁104に向かって、スポンジ200を押し、消毒剤を内腔端部474上に分配することを可能にする。キャップ100が無針コネクタ470に取り付けられると、インサート150上のプロングが半径方向外側に拡張し、インサート150が細長い部材130に沿って移動し、ハウジング102の閉鎖端で上部壁104に向かって後退することを可能にする。この動きは、インサート150が無針コネクタ470の隔壁476を押すことを防止し、これにより流体経路を開き、流体漏れを生じさせることを回避する。1つまたは複数の実施形態では、キャップ420は、雌型無針コネクタからのねじ継手がキャップ420の内側ねじ122と係合し、解放可能な接続を形成するときに、コネクタと係合するときに、雌型無針コネクタのための保護カバーを提供する。
図20は、実施形態による、断面側面図のキャップ300と、部分側面図の医療用コネクタ450とを示す例示的なアセンブリ500を図示する。キャップ300は、ハウジング302と、突起部314と、可撓性インサート350と、消毒スポンジ200と、を備える。コネクタ450は、開放雌型ルアーポートを有する雌型医療用コネクタであり、例えば、カテーテルまたは活栓などの無針コネクタであってもよく、開放内腔452と、内腔端部454と、雄ねじ継手458とを備えてもよい。コネクタ450の雄ねじ継手458は、突起部314の内面の内側ねじ322と係合する。インサート350が開放内腔452と係合するとき、相補的な内壁、例えばルアー壁は、インサート350に半径方向の圧力を加え、内壁とのインターフェイスフィットを行う。内腔端部454は、ハウジング302の閉鎖端で上部壁304に向かって、スポンジ200を押し、消毒剤を内腔端部454上に分配することを可能にする。インサート350は、消毒剤が内腔452に侵入することを阻害及び/または防止する。また、インサートは、例えば、活栓のバルブが適切に閉じられていない場合に、流体漏れを避けるために高圧を保持することができる。1つまたは複数の実施形態では、キャップ500は、雌型ルアーコネクタからのねじ継手がキャップ500の内側ねじ322と係合し、解放可能な接続を形成するときに、コネクタと係合するときに、雌型ルアーコネクタのための保護カバーを提供する。
図21は、一実施形態による、断面側面図のキャップ300と、部分概略図の医療用コネクタ460とを示す例示的なアセンブリ510を示し、図18Bは、図21の雄型コネクタの断面を示す図である。キャップ300は、ハウジング302と、突起部314と、インサート350と、消毒スポンジ200と、を備える。コネクタ460は、雄型医療用コネクタであり、例えば、開放内腔462と、端部464、及び雌型ねじ継手468と、を備えるIVチューブ端部であり得る。コネクタ460の雌ねじ継手468は、突起部314の内面の外側ねじ324と係合する。インサート350が開放内腔462と係合するとき、相補的な内壁は、インサート350に半径方向の圧力を加え、内壁とのインターフェイスフィットを行う。内腔端部464は、ハウジング302の閉鎖端で上部壁304に向かって、スポンジ200を押し、消毒剤を内腔端部464上に分配することを可能にする。インサート350は、消毒剤が開口内腔462に侵入することを阻害及び/または防止する。インサート350の底面は、開放内腔462を覆うことができ、それによって消毒剤の侵入を緩和する。インサートは、液体からの圧力を中央内腔および流体経路に保持するためのシール機能を提供し、漏れを防止することができる。
図22は、一実施形態による、断面斜視上面図のキャップ300と、医療用コネクタ470とを示す例示的なアセンブリ520を示す。キャップ300は、ハウジング302と、突起部314と、可撓性インサート350と、消毒スポンジ200と、を備える。コネクタ470は、雌型無針コネクタであり、内腔端部474と、隔壁476と、雄型ねじ継手478とを備える。組立時、コネクタ470の雄ねじ継手478は、突起部314の内面の内側ねじ322と係合する。内腔端部474は、ハウジング302の閉鎖端で上部壁304に向かって、スポンジ200を押し、消毒剤を内腔端部474上に分配することを可能にする。インサート350が開放内腔452と係合するとき、相補的な内壁、例えばルアー壁は、インサート350に半径方向の圧力を加え、内壁とのインターフェイスフィットを行う。インサート350は、無針コネクタ470の隔壁476を押し付けず、流体経路を開いて流体漏れを生じさせないように十分に適合する。1つまたは複数の実施形態では、キャップ520は、雌型ルアーコネクタからのねじ継手がキャップ520の内側ねじ322と係合し、解放可能な接続を形成するときに、コネクタと係合するときに、雌型ルアーコネクタのための保護カバーを提供する。
図23は、一実施形態による断面側面図のキャップ600を図示的に示す。キャップ600は、ハウジング602と、上部壁604と、実質的に円筒形の側壁606、開口部610を画成する開放底部608と、突起部614と、可撓性インサート650と、消毒スポンジ200と、を備える。インサート650は、消毒スポンジ200によって画成される中空に存在し、それは次いで、突起部614の内面によって画成される空洞に存在する。側壁606は、コネクタのハブの受け取るために利用可能な、空洞612を画成する。突起部614は、第1の空洞612内に配置され、側壁606と本質的に円筒形であり同軸であり得る。開口部610は、ハウジング602の開放底部608に配置される。上部壁604の内面は、空洞612の上部を形成することができる。一実施形態では、突起部614は、ハウジング602と一体的に形成される。別の実施形態では、突起部614は、例えば、スナップフィットアタッチメントによって、ハウジング602の上部壁604に取り付けられる。本実施形態では、上部壁604は、内面607を有する細長いリング605を備える。可撓性インサート650は、延長部653を有する上部壁651を備える。突起部614は、肩部616と、端部617を有する上部リップ615と、を備える。突起部614の上部リップ615は、細長いリング605に適合し、上部リップ615の端部617は、細長いリング605の内面607と係合する。インサート650の上部壁651の延長部653は、突起部614の肩部616に存在する。本実施形態では、突起部614は、ハウジング602とは別個に形成され、細長いリング605にスナップフィットされる。
1つまたは複数の実施形態では、突起部614の内面には、例えば、雌型ルアーコネクタなどの雌型コネクタねじ継手と係合するサイズ及びピッチを有する、内側ねじ(不図示)が存在する。そのようなコネクタは、概しておよび一般に、医療用途におけるカテーテルおよび他の液密保護コネクタとして使用される。内側ねじは、雄ねじを備えたねじ継手などの雌型無針コネクタの嵌合特徴部と連結するのに十分である。外側ねじ624もまた、雌ねじを備えたねじ継手などの雄型無針コネクタの嵌合特徴部と連結するのに十分である。1つまたは複数の実施形態では、突起部614は、1つまたは複数のギャップによってそれぞれ分離された、1つまたは複数の片持ちプロングを含むことができる。1つまたは複数の実施形態では、プロングのすくなくとも1つは、突起部と雄型無針コネクタまたは雌型無針コネクタの嵌合特徴部との間の干渉フィットを容易にするために曲がるように構成され得る。1つまたは複数の実施形態では、突起部614は、基本的に上部壁604の内面からハウジング602の開放底部608に向かって延在することができる。1つまたは複数の実施形態では、突起部614は、ハウジングの側壁606に基本的に平行に延在することができる。
例示的な実施態様では、例えば、ハウジング602の開放底部608のリムの表面に取り付けることによって、キャップ600を使用する前に、開口部610を密封するために、剥離シールは提供され得る。1つまたは複数の実施形態において、剥離可能シールは、アルミニウムまたは多層ポリマーフィルムの剥し上部(peel back top)を含む。特定の実施形態では、剥離可能シールは、キャップの開放端に熱シールまたはインダクションシールされる。1つまたは複数の実施形態において、剥離可能シールは、防湿層(moisture barrier)を備える。本開示の例示的な実施形態によれば、キャップ600は、例えば、剥離シール封止空洞が取り外された後、または剥離シールフィルムが貫通されたときに、空洞612内に無針コネクタの先端またはハブを受容することができ、例えば、無針コネクタの先端を空洞612内にねじ式に固定する。
図24は、可撓性インサート650の斜視上面図を示し、図25は、図23の可撓性インサート650及び突起部614の斜視断面図を示す。可撓性インサート650は、閉鎖され、テーパー面655を有する底部壁652と、その間に側壁654に跨る上部エッジ651との間の実質的に円筒形の本体とを備える。上部エッジ651は、所望に応じてキャップ設計に適合するように構成されてもよい。本実施形態では、可撓性インサート650は、上部壁651の直径を通るチャネルであるアタッチメント特徴部659を備える。可撓性インサート650の上部壁651は、突起部614の肩部616に適合する延長部653を備える。突起部614の端部617は、ハウジングの細長いリングと係合する(図23のアイテム605)。
可撓性インサート650の外形形状は、係合するための開放内腔ルアーコネクタに十分に相補的である。可撓性インサート650が、カテーテルまたは活栓などのルアーコネクタ内の開放内腔と係合するとき、相補的な内側ルアー壁が、インサートに半径方向の圧力をかけ、インターフェイス嵌合を行う。可撓性インサート650は、インサートの内部に空洞チャンバを画成してもよい。可撓性インサート650の壁は、通気性および/または多孔性であって、圧縮をかのうにするためにインサートのチャンバの内側と外側とを接続するチャネル、オリフィスまたは空気経路を提供するかもしれない。
可撓性インサートは、キャップが無針コネクタ及びIVチューブ端部などの雄型及び閉鎖雌型ルアーに取り付けられるときに、キャップハウジングの閉鎖端で上部壁に向かって後退し得るように長手方向に圧縮するのが柔らかい固体材料であってもよく、カテーテルまたは活栓などの開放型ルアーと十分な干渉を形成することができるように系方向に十分に堅いものであってもよい。この可撓性インサートは、本明細書に開示されるものを含む、当業者に既知の様々な医療用コネクタと共に使用するための雄雌両用の消毒キャップに適している。
図20~図22の実施形態と同様に、図23のキャップを医療用コネクタ、雄型または雌型、で組み立てると、内腔端部は、ハウジング602の閉鎖端でスポンジ200を上部壁604に向かって押し、内腔端部に消毒剤を分配することを可能にする。インサート650が開放内腔と係合するとき、相補的な内壁、例えばルアー壁は、インサート650に半径方向の圧力を加えて、内壁とのインターフェイスフィットを行い、内腔への消毒剤の侵入を緩和及び/または防止する。
本明細書のキャップ(例えば、100、300、600)は、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタト、ポリラクチド、アクリロニトリルブタジエンスチレン、または医療機器で使用される他の成形可能なプラスチック材料など、いくつかのタイプのプラスチック材料のいずれかで作ることができる。1つまたは複数の実施形態では、キャップは、ポリプロピレンまたはポリエチレン材料を含む。
本開示の実施形態の例示的な実施態様によれば、本明細書のキャップは、例えば、上部壁、側壁、及び/またはハウジングを変更することによって、2017年4月21日に出願された米国特許出願第62/488,266号及び2017年6月22日に出願された米国特許出願第62/523,506号に記載された安全特徴及び設計を実装する外側ハウジングをさらに備えることができる。
本開示の実施形態のさらに別の例示的な実施態様によれば、本明細書のキャップ(例えば、100、300、600)は、例えば、突起部の形状及び/又はサイズ、及び/又は内側ねじ及び/又は外側ねじの構成(ピッチ、間隔、厚さ、及び/又は他の構造的特徴など)、及び/又は内面及び/又は外面の構成が変更されて、2017年1月17日に出願された両方の米国特許出願第15/408,278号及び第15/408,187号に記載の種々の通気機能及び設計で実装することが可能である。
いくつかの実施形態では、医療用コネクタは、無針注入ポート、ハブ、バルブまたはデバイス、あるいは無針アクセス部位、ポート、ハブ、バルブまたはデバイスと称されることがある無針注入部位を備え、例えば、Clave(ICU Medical、Inc.から入手可能)、SmartSite(Cardinal Health、Inc.から入手可能)、Q-Syt(Becton、Dickinson、Companyから入手可能)などの商標が含まれる。いくつかの実施形態では、本明細書のキャップ (例えば、100、300、600)は、前述のような様々な異なる無針注射部位のいずれかと接続することができる。1つまたは複数の実施形態において、キャップがコネクタに結合された後、キャップと結合している間コネクタは汚染されていない状態に保たれるので、コネクタを別のコネクタに再接続する前毎に、コネクタを消毒する(例えば、アルコール綿で処理する)必要がない。キャップの使用は、コネクタを洗浄するための標準的なふき取り手順(standard swabbing protocol)に取って代わることができる。
本開示のさらなる態様は、医療用コネクタを消毒する方法に関する。本開示の方法は、1つまたは複数の実施形態のキャップを医療用コネクタに接続することを含み、その接続は、医療用コネクタをキャップに挿入するとき、医療用コネクタのねじをキャップの第2の空洞の内側面または外側面のねじに係合させ、医療用コネクタが、吸収材料および消毒剤にまたは抗菌剤に接触するようにすることを含む。
本開示の例示的なキャップは、コネクタの連続的な消毒が可能であり、微生物剤の進入を最小限に抑えることができる。
異なるタイプのコネクタを洗浄するために異なるタイプの消毒キャップを使用する必要がないようにするために、例示的なキャップ(100、300、600)は、雄型ルアーコネクタと、雌型ルアーコネクタとも係合し、それによって、ユーザがさまざまなタイプのコネクタを単一のデバイスによって消毒することを可能にする。雌型ルアーコネクタに例示的なキャップ(100、300、600)を取り付けると、雌型ルアーコネクタは、第2の空洞に挿入され、例示的なキャップの内側ねじにねじ込まれる。キャップを雄ルアーコネクタに取り付けると、雄ルアーコネクタは第2の空洞に挿入され、例示的なキャップ(100、300、600)の外側ねじにねじ込まれる。消毒スポンジの消毒剤は、例示的なキャップ(100、300、600)の第2の空洞に雌型ルアーコネクタを挿入した後、雌型ルアーコネクタに接触する。消毒スポンジの消毒剤は、例示的なキャップ(100、300、600)の第2の空洞にコネクタを挿入した後、雄ルアーコネクタ、雌ルアーコネクタ、及び血液透析コネクタに接触する。
したがって、本明細書に開示されるデバイスは、雄型及び雌型の両方のルアーコネクタに取り付けることができ、当該技術分野における現在のニーズを満たすものである。
本開示のさらなる態様は、アセンブリに関する。アセンブリは、医療用コネクタに接続された1つまたは複数の実施形態のキャップを備える。1つまたは複数の実施形態では、医療用コネクタは、オスのルアーコネクタ、メスのルアーコネクタ、および無針コネクタから選択される。
(実施形態)
様々な実施形態を以下に列挙する。下に記載される実施形態は、発明の範囲に従って、すべての態様および他の実施形態と組み合わせてもよいことは理解されるであろう。
1.キャップは、ハウジングであって、上部壁と、第1の空洞を形成する本質的に円筒形の側壁と、医療用コネクタのハブを受け入れるためのハウジング内の第1の空洞への開口部を有する円筒形の側壁によって形成された開口底部と、ハウジングから延在し、第1の空洞内に配置された突起部であって、突起部は、内面及び外面を有し、突起部の内面は、第2の空洞を画成し、突起部の内面上の内側ねじは、雌型医療用コネクタのねじ継手と、突起部の外面上の外側ねじとインターロックするのに十分であり、外側ねじは、雄の医療用コネクタのねじ継手とインターロックするのに十分であり、第2の空洞内に構成された消毒スポンジと、ハウジングに取り付けられ、消毒スポンジの表面に隣接して配置された圧力シールと、を備える。
2.キャップと医療用コネクタとの係合時に、消毒スポンジは、医療用コネクタの内腔エッジに接触し、圧力シールが医療用コネクタの内腔を遮断し、それによって内腔への消毒剤の侵入が抑制される、実施形態1のキャップ。
3.医療用コネクタの内腔がキャップに開放されると、圧力シールが内腔に入り、内腔への消毒剤の侵入を阻害する、実施形態2のキャップ。
4.医療用コネクタが内腔内に隔壁を含む場合、圧力シールは、隔壁を通る流体経路を生成しないように配置される、実施形態2のキャップ。
5.消毒スポンジが、スロット付き端部と、中空端および開放端を画定する本質的に円筒形のスポンジ側壁と、スポンジ端壁とを含む、実施形態1のキャップ。
6.消毒スポンジのスロット端部が、スポンジ側壁の対向する部分に延びるスロットを含む、実施形態5のキャップ。
7.スロットが、スポンジ側壁の対向する部分に沿って開放端まで延在する、実施形態6のキャップ。
8.前記圧力シールが、前記消毒スポンジの中空に配置される、実施形態5のキャップ。
9.非圧縮状態では、圧力シールは完全に中空に配置される、実施形態8のキャップ。
10.スポンジ端壁が、上部壁の内面と直接接触する、実施形態5のキャップ。
11.1つまたは複数の実施形態では、圧力シールは、細長い部材およびインサートを備え、細長い部材は、ハウジングの上部壁の内面から延在し、インサートは、底部壁および本質的に円筒形のインサート側壁を備え、インサート側壁は、チャンバを形成し、インサート側壁の上部エッジは、開口部を画成し、インサートは、細長い部材と摺動可能に係合する、実施形態1のキャップ。
12.上部エッジの内面が、細長い部材と摺動可能に係合する、実施形態11のキャップ。
13.細長い部材が、肩部分、傾斜部分、および1つまたは複数のスライド部分を含む、実施形態11のキャップ。
14.インサートが、インサート側壁の部分によって画成され、上部エッジがスリットによって隔てられた複数のプロングを備える、実施形態11のキャップ。
15.プロングの面が、細長い部材と摺動可能に係合する、実施形態14のキャップ。
16.インサート側壁の外側形状が、医療用コネクタの内腔の内面を補完するのに有効なテーパー面を備える、実施形態11のキャップ。
17.インサートが、ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性エラストマー(TPE)、またはこれらの組み合わせからなる群から選択されるポリマー材料を含む、実施形態11のキャップ。
18.圧力シールは、ハウジングの上部壁の内面に取り付けられた可撓性インサートを備える、実施形態1のキャップ。
19.可撓性インサートがエラストマー重合体材料を含む、実施形態18のキャップ。
20.可撓性インサートが、上部壁、底部壁、および上部壁と底部壁との間に延びる本質的に円筒形で多孔性のインサート側壁を含む、実施形態18のキャップ。
21.可撓性インサートの上部壁が、突起部の上部リップと係合する延長部をさらに備える、前述の実施形態のキャップ。
22.可撓性インサートが通気性である、実施形態18 ~21のいずれか1つのキャップ。
23.別の態様では、キャップであって、ハウジングであって、上部壁と、第1の空洞を形成する本質的に円筒形の側壁と、および医療用コネクタのハブを受容するためにハウジング内の第1の空洞への開口を備える円筒形の側壁によって形成される開放底部と、を備えるハウジングと、ハウジングから延び、第1の空洞内に位置する、突起部であって、該突起部は、内面および外面を有し、突起部の内面は、第2の空洞を画成し、突起部の内面上の内側ねじであって、内側ねじは、雌型医療用コネクタを備える医療用コネクタの相手側特徴とかみ合うのに十分であり、突起部の外面上の外側ねじは、雄型医療用コネクタの嵌合特徴とかみ合うのに十分である、突起部と、を備え、第2の空洞内に構成される消毒スポンジであって、スロット付き端部と、中空および開放端を画成する本質的に円筒形のスポンジ側壁と、およびスポンジ端壁と、ならびに消毒スポンジの中空内に配置された圧力シールであって、圧力シールは、ハウジングの状壁の内面から延びる細長い部材と、底部壁と本質的に円筒形のインサート側壁とを含むインサートと、備え、インサート側壁はチャンバを形成し、インサート側壁の上部エッジは、開口を画成して、インサートは、細長い部材と摺動可能に係合し、キャップの医療用コネクタと係合すると、消毒スポンジが医療用コネクタの内腔縁に接触し、圧力シールのインサートが医療用コネクタの内腔を塞いで、内腔への消毒剤の浸入を抑制する。
24.上部エッジの内面が、細長い部材と摺動可能に係合する、実施形態23のキャップ。
25.細長い部材が、肩部分、傾斜部分、および1つまたは複数のスライド部分を含む、実施形態23のキャップ。
26.インサート側壁が、インサート側壁の部分によって画成され、上部エッジがスリットによって隔てられた複数のプロングを備える、実施形態23のキャップ。
27.プロングの面が、細長い部材と摺動可能に係合する、実施形態26のキャップ。
28.インサート側壁の外側形状が、医療用コネクタの内腔の内面を補完するのに有効なテーパー面を備える、実施形態23のキャップ。
29.インサートが、ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性エラストマー(TPE)、またはこれらの組み合わせからなる群から選択されるポリマー材料を含む、実施形態23のキャップ。
30.別の態様は、キャップであって、ハウジングであって、上部壁と、第1の空洞を形成する本質的に円筒形の側壁と、および医療用コネクタのハブを受容するためにハウジング内の第1の空洞への開口を備える円筒形の側壁によって形成される開放底部と、を備えるハウジングと、ハウジングから延び、第1の空洞内に位置する、突起部であって、該突起部は、内面および外面を有し、突起部の内面は、第2の空洞を画成し、突起部の内面上の内側ねじであって、内側ねじは、雌型医療用コネクタを備える医療用コネクタの相手側特徴とかみ合うのに十分であり、突起部の外面上の外側ねじは、雄型医療用コネクタの嵌合特徴とかみ合うのに十分である、突起部と、を備え、第2の空洞内に構成される消毒スポンジであって、スロット付き端部と、中空および開放端を画成する本質的に円筒形のスポンジ側壁と、およびスポンジ端壁と、ならびに消毒スポンジの中空内に配置された圧力シールであって、圧力シールは、ハウジングの状壁の内面に取り付けられる可撓性のインサートと、備え、キャップの医療用コネクタと係合すると、消毒スポンジが医療用コネクタの内腔縁に接触し、圧力シールが医療用コネクタの内腔を塞いで、内腔への消毒剤の浸入を抑制する。
31.可撓性インサートがエラストマー重合体材料を含む、実施形態30のキャップ。
32.可撓性インサートが、上部壁、底部壁、および上部壁と底部壁との間に延びる本質的に円筒形で多孔性のインサート側壁を含む、実施形態30のキャップ。
33.可撓性インサートの上部壁が、突起部の上部リップと係合する延長部をさらに備える、前述の実施形態のキャップ。
34.可撓性インサートが通気性である、実施形態30~33のいずれか1つのキャップ。
35.医療用コネクタが、雄ルアーコネクタ、雌ルアーコネクタ、及び無針コネクタから選択される、いずれかの先行実施形態のキャップ。
36.消毒スポンジが、消毒剤、抗菌剤、またはこれらの組み合わせを含む、いずれかの先行実施形態のキャップ。
37.1つまたは複数の実施形態において、消毒剤または抗菌剤は、イソプロピルアルコール、エタノール、2-プロパノール、ブタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、没食子酸プロピル、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン、t-ブチル-ヒドロキノン、クロロキシレノール、クロルヘキシジン、クロルヘキシジンジアセテート、クロルヘキシジングルコネート、ポビドンヨード、アルコール、ジクロロベンジルアルコール、デヒドロ酢酸、ヘキセチジン、トリクロサン、過酸化水素、コロイド銀、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、オクテニジン、抗生物質、およびそれらの混合物から本質的になる群から選択される、実施形態36のキャップ。
38.消毒剤または抗菌剤が、クロルヘキシジングルコン酸塩およびクロルヘキシジンジアセテートのうちの少なくとも1つを含む、実施形態37のキャップ。
39.突起部がハウジングと一体的に形成される、実施形態1~38のいずれかのキャップ。
40.突起部が、ハウジングの上部壁の内面に取り付けられる、実施形態1~38のいずれかのキャップ。
41.突起部が、ハウジングの上部壁の内面にスナップ固定または接着される、前述の実施形態のキャップ。
42.突起部が、ハウジングの上部壁の内面から延びる細長いリングと係合する上部リップを含む、前述の実施形態のキャップ。
43.さらなる態様は、医療用コネクタの端部が消毒スポンジに接触し、圧力シールが医療用コネクタの内腔への消毒剤の侵入を抑制するように、医療用コネクタのねじを突起部の内側ねじまたは外側ねじに係合させることによって、任意の先行実施形態のキャップを医療用コネクタに接続することを含む、医療用コネクタの消毒方法である。
44.医療コネクタに接続された、実施形態1~42のいずれかのキャップを備える医療アセンブリ。
45.医療用コネクタが、無針コネクタ、活栓、雌型ルアーコネクタ、及びカテーテルコネクタからなる群から選択される雄型ねじ継手を有する雌型医療用コネクタである、実施形態44の医療用アセンブリ。
46.医療用コネクタが、静脈内チューブ端部および雄型ルアーコネクタからなる群から選択される雌型ねじ継手を有する雄型医療用コネクタである、実施形態44に記載の医療アセンブリ。
本開示は、その特定の例示的な実施形態を参照して示され、説明されてきたが、本開示の実施形態の精神及び範囲から逸脱することなく、形態及び詳細の様々な変更がその中でなされ得ることが、当業者には理解されるであろう。例えば、消毒スポンジは、任意の適切な消毒または他の用途固有の物質を含み得、任意の適切な材料で作製され得る。また、キャップの内側および/または外側ハウジングは、単発成形することができ、または他の適切なプロセスによって作製することができる。さらに、上述し、図面に示した本開示の実施形態の例示的な実施の特徴または要素は、本開示の実施形態の精神および範囲から逸脱することなく当業者が容易に理解できるように、個別にまたは任意の組み合わせで実施することができる。
さらに、含まれる図面は、本開示の特定の例示的な実施形態の実施の非限定的な例をさらに説明すし、それに関連する技術の説明に役立つものである。上記の図面などで示される特定のまたは相対的な寸法または測定は例示であり、発明の関連分野の当業者によって理解されるような発明の設計または方法の範囲または内容を限定することを意図したものではない。
本開示の他の目的、利点、および顕著な特徴は、添付の図面と併せて、本開示の例示的な実施形態を開示する、提供される詳細から当業者に明らかになるであろう。
本明細書全体における「一実施形態」、「ある特定の実施形態」、「1つまたは複数の実施形態」または「ある実施形態」に対する言及は、実施形態に関連して記載されている特定の特色、構造、材料、または特徴が本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれていることを意味する。すなわち、「1つまたは複数の実施形態において」、「特定の実施形態において」、「1つの実施形態において」または「実施形態において」のような語句の、本明細書全体の様々な場所における出現は、必ずしも、本開示の同一の実施形態を指しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、材料、または特色は、1つまたは複数の実施形態において任意の適当な様式で組み合わされ得る。
本開示は特定の実施形態を参照して記載されているが、これらの実施形態は本開示の原理及び応用の例示に過ぎないことが理解されるべきである。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な修正および変形を本開示の方法および装置に対して行うことができることは、当業者にとって明らかであろう。従って、本開示は、添付の特許請求の範囲およびその等価物の範囲内である修正および変形を含むことが意図される。

Claims (46)

  1. キャップであって、
    ハウジングであって、
    上部壁と、
    第1の空洞を形成する本質的に円筒形の側壁と、
    医療用コネクタのハブを受容するために、ハウジング内の前記第1の空洞への開口部を有する円筒形側壁によって形成される開放底部と、
    前記ハウジングから延在し、前記第1の空洞内に配置された突起部であって、内面及び外面を有し、前記突起部の前記内面が第2の空洞を画成し、
    前記突起部の前記内面上の内側ねじであって、前記内側ねじが、雌型医療用コネクタのねじ継手とインターロックするのに十分である、内側ねじと、
    前記突起部の前記外面上にある外側ねじであって、雄型医療用コネクタのねじ継手とインターロックするのに十分である、外側ねじと、を備えるハウジングと、
    前記第2の空洞内に構成された消毒スポンジと、
    前記ハウジングに取り付けられ、前記消毒スポンジの表面に隣接して配置される、圧力シールと、を備えるキャップ。
  2. 前記キャップと前記医療用コネクタとの係合時に、前記消毒スポンジは、前記医療用コネクタの内腔端部に接触し、前記圧力シールが前記医療用コネクタの内腔を遮断し、それによって前記内腔への消毒剤の侵入が抑制される、請求項1のキャップ。
  3. 前記医療用コネクタの前記内腔がキャップに開放されると、前記圧力シールが前記内腔に入り、前記内腔への前記消毒剤の侵入を阻害する、請求項2のキャップ。
  4. 前記医療用コネクタが前記内腔内に隔壁を備えるとき、前記圧力シールは、前記隔壁を通る流体経路を生成しないように配置される、請求項2のキャップ。
  5. 前記消毒スポンジが、スロット端部と、中空および開放端を画成する本質的に円筒形のスポンジ側壁と、スポンジ端壁とを備える、請求項1のキャップ。
  6. 前記消毒スポンジの前記スロット端部が、前記スポンジ側壁の対向する部分に延びるスロットを含む、請求項5のキャップ。
  7. 前記スロットが、前記スポンジ側壁の対向する部分に沿って前記開放端まで延在する、請求項6のキャップ。
  8. 前記圧力シールが、前記消毒スポンジの中空に配置される、請求項5のキャップ。
  9. 非圧縮状態では、前記圧力シールは完全に前記中空に配置される、請求項8のキャップ。
  10. 前記スポンジ端壁が、前記上部壁の前記内面と直接接触する、請求項5のキャップ。
  11. 前記圧力シールが、細長い部材と、インサートとを含み、
    前記細長い部材は、前記ハウジングの前記上部壁の内面から延在し、
    前記インサートが、底部壁と、本質的に円筒形のインサート側壁とを含み、前記インサート側壁が、チャンバを形成し、前記インサート側壁の上部エッジが、開口を画成し、前記インサートが、前記細長い部材と摺動可能に係合する、請求項1のキャップ。
  12. 前記上部エッジの内面が、前記細長い部材と摺動可能に係合する、請求項11のキャップ。
  13. 前記細長い部材が、肩部分と、傾斜部分と、1つまたは複数のスライド部分とを含む、請求項11のキャップ。
  14. 前記インサートが、前記インサート側壁の部分によって画成され、前記上部エッジがスリットによって隔てられた複数のプロングを備える、請求項11のキャップ。
  15. 前記プロングの面が、前記細長い部材と摺動可能に係合する、請求項14のキャップ。
  16. 前記インサート側壁の外側形状が、前記医療用コネクタの内腔の内面を補完するのに有効なテーパー面を備える、請求項11のキャップ。
  17. 前記インサートが、ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性エラストマー(TPE)、またはこれらの組み合わせからなる群から選択されるポリマー材料を含む、請求項11のキャップ。
  18. 前記圧力シールは、前記ハウジングの前記上部壁の内面に取り付けられる可撓性インサートを備える、請求項1のキャップ。
  19. 前記可撓性インサートがエラストマー重合体材料を含む、請求項18に記載のキャップ。
  20. 前記可撓性インサートが、上部壁と、底部壁と、前記上部壁と前記底部壁との間に延びる本質的に円筒形で多孔性のインサート側壁と、を備える、請求項18のキャップ。
  21. 前記可撓性インサートの前記上部壁が、前記突起部の上部リップと係合する延長部をさらに備える、請求項20のキャップ。
  22. 前記可撓性インサートが通気性である、請求項18~21のいずれか1項のキャップ。
  23. キャップであって、
    ハウジングであって、
    上部壁と、
    第1の空洞を形成する本質的に円筒形側壁と、
    医療用コネクタのハブを受容するために、前記ハウジング内の前記第1の空洞への開口部を備える前記円筒形側壁によって形成される開放底部と、
    前記ハウジングから延在し、前記第1の空洞内に配置される突起部であって、内面及び外面を有し、前記突起部の前記内面が第2の空洞を画成する、突起部と、備えるハウジングと、
    前記突起部の前記内面上の内側ねじであって、雌型医療用コネクタを備える前記医療用コネクタの嵌合特徴部とインターロックするのに十分である、内側ねじと、
    前記突起部の前記外面上の外側ねじであって、雄型医療用コネクタを備える前記医療用コネクタの嵌合特徴部とインターロックするのに十分である、外側ねじと、
    前記第2の空洞内に構成される消毒スポンジであって、スロット付き端部と、中空と開放端とを画成する本質的に円筒形のスポンジ側壁と、スポンジ端壁と、を備える消毒スポンジと、
    前記消毒スポンジの中空に配置される圧力シールであって、前記圧力シールは、
    前記ハウジングの前記上部壁の内面から延在する、細長い部材と、
    底部壁と、本質的に円筒形のインサート側壁とを備えるインサートであって、前記インサート側壁がチャンバを形成し、前記インサート側壁の上部エッジが開口を画成し、前記細長い部材と摺動可能に係合する、インサートと、を備え、
    前記キャップと前記医療用コネクタとの係合時に、前記消毒スポンジは、前記医療用コネクタの内腔端部に接触し、前記圧力シールの前記インサートが前記医療用コネクタの内腔を遮断し、それによって前記内腔への消毒剤の侵入が抑制される、キャップ。
  24. 前記上部エッジの内面が、前記細長い部材と摺動可能に係合する、請求項23のキャップ。
  25. 前記細長い部材が、肩部分と、傾斜部分と、1つまたは複数のスライド部分とを含む、請求項23のキャップ。
  26. 前記インサート側壁が、スリットによって分離される前記インサート側壁と前記上部エッジの部分によって画成される複数のプロングを備える、請求項23のキャップ。
  27. 前記プロングの面が、前記細長い部材と摺動可能に係合する、請求項26のキャップ。
  28. 前記インサート側壁の外側形状が、前記医療用コネクタの内腔の内面を補完するのに有効なテーパー面を備える、請求項23のキャップ。
  29. 前記インサートが、ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性エラストマー(TPE)、またはこれらの組み合わせからなる群から選択されるポリマー材料を含む、請求項23のキャップ。
  30. キャップであって、
    ハウジングであって、
    上部壁と、
    第1の空洞を形成する本質的に円筒形の側壁と、
    医療用コネクタのハブを受容するために、前記ハウジング内の前記第1の空洞への開口部を備える前記円筒形の側壁によって形成される開放底部と、
    前記ハウジングから延在し、前記第1の空洞内に配置される突起部であって、内面及び外面を有し、前記突起部の前記内面が第2の空洞を画成する、突起部と、を備えるハウジングと、
    前記突起部の前記内面上の内側ねじであって、雌型医療用コネクタを備える前記医療用コネクタの嵌合特徴部とインターロックするのに十分である、内側ねじと、
    前記突起部の前記外面上の外側ねじであって、雄型医療用コネクタを備える前記医療用コネクタの嵌合特徴部とインターロックするのに十分である、外側ねじと、
    前記第2の空洞内に構成される消毒スポンジであって、スロット付き端部と、中空と開放端とを画成する本質的に円筒形のスポンジ側壁と、スポンジ端壁と、を備える消毒スポンジと、
    前記消毒スポンジの中空に配置される圧力シールであって、前記ハウジングの前記上部壁の内面に取り付けられる可撓性インサートと、を備える、圧力シールと、を備え、
    前記キャップと前記医療用コネクタとの係合時に、前記消毒スポンジは、前記医療用コネクタの内腔端部に接触し、前記圧力シールが前記医療用コネクタの内腔を遮断し、それによって前記内腔への消毒剤の侵入が抑制される、キャップ。
  31. 前記可撓性インサートがエラストマー重合体材料を含む、請求項30に記載のキャップ。
  32. 前記可撓性インサートが、上部壁と、底部壁と、前記上部壁と前記底部壁との間に延びる本質的に円筒形で多孔性のインサート側壁と、を備える、請求項30のキャップ。
  33. 前記可撓性インサートの前記上部壁が、前記突起部の上部リップと係合する延長部をさらに備える、請求項32のキャップ。
  34. 前記可撓性インサートが通気性である、請求項30~33のいずれか1項のキャップ。
  35. 前記医療用コネクタは、雄型ルアーコネクタと、雌型ルアーコネクタと、無針コネクタとから選択される、請求項30~34のいずれか一項のキャップ。
  36. 前記消毒スポンジが、消毒剤、抗菌剤、またはこれらの組み合わせを含む、請求項30~35のいずれか一項のキャップ。
  37. 前記消毒剤または前記抗菌剤は、イソプロピルアルコール、エタノール、2-プロパノール、ブタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、没食子酸プロピル、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン、t-ブチル-ヒドロキノン、クロロキシレノール、クロルヘキシジン、クロルヘキシジンジアセテート、クロルヘキシジングルコネート、ポビドンヨード、アルコール、ジクロロベンジルアルコール、デヒドロ酢酸、ヘキセチジン、トリクロサン、過酸化水素、コロイド銀、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、オクテニジン、抗生物質、およびそれらの混合物から本質的になる群から選択される、請求項36のキャップ。
  38. 前記消毒剤または前記抗菌剤が、クロルヘキシジングルコン酸塩およびクロルヘキシジンジアセテートのうちの少なくとも1つを含む、請求項37のキャップ。
  39. 前記突起部が前記ハウジングと一体的に形成される、請求項1~38のいずれか一項のキャップ。
  40. 前記突起部が、前記ハウジングの前記上部壁の内面に取り付けられる、請求項1~38のいずれか一項のキャップ。
  41. 前記突起部が、前記ハウジングの前記上部壁の前記内面にスナップ固定または接着される、請求項40のキャップ。
  42. 前記突起部が、前記ハウジングの前記上部壁の前記内面から延在する細長いリングと係合する上部リップを含む、請求項41のキャップ。
  43. 医療用コネクタを消毒する方法であって、
    前記医療用コネクタの端部が前記消毒スポンジに接触し、前記圧力シールが前記医療用コネクタの内腔への消毒剤の侵入を抑制するように、前記医療用コネクタのねじを突起部の内側ねじまたは外側ねじに係合させることによって、請求項1~42のいずれか一項のキャップと前記医療用コネクタに接続することを含む、医療用コネクタの消毒方法。
  44. 医療コネクタに接続される、請求項1~42のいずれか一項のキャップを備える、医療アセンブリ。
  45. 前記医療用コネクタが、無針コネクタ、活栓、雌型ルアーコネクタ、及びカテーテルコネクタからなる群から選択される雄型ねじ継手を有する雌型医療用コネクタである、請求項44の医療用アセンブリ。
  46. 前記医療用コネクタが、静脈内チューブ端部および雄型ルアーコネクタからなる群から選択される雌型ねじ継手を有する雄型医療用コネクタである、請求項44の医療アセンブリ。
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