JP2022543352A - ユーザアクセス制限システム及び粒子サンプリングデバイスを動作させるための方法 - Google Patents

ユーザアクセス制限システム及び粒子サンプリングデバイスを動作させるための方法 Download PDF

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Abstract

ユーザを制限するように粒子サンプリングデバイスを動作させるためのシステム、方法、デバイス、及びソフトウェアは、タグ及び粒子サンプリングデバイスを含む。デバイスは、タグリーダと、タグリーダと通信するプロセッサとを含む。プロセッサは、デバイス設定データを受信し、動作データ及び/又はユーザデータを、当該データをエンコードされたタグから読み出す。タグから読み出されたデータに基づいて、プロセッサは、デバイス動作を実施するためのアクセスを、ユーザに対して許可又は拒否することができる。代替的に、動作中のユーザ対話を最小限に抑えるように構成されたヘッドレス粒子サンプリングデバイスについて、デバイスは、支持構造の中又は上に配置されたタグに近接して、支持構造に取り外し可能に取り付けられる。ヘッドレス構成において、プロセッサは、デバイスの電源投入後にタグからネットワーク通信情報を含むデバイス構成パラメータを読み出す。本開示の実施形態は、粒子サンプリングデバイスに依存する製造動作の様々な効率改善を促進する。【選択図】 図4

Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、各々が本明細書に参照によりその全体が組み込まれる、2019年8月9日付で提出された米国仮特許出願第62/884,846号及び2020年2月12日付で提出された米国仮特許出願第62/975,533号の利益及び優先権を主張する。
発明の背景
[0002]粒子サンプリング及び分析デバイスは、調剤及び電子機器製造を含む複数の産業において広く使用されている。これらの機器は、閉鎖された製造施設空間の空気中の粒子負荷に関するユーザ情報を提供する。場合によっては、そのようなデータは、粒子について空間を監視し、存在する粒子の性質を特性化するために使用される。他の場合には、粒子のサンプリング、監視、及び特性化は、製造作業を統制する法及び規制によって課される要件である。例えば、法規制の順守、及び、施設内で製造された製剤を市場に出す能力を保証するために、特定の施設環境内の空気が含む粒子状物質が、閾値測度未満であることを保証するために、特定の製薬作業が必要とされる。同様に、電子機器製造のための半導体デバイスの製造について、望ましくない汚染が重大な廃棄物及び修正をもたらす可能性があるため、製品品質を保証するために、施設空間の浮遊微小粒子数を閾値未満に維持することが必要とされる。
[0003]製造環境に配備されている従来の粒子サンプリングデバイスは、連続動作中に多数の操作者によって使用される場合がある。少なくとも一部の知られているデバイス、システム、及び方法において、マルチユーザ展開のために粒子サンプリングデバイスを構成することは、より付加価値のある活動からリソースを転用する、労力及び時間のかかるプロセスである。場合によっては、複数の人員が、製造施設において粒子サンプリングデバイスを使用する操作者のために粒子サンプリングデバイスを構成するためだけに従事させられる可能性がある。粒子サンプリングデバイスの使用に新たなユーザが追加される必要があるとき、多くない機器メモリリソースと、費用のかかる情報技術要員の時間の両方を割く必要がある。
[0004]粒子サンプリング及び分析デバイスを利用する産業における自動化及び他の技術革新は、ますます成長する市場への信頼できる製品供給を可能にするための効率向上及び品質改善をもたらしてきた。粒子サンプリング機器の構成及び管理モード、並びに関連する動作態様は、粒子サンプリングデバイスに依存する製造作業をさらに改善する機会を提示する。
[0005]非限定例として本明細書に記載されている、開示される実施形態は、知られている粒子サンプリングデバイス並びに当該デバイスを動作させるためのシステム及び方法と比較して、複数の有利な技術的利点をさらに提供する。標準的な動作手順及び/又は規制上の要件(例えば、FDA規制事業に関する米国連邦規制基準21C.F.R.パート11)の順守を含む動作要件を満たすために、開示されるデバイス、システム、方法、及びソフトウェアは、不適切な/権限のない使用に対する粒子サンプリングデバイスの安全を確保すること、サンプリングデータを有するユーザ識別(ID)情報及びデバイス動作の監査証跡を保持すること、並びに、無制限数のユーザ又は操作者が任意の単一のデバイスに追加されることを可能にし、以て、多くない機器メモリリソースに起因する制限をなくすことを促進する。
[0006]個々のユーザによる使用のために粒子サンプリングデバイスを都度構成することを必要とするのではなく、また、ユーザがデバイスに手動でログインすることを要求する代わりに、開示される実施形態は、一度に無制限数のユーザが追加、削除、及び他の様態で修正されることを可能にする。多大な訓練又は専門知識のない人員によって利用することができる単純で容易な方式が提供される。これらの技術的利点を達成することは、何らかの追加のデバイスハードウェアを必要とするが、開示される実施形態は、デバイス構成プロセス並びにサンプルデータ収集及び分析に人為的過誤が導入される可能性を低減し、デバイス並びに関連する通信及びコンピューティングシステムのサイバーセキュリティを増強する。さらに、本明細書において開示されている特徴を組み込んだ粒子サンプリングデバイスのユーザは、従来の機器と比較してデバイスに触れる必要性がより少なく、以て、粒子サンプリング動作のエルゴノミクスが改善し、場合によっては、施設汚染の可能性並びにデバイス洗浄頻度及び強度が低減する。
[0007]さらに、開示されるデバイス、システム、方法、及びソフトウェアを実践するユーザは、従来の技法と比較して大幅に短い時間で施設内の粒子サンプリングの全動作シーケンスを遂行することができる。開示される実施形態の特徴と、サンプリング動作及びサンプルデータ記憶とを、計算効率、メモリ効率、及び電力効率よく、ユーザフレンドリに統合することを通じて、下流のデータ処理及びレポート生成が容易になり、以て、これらの課業の効率が増大する。当業者に感知できるこれら及び他の技術的及び実際的利点は、開示されているデバイス、システム、方法、及びソフトウェアのユーザが、費用のかかる過誤が生じる傾向がより少ない、より安全でより効率的な様式で、必要な粒子サンプリング及び分析課業を遂行することをさらに促進する。
[0008]本開示の第1の態様は、粒子サンプリングシステムの動作方法を提供する。この方法は、デバイス動作設定データを受信するステップであって、設定データはデバイスパスワードを含む、受信するステップと、システムの粒子サンプリングデバイスの近位に位置付けられているタグからユーザデータを読み出すステップであって、タグは、符号化(encode、エンコード)されているユーザデータを含み、ユーザデータは、デバイスユーザ名及びデバイスパスワードを含む、読み出すステップと、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致することに応答して、デバイス動作を実施するためにデバイスユーザにアクセスを許可するステップ、又は、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致しないことに応答して、デバイスへのデバイスユーザアクセスを拒否するステップとを含む。
[0009]第1の態様の方法の1つの実施形態において、粒子サンプリングシステムは、複数の粒子サンプリングデバイスを含み、設定データを受信するステップは、複数のデバイスのうちの少なくとも2つによって設定データを受信することを含む。
[0010]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、この方法は、複数のデバイスのうちの第1のデバイスから複数のデバイスのうちの少なくとも第2のデバイスへと設定データをクローニングするステップをさらに含む。
[0011]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、タグにエンコードされているユーザデータは、タグID番号をさらに含み、設定データを受信するステップは、デバイスユーザによってデバイスとともに使用することについて認可されている少なくとも1つのタグと関連付けられる少なくとも1つのタグ番号を受信することを含む。
[0012]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、タグからユーザデータを読み出すステップは、タグからタグID番号を読み出すことと、タグから読み出されたデバイスパスワード及びタグID番号が、受信された設定データのデバイスパスワード及びタグID番号に一致することに応答して、デバイスユーザに対してアクセスを許可すること、又は、タグから読み出されたデバイスパスワード又はタグID番号が、受信された設定データのデバイスパスワード又はタグIDに一致しないことに応答して、デバイスへのデバイスユーザアクセスを拒否することとを含む。
[0013]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、タグは、近距離通信プロトコルを使用してデバイスとワイヤレス通信するためのNFCタグである。
[0014]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、NFCタグはパッシブNFCタグである。
[0015]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、NFCタグはアクティブNFCタグである。
[0016]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、タグからユーザデータを読み出すステップは、NFCタグに質問信号を送信することと、質問信号の送信に応答してNFCタグからユーザデータを受信することとを含む。
[0017]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、設定データはデバイスアクセスレベルをさらに含み、この方法は、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致することに応答して、タグから読み出されたデバイスユーザ名と関連付けられるデバイスアクセスレベルを決定するステップをさらに含む。
[0018]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、タグからユーザデータを読み出すステップは、デバイスの近位に位置付けられている第1のタグからユーザデータを読み出すことを含み、この方法は、デバイスの近位に位置付けられている第2のタグからデバイスレシピを読み出すステップと、デバイス動作を実施するためにデバイスレシピをロードするステップとをさらに含む。
[0019]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、この方法は、第2のタグから読み出されたデバイスレシピに従ってデバイスの外部環境をサンプリングするステップをさらに含む。
[0020]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、この方法は、サンプリングについて収集されているデータを、第1のタグから読み出されたデバイスユーザ名と関連付けて記憶するステップをさらに含む。
[0021]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、この方法は、実施されたデバイス動作のうちの1つ又は複数と関連付けられる第1のタグから読み出されたデバイスユーザ名を含む、実施されたデバイス動作の監査証跡を記憶するステップをさらに含む。
[0022]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、この方法は、ユーザデータをタグにエンコードするステップをさらに含む。
[0023]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、ユーザデータをタグにエンコードするステップは、ユーザデータの少なくとも一部をタグに暗号化(encrypt、エンクリプト)することを含む。
[0024]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、タグからユーザデータを読み出すステップは、タグにエンコードされているユーザデータの少なくとも一部を解読(decrypt、デクリプト)することを含む。
[0025]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、この方法は、デバイスレシピに関するデータを第2のタグにエンコードするステップをさらに含む。
[0026]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、デバイスレシピに関するデータを第2のタグにエンコードするステップは、デバイスレシピに関するデータの少なくとも一部を第2のタグにエンクリプトすることを含む。
[0027]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、第2のタグからデバイスレシピを読み出すステップは、第2のタグにエンコードされているデバイスレシピに関するデータの少なくとも一部をデクリプトすることを含む。
[0028]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、第1のタグは複数の第1のタグを含み、ユーザデータを第1のタグにエンコードするステップは、同じデバイスパスワードを複数の第1のタグの各第1のタグにエンコードすることを含む。
[0029]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、ユーザデータは、タグID番号をさらに含む。
[0030]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、ユーザデータを第1のタグにエンコードするステップは、一意のタグID番号を各第1のタグにエンコードすることを含む。
[0031]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、ユーザデータは、複数のデバイスユーザの複数のデバイスユーザ名を含み、ユーザデータをタグにエンコードするステップは、一意のデバイスユーザ名を各第1のタグにエンコードすることを含む。
[0032]第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、ユーザデータは、複数のデバイスアクセスレベルを含み、複数のデバイスアクセスレベルの各々は、複数のデバイスユーザ名のうちのそれぞれの1つ又は複数と関連付けられ、ユーザデータを第1のタグにエンコードするステップは、複数のデバイスユーザ名のうちの1つの1つのデバイスアクセスレベルを各第1のタグにエンコードすること、又は、1つのデバイスユーザ名の2つ以上のデバイスアクセスレベルを各第1のタグにエンコードすることをさらに含む。
第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、この方法は、タグの読み出し、エンコード、及び/又は書き込み中に第1のオーディオ音声を提供して、読み出し、エンコード、及び/又は書き込みプロセスがアクティブであることをユーザに示すステップをさらに含むことができる。第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、この方法は、タグの読み出し、エンコード、及び/又は書き込みプロセスが完了したことを示すための第2の音声を提供するステップをさらに含むことができる(例えば、音声は、プロセスが完了したことを示すための独特のビープ音が後続する震音、又はクリック雑音(データ転送を示す)などであってもよい)。第1の態様の方法の上記の実施形態のいずれかにおいて、この方法は、読み出し、エンコード、及び/又は書き込みプロセスが完了したことを示すための、画面上指示を(例えば、ポップアップダイアログを介して)提供するステップをさらに含むことができる。
[0033]本開示の第2の態様は、粒子サンプリングデバイスを提供する。この粒子サンプリングデバイスは、サンプリングポートを含むデバイスハウジングと、このデバイスの外部環境の粒子をサンプリングするためのサンプラであって、ハウジング内に位置付けられており、サンプリングポートと流体連通している、サンプラと、ハウジングの上又は中に位置付けられており、タグリーダトランシーバを含むタグリーダと、タグリーダと通信するプロセッサであって、デバイス動作設定データを受信することであり、設定データはデバイスパスワードを含む、受信することと、タグリーダを使用して、このデバイスの近位に位置付けられているタグからユーザデータを読み出すことであり、タグは、タグにエンコードされているユーザデータを含み、ユーザデータは、デバイスユーザ名及びデバイスパスワードを含む、読み出すことと、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致することに応答して、デバイス動作を実施するためにデバイスユーザにこのデバイスに対するアクセスを許可すること、又は、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致しないことに応答して、このデバイスへのデバイスユーザアクセスを拒否することとを行うように構成されている、プロセッサとを含む。
[0034]第2の態様のデバイスの1つの実施形態において、このデバイスは、プロセッサと通信するデータ転送インターフェースをさらに含み、デバイス設定データを受信するために、プロセッサは、データ転送インターフェースを介して設定データを受信するようにさらに構成されている。
[0035]第2の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、このデバイスは、プロセッサと通信するメモリデバイスをさらに含み、プロセッサは、受信された設定データをメモリデバイスに記憶するようにさらに構成されている。
[0036]第2の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、このデバイスは、複数の粒子サンプリングデバイスのうちの1つであり、設定データを受信するために、プロセッサは、複数のデバイスのうちの少なくとも2つに関する設定データを受信するようにさらに構成されている。
[0037]第2の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、このデバイスは、プロセッサと通信するメモリデバイスをさらに含み、プロセッサは、少なくとも2つのデバイスに関する受信された設定データをメモリデバイスに記憶するようにさらに構成されている。
[0038]第2の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、このデバイスは、プロセッサと通信するディスプレイをさらに含み、プロセッサは、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)をディスプレイに表示し、設定データを受信するようにさらに構成されており、プロセッサは、GUIを介して設定データの少なくとも一部を受信するようにさらに構成されている。
[0039]第2の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、タグにエンコードされているユーザデータの少なくとも一部はエンクリプトされ、タグからユーザデータを読み出すために、プロセッサは、タグにエンコードされているユーザデータの少なくとも一部をデクリプトするようにさらに構成されている。
[0040]第2の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、タグは、このデバイスのタグリーダとワイヤレス通信するためのNFCタグである。
[0041]第2の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、タグからユーザデータを読み出すために、プロセッサは、タグリーダを使用して、NFCタグに質問信号を送信し、タグリーダを使用して、質問信号の送信に応答してNFCタグからユーザデータを受信するようにさらに構成されている。
[0042]第2の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、設定データはデバイスアクセスレベルをさらに含み、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致することに応答して、プロセッサは、タグから読み出されたデバイスユーザ名と関連付けられるデバイスアクセスレベルを決定するようにさらに構成されている。
[0043]第2の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、タグからユーザデータを読み出すために、プロセッサは、このデバイスの近位に位置付けられている第1のタグからユーザデータを読み出すように構成されており、プロセッサは、このデバイスの近位に位置付けられている第2のタグからデバイスレシピを読み出し、デバイス動作を実施するためにデバイスレシピをロードするようにさらに構成されている。
[0044]第2の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、デバイスレシピは、サンプリング時間、サンプリングされる空気の体積、流量、採取されるサンプルの数、警告制限、サンプリングロケーション、及びこれらの任意の組合せのうちの1つ又は複数を含む。
[0045]第2の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、デバイスレシピは、エリア、部屋、及び部屋の中の少なくとも1つのロケーションを含む多階層ロケーション情報、並びに、サンプリングタイプ、及び部屋認証タイプのうちの1つ又は複数を含む。
[0046]第2の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、サンプラは、光学粒子カウンタであるか、又は、光学粒子カウンタを含む。
[0047]第2の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、サンプラは、インパクタであるか、又は、インパクタを含む。
[0048]第2の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、サンプラは、インピンジャであるか、又は、インピンジャを含む。
[0049]第2の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、このデバイスは、デバイスハウジングの中又は上に位置付けられている電力供給装置を含む携帯型粒子サンプリングデバイスである。本開示の第3の態様は、粒子サンプリングデバイスを動作させるためのシステムを提供する。このシステムは、タグと、粒子サンプリングデバイスとを含み、粒子サンプリングデバイスは、サンプリングポートを含むデバイスハウジングと、デバイスの外部環境の粒子をサンプリングするためのサンプラであり、ハウジング内に位置付けられており、サンプリングポートと流体連通している、サンプラと、ハウジングの上又は中に位置付けられており、タグリーダトランシーバを含むタグリーダと、タグリーダと通信するプロセッサであり、デバイス動作設定データを受信することで、設定データはデバイスパスワードを含む、受信することと、タグリーダを使用して、デバイスの近位に位置付けられているタグからユーザデータを読み出すことで、タグは、エンコードされているユーザデータを含み、ユーザデータは、デバイスユーザ名及びデバイスパスワードを含む、読み出すことと、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致することに応答して、デバイス動作を実施するためにデバイスユーザにデバイスに対するアクセスを許可すること、又は、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致しないことに応答して、デバイスへのデバイスユーザアクセスを拒否することとを行うように構成されている、プロセッサとを含む。
[0050]第3の態様のシステムの1つの実施形態において、このシステムは、施設内に位置付けられている支持構造をさらに含み、タグ及びデバイスは、支持構造に着脱可能に取り付けられている。
[0051]第3の態様のシステムの上記の実施形態のいずれかにおいて、支持構造は、施設の壁に結合されている壁プレートであるか、又は、壁プレートを含む。
[0052]第3の態様のシステムの上記の実施形態のいずれかにおいて、タグは、壁プレートの中又は上に位置付けられている。
[0053]第3の態様のシステムの上記の実施形態のいずれかにおいて、デバイスは、施設電力供給装置から電力を受け取るための手段をさらに含む。
[0054]第3の態様のシステムの上記の実施形態のいずれかにおいて、支持構造は、デバイスに電力を供給するための手段をさらに含む。
[0055]第2の態様及び第3の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、このデバイスは、タグの読み出し、エンコード、及び/又は書き込み中に第1のオーディオ音声を提供して、読み出し、エンコード、及び/又は書き込みプロセスがアクティブであることをユーザに示すように構成することができる。第2の態様及び第3の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、このデバイスは、タグの読み出し、エンコード、及び/又は書き込みプロセスが完了したことを示すための第2の音声を提供するように構成することができる(例えば、音声は、プロセスが完了したことを示すための独特のビープ音が後続する震音、又はクリック雑音(データ転送を示す)などであってもよい)。第2の態様及び第3の態様のデバイスの上記の実施形態のいずれかにおいて、このデバイスは、読み出し、エンコード、及び/又は書き込みプロセスが完了したことを示すための、画面上指示を(例えば、ポップアップダイアログを介して)提供するように構成することができる。
[0056]本開示の第4の態様は、施設内の粒子サンプリングのためのシステムを提供する。一実施形態において、施設内の粒子サンプリングのためのシステムは、A)粒子サンプリングデバイスであって、(i)サンプリングポートを含むデバイスハウジングと、(ii)デバイスの外部環境の粒子をサンプリングするためのサンプラであり、ハウジング内に位置付けられており、サンプリングポートと流体連通している、サンプラと、(iii)ハウジングの上又は中に位置付けられており、タグリーダトランシーバを含むタグリーダと、(iv)タグリーダと通信するプロセッサとを備える、粒子サンプリングデバイスと、B)施設の壁に結合してデバイスを上に取り外し可能に位置付けるのを促進するための支持構造と、C)支持構造に結合するためのタグとを備え、(1)タグが支持構造に結合され、デバイスが支持構造上に位置付けられると、タグ及びデバイスは、タグとタグリーダトランシーバとの間のワイヤレス通信を可能にするのに十分であるようなそれぞれの位置に位置付けられ、(2)タグは、タグにデータとしてエンコードされているデバイス構成パラメータを含み、(3)デバイスが電源投入されるのに応答して、プロセッサは、(a)タグとタグリーダトランシーバとの間のワイヤレス通信を開始し、(b)タグリーダを使用して、タグからデバイス構成パラメータを読み出し、(c)デバイスに、デバイスユーザを関与させることなく外部環境の粒子サンプリングを実施させるように構成されている。一実施形態において、例えば、支持構造は、施設の壁に結合されている壁プレートであるか、又は、壁プレートを含む。一実施形態において、例えば、構成パラメータは、伝送制御プロトコル(TCP)情報、インターネットプロトコル(IP)情報のうちの少なくとも1つなどの、ネットワーク通信情報を含む。一実施形態において、例えば、構成パラメータは、ユーザ特有の設定データをさらに含む。一実施形態において、例えば、構成パラメータは、サンプリング時間、デバイスレシピ、機器のロケーション名、サンプル待ち行列サイズ(例えば、イーサネット(登録商標)データバッファリングのための)、1つ又は複数のWi-Fi通信パラメータ、フローキャップオフ再試行カウント及び時間、デジタル出力信号構成、又はこれらの任意の組合せのうちの1つ又は複数を含む。
[0057]一実施形態において、例えば、構成パラメータは、1つ又は複数の入力パラメータ(例えば、4~20mA入力パラメータなど)を含む。一実施形態において、例えば、1つ又は複数の入力パラメータは、1つ又は複数のチャネル名、スケール、オフセット、又はこれらの任意の組合せを含む。一実施形態において、例えば、構成パラメータは、1つ又は複数の出力パラメータ(例えば、粒子データ出力の出力パラメータなど)を含む。一実施形態において、例えば、1つ又は複数の出力パラメータは、1つ又は複数のスケーリング係数(例えば、20mAによって表される粒子の数)を含む。
[0058]一実施形態において、例えば、構成パラメータは、独立使用の(例えば、イーサネット制御のない状況の)1つ又は複数のサンプリングパラメータを含む。一実施形態において、例えば、独立使用の1つ又は複数のサンプリングパラメータは、サンプリング遅延、サンプル風袋時間、サンプル間隔、サンプル反復カウント、「自動開始」モード、又はこれらの任意の組合せのうちの1つ又は複数を含む。独立使用機能を有するシステム及び方法は、例えば、「自動開始」パラメータ及び/又は動作モードを構成するステップを含むことができる。
[0059]一実施形態において、例えば、構成パラメータは、スケーリングパラメータ、オフセットパラメータ、閾値パラメータ、フィルタリングパラメータ、又はこれらの任意の組合せを含む、アナログ出力信号を生成又は処理するための1つ又は複数のパラメータなどの、デバイスの出力信号を生成又は処理するための1つ又は複数のパラメータを含む。一実施形態において、例えば、構成パラメータは、処理限界、警告制限、又はこれらの任意の組合せを含む。一実施形態において、例えば、デバイス構成パラメータは、デバイスパスワード、デバイスID番号、英数字のデバイス識別子、施設の部屋の識別子、施設のサンプリングロケーションの識別子、又はこれらの任意の組合せをさらに含む。一実施形態において、例えば、デバイスはディスプレイを含まない。
[0060]一実施形態において、例えば、タグは、デバイス構成パラメータが、複数のタグにデータとしてエンコードされること、及び/又は、カスタムタグの新たなセットの基礎として使用されることを可能にするように、ユーザによって複製されることが可能である。一実施形態において、例えば、このシステムは、1つ又は複数のユーザ環境内に提供される複数の粒子サンプリングデバイスを含み、複数のタグは、複数の粒子サンプリングデバイスとともに使用されるように構成されている。一実施形態において、例えば、このシステムは、ユーザが、設備タグを提供され、設備タグを複製し、次いで、特定の監視環境、プロセス、及び/又は用途と関連付けられる設定の一部分又はすべてを覚えておくか又は再エンコードする必要なしに新たなロケーション及びIPアドレスを有するより多くのタグを作成することができるように構成されている。
[0061]本開示の第4の態様は、粒子サンプリングデバイスを動作させるためのプログラム命令を記憶している非一時的(non-transitory、ノントランジトリ)コンピュータ可読媒体を提供し、粒子サンプリングデバイスは、デバイスのタグリーダと通信する1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、1つ又は複数のプロセッサに、デバイス動作設定データを受信することあって、設定データはデバイスパスワードを含む、受信することと、タグリーダを使用して、デバイスの近位に位置付けられているタグからユーザデータを読み出すことであって、タグは、タグにエンコードされているユーザデータを含み、ユーザデータは、デバイスユーザ名及びデバイスパスワードを含む、読み出すことと、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致することに応答して、デバイス動作を実施するためにデバイスユーザにデバイスに対するアクセスを許可すること、又は、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致しないことに応答して、デバイスへのデバイスユーザアクセスを拒否することとを行わせる。
[0062]いかなる特定の理論によって束縛されることも所望することなく、本明細書において開示されるデバイス及び方法に関係する基本原理の信念及び理解の、本明細書における論述があり得る。任意の機械論的な説明又は仮説の最終的な正しさにかかわらず、本発明の実施形態は、動作可能であり、有用であり得ることが認識される。
[0063]図1は、粒子分析デバイス(複数可)を使用することができる施設環境の間取り図である。
[0064]図2は、図1に示す粒子分析デバイス(複数可)の動作方法の流れ図である。
[0065]図3は、本開示の一実施形態による、図2の方法とともに使用することができる図1に示す粒子分析デバイス(複数可)を動作させるためのシステムの特徴を示す図である。
[0066]図4及び5は、本開示のいくつかの実施形態による、図2の方法の態様を示す図である。 [0066]図4及び5は、本開示のいくつかの実施形態による、図2の方法の態様を示す図である。
[0067]図6-8は、本開示のいくつかの実施形態による、図3のデバイスのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)の画面及び動作態様を示す図である。 [0067]図6-8は、本開示のいくつかの実施形態による、図3のデバイスのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)の画面及び動作態様を示す図である。 [0067]図6-8は、本開示のいくつかの実施形態による、図3のデバイスのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)の画面及び動作態様を示す図である。
[0068]図9は、本開示の一実施形態による、図2の方法及び図3のシステムとともに使用することができる近距離通信(NFC)タグにデータを書き込むためのプロセスの流れ図である。
[0069]図10は、図2の方法及び図3のシステムとともに使用することができるNFCタグからエンコードデータを読み出すためのプロセスの流れ図である。
[0070]図11は、「ヘッドレス」構成において粒子サンプリングデバイスを動作させるための動作方法を示す図である。
[0071]図12A及び12Bは、「ヘッドレス」構成において提供される粒子サンプリングデバイスの概略図である。 [0071]図12A及び12Bは、「ヘッドレス」構成において提供される壁プレートの概略図である。
発明の詳細な説明
[0072]以下の説明において、本発明の的確な性質の完全な説明を提供するために、本発明のデバイス、デバイス要素、及び方法の多数の具体的な詳細が記載される。しかしながら、本発明はこれらの特定の詳細なしに実施されることができることは当業者には明らかであろう。
[0073]一般に、本明細書において使用される用語及び語句は、当業者に知られる標準的な教科書、学術誌の参考文献及び文脈を参照することによって見いだすことができる、当該技術分野において認識されている意味を有する。以下の定義は、本発明の文脈における当該用語及び語句の特定の使用を明確にするために与えられる。
[0074]「動作可能に接続される」、「動作可能なように結合される」、「動作可能なように接続される」、及び「動作可能なように結合される」は、1つの要素の動作又は反応が別の要素に影響を与えるが、各要素の機能を保持する様式においてである、要素の構成を指す。接続は、要素間の直接的な物理的接触によるものであってもよい。接続は、動作可能に接続される要素を間接的に接続する別の要素による、間接的なものであってもよい。この用語はまた、2つ以上の機能的に関連する構成要素が、電流を流すこと及び/又はデータ信号を流すことを目的として互いに結合されていることも指す。この2つ以上の構成要素の結合は、有線接続及び/又はワイヤレス接続であってもよい。有線及び/又はワイヤレス接続を介してそのように結合されている2つ以上の構成要素は、互いに近接していてもよく(例えば、同じ部屋の中又は同じハウジングの中)、又は、物理空間内の何らかの距離だけ分離されていてもよい(例えば、異なる建造物内)。
[0075]「粒子」は、特定の摘要については汚染物質とみなされる場合がある小物体を指す。粒子は、例えば、2つの表面が機械的に接触し且つ機械的な運動があるときに、摩擦の作用によって生成される任意の物質とすることができる。粒子は、塵、埃、煙、灰、水、煤、金属、鉱物、又はこれらの任意の組合せ又は他の物質若しくは汚染物質などの物質の凝集体から構成されるものとすることができる。「粒子」はまた、生物学的粒子、例えば、ウィルス、プリオン、胞子、並びにバクテリア、菌類、古細菌、原生生物、他の単細胞微生物、及び、具体的には1~15μm未満程度のサイズを有する微生物を含む微生物を指すものとすることもできる。粒子は、光を吸収、遮断又は散乱し、したがって、光学的粒子カウンタによって検出可能である、任意の小物体を指すものとすることができる。本明細書において使用される場合、「粒子」は、搬送流体の個々の原子又は分子、例えば、水分子、プロセス化学分子、酸素分子、ヘリウム原子、窒素分子などを除外したものであることが意図されている。本発明の特定の実施形態は、非常に用途が広く、したがって、広範囲のサイズ及び形状を有する粒子の検出、サンプリング、及び/又は特性化が可能である。特定の用途の例示的な実施形態は、例えば、10nm、20nm、30nm、50nm、100nm、500nm、1μm以上、又は10μm以上を超えるサイズを特徴とする物質の凝集体を含む粒子を検出、サンプリング、サイジング、及び/又はカウントすることが可能である。特定の用途の例示的な実施形態は、例えば、10nm~100μmの範囲内のサイズを有する粒子を検出、サンプリング、サイジング、及び/又はカウントすることが可能である。
[0076]「粒子をサンプリングする」という表現は、例えば監視中の環境由来の、流体流の中の粒子の捕集を広範に指す。当該文脈におけるサンプリングは、流体流中の粒子の、衝突面への、例えば増殖培地の受け面への移動を含む。代替的に、サンプリングは、流体中の粒子を、例えば光学的検出及び/又は特性化のために、粒子分析領域に通すことを指すものとすることができる。サンプリングは、サイズ(例えば、直径、有効直径などの断面寸法)、粒子タイプ(生物学的又は非生物学的、生存又は生存不能など)又は粒子組成などの1つ又は複数の予め選択された特性を有する粒子の捕集を指すものとすることができる。サンプリングは、任意選択的に、例えば後続する光学的分析、画像分析、又は視覚的分析を介した、捕集された粒子の分析を含むことができる。サンプリングは、任意選択的に、増殖培地を伴うインキュベーションプロセスを介した、サンプルに関する、生存する生物学的粒子の増殖を含むことができる。サンプラは、粒子をサンプリングするためのデバイスを指す。
[0077]「インパクタ」は、粒子をサンプリングするためのデバイスを指す。いくつかの実施形態において、インパクタは、粒子を含む流体流をサンプリングするための1つ又は複数の吸入開口部を含むサンプルヘッドを備え、以て、粒子の少なくとも一部が、捕集のための衝突面、例えば、増殖培地(例えば、寒天、ブロスなどの培養培地)又はフィルタなどの基材の受け面に導かれる。いくつかの実施形態のインパクタは、吸入開口部を通過した後の流れの方向の変化をもたらし、予め選択された特性(例えば、閾値よりも大きいサイズ)を有する粒子は方向が変化せず、したがって、衝突面によって受け取られる。
[0078]「インピンジャ」は、流体を含んで、粒子とインピンジャ流体との間の相互作用に起因して環境流体から粒子を捕捉するように設計されている、密閉されたサンプリングデバイスを指す。例えば、インピンジャは液体を含むことができ、蒸気中の粒子が、表面にわたる又は液体媒体を通じた蒸気の流れに起因して液体中に懸濁され、後に除去されないことを可能にする。インピンジャは、水、凝縮物、極性流体、非極性流体及び溶媒を使用することができる。
[0079]「粒子を検出する」という表現は、粒子を検知すること、粒子の存在を識別すること、及び/又は粒子を特性化することを広範に指す。いくつかの実施形態において、粒子を検出することは、粒子をカウントすることを指す。いくつかの実施形態において、粒子を検出することは、粒子の物理的特性、例えば、直径、断面寸法、形状、サイズ、空気力学的サイズ、又はこれらの任意の組合せを特性化すること及び/又は測定することを指す。粒子カウンタは、流体中又はある体積の流体中の粒子の数を数えるためのデバイスであり、また任意選択的に、粒子を、例えば、サイズ(例えば、直径又は有効直径のような断面寸法)、粒子タイプ(例えば、生物学的又は非生物学的)、又は粒子組成に基づいて特性化することを可能にすることもできる。光学粒子カウンタは、粒子による光の散乱、放出、消滅又は吸収を計測することによって粒子を検出するデバイスである。
[0080]「流れ方向」は、流体が流れているときに流体の大半が動く方向に平行な軸を指す。直線的なフローセルの中を流れる流体に関して、流れ方向は、流体の大半が取る経路に平行である。湾曲したフローセルを通って流れる流体に関して、流れ方向は、流体の大半が取る経路に対して接線方向であると考えることができる。
[0081]「流体(流れ)連通」は、1つの物体へ、1つの物体を過ぎて、1つの物体を通じて又は1つの物体からもう1つの物体へと流体を輸送することができるような、2つ以上の物体の構成を指す。例えば、いくつかの実施形態において、2つの物体の間に流体流路が直接的に提供される場合に、2つの物体は互いに流体連通している。いくつかの実施形態において、2つの物体の間に1つ又は複数の他の物体又は流路を含むことなどによって、2つの物体の間に流体流路が間接的に提供される場合に、2つの物体は互いに流体連通している。例えば、1つの実施形態において、粒子インパクタの以下の構成要素、すなわち、1つ又は複数の吸入開口部、衝突面、流体出口、流れ制限部、圧力センサ、流れ生成デバイスは、互いに流体連通している。1つの実施形態において、流体塊内に存在する2つの物体は、第1の物体からの流体が、流路に沿ってなど、第2の物体へと、第2の物体を過ぎて、及び/又は第2の物体を通じて引き込まれない限り、必ずしも互いに流体連通しているとは限らない。
[0082]図1は、1つ又は複数の粒子分析デバイス(複数可)180を使用することができる施設3の環境の間取り図を示す。施設3は、複数の空間階層を含むことができる。施設3の空間階層は、施設全体の高レベルの視点から施設3の特定の部分空間及び/又は施設3の内部まで特性化される。一実施形態において、空間階層は、少なくとも1つの建造物5(例えば、施設3として)、少なくとも1つのエリア7、及び少なくとも1つの部屋9を含む。図1において、施設3は、明瞭にすることのみを目的として、外壁、屋根及び同様の構造物なしに示されており、開示されている実施形態が、特定のタイプの施設に特に適していることを暗示するものではなく、これが当てはまらない。
[0083]携帯型粒子分析デバイス180の場合、ユーザ15は、デバイス180を携行して、施設3内の少なくとも1つのサンプリングロケーション1のサンプリングを実施することを任され得る。サンプリングを行うために、ユーザ15は施設3に入り、施設3を通じてサンプリングロケーション(複数可)1へと進む。例えば、施設3を通じて歩きながら、ユーザ15は、エリア(複数可)7及び/又は部屋(複数可)9に入り、サンプリングロケーション(複数可)1に至る過程、並びに、サンプリングロケーション(複数可)1を離れ、エリア(複数可)7及び/又は部屋(複数可)9を出る過程の間、携帯型粒子分析デバイス180を携行する。
[0084]代替的に又は付加的に、粒子分析デバイス180は、「ヘッドレス」構成において施設3内に位置付けられてもよい。図1に示すように、そのようなデバイス180は、施設3の部屋9の壁17に取り付けることができる。壁プレート19が、壁17に位置付けられて、デバイス180をヘッドレス構成において壁17に取り付けることを促進することができる。
[0085]図2は、一実施形態による、図1に示す粒子分析デバイス180を動作させる方法200の流れ図を示す。方法200は1つ又は複数のプロセッサによって実行されるコンピュータ実施方法の文脈において説明されるが、方法200はまた、プログラム、カスタム回路、又は、カスタム回路とプログラムとの組合せによって実行されてもよい。例えば、方法200は、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィックスプロセッシングユニット)、又は、方法200の様々な実施形態に関連して本明細書において説明されているプロセス及びステップを少なくとも部分的に実施することが可能な任意のプロセッサ、マイクロコントローラ、若しくは特定用途向け集積回路(ASIC)によって実行されてもよい。例えば、方法200は、組み込みシステムとして機能する粒子分析デバイス180によって実施されてもよい。さらに、方法200を実行する任意のシステムが、本開示の実施形態の範囲及び思想の内にあることが、当業者には理解されよう。
[0086]図3は、本開示の一実施形態による、図2の方法200とともに使用することができる図1に示す粒子分析デバイス180を動作させるためのシステム181の特徴を示す。システム181は、データをエンコードするための1つ又は複数のタグ161を含む。タグ(複数可)161は、NFCタグ(複数可)161及び/又は無線周波数識別(RFID)タグ(複数可)161であってもよい。本明細書に記載されているように方法200において使用するためのタグ(複数可)161にエンコードされているデータは、当業者によく知られている技法に従ってタグ(複数可)161に追加され、タグ(複数可)161から読み出される。NFCタグ(複数可)161を使用するシステム181の実施形態において、NFCタグ(複数可)161は、パッシブNFCタグ(複数可)161であってもよい。付加的に又は代替的に、NFCタグ(複数可)は、知られている技法に従ってNFCタグ(複数可)161にデータをエンコードするために使用されるNFCコイル(複数可)に加えて、NFCタグ(複数可)161の中又は上に位置付けられている少なくとも1つの電池、アナログ電子機器、及び/又はデジタル電子構成要素(複数可)165を含むアクティブNFCタグ(複数可)161であってもよい。アクティブ若しくはパッシブNFCタグ(複数可)161又はRFIDタグ(複数可)161のいずれかである場合、タグ(複数可)161は、デバイス180の構成要素及びサブシステムとワイヤレス通信して、本明細書に記載されているような方法200のステップのうちの1つ又は複数を少なくとも部分的に実施することを可能にするように構成されている。
[0087]デバイス180は、デバイスハウジング121を含む。ユーザ15がデバイス180を携行するのを促進するために、携行ハンドル(図示せず)が、ハウジング121に結合され得るか、又は、他の様態でハウジング121を通じて及び/又はハウジング121上に位置決めされ得る。デバイスハウジング121は、サンプリングポート123を含む。デバイス180は、ハウジング121内に位置決めされており、サンプリングポート123と流体連通する粒子サンプラ125を含む。サンプラ125は、デバイス180が、デバイス180の他の説明されている構成要素とともに、デバイス180の外部環境153の粒子のサンプリングを遂行するのを促進する。デバイス180は、サンプル分析器109と、デバイス180のユーザ15に見えるディスプレイ127とを含む。1つの実施形態において、サンプラ125及び/又は分析器109は、光学粒子カウンタであるか、又は、光学粒子カウンタを含む。別の実施形態において、サンプラ125及び/又は分析器109は、インパクタであるか、又は、インパクタを含む。また別の実施形態において、サンプラ125及び/又は分析器109は、インピンジャであるか、又は、インピンジャを含む。さらに別の実施形態において、サンプラ125及び/又は分析器109は、光学粒子カウンタ、インパクタ、及びインピンジャのうちの任意の組合せであるか、又は、当該組合せを含む。
[0088]デバイス180は、タグリーダ162を含む。タグリーダ162は、タグリーダに動作可能に結合されているタグリーダトランシーバ163を含む。NFCタグ(複数可)161の場合、タグリーダ162のタグリーダトランシーバ163は、NFCタグへの入来(例えば、質問)タグ信号167として、無線信号をNFCタグ(複数可)161にワイヤレス送信する。NFCタグ(複数可)161は、入来タグ信号167を受信し、これによって、NFCタグ(複数可)161は、発信(例えば、応答)タグ信号169を生成及びワイヤレス送信する。発信タグ信号169は、NFCタグ(複数可)161にエンコードされているデータを搬送し、信号は、タグリーダトランシーバ163によって受信され、本明細書に記載されているように、方法200において使用するためのさらなる処理及び操作のために、タグリーダ162及び/又はプロセッサ103によって復号化(decode、デコード)される。
[0089]デバイス180は、デバイス180の上又は中に位置決めされている少なくとも1つの入出力(I/O)デバイス112を含むことができる。例えば、ディスプレイ127の輝度、コントラストなどを制御すること、デバイス180の電源をオン及びオフにすること、並びに/又は、プロセッサ103を低電力若しくは休止モード状態にすることなど、I/Oデバイス(複数可)112の複数の可能な用途の中で、I/Oデバイス112は、方法200の開示されているステップのうちの1つ又は複数を少なくとも部分的に実施することを促進するための動作及びプロセッサ103に対する入力をユーザ15が提供及び/又は開始することを促進することができる。
[0090]デバイス180は、ハウジング121の上又は中に位置付けられている電力供給装置171を含む。デバイス180の携帯型実施形態において、電力供給装置171は、1つ又は複数の充電式又は非充電式電池を含む。充電式電池について、デバイス180は、電池(複数可)を充電するためにハウジング121の外部の電力源から電力を受け取るためのアナログ及び/又はデジタル電子機器並びに回路を含むことができる。付加的に又は代替的に、電力供給装置121は、施設3又は他の場所にある電源出力にプラグ接続するように構成されている電力ケーブル(図2には示さず)を含む。特に、非携帯型及び/又は半携帯型デバイス180の実施形態(例えば、下記にさらに詳細に説明する「ヘッドレス」デバイス180の構成)は、電池を使用する代わりに又はそれに加えて、電力ケーブル入力を使用して、デバイス180の様々な構成要素及びサブシステムに電力を供給するのに適している。
[0091]デバイス180は、本明細書に記載されているように、方法200において使用される設定データなどの動作データを送信及び/又は受信するように構成されているデータ転送インターフェース173を含む。インターフェース173は、直列及び/若しくは並列通信ケーブル差し込み口、イーサネット及び/若しくは電話線差し込み口、ディスクドライブ(例えば、フロッピー(商標)ディスク、フラッシュ、CD-ROM、DVD-ROM、及び/若しくはUSBディスク)、並びに/又は、デバイス180のハウジング121の外部のロケーションに対してデータを送受信するために物理データ記憶媒体若しくは物理ケーブルを受け入れるように構成されている任意の他の物理構成要素のうちの1つ又は複数を含んでもよい。インターフェース173を使用したそのようなデータ転送及び/又は受信はまた、複数のデバイス180へと、複数のデバイス180から、及び複数のデバイス180の間で、設定データ及び/又は他の動作データを「クローニング」することを目的として遂行することもできる。代替的に又は付加的に、データ受信及び/又は転送のための上述した使用のいずれかは、例えば、デバイス180の送受信機137を使用したワイヤレス通信プロトコル(例えば、WiFi、Bluetooth(登録商標)、セルラなど)を通じて遂行されてもよい。一例においてそのようなワイヤレスデータ受信及び/又は転送のための送受信機137の機能は、少なくとも部分的に、タグリーダトランシーバ163が担う。
[0092]デバイス180は、タグリーダ162、タグリーダトランシーバ163、電力供給装置171、送受信機137、インターフェース173、ディスプレイ127、サンプル分析器109、I/Oデバイス(複数可)112、及び少なくとも1つのメモリデバイス105(本明細書においては単純に「メモリ105」と総称する)と通信する1つ又は複数のプロセッサ103(本明細書においては単純に「プロセッサ103」と総称する)を含む。1つの実施形態において、メモリ105は、デバイスハウジング121の中又は上に位置付けられる。代わりに、又は付加的に、別の実施形態において、メモリ105は、デバイスハウジング121の外側に及び/又はデバイスハウジング121から遠隔して位置付けられる。当該他の実施形態において、プロセッサ103及びメモリ105は、図1に示すようなネットワーク14を介して互いに通信し、ネットワーク14を通じて送受信される信号(例えば、エンコードデータ信号)を使用して互いに通信する。一例において、ネットワーク14を使用したプロセッサ103及び遠隔メモリ105の間の通信は、無線通信設備及びプロトコルを含む。デバイス180のプロセッサ103及び遠隔メモリ105の間の無線通信は、デバイス180の中若しくは上に位置決めされている送受信機(例えば、送受信機137)、及び/又は、施設3内の他の場所に位置決めされている送受信機(例えば、WiFiルータ及び/又はモデム)(図1には示さず)によって促進される。別の例において、ネットワーク14を使用した通信は、有線通信設備及びプロトコルを含む。また別の例において、ネットワーク14の通信は、無線通信設備及びプロトコルと有線通信設備及びプロトコルとの組合せを含む。一例において、デバイス180のプロセッサ及び遠隔メモリ105の間の通信は、クラウドベースの処理、記憶、及び/又は通信リソースを利用するための、無線及び/又は有線通信設備及びプロトコルを含む。一例において、ネットワーク14の通信は、限定ではないが、モノのインターネット(IoT)プロトコル、実務、及び/又は規格を含む、インターネットを利用する。
[0093]一例において、メモリ105は、非一時的コンピュータ可読媒体400であるか、又は、当該媒体を含む。非一時的コンピュータ可読媒体400は、例えば、方法200の開示されている実施形態に従って、粒子分析デバイス180を動作させるためのプロセッサ実行可能命令を、ソフトウェア402として記憶する。一例において、ソフトウェア402として記憶されるプロセッサ実行可能命令は、1つ又は複数のソフトウェアモジュール404を含む。メモリ105と通信するプロセッサ(複数可)103によって実行されると、プロセッサ実行可能命令は、プロセッサ(複数可)103に、本明細書において説明されているような、方法200の開示されている動作、ステップ、及び/又はプロセスのうちの1つ又は複数を少なくとも部分的に実施及び/又は他の様態で実行させる。「ソフトウェア」(例えば、ソフトウェア402)は、本開示全体を通じて「ファームウェア」と同義的に使用される。
[0094]1つの実施形態において、方法200のステップ203は、少なくとも部分的に、プロセッサ103が設定データ受信モジュール404に記憶されているソフトウェア命令を実行することによって実行及び/又は他の様態で促進される。別の実施形態において、方法200のステップ209は、少なくとも部分的に、プロセッサ103がユーザデータ読み出しモジュール404に記憶されているソフトウェア命令を実行することによって実行及び/又は他の様態で促進される。また別の実施形態において、方法200のステップ211は、少なくとも部分的に、プロセッサ103がパスワード照合モジュール404に記憶されているソフトウェア命令を実行することによって実行及び/又は他の様態で促進される。さらに別の実施形態において、方法200のステップ(複数可)213及び/又は215は、少なくとも部分的に、プロセッサ103がデバイスアクセス制御モジュール404に記憶されているソフトウェア命令を実行することによって実行及び/又は他の様態で促進される。別の実施形態において、本明細書に記載されている方法200のステップのすべては、少なくとも部分的に、プロセッサ103が特定の機能モジュール(複数可)404に記憶されているソフトウェア命令を実行することによって実行及び/又は他の様態で促進される。当業者には諒解されるように、上述した様々なモジュール404は、特定の機能ブロックを共有することができ、又は、他のモジュール404によって共有されない固有のブロックを有する。そのようなモジュール式ソフトウェア設計は、方法200を実施するシステム181及び/又はデバイス180によって使用するためのソフトウェア402の設計、トラブルシューティング、記憶、保守管理、及び更新を促進する。同様に、モジュール(複数可)404としてメモリ105に記憶されているソフトウェア命令は、分散型、集中型、又は両方のアーキテクチャに編成されてもよく、デバイス180は、ソフトウェア402に対するトラブルシューティング、サイバーセキュリティ、業務監査、及び/又は定期更新を促進するための追加の又は他のハードウェア並びにソフトウェア構成要素を含んでもよい。
[0095]デバイス180の動作時、デバイスのサンプリングポート123に近接する外部環境153の空間を占める空気又は他の媒体が、粒子サンプラ125に(例えば、吸引、真空、又は同様のメカニズムによって)引き込まれる。デバイス180の粒子サンプラ125の部分に至る空気又は他の媒体の流路は、デバイス180のサンプル分析器109の部分に向かって導かれる。サンプル分析器109内の機器構成要素は、限定ではなく例として、粒子カウント及び粒子サイズの特性化を含む、サンプリングされた空気又は他の媒体の様々な定性的分析及び/又は定量的分析を促進する。デバイス180の当該構成要素、並びに、当該構成要素によって実行することができる分析のさらなる詳細及び例は、例えば、各々が本開示と矛盾しない範囲まで参照により全体が本明細書に組み込まれる、米国特許第7,745,469号、米国特許第7,916,29号、及び米国特許第8,154,724号における光学粒子カウンタを参照して説明される。一例において、デバイス180のサンプル分析器109によって実行される分析の結果として、サンプリングされている粒子の特性化(複数可)に関与するサンプルデータがもたらされる。これらのデータは、サンプルロケーション(複数可)1との関連付け、ロケーションの空間階層(複数可)、デバイスユーザ名、及び/又は他の一意の識別子(複数可)を含め、プロセッサ103によってメモリ105に記憶される。
[0096]図2を参照すると、携帯型粒子サンプリングデバイス180が開示されているシステム181とともに使用されることを含む使用事例について、ステップ203において、デバイス180のプロセッサ103は、デバイス動作設定データを受信する。設定データは、デバイスパスワード(例えば、英数字の文字列)を含む。一例において、プロセッサ103は、受信203された設定データがメモリ105に記憶されるようにする。1つの実施形態において、プロセッサ103は、データ転送インターフェース173及び/又は送受信機137を介してデバイス設定データを受信する203。同様に、複数のデバイス180のうちの1つのデバイス180のプロセッサ103は、上述したように、クローニングを目的として複数のデバイス180のうちの少なくとも第2のデバイス180からインターフェース173及び/又は送受信機137を介してデバイス設定データを受信し203、そのメモリ105に記憶する。
[0097]別の実施形態において、デバイス180は、方法200を実施するためにシステム181において使用するための複数のデバイス180のうちの1つである。一例において、プロセッサ103は、複数のデバイス180のうちの少なくとも2つに関する設定データを受信する203。一使用事例において、第1のデバイス180のプロセッサ103によって受信203され、メモリに記憶されるようになる設定データは、データ転送インターフェース173及び/又は送受信機137を使用して、複数のデバイス180のうちの少なくとも第2のデバイス180と(例えば、クローニングによって)共有することができる。
[0098]ステップ205において、デバイスユーザ名及びデバイスパスワードを含むユーザデータが、タグ161にエンコードされる。タグ161は、タグに一意に割り当てられているタグID番号を含む。1つの実施形態において、タグ161は、すでにタグID番号を一意に割り当てられている、開示されているデバイス、システム及び方法において使用するために製造及び/又は供給される。別の実施形態において、デバイスユーザ名及びデバイスパスワードに加えて、タグID番号がタグ161にエンコードされる205。一例において、ユーザデータはまた、デバイスアクセスレベルも含む。1つの実施形態において、システム181は、複数のタグ161を含む。当該実施形態において、デバイスユーザ名及びデバイスパスワード、並びに、任意選択的に、タグID番号及び/又はデバイスアクセスレベルが第1のタグにエンコードされ205、1つ又は複数のデバイスレシピに関するデータが、少なくとも第2のタグ161にエンコードされる。
[0099]本明細書において使用される場合、「レシピ」は、パラメトリックサンプリング情報、又は、クリーンルーム認証パラメータを意味する。サンプリング情報は、限定ではないが、サンプルの数、サンプリングすべき時間又は体積、警告情報、及び、部屋9内のいずれのサンプリングロケーション1をサンプリングすべきか、を含むことができる。クリーンルーム認証パラメータは、特定の部屋が特定のタイプ及びクラスの認証を満たすのに必要なサンプリングパラメータを含む。デバイス180は、本明細書において説明されているように、サンプリング及び/又は分析のいくつかのタイプのレシピを実施することができる。一例において、基本的なサンプリング及び/又は分析は、デバイス180がそれぞれのサンプリングロケーション1において施設3の空気をサンプリングする時間、流量を含んでもよいサンプリングされるべき空気の体積、採取されるべきサンプルの数、及び、単一のサンプリングロケーション1のみと関連付けられてもよい警告制限を含む。別の例において、サンプリング及び/又は分析に関する認証レシピは、基準及び/又は規制ガイドライン(例えば、ISO、FDA、EMEA、及び/又はcGMP)の目的のために、1つ又は複数のサンプリングロケーション(複数可)1を中に有する部屋9全体を認証するための追加のパラメータとともに、「基本」レシピについて上述したパラメータの少なくとも一部分を含む。したがって、「認証」レシピタイプは、認証されるべき部屋9全体に適用される。また別の例において、監視レシピは、「基本」レシピの上位集合を含む。「認証」レシピと同様に、監視レシピは、部屋9に適用され、両方とも、部屋9内のサンプリングロケーション1のいくつかの仕様セットにおけるサンプリングを必要とする。「監視」レシピを使用することによって、デバイス180が、所与の部屋9内の複数のサンプリングロケーション1において1つ又は複数のサンプリング及び/又は分析レシピ(複数可)を実行することが可能になる。したがって、「監視」レシピは、サンプリングロケーション1に結びつけられる代わりに、部屋9に結びつけられる。
[0100]方法200はまた、ユーザデータ、デバイスアクセスレベル、及び/又はデバイスレシピデータ、並びに任意選択的にタグID番号(複数可)を1つ又は複数のタグ161にエンコードすること205も含むことができる。システム181が複数のデバイス180及び/又は1つ若しくは複数のデバイス180の複数のユーザ15を含む実施形態において、第1のタグ161は、複数の第1のタグ161を含む。1つの実施形態において、ユーザデータを第1のタグ161にエンコードすること205は、同じデバイスパスワードを複数の第1のタグ161の各第1のタグ161にエンコードすること205を含む。別の実施形態において、ユーザデータは、複数のデバイスユーザ15の複数のデバイスユーザ名を含む。当該実施形態において、複数のユーザ15の各々の一意のデバイスユーザ名が、複数の第1のタグ161の各々にエンコードされる205。また別の実施形態において、ユーザデータは複数のデバイスアクセスレベルを含み、複数のデバイスアクセスレベルの各々は、複数のデバイスユーザ名のそれぞれの1つ又は複数と関連付けられる。一例において、複数のユーザ15のうちの一者の1つのデバイスアクセスレベルが、複数の第1のタグ161の各々にエンコードされる205。別の例において、2つ以上のデバイスアクセスレベルが、複数の第1のタグ161の各々にエンコードされる205。
[0101]別の実施形態において、タグ(複数可)161にエンコード205されているデータの少なくとも一部はまた、タグにエンクリプト207もされる。タグ(複数可)116にエンコード205されているデータのエンクリプト207は、当業者によく知られている技法を使用して遂行される。タグ(複数可)161へのデータのエンクリプト207は、システム181の動作において、デバイス180のパスワードを超える追加のレベルのセキュリティ及び認証を可能にする。
[0102]ここで、ユーザ15及び/又はシステム181の管理者の所望に応じて、方法200の実行において上記のフレームワークを実施することができる様々なアルゴリズム、アーキテクチャ、及び特徴のさらなる詳細に関して、より例示的な情報を記載する。以下の情報は例示を目的として記載されており、決して限定として解釈されるべきではないことに、大いに留意されたい。以下の特徴のいずれかは、任意選択的に、説明されている他の特徴を除外して、又は、除外することなく組み込まれてもよい。
[0103]図4及び図5は、本開示のいくつかの実施形態による、図2の方法200の態様を示す図である。図4及び図5の以下の説明は、図1~図3並びに当該図面において示されている特徴及び/又は参照符号を付されている特徴を参照する。
[0104]図4を参照すると、一実施形態において、タグ161にエンコードされているユーザデータは、タグID番号を含む。当該実施形態において、受信するステップ203は、デバイスユーザ15によってデバイス180とともに使用することについて認可されている少なくとも1つのタグ161と関連付けられる少なくとも1つのタグID番号を受信すること217を含む。一例において、読み出すステップ209は、タグ161からタグID番号を読み出すこと219を含む。したがって、図4に示す例において、デバイス180のアクセスが許可される213ために、タグ161から読み出される209デバイスパスワードとタグ161から読み出される219タグID番号の両方が、設定データ内の受信203されているデバイスパスワード及び受信217されているタグID番号に一致しなければならない。
[0105]図2にあるように、デバイスパスワードが、受信203されている設定データのデバイスパスワードに一致しない場合211、デバイス180へのアクセスは拒否される215。図4に示すように、タグ161から読み出されている209デバイスパスワードが、受信203されている設定データのデバイスパスワードに一致する場合、方法200は、ユーザ15に対するデバイス180のアクセスの許可213に進まない。そうではなく、図4に示す例において、タグ161から読み出される219タグID番号が、受信217されている設定データのタグID番号に一致する場合221にのみ、デバイス180へのアクセスが許可される213。そうではなく、読み出されている209デバイスパスワードが、受信217されている設定データのデバイスパスワードに一致しない場合221、デバイス180へのアクセスは拒否される215。タグ161からユーザデータを読み出すこと209に加えて、タグ161にエンコードされているタグID番号を含め、タグ161からタグID番号を読み出すこと219によって、方法200に追加の層の認証及びセキュリティがもたらされる。
[0106]タグ161がアクティブ及び/又はパッシブNFCタグ161であるか、又は、これを含む実施形態において、読み出すステップ(複数可)209及び/又は219は、質問信号167をNFCタグ161に送信すること223を含む。一例において、プロセッサ(複数可)103は、図2に示すように、タグリーダ162のタグリーダトランシーバ163を使用して、デバイス180の近位に位置付けられているNFCタグ161に質問信号167が送信223されるようにする。当該実施形態において、読み出すステップ(複数可)209及び/又は219は、質問信号167の送信223に応答して、NFCタグ161からのユーザデータ及び/又はタグID番号を搬送する応答信号169を受信すること225を含む。一例において、プロセッサ(複数可)103は、図2に示すように、タグリーダ162のタグリーダトランシーバ163を使用して、デバイス180の近位に位置付けられているNFCタグ161から応答信号169が受信225されるようにする。
[0107]図5を参照すると、一実施形態において、受信203されている設定データは、デバイスアクセスレベルを含む。当該実施形態において、方法200は、タグ161から読み出されている209デバイスユーザ名と関連付けられるデバイスアクセスレベルを決定するステップ227を含む。一例において、デバイスアクセスレベルは、タグ161から読み出されている209デバイスパスワードが、受信203されている設定データのデバイスパスワードに一致211するのに応答して決定される227。したがって、デバイス180へのアクセスを許可213されたユーザ15には、デバイス180の動作を実施するのに適切な、決定227されたデバイスアクセスレベル(例えば、特権)が与えられる。
[0108]システム181は、方法200において使用するための第1のタグ161及び第2のタグ161を含むことができる。一実施形態において、読み出すステップ209は、デバイス180の近位に位置付けられている第1のタグ161からユーザデータを読み出すこと229を含む。一使用事例において、デバイス180は、第1のタグ161とともにユーザ15が手持ちしている携帯型デバイス180である。一例において、方法200は、デバイス180の近位に位置付けられている第2のタグ161からデバイスレシピを読み出すステップ231を含む。携帯型デバイス180の使用事例において、デバイス180及び第1のタグ161を携行しているユーザ15は、デバイス180を施設3の部屋9に輸送することができ、第2のタグ161は、当該部屋9に存在し得る。当該部屋9のロケーション1の粒子サンプリングに使用される、当該部屋9に輸送される任意の携帯型デバイス(複数可)180が、読み出すステップ231に同じ第2のタグを利用するように、第2のタグ161は、部屋9に存在したままにすることができる。当該実施形態において、方法200は、デバイス180及び/又はユーザ15が、アクセスの許可213後にデバイスレシピに従ってデバイス180の動作を実施することを可能にするために、第2のタグ161から読み出されている231デバイスレシピをロードするステップ233を含む。別の例において、2つのタグ161ではなく1つのタグ161が、ユーザデータとデバイスレシピの両方をエンコードされている。
[0109]デバイスレシピは、サンプリング時間、サンプリングされる空気の体積、流量、採取されるサンプルの数、警告制限、サンプリングロケーション、及びこれらの任意の組合せのうちの1つ又は複数を含む。一例において、デバイスレシピは、エリア7、部屋9、及び特定の部屋9の中のサンプリングロケーション(複数可)1を含む多階層ロケーション情報を含むことができる。別の実施形態において、デバイスレシピは、サンプリングタイプ、及び部屋認証タイプのうちの1つ又は複数を含む。施設3の粒子サンプリングの動作要件に基づいて、ロード233されているデバイスレシピの内容は、粒子サンプリングが当該要件に従って完了することを促進するための、デバイス180のプロセッサ103及び/又はデバイス180のユーザ15に対する命令を提供する。参照により全体が本明細書に組み込まれる米国特許出願第16/394,931号(2019年4月25日出願)は、施設3の空間階層(例えば、エリア7、部屋9、サンプリングロケーション(複数可)1)をロード233されているデバイスレシピに組み込むための、デバイス180などの粒子サンプリングデバイスの動作に関する有益な態様の例を提供している。
[0110]ロード233されているデバイスレシピは、任意の必要なユーザ15の対話、及び/又は、ユーザ15がデバイス180をサンプリングロケーション(複数可)1に持ち込むことを超えるユーザ15による追加の動作を含め、デバイス180の粒子サンプリング及び/又は粒子分析を促進する。1つの実施形態において、プロセッサ103は、読み出されている231デバイスレシピがメモリ105に記憶されるようにする。一例において、デバイス180及び/又はユーザ15は、サンプリングロケーション(複数可)1においてデバイス180を使用して、メモリ105からロード233されるレシピに従って、粒子をサンプリングすること、及び/又は、追加の課業若しくは他の課業を実行することを行う。
[0111]一実施形態において、デバイスレシピがロード233されると、方法200は、第2のタグ161から読み出されている231デバイスレシピに従って、デバイス180の外部環境153の空間をサンプリングするステップ235を含む。一例において、プロセッサ103は、デバイス180によるサンプリング235、及び、サンプリング235されている粒子の任意の付随するサンプル分析を通じて収集されるデータが、第1のタグ161から読み出される229デバイスユーザ名に関連してメモリ105に記憶237されるようにする。代替的に又は付加的に、プロセッサ103は、デバイス180の動作を実施したユーザ15の監査証跡が、方法200においてアクセスが許可213された後に、メモリ105に記憶239されるようにする。記憶239される監査証跡は、第1のタグ161から読み出されている229デバイスユーザ名を含む。一例において、記憶239される監査証跡はまた、ユーザ15によって実施されているデバイス180の動作の性質に関する情報、及び/又は、そのようなデバイス180の動作のメタデータ(例えば、時刻/日付スタンプ)も含む。別の例において、実施されるデバイス180の動作は、方法200におけるサンプリングステップ235のためにデバイス180を使用して実施される動作を含む。
[0112]デバイス180の動作、並びに/或いは、粒子のサンプリング236及び/又は粒子に関連するデータ及び/若しくは他のデータの分析がユーザ15によって実施された後、プロセッサ103は、自動的に又はユーザ15のコマンドに応答して、記憶237されるデータレポート及び/又は記憶239される監査証跡が生成され、(例えば、ディスプレイ127に)表示され、ハウジング121の外部のコンピューティングデバイスに(例えば、送受信機127及び/又はインターフェース173を使用して)送信され、及び/又は、デバイス180と(例えば、インターフェース173への有線接続又は送受信機137を介したワイヤレス接続を介して)通信して(図示されていないプリンタを使用して)印刷されるようにする。プロセッサ103は、さらに、そのような生成されているレポート(複数可)が、デバイスメモリ105に(例えば、.pdfファイルとして)記憶され、及び/又は、ハウジング121から遠隔したメモリ105に(例えば、「クラウド」に)記憶されるようにしてもよい。
[0113]タグ(複数可)161にエンコード205されるデータの少なくとも一部がタグ161にエンクリプト207されるシステム181及び方法200の実施形態において、読み出すステップ209のために、タグ(複数可)161にエンコード205されているデータは、タグリーダトランシーバ162によって受信され、後に又は同時に、タグリーダ163及び/又はプロセッサ103によってデコード及びデクリプトされる。1つの実施形態において、第1のタグ161からユーザデータ、タグID番号、及び/又はデバイスアクセスレベルを読み出すこと229は、本明細書に記載されているような、方法200におけるさらなる使用のために、第1のタグ161にエンコード205されているこれらのデータの少なくとも一部をデクリプトすること241を含む。代替的に又は付加的に、第2のタグ161からデバイスレシピに関するデータを読み出すこと231は、本明細書に記載されているような、方法200におけるさらなる使用のために、第2のタグ161にエンコード205されているこのデータの少なくとも一部をデクリプトすること243を含む。
[0114]一実施形態において、プロセッサ103は、GUIがデバイス180のディスプレイ127に表示されるようにする。一例において、方法200の受信するステップ203は、GUIを介してデバイス180の設定データの少なくとも一部を受信すること247を含む。図6~図8は、本開示のいくつかの実施形態による、図3のデバイス180のGUIの画面及び動作態様を示す。
[0115]図6を参照すると、ディスプレイ127上の第1のGUI画面600は、デバイス180のセキュリティに関連するカテゴリを選択するための複数のタブを有するツールバー602のグラフィックを含む。ユーザ15は、所望のロケーションにおいてツールバー602に触れることによって、所望のタブを選択することができる。第1のGUI画面600は、ユーザ15によって触れられると、ディスプレイ127上のGUIを以前に示されていた画面に戻す、戻るボタン604を含む。図6に示す例では、「設定」タブがツールバー602から選択されており、以て、第1のGUI画面600がディスプレイ127に表示されている。
[0116]セキュリティ設定タブの第1のGUI画面600は、一般的なセキュリティ設定のためのグラフィックセット606を含む。グラフィックセット606は、ユーザ15によって触れられると、オン(有効)状態からオフ(無効)状態へ/オフ状態からオン状態へと交互に切り替わる第1の複数のトグルスイッチを含む。図6に示す例において、「セキュリティ有効化」のための第1のトグルスイッチ及び「自動ログアウト」のための第2のトグルスイッチがグラフィックセット606に存在し、当該トグルスイッチの両方が、オン位置において有効化される。一例において、「セキュリティ有効化」トグルスイッチが無効にされる場合、「自動ログアウト」トグルスイッチは、ユーザ15が当該スイッチに触れることが、当該設定を変更する任意の効果を有することを防止するように、「グレーアウト」される。「セキュリティ有効化」トグルスイッチが有効化され、且つ、「自動ログアウト」トグルスイッチも有効化される場合、ユーザ15は、自動ログアウト期間を指定することができ、当該期間にわたって、デバイス180がロックされ、いかなるユーザ15のGUI対話又はデバイス180の動作も行われることなく当該指定の期間が経過した後は、改めてログインする必要がある。一例において、ユーザ15がテキストボックス(例えば、図6に示すように「11」が入力されている)に触れると、プロセッサ103は、第1のGUI画面600の上にタッチキーボードが表示されるようにする。ユーザ15がタッチキーボードに触れることによって、ユーザは、テキストボックス内の値を(例えば、「11」から「5」へと)変更することが可能になる。
[0117]セキュリティ設定タブの第1のGUI画面600は、パスワード設定のためのグラフィックセット608を含む。グラフィックセット608は、ユーザ15によって触れられると、オン(有効)状態からオフ(無効)状態へ/オフ状態からオン状態へと交互に切り替わる第2の複数のトグルスイッチを含む。図6に示す例において、第2の複数のトグルスイッチの各々は、すべてのトグルスイッチがオン位置になることによって有効化される。ユーザ15が、新たに作成されるパスワードが期限切れになるまでの日数(例えば「91」)について付随するテキストボックスに非ゼロの数値を入力することによってパスワードの期限を指定することを可能にするための「期限切れ」の第3のトグルスイッチが、グラフィックセット608内にオン位置で存在する。第3のトグルスイッチが有効化されると、ユーザ15が付随するテキストボックスに触れることによって、グラフィックセット606の第2のトグルスイッチに関して上述したように、所望の期限切れ値を入力するためのタッチキーボードが、第1のGUI画面600の上に表示される。
[0118]ユーザ15が、文字数(例えば「9」)について付随するテキストボックスに非ゼロの数値を入力することによって新たに作成されるパスワードに必要な文字の最小の長さ(すなわち、文字数)を指定することを可能にするための「最小の長さ」の第4のトグルスイッチが、グラフィックセット608内にオン位置で存在する。第4のトグルスイッチが有効化されると、ユーザ15が付随するテキストボックスに触れることによって、グラフィックセット606の第2のトグルスイッチに関して上述したように、所望の文字長値を入力するためのタッチキーボードが、第1のGUI画面600の上に表示される。
[0119]ユーザ15が、カウント(例えば「4」)について付随するテキストボックスにゼロ以上の数値を入力することによって、ユーザ15が以前に使用されたパスワードの使用を繰り返すことができる最大回数のカウント値を指定することを可能にするための「繰り返し」の第5のトグルスイッチが、グラフィックセット608内にオン位置で存在する。第5のトグルスイッチが有効化されると、ユーザ15が付随するテキストボックスに触れることによって、グラフィックセット606の第2のトグルスイッチに関して上述したように、所望のカウント値を入力するためのタッチキーボードが、第1のGUI画面600の上に表示される。
[0120]ユーザ15が、ユーザ15が自身のパスワードを設定することができることを指定することを可能にするための「ユーザ設定パスワード」の第6のトグルスイッチが、グラフィックセット608内にオン位置で存在する。他方、第6のトグルスイッチが無効化されると、デバイス180に対するユーザ15のパスワードを設定するには、高められた管理者権限が必要とされる。一例において、デバイス180の管理者が、ユーザ15のパスワードを確立し、それぞれのユーザ15は、自身の実際のパスワードを知っていてもよく、又は、知らなくてもよい。
[0121]図7を参照すると、ディスプレイ127上の第2のGUI画面610は、ツールバー602及び戻るボタン604を含む。図7に示す例では、「ユーザ」タブがツールバー602から選択されており、以て、第2のGUI画面610がディスプレイ127に表示されている。
[0122]ユーザタブの第2のGUI画面610は、グラフィックセット612を含む。第2のGUI画面610は、ユーザ名/パスワードの組合せの表を生成すること、及び、NFCセキュリティタグ161にデータを書き込むこと(例えば、エンコードすること205)を可能にする。グラフィックセット612は、各行が、ユーザ15のユーザ名、ユーザのデバイスアクセスレベル、それぞれのユーザ15のパスワードのそれぞれの列エントリを有する、複数の行から成る表形式のリストを含む。図7に示すように、グラフィックセット612の表の一番左の列は、リストされているユーザ15のうちの1者又は複数がアクティブであるか否か(「オン/オフ」)についての行エントリを含む。図示されている例においては、行番号インジケータ値(例えば、「1」、「2」、「3」、及び「4」)が表内で下線を付されることによって示されているように、グラフィックセット612の表にリストされているユーザ15の全員がアクティブである。グラフィックセット612の表にリストされているユーザ(複数可)15を交互にアクティブ化及び非アクティブ化するために、ユーザ15は、一番左の列の行/列ボックスに触れ、それによって、行番号インジケータ値の下線が交互に与えられ、削除される。これによって、ユーザ(複数可)15を、消去するのではなく、非アクティブ化することが可能になる。
[0123]第2のGUI画面610のユーザ15は、グラフィックセット612の表内のユーザ15の特性を追加、消去、及び編集するために、画面上のグラフィックセット616を利用することができる。新たなユーザ15の行を表に追加するために、新規ユーザ追加ボタン618を触れることによって、プロセッサ103が、新たな行を表に追加し、通し行番号が一番左の列に追加される。ユーザ15が「ユーザ名」列の下の新たな行の空のボックスに触れると、タッチキーボードが第2のGUI画面610の上に現れ、新たなユーザ名が中にタイプされる。「アクセスレベル」列の下の新たな行の空のボックスに触れることによって、プロセッサは、ユーザ15が新たに追加されるユーザ15と関連付けられるべき所望のアクセスレベルを選択するためのドロップダウン選択リストを、第2のGUI画面610の上に配置する。デバイス180の所有者(例えば、NFC監督者及び/又はNFC管理者)の特定の所望及び要件に応じて、より多くのアクセスレベルインジケータが可能であるが、図7は、グラフィックセット612の表内の4つの異なるアクセスレベル、すなわち、オペレータ、NFCオペレータ、監督者、及び管理者を示す。
[0124]1つの実施形態において、グラフィックセット612の表にデータが入力された後、データはロックされ、表内の行/列ボックスにさらに触れても効果はない。一例において、第2のGUI画面610のユーザ15は、グラフィックセット616内のユーザ編集ボタン620に触れることによって、表にリストされているユーザ(複数可)15の特性を編集することができる。ユーザ編集ボタン620に触れることによって、プロセッサ103は、グラフィックセット612の表の行/列ボックスをロック解除して、ユーザ15が当該ボックスに触れて対話することを可能にする。例えば、図7のボックス614は、ユーザ名「デフォルト」の「NFCオペレータ」アクセスレベルを有するものとして示されている。ユーザ編集ボタン620に触れた後、第2のGUI画面610のユーザ15は、ボックス614に触れて、ドロップダウン選択リストを使用してアクセスレベルを変更することができる。同様に、ボックス614の左側に隣接するユーザ名ボックスに触れて、ユーザ名を「デフォルト」から、例えば、実際の人名に編集することができる。
[0125]代替的に又は付加的に、第2のGUI画面610のユーザ15は、ボックス614の右側に隣接するパスワードボックスに触れて、グラフィックセット612の表にリストされているそれぞれのユーザ15のパスワードを編集することができる。一例において、複数のユーザ15の各々が、一意のパスワードを割り当てられ、及び/又は、一意のパスワードを自身に割り当てる。別の例において、複数のユーザ15の各々が、同じパスワードを割り当てられ、及び/又は、同じパスワードを自身に割り当てる。また別の実施形態において、ユーザ15の第1のグループ(例えば、割り当てられているデバイスアクセスレベルに従ってグループ化される)が、第1の一意のパスワードを割り当てられ、一方で、ユーザ15の少なくとも第2の集合が、少なくとも第2の一意のパスワードを割り当てられる。ユーザ編集ボタン620に触れた後に表がロック解除されると、それぞれのユーザ15の一番左の列ボックスに触れることによって、上述したように、ユーザ15のステータスをアクティブから非アクティブへ/非アクティブからアクティブへと交互に変更することができる。
[0126]第2のGUI画面610のユーザ15は、それぞれ単一ユーザ消去ボタン622又は複数ユーザ消去ボタン624に触れることによって、グラフィックセット612の表から単一のユーザ15又は複数のユーザ15を消去することができる。単一ユーザ消去ボタン622に触れることによって、第2のGUI画面610のユーザ15は、一度に1つの行のみを表から選択することが可能になる。一例において、当該1つの行が選択された状態で、単一ユーザ消去ボタン622が2回目に触れられると、プロセッサ103は、単一ユーザ消去確認ボックスを第2のGUI画面610の上に表示するようにし、当該ボックスにおいて、単一のユーザ15を消去する選択が確認又はキャンセルされ得る。同様に、複数ユーザ消去ボタン624に触れることによって、第2のGUI画面610のユーザ15は、すべてのユーザを表から消去することが可能になる。一例において、複数ユーザ消去ボタン624が触れられると、プロセッサ103は、複数ユーザ消去確認ボックスを第2のGUI画面610の上に表示するようにし、当該ボックスにおいて、複数のユーザ15を消去する選択が確認又はキャンセルされ得る。
[0127]第2のGUI画面610は、少なくとも部分的に、方法200の受信するステップ203及び/又はエンコードするステップ205(複数可)のために利用することができる。第2のGUI画面610のユーザ15は、グラフィックセット616の保存ボタン628に触れることによって、グラフィックセット612の表に含まれるデータを外部記憶媒体に(例えば、.pdfファイルとして、インターフェース173にプラグ接続されているUSBディスクに)保存することができる。グラフィックセット616の印刷ボタン630に触れることによって、第2のGUI画面610のユーザ15は、表内のデータを(例えば、インターフェース173を介して)外部プリンタに送信して、紙面のレポートを提供することができる。グラフィックセット612の表内のデータの入力、消去、及び/又は修正は、メモリ105に記憶される。
[0128]第2のGUI画面610のユーザ15は、グラフィックセット616のタグ書き込みボタン626に触れることによって、NFCタグ161書き込みプロセスを開始することができる。NFCタグ書き込みボタン626が触れられると、プロセッサ103は、図8に示すように、第2のGUI画面610の上にポップアップダイアログボックス634が表示されるようにする。1つの実施形態において、NFCタグ書き込みボタン626に触れることによって、プロセッサ103は、グラフィックセット612の表をロック解除して、ユーザ15が表内の行のうちの1つを選択することを可能にする。表にリストされている特定のユーザ15の行が選択された状態で、NFCタグ書き込みボタン626が2回目に触れられると、プロセッサ103は、ポップアップダイアログボックス634を表示するようにする。別の実施形態においては、NFCタグ書き込みボタン626が一度だけ触れられることによって直ちに、第2のGUI画面610の上にポップアップダイアログボックス634が表示される。この実施形態において、NFCタグ161にデータが書き込まれることになる特定のユーザ15は、図8に示すように、ドロップダウン選択リスト636を使用して選択することができる。付加的に又は代替的に、これらのデバイス180のユーザデータは、図8に示すように、テキストボックス638内に向けてタイプされてもよい。
[0129]ユーザ名及びデバイスアクセスレベルがNFCタグ161書き込みプロセスのために選択されると、NFCタグ161は、タグ161とデバイス180のタグリーダトランシーバ163との間のワイヤレス通信に十分な位置において、デバイス180の近位に配置される。ポップアップダイアログボックス634は、ユーザ15によって触れられると、プロセッサ103にNFCタグ161書き込みプロセスを開始させる書き込みボタン640を含む。代替的に、ユーザ15がポップアップダイアログボックス634上のキャンセルボタン642に触れると、プロセッサ103は、NFCタグ161書き込みプロセスをキャンセルし、ポップアップダイアログボックス634を閉じ、以て、第2のGUI画面610に戻る。
[0130]図9は、本開示の一実施形態による、図2の方法200及び図3のシステム181とともに使用することができるNFCタグ161にデータを書き込むためのプロセス900の流れ図を示す。プロセス900は、少なくとも部分的に、方法200のエンコードするステップ205のために利用することができる。プロセス900の開始状態において又はその前に、NFCタグ161は一意に割り当てられたタグID番号をエンコードされており、NFCタグ161は、タグ161とタグリーダトランシーバ123との間のワイヤレス通信に十分な位置において、デバイス180の近位に位置付けられる。第1に、プロセス900のブロック903において、プロセッサ103は、タグリーダトランシーバ163に、NFCタグ161からNFCタグID番号を読み出させる。第2に、プロセス900のブロック905において、プロセッサ103は、読み出されたタグID番号がデータパケットに入れられるようにし、データパケットはまた、それぞれのユーザ15のユーザ名、パスワード、及びデバイスアクセスレベルも含む。次に、プロセス900のブロック907において、プロセッサ103は、当業者によく知られている任意の、ただし所定のメカニズム(複数可)を使用して、当該データパケットがエンコード205され、任意選択的にエンクリプト207されるようにする。最後に、プロセス900のブロック909において、プロセッサ103は、エンコード205され、任意選択的にエンクリプト207されたデータパケットがNFCタグ161に書き込まれるようにする。次いで、プロセス900は終了状態に進み、終了状態の時間の間、NFCタグ161は、デバイス180から他の場所に輸送することができ、方法200における、並びに、システム181及びデバイス180によるさらなる使用のための準備を整えられる。
[0131]図10は、図2の方法200及び図3のシステム181とともに使用することができるNFCタグ161からエンコードデータを読み出すためのプロセス1000の流れ図を示す。プロセス1000は、少なくとも部分的に、方法200の読み出すステップ209のために利用することができる。プロセス1000の開始状態において又はその前に、NFCタグ161は上述したプロセス900を受けており、NFCタグ161は、タグ161とタグリーダトランシーバ123との間のワイヤレス通信に十分な位置において、デバイス180の近位に配置される。第1に、プロセス1000のブロック1003において、プロセッサ103は、タグリーダトランシーバ163に、NFCタグ161からエンコードされ、任意選択的にエンクリプトされたユーザデータを読み出させる。第2に、プロセス1000のブロック1005において、プロセッサ103は、読み出されたタグID番号がデコードされ、任意選択的にデクリプトされるようにする。次に、プロセス1000のブロック1007において、プロセッサ103は、(例えば、図4に示すように)タグID番号が、受信203されている設定データに一致221するか否かを判定する。一致221がない場合、プロセス1000はブロック1009に進み、ブロック1009において、プロセッサ103は、ディスプレイ127にエラーメッセージが表示されるようにする。ブロック1009においてプロセッサ103がエラーメッセージを表示した後、デバイス180へのアクセスが拒否され215、プロセス1000は終了状態に進む。終了状態において、プロセス1000は、プロセス1000のもう1回の反復のために読み出しブロック1003の動作がもう一度開始されるのを待つ。
[0132]プロセス1000のブロック1007において、プロセッサ103が一致221を判定した場合、プロセス100はブロック1011に進む。ブロック1011において、プロセッサ103は、(例えば、図4に示すように)デバイスパスワードが、受信203されている設定データに一致211するか否かを判定する。一致211がない場合、プロセス1000はブロック1009に進み、上述したように、終了状態に続く。他方、プロセス1000のブロック1011において、プロセッサ103が一致211を判定した場合、プロセス1000はブロック1013に進み、ブロック1013において、プロセッサ103は、デバイス180の動作を実施するために、アクセスレベル及びユーザ名が設定されるようにする。次に、プロセス1000はブロック1015に進み、ブロック1015において、プロセッサは、ディスプレイ127に成功メッセージが提供されるようにする。ブロック1015においてプロセッサ103が成功メッセージを表示した後、デバイス180へのアクセスが許可され213、プロセス1000は上述したように終了状態に進む。
[0133](図1に示すように)施設3における粒子サンプリングのためにシステム4において使用されるように、「ヘッドレス」構成にある粒子サンプリングデバイス180は、図3を参照して示し、上述した特徴及び機能を含む。一例において、ヘッドレス構成は、ディスプレイ127を含まない。システム4は、施設3の壁17に結合するための支持構造(例えば、壁プレート19)を含む。図1に示す例において、ヘッドレスデバイス180は、壁プレート19に取り外し可能に配置される。また、図4に示すように、システム4は、壁プレート19に取り外し可能に取り付けられ、及び/又は、配置されるタグ161(例えば、第3のタグ161)を含む。
[0134]図12A及び図12Bは、「ヘッドレス」構成において提供される粒子サンプリングデバイス及び壁プレートの概略図を提供する。粒子サンプリングデバイス180は、施設内の部屋又は他のロケーションの壁に取り付けられるなど、施設内のロケーションに固定される壁プレート19に結合するように構成されている。図12Bに示すように、壁プレート19は、ハンガーブラケット191によって支持される、NFCタグなどのタグ161を有して構成される。壁プレート19は、粒子サンプリングデバイス180をハンガーブラケット191に固定するためのロックピン192をさらに含む。図12Aに示すように、粒子サンプリングデバイス180は、シールされた窓193の後ろに配置されている、NFC読み取り機などのタグリーダトランシーバ163を含む。粒子サンプリングデバイス180及び壁プレート19は、粒子サンプリングデバイス180が壁プレート19に取り付けられると、タグ161とタグリーダトランシーバ163との間のワイヤレス通信を可能にするように、堅固に(且つ、任意選択的に着脱可能に)係合されるように構成されている。当該構成によって有効化されるワイヤレス通信は、例えば、タグリーダトランシーバ163によってタグ161からデバイス動作設定データを受信することによって、自動デバイス構成及び使用を可能にすることができる。デバイス設定データは、デバイスパスワードなどのセキュリティ情報、タグID番号などの識別情報、デバイスの施設、部屋及び/若しくはエリアなどのロケーション情報、並びに/又は、レシピ情報などの動作設定データを含むことができる。
[0135]システム4において、ヘッドレスデバイス180は、施設3の電力供給装置(例えば、図1には示されていない、電力系統に接続するための電力ケーブル及び/又はプラグ)から電力を受け取るための手段を含む。同様に、支持構造(例えば、壁プレート19)は、施設電力供給装置(例えば、図1には示されていない、電力系統に直接的又は間接的に接続されている電力出力)から支持構造上に配置されているヘッドレスデバイス180に電力を供給するための手段を含む。
[0136]1つの実施形態において、タグ161が支持構造に結合され、デバイス180が支持構造上に配置されると、タグ161及びデバイス180は、タグ161とタグリーダトランシーバ163との間のワイヤレス通信を可能にするのに十分であるような、互いに対するそれぞれの位置に配置される。壁プレート19の上又は中に配置される前に、タグ161は、タグにデータとしてエンコードされているデバイス構成パラメータを有する。システム4において使用するためにタグ161にエンコードされている構成パラメータは、ネットワーク通信情報を含む。ネットワーク通信情報は、システム4のヘッドレス構成におけるデバイス180に関する伝送制御プロトコル(TCP)情報、インターネットプロトコル(IP)情報、及びIPアドレスのうちの任意の組合せを含む。
[0137]一例において、デバイス構成パラメータは、デバイスパスワード、デバイスID番号又は英数字のデバイス識別子、デバイスレシピ、システム4が位置する施設3の部屋9の識別子、及び、システム4が位置する施設3のサンプリングロケーション1の識別子のうちの任意の組合せをさらに含む。一例において、方法200のエンコードするステップ205及び/又はエンクリプトするステップ607について図2を参照して上記で示し、説明したのと均等な又は少なくとも類似した様式でシステム4において使用するために、前述のデバイス構成パラメータのいずれかがタグ161にエンコードされ、任意選択的にエンクリプトされる。
[0138]一実施形態において、ヘッドレスデバイス180が壁プレート19の支持構造に配置され、システム4において使用するために電源投入されると、プロセッサ103は、図11に示すように、粒子サンプリングデバイス180を動作させるための動作方法1100のために有用な動作を実施する。第1に、ステップ1103において、プロセッサ103は、タグ161とタグリーダトランシーバ163との間のワイヤレス通信が開始されるようにする。ワイヤレス通信が開始されると1103、ステップ1105において、プロセッサ103は、タグリーダ162及び/又はプロセッサ103に、タグ161からデバイス構成パラメータを読み出させる。一例において、方法1100の開始するステップ1103及び/又は読み出すステップ1105は、方法200の読み出すステップ209、送信するステップ223、及び/又は受信するステップ225(複数可)について図2及び図4を参照して上記で示し、説明したのと均等な又は少なくとも類似した様式で実施される。
[0139]ワイヤレス通信が開始1103された後にタグ161からデバイス構成パラメータが読み出されると1105、プロセッサ103は、ワイヤレス通信が中止されるようにすることができる。方法1100のこの時点において、プロセッサ103は、システム4内の壁プレート19に配置されているヘッドレスデバイス180に、外部環境153をサンプリングさせ1107、サンプリングは、方法1100において、方法200のサンプリングするステップ235を参照して上記で示し、説明したのと均等な又は少なくとも類似した様式で実施することができる。一例において、方法1100のサンプリングさせるステップ1107が実施されることによって、環境153の粒子サンプリングが、ユーザ(複数可)15が一切関与することなく実施されることが可能になる。ヘッドレスデバイス180がサービス(例えば、保守管理、修復、較正など)のために壁プレート19から取り外される必要があるとき、システム4において使用するために必要とされる均等な又は少なくとも類似した機能及び構成要素を有する同様の機器を、ヘッドレスデバイスと交換することができ、交換のヘッドレスデバイス180を、迅速に、且つ、システム4の周囲の空間で準備、洗浄、及び他の様態で侵害する必要性を最小限にして作動させるために、方法1100のステップを繰り返すことができる。従来のシステムと比較すると、ヘッドレスデバイス180に給電するための構成要素以外に、有線通信デバイス又は他の構成要素が必要ないため、システム4の支持構造に配置されているタグ161を使用することは有利である。これによって、さらに、完全な洗浄を実施する必要性及びそれに必要な労力が最小限に抑えられ、したがってまた、ヘッドレスデバイス180、並びに、システム4付近に存在し得る他の設備及び/又は製品の損傷及び汚染の危険性も最小限に抑えられる。
追加の実施形態
[0140]追加の実施形態として、以下が含まれ得る。
[0141]実施形態1.粒子サンプリングシステムの動作方法であって、デバイス動作設定データを受信するステップであり、設定データはデバイスパスワードを含む、受信するステップと、システムの粒子サンプリングデバイスの近位に配置されているタグからユーザデータを読み出すステップであり、タグは、タグにエンコードされているユーザデータを含み、ユーザデータは、デバイスユーザ名及びデバイスパスワードを含む、読み出すステップと、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致することに応答して、デバイス動作を実施するためにデバイスユーザにアクセスを許可するステップ、又は、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致しないことに応答して、デバイスへのデバイスユーザアクセスを拒否するステップとを含む、方法。
[0142]実施形態2.粒子サンプリングシステムは、複数の粒子サンプリングデバイスを含み、設定データを受信するステップは、複数のデバイスのうちの少なくとも2つによって設定データを受信することを含む、実施形態1又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0143]実施形態3.複数のデバイスのうちの第1のデバイスから複数のデバイスのうちの少なくとも第2のデバイスへと設定データをクローニングするステップをさらに含む、実施形態2又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0144]実施形態4.タグにエンコードされているユーザデータは、タグID番号をさらに含み、設定データを受信するステップは、デバイスユーザによってデバイスとともに使用することについて認可されている少なくとも1つのタグと関連付けられる少なくとも1つのタグ番号を受信することを含む、実施形態1又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0145]実施形態5.タグからユーザデータを読み出すステップは、タグからタグID番号を読み出すことと、タグから読み出されたデバイスパスワード及びタグID番号が、受信された設定データのデバイスパスワード及びタグID番号に一致することに応答して、デバイスユーザに対してアクセスを許可すること、又は、タグから読み出されたデバイスパスワード又はタグID番号が、受信された設定データのデバイスパスワード又はタグIDに一致しないことに応答して、デバイスへのデバイスユーザアクセスを拒否することとを含む、実施形態4又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0146]実施形態6.タグは、近距離通信プロトコルを使用してデバイスとワイヤレス通信するためのNFCタグである、実施形態1又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0147]実施形態7.NFCタグは、パッシブNFCタグである、実施形態6又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0148]実施形態8.NFCタグは、アクティブNFCタグである、実施形態6又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0149]実施形態9.タグからユーザデータを読み出すステップは、NFCタグに質問信号を送信することと、質問信号の送信に応答してNFCタグからユーザデータを受信することとを含む、実施形態6又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0150]実施形態10.設定データはデバイスアクセスレベルをさらに含み、この方法は、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致することに応答して、タグから読み出されたデバイスユーザ名と関連付けられるデバイスアクセスレベルを決定するステップをさらに含む、実施形態1又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0151]実施形態11.タグからユーザデータを読み出すステップは、デバイスの近位に配置されている第1のタグからユーザデータを読み出すことを含み、この方法は、デバイスの近位に配置されている第2のタグからデバイスレシピを読み出すステップと、デバイス動作を実施するためにデバイスレシピをロードするステップとをさらに含む、実施形態10又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0152]実施形態12.第2のタグから読み出されたデバイスレシピに従ってデバイスの外部環境をサンプリングするステップをさらに含む、実施形態11又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0153]実施形態13.サンプリングについて収集されているデータを、第1のタグから読み出されたデバイスユーザ名と関連付けて記憶するステップをさらに含む、実施形態12又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0154]実施形態14.実施されたデバイス動作のうちの1つ又は複数と関連付けられる第1のタグから読み出されたデバイスユーザ名を含む、実施されたデバイス動作の監査証跡を記憶するステップをさらに含む、実施形態11又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0155]実施形態15.ユーザデータをタグにエンコードするステップをさらに含む、実施形態1又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0156]実施形態16.ユーザデータをタグにエンコードするステップは、ユーザデータの少なくとも一部をタグにエンクリプトすることを含む、実施形態15又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0157]実施形態17.タグからユーザデータを読み出すステップは、タグにエンコードされているユーザデータの少なくとも一部をデクリプトすることを含む、実施形態16又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0158]実施形態18.デバイスレシピに関するデータを第2のタグにエンコードするステップをさらに含む、実施形態11又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0159]実施形態19.デバイスレシピに関するデータを第2のタグにエンコードするステップは、デバイスレシピに関するデータの少なくとも一部を第2のタグにエンクリプトすることを含む、実施形態18又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0160]実施形態20.第2のタグからデバイスレシピを読み出すステップは、第2のタグにエンコードされているデバイスレシピに関するデータの少なくとも一部をデクリプトすることを含む、実施形態19又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0161]実施形態21.第1のタグは複数の第1のタグを含み、ユーザデータを第1のタグにエンコードするステップは、同じデバイスパスワードを複数の第1のタグの各第1のタグにエンコードすることを含む、実施形態15又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0162]実施形態22.ユーザデータは、タグID番号をさらに含む、実施形態21又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0163]実施形態23.ユーザデータは、複数のデバイスユーザの複数のデバイスユーザ名を含み、ユーザデータをタグにエンコードするステップは、一意のデバイスユーザ名を各第1のタグにエンコードすることを含む、実施形態21又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0164]実施形態24A.ユーザデータは、複数のデバイスアクセスレベルを含み、複数のデバイスアクセスレベルの各々は、複数のデバイスユーザ名のうちのそれぞれの1つ又は複数と関連付けられ、ユーザデータを第1のタグにエンコードするステップは、複数のデバイスユーザ名のうちの1つのための1つのデバイスアクセスレベルを各第1のタグにエンコードすること、又は、1つのデバイスユーザ名のための2つ以上のデバイスアクセスレベルを各第1のタグにエンコードすることをさらに含む、実施形態23又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0165]実施形態24B.タグの読み出し、エンコード、及び/又は書き込み中に第1のオーディオ音声を提供して、読み出し、エンコード、及び/又は書き込みプロセスがアクティブであることをユーザに示すステップをさらに含む、実施形態24A又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0166]実施形態24C.タグの読み出し、エンコード、及び/又は書き込みプロセスが完了したことを示すための第2の音声を提供するステップをさらに含む(例えば、音声は、プロセスが完了したことを示すための独特のビープ音が後続する震音、又はクリック雑音であってもよい)、実施形態24B又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0167]実施形態24D.読み出し、エンコード、及び/又は書き込みプロセスが完了したことを示すための、画面上指示を提供するステップをさらに含む、実施形態24C又は先行する実施形態のいずれかに記載の方法。
[0168]実施形態25.粒子サンプリングデバイスであって、サンプリングポートを含むデバイスハウジングと、デバイスの外部環境の粒子をサンプリングするためのサンプラであり、ハウジング内に配置されており、サンプリングポートと流体連通している、サンプラと、ハウジングの上又は中に配置されており、タグリーダトランシーバを含むタグリーダと、タグリーダと通信するプロセッサであり、デバイス動作設定データを受信することで、設定データはデバイスパスワードを含む、受信することと、タグリーダを使用して、デバイスの近位に配置されているタグからユーザデータを読み出すことで、タグは、タグにエンコードされているユーザデータを含み、ユーザデータは、デバイスユーザ名及びデバイスパスワードを含む、読み出すことと、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致することに応答して、デバイス動作を実施するためにデバイスユーザにデバイスに対するアクセスを許可すること、又は、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致しないことに応答して、デバイスへのデバイスユーザアクセスを拒否することとを行うように構成されている、プロセッサとを備える、粒子サンプリングデバイス。
[0169]実施形態26.プロセッサと通信するデータ転送インターフェースをさらに備え、デバイス設定データを受信するために、プロセッサは、データ転送インターフェースを介して設定データを受信するようにさらに構成されている、実施形態25又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0170]実施形態27.プロセッサと通信するメモリデバイスをさらに備え、プロセッサは、受信された設定データをメモリデバイスに記憶するようにさらに構成されている、実施形態25又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0171]実施形態28.デバイスは、複数の粒子サンプリングデバイスのうちの1つであり、設定データを受信するために、プロセッサは、複数のデバイスのうちの少なくとも2つに関する設定データを受信するようにさらに構成されている、実施形態25又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0172]実施形態29.プロセッサと通信するメモリデバイスをさらに備え、プロセッサは、少なくとも2つのデバイスに関する受信された設定データをメモリデバイスに記憶するようにさらに構成されている、実施形態28又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0173]実施形態30.プロセッサと通信するディスプレイをさらに備え、プロセッサは、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)をディスプレイに表示し、設定データを受信するようにさらに構成されており、プロセッサは、GUIを介して設定データの少なくとも一部を受信するようにさらに構成されている、実施形態25又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0174]実施形態31.タグにエンコードされているユーザデータの少なくとも一部はエンクリプトされ、タグからユーザデータを読み出すために、プロセッサは、タグにエンコードされているユーザデータの少なくとも一部をデクリプトするようにさらに構成されている、実施形態25又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0175]実施形態32.タグは、このデバイスのタグリーダとワイヤレス通信するためのNFCタグである、実施形態25又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0176]実施形態33.タグからデータを読み出すために、プロセッサは、タグリーダを使用して、NFCタグに質問信号を送信し、タグリーダを使用して、質問信号の送信に応答してNFCタグからユーザデータを受信するようにさらに構成されている、実施形態32又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0177]実施形態34.設定データはデバイスアクセスレベルをさらに含み、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致することに応答して、プロセッサは、タグから読み出されたデバイスユーザ名と関連付けられるデバイスアクセスレベルを決定するようにさらに構成されている、実施形態25又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0178]実施形態35.タグからユーザデータを読み出すために、プロセッサは、デバイスの近位に配置されている第1のタグからユーザデータを読み出すように構成されており、プロセッサは、デバイスの近位に配置されている第2のタグからデバイスレシピを読み出し、デバイス動作を実施するためにデバイスレシピをロードするようにさらに構成されている、実施形態34又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0179]実施形態36.デバイスレシピは、サンプリング時間、サンプリングされる空気の体積、流量、採取されるサンプルの数、警告制限、サンプリングロケーション、及びこれらの任意の組合せのうちの1つ又は複数を含む、実施形態34又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0180]実施形態37.デバイスレシピは、エリア、部屋、及び部屋の中の少なくとも1つのロケーションを含む多階層ロケーション情報、並びに、サンプリングタイプ、及び部屋認証タイプのうちの1つ又は複数を含む、実施形態36又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0181]実施形態38.サンプラは、光学粒子カウンタであるか、又は、光学粒子カウンタを含む、実施形態25又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0182]実施形態39.サンプラは、インパクタであるか、又は、インパクタを含む、実施形態25又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0183]実施形態40.サンプラは、インピンジャであるか、又は、インピンジャを含む、実施形態25又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0184]実施形態41.このデバイスは、デバイスハウジングの中又は上に配置されている電力供給装置を含む携帯型粒子サンプリングデバイスである、実施形態22又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0185]実施形態42.粒子サンプリングデバイスを動作させるためのシステムであって、タグと、粒子サンプリングデバイスとを備え、粒子サンプリングデバイスは、サンプリングポートを含むデバイスハウジングと、デバイスの外部環境の粒子をサンプリングするためのサンプラであり、サンプラはハウジング内に配置されており、サンプリングポートと流体連通している、サンプラと、ハウジングの上又は中に配置されており、タグリーダトランシーバを含むタグリーダと、タグリーダと通信するプロセッサであり、デバイス動作設定データを受信することで、設定データはデバイスパスワードを含む、受信することと、タグリーダを使用して、デバイスの近位に配置されているタグからユーザデータを読み出すことで、タグは、タグにエンコードされているユーザデータを含み、ユーザデータは、デバイスユーザ名及びデバイスパスワードを含む、読み出すことと、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致することに応答して、デバイス動作を実施するためにデバイスユーザにデバイスに対するアクセスを許可すること、又は、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致しないことに応答して、デバイスへのデバイスユーザアクセスを拒否することとを行うように構成されている、プロセッサとを備える、システム。
[0186]実施形態43.施設内に配置されている支持構造をさらに備え、タグ及びデバイスは、支持構造に着脱可能に取り付けられる、実施形態42又は先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
[0187]実施形態44.支持構造は、施設の壁に結合されている壁プレートであるか、又は、壁プレートを含む、実施形態43又は先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
[0188]実施形態45.タグは、壁プレートの中又は上に配置されている、実施形態44又は先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
[0189]実施形態46.デバイスは、施設電力供給装置から電力を受け取るための手段をさらに備える、実施形態42又は先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
[0190]実施形態47A.支持構造は、デバイスに電力を供給するための手段を含む、実施形態43又は先行する実施形態のいずれかに記載のシステム。
[0191]実施形態47B.デバイスは、タグの読み出し、エンコード、及び/又は書き込み中に第1のオーディオ音声を提供して、読み出し、エンコード、及び/又は書き込みプロセスがアクティブであることをユーザに示すように構成されている、実施形態47A又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0192]実施形態47C.デバイスは、タグの読み出し、エンコード、及び/又は書き込みプロセスが完了したことを示すための第2の音声を提供するように構成されている、実施形態47B又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0193]実施形態47D.デバイスは、読み出し、エンコード、及び/又は書き込みプロセスが完了したことを示すための画面上指示を提供するように構成されている、実施形態47C又は先行する実施形態のいずれかに記載の粒子サンプリングデバイス。
[0194]実施形態48.施設内の粒子サンプリングのためのシステムであって、A)粒子サンプリングデバイスであり、(i)サンプリングポートを含むデバイスハウジングと、(ii)デバイスの外部環境の粒子をサンプリングするためのサンプラであり、ハウジング内に配置されており、サンプリングポートと流体連通している、サンプラと、(iii)ハウジングの上又は中に配置されており、タグリーダトランシーバを含むタグリーダと、(iv)タグリーダと通信するプロセッサとを備える、粒子サンプリングデバイスと、B)施設の壁に結合してデバイスを上に取り外し可能に配置するのを促進するための支持構造と、C)支持構造に結合するためのタグとを備え、(1)タグが支持構造に結合され、デバイスが支持構造上に配置されると、タグ及びデバイスは、タグとタグリーダトランシーバとの間のワイヤレス通信を可能にするのに十分であるようなそれぞれの位置に配置され、(2)タグは、タグにデータとしてエンコードされているデバイス構成パラメータを含み、(3)デバイスが電源投入されるのに応答して、プロセッサは、(a)タグとタグリーダトランシーバとの間のワイヤレス通信を開始し、(b)タグリーダを使用して、タグからデバイス構成パラメータを読み出し、(c)デバイスに、デバイスユーザを関与させることなく外部環境の粒子サンプリングを実施させるように構成されている、システム。
[0195]実施形態49.支持構造は、施設の壁に結合されている壁プレートであるか、又は、壁プレートを含む、実施形態48に記載のシステム。
[0196]実施形態50.構成パラメータは、ネットワーク通信情報を含む、実施形態48又は49に記載のシステム。
[0197]実施形態51.ネットワーク通信情報は、伝送制御プロトコル(TCP)情報、インターネットプロトコル(IP)情報のうちの少なくとも1つを含む、実施形態48~50のいずれかに記載のシステム。
[0198]実施形態52.構成パラメータは、ユーザ特有の設定データをさらに含む、実施形態48~51のいずれかに記載のシステム。
[0199]実施形態53.構成パラメータは、サンプリング時間、デバイスレシピ、機器のロケーション名、サンプル待ち行列サイズ、1つ又は複数のWi-Fi通信パラメータ、フローキャップオフ再試行カウント及び時間、デジタル出力信号構成、又はこれらの任意の組合せのうちの1つ又は複数を含む、実施形態48~52のいずれかに記載のシステム。
[0200]実施形態54.構成パラメータは、1つ又は複数の入力パラメータを含む、実施形態48~53のいずれかに記載のシステム。
[0201]実施形態55.前記1つ又は複数の入力パラメータは、1つ又は複数のチャネル名、スケール、オフセット、又はこれらの任意の組合せを含む、実施形態48~54のいずれかに記載のシステム。
[0202]実施形態56.構成パラメータは、1つ又は複数の出力パラメータを含む、実施形態48~55のいずれかに記載のシステム。
[0203]実施形態57.前記1つ又は複数の出力パラメータは、1つ又は複数のスケーリング係数を含む、実施形態48~56に記載のシステム。
[0204]実施形態58.構成パラメータは、独立使用のための1つ又は複数のサンプリングパラメータを含む、実施形態48~57のいずれかに記載のシステム。
[0205]実施形態59.前記独立使用のための1つ又は複数のサンプリングパラメータは、サンプリング遅延、サンプル風袋時間、サンプル間隔、サンプル反復カウント、「自動開始」モード、又はこれらの任意の組合せのうちの1つ又は複数を含む、実施形態48~58に記載のシステム。
[0206]実施形態60.構成パラメータは、デバイスの出力信号を生成又は処理するための1つ又は複数のパラメータを含む、実施形態48~59のいずれかに記載のシステム。
[0207]実施形態61.出力信号を生成又は処理するためのパラメータは、アナログ出力信号を生成又は処理するためのパラメータである、実施形態48~60のいずれかに記載のシステム。
[0208]実施形態62.アナログ出力信号を生成又は処理するためのパラメータは、スケーリングパラメータ、オフセットパラメータ、閾値パラメータ、フィルタリングパラメータ、又はこれらの任意の組合せである、実施形態48~61のいずれかに記載のシステム。
[0209]実施形態63.構成パラメータは、処理限界、警告制限、又はこれらの任意の組合せを含む、実施形態48~62のいずれかに記載のシステム。
[0210]実施形態64.デバイス構成パラメータは、デバイスパスワード、デバイスID番号、英数字のデバイス識別子、施設の部屋の識別子、施設のサンプリングロケーションの識別子、又はこれらの任意の組合せをさらに含む、実施形態48~63のいずれかに記載のシステム。
[0211]実施形態65.デバイスはディスプレイを含まない、実施形態48~64のいずれかに記載のシステム。
[0212]実施形態66.前記タグは、デバイス構成パラメータが、複数のタグにデータとしてエンコードされること、及び/又は、カスタムタグの新たなセットの基礎として使用されることを可能にするように、ユーザによって複製されることが可能である、実施形態48~65のいずれかに記載のシステム。
[0213]実施形態67.前記システムは、1つ又は複数のユーザ環境内に提供される複数の粒子サンプリングデバイスを含み、前記複数のタグは、前記複数の粒子サンプリングデバイスとともに使用されるように構成されている、実施形態48~65のいずれかに記載のシステム。
[0214]実施形態68.粒子サンプリングデバイスを動作させるためのプログラム命令を記憶している非一時的コンピュータ可読媒体であって、粒子サンプリングデバイスは、デバイスのタグリーダと通信する1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、1つ又は複数のプロセッサに、デバイス動作設定データを受信することであり、設定データはデバイスパスワードを含む、受信することと、タグリーダを使用して、デバイスの近位に配置されているタグからユーザデータを読み出すことであり、タグは、タグにエンコードされているユーザデータを含み、ユーザデータは、デバイスユーザ名及びデバイスパスワードを含む、読み出すことと、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致することに応答して、デバイス動作を実施するためにデバイスユーザにデバイスに対するアクセスを許可すること、又は、タグから読み出されたデバイスパスワードが、受信された設定データのデバイスパスワードに一致しないことに応答して、デバイスへのデバイスユーザアクセスを拒否することとを行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
参照による組み込み及び変形形態に関する記述
[0215]例えば、発行又は許可された特許又は均等物、特許出願公開を含む特許文献、及び、非特許文献又は他の原資料など、本出願全体を通じたすべての参考文献は、各参考文献が少なくとも部分的に本出願における開示と矛盾しない範囲まで、参照により個々に組み込まれるように、本明細書において参照により全体が本明細書に組み込まれる(例えば、部分的に矛盾しない参考文献は、当該参考文献の部分的に矛盾しない部分を覗いて、参照により組み込まれる)。
[0216]本明細書で用いられる用語及び表現は、限定ではなく説明の用語として使用され、当該用語及び表現の使用には、示され説明された特徴又はその一部のいかなる均等物をも排除する意図はなく、特許請求される本発明の範囲に入る様々な修正が可能であることを認識されたい。したがって、本発明は好ましい実施形態、例示的な実施形態、及び任意選択的な特徴によって具体的に開示されているが、当業者であれば本明細書で開示された発想の修正形態及び変形形態を用いることができること、並びに、かかる修正形態及び変形形態は、添付の特許請求の範囲によって定められるように本発明の範囲内に入るものとみなされることを理解されたい。本明細書において提示された特定の実施形態は、本発明の有用な実施形態の例であり、本発明は、本説明において記述された装置、装置の構成要素、及び方法のステップの多数の変形形態を用いて実施することができることが当業者には諒解されよう。当業者には明らかとなるように、本方法のために有用な方法及び装置は、多数の任意選択的な構成並びに処理要素及びステップを含むことができる。
[0217]本明細書において一群の置換が開示されるとき、当該群のすべての個々の構成員及びすべての部分群が別個に開示されているものと理解される。本明細書においてマーカッシュ群又は他の分類が使用されるとき、当該群のすべての個々の構成員並びに当該群の可能なすべての組合せ及び部分組合せが、個々に本開示に含まれていることが意図される。
[0218]本明細書において説明され又は例示されたあらゆる構成要素の配合又は組合せは、特段の指定のない限り、本発明を実施するために使用することができる。
[0219]本明細書において範囲、例えば、温度範囲、時間範囲、又は組成若しくは濃度範囲が与えられているときにはいつでも、すべての中間範囲及び部分範囲、並びに与えられた範囲に含まれるすべての個々の値が本開示に含まれることが意図される。本明細書の説明に含まれる範囲又は部分範囲内の任意の部分範囲又は個々の値を特許請求の範囲から除外することができることが理解されるであろう。
[0220]本明細書において言及されるすべての特許及び刊行物は、本発明が関係する技術分野の当業者の技術の水準を示すものである。本明細書で引用される参考文献は、参照により全体が本明細書に組み込まれ、当該文献の刊行日又は出願日時点での技術水準を示し、また、必要であれば従来技術の特定の実施形態を除外するために本明細書において当該情報を利用することができることが意図されている。
[0221]本明細書において使用される場合、「備える(comprising)」は、「含む(including)」、「含む(containing)」、「有する(having)」又は「特徴とする」と同義であり、包括的又はオープンエンド型であり、付加的な挙げられていない要素又は方法のステップを排除しない。本明細書において使用される場合、「から成る(consisting of)」は、請求項の要素内で指定されていないあらゆる要素、ステップ、又は成分を除外する。本明細書において使用される場合、「から本質的に成る(consisting essentially of)」は、請求項の基本的且つ新規な特徴に実質的な影響を及ぼさない物質又はステップを除外しない。本明細書における各事例において、用語「備える」、「から本質的に成る」及び「から成る」のいずれも、他の2つの用語のいずれかで置き換えることができる。本明細書において例示的に説明される本発明は、本明細書において明確に開示されていないいずれかの1つ又は複数の要素、1つ又は複数の限定の非存在下で、適切に実施することができる。
[0222]本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用される場合、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈が明らかに別様に規定しない限り、複数の言及を含むことに留意されたい。したがって、例えば、「細胞(a cell)」への言及は、複数のかかる細胞及び当業者に知られた均等物を含む。同様に、「1つの(a又はan)」、「1つ又は複数(one or more)」及び「少なくとも1つ(at least one)」という用語は、本明細書において交換可能に使用することができる。また、「備える(comprising)」、「含む(including)」、及び「有する(having)」という用語は、交換可能に使用することができることにも留意されたい。「請求項XX~YYのいずれかに記載の」(ここで、XX及びYYは、請求項番号を指す)という表現は、多項従属請求項を代替形で提示することを意図したものであり、いくつかの実施形態においては、「請求項XX~YYのいずれか一項に記載の」という表現と交換可能である。
[0223]具体的に例示されたもの以外の分析方法、アッセイ方法、及び生物学的方法を、過度の実験に頼ることなく本発明の実施に利用することができることを当業者は諒解するであろう。かかる任意の物質及び方法の当該技術分野において知られているすべての機能的均等物が本発明に含まれることが意図されている。利用されている用語及び表現は、限定ではなく説明の用語として使用され、当該用語及び表現の使用には、示され説明された特徴又はその一部のいかなる均等物をも排除する意図はなく、特許請求される本発明の範囲に入る様々な修正形態が可能であることを認識されたい。したがって、本発明は好ましい実施形態及び任意選択的な特徴によって具体的に開示されているが、当業者であれば本明細書で開示された発想の修正形態及び変形形態を用いることができること、並びに、かかる修正形態及び変形形態は、添付の特許請求の範囲によって定められるように本発明の範囲内に入るものとみなされることを理解されたい。

Claims (53)

  1. 粒子サンプリングシステムの動作方法であって、
    デバイス動作設定データを受信するステップであり、前記デバイス動作設定データはデバイスパスワードを含む、受信するステップと、
    前記システムの粒子サンプリングデバイスの近位に配置されたタグからユーザデータを読み出すステップであり、前記タグは、エンコードされた前記ユーザデータを含み、前記ユーザデータは、デバイスユーザ名及び前記デバイスパスワードを含む、読み出すステップと、
    前記タグから読み出された前記デバイスパスワードが、受信された前記デバイス動作設定データの前記デバイスパスワードに一致することに応答して、デバイス動作を実施するためにデバイスユーザにアクセスを許可するステップ、又は、
    前記タグから読み出された前記デバイスパスワードが、受信された前記デバイス動作設定データの前記デバイスパスワードに一致しないことに応答して、前記デバイスへの前記デバイスユーザのアクセスを拒否するステップと、
    を含む、動作方法。
  2. 前記粒子サンプリングシステムは、複数の粒子サンプリングデバイスを含み、
    前記デバイス動作設定データを受信するステップは、前記複数の粒子サンプリングデバイスのうちの少なくとも2つによって前記デバイス動作設定データを受信することを含む、
    請求項1に記載の動作方法。
  3. 前記複数の粒子サンプリングデバイスのうちの第1のデバイスから前記複数の粒子サンプリングデバイスのうちの少なくとも第2のデバイスへと前記デバイス動作設定データをクローニングするステップをさらに含む、
    請求項2に記載の動作方法。
  4. 前記タグにエンコードされた前記ユーザデータは、タグ識別番号をさらに含み、
    前記デバイス動作設定データを受信するステップは、前記デバイスユーザによって前記デバイスとともに使用することについて認可された少なくとも1つのタグと関連付けられる少なくとも1つのタグ番号を受信することを含む、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の動作方法。
  5. 前記タグから前記ユーザデータを読み出すステップは、前記タグから前記タグ識別番号を読み出すことと、
    前記タグから読み出された前記デバイスパスワード及び前記タグ識別番号が、受信された前記デバイス動作設定データの前記デバイスパスワード及びタグ識別番号に一致することに応答して、前記デバイスユーザに対して前記アクセスを許可すること、又は、
    前記タグから読み出された前記デバイスパスワード又は前記タグ識別番号が、受信された前記デバイス動作設定データの前記デバイスパスワード又は前記タグ識別番号に一致しないことに応答して、前記デバイスへの前記デバイスユーザのアクセスを拒否することと、
    を含む、
    請求項4に記載の動作方法。
  6. 前記タグは、近距離通信プロトコルを使用して前記デバイスとワイヤレス通信するためのアクティブ又はパッシブ近距離通信タグであり、
    前記タグから前記ユーザデータを読み出すステップは、
    前記近距離通信タグに質問信号を送信することと、
    前記質問信号の送信に応答して前記近距離通信タグから前記ユーザデータを受信することと、
    を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の動作方法。
  7. 前記デバイス動作設定データはデバイスアクセスレベルをさらに含み、
    前記方法は、前記タグから読み出された前記デバイスパスワードが、受信された前記デバイス動作設定データの前記デバイスパスワードに一致することに応答して、前記タグから読み出された前記デバイスユーザ名と関連付けられる前記デバイスアクセスレベルを決定するステップをさらに含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の動作方法。
  8. 前記タグから前記ユーザデータを読み出すステップは、前記デバイスの近位に配置された第1のタグから前記ユーザデータを読み出すことを含み、
    前記方法は、
    前記デバイスの近位に配置された第2のタグからデバイスレシピを読み出すステップと、
    前記デバイス動作を実施するために前記デバイスレシピをロードするステップと、
    をさらに含む、
    請求項7に記載の動作方法。
  9. i.前記第2のタグから読み出された前記デバイスレシピに従って前記デバイスの外部環境をサンプリングするステップと、
    ii.前記サンプリングについて収集されたデータを、前記第1のタグから読み出された前記デバイスユーザ名と関連付けて記憶するステップと、
    iii.実施された前記デバイス動作のうちの1つ又は複数と関連付けられる前記第1のタグから読み出された前記デバイスユーザ名を含む、実施された前記デバイス動作の監査証跡を記憶するステップと、
    iv.上記の任意の組合せと、
    をさらに含む、
    請求項8に記載の動作方法。
  10. 前記ユーザデータを前記タグにエンコードするステップをさらに含み、
    前記ユーザデータを前記タグにエンコードするステップは、前記ユーザデータの少なくとも一部を前記タグにエンクリプトすることを含み、
    前記タグから前記ユーザデータを読み出すステップは、前記タグにエンコードされた前記ユーザデータの前記少なくとも一部をデクリプトすることを含む、
    請求項1~9のいずれか一項に記載の動作方法。
  11. 前記デバイスレシピに関するデータを前記第2のタグにエンコードするステップをさらに含み、前記デバイスレシピに関するデータを前記第2のタグにエンコードするステップは、前記デバイスレシピに関する前記データの少なくとも一部を前記第2のタグにエンクリプトすることを含み、前記第2のタグから前記デバイスレシピを読み出すステップは、前記第2のタグにエンコードされた前記デバイスレシピに関する前記データの前記少なくとも一部をデクリプトすることを含む、
    請求項1~10のいずれか一項に記載の動作方法。
  12. 前記第1のタグは複数の第1のタグを含み、
    前記ユーザデータを前記第1のタグにエンコードするステップは、同じ前記デバイスパスワードを前記複数の第1のタグの各第1のタグにエンコードすることを含み、前記ユーザデータは、タグ識別番号をさらに含む、
    請求項10又は11に記載の動作方法。
  13. 前記ユーザデータは、複数のデバイスユーザの複数のデバイスユーザ名を含み、
    前記ユーザデータを前記タグにエンコードするステップは、一意のデバイスユーザ名を前記各第1のタグにエンコードすることを含み、
    前記ユーザデータは、複数のデバイスアクセスレベルを含み、
    前記複数のデバイスアクセスレベルの各々は、前記複数のデバイスユーザ名のうちのそれぞれの1つ又は複数と関連付けられ、
    前記ユーザデータを前記第1のタグにエンコードするステップは、
    前記複数のデバイスユーザ名のうちの1つのための1つのデバイスアクセスレベルを前記各第1のタグにエンコードすること、又は、
    前記1つのデバイスユーザ名のための2つ以上のデバイスアクセスレベルを前記各第1のタグにエンコードすること、
    をさらに含む、
    請求項12に記載の動作方法。
  14. 前記タグの読み出し、エンコード、及び/又は書き込み中に第1のオーディオ音声を提供して、前記読み出し、エンコード、及び/又は書き込みのプロセスがアクティブであることを前記ユーザに示すステップをさらに含む、
    請求項1~13のいずれか一項に記載の動作方法。
  15. 前記タグの前記読み出し、エンコード、及び/又は書き込みのプロセスが完了したことを示すための第2の音声を提供するステップをさらに含む、
    請求項1~14のいずれか一項に記載の動作方法。
  16. 前記読み出し、エンコード、及び/又は書き込みのプロセスが完了したことを示すための、画面上指示を提供するステップをさらに含む、
    請求項1~15のいずれか一項に記載の動作方法。
  17. 粒子サンプリングデバイスであって、
    サンプリングポートを含むデバイスハウジングと、
    前記デバイスの外部環境の粒子をサンプリングするためのサンプラであり、前記ハウジング内に配置されており、前記サンプリングポートと流体連通している、サンプラと、
    前記ハウジングの上又は中に配置されており、タグリーダトランシーバを含むタグリーダと、
    前記タグリーダと通信するプロセッサであり、
    デバイス動作設定データを受信することで、前記デバイス動作設定データはデバイスパスワードを含む、受信することと、
    前記タグリーダを使用して、前記デバイスの近位に配置されたタグからユーザデータを読み出すことで、前記タグは、エンコードされた前記ユーザデータを含み、前記ユーザデータは、デバイスユーザ名及び前記デバイスパスワードを含む、読み出すことと、
    前記タグから読み出された前記デバイスパスワードが、受信された前記デバイス動作設定データの前記デバイスパスワードに一致することに応答して、デバイス動作を実施するためにデバイスユーザに前記デバイスに対するアクセスを許可すること、又は、
    前記タグから読み出された前記デバイスパスワードが、受信された前記デバイス動作設定データの前記デバイスパスワードに一致しないことに応答して、前記デバイスへの前記デバイスユーザのアクセスを拒否することと、
    を行うように構成された、プロセッサと、
    を備える、
    粒子サンプリングデバイス。
  18. i.前記プロセッサと通信するデータ転送インターフェースであって、前記デバイス動作設定データを受信するために、前記プロセッサは、前記データ転送インターフェースを介して前記デバイス動作設定データを受信するようにさらに構成された、データ転送インターフェースと、
    ii.前記プロセッサと通信するメモリデバイス
    をさらに備え、
    前記プロセッサは、受信された前記デバイス動作設定データを前記メモリデバイスに記憶するようにさらに構成された、
    請求項17に記載の粒子サンプリングデバイス。
  19. 前記プロセッサと通信するディスプレイをさらに備え、
    前記プロセッサは、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)を前記ディスプレイに表示し、
    前記デバイス動作設定データを受信するようにさらに構成されており、前記プロセッサは、前記GUIを介して前記デバイス動作設定データの少なくとも一部を受信するようにさらに構成された、
    請求項18に記載の粒子サンプリングデバイス。
  20. 前記タグにエンコードされた前記ユーザデータの少なくとも一部はエンクリプトされ、
    前記タグから前記ユーザデータを読み出すために、前記プロセッサは、前記タグにエンコードされた前記ユーザデータの前記少なくとも一部をデクリプトするようにさらに構成された、
    請求項17~19のいずれか一項に記載の粒子サンプリングデバイス。
  21. 前記タグは、前記デバイスの前記タグリーダとワイヤレス通信するためのアクティブ又はパッシブ近距離通信タグである、
    請求項17~20のいずれか一項に記載の粒子サンプリングデバイス。
  22. 前記デバイス動作設定データはデバイスアクセスレベルをさらに含み、
    前記タグから読み出された前記デバイスパスワードが、受信された前記デバイス動作設定データの前記デバイスパスワードに一致することに応答して、前記プロセッサは、前記タグから読み出された前記デバイスユーザ名と関連付けられる前記デバイスアクセスレベルを決定するようにさらに構成された、
    請求項17~21のいずれか一項に記載の粒子サンプリングデバイス。
  23. 前記タグから前記ユーザデータを読み出すために、前記プロセッサは、前記デバイスの近位に配置された第1のタグから前記ユーザデータを読み出すように構成されており、
    前記プロセッサは、
    前記デバイスの近位に配置された第2のタグからデバイスレシピを読み出し、
    前記デバイス動作を実施するために前記デバイスレシピをロードする
    ようにさらに構成された、
    請求項22に記載の粒子サンプリングデバイス。
  24. 前記デバイスレシピは、サンプリング時間、サンプリングされる空気の体積、流量、採取されるサンプルの数、警告制限、サンプリングロケーション、及びこれらの任意の組合せのうちの1つ又は複数を含む、
    請求項23に記載の粒子サンプリングデバイス。
  25. 前記デバイスレシピは、
    エリア、部屋、及び前記部屋の中の少なくとも1つのロケーションを含む多階層ロケーション情報、並びに
    サンプリングタイプ、及び部屋認証タイプのうちの1つ又は複数
    を含む、
    請求項24に記載の粒子サンプリングデバイス。
  26. 前記サンプラは、光学粒子カウンタ、インパクタ、インピンジャ、携帯型粒子サンプリングデバイス、又はこれらの任意の組合せであるか、又は、
    光学粒子カウンタ、インパクタ、インピンジャ、携帯型粒子サンプリングデバイス、又はこれらの任意の組合せを含む、
    請求項17~25のいずれか一項に記載の粒子サンプリングデバイス。
  27. 粒子サンプリングデバイスを動作させるためのシステムであって、タグと、前記粒子サンプリングデバイスとを備え、前記粒子サンプリングデバイスは、
    サンプリングポートを含むデバイスハウジングと、
    前記デバイスの外部環境の粒子をサンプリングするためのサンプラであり、前記ハウジング内に配置されており、前記サンプリングポートと流体連通している、サンプラと、
    前記ハウジングの上又は中に配置されており、タグリーダトランシーバを含むタグリーダと、
    前記タグリーダと通信するプロセッサであり、
    デバイス動作設定データを受信することで、前記デバイス動作設定データはデバイスパスワードを含む、受信することと、
    前記タグリーダを使用して、前記デバイスの近位に配置されたタグからユーザデータを読み出すことで、前記タグは、エンコードされた前記ユーザデータを含み、前記ユーザデータは、デバイスユーザ名及び前記デバイスパスワードを含む、読み出すことと、
    前記タグから読み出された前記デバイスパスワードが、受信された前記デバイス動作設定データの前記デバイスパスワードに一致することに応答して、デバイス動作を実施するためにデバイスユーザに前記デバイスに対するアクセスを許可すること、又は
    前記タグから読み出された前記デバイスパスワードが、受信された前記デバイス動作設定データの前記デバイスパスワードに一致しないことに応答して、前記デバイスへの前記デバイスユーザのアクセスを拒否することと
    を行うように構成された、プロセッサと
    を備える、
    システム。
  28. 施設内に配置された支持構造をさらに備え、前記タグ及び前記デバイスは、前記支持構造に着脱可能に取り付けられる、
    請求項27に記載のシステム。
  29. 前記支持構造は、前記施設の壁に結合された壁プレートであるか、又は、壁プレートを含み、前記タグは、前記壁プレートの上又は中に配置された、
    請求項28に記載のシステム。
  30. 前記デバイスは、前記タグの読み出し、エンコード、及び/又は書き込み中に第1のオーディオ音声を提供して、前記読み出し、エンコード、及び/又は書き込みのプロセスがアクティブであることを前記ユーザに示すように構成された、
    請求項27~29のいずれか一項に記載の粒子サンプリングデバイス。
  31. 前記デバイスは、前記タグの前記読み出し、エンコード、及び/又は書き込みのプロセスが完了したことを示すための第2の音声を提供するように構成された、
    請求項27~30のいずれか一項に記載の粒子サンプリングデバイス。
  32. 前記デバイスは、前記読み出し、エンコード、及び/又は書き込みのプロセスが完了したことを示すための画面上指示を提供するように構成された、
    請求項27~31のいずれか一項に記載の粒子サンプリングデバイス。
  33. 施設内の粒子サンプリングのためのシステムであって、
    A)粒子サンプリングデバイスであり、
    (i)サンプリングポートを含むデバイスハウジングと、
    (ii)前記デバイスの外部環境の粒子をサンプリングするためのサンプラで、前記ハウジング内に配置されており、前記サンプリングポートと流体連通している、サンプラと、
    (iii)前記ハウジングの上又は中に配置されており、タグリーダトランシーバを含むタグリーダと、
    (iv)前記タグリーダと通信プロセッサとを備える、粒子サンプリングデバイスと、
    B)前記施設の壁に結合して前記デバイスを上に取り外し可能に配置するのを促進するための支持構造と、
    C)前記支持構造に結合するためのタグと、
    を備え、
    (1)前記タグが前記支持構造に結合され、デバイスが前記支持構造上に配置されると、前記タグ及び前記デバイスは、前記タグと前記タグリーダトランシーバとの間のワイヤレス通信を可能にするのに十分であるようなそれぞれの位置に配置され、
    (2)前記タグは、データとしてエンコードされたデバイス構成パラメータを含み、
    (3)前記デバイスが電源投入されるのに応答して、前記プロセッサは、
    (a)前記タグと前記タグリーダトランシーバとの間の前記ワイヤレス通信を開始し、
    (b)前記タグリーダを使用して、前記タグから前記デバイス構成パラメータを読み出し、
    (c)前記デバイスに、デバイスユーザを関与させることなく前記外部環境の粒子サンプリングを実施させる
    ように構成された、
    システム。
  34. 前記支持構造は、前記施設の前記壁に結合された壁プレートであるか、又は、壁プレートを含む、
    請求項33に記載のシステム。
  35. 前記構成パラメータは、ネットワーク通信情報を含む、
    請求項33又は34に記載のシステム。
  36. 前記ネットワーク通信情報は、伝送制御プロトコル(TCP)情報、インターネットプロトコル(IP)情報のうちの少なくとも1つを含む、
    請求項35に記載のシステム。
  37. 前記構成パラメータは、ユーザ特有の設定データをさらに含む、
    請求項33~36のいずれか一項に記載のシステム。
  38. 前記構成パラメータは、サンプリング時間、デバイスレシピ、機器のロケーション名、サンプル待ち行列サイズ、1つ又は複数のWi-Fi通信パラメータ、フローキャップオフ再試行カウント及び時間、デジタル出力信号構成、又はこれらの任意の組合せのうちの1つ又は複数を含む、
    請求項33~37のいずれか一項に記載のシステム。
  39. 前記構成パラメータは、1つ又は複数の入力パラメータを含む、
    請求項33~38のいずれか一項に記載のシステム。
  40. 前記1つ又は複数の入力パラメータは、1つ又は複数のチャネル名、スケール、オフセット、又はこれらの任意の組合せを含む、
    請求項39に記載のシステム。
  41. 前記構成パラメータは、1つ又は複数の出力パラメータを含む、
    請求項33~40のいずれか一項に記載のシステム。
  42. 前記1つ又は複数の出力パラメータは、1つ又は複数のスケーリング係数を含む、
    請求項41に記載のシステム。
  43. 前記構成パラメータは、独立使用のための1つ又は複数のサンプリングパラメータを含む、
    請求項33~42のいずれか一項に記載のシステム。
  44. 前記独立使用のための1つ又は複数のサンプリングパラメータは、サンプリング遅延、サンプル風袋時間、サンプル間隔、サンプル反復カウント、「自動開始」モード、又はこれらの任意の組合せのうちの1つ又は複数を含む、
    請求項43に記載のシステム。
  45. 前記構成パラメータは、前記デバイスの出力信号を生成又は処理するための1つ又は複数のパラメータを含む、
    請求項33~44のいずれか一項に記載のシステム。
  46. 前記出力信号を生成又は処理するための前記パラメータは、アナログ出力信号を生成又は処理するためのパラメータである、
    請求項45に記載のシステム。
  47. 前記アナログ出力信号を生成又は処理するための前記パラメータは、スケーリングパラメータ、オフセットパラメータ、閾値パラメータ、フィルタリングパラメータ、又はこれらの任意の組合せである、
    請求項46に記載のシステム。
  48. 前記構成パラメータは、処理限界、警告制限、又はこれらの任意の組合せを含む、
    請求項33~47のいずれか一項に記載のシステム。
  49. 前記デバイス構成パラメータは、デバイスパスワード、デバイス識別番号、英数字のデバイス識別子、前記施設の部屋の識別子、前記施設のサンプリングロケーションの識別子、又はこれらの任意の組合せをさらに含む、
    請求項33~48のいずれか一項に記載のシステム。
  50. 前記デバイスはディスプレイを含まない、
    請求項33~49のいずれか一項に記載のシステム。
  51. 前記タグは、前記デバイス構成パラメータが、複数のタグにデータとしてエンコードされること、又は、カスタムタグの新たなセットの基礎として使用されることを可能にするように、ユーザによって複製されることが可能である、
    請求項33~50のいずれか一項に記載のシステム。
  52. 前記システムは、1つ又は複数のユーザ環境内に提供される複数の粒子サンプリングデバイスを含み、前記複数のタグは、前記複数の粒子サンプリングデバイスとともに使用されるように構成された、
    請求項51に記載のシステム。
  53. 粒子サンプリングデバイスを動作させるためのプログラム命令を記憶している非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記粒子サンプリングデバイスは、前記デバイスのタグリーダと通信する1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサに、
    デバイス動作設定データを受信することであり、前記デバイス動作設定データはデバイスパスワードを含む、受信することと、
    前記タグリーダを使用して、前記デバイスの近位に配置されたタグからユーザデータを読み出すことであり、前記タグは、エンコードされた前記ユーザデータを含み、前記ユーザデータは、デバイスユーザ名及び前記デバイスパスワードを含む、読み出すことと、
    前記タグから読み出された前記デバイスパスワードが、受信された前記デバイス動作設定データの前記デバイスパスワードに一致することに応答して、デバイス動作を実施するためにデバイスユーザに前記デバイスに対するアクセスを許可すること、又は、
    前記タグから読み出された前記デバイスパスワードが、受信された前記デバイス動作設定データの前記デバイスパスワードに一致しないことに応答して、前記デバイスへの前記デバイスユーザのアクセスを拒否することと
    を行わせる、
    非一時的コンピュータ可読媒体。
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